JP2024510774A - グルココルチコイド受容体アゴニスト - Google Patents

グルココルチコイド受容体アゴニスト Download PDF

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Abstract

本発明は、式Iの化合物であって、【化1】TIFF2024510774000212.tif43128式中、Rが、Hであるか、又は【化2】TIFF2024510774000213.tif25128R1が、H、ハロゲン、C1~C3アルキル、C3~C6シクロアルキル、C1~C3アルコキシ、C2~C3アルケニル、OCF3であり、【化3】TIFF2024510774000214.tif19128R2が、H、ハロゲン、C1~C3アルキル、C1~C3アルコキシ、又はC2~C4アルケニルであり、R3が、NH2又はCH2NH2であり、Xが、O、OCH2、OCH2CH2、OCH(CH3)、CH2O、SCH2、CH2S、CH2、NHCH2、CH2NH、N(CH3)CH2、CH2CH2、C≡C、又は結合であり、Xが、フェニル環Aに、オルト位又はメタ位で結合している、化合物、又はその薬学的に許容される塩を提供し、式Iの化合物又はその薬学的に許容される塩は、自己免疫疾患及び炎症性疾患、例えば、アトピー性皮膚炎及び関節リウマチを治療するのに有用である。

Description

本開示は、グルココルチコイド受容体アゴニストである化合物であって、自己免疫疾患及び炎症性疾患、例えば、アトピー性皮膚炎、炎症性腸疾患、全身性エリテマトーデス、ループス腎炎、及び関節リウマチの治療に有用である、化合物、これらの化合物を調製するためのプロセス、これらの化合物を含む薬学的組成物を提供し、また、これらの化合物及び組成物を使用する方法が提供される。
アトピー性皮膚炎は、慢性、掻痒性再発及び寛解型の炎症性皮膚疾患であり、これは、小児に頻繁に発生するが、多くの成人にも発症する。アトピー性皮膚炎の現在の治療は、光療法、コルチコステロイド若しくはカルシニューリン阻害剤を含有する局所クリーム、又はデュピルマブとして既知の皮下注射可能な生物製剤を含む。アトピー性皮膚炎の治療は進歩しているが、アトピー性皮膚炎並びに他の炎症性疾患及び自己免疫疾患を治療するための新しい化合物に対する著しい必要性が依然としてある。
国際公開第2017/210471号は、自己免疫疾患又は炎症性疾患を治療するのに有用なあるグルココルチコイド受容体アゴニスト及びそのイムノコンジュゲートを開示している。国際公開第2018/089373号は、新規のステロイド、そのタンパク質コンジュゲート、並びに疾患、障害、及び状態を治療するための方法であって、ステロイド及びコンジュゲートを投与することを含む、方法を開示している。
本発明は、グルココルチコイド受容体アゴニストである、ある新規の化合物を提供する。本発明は、グルココルチコイド受容体アゴニストのプロドラッグである、ある新規の化合物を更に提供する。加えて、本発明は、自己免疫疾患及び炎症性疾患、例えば、アトピー性皮膚炎、炎症性腸疾患、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、及びループス腎炎の治療に有用なグルココルチコイド受容体アゴニストである、ある新規の化合物を提供する。
したがって、一実施形態では、本発明は、式Iの化合物であって、
Figure 2024510774000002

式中、Rが、H又は以下であり
Figure 2024510774000003

が、H、ハロゲン、CN、C1~C3アルキル、C3~C6シクロアルキル、C1~C3アルコキシ、C2~C3アルケニル、OCF
Figure 2024510774000004
であり、
が、H、ハロゲン、C1~C3アルキル、C1~C3アルコキシ、又はC2~C3アルケニルであり、
が、NH又はCHNHであり、
Xが、O、OCH、OCHCH、CHO、SCH、CHS、CH、NHCH、CHNH、N(CH)CH、CHCH、C≡C、又は結合であり、Xが、フェニル環Aに、オルト位又はメタ位で結合している、化合物、又はその薬学的に許容される塩を提供する。
一実施形態では、本発明は、式Iaの化合物であって、
Figure 2024510774000005

式中、Rが、H又は以下であり
Figure 2024510774000006

が、H、ハロゲン、C1~C3アルキル、C3~C6シクロアルキル、C1~C3アルコキシ、C2~C3アルケニル、OCF
Figure 2024510774000007
であり、
が、H、ハロゲン、C1~C3アルキル、C1~C3アルコキシ、又はC2~C4アルケニルであり、
が、NH又はCHNHであり、
Xが、O、OCH、OCHCH、OCHC≡C、OCH(CH)、CHO、SCH、CHS、CH、NHCH、CHNH、N(CH)CH、CHCH、C≡C、又は結合であり、Xが、フェニル環Aに、オルト位又はメタ位で結合している、化合物、又はその薬学的に許容される塩を提供する。
一実施形態では、本発明は、式Ibの化合物であって、
Figure 2024510774000008

式中、Rが、H又は以下であり
Figure 2024510774000009

が、H、ハロゲン、C1~C3アルキル、C3~C6シクロアルキル、C1~C3アルコキシ、C2~C3アルケニル、OCF
Figure 2024510774000010
であり、
が、H、ハロゲン、C1~C3アルキル、C1~C3アルコキシ、又はC2~C4アルケニルであり、
が、NH又はCHNHであり、
Xが、O、OCH、OCHCH、OCH(CH)、CHO、SCH、CHS、CH、NHCH、CHNH、N(CH)CH、CHCH、C≡C、又は結合であり、Xが、フェニル環Aに、オルト位又はメタ位で結合している、化合物、又はその薬学的に許容される塩を提供する。
一実施形態では、本発明は、式Icの化合物であって、
Figure 2024510774000011

式中、Rが、H又は以下であり
Figure 2024510774000012

が、H、ハロゲン、C1~C3アルキル、C3~C6シクロアルキル、C1~C3アルコキシ、C2~C3アルケニル、OCF
Figure 2024510774000013
であり、
が、H、ハロゲン、C1~C3アルキル、C1~C3アルコキシ、又はC2~C4アルケニルであり、
が、NH又はCHNHであり、
Xが、O、OCH、OCHCH、OCH(CH)、CHO、SCH、CHS、CH、NHCH、CHNH、N(CH)CH、CHCH、C≡C、又は結合であり、Xが、フェニル環Aに、オルト位又はメタ位で結合している、化合物、又はその薬学的に許容される塩を提供する。
一実施形態では、本発明は、式Ib(i)の化合物:
Figure 2024510774000014

又はその薬学的に許容される塩を提供する。
一実施形態では、本発明は、式Ic(i)の化合物:
Figure 2024510774000015

又はその薬学的に許容される塩を提供する。
一実施形態では、本発明は、式Ib(ii)の化合物:
Figure 2024510774000016

又はその薬学的に許容される塩を提供する。
一実施形態では、本発明は、式Ic(ii)の化合物:
Figure 2024510774000017

又はその薬学的に許容される塩を提供する。
一実施形態では、本発明は、式Ib(iii)の化合物:
Figure 2024510774000018

又はその薬学的に許容される塩を提供する。
一実施形態では、本発明は、式Ic(iii)の化合物:
Figure 2024510774000019

又はその薬学的に許容される塩を提供する。
一実施形態では、本発明は、式IIの化合物であって、
Figure 2024510774000020

式中、Rが、H又は以下であり
Figure 2024510774000021

が、-CH又は-OCHである、化合物、
又はその薬学的に許容される塩を提供する。
特定の実施形態では、本発明は、式IIaの化合物であって、
Figure 2024510774000022

式中、Rが、H又は以下であり
Figure 2024510774000023

が、-CH又は-OCHである、化合物、
又はその薬学的に許容される塩を提供する。
特定の実施形態では、本発明は、式IIbの化合物であって、
Figure 2024510774000024

式中、Rが、H又は以下であり
Figure 2024510774000025

が、-CH又は-OCHである、化合物、又はその薬学的に許容される塩を提供する。
特定の実施形態では、本発明は、式IIcの化合物であって、
Figure 2024510774000026

式中、Rが、H又は以下であり
Figure 2024510774000027

が、-CH又は-OCHである、化合物、又はその薬学的に許容される塩を提供する。
一実施形態では、本発明は、式IIIの化合物であって、
Figure 2024510774000028

式中、Rが、H又は以下である、化合物
Figure 2024510774000029

又はその薬学的に許容される塩を提供する。
特定の実施形態では、本発明は、式IIIaの化合物であって、
Figure 2024510774000030

式中、Rが、H又は以下である、化合物
Figure 2024510774000031

又はその薬学的に許容される塩を提供する。
特定の実施形態では、本発明は、式IIIbの化合物であって、
Figure 2024510774000032

式中、Rが、H又は以下である、化合物
Figure 2024510774000033

又はその薬学的に許容される塩を提供する。
特定の実施形態では、本発明は、式IIIcの化合物であって、
Figure 2024510774000034

式中、Rが、H又は以下である、化合物
Figure 2024510774000035

又はその薬学的に許容される塩を提供する。
一実施形態では、Rは、Hである。
一実施形態では、Rは、以下である
Figure 2024510774000036
一実施形態では、Rは、CHである。
一実施形態では、Rは、Hである。
一実施形態では、Rは、OCHである。
一実施形態では、Rは、Fである。
一実施形態では、Rは、Hである。
一実施形態では、Rは、CHである。
一実施形態では、Rは、Fである。
一実施形態では、Rは、OCHである。
一実施形態では、Xは、Oである。
一実施形態では、Xは、OCHである。
一実施形態では、Xは、SCHである。
一実施形態では、Xは、CHである。
一実施形態では、Xは、結合である。
一実施形態では、Rは、Hであり、Rは、CHであり、Rは、Fであり、Xは、OCHである。
一実施形態では、Rは、Hであり、Rは、OCHであり、Rは、Fであり、Xは、OCHである。
一実施形態では、Xは、フェニル環Aに、メタ位で結合している。
一実施形態では、Xは、フェニル環Aに、オルト位で結合している。
一実施形態では、本発明はまた、炎症性疾患の治療を必要としている患者の炎症性疾患を治療する方法であって、患者に、有効量の式Iの化合物又はその薬学的に許容される塩を投与することを含む、方法を提供する。一実施形態では、本発明はまた、アトピー性皮膚炎の治療を必要としている患者のアトピー性皮膚炎を治療する方法であって、患者に、有効量の式Iの化合物又はその薬学的に許容される塩を投与することを含む、方法を提供する。一実施形態では、本発明は、炎症性腸疾患の治療を必要としている患者の炎症性腸疾患を治療する方法であって、患者に、有効量の式Iの化合物又はその薬学的に許容される塩を投与することを含む、方法を更に提供する。一実施形態では、本発明は、関節リウマチの治療を必要としている患者の関節リウマチを治療する方法であって、患者に、有効量の式Iの化合物又はその薬学的に許容される塩を投与することを含む、方法を更に提供する。一実施形態では、本発明はまた、全身性エリテマトーデスの治療を必要としている患者の全身性エリテマトーデスを治療する方法であって、患者に、有効量の式Iの化合物又はその薬学的に許容される塩を投与することを含む、方法を提供する。一実施形態では、本発明はまた、ループス腎炎の治療を必要としている患者のループス腎炎を治療する方法であって、患者に、有効量の式Iの化合物又はその薬学的に許容される塩を投与することを含む、方法を提供する。
一実施形態では、本発明は、療法における使用のための、式Iの化合物又はその薬学的に許容される塩を更に提供する。一実施形態では、本発明は、炎症性疾患を治療することにおける使用のための、式Iの化合物又はその薬学的に許容される塩を提供する。一実施形態では、本発明は、アトピー性皮膚炎を治療することにおける使用のための、式Iの化合物又はその薬学的に許容される塩を提供する。一実施形態では、本発明は、関節リウマチを治療することにおける使用のための、式Iの化合物又はその薬学的に許容される塩を提供する。一実施形態では、本発明は、炎症性腸疾患を治療することにおける使用のための、式Iの化合物又はその薬学的に許容される塩を提供する。一実施形態では、本発明は、ループス腎炎を治療することにおける使用のための、式Iの化合物又はその薬学的に許容される塩を提供する。一実施形態では、本発明は、全身性エリテマトーデスを治療することにおける使用のための、式Iの化合物又はその薬学的に許容される塩を提供する。
一実施形態では、本発明はまた、炎症性疾患を治療するための医薬品の製造のための、式Iの化合物又はその薬学的に許容される塩の使用を提供する。一実施形態では、本発明は、アトピー性皮膚炎を治療するための医薬品の製造のための、式Iの化合物又はその薬学的に許容される塩の使用を提供する。一実施形態では、本発明は、関節リウマチを治療するための医薬品の製造のための、式Iの化合物又はその薬学的に許容される塩の使用を提供する。一実施形態では、本発明は、炎症性腸疾患を治療するための医薬品の製造のための、式Iの化合物又はその薬学的に許容される塩の使用を更に提供する。一実施形態では、本発明は、ループス腎炎を治療するための医薬品の製造のための、式Iの化合物又はその薬学的に許容される塩の使用を更に提供する。一実施形態では、本発明はまた、全身性エリテマトーデスを治療するための医薬品の製造のための、式Iの化合物又はその薬学的に許容される塩の使用を提供する。
一実施形態では、本発明は、式Iの化合物又はその薬学的に許容される塩を、1つ以上の薬学的に許容される担体、希釈剤、又は賦形剤とともに含む、薬学的組成物を更に提供する。一実施形態では、本発明は、薬学的組成物を調製するためのプロセスであって、式Iの化合物又はその薬学的に許容される塩を、1つ以上の薬学的に許容される担体、希釈剤、又は賦形剤と混合することを含む、プロセスを更に提供する。一実施形態では、本発明はまた、式Iの化合物の合成のための、新規の中間体及びプロセスを包含する。
本明細書で使用される場合、「治療すること」、「治療」、又は「治療する」という用語は、既存の症状又は障害の進行又は重症度を抑止する、遅くする、停止する、若しくは逆転させることを含む。
本明細書で使用される場合、「患者」という用語は、哺乳類、特にヒトを指す。
本明細書で使用される場合、「有効量」という用語は、本発明の化合物又はその薬学的に許容される塩の量又は用量を指し、それらは、患者への単一又は複数回用量投与の際に、所望の効果を、診断又は治療中の患者においてもたらす。
有効量は、当業者によって、既知の技法の使用によってかつ類似の状況下で得られた結果を観察することによって決定され得る。患者のための有効量の決定において、いくつかの因子が、担当診断医によって考慮され、これらの因子は、患者の人種、患者のサイズ、年齢、及び全般的健康、関与する具体的な疾患又は障害、疾患又は障害の程度又は関与又は重症度、個々の患者の応答、投与される特定の化合物、投与様式、投与される調製物のバイオアベイラビリティ特性、選択される用量レジメン、併用薬の使用、並びに他の関連する状況を含むが、これらに限定されない。
本明細書で使用される場合、式Iは、式Ia、Ib、Ic、Ib(i)、Ic(i)、Ib(ii)、Ic(ii)、Ib(iii)、Ic(iii)、II、IIa、IIb、IIc、III、IIIa、IIIb、及びIIIcを包含することが理解され、本明細書での式Iへの全ての言及は、式Ia、Ib、Ic、Ib(i)、Ic(i)、Ib(ii)、Ic(ii)、Ib(iii)、Ic(iii)、II、IIa、IIb、IIc、III、IIIa、IIIb、及びIIIcを含むこととして解釈されるべきである。
本明細書で使用される場合、式IIは、式IIa、IIb、及びIIcを包含することが理解され、本明細書での式IIへの全ての言及は、式IIa、IIb、及びIIcを含むこととして解釈されるべきである。
本明細書で使用される場合、式IIIは、式IIIa、IIIb、及びIIIcを包含することが理解され、本明細書での式IIIへの全ての言及は、式IIIa、IIIb、及びIIIcを含むこととして解釈されるべきである。
本明細書で使用される場合、「ハロゲン」は、F、Cl、Br、及びIを指す。
本明細書で使用される場合、「C1~C3アルキル」は、CH、CHCH、CHCHCH、及びCH(CHを指す。
本明細書で使用される場合、「C3~C6シクロアルキル」は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、及びシクロヘキシルを指す。
本明細書で使用される場合、「C1~C3アルコキシ」は、OCH、OCHCH、OCHCHCH、及びOCH(CHを指す。
本明細書で使用される場合、「C2~C3アルケニル」は、HC=CH及びC(CH)=CHを指す。
本明細書で使用される場合、フェニル環A上のオルト位及びメタ位は、以下の式Iに示される。
Figure 2024510774000037
例えば、式I’の化合物は、フェニル環Aにメタ位において結合したXを示し、
Figure 2024510774000038

式I”の化合物は、フェニル環Aにオルト位において結合したXを示す:
Figure 2024510774000039
Xが、式I”に示されるように、フェニル環Aに、オルト位において結合しているときに、Rは、Hであることが、当業者によって理解されよう。
加えて、本発明の化合物は、当業者によって理解される方法によって、抗体とコンジュゲートして、抗体薬物コンジュゲート(antibody drug conjugate、ADC)を形成することができる。そのようなコンジュゲーションの一例は、リンカー化合物を介する、抗体への本発明の化合物の接続を含む。当業者に既知のリンカー化合物は、例えば、切断可能なリンカー及び切断不可能なリンカーを含む。そのようなADCは、本発明の化合物を、特定の標的組織又は細胞に送達することができる。したがって、式Iの化合物を含むADCもまた、本明細書で提供される。いくつかの実施形態では、式Iの化合物は、リンカー、例えば、切断可能なリンカー又は切断不可能なリンカーを介して、抗体にコンジュゲートしている。
本発明の化合物又はコンジュゲートは、薬学的組成物として製剤化され得、薬学的組成物は、化合物又はコンジュゲートをバイオアベイラブルにするいずれかの経路によって投与され、そのような経路は、例えば、経口、局所、又は皮下投与を含む。ADCを含むそのような薬学的組成物は、当技術分野で既知の技法及び方法を使用して調製され得る。ADCを含むそのような薬学的組成物は、当技術分野で既知の技法及び方法を使用して調製され得る(例えば、Remington:The Science and Practice of Pharmacy,A.Adejare,Editor,23nd Edition,2020出版,Elsevier Science、国際公開第2017/062271号、及び国際公開第2017/210471号を参照されたい)。
更に、キャップされたC21におけるヒドロキシ基を有する本発明の化合物は、式中、Rが、以下であり、
Figure 2024510774000040

プロドラッグとして挙動し、インビトロ又はインビボで代謝されて、Rが、Hである、活性グルココルチコイド受容体アゴニストを提供する。
式Iの薬学的に許容される塩は、本発明の範囲内に含まれる。本発明の化合物、例えば、式Iの化合物の薬学的に許容される塩は、例えば、本発明の化合物の適切な遊離塩基を、適切な薬学的に許容される酸と、ジエチルエーテルなどの好適な溶媒中で、当技術分野で周知の標準的な条件下で反応させることによって形成され得る。例えば、Berge,S.M.,et al.,「Pharmaceutical Salts」,Journal of Pharmaceutical Sciences,66:1-19,(1977)を参照されたい。
以下の調製物に記載されるある化合物は、「Pg」と本明細書で称される好適な窒素保護基を含有し得る。保護基は、当業者によって理解されるように、特定の反応条件及び実行される特定の変換に依存して変動し得ることが理解される。保護及び脱保護の条件は、当業者に周知であり、文献に記載されている(例えば、”Greene’s Protective Groups in Organic Synthesis”,Fourth Edition,by Peter G.M.Wuts and Theodora W.Greene,John Wiley and Sons,Inc.2007を参照されたい)。
Figure 2024510774000041
Figure 2024510774000042
本発明の化合物又はその塩は、当業者に既知の様々な手順によって容易に調製され得、それらのうちのいくつかが、以下の調製物及び実施例で例示される。記載される経路の各々についての具体的な合成ステップは、異なる方式において又は異なるスキームからのステップとともに組み合わされて、本発明の化合物又はその塩が調製され得ることが、当業者によって認識される。各ステップの生成物は、抽出、蒸発、沈殿、クロマトグラフィ、濾過、摩砕、及び結晶化を含む、当技術分野で周知の従来の方法によって回収され得る。全ての置換基は、別途指示のない限り、すでに定義されたとおりである。試薬及び出発材料は、当業者に容易に入手可能である。以下の調製物、実施例、及びアッセイは、本発明を更に例示するが、本発明の範囲を限定するとなんら解釈されるべきでない。
調製物1
6-ブロモ-2-フルオロ-3-メトキシベンズアルデヒド
Figure 2024510774000043
2つの反応を、並行して実施した。THF(1500mL)中の4-ブロモ-2-フルオロ-1-メトキシベンゼン(250g、1.2mol)の溶液に、LDA(2M、730mL)を、-78℃で30分間にわたってゆっくり添加した。更に30分後、DMF(140mL、1.8mol)を、-78℃で30分間にわたってゆっくり添加した。1時間後、2つの反応物を組み合わせて、混合物を、aqクエン酸(2000mL)で希釈し、EtOAc(1500mL×2)で抽出した。組み合わされた有機層を、飽和ブライン(1000mL)で洗浄し、減圧下で濃縮して、残渣を得た。残渣を、石油エーテル(1000mL)で、室温で12時間にわたって摩砕して、表題化合物(382g、67%の収率)を得た。ES/MS m/z 233.9(M+H)。
調製物2
2-フルオロ-3-メトキシ-6-メチルベンズアルデヒド
Figure 2024510774000044
3つの反応を、並行して実施した。6-ブロモ-2-フルオロ-3-メトキシベンズアルデヒド(120g、5.3mol)、メチルボロン酸(47g、7.9mol)、Pd(dppf)Cl(12g、0.02mol)、及びCsCO(340g、1.1mol)を、ジオキサン(600mL)及び水(120mL)の混合物に添加した。混合物を、120℃で撹拌した。12時間後、3つの反応物を組み合わせ、混合物を、satd aq NHCl(1000mL)で希釈し、MTBE(1500mL×2)で抽出した。組み合わされた有機層を、satd aq NaCl(1000mL)で洗浄し、減圧下で濃縮して、残渣を得た。残渣を、順相クロマトグラフィによって精製し、40:1のPetエーテル:EtOAcで溶出して、表題化合物を得た(180g、59%の収率)。ES/MS m/z 169.3(M+H)。
調製物3
2-フルオロ-3-ヒドロキシ-6-メチルベンズアルデヒド
Figure 2024510774000045
2-フルオロ-3-メトキシ-6-メチルベンズアルデヒド(175g、1.0mol)を、DCM(1050mL)中に添加した。BBr(200mL、2.1mol)を、溶液中に、0℃でゆっくり添加した。反応物を、室温で撹拌した。1時間後、混合物を、satd aq炭酸水素ナトリウム(1000mL)で、pH=7~8になるまで希釈し、MTBE(1500mL×2)で抽出した。組み合わされた有機層を、satd aq NaCl(1000mL)で洗浄し、減圧下で濃縮して、表題化合物(110g、68%の収率)を得た。ES/MS m/z 154.9(M+H)。
調製物4
tert-ブチルN-[3-[(2-フルオロ-3-ホルミル-4-メチル-フェノキシ)メチル]フェニル]カルバメート
Figure 2024510774000046
2-フルオロ-3-ヒドロキシ-6-メチルベンズアルデヒド(130g、0.84mol)、tert-ブチル(3-(ブロモメチル)フェニル)カルバメート(200g、0.70mol)、及び炭酸カリウム(350g、2.5mol)を、アセトニトリル(780mL)に、室温で添加し、次いで、50℃まで加熱した。5時間後、反応物を、水(600mL)で希釈し、EtOAc(800mL×2)で抽出した。組み合わされた有機層を、ブライン(800mL)で洗浄し、減圧下で濃縮して、残渣を得た。残渣を、順相クロマトグラフィによって精製し、50:1のPetエーテル:EtOAcで溶出して、粗生成物を得た。粗生成物を、MTBE(500mL)で、室温で30分間摩砕して、表題化合物(103g、32%の収率)を得た。ES/MS m/z 382.1(M+Na)。
調製物5
(2R,3S,4S,5R,6R)-2-(アセトキシメチル)-6-(2-((6aR,6bS,7S,8aS,8bS,10S,11aR,12aS,12bS)-10-(3-((3-アミノベンジル)オキシ)-2-フルオロ-6-メチルフェニル)-7-ヒドロキシ-6a,8a-ジメチル-4-オキソ-1,2,4,6a,6b,7,8,8a,11a,12,12a,12b-ドデカヒドロ-8bH-ナフト[2’,1’:4,5]インデノ[1,2-d][1,3]ジオキソール-8b-イル)-2-オキソエトキシ)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリイルトリアセテート
Figure 2024510774000047
3Åモレキュラーシーブ(5g)を、(6aR,6bS,7S,8aS,8bS,10S,11aR,12aS,12bS)-10-(3-((3-アミノベンジル)オキシ)-2-フルオロ-6-メチルフェニル)-7-ヒドロキシ-8b-(2-ヒドロキシアセチル)-6a,8a-ジメチル-1,2,6a,6b,7,8,8a,8b,11a,12,12a,12b-ドデカヒドロ-4H-ナフト[2’,1’:4,5]インデノ[1,2-d][1,3]ジオキソール-4-オン(150mg、0.24mmol、以下の実施例2)、2,3,4,6-テトラ-O-アセチル-アルファ-D-ガラクトピラノシルブロミド(155mg、0.37mmol)、及びDCM(5mL)に、室温で添加した。1時間後、反応物を、0℃まで冷却した。酸化銀(I)(115mg、0.49mmol)及びトリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(45μL、0.24mmol)を添加した。30分後、反応物を、satd aq炭酸水素ナトリウムでクエンチし、珪藻土で濾過し、DCM(10mL)及びメタノール(10mL)ですすいだ。組み合わされた有機層を、減圧下で濃縮して、残渣を得た。残渣を、逆相クロマトグラフィによって精製し、1:5の10mMの炭酸水素アンモニウム水+5%のメタノール:アセトニトリルで溶出して、表題化合物(43mg、19%の収率)を得た。ES/MS m/z 948.0(M+1)。
調製物6
tert-ブチル(2-フルオロ-4-メトキシフェノキシ)ジフェニルシラン
Figure 2024510774000048
DMF(350mL、0.5M)中の2-フルオロ-4-メトキシフェノール(25g、180mmol)の溶液に、イミダゾール(18g、260mmol)及びtert-ブチルクロロジフェニルシラン(55mL、200mmol)を添加した。反応物を、18時間室温で撹拌した。混合物を、酢酸エチルで希釈した。有機溶液を、水及びブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して、粗残渣を得た。残渣を、順相精製によって精製し、5:1のヘキサン:酢酸エチルで溶出して、表題化合物(67g、93%の収率)を得た。H NMR(399.8MHz,d-DMSO)δ7.67~7.65(m,4H),7.51~7.44(m,6H),6.82(dd,J=2.9,12.7Hz,1H),6.59(t,J=9.4Hz,1H),6.47(ddd,J=9.0,3.0,1.4Hz,1H),3.64(s,3H),1.06(s,9H)。
調製物7
2-フルオロ-3-ヒドロキシ-6-メトキシベンズアルデヒド
Figure 2024510774000049
tert-ブチル(2-フルオロ-4-メトキシフェノキシ)ジフェニルシラン(56g、150mmol、調製物6)を、50mLのトルエン中に溶解させ、真空下で18時間濃縮した。乾燥した固体を、THF(500mL)中に溶解させ、-80℃まで冷却した。n-ブチルリチウム(1.7M、100mL、170mmol)を、冷却された溶液に、大口径カニューレで迅速に添加した。1.5時間後、DMF(25mL、320mmol)を、溶液に添加し、氷浴を除去した。30分後、5NのHCl水溶液(35mL)を、反応物に添加し、次いで、テトラブチルアンモニウムフルオリド(THF中の1M、185mL、185mmol)を添加した。2.5時間後、有機層を、蒸発させ、5NのHCl水溶液で酸性化し、酢酸エチルと水(500mL)との間で分配した。組み合わされた有機抽出物を、水及びブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して、粗残渣を得た。残渣を、順相精製によって精製し、1:1のヘキサン:酢酸エチルで溶出して、表題化合物(22g、88%の収率)を得た。MS m/z 170.8(M+H)。
Figure 2024510774000050
調製物8
tert-ブチル(3-((2-フルオロ-3-ホルミル-4-メトキシフェノキシ)メチル)フェニル)カルバメート
Figure 2024510774000051
2-フルオロ-3-ヒドロキシ-6-メトキシベンズアルデヒド(2.5g、15mmol)及びtert-ブチルN-[3-(ブロモメチル)フェニル]カルバメート(5.1g、18mmol)を、アセトニトリル(50mL)中に溶解させた。炭酸カリウム(2.9g、29mmol)を、スラリーに添加し、反応物を、室温で撹拌した。1時間後、反応物を、40℃まで加温した。3時間後、反応物を、冷却し、濾過し、溶媒を蒸発させた。粗残渣を、順相精製によって精製し、7:3のヘキサン:EtOAcで溶出して、表題化合物(3.1g、57%の収率)を得た。MS m/z 374.4(M-H)。
表2の以下の化合物を、調製物8に記載される手順と本質的に類似の様式で調製した。
Figure 2024510774000052
Figure 2024510774000053
Figure 2024510774000054
Figure 2024510774000055
Figure 2024510774000056
Figure 2024510774000057
Figure 2024510774000058
調製物51
tert-ブチル(3-((3-ホルミル-4-(フラン-2-イル)フェノキシ)メチル)フェニル)カルバメート
Figure 2024510774000059
マイクロ波管内で、tert-ブチル(3-((4-ブロモ-3-ホルミルフェノキシ)メチル)フェニル)カルバメート(0.73g、1.8mmol)、2-フリルボロン酸(0.30g、2.7mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.10g、0.09mmol)、及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(1.6mL、1.2mmol)を、DMF(2mL、26mmol)中に溶解させた。管を、Nでフラッシュし、キャップを閉めた。反応物を、140℃で45分間マイクロ波処理した。反応物を、冷却し、氷水上に注ぎ、EtOAcで抽出し、ブラインで洗浄した。有機層を、NaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、表題化合物(0.70g、98%の収率)を得た。MS m/z 392.2(M-H)。
表3の以下の化合物を、調製物51に記載される手順と本質的に類似の様式で調製した。
Figure 2024510774000060
Figure 2024510774000061
調製物56
tert-ブチル(3’-ホルミル-[1,1’-ビフェニル]-3-イル)カルバメート
Figure 2024510774000062
3-ブロモベンズアルデヒド(1.5g、8.1mmol)、tert-ブチル(3-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)カルバメート(2.1g、6.4mmol)、及び炭酸カリウム(3.3g、24mmol)を、40mLの反応バイアル内の1,4ジオキサン(11mL)及び水(3mL)中に溶解させた。得られた均質混合物を、撹拌し、3回脱気した。1,1’-ビス(ジ-tert-ブチルホスフィノ)フェロセンジクロロパラジウム(II)ジクロロメタン錯体(530mg、0.81mmol)を添加し、混合物を、脱気し、キャップを閉め、90℃まで2.25時間加熱した。反応物を、冷却し、珪藻土で濾過し、溶媒を蒸発させた。粗残渣を、順相クロマトグラフィによって精製し、7:3のヘキサン:EtOAcで溶出して、表題化合物(1.5g、63%の収率)を得た。MS m/z 315.4(M+18)。
表4の以下の化合物を、調製物56に記載される手順と本質的に類似の様式で調製した。
Figure 2024510774000063
Figure 2024510774000064
調製物58
tert-ブチル(3-(3-ホルミルベンジル)フェニル)カルバメート
Figure 2024510774000065
3-(ブロモメチル)ベンズアルデヒド(320mg、1.5mmol)、tert-ブチル(3-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)カルバメート(300mg、0.94mmol)、及び炭酸カリウム(410mg、3.0mmol)を、バイアル内のトルエン(9mL)及び水(1mL)中に溶解させた。反応物を、アルゴンでパージした。1,1’ビス(ジ-tert-ブチルホスフィノ)フェロセンジクロロパラジウム(II)ジクロロメタン錯体(80mg、0.10mmol)を添加し、バイアルのキャップを閉め、100℃まで1.5時間加熱した。反応物を、冷却し、珪藻土で濾過し、溶媒を蒸発させた。粗残渣を、順相クロマトグラフィによって精製し、7:3のヘプタン:EtOAcで溶出して、表題化合物(300mg、54%の収率)を得た。MS m/z 329.4(M+18)。
表5の以下の化合物を、調製物58に記載される手順と本質的に類似の様式で調製した。
Figure 2024510774000066
Figure 2024510774000067
調製物61
2,6-ジフルオロ-3-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ベンズアルデヒド
Figure 2024510774000068
tert-ブチル3-(ブロモメチル)フェニルカルバメート(1.5g、5.0mmol)、2,6-ジフルオロ-3-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ベンズアルデヒド(1.5g、5.6mmol)、及び炭酸カリウム(2.1g、3.0mmol)を、水(1mL)及びトルエン(9mL)とともに反応バイアル内に置いた。反応混合物をNで通気し、1,1’-ビス(ジ-tert-ブチルホスフィノ)フェロセンジクロロパラジウム(II)ジクロロメタン錯体(310mg、0.37mmol)を添加し、バイアルのキャップを閉め、100℃で10分間加熱した。反応物を、冷却し、濾過し、濾液を蒸発させた。粗残渣を、順相クロマトグラフィによって精製し、1:1のヘプタン:EtOAcで溶出して、表題化合物(1.38g、3.85mmol、77%の収率)を得た。MS m/z 365.2(M+NH)。
表6の以下の化合物を、調製物61に記載される手順と本質的に類似の様式で調製した。
Figure 2024510774000069
Figure 2024510774000070
調製物67
tert-ブチル(4-(3-ホルミルフェノキシ)フェニル)カルバメート
Figure 2024510774000071
(3-ホルミルフェニル)ボロン酸(610mg、4.1mmol)、tert-ブチル(4-ヒドロキシフェニル)カルバメート(420mg、2.0mmol)、酢酸銅(II)(370mg、2.0mmol)、トリエチルアミン(1.4mL、10mmol)、及び4Åモレキュラーシーブ(500mg)を、バイアル内のDCM(15mL)に添加した。反応物を、室温で10時間インキュベートした。反応物を、珪藻土で濾過し、溶媒を蒸発させた。粗残渣を、順相クロマトグラフィによって精製し、7:3のヘキサン:EtOAcで溶出して、表題化合物(180mg、29%の収率)を得た。MS m/z 312.2(M-H)。
表7の以下の化合物を、調製物67に記載される手順と本質的に類似の様式で調製した。
Figure 2024510774000072
Figure 2024510774000073
調製物69
tert-ブチル(4-(3-ホルミルフェノキシ)フェニル)カルバメート
Figure 2024510774000074
5-ヒドロキシ-2-メトキシベンズアルデヒド(1.00g、6.57mmol)、[4-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)フェニル]ボロン酸(3.12g、13.2mmol)、酢酸銅(II)(1.19g、6.57mmol)、及び4Åモレキュラーシーブ(1.0g)を、フラスコに添加した。次いで、DCM(60mL)及びトリエチルアミン(4.6mL、33mmol)を添加した。反応混合物を、室温で一晩撹拌した。更なる[4-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)フェニル]ボロン酸(1.1g、4.6mmol)及び酢酸銅(II)(400mg、2.2mmol)を添加し、反応混合物を、室温で3日間撹拌した。反応混合物を濾過し、溶媒を蒸発させた。粗残渣を、順相クロマトグラフィによって精製し、ヘプタン:EtOAcで溶出して、表題化合物(400mg、18%の収率)を得た。MS m/z 361.0(M+NH)。
表8の以下の化合物を、調製物69に記載される手順と本質的に類似の様式で調製した。
Figure 2024510774000075
調製物71
tert-ブチル(3-((2-フルオロ-3-ホルミルフェニル)エチニル)フェニル)カルバメート
Figure 2024510774000076
3-エチニル-2-フルオロベンズアルデヒド(0.25g、1.7mmol)を、トリエチルアミン(10mL、72mmol)中の、tert-ブチルN-(3-ヨードフェニル)カルバメート(0.55g、1.7mmol)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(0.025g、0.036mmol)、及びヨウ化銅(I)(0.01g、0.05mmol)と、N下で混合した。反応混合物を、室温で一晩撹拌した。反応混合物を、EtOAcで希釈し、珪藻土に通して濾過した。濾液を、1Mのaq HCl、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過した。溶媒を蒸発させて、表題化合物(0.57g、100%の収率)を得た。MS m/z 338.2(M-H)。
Figure 2024510774000077
調製物72
2-(6-フルオロ-3-メトキシ-2-メチルフェニル)-1,3-ジオキソラン
Figure 2024510774000078
マイクロ波バイアルに、2-(2-ブロモ-6-フルオロ-3-メトキシフェニル)-1,3-ジオキソラン(970mg、3.5mmol)、THF(600μL、4.3mmol)中のトリメチルボロキシン(50質量%)、並びに1,4-ジオキサン(12mL、140mmol)及び水(2mL、110mmol)中の炭酸セシウム(2.3g、7.1mmol)を添加した。溶液を、Nで2分間脱気した。[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(130mg、0.17mmol)を添加し、溶液を、Nで2分間脱気した。バイアルのキャップを閉め、110℃で1時間マイクロ波処理した。反応混合物を、水(10mL)で希釈し、EtOAc(10mL)で抽出した。有機層を、NaSOで乾燥させ、紙に通して濾過し、回転蒸発させて、粗油を得た。粗油を、順相クロマトグラフィによって精製し、7:3のヘキサン:MTBEで溶出して、表題化合物(0.61g、82%の収率)を得た。MS m/z 212.8(M+H)。
表9の以下の化合物を、調製物72に記載される手順と本質的に類似の様式で調製した。
Figure 2024510774000079
*1H NMR(400.14MHz,DMSO):δ10.40(s,1H),9.39(s,1H),7.55~7.50(m,2H),7.26(d,J=8.3Hz,1H),7.19(t,J=7.9Hz,1H),7.08(d,J=7.9Hz,1H),6.96(d,J=7.8Hz,1H),4.22(s,2H),1.46(s,10H)
**1H NMR(400.21MHz,DMSO):δ10.45(s,1H),7.97(s,1H),7.78(t,J=7.8Hz,1H),7.65~7.61(m,1H),7.22~7.20(m,1H),7.14~7.12(m,1H),7.07~7.02(m,1H),6.95~6.91(m,1H),5.21(s,2H),2.57(s,3H),1.43(s,9H)
調製物79
6-フルオロ-3-ヒドロキシ-2-メチルベンズアルデヒド
Figure 2024510774000080
DCM中の三臭化ホウ素(14mL、14mmol、1mol/L)を、2分間の期間にわたって、0℃まで冷却された、DCM(14mL、220mmol)中の2-(6-フルオロ-3-メトキシ-2-メチルフェニル)-1,3-ジオキソラン(600mg、2.8mmol)の溶液に添加した。添加後、浴を除去した。30分後、反応物を、satd aq NHClでクエンチした。反応物を、DCMで希釈し、2Mのaq NaOHで洗浄し、次いで、5Mのaq HClで洗浄した。有機層を、NaSOで乾燥させ、紙に通して濾過し、回転蒸発させて、粗残渣を得た。粗残渣を、順相クロマトグラフィによって精製し、7:3のヘキサン:EtOAcで溶出して、表題化合物(130mg、30%の収率)を得た。MS m/z 153.0(M-H)。
調製物80
tert-ブチル(4-フルオロ-2-メトキシフェノキシ)ジフェニルシラン
Figure 2024510774000081
DCM(35mL)中の4-フルオロ-2-メトキシ-フェノール(2.3g、16mmol)の溶液に、イミダゾール(2.8g、41mmol)及びtert-ブチルクロロジフェニルシラン(6mL、23mmol)を添加した。1.75時間後、溶媒を蒸発させ、残渣を、ヘキサン中の200mLの10%のEtOAcと100mLの水との間で分配した。有機物を、ブラインで1回洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。粗残渣を、順相クロマトグラフィによって精製し、9:1のヘキサン:EtOAcで溶出して、表題化合物(6.7g、定量的収率)を得た。H NMR(399.8MHz,d-DMSO)δ7.64(dd,J=1.5,7.9Hz,4H),7.48~7.43(m,6H),6.82(dd,J=2.9,10.5Hz,1H),6.60(dd,J=5.9,8.8Hz,1H),6.48(td,J=8.5,3.0Hz,1H),3.56(s,3H),1.05(s,9H)
調製物81
6-フルオロ-3-ヒドロキシ-2-メトキシベンズアルデヒド
Figure 2024510774000082
tert-ブチル(4-フルオロ-2-メトキシフェノキシ)ジフェニルシラン(3.2g、8.5mmol)を、テトラヒドロフラン(30mL)中に溶解させ、-78℃まで冷却した。n-ブチルリチウム(7mL、11mmol、1.6M)を、3分間にわたって添加した。1.5時間後、DMF(2mL)を、-78℃で添加した。1時間後、約4mLの10%のaq NHClを添加し、室温まで1.5時間にわたって加温した。溶媒を蒸発させて、粗残渣を、得て、次いで、1Mのaq HClで酸性とし、水と300mLのEtOAcとの間で分配した。有機層を、水、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。粗残渣を、順相クロマトグラフィによって精製し、3:2のヘキサン:EtOAcで溶出して、表題化合物(0.79g、55%の収率)を得た。MS m/z 171.0(M+H)。
調製物82
tert-ブチル(3-((4-シクロプロピル-3-(1,3-ジオキソラン-2-イル)-2-フルオロフェノキシ)メチル)フェニル)カルバメート
Figure 2024510774000083
tert-ブチル(3-((4-ブロモ-3-(1,3-ジオキソラン-2-イル)-2-フルオロフェノキシ)メチル)フェニル)カルバメート(200mg、0.43mmol)、シクロプロピルボロン酸(0.21g、2.4mmol)、及びリン酸三カリウム(0.28g、1.3mmol)を、Nでパージされた25mLのバイアル内に置いた。トルエン(3mL)及び水(0.75mL)を添加した。反応混合物を、Nで5分間脱気し、次いで、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.10g、0.09mmol)を一度に添加した。反応物を、100℃まで一晩加熱した。室温まで冷却した後、EtOAc及び水を添加し、相を分離し、水層を、EtOAcで2回抽出した。組み合わされた有機層を、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して、粗残渣を得た。粗残渣を、順相クロマトグラフィによって精製し、1:1のヘキサン:EtOAcで溶出して、表題化合物(170mg、94%の収率)を得た。MS m/z 428.4(M-H)。
調製物83
(2,6-ジメチル-3-ニトロフェニル)メチレンジアセテート
Figure 2024510774000084
2,6-ジメチル-3-ニトロベンズアルデヒド(1.9g、10mmol)を、DCM(23mL)中に溶解させ、次いで、無水酢酸(1.3mL、14mmol)及びトリフルオロメタンスルホン酸銅(II)(41mg、0.11mmol)を添加した。溶液を、室温で3.5時間撹拌した。反応物を、satd aq NaHCOでクエンチした。有機層を、分離し、水、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して、粗残渣を得た。粗残渣を、順相クロマトグラフィによって精製し、3:2のヘキサン:EtOAcで溶出して、表題化合物(2.4g、81%の収率)を得た。H NMR(400.13MHz,DMSO-d6):7.96(s,1H),7.80(d,J=8.3Hz,1H),7.35(d,J=8.4Hz,1H),2.58(s,3H),2.53(s,2H),2.12(s,6H)。
調製物84
(3-アミノ-2,6-ジメチルフェニル)メチレンジアセテート
Figure 2024510774000085
炭素上の5重量%の硫化白金(1.0g、5.2mmol)を、500mLのParrシェーカーボトルに添加し、Nで脱気した。25mLのEtOAc、次いで、25mLのEtOAc中の(2,6-ジメチル-3-ニトロフェニル)メチレンジアセテート(2.7g、9.6mmol)を、ボトルに添加した。ボトルを、密封し、Nでパージし、Hでパージし、60psiのHに1.5時間室温で加圧した。反応混合物を、濾過し、濃縮して、表題化合物(2.1g、定量的収率)を得た。MS m/z 251.8(M+H)。
調製物85
(3-((3-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)ベンジル)アミノ)-2,6-ジメチルフェニル)メチレンジアセテート
Figure 2024510774000086
DMF(3mL)中の、(3-アミノ-2,6-ジメチルフェニル)メチレンジアセテート(276mg、1.10mmol)及び炭酸カリウム(435mg、3.15mmol)の混合物を、室温で1時間撹拌した。tert-ブチルN-[3-(ブロモメチル)フェニル]カルバメート(300mg、1.05mmol)を、スラリーに添加し、反応物を、50℃で1時間撹拌した。冷却後、反応混合物を、酢酸エチルと水との間で分配した。相を分離した。有機相を、丸底フラスコに移し、溶媒を、真空中で蒸発させた。残渣DMFを、キシレンとともに蒸発(共沸)させて、残渣を、透明ペーストとして得た。粗残渣を、順相精製によって精製し、1:1のEtOAc:ヘキサンで溶出して、表題化合物(363mg、76%の収率)を得た。MS m/z 457.2(M+H)。
Figure 2024510774000087
調製物86
メチル3-((3-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)ベンジル)アミノ)-2-フルオロ-6-メチルベンゾエート
Figure 2024510774000088
tert-ブチル(3-ホルミルフェニル)カルバメート(1.2g、5.2mmol)、メチル3-アミノ-2-フルオロ-6-メチルベンゾエート(950mg、4.8mmol)、及び酢酸(0.55mL、9.6mmol)を、メタノール(5mL)中に溶解させ、0℃まで冷却した。シアノ水素化ホウ素ナトリウム(0.61g、9.5mmol)を、溶液中に慎重に添加した。氷浴を除去し、反応混合物を、室温で一晩N下で撹拌した。反応物を、水(10mL)の添加によってクエンチした。反応混合物を、EtOAcと水との間で分配した。組み合わされた有機抽出物を、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して、粗残渣を得た。粗残渣を、順相クロマトグラフィによって精製し、3:2のPetエーテル:EtOAcで溶出して、表題化合物(1.9g、75%の収率)を得た。MS m/z 389.0(M+H)。
表10の以下の化合物を、調製物86に記載される手順と本質的に類似の様式で調製した。
Figure 2024510774000089
調製物88
メチル6-ブロモ-2-フルオロ-3-ホルミルベンゾエート
Figure 2024510774000090
N-ブロモスクシンイミド(5.8g、31mmol)を、四塩化炭素(36mL)中のメチル6-ブロモ-2-フルオロ-3-メチルベンゾエート(3.9g、14mmol)の溶液に添加し、続いて、2,2’-アゾビス(2-メチルプロピオニトリル(0.24g、1.4mmol)を添加し、反応混合物を、85℃で一晩撹拌した。混合物を、DCMで希釈し、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮して、粗残渣を得た。残渣を、ACN中に溶解させ、分取C18 HPLC(35%~60%の水[0.225%のFA]-ACN)によって精製した。溶出液を濃縮して、メチル6-ブロモ-3-(ジブロモメチル)-2-フルオロベンゾエート(1.9g、4.6mmol)を得た。物質を、エタノール(15mL)中に溶解させた。水(10mL)中の硝酸銀(2.0g、12mmol)の混合物を添加し、反応混合物を、75℃で6時間、N下で加熱した。反応生成物を、濾過し、EtOAcで洗浄した。濾液を濃縮して、粗残渣を得た。粗残渣を、順相クロマトグラフィによって精製し、8%のEtOAc:Petエーテルで溶出して、表題化合物(1.1g、91%の収率)を得た。
Figure 2024510774000091
調製物89
メチル6-ブロモ-3-(((3-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)フェニル)アミノ)メチル)-2-フルオロベンゾエート
Figure 2024510774000092
メチル6-ブロモ-2-フルオロ-3-ホルミルベンゾエート(1.0g、3.7mmol)、tert-ブチルN-(3-アミノフェニル)カルバメート(870mg、4.1mmol)、及び酢酸(0.43mL、7.5mmol)を、メタノール(9mL)中に溶解させ、0℃まで冷却した。シアノ水素化ホウ素ナトリウム(480mg、7.5mmol)を、溶液中に慎重に添加した。氷浴を除去し、反応混合物を、室温で一晩N下で撹拌した。反応物を、水(30mL)の添加によってクエンチした。反応混合物を、EtOAcと水との間で分配した。組み合わされた有機抽出物を、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して、粗残渣を得た。粗残渣を、順相クロマトグラフィによって精製し、7:3のPetエーテル:EtOAcで溶出して、表題化合物(1.7g、89%の収率)を得た。MS m/z 454.9(M+H)。
表11の以下の化合物を、調製物89に記載される手順と本質的に類似の様式で調製した。
Figure 2024510774000093
調製物91
メチル3-((3-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)ベンジル)(メチル)アミノ)-2-フルオロ-6-メチルベンゾエート
Figure 2024510774000094
メタノール(5mL)中のメチル3-((3-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)ベンジル)アミノ)-2-フルオロ-6-メチルベンゾエート(1.7g、3.3mmol)の溶液に、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(420mg、6.5mmol)及び酢酸(0.5mL、9mmol)を添加した。次いで、水中のホルムアルデヒド(730μL、9.8mmol、37質量%)を、25℃で添加した。混合物を、室温で一晩N下で撹拌した。粗混合物を、順相クロマトグラフィによって精製し、4:1のPetエーテル:EtOAcで溶出して、表題化合物(1.3g、92%の収率)を得た。MS m/z 403.0(M+H)。
Figure 2024510774000095
調製物92
tert-ブチル(3-(((2-フルオロ-3-(ヒドロキシメチル)-4-メチルフェニル)(メチル)アミノ)メチル)フェニル)カルバメート
Figure 2024510774000096
DCM(10mL)中のメチル3-((3-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)ベンジル)(メチル)アミノ)-2-フルオロ-6-メチルベンゾエート(1.2g、2.8mmol)溶液に、トルエン中のDIBAL-H(7mL、7.0mmol、1.0mol/L)を、0℃で添加した。反応混合物を、室温まで3時間加温した。溶液を、冷却して0℃に戻し、satd aqロッシェル塩及びDCMを添加し、続いて、DCMで抽出した。有機層を、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、シリカゲルプラグに通し、濃縮して、粗残渣を得た。残渣を、順相クロマトグラフィによって精製し、1:1のPetエーテル:EtOAcで溶出して、表題化合物(640mg、57%の収率)を得た。MS m/z 375.0(M+H)。
表12の以下の化合物を、調製物92に記載される手順と本質的に類似の様式で調製した。
Figure 2024510774000097
*1H NMR(400.14MHz,DMSO):δ9.23(s,1H),7.35~7.31(m,2H),7.09~7.02(m,3H),6.89(d,J=7.8Hz,1H),4.92(t,J=5.3Hz,1H),4.49~4.48(m,2H),4.03(q,J=7.1Hz,1H),2.79~2.72(m,4H),2.33(s,3H),1.46(s,9H)。
Figure 2024510774000098
調製物99
tert-ブチル(3-(((2-フルオロ-3-ホルミル-4-メチルフェニル)(メチル)アミノ)メチル)フェニル)カルバメート
Figure 2024510774000099
EtOAc(5mL)中のtert-ブチル(3-(((2-フルオロ-3-(ヒドロキシメチル)-4-メチルフェニル)(メチル)アミノ)メチル)フェニル)カルバメート(590mg、1.5mmol)の溶液に、2-ヨードキシ安息香酸(630mg、2.2mmol)を添加した。反応混合物を、80℃で6時間撹拌した。固体を濾過して除去し、濾液を濃縮して、粗残渣を得た。残渣を、順相クロマトグラフィによって精製し、7:3のPetエーテル:EtOAcで溶出して、表題化合物(580mg、94%の収率)を得た。MS m/z 373.0(M+H)。
表13の以下の化合物を、調製物99に記載される手順と本質的に類似の様式で調製した。
Figure 2024510774000100
*1H NMR(400.15MHz,DMSO):δ10.331(d,J=0.8Hz,1H),7.90~7.86(m,1H),7.78(dd,J=0.8,8.4Hz,1H),4.84(d,J=1.0Hz,2H)
**1H NMR(400.15MHz,DMSO):δ10.42(s,1H),9.23(s,1H),7.44~7.40(m,1H),7.36~7.33(m,2H),7.09~7.05(m,3H),2.92~2.81(m,4H),2.50(s,3H),1.47(s,9H)。
調製物105
tert-ブチル(4-(2-(2-フルオロ-3-ホルミル-4-メチルフェノキシ)エチル)フェニル)カルバメート
Figure 2024510774000101
アセトニトリル(10mL)中の、2-フルオロ-3-ヒドロキシ-6-メチルベンズアルデヒド(250mg、1.5mmol)及び4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)フェネチル4-メチルベンゼンスルホネート(760mg、1.9mmol)の溶液に、炭酸カリウム(670mg、4.9mmol)を添加した。懸濁液を、80℃で16時間撹拌した。反応混合物を、減圧下で濃縮して、残渣を得た。残渣を、水(40mL)で希釈し、EtOAc(20mL)で抽出した。組み合わされた有機層を、ブライン(20mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残渣を得た。残渣を、順相クロマトグラフィによって精製し、17:3のPetエーテル:EtOAcで溶出して、表題化合物(510mg、85%の収率)を得た。H NMR(400.15MHz,CDCl):δ10.47(s,1H),7.24(d,J=8.4Hz,2H),7.15(d,J=8.5Hz,2H),6.96(t,J=8.4Hz,1H),6.82(d,J=8.4Hz,1H),6.37~6.35(m,1H),4.12(t,J=7.0Hz,2H),3.01(t,J=6.9Hz,2H),2.45(s,3H),1.45(s,8H)。
調製物106
(6-ブロモ-3-(ブロモメチル)-2-フルオロフェニル)メタノール
Figure 2024510774000102
氷浴で冷却された窒素雰囲気下の、THF(100mL)中の6-ブロモ-3-(ブロモメチル)-2-フルオロ安息香酸(4.9g、11mmol)の溶液に、THF中のボラン-THF錯体(35mL、35mmol、1mol/L)を滴下した。反応混合物を、室温まで一晩にわたって加温させた。反応物を、MeOH(100mL)の添加によってクエンチし、真空中で濃縮した。得られた残渣を、EtOAc(100mL)と1MのHCl(30mL)との間で分配し、水層を、EtOAc(100mL)で1回抽出した。組み合わされた有機抽出物を、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して、粗残渣を得た。残渣を、順相クロマトグラフィによって精製し、7:3のPetエーテル:EtOAcで溶出して、表題化合物(2.9g、62%の収率)を得た。H NMR(400.15MHz,DMSO):δ7.50~7.42(m,2H),5.38~5.23(m,1H),4.70(d,J=0.5Hz,2H),4.59(d,J=1.5Hz,2H)。
Figure 2024510774000103
調製物107
tert-ブチル(3-((4-ブロモ-2-フルオロ-3-ホルミルベンジル)チオ)フェニル)カルバメート
Figure 2024510774000104
DCM(10mL)中の、6-ブロモ-3-(ブロモメチル)-2-フルオロベンズアルデヒド(620mg、1.9mmol)及びtert-ブチルN-(3-スルファニルフェニル)カルバメート(500mg、2.0mmol)の混合物に、トリエチルアミン(530μL、3.8mmol)を、N下で添加した。混合物を、室温で2時間撹拌した。反応混合物を、DCM(30mL)と水(30mL)との間で分配した。組み合わされた有機抽出物を、真空下で濃縮して、粗残渣を得た。残渣を、順相クロマトグラフィによって精製し、3:1のPetエーテル:EtOAcで溶出して、表題化合物(780mg、89%の収率)を得た。H NMR(400.15MHz,DMSO):δ10.19(s,1H),9.39(s,1H),7.57~7.51(m,2H),7.47(s,1H),7.27(d,J=8.6Hz,1H),7.19(t,J=7.9Hz,1H),6.96(d,J=7.8Hz,1H),4.21(s,2H),1.46(s,9H)。
表14の以下の化合物を、調製物107に記載される手順と本質的に類似の様式で調製した。
Figure 2024510774000105
調製物109
メチル6-ブロモ-3-(((2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)フェニル)チオ)メチル)-2-フルオロベンゾエート
Figure 2024510774000106
tert-ブタノール(13mL、140mmol)中のメチル3-(((2-アミノフェニル)チオ)メチル)-6-ブロモ-2-フルオロベンゾエート(1.3g、3.4mmol)の溶液に、ジ-tert-ブチルジカーボネート(3.5mL、15mmol)を添加した。混合物を、50℃で一晩N下で撹拌した。反応物を、真空下で濃縮して、粗残渣を得た。残渣を、順相クロマトグラフィによって精製し、10:1のPetエーテル:EtOAcで溶出して、表題化合物(1.6g、定量的収率)を得た。MS m/z 371.8(M-Boc+H)。
調製物110
(3-ブロモ-2-フルオロ-4-メチルフェニル)メタノール
Figure 2024510774000107
MeOH中の3-ブロモ-2-フルオロ-4-メチルベンズアルデヒド(2g、6.6mmol)の溶液に、水素化ホウ素ナトリウム(620mg、16mmol)を、0℃で添加した。混合物を、1時間撹拌した。混合物を、1Mのaq HCl(30mL)で、N下でゆっくりクエンチし、pH6に調整した。反応混合物を、真空下で濃縮して、粗残渣を得た。残渣を、順相クロマトグラフィによって精製し、1:2のPetエーテル:EtOAcで溶出して、表題化合物(820mg、51%の収率)を得た。
調製物111
tert-ブチル(3-((3-ブロモ-2-フルオロ-4-メチルベンジル)オキシ)フェニル)カルバメート
Figure 2024510774000108
THF(10mL、120mmol)中の、(3-ブロモ-2-フルオロ-4-メチルフェニル)メタノール(650mg、2.7mmol)、tert-ブチル(3-ヒドロキシフェニル)カルバメート(870mg、4.0mmol)、及びテトラブチルホスフィン(1.1g、5.4mmol)の溶液に、N,N,N’,N’-テトラメチルアゾジカルボキサミド(940mg、5.4mmol)を添加した。反応混合物を、室温で2時間、無水N下で撹拌した。反応混合物を、EtOAc(100mL)と水(100mL)との間で分配した。組み合わされた有機抽出物を、ブライン(200mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して、粗残渣を得た。残渣を、順相クロマトグラフィによって精製し、9:1のPetエーテル:EtOAcで溶出して、表題化合物(1.2g、96%の収率)を得た。MS m/z 355.8(M-tBu+H)。
調製物112
tert-ブチル(3-((2-フルオロ-3-ホルミル-4-メチルベンジル)オキシ)フェニル)カルバメート
Figure 2024510774000109
THF(5mL、62mmol)中のtert-ブチル(3-((3-ブロモ-2-フルオロ-4-メチルベンジル)オキシ)フェニル)カルバメート(0.82g、1.8mmol)の溶液に、THF中のイソプロピルマグネシウムクロリド塩化リチウム錯体溶液(3.1mL、4.0mmol、1.3mol/L)を、0℃で添加し、30分間撹拌した。DMF(450μL、5.7mmol)を、混合物に、0℃で添加した。混合物を、室温まで1.5時間加温し、次いで、satd aq NHCl(5mL)の添加によってクエンチした。反応混合物を、EtOAc(30mL)と水(30mL)との間で分配した。組み合わされた有機抽出物を、真空下で濃縮して、粗生成物を得た。残渣を、順相クロマトグラフィによって精製し、95:5のPetエーテル:EtOAcで溶出して、表題化合物(220mg、25%の収率)を得た。MS m/z 259.9(M-Boc+H)。
調製物113
tert-ブチル(2-((4-ブロモ-2-フルオロ-3-ホルミルベンジル)オキシ)フェニル)カルバメート
Figure 2024510774000110
炭酸セシウム(230mg、0.71mmol)を、DMF(3mL)中の、tert-ブチル(2-ヒドロキシフェニル)カルバメート(100mg、0.47mmol)及び6-ブロモ-3-(ブロモメチル)-2-フルオロ-ベンズアルデヒド(160mg、0.51mmol)の溶液に添加した。反応混合物を、室温で1時間、N下で撹拌し、次いで、水を添加してクエンチした。反応混合物を、EtOAc(20mL)と水(20mL)との間で分配した。組み合わされた有機抽出物を、真空下で濃縮して、粗生成物を得た。残渣を、順相クロマトグラフィによって精製し、4:1のPetエーテル:EtOAcで溶出して、表題化合物(210mg、定量的収率)を得た。H NMR(400.21MHz,DMSO):δ10.24(s,1H),8.08(s,1H),7.82(t,J=7.9Hz,1H),7.69(d,J=8.3Hz,1H),7.63(d,J=7.6Hz,1H),7.10(dd,J=1.0,8.1Hz,1H),7.06~7.02(m,1H),6.95~6.91(m,1H),5.21(s,2H),1.44(s,9H)。
Figure 2024510774000111
調製物114
tert-ブチル(2-(((2-フルオロ-3-ホルミル-4-メチルフェニル)チオ)メチル)フェニル)カルバメート
Figure 2024510774000112
1,4-ジオキサン(10mL)及び水(2mL)中のS-(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)ベンジル)エタンチオエート(670mg、2.2mmol)の溶液に、3-ブロモ-2-フルオロ-6-メチル-ベンズアルデヒド(550mg、1.8mmol)、2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2’,4’,6’-トリイソプロピルビフェニル(220mg、0.44mmol)、炭酸カリウム(610mg、4.4mmol)、及びトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(210mg、0.22mmol)を添加した。混合物を、100℃まで一晩加熱した。完了後、反応混合物を、減圧下で濃縮した。残渣を、水(20mL)で希釈し、EtOAc(20mL×2)で抽出した。組み合わされた有機層を、ブライン(40mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、真空中で濃縮して、残渣を得た。残渣を、順相クロマトグラフィによって精製し、95:5のPetエーテル:EtOAcで溶出して、表題化合物(670mg、54%の収率)を得た。MS m/z 275.9(M-Boc+H)。
表15の以下の化合物を、調製物114に記載される手順と本質的に類似の様式で調製した。
Figure 2024510774000113
Figure 2024510774000114
調製物117
tert-ブチル(2-(((2-フルオロ-3-ホルミル-4-メチルフェニル)アミノ)メチル)フェニル)カルバメート
Figure 2024510774000115
THF(20mL)中のtert-ブチル(2-(((2-フルオロ-3-(ヒドロキシメチル)-4-メチルフェニル)アミノ)メチル)フェニル)カルバメート(950mg、2.4mmol)溶液に、二酸化マンガン(2.2g、25mmol)を、室温で添加した。得られた混合物を、70℃で一晩撹拌した。更なる二酸化マンガン(2.2g、25mmol)を、不完全な反応物に添加し、70℃で4時間撹拌し続けた。完了後、反応混合物を、珪藻土のパッドに通して、濾過し、MeOH:DCM(1:1)で洗浄し、濾液を、減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。残渣を、順相クロマトグラフィによって精製し、9:1のPetエーテル:EtOAcで溶出して、表題化合物(220mg、20%の収率)を得た。MS m/z 359.0(M+H)。
表16の以下の化合物を、調製物117に記載される手順と本質的に類似の様式で調製した。
Figure 2024510774000116
調製物119
S-(3-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)ベンジル)エタンチオエート
Figure 2024510774000117
tert-ブチル(3-(ブロモメチル)フェニル)カルバメート(2.0g、6.7mmol)及びチオ酢酸カリウム(1.6g、14mmol)を、DMF(9mL、120mmol)中に溶解させ、室温でN下で2時間撹拌した。反応物を、satd aq NHCl(20mL)の添加によってクエンチし、EtOAc(3×30mL)で抽出した。組み合わされた有機抽出物を、ブライン(20mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して、粗生成物を得た。残渣を、順相クロマトグラフィによって精製し、17:3のPetエーテル:EtOAcで溶出して、表題化合物(1.8g、89%の収率)を得た。MS m/z 225.9(M-tBu+H)。
調製物120
メチル(E)-6-ブロモ-2-フルオロ-3-(4-ニトロスチリル)ベンゾエート
Figure 2024510774000118
DMF(30mL)中の、ジエチル(4-ニトロベンジル)ホスホネート(1.7g、6.1mmol)及び15-クラウン-5(1.3g、5.7mmol)の溶液に、油中の水素化ナトリウム(340mg、8.5mmol、60質量%)を添加した。0℃で30分間撹拌した後、メチル6-ブロモ-2-フルオロ-3-ホルミルベンゾエート(1.5g、5.7mmol)を、N下で添加した。1.5時間後、反応物を、satd aq NHCl(40mL)の添加によってクエンチして、黄色の固体を沈殿させた。固体を、吸引濾過によって収集し、水で洗浄し、真空下で乾燥させて、表題化合物(2.2g、89%の収率)を得た。MS m/z 379.9、381.9(M+H)。
調製物121
メチル3-(4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)フェネチル)-2-フルオロ-6-メチルベンゾエート
Figure 2024510774000119
MeOH(15mL)中のメチル(E)-2-フルオロ-6-メチル-3-(4-ニトロスチリル)ベンゾエート(710mg、2.2mmol)の溶液に、パラジウム(650mg、0.31mmol)及びジ-tert-ブチルジカーボネート(0.57mL、2.5mmol)を添加した。混合物を、室温で2時間、H(15psi)下で撹拌した。反応混合物を、珪藻土のパッドに通して濾過し、濾液を、減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。残渣を、順相クロマトグラフィによって精製し、3:2のPetエーテル:EtOAcで溶出して、表題化合物(620mg、69%の収率)を得た。H NMR(400.21MHz,DMSO):δ9.24(s,1H),7.34(d,J=8.3Hz,2H),7.26(t,J=7.9Hz,1H),7.05(dd,J=8.2,14.8Hz,3H),3.87(s,3H),2.86~2.68(m,4H),2.26(s,3H),1.47(s,10H)。
調製物122
tert-ブチル(3-((4-ブロモ-3-(1,3-ジオキソラン-2-イル)-2-フルオロフェノキシ)メチル)フェニル)カルバメート
Figure 2024510774000120
取り付けられたディーンスタークトラップで、トルエン(16mL、150mmol)中の、tert-ブチル(3-((4-ブロモ-2-フルオロ-3-ホルミルフェノキシ)メチル)フェニル)カルバメート(1.0g、2.5mmol)、エチレングリコール(0.55mL、9.8mmol)、及びp-トルエンスルホン酸一水和物(47mg、0.25mmol)の溶液を、135℃で1時間還流した。反応溶液を、室温まで冷却し、水(15mL)及びEtOAc(25mL)で希釈した。相を分離し、水相を、EtOAcで抽出した。組み合わされた有機層を、NaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、粗残渣を得た。残渣を、順相クロマトグラフィによって精製し、24:1のDCM:MeOHで溶出して、表題化合物(1.2g、44%の収率)を得た。MS m/z 486.8(M+NH)。
代替調製物122
tert-ブチル(3-((4-ブロモ-3-(1,3-ジオキソラン-2-イル)-2-フルオロフェノキシ)メチル)フェニル)カルバメート
取り付けられたディーンスタークトラップで、トルエン(32mL)中の、6-ブロモ-2-フルオロ-3-ヒドロキシベンズアルデヒド(1.04g、4.75mmol)、エチレングリコール(1.1mL、20mmol)、及びp-トルエンスルホン酸一水和物(88mg、0.46mmol)の溶液を、135℃で1時間還流した。反応溶液を、室温まで冷却し、水(15mL)で洗浄した。相を分離した。有機層を、NaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、粗残渣を得た。残渣を、順相クロマトグラフィによって精製し、20:1のDCM:MeOHで溶出して、4-ブロモ-3-(1,3-ジオキソラン-2-イル)-2-フルオロ-フェノール(1.06g、4.03mmol)を得た。この物質を、DMF(8.0mL)中に溶解させ、炭酸カリウム(1.40g、10.1mmol)を添加した。この混合物を、室温で5分間撹拌した。次いで、tert-ブチル3-(ブロモメチル)フェニルカルバメート(1.21g、4.23mmol)を添加し、混合物を、75分間撹拌した。次いで、混合物を、水(40mL)で希釈し、EtOAc(40mL)で抽出した。相を分離した。有機層を、NaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、粗残渣を得た。残渣を、順相クロマトグラフィによって精製し、3:1のEtOAc:ヘキサンで溶出して、tert-ブチル(3-((4-ブロモ-3-(1,3-ジオキソラン-2-イル)-2-フルオロフェノキシ)メチル)フェニル)カルバメート(1.72g、3.66mmol、77%の収率)を得た。MS m/z 485.0、487.2(M+NH)。
Figure 2024510774000121
調製物123
tert-ブチル(3-((2-フルオロ-3-ホルミル-4-ビニルフェノキシ)メチル)フェニル)カルバメート
Figure 2024510774000122
tert-ブチル(3-((4-ブロモ-3-(1,3-ジオキソラン-2-イル)-2-フルオロフェノキシ)メチル)フェニル)カルバメート(400mg、0.85mmol)、カリウムビニルトリフルオロボレート(0.14g、1.0mmol)、及び炭酸セシウム(0.84g、2.6mmol)を、Nでパージされた25mLのマイクロ波バイアル内に置いた。THF(9mL)及び水(1mL、56mmol)を添加した。混合物を、表面下Nを5分間通気することによって脱気し、酢酸パラジウム(II)(10mg、0.04mmol)を添加し、反応物を、100℃まで一晩加熱した。反応物を、室温まで3日間冷却した。EtOAc及び水を添加し、相を分離し、水層を、EtOAcで2回抽出した。組み合わされた有機層を、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して、粗残渣を得た。残渣を、順相クロマトグラフィによって精製し、3:2のヘキサン:EtOAcで溶出して、表題化合物(320mg、16%の収率)を得た。MS m/z 369.6(M-H)。
表17の以下の化合物を、調製物123に記載される手順と本質的に類似の様式で調製した。
Figure 2024510774000123
調製物125
tert-ブチルN-[3-[[3-(1,3-ジオキソラン-2-イル)-2-フルオロ-4-イソプロピル-フェノキシ]メチル]フェニル]カルバメート
Figure 2024510774000124
炭素上の5重量%の硫化白金(0.057g、0.29mmol)を、70mLのParrシェーカーボトルに添加し、Nで脱気した。5mLのEtOAc、次いで、6mLのEtOAc中のtert-ブチル(3-((3-(1,3-ジオキソラン-2-イル)-2-フルオロ-4-(プロプ-1-エン-2-イル)フェノキシ)メチル)フェニル)カルバメート(0.231g、0.538mmol)を、ボトルに添加した。ボトルを、密封し、Nでパージし、Hでパージし、60psiのHに5時間室温で加圧した。反応混合物を、濾過し、濃縮して、表題化合物(255mg、定量的収率)を得た。MS m/z 430.4(M-H)。
調製物126
tert-ブチル(3-((4-シアノ-3-(1,3-ジオキソラン-2-イル)-2-フルオロフェノキシ)メチル)フェニル)カルバメート
Figure 2024510774000125
マイクロ波バイアル内で、DMF(2.5mL、32mmol)中の、tert-ブチル(3-((4-ブロモ-3-(1,3-ジオキソラン-2-イル)-2-フルオロフェノキシ)メチル)フェニル)カルバメート(240mg、0.50mmol)、シアン化亜鉛(130mg、1.1mmol)、及びTHF中の塩化亜鉛(1.0mL、0.50mmol、0.500mol/L)の混合物を、Nで通気した。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(31mg、0.03mmol)を添加した。反応混合物を、Nで通気し、キャップを閉め、110℃で1時間マイクロ波処理した。更なるシアン化亜鉛(120mg、1.0mmol)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(27mg、0.02mmol)を添加した。反応混合物を、Nで通気し、キャップを閉め、120℃で30分間マイクロ波処理した。反応溶液を、水(15mL)で洗浄した。有機層を、NaSOで乾燥させ、紙に通して濾過し、回転蒸発させて、粗残渣を得た。残渣を、順相クロマトグラフィによって精製し、7:3のヘキサン:EtOAcで溶出して、表題化合物(90mg、43%の収率)を得た。MS m/z 412.6(M-H)。
Figure 2024510774000126
スキーム17において、構造1の化合物(式中、Rが、Hである)は、構造2の化合物(式中、Pgが、好適な窒素保護基、例えば、tert-ブチルオキシカルボニルであり、Gが、以下である)と、
Figure 2024510774000127

当業者に周知の条件下で反応して、式Iの化合物(式中、Rが、水素である)を提供する。
より具体的には、以下のスキーム17Aに示されるように、構造1aの化合物(式中、Rが、Hである)を、構造2の化合物(式中、Pg及びGが、上記のように定義される)と、当業者に周知の条件下で反応して、式Ib及び式Icの化合物を提供する。
Figure 2024510774000128
例えば、約1当量の構造1aの化合物(式中、Rが、Hである)、及び約1当量の構造2の化合物(式中、Pg及びGが、スキーム17で定義されるとおりである)を、好適な有機溶媒、例えば、アセトニトリル中に懸濁させる。懸濁液を、約-10℃~約-25℃まで冷却し、次いで、約5当量の好適な酸、例えば、過塩素酸(水中の70%)又はトリフルオロ酢酸で処理する。次いで、反応混合物を、室温まで加温し、約1~8時間撹拌させる。更なる有機溶媒、例えば、アセトニトリル及びジメチルホルムアミドを添加してもよく、混合物を、更に約2時間撹拌させる。次いで、反応物を、標準的な条件を使用して、例えば、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でクエンチし、生成物を、当技術分野で周知の標準的な技法、例えば、塩化メチレン:イソプラノールなどの好適な有機溶媒での抽出を使用して単離し、有機抽出物を、硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して、粗生成物混合物を得る。この粗混合物を精製してもよく、式Ib及び式Icの生成物を、当技術分野で周知のテクニクエスト、例えば、クロマトグラフィを使用して分離してもよく、クロマトグラフィは、例えば、DCM中のMeOHなどの好適な溶出剤での順相クロマトグラフィ、及び2:1の10mMの炭酸水素アンモニウム水+5%のメタノール:アセトニトリルなどの好適な溶出剤での逆相クロマトグラフィを含む。
実施例1
(6aR,6bS,7S,8aS,8bS,10R,11aR,12aS,12bS)-10-(3-((3-アミノベンジル)オキシ)-2-フルオロ-6-メチルフェニル)-7-ヒドロキシ-8b-(2-ヒドロキシアセチル)-6a,8a-ジメチル-1,2,6a,6b,7,8,8a,8b,11a,12,12a,12b-ドデカヒドロ-4H-ナフト[2’,1’:4,5]インデノ[1,2-d][1,3]ジオキソール-4-オン
Figure 2024510774000129
過塩素酸(水中の70%、4.8mL)を、アセトニトリル(110mL)中の、(8S,9S,10R,11S,13S,14S,16R,17S)-11,16,17-トリヒドロキシ-17-(2-ヒドロキシアセチル)-10,13-ジメチル-7,8,9,11,12,14,15,16-オクタヒドロ-6H-シクロペンタ[a]フェナントレン-3-オン(4.4g、12mmol、「16アルファ-ヒドロキシプレドニゾロン」とも称される)及びtert-ブチルN-[3-[(2-フルオロ-3-ホルミル-4-メチル-フェノキシ)メチル]フェニル]カルバメート(4.0g、11mmol、調製物4)の懸濁液に、-10℃で添加し、室温まで加温した。1時間後、DMF(10mL)を、懸濁液に、室温で添加した。18時間後、反応物を、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でクエンチし、9:1の塩化メチレン:イソプロパノールで抽出した。有機層を、組み合わせ、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残渣を得た。残渣を、逆相クロマトグラフィによって精製し、1:1の10mMの炭酸水素アンモニウム水+5%のメタノール:アセトニトリルで溶出して、表題化合物、ピーク1(1.72g、25%の収率)を得た。ES/MS m/z 618.6(M+H)。H NMR(400.13MHz,d-DMSO)δ0.93~0.87(m,6H),1.40(s,3H),1.71~1.60(m,1H),1.89~1.76(m,4H),2.18~2.12(m,2H),2.29(s,4H),4.23~4.17(m,1H),4.32~4.30(m,1H),4.50~4.43(m,1H),4.81(d,J=3.2Hz,1H),4.98~4.95(m,3H),5.16~5.10(m,3H),5.61(s,1H),5.95(s,1H),6.18~6.15(m,1H),6.53~6.48(m,2H),6.58(s,1H),6.90~6.86(m,1H),6.99(t,J=7.7Hz,1H),7.12(t,J=8.5Hz,1H),7.33~7.30(m,1H)。
実施例2
(6aR,6bS,7S,8aS,8bS,10S,11aR,12aS,12bS)-10-(3-((3-アミノベンジル)オキシ)-2-フルオロ-6-メチルフェニル)-7-ヒドロキシ-8b-(2-ヒドロキシアセチル)-6a,8a-ジメチル-1,2,6a,6b,7,8,8a,8b,11a,12,12a,12b-ドデカヒドロ-4H-ナフト[2’,1’:4,5]インデノ[1,2-d][1,3]ジオキソール-4-オン
Figure 2024510774000130
実施例1から、残渣を、逆相クロマトグラフィによって精製し、1:1の10mMの炭酸水素アンモニウム水+5%のメタノール:アセトニトリルで溶出して、表題化合物ピーク2(1.24g、18%の収率)を得た。ES/MS m/z 618.6(M+H)。H NMR(400.13MHz,d-DMSO)δH NMR(400.13MHz,DMSO):0.88(s,3H),1.24~1.12(m,2H),1.40(s,3H),1.69~1.56(m,1H),1.91~1.76(m,4H),2.08~2.01(m,2H),2.22(s,3H),2.39~2.29(m,1H),3.18(d,J=5.2Hz,1H),4.12~4.00(m,1H),4.37~4.30(m,2H),4.79(d,J=3.1Hz,1H),5.00~4.93(m,2H),5.10~5.06(m,3H),5.31(d,J=6.7Hz,1H),5.95(s,1H),6.18(dd,J=1.8,10.1Hz,1H),6.34(s,1H),6.53~6.48(m,2H),6.58(s,1H),6.87(d,J=8.5Hz,1H),6.99(t,J=7.7Hz,1H),7.09(t,J=8.5Hz,1H),7.33(d,J=10.1Hz,1H)。
実施例3
(6aR,6bS,7S,8aS,8bS,10S,11aR,12aS,12bS)-10-(3-((3-アミノベンジル)オキシ)-2-フルオロ-6-メチルフェニル)-7-ヒドロキシ-6a,8a-ジメチル-8b-(2-(((2R,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)アセチル)-1,2,6a,6b,7,8,8a,8b,11a,12,12a,12b-ドデカヒドロ-4H-ナフト[2’,1’:4,5]インデノ[1,2-d][1,3]ジオキソール-4-オン
Figure 2024510774000131
(2R,3S,4S,5R,6R)-2-(アセトキシメチル)-6-(2-((6aR,6bS,7S,8aS,8bS,10S,11aR,12aS,12bS)-10-(3-((3-アミノベンジル)オキシ)-2-フルオロ-6-メチルフェニル)-7-ヒドロキシ-6a,8a-ジメチル-4-オキソ-1,2,4,6a,6b,7,8,8a,11a,12,12a,12b-ドデカヒドロ-8bH-ナフト[2’,1’:4,5]インデノ[1,2-d][1,3]ジオキソール-8b-イル)-2-オキソエトキシ)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリイルトリアセテート(40mg、0.04mmol、調製物5)を、メタノール(2mL)及び炭酸カリウム(20mg、0.20mmol)に添加した。1時間後、混合物を、珪藻土上にロードし、逆相クロマトグラフィによって精製し、1:2の10mMの炭酸水素アンモニウム水+5%のメタノール:アセトニトリルで溶出して、表題化合物(19mg、57%の収率)を得た。ES/MS m/z 780.4(M+H)。H NMR(500.11MHz,d-DMSO)δ0.90(s,3H),1.28~1.27(m,2H),1.41(s,3H),1.72~1.69(m,1H),1.92~1.88(m,4H),2.11~2.10(m,2H),2.22(s,3H),2.40~2.35(m,1H),3.50~3.46(m,1H),3.57~3.53(m,1H),3.64~3.61(m,1H),4.17~4.15(m,1H),4.34~4.32(m,1H),4.43~4.39(m,2H),4.57~4.52(m,1H),4.64~4.62(m,1H),4.75~4.72(m,2H),5.00~4.93(m,3H),5.12~5.08(m,2H),5.31~5.29(m,1H),5.95(d,J=0.4Hz,1H),6.20~6.17(m,1H),6.34(s,1H),6.54~6.49(m,2H),6.59(s,1H),6.88(d,J=8.5Hz,1H),7.00(t,J=7.7Hz,1H),7.12~7.08(m,1H),7.35~7.33(m,1H)。
実施例4
(6aR,6bS,7S,8aS,8bS,10R,11aR,12aS,12bS)-10-(3-((3-アミノベンジル)オキシ)-2-フルオロ-6-メトキシフェニル)-7-ヒドロキシ-8b-(2-ヒドロキシアセチル)-6a,8a-ジメチル-1,2,6a,6b,7,8,8a,8b,11a,12,12a,12b-ドデカヒドロ-4H-ナフト[2’,1’:4,5]インデノ[1,2-d][1,3]ジオキソール-4-オン
Figure 2024510774000132
-20℃の、アセトニトリル(100mL)中の、tert-ブチル(3-((2-フルオロ-3-ホルミル-4-メトキシフェノキシ)メチル)フェニル)カルバメート(2.6g、6.9mmol、調製物8)及び16アルファ-ヒドロキシプレドニゾロン(2.5g、6.6mmol)の懸濁液に、過塩素酸(水中の70%、3.3mL、5当量)を滴下した。混合物を、-20℃で7時間撹拌した。溶液を、分液漏斗に移した。溶液を、水酸化ナトリウムの水溶液(1Lの水中の7.5mLの5Nのaq NaOH)に滴下した。添加が完了した後、pHを、5と測定し、pHを、8に、5Nのaq NaOHで調整した。懸濁液を、10分間撹拌した。固体を、真空濾過によって収集し、固体を、水で洗浄した。固体を、フィルタ上で一晩乾燥させた。固体を、逆相クロマトグラフィによって精製し、1:1の10mMの炭酸水素アンモニウム水+5%のメタノール:アセトニトリルで溶出して、表題化合物、ピーク1(804mg、18%の収率)を得た。MS m/z 634.2(M+H)。
H NMR(399.8MHz,d-DMSO)δ7.33(d,J=10.1Hz,1H),7.17(t,J=9.2Hz,1H),6.98(t,J=7.8Hz,1H),6.76(dd,J=1.0,9.2Hz,1H),6.56(d,J=1.6Hz,1H),6.52~6.48(m,2H),6.17(dd,J=1.9,10.1Hz,1H),5.96(s,1H),5.71(s,1H),5.17(t,J=6.0Hz,1H),5.10(s,2H),4.94~4.90(m,3H),4.79(d,J=3.1Hz,1H),4.44~4.38(m,1H),4.33~4.31(m,1H),4.22~4.15(m,1H),3.70(s,3H),2.37~2.33(m,1H),2.14~2.04(m,2H),1.96~1.88(m,1H),1.82~1.70(m,3H),1.64~1.56(m,1H),1.41(s,3H),0.86(s,5H)。
実施例5
(6aR,6bS,7S,8aS,8bS,10S,11aR,12aS,12bS)-10-(3-((3-アミノベンジル)オキシ)-2-フルオロ-6-メトキシフェニル)-7-ヒドロキシ-8b-(2-ヒドロキシアセチル)-6a,8a-ジメチル-1,2,6a,6b,7,8,8a,8b,11a,12,12a,12b-ドデカヒドロ-4H-ナフト[2’,1’:4,5]インデノ[1,2-d][1,3]ジオキソール-4-オン
Figure 2024510774000133
実施例4から、残渣を、逆相クロマトグラフィによって精製し、1:1の10mMの炭酸水素アンモニウム水+5%のメタノール:アセトニトリルで溶出して、表題化合物ピーク2(1.19g、27%の収率)を得た。MS m/z 634.2(M+H)。
H NMR(399.8MHz,d-DMSO)δ7.32(d,J=10.0Hz,1H),7.17~7.12(m,1H),6.99(t,J=7.7Hz,1H),6.72(d,J=8.8Hz,1H),6.58(s,1H),6.53~6.46(m,3H),6.18(dd,J=1.7,10.1Hz,1H),5.95(s,1H),5.25(d,J=6.5Hz,1H),5.10(s,2H),5.00~4.90(m,3H),4.78(d,J=3.1Hz,1H),4.37~4.31(m,2H),4.02~3.96(m,1H),3.63(s,3H),2.34~2.31(m,1H),2.11~2.02(m,2H),1.88~1.76(m,4H),1.60~1.54(m,1H),1.40(s,3H),1.23~1.18(m,2H),0.87(s,3H)。
実施例5の代替調製物
フラスコへの16アルファ-ヒドロキシプレドニゾロンの充填、固体濾過ステップ、及び固体を移すステップを含む全ての固体処理ステップを、使い捨てグローブバッグ内で処理した。
2Lの丸底フラスコ内の-25℃の、ACN(1000mL)中の、tert-ブチル(3-((2-フルオロ-3-ホルミル-4-メトキシフェノキシ)メチル)フェニル)カルバメート(25g、67mmol、調製物8)及び16アルファ-ヒドロキシプレドニゾロン(25g、65mmol)の懸濁液に、水中の過塩素酸(31mL、330mmol、10.6mol/L)を滴下した。混合物を、反応をLCMSによって監視しつつ、-20℃で撹拌した。内部温度の監視によって、わずかな発熱が、過塩素酸の添加の際に示された。内部温度を、ドライアイスを添加して-19℃未満に保持した。混合物を、-19℃未満に2時間保持し、次いで、-10℃まで加温させた。混合物を、2つに分割し、2Lの水中の76mLの5Mのaq NaOHを各々収容する2つの別個のビーカー(ビーカー1及びビーカー2)に滴下した。過塩素酸の添加及び完全なクエンチの際に形成された固体を試験した(pH10)。各添加からの粘着性固体を、DCM中の10%のMeOHを収容する第3のビーカー(ビーカー3)に移し、組み合わせた。混合物を、粘着性固体が完全に溶解するまで撹拌した。次いで、残りの溶液(ビーカー1及びビーカー2)を、紙に通して濾過して、残渣固体を収集した。単離された固体を、水ですすぎ、ビーカー3に移した。ビーカー3を、全ての固体が溶解するまで撹拌した。溶液を、2時間NaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、黄褐色の泡を得た。固体収集物からの濾液を、DCM中の10%のIPAで3回抽出した。組み合わされた有機抽出物を、一晩撹拌しながらNaSOで乾燥させ、次いで、濾過し、蒸発させて、更なる粗残渣を得た。粗生成物を、DCM中の150mLの1%のMeOH中に溶解させ、順相クロマトグラフィによって、DCM中の0~5%のMeOHを使用して精製して、固体を得た。固体を、600mLのEtOHで希釈し、ロータリーエバポレータにおいて、45℃で5分間回転させた。熱浴を、60℃まで上昇させた。熱浴が60℃に達したときに、熱浴を止め、フラスコを、浴が室温に達するまで回転させた。フラスコを、ロータリーエバポレータから取り出し、キャップを閉め、一晩室温で放置した。
固体を、真空濾過によって、グローブバッグ内に収集した。固体を、EtOHですすぎ、フィルタ上で5時間乾燥させた。固体を、DCM(1.5L)中の20%のEtOH中に再溶解させた。更なるDCMを添加して、ほぼ透明な溶液を得た(いくらかの濁りが持続した)。溶媒交換を、回転蒸発によって、450mbar及び45℃で達成して、DCMを除去した。蒸留が停止したら、圧力を、100mbarに減少させて、EtOHを、約600mLにした。混合物を、ロータリーエバポレータから除去し、5時間室温で放置した。固体を、真空濾過によって収集し、固体を、更なるEtOHで2回洗浄した。濾過ケーキを、真空オーブン内で、室温で48時間乾燥させて、表題化合物(42g、38%の収率)を得た。MS m/z 634.6(M+H)。
NMRによる構造帰属
Figure 2024510774000134
アセタール異性体の二次元スルースペースROE NMR分析は、一貫して、R配置のH22(アセタール)及びH16についてクロスピークを与えた。代替として、S配置のH22は、一貫して、約1ppmより大きいシフトを与えた。全ての他の化合物を、同じ方法によって本質的に帰属させた。
表18aの以下の化合物を、実施例1~4に記載される手順と本質的に類似の様式で、構造1aの対応する出発材料及び構造2の対応する出発材料を使用して、上記の対応する調製物及び表2~17において調製されるように、又は当業者に周知の標準的な手順を使用して調製されるように調製した。最終生成物の精製を、以下の方法によって本質的に実行した。
A.水中の10mMのNHHCO+5%のMeOH:ACNの溶出剤を使用するC18カラム
B.水中の0.1%のFA:ACNの溶出剤を使用するC18カラム
C.EtOH+0.05%のDEA:COの溶出剤を使用するSFC Chiralpak AY
D.MeOH+0.2%のIPAmの溶出剤を使用するChiralpak IC
E.IPA+0.5%のDMEA:COの溶出剤を使用するSFC Lux Amylose-2
F.IPA+0.5%のDMEA:COの溶出剤を使用するSFC Chiralpak AD-H
G.EtOH+0.1%のNHO:ヘプタンの溶出剤を使用するChiralpak ICヘプタン
H.IPA+0.1%のNHO:COの溶出剤を使用するSFC Chiralpack AD
I.EtOH+ACN(0.1%のDEA):ヘプタンの溶出剤を使用するChiralcel IHヘプタン
J.EtOH+0.5%のDEA:COの溶出剤を使用するSFC Chiralpack AD
K.EtOH+0.1%のNHO:ACNの溶出剤を使用するChiralpak IE
L.EtOH:ACN+0.2%のIPAmの溶出剤を使用するChiralpak AD-H
M.EtOH:ACNの溶出剤を使用するChiralpak AD-H
N.EtOH+0.05%のDMEA:COの溶出剤を使用するSFC Chiralpak IC
O.MeOH+0.5%のDMEA:COの溶出剤を使用するSFC Chiralcel OJ-H
Figure 2024510774000135
Figure 2024510774000136
Figure 2024510774000137
Figure 2024510774000138
Figure 2024510774000139
Figure 2024510774000140
Figure 2024510774000141
Figure 2024510774000142
Figure 2024510774000143
Figure 2024510774000144
Figure 2024510774000145
Figure 2024510774000146
Figure 2024510774000147
Figure 2024510774000148
Figure 2024510774000149
Figure 2024510774000150
Figure 2024510774000151
Figure 2024510774000152
Figure 2024510774000153
Figure 2024510774000154
Figure 2024510774000155
Figure 2024510774000156
Figure 2024510774000157
Figure 2024510774000158
Figure 2024510774000159
Figure 2024510774000160
Figure 2024510774000161
Figure 2024510774000162
Figure 2024510774000163
Figure 2024510774000164
Figure 2024510774000165
Figure 2024510774000166
Figure 2024510774000167
Figure 2024510774000168
Figure 2024510774000169
Figure 2024510774000170
実施例159
4-((3-アミノベンジル)オキシ)-3-フルオロ-2-((6aR,6bS,7S,8aS,8bS,10S,11aR,12aS,12bS)-7-ヒドロキシ-8b-(2-ヒドロキシアセチル)-6a,8a-ジメチル-4-オキソ-2,4,6a,6b,7,8,8a,8b,11a,12,12a,12b-ドデカヒドロ-1H-ナフト[2’,1’:4,5]インデノ[1,2-d][1,3]ジオキソール-10-イル)ベンゾニトリル
Figure 2024510774000171
トリフルオロメタンスルホン酸(920μL、10mmol)を、ACN(5mL、95mmol)中の、16アルファ-ヒドロキシプレドニゾロン(140mg、0.36mmol)及びtert-ブチル(3-((4-シアノ-3-(1,3-ジオキソラン-2-イル)-2-フルオロフェノキシ)メチル)フェニル)カルバメート(140mg、0.34mmol)の懸濁液に、0℃で滴下した。反応物を、satd aq NaHCOでクエンチし、DCM中の10%のIPAで抽出した。組み合わされた有機層を、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して、粗残渣を得た。粗残渣を、逆相精製によって精製し、1:1の水中の10mMのNHHCO+5%のMeOH:ACNで溶出して、表題化合物(12mg、6%の収率)を得た。MS m/z 630.0(M+H)。H NMR(400.13MHz,d-DMSO)δ7.70~7.67(m,1H),7.45~7.41(m,1H),7.33(d,J=10.1Hz,1H),7.04~7.00(m,1H),6.61~6.51(m,3H),6.45(s,1H),6.20~6.17(m,1H),5.95(s,1H),5.37~5.35(m,1H),5.15(s,4H),4.86~4.84(m,1H),4.32~4.31(m,2H),4.07~4.01(m,1H),2.14~2.12(m,2H),1.92~1.88(m,4H),1.67~1.66(m,1H),1.40~1.39(m,3H),1.25~1.20(m,2H),0.89~0.88(m,3H)。
hGRコアクチベーター動員アッセイ
グルココルチコイド化合物の活性を、Life TechnologiesからのLanthaScreen TR-Fret GR Coactivator Assay(A15899)を使用して測定した。化合物を、アッセイプレートに、200nMの最高濃度での3倍10点段階希釈で音響的に移した。10マイクロリットルの、GR-LBDの2倍溶液を、化合物プレートに添加し、10分間インキュベートした。次いで、10マイクロリットルの、Fluoresein-SRC1-4及びTb標識抗GST抗体の2倍溶液を、プレートに添加した。プレートを、暗所で2時間インキュベートし、次いで、Envisionプレートリーダーにおいて、340nmでの励起並びに520nm(フルオレセイン)及び490nm(テルビウム)での発光で読み取った。520/490の発光比を、Genedataにおいて分析した。パーセント活性を得るために、データを、DMSOの陰性対照及び4uMのデキサメタゾンの陽性対照と比較した。以下の例示的化合物を、本質的に上記の手順に従って試験し、これらの化合物は、表19に列挙される以下の活性を示した。
Figure 2024510774000172
実施例6~44、46~51、53~79、及び81~158の化合物は、200nM未満の相対IC50をもたらした。実施例45、52、及び80の化合物は、200nM超の相対IC50をもたらした。

Claims (39)

  1. 下記式:
    Figure 2024510774000173

    (式中、Rが、H、又は下記:
    Figure 2024510774000174

    であり、
    が、H、ハロゲン、CN、C1~C3アルキル、C3~C6シクロアルキル、C1~C3アルコキシ、C2~C3アルケニル、OCF
    Figure 2024510774000175

    であり、
    が、H、ハロゲン、C1~C3アルキル、C1~C3アルコキシ、又はC2~C3アルケニルであり、
    が、NH又はCHNHであり、
    Xが、O、OCH、OCHCH、CHO、SCH、CHS、CH、NHCH、CHNH、N(CH)CH、CHCH、C≡C、又は結合であり、Xが、フェニル環Aに、オルト位又はメタ位で結合している)の化合物、又はその薬学的に許容される塩。
  2. が、NHである、請求項1に記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩。
  3. Rが、Hである、請求項1又は2に記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩。
  4. Rが、下記:
    Figure 2024510774000176

    である、請求項1又は2に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  5. が、C1~C3アルキルである、請求項1~4のいずれか一項に記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩。
  6. が、CHである、請求項1~4のいずれか一項に記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩。
  7. が、C1~C3アルコキシである、請求項1~4のいずれか一項に記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩。
  8. が、OCHである、請求項1~4のいずれか一項に記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩。
  9. が、Fである、請求項1~4のいずれか一項に記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩。
  10. が、Fである、請求項1~9のいずれか一項に記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩。
  11. Xが、OCHである、請求項1~10のいずれか一項に記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩。
  12. Xが、Oである、請求項1~10のいずれか一項に記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩。
  13. Xが、CHである、請求項1~10のいずれか一項に記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩。
  14. Xが、SCHである、請求項1~10のいずれか一項に記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩。
  15. Xが、結合である、請求項1~10のいずれか一項に記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩。
  16. 前記化合物が、下記式:
    Figure 2024510774000177

    である、請求項1に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  17. 前記化合物が、下記式:
    Figure 2024510774000178

    である、請求項1に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  18. 前記化合物が、下記:
    Figure 2024510774000179

    である、請求項17に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  19. 下記式:
    Figure 2024510774000180

    である、請求項18に記載の化合物。
  20. 前記化合物が、下記:
    Figure 2024510774000181

    である、請求項1に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  21. 下記:
    Figure 2024510774000182

    である、請求項20に記載の化合物。
  22. 前記化合物が、下記:
    Figure 2024510774000183

    である、請求項16に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  23. 下記:
    Figure 2024510774000184

    である、請求項22に記載の化合物。
  24. 前記化合物が、下記:
    Figure 2024510774000185

    である、請求項1に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  25. 下記:
    Figure 2024510774000186

    である、請求項24に記載の化合物
  26. 前記化合物が、下記:
    Figure 2024510774000187

    である、請求項1に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  27. 下記:
    Figure 2024510774000188

    である、請求項26に記載の化合物。
  28. 前記化合物が、下記:
    Figure 2024510774000189

    である、請求項1に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  29. 下記:
    Figure 2024510774000190

    である、請求項28に記載の化合物。
  30. 下記表:
    Figure 2024510774000191

    Figure 2024510774000192

    Figure 2024510774000193

    Figure 2024510774000194

    Figure 2024510774000195

    Figure 2024510774000196

    Figure 2024510774000197

    Figure 2024510774000198

    Figure 2024510774000199

    Figure 2024510774000200

    Figure 2024510774000201

    Figure 2024510774000202

    Figure 2024510774000203

    Figure 2024510774000204

    Figure 2024510774000205

    Figure 2024510774000206

    Figure 2024510774000207

    Figure 2024510774000208

    Figure 2024510774000209

    Figure 2024510774000210

    Figure 2024510774000211

    からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物、並びにその薬学的に許容される塩。
  31. 患者のアトピー性皮膚炎を治療する方法であって、そのような治療を必要としている患者に、有効量の請求項1~30のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩を投与することを含む、方法。
  32. 患者の関節リウマチを治療する方法であって、そのような治療を必要としている患者に、有効量の請求項1~30のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩を投与することを含む、方法。
  33. 療法における使用のための、請求項1~30のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  34. アトピー性皮膚炎を治療することにおける使用のための、請求項1~30のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  35. 関節リウマチを治療することにおける使用のための、請求項1~30のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  36. アトピー性皮膚炎を治療するための医薬品の製造のための、請求項1~30のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩の、使用。
  37. 関節リウマチを治療するための医薬品の製造のための、請求項1~30のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩の、使用。
  38. 請求項1~30のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩を、1つ以上の薬学的に許容される担体、希釈剤、又は賦形剤とともに含む、薬学的組成物。
  39. 薬学的組成物を調製するためのプロセスであって、請求項1~30のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩を、1つ以上の薬学的に許容される担体、希釈剤、又は賦形剤と混合することを含む、プロセス。
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