JP2024503789A - ユーザ機器の測位に関連する整合グループの修正 - Google Patents

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Abstract

ワイヤレス通信のための様々な技法が開示される。ある態様では、UEは、複数の整合グループを特定し、複数の整合グループの各々がそれぞれの整合グループに対する1つまたは複数の共有される誤差特性内にある測定結果に関連する複数の測位ソースを備え、場所推定エンティティに、複数の整合グループに関連する情報を報告し、場所推定エンティティから、複数の整合グループに関連する1つまたは複数のパラメータを修正せよとの命令を受信する。

Description

関連出願の相互参照
本特許出願は、2021年1月15日に出願された「MODIFYING CONSISTENCY GROUPS ASSOCIATED WITH POSITIONING OF A USER EQUIPMENT」と題する米国仮出願第63/137,839号、および2022年1月11日に出願された「MODIFYING CONSISTENCY GROUPS ASSOCIATED WITH POSITIONING OF A USER EQUIPMENT」と題する米国非仮出願第17/647,707号の利益を主張し、その両方が本出願の譲受人に譲渡され、その全体が参照により本明細書に明確に組み込まれる。
本開示の態様は、全般にワイヤレス通信に関し、より具体的には、ユーザ機器(UE)の測位に関連する整合グループを修正することに関する。
ワイヤレス通信システムは、第1世代アナログワイヤレス電話サービス(1G)、第2世代(2G)デジタルワイヤレス電話サービス(暫定2.5Gおよび2.75Gネットワークを含む)、第3世代(3G)高速データ、インターネット対応ワイヤレスサービス、および第4世代(4G)サービス(たとえば、Long Term Evolution(LTE)またはWiMax)を含む、様々な世代を通じて発展している。現在、セルラーシステムおよびパーソナル通信サービス(PCS)システムを含む、多くの異なるタイプのワイヤレス通信システムが使用されている。既知のセルラーシステムの例は、cellular analog advanced mobile phone system(AMPS)、および、符号分割多元接続(CDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、時分割多元接続(TDMA)、Global System for Mobile communication(GSM)などに基づくデジタルセルラーシステムを含む。
New Radio(NR)と呼ばれる第5世代(5G)ワイヤレス規格は、様々な改善の中でもとりわけ、より高いデータ転送速度、より多数の接続、およびより広いカバレッジを必要とする。次世代モバイルネットワークアライアンスによれば、5G規格は、毎秒数十メガビットのデータレートを数万人のユーザに提供するように設計されており、オフィスフロアの数十人の就業者に対して毎秒1ギガビットを提供する。大規模なセンサ展開を支えるには、数十万の同時接続がサポートされなければならない。したがって、5Gモバイル通信のスペクトル効率は、現在の4G規格と比較して著しく高められなければならない。さらに、現在の規格と比較して、シグナリング効率が高められ、レイテンシがかなり低減されなければならない。
以下は、本明細書で開示される1つまたは複数の態様に関する簡略化された概要を提示する。したがって、以下の概要は、すべての企図される態様に関する広範な概観と見なされるべきではなく、また、以下の概要は、すべての企図される態様に関する主要なもしくは重要な要素を特定するものとして、または任意の特定の態様に関連する範囲を定めるものと見なされるべきでない。したがって、以下の概要の唯一の目的は、以下で提示される詳細な説明に先立って、本明細書において開示される機構に関する1つまたは複数の態様に関するいくつかの概念を、簡略化された形態で提示することである。
ある態様では、ユーザ機器(UE)を動作させる方法は、UEによって、複数の整合グループを特定するステップであって、複数の整合グループの各々がそれぞれの整合グループに対する1つまたは複数の共有される誤差特性内にある測定結果に関連する複数の測位ソースを備える、ステップと、場所推定エンティティに、複数の整合グループに関連する情報を報告するステップと、場所推定エンティティから、複数の整合グループに関連する1つまたは複数のパラメータを修正せよとの命令を受信するステップとを含む。
ある態様では、ネットワークコンポーネントを動作させる方法は、ユーザ機器(UE)から、複数の整合グループに関連する情報を受信するステップであって、複数の整合グループの各々がそれぞれの整合グループに対する1つまたは複数の共有される誤差特性内にある測定結果に関連する複数の測位ソースを備える、ステップと、UEに、複数の整合グループに関連する1つまたは複数のパラメータを修正せよとの命令を送信するステップとを含む。
ある態様では、ユーザ機器(UE)は、メモリと、少なくとも1つのトランシーバと、メモリおよび少なくとも1つのトランシーバに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み、少なくとも1つのプロセッサは、複数の整合グループを特定し、複数の整合グループの各々がそれぞれの整合グループに対する1つまたは複数の共有される誤差特性内にある測定結果に関連する複数の測位ソースを備え、場所推定エンティティに、複数の整合グループに関連する情報を報告し、少なくとも1つのトランシーバを介して、場所推定エンティティから、複数の整合グループに関連する1つまたは複数のパラメータを修正せよとの命令を受信するように構成される。
ある態様では、ネットワークコンポーネントは、メモリと、少なくとも1つのトランシーバと、メモリおよび少なくとも1つのトランシーバに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み、少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つのトランシーバを介して、ユーザ機器(UE)から、複数の整合グループに関連する情報を受信し、複数の整合グループの各々が、それぞれの整合グループに対する1つまたは複数の共有される誤差特性内にある測定結果に関連する複数の測位ソースを備え、少なくとも1つのトランシーバを介して、UEに、複数の整合グループに関連する1つまたは複数のパラメータを修正せよとの命令を送信するように構成される。
ある態様では、ユーザ機器(UE)は、複数の整合グループを特定するための手段であって、複数の整合グループの各々がそれぞれの整合グループに対する1つまたは複数の共有される誤差特性内にある測定結果に関連する複数の測位ソースを備える、手段と、場所推定エンティティに、複数の整合グループに関連する情報を報告するための手段と、場所推定エンティティから、複数の整合グループに関連する1つまたは複数のパラメータを修正せよとの命令を受信するための手段とを含む。
ある態様では、ネットワークコンポーネントは、ユーザ機器(UE)から、複数の整合グループに関連する情報を受信するための手段であって、複数の整合グループの各々がそれぞれの整合グループに対する1つまたは複数の共有される誤差特性内にある測定結果に関連する複数の測位ソースを備える、手段と、UEに、複数の整合グループに関連する1つまたは複数のパラメータを修正せよとの命令を送信するための手段とを含む。
ある態様では、非一時的コンピュータ可読媒体は、ユーザ機器(UE)によって実行されると、UEに、複数の整合グループを特定させ、複数の整合グループの各々がそれぞれの整合グループに対する1つまたは複数の共有される誤差特性内にある測定結果に関連する複数の測位ソースを備え、場所推定エンティティへ、複数の整合グループに関連する情報を報告させ、場所推定エンティティから、複数の整合グループに関連する1つまたは複数のパラメータを修正せよとの命令を受信させる、コンピュータ実行可能命令を記憶する。
ある態様では、非一時的コンピュータ可読媒体は、ネットワークコンポーネントによって実行されると、ネットワークコンポーネントに、ユーザ機器(UE)から、複数の整合グループに関連する情報を受信させ、複数の整合グループの各々がそれぞれの整合グループに対する1つまたは複数の共有される誤差特性内にある測定結果に関連する複数の測位ソースを備え、UEへ、複数の整合グループに関連する1つまたは複数のパラメータを修正せよとの命令を送信させる、コンピュータ実行可能命令を記憶する。
本明細書で開示される態様に関連する他の目的および利点は、添付の図面および詳細な説明に基づいて、当業者に明らかとなろう。
添付の図面は、開示される主題の1つまたは複数の態様の例を説明する助けとするために提示され、例を限定することではなく、例の示すことのためにのみ提供される。
様々な態様による例示的なワイヤレス通信システムを示す図である。 様々な態様による例示的なワイヤレスネットワーク構造を示す図である。 様々な態様による例示的なワイヤレスネットワーク構造を示す図である。 ワイヤレス通信ノードにおいて利用され、本明細書で教示されるように通信をサポートするように構成され得る、コンポーネントのいくつかの例示的な態様の簡略化されたブロック図である。 ワイヤレス通信ノードにおいて利用され、本明細書で教示されるように通信をサポートするように構成され得る、コンポーネントのいくつかの例示的な態様の簡略化されたブロック図である。 ワイヤレス通信ノードにおいて利用され、本明細書で教示されるように通信をサポートするように構成され得る、コンポーネントのいくつかの例示的な態様の簡略化されたブロック図である。 本開示の態様による例示的なフレーム構造を示す図である。 本開示の態様によるフレーム構造内の例示的なチャネルを示す図である。 見通し外(NLOS)測位信号がユーザ機器(UE)にどのようにその場所を誤って計算させ得るかを示す図である。 アウトライア検出のための従来の方法を示すフローチャートである。 本開示のいくつかの態様によるワイヤレス通信の方法を示す図である。 本開示のいくつかの態様によるワイヤレス通信の部分的な方法を示すフローチャートである。 本開示のいくつかの態様によるワイヤレス通信の部分的な方法を示すフローチャートである。 本開示のいくつかの態様によるワイヤレス通信の部分的な方法を示すフローチャートである。 本開示のいくつかの態様によるワイヤレス通信の方法の例示的な結果を示す図である。 本開示のいくつかの態様によるワイヤレス通信の方法を示すフローチャートである。 本開示のいくつかの態様によるワイヤレス通信の方法を示すフローチャートである。 本開示の態様による、基地局(たとえば、本明細書で説明される基地局のいずれか)とUE(たとえば、本明細書で説明されるUEのいずれか)との間で交換されるRTT測定信号の例示的なタイミングを示す図である。 本開示の態様による、基地局(gNB)(たとえば、本明細書で説明される基地局のいずれか)とUE(たとえば、本明細書で説明されるUEのいずれか)との間で交換されるRTT測定信号の例示的なタイミングを示す図である。 本開示の態様によるワイヤレス通信の例示的なプロセスを示す図である。 本開示の態様によるワイヤレス通信の例示的なプロセスを示す図である。
本開示の態様は、例示を目的に提供される様々な例を対象とする以下の説明および関連する図面において提供される。本開示の範囲を逸脱することなく、代替の態様が考案され得る。追加として、本開示のよく知られている要素は、本開示の関連する詳細を不明瞭にしないように、詳細には説明されないかまたは省略される。
上で説明された従来のシステムおよび方法の技術的な欠点を克服するために、測位基準信号(PRS)のためにユーザ機器(UE)によって使用される帯域幅を、たとえば環境条件に応じて動的に調整できるような機構が、提示される。たとえば、UE受信機は、UEが動作している環境の条件を送信エンティティに示してもよく、それに応答して、送信エンティティはPRS帯域幅を調整してもよい。
「例示的」および「例」という語は、本明細書では、「例、事例、または例示として機能すること」を意味するために使用される。本明細書で「例示的」または「例」として説明されるいかなる態様も、必ずしも他の態様よりも好ましいかまたは有利であると解釈されるべきではない。同様に、「本開示の態様」という用語は、本開示のすべての態様が、論じられる特徴、利点、または動作モードを含むことを必要とするとは限らない。
以下で説明される情報および信号は、様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表され得ることを当業者は理解するだろう。たとえば、以下の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、部分的に特定の適用例、部分的に所望の設計、部分的に対応する技術などに応じて、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁性粒子、光場もしくは光学粒子、またはそれらの任意の組合せによって表され得る。
さらに、たとえば、コンピューティングデバイスの要素によって実行されるべき一連の行動に関して、多くの態様が説明される。本明細書で説明される様々な行動は、特定の回路(たとえば、特定用途向け集積回路(ASIC))によって、1つまたは複数のプロセッサによって実行されるプログラム命令によって、またはその両方の組合せによって実行され得ることが認識されるだろう。加えて、本明細書で説明される一連の行動は、実行されると、デバイスの関連するプロセッサに本明細書で説明される機能を実行させるかまたは実行するように命令する、コンピュータ命令の対応するセットを記憶した、任意の形態の非一時的コンピュータ可読記憶媒体内で完全に具現化されると見なされ得る。したがって、本開示の様々な態様は、請求される主題の範囲内にそのすべてが入ることが企図されている、いくつかの異なる形態で具現化され得る。加えて、本明細書で説明される態様の各々に対して、任意のそのような態様の対応する形態は、たとえば、説明される行動を実行する「ように構成された論理」として本明細書で説明されることがある。
本明細書において使用される「ユーザ機器」(UE)および「基地局」という用語は、別段に記載されていない限り、任意の特定の無線アクセス技術(RAT)に固有であること、または別様にそれに限定されることは、意図されない。一般に、UEは、ワイヤレス通信ネットワークを介して通信するためにユーザによって使用される、任意のワイヤレス通信デバイス(たとえば、携帯電話、ルータ、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、追跡デバイス、ウェアラブル(たとえば、スマートウォッチ、眼鏡、拡張現実(AR)/仮想現実(VR)ヘッドセットなど)、車両(たとえば、自動車、オートバイ、自転車など)、モノのインターネット(IoT)デバイスなど)であってもよい。UEは移動式であってもよく、または(たとえば、ある時間において)静止していてもよく、無線アクセスネットワーク(RAN)と通信してもよい。本明細書で使用される「UE」という用語は、「アクセス端末」もしくは「AT」、「クライアントデバイス」、「ワイヤレスデバイス」、「加入者デバイス」、「加入者端末」、「加入者局」、「ユーザ端末」(UT)、「モバイルデバイス」、「モバイル端末」、「移動局」、またはそれらの変形として互換的に呼ばれることがある。一般に、UEは、RANを介してコアネットワークと通信することができ、コアネットワークを通じて、UEは、インターネットなどの外部のネットワークと、かつ他のUEと接続され得る。当然、有線アクセスネットワーク、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)ネットワーク(たとえば、IEEE802.11などに基づく)などを介した、コアネットワーク、インターネット、または両方に接続する他の機構もUEにとって可能である。
基地局は、基地局が展開されているネットワークに応じてUEと通信しているいくつかのRATのうちの1つに従って動作してもよく、代替として、アクセスポイント(AP)、ネットワークノード、NodeB、発展型NodeB(eNB)、次世代eNB(ng-eNB)、New Radio(NR)NodeB(gNBまたはgNodeBとも呼ばれる)などと呼ばれることがある。基地局は、サポートされるUEのためのデータ、音声、シグナリング接続、またはそれらの様々な組合せをサポートすることを含めて、UEによるワイヤレスアクセスをサポートするために主に使用され得る。いくつかのシステムでは、基地局は純粋にエッジノードシグナリング機能を提供し得るが、他のシステムでは、基地局は追加の制御機能、ネットワーク管理機能、または両方を提供し得る。UEがそれを通じて信号を基地局に送信することができる通信リンクは、アップリンク(UL)チャネル(たとえば、逆方向トラフィックチャネル、逆方向制御チャネル、アクセスチャネルなど)と呼ばれる。基地局がそれを通じて信号をUEに送信することができる通信リンクは、ダウンリンク(DL)または順方向リンクチャネル(たとえば、ページングチャネル、制御チャネル、ブロードキャストチャネル、順方向トラフィックチャネルなど)と呼ばれる。本明細書で使用されるトラフィックチャネル(TCH)という用語は、アップリンク/逆方向トラフィックチャネルまたはダウンリンク/順方向トラフィックチャネルのいずれかを指すことができる。
「基地局」という用語は、単一の物理的な送受信ポイント(TRP)を、または、同じ位置にあってもまたはなくてもよい複数の物理的なTRPを指すことがある。たとえば、「基地局」という用語が単一の物理的なTRPを指す場合、その物理的なTRPは、基地局のセル(または、いくつかのセルセクタ)に対応する、基地局のアンテナであってもよい。「基地局」という用語が、同じ位置にある複数の物理的なTRPを指す場合、それらの物理的なTRPは、基地局の(たとえば、多入力多出力(MIMO)システムにおけるような、または基地局がビームフォーミングを採用する場合の)アンテナのアレイであってもよい。「基地局」という用語が、同じ位置にない複数の物理的なTRPを指す場合、それらの物理的なTRPは、分散アンテナシステム(DAS)(移送媒体を介して共通のソースに接続された、空間的に分離されたアンテナのネットワーク)、またはリモートラジオヘッド(RRH)(サービング基地局に接続された遠隔の基地局)であってもよい。代替として、同じ位置にない物理的なTRPは、UE、およびUEがその基準無線周波数(RF)信号(または、単に「基準信号」)を測定している近隣基地局から、測定結果報告を受信するサービング基地局であってもよい。TRPは基地局がそこからワイヤレス信号を送信および受信する点であるので、本明細書において使用される場合、基地局からの送信または基地局における受信への言及は、基地局の特定のTRPに言及するものとして理解されるべきである。
UEの測位をサポートするいくつかの実装形態では、基地局は、UEによるワイヤレスアクセスをサポートしないことがある(たとえば、UEのためのデータ、音声、シグナリング接続、またはそれらの様々な組合せをサポートしないことがある)が、代わりに、UEによって測定されるべき基準信号をUEに送信することがあり、UEによって送信された信号を受信および測定することがあり、またはその両方であることがある。そのような基地局は、測位ビーコン(たとえば、信号をUEへ送信するとき)、位置測定ユニット(たとえば、UEからの信号を受信および測定するとき)、またはそれらの両方として呼ばれることがある。
「RF信号」は、送信機と受信機との間の空間を通じて情報を移送する、所与の周波数の電磁波を備える。本明細書で使用される場合、送信機は、単一の「RF信号」または複数の「RF信号」を受信機に送信し得る。しかしながら、受信機は、マルチパスチャネルを通じたRF信号の伝搬特性に起因して、送信された各RF信号に対応する複数の「RF信号」を受信し得る。送信機と受信機との間の異なる経路上で送信された同じRF信号は、「マルチパス」RF信号と呼ばれることがある。本明細書で使用される場合、RF信号は、「ワイヤレス信号」、あるいは「信号」という用語がワイヤレス信号またはRF信号を指すことが文脈から明確である場合は単に「信号」と呼ばれることもある。
図1は、様々な態様による例示的なワイヤレス通信システム100を示す。ワイヤレス通信システム100(ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)と呼ばれることもある)は、様々な基地局102および様々なUE104を含んでもよい。基地局102は、マクロセル基地局(高電力セルラー基地局)、スモールセル基地局(低電力セルラー基地局)、または両方を含んでもよい。ある態様では、マクロセル基地局は、ワイヤレス通信システム100がLTEネットワークに相当する場合はeNB、ng-eNB、もしくは両方、またはワイヤレス通信システム100がNRネットワークに相当する場合はgNB、あるいはそれらの両方の組合せを含んでもよく、スモールセル基地局は、フェムトセル、ピコセル、マイクロセルなどを含んでもよい。
基地局102は、無線アクセスネットワーク(RAN)106を集合的に形成し、バックホールリンク110を通じてコアネットワーク108(たとえば、evolved packet core(EPC)または5G core(5GC))と、およびコアネットワーク108を通じて、(コアネットワーク108の一部であってもよく、またはコアネットワーク108の外部にあってもよい)1つまたは複数のロケーションサーバ112に、インターフェースしてもよい。他の機能に加えて、基地局102は、ユーザデータを転送すること、無線チャネル暗号化および解読、完全性保護、ヘッダ圧縮、モビリティ制御機能(たとえば、ハンドオーバー、デュアル接続性)、セル間干渉協調、接続セットアップおよび解放、負荷分散、非アクセス層(NAS)メッセージのための配信、NASノード選択、同期、RAN共有、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)、加入者および機器追跡、RAN情報管理(RIM)、ページング、測位、ならびに警告メッセージの配信のうちの1つまたは複数に関係する機能を実行してもよい。基地局102は、有線またはワイヤレスであり得るバックホールリンク114を介して、直接または間接的に(たとえば、EPC/5GCを通じて)互いと通信し得る。
基地局102は、UE104とワイヤレスに通信し得る。基地局102の各々は、それぞれの地理的カバレッジエリア116に通信カバレッジを提供してもよい。ある態様では、1つまたは複数のセルは、各地理的カバレッジエリア116の中の基地局102によってサポートされ得る。「セル」とは、(たとえば、キャリア周波数、コンポーネントキャリア、キャリア、帯域などと呼ばれる、いくつかの周波数リソースを介した)基地局との通信のために使用される論理通信エンティティであり、同じかまたは異なるキャリア周波数を介して動作するセルを区別するための識別子(たとえば、物理セル識別子(PCI)、仮想セル識別子(VCI)、セルグローバル識別子(CGI))と関連付けられてもよい。いくつかの場合、異なるセルが、異なるタイプのUEにアクセスを提供することがある異なるプロトコルタイプ(たとえば、マシンタイプ通信(MTC)、狭帯域IoT(NB-IoT)、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)、または他のもの)に従って構成されてもよい。セルが特定の基地局によってサポートされるので、「セル」という用語は、文脈に応じて、論理通信エンティティおよびそれをサポートする基地局のうちの一方または両方を指すことがある。加えて、TRPは通常、セルの物理的な送信点であるので、「セル」および「TRP」という用語は互換的に使用されることがある。いくつかの場合、「セル」という用語は、地理的カバレッジエリア116のいくつかの部分内での通信のためにキャリア周波数が検出され使用され得る限り、基地局の地理的カバレッジエリア(たとえば、セクタ)を指すこともある。
近隣のマクロセル基地局102の地理的カバレッジエリア116は(たとえば、ハンドオーバー領域において)部分的に重複することがあるが、地理的カバレッジエリア116の一部は、より大きい地理的カバレッジエリア116とかなり重複することがある。たとえば、スモールセル基地局102'は、1つまたは複数のマクロセル基地局102の地理的カバレッジエリア116とかなり重複するカバレッジエリア116'を有し得る。スモールセル基地局とマクロセル基地局の両方を含むネットワークは、異種ネットワークとして知られていることがある。異種ネットワークはホームeNB(HeNB)も含むことがあり、これは、closed subscriber group(CSG)として知られている制限されたグループにサービスを提供し得る。
基地局102とUE104との間の通信リンク118は、UE104から基地局102へのアップリンク(逆方向リンクとも呼ばれる)送信、基地局102からUE104へのダウンリンク(順方向リンクとも呼ばれる)送信、または両方を含み得る。通信リンク118は、空間多重化、ビームフォーミング、送信ダイバーシティ、またはこれらの様々な組合せを含む、MIMOアンテナ技術を使用し得る。通信リンク118は、1つまたは複数のキャリア周波数を通じたものであり得る。キャリアの割振りは、ダウンリンクおよびアップリンクに関して非対称であり得る(たとえば、アップリンクよりもダウンリンクに対してより多数または少数のキャリアが割り振られ得る)。
ワイヤレス通信システム100は、免許不要周波数スペクトル(たとえば、5GHz)の中の通信リンク124を介してワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)局(STA)122と通信しているWLANアクセスポイント(AP)120をさらに含んでもよい。免許不要周波数スペクトルの中で通信するとき、WLAN STA122、WLAN AP 120、またはこれらの様々な組合せは、チャネルが利用可能であるかどうかを決定するために、通信する前にクリアチャネルアセスメント(CCA)またはリッスンビフォアトーク(LBT)手順を実行してもよい。
スモールセル基地局102'は、免許周波数スペクトル、免許不要周波数スペクトル、または両方で動作し得る。免許不要周波数スペクトルの中で動作するとき、スモールセル基地局102'は、LTEまたはNR技術を利用し、WLAN AP120によって使用されるのと同じ5GHz免許不要周波数スペクトルを使用し得る。免許不要周波数スペクトルの中でLTE/5Gを利用するスモールセル基地局102'は、アクセスネットワークへのカバレッジを拡大し、アクセスネットワークの容量を増大させ、またはその両方を行い得る。免許不要スペクトルにおけるNRは、NR-Uと呼ばれ得る。免許不要スペクトルにおけるLTEは、LTE-U、licensed assisted access(LAA)、またはMulteFireと呼ばれ得る。
ワイヤレス通信システム100はさらに、UE128と通信している、ミリ波(mmW)周波数、準mmW周波数、またはそれらの組合せにおいて動作し得るmmW基地局126を含み得る。極高周波(EHF)は、電磁スペクトルにおけるRFの一部である。EHFは、範囲が30GHz~300GHzであり、1ミリメートルと10ミリメートルとの間の波長を有する。この帯域の中の電波は、ミリ波と呼ばれることがある。準mmWは、波長が100ミリメートルである3GHzの周波数まで下方に及ぶことがある。超高周波(SHF)帯域は、センチメートル波とも呼ばれ、3GHzから30GHzの間に及ぶ。mmW/準mmW無線周波数帯域を使用する通信は、経路損失が大きく距離が比較的短い。mmW基地局126およびUE128は、極めて大きい経路損失および短い距離を補償するために、mmW通信リンク130を介してビームフォーミング(送信、受信、または両方)を利用し得る。さらに、代替の構成では、1つまたは複数の基地局102もmmWまたは準mmWおよびビームフォーミングを使用して送信し得ることが理解されるだろう。したがって、上記の例示は例にすぎず、本明細書で開示される様々な態様を限定すると解釈されるべきではないことが理解されるだろう。
送信ビームフォーミングは、RF信号を特定の方向に収束させるための技法である。従来、ネットワークノード(たとえば、基地局)がRF信号をブロードキャストするとき、ネットワークノードは信号をすべての方向に(全方向に)ブロードキャストする。送信ビームフォーミングを用いると、ネットワークノードは、所与の標的デバイス(たとえば、UE)が(送信ネットワークノードに対して)どこに位置するかを決定し、その特定の方向により強いダウンリンクRF信号を発射し、それにより、受信デバイスにより高速(データレートに関して)で強いRF信号を提供する。送信するときにRF信号の指向性を変えるために、ネットワークノードは、RF信号をブロードキャストしている1つまたは複数の送信機の各々において、RF信号の位相および相対振幅を制御することができる。たとえば、ネットワークノードは、アンテナを実際に動かすことなく、異なる方向に向けるために「操舵」され得るRF波のビームを作り出すアンテナのアレイ(「フェーズドアレイ」または「アンテナアレイ」とも呼ばれる)を使用し得る。具体的には、望ましくない方向における放射を抑圧するように除去しながら、別個のアンテナからの電波が一緒に合わさって所望の方向における放射を大きくするように、適切な位相関係を伴って送信機からのRF電流が個々のアンテナに供給される。
送信ビームは擬似的に同じ位置にあってもよく、これは、ネットワークノードの送信アンテナ自体が物理的に同じ位置にあるかどうかにかかわらず、それらの送信ビームが同じパラメータを有するものとして受信機(たとえば、UE)に見えることを意味する。NRでは、4つのタイプの擬似コロケーション(QCL: quasi-collocation)の関係がある。具体的には、所与のタイプのQCL関係は、第2のビーム上の第2の基準RF信号についてのいくつかのパラメータが、ソースビーム上のソース基準RF信号についての情報から導出され得ることを意味する。したがって、ソース基準RF信号がQCLタイプAである場合、受信機は、ソース基準RF信号を使用して、同じチャネルで送信される第2の基準RF信号のドップラーシフト、ドップラースプレッド、平均遅延、および遅延拡散を推定することができる。ソース基準RF信号がQCLタイプBである場合、受信機は、ソース基準RF信号を使用して、同じチャネルで送信される第2の基準RF信号のドップラーシフトおよびドップラースプレッドを推定することができる。ソース基準RF信号がQCLタイプCである場合、受信機は、ソース基準RF信号を使用して、同じチャネルで送信される第2の基準RF信号のドップラーシフトおよび平均遅延を推定することができる。ソース基準RF信号がQCLタイプDである場合、受信機は、ソース基準RF信号を使用して、同じチャネルで送信される第2の基準RF信号の空間受信パラメータを推定することができる。
受信ビームフォーミングにおいて、受信機は、受信ビームを使用して、所与のチャネル上で検出されるRF信号を増幅する。たとえば、受信機は、特定の方向におけるアンテナのアレイの利得設定を上げ、位相設定を調整し、またはそれらの組合せを行い、その方向から受信されるRF信号を増幅する(たとえば、その利得レベルを上げる)ことができる。したがって、受信機がある方向においてビームフォーミングすると言われるとき、それは、その方向におけるビーム利得が他の方向に沿ったビーム利得より高いこと、または、その方向におけるビーム利得が、受信機が利用可能であるすべての他の受信ビームのその方向におけるビーム利得と比較して最も高いことを意味する。これは、その方向から受信されるRF信号のより強い受信信号強度(たとえば、基準信号受信電力(RSRP)、基準信号受信品質(RSRQ)、信号対干渉および雑音比(SINR)など)をもたらす。
受信ビームは空間的に関係していることがある。空間的な関係は、第2の基準信号のための送信ビームのパラメータが、第1の基準信号のための受信ビームについての情報から導出され得ることを意味する。たとえば、UEは、基地局から1つまたは複数の基準ダウンリンク基準信号(たとえば、測位基準信号(PRS)、狭帯域基準信号(NRS)、追跡基準信号(TRS)、位相追跡基準信号(PTRS)、セル固有基準信号(CRS)、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)、一次同期信号(PSS)、二次同期信号(SSS)、同期信号ブロック(SSB)など)を受信するために、特定の受信ビームを使用してもよい。UEは、次いで、受信ビームのパラメータに基づいて、1つまたは複数のアップリンク基準信号(たとえば、アップリンク測位基準信号(UL-PRS)、サウンディング基準信号(SRS)、復調基準信号(DMRS)、PTRSなど)をその基地局へ送信するための送信ビームを形成することができる。
「ダウンリンク」ビームは、それを形成するエンティティに応じて、送信ビームまたは受信ビームのいずれかであり得ることに留意されたい。たとえば、基地局が基準信号をUEに送信するためにダウンリンクビームを形成している場合、ダウンリンクビームは送信ビームである。しかしながら、UEがダウンリンクビームを形成している場合、それはダウンリンク基準信号を受信するための受信ビームである。同様に、「アップリンク」ビームは、それを形成するエンティティに応じて、送信ビームまたは受信ビームのいずれかであり得る。たとえば、基地局がアップリンクビームを形成している場合、それはアップリンク受信ビームであり、UEがアップリンクビームを形成している場合、それはアップリンク送信ビームである。
5Gでは、ワイヤレスノード(たとえば、基地局102/126、UE104/128)が動作する周波数スペクトルは、複数の周波数範囲、すなわち、FR1(450MHzから6000MHzまで)、FR2(24250MHzから52600MHzまで)、FR3(52600MHzよりも上)、およびFR4(FR1とFR2との間)に分割される。5Gなどのマルチキャリアシステムでは、キャリア周波数のうちの1つは「プライマリキャリア」または「アンカーキャリア」または「プライマリサービングセル」または「PCell」と呼ばれ、残りのキャリア周波数は「セカンダリキャリア」または「セカンダリサービングセル」または「SCell」と呼ばれる。キャリアアグリゲーションでは、アンカーキャリアは、UE104/128およびセルによって利用されるプライマリ周波数(たとえば、FR1)上で動作するキャリアであり、UE104/128は、初期無線リソース制御(RRC)接続確立手順を実行するか、またはRRC接続再確立手順を開始するかのいずれかである。プライマリキャリアは、すべてが共通のおよびUE特有の制御チャネルを搬送し、免許周波数の中のキャリアであり得る(しかしながら、常にそうであるとは限らない)。セカンダリキャリアは、UE104とアンカーキャリアとの間でRRC接続が確立されると構成されることが可能であり、かつ追加の無線リソースを提供するために使用されることが可能である、第2の周波数(たとえば、FR2)上で動作するキャリアである。いくつかの場合、セカンダリキャリアは、免許不要周波数におけるキャリアであり得る。プライマリアップリンクキャリアとプライマリダウンリンクキャリアの両方が通常はUE固有であるので、セカンダリキャリアは、必要なシグナリング情報および信号しか含まないことがあり、たとえば、UE特有であるシグナリング情報および信号はセカンダリキャリアの中に存在しないことがある。このことは、セルの中の異なるUE104/128が異なるダウンリンクプライマリキャリアを有し得ることを意味する。アップリンクプライマリキャリアに同じことが当てはまる。ネットワークは、あらゆるUE104/128のプライマリキャリアをいつでも変更することができる。このことは、たとえば、異なるキャリア上での負荷を分散させるために行われる。(PCellであるかSCellであるかにかかわらず)「サービングセル」は、何らかの基地局がそれを介して通信しているキャリア周波数/コンポーネントキャリアに対応するので、「セル」、「サービングセル」、「コンポーネントキャリア」、「キャリア周波数」などの用語は、互換的に使用され得る。
たとえば、引き続き図1を参照すると、マクロセル基地局102によって利用される周波数のうちの1つがアンカーキャリア(すなわち「PCell」)であってもよく、マクロセル基地局102および、mmW基地局126、またはそれらの組合せによって利用される他の周波数がセカンダリキャリア(「SCell」)であってもよい。複数のキャリアの同時送信、同時受信、または両方が、UE104/128がそのデータ送信レート、受信レート、または両方を著しく高めることを可能にする。たとえば、マルチキャリアシステムにおけるアグリゲートされた2つの20MHzキャリアは、単一の20MHzキャリアによって達成されるものと比較して理論的にデータレートが2倍(すなわち、40MHz)に増大する。
ワイヤレス通信システム100は、1つまたは複数のデバイス間(D2D)ピアツーピア(P2P)リンク(「サイドリンク」と呼ばれる)を介して1つまたは複数の通信ネットワークに間接的に接続する、UE132などの1つまたは複数のUEをさらに含んでもよい。図1の例では、UE132は、基地局102のうちの1つに接続されたUE104のうちの1つとの(たとえば、UE132がそれを通じてセルラー接続を間接的に取得することがある)D2D P2Pリンク134、およびWLAN AP120に接続されたWLAN STA122との(UE132がそれを通じてWLANベースのインターネット接続を間接的に取得することがある)D2D P2Pリンク194を有する。ある例では、D2D P2Pリンク134およびP2Pリンク136は、LTE Direct(LTE-D)、WiFi Direct(WiFi-D)、Bluetooth(登録商標)などの、よく知られている任意のD2D RATを用いてサポートされ得る。
ワイヤレス通信システム100はさらに、通信リンク118を介してマクロセル基地局102と、mmW通信リンク130を介してmmW基地局126と、またはそれらの組合せと通信し得る、UE138を含み得る。たとえば、マクロセル基地局102は、UE138のためにPCellおよび1つまたは複数のSCellをサポートしてもよく、mmW基地局126は、UE138のために1つまたは複数のSCellをサポートしてもよい。
図2Aは、様々な態様による例示的なワイヤレスネットワーク構造200を示す。たとえば、5GC210(次世代コア(NGC)とも呼ばれる)は、協力して動作してコアネットワークを形成する、制御プレーン機能214(たとえば、UE登録、認証、ネットワークアクセス、ゲートウェイ選択など)およびユーザプレーン機能212(たとえば、UEゲートウェイ機能、データネットワークへのアクセス、IPルーティングなど)として、機能的に見ることができる。ユーザプレーンインターフェース(NG-U)213および制御プレーンインターフェース(NG-C)215は、gNB222を5GC210に、具体的には制御プレーン機能214およびユーザプレーン機能212に接続する。追加の構成では、ng-eNB224も、制御プレーン機能214へのNG-C215およびユーザプレーン機能212へのNG-U213を介して、5GC210にも接続されてもよい。さらに、ng-eNB224は、バックホール接続223を介してgNB222と直接通信してもよい。いくつかの構成では、New RAN220は、1つまたは複数のgNB222しか有しないことがあるが、他の構成は、ng-eNB224とgNB222の両方のうちの1つまたは複数を含む。gNB222またはng-eNB224のいずれかが、UE204(たとえば、図1に示されるUEのうちのいずれか)と通信してもよい。別の任意選択の態様は、UE204の位置特定を支援するために5GC210と通信していることがある、ロケーションサーバ112を含んでもよい。ロケーションサーバ112は、複数の別個のサーバ(たとえば、物理的に別個のサーバ、単一のサーバ上の異なるソフトウェアモジュール、複数の物理サーバにわたって広がる異なるソフトウェアモジュールなど)として実装されることが可能であり、または代替として、各々が単一のサーバに対応してもよい。ロケーションサーバ112は、コアネットワーク、5GC210を介して、インターネット(図示せず)を介して、または両方を介して、ロケーションサーバ112に接続できるUE204のための、1つまたは複数の位置サービスをサポートするように構成され得る。さらに、ロケーションサーバ112は、コアネットワークのコンポーネントに統合されてもよく、または代替として、コアネットワークの外部にあってもよい。
図2Bは、様々な態様による別の例示的なワイヤレスネットワーク構造250を示す。たとえば、5GC260は、協力して動作してコアネットワーク(すなわち、5GC260)を形成する、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)264によって提供される制御プレーン機能、ならびにユーザプレーン機能(UPF)262によって提供されるユーザプレーン機能として、機能的に見ることができる。ユーザプレーンインターフェース263および制御プレーンインターフェース265は、ng-eNB224を5GC260に、具体的には、それぞれ、UPF262およびAMF264に接続する。追加の構成では、gNB222も、AMF264への制御プレーンインターフェース265およびUPF262へのユーザプレーンインターフェース263を介して、5GC260に接続されてもよい。さらに、ng-eNB224は、5GC260へのgNB直接接続を伴うかまたは伴わずに、バックホール接続223を介してgNB222と直接通信してもよい。いくつかの構成では、New RAN220は、1つまたは複数のgNB222しか有しないことがあるが、他の構成は、ng-eNB224とgNB222の両方のうちの1つまたは複数を含む。gNB222またはng-eNB224のいずれかが、UE204(たとえば、図1に示されるUEのうちのいずれか)と通信し得る。New RAN220の基地局は、N2インターフェースを介してAMF264と、かつN3インターフェースを介してUPF262と通信する。
AMF264の機能は、登録管理、接続管理、到達可能性管理、モビリティ管理、合法的傍受、UE204とセッション管理機能(SMF)266との間のセッション管理(SM)メッセージのためのトランスポート、SMメッセージをルーティングするための透過型プロキシサービス、アクセス認証およびアクセス許可、UE204とショートメッセージサービス機能(SMSF)(図示せず)との間のショートメッセージサービス(SMS)メッセージのためのトランスポート、ならびにセキュリティアンカー機能(SEAF)を含む。AMF264はまた、認証サーバ機能(AUSF)(図示せず)およびUE204と対話し、UE204認証プロセスの結果として確立された中間鍵を受信する。UMTS(universal mobile telecommunications system)加入者識別モジュール(USIM)に基づく認証の場合、AMF264はAUSFからセキュリティマテリアルを取り出す。AMF264の機能はまた、セキュリティコンテキスト管理(SCM)を含む。SCMは、アクセスネットワーク固有鍵を導出するためにSCMが使用する鍵をSEAFから受信する。AMF264の機能はまた、規制上のサービスのための位置サービス管理、UE204と(ロケーションサーバ112として働く)位置管理機能(LMF)270との間での位置サービスメッセージのトランスポート、New RAN220とLMF270との間での位置サービスメッセージのトランスポート、evolved packet system(EPS)と相互作用するためのEPSベアラ識別子の割振り、およびUE204のモビリティイベント通知を含む。加えて、AMF264は、非3GPPアクセスネットワークのための機能もサポートする(3GPPは登録商標)。
UPF262の機能は、RAT内/RAT間モビリティ(適用可能なとき)のためのアンカーポイントとして働くこと、データネットワーク(図示せず)への相互接続の外部プロトコルデータユニット(PDU)セッションポイントとして働くこと、パケットルーティングおよび転送、パケット検査、ユーザプレーンポリシールール施行(たとえば、ゲーティング、リダイレクション、トラフィックステアリング)、合法的傍受(ユーザプレーン収集)、トラフィック使用報告、ユーザプレーンのためのサービス品質(QoS)処理(たとえば、アップリンク/ダウンリンクレート施行、ダウンリンクにおける反射型QoSマーキング)、アップリンクトラフィック検証(サービスデータフロー(SDF)からQoSフローへのマッピング)、アップリンクおよびダウンリンクにおけるトランスポートレベルのパケットマーキング、ダウンリンクパケットバッファリングおよびダウンリンクデータ通知トリガリングを提供し、ならびにソースRANノードへの1つまたは複数の「エンドマーカー」の送信および転送を行うことを含む。UPF262はまた、UE204とセキュアユーザプレーンロケーション(SUPL)ロケーションプラットフォーム(SLP)272などのロケーションサーバとの間でのユーザプレーンを介した位置サービスメッセージの転送をサポートし得る。
SMF266の機能は、セッション管理、UEインターネットプロトコル(IP)アドレス割振りおよび管理、ユーザプレーン機能の選択および制御、トラフィックを適切な宛先にルーティングするためのUPF262におけるトラフィックステアリングの構成、ポリシー施行およびQoSの一部の制御、ならびにダウンリンクデータ通知を含む。SMF266がそれを介してAMF264と通信するインターフェースは、N11インターフェースと呼ばれる。
別の任意選択の態様は、UE204のための位置特定支援を提供するために5GC260と通信していることがあるLMF270を含んでもよい。LMF270は、複数の別個のサーバ(たとえば、物理的に別個のサーバ、単一のサーバ上の異なるソフトウェアモジュール、複数の物理サーバにまたがる異なるソフトウェアモジュールなど)として実装されてもよく、または代替として、各々が単一のサーバに対応してもよい。LMF270は、コアネットワーク、5GC260を介して、インターネット(図示せず)を介して、または両方を介して、LMF270に接続することができるUE204のための、1つまたは複数の位置サービスをサポートするように構成され得る。SLP272は、LMF270と同様の機能をサポートし得るが、LMF270は、制御プレーンを介して(たとえば、音声またはデータではなくシグナリングメッセージを伝えることが意図されたインターフェースおよびプロトコルを使用して)AMF264、New RAN220、およびUE204と通信してもよく、SLP272は、ユーザプレーンを介して(たとえば、伝送制御プロトコル(TCP)および/またはIPのような、音声またはデータを搬送することが意図されたプロトコルを使用して)UE204および外部クライアント(図2Bに図示せず)と通信してもよい。
ある態様では、LMF270、SLP272、または両方が、gNB222またはng-eNB224などの基地局に統合されてもよい。gNB222またはng-eNB224に統合されるとき、LMF270またはSLP272は、位置管理コンポーネント(LMC)と呼ばれることがある。しかしながら、本明細書で使用される場合、LMF270およびSLP272への言及は、LMF270およびSLP272がコアネットワーク(たとえば、5GC260)のコンポーネントである場合とLMF270およびSLP272が基地局のコンポーネントである場合の両方を含む。
図3A、図3Bおよび図3Cは、本明細書で教示されるようにファイル送信動作をサポートするために、(本明細書で説明されるUEのうちのいずれかに相当し得る)UE302、(本明細書で説明される基地局のうちのいずれかに相当し得る)基地局304、および(ロケーションサーバ112およびLMF270を含む、本明細書で説明されるネットワーク機能のうちのいずれかに相当し得るかまたはそれを具現化し得る)ネットワークエンティティ306に組み込まれてもよい、(対応するブロックによって表される)いくつかの例示的なコンポーネントを示す。これらのコンポーネントは、異なる実装形態で(たとえば、ASICで、システムオンチップ(SoC)で、など)異なるタイプの装置において実装され得ることが、理解されるだろう。図示されたコンポーネントはまた、通信システムの中の他の装置に組み込まれてもよい。たとえば、システムの中の他の装置が、同様の機能を提供するために、説明されたコンポーネントと同様のコンポーネントを含んでもよい。また、所与の装置が、コンポーネントのうちの1つまたは複数を含んでもよい。たとえば、装置は、装置が複数のキャリア上で動作すること、異なる技術を介して通信すること、または両方を可能にする複数のトランシーバコンポーネントを含んでもよい。
UE302および基地局304は各々、それぞれ、NRネットワーク、LTEネットワーク、GSMネットワークなどの1つまたは複数のワイヤレス通信ネットワーク(図示せず)を介して通信するように構成された、ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)トランシーバ310およびWWANトランシーバ350などのWWANトランシーバを含む。WWANトランシーバ310および350は、関心対象のワイヤレス通信媒体(たとえば、特定の周波数スペクトルの中の時間/周波数リソースのいくつかのセット)上で少なくとも1つの指定されたRAT(たとえば、NR、LTE、GSMなど)を介して他のUE、アクセスポイント、基地局(たとえば、eNB、gNB)などの他のネットワークノードと通信するために、それぞれ、アンテナ316およびアンテナ356などの1つまたは複数のアンテナに接続されてもよい。WWANトランシーバ310および350は、指定されたRATに従って、それぞれ、信号318および信号358(たとえば、メッセージ、指示、情報など)を送信および符号化するために、また反対に、それぞれ、信号318および信号358などの信号(たとえば、メッセージ、指示、情報、パイロットなど)を受信および復号するために、様々に構成されてもよい。具体的には、WWANトランシーバ310および350は、それぞれ、信号318および358を送信および符号化するために、それぞれ、送信機314および送信機354などの1つまたは複数の送信機を含み、それぞれ、信号318および358を受信および復号するために、それぞれ、受信機312および受信機352などの1つまたは複数の受信機を含む。
UE302および基地局304はまた、少なくとも場合によっては、それぞれ、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)トランシーバ320およびWLANトランシーバ360を含む。WLANトランシーバ320および360は、関心対象のワイヤレス通信媒体上で少なくとも1つの指定されたRAT(たとえば、WiFi、LTE-D、Bluetooth(登録商標)など)を介して他のUE、アクセスポイント、基地局などの他のネットワークノードと通信するために、それぞれ、アンテナ326およびアンテナ366などの1つまたは複数のアンテナに接続されてもよい。WLANトランシーバ320および360は、指定されたRATに従って、それぞれ、信号328および信号368などの信号(たとえば、メッセージ、指示、情報など)を送信および符号化するために、また反対に、それぞれ、信号328および信号368などの信号を受信および復号するために、様々に構成されてもよい。具体的には、WLANトランシーバ320および360は、それぞれ、信号328および368などの信号を送信および符号化するために、それぞれ、送信機324および送信機364などの1つまたは複数の送信機を含み、それぞれ、信号328および368を受信および復号するために、それぞれ、受信機322および受信機362などの1つまたは複数の受信機を含む。
少なくとも1つの送信機および少なくとも1つの受信機を含むトランシーバ回路構成は、いくつかの実装形態では、(たとえば、単一の通信デバイスの送信機回路および受信機回路として具現化された)一体型デバイスを備えてもよく、いくつかの実装形態では、別個の送信機デバイスおよび別個の受信機デバイスを備えてもよく、または他の実装形態では、他の方法で具現化されてもよい。ある態様では、送信機は、本明細書で説明されるように、それぞれの装置が送信「ビームフォーミング」を実行することを可能にする、アンテナアレイなどの複数のアンテナ(たとえば、アンテナ316、326、356、366)を含んでもよく、またはそれらに結合されてもよい。同様に、受信機は、本明細書で説明されるように、それぞれの装置が受信ビームフォーミングを実行することを可能にする、アンテナアレイなどの複数のアンテナ(たとえば、アンテナ316、326、356、366)を含んでもよく、またはそれらに結合されてもよい。ある態様では、送信機および受信機は、それぞれの装置が所与の時間に受信または送信のみを行うことができ、同時に両方はできないように、同じ複数のアンテナ(たとえば、アンテナ316、326、356、366)を共有してもよい。UE302、基地局304、または両方のワイヤレス通信デバイス(たとえば、トランシーバ310および320、トランシーバ350および360、または両方)はまた、様々な測定を実行するためのネットワーク聴取モジュール(NLM)などを備えてもよい。
UE302および基地局304はまた、少なくとも場合によっては、衛星測位システム(SPS)受信機330およびSPS受信機370などのSPS受信機を含む。SPS受信機330および370は、全地球測位システム(GPS)信号、全地球航法衛星システム(GLONASS)信号、Galileo信号、Beidou信号、インド地域航法衛星システム(NAVIC)、準天頂衛星システム(QZSS)などの、SPS信号338およびSPS信号378などのSPS信号をそれぞれ受信するために、それぞれ、アンテナ336およびアンテナ376などの1つまたは複数のアンテナに接続されてもよい。SPS受信機330および370は、それぞれ、SPS信号338および378を受信および処理するための、任意の好適なハードウェア、ソフトウェア、または両方を備えてもよい。SPS受信機330および370は、その他のシステムからの情報および動作を適宜に要求し、任意の好適なSPSアルゴリズムによって取得された測定値を使用して、UE302および基地局304の位置を決定するために必要な計算を実行する。
基地局304およびネットワークエンティティ306は各々、他のネットワークエンティティと通信するための、ネットワークインターフェース380およびネットワークインターフェース390などの少なくとも1つのネットワークインターフェースを含む。たとえば、ネットワークインターフェース380および390(たとえば、1つまたは複数のネットワークアクセスポート)は、有線接続またはワイヤレスバックホール接続を介して1つまたは複数のネットワークエンティティと通信するように構成されてもよい。いくつかの態様では、ネットワークインターフェース380および390は、有線またはワイヤレス信号通信をサポートするように構成されたトランシーバとして実装されてもよい。この通信は、たとえば、メッセージ、パラメータ、他のタイプの情報、またはそれらの様々な組合せを送信および受信することに関与し得る。
UE302、基地局304、およびネットワークエンティティ306はまた、本明細書で開示されるような動作と連携して使用され得る他のコンポーネントを含む。UE302は、たとえば、ワイヤレス測位に関する機能を提供するための、かつ他の処理機能を提供するための、処理システム332を実装する、プロセッサ回路を含む。基地局304は、たとえば、本明細書で開示されるようなワイヤレス測位に関する機能を提供するための、かつ他の処理機能を提供するための、処理システム384を含む。ネットワークエンティティ306は、たとえば、本明細書で開示されるようなワイヤレス測位に関する機能を提供するための、かつ他の処理機能を提供するための、処理システム394を含む。ある態様では、処理システム332、384、および394は、たとえば、1つまたは複数の汎用プロセッサ、マルチコアプロセッサ、ASIC、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、あるいは他のプログラマブル論理デバイスまたは処理回路を含んでもよい。
UE302、基地局304、およびネットワークエンティティ306は、情報(たとえば、確保されたリソース、閾値、パラメータなどを示す情報)を維持するための、それぞれ、(たとえば、各々がメモリデバイスを含む)メモリコンポーネント340、386、および396を実装するメモリ回路を含む。場合によっては、UE302、基地局304、およびネットワークエンティティ306は、それぞれ、測位コンポーネント342、388、および398を含んでもよい。測位コンポーネント342、388、および398は、実行されると、本明細書で説明される機能をUE302、基地局304、およびネットワークエンティティ306に実行させる、それぞれ、処理システム332、384、および394の一部であるかまたはそれに結合される、ハードウェア回路であってもよい。他の態様では、測位コンポーネント342、388、および398は、処理システム332、384、および394の外部にあってもよい(たとえば、モデム処理システムの一部であってもよく、別の処理システムと統合されてもよいなど)。代替として、測位コンポーネント342、388、および398は、処理システム332、384、および394(または、モデム処理システム、別の処理システムなど)によって実行されると、本明細書で説明される機能をUE302、基地局304、およびネットワークエンティティ306に実行させる、それぞれ、メモリコンポーネント340、386、および396に記憶されるメモリモジュールであってもよい。図3Aは、WWANトランシーバ310、メモリコンポーネント340、処理システム332、もしくはそれらの任意の組合せの一部であってもよく、またはスタンドアロンのコンポーネントであってもよい、測位コンポーネント342のあり得る位置を示す。図3Bは、WWANトランシーバ350、メモリコンポーネント386、処理システム384、もしくはそれらの任意の組合せの一部であってもよく、またはスタンドアロンのコンポーネントであってもよい、測位コンポーネント388のあり得る位置を示す。図3Cは、ネットワークインターフェース390、メモリコンポーネント396、処理システム394、もしくはそれらの任意の組合せの一部であってもよく、またはスタンドアロンのコンポーネントであってもよい、測位コンポーネント398のあり得る位置を示す。
UE302は、WWANトランシーバ310、WLANトランシーバ320、またはSPS受信機330によって受信された信号から導出された動きデータとは無関係の動き情報、方位情報、または両方を提供するために、処理システム332に結合された1つまたは複数のセンサ344を含んでもよい。例として、センサ344は、加速度計(たとえば、微小電子機械システム(MEMS)デバイス)、ジャイロスコープ、地磁気センサ(たとえば、コンパス)、高度計(たとえば、気圧高度計)、任意の他のタイプの動き検出センサ、またはそれらの組合せを含んでもよい。さらに、センサ344は、複数の異なるタイプのデバイスを含んでもよく、動き情報を提供するためにそれらの出力を組み合わせてもよい。たとえば、センサ344は、2Dまたは3D座標系における場所を計算する能力を提供するために、多軸加速度計と方位センサの組合せを使用してもよい。
加えて、UE302は、指示(たとえば、音響指示、視覚指示、または両方)をユーザに提供するための、(たとえば、キーパッド、タッチスクリーン、マイクロフォンなどの検知デバイスをユーザが作動させると)ユーザ入力を受け取るための、または両方のための、ユーザインターフェース346を含む。図示されていないが、基地局304およびネットワークエンティティ306もユーザインターフェースを含んでもよい。
より詳細に処理システム384を参照すると、ダウンリンクでは、ネットワークエンティティ306からのIPパケットが処理システム384に提供され得る。処理システム384は、RRCレイヤ、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤ、無線リンク制御(RLC)レイヤ、および媒体アクセス制御(MAC)レイヤのための機能を実装し得る。処理システム384は、システム情報(たとえば、マスター情報ブロック(MIB)、システム情報ブロック(SIB))のブロードキャスティング、RRC接続制御(たとえば、RRC接続ページング、RRC接続確立、RRC接続修正、およびRRC接続解放)、RAT間モビリティ、およびUE測定報告のための測定構成に関連する、RRCレイヤ機能と、ヘッダ圧縮/圧縮解除、セキュリティ(暗号化、解読、完全性保護、完全性検証)、およびハンドオーバーサポート機能に関連する、PDCPレイヤ機能と、上位レイヤパケットデータ単位(PDU)の転送、自動再送要求(ARQ)を通じた誤り訂正、RLCサービスデータ単位(SDU)の連結、セグメント化、およびリアセンブリ、RLCデータPDUの再セグメント化、ならびにRLCデータPDUの並べ替えに関連する、RLCレイヤ機能と、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピング、スケジューリング情報報告、誤り訂正、優先度処理、および論理チャネル優先順位付けに関連する、MACレイヤ機能とを提供し得る。
送信機354および受信機352は、様々な信号処理機能に関連するレイヤ1機能を実装し得る。物理(PHY)レイヤを含むレイヤ1は、トランスポートチャネル上での誤り検出、トランスポートチャネルの前方誤り訂正(FEC)コーディング/復号、インターリービング、レートマッチング、物理チャネル上へのマッピング、物理チャネルの変調/復調、およびMIMOアンテナ処理を含み得る。送信機354は、様々な変調方式(たとえば、二位相偏移変調(BPSK)、四位相偏移変調(QPSK)、M位相偏移変調(M-PSK)、M相直交振幅変調(M-QAM))に基づく信号コンスタレーションへのマッピングを扱う。次いで、コーディングおよび変調されたシンボルは、並列ストリームに分割され得る。次いで、各ストリームは、直交周波数分割多重(OFDM)サブキャリアにマッピングされ、時間領域、周波数領域、または両方において基準信号(たとえば、パイロット)と多重化され、次いで逆高速フーリエ変換(IFFT)を使用して一緒に合成されて、時間領域OFDMシンボルストリームを搬送する物理チャネルを生成し得る。OFDMシンボルストリームは、複数の空間ストリームを生成するために空間的にプリコーディングされる。チャネル推定器からのチャネル推定値は、コーディングおよび変調方式を決定するために、ならびに空間処理のために使用され得る。チャネル推定値は、基準信号から、UE302によって送信されたチャネル条件フィードバックから、または両方から導出され得る。次いで、各空間ストリームは、1つまたは複数の異なるアンテナ356に提供され得る。送信機354は、送信のためにそれぞれの空間ストリームを用いてRFキャリアを変調し得る。
UE302において、受信機312は、そのそれぞれのアンテナ316を通じて信号を受信する。受信機312は、RFキャリア上に復調された情報を復元し、その情報を処理システム332に提供する。送信機314および受信機312は、様々な信号処理機能に関連するレイヤ1機能を実装する。受信機312は、UE302に向けられた任意の空間ストリームを復元するために、情報に対して空間処理を実行し得る。複数の空間ストリームがUE302に向けられている場合、それらは、受信機312によって単一のOFDMシンボルストリームへと合成され得る。受信機312は、次いで、高速フーリエ変換(FFT)を使用してOFDMシンボルストリームを時間領域から周波数領域に変換する。周波数領域信号は、OFDM信号のサブキャリアごとに別個のOFDMシンボルストリームを含む。各サブキャリア上のシンボル、および基準信号は、基地局304によって送信された可能性が最も高い信号コンスタレーションポイントを決定することによって、復元および復調される。これらの軟判定は、チャネル推定器によって計算されたチャネル推定値に基づき得る。軟判定は次いで、物理チャネル上で基地局304によって最初に送信されたデータおよび制御信号を復元するために、復号およびデインターリーブされる。データおよび制御信号は次いで、レイヤ3機能およびレイヤ2機能を実装する処理システム332に提供される。
アップリンクでは、処理システム332は、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の逆多重化、パケットリアセンブリ、解読、ヘッダ圧縮解除、および制御信号処理を行って、コアネットワークからのIPパケットを復元する。処理システム332は、誤り検出も担う。
基地局304によるダウンリンク送信に関して説明された機能と同様に、処理システム332は、システム情報(たとえば、MIB、SIB)獲得、RRC接続、および測定報告に関連するRRCレイヤ機能と、ヘッダ圧縮/圧縮解除、およびセキュリティ(暗号化、解読、完全性保護、完全性検証)に関連するPDCPレイヤ機能と、上位レイヤPDUの転送、ARQを通じた誤り訂正、RLC SDUの連結、セグメント化、およびリアセンブリ、RLCデータPDUの再セグメント化、ならびにRLCデータPDUの並べ替えに関連するRLCレイヤ機能と、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピング、トランスポートブロック(TB)上へのMAC SDUの多重化、TBからのMAC SDUの逆多重化、スケジューリング情報報告、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)を通じた誤り訂正、優先度処理、および論理チャネル優先順位付けに関連するMACレイヤ機能とを提供する。
基地局304によって送信された基準信号またはフィードバックからチャネル推定器によって導出されたチャネル推定値は、適切なコーディングおよび変調方式を選択するために、かつ空間処理を容易にするために、送信機314によって使用され得る。送信機314によって生成された空間ストリームは、異なるアンテナ316に提供され得る。送信機314は、送信のためにそれぞれの空間ストリームを用いてRFキャリアを変調し得る。
アップリンク送信は、UE302における受信機機能に関して説明された方法と同様の方法で基地局304において処理される。受信機352は、そのそれぞれのアンテナ356を通じて信号を受信する。受信機352は、RFキャリア上に復調された情報を復元し、その情報を処理システム384に提供する。
アップリンクでは、処理システム384は、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の逆多重化、パケットリアセンブリ、解読、ヘッダ圧縮解除、および制御信号処理を行って、UE302からのIPパケットを復元する。処理システム384からのIPパケットは、コアネットワークに提供され得る。処理システム384は、誤り検出も担う。
便宜上、UE302、基地局304、およびネットワークエンティティ306は、本明細書で説明される様々な例に従って構成され得る様々なコンポーネントを含むものとして図3A~図3Cに示されている。しかしながら、図示されたブロックは異なる設計において異なる機能を有し得ることが理解されるだろう。
UE302、基地局304、およびネットワークエンティティ306の様々なコンポーネントは、それぞれ、データバス334、382、および392を介して互いと通信し得る。図3A~図3Cのコンポーネントは、様々な方法で実装され得る。いくつかの実装形態では、図3A~図3Cのコンポーネントは、たとえば、1つまたは複数のプロセッサ、(1つまたは複数のプロセッサを含んでもよい)1つまたは複数のASIC、または両方などの、1つまたは複数の回路において実装され得る。ここで、各回路は、この機能を提供するために回路によって使用される情報または実行可能コードを記憶するための少なくとも1つのメモリコンポーネントを使用してもよく、またはそれを組み込んでもよい。たとえば、ブロック310~346によって表される機能の一部またはすべてが、(たとえば、適切なコードの実行によって、プロセッサコンポーネントの適切な構成によって、または両方によって)UE302のプロセッサおよびメモリコンポーネントによって実装され得る。同様に、ブロック350~388によって表される機能の一部またはすべてが、(たとえば、適切なコードの実行によって、プロセッサコンポーネントの適切な構成によって、または両方によって)基地局304のプロセッサおよびメモリコンポーネントによって実装され得る。また、ブロック390~398によって表される機能の一部またはすべてが、(たとえば、適切なコードの実行によって、プロセッサコンポーネントの適切な構成によって、または両方によって)ネットワークエンティティ306のプロセッサおよびメモリコンポーネントによって実装され得る。簡単にするために、様々な動作、行為、または機能は、「UEによって」、「基地局によって」、「測位エンティティによって」などで実行されるものとして本明細書で説明される。しかしながら、理解されるように、そのような動作、行為、または機能は、実際には、処理システム332、384、394、トランシーバ310、320、350、および360、メモリコンポーネント340、386、および396、測位コンポーネント342、388、および398などの、UE、基地局、測位エンティティなどの特定のコンポーネントまたはコンポーネントの組合せによって実行され得る。
NRは、ダウンリンクベースの測位方法、アップリンクベースの測位方法、ならびに、ダウンリンクおよびアップリンクベースの測位方法を含む、いくつかのセルラーネットワークベースの測位技術をサポートする。ダウンリンクベースの測位方法は、LTEにおける観測到達時間差(OTDOA:observed time difference of arrival)、NRにおけるダウンリンク到達時間差(DL-TDOA:downlink time difference of arrival)、およびNRにおけるダウンリンク発射角(DL-AoD:downlink angle-of-departure)を含む。OTDOAまたはDL-TDOA測位手順では、UEは、基準信号時間差(RSTD:reference signal time difference)または到達時間差(TDOA)測定結果と呼ばれる、基地局の対から受信される基準信号(たとえば、PRS、TRS、狭帯域基準信号(NRS)、CSI-RS、SSBなど)の到達時間(ToA:times of arrival)の間の差を測定し、それらを測位エンティティに報告する。より具体的には、UEは、基準基地局(たとえば、サービング基地局)および複数の非基準基地局の識別子を支援データにおいて受信する。UEは、次いで、基準基地局と非基準基地局の各々との間のRSTDを測定する。関与する基地局の知られている位置、およびRSTD測定値に基づいて、測位エンティティはUEの位置を推定することができる。DL-AoD測位の場合、基地局は、UEの位置を推定するために、UEと通信するために使用されるダウンリンク送信ビームの角度および他のチャネル特性(たとえば、信号強度)を測定する。
アップリンクベースの測位方法は、アップリンク到達時間差(UL-TDOA)およびアップリンク到達角(UL-AoA:uplink angle-of-arrival)を含む。UL-TDOAはDL-TDOAと似ているが、UEによって送信されるアップリンク基準信号(たとえば、SRS)に基づく。UL-AoA測位の場合、基地局は、UEの位置を推定するために、UEと通信するために使用されるアップリンク受信ビームの角度および他のチャネル特性(たとえば、利得レベル)を測定する。
ダウンリンクおよびアップリンクベースの測位方法は、enhanced cell-ID(E-CID)測位、およびmulti-round-trip-time(RTT)測位(「マルチセルRTT」とも呼ばれる)を含む。RTT手順において、開始者(基地局またはUE)が、RTT測定信号(たとえば、PRSまたはSRS)を応答者(UEまたは基地局)へ送信し、応答者は、RTT応答信号(たとえば、SRSまたはPRS)を開始者へ返信する。RTT応答信号は、受信から送信までの(Rx-Tx)測定結果と呼ばれる、RTT測定信号のTOAとRTT応答信号の送信時間との差を含む。開始者は、「Tx-Rx」測定結果と呼ばれる、RTT測定信号の送信時間とRTT応答信号のTOAとの差を計算する。開始者と応答者との間の伝搬時間(「飛行時間」とも呼ばれる)が、Tx-Rx測定結果およびRx-Tx測定結果から計算され得る。伝搬時間および知られている光の速度に基づいて、開始者と応答者との間の距離が決定され得る。マルチRTT測位の場合、UEは、基地局の知られている位置に基づいてUEの位置が三角測量されることを可能にするために、複数の基地局とのRTT手順を実行する。RTTおよびマルチRTT方法は、位置の正確さを改善するためにUL-AoAおよびDL-AoDなどの他の測位技法と組み合わせられ得る。
E-CID測位方法は、無線リソース管理(RRM)測定に基づく。E-CIDでは、UEは、サービングセルID、タイミング進み(TA)、ならびに検出される近隣基地局の識別子、推定されるタイミング、および信号強度を報告する。UEの位置が次いで、この情報および基地局の知られている位置に基づいて推定される。
測位動作を支援するために、ロケーションサーバ(たとえば、ロケーションサーバ112、LMF270、SLP272)は支援データをUEに提供し得る。たとえば、支援データは、そこからの基準信号を測定すべき基地局(または、基地局のセル/TRP)の識別子、基準信号構成パラメータ(たとえば、連続する測位スロットの数、測位スロットの周期性、ミューティングシーケンス、周波数ホッピングシーケンス、基準信号識別子(ID)、基準信号帯域幅、スロットオフセットなど)、特定の測位方法に適用可能な他のパラメータ、またはそれらの組合せを含み得る。代替として、支援データは、(たとえば、定期的にブロードキャストされるオーバーヘッドメッセージなどにおいて)基地局自体から直接得られてもよい。いくつかの事例において、UEは、支援データを使用せずに近隣ネットワークノード自体を検出することが可能であってもよい。
位置推定は、場所推定、位置、場所、場所フィックス、フィックスなどの、他の名称によって呼ばれることがある。位置推定は、測地的であり座標(たとえば、緯度、経度、および場合によっては高度)を備えもよく、または都市的であり街路住所、郵便住所、もしくは位置のいくつかの他の言語的記述を備えてもよい。位置推定はさらに、いくつかの他の知られている位置に関連して定義され、または絶対的に(たとえば、緯度、経度、および場合によっては高度を使用して)定義されてもよい。位置推定は、(たとえば、何らかの指定されるかまたはデフォルトのレベルの信頼性で位置がその中に含まれると予想される、エリアまたはボリュームを含むことによって)予想される誤差または不確実性を含むことがある。
ネットワークノード(たとえば、基地局およびUE)の間でのダウンリンク送信およびアップリンク送信をサポートするために、様々なフレーム構造が使用され得る。
図4Aは、本開示の態様によるダウンリンクフレーム構造の例を示す図400である。
図4Bは、本開示の態様によるダウンリンクフレーム構造内のチャネルの例を示す図430である。他のワイヤレス通信技術は、異なるフレーム構造、異なるチャネル、または両方を有し得る。
LTE、および場合によってはNRは、ダウンリンク上でOFDMを利用し、アップリンク上でシングルキャリア周波数分割多重(SC-FDM)を利用する。しかしながら、LTEとは異なり、NRではアップリンク上でOFDMを使用するという選択肢もある。OFDMおよびSC-FDMは、システム帯域幅を、一般にトーン、ビンなどとも呼ばれる複数(K個)の直交サブキャリアに区分する。各サブキャリアは、データで変調され得る。一般に、変調シンボルは、周波数領域においてOFDMを用いて送信され、時間領域においてSC-FDMを用いて送信される。隣接するサブキャリアの間の間隔は、固定されていてもよく、サブキャリアの総数(K)は、システム帯域幅に依存してもよい。たとえば、サブキャリアの間隔は15kHzであってもよく、最小リソース割振り(リソースブロック)は12個のサブキャリア(すなわち、180kHz)であってもよい。したがって、公称FFTサイズは、それぞれ、1.25、2.5、5、10、または20メガヘルツ(MHz)のシステム帯域幅に対して、128、256、504、1024、または2048に等しくてもよい。システム帯域幅はまた、サブバンドに区分されてもよい。たとえば、サブバンドは、1.8MHz(すなわち、6個のリソースブロック)をカバーしてもよく、1.25、2.5、5、10、または20MHzのシステム帯域幅に対して、それぞれ、1、2、4、8、または16個のサブバンドがあってもよい。
LTEは、単一のヌメロロジー(サブキャリア間隔、シンボル長など)をサポートする。対照的に、NRは、複数のヌメロロジー(μ)をサポートしてもよく、たとえば、15kHz、30kHz、60kHz、120kHz、および240kHzの、またはそれを超えるサブキャリア間隔が利用可能であってもよい。以下で与えられるTable 1(表1)は、異なるNRヌメロロジーのためのいくつかの様々なパラメータを列挙する。
図4Aおよび図4Bの例では、15kHzのヌメロロジーが使用される。したがって、時間領域において、10ミリ秒(ms)フレームは、各々が1msの等しい大きさの10個のサブフレームに分割され、各サブフレームは1つのタイムスロットを含む。図4Aおよび図4Bでは、時間は水平に(たとえば、X軸上)に表され、時間は左から右に向かって増大し、一方、周波数は垂直に(たとえば、Y軸上に)表され、周波数は下から上に増大(または減少)する。
タイムスロットを表すためにリソースグリッドが使用されてもよく、各タイムスロットは、周波数領域において1つまたは複数の時間並行のリソースブロック(RB)(物理RB(PRB)とも呼ばれる)を含む。リソースグリッドは、複数のリソース要素(RE)にさらに分割される。REは、時間領域において1シンボル長に、また周波数領域において1個のサブキャリアに対応し得る。NRでは、サブフレームは時間長が1msであり、スロットは時間領域において14シンボルであり、RBは周波数領域において12個の連続するサブキャリアおよび時間領域において14個の連続するシンボルを含む。したがって、NRではスロット当たり1つのRBがある。SCSに応じて、NRサブフレームは、14個のシンボル、28個のシンボル、またはそれより多くを有することがあるので、1スロット、2スロット、またはそれより多くを有することがある。各REによって搬送されるビット数は、変調方式に依存する。
REのうちのいくつかは、ダウンリンク基準(パイロット)信号(DL-RS)を搬送する。DL-RSは、PRS、TRS、PTRS、CRS、CSI-RS、DMRS、PSS、SSS、SSBなどを含んでもよい。図4Aは、PRSを搬送するREの例示的な位置を示す(「R」と標識されている)。
「PRSインスタンス」または「PRS機会」とは、PRSが送信されると予想される、定期的に繰り返される時間枠(たとえば、1つまたは複数の連続するスロットのグループ)の1つのインスタンスである。PRS機会は、「PRS測位機会」、「PRS測位インスタンス」、「測位機会」、「測位インスタンス」、「測位反復」、または単に「機会」、「インスタンス」、もしくは「反復」とも呼ばれることがある。
PRSの送信のために使用されるリソース要素(RE)の集合体は、「PRSリソース」と呼ばれる。リソース要素の集合体は、周波数領域において複数のPRBに、また時間領域においてスロット内の「N個の」(たとえば、1個または複数の)連続するシンボルにまたがり得る。時間領域における所与のOFDMシンボルの中で、PRSリソースは周波数領域において連続するPRBを占有する。
所与のPRB内でのPRSリソースの送信は、特定のコム(comb)サイズ(「コム密度」とも呼ばれる)を有する。コムサイズ「N」は、PRSリソース構成の各シンボル内のサブキャリア間隔(または、周波数/トーン間隔)を表す。具体的には、コムサイズ「N」の場合、PRSはPRBのシンボルのN本ごとのサブキャリアにおいて送信される。たとえば、comb-4の場合、PRSリソース構成の第4のシンボルの各々に対して、4本ごとのサブキャリア(たとえば、サブキャリア0、4、8)に対応するREが、PRSリソースのPRSを送信するために使用される。現在、DL PRSに対してcomb-2、comb-4、comb-6、およびcomb-12というコムサイズがサポートされる。図4Aは、(6個のシンボルにまたがる)comb-6に対する例示的なPRSリソース構成を示す。すなわち、影付きのRE(「R」と標識される)の位置はcomb-6 PRSリソース構成を示す。
「PRSリソース集合」とは、PRS信号の送信のために使用されるPRSリソースの集合であり、ここで、各PRSリソースはPRSリソースIDを有する。加えて、PRSリソース集合の中のPRSリソースは、同じTRPと関連付けられる。PRSリソース集合は、PRSリソース集合IDによって識別され、(TRP IDによって識別される)特定のTRPと関連付けられる。加えて、PRSリソース集合の中のPRSリソースは、スロットにわたって同じ周期性、共通のミューティングパターン構成、および同じ反復係数(たとえば、PRS-ResourceRepetitionFactor)を有する。周期性とは、最初のPRSインスタンスの最初のPRSリソースの最初の反復から、次のPRSインスタンスの同じ最初のPRSリソースの同じ最初の反復までの時間である。周期性は、2μ・{4、5、8、10、16、20、32、40、64、80、160、320、640、1280、2560、5040、10240}スロット、μ=0、1、2、3、から選択される長さを有し得る。反復係数は、{1、2、4、6、8、16、32}スロットから選択される長さを有し得る。
PRSリソース集合の中のPRSリソースIDは、単一のTRPから送信される単一のビーム(または、ビームID)と関連付けられる(ここで、TRPは1つまたは複数のビームを送信し得る)。すなわち、PRSリソース集合の各PRSリソースは異なるビーム上で送信されてもよく、したがって、「PRSリソース」または単に「リソース」は「ビーム」と呼ばれることもある。このことは、PRSがその上で送信されるTRPおよびビームがUEに知られているかどうかについていかなる意味合いも有しないことに、留意されたい。
「測位周波数レイヤ」(単に「周波数レイヤ」とも呼ばれる)とは、いくつかのパラメータに対して同じ値を有する1つまたは複数のTRPにわたる1つまたは複数のPRSリソース集合の集合体である。具体的には、PRSリソース集合の集合体は、同じサブキャリア間隔(SCS)およびサイクリックプレフィックス(CP)タイプ(PDSCHに対してサポートされるすべてのヌメロロジーがPRSに対してもサポートされることを意味する)、同じPoint A、同じ値のダウンリンクPRS帯域幅、同じ開始PRB(および中心周波数)、および同じコムサイズを有する。Point Aパラメータは、パラメータ「ARFCN-ValueNR」(ただし、「ARFCN」は「絶対無線周波数チャネル番号」を表す)の値を取り、送信および受信のために使用される一対の物理無線チャネルを指定する識別子/コードである。ダウンリンクPRS帯域幅は4PRBという粒度を有してもよく、最小で24PRBであり最大で272PRBである。現在、最大で4つの周波数レイヤが定義されており、周波数レイヤごとにTRP当たり最大で2つのPRSリソース集合が構成され得る。
周波数レイヤの概念は、いくぶんコンポーネントキャリアおよび帯域幅部分(BWP)の概念のようであるが、コンポーネントキャリアおよびBWPはデータチャネルを送信するために1つの基地局(または、マクロセル基地局およびスモールセル基地局)によって使用されるが、周波数レイヤはPRSを送信するためにいくつかの(通常は3つ以上の)基地局によって使用されるという点で異なる。UEは、LTE測位プロトコル(LPP)セッションの間などに、UEがその測位能力をネットワークに送信するとき、UEがサポートできる周波数レイヤの数を示し得る。たとえば、UEは、UEが1つの測位周波数レイヤをサポートできるのかまたは4つの測位周波数レイヤをサポートできるのかを示してもよい。
図4Bは、無線フレームのダウンリンクスロット内の様々なチャネルの例を示す。NRでは、チャネル帯域幅またはシステム帯域幅は、複数のBWPに分割される。BWPとは、所与のキャリア上の所与のヌメロロジーに対する共通のRBの連続する部分集合から選択される、PRBの連続する集合である。一般に、ダウンリンクおよびアップリンクにおいて、最大で4つのBWPが指定され得る。すなわち、UEは、ダウンリンク上で最大4つのBWPとともに、かつアップリンク上で最大4つのBWPとともに構成され得る。1つのBWP(アップリンクまたはダウンリンク)だけが所与の時間においてアクティブであってもよく、UEが一度に1つのBWPを介してのみ受信または送信できることを意味する。ダウンリンク上で、各BWPの帯域幅はSSBの帯域幅以上であるべきであるが、各BWPはSSBを含んでも含まなくてもよい。
図4Bを参照すると、サブフレーム/シンボルタイミングおよび物理レイヤ識別情報を決定するために、UEによって一次同期信号(PSS)が使用される。物理レイヤセル識別情報グループ番号および無線フレームタイミングを決定するために、UEによって二次同期信号(SSS)が使用される。物理レイヤ識別情報および物理レイヤセル識別情報グループ番号に基づいて、UEはPCIを決定することができる。PCIに基づいて、UEは上述のDL-RSの位置を決定することができる。MIBを搬送する物理ブロードキャストチャネル(PBCH)は、SSB(SS/PBCHとも呼ばれる)を形成するために、PSSおよびSSSとともに論理的にグループ化されてもよい。MIBは、ダウンリンクシステム帯域幅の中のRBの数、およびシステムフレーム番号(SFN)を提供する。物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)は、ユーザデータ、システム情報ブロック(SIB)などのPBCHを通じて送信されないブロードキャストシステム情報、およびページングメッセージを搬送する。
物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)は、1つまたは複数の制御チャネル要素(CCE)内でダウンリンク制御情報(DCI)を搬送し、各CCEは、(時間領域において複数のシンボルにまたがることがある)1つまたは複数のREグループ(REG)バンドルを含み、各REGバンドルは、1つまたは複数のREGを含み、各REGは、周波数領域における12個のリソース要素(1つのリソースブロック)および時間領域における1個のOFDMシンボルに対応する。PDCCH/DCIを搬送するために使用される物理リソースの集合は、NRでは制御リソース集合(CORESET)と呼ばれる。NRでは、PDCCHは単一のCORESETに閉じ込められ、それ自体のDMRSとともに送信される。これは、PDCCHのためのUE固有のビームフォーミングを可能にする。
図4Bの例では、BWP当たり1つのCORESETがあり、CORESETは、時間領域において(1つまたは2つだけのシンボルであってもよいが)3つのシンボルにまたがる。システム帯域幅全体を占有するLTE制御チャネルとは異なり、NRでは、PDCCHチャネルは周波数領域における特定の領域(すなわち、CORESET)に限局される。したがって、図4Bに示されるPDCCHの周波数成分は、周波数領域における単一のBWPよりも小さいものとして示される。示されたCORESETが周波数領域において連続するが、そうである必要がないことに留意されたい。加えて、CORESETは、時間領域において3シンボル未満にまたがってもよい。
PDCCH内のDCIは、(永続的および非永続的な)アップリンクリソース割振りについての情報、およびUEへ送信されるダウンリンクデータについての記述を搬送する。複数の(たとえば、8つまでの)DCIがPDCCHにおいて構成されてもよく、これらのDCIは複数のフォーマットのうちの1つを有することができる。たとえば、アップリンクスケジューリング、非MIMOダウンリンクスケジューリング、MIMOダウンリンクスケジューリング、およびアップリンク電力制御のための、異なるDCIフォーマットがある。異なるDCIペイロードサイズまたはコーディングレートに対応するために、1、2、4、8、または16個のCCEによってPDCCHが伝送され得る。
図5は、見通し外(NLOS)測位信号がUE104にどのようにその場所を誤って計算させ得るかを示す図である。図5において、複数の基地局102が存在するエリア内で動作するUE104は、それらの基地局102からの信号の到達時間(TOA)に基づいてその場所を計算する。UE104は、たとえばロケーションサーバによって提供される支援データの受信を介して、基地局102の地理的位置を知る。支援データはまた、UEが測位のために使用すべき、PRSリソース、PRSリソース集合、送受信ポイント(TRP)、またはそれらの組合せを特定し得る。説明を簡潔にするために、PRSリソース、PRSリソース集合、TRP、またはそれらの組合せは、「測位ソース」と本明細書でまとめて呼ばれる。UE104は、基地局102の1つまたは複数の各々からのUE104の距離に基づいてその地理的場所を決定し、UE104は、TOAがLOS経路の飛行時間に相当すると仮定し、特定の基地局102からの信号のTOAおよび空気中での無線信号の速さに基づいて、その地理的場所を計算する。
しかしながら、基地局102からの信号がNLOS信号である場合、信号はUEへの直線距離より長い距離を移動していることになるので、NLOS信号のTOAは、その信号がNLOS信号ではなくLOS信号であった場合のTOAより遅くなる。これは、UE104が偶然、その測位推定をNLOS信号のTOAに基づいたものにする場合、NLOS信号の不自然に長いTOA値は場所の計算を歪め、それにより、UE104が実際の位置とは異なる見かけの位置にあることを意味する。したがって、1つの課題は、NLOS信号が測位推定の間の考慮から除外されるように、LOS信号とNLOS信号を区別することである。
LOS信号とNLOS信号を区別する1つの方法が、アウトライア検出である。アウトライア検出は、セルの集合からの測位信号を互いに分析し、それらのセルのいずれが、その群の中の他のセルにより生み出されるTOA値と比較して「アウトライア」であるTOA値を生み出すように見えるかを決定する。アウトライア検出は、「整合グループ」と呼ばれるものを生み出し、これは、測位結果(たとえば、RSTD、RSRP、Rx-Tx)をもたらしたN個の測位ソースの集合体であり、ここで、測位のためにそれらのN個の測位ソースの部分集合Xを使用することは、残りのN-X個の測位ソースへのTOAを推定するために使用される場合、閾値T以内の誤差を有する値をもたらすような場所推定をもたらす。セルの集合に対するアウトライア検出によって生み出される整合グループのサイズは、0から分析されているセルの集合全体のサイズまでの任意の値であり得るが、通常はそれらの間のどこかの値である。
1つの整合グループを定義する1つの方法は、測定結果の集合が、内部タイミング誤差(たとえば、ハードウェアグループ遅延など)などの、同じ/同様の誤差をもつことである。以下の定義が、内部タイミング誤差を記述する目的で使用される。
送信(Tx)タイミング誤差: 信号送信の観点からは、デジタル信号がベースバンドで生成されるときからRF信号が送信用アンテナから送信されるときまでの、時間遅延がある。測位を支援するために、UE/TRPは、DL-PRS/UL-SRSの送信のための送信時間遅延の内部較正/補償を実施してもよく、これは、同じUE/TRPの中の異なるRFチェーン間の相対的な時間遅延の較正/補償も含んでもよい。この補償は、物理的なアンテナの中心に対する送信用アンテナの位相の中心のオフセットも考慮し得る。しかしながら、較正は完全ではないことがある。較正の後の残りの送信時間遅延、または較正されない送信時間遅延は、「送信タイミング誤差」または「Txタイミング誤差」として定義される。
受信(Rx)タイミング誤差: 信号受信の観点からは、RF信号がRxアンテナに到達するときから信号がベースバンドにおいてデジタル化されてタイムスタンプを記録されるときまでの、時間遅延がある。測位を支援するために、UE/TRPは、DL-PRS/SRSから取得される測定結果を報告する前に、Rx時間遅延の内部較正/補償を実施してもよく、これは、同じUE/TRPの中の異なるRFチェーン間の相対的な時間遅延の較正/補償も含んでもよい。この補償は、物理的なアンテナの中心に対するRxアンテナの位相の中心のオフセットも考慮し得る。しかしながら、較正は完全ではないことがある。較正の後の残りのRx時間遅延、または較正されないRx時間遅延は、「Rxタイミング誤差」として定義される。
UE Txタイミング誤差グループ(TEG): UE Tx TEG(またはTxTEG)は、測位を目的とする1つまたは複数のSRSリソースの送信と関連付けられ、それらは、ある範囲以内にある(たとえば、互いに閾値以内にある)Txタイミング誤差を有する。
TRP Tx TEG: TRP Tx TEG(またはTxTEG)は、1つまたは複数のDL-PRSリソースの送信と関連付けられ、それらは、ある範囲以内にあるTxタイミング誤差を有する。
UE Rx TEG: UE Rx TEG(またはRxTEG)は、1つまたは複数のダウンリンク測定結果と関連付けられ、それらは、ある範囲以内にあるRxタイミング誤差を有する。
TRP Rx TEG: TRP Rx TEG(またはRxTEG)は、1つまたは複数のアップリンク測定結果と関連付けられ、それらは、範囲以内にあるRxタイミング誤差を有する。
UE Rx-Tx TEG: UE Rx-Tx TEG(またはRxTxTEG)は、1つまたは複数のUE Rx-Tx時間差測定結果および測位を目的とする1つまたは複数のSRSリソースと関連付けられ、それらは、ある範囲以内のRxタイミング誤差+Txタイミング誤差を有する。
TRP Rx-Tx TEG: TRP Rx-Tx TEG(またはRxTxTEG)は、1つまたは複数のTRP Rx-Tx時間差測定結果および1つまたは複数のDL-PRSリソースと関連付けられ、それらは、ある範囲以内にあるRxタイミング誤差+Txタイミング誤差を有する。
整合グループは、同様のタイミング誤差をもつ測位ソースのグループ化に限定されず、共有される角度誤差特性、または共有されるタイミング角度誤差特性と共有される角度誤差特性の組合せなどの、他の共有される誤差特性をもつ測位ソースを用いても構成され得る。
互いに対する集合の中のセルの別の方法(たとえば、計算的に完全な分析)は、セルの部分集合の1つ1つのあり得る組合せを群の中のセルの残りと比較することを必要とするが、これは計算的に負荷が大きくUEにとって非現実的であるので、ランダムサンプリングアンドコンセンサス(RANSAC)と呼ばれる技法が代わりに使用される。この技法は、グループの中の測位ソースの部分集合をランダムに選択することと、その部分集合に基づいて推定されるUEの場所を生成することと、その部分集合の中にない測位ソースの残りへのTOAタイミングを予測するためにそのように生成された場所推定を使用することと、たとえば、実際のTOAと予測されたTOAとの差がタイミング誤差閾値T以内にあるかどうかを決定することによって、部分集合の中にない測位ソースの各々に対する実際のTOAと予測されたTOAがどれだけよく一致するかを確認することとによって、様々な組合せで測位ソース候補のグループを互いに対して分析する。誤差閾値以内にある測位ソースは、インライアと呼ばれる。閾値以内にない測位ソースは、アウトライアと呼ばれる。インライアの数Lは、各々のランダムに選択されるサンプルに対して決定される。
ランダムに選択される部分集合の中の測位ソースのうちの1つがNLOSであり得ることが可能であり、これは推定されるUEの場所を歪め、したがってその部分集合の中にないセルへの推定されるTOAを歪めるので、RANSACアルゴリズムは、グループからの測位ソースの異なるランダムに選択された部分集合を毎回使用して、上で説明された動作を複数回実行する。ある回数の反復の後で、最大の数のインライアを生み出した測位ソースの部分集合、およびそれらのインライアが、整合グループの要素として報告される。アウトライアは整合グループから除外される。特定された整合グループは次いで、UEが最終的な推定される場所をそれから計算する、測位ソースのプールとして使用される。RANSACの例示的な実装形態が、図6に示されている。
図6は、UEに基づく測位における、アウトライア検出のための従来の方法600、RANSACを示すフローチャートである。図6では、602において、UEが、たとえばリンク品質に基づいて、測位ソース候補の測位ソースの集合(この例では、セルの集合)を特定する。604において、UEが、サイズがKである、たとえば部分集合にK個のセルを有する、セルの部分集合Cをランダムに選ぶ。606において、UEが、部分集合Cの中のセルからの測位信号のTOA値を使用して、その場所を推定する。608において、UEが、部分集合Cの中にない測位ソースの集合の中のセルから、予想されるTOAを計算する。610において、UEが、インライア(実際のTOAと予想されるTOAとの差がタイミング誤差の許容範囲T以内にあるようなセル)の数であるLを見出す。612において、UEが、たとえば、ランダムな部分集合の数がランダムな部分集合の目標の数Mより少ないかどうかを決定することによって、より多くの部分集合の処理が必要とされるかどうかを決定する。少なくない場合、プロセスは、別のランダムに選択されたセルの部分集合について、604以降を繰り返し、M個の部分集合が試験されるまで続く。そこから、614において、Lの最大の値を生み出した部分集合Cが特定され、616において、その部分集合の中のセル、ならびにその部分集合に基づいて発見されるインライアが、UEの場所を計算するために使用される。618において、インライアではないセルがアウトライアセルであると宣言され、620において、UEが、整合グループの要素を、アウトライアセルを除外した測位ソースの集合としてネットワークに報告する。同じアウトライア検出手順が、ネットワーク側で行われ得る(たとえば、これは、整合グループを分割することまたは整合グループを統合することまたは新しい整合グループを定義することなどをネットワークに促し得る)。
上で説明されたアウトライアを特定するための従来の方法には、欠点がある。1つの欠点は、パラメータK(ランダム集合Cのサイズ)、M(反復の回数)、およびT(インライアをアウトライアと区別するために使用される許容範囲)のいずれの変化も、異なる結果につながり得るということである。
別の欠点は、部分集合と残りのあらゆるあり得る組合せが計算されるわけではないので、あらゆるアウトライアが特定されて整合グループから除外されてはいない可能性があるということであり、これは、整合グループから選択された何らかの部分集合CがNLOS測位ソースを含み得ることがあり得ることを意味し、これは測位誤差につながり得る。たとえば、ランダム選択プロセスは、互いに偶然打ち消しあい、妥当な結果であるように見えるものを生み出す、複数のNLOS誤差を有する測位ソースの部分集合を選択する可能性があるので、アルゴリズムは、そのNLOS測位ソースを特定せず、ネットワークに報告する整合グループからそれらを除外しない。同様に、ランダム選択プロセスは、完全に同じではないが、測位ソースの集合全体のカバレッジが意図されるもの未満となる程度に互いに十分に類似しているようなランダムグループを選択する可能性があり、または数Mが実質的に十分大きくなかった。
さらに別の欠点は、アウトライア特定のための従来の方法が、整合グループの要素を報告するということであり、これは、定義上、そのTOA値が閾値の誤差の範囲内にある測位ソースを含むが、整合グループの中のセルが閾値を容易に満たすのか、または閾値をかろうじて満たすだけであるのかの標示を与えず、測位ソースのいくつかのグループが他のグループと比較してより良い整合性を有していた(たとえば、予想されるTOAと実際のTOAとの差がより小さかった)かどうかについての情報を何ら与えない。
さらに別の欠点は、NLOS信号がTOAの見かけの値を歪め得るだけではなく、NLOS信号が、UE104におけるRTT、RSTD、到達時間差(TDOA)、到達角(AoA)、および到達天頂(ZoA: zenith of arrival)、ならびに、UE104によって受信される信号に対する基地局102からの発射角(AoD)、放射天頂(ZoD: zenith of departure)などの他の時間角度メトリクスの値も歪め得るということである。しかしながら、従来の方法は、整合グループを定義するときに、AoA、AoD、ZoA、またはZoDなどの角度測定結果を考慮しない。
これらの技術的な欠点に対処するために、アウトライアを特定するための改善された方法が本明細書で提示され、誤差閾値を満たす整合グループを報告することに加えて、整合グループ内の部分集合についての情報もネットワークに提供される。また、整合グループの定義は、角度に基づく整合性を任意選択で含むように拡大され、すなわち、誤差閾値は、タイミング誤差閾値(ET)、および角度誤差閾値(EA)、またはこれらの組合せであり得る。したがって、本明細書で使用される場合、誤差閾値とは、タイミング誤差閾値、角度誤差閾値、または両方の組合せを指し得る。複数の時間角度メトリクスが考慮される場合、いくつかの態様では、各時間角度メトリクスは固有の別個の誤差閾値を有することがあり、時間角度メトリクスの何らかの組合せ、または組合せの組合せに適用される誤差閾値があってもよい。
図7は、本開示のいくつかの態様によるワイヤレス通信の方法700を示す。図7では、702において、ロケーションサーバ112または他のネットワークエンティティが、UE104にサービスしている基地局102に測位ソースの集合の定義を送信する。704において、基地局102が、測位ソースの集合をUE104に転送する。いくつかの態様では、706において、ロケーションサーバ112または他のネットワークエンティティが、測位ソースの集合内の測位ソースの部分集合のあらかじめ定義されたリストを提供してもよく、708において、基地局102が、測位ソースの部分集合のあらかじめ定義されたリストをUE104に転送する。両方の2つのステップがLPPプロトコルを介して行われてもよく、BSにおける転送動作はBSに対して透過的であってもよい(BSはLPPプロトコルをパック/アンパックすることなくパケットを転送するだけであることを意味する)。710において、UEが、以下でより詳しく説明される、本開示の態様に従ったアウトライア検出(たとえば、RANSACを用いたUEに基づく場所推定などのための)を実行し、712において、UEが、アウトライア検出の結果を報告し、この結果は、1つまたは複数の特定された整合グループと、{Si...Sn}として図7に示される整合グループ内の測位ソースの少なくとも1つの部分集合のリストとを含む。任意選択で、UE104はまた、部分集合の誤差{Ei...En}、他の情報、またはそれらの組合せなどの、各部分集合についての追加の情報を提供し得る。714において、基地局102が、情報をロケーションサーバ112または他のネットワークエンティティに転送する。図7はUEに基づく場所推定に関するRANSACに関して説明されるが、アウトライア検出はまた、UEにより支援される場所推定のためにも実施され得る(たとえば、UEは、複数の整合グループにおいて定義されるの測定結果を報告してもよく、各グループは閾値T未満の類似するまたは同じ誤差(たとえば、同じハードウェアグループ遅延または内部タイミング遅延)をもつ)。
図8は、本開示のいくつかの態様による、方法700、アウトライア検出710の一部分をより詳しく示すフローチャートである。いくつかの態様では、アウトライア検出は、UEによって実行され得る。いくつかの態様では、アウトライア検出は、800において、測位ソースの集合を特定することを含み、各測位ソースは、測位基準信号(PRS)リソース、PRSリソース集合、PRS周波数レイヤ、送信/受信ポイント(TRP)、またはそれらの組合せを備える。
いくつかの態様では、アウトライア検出は、802において、測位ソースの集合から、整合グループを形成する測位ソースを特定することを含み、整合グループは、整合グループの中の測位ソースの部分集合に基づくとともに部分集合の中にない測位ソースからの基準信号の時間角度メトリクスを推定するために使用されるUEの場所推定が、部分集合の中にない測位ソースに対する測定された時間角度メトリクスと誤差閾値未満の値の分だけ異なる推定される時間角度メトリクスをもたらすことを特徴とする、測位ソースの集合体を備える。たとえば、802における整合グループを形成する測位ソースの集合の特定は、図7に関して上で説明されたようなUEに基づく場所推定のためのアウトライア検出に基づき得る(または代替として、UEにより支援される場所推定のためのアウトライア検出を介する)。代替として、802における整合グループを形成する測位ソースの集合の特定は、UEハードウェア構成に基づき得る。たとえば、特定のUE/gNBハードウェア情報は、(少なくともデフォルトでは、変更の可能性とともに)特定の整合グループと関連付けられ得る。
いくつかの態様では、アウトライア検出は、804において、整合グループ内の測位ソースの1つまたは複数の部分集合を特定することを含み、各部分集合は、タイミング誤差、角度誤差、またはそれらの何らかの組合せであり得る誤差値を有する。
いくつかの態様では、アウトライア検出は、806において、ネットワークエンティティに、整合グループについての情報、および整合グループ内の測位ソースの1つまたは複数の部分集合のうちの少なくとも1つについての情報を報告することを含む。いくつかの態様では、誤差値はまた、各部分集合とともに報告され得る。
いくつかの態様では、時間角度メトリクスは、到達時間(TOA)、到達角(AoA)、到達天頂(ZoA)、到達時間差(TDOA)、放射時間(ToD)、発射角(AoD)、放射天頂(ZoD)、基準信号時間差(RSTD)、基準信号受信電力(RSRP)、ラウンドトリップタイム(RTT)、またはこれらの組合せを含み得る。いくつかの態様では、誤差閾値は時間角度閾値を含み得る。いくつかの態様では、時間角度閾値は、タイミング閾値、角度閾値、受信電力閾値、またはこれらの組合せを含み得る。いくつかの態様では、誤差閾値は複数の時間角度閾値を含み得る。いくつかの態様では、整合グループの各要素は、複数の時間角度閾値の少なくとも1つを満たさなければならない。いくつかの態様では、整合グループの各要素は、複数の時間角度閾値のすべてを満たさなければならない。
いくつかの態様では、測位ソースの集合を特定することは、基地局から測位ソースの集合を受信することを含み得る。いくつかの態様では、測位ソースの集合から、整合グループを形成する測位ソースを特定することは、サンプリングアンドコンセンサス動作をある回数(m>1)実行することであって、各サンプリングアンドコンセンサス動作が、測位ソースの集合の中の測位ソースの異なるサンプリング部分集合を使用して、誤差閾値未満の誤差を有するサンプリング部分集合の中にない測位ソースをインライアとして特定する、実行することと、最大の数のインライアを生み出したサンプリング部分集合を選択することと、誤差閾値未満の誤差を有しない最大の数のインライアを生み出したサンプリング部分集合の中にない測位ソースをアウトライアとして特定することと、整合グループとして、アウトライアを除外した測位ソースの集合を特定することと、最大の数のインライアを生み出したサンプリング部分集合と、最大の数のインライアを生み出したサンプリング部分集合を使用して特定されるインライアとの組合せから選択される、測位ソースからの1つまたは複数の時間角度メトリクスの値に基づいて、UEの場所を計算することとを含み得る。
いくつかの態様では、サンプリングアンドコンセンサス動作を実行することは、測位ソースの集合から、サンプリング部分集合を選択することと、サンプリング部分集合の中の測位ソースからの時間角度メトリクス値を使用して、UEの場所を推定することと、UEの推定される場所からサンプリング部分集合の中にない測位ソースの集合の中の測位ソースまでの予想される時間角度メトリクス値を計算することと、サンプリング部分集合に関連するインライアの数であるLiを決定することであって、インライアが、誤差閾値未満の誤差を有するサンプリング部分集合の中にない測位ソースの集合の中の測位ソースを含む、決定することと、平均誤差、最大誤差、最小誤差、または他の誤差メトリクスであり得る、インライアの誤差を決定することとを含み得る。
いくつかの態様では、測位ソースの集合から、サンプリング部分集合を選択することは、測位ソースの集合内の測位ソースをランダムに選択してサンプリング部分集合を作成することを含み得る。いくつかの態様では、測位ソースの集合から、サンプリング部分集合を選択することは、疑似ランダムシーケンスに従って、測位ソースの集合内の測位ソースを選択してサンプリング部分集合を作成することを含み得る。
いくつかの態様では、測位ソースの集合から、サンプリング部分集合を選択することは、測位ソースの集合内の測位ソースの部分集合のあらかじめ定義されたリストから部分集合を選択することを含み得る。いくつかの態様では、あらゆるサンプリング部分集合が同じサイズである。いくつかの態様では、少なくとも1つのサンプリング部分集合は、別のサンプリング部分集合とは異なるサイズである。いくつかの態様では、方法は、サンプリング部分集合、Li、およびインライアの誤差を記憶することを含み得る。
いくつかの態様では、部分集合の少なくとも1つについての情報を報告することは、各部分集合に含まれる測位ソースを特定することを含み得る。いくつかの態様では、各部分集合に含まれる測位ソースは、完全にもしくは差分で、明示的にもしくは暗黙的に、インデックスもしくは参照によって、またはそれらの組合せで特定される。いくつかの態様では、部分集合の少なくとも1つについての情報を報告することは、各部分集合に関連する誤差を報告することを含み得る。いくつかの態様では、部分集合の少なくとも1つについての情報を報告することは、部分集合に含まれる各測位ソースに対する誤差を報告することを含み得る。いくつかの態様では、部分集合に含まれる各測位ソースに対する誤差を報告することは、誤差閾値に関して、部分集合によって生み出されるコンセンサス値に関して、またはそれらの組合せで、各測位ソースに対する誤差を報告することを含み得る。いくつかの態様では、部分集合の少なくとも1つについての情報を報告することは、閾値報告値Trを満たす誤差を有する部分集合を報告することを含み得る。
図9Aおよび図9Bは、本開示のいくつかの態様による、図8に示されるアウトライア検出の部分をより詳しく示すフローチャートである。
図9Aにおいて、整合グループを形成する測位ソースを特定すること(802)および整合グループ内の測位ソースの1つまたは複数の部分集合を特定すること(804)は、以下のステップを備える。
900において、測位ソースの集合から、サイズKのサンプリング部分集合を選ぶ。(簡潔にするために、サンプリング部分集合は単に部分集合とも本明細書では呼ばれることがある。)いくつかの態様では、部分集合は測位ソースの集合からランダムに選択され得る。いくつかの態様では、部分集合は、ネットワークによってUEに提供される部分集合のあらかじめ定義されたリストから選択され得る。
902において、サンプリング部分集合の中の測位ソースから、1つまたは複数の時間角度メトリクスの値を使用してUEの場所を推定する。一例では、UEの場所は、サンプリング部分集合の中の測位ソースからのTOA値を使用して推定される。別の例では、UEの場所は、サンプリング部分集合の中の測位ソースからのTOA値とAoA値の組合せを使用して推定される。
904において、UEの場所を使用して、測位ソースの集合の中にあるが部分集合の中にないセルからの1つまたは複数の時間角度メトリクス値の予想される値を計算する。一例では、推定されるUEの場所は、測位ソースの集合の中にあるが部分集合の中にないセルに対するTOAの予想される値を計算するために使用される。別の例では、推定されるUEの場所は、測位ソースの集合の中にあるが部分集合の中にないセルに対するTOAおよびAoAの予想される値を計算するために使用される。
906において、サンプリング部分集合に関連する測位ソースの集合の中のインライアの数であるLiと、インライアの誤差とを決定する。たとえば、インライアの誤差は、タイミング誤差、角度誤差、またはこれらの組合せであり得る。いくつかの態様では、インライアの誤差は、インライアの平均誤差であるが、代替として、インライアの最大の時間角度メトリクス誤差であってもよく、または何らかの他の方式で計算されてもよい。
908において、部分集合、部分集合に基づくインライアの数Li、およびそれらのインライアの誤差が、後でアクセスするために(たとえば、UE内のランダムアクセスメモリ(RAM)またはフラッシュメモリに)記憶される。いくつかの態様では、サンプリング部分集合を使用して決定されるインライアのリストIiも記憶され得る。
動作900から908は、測位ソースの集合の中の測位ソースの1つの部分集合を使用するサンプリングアンドコンセンサス動作910を備え、912において、追加のサンプリングアンドコンセンサス動作910が実行されるべきかどうかが決定される。図9Aにおいて、パラメータMは、どれだけのサンプリングアンドコンセンサス動作910が、およびしたがって、どれだけの部分集合が処理されなければならないかを指定する。処理された部分集合の数がM未満である場合、サンプリングアンドコンセンサス動作910は、M個の部分集合が処理されるまで繰り返される。いくつかの態様では、各サンプリングアンドコンセンサス動作910の間に、サンプリング部分集合の値、Li、およびインライアの誤差が記憶され、たとえば、プロセスが914に進むときまでには、{S1, L1, E1}から{SM, LM, EM}が記憶されている。
914において、最大の数のインライア(すなわち、Lx)を生み出したサンプリング部分集合が選択される。916において、インライアではない測位ソースが、アウトライア測位ソースであるものとして宣言される。918において、整合グループが、アウトライア測位ソースを除外した測位ソースの集合として定義される。920において、UEの場所は、整合グループ内の測位ソースのTOA値を使用して計算される。
図9Bにおいて、整合グループについての情報および整合グループ内の測位ソースの1つまたは複数の部分集合の少なくとも1つについての情報をネットワークに報告すること(806)は、922において、整合グループの要素を報告することと、924において、サンプリング部分集合(および任意選択でIi)の少なくとも1つの要素、およびサンプリング部分集合に関連するインライアの誤差とを報告することとを備える。いくつかの態様では、UEは、誤差が報告閾値TR未満である部分集合のみを報告する。
図10は、測位ソースの集合Uが分析され、整合グループGおよびアウトライアの集合Oをもたらすような、アウトライア検出710の例示的な結果を示す。整合グループ内で、いくつかの部分集合S1~S7が特定される。
いくつかの態様では、部分集合は、同じサイズであってもよく、または異なるサイズであってもよい。図10では、たとえば、S4は小さい部分集合であり、S7は大きい部分集合である。いくつかの態様では、部分集合の最小の数Pは、報告要件として構成され得る。いくつかの態様では、Pの値は、測位ソースの集合のサイズに依存し得る。いくつかの態様では、部分集合は、同じ誤差閾値または異なる誤差閾値を満たさなければならないことがある。たとえば、いくつかの態様では、すべての部分集合が、誤差閾値を満たさなければならないことがあるが、誤差閾値からの最大のずれが報告される。いくつかの態様では、整合グループまたは部分集合の中の各リンクの詳細な整合性誤差が報告され得る。いくつかの態様では、整合グループまたは部分集合の中の各リンクに対して、閾値ではなくコンセンサスに関するその誤差が報告され得る。これは、誤差分布をより正確にモデル化するためのいくらかの利益をもたらし得る。いくつかの態様では、少なくともPi個の部分集合が特定の閾値を満たさなければならないという要件とともに、複数の閾値が構成されてもよい。
ランダム。いくつかの態様では、部分集合の要素は、測位ソースの集合の要素からランダムに選ばれる。これらの態様では、部分集合の報告は、各部分集合の要素を特定する。いくつかの態様では、ネットワークは、試行されるべきランダム部分集合の数を用いてUEに指示し、またはUEを構成し得る。
疑似ランダム。いくつかの態様では、部分集合の要素は、たとえばUEとネットワークの両方に知られている疑似ランダムシーケンス(PRS)に従って、疑似ランダムに選ばれる。これらの態様では、UEは、たとえば、各部分集合のサイズなどを示すために、疑似乱数生成器(PNG)の初期値、すなわちPNG「シード」、および生成されるPRSへのオフセット、および様々な他のパラメータとして部分集合を報告してもよく、ネットワークは、そのサイズを用いて各部分集合の要素のリストを再構築することができる。いくつかの態様では、ネットワークはPNGシード値をUEに提供し得る。
あらかじめ定義される。いくつかの態様では、部分集合の要素は、たとえばロケーションサーバによって、UEに提供される。いくつかの態様では、UEは、一貫した測定結果を導くためにこれらの集合のいずれを使用できるかを報告することができる。これらの態様では、部分集合の報告は、インデックス、オフセット、鍵、フィールド、または他の識別子によって、あらかじめ定義された部分集合のいずれが報告されているかを特定し得る。いくつかの態様では、あらかじめ定義された部分集合は、より前のUE報告によって、基地局もしくはロケーションサーバからのRRC構成によって、またはそれらの組合せによって定義され得る。いくつかの態様では、上で述べられたように、あらかじめ定義された部分集合は、UEのハードウェア/RF構成に基づいて定義され得る。
いくつかの態様では、整合グループの部分集合は、整合グループを報告するために使用されるのと同じ報告フォーマットを使用して報告され得る。
部分集合がランダムに生成されるいくつかの態様では、各部分集合は報告において明確に(たとえば、全体がまたは完全に)記述され得る。いくつかの態様では、部分集合は、部分集合内にある測位ソースPiのリストとして記述されてもよく、たとえば、サンプリング部分集合Si={P1, P3, P9, P10}であり、それら自体が明確にまたは暗黙的に、(たとえば、インデックスまたは参照によって)特定もしくは記述され得る。いくつかの態様では、部分集合は、部分集合内にない測位ソースのリストを使用して記述されてもよく、たとえば、サンプリング部分集合Si=U-{P4, P8}である。部分集合が測位ソースの集合内の測位ソースの部分集合のあらかじめ定義されたリストから選択されるいくつかの態様では、部分集合は、リストにおける名前、場所、またはインデックスなどによって識別されてもよく、ロケーションサーバはこれらを使用して、その部分集合内の測位ソースを決定することができる。
いくつかの態様では、部分集合のリストは差分で報告され得る。いくつかの態様では、サイズの昇順で、ネストされた部分集合が報告されてもよく、ここで、最小の部分集合の要素は完全に指定され、より大きい部分集合の各々に対して、より大きい部分集合の追加の要素のみが報告される。
再び図10を参照すると、一例では、S5={A,B,C}、S6={A,B,C,D,E}、およびS7={A,B,C,D,E,F}である。この例では、報告フォーマットは、(S5:{A,B,C}; S6:+{D,E}; S7:+{F})であり得る。
S2={G,H,I,J,K,L}であり、S3={I,J,K,L,M,N}である別の例では、報告フォーマットは、2つの集合の和(演算子「∩」により示される)および他方の集合Yの中にない一方の集合Xの要素(演算子「X\Y」により示される)を特定し得る:
S2∩S3:{I,J,K,L}; S2\S3:{G,H}; S3\S2:{M,N}
またはダミー部分集合Sxが使用されてもよく、たとえば
Sx:{I,J,K,L}; S1:Sx+{G,H}; S2:Sx+{M,N}
である。これらの例は限定するものではなく、部分集合の報告のサイズは、差分報告、他のデータ圧縮方法、またはそれらの組合せによって減らされ得るという点を例示する。
いくつかの態様では、報告フォーマットは、報告がL1で(たとえば、アップリンク制御情報(UCI)メッセージにおいて)搬送されるか、L2で(たとえば、MAC-CEにおいて)搬送されるか、またはL3で(たとえば、RRC、LPPなどを介して)搬送されるかに依存し得る。いくつかの態様では、報告フォーマットは、上で説明された部分集合の制約に依存し得る。たとえば、部分集合が異なる閾値によってグループ化される場合、各閾値内の部分集合は、グループとして差分的に報告され得る。
いくつかの態様では、部分集合は、報告閾値を満たす場合にのみ報告され得る。たとえば、いくつかの実施形態では、部分集合は、その閾値に対するタイミング誤差が閾値報告値Trを満たす場合に報告され得る。
いくつかの態様では、報告されるべき部分集合は、ある部分集合が別の部分集合とどれだけ重複し得るか、たとえばどれだけの測位ソースが両方の部分集合に共通であり得るかを制限する、制約を受けることがある。たとえば、1つの測位ソースしか違わない2つの部分集合を報告することは、より大きく異なる2つの部分集合を報告することより有用ではないことがある。いくつかの態様では、2つの部分集合は、両方の部分集合に共通の要素の数が、閾値の数より少ない場合、または部分集合の中の要素の数の閾値の百分率より少ない場合、かなり異なる。いくつかの態様では、2つの部分集合は、両方の部分集合に共通ではない要素の数が、閾値の数より多い場合、または部分集合の中の要素の数の閾値の百分率より多い場合、かなり異なる。いくつかの態様では、閾値の数または閾値の百分率は、すべての部分集合に対して同じであり得る。いくつかの態様では、閾値の数または閾値の百分率は、異なる部分集合に対して異なることがあり、たとえば、それは部分集合のサイズに依存することがある。いくつかの態様では、2つの部分集合は、部分集合の少なくとも1つが非重複のための基準を満たす場合、かなり異なる。いくつかの態様では、部分集合の両方が非重複のための基準を満たす場合にのみ、2つはかなり異なる。図10では、たとえば、部分集合S2およびS3の要素は、両方が報告されるべきであるのに十分に異ならないことがある。いくつかの態様では、2つの集合の1つ(たとえば、S2またはS3のいずれか)が報告される。いくつかの態様では、どちらの集合も報告されない。S2およびS3の相対的なタイミング誤差が同じである、または十分に類似している場合などの、いくつかの態様では、S2とS3の和集合を備える新しい集合が報告され得る。
図11は、本開示の態様によるワイヤレス通信の例示的な方法1100を示す。ある態様では、方法1100は、サービング基地局(たとえば、本明細書で説明される基地局102のいずれか)によって実行され得る。1102において、基地局が、ネットワークエンティティから、測位ソースの集合を受信する。いくつかの態様では、基地局はgNodeB(gNB)を備え得る。いくつかの態様では、ネットワークエンティティはロケーションサーバを備え得る。いくつかの態様では、ロケーションサーバは、LMF270またはSLP272を備え得る。いくつかの態様では、ロケーションサーバは、基地局のコンポーネントであってもよく、または基地局と同じ位置にあってもよい。1104において、基地局が、測位ソースの集合をUE(たとえば、本明細書で説明されるUE104のいずれか)に送信する。いくつかの態様では、測位ソースの集合は、RRCまたはLLPを介してUEに送信され得る。
1106において、基地局が任意選択で、ネットワークエンティティから、測位ソースの集合内の測位ソースの部分集合のあらかじめ定義されたリストを受信し得る。特定の部分集合内の測位ソースは、(たとえば、セル識別子、TRP識別子などによって)明確に、または(たとえば、基地局およびUEにすでに知られているあらかじめ定義されたリストへのインデックスによって)暗黙的に特定されてもよく、1108において、基地局が任意選択で、測位ソースの部分集合のあらかじめ定義されたリストをUEに送信してもよい。
1110において、基地局が、UEから、測位ソースの集合内の1つまたは複数の測位ソースを備える整合グループについての情報、ならびに整合グループ内の測位ソースの少なくとも1つの部分集合についての情報を受信する。いくつかの態様では、情報は、部分集合に対する平均タイミング誤差を含む。1112において、基地局が、ネットワークエンティティに、UEから受信される情報、すなわち整合グループおよび1つまたは複数の部分集合を送信する。
いくつかの態様では、時間角度メトリクスは、TOA、AoA、ZoA、TDOA、ToD、AoD、ZoD、RSTD、RSRP、RTT、またはこれらの組合せを含み得る。いくつかの態様では、誤差閾値は時間角度閾値を含み得る。いくつかの態様では、時間角度閾値は、タイミング閾値、角度閾値、受信電力閾値、またはこれらの組合せを含み得る。いくつかの態様では、誤差閾値は複数の時間角度閾値を含み得る。いくつかの態様では、整合グループの各要素は、複数の時間角度閾値の少なくとも1つを満たさなければならない。いくつかの態様では、整合グループの各要素は、複数の時間角度閾値のすべてを満たさなければならない。いくつかの態様では、方法は、整合グループについての情報および整合グループ内の測位ソースの部分集合のうちの少なくとも1つについての情報をUEから受信する前に、ネットワークエンティティから、測位ソースの集合内の測位ソースの部分集合のあらかじめ定義されたリストを受信するステップと、UEに、部分集合のあらかじめ定義されたリストを送信するステップとを含み得る。
いくつかの態様では、ネットワークエンティティはロケーションサーバを含み得る。いくつかの態様では、ロケーションサーバは、位置管理機能(LMF)またはセキュアユーザプレーンロケーション(SUPL)ロケーションプラットフォーム(SLP)を含み得る。いくつかの態様では、基地局はgNodeB(gNB)を含み得る。
いくつかの態様では、整合グループ内の測位ソースの部分集合の少なくとも1つについての情報は、少なくとも1つの部分集合に対する平均誤差を含み得る。いくつかの態様では、UEから、整合グループ内の測位ソースの部分集合の少なくとも1つについての情報を受信することは、各部分集合に含まれる測位ソースを特定する情報を受信することを含み得る。いくつかの態様では、各部分集合に含まれる測位ソースは、完全にもしくは差分で、明示的にもしくは暗黙的に、インデックスもしくは参照によって、またはそれらの組合せで特定される。いくつかの態様では、UEから、整合グループ内の測位ソースの部分集合の少なくとも1つについての情報を受信することは、各部分集合に関連する誤差を受信することを含み得る。
いくつかの態様では、UEから、部分集合の少なくとも1つについての情報を受信することは、部分集合に含まれる各測位ソースに対する誤差を特定する情報を受信することを含み得る。いくつかの態様では、部分集合に含まれる各測位ソースに対する誤差を特定する情報を受信することは、誤差閾値に関して、部分集合によって生み出されるコンセンサス値に関して、またはそれらの組合せで、各測位ソースに対する誤差を特定する情報を受信することを含み得る。いくつかの態様では、UEから、整合グループ内の測位ソースの部分集合の少なくとも1つについての情報を受信することは、閾値報告値Trを満たす誤差を有する部分集合についての情報を受信することを含み得る。
図12は、本開示の態様によるワイヤレス通信の例示的な方法1200を示す。ある態様では、方法1200は、ロケーションサーバを備え得るネットワークエンティティによって実行され得る。1202において、ネットワークエンティティが、基地局に、測位ソースの集合を送信する。1204において、ネットワークエンティティが任意選択で、BSに、測位ソースの部分集合のあらかじめ定義されたリストを送信する。1206において、ネットワークエンティティが、BSから、整合グループを定義する情報および整合グループ内の測位ソースの少なくとも1つの部分集合についての情報を受信する。いくつかの態様では、情報は、部分集合に対する平均タイミング誤差を含む。
いくつかの態様では、時間角度メトリクスは、TOA、AoA、ZoA、TDOA、ToD、AoD、ZoD、RSTD、RSRP、RTT、またはこれらの組合せを含み得る。いくつかの態様では、誤差閾値は時間角度閾値を含み得る。いくつかの態様では、時間角度閾値は、タイミング閾値、角度閾値、受信電力閾値、またはこれらの組合せを含み得る。いくつかの態様では、誤差閾値は複数の時間角度閾値を含み得る。いくつかの態様では、整合グループの各要素は、複数の時間角度閾値の少なくとも1つを満たさなければならない。いくつかの態様では、整合グループの各要素は、複数の時間角度閾値のすべてを満たさなければならない。いくつかの態様では、方法は、整合グループについての情報および整合グループ内の測位ソースの部分集合の少なくとも1つについての情報を受信する前に、基地局に、整合グループ内の測位ソースの部分集合の部分集合のあらかじめ定義されたリストを送信するステップを含み得る。いくつかの態様では、ネットワークエンティティはロケーションサーバを含み得る。いくつかの態様では、ロケーションサーバはLMFまたはSLPを含み得る。
RAN1 NRは、NR測位のためのDL基準信号時間差(RSTD)測定、NR測位のためのDL RSRP測定、およびUE Rx-Tx(たとえば、UE受信機における信号受信から、たとえば、RTTなどのNR測位のための時間差測定のためのUE送信機における応答信号送信までのハードウェアグループ遅延)を含む、NR測位に適用可能な(たとえば、サービングセル、基準セル、および/または近隣セルのための)DL基準信号に対するUE測定を定義し得る。
RAN1 NRは、NR測位のための相対UL到達時間(RTOA)、NR測位のためのUL AoA測定(たとえば、方位角および天頂角を含む)、NR測位のためのUL RSRP測定、およびgNB Rx-Tx(たとえば、gNB受信機における信号受信から、たとえば、RTTなどのNR測位のための時間差測定のためのgNB送信機における応答信号送信までのハードウェアグループ遅延)などの、NR測位に適用可能なUL基準信号に基づくgNB測定を定義し得る。
図13は、本開示の態様による、基地局1302(たとえば、本明細書で説明される基地局のいずれか)とUE1304(たとえば、本明細書で説明されるUEのいずれか)との間で交換されるRTT測定信号の例示的なタイミングを示す図1300である。図13の例では、基地局1302は、時間t1において、UE1304にRTT測定信号1310(たとえば、PRS、NRS、CRS、CSI-RSなど)を送信する。RTT測定信号1310は、基地局1302からUE1304に進むにつれて、ある伝搬遅延TPropを有する。時間t2(UE1304におけるRTT測定信号1310のTOA)において、UE1304は、RTT測定信号1310を受信/測定する。あるUE処理時間の後、UE1304は、時間t3において、RTT応答信号1320を送信する。伝搬遅延TPropの後、基地局1302は、時間t4(基地局1302におけるRTT応答信号1320のTOA)において、UE1304からのRTT応答信号1320を受信/測定する。
所与のネットワークノード(たとえば、基地局1302)によって送信された基準信号(たとえば、RTT測定信号1310)のTOA(たとえば、t2)を特定するために、受信機(たとえば、UE1304)は、最初に、送信機が基準信号を送信しているチャネル上のすべてのリソース要素(RE)を一緒に処理し、逆フーリエ変換を実行して、受信された基準信号を時間領域に変換する。受信された基準信号の時間領域への変換は、チャネルエネルギー応答(CER)の推定と呼ばれる。CERは、経時的なチャネル上のピークを示し、したがって、最も早い「顕著な」ピークは、基準信号のTOAに対応するはずである。一般に、受信機は、偽の局所的なピークを除去するために、雑音関連の品質閾値を使用し、それによって、恐らくはチャネル上の顕著なピークを正確に特定する。たとえば、受信機は、CERの中央値より少なくともX dB高くチャネル上のメインピークより最大でY dB低い、CERの最も早い極大値であるTOA推定を選び得る。受信機は、異なる送信機からの各基準信号のTOAを決定するために、各送信機からの各基準信号のためのCERを決定する。
いくつかの設計では、RTT応答信号1320は、時間t3と時間t2との差(すなわち、TRx→Tx1312)を明示的に含み得る。この測定結果、および時間t4と時間t1との差(すなわち、TTx→Rx1322)を使用して、基地局1302(または、ロケーションサーバ230、LMF270などの他の測位エンティティ)は、UE1304までの距離を次のように計算することができる。
ただし、cは光の速度である。図13には明確に示されていないが、遅延または誤差のさらなる発生源は、場所特定のためのUEおよびgNBハードウェアグループ遅延によるものであり得る。
遅延または誤差のさらなる発生源は、場所特定のためのUEおよびgNBグループ遅延(たとえば、ハードウェアグループ遅延、ソフトウェア/ファームウェアに起因するグループ遅延、または両方を含み得る、タイミンググループ遅延)によるものである。図14は、本開示の態様による、基地局(gNB)(たとえば、本明細書で説明される基地局のいずれか)とUE(たとえば、本明細書で説明されるUEのいずれか)との間で交換されるRTT測定信号の例示的なタイミングを示す図1400を示す。いくつかの態様では、図14の1410~1422は、それぞれ、図13の1310~1322と類似している。しかしながら、図14では、UEおよびgNBグループ遅延(これは主に、UEおよびgNBにおける、ベースバンド(BB)コンポーネントとアンテナ(ANT)との間の内部ハードウェア遅延によるものである)が、1430および1440に関連して示されている。理解されるように、Tx側とRx側の両方の経路固有またはビーム固有の遅延が、RTT測定に影響を及ぼす。1430および1440などのグループ遅延は、RTT、ならびにTDOA、RSTDなどの他の測定結果に影響を及ぼし得る、タイミング誤差および/または較正誤差に寄与する可能性があり、これは測位性能に影響を及ぼす可能性がある。たとえば、いくつかの設計では、10nsecの誤差が、最終的なフィックスにおいて3メートルの誤差をもたらす。
上で述べられたように、DL-TDOA、UL-TDOA、RTT、および差分RTTを含む、様々なタイプのNR測位が実施され得る。Table2(表2)に示されるように、各NR測位技法には特定の利点および欠点がある。
Table2(表2)に関連して、DL-TDOAおよびUL-TDOAは、基準セルに関連して複数のセルのマルチラテラル測位ベースのRSTDを提供する、TDOAベースの技法(たとえば、RSTD)である。マルチRTT測定は、TOAベースであり、トゥルーレンジマルチラテレーション測位を提供する。差分RTTは一種のマルチRTT測位であり、それによりRSTDがRTT Rx-Tx測定結果から計算される。いくつかの設計では、UEにおける較正誤差を取り除くために、差分RTTが使用され得る(たとえば、すべてのRTT測定結果がUEにおいて同じRx/Tx較正誤差と関連付けられる場合)。しかしながら、異なるパネル、ビーム、RFチェーンなどは、異なるTxまたはRxタイミンググループ遅延と関連付けられ得る。この場合、差分RTTは、UEタイミンググループ遅延を取り除くことができないことがある。
上で述べられたように、いくつかの設計では、整合グループは、UEにより支援される場所推定に対するTxおよび/またはRxタイミンググループ遅延のためにUEによって定義されてもよく、ネットワークエンティティ(たとえば、BSまたはコアネットワークに統合されるLMF)は、UEの測位推定を導くための特定の整合グループに属す測定結果の部分集合を選択する。上で述べられたような他の設計では、整合グループは、UEに基づく場所推定などのためのUE/gNBハードウェア構成および/またはアウトライア検出などよって定義され得る。上で述べられたように、整合グループも、角度の偏りなどの他の誤差メトリクスに少なくとも一部基づいて定義され得る。
しかしながら、UEがグループ遅延の影響を減らすために可能な限り1つの整合グループ内でPRSを測定して報告することを好み得る場合、1つの欠点が生じ得る(たとえば、一部の設計では、整合グループ内で、UEにおけるグループ遅延が取り除かれ得る)。たとえば、UEが2つのパネル(パネル1および2)を有する、したがって場合によっては2つのグループ遅延を有すると仮定する。UEは、パネル1を用いてすべてのPRSを測定するという戦略をとってもよいが、一部のPRSは、パネル2を用いるとより良好なSINRまたはより正確なTOA測定結果を得る可能性がある。これは、全体的な測位の正確さを下げることがある。別の問題は、UEが異なる整合グループについてPRSを報告することがあるが、異なる整合グループが妥当な許容範囲内にある同様のグループ遅延を有し得るということである。UE自体は、OTA較正を介してグループ遅延を較正することは可能ではないことがあるので、これを認識しないことがある。
こうして、本開示の態様は、複数の整合グループに関連する1つまたは複数のパラメータを修正せよとUEに命令するネットワークエンティティ(たとえば、LMF)を対象とする。そのような態様は、(たとえば、LMFがUEならびに場所推定に関与するいくつかのgNBの両方から測定結果報告を受信し得るので)LMFがグループ遅延を評価するのにより良い立場にあるシナリオでは特に、UEのより正確な場所推定などの様々な技術的利点をもたらし得る。
図15は、本開示の態様によるワイヤレス通信の例示的なプロセス1500を示す。ある態様では、プロセス1500は、UE302などのUEに相当し得る、UEによって実行され得る。
1510において、UE302(たとえば、測位コンポーネント342、処理システム332など)が、UEによって、複数の整合グループを特定する。上で述べられたように、複数の整合グループの各々は、それぞれの整合グループのための1つまたは複数の共有される誤差特性以内にある(たとえば、互いから特定の閾値以内にある、および/または特定の範囲以内にある、など)測定結果に関連する複数の測位ソース(たとえば、PRSリソース、PRSリソース集合、PRS周波数レイヤ、TRP、RFチェーン、パネル、TRPなど、たとえばいくつかの設計では、整合グループは、PRSリソース、PRSリソース集合、PRS周波数レイヤ、TRP、RFチェーン、パネル、および/またはTRPの1つまたは複数に相当する測位ソースのみからなり得る)を含み得る。たとえば、上で説明されたように、1つまたは複数の共有される誤差特性は、共有されるタイミング誤差特性、共有される角度誤差特性、またはそれらの組合せを備える(たとえば、TOA、AoA、ZoA、TDOA、ToD、AoD、ZoD、RSTD、RSRP、RTTなどの1つまたは複数に関する、共有される時間角度メトリクスまたは誤差範囲/閾値)。ある例では、複数の測位ソースの第1の部分集合からの第1の測位結果に基づくUEの場所推定は、誤差閾値内にある複数の測位ソースの第2の部分集合から第2の測位結果を推定することが可能であり得る。ある例では、複数の整合グループは、UE302に知られている情報(たとえば、PRSリソース、PRSリソース集合、PRS周波数レイヤ、TRP、RFチェーン、パネル、TRPなど)に基づいてUE302によって構成され得る。たとえば、複数の整合グループは、整合グループID#1をもつ第1の整合グループに関連するPRS1~3、整合グループID#2をもつ第2の整合グループに関連するPRS4、および整合グループID#3をもつ第3の整合グループに関連するPRS5~6を含み得る。
1520において、UE302(たとえば、送信機314または324など)が、場所推定エンティティに、複数の整合グループに関連する情報を報告する。たとえば、この情報は、整合グループおよび/または特定の測位リソースに関連する誤差値および/または誤差値の範囲、特定の整合グループの共有される誤差メトリクスなどを含み得る。場所推定エンティティがUE302自体に相当する例(たとえば、UEに基づく測位)では、報告は、あるUEコンポーネントから別のUEコンポーネントへデータバスを介して論理的に移され得る。
1530において、UE302(たとえば、受信機312または322など)が、場所推定エンティティから、複数の整合グループに関連する1つまたは複数のパラメータを修正せよとの命令を受信する。ある態様では、UE302は次いで、命令に従ってパラメータを修正し得る(たとえば、グループを分ける、グループを統合する、新しいグループを定義する、グループを削除する、など)。場所推定エンティティがUE302自体に相当する例(たとえば、UEに基づく測位)では、命令は、あるUEコンポーネントから別のUEコンポーネントへデータバスを介して論理的に移され得る。
図16は、本開示の態様によるワイヤレス通信の例示的なプロセス1600を示す。ある態様では、プロセス1600は、(たとえば、UEに基づく測位のための)UE302などのUE、(たとえば、UEにより支援される手法のためのRANにおいて統合されるLMFのための)BS304などのBSもしくはgNB、またはネットワークエンティティ306(たとえば、LMF、場所決定エンティティ、ロケーションサーバ、またはUEにより支援される手法のための他のネットワークエンティティなどのコアネットワークコンポーネント)に相当し得る、場所推定エンティティによって実行され得る。いくつかの設計では、図15のプロセス1500は、図16のプロセス1600とともに実行され得る(たとえば、図15のプロセス1500において言及される場所推定エンティティは、図16のプロセス1600を実行する場所推定エンティティに相当することがあり、図16のプロセス1600において言及されるUEは、図15のプロセス1500を実行するUEに相当することがある)。
1610において、場所推定エンティティ(たとえば、受信機312または322または352または362、データバス382、ネットワークインターフェース380または390など)が、UEから、複数の整合グループに関連する情報を受信する。たとえば、この情報は、整合グループおよび/または特定の測位リソースに関連する誤差値および/または誤差値の範囲、特定の整合グループの共有される誤差メトリクスなどを含み得る。上で述べられたように、複数の整合グループの各々は、それぞれの整合グループのための1つまたは複数の共有される誤差特性以内にある測定結果に関連する複数の測位ソース(たとえば、PRSリソース、PRSリソース集合、PRS周波数レイヤ、TRP、RFチェーン、パネル、ビーム、TRPなど)を含み得る。たとえば、上で説明されたように、1つまたは複数の共有される誤差特性は、共有されるタイミング誤差特性、共有される角度誤差特性、またはそれらの組合せを備える(たとえば、TOA、AoA、ZoA、TDOA、ToD、AoD、ZoD、RSTD、RSRP、RTTなどの1つまたは複数に関する、共有される時間角度メトリクスまたは誤差範囲/閾値)。ある例では、複数の測位ソースの第1の部分集合からの第1の測位結果に基づくUEの場所推定は、誤差閾値内にある複数の測位ソースの第2の部分集合から第2の測位結果を推定することが可能であり得る。ある例では、複数の整合グループは、UEに知られている情報(たとえば、PRSリソース、PRSリソース集合、PRS周波数レイヤ、TRP、RFチェーン、パネル、TRPなど)に基づいてUEによって構成され得る。たとえば、複数の整合グループは、整合グループID#1をもつ第1の整合グループに関連するPRS1~3、整合グループID#2をもつ第2の整合グループに関連するPRS4、および整合グループID#3をもつ第3の整合グループに関連するPRS5~6を含み得る。場所推定エンティティがUE302自体に相当する例(たとえば、UEに基づく測位)では、情報は、あるUEコンポーネントにおいて別のUEコンポーネントからデータバスを介して論理的に受信され得る。
1620において、場所推定エンティティ(たとえば、送信機314または324、データバス382、ネットワークインターフェース380または390など)が、UEに、複数の整合グループに関連する1つまたは複数のパラメータを修正せよとの命令を送信する。場所推定エンティティがUE302自体に相当する例(たとえば、UEに基づく測位)では、命令の送信は、あるUEコンポーネントから別のUEコンポーネントへデータバスを介して論理的に伝送され得る。
図15~図16を参照すると、いくつかの設計では、1530または1620における命令は、Long Term Evolution Positioning Protocol(LPP)シグナリングを介して位置特定支援データ内で伝送され得る。
図15~図16を参照すると、いくつかの設計では、命令は、複数の整合グループの2つ以上を統合された整合グループへと統合するようにUEに指示し得る。UEは次いで、統合された整合グループに関して様々な行動を実行し得る。たとえば、UEは、以前の整合グループではなく、統合された整合グループについてのSINR条件に基づいてRTTを測定して報告することを優先し得る。たとえば、UEは、統合された整合グループのための補償パラメータ(たとえば、補償パラメータはネットワークコンポーネントからUEにおいて受信され得る)に基づいて、統合された整合グループに関連する1つまたは複数のPRS測定結果の較正誤差を補償してもよく、または、場所推定エンティティに1つまたは複数の較正誤差が補償されたPRS測定結果を報告してもよく、または、PRS補償インジケータおよび/またはPRS測定結果較正値を1つまたは複数の測定結果報告に追加してもよく、またはこれらの組合せを行ってもよい。
図15~図16を参照すると、いくつかの設計では、UEは、それぞれ、2つ以上の整合グループの2つ以上の整合グループ識別子に関連して、統合された整合グループと関連付けられる第1のPRS測定結果に基づいて第1の測定結果報告を送信し得る。たとえば、3つの整合グループが、整合グループ識別子#1、#2、および#3と関連付けられ、次いで統合された整合グループへと統合されると仮定する。この場合、3つの整合グループは、整合グループ識別子#1、#2、および#3を介して、第1の測定結果報告において個別に識別され得る。他の設計では、UEは、統合された整合グループの単一の整合グループ識別子に関連して、統合された整合グループと関連付けられる第2のPRS測定結果に基づいて第2の測定結果報告を送信し得る。たとえば、3つの整合グループが、整合グループ識別子#1、#2、および#3と関連付けられ、次いで整合グループ識別子#4と関連付けられる統合された整合グループへと統合されると仮定する。この場合、3つの整合グループは、整合グループ識別子#4を介して、第1の測定結果報告において特定され得る。
図15~図16を参照すると、いくつかの設計では、場所推定エンティティは、UEおよび1つまたは複数の基地局からUEの測位セッションに関連する測定結果報告を受信してもよく、測定結果報告、またはアウトライア検出(たとえば、図7などのような)、またはそれらの組合せに基づいて、UEグループ遅延および基地局グループ遅延のOTA較正を実行してもよい。場所推定エンティティはさらに、OTA較正に基づいて、複数の整合グループの新しいグループ化を特定し得る。この場合、1530または1620における命令は、UEに新しいグループ化へと移行するように指示し得る。ある例として、場所推定エンティティは、UEのグループ遅延および/または異なる整合グループ間の差を導くために較正を行い得る。場所推定エンティティはさらに、整合グループ間のグループ遅延の差または結果を推定するために、アウトライア拒絶(たとえば、RANSAC)を行ってもよい。そのような態様は、アウトライア拒絶閾値、または、(上で述べられたような)新しい整合グループの決定(たとえば、統合された整合グループへの整合グループの部分集合の統合)に基づいて、整合グループのグループ遅延、整合グループ間の差、整合結果(たとえば、結果が一貫しているか一貫していないかのいずれかであるような二値分類など)に関するより詳しい知識を場所推定エンティティに提供してもよい。
図15~図16を参照すると、いくつかの設計では、1530または1620における命令は、複数の整合グループまたは新しい統合された整合グループの1つまたは複数に関連する1つまたは複数のPRSリソース集合識別子(ID)を修正するようにUEに指示し得る。
図15~図16を参照すると、いくつかの設計では、1530または1620における命令は、複数の整合グループまたは新しい統合された整合グループの1つまたは複数に関連する誤差閾値を修正するようにUEに指示し得る。
図15~図16を参照すると、いくつかの設計では、1530または1620における命令は、複数の整合グループまたは新しい統合された整合グループの1つまたは複数に関連する1つまたは複数の不確実性または較正誤差パラメータを修正するようにUEに指示し得る。
図15~図16を参照すると、いくつかの設計では、1530または1620における命令は、第1の統合された整合グループへと複数の整合グループの2つ以上の第1の部分集合を統合し、第2の統合された整合グループへと複数の整合グループの2つ以上の他の整合グループの第2の部分集合を統合するように、UEに指示し得る。
図15~図16を参照すると、いくつかの設計では、1530または1620における命令は、2つ以上の新しい整合グループへと複数の整合グループの1つを分けるようにUEに指示し得る。
図15~図16を参照すると、いくつかの設計では、複数の整合グループの各々に対する誤差閾値は、タイミング閾値(たとえば、TOAまたはTDOA)、角度閾値(たとえば、AoDまたはAoA)、受信電力閾値(たとえば、RSTD)、またはこれらの組合せを備える。
図15~図16を参照すると、いくつかの設計では、複数の整合グループの各々のための複数の測位ソースは、PRSリソース、PRSリソース集合、PRS周波数レイヤ、TRP、またはこれらの組合せを備える。
上記の発明を実施するための形態では、例において様々な特徴が一緒にグループ化されることが理解できる。開示のこの方式は、例示的な条項が、各条項の中で明示的に述べられるよりも多くの特徴を有するという意図として、理解されるべきでない。むしろ、本開示の様々な態様は、開示される個々の例示的な条項のすべての特徴よりも少数の特徴を含むことがある。したがって、以下の条項は、説明に組み込まれるものと見なされるべきであり、各条項は、別個の例として単独で有効であり得る。各従属条項は、その条項の中で、他の条項のうちの1つとの特定の組合せに言及し得るが、その従属条項の態様は、その特定の組合せに限定されない。他の例示的な条項も、任意の他の従属条項もしくは独立条項の主題との従属条項の態様の組合せ、または他の従属条項および独立条項との任意の特徴の組合せを含み得ることが理解されるだろう。特定の組合せが意図されないこと(たとえば、絶縁体と導体の両方として要素を規定することなどの、矛盾する態様)が明示的に表現されないかまたは容易に推測され得ない限り、本明細書で開示される様々な態様は、これらの組合せを明確に含む。さらに、条項が独立条項に直接従属しない場合でも、条項の態様が任意の他の独立条項に含まれ得ることも意図される。
以下の番号付きの条項において、実装形態の例が説明される。
条項1.ユーザ機器(UE)を動作させる方法であって、UEによって、複数の整合グループを特定するステップであって、複数の整合グループの各々が複数の測位ソースを備え、複数の測位ソースの第1の部分集合からの第1の測位結果に基づくUEの場所推定が、誤差閾値内にある複数の測位ソースの第2の部分集合から第2の測位結果を推定することが可能である、ステップと、場所推定エンティティに、複数の整合グループに関連する情報を報告するステップと、場所推定エンティティから、複数の整合グループに関連する1つまたは複数のパラメータを修正せよとの命令を受信するステップとを備える、方法。
条項2.命令が、Long Term Evolution Positioning Protocol(LPP)シグナリングを介して位置特定支援データ内で受信される、条項1の方法。
条項3.命令が、複数の整合グループの2つ以上を統合された整合グループへと統合するようにUEに指示する、条項1から2のいずれかの方法。
条項4.較正誤差について1つまたは複数の測位基準信号(PRS)測定結果を補償するステップであって、1つまたは複数のPRS測定結果が、統合された整合グループのための補償パラメータに基づいて統合された整合グループと関連付けられる、ステップ、または、1つまたは複数の較正誤差が補償されたPRS測定結果を場所推定エンティティに報告するステップ、または、PRS補償インジケータおよび/もしくはPRS測定結果較正値を1つまたは複数の測定結果報告に追加するステップ、またはこれらの組合せをさらに備える、条項3の方法。
条項5.それぞれ、2つ以上の整合グループの2つ以上の整合グループ識別子に関連して、統合された整合グループと関連付けられる第1のPRS測定結果に基づいて、第1の測定結果報告を送信するステップ、または、統合された整合グループの単一の整合グループ識別子に関連して、統合された整合グループと関連付けられる第2のPRS測定結果に基づいて、第2の測定結果報告を送信するステップをさらに備える、条項3から4のいずれかの方法。
条項6.命令が、複数の整合グループまたは新しい統合された整合グループの1つまたは複数に関連する1つまたは複数のPRSリソース集合識別子(ID)を修正するようにUEに指示する、条項1から5のいずれかの方法。
条項7.命令が、複数の整合グループまたは新しい統合された整合グループの1つまたは複数に関連する誤差閾値を修正するようにUEに指示する、条項1から6のいずれかの方法。
条項8.命令が、複数の整合グループまたは新しい統合された整合グループの1つまたは複数に関連する1つまたは複数の不確実性または較正誤差パラメータを修正するようにUEに指示する、条項1から7のいずれかの方法。
条項9.命令が、第1の統合された整合グループへと複数の整合グループの2つ以上の第1の部分集合を統合し、第2の統合された整合グループへと複数の整合グループの2つ以上の他の整合グループの第2の部分集合を統合するように、UEに指示する、条項1から8のいずれかの方法。
条項10.命令が、複数の整合グループの別個の1つを2つ以上の新しい整合グループへと分けるようにUEに指示する、条項1から9のいずれかの方法。
条項11.複数の整合グループの各々に対する誤差閾値が、タイミング閾値、角度閾値、受信電力閾値、またはこれらの組合せを備える、条項1から10のいずれかの方法。
条項12.複数の整合グループの各々のための複数の測位ソースが、測位基準信号(PRS)リソース、PRSリソース集合、PRS周波数レイヤ、送信/受信ポイント(TRP)、またはこれらの組合せを備える、条項1から11のいずれかの方法。
条項13.ネットワークコンポーネントを動作させる方法であって、ユーザ機器(UE)から、複数の整合グループに関連する情報を受信するステップであって、複数の整合グループの各々が複数の測位ソースを備え、複数の測位ソースの第1の部分集合からの第1の測位結果に基づくUEの場所推定が、誤差閾値内にある複数の測位ソースの第2の部分集合から第2の測位結果を推定することが可能である、ステップと、UEに、複数の整合グループに関連する1つまたは複数のパラメータを修正せよとの命令を送信するステップとを備える、方法。
条項14.UEおよび1つまたは複数の基地局からのUEの測位セッションに関連する測定結果報告を受信するステップと、測定結果報告に基づいてUEグループ遅延および基地局グループ遅延のover-the-air(OTA)較正を実行するステップと、OTA較正に基づいて複数の整合グループの新しいグループ化を特定するステップとをさらに備え、命令が新しいグループ化へ移行するようにUEに指示する、条項13の方法。
条項15.命令が、Long Term Evolution Positioning Protocol(LPP)シグナリングを介して位置特定支援データ内で送信される、条項13から14のいずれかの方法。
条項16.命令が、複数の整合グループの2つ以上を統合された整合グループへと統合するようにUEに指示する、条項13から15のいずれかの方法。
条項17.命令がさらに、較正誤差について1つまたは複数の測位基準信号(PRS)測定結果を補償し、1つまたは複数のPRS測定結果が、統合された整合グループのための補償パラメータに基づいて統合された整合グループと関連付けられ、または、1つまたは複数の補償されたPRS測定結果を場所推定エンティティに報告し、または、PRS補償インジケータおよび/もしくはPRS測定結果較正値を1つまたは複数の測定結果報告に追加し、またはこれらの組合せを行うように、UEに指示する、条項16の方法。
条項18.それぞれ、2つ以上の整合グループの2つ以上の整合グループ識別子に関連して、統合された整合グループと関連付けられる第1のPRS測定結果に基づいて、第1の測定結果報告を受信するステップ、または、統合された整合グループの単一の整合グループ識別子に関連して、統合された整合グループと関連付けられる第2のPRS測定結果に基づいて、第2の測定結果報告を受信するステップをさらに備える、条項16から17のいずれかの方法。
条項19.命令が、複数の整合グループの別個の1つを2つ以上の新しい整合グループへと分けるようにUEに指示する、条項13から18のいずれかの方法。
条項20.命令が、複数の整合グループまたは新しい統合された整合グループの1つまたは複数に関連する1つまたは複数のPRSリソース集合識別子(ID)を修正するようにUEに指示する、条項13から19のいずれかの方法。
条項21.命令が、複数の整合グループまたは新しい統合された整合グループの1つまたは複数に関連する誤差閾値を修正するようにUEに指示する、条項13から20のいずれかの方法。
条項22.命令が、複数の整合グループまたは新しい統合された整合グループの1つまたは複数に関連する1つまたは複数の不確実性または較正誤差パラメータを修正するようにUEに指示する、条項13から21のいずれかの方法。
条項23.命令が、第1の統合された整合グループへと複数の整合グループの2つ以上の第1の部分集合を統合し、第2の統合された整合グループへと複数の整合グループの2つ以上の他の整合グループの第2の部分集合を統合するように、UEに指示する、条項13から22のいずれかの方法。
条項24.メモリと、メモリに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサとを備える、装置であって、メモリおよび少なくとも1つのプロセッサが、条項1から23のいずれかによる方法を実行するように構成される、装置。
条項25.条項1から23のいずれかによる方法を実行するための手段を備える、装置。
条項26.コンピュータ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コンピュータ実行可能命令が、条項1から23のいずれかによる方法をコンピュータまたはプロセッサに実行させるための少なくとも1つの命令を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
以下の番号付き条項において追加の実装例が説明される。
条項1.ユーザ機器(UE)を動作させる方法であって、UEによって、複数の整合グループを特定するステップであって、複数の整合グループの各々がそれぞれの整合グループに対する1つまたは複数の共有される誤差特性内にある測定結果に関連する複数の測位ソースを備える、ステップと、場所推定エンティティに、複数の整合グループに関連する情報を報告するステップと、場所推定エンティティから、複数の整合グループに関連する1つまたは複数のパラメータを修正せよとの命令を受信するステップとを備える、UE。
条項2.1つまたは複数の共有される誤差特性が、共有されるタイミング誤差特性、共有される角度誤差特性、またはこれらの組合せを備える、条項1の方法。
条項3.命令が、Long Term Evolution Positioning Protocol(LPP)シグナリングを介して位置特定支援データ内で受信される、条項1から2のいずれかの方法。
条項4.命令が、複数の整合グループの2つ以上を統合された整合グループへと統合するようにUEに指示する、条項1から3のいずれかの方法。
条項5.較正誤差について1つまたは複数の測位基準信号(PRS)測定結果を補償するステップであって、1つまたは複数のPRS測定結果が、統合された整合グループのための補償パラメータに基づいて統合された整合グループと関連付けられる、ステップ、または、1つまたは複数の較正誤差が補償されたPRS測定結果を場所推定エンティティに報告するステップ、または、PRS補償インジケータ、PRS測定結果較正値、もしくは両方を1つまたは複数の測定結果報告に追加するステップ、またはこれらの組合せをさらに備える、条項4の方法。
条項6.それぞれ、2つ以上の整合グループの2つ以上の整合グループ識別子に関連して、統合された整合グループと関連付けられる第1のPRS測定結果に基づいて、第1の測定結果報告を送信するステップ、または、統合された整合グループの単一の整合グループ識別子に関連して、統合された整合グループと関連付けられる第2のPRS測定結果に基づいて、第2の測定結果報告を送信するステップをさらに備える、条項4から5のいずれかの方法。
条項7.命令が、複数の整合グループまたは新しい統合された整合グループの1つまたは複数に関連する1つまたは複数のPRSリソース集合識別子(ID)を修正するようにUEに指示する、条項1から6のいずれかの方法。
条項8.命令が、複数の整合グループまたは新しい統合された整合グループの1つまたは複数に関連する誤差閾値を修正するようにUEに指示する、条項1から7のいずれかの方法。
条項9.命令が、複数の整合グループまたは新しい統合された整合グループの1つまたは複数に関連する1つまたは複数の不確実性または較正誤差パラメータを修正するようにUEに指示する、条項1から8のいずれかの方法。
条項10.命令が、第1の統合された整合グループへと複数の整合グループの2つ以上の第1の部分集合を統合し、第2の統合された整合グループへと複数の整合グループの2つ以上の他の整合グループの第2の部分集合を統合するように、UEに指示する、条項1から9のいずれかの方法。
条項11.命令が、複数の整合グループの別個の1つを2つ以上の新しい整合グループへと分けるようにUEに指示する、条項1から10のいずれかの方法。
条項12.複数の測位ソースの第1の部分集合からの第1の測位結果に基づくUEの場所推定が、誤差閾値内にある複数の測位ソースの第2の部分集合から第2の測位結果を推定することが可能である、条項1から11のいずれかの方法。
条項13.複数の整合グループの各々に対する誤差閾値が、タイミング閾値、角度閾値、受信電力閾値、またはこれらの組合せを備える、条項12の方法。
条項14.複数の整合グループの各々のための複数の測位ソースが、測位基準信号(PRS)リソース、PRSリソース集合、PRS周波数レイヤ、送信/受信ポイント(TRP)、またはこれらの組合せを備える、条項1から13のいずれかの方法。
条項15.ネットワークコンポーネントを動作させる方法であって、ユーザ機器(UE)から、複数の整合グループに関連する情報を受信するステップであって、複数の整合グループの各々がそれぞれの整合グループに対する1つまたは複数の共有される誤差特性内にある測定結果に関連する複数の測位ソースを備える、ステップと、UEに、複数の整合グループに関連する1つまたは複数のパラメータを修正せよとの命令を送信するステップとを備える、方法。
条項16.1つまたは複数の共有される誤差特性が、共有されるタイミング誤差特性、共有される角度誤差特性、またはこれらの組合せを備える、条項15の方法。
条項17.UEおよび1つまたは複数の基地局からのUEの測位セッションに関連する測定結果報告を受信するステップと、測定結果報告、またはアウトライア検出、またはこれらの組合せに基づいて、UEグループ遅延および基地局グループ遅延のover-the-air(OTA)較正を実行するステップと、OTA較正に基づいて複数の整合グループの新しいグループ化を特定するステップとをさらに備え、命令が新しいグループ化へ移行するようにUEに指示する、条項15から16のいずれかの方法。
条項18.命令が、Long Term Evolution Positioning Protocol(LPP)シグナリングを介して位置特定支援データ内で送信される、条項15から17のいずれかの方法。
条項19.命令が、複数の整合グループの2つ以上を統合された整合グループへと統合するようにUEに指示する、条項15から18のいずれかの方法。
条項20.命令がさらに、較正誤差について1つまたは複数の測位基準信号(PRS)測定結果を補償し、1つまたは複数のPRS測定結果が、統合された整合グループのための補償パラメータに基づいて統合された整合グループと関連付けられ、または、1つまたは複数の補償されたPRS測定結果を場所推定エンティティに報告し、または、PRS補償インジケータ、PRS測定結果較正値、もしくは両方を1つまたは複数の測定結果報告に追加し、またはこれらの組合せを行うように、UEに指示する、条項19の方法。
条項21.それぞれ、2つ以上の整合グループの2つ以上の整合グループ識別子に関連して、統合された整合グループと関連付けられる第1のPRS測定結果に基づいて、第1の測定結果報告を受信するステップ、または、統合された整合グループの単一の整合グループ識別子に関連して、統合された整合グループと関連付けられる第2のPRS測定結果に基づいて、第2の測定結果報告を受信するステップをさらに備える、条項19から20のいずれかの方法。
条項22.命令が、複数の整合グループの別個の1つを2つ以上の新しい整合グループへと分けるようにUEに指示する、条項15から21のいずれかの方法。
条項23.命令が、複数の整合グループまたは新しい統合された整合グループの1つまたは複数に関連する1つまたは複数のPRSリソース集合識別子(ID)を修正するようにUEに指示する、条項15から22のいずれかの方法。
条項24.複数の測位ソースの第1の部分集合からの第1の測位結果に基づくUEの場所推定が、誤差閾値内にある複数の測位ソースの第2の部分集合から第2の測位結果を推定することが可能であり、命令が、複数の整合グループまたは新しい統合された整合グループの1つまたは複数に関連する誤差閾値を修正するようにUEに指示する、条項15から23のいずれかの方法。
条項25.命令が、複数の整合グループまたは新しい統合された整合グループの1つまたは複数に関連する1つまたは複数の不確実性または較正誤差パラメータを修正するようにUEに指示する、条項15から24のいずれかの方法。
条項26.命令が、第1の統合された整合グループへと複数の整合グループの2つ以上の第1の部分集合を統合し、第2の統合された整合グループへと複数の整合グループの2つ以上の他の整合グループの第2の部分集合を統合するように、UEに指示する、条項15から25のいずれかの方法。
条項27.メモリと、少なくとも1つのトランシーバと、メモリおよび少なくとも1つのトランシーバに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサとを備える、ユーザ機器(UE)であって、少なくとも1つのプロセッサが、複数の整合グループを特定し、複数の整合グループの各々がそれぞれの整合グループに対する1つまたは複数の共有される誤差特性内にある測定結果に関連する複数の測位ソースを備え、場所推定エンティティに、複数の整合グループに関連する情報を報告し、少なくとも1つのトランシーバを介して、場所推定エンティティから、複数の整合グループに関連する1つまたは複数のパラメータを修正せよとの命令を受信するように構成される、UE。
条項28.1つまたは複数の共有される誤差特性が、共有されるタイミング誤差特性、共有される角度誤差特性、またはこれらの組合せを備える、条項27のUE。
条項29.命令が、Long Term Evolution Positioning Protocol(LPP)シグナリングを介して位置特定支援データ内で受信される、条項27から28のいずれかのUE。
条項30.命令が、複数の整合グループの2つ以上を統合された整合グループへと統合するようにUEに指示する、条項27から29のいずれかのUE。
条項31.少なくとも1つのプロセッサがさらに、較正誤差について1つまたは複数の測位基準信号(PRS)測定結果を補償し、1つまたは複数のPRS測定結果が、統合された整合グループのための補償パラメータに基づいて統合された整合グループと関連付けられ、または、1つまたは複数の補償されたPRS測定結果を場所推定エンティティに報告し、または、PRS補償インジケータ、PRS測定結果較正値、もしくは両方を1つまたは複数の測定結果報告に追加し、またはこれらの組合せを行うように構成される、条項30のUE。
条項32.少なくとも1つのプロセッサがさらに、少なくとも1つのトランシーバを介して、それぞれ、2つ以上の整合グループの2つ以上の整合グループ識別子に関連して、統合された整合グループと関連付けられる第1のPRS測定結果に基づいて、第1の測定結果報告を送信し、または、少なくとも1つのトランシーバを介して、統合された整合グループの単一の整合グループ識別子に関連して、統合された整合グループと関連付けられる第2のPRS測定結果に基づいて、第2の測定結果報告を送信するように構成される、条項30から31のいずれかのUE。
条項33.命令が、複数の整合グループまたは新しい統合された整合グループの1つまたは複数に関連する1つまたは複数のPRSリソース集合識別子(ID)を修正するようにUEに指示する、条項27から32のいずれかのUE。
条項34.命令が、複数の整合グループまたは新しい統合された整合グループの1つまたは複数に関連する誤差閾値を修正するようにUEに指示する、条項27から33のいずれかのUE。
条項35.命令が、複数の整合グループまたは新しい統合された整合グループの1つまたは複数に関連する1つまたは複数の不確実性または較正誤差パラメータを修正するようにUEに指示する、条項27から34のいずれかのUE。
条項36.命令が、第1の統合された整合グループへと複数の整合グループの2つ以上の第1の部分集合を統合し、第2の統合された整合グループへと複数の整合グループの2つ以上の他の整合グループの第2の部分集合を統合するように、UEに指示する、条項27から35のいずれかのUE。
条項37.命令が、複数の整合グループの別個の1つを2つ以上の新しい整合グループへと分けるようにUEに指示する、条項27から36のいずれかのUE。
条項38.複数の測位ソースの第1の部分集合からの第1の測位結果に基づくUEの場所推定が、誤差閾値内にある複数の測位ソースの第2の部分集合から第2の測位結果を推定することが可能である、条項27から37のいずれかのUE。
条項39.複数の整合グループの各々に対する誤差閾値が、タイミング閾値、角度閾値、受信電力閾値、またはこれらの組合せを備える、条項38のUE。
条項40.複数の整合グループの各々のための複数の測位ソースが、測位基準信号(PRS)リソース、PRSリソース集合、PRS周波数レイヤ、送信/受信ポイント(TRP)、またはこれらの組合せを備える、条項27から39のいずれかのUE。
条項41.メモリと、少なくとも1つのトランシーバと、メモリおよび少なくとも1つのトランシーバに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサとを備える、ネットワークコンポーネントであって、少なくとも1つのプロセッサが、少なくとも1つのトランシーバを介して、ユーザ機器(UE)から、複数の整合グループに関連する情報を受信し、複数の整合グループの各々が、それぞれの整合グループに対する1つまたは複数の共有される誤差特性内にある測定結果に関連する複数の測位ソースを備え、少なくとも1つのトランシーバを介して、UEに、複数の整合グループに関連する1つまたは複数のパラメータを修正せよとの命令を送信するように構成される、ネットワークコンポーネント。
条項42.1つまたは複数の共有される誤差特性が、共有されるタイミング誤差特性、共有される角度誤差特性、またはこれらの組合せを備える、条項41のネットワークコンポーネント。
条項43.少なくとも1つのプロセッサがさらに、少なくとも1つのトランシーバを介して、UEおよび1つまたは複数の基地局からのUEの測位セッションに関連する測定結果報告を受信し、測定結果報告、またはアウトライア検出、またはこれらの組合せに基づいて、UEグループ遅延および基地局グループ遅延のover-the-air(OTA)較正を実行し、OTA較正に基づいて複数の整合グループの新しいグループ化を特定するように構成され、命令が新しいグループ化へ移行するようにUEに指示する、条項41から42のいずれかのネットワークコンポーネント。
条項44.命令が、Long Term Evolution Positioning Protocol(LPP)シグナリングを介して位置特定支援データ内で送信される、条項41から43のいずれかのネットワークコンポーネント。
条項45.命令が、複数の整合グループの2つ以上を統合された整合グループへと統合するようにUEに指示する、条項41から44のいずれかのネットワークコンポーネント。
条項46.命令がさらに、較正誤差について1つまたは複数の測位基準信号(PRS)測定結果を補償し、1つまたは複数のPRS測定結果が、統合された整合グループのための補償パラメータに基づいて統合された整合グループと関連付けられ、または、1つまたは複数の補償されたPRS測定結果を場所推定エンティティに報告し、または、PRS補償インジケータ、PRS測定結果較正値、もしくは両方を1つまたは複数の測定結果報告に追加し、またはこれらの組合せを行うように、UEに指示する、条項45のネットワークコンポーネント。
条項47.少なくとも1つのプロセッサがさらに、少なくとも1つのトランシーバを介して、それぞれ、2つ以上の整合グループの2つ以上の整合グループ識別子に関連して、統合された整合グループと関連付けられる第1のPRS測定結果に基づいて、第1の測定結果報告を受信し、または、少なくとも1つのトランシーバを介して、統合された整合グループの単一の整合グループ識別子に関連して、統合された整合グループと関連付けられる第2のPRS測定結果に基づいて、第2の測定結果報告を受信するように構成される、条項45から46のいずれかのネットワークコンポーネント。
条項48.命令が、複数の整合グループの別個の1つを2つ以上の新しい整合グループへと分けるようにUEに指示する、条項41から47のいずれかのネットワークコンポーネント。
条項49.命令が、複数の整合グループまたは新しい統合された整合グループの1つまたは複数に関連する1つまたは複数のPRSリソース集合識別子(ID)を修正するようにUEに指示する、条項41から48のいずれかのネットワークコンポーネント。
条項50.複数の測位ソースの第1の部分集合からの第1の測位結果に基づくUEの場所推定が、誤差閾値内にある複数の測位ソースの第2の部分集合から第2の測位結果を推定することが可能であり、命令が、複数の整合グループまたは新しい統合された整合グループの1つまたは複数に関連する誤差閾値を修正するようにUEに指示する、条項41から49のいずれかのネットワークコンポーネント。
条項51.命令が、複数の整合グループまたは新しい統合された整合グループの1つまたは複数に関連する1つまたは複数の不確実性または較正誤差パラメータを修正するようにUEに指示する、条項41から50のいずれかのネットワークコンポーネント。
条項52.命令が、第1の統合された整合グループへと複数の整合グループの2つ以上の第1の部分集合を統合し、第2の統合された整合グループへと複数の整合グループの2つ以上の他の整合グループの第2の部分集合を統合するように、UEに指示する、条項41から51のいずれかのネットワークコンポーネント。
条項53.複数の整合グループを特定するための手段であって、複数の整合グループの各々がそれぞれの整合グループに対する1つまたは複数の共有される誤差特性内にある測定結果に関連する複数の測位ソースを備える、手段と、場所推定エンティティに、複数の整合グループに関連する情報を報告するための手段と、場所推定エンティティから、複数の整合グループに関連する1つまたは複数のパラメータを修正せよとの命令を受信するための手段とを備える、ユーザ機器(UE)。
条項54.1つまたは複数の共有される誤差特性が、共有されるタイミング誤差特性、共有される角度誤差特性、またはこれらの組合せを備える、条項53のUE。
条項55.命令が、Long Term Evolution Positioning Protocol(LPP)シグナリングを介して位置特定支援データ内で受信される、条項53から54のいずれかのUE。
条項56.命令が、複数の整合グループの2つ以上を統合された整合グループへと統合するようにUEに指示する、条項53から55のいずれかのUE。
条項57.較正誤差について1つまたは複数の測位基準信号(PRS)測定結果を補償するための手段であって、1つまたは複数のPRS測定結果が、統合された整合グループのための補償パラメータに基づいて統合された整合グループと関連付けられる、手段、または、1つまたは複数の較正誤差が補償されたPRS測定結果を場所推定エンティティに報告するための手段、または、PRS補償インジケータ、PRS測定結果較正値、もしくは両方を1つまたは複数の測定結果報告に追加するための手段、またはこれらの組合せをさらに備える、条項56のUE。
条項58.それぞれ、2つ以上の整合グループの2つ以上の整合グループ識別子に関連して、統合された整合グループと関連付けられる第1のPRS測定結果に基づいて、第1の測定結果報告を送信するための手段、または、統合された整合グループの単一の整合グループ識別子に関連して、統合された整合グループと関連付けられる第2のPRS測定結果に基づいて、第2の測定結果報告を送信するための手段をさらに備える、条項56から57のいずれかのUE。
条項59.命令が、複数の整合グループまたは新しい統合された整合グループの1つまたは複数に関連する1つまたは複数のPRSリソース集合識別子(ID)を修正するようにUEに指示する、条項53から58のいずれかのUE。
条項60.命令が、複数の整合グループまたは新しい統合された整合グループの1つまたは複数に関連する誤差閾値を修正するようにUEに指示する、条項53から59のいずれかのUE。
条項61.命令が、複数の整合グループまたは新しい統合された整合グループの1つまたは複数に関連する1つまたは複数の不確実性または較正誤差パラメータを修正するようにUEに指示する、条項53から60のいずれかのUE。
条項62.命令が、第1の統合された整合グループへと複数の整合グループの2つ以上の第1の部分集合を統合し、第2の統合された整合グループへと複数の整合グループの2つ以上の他の整合グループの第2の部分集合を統合するように、UEに指示する、条項53から61のいずれかのUE。
条項63.命令が、複数の整合グループの別個の1つを2つ以上の新しい整合グループへと分けるようにUEに指示する、条項53から62のいずれかのUE。
条項64.複数の測位ソースの第1の部分集合からの第1の測位結果に基づくUEの場所推定が、誤差閾値内にある複数の測位ソースの第2の部分集合から第2の測位結果を推定することが可能である、条項53から63のいずれかのUE。
条項65.複数の整合グループの各々に対する誤差閾値が、タイミング閾値、角度閾値、受信電力閾値、またはこれらの組合せを備える、条項64のUE。
条項66.複数の整合グループの各々のための複数の測位ソースが、測位基準信号(PRS)リソース、PRSリソース集合、PRS周波数レイヤ、送信/受信ポイント(TRP)、またはこれらの組合せを備える、条項53から65のいずれかのUE。
条項67.ユーザ機器(UE)から、複数の整合グループに関連する情報を受信するための手段であって、複数の整合グループの各々がそれぞれの整合グループに対する1つまたは複数の共有される誤差特性内にある測定結果に関連する複数の測位ソースを備える、手段と、UEに、複数の整合グループに関連する1つまたは複数のパラメータを修正せよとの命令を送信するための手段とを備える、ネットワークコンポーネント。
条項68.1つまたは複数の共有される誤差特性が、共有されるタイミング誤差特性、共有される角度誤差特性、またはこれらの組合せを備える、条項67のネットワークコンポーネント。
条項69.UEおよび1つまたは複数の基地局からのUEの測位セッションに関連する測定結果報告を受信するための手段と、測定結果報告、またはアウトライア検出、またはこれらの組合せに基づいて、UEグループ遅延および基地局グループ遅延のover-the-air(OTA)較正を実行するための手段と、OTA較正に基づいて複数の整合グループの新しいグループ化を特定するための手段とをさらに備え、命令が新しいグループ化へ移行するようにUEに指示する、条項67から68のいずれかのネットワークコンポーネント。
条項70.命令が、Long Term Evolution Positioning Protocol(LPP)シグナリングを介して位置特定支援データ内で送信される、条項67から69のいずれかのネットワークコンポーネント。
条項71.命令が、複数の整合グループの2つ以上を統合された整合グループへと統合するようにUEに指示する、条項67から70のいずれかのネットワークコンポーネント。
条項72.命令がさらに、較正誤差について1つまたは複数の測位基準信号(PRS)測定結果を補償し、1つまたは複数のPRS測定結果が、統合された整合グループのための補償パラメータに基づいて統合された整合グループと関連付けられ、または、1つまたは複数の補償されたPRS測定結果を場所推定エンティティに報告し、または、PRS補償インジケータ、PRS測定結果較正値、もしくは両方を1つまたは複数の測定結果報告に追加し、またはこれらの組合せを行うように、UEに指示する、条項71のネットワークコンポーネント。
条項73.それぞれ、2つ以上の整合グループの2つ以上の整合グループ識別子に関連して、統合された整合グループと関連付けられる第1のPRS測定結果に基づいて、第1の測定結果報告を受信するための手段、または、統合された整合グループの単一の整合グループ識別子に関連して、統合された整合グループと関連付けられる第2のPRS測定結果に基づいて、第2の測定結果報告を受信するための手段をさらに備える、条項71から72のいずれかのネットワークコンポーネント。
条項74.命令が、複数の整合グループの別個の1つを2つ以上の新しい整合グループへと分けるようにUEに指示する、条項67から73のいずれかのネットワークコンポーネント。
条項75.命令が、複数の整合グループまたは新しい統合された整合グループの1つまたは複数に関連する1つまたは複数のPRSリソース集合識別子(ID)を修正するようにUEに指示する、条項67から74のいずれかのネットワークコンポーネント。
条項76.複数の測位ソースの第1の部分集合からの第1の測位結果に基づくUEの場所推定が、誤差閾値内にある複数の測位ソースの第2の部分集合から第2の測位結果を推定することが可能であり、命令が、複数の整合グループまたは新しい統合された整合グループの1つまたは複数に関連する誤差閾値を修正するようにUEに指示する、条項67から75のいずれかのネットワークコンポーネント。
条項77.命令が、複数の整合グループまたは新しい統合された整合グループの1つまたは複数に関連する1つまたは複数の不確実性または較正誤差パラメータを修正するようにUEに指示する、条項67から76のいずれかのネットワークコンポーネント。
条項78.命令が、第1の統合された整合グループへと複数の整合グループの2つ以上の第1の部分集合を統合し、第2の統合された整合グループへと複数の整合グループの2つ以上の他の整合グループの第2の部分集合を統合するように、UEに指示する、条項67から77のいずれかのネットワークコンポーネント。
条項79.ユーザ機器(UE)によって実行されると、UEに、複数の整合グループを特定させ、複数の整合グループの各々がそれぞれの整合グループに対する1つまたは複数の共有される誤差特性内にある測定結果に関連する複数の測位ソースを備え、場所推定エンティティへ、複数の整合グループに関連する情報を報告させ、場所推定エンティティから、複数の整合グループに関連する1つまたは複数のパラメータを修正せよとの命令を受信させる、コンピュータ実行可能命令を記憶する、非一時的コンピュータ可読媒体。
条項80.1つまたは複数の共有される誤差特性が、共有されるタイミング誤差特性、共有される角度誤差特性、またはこれらの組合せを備える、条項79の非一時的コンピュータ可読媒体。
条項81.命令が、Long Term Evolution Positioning Protocol(LPP)シグナリングを介して位置特定支援データ内で受信される、条項79から80のいずれかの非一時的コンピュータ可読媒体。
条項82.命令が、複数の整合グループの2つ以上を統合された整合グループへと統合するようにUEに指示する、条項79から81のいずれかの非一時的コンピュータ可読媒体。
条項83.UEによって実行されると、UEに、較正誤差について1つまたは複数の測位基準信号(PRS)測定結果を補償させ、1つまたは複数のPRS測定結果が、統合された整合グループのための補償パラメータに基づいて統合された整合グループと関連付けられ、または、1つまたは複数の補償されたPRS測定結果を場所推定エンティティへ報告させ、または、PRS補償インジケータ、PRS測定結果較正値、もしくは両方を1つまたは複数の測定結果報告へ追加させ、またはこれらの組合せを行わせる、コンピュータ実行可能命令をさらに備える、条項82の非一時的コンピュータ可読媒体。
条項84.UEによって実行されると、UEに、それぞれ、2つ以上の整合グループの2つ以上の整合グループ識別子に関連して、統合された整合グループと関連付けられる第1のPRS測定結果に基づいて、第1の測定結果報告を送信させ、または、統合された整合グループの単一の整合グループ識別子に関連して、統合された整合グループと関連付けられる第2のPRS測定結果に基づいて、第2の測定結果報告を送信させる、コンピュータ実行可能命令をさらに備える、条項82から83のいずれかの非一時的コンピュータ可読媒体。
条項85.命令が、複数の整合グループまたは新しい統合された整合グループの1つまたは複数に関連する1つまたは複数のPRSリソース集合識別子(ID)を修正するようにUEに指示する、条項79から84のいずれかの非一時的コンピュータ可読媒体。
条項86.命令が、複数の整合グループまたは新しい統合された整合グループの1つまたは複数に関連する誤差閾値を修正するようにUEに指示する、条項79から85のいずれかの非一時的コンピュータ可読媒体。
条項87.命令が、複数の整合グループまたは新しい統合された整合グループの1つまたは複数に関連する1つまたは複数の不確実性または較正誤差パラメータを修正するようにUEに指示する、条項79から86のいずれかの非一時的コンピュータ可読媒体。
条項88.命令が、第1の統合された整合グループへと複数の整合グループの2つ以上の第1の部分集合を統合し、第2の統合された整合グループへと複数の整合グループの2つ以上の他の整合グループの第2の部分集合を統合するように、UEに指示する、条項79から87のいずれかの非一時的コンピュータ可読媒体。
条項89.命令が、複数の整合グループの別個の1つを2つ以上の新しい整合グループへと分けるようにUEに指示する、条項79から88のいずれかの非一時的コンピュータ可読媒体。
条項90.複数の測位ソースの第1の部分集合からの第1の測位結果に基づくUEの場所推定が、誤差閾値内にある複数の測位ソースの第2の部分集合から第2の測位結果を推定することが可能である、条項79から89のいずれかの非一時的コンピュータ可読媒体。
条項91.複数の整合グループの各々に対する誤差閾値が、タイミング閾値、角度閾値、受信電力閾値、またはこれらの組合せを備える、条項90の非一時的コンピュータ可読媒体。
条項92.複数の整合グループの各々のための複数の測位ソースが、測位基準信号(PRS)リソース、PRSリソース集合、PRS周波数レイヤ、送信/受信ポイント(TRP)、またはこれらの組合せを備える、条項79から91のいずれかの非一時的コンピュータ可読媒体。
条項93.ネットワークコンポーネントによって実行されると、ネットワークコンポーネントに、ユーザ機器(UE)から、複数の整合グループに関連する情報を受信させ、複数の整合グループの各々がそれぞれの整合グループに対する1つまたは複数の共有される誤差特性内にある測定結果に関連する複数の測位ソースを備え、UEへ、複数の整合グループに関連する1つまたは複数のパラメータを修正せよとの命令を送信させる、コンピュータ実行可能命令を記憶する、非一時的コンピュータ可読媒体。
条項94.1つまたは複数の共有される誤差特性が、共有されるタイミング誤差特性、共有される角度誤差特性、またはこれらの組合せを備える、条項93の非一時的コンピュータ可読媒体。
条項95.ネットワークコンポーネントによって実行されると、ネットワークコンポーネントに、UEおよび1つまたは複数の基地局からのUEの測位セッションに関連する測定結果報告を受信させ、測定結果報告、またはアウトライア検出、またはこれらの組合せに基づいて、UEグループ遅延および基地局グループ遅延のover-the-air(OTA)較正を実行させ、OTA較正に基づいて複数の整合グループの新しいグループ化を特定させる、コンピュータ実行可能命令をさらに備え、命令が新しいグループ化へ移行するようにUEに指示する、条項93から94のいずれかの非一時的コンピュータ可読媒体。
条項96.命令が、Long Term Evolution Positioning Protocol(LPP)シグナリングを介して位置特定支援データ内で送信される、条項93から95のいずれかの非一時的コンピュータ可読媒体。
条項97.命令が、複数の整合グループの2つ以上を統合された整合グループへと統合するようにUEに指示する、条項93から96のいずれかの非一時的コンピュータ可読媒体。
条項98.命令がさらに、較正誤差について1つまたは複数の測位基準信号(PRS)測定結果を補償し、1つまたは複数のPRS測定結果が、統合された整合グループのための補償パラメータに基づいて統合された整合グループと関連付けられ、または、1つまたは複数の補償されたPRS測定結果を場所推定エンティティに報告し、または、PRS補償インジケータ、PRS測定結果較正値、もしくは両方を1つまたは複数の測定結果報告に追加し、またはこれらの組合せを行うように、UEに指示する、条項97の非一時的コンピュータ可読媒体。
条項99.ネットワークコンポーネントによって実行されると、ネットワークコンポーネントに、それぞれ、2つ以上の整合グループの2つ以上の整合グループ識別子に関連して、統合された整合グループと関連付けられる第1のPRS測定結果に基づいて、第1の測定結果報告を受信させ、または、統合された整合グループの単一の整合グループ識別子に関連して、統合された整合グループと関連付けられる第2のPRS測定結果に基づいて、第2の測定結果報告を受信させる、コンピュータ実行可能命令をさらに備える、条項97から98のいずれかの非一時的コンピュータ可読媒体。
条項100.命令が、複数の整合グループの別個の1つを2つ以上の新しい整合グループへと分けるようにUEに指示する、条項93から99のいずれかの非一時的コンピュータ可読媒体。
条項101.命令が、複数の整合グループまたは新しい統合された整合グループの1つまたは複数に関連する1つまたは複数のPRSリソース集合識別子(ID)を修正するようにUEに指示する、条項93から100のいずれかの非一時的コンピュータ可読媒体。
条項102.複数の測位ソースの第1の部分集合からの第1の測位結果に基づくUEの場所推定が、誤差閾値内にある複数の測位ソースの第2の部分集合から第2の測位結果を推定することが可能であり、命令が、複数の整合グループまたは新しい統合された整合グループの1つまたは複数に関連する誤差閾値を修正するようにUEに指示する、条項93から101のいずれかの非一時的コンピュータ可読媒体。
条項103.命令が、複数の整合グループまたは新しい統合された整合グループの1つまたは複数に関連する1つまたは複数の不確実性または較正誤差パラメータを修正するようにUEに指示する、条項93から102のいずれかの非一時的コンピュータ可読媒体。
条項104.命令が、第1の統合された整合グループへと複数の整合グループの2つ以上の第1の部分集合を統合し、第2の統合された整合グループへと複数の整合グループの2つ以上の他の整合グループの第2の部分集合を統合するように、UEに指示する、条項93から103のいずれかの非一時的コンピュータ可読媒体。
情報および信号が、様々な異なる技術および技法のうちのいずれかを使用して表されてもよいことを、当業者は理解するだろう。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁性粒子、光場もしくは光学粒子、またはそれらの任意の組合せによって表され得る。
さらに、本明細書において開示される態様に関して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップが、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはその両方の組合せとして実装されてもよいことを、当業者は理解するだろう。ハードウェアおよびソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的なコンポーネント、ブロック、モジュール、回路、およびステップは、概してそれらの機能に関して上で説明されている。そのような機能がハードウェアとして実装されるのかまたはソフトウェアとして実施されるのかは、具体的な適用例および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。当業者は、説明された機能を具体的な適用例ごとに様々な方法で実装してもよいが、そのような実装の決定は、本開示の範囲からの逸脱を引き起こすものと解釈されるべきではない。
本明細書で開示される態様に関して説明される様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAもしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェアコンポーネント、または本明細書で説明される機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよいが、代替として、プロセッサは任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であってもよい。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成として実装されてもよい。
本明細書で開示される態様に関して説明される方法、シーケンスおよび/またはアルゴリズムは、直接ハードウェアにおいて、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールにおいて、またはその2つの組合せにおいて具現化され得る。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブルROM(EPROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM)、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体の中に存在する場合がある。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取ることおよび記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代替として、記憶媒体はプロセッサと一体化され得る。プロセッサおよび記憶媒体は、ASICの中に存在し得る。ASICは、ユーザ端末(たとえば、UE)の中に存在し得る。代替として、プロセッサおよび記憶媒体は、個別のコンポーネントとしてユーザ端末の中に存在し得る。
1つまたは複数の例示的な態様では、説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せにおいて実装され得る。ソフトウェアにおいて実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体上に記憶され得るか、またはコンピュータ可読媒体を介して送信されてもよい。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体と、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であってもよい。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気記憶デバイス、または命令もしくはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送もしくは記憶するために使用され得るとともにコンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。また、いかなる接続も、コンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。ディスク(disk)およびディスク(disc)は、本明細書で使用される場合、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピーディスク(disk)、およびBlu-ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、レーザーを用いてデータを光学的に再生する。上記のものの組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
上記の開示は本開示の例示的な態様を示すが、添付の特許請求の範囲によって定義される本開示の範囲から逸脱することなく、様々な変更および修正が本明細書で行われ得ることに留意されたい。本明細書で説明された本開示の態様による方法クレームの機能、ステップ、および/または行動は、どのような特定の順序で実行される必要もない。さらに、本開示の要素は、単数形で説明または特許請求されることがあるが、単数形に限定することが明示的に述べられていない限り、複数形が企図される。
102 基地局、マクロセル基地局
102' スモールセル基地局
104 UE
108 コアネットワーク
110 バックホールリンク
112 ロケーションサーバ
114 バックホールリンク
116 地理的カバレッジエリア
116' カバレッジエリア
118 通信リンク
120 WLAN AP
122 WLAN STA
124 通信リンク
126 mmW基地局
128 UE
130 mmW通信リンク
132 UE
134 D2D P2Pリンク
136 P2Pリンク
138 UE
204 UE
210 5GC
212 ユーザプレーン機能
213 NG-U、ユーザプレーンインターフェース
214 制御プレーン機能
215 NG-C、制御プレーンインターフェース
220 New RAN
222 gNB
223 バックホール接続
224 ng-eNB
230 ロケーションサーバ
260 5GC
262 UPF、ユーザプレーン機能
263 ユーザプレーンインターフェース
264 AMF、モビリティ管理機能
265 制御プレーンインターフェース
266 SMF、セッション管理機能
270 LMF、位置管理機能
272 SLP、セキュアユーザプレーンロケーションロケーションプラットフォーム
302 UE
304 基地局
306 ネットワークエンティティ
310 ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)トランシーバ、WWANトランシーバ、トランシーバ
312 受信機
314 送信機
316 アンテナ
318 信号
320 ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)トランシーバ、WLANトランシーバ、トランシーバ
322 受信機
324 送信機
326 アンテナ
328 信号
330 衛星測位システム(SPS)受信機、SPS受信機
332 処理システム
334 データバス
336 アンテナ
338 SPS信号
340 メモリコンポーネント
342 測位コンポーネント
344 センサ
346 ユーザインターフェース
350 WWANトランシーバ、トランシーバ
352 受信機
354 送信機
356 アンテナ
358 信号
360 WLANトランシーバ、トランシーバ
362 受信機
364 送信機
366 アンテナ
368 信号
370 SPS受信機
376 アンテナ
378 SPS信号
380 ネットワークインターフェース
382 データバス
384 処理システム
386 メモリコンポーネント
388 測位コンポーネント
390 ネットワークインターフェース
392 データバス
394 処理システム
396 メモリコンポーネント
398 測位コンポーネント
1302 基地局、BS
1304 UE
1310 RTT測定信号
1320 RTT応答信号

Claims (35)

  1. ユーザ機器(UE)を動作させる方法であって、
    前記UEによって、複数の整合グループを特定するステップであって、前記複数の整合グループの各々が、それぞれの前記整合グループに対する1つまたは複数の共有される誤差特性内にある測定結果に関連する複数の測位ソースを備える、ステップと、
    場所推定エンティティに、前記複数の整合グループに関連する情報を報告するステップと、
    前記場所推定エンティティから、前記複数の整合グループに関連する1つまたは複数のパラメータを修正せよとの命令を受信するステップとを備える、方法。
  2. 前記1つまたは複数の共有される誤差特性が、共有されるタイミング誤差特性、共有される角度誤差特性、またはこれらの組合せを備える、請求項1に記載の方法。
  3. 前記命令が、Long Term Evolution Positioning Protocol(LPP)シグナリングを介して位置特定支援データ内で受信される、請求項1に記載の方法。
  4. 前記命令が、
    前記複数の整合グループの2つ以上を統合された整合グループへと統合するように前記UEに指示する、請求項1に記載の方法。
  5. 較正誤差について1つまたは複数の測位基準信号(PRS)測定結果を補償するステップであって、前記1つまたは複数のPRS測定結果が、前記統合された整合グループのための補償パラメータに基づいて前記統合された整合グループと関連付けられる、ステップ、または、
    前記1つまたは複数の較正誤差が補償されたPRS測定結果を前記場所推定エンティティに報告するステップ、または、
    PRS補償インジケータ、PRS測定結果較正値、もしくは両方を1つまたは複数の測定結果報告に追加するステップ、または、
    これらの組合せをさらに備える、請求項4に記載の方法。
  6. それぞれ、2つ以上の整合グループの2つ以上の整合グループ識別子に関連して、前記統合された整合グループと関連付けられる第1のPRS測定結果に基づいて第1の測定結果報告を送信するステップ、または、
    前記統合された整合グループの単一の整合グループ識別子に関連して、前記統合された整合グループと関連付けられる第2のPRS測定結果に基づいて第2の測定結果報告を送信するステップをさらに備える、請求項4に記載の方法。
  7. 前記命令が、前記複数の整合グループまたは新しい統合された整合グループの1つまたは複数に関連する1つまたは複数のPRSリソース集合識別子(ID)を修正するように前記UEに指示する、請求項1に記載の方法。
  8. 前記命令が、前記複数の整合グループまたは新しい統合された整合グループの1つまたは複数に関連する誤差閾値を修正するように前記UEに指示する、請求項1に記載の方法。
  9. 前記命令が、前記複数の整合グループまたは新しい統合された整合グループの1つまたは複数に関連する1つまたは複数の不確実性または較正誤差パラメータを修正するように前記UEに指示する、請求項1に記載の方法。
  10. 前記命令が、第1の統合された整合グループへと前記複数の整合グループの2つ以上の第1の部分集合を統合し、第2の統合された整合グループへと前記複数の整合グループの2つ以上の他の整合グループの第2の部分集合を統合するように、前記UEに指示する、請求項1に記載の方法。
  11. 前記命令が、
    前記複数の整合グループの別個の1つを2つ以上の新しい整合グループへと分けるように前記UEに指示する、請求項1に記載の方法。
  12. 前記複数の測位ソースの第1の部分集合からの第1の測位結果に基づく前記UEの場所推定が、誤差閾値内にある前記複数の測位ソースの第2の部分集合から第2の測位結果を推定することが可能である、請求項1に記載の方法。
  13. 前記複数の整合グループの各々に対する前記誤差閾値が、タイミング閾値、角度閾値、受信電力閾値、またはこれらの組合せを備える、請求項12に記載の方法。
  14. 前記複数の整合グループの各々のための前記複数の測位ソースが、測位基準信号(PRS)リソース、PRSリソース集合、PRS周波数レイヤ、送信/受信ポイント(TRP)、またはこれらの組合せを備える、請求項1に記載の方法。
  15. ネットワークコンポーネントを動作させる方法であって、
    ユーザ機器(UE)から、複数の整合グループに関連する情報を受信するステップであって、前記複数の整合グループの各々が、それぞれの前記整合グループに対する1つまたは複数の共有される誤差特性内にある測定結果に関連する複数の測位ソースを備える、ステップと、
    前記UEに、前記複数の整合グループに関連する1つまたは複数のパラメータを修正せよとの命令を送信するステップとを備える、方法。
  16. 前記1つまたは複数の共有される誤差特性が、共有されるタイミング誤差特性、共有される角度誤差特性、またはこれらの組合せを備える、請求項15に記載の方法。
  17. 前記UEおよび1つまたは複数の基地局から前記UEの測位セッションに関連する測定結果報告を受信するステップと、
    前記測定結果報告、またはアウトライア検出、またはこれらの組合せに基づいて、UEグループ遅延および基地局グループ遅延のover-the-air(OTA)較正を実行するステップと、
    前記OTA較正に基づいて、前記複数の整合グループの新しいグループ化を特定するステップとをさらに備え、
    前記命令が、前記新しいグループ化へと移行するように前記UEに指示する、請求項15に記載の方法。
  18. 前記命令が、Long Term Evolution Positioning Protocol(LPP)シグナリングを介して位置特定支援データ内で送信される、請求項15に記載の方法。
  19. 前記命令が、
    前記複数の整合グループの2つ以上を統合された整合グループへと統合するように前記UEに指示する、請求項15に記載の方法。
  20. 前記命令がさらに、較正誤差について1つまたは複数の測位基準信号(PRS)測定結果を補償し、前記1つまたは複数のPRS測定結果が、前記統合された整合グループのための補償パラメータに基づいて前記統合された整合グループと関連付けられ、または、前記1つまたは複数の補償されたPRS測定結果を場所推定エンティティに報告し、または、PRS補償インジケータ、PRS測定結果較正値、もしくは両方を1つまたは複数の測定結果報告へ追加し、またはこれらの組合せを行うように、前記UEに指示する、請求項19に記載の方法。
  21. それぞれ、2つ以上の整合グループの2つ以上の整合グループ識別子に関連して、前記統合された整合グループと関連付けられる第1のPRS測定結果に基づいて第1の測定結果報告を受信するステップ、または、
    前記統合された整合グループの単一の整合グループ識別子に関連して、前記統合された整合グループと関連付けられる第2のPRS測定結果に基づいて第2の測定結果報告を受信するステップをさらに備える、請求項19に記載の方法。
  22. 前記命令が、
    前記複数の整合グループの別個の1つを2つ以上の新しい整合グループへと分けるように前記UEに指示する、請求項15に記載の方法。
  23. 前記命令が、前記複数の整合グループまたは新しい統合された整合グループの1つまたは複数に関連する1つまたは複数のPRSリソース集合識別子(ID)を修正するように前記UEに指示する、請求項15に記載の方法。
  24. 前記複数の測位ソースの第1の部分集合からの第1の測位結果に基づく前記UEの場所推定が、誤差閾値内にある前記複数の測位ソースの第2の部分集合から第2の測位結果を推定することが可能であり、
    前記命令が、前記複数の整合グループまたは新しい統合された整合グループの1つまたは複数に関連する前記誤差閾値を修正するように前記UEに指示する、請求項15に記載の方法。
  25. 前記命令が、前記複数の整合グループまたは新しい統合された整合グループの1つまたは複数に関連する1つまたは複数の不確実性または較正誤差パラメータを修正するように前記UEに指示する、請求項15に記載の方法。
  26. 前記命令が、第1の統合された整合グループへと前記複数の整合グループの2つ以上の第1の部分集合を統合し、第2の統合された整合グループへと前記複数の整合グループの2つ以上の他の整合グループの第2の部分集合を統合するように、前記UEに指示する、請求項15に記載の方法。
  27. ユーザ機器(UE)であって、
    メモリと、
    少なくとも1つのトランシーバと、
    前記メモリおよび前記少なくとも1つのトランシーバに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサとを備え、前記少なくとも1つのプロセッサが、
    複数の整合グループを特定し、前記複数の整合グループの各々が、それぞれの前記整合グループに対する1つまたは複数の共有される誤差特性内にある測定結果に関連する複数の測位ソースを備え、
    場所推定エンティティに、前記複数の整合グループに関連する情報を報告し、
    前記少なくとも1つのトランシーバを介して、前記場所推定エンティティから、前記複数の整合グループに関連する1つまたは複数のパラメータを修正せよとの命令を受信するように構成される、UE。
  28. 前記命令が、
    前記複数の整合グループの2つ以上を統合された整合グループへと統合するように前記UEに指示する、請求項27に記載のUE。
  29. 前記少なくとも1つのプロセッサがさらに、
    較正誤差について1つまたは複数の測位基準信号(PRS)測定結果を補償し、前記1つまたは複数のPRS測定結果が、前記統合された整合グループのための補償パラメータに基づいて前記統合された整合グループと関連付けられ、または、
    前記1つまたは複数の較正誤差が補償されたPRS測定結果を前記場所推定エンティティに報告し、または、
    PRS補償インジケータ、PRS測定結果較正値、もしくは両方を1つまたは複数の測定結果報告に追加し、または、
    これらの組合せを行うように構成される、請求項28に記載のUE。
  30. 前記命令が、
    前記複数の整合グループの別個の1つを2つ以上の新しい整合グループへと分けるように前記UEに指示する、請求項27に記載のUE。
  31. ネットワークコンポーネントであって、
    メモリと、
    少なくとも1つのトランシーバと、
    前記メモリおよび前記少なくとも1つのトランシーバに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサとを備え、前記少なくとも1つのプロセッサが、
    前記少なくとも1つのトランシーバを介して、ユーザ機器(UE)から、複数の整合グループに関連する情報を受信し、前記複数の整合グループの各々が、それぞれの前記整合グループに対する1つまたは複数の共有される誤差特性内にある測定結果に関連する複数の測位ソースを備え、
    前記少なくとも1つのトランシーバを介して、前記UEに、前記複数の整合グループに関連する1つまたは複数のパラメータを修正せよとの命令を送信する
    ように構成される、ネットワークコンポーネント。
  32. 前記1つまたは複数の共有される誤差特性が、共有されるタイミング誤差特性、共有される角度誤差特性、またはこれらの組合せを備える、請求項31に記載のネットワークコンポーネント。
  33. 前記命令が、
    前記複数の整合グループの2つ以上を統合された整合グループへと統合するように前記UEに指示する、請求項31に記載のネットワークコンポーネント。
  34. ユーザ機器(UE)であって、
    複数の整合グループを特定するための手段であって、前記複数の整合グループの各々が、それぞれの前記整合グループに対する1つまたは複数の共有される誤差特性内にある測定結果に関連する複数の測位ソースを備える、手段と、
    場所推定エンティティに、前記複数の整合グループに関連する情報を報告するための手段と、
    前記場所推定エンティティから、前記複数の整合グループに関連する1つまたは複数のパラメータを修正せよとの命令を受信するための手段とを備える、UE。
  35. 前記命令が、
    前記複数の整合グループの2つ以上を統合された整合グループへと統合するように前記UEに指示する、請求項34に記載のUE。
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