JP2023553884A - スティッチングprs位相誤差の報告 - Google Patents

スティッチングprs位相誤差の報告 Download PDF

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Abstract

ワイヤレス通信のための技法が開示される。一態様では、第1のネットワークノードは、第2のネットワークノードから送信機位相情報を受信することであって、送信機位相情報が、複数の周波数間隔上で少なくとも1つのネットワークノードによって送信される複数の測位基準信号(PRS)の位相を表す1つまたは複数のパラメータを含む、こと、および複数のPRSの位相を表す1つまたは複数のパラメータに基づいて、少なくとも1つのネットワークノードによって送信される複数のPRSの測位測定値を取得して、ユーザ機器(UE)のロケーションが、複数のPRSの少なくとも測位測定値に基づいて決定されることを可能にすることを行う。

Description

関連出願の相互参照
本特許出願は、本出願の譲受人に譲渡され、参照により本明細書にその全体が明確に組み込まれる、2020年12月11日に出願された「REPORTING PHASE ERROR ACROSS FREQUENCY LAYERS」と題するギリシャ特許出願第20200100721号の優先権を主張する。
本開示の態様は、一般に、ワイヤレス通信に関する。
ワイヤレス通信システムは、第1世代アナログワイヤレス電話サービス(1G)、第2世代(2G)デジタルワイヤレス電話サービス(暫定2.5Gおよび2.75Gネットワークを含む)、第3世代(3G)高速データ、インターネット対応ワイヤレスサービス、および第4世代(4G)サービス(たとえば、ロングタームエボリューション(LTE)またはWiMax)を含む、様々な世代を通じて発展している。現在、セルラーシステムおよびパーソナル通信サービス(PCS)システムを含む、使用中の多くの異なるタイプのワイヤレス通信システムがある。知られているセルラーシステムの例は、セルラーアナログアドバンストモバイルフォンシステム(AMPS)、および符号分割多元接続(CDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、時分割多元接続(TDMA)、モバイル通信用グローバルシステム(GSM)などに基づくデジタルセルラーシステムを含む。
ニューラジオ(NR)と呼ばれる第5世代(5G)ワイヤレス規格は、改善の中でも、より高いデータ転送速度、より多数の接続、およびより良好なカバレージを可能にする。5G規格は、次世代モバイルネットワークアライアンスによれば、以前の規格と比較してより高いデータレート、より正確な測位(たとえば、ダウンリンク、アップリンクまたはサイドリンク測位基準信号(PRS)など、測位のための基準信号(RS-P)に基づく)、および他の技術的強化を提供するように設計される。これらの強化は、より高い周波数帯域の使用、PRSプロセスおよび技術における進歩、ならびに5G用の高密度展開と同様、高度に正確な5Gベースの測位を可能にする。
以下は、本明細書で開示する1つまたは複数の態様に関係する簡略化された概要を提示する。したがって、以下の概要は、すべての企図される態様に関係する広範な概観と見なされるべきではなく、また、以下の概要は、すべての企図される態様に関係する主要もしくは重要な要素を識別するか、または任意の特定の態様に関連する範囲を定めるものと見なされるべきでもない。したがって、以下の概要は、以下で提示する詳細な説明に先立って、本明細書で開示するメカニズムに関係する1つまたは複数の態様に関係するいくつかの概念を、簡略化された形態で提示するという唯一の目的を有する。
一態様では、第1のネットワークノードによって実行されるワイヤレス通信の方法は、第2のネットワークノードから送信機位相情報を受信するステップであって、送信機位相情報が、複数の周波数間隔上で少なくとも1つのネットワークノードによって送信される複数の測位基準信号(PRS)の位相を表す1つまたは複数のパラメータを含む、ステップと、複数のPRSの位相を表す1つまたは複数のパラメータに基づいて、少なくとも1つのネットワークノードによって送信される複数のPRSの測位測定値を取得して、ユーザ機器(UE)のロケーションが、複数のPRSの少なくとも測位測定値に基づいて決定されることを可能にするステップとを含む。
一態様では、第1のネットワークノードは、メモリと、少なくとも1つのトランシーバと、メモリおよび少なくとも1つのトランシーバに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み、少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つのトランシーバを介して、第2のネットワークノードから送信機位相情報を受信することであって、送信機位相情報が、複数の周波数間隔上で少なくとも1つのネットワークノードによって送信される複数の測位基準信号(PRS)の位相を表す1つまたは複数のパラメータを含む、こと、および、複数のPRSの位相を表す1つまたは複数のパラメータに基づいて、少なくとも1つのネットワークノードによって送信される複数のPRSの測位測定値を取得して、ユーザ機器(UE)のロケーションが、複数のPRSの少なくとも測位測定値に基づいて決定されることを可能にすることを行うように構成される。
一態様では、第1のネットワークノードは、第2のネットワークノードから送信機位相情報を受信するための手段であって、送信機位相情報が、複数の周波数間隔上で少なくとも1つのネットワークノードによって送信される複数の測位基準信号(PRS)の位相を表す1つまたは複数のパラメータを含む、手段と、複数のPRSの位相を表す1つまたは複数のパラメータに基づいて、少なくとも1つのネットワークノードによって送信される複数のPRSの測位測定値を取得して、ユーザ機器(UE)のロケーションが、複数のPRSの少なくとも測位測定値に基づいて決定されることを可能にするための手段とを含む。
一態様では、コンピュータ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コンピュータ実行可能命令が、第1のネットワークノードによって実行されたとき、第1のネットワークノードに、第2のネットワークノードから送信機位相情報を受信することであって、送信機位相情報が、複数の周波数間隔上で少なくとも1つのネットワークノードによって送信される複数の測位基準信号(PRS)の位相を表す1つまたは複数のパラメータを含む、こと、および、複数のPRSの位相を表す1つまたは複数のパラメータに基づいて、少なくとも1つのネットワークノードによって送信される複数のPRSの測位測定値を取得して、ユーザ機器(UE)のロケーションが、複数のPRSの少なくとも測位測定値に基づいて決定されることを可能にすることを行わせる、非一時的コンピュータ可読媒体。
本明細書で開示する態様に関連する他の目的および利点が、添付図面および発明を実施するための形態に基づいて当業者に明らかとなろう。
添付図面は、本開示の様々な態様の説明の助けとなるために提示され、態様の限定ではなく態様の説明のためだけに提供される。
本開示の態様による例示的なワイヤレス通信システムを示す図である。 本開示の態様による例示的なワイヤレスネットワーク構造を示す図である。 本開示の態様による例示的なワイヤレスネットワーク構造を示す図である。 ユーザ機器(UE)において採用され得るとともに、本明細書で教示するような通信をサポートするように構成され得る、構成要素のいくつかの例示的な態様の簡略化されたブロック図である。 基地局において採用され得るとともに、本明細書で教示するような通信をサポートするように構成され得る、構成要素のいくつかの例示的な態様の簡略化されたブロック図である。 ネットワークエンティティにおいて採用され得るとともに、本明細書で教示するような通信をサポートするように構成され得る、構成要素のいくつかの例示的な態様の簡略化されたブロック図である。 本開示の態様による例示的なフレーム構造を示す図である。 本開示の態様による周波数領域測位基準信号(PRS)スティッチングの一例の図である。 本開示の態様によるワイヤレス通信の例示的な方法を示す図である。
本開示の態様は、例示の目的で提供される様々な例を対象とする以下の説明および関連する図面において提供される。本開示の範囲を逸脱することなく、代替の態様が考案され得る。追加として、本開示の関連する詳細を不明瞭にしないように、本開示のよく知られている要素は詳細には説明されないか、または省略される。
「例示的」および/または「例」という語は、本明細書では、「例、事例、または例示として働くこと」を意味するために使用される。本明細書で「例示的」および/または「例」として説明するいかなる態様も、必ずしも他の態様よりも好ましいかまたは有利であると解釈されるべきではない。同様に、「本開示の態様」という用語は、本開示のすべての態様が、説明する特徴、利点、または動作モードを含むことを必要とするとは限らない。
以下で説明する情報および信号が、様々な異なる技術および技法のうちのいずれかを使用して表され得ることを、当業者は諒解されよう。たとえば、以下の説明全体にわたって参照され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、部分的に特定の適用例、部分的に所望の設計、部分的に対応する技術などに応じて、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁性粒子、光場もしくは光学粒子、またはそれらの任意の組合せによって表され得る。
さらに、多くの態様が、たとえば、コンピューティングデバイスの要素によって実行されるべきアクションのシーケンスに関して説明される。本明細書で説明する様々なアクションが、特定の回路(たとえば、特定用途向け集積回路(ASIC))によって、プログラム命令が1つもしくは複数のプロセッサによって実行されることによって、またはその両方の組合せによって実行され得ることが認識されよう。追加として、本明細書で説明するアクションのシーケンスは、実行時に、本明細書で説明する機能性を、デバイスの関連するプロセッサに実行させることになるかまたは実行するように命令することになる、コンピュータ命令の対応するセットを記憶した、任意の形態の非一時的コンピュータ可読記憶媒体内で完全に具現されるものと見なされ得る。したがって、本開示の様々な態様は、特許請求する主題の範囲内にそのすべてが入ることが企図されている、いくつかの異なる形態で具現され得る。加えて、本明細書で説明する態様の各々に対して、任意のそのような態様の対応する形態が、たとえば、説明するアクションを実行する「ように構成された論理」として本明細書で説明されることがある。
本明細書で使用する「ユーザ機器」(UE)および「基地局」という用語は、別段に記載されていない限り、任意の特定の無線アクセス技術(RAT)に固有であること、またはさもなければそうしたRATに限定されることは、意図されない。一般に、UEは、ワイヤレス通信ネットワークを介して通信するためにユーザによって使用される、任意のワイヤレス通信デバイス(たとえば、モバイルフォン、ルータ、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、コンシューマアセットロケーティングデバイス、ウェアラブル(たとえば、スマートウォッチ、スマートグラス、拡張現実(AR)/仮想現実(VR)ヘッドセットなど)、車両(たとえば、自動車、オートバイ、自転車など)、モノのインターネット(IoT)デバイスなど)であってよい。UEはモバイルであってよく、または(たとえば、いくつかの時間において)静止していてよく、無線アクセスネットワーク(RAN)と通信し得る。本明細書で使用する「UE」という用語は、「アクセス端末」もしくは「AT」、「クライアントデバイス」、「ワイヤレスデバイス」、「加入者デバイス」、「加入者端末」、「加入者局」、「ユーザ端末」もしくは「UT」、「モバイルデバイス」、「モバイル端末」、「移動局」、またはそれらの変形として互換的に呼ばれることがある。概して、UEは、RANを介してコアネットワークと通信することができ、コアネットワークを通じて、UEはインターネットなどの外部ネットワークおよび他のUEに接続され得る。当然、有線アクセスネットワーク、(たとえば、米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11仕様などに基づく)ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)ネットワークなどを介するなどの、コアネットワークおよび/またはインターネットに接続する他のメカニズムもUEにとって可能である。
基地局は、UEがその中に展開されるネットワークに応じて、UEと通信しているいくつかのRATのうちの1つに従って動作してよく、代替として、アクセスポイント(AP)、ネットワークノード、ノードB、発展型ノードB(eNB)、次世代eNB(ng-eNB)、ニューラジオ(NR)ノードB(gNBまたはgノードBとも呼ばれる)などと呼ばれることがある。基地局は、サポートされるUEのためのデータ接続、音声接続、および/またはシグナリング接続をサポートすることを含む、UEによるワイヤレスアクセスをサポートするために主に使用され得る。いくつかのシステムでは、基地局は純粋にエッジノードシグナリング機能を提供し得るが、他のシステムでは、基地局は、追加の制御および/またはネットワーク管理機能を提供し得る。UEがそれを通じて信号を基地局へ送ることができる通信リンクは、アップリンク(UL)チャネル(たとえば、逆方向トラフィックチャネル、逆方向制御チャネル、アクセスチャネルなど)と呼ばれる。基地局がそれを通じて信号をUEへ送ることができる通信リンクは、ダウンリンク(DL)チャネルまたは順方向リンクチャネル(たとえば、ページングチャネル、制御チャネル、ブロードキャストチャネル、順方向トラフィックチャネルなど)と呼ばれる。本明細書で使用するトラフィックチャネル(TCH)という用語は、アップリンク/逆方向トラフィックチャネル、またはダウンリンク/順方向トラフィックチャネルのいずれかを指すことができる。
「基地局」という用語は、単一の物理的な送信受信ポイント(TRP)、またはコロケートされてもまたはされなくてもよい複数の物理的なTRPを指すことがある。たとえば、「基地局」という用語が単一の物理的なTRPを指す場合、その物理的なTRPは、基地局のセル(または、いくつかのセルセクタ)に対応する、基地局のアンテナであってよい。「基地局」という用語が、コロケートされている複数の物理的なTRPを指す場合、それらの物理的なTRPは、基地局の(たとえば、多入力多出力(MIMO)システムにおけるような、または基地局がビームフォーミングを採用する場合の)アンテナのアレイであってよい。「基地局」という用語が、コロケートされていない複数の物理的なTRPを指す場合、それらの物理的なTRPは、分散アンテナシステム(DAS:distributed antenna system)(移送媒体を介して共通のソースに接続された、空間的に分離されたアンテナのネットワーク)、またはリモートラジオヘッド(RRH:remote radio head)(サービング基地局に接続された遠隔の基地局)であってよい。代替として、コロケートされていない物理的なTRPは、UE、およびUEがその基準無線周波数(RF)信号を測定している隣接する基地局から、測定報告を受信するサービング基地局であってよい。TRPは基地局がそこからワイヤレス信号を送信および受信するポイントであるので、本明細書で使用するとき、基地局からの送信または基地局における受信への言及は、基地局の特定のTRPに言及するものとして理解されるべきである。
UEの測位をサポートするいくつかの実装形態では、基地局は、UEによるワイヤレスアクセスをサポートしないことがあるが(たとえば、UEのためのデータ接続、音声接続、および/またはシグナリング接続をサポートしないことがあるが)、代わりに、UEによって測定されるように基準信号をUEへ送信することがあり、かつ/またはUEによって送信された信号を受信および測定することがある。そのような基地局は、測位ビーコン(たとえば、信号をUEへ送信するとき)、および/またはロケーション測定ユニット(たとえば、UEからの信号を受信および測定するとき)と呼ばれることがある。
「RF信号」は、送信機と受信機との間の空間を通じて情報を移送する、所与の周波数の電磁波を備える。本明細書で使用する送信機は、単一の「RF信号」または複数の「RF信号」を受信機へ送信し得る。しかしながら、受信機は、マルチパスチャネルを通じたRF信号の伝搬特性に起因して、送信された各RF信号に対応する複数の「RF信号」を受信することがある。送信機と受信機との間の異なる経路上での、送信された同じRF信号は、「マルチパス」RF信号と呼ばれることがある。本明細書で使用するRF信号は、「信号」という用語がワイヤレス信号またはRF信号を指すことがコンテキストから明確である場合、「ワイヤレス信号」または単に「信号」と呼ばれることもある。
図1は、本開示の態様による例示的なワイヤレス通信システム100を示す。ワイヤレス通信システム100(ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)と呼ばれることもある)は、様々な基地局102(「BS」とラベル付けされる)および様々なUE104を含んでよい。基地局102は、マクロセル基地局(大電力セルラー基地局)および/またはスモールセル基地局(小電力セルラー基地局)を含んでよい。一態様では、マクロセル基地局は、ワイヤレス通信システム100がLTEネットワークに相当するeNBおよび/もしくはng-eNB、またはワイヤレス通信システム100がNRネットワークに相当するgNB、あるいはその両方の組合せを含んでよく、スモールセル基地局は、フェムトセル、ピコセル、マイクロセルなどを含んでよい。
基地局102は、RANを集合的に形成し得、バックホールリンク122を通じてコアネットワーク170(たとえば、発展型パケットコア(EPC)または5Gコア(5GC))と、かつコアネットワーク170を通じて1つまたは複数のロケーションサーバ172(たとえば、ロケーション管理機能(LMF)またはセキュアユーザプレーン位置特定(SUPL)ロケーションプラットフォーム(SLP))に、インターフェースし得る。ロケーションサーバ172は、コアネットワーク170の一部であってよく、またはコアネットワーク170の外部にあってもよい。ロケーションサーバ172は、基地局102と統合され得る。UE104は、直接または間接的にロケーションサーバ172と通信し得る。たとえば、UE104は、そのUE104に現在サービスしている基地局102を介して、ロケーションサーバ172と通信し得る。UE104はまた、アプリケーションサーバ(図示せず)を介して、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイント(AP)(たとえば、以下で説明するAP150)を介してなど、別のネットワークを介してなど、別の経路を通じてロケーションサーバ172と通信し得る。シグナリングの目的のために、UE104とロケーションサーバ172との間の通信は、(たとえば、コアネットワーク170などを通じた)間接接続、または(たとえば、直接接続128を介して図示するような)直接接続として表され得、介在するノード(もしあれば)は、明快のためにシグナリング図から省略される。
他の機能に加えて、基地局102は、ユーザデータを転送すること、無線チャネル暗号化および解読、完全性保護、ヘッダ圧縮、モビリティ制御機能(たとえば、ハンドオーバ、デュアル接続性)、セル間干渉協調、接続セットアップおよび解放、負荷分散、非アクセス層(NAS:non-access stratum)メッセージのための配信、NASノード選択、同期、RAN共有、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)、加入者および機器トレース、RAN情報管理(RIM)、ページング、測位、ならびに警告メッセージの配信のうちの1つまたは複数に関係する機能を実行し得る。基地局102は、有線またはワイヤレスであってよいバックホールリンク134を介して、直接または間接的に(たとえば、EPC/5GCを通じて)互いに通信し得る。
基地局102は、UE104とワイヤレス通信し得る。基地局102の各々は、それぞれの地理的カバレージエリア110に通信カバレージを提供し得る。一態様では、1つまたは複数のセルが、各地理的カバレージエリア110の中の基地局102によってサポートされ得る。「セル」は、(たとえば、キャリア周波数、コンポーネントキャリア、キャリア、帯域などと呼ばれる、いくつかの周波数リソースを介した)基地局との通信のために使用される論理通信エンティティであり、同じかまたは異なるキャリア周波数を介して動作するセルを区別するための識別子(たとえば、物理セル識別子(PCI:physical cell identifier)、拡張セル識別子(ECI:enhanced cell identifier)、仮想セル識別子(VCI:virtual cell identifier)、セルグローバル識別子(CGI:cell global identifier)など)に関連付けられ得る。場合によっては、異なるセルが、異なるタイプのUEにアクセスを提供し得る異なるプロトコルタイプ(たとえば、マシンタイプ通信(MTC)、狭帯域IoT(NB-IoT)、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)、または他のもの)に従って構成されてよい。セルが特定の基地局によってサポートされるので、「セル」という用語は、コンテキストに応じて、論理通信エンティティおよびそれをサポートする基地局のうちの一方または両方を指すことがある。加えて、TRPが通常はセルの物理的な送信点であるので、「セル」および「TRP」という用語は互換的に使用されることがある。場合によっては、「セル」という用語は、地理的カバレージエリア110のいくつかの部分内での通信のためにキャリア周波数が検出および使用され得る限り、基地局の地理的カバレージエリア(たとえば、セクタ)を指すこともある。
マクロセル基地局102に隣接しながら、地理的カバレージエリア110は(たとえば、ハンドオーバ領域の中で)部分的に重複することがあり、地理的カバレージエリア110のうちのいくつかは、もっと大きい地理的カバレージエリア110によって大幅に重複されることがある。たとえば、スモールセル基地局102'(「スモールセル」の代わりに「SC」とラベル付けされる)は、1つまたは複数のマクロセル基地局102の地理的カバレージエリア110と大幅に重複する地理的カバレージエリア110'を有することがある。スモールセル基地局とマクロセル基地局の両方を含むネットワークは、異種ネットワークと呼ばれることがある。異種ネットワークはまた、限定加入者グループ(CSG:closed subscriber group)と呼ばれる制限されたグループにサービスを提供し得るホームeNB(HeNB)を含んでよい。
基地局102とUE104との間の通信リンク120は、UE104から基地局102へのアップリンク(逆方向リンクとも呼ばれる)送信、および/または基地局102からUE104へのダウンリンク(DL)(順方向リンクとも呼ばれる)送信を含んでよい。通信リンク120は、空間多重化、ビームフォーミング、および/または送信ダイバーシティを含む、MIMOアンテナ技術を使用し得る。通信リンク120は、1つまたは複数のキャリア周波数を通じてよい。キャリアの割振りは、ダウンリンクおよびアップリンクに対して非対称であってよい(たとえば、アップリンク用よりも多数または少数のキャリアがダウンリンク用に割り振られてよい)。
ワイヤレス通信システム100は、無認可周波数スペクトル(たとえば、5GHz)の中で通信リンク154を介してワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)局(STA)152と通信しているWLANアクセスポイント(AP)150をさらに含んでよい。無認可周波数スペクトルの中で通信するとき、WLAN STA152および/またはWLAN AP150は、チャネルが利用可能であるかどうかを決定するために、通信する前にクリアチャネルアセスメント(CCA)またはリッスンビフォアトーク(LBT)プロシージャを実行し得る。
スモールセル基地局102'は、認可周波数スペクトルおよび/または無認可周波数スペクトルの中で動作し得る。無認可周波数スペクトルの中で動作するとき、スモールセル基地局102'は、LTEまたはNR技術を採用してよく、WLAN AP150によって使用されるのと同じ5GHz無認可周波数スペクトルを使用してよい。無認可周波数スペクトルの中でLTE/5Gを採用するスモールセル基地局102'は、アクセスネットワークへのカバレージを拡大し得、かつ/またはアクセスネットワークの容量を増大させ得る。無認可スペクトルの中でのNRは、NR-Uと呼ばれることがある。無認可スペクトルの中でのLTEは、LTE-U、認可支援アクセス(LAA:licensed assisted access)、またはMulteFireと呼ばれることがある。
ワイヤレス通信システム100は、UE182と通信しておりミリ波(mmW)周波数および/または準mmW周波数の中で動作し得るmmW基地局180をさらに含んでよい。極高周波(EHF)は、電磁スペクトルの中のRFの部分である。EHFは、範囲が30GHz~300GHzであり、1ミリメートルと10ミリメートルとの間の波長を有する。この帯域の中の電波は、ミリ波と呼ばれることがある。準mmWは、波長が100ミリメートルである3GHzの周波数まで下に広がってよい。超高周波(SHF)帯域は、センチメートル波とも呼ばれる3GHzと30GHzとの間に広がる。mmW/準mmW無線周波数帯域を使用する通信は、経路損失が大きく距離が比較的短い。mmW基地局180およびUE182は、極めて大きい経路損失および短い距離を補償するために、mmW通信リンク184を介してビームフォーミング(送信および/または受信)を利用し得る。さらに、代替構成では、1つまたは複数の基地局102もmmWまたは準mmWおよびビームフォーミングを使用して送信し得ることが諒解されよう。したがって、上記の例示が例にすぎず、本明細書で開示する様々な態様を限定すると解釈されるべきでないことが諒解されよう。
送信ビームフォーミングは、RF信号を特定の方向に集束させるための技法である。従来より、ネットワークノード(たとえば、基地局)はRF信号をブロードキャストするとき、信号をすべての方向に(全指向的に)ブロードキャストする。送信ビームフォーミングを伴うと、ネットワークノードは、(送信しているネットワークノードに対して)所与のターゲットデバイス(たとえば、UE)がどこに位置するのかを決定し、より強いダウンリンクRF信号をその特定の方向に投射し、それによって、(データレートに関して)もっと高速かつ強力なRF信号を受信デバイスにもたらす。送信するときにRF信号の指向性を変えるために、ネットワークノードは、RF信号をブロードキャストしている1つまたは複数の送信機の各々においてRF信号の位相および相対振幅を制御することができる。たとえば、ネットワークノードは、実際にアンテナを動かすことなく異なる方向における点に「ステアリング」され得るRF波のビームを作成するアンテナのアレイ(「フェーズドアレイ」または「アンテナアレイ」と呼ばれる)を使用してよい。詳細には、望ましくない方向における放射を抑圧するように除去しながら、別個のアンテナからの電波が一緒に加えられて所望の方向における放射を大きくするように、適切な位相関係を伴って送信機からのRF電流が個々のアンテナに給電される。
送信ビームは、ネットワークノード自体の送信アンテナが物理的にコロケートされているか否かにかかわらず、受信機(たとえば、UE)には送信ビームが同じパラメータを有するように見えることを意味する、擬似コロケートされ得る。NRでは、4つのタイプの擬似コロケーション(QCL:quasi-co-location)関係がある。詳細には、所与のタイプのQCL関係は、第2のビーム上の第2の基準RF信号についてのいくつかのパラメータがソースビーム上のソース基準RF信号についての情報から導出され得ることを意味する。したがって、ソース基準RF信号がQCLタイプAである場合、受信機は、同じチャネル上で送信される第2の基準RF信号のドップラーシフト、ドップラースプレッド、平均遅延、および遅延スプレッドを推定するために、ソース基準RF信号を使用することができる。ソース基準RF信号がQCLタイプBである場合、受信機は、同じチャネル上で送信される第2の基準RF信号のドップラーシフトおよびドップラースプレッドを推定するために、ソース基準RF信号を使用することができる。ソース基準RF信号がQCLタイプCである場合、受信機は、同じチャネル上で送信される第2の基準RF信号のドップラーシフトおよび平均遅延を推定するために、ソース基準RF信号を使用することができる。ソース基準RF信号がQCLタイプDである場合、受信機は、同じチャネル上で送信される第2の基準RF信号の空間受信パラメータを推定するために、ソース基準RF信号を使用することができる。
受信ビームフォーミングでは、受信機は、所与のチャネル上で検出されたRF信号を増幅するために受信ビームを使用する。たとえば、受信機は、特定の方向から受信されるRF信号を増幅するように(たとえば、そうしたRF信号の利得レベルを大きくするように)、その方向においてアンテナのアレイの利得設定を大きくすることおよび/または位相設定を調整することができる。したがって、受信機がいくつかの方向にビームフォーミングすると言われるとき、そのことは、その方向におけるビーム利得が、他の方向に沿ったビーム利得に比べて大きいこと、またはその方向におけるビーム利得が、受信機にとって利用可能なすべての他の受信ビームの、その方向におけるビーム利得と比較して最大であることを意味する。このことは、その方向から受信されるRF信号のより強い受信信号強度(たとえば、基準信号受信電力(RSRP)、基準信号受信品質(RSRQ)、信号対干渉+雑音比(SINR)など)をもたらす。
送信ビームおよび受信ビームは空間関係があり得る。空間関係とは、第2の基準信号のための第2のビーム(たとえば、送信ビームまたは受信ビーム)に対するパラメータが、第1の基準信号のための第1のビーム(たとえば、受信ビームまたは送信ビーム)についての情報から導出され得ることを意味する。たとえば、UEは、基地局から基準ダウンリンク基準信号(たとえば、同期信号ブロック(SSB))を受信するために、特定の受信ビームを使用してよい。UEは、次いで、受信ビームのパラメータに基づいて、アップリンク基準信号(たとえば、サウンディング基準信号(SRS))をその基地局へ送るための送信ビームを形成することができる。
「ダウンリンク」ビームが、それを形成するエンティティに応じて、送信ビームまたは受信ビームのいずれかであってよいことに留意されたい。たとえば、基地局が基準信号をUEへ送信するためにダウンリンクビームを形成している場合、ダウンリンクビームは送信ビームである。しかしながら、UEがダウンリンクビームを形成している場合、ダウンリンクビームはダウンリンク基準信号を受信するための受信ビームである。同様に、「アップリンク」ビームは、それを形成するエンティティに応じて、送信ビームまたは受信ビームのいずれかであってよい。たとえば、基地局がアップリンクビームを形成している場合、アップリンクビームはアップリンク受信ビームであり、UEがアップリンクビームを形成している場合、アップリンクビームはアップリンク送信ビームである。
電磁スペクトルはしばしば、周波数/波長に基づいて、様々なクラス、帯域、チャネルなどへと再分割される。5G NRでは、2つの初期の動作帯域が、周波数範囲指定FR1(410MHz~7.125GHz)およびFR2(24.25GHz~52.6GHz)として識別されている。FR1の一部分は6GHzよりも高いが、FR1は、しばしば、様々な文書および論文において(互換的に)「サブ6GHz」帯域と呼ばれることを理解されたい。同様の命名法上の問題がFR2に関して生じることがあるが、これは、国際電気通信連合(ITU)によって「ミリ波」帯域として識別される極高周波(EHF)帯域(30GHz~300GHz)とは異なるにもかかわらず、文書および論文において、しばしば、「ミリ波」帯域と(互換的に)呼ばれる。
FR1とFR2との間の周波数は、しばしば、中間帯域周波数と呼ばれる。最近の5G NR研究では、これらの中間帯域周波数のための動作帯域を、周波数範囲指定FR3(7.125GHz~24.25GHz)として識別している。FR3内に収まる周波数帯域は、FR1特性および/またはFR2特性を継承してよく、したがって、FR1および/またはFR2の特徴を中間帯域周波数へ有効に拡張してよい。さらに、より高い周波数帯域が、52.6GHzを超えて5G NR動作を拡張するために現在探求されている。たとえば、3つのより高い動作帯域が周波数範囲指定FR4aまたはFR4-1(52.6GHz~71GHz)、FR4(52.6GHz~114.25GHz)、およびFR5(114.25GHz~300GHz)として識別されている。これらのより高い周波数帯域の各々が、EHF帯域内に収まる。
上記の態様を念頭に置いて、別段に明記されていない限り、「サブ6GHz」などの用語が、本明細書で使用される場合、6GHz未満であり得るか、FR1内にあり得るか、または中間帯域周波数を含み得る周波数を、広く表す場合があることを理解されたい。さらに、別段に明記されていない限り、「ミリ波」などの用語が、本明細書で使用される場合、中間帯域周波数を含み得るか、FR2、FR4、FR4-aもしくはFR4-1、および/またはFR5内にあり得るか、あるいはEHF帯域内にあり得る周波数を、広く表す場合があることを理解されたい。
5Gなどのマルチキャリアシステムでは、キャリア周波数のうちの1つは「1次キャリア」または「アンカーキャリア」または「1次サービングセル」または「PCell」と呼ばれ、残りのキャリア周波数は「2次キャリア」または「2次サービングセル」または「SCell」と呼ばれる。キャリアアグリゲーションでは、アンカーキャリアとは、UE104/182およびセルによって利用される1次周波数(たとえば、FR1)上で動作するキャリアであり、UE104/182は、初期無線リソース制御(RRC)接続確立プロシージャを実行すること、またはRRC接続再確立プロシージャを開始することのいずれかを行う。1次キャリアは、すべての共通制御チャネルおよびUE固有制御チャネルを搬送し、認可周波数の中のキャリアであってよい(ただし、このことは常に事実であるとは限らない)。2次キャリアとは、UE104とアンカーキャリアとの間でRRC接続が確立されると構成されてよく、かつ追加の無線リソースを提供するために使用され得る、第2の周波数(たとえば、FR2)上で動作するキャリアである。場合によっては、2次キャリアは無認可周波数の中のキャリアであってよい。1次アップリンクキャリアと1次ダウンリンクキャリアの両方が通常はUE固有であるので、2次キャリアは、必要なシグナリング情報および信号しか含まなくてよく、たとえば、UE固有であるシグナリング情報および信号は2次キャリアの中に存在しなくてよい。このことは、セルの中の異なるUE104/182が異なるダウンリンク1次キャリアを有してよいことを意味する。アップリンク1次キャリアについて同じことが当てはまる。ネットワークは、任意のUE104/182の1次キャリアをいつでも変更することができる。このことは、たとえば、異なるキャリア上での負荷のバランスをとるために行われる。(PCellまたはSCellにかかわらず)「サービングセル」が、いくつかの基地局がそれを介して通信中であるキャリア周波数/コンポーネントキャリアに対応するので、「セル」、「サービングセル」、「コンポーネントキャリア」、「キャリア周波数」などの用語は、互換的に使用され得る。
たとえば、まだ図1を参照すると、マクロセル基地局102によって利用される周波数のうちの1つがアンカーキャリア(すなわち「PCell」)であってよく、マクロセル基地局102および/またはmmW基地局180によって利用される他の周波数が2次キャリア(「SCell」)であってよい。複数のキャリアの同時送信および/または同時受信は、UE104/182がそのデータ送信レートおよび/またはデータ受信レートを著しく高めることを可能にする。たとえば、マルチキャリアシステムにおけるアグリゲートされた2つの20MHzキャリアは、単一の20MHzキャリアによって達成されるものと比較して理論的にデータレートの2倍の増大(すなわち、40MHz)に至ることになる。
ワイヤレス通信システム100は、通信リンク120を介してマクロセル基地局102と、および/またはmmW通信リンク184を介してmmW基地局180と通信し得る、UE164をさらに含んでよい。たとえば、マクロセル基地局102は、UE164のためにPCellおよび1つまたは複数のSCellをサポートし得、mmW基地局180は、UE164のために1つまたは複数のSCellをサポートし得る。
場合によっては、UE164およびUE182は、サイドリンク通信が可能であり得る。サイドリンク対応UE(SL-UE)は、Uuインターフェース(すなわち、UEと基地局との間のエアインターフェース)を使用する通信リンク120を介して、基地局102と通信することができる。SL-UE(たとえば、UE164、UE182)は、PC5インターフェース(すなわち、サイドリンク対応UEの間のエアインターフェース)を使用するワイヤレスサイドリンク160を介して、互いと直接通信してもよい。ワイヤレスサイドリンク(または単に「サイドリンク」)とは、基地局を通る必要がある通信なしで、2つ以上のUEの間の直接通信を可能にするコアセルラー(たとえば、LTE、NR)規格の適合である。サイドリンク通信は、ユニキャストまたはマルチキャストであり得、デバイス間(D2D)媒体共有、車両間(V2V)通信、ビークルツーエブリシング(V2X)通信(たとえば、セルラーV2X(cV2X)通信、拡張V2X(eV2X)通信など)、緊急救助アプリケーションなどのために使用され得る。サイドリンク通信を利用するSL-UEのグループのうちの1つまたは複数は、基地局102の地理的カバレージエリア110内にあり得る。そのようなグループの中の他のSL-UEは、基地局102の地理的カバレージエリア110の外にあるか、または場合によっては基地局102からの送信を受信できないことがある。場合によっては、サイドリンク通信を介して通信するSL-UEのグループは、各SL-UEがグループの中のあらゆる他のSL-UEに送信する、1対多(1:M)システムを利用することがある。場合によっては、基地局102が、サイドリンク通信のためのリソースのスケジューリングを容易にする。他の場合には、サイドリンク通信は、基地局102が関与することなく、SL-UE間で実行される。
一態様では、サイドリンク160は、関係するワイヤレス通信媒体上で動作し得、関係する通信媒体は、他の車両および/またはインフラストラクチャアクセスポイント、ならびに他のRATの間の他のワイヤレス通信と共有され得る。「媒体」は、1つまたは複数の送信機/受信機ペアの間のワイヤレス通信に関連する、(たとえば、1つまたは複数のキャリアにわたる1つまたは複数のチャネルを包含する)1つまたは複数の時間、周波数、および/または空間通信リソースから構成され得る。一態様では、関係する媒体は、様々なRATの間で共有される無認可周波数帯域の少なくとも一部分に対応し得る。異なる認可周波数帯域が、(たとえば、米国における連邦通信委員会(FCC)などの政府機関によって)いくつかの通信システムのために確保されているが、これらのシステム、特にスモールセルアクセスポイントを採用するシステムは、最近、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)技術、最も特に、一般に「Wi-Fi」と呼ばれるIEEE802.11x WLAN技術によって使用される、無認可国内情報インフラストラクチャ(U-NII:Unlicensed National Information Infrastructure)帯域などの無認可周波数帯域に、動作を拡張している。このタイプの例示的なシステムは、CDMAシステム、TDMAシステム、FDMAシステム、直交FDMA(OFDMA)システム、シングルキャリアFDMA(SC-FDMA)システムなどの異なる変形態を含む。
図1は、UEのうちの2つのみをSL-UE(すなわち、UE164および182)として示すが、図示されるUEのどれがSL-UEであってもよいことに留意されたい。さらに、UE182のみがビームフォーミング可能であると説明されたが、UE164を含む、図示されるUEのどれがビームフォーミング可能であってもよい。SL-UEは、ビームフォーミング可能である場合、互いへ向けて(すなわち、他のSL-UEへ向けて)、他のUE(たとえば、UE104)へ向けて、基地局(たとえば、基地局102、180、スモールセル102'、アクセスポイント150)へ向けて、などのようにビームフォーミングし得る。したがって、場合によっては、UE164およびUE182は、サイドリンク160を介して、ビームフォーミングを利用し得る。
図1の例では、図示したUE(簡単のために単一のUE104として図1に示す)のうちのいずれかは、1つまたは複数の地球周回スペースビークル(SV:space vehicle)112(たとえば、衛星)からの信号124を受信し得る。一態様では、SV112は、UE104がロケーション情報の独立したソースとして使用することができる、衛星測位システムの一部であり得る。衛星測位システムは、通常、送信機から受信される測位信号(たとえば、信号124)に少なくとも部分的に基づいて、受信機(たとえば、UE104)が地球上または地球の上方のそれらのロケーションを決定することを可能にするように配置された、送信機のシステム(たとえば、SV112)を含む。そのような送信機は、通常、設定されたチップ数の反復する擬似ランダム雑音(PN)コードを用いてマークされた信号を送信する。通常はSV112の中に位置するが、送信機は、時々、地上ベースの制御局、基地局102、および/または他のUE104上に位置することがある。UE104は、SV112からのジオロケーション情報を導出するための信号124を受信するように特に設計された1つまたは複数の専用受信機を含んでよい。
衛星測位システムでは、信号124の使用は、1つもしくは複数の世界的および/もしくは地域的なナビゲーション衛星システムを伴う使用に関連し得るか、またはそうした使用のために別のやり方で有効化され得る、様々な衛星ベースオーグメンテーションシステム(SBAS:satellite-based augmentation system)によって補強され得る。たとえば、SBASは、ワイドエリアオーグメンテーションシステム(WAAS)、欧州静止ナビゲーションオーバーレイサービス(EGNOS)、多機能衛星オーグメンテーションシステム(MSAS)、全地球測位システム(GPS)支援ジオオーグメンテッドナビゲーション、またはGPSおよびジオオーグメンテッドナビゲーションシステム(GAGAN)などの、完全性情報、差分補正などを提供するオーグメンテーションシステムを含んでよい。したがって、本明細書で使用する衛星測位システムは、そのような1つまたは複数の衛星測位システムに関連する、1つまたは複数の世界的および/または地域的なナビゲーション衛星の任意の組合せを含んでよい。
一態様では、SV112は、追加または代替として、1つまたは複数の非地上波ネットワーク(NTN:non-terrestrial network)の一部であり得る。NTNでは、SV112は、地上局(earth station)(地上局(ground station)、NTNゲートウェイ、またはゲートウェイとも呼ばれる)に接続され、地上局は次に、(地上波アンテナなしの)修正された基地局102、または5GCにおけるネットワークノードなど、5Gネットワークにおける要素に接続される。この要素は次に、5Gネットワークにおける他の要素への、ならびに最終的に、インターネットウェブサーバおよび他のユーザデバイスなど、5Gネットワークの外部のエンティティへのアクセスを提供することになる。そのようにして、UE104は、地上波基地局102からの通信信号の代わりに、またはそれに加えて、SV112から通信信号(たとえば、信号124)を受信し得る。
ワイヤレス通信システム100は、1つまたは複数のデバイス間(D2D)ピアツーピア(P2P)リンク(「サイドリンク」と呼ばれる)を介して1つまたは複数の通信ネットワークに間接的に接続する、UE190などの1つまたは複数のUEをさらに含んでよい。図1の例では、UE190は、基地局102のうちの1つに接続されたUE104のうちの1つとのD2D P2Pリンク192(たとえば、それを通じてUE190がセルラー接続性を間接的に取得し得る)、およびWLAN AP150に接続されたWLAN STA152とのD2D P2Pリンク194(それを通じてUE190がWLANベースのインターネット接続性を間接的に取得し得る)を有する。一例では、D2D P2Pリンク192および194は、LTEダイレクト(LTE-D)、WiFiダイレクト(WiFi-D)、Bluetooth(登録商標)などの、よく知られている任意のD2D RATを用いてサポートされ得る。
図2Aは、例示的なワイヤレスネットワーク構造200を示す。たとえば、5GC210(次世代コア(NGC)とも呼ばれる)は、協働的に動作してコアネットワークを形成する、制御プレーン(Cプレーン)機能214(たとえば、UE登録、認証、ネットワークアクセス、ゲートウェイ選択など)およびユーザプレーン(Uプレーン)機能212(たとえば、UEゲートウェイ機能、データネットワークへのアクセス、IPルーティングなど)として機能的に見られ得る。ユーザプレーンインターフェース(NG-U)213および制御プレーンインターフェース(NG-C)215は、gNB222を5GC210に、詳細には、それぞれ、ユーザプレーン機能212および制御プレーン機能214に接続する。追加の構成では、ng-eNB224も、制御プレーン機能214へのNG-C215およびユーザプレーン機能212へのNG-U213を介して、5GC210に接続されてよい。さらに、ng-eNB224は、バックホール接続223を介してgNB222と直接通信し得る。いくつかの構成では、次世代RAN(NG-RAN)220は、1つまたは複数のgNB222を有してよいが、他の構成は、ng-eNB224とgNB222の両方のうちの1つまたは複数を含む。gNB222またはng-eNB224のいずれか(または、その両方)は、1つまたは複数のUE204(たとえば、本明細書で説明するUEのうちのいずれか)と通信し得る。
別の随意の態様は、UE204にロケーション支援を提供するために5GC210と通信していることがあるロケーションサーバ230を含んでよい。ロケーションサーバ230は、複数の別個のサーバ(たとえば、物理的に別個のサーバ、単一のサーバ上の異なるソフトウェアモジュール、複数の物理サーバにわたって広がる異なるソフトウェアモジュールなど)として実装され得、または代替として、各々が単一のサーバに対応してもよい。ロケーションサーバ230は、コアネットワーク5GC210を介して、および/またはインターネット(図示せず)を介して、ロケーションサーバ230に接続できるUE204のための、1つまたは複数のロケーションサービスをサポートするように構成され得る。さらに、ロケーションサーバ230は、コアネットワークの構成要素の中に統合されてよく、または代替として、コアネットワークの外部にあってもよい(たとえば、相手先商標製造会社(OEM)サーバまたはサービスサーバなどの、サードパーティのサーバ)。
図2Bは、別の例示的なワイヤレスネットワーク構造250を示す。(図2Aの中の5GC210に相当し得る)5GC260は、協働的に動作してコアネットワーク(すなわち、5GC260)を形成する、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)264によって提供される制御プレーン機能、ならびにユーザプレーン機能(UPF)262によって提供されるユーザプレーン機能として機能的に見られ得る。AMF264の機能は、登録管理、接続管理、到達可能性管理、モビリティ管理、合法的傍受、1つまたは複数のUE204(たとえば、本明細書で説明するUEのうちのいずれか)とセッション管理機能(SMF)266との間でのセッション管理(SM)メッセージのためのトランスポート、SMメッセージをルーティングするための透過型プロキシサービス、アクセス認証およびアクセス許可、UE204とショートメッセージサービス機能(SMSF)(図示せず)との間でのショートメッセージサービス(SMS)メッセージのためのトランスポート、ならびにセキュリティアンカー機能性(SEAF)を含む。AMF264はまた、認証サーバ機能(AUSF)(図示せず)およびUE204と相互作用し、UE204認証プロセスの結果として確立された中間鍵を受信する。UMTS(ユニバーサルモバイル電気通信システム)加入者識別モジュール(USIM)に基づく認証の場合には、AMF264はAUSFからセキュリティマテリアルを取り出す。AMF264の機能はまた、セキュリティコンテキスト管理(SCM)を含む。SCMは、アクセスネットワーク固有鍵を導出するためにSCMが使用する鍵をSEAFから受信する。AMF264の機能性はまた、規制上のサービスのためのロケーションサービス管理、UE204と(ロケーションサーバ230として働く)ロケーション管理機能(LMF)270との間でのロケーションサービスメッセージのためのトランスポート、NG-RAN220とLMF270との間でのロケーションサービスメッセージのためのトランスポート、発展型パケットシステム(EPS)と相互作用するためのEPSベアラ識別子割振り、およびUE204モビリティイベント通知を含む。加えて、AMF264は、非3GPP(登録商標)(第3世代パートナーシッププロジェクト)アクセスネットワークのための機能性もサポートする。
UPF262の機能は、(適用可能なとき)RAT内/RAT間モビリティのためのアンカーポイントとして働くこと、データネットワーク(図示せず)への相互接続の外部プロトコルデータ単位(PDU)セッションポイントとして働くこと、パケットのルーティングおよび転送を行うこと、パケット検査、ユーザプレーンポリシー規則強制(たとえば、ゲーティング、リダイレクション、トラフィックステアリング)、合法的傍受(ユーザプレーン収集)、トラフィック使用報告、ユーザプレーンのためのサービス品質(QoS)処理(たとえば、アップリンク/ダウンリンクレート強制、ダウンリンクにおける反射型QoSマーキング)、アップリンクトラフィック検証(サービスデータフロー(SDF)からQoSフローへのマッピング)、アップリンクおよびダウンリンクにおけるトランスポートレベルのパケットマーキング、ダウンリンクパケットバッファリングおよびダウンリンクデータ通知トリガリング、ならびに1つまたは複数の「エンドマーカー」をソースRANノードへ送ることおよび転送することを含む。UPF262はまた、UE204とSLP272などのロケーションサーバとの間でのユーザプレーンを介したロケーションサービスメッセージの転送をサポートし得る。
SMF266の機能は、セッション管理、UEインターネットプロトコル(IP)アドレス割振りおよび管理、ユーザプレーン機能の選択および制御、適切な宛先にトラフィックをルーティングするための、UPF262におけるトラフィックステアリングの構成、ポリシー強制およびQoSの部分の制御、ならびにダウンリンクデータ通知を含む。SMF266がそれを介してAMF264と通信するインターフェースは、N11インターフェースと呼ばれる。
別の随意の態様は、UE204にロケーション支援を提供するために5GC260と通信していることがあるLMF270を含んでよい。LMF270は、複数の別個のサーバ(たとえば、物理的に別個のサーバ、単一のサーバ上の異なるソフトウェアモジュール、複数の物理サーバにわたって広がる異なるソフトウェアモジュールなど)として実装され得、または代替として、各々が単一のサーバに対応してもよい。LMF270は、コアネットワーク5GC260を介して、および/またはインターネット(図示せず)を介して、LMF270に接続できるUE204のための、1つまたは複数のロケーションサービスをサポートするように構成され得る。SLP272は、LMF270と類似の機能をサポートし得るが、その一方で、LMF270は、制御プレーンを介して(たとえば、音声またはデータではなくシグナリングメッセージを伝達することを意図するインターフェースおよびプロトコルを使用して)AMF264、NG-RAN220、およびUE204と通信してよく、SLP272は、ユーザプレーンを介して(たとえば、伝送制御プロトコル(TCP)および/またはIPのような音声および/またはデータを搬送することを意図するプロトコルを使用して)UE204および外部クライアント(たとえば、サードパーティのサーバ274)と通信してよい。
また別の随意の態様は、UE204についてのロケーション情報(たとえば、ロケーション推定値)を取得するために、LMF270、SLP272、5GC260(たとえば、AMF264および/またはUPF262を介して)、NG-RAN220、および/またはUE204と通信していることがあるサードパーティのサーバ274を含んでよい。したがって、場合によっては、サードパーティのサーバ274は、ロケーションサービス(LCS)クライアントまたは外部クライアントと呼ばれることがある。サードパーティのサーバ274は、複数の別個のサーバ(たとえば、物理的に別個のサーバ、単一のサーバ上の異なるソフトウェアモジュール、複数の物理サーバにわたって広がる異なるソフトウェアモジュールなど)として実装され得、または代替として、各々が単一のサーバに対応してもよい。
ユーザプレーンインターフェース263および制御プレーンインターフェース265は、5GC260を、詳細にはUPF262およびAMF264を、それぞれ、NG-RAN220の中の1つまたは複数のgNB222および/またはng-eNB224に接続する。gNB222および/またはng-eNB224とAMF264との間のインターフェースは、「N2」インターフェースと呼ばれ、gNB222および/またはng-eNB224とUPF262との間のインターフェースは、「N3」インターフェースと呼ばれる。NG-RAN220のgNB222および/またはng-eNB224は、「Xn-C」インターフェースと呼ばれるバックホール接続223を介して互いに直接通信し得る。gNB222および/またはng-eNB224のうちの1つまたは複数は、「Uu」インターフェースと呼ばれるワイヤレスインターフェースを介して1つまたは複数のUE204と通信し得る。
gNB222の機能性は、gNB中央ユニット(gNB-CU)226と、1つまたは複数のgNB分散ユニット(gNB-DU)228と、1つまたは複数のgNB無線ユニット(gNB-RU)229との間で分割され得る。gNB-CU226は、gNB-DU228に排他的に割り振られるそれらの機能を除いて、ユーザデータを転送すること、モビリティ制御、無線アクセスネットワーク共有、測位、セッション管理などの基地局機能を含む、論理ノードである。より詳細には、gNB-CU226は概して、gNB222の無線リソース制御(RRC)、サービスデータ適合プロトコル(SDAP)、およびパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)プロトコルをホストする。gNB-DU228は、概してgNB222の無線リンク制御(RLC)、および媒体アクセス制御(MAC)レイヤをホストする論理ノードである。その動作はgNB-CU226によって制御される。1つのgNB-DU228が、1つまたは複数のセルをサポートすることができ、1つのセルが、ただ1つのgNB-DU228によってサポートされる。gNB-CU226と1つまたは複数のgNB-DU228との間のインターフェース232は、「F1」インターフェースと呼ばれる。gNB222の物理(PHY)レイヤ機能性は概して、電力増幅および信号送信/受信などの機能を実行する1つまたは複数のスタンドアロンgNB-RU229によってホストされる。gNB-DU228とgNB-RU229との間のインターフェースは、「Fx」インターフェースと呼ばれる。したがって、UE204は、RRC、SDAP、およびPDCPレイヤを介してgNB-CU226と、RLCおよびMACレイヤを介してgNB-DU228と、ならびにPHYレイヤを介してgNB-RU229と通信する。
図3A、図3B、および図3Cは、本明細書で説明する動作をサポートするために、(本明細書で説明するUEのうちのいずれかに相当し得る)UE302、(本明細書で説明する基地局のうちのいずれかに相当し得る)基地局304、および(ロケーションサーバ230およびLMF270を含む、本明細書で説明するネットワーク機能のうちのいずれかに相当し得るかもしくはそれを具現し得、または代替として、プライベートネットワークなどの、図2Aおよび図2Bに示すNG-RAN220および/もしくは5GC210/260基盤から独立していてよい)ネットワークエンティティ306の中に組み込まれてよい、(対応するブロックによって表される)いくつかの例示的な構成要素を示す。これらの構成要素が、異なる実装形態で(たとえば、ASICで、システムオンチップ(SoC)でなど)異なるタイプの装置の中に実装され得ることが、諒解されよう。図示した構成要素はまた、通信システムの中の他の装置の中に組み込まれてよい。たとえば、システムの中の他の装置が、類似の機能性を提供するために、説明した構成要素と類似の構成要素を含んでよい。また、所与の装置が、構成要素のうちの1つまたは複数を含んでもよい。たとえば、装置は、装置が複数のキャリア上で動作することおよび/または異なる技術を介して通信することを可能にする複数のトランシーバ構成要素を含んでよい。
UE302および基地局304は各々、それぞれ、NRネットワーク、LTEネットワーク、GSMネットワークなどの1つまたは複数のワイヤレス通信ネットワーク(図示せず)を介して通信するための手段(たとえば、送信するための手段、受信するための手段、測定するための手段、同調させるための手段、送信することを控えるための手段など)を提供する、1つまたは複数のワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)トランシーバ310および350を含む。WWANトランシーバ310および350は各々、対象のワイヤレス通信媒体(たとえば、特定の周波数スペクトルの中の時間/周波数リソースのいくつかのセット)上で少なくとも1つの指定されたRAT(たとえば、NR、LTE、GSMなど)を介して他のUE、アクセスポイント、基地局(たとえば、eNB、gNB)などの、他のネットワークノードと通信するために、それぞれ、1つまたは複数のアンテナ316および356に接続され得る。WWANトランシーバ310および350は、指定されたRATに従って、それぞれ、信号318および358(たとえば、メッセージ、表示、情報など)を送信および符号化するために、また反対に、それぞれ、信号318および358(たとえば、メッセージ、表示、情報、パイロットなど)を受信および復号するために、様々に構成されてよい。詳細には、WWANトランシーバ310および350は、それぞれ、信号318および358を送信および符号化するために、それぞれ、1つまたは複数の送信機314および354を、またそれぞれ、信号318および358を受信および復号するために、それぞれ、1つまたは複数の受信機312および352を含む。
UE302および基地局304は各々、少なくとも場合によっては、それぞれ、1つまたは複数の短距離ワイヤレストランシーバ320および360も含む。短距離ワイヤレストランシーバ320および360は、それぞれ、1つまたは複数のアンテナ326および366に接続されてよく、対象のワイヤレス通信媒体上で少なくとも1つの指定されたRAT(たとえば、WiFi、LTE-D、Bluetooth(登録商標)、Zigbee(登録商標)、Z-Wave(登録商標)、PC5、専用短距離通信(DSRC)、車両環境用ワイヤレスアクセス(WAVE)、近距離場通信(NFC)など)を介して他のUE、アクセスポイント、基地局などの他のネットワークノードと通信するための手段(たとえば、送信するための手段、受信するための手段、測定するための手段、同調させるための手段、送信することを控えるための手段など)を提供し得る。短距離ワイヤレストランシーバ320および360は、指定されたRATに従って、それぞれ、信号328および368(たとえば、メッセージ、表示、情報など)を送信および符号化するために、また反対に、それぞれ、信号328および368(たとえば、メッセージ、表示、情報、パイロットなど)を受信および復号するために、様々に構成されてよい。詳細には、短距離ワイヤレストランシーバ320および360は、それぞれ、信号328および368を送信および符号化するために、それぞれ、1つまたは複数の送信機324および364を、またそれぞれ、信号328および368を受信および復号するために、それぞれ、1つまたは複数の受信機322および362を含む。具体例として、短距離ワイヤレストランシーバ320および360は、WiFiトランシーバ、Bluetooth(登録商標)トランシーバ、Zigbee(登録商標)および/もしくはZ-Wave(登録商標)トランシーバ、NFCトランシーバ、または車両間(V2V)および/もしくはビークルツーエブリシング(V2X)トランシーバであってよい。
UE302および基地局304はまた、少なくとも場合によっては、衛星信号受信機330および370を含む。衛星信号受信機330および370は、それぞれ、1つまたは複数のアンテナ336および376に接続されてよく、それぞれ、衛星測位/通信信号338および378を受信および/または測定するための手段を提供し得る。衛星信号受信機330および370が、衛星測位システム受信機である場合、衛星測位/通信信号338および378は、全地球測位システム(GPS)信号、全地球ナビゲーション衛星システム(GLONASS)信号、Galileo信号、Beidou信号、インド地域航法衛星システム(NAVIC)、Quasi-Zenith衛星システム(QZSS)などであり得る。衛星信号受信機330および370が、非地上波ネットワーク(NTN)受信機である場合、衛星測位/通信信号338および378は、5Gネットワークから発信する(たとえば、制御および/またはユーザデータを搬送する)通信信号であり得る。衛星信号受信機330および370は、それぞれ、衛星測位/通信信号338および378を受信および処理するための、任意の好適なハードウェアおよび/またはソフトウェアを備えてよい。衛星信号受信機330および370は、適宜に他のシステムに情報および動作を要求し、少なくとも場合によっては、任意の好適な衛星測位システムアルゴリズムによって、取得された測定値を使用して、UE302および基地局304のロケーションをそれぞれ決定するために計算を実行し得る。
基地局304およびネットワークエンティティ306は各々、他のネットワークエンティティ(たとえば、他の基地局304、他のネットワークエンティティ306)と通信するための手段(たとえば、送信するための手段、受信するための手段など)を提供する、それぞれ、1つまたは複数のネットワークトランシーバ380および390を含む。たとえば、基地局304は、1つまたは複数の有線またはワイヤレスのバックホールリンクを介して他の基地局304またはネットワークエンティティ306と通信するための、1つまたは複数のネットワークトランシーバ380を採用し得る。別の例として、ネットワークエンティティ306は、1つもしくは複数の有線もしくはワイヤレスのバックホールリンクを介して1つもしくは複数の基地局304と、または、1つもしくは複数の有線もしくはワイヤレスのコアネットワークインターフェースを介して他のネットワークエンティティ306と通信するための、1つまたは複数のネットワークトランシーバ390を採用し得る。
トランシーバは、有線リンクまたはワイヤレスリンクを介して通信するように構成され得る。(有線トランシーバまたはワイヤレストランシーバにかかわらず)トランシーバは、送信機回路構成(たとえば、送信機314、324、354、364)および受信機回路構成(たとえば、受信機312、322、352、362)を含む。トランシーバは、いくつかの実装形態では、(たとえば、単一のデバイスの中で送信機回路構成および受信機回路構成を具現する)集積デバイスであってよく、いくつかの実装形態では、別個の送信機回路構成および別個の受信機回路構成を備えてよく、または他の実装形態では、他の方法で具現されてもよい。有線トランシーバ(たとえば、いくつかの実装形態におけるネットワークトランシーバ380および390)の送信機回路構成および受信機回路構成は、1つまたは複数の有線ネットワークインターフェースポートに結合され得る。ワイヤレス送信機回路構成(たとえば、送信機314、324、354、364)は、本明細書で説明するように、それぞれの装置(たとえば、UE302、基地局304)が送信「ビームフォーミング」を実行することを可能にするアンテナアレイなどの、複数のアンテナ(たとえば、アンテナ316、326、356、366)を含んでよく、またはそれに結合されてもよい。同様に、ワイヤレス受信機回路構成(たとえば、受信機312、322、352、362)は、本明細書で説明するように、それぞれの装置(たとえば、UE302、基地局304)が受信ビームフォーミングを実行することを可能にするアンテナアレイなどの、複数のアンテナ(たとえば、アンテナ316、326、356、366)を含んでよく、またはそれに結合されてもよい。一態様では、送信機回路構成および受信機回路構成は、それぞれの装置が所与の時間において受信または送信のみができ、同じ時間においてその両方はできないような、複数の同じアンテナ(たとえば、アンテナ316、326、356、366)を共有し得る。ワイヤレストランシーバ(たとえば、WWANトランシーバ310および350、短距離ワイヤレストランシーバ320および360)はまた、様々な測定を実行するためのネットワークリッスンモジュール(NLM)などを含んでよい。
本明細書で使用する様々なワイヤレストランシーバ(たとえば、いくつかの実装形態における、トランシーバ310、320、350、および360、ならびにネットワークトランシーバ380および390)および有線トランシーバ(たとえば、いくつかの実装形態における、ネットワークトランシーバ380および390)は、一般に、「トランシーバ」、「少なくとも1つのトランシーバ」、または「1つまたは複数のトランシーバ」として特徴づけられてよい。したがって、特定のトランシーバが、有線のトランシーバに関係するのか、またはワイヤレスのトランシーバに関係するのかは、実行される通信のタイプから推測され得る。たとえば、ネットワークデバイスまたはサーバの間のバックホール通信は、一般に、有線トランシーバを介したシグナリングに関係するが、UE(たとえば、UE302)と基地局(たとえば、基地局304)との間のワイヤレス通信は、一般に、ワイヤレストランシーバを介したシグナリングに関係する。
UE302、基地局304、およびネットワークエンティティ306はまた、本明細書で開示するような動作と連携して使用され得る他の構成要素を含む。UE302、基地局304、およびネットワークエンティティ306は、たとえば、ワイヤレス通信に関係する機能性を提供するための、および他の処理機能性を提供するための、それぞれ、1つまたは複数のプロセッサ332、384、および394を含む。したがって、プロセッサ332、384、および394は、決定するための手段、計算するための手段、受信するための手段、送信するための手段、示すための手段などの、処理するための手段を提供し得る。一態様では、プロセッサ332、384、および394は、たとえば、1つまたは複数の汎用プロセッサ、マルチコアプロセッサ、中央処理ユニット(CPU)、ASIC、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、他のプログラマブル論理デバイスもしくは処理回路構成、またはそれらの様々な組合せを含んでよい。
UE302、基地局304、およびネットワークエンティティ306は、情報(たとえば、予約済みのリソース、しきい値、パラメータなどを示す情報)を維持するための、それぞれ、(たとえば、各々がメモリデバイスを含む)メモリ340、386、および396を実装するメモリ回路構成を含む。したがって、メモリ340、386、および396は、記憶するための手段、取り出すための手段、保持するための手段などを提供し得る。場合によっては、UE302、基地局304、およびネットワークエンティティ306は、それぞれ、測位構成要素342、388、および398を含んでよい。測位構成要素342、388、および398は、実行されたとき、本明細書で説明する機能性をUE302、基地局304、およびネットワークエンティティ306に実行させる、それぞれ、プロセッサ332、384、および394の一部であるかまたはそれに結合される、ハードウェア回路であってよい。他の態様では、測位構成要素342、388、および398は、プロセッサ332、384、および394の外部にあってよい(たとえば、モデム処理システムの一部であってよく、別の処理システムと統合されてよいなど)。代替として、測位構成要素342、388、および398は、プロセッサ332、384、および394(または、モデム処理システム、別の処理システムなど)によって実行されたとき、本明細書で説明する機能性をUE302、基地局304、およびネットワークエンティティ306に実行させる、それぞれ、メモリ340、386、および396の中に記憶される、メモリモジュールであってよい。図3Aは、たとえば、1つまたは複数のWWANトランシーバ310、メモリ340、1つまたは複数のプロセッサ332、もしくはそれらの任意の組合せの一部であり得るか、またはスタンドアロンの構成要素であり得る、測位構成要素342の可能なロケーションを示す。図3Bは、たとえば、1つまたは複数のWWANトランシーバ350、メモリ386、1つまたは複数のプロセッサ384、もしくはそれらの任意の組合せの一部であり得るか、またはスタンドアロンの構成要素であり得る、測位構成要素388の可能なロケーションを示す。図3Cは、たとえば、1つまたは複数のネットワークトランシーバ390、メモリ396、1つまたは複数のプロセッサ394、もしくはそれらの任意の組合せの一部であり得るか、またはスタンドアロンの構成要素であり得る、測位構成要素398の可能なロケーションを示す。
UE302は、1つまたは複数のWWANトランシーバ310、1つまたは複数の短距離ワイヤレストランシーバ320、および/または衛星信号受信機330によって受信された信号から導出される動きデータから独立している動き情報および/または方位情報を感知または検出するための手段を提供するために、1つまたは複数のプロセッサ332に結合された1つまたは複数のセンサ344を含んでよい。例として、センサ344は、加速度計(たとえば、超小型電気機械システム(MEMS)デバイス)、ジャイロスコープ、地磁気センサ(たとえば、コンパス)、高度計(たとえば、気圧高度計)、および/または任意の他のタイプの動き検出センサを含んでよい。その上、センサ344は、複数の異なるタイプのデバイスを含んでよく、動き情報を提供するためにそれらの出力を組み合わせてよい。たとえば、センサ344は、2次元(2D)および/または3次元(3D)座標系における位置を算出するための能力を提供するために、多軸加速度計と方位センサとの組合せを使用してよい。
加えて、UE302は、ユーザに表示(たとえば、音響表示および/または視覚表示)を提供するための、および/または(たとえば、キーパッド、タッチスクリーン、マイクロフォンなどの感知デバイスのユーザ作動時などに)ユーザ入力を受け取るための手段を提供する、ユーザインターフェース346を含む。図示しないが、基地局304およびネットワークエンティティ306もユーザインターフェースを含んでよい。
より詳細に1つまたは複数のプロセッサ384を参照すると、ダウンリンクでは、ネットワークエンティティ306からのIPパケットがプロセッサ384に提供され得る。1つまたは複数のプロセッサ384は、RRCレイヤ、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤ、無線リンク制御(RLC)レイヤ、および媒体アクセス制御(MAC)レイヤのための機能性を実施し得る。1つまたは複数のプロセッサ384は、システム情報(たとえば、マスタ情報ブロック(MIB)、システム情報ブロック(SIB))のブロードキャスティング、RRC接続制御(たとえば、RRC接続ページング、RRC接続確立、RRC接続修正、およびRRC接続解放)、RAT間モビリティ、およびUE測定報告のための測定構成に関連する、RRCレイヤ機能性と、ヘッダ圧縮/解凍、セキュリティ(暗号化、解読、完全性保護、完全性検証)、およびハンドオーバサポート機能に関連する、PDCPレイヤ機能性と、上位レイヤPDUの転送、自動再送要求(ARQ)を通じた誤り訂正、RLCサービスデータ単位(SDU)の連結、セグメント化、およびリアセンブリ、RLCデータPDUの再セグメント化、ならびにRLCデータPDUの並べ替えに関連する、RLCレイヤ機能性と、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピング、スケジューリング情報報告、誤り訂正、優先度処理、および論理チャネル優先度付けに関連する、MACレイヤ機能性とを提供し得る。
送信機354および受信機352は、様々な信号処理機能に関連するレイヤ1(L1)機能性を実施し得る。物理(PHY)レイヤを含むレイヤ1は、トランスポートチャネル上での誤り検出、トランスポートチャネルの前方誤り訂正(FEC)コーディング/復号、インターリービング、レートマッチング、物理チャネル上へのマッピング、物理チャネルの変調/復調、およびMIMOアンテナ処理を含んでよい。送信機354は、様々な変調方式(たとえば、2位相シフトキーイング(BPSK)、4位相シフトキーイング(QPSK)、M位相シフトキーイング(M-PSK)、M相直交振幅変調(M-QAM))に基づく信号コンスタレーションへのマッピングを扱う。コーディングおよび変調されたシンボルは、次いで、並列ストリームに分割され得る。各ストリームは、次いで、直交周波数分割多重化(OFDM)サブキャリアにマッピングされ、時間領域および/または周波数領域において基準信号(たとえば、パイロット)と多重化され、次いで、逆高速フーリエ変換(IFFT)を使用して一緒に合成されて、時間領域OFDMシンボルストリームを搬送する物理チャネルを生成し得る。OFDMシンボルストリームは、複数の空間ストリームを生成するために空間的にプリコーディングされる。チャネル推定器からのチャネル推定値は、コーディングおよび変調方式を決定するために、ならびに空間処理のために、使用され得る。チャネル推定値は、UE302によって送信された基準信号および/またはチャネル条件フィードバックから導出され得る。各空間ストリームは、次いで、1つまたは複数の異なるアンテナ356に提供され得る。送信機354は、送信のためにそれぞれの空間ストリームを用いてRFキャリアを変調し得る。
UE302において、受信機312は、そのそれぞれのアンテナ316を通じて信号を受信する。受信機312は、RFキャリア上に変調された情報を復元し、その情報を1つまたは複数のプロセッサ332に提供する。送信機314および受信機312は、様々な信号処理機能に関連するレイヤ1機能性を実施する。受信機312は、UE302に向けられた任意の空間ストリームを復元するために、情報に対して空間処理を実行し得る。複数の空間ストリームは、UE302に向けられている場合、受信機312によって単一のOFDMシンボルストリームに合成され得る。受信機312は、次いで、高速フーリエ変換(FFT)を使用してOFDMシンボルストリームを時間領域から周波数領域に変換する。周波数領域信号は、OFDM信号のサブキャリアごとに別個のOFDMシンボルストリームを備える。各サブキャリア上のシンボル、および基準信号は、基地局304によって送信された可能性が最も高い信号コンスタレーションポイントを決定することによって、復元および復調される。これらの軟判定は、チャネル推定器によって算出されたチャネル推定値に基づいてよい。軟判定は、次いで、復号およびデインターリーブされて、物理チャネル上で基地局304によって最初に送信されたデータおよび制御信号を復元する。データおよび制御信号は、次いで、レイヤ3(L3)機能性およびレイヤ2(L2)機能性を実施する1つまたは複数のプロセッサ332に提供される。
アップリンクでは、1つまたは複数のプロセッサ332は、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の多重化解除、パケットリアセンブリ、解読、ヘッダ解凍、および制御信号処理を行って、コアネットワークからのIPパケットを復元する。1つまたは複数のプロセッサ332はまた、誤り検出を担当する。
基地局304によるダウンリンク送信に関して説明した機能性と同様に、1つまたは複数のプロセッサ332は、システム情報(たとえば、MIB、SIB)獲得、RRC接続、および測定報告に関連する、RRCレイヤ機能性と、ヘッダ圧縮/解凍およびセキュリティ(暗号化、解読、完全性保護、完全性検証)に関連する、PDCPレイヤ機能性と、上位レイヤPDUの転送、ARQを通じた誤り訂正、RLC SDUの連結、セグメント化、およびリアセンブリ、RLCデータPDUの再セグメント化、ならびにRLCデータPDUの並べ替えに関連する、RLCレイヤ機能性と、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピング、トランスポートブロック(TB)上へのMAC SDUの多重化、TBからのMAC SDUの多重化解除、スケジューリング情報報告、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)を通じた誤り訂正、優先度処理、および論理チャネル優先度付けに関連する、MACレイヤ機能性とを提供する。
基地局304によって送信された基準信号またはフィードバックからチャネル推定器によって導出されるチャネル推定値は、適切なコーディングおよび変調方式を選択するために、および空間処理を容易にするために、送信機314によって使用され得る。送信機314によって生成された空間ストリームは、異なるアンテナ316に提供され得る。送信機314は、送信のためにそれぞれの空間ストリームを用いてRFキャリアを変調し得る。
アップリンク送信は、UE302における受信機機能に関して説明したものと同様の方法で基地局304において処理される。受信機352は、そのそれぞれのアンテナ356を通じて信号を受信する。受信機352は、RFキャリア上に変調された情報を復元し、その情報を1つまたは複数のプロセッサ384に提供する。
アップリンクでは、1つまたは複数のプロセッサ384は、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の多重化解除、パケットリアセンブリ、解読、ヘッダ解凍、制御信号処理を行って、UE302からのIPパケットを復元する。1つまたは複数のプロセッサ384からのIPパケットは、コアネットワークに提供され得る。1つまたは複数のプロセッサ384はまた、誤り検出を担当する。
便宜上、UE302、基地局304、および/またはネットワークエンティティ306は、本明細書で説明する様々な例に従って構成され得る様々な構成要素を含むものとして図3A、図3Bおよび図3Cに示される。しかしながら、図示した構成要素が、異なる設計において異なる機能性を有し得ることが、諒解されよう。詳細には、図3A~図3Cにおける様々な構成要素は、代替構成では随意であり、様々な態様は、設計選択、コスト、デバイスの使用、または他の考慮事項に起因して変わることがある構成を含む。たとえば、図3Aの事例において、UE302の特定の実装形態は、WWANトランシーバ310を省略してよく(たとえば、ウェアラブルデバイスまたはタブレットコンピュータまたはPCまたはラップトップは、セルラー能力を伴わずにWi-Fiおよび/またはBluetooth能力を有してよい)、または短距離ワイヤレストランシーバ320を省略してよく(たとえば、セルラー専用など)、または衛星信号受信機330を省略してよく、またはセンサ344を省略してよく、以下同様である。別の例では、図3Bの事例において、基地局304の特定の実装形態は、WWANトランシーバ350を省略してよく(たとえば、セルラー能力を伴わないWi-Fi「ホットスポット」アクセスポイント)、または短距離ワイヤレストランシーバ360を省略してよく(たとえば、セルラー専用など)、または衛星信号受信機370を省略してよく、以下同様である。簡潔のために、様々な代替構成の例示は本明細書で提供されないが、当業者に容易に理解可能であるはずである。
UE302、基地局304、およびネットワークエンティティ306の様々な構成要素は、それぞれ、データバス334、382、および392を介して互いに通信可能に結合され得る。一態様では、データバス334、382、および392は、それぞれ、UE302、基地局304、およびネットワークエンティティ306の通信インターフェースを形成し得るかまたはその一部であってよい。たとえば、様々な論理エンティティが同じデバイスの中で具現される場合(たとえば、同じ基地局304の中に組み込まれたgNBおよびロケーションサーバ機能性)、データバス334、382、および392は、それらの間の通信を提供し得る。
図3A、図3Bおよび図3Cの構成要素は、様々な方法で実装され得る。いくつかの実装形態では、図3A、図3Bおよび図3Cの構成要素は、たとえば、1つもしくは複数のプロセッサおよび/または(1つまたは複数のプロセッサを含み得る)1つもしくは複数のASICなどの、1つまたは複数の回路の中に実装され得る。ここで、各回路は、この機能性を提供するために回路によって使用される情報または実行可能コードを記憶するための少なくとも1つのメモリ構成要素を使用することおよび/または組み込むことがある。たとえば、ブロック310~346によって表される機能性の一部または全部は、(たとえば、適切なコードの実行によって、および/またはプロセッサ構成要素の適切な構成によって)UE302のプロセッサおよびメモリ構成要素によって実施され得る。同様に、ブロック350~388によって表される機能性の一部または全部は、(たとえば、適切なコードの実行によって、および/またはプロセッサ構成要素の適切な構成によって)基地局304のプロセッサおよびメモリ構成要素によって実施され得る。また、ブロック390~398によって表される機能性の一部または全部は、(たとえば、適切なコードの実行によって、および/またはプロセッサ構成要素の適切な構成によって)ネットワークエンティティ306のプロセッサおよびメモリ構成要素によって実施され得る。簡単のために、様々な動作、行為、および/または機能は、「UEによって」、「基地局によって」、「ネットワークエンティティによって」などで実行されるものとして本明細書で説明される。しかしながら、諒解されるように、そのような動作、行為、および/または機能は、実際にはプロセッサ332、384、394、トランシーバ310、320、350、および360、メモリ340、386、および396、測位構成要素342、388、および398などの、UE302、基地局304、ネットワークエンティティ306などの特定の構成要素または構成要素の組合せによって実行されてよい。
いくつかの設計では、ネットワークエンティティ306は、コアネットワーク構成要素として実装されてよい。他の設計では、ネットワークエンティティ306は、セルラーネットワーク基盤(たとえば、NG RAN220および/または5GC210/260)のネットワーク事業者または運用とは別個であってよい。たとえば、ネットワークエンティティ306は、基地局304を介してUE302と通信するように、または(たとえば、WiFiなどの非セルラー通信リンクを介して)基地局304から独立して構成され得る、プライベートネットワークの構成要素であってよい。
ネットワークノード(たとえば、基地局およびUE)の間でのダウンリンク送信およびアップリンク送信をサポートするために、様々なフレーム構造が使用され得る。図4は、本開示の態様による例示的なフレーム構造を示す図400である。フレーム構造は、ダウンリンクまたはアップリンクフレーム構造であり得る。他のワイヤレス通信技術は、異なるフレーム構造および/または異なるチャネルを有してよい。
LTE、および場合によってはNRは、ダウンリンク上でOFDMを、またアップリンク上でシングルキャリア周波数分割多重化(SC-FDM)を利用する。しかしながら、LTEとは異なり、NRはアップリンク上で同じくOFDMを使用するためのオプションを有する。OFDMおよびSC-FDMは、システム帯域幅を、通常、トーン、ビンなどとも呼ばれる、複数の(K本の)直交サブキャリアに区分する。各サブキャリアは、データを用いて変調されてよい。概して、変調シンボルは、OFDMを用いて周波数領域において、またSC-FDMを用いて時間領域において送られる。隣接するサブキャリア間の間隔は固定されてよく、サブキャリアの総数(K本)はシステム帯域幅に依存し得る。たとえば、サブキャリアの間隔は15キロヘルツ(kHz)であってよく、最小リソース割振り(リソースブロック)は12本のサブキャリア(すなわち、180kHz)であってよい。したがって、公称FFTサイズは、それぞれ、1.25、2.5、5、10、または20メガヘルツ(MHz)のシステム帯域幅に対して、128、256、512、1024、または2048に等しくてよい。システム帯域幅はまた、サブバンドに区分されてよい。たとえば、サブバンドは1.08MHz(すなわち、6個のリソースブロック)をカバーしてよく、それぞれ、1.25、2.5、5、10、または20MHzのシステム帯域幅に対して、1、2、4、8、または16個のサブバンドがあり得る。
LTEは、単一のヌメロロジー(サブキャリア間隔(SCS)、シンボル長など)をサポートする。対照的に、NRは複数のヌメロロジー(μ)をサポートしてよく、たとえば、15kHz(μ=0)、30kHz(μ=1)、60kHz(μ=2)、120kHz(μ=3)、および240kHz(μ=4)、またはそれを超えるサブキャリア間隔が利用可能であってよい。各サブキャリア間隔において、スロット当たり14個のシンボルがある。15kHzのSCS(μ=0)の場合、サブフレーム当たり1つのスロット、すなわち、フレーム当たり10個のスロットがあり、スロット持続時間は1ミリ秒(ms)であり、シンボル持続時間は66.7マイクロ秒(μs)であり、FFTサイズが4Kの最大公称システム帯域幅(MHz単位)は50である。30kHzのSCS(μ=1)の場合、サブフレーム当たり2つのスロット、すなわち、フレーム当たり20個のスロットがあり、スロット持続時間は0.5msであり、シンボル持続時間は33.3μsであり、FFTサイズが4Kの最大公称システム帯域幅(MHz単位)は100である。60kHzのSCS(μ=2)の場合、サブフレーム当たり4つのスロット、すなわち、フレーム当たり40個のスロットがあり、スロット持続時間は0.25msであり、シンボル持続時間は16.7μsであり、FFTサイズが4Kの最大公称システム帯域幅(MHz単位)は200である。120kHzのSCS(μ=3)の場合、サブフレーム当たり8つのスロット、すなわち、フレーム当たり80個のスロットがあり、スロット持続時間は0.125msであり、シンボル持続時間は8.33μsであり、FFTサイズが4Kの最大公称システム帯域幅(MHz単位)は400である。240kHzのSCS(μ=4)の場合、サブフレーム当たり16個のスロット、すなわち、フレーム当たり160個のスロットがあり、スロット持続時間は0.0625msであり、シンボル持続時間は4.17μsであり、FFTサイズが4Kの最大公称システム帯域幅(MHz単位)は800である。
図4の例では、15kHzのヌメロロジーが使用される。したがって、時間領域において、10msのフレームは、各々が1msの、サイズが等しい10個のサブフレームに分割され、各サブフレームは1つのタイムスロットを含む。図4では、時間が左から右に増大して時間が水平に(X軸上に)表され、周波数が下から上に高く(または、低く)なって周波数が垂直に(Y軸上に)表される。
タイムスロットを表すためにリソースグリッドが使用されてよく、各タイムスロットは、周波数領域において1つまたは複数の時間並行のリソースブロック(RB)(物理RB(PRB)とも呼ばれる)を含む。リソースグリッドは、複数のリソース要素(RE)にさらに分割される。REは、時間領域において1シンボル長に、また周波数領域において1本のサブキャリアに対応し得る。図4のヌメロロジーでは、ノーマルサイクリックプレフィックスの場合、RBは、合計84個のREを得るために、周波数領域において12本の連続するサブキャリアを、かつ時間領域において7個の連続するシンボルを含んでよい。拡張サイクリックプレフィックスの場合、RBは、合計で72個のREを得るために、周波数領域において12本の連続するサブキャリアを、かつ時間領域において6個の連続するシンボルを含んでよい。各REによって搬送されるビット数は、変調方式に依存する。
REのうちのいくつかは、基準(パイロット)信号(RS)を搬送してもよい。基準信号は、示したフレーム構造がアップリンク通信のために使用されるか、またはダウンリンク通信のために使用されるかに応じて、測位基準信号(PRS)、トラッキング基準信号(TRS)、位相追跡基準信号(PTRS)、セル固有基準信号(CRS)、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)、復調基準信号(DMRS)、1次同期信号(PSS)、2次同期信号(SSS)、同期信号ブロック(SSB)、サウンディング基準信号(SRS)などを含んでよい。図4は、基準信号を搬送するREの例示的なロケーション(「R」とラベル付けされる)を示す。
PRSの送信のために使用されるリソース要素(RE)の集合は、「PRSリソース」と呼ばれる。リソース要素の集合は、周波数領域において複数のPRBに、また時間領域においてスロット内の「N個」(1個以上など)の連続するシンボルに広がることができる。時間領域における所与のOFDMシンボルの中で、PRSリソースは周波数領域における連続するPRBを占有する。
所与のPRB内でのPRSリソースの送信は、特定のコム(comb)サイズ(「コム密度」とも呼ばれる)を有する。コムサイズ「N」は、PRSリソース構成の各シンボル内のサブキャリア間隔(または、周波数/トーン間隔)を表す。詳細には、コムサイズ「N」の場合、PRSはPRBのシンボルのN本ごとのサブキャリアの中で送信される。たとえば、コム4の場合、PRSリソース構成のシンボルごとに、4本ごとのサブキャリア(サブキャリア0、4、8など)に対応するREが、PRSリソースのPRSを送信するために使用される。現在、DL-PRSに対してコム2、コム4、コム6、およびコム12というコムサイズがサポートされる。図4は、(4個のシンボルに広がる)コム4に対する例示的なPRSリソース構成を示す。すなわち、影付きのRE(「R」とラベル付けされる)のロケーションはコム4 PRSリソース構成を示す。
現在、DL-PRSリソースは、周波数領域全体に千鳥状パターンを伴ってスロット内の2、4、6、または12個の連続するシンボルに広がり得る。DL-PRSリソースは、スロットの、上位レイヤが構成した任意のダウンリンクシンボルまたはフレキシブル(FL)シンボルの中に構成され得る。所与のDL-PRSリソースのすべてのREに対して、一定のリソース要素単位エネルギー(EPRE:energy per resource element)があり得る。以下は、2、4、6、および12個のシンボルにわたるコムサイズ2、4、6、および12に対する、シンボルからシンボルまでの周波数オフセットである。2シンボルコム2: {0, 1}、4シンボルコム2: {0, 1, 0, 1}、6シンボルコム2: {0, 1, 0, 1, 0, 1}、12シンボルコム2: {0, 1, 0, 1, 0, 1, 0, 1, 0, 1, 0, 1}、4シンボルコム4: {0, 2, 1, 3}(図4の例の場合)、12シンボルコム4: {0, 2, 1, 3, 0, 2, 1, 3, 0, 2, 1, 3}、6シンボルコム6: {0, 3, 1, 4, 2, 5}、12シンボルコム6: {0, 3, 1, 4, 2, 5, 0, 3, 1, 4, 2, 5}、および12シンボルコム12: {0, 6, 3, 9, 1, 7, 4, 10, 2, 8, 5, 11}。
「PRSリソースセット」とは、PRS信号の送信のために使用されるPRSリソースのセットであり、ここで、各PRSリソースはPRSリソースIDを有する。加えて、PRSリソースセットの中のPRSリソースは、同じTRPに関連付けられる。PRSリソースセットは、PRSリソースセットIDによって識別され、(TRP IDによって識別される)特定のTRPに関連付けられる。加えて、PRSリソースセットの中のPRSリソースは、スロットにわたって同じ周期性、共通のミューティングパターン構成、および(「PRS-ResourceRepetitionFactor」などの)同じ反復係数を有する。周期性とは、最初のPRSインスタンスの最初のPRSリソースの最初の反復から、次のPRSインスタンスの同じ最初のPRSリソースの同じ最初の反復までの時間である。周期性は、μ=0、1、2、3であって2^μ*{4、5、8、10、16、20、32、40、64、80、160、320、640、1280、2560、5120、10240}スロットから選択される長さを有してよい。反復係数は、{1、2、4、6、8、16、32}スロットから選択される長さを有してよい。
PRSリソースセットの中のPRSリソースIDは、単一のTRPから送信される単一のビーム(または、ビームID)に関連付けられる(ここで、TRPは1つまたは複数のビームを送信し得る)。すなわち、PRSリソースセットの各PRSリソースは異なるビーム上で送信されてよく、したがって、「PRSリソース」または単に「リソース」は「ビーム」と呼ばれることもある。TRP、およびPRSがその上で送信されるビームが、UEに知られているかどうかに対して、このことがいかなる暗示も有しないことに留意されたい。
「PRSインスタンス」または「PRSオケージョン」とは、PRSが送信されるものと予想される周期的に反復される時間ウィンドウ(1つまたは複数の連続するスロットのグループなど)の1つのインスタンスである。PRSオケージョンは、「PRS測位オケージョン」、「PRS測位インスタンス」、「測位オケージョン」、「測位インスタンス」、「測位反復」、または単に「オケージョン」、「インスタンス」、もしくは「反復」と呼ばれることもある。
「測位周波数レイヤ」(単に「周波数レイヤ」とも呼ばれる)とは、いくつかのパラメータに対して同じ値を有する1つまたは複数のTRPにわたる1つまたは複数のPRSリソースセットの集合である。詳細には、PRSリソースセットの集合は、同じサブキャリア間隔およびサイクリックプレフィックス(CP)タイプ(物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)に対してサポートされるすべてのヌメロロジーがPRSに対してもサポートされることを意味する)、同じPoint A、同じ値のダウンリンクPRS帯域幅、同じ開始PRB(および、中心周波数)、および同じコムサイズを有する。Point Aパラメータは、パラメータ「ARFCN-ValueNR」(ただし、「ARFCN」は「絶対無線周波数チャネル番号」を表す)の値を取り、送信および受信のために使用される1対の物理無線チャネルを指定する識別子/コードである。ダウンリンクPRS帯域幅は、最小が24個のPRBかつ最大が272個のPRBであって、4つのPRBという粒度を有してよい。現在、4つまでの周波数レイヤが規定されており、周波数レイヤごとにTRP当たり2つまでのPRSリソースセットが構成され得る。
周波数レイヤの概念は、いくぶんコンポーネントキャリアおよび帯域幅部分(BWP)の概念のようであるが、データチャネルを送信するためにコンポーネントキャリアおよびBWPが1つの基地局(または、マクロセル基地局およびスモールセル基地局)によって使用されるが、PRSを送信するために周波数レイヤがいくつかの(通常は3つ以上の)基地局によって使用されるという点で異なる。UEは、LTE測位プロトコル(LPP)セッション中などの、UEがその測位能力をネットワークへ送るとき、UEがサポートできる周波数レイヤの数を示してよい。たとえば、UEは、UEが1つの測位周波数レイヤをサポートできるのかまたは4つの測位周波数レイヤをサポートできるのかを示してよい。
一態様では、図4において「R」とラベル付けされるRE上で搬送される基準信号は、SRSであり得る。UEによって送信されるSRSは、UEに送信するためのチャネル状態情報(CSI)を取得するために、基地局によって使用され得る。CSIは、どのようにRF信号がUEから基地局に伝搬するのかを表し、散乱、フェージング、および距離に伴う電力減衰の、組み合わせられた影響を表す。システムは、リソーススケジューリング、リンク適応、マッシブMIMO、ビーム管理などのためにSRSを使用する。
SRSの送信のために使用されるREの集合は「SRSリソース」と呼ばれ、パラメータ「SRS-ResourceId」によって識別され得る。リソース要素の集合は、周波数領域において複数のPRBに、また時間領域においてスロット内の「N個」(たとえば、1つまたは複数)の連続するシンボルに広がることができる。所与のOFDMシンボルの中で、SRSリソースは、1つまたは複数の連続するPRBを占有する。「SRSリソースセット」は、SRS信号の送信のために使用されるSRSリソースのセットであり、SRSリソースセットID(「SRS-ResourceSetId」)によって識別される。
所与のPRB内でのSRSリソースの送信は、特定のコムサイズ(「コム密度」とも呼ばれる)を有する。コムサイズ「N」は、SRSリソース構成の各シンボル内のサブキャリア間隔(または、周波数/トーン間隔)を表す。詳細には、コムサイズ「N」の場合、SRSはPRBのシンボルのN本ごとのサブキャリアの中で送信される。たとえば、コム4の場合、SRSリソース構成のシンボルごとに、(サブキャリア0、4、8などの)4本ごとのサブキャリアに対応するREが、SRSリソースのSRSを送信するために使用される。図4の例では、図示したSRSは、4個のシンボルにわたるコム4である。すなわち、影付きのSRS REのロケーションは、コム4 SRSリソース構成を示す。
現在、SRSリソースは、コムサイズがコム2、コム4、またはコム8のスロット内の1、2、4、8、または12個の連続するシンボルに広がり得る。以下は、現在サポートされるSRSコムパターンに対する、シンボルからシンボルまでの周波数オフセットである。1シンボルコム2: {0}、2シンボルコム2: {0, 1}、2シンボルコム4: {0, 2}、4シンボルコム2: {0, 1, 0, 1}、4シンボルコム4: {0, 2, 1, 3}(図4の例の場合)、8シンボルコム4: {0, 2, 1, 3, 0, 2, 1, 3}、12シンボルコム4: {0, 2, 1, 3, 0, 2, 1, 3, 0, 2, 1, 3}、4シンボルコム8: {0, 4, 2, 6}、8シンボルコム8: {0, 4, 2, 6, 1, 5, 3, 7}、および12シンボルコム8: {0, 4, 2, 6, 1, 5, 3, 7, 0, 4, 2, 6}。
概して、上述のように、UEは、受信基地局(サービング基地局または隣接基地局のいずれか)がUEと基地局との間のチャネル品質(すなわち、CSI)を測定することを可能にするために、SRSを送信する。しかしながら、SRSはまた、アップリンク到達時間差(UL-TDOA)、ラウンドトリップ時間(RTT:round-trip-time)、アップリンク到来角(UL-AoA:uplink angle-of-arrival)などのアップリンクベースの測位プロシージャのための、アップリンク測位基準信号として特に構成され得る。本明細書で使用する「SRS」という用語は、チャネル品質測定のために構成されたSRS、または測位目的のために構成されたSRSを指すことがある。2つのタイプのSRSを区別する必要があるとき、前者は本明細書で「通信用SRS」と呼ばれることがあり、および/または後者は「測位用SRS」もしくは「測位SRS」と呼ばれることがある。
(単一シンボル/コム2を除いて)SRSリソース内の新たな千鳥状パターン、SRSのための新たなコムタイプ、SRSのための新たなシーケンス、コンポーネントキャリア当たりより多数のSRSリソースセット、およびコンポーネントキャリア当たりより多数のSRSリソースなどの、SRSの以前の規定を越えるいくつかの拡張が、測位用SRS(「UL-PRS」とも呼ばれる)に対して提案されている。加えて、パラメータ「SpatialRelationInfo」および「PathLossReference」が、隣接TRPからのダウンリンク基準信号またはSSBに基づいて構成されることになる。依然としてさらに、1つのSRSリソースが、アクティブなBWPの外側で送信されてよく、1つのSRSリソースが、複数のコンポーネントキャリアにわたって広がってよい。また、SRSは、RRC接続状態において構成されてよく、アクティブなBWP内でしか送信されない場合がある。さらに、周波数ホッピングがなくてよく、反復係数がなくてよく、単一のアンテナポートがあってよく、SRSに対する新たな長さ(たとえば、8および12シンボル)があってよい。また、閉ループ電力制御ではなく開ループ電力制御があってよく、コム8(すなわち、同じシンボルの中で8本のサブキャリアごとにSRSが送信されること)が使用されてよい。最後に、UEは、UL-AoAのために複数のSRSリソースから同じ送信ビームを通じて送信してよい。これらのすべては、RRC上位レイヤシグナリングを通じて構成される(かつ潜在的にトリガされるかまたはMAC制御要素(MAC-CE)もしくはダウンリンク制御情報(DCI)を通じてアクティブ化される)、現在のSRSフレームワークに追加される特徴である。
「測位基準信号」および「PRS」という用語が、概して、NRおよびLTEシステムにおける測位のために使用される特定の基準信号を指すことに留意されたい。しかしながら、本明細書で使用するとき、「測位基準信号」および「PRS」という用語はまた、限定はしないが、LTEおよびNRにおいて規定されるようなPRS、TRS、PTRS、CRS、CSI-RS、DMRS、PSS、SSS、SSB、SRS、UL-PRSなどの、測位のために使用され得る任意のタイプの基準信号を指すことがある。加えて、「測位基準信号」および「PRS」という用語は、文脈によって別段に規定されていない限り、ダウンリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号、またはサイドリンク測位基準信号を指すことがある。PRSのタイプをさらに区別するために必要な場合、ダウンリンク測位基準信号は「DL-PRS」と呼ばれることがあり、アップリンク測位基準信号(たとえば、測位用SRS、PTRS)は「UL-PRS」と呼ばれることがあり、サイドリンク測位基準信号は「SL-PRS」と呼ばれることがある。加えて、ダウンリンク、アップリンク、および/またはサイドリンクにおいて送信され得る信号(たとえば、DMRS)に対して、方向を区別するために「DL」、「UL」または「SL」が信号にプリペンドされることがある。たとえば、「UL-DMRS」は「DL-DMRS」とは異なる。
NRは、ダウンリンクベースの測位方法、アップリンクベースの測位方法、ならびに、ダウンリンクおよびアップリンクベースの測位方法を含む、いくつかのセルラーネットワークベースの測位技術をサポートする。ダウンリンクベースの測位方法は、LTEにおける観測到達時間差(OTDOA:observed time difference of arrival)、NRにおけるダウンリンク到達時間差(DL-TDOA:downlink time difference of arrival)、およびNRにおけるダウンリンク発射角(DL-AoD:downlink angle-of-departure)を含む。OTDOAまたはDL-TDOA測位プロシージャでは、UEは、基準信号時間差(RSTD:reference signal time difference)または到達時間差(TDOA)測定値と呼ばれる、基地局のペアから受信される基準信号(たとえば、測位基準信号(PRS))の到達時間(ToA:times of arrival)の間の差分を測定し、それらを測位エンティティに報告する。より詳細には、UEは、基準基地局(たとえば、サービング基地局)および複数の非基準基地局の識別子(ID)を支援情報の中で受信する。UEは、次いで、基準基地局と非基準基地局の各々との間のRSTDを測定する。関与する基地局の知られているロケーション、およびRSTD測定値に基づいて、測位エンティティ(たとえば、UEベースの測位の場合のUE、またはUE支援測位の場合のロケーションサーバ)は、UEのロケーションを推定することができる。
DL-AoD測位の場合、測位エンティティは、UEと送信基地局との間の角度を決定するために、複数のダウンリンク送信ビームの受信信号強度測定値の、UEからの測定報告を使用する。測位エンティティは、次いで、決定された角度および送信基地局の知られているロケーションに基づいて、UEのロケーションを推定することができる。
アップリンクベースの測位方法は、アップリンク到達時間差(UL-TDOA)およびアップリンク到来角(UL-AoA)を含む。UL-TDOAはDL-TDOAと類似であるが、UEによって複数の基地局へ送信されるアップリンク基準信号(たとえば、サウンディング基準信号(SRS))に基づく。詳細には、UEが、基準基地局および複数の非基準基地局によって測定される1つまたは複数のアップリンク基準信号を送信する。各基地局は次いで、基準信号の受信時間(相対到達時間(RTOA)と呼ばれる)を、関与する基地局のロケーションおよび相対タイミングを知っている測位エンティティ(たとえば、ロケーションサーバ)に報告する。基準基地局の報告されたRTOAと、各非基準基地局の報告されたRTOAとの間の、受信から受信までの(Rx-Rx:reception-to-reception)時間差、基地局の知られているロケーション、およびそれらの知られているタイミングオフセットに基づいて、測位エンティティは、TDOAを使用してUEのロケーションを推定することができる。
UL-AoA測位の場合、1つまたは複数の基地局は、1つまたは複数のアップリンク受信ビーム上でUEから受信された1つまたは複数のアップリンク基準信号(たとえば、SRS)の受信信号強度を測定する。測位エンティティは、UEと基地局との間の角度を決定するために、信号強度測定値および受信ビームの角度を使用する。決定された角度および基地局の知られているロケーションに基づいて、測位エンティティは、次いで、UEのロケーションを推定することができる。
ダウンリンクおよびアップリンクベースの測位方法は、拡張セルID(E-CID)測位、およびマルチラウンドトリップ時間(RTT)測位(「マルチセルRTT」および「マルチRTT」とも呼ばれる)を含む。RTTプロシージャにおいて、第1のエンティティ(たとえば、基地局またはUE)が、第1のRTT関連信号(たとえば、PRSまたはSRS)を第2のエンティティ(たとえば、UEまたは基地局)へ送信し、第2のエンティティは、第2のRTT関連信号(たとえば、SRSまたはPRS)を第1のエンティティへ戻して送信する。各エンティティは、受信されたRTT関連信号の到達時間(ToA)と送信されたRTT関連信号の送信時間との間の時間差を測定する。この時間差は、受信から送信までの(Rx-Tx:reception-to-transmission)時間差と呼ばれる。Rx-Tx時間差測定は、受信信号および送信信号のための最も近いスロット境界間の時間差のみを含めるために行われ得るか、または調整され得る。次いで、両方のエンティティは、それらのRx-Tx時間差測定値をロケーションサーバ(たとえば、LMF270)に送り得、ロケーションサーバは、2つのRx-Tx時間差測定値から(たとえば、2つのRx-Tx時間差測定値の和として)、2つのエンティティ間のラウンドトリップ伝搬時間(すなわち、RTT)を計算する。代替として、一方のエンティティは、他方のエンティティにそのRx-Tx時間差測定値を送り得、次いで、他方のエンティティがRTTを計算する。2つのエンティティ間の距離は、RTTおよび知られている信号速度(たとえば、光速)から決定され得る。マルチRTT測位の場合、第1のエンティティ(たとえば、UEまたは基地局)は、第2のエンティティまでの距離、および第2のエンティティの知られているロケーションに基づいて(たとえば、マルチラテレーションを使用して)第1のエンティティのロケーションが決定されることを可能にするために、複数の第2のエンティティ(たとえば、複数の基地局またはUE)とのRTT測位プロシージャを実行する。RTTおよびマルチRTT方法は、ロケーション確度を改善するためにUL-AoAおよびDL-AoDなどの他の測位技法と組み合わせられ得る。
E-CID測位方法は、無線リソース管理(RRM)測定に基づく。E-CIDでは、UEは、サービングセルID、タイミングアドバンス(TA)、ならびに検出される隣接基地局の識別子、推定されるタイミング、および信号強度を報告する。UEのロケーションが、次いで、この情報および基地局の知られているロケーションに基づいて推定される。
測位動作を支援するために、ロケーションサーバ(たとえば、ロケーションサーバ230、LMF270、SLP272)は支援データをUEに提供してよい。たとえば、支援データは、そこからの基準信号を測定すべき基地局(または、基地局のセル/TRP)の識別子、基準信号構成パラメータ(たとえば、PRSを含む連続するスロットの数、PRSを含む連続するスロットの周期性、ミューティングシーケンス、周波数ホッピングシーケンス、基準信号識別子、基準信号帯域幅など)、および/または特定の測位方法に適用可能な他のパラメータを含んでよい。代替として、支援情報は、(たとえば、周期的にブロードキャストされるオーバーヘッドメッセージの中などで)基地局自体から直接生じてもよい。場合によっては、UEは、支援情報を使用せずに隣接ネットワークノード自体を検出できる場合がある。
OTDOAまたはDL-TDOA測位プロシージャの場合には、支援データは、予想RSTD値、および予想RSTDの周辺の関連する不確実性、すなわち探索ウィンドウをさらに含んでよい。場合によっては、予想RSTDの値範囲は+/-500マイクロ秒(μs)であり得る。いくつかの場合には、測位測定のために使用されるリソースのうちのいずれかがFR1の中にあるとき、予想RSTDの不確実性に対する値範囲は+/-32μsであり得る。他の場合には、測位測定のために使用されるリソースのすべてがFR2の中にあるとき、予想RSTDの不確実性に対する値範囲は+/-8μsであり得る。
ロケーション推定値は、位置推定値、ロケーション、位置、位置フィックス、フィックスなどの、他の名称によって呼ばれることがある。ロケーション推定値は、測地学的であってよく座標(たとえば、緯度、経度、および場合によっては高度)を備えてよいか、または都市的であってよくストリートアドレス、郵便宛先、もしくはロケーションのいくつかの他の言語的説明を備えてよい。ロケーション推定値はさらに、いくつかの他の知られているロケーションに関連して規定されてよく、または絶対的な用語で(たとえば、緯度、経度、および場合によっては高度を使用して)規定されてもよい。ロケーション推定値は、(たとえば、いくつかの指定されるかまたはデフォルトのレベルの信頼性を伴って、ロケーションがその中に含まれることを予想されるエリアまたはボリュームを含むことによって)予想される誤差または不確定性を含むことがある。
NR測位技法は、特に商用測位使用事例(一般的な商用使用事例、および詳細には(I)IoT使用事例を含む)のための、高い確度(水平および垂直)、低レイテンシ、ネットワーク効率(スケーラビリティ、基準信号オーバーヘッドなど)、およびデバイス効率(電力消費、複雑度など)を提供することが予想される。確度の予想について、ロケーション推定値の確度は、受信されたPRSの測位測定値(たとえば、ToA、RSTD、Rx-Txなど)の確度に依存し、測定されるPRSの帯域幅が大きくなるほど、測位測定が正確になる。
PRSの帯域幅を増大するための1つの技法は、周波数領域(「周波数領域スティッチング」と呼ばれる)および/または時間領域(「時間領域スティッチング」と呼ばれる)にわたって、PRSをアグリゲートすることである。周波数領域PRSスティッチングでは、PRSが、1つまたは複数のコンポーネントキャリア内の複数の、好ましくは連続する、測位周波数レイヤ上で(基地局またはUEによって)送信され、受信機(UEまたは基地局)は、(連続する)コンポーネントキャリアにわたるPRSを測定する。複数の測位周波数レイヤに広がることによって、PRSの有効帯域幅が増大し、測位測定確度が高まる。時間および/または周波数領域PRSスティッチングを実装するとき、PRSは、好ましくは、受信機が複数のスロットおよび/または測位周波数レイヤ内で送信されたPRSについてのいくつかの仮定(たとえば、QCLタイプ、同じアンテナポートなど)を行うことができるように、複数のスロット(または他の時間期間)および/または測位周波数レイヤ上で送信されるべきである。
図5は、本開示の態様による周波数領域PRSスティッチングの一例の図500である。図5に示すように、PRS510-1、510-2、および510-3(それぞれ「PRS1」、「PRS2」、および「PRS3」とラベル付けされる)は、所与の周波数帯域幅(「B1」とラベル付けされる)内のそれぞれの測位周波数レイヤ(それぞれ「PFL1」、「PFL2」、および「PFL3」とラベル付けされる)上で送信される。周波数帯域幅「B1」は、コンポーネントキャリア、周波数帯域、または帯域幅の何らかの他の間隔であり得る。PRS510は、基地局によって1つもしくは複数のUEに送信されるDL-PRS、UEによって1つもしくは複数の基地局に送信されるUL-PRS、またはUEによって1つもしくは複数の他のUEに送信されるサイドリンクPRSであり得る。
図5では、時間は水平に表され、周波数は垂直に表される。したがって、図5の例では、3つの測位周波数レイヤが周波数領域において連続する。図5は、単一の周波数帯域幅「B1」を示しているが、測位周波数レイヤは、代わりに、異なる周波数帯域幅間隔の間のガードバンド有りでまたは無しで、複数の周波数帯域幅間隔に広がり得る。さらに、測位周波数レイヤは、同じく1つまたは複数の周波数帯域幅間隔に広がる、1つまたは複数のコンポーネントキャリアに広がり得る。加えて、図5は、3つの測位周波数レイヤ上で送信されるPRS510を示しているが、諒解されるように、PRS510は、2つのみの測位周波数レイヤ上で、または4つ以上の測位周波数レイヤ上で送信され得る。
時間領域において、PRS510は、PRSオケージョン、PRSリソース、PRSを含むスロットなどであり得る。PRS510は、異なる測位周波数レイヤ上で送信されるか、または異なるように構成され得ることを除いて、互いに同様であり得る。たとえば、PRS510は、異なるPRSシーケンス識別子、スロット当たりの異なるシンボル、異なる帯域幅などを有し得る。加えて、図5におけるPRS510は、同時に開始および終了するように示されているが、これは、常にそうであるとは限らないことがあり、あるPRS510が他のPRS510とは異なり開始もしくは終了するか、または異なる長さを有することがある。
PRS510の送信および受信のために(特に、異なるコンポーネントキャリアまたは周波数帯域にわたる)異なる測位周波数レイヤを使用することは、異なるPRS510を搬送する波形間の位相シフトの問題をもたらす。位相シフトは、(「位相オフセット」とも呼ばれる)2つの波形間の位相における差、または位相差である。したがって、たとえば、PRS510-2の波形の位相は、PRS510-1の波形の位相とはわずかに異なり得る。数学的に、第1のPRS(たとえば、PRS510-1)がその上で送信されるチャネルは、h(f,t1)として表され得、ただし、fは周波数を表し、t1は時間を表し、hは、周波数fおよび時間t1の関数としてチャネルを表す。関係するPRS(たとえば、PRS510-2など、第1のPRSとともにスティッチされることになるPRS)がその上で送信されるチャネルは、h(f,t1)・eとして表され得、ただし、eは、第1のPRSがその上で送信されるチャネルと、関係するPRSがその上で送信されるチャネルとの間の位相シフト、または位相差を表す。
位相シフトは、帯域内PRSと帯域間PRS(すなわち、同じコンポーネントキャリアもしくは周波数帯域内の測位周波数レイヤ上のPRS、または複数のコンポーネントキャリアもしくは周波数帯域内の測位周波数レイヤ上のPRS)の両方において発生し得る。位相シフトは、2つの信号(波形)が、受信機のアナログフロントエンドによってなど、物理的プロセスによって一緒に合成されるとき、特に顕著である。しかしながら、位相シフトは、送信機と受信機の両方のアーキテクチャによって引き起こされ得る。たとえば、RFチェーンにおけるいずれかの変化が、PRS510の位相における不連続性を引き起こし得る。
複数の測位周波数レイヤ上で送信されるPRSの波形間の位相シフトは、測定推定プロシージャ(たとえば、ToA推定プロシージャ)における追加の測定誤差を引き起こすことがあり、それによって測位確度を低下させる。しかしながら、受信機が送信機における位相シフトに気づいていた場合、受信機は、位相シフトを訂正または補償するために、その情報を利用することができ、そのことが測定誤差を低減し、それによって測位確度を向上させるようになる。したがって、本開示は、受信機に提供されるPRS支援情報、または測位エンティティ(たとえば、サービング基地局、ロケーションサーバ、測位されているUE、別のUE、リモートクライアントなど)に提供される測定報告の中に、位相シフトを含めるための技法を提案する。
一態様では、位相シフトは、単一の位相シフト値、または位相シフト値の範囲として報告され得る。別の態様では、位相シフトは、確率分布関数(PDF)、累積分布関数(CDF)、または他の分布を使用して報告され得る。PDFは、確率密度関数の積分であり、所与の間隔におけるイベント(たとえば、特定の位相シフト値)の確率を示す。CDFは、所与の確率分布をもつランダム変数X(たとえば、位相シフト)がx以下の値(たとえば、特定の位相シフト値)において発見されることになる確率を表す。平均値、中央値、分散、または他のより高次の統計量など、位相シフトについての他の統計特性もまた、または代替として報告され得る。
位相シフトは、すべての帯域内および帯域間測位周波数レイヤに適用される1つの位相シフト、すべての帯域内測位周波数レイヤに対する1つの位相シフトおよびすべての帯域間測位周波数レイヤに対する別の位相シフト、測位周波数レイヤの各ペアに対する1つの位相シフトなどとして定義され得る。
位相情報(たとえば、位相シフト報告)は、2つの基地局間、2つのUE間、基地局とUEとの間、基地局とロケーションサーバとの間、ロケーションサーバとUEとの間など、2つのノード間で交換される支援情報中に含まれ得る。たとえば、測位セッションの一部としてPRSを交換する2つのノードは、それらのそれぞれのPRSの構成(すなわち、PRSがその上で送信される時間および周波数リソース)と、それらのPRSがその上で送信される複数の測位周波数レイヤにわたるそれらのそれぞれのPRSの位相シフトとを示す支援情報を、(直接または間接的に、たとえば、ロケーションサーバを通して)交換し得る。支援情報は、周期的、半永続的、またはオンデマンド(すなわち、要求による)であり得る。
位相情報(たとえば、位相シフト報告)は、代替または追加として、基地局もしくはUEとロケーションサーバとの間(UE支援測位の場合)、または基地局とUEとの間(UEベースの測位の場合)など、2つのノード間で交換される測定報告中に含まれ得る。たとえば、測位セッションの一部としてPRSを交換する2つのノードは、それらのそれぞれのRF構成要素によって引き起こされた位相シフトを示す測定報告を、(直接または間接的に、たとえば、ロケーションサーバを通して)交換し得る。位相シフトは、代替または追加として、位相シフトパラメータの搬送専用のメッセージなど、独立したメッセージ中に含まれ得る。
上記の報告は、UE支援測位とUEベースの測位の両方に適用可能であり得る。すなわち、UE支援測位(その場合、別のエンティティが、UEによって取られた測定値に基づいて、UEのロケーションを推定する)の場合、UEは、送信機における位相シフトを示す支援情報を受信し得、かつ/または測定報告においてその受信機位相シフトを測位エンティティに提供し得る。UEベース測位(その場合、UEがそれ自体のロケーションを推定する)の場合、UEは、送信機における位相シフトを示す支援情報または測定報告を受信し得る。
位相情報(たとえば、位相シフト報告)は、LPPなどの、UEとロケーションサーバとの間のシグナリングプロトコル、またはLPPタイプA(LPPa)もしくはNR測位プロトコルタイプA(NRPPa)などの、基地局とロケーションサーバとの間のプロトコル、またはRRCなどの、UEとサービング基地局との間の制御メッセージを使用して送信され得る。ロケーションサーバは、たとえば、サービングモバイルロケーションセンター(SMLC)またはLMFであり得、基地局は、たとえば、eNBまたはgNBであり得る。
DL-PRS(または、別のUEからのサイドリンクPRS)の場合、詳細には、UEは、PRS受信のために使用されるRF構成要素(たとえば、低雑音増幅器(LNA)、電力増幅器(PA)、フィルタ、アンテナ構成など)を切り替え、したがって、PRS測定における位相シフトを引き起こし得る。また、送信機側の(たとえば、測位されているUEにPRSを送信する基地局または他のUEにおける)位相シフトもあり得る。UE支援測位の場合、送信機における位相シフトでは、すべての送信機は、それらのそれぞれの位相シフトを測位エンティティ(たとえば、ロケーションサーバまたはサービング基地局)に送るように構成され得、測位エンティティが、次いで、それらのそれぞれの位相シフトを、測位されているUEに転送し得る。代替として、送信機は、それらのそれぞれの位相シフトをUEに直接送るように構成され得る。UEは、次いで、送信機の位相シフトを使用して、その送信機からのPRSをより正確に測定することができる。受信機側の(すなわち、測位されているUEにおける)位相シフトの場合、UEが、波形報告(たとえば、電力遅延プロファイル(PDP)またはチャネルインパルス応答(CIR)報告)を測位エンティティに提供するように構成される場合、UEは、それ自体の位相シフトおよび関係する情報を報告に追加して、測位エンティティがUEの位相シフトを補償することを可能にすることができる。
DL-PRS(またはサイドリンクPRS)に基づくUEベースの測位の場合、UEは、送信機において発生しているいかなる位相シフトも提供されるべきである。この情報は、送信機によってUEのサービング基地局またはロケーションサーバに報告され、次いで、サービング基地局またはロケーションサーバによってUEに報告され得る。代替として、関与する送信機は、それらのそれぞれの位相シフトをUEに直接報告し得る。UEベースの測位の場合、UEがそれ自体の位相シフトを別のエンティティに報告する必要がなく、その理由は、UEがそれ自体のロケーションを推定し、したがって、それ自体の位相シフトを補償することができるからである。
UL-PRS(または、別のUEへのサイドリンクPRS)の場合、UEは、PRS送信のために使用されるRF構成要素を切り替え、それによって、PRSにおける位相シフトを引き起こし得る。UE支援測位の場合、送信機側(すなわち、測位されているUE)の位相シフトでは、UEは、その位相シフトをロケーションサーバに送り得、ロケーションサーバが、次いで、位相シフト補償のために、位相シフトをすべての関与する受信機(たとえば、基地局、他のUE)に再配信することになる。代替として、UEは、その位相シフトをそのサービング基地局に送り得、そのサービング基地局は、関与する受信機に再配信するために、位相シフトをロケーションサーバに転送し得るか、または(たとえば、Xnバックホールインターフェースを介して)位相シフトを隣接基地局に直接再配信し得るかのいずれかである。一態様では、UEは、「豊富」な報告が可能にされる場合、その位相シフトを測位エンティティ(たとえば、ロケーションサーバ、サービング基地局)に送り得る。豊富な報告は、サービング基地局および任意の関与する隣接基地局が、受信された/アップリンク波形またはPDPを測位エンティティに報告することを意味する。測位エンティティは、次いで、改善されたロケーション推定のために、UEの位相シフト情報を利用することができる。
受信機側(たとえば、1つまたは複数の基地局またはサイドリンクUE)における位相シフトでは、波形報告が可能にされる(たとえば、詳細なチャネル周波数応答(CFR)を伴う報告)場合、受信機はまた、より良いロケーション推定のためにロケーションサーバにそれ自体の位相シフト情報を報告するように選び(または構成もしくは要求され)得る。そのことは別として、基地局またはサイドリンクUEは、その位相シフトを報告して、異常値棄却を可能にし、それによってロケーション推定をさらに改善し得る。より詳細には、位相シフトを補償するのではなく、またはそれに加えて、測位エンティティは、その位相シフトがあるしきい値よりも大きい受信機からの測定報告を無視することができる。測位エンティティは、代わりに、UEのロケーションを推定するとき、その位相シフトがしきい値未満である受信機からの測定報告のみを使用するようになる。代替として、測位エンティティは、より大きいしきい値がより正確でないPRS測定値を生じ得るという理解とともに、しきい値を拡大し得る。
UL-PRSを使用するUEベースの測位の場合、受信機側(たとえば、1つまたは複数の基地局またはサイドリンクUE)における位相シフトは、ロケーションサーバまたはサービング基地局によって収集され、次いで、ターゲットUE(すなわち、測位されているUE)に転送され得る。ターゲットUEは、次いで、位相シフト、およびそれ自体の位相シフトを使用して、そのロケーションの推定値を改善することができる。
図6は、本開示の態様によるワイヤレス通信の例示的な方法600を示す。一態様では、方法600は、第1のネットワークノードによって実行され得る。第1のネットワークノードは、測位されているUE(たとえば、本明細書で説明するUEのうちのいずれか)、測位されているUEにサービスしている基地局(たとえば、本明細書で説明する基地局のうちのいずれか)、またはロケーションサーバ(たとえば、ロケーションサーバ230、LMF270、SLP272など)であり得る。
610において、第1のネットワークノードは、第2のネットワークノード(たとえば、測位されているUE、サイドリンクUE、サービング基地局、隣接基地局、ロケーションサーバ)から送信機位相情報を受信し、送信機位相情報が、複数の周波数間隔(たとえば、測位周波数レイヤ)上で少なくとも1つのネットワークノード(たとえば、測位されているUE、サイドリンクUE、サービング基地局、隣接基地局)によって送信される複数のPRSの位相(たとえば、位相差または絶対位相)を表す1つまたは複数のパラメータを含む。一態様では、第1のネットワークノードがUEである場合、動作610は、1つもしくは複数のWWANトランシーバ310、1つもしくは複数のプロセッサ332、メモリ340、および/または測位構成要素342によって実行されてよく、それらのうちのいずれかまたはすべてが、この動作を実行するための手段と見なされてよい。一態様では、第1のネットワークノードが基地局である場合、動作610は、1つもしくは複数のWWANトランシーバ350、1つもしくは複数のネットワークトランシーバ380、1つもしくは複数のプロセッサ384、メモリ386、および/または測位構成要素388によって実行されてよく、それらのうちのいずれかまたはすべてが、この動作を実行するための手段と見なされてよい。一態様では、第1のネットワークノードがロケーションサーバである場合、動作610は、1つもしくは複数のネットワークトランシーバ390、1つもしくは複数のプロセッサ394、メモリ396、および/または測位構成要素398によって実行されてよく、それらのうちのいずれかまたはすべてが、この動作を実行するための手段と見なされてよい。
620において、第1のネットワークノードは、複数のPRSの位相を表す1つまたは複数のパラメータに基づいて、少なくとも1つのネットワークノードによって送信される複数のPRSの測位測定値(たとえば、ToA、AoD、Rx-Txなど)を取得して、UE(たとえば、本明細書で説明するUEのうちのいずれか)のロケーションが、複数のPRSの少なくとも測位測定値に基づいて決定されることを可能にする。一態様では、第1のネットワークノードがUEである場合、動作620は、1つもしくは複数のWWANトランシーバ310、1つもしくは複数のプロセッサ332、メモリ340、および/または測位構成要素342によって実行されてよく、それらのうちのいずれかまたはすべてが、この動作を実行するための手段と見なされてよい。一態様では、第1のネットワークノードが基地局である場合、動作620は、1つもしくは複数のWWANトランシーバ350、1つもしくは複数のネットワークトランシーバ380、1つもしくは複数のプロセッサ384、メモリ386、および/または測位構成要素388によって実行されてよく、それらのうちのいずれかまたはすべてが、この動作を実行するための手段と見なされてよい。一態様では、第1のネットワークノードがロケーションサーバである場合、動作620は、1つもしくは複数のネットワークトランシーバ390、1つもしくは複数のプロセッサ394、メモリ396、および/または測位構成要素398によって実行されてよく、それらのうちのいずれかまたはすべてが、この動作を実行するための手段と見なされてよい。
諒解されるように、方法600の技術的利点は、複数の測位周波数レイヤ上で送信されるPRSの位相シフトを補償することによって、改善された測位確度である。
上記の発明を実施するための形態では、例において様々な特徴が一緒にグループ化されることが理解され得る。開示のこの方式は、例示的な条項が、各条項の中で明示的に述べられるよりも多くの特徴を有するという意図として、理解されるべきでない。むしろ、本開示の様々な態様は、開示する個々の例示的な条項のすべての特徴よりも少数を含むことがある。したがって、以下の条項は、本説明の中に組み込まれるものと、本明細書によって見なされるべきであり、各条項は、別個の例として単独で有効であり得る。各従属条項は、その条項の中で、他の条項のうちの1つとの特定の組合せを参照することができるが、その従属条項の態様は、その特定の組合せに限定されるものでない。例示的な他の条項も、任意の他の従属条項もしくは独立条項の主題との従属条項態様の組合せ、または他の従属条項および独立条項との任意の特徴の組合せを含むことができることが、諒解されよう。本明細書で開示する様々な態様は、特定の組合せが意図されないことが明示的に表現されるかまたは容易に推測され得ない限り(たとえば、電気絶縁体と導電体の両方として要素を定義することなどの、矛盾する態様)、これらの組合せを明確に含む。さらに、条項が独立条項に直接従属しない場合でも、条項の態様が任意の他の独立条項の中に含まれ得ることも意図される。
以下の番号付き条項において実装例が説明される。
条項1:第1のネットワークノードによって実行されるワイヤレス通信の方法であって、第2のネットワークノードから少なくとも1つの送信機位相シフト報告を受信するステップであって、送信機位相シフト報告が、複数の周波数間隔上で少なくとも1つのネットワークノードによって送信される複数の測位基準信号(PRS)の位相シフトを表す1つまたは複数のパラメータを含む、ステップと、複数のPRSの位相シフトを表す1つまたは複数のパラメータに基づいて、少なくとも1つのネットワークノードによって送信される複数のPRSの測位測定を実行して、ユーザ機器(UE)のロケーションが、複数のPRSの少なくとも測位測定値に基づいて決定されることを可能にするステップとを含む方法。
条項2:第2の複数の周波数間隔上で少なくとも1つのネットワークノードに第2の複数のPRSを送信するステップと、第2の送信機位相シフト報告を送信するステップであって、第2の送信機位相シフト報告が、第2の複数の周波数間隔上の第2の複数のPRSの位相シフトを表す1つまたは複数のパラメータを含む、ステップとをさらに含む、条項1の方法。
条項3:第1のネットワークノードがUEであり、第1のネットワークノードが、第2の送信機位相シフト報告を、少なくとも1つのネットワークノードまたは第2のネットワークノードに送信し、少なくとも1つのネットワークノードが、UEのサービング基地局、UEとの測位セッションに関与する基地局、またはサイドリンクUEであり、第2のネットワークノードが、UEのサービング基地局、またはロケーションサーバである、条項2の方法。
条項4:第2のネットワークノードが、第2の送信機位相シフト報告を、UEとの測位セッションに関与するすべての基地局に転送する、条項3の方法。
条項5:第1のネットワークノードが、UEとの測位セッションに関与する基地局であり、第1のネットワークノードが、第2の送信機位相シフト報告を、少なくとも1つのネットワークノードまたは第2のネットワークノードに送信し、少なくとも1つのネットワークノードがUEであり、第2のネットワークノードが、UEまたはロケーションサーバである、条項2の方法。
条項6:第1のネットワークノードが、第2の送信機位相シフト報告を、UEのサービング基地局、またはロケーションサーバを介して、第2のネットワークノードに送信する、条項5の方法。
条項7:受信機位相シフト報告を送信するステップであって、受信機位相シフト報告が、複数のPRSの受信、測定、または両方の間に、第1のネットワークノードが無線周波数(RF)構成要素を切り替えることによって引き起こされた複数のPRSの位相シフトを表す1つまたは複数のパラメータを含む、ステップをさらに含む、条項1~6のうちのいずれかの方法。
条項8:受信機位相シフト報告が、複数のPRSの測位測定値に関連付けられた波形報告中に含まれる、条項7の方法。
条項9:第2の送信機位相シフト報告を受信するステップであって、第2の送信機位相シフト報告が、第2の複数の周波数間隔上で少なくとも1つのネットワークノードに送信される第2の複数のPRSの位相シフトを表す1つまたは複数のパラメータを含む、ステップをさらに含む、条項1~8のうちのいずれかの方法。
条項10:第1のネットワークノードが、UEのサービング基地局であり、少なくとも1つのネットワークノードおよび第2のネットワークノードが、UEであり、第2の送信機位相シフト報告が、UEとの測位セッションに関与する基地局から受信される、条項9の方法。
条項11:複数のPRSの測位測定値を測位エンティティに送信して、測位エンティティがUEのロケーションを計算することを可能にするステップをさらに含む、条項1~10のうちのいずれかの方法。
条項12:第1のネットワークノードが、UEとの測位セッションに関与する基地局であり、測位エンティティがUEである、条項11の方法。
条項13:第1のネットワークノードがUEであり、測位エンティティが、UEのサービング基地局、またはロケーションサーバである、条項11の方法。
条項14:PRSの少なくとも測位測定値に基づいて、UEのロケーションを計算するステップをさらに含む、条項1~13のうちのいずれかの方法。
条項15:第1のネットワークノードがUEであり、第2のネットワークノードが、少なくとも1つのネットワークノードまたはロケーションサーバであり、少なくとも1つのネットワークノードが、UEのサービング基地局、UEの隣接基地局、またはサイドリンクUEである、条項1の方法。
条項16:第1のネットワークノードが、UEのサービング基地局であり、第2のネットワークノードがロケーションサーバであり、少なくとも1つのネットワークノードが、UEの隣接基地局またはUEである、条項1の方法。
条項17:第1のネットワークノードが、UEのサービング基地局であり、第2のネットワークノードがUEであり、少なくとも1つのネットワークノードがUEである、条項1の方法。
条項18:少なくとも1つのネットワークノードが、1つもしくは複数の基地局、1つもしくは複数のUE、またはそれらの任意の組合せを備える、条項1~17のうちのいずれかの方法。
条項19:1つまたは複数のパラメータが、複数の周波数間隔にわたる複数のPRSの位相における変化を示す、条項1~18のうちのいずれかの方法。
条項20:1つまたは複数のパラメータが、複数の周波数間隔の各々のための位相シフト値、複数の周波数間隔のためのシフト値の範囲、複数の周波数間隔にわたる位相シフトを表す分布関数、複数の周波数間隔のための中間位相シフト値、複数の周波数間隔のための平均位相シフト値、複数の周波数間隔にわたる位相シフト分散、またはそれらの任意の組合せを備える、条項1~19のうちのいずれかの方法。
条項21:分布関数が、確率分布関数(PDF)または累積分布関数(CDF)を備える、条項20の方法。
条項22:複数の周波数間隔が、単一の周波数帯域内である、条項1~21のうちのいずれかの方法。
条項23:複数の周波数間隔が、複数の周波数帯域に広がる、条項1~21のうちのいずれかの方法。
条項24:1つまたは複数のパラメータが、第1の周波数帯域における複数の周波数間隔のうちのすべての周波数間隔のための第1の位相シフト値、および第2の周波数帯域における複数の周波数間隔のうちのすべての周波数間隔のための第2の位相シフト値を備える、条項1~23のうちのいずれかの方法。
条項25:複数の周波数間隔が、周波数領域において連続する、条項1~24のうちのいずれかの方法。
条項26:複数の周波数間隔が、複数の周波数レイヤである、条項1~25のうちのいずれかの方法。
条項27:メモリと、少なくとも1つのトランシーバと、メモリおよび少なくとも1つのトランシーバに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサとを備える、第1のネットワークノードであって、少なくとも1つのプロセッサが、条項1~26のうちのいずれかによる方法を実行するように構成される、第1のネットワークノード。
条項28:条項1~26のうちのいずれかによる方法を実行するための手段を備えるユーザ機器(UE)。
条項29:コンピュータ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コンピュータ実行可能命令が、条項1~26のうちのいずれかによる方法を第1のネットワークノードに実行させるための少なくとも1つの命令を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
以下の番号付き条項において追加の実装例が説明される。
条項1.第1のネットワークノードによって実行されるワイヤレス通信の方法であって、第2のネットワークノードから送信機位相情報を受信するステップであって、送信機位相情報が、複数の周波数間隔上で少なくとも1つのネットワークノードによって送信される複数の測位基準信号(PRS)の位相を表す1つまたは複数のパラメータを含む、ステップと、複数のPRSの位相を表す1つまたは複数のパラメータに基づいて、少なくとも1つのネットワークノードによって送信される複数のPRSの測位測定値を取得して、ユーザ機器(UE)のロケーションが、複数のPRSの少なくとも測位測定値に基づいて決定されることを可能にするステップとを含む方法。
条項2.第2の複数の周波数間隔上で少なくとも1つのネットワークノードに第2の複数のPRSを送信するステップと、第2の送信機位相情報を送信するステップであって、第2の送信機位相情報が、第2の複数の周波数間隔上の第2の複数のPRSの位相を表す1つまたは複数のパラメータを含む、ステップとをさらに含む、条項1の方法。
条項3.第1のネットワークノードがUEであり、第2の送信機位相情報が、少なくとも1つのネットワークノードまたは第2のネットワークノードに送信され、少なくとも1つのネットワークノードが、UEのサービング基地局、UEとの測位セッションに関与する基地局、またはサイドリンクUEであり、第2のネットワークノードが、UEのサービング基地局、またはロケーションサーバである、条項2の方法。
条項4.第2の送信機位相情報が、第2のネットワークノードによって、UEとの測位セッションに関与するすべての基地局に転送される、条項3の方法。
条項5.第1のネットワークノードが、UEとの測位セッションに関与する基地局であり、第2の送信機位相情報が、少なくとも1つのネットワークノードまたは第2のネットワークノードに送信され、少なくとも1つのネットワークノードがUEであり、第2のネットワークノードが、UEまたはロケーションサーバである、条項2の方法。
条項6.第2の送信機位相情報が、UEのサービング基地局、またはロケーションサーバを介して、第2のネットワークノードに送信される、条項5の方法。
条項7.受信機位相情報を送信するステップであって、受信機位相情報が、複数のPRSの受信、測定、または両方の間に、第1のネットワークノードが無線周波数(RF)構成要素を切り替えることによって引き起こされた複数のPRSの位相を表す1つまたは複数のパラメータを含む、ステップをさらに含む、条項1~6のうちのいずれかの方法。
条項8.受信機位相情報が、複数のPRSの測位測定値に関連付けられた波形報告中に含まれる、条項7の方法。
条項9.第2の送信機位相情報を受信するステップであって、第2の送信機位相情報が、第2の複数の周波数間隔上で少なくとも1つのネットワークノードに送信される第2の複数のPRSの位相を表す1つまたは複数のパラメータを含む、ステップをさらに含む、条項1~8のうちのいずれかの方法。
条項10.第1のネットワークノードがロケーションサーバであり、少なくとも1つのネットワークノードおよび第2のネットワークノードが、UEであり、第2の送信機位相情報が、UEとの測位セッションに関与する基地局から受信される、条項9の方法。
条項11.複数のPRSの測位測定値を測位エンティティに送信して、測位エンティティがUEのロケーションを計算することを可能にするステップをさらに含む、条項1~10のうちのいずれかの方法。
条項12.第1のネットワークノードが、UEとの測位セッションに関与する基地局であり、測位エンティティがUEである、条項11の方法。
条項13.第1のネットワークノードがUEであり、測位エンティティが、UEのサービング基地局、またはロケーションサーバである、条項11の方法。
条項14.PRSの少なくとも測位測定値に基づいて、UEのロケーションを計算するステップをさらに含む、条項1~10のうちのいずれかの方法。
条項15.第1のネットワークノードがUEであり、第2のネットワークノードが、少なくとも1つのネットワークノードまたはロケーションサーバであり、少なくとも1つのネットワークノードが、UEのサービング基地局、UEとの測位セッションに関与する基地局、またはサイドリンクUEである、条項1~14のうちのいずれかの方法。
条項16.第1のネットワークノードが、UEのサービング基地局であり、第2のネットワークノードがロケーションサーバであり、少なくとも1つのネットワークノードが、UE、またはUEとの測位セッションに関与する基地局である、条項1~14のうちのいずれかの方法。
条項17.第1のネットワークノードが、UEのサービング基地局であり、第2のネットワークノードがUEであり、少なくとも1つのネットワークノードがUEである、条項1~14のうちのいずれかの方法。
条項18.少なくとも1つのネットワークノードが、1つもしくは複数の基地局、1つもしくは複数のUE、またはそれらの任意の組合せを備える、条項1~17のうちのいずれかの方法。
条項19.1つまたは複数のパラメータが、複数の周波数間隔にわたる複数のPRSの位相における変化を示す、条項1~18のうちのいずれかの方法。
条項20.1つまたは複数のパラメータが、複数の周波数間隔のペアのための位相差値、複数の周波数間隔のための位相差値の範囲、複数の周波数間隔にわたる位相差を表す分布関数、複数の周波数間隔のための中間位相差値、複数の周波数間隔のための平均位相差値、複数の周波数間隔にわたる位相差分散、またはそれらの任意の組合せを備える、条項1~19のうちのいずれかの方法。
条項21.分布関数が、確率分布関数(PDF)または累積分布関数(CDF)を備える、条項20の方法。
条項22.複数の周波数間隔が、単一の周波数帯域内であるか、または複数の周波数間隔が、複数の周波数帯域に広がる、条項1~21のうちのいずれかの方法。
条項23.1つまたは複数のパラメータが、第1の周波数帯域における複数の周波数間隔のうちのすべての周波数間隔のための第1の位相差値、および、第2の周波数帯域における複数の周波数間隔のうちのすべての周波数間隔のための第2の位相差値を備える、条項1~22のうちのいずれかの方法。
条項24.複数の周波数間隔が、周波数領域において連続する、条項1~23のうちのいずれかの方法。
条項25.複数の周波数間隔が、複数の測位周波数レイヤである、条項1~24のうちのいずれかの方法。
条項26.第1のネットワークノードであって、メモリと、少なくとも1つのトランシーバと、メモリおよび少なくとも1つのトランシーバに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサとを備え、少なくとも1つのプロセッサが、少なくとも1つのトランシーバを介して、第2のネットワークノードから送信機位相情報を受信することであって、送信機位相情報が、複数の周波数間隔上で少なくとも1つのネットワークノードによって送信される複数の測位基準信号(PRS)の位相を表す1つまたは複数のパラメータを含む、こと、および、複数のPRSの位相を表す1つまたは複数のパラメータに基づいて、少なくとも1つのネットワークノードによって送信される複数のPRSの測位測定値を取得して、ユーザ機器(UE)のロケーションが、複数のPRSの少なくとも測位測定値に基づいて決定されることを可能にすることを行うように構成される、第1のネットワークノード。
条項27.少なくとも1つのプロセッサが、少なくとも1つのトランシーバを介して、第2の複数の周波数間隔上で少なくとも1つのネットワークノードに第2の複数のPRSを送信すること、および少なくとも1つのトランシーバを介して、第2の送信機位相情報を送信することであって、第2の送信機位相情報が、第2の複数の周波数間隔上の第2の複数のPRSの位相を表す1つまたは複数のパラメータを含む、ことを行うようにさらに構成される、条項26の第1のネットワークノード。
条項28.第1のネットワークノードがUEであり、第2の送信機位相情報が、少なくとも1つのネットワークノードまたは第2のネットワークノードに送信され、少なくとも1つのネットワークノードが、UEのサービング基地局、UEとの測位セッションに関与する基地局、またはサイドリンクUEであり、第2のネットワークノードが、UEのサービング基地局、またはロケーションサーバである、条項27の第1のネットワークノード。
条項29.第2の送信機位相情報が、第2のネットワークノードによって、UEとの測位セッションに関与するすべての基地局に転送される、条項28の第1のネットワークノード。
条項30.第1のネットワークノードが、UEとの測位セッションに関与する基地局であり、第2の送信機位相情報が、少なくとも1つのネットワークノードまたは第2のネットワークノードに送信され、少なくとも1つのネットワークノードがUEであり、第2のネットワークノードが、UEまたはロケーションサーバである、条項27の第1のネットワークノード。
条項31.第2の送信機位相情報が、UEのサービング基地局、またはロケーションサーバを介して、第2のネットワークノードに送信される、条項30の第1のネットワークノード。
条項32.少なくとも1つのプロセッサが、少なくとも1つのトランシーバを介して、受信機位相情報を送信することであって、受信機位相情報が、複数のPRSの受信、測定、または両方の間に、第1のネットワークノードが無線周波数(RF)構成要素を切り替えることによって引き起こされた複数のPRSの位相を表す1つまたは複数のパラメータを含む、ことを行うようにさらに構成される、条項26~31のうちのいずれかの第1のネットワークノード。
条項33.受信機位相情報が、複数のPRSの測位測定値に関連付けられた波形報告中に含まれる、条項32の第1のネットワークノード。
条項34.少なくとも1つのプロセッサが、少なくとも1つのトランシーバを介して、第2の送信機位相情報を受信することであって、第2の送信機位相情報が、第2の複数の周波数間隔上で少なくとも1つのネットワークノードに送信される第2の複数のPRSの位相を表す1つまたは複数のパラメータを含む、ことを行うようにさらに構成される、条項26~33のうちのいずれかの第1のネットワークノード。
条項35.第1のネットワークノードがロケーションサーバであり、少なくとも1つのネットワークノードおよび第2のネットワークノードが、UEであり、第2の送信機位相情報が、UEとの測位セッションに関与する基地局から受信される、条項34の第1のネットワークノード。
条項36.少なくとも1つのプロセッサが、少なくとも1つのトランシーバを介して、複数のPRSの測位測定値を測位エンティティに送信して、測位エンティティがUEのロケーションを計算することを可能にすることを行うようにさらに構成される、条項26~35のうちのいずれかの第1のネットワークノード。
条項37.第1のネットワークノードが、UEとの測位セッションに関与する基地局であり、測位エンティティがUEである、条項36の第1のネットワークノード。
条項38.第1のネットワークノードがUEであり、測位エンティティが、UEのサービング基地局、またはロケーションサーバである、条項36の第1のネットワークノード。
条項39.少なくとも1つのプロセッサが、PRSの少なくとも測位測定値に基づいて、UEのロケーションを計算することを行うようにさらに構成される、条項26~35のうちのいずれかの第1のネットワークノード。
条項40.第1のネットワークノードがUEであり、第2のネットワークノードが、少なくとも1つのネットワークノードまたはロケーションサーバであり、少なくとも1つのネットワークノードが、UEのサービング基地局、UEとの測位セッションに関与する基地局、またはサイドリンクUEである、条項26~39のうちのいずれかの第1のネットワークノード。
条項41.第1のネットワークノードが、UEのサービング基地局であり、第2のネットワークノードがロケーションサーバであり、少なくとも1つのネットワークノードが、UE、またはUEとの測位セッションに関与する基地局である、条項26~39のうちのいずれかの第1のネットワークノード。
条項42.第1のネットワークノードが、UEのサービング基地局であり、第2のネットワークノードがUEであり、少なくとも1つのネットワークノードがUEである、条項26~39のうちのいずれかの第1のネットワークノード。
条項43.少なくとも1つのネットワークノードが、1つもしくは複数の基地局、1つもしくは複数のUE、またはそれらの任意の組合せを備える、条項26~42のうちのいずれかの第1のネットワークノード。
条項44.1つまたは複数のパラメータが、複数の周波数間隔にわたる複数のPRSの位相における変化を示す、条項26~43のうちのいずれかの第1のネットワークノード。
条項45.1つまたは複数のパラメータが、複数の周波数間隔のペアのための位相差値、複数の周波数間隔のための位相差値の範囲、複数の周波数間隔にわたる位相差を表す分布関数、複数の周波数間隔のための中間位相差値、複数の周波数間隔のための平均位相差値、複数の周波数間隔にわたる位相差分散、またはそれらの任意の組合せを備える、条項26~44のうちのいずれかの第1のネットワークノード。
条項46.分布関数が、確率分布関数(PDF)または累積分布関数(CDF)を備える、条項45の第1のネットワークノード。
条項47.複数の周波数間隔が、単一の周波数帯域内であるか、または複数の周波数間隔が、複数の周波数帯域に広がる、条項26~46のうちのいずれかの第1のネットワークノード。
条項48.1つまたは複数のパラメータが、第1の周波数帯域における複数の周波数間隔のうちのすべての周波数間隔のための第1の位相差値、および、第2の周波数帯域における複数の周波数間隔のうちのすべての周波数間隔のための第2の位相差値を備える、条項26~47のうちのいずれかの第1のネットワークノード。
条項49.複数の周波数間隔が、周波数領域において連続する、条項26~48のうちのいずれかの第1のネットワークノード。
条項50.複数の周波数間隔が、複数の測位周波数レイヤである、条項26~49のうちのいずれかの第1のネットワークノード。
条項51.第1のネットワークノードであって、第2のネットワークノードから送信機位相情報を受信するための手段であって、送信機位相情報が、複数の周波数間隔上で少なくとも1つのネットワークノードによって送信される複数の測位基準信号(PRS)の位相を表す1つまたは複数のパラメータを含む、手段と、複数のPRSの位相を表す1つまたは複数のパラメータに基づいて、少なくとも1つのネットワークノードによって送信される複数のPRSの測位測定値を取得して、ユーザ機器(UE)のロケーションが、複数のPRSの少なくとも測位測定値に基づいて決定されることを可能にするための手段とを備える第1のネットワークノード。
条項52.第2の複数の周波数間隔上で少なくとも1つのネットワークノードに第2の複数のPRSを送信するための手段と、第2の送信機位相情報を送信するための手段であって、第2の送信機位相情報が、第2の複数の周波数間隔上の第2の複数のPRSの位相を表す1つまたは複数のパラメータを含む、手段とをさらに備える、条項51の第1のネットワークノード。
条項53.第1のネットワークノードがUEであり、第2の送信機位相情報が、少なくとも1つのネットワークノードまたは第2のネットワークノードに送信され、少なくとも1つのネットワークノードが、UEのサービング基地局、UEとの測位セッションに関与する基地局、またはサイドリンクUEであり、第2のネットワークノードが、UEのサービング基地局、またはロケーションサーバである、条項52の第1のネットワークノード。
条項54.第2の送信機位相情報が、第2のネットワークノードによって、UEとの測位セッションに関与するすべての基地局に転送される、条項53の第1のネットワークノード。
条項55.第1のネットワークノードが、UEとの測位セッションに関与する基地局であり、第2の送信機位相情報が、少なくとも1つのネットワークノードまたは第2のネットワークノードに送信され、少なくとも1つのネットワークノードがUEであり、第2のネットワークノードが、UEまたはロケーションサーバである、条項52の第1のネットワークノード。
条項56.第2の送信機位相情報が、UEのサービング基地局、またはロケーションサーバを介して、第2のネットワークノードに送信される、条項55の第1のネットワークノード。
条項57.受信機位相情報を送信するための手段であって、受信機位相情報が、複数のPRSの受信、測定、または両方の間に、第1のネットワークノードが無線周波数(RF)構成要素を切り替えることによって引き起こされた複数のPRSの位相を表す1つまたは複数のパラメータを含む、手段をさらに備える、条項51~56のうちのいずれかの第1のネットワークノード。
条項58.受信機位相情報が、複数のPRSの測位測定値に関連付けられた波形報告中に含まれる、条項57の第1のネットワークノード。
条項59.第2の送信機位相情報を受信するための手段であって、第2の送信機位相情報が、第2の複数の周波数間隔上で少なくとも1つのネットワークノードに送信される第2の複数のPRSの位相を表す1つまたは複数のパラメータを含む、手段をさらに備える、条項51~58のうちのいずれかの第1のネットワークノード。
条項60.第1のネットワークノードがロケーションサーバであり、少なくとも1つのネットワークノードおよび第2のネットワークノードが、UEであり、第2の送信機位相情報が、UEとの測位セッションに関与する基地局から受信される、条項59の第1のネットワークノード。
条項61.複数のPRSの測位測定値を測位エンティティに送信して、測位エンティティがUEのロケーションを計算することを可能にするための手段をさらに備える、条項51~60のうちのいずれかの第1のネットワークノード。
条項62.第1のネットワークノードが、UEとの測位セッションに関与する基地局であり、測位エンティティがUEである、条項61の第1のネットワークノード。
条項63.第1のネットワークノードがUEであり、測位エンティティが、UEのサービング基地局、またはロケーションサーバである、条項61の第1のネットワークノード。
条項64.PRSの少なくとも測位測定値に基づいて、UEのロケーションを計算するための手段をさらに備える、条項51~60のうちのいずれかの第1のネットワークノード。
条項65.第1のネットワークノードがUEであり、第2のネットワークノードが、少なくとも1つのネットワークノードまたはロケーションサーバであり、少なくとも1つのネットワークノードが、UEのサービング基地局、UEとの測位セッションに関与する基地局、またはサイドリンクUEである、条項51~64のうちのいずれかの第1のネットワークノード。
条項66.第1のネットワークノードが、UEのサービング基地局であり、第2のネットワークノードがロケーションサーバであり、少なくとも1つのネットワークノードが、UE、またはUEとの測位セッションに関与する基地局である、条項51~64のうちのいずれかの第1のネットワークノード。
条項67.第1のネットワークノードが、UEのサービング基地局であり、第2のネットワークノードがUEであり、少なくとも1つのネットワークノードがUEである、条項51~64のうちのいずれかの第1のネットワークノード。
条項68.少なくとも1つのネットワークノードが、1つもしくは複数の基地局、1つもしくは複数のUE、またはそれらの任意の組合せを備える、条項51~67のうちのいずれかの第1のネットワークノード。
条項69.1つまたは複数のパラメータが、複数の周波数間隔にわたる複数のPRSの位相における変化を示す、条項51~68のうちのいずれかの第1のネットワークノード。
条項70.1つまたは複数のパラメータが、複数の周波数間隔のペアのための位相差値、複数の周波数間隔のための位相差値の範囲、複数の周波数間隔にわたる位相差を表す分布関数、複数の周波数間隔のための中間位相差値、複数の周波数間隔のための平均位相差値、複数の周波数間隔にわたる位相差分散、またはそれらの任意の組合せを備える、条項51~69のうちのいずれかの第1のネットワークノード。
条項71.分布関数が、確率分布関数(PDF)または累積分布関数(CDF)を備える、条項70の第1のネットワークノード。
条項72.複数の周波数間隔が、単一の周波数帯域内であるか、または複数の周波数間隔が、複数の周波数帯域に広がる、条項51~71のうちのいずれかの第1のネットワークノード。
条項73.1つまたは複数のパラメータが、第1の周波数帯域における複数の周波数間隔のうちのすべての周波数間隔のための第1の位相差値、および、第2の周波数帯域における複数の周波数間隔のうちのすべての周波数間隔のための第2の位相差値を備える、条項51~72のうちのいずれかの第1のネットワークノード。
条項74.複数の周波数間隔が、周波数領域において連続する、条項51~73のうちのいずれかの第1のネットワークノード。
条項75.複数の周波数間隔が、複数の測位周波数レイヤである、条項51~74のうちのいずれかの第1のネットワークノード。
条項76.コンピュータ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コンピュータ実行可能命令が、第1のネットワークノードによって実行されたとき、第1のネットワークノードに、第2のネットワークノードから送信機位相情報を受信することであって、送信機位相情報が、複数の周波数間隔上で少なくとも1つのネットワークノードによって送信される複数の測位基準信号(PRS)の位相を表す1つまたは複数のパラメータを含む、こと、および、複数のPRSの位相を表す1つまたは複数のパラメータに基づいて、少なくとも1つのネットワークノードによって送信される複数のPRSの測位測定値を取得して、ユーザ機器(UE)のロケーションが、複数のPRSの少なくとも測位測定値に基づいて決定されることを可能にすることを行わせる、非一時的コンピュータ可読媒体。
条項77.第1のネットワークノードによって実行されたとき、第1のネットワークノードに、第2の複数の周波数間隔上で少なくとも1つのネットワークノードに第2の複数のPRSを送信すること、および第2の送信機位相情報を送信することであって、第2の送信機位相情報が、第2の複数の周波数間隔上の第2の複数のPRSの位相を表す1つまたは複数のパラメータを含む、ことを行わせる、コンピュータ実行可能命令をさらに備える、条項76の非一時的コンピュータ可読媒体。
条項78.第1のネットワークノードがUEであり、第2の送信機位相情報が、少なくとも1つのネットワークノードまたは第2のネットワークノードに送信され、少なくとも1つのネットワークノードが、UEのサービング基地局、UEとの測位セッションに関与する基地局、またはサイドリンクUEであり、第2のネットワークノードが、UEのサービング基地局、またはロケーションサーバである、条項77の非一時的コンピュータ可読媒体。
条項79.第2の送信機位相情報が、第2のネットワークノードによって、UEとの測位セッションに関与するすべての基地局に転送される、条項78の非一時的コンピュータ可読媒体。
条項80.第1のネットワークノードが、UEとの測位セッションに関与する基地局であり、第2の送信機位相情報が、少なくとも1つのネットワークノードまたは第2のネットワークノードに送信され、少なくとも1つのネットワークノードがUEであり、第2のネットワークノードが、UEまたはロケーションサーバである、条項77の非一時的コンピュータ可読媒体。
条項81.第2の送信機位相情報が、UEのサービング基地局、またはロケーションサーバを介して、第2のネットワークノードに送信される、条項80の非一時的コンピュータ可読媒体。
条項82.第1のネットワークノードによって実行されたとき、第1のネットワークノードに、受信機位相情報を送信することであって、受信機位相情報が、複数のPRSの受信、測定、または両方の間に、第1のネットワークノードが無線周波数(RF)構成要素を切り替えることによって引き起こされた複数のPRSの位相を表す1つまたは複数のパラメータを含む、ことを行わせる、コンピュータ実行可能命令をさらに備える、条項76~81のうちのいずれかの非一時的コンピュータ可読媒体。
条項83.受信機位相情報が、複数のPRSの測位測定値に関連付けられた波形報告中に含まれる、条項82の非一時的コンピュータ可読媒体。
条項84.第1のネットワークノードによって実行されたとき、第1のネットワークノードに、第2の送信機位相情報を受信することであって、第2の送信機位相情報が、第2の複数の周波数間隔上で少なくとも1つのネットワークノードに送信される第2の複数のPRSの位相を表す1つまたは複数のパラメータを含む、ことを行わせる、コンピュータ実行可能命令をさらに備える、条項76~83のうちのいずれかの非一時的コンピュータ可読媒体。
条項85.第1のネットワークノードがロケーションサーバであり、少なくとも1つのネットワークノードおよび第2のネットワークノードが、UEであり、第2の送信機位相情報が、UEとの測位セッションに関与する基地局から受信される、条項84の非一時的コンピュータ可読媒体。
条項86.第1のネットワークノードによって実行されたとき、第1のネットワークノードに、複数のPRSの測位測定値を測位エンティティに送信して、測位エンティティがUEのロケーションを計算することを可能にすることを行わせる、コンピュータ実行可能命令をさらに備える、条項76~85のうちのいずれかの非一時的コンピュータ可読媒体。
条項87.第1のネットワークノードが、UEとの測位セッションに関与する基地局であり、測位エンティティがUEである、条項86の非一時的コンピュータ可読媒体。
条項88.第1のネットワークノードがUEであり、測位エンティティが、UEのサービング基地局、またはロケーションサーバである、条項86の非一時的コンピュータ可読媒体。
条項89.第1のネットワークノードによって実行されたとき、第1のネットワークノードに、PRSの少なくとも測位測定値に基づいて、UEのロケーションを計算することを行わせる、コンピュータ実行可能命令をさらに備える、条項76~85のうちのいずれかの非一時的コンピュータ可読媒体。
条項90.第1のネットワークノードがUEであり、第2のネットワークノードが、少なくとも1つのネットワークノードまたはロケーションサーバであり、少なくとも1つのネットワークノードが、UEのサービング基地局、UEとの測位セッションに関与する基地局、またはサイドリンクUEである、条項76~89のうちのいずれかの非一時的コンピュータ可読媒体。
条項91.第1のネットワークノードが、UEのサービング基地局であり、第2のネットワークノードがロケーションサーバであり、少なくとも1つのネットワークノードが、UE、またはUEとの測位セッションに関与する基地局である、条項76~89のうちのいずれかの非一時的コンピュータ可読媒体。
条項92.第1のネットワークノードが、UEのサービング基地局であり、第2のネットワークノードがUEであり、少なくとも1つのネットワークノードがUEである、条項76~89のうちのいずれかの非一時的コンピュータ可読媒体。
条項93.少なくとも1つのネットワークノードが、1つもしくは複数の基地局、1つもしくは複数のUE、またはそれらの任意の組合せを備える、条項76~92のうちのいずれかの非一時的コンピュータ可読媒体。
条項94.1つまたは複数のパラメータが、複数の周波数間隔にわたる複数のPRSの位相における変化を示す、条項76~93のうちのいずれかの非一時的コンピュータ可読媒体。
条項95.1つまたは複数のパラメータが、複数の周波数間隔のペアのための位相差値、複数の周波数間隔のための位相差値の範囲、複数の周波数間隔にわたる位相差を表す分布関数、複数の周波数間隔のための中間位相差値、複数の周波数間隔のための平均位相差値、複数の周波数間隔にわたる位相差分散、またはそれらの任意の組合せを備える、条項76~94のうちのいずれかの非一時的コンピュータ可読媒体。
条項96.分布関数が、確率分布関数(PDF)または累積分布関数(CDF)を備える、条項95の非一時的コンピュータ可読媒体。
条項97.複数の周波数間隔が、単一の周波数帯域内であるか、または複数の周波数間隔が、複数の周波数帯域に広がる、条項76~96のうちのいずれかの非一時的コンピュータ可読媒体。
条項98.1つまたは複数のパラメータが、第1の周波数帯域における複数の周波数間隔のうちのすべての周波数間隔のための第1の位相差値、および、第2の周波数帯域における複数の周波数間隔のうちのすべての周波数間隔のための第2の位相差値を備える、条項76~97のうちのいずれかの非一時的コンピュータ可読媒体。
条項99.複数の周波数間隔が、周波数領域において連続する、条項76~98のうちのいずれかの非一時的コンピュータ可読媒体。
条項100.複数の周波数間隔が、複数の測位周波数レイヤである、条項76~99のうちのいずれかの非一時的コンピュータ可読媒体。
情報および信号が、様々な異なる技術および技法のうちのいずれかを使用して表され得ることを、当業者は諒解されよう。たとえば、上記の説明全体にわたって参照され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁性粒子、光場もしくは光学粒子、またはそれらの任意の組合せによって表され得る。
さらに、本明細書で開示する態様に関して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップが、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはその両方の組合せとして実装され得ることを、当業者は諒解されよう。ハードウェアおよびソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、概してそれらの機能性に関して上記で説明されている。そのような機能性がハードウェアとして実装されるのかまたはソフトウェアとして実施されるのかは、特定の適用例および全体的なシステムに課される設計制約によって決まる。当業者は、説明した機能性を特定の適用例ごとに様々な方法で実施し得るが、そのような実装決定は、本開示の範囲からの逸脱を引き起こすものと解釈されるべきではない。
本明細書で開示する態様に関して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、ASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本明細書で説明した機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってよいが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであってよい。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携した1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成として実装され得る。
本明細書で開示する態様に関して説明した方法、シーケンス、および/またはアルゴリズムは、直接ハードウェアで、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで、またはその2つの組合せで具現され得る。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブルROM(EPROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM)、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体の中に常駐し得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取ることおよび記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代替として、記憶媒体はプロセッサと一体化され得る。プロセッサおよび記憶媒体はASICの中に存在してよい。ASICはユーザ端末(たとえば、UE)の中に存在してよい。代替として、プロセッサおよび記憶媒体は、個別の構成要素としてユーザ端末の中に存在してよい。
1つまたは複数の例示的な態様では、説明した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体上に記憶され得るか、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体と、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であってよい。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気記憶デバイス、または命令もしくはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送もしくは記憶するために使用され得るとともにコンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。また、いかなる接続も、コンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。ディスク(disk)およびディスク(disc)は、本明細書で使用するとき、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピーディスク(disk)、およびBlu-ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、レーザーを用いてデータを光学的に再生する。上記のものの組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
上記の開示は本開示の例示的な態様を示すが、添付の特許請求の範囲によって定義されるような本開示の範囲を逸脱することなく、様々な変更および修正が本明細書で行われ得ることに留意されたい。本明細書で説明した本開示の態様による方法クレームの機能、ステップ、および/またはアクションは、任意の特定の順序で実行される必要はない。さらに、本開示の要素は、単数形で説明または特許請求されることがあるが、単数形に限定することが明示的に述べられていない限り、複数形が企図される。
100 ワイヤレス通信システム
102 基地局、マクロセル基地局、修正された基地局、地上波基地局
102' スモールセル基地局
104 ユーザ機器(UE)
110 地理的カバレージエリア
112 地球周回スペースビークル(SV)
120 通信リンク
122 バックホールリンク
124 信号
128 直接接続
134 バックホールリンク
150 ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイント(AP)
152 ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)局(STA)
154 通信リンク
160 ワイヤレスサイドリンク、サイドリンク
164 ユーザ機器(UE)
170 コアネットワーク
172 ロケーションサーバ
180 ミリ波(mmW)基地局
182 ユーザ機器(UE)
184 ミリ波(mmW)通信リンク
190 ユーザ機器(UE)
192、194 デバイス間(D2D)ピアツーピア(P2P)リンク
200 ワイヤレスネットワーク構造
204 ユーザ機器(UE)
210 5Gコア(5GC)
212 ユーザプレーン(Uプレーン)機能
213 ユーザプレーンインターフェース(NG-U)
214 制御プレーン(Cプレーン)機能
215 制御プレーンインターフェース(NG-C)
220 次世代RAN(NG-RAN)
222 gNB
223 バックホール接続
224 ng-eNB
226 gNB中央ユニット(gNB-CU)
228 gNB分散ユニット(gNB-DU)
229 gNB無線ユニット(gNB-RU)、スタンドアロンgNB-RU、gNB-RU
230 ロケーションサーバ
232 インターフェース
250 ワイヤレスネットワーク構造
260 5Gコア(5GC)
262 ユーザプレーン機能(UPF)
263 ユーザプレーンインターフェース
264 アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)
265 制御プレーンインターフェース
266 セッション管理機能(SMF)
270 ロケーション管理機能(LMF)
272 セキュアユーザプレーン位置特定(SUPL)ロケーションプラットフォーム(SLP)
274 サードパーティのサーバ
302 ユーザ機器(UE)
304 基地局
306 ネットワークエンティティ
310 ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)トランシーバ
312 受信機
314 送信機
316 アンテナ
318 信号
320 短距離ワイヤレストランシーバ
322 受信機
324 送信機
326 アンテナ
328 信号
330 衛星信号受信機
332 プロセッサ
334 データバス
336 アンテナ
338 衛星測位/通信信号
340 メモリ
342 測位構成要素
344 センサ
346 ユーザインターフェース
350 ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)トランシーバ
352 受信機
354 送信機
356 アンテナ
358 信号
360 短距離ワイヤレストランシーバ
362 受信機
364 送信機
366 アンテナ
368 信号
370 衛星信号受信機
376 アンテナ
378 衛星測位/通信信号
380 ネットワークトランシーバ
382 データバス
384 プロセッサ
386 メモリ
388 測位構成要素
390 ネットワークトランシーバ
392 データバス
394 プロセッサ
396 メモリ
398 測位構成要素
510、510-1、510-2、510-3 PRS

Claims (52)

  1. 第1のネットワークノードによって実行されるワイヤレス通信の方法であって、
    第2のネットワークノードから送信機位相情報を受信するステップであって、前記送信機位相情報が、複数の周波数間隔上で少なくとも1つのネットワークノードによって送信される複数の測位基準信号(PRS)の位相を表す1つまたは複数のパラメータを含む、ステップと、
    前記複数のPRSの前記位相を表す前記1つまたは複数のパラメータに基づいて、前記少なくとも1つのネットワークノードによって送信される前記複数のPRSの測位測定値を取得して、ユーザ機器(UE)のロケーションが、前記複数のPRSの少なくとも前記測位測定値に基づいて決定されることを可能にするステップと
    を含む方法。
  2. 第2の複数の周波数間隔上で前記少なくとも1つのネットワークノードに第2の複数のPRSを送信するステップと、
    第2の送信機位相情報を送信するステップであって、前記第2の送信機位相情報が、前記第2の複数の周波数間隔上の前記第2の複数のPRSの位相を表す1つまたは複数のパラメータを含む、ステップと
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1のネットワークノードが前記UEであり、
    前記第2の送信機位相情報が、前記少なくとも1つのネットワークノードまたは前記第2のネットワークノードに送信され、
    前記少なくとも1つのネットワークノードが、前記UEのサービング基地局、前記UEとの測位セッションに関与する基地局、またはサイドリンクUEであり、
    前記第2のネットワークノードが、前記UEの前記サービング基地局、またはロケーションサーバである、請求項2に記載の方法。
  4. 前記第2の送信機位相情報が、前記第2のネットワークノードによって、前記UEとの測位セッションに関与するすべての基地局に転送される、請求項3に記載の方法。
  5. 前記第1のネットワークノードが、前記UEとの測位セッションに関与する基地局であり、
    前記第2の送信機位相情報が、前記少なくとも1つのネットワークノードまたは前記第2のネットワークノードに送信され、
    前記少なくとも1つのネットワークノードが前記UEであり、
    前記第2のネットワークノードが、前記UEまたはロケーションサーバである、請求項2に記載の方法。
  6. 前記第2の送信機位相情報が、前記UEのサービング基地局、または前記ロケーションサーバを介して、前記第2のネットワークノードに送信される、請求項5に記載の方法。
  7. 受信機位相情報を送信するステップであって、前記受信機位相情報が、前記複数のPRSの受信、測定、または両方の間に、前記第1のネットワークノードが無線周波数(RF)構成要素を切り替えることによって引き起こされた前記複数のPRSの位相を表す1つまたは複数のパラメータを含む、ステップ
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  8. 前記受信機位相情報が、前記複数のPRSの前記測位測定値に関連付けられた波形報告中に含まれる、請求項7に記載の方法。
  9. 第2の送信機位相情報を受信するステップであって、前記第2の送信機位相情報が、第2の複数の周波数間隔上で前記少なくとも1つのネットワークノードに送信される第2の複数のPRSの位相を表す1つまたは複数のパラメータを含む、ステップ
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  10. 前記第1のネットワークノードがロケーションサーバであり、
    前記少なくとも1つのネットワークノードおよび前記第2のネットワークノードが、前記UEであり、
    前記第2の送信機位相情報が、前記UEとの測位セッションに関与する基地局から受信される、請求項9に記載の方法。
  11. 前記複数のPRSの前記測位測定値を測位エンティティに送信して、前記測位エンティティが前記UEの前記ロケーションを計算することを可能にするステップ
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  12. 前記第1のネットワークノードが、前記UEとの測位セッションに関与する基地局であり、
    前記測位エンティティが前記UEである、請求項11に記載の方法。
  13. 前記第1のネットワークノードが前記UEであり、
    前記測位エンティティが、前記UEのサービング基地局、またはロケーションサーバである、請求項11に記載の方法。
  14. 前記PRSの少なくとも前記測位測定値に基づいて、前記UEの前記ロケーションを計算するステップ
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  15. 前記第1のネットワークノードが前記UEであり、
    前記第2のネットワークノードが、前記少なくとも1つのネットワークノードまたはロケーションサーバであり、
    前記少なくとも1つのネットワークノードが、前記UEのサービング基地局、前記UEとの測位セッションに関与する基地局、またはサイドリンクUEである、請求項1に記載の方法。
  16. 前記第1のネットワークノードが、前記UEのサービング基地局であり、
    前記第2のネットワークノードがロケーションサーバであり、
    前記少なくとも1つのネットワークノードが、前記UE、または前記UEとの測位セッションに関与する基地局である、請求項1に記載の方法。
  17. 前記第1のネットワークノードが、前記UEのサービング基地局であり、
    前記第2のネットワークノードが前記UEであり、
    前記少なくとも1つのネットワークノードが前記UEである、請求項1に記載の方法。
  18. 前記少なくとも1つのネットワークノードが、
    1つもしくは複数の基地局、
    1つもしくは複数のUE、または
    それらの任意の組合せを備える、請求項1に記載の方法。
  19. 前記1つまたは複数のパラメータが、前記複数の周波数間隔にわたる前記複数のPRSの位相における変化を示す、請求項1に記載の方法。
  20. 前記1つまたは複数のパラメータが、
    前記複数の周波数間隔のペアのための位相差値、
    前記複数の周波数間隔のための位相差値の範囲、
    前記複数の周波数間隔にわたる位相差を表す分布関数、
    前記複数の周波数間隔のための中間位相差値、
    前記複数の周波数間隔のための平均位相差値、
    前記複数の周波数間隔にわたる位相差分散、または
    それらの任意の組合せを備える、請求項1に記載の方法。
  21. 前記分布関数が、確率分布関数(PDF)または累積分布関数(CDF)を備える、請求項20に記載の方法。
  22. 前記複数の周波数間隔が、単一の周波数帯域内であるか、または
    前記複数の周波数間隔が、複数の周波数帯域に広がる、請求項1に記載の方法。
  23. 前記1つまたは複数のパラメータが、
    第1の周波数帯域における前記複数の周波数間隔のうちのすべての周波数間隔のための第1の位相差値、および
    第2の周波数帯域における前記複数の周波数間隔のうちのすべての周波数間隔のための第2の位相差値を備える、請求項1に記載の方法。
  24. 前記複数の周波数間隔が、周波数領域において連続する、請求項1に記載の方法。
  25. 前記複数の周波数間隔が、複数の測位周波数レイヤである、請求項1に記載の方法。
  26. 第1のネットワークノードであって、
    メモリと、
    少なくとも1つのトランシーバと、
    前記メモリおよび前記少なくとも1つのトランシーバに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサとを備え、前記少なくとも1つのプロセッサが、
    前記少なくとも1つのトランシーバを介して、第2のネットワークノードから送信機位相情報を受信することであって、前記送信機位相情報が、複数の周波数間隔上で少なくとも1つのネットワークノードによって送信される複数の測位基準信号(PRS)の位相を表す1つまたは複数のパラメータを含む、こと、および
    前記複数のPRSの前記位相を表す前記1つまたは複数のパラメータに基づいて、前記少なくとも1つのネットワークノードによって送信される前記複数のPRSの測位測定値を取得して、ユーザ機器(UE)のロケーションが、前記複数のPRSの少なくとも前記測位測定値に基づいて決定されることを可能にすること
    を行うように構成される、第1のネットワークノード。
  27. 前記少なくとも1つのプロセッサが、
    前記少なくとも1つのトランシーバを介して、第2の複数の周波数間隔上で前記少なくとも1つのネットワークノードに第2の複数のPRSを送信すること、および
    前記少なくとも1つのトランシーバを介して、第2の送信機位相情報を送信することであって、前記第2の送信機位相情報が、前記第2の複数の周波数間隔上の前記第2の複数のPRSの位相を表す1つまたは複数のパラメータを含む、こと
    を行うようにさらに構成される、請求項26に記載の第1のネットワークノード。
  28. 前記第1のネットワークノードが前記UEであり、
    前記第2の送信機位相情報が、前記少なくとも1つのネットワークノードまたは前記第2のネットワークノードに送信され、
    前記少なくとも1つのネットワークノードが、前記UEのサービング基地局、前記UEとの測位セッションに関与する基地局、またはサイドリンクUEであり、
    前記第2のネットワークノードが、前記UEの前記サービング基地局、またはロケーションサーバである、請求項27に記載の第1のネットワークノード。
  29. 前記第2の送信機位相情報が、前記第2のネットワークノードによって、前記UEとの測位セッションに関与するすべての基地局に転送される、請求項28に記載の第1のネットワークノード。
  30. 前記第1のネットワークノードが、前記UEとの測位セッションに関与する基地局であり、
    前記第2の送信機位相情報が、前記少なくとも1つのネットワークノードまたは前記第2のネットワークノードに送信され、
    前記少なくとも1つのネットワークノードが前記UEであり、
    前記第2のネットワークノードが、前記UEまたはロケーションサーバである、請求項27に記載の第1のネットワークノード。
  31. 前記第2の送信機位相情報が、前記UEのサービング基地局、または前記ロケーションサーバを介して、前記第2のネットワークノードに送信される、請求項30に記載の第1のネットワークノード。
  32. 前記少なくとも1つのプロセッサが、
    前記少なくとも1つのトランシーバを介して、受信機位相情報を送信することであって、前記受信機位相情報が、前記複数のPRSの受信、測定、または両方の間に、前記第1のネットワークノードが無線周波数(RF)構成要素を切り替えることによって引き起こされた前記複数のPRSの位相を表す1つまたは複数のパラメータを含む、こと
    を行うようにさらに構成される、請求項26に記載の第1のネットワークノード。
  33. 前記受信機位相情報が、前記複数のPRSの前記測位測定値に関連付けられた波形報告中に含まれる、請求項32に記載の第1のネットワークノード。
  34. 前記少なくとも1つのプロセッサが、
    前記少なくとも1つのトランシーバを介して、第2の送信機位相情報を受信することであって、前記第2の送信機位相情報が、第2の複数の周波数間隔上で前記少なくとも1つのネットワークノードに送信される第2の複数のPRSの位相を表す1つまたは複数のパラメータを含む、こと
    を行うようにさらに構成される、請求項26に記載の第1のネットワークノード。
  35. 前記第1のネットワークノードがロケーションサーバであり、
    前記少なくとも1つのネットワークノードおよび前記第2のネットワークノードが、前記UEであり、
    前記第2の送信機位相情報が、前記UEとの測位セッションに関与する基地局から受信される、請求項34に記載の第1のネットワークノード。
  36. 前記少なくとも1つのプロセッサが、
    前記少なくとも1つのトランシーバを介して、前記複数のPRSの前記測位測定値を測位エンティティに送信して、前記測位エンティティが前記UEの前記ロケーションを計算することを可能にすること
    を行うようにさらに構成される、請求項26に記載の第1のネットワークノード。
  37. 前記第1のネットワークノードが、前記UEとの測位セッションに関与する基地局であり、
    前記測位エンティティが前記UEである、請求項36に記載の第1のネットワークノード。
  38. 前記第1のネットワークノードが前記UEであり、
    前記測位エンティティが、前記UEのサービング基地局、またはロケーションサーバである、請求項36に記載の第1のネットワークノード。
  39. 前記少なくとも1つのプロセッサが、
    前記PRSの少なくとも前記測位測定値に基づいて、前記UEの前記ロケーションを計算すること
    を行うようにさらに構成される、請求項26に記載の第1のネットワークノード。
  40. 前記第1のネットワークノードが前記UEであり、
    前記第2のネットワークノードが、前記少なくとも1つのネットワークノードまたはロケーションサーバであり、
    前記少なくとも1つのネットワークノードが、前記UEのサービング基地局、前記UEとの測位セッションに関与する基地局、またはサイドリンクUEである、請求項26に記載の第1のネットワークノード。
  41. 前記第1のネットワークノードが、前記UEのサービング基地局であり、
    前記第2のネットワークノードがロケーションサーバであり、
    前記少なくとも1つのネットワークノードが、前記UE、または前記UEとの測位セッションに関与する基地局である、請求項26に記載の第1のネットワークノード。
  42. 前記第1のネットワークノードが、前記UEのサービング基地局であり、
    前記第2のネットワークノードが前記UEであり、
    前記少なくとも1つのネットワークノードが前記UEである、請求項26に記載の第1のネットワークノード。
  43. 前記少なくとも1つのネットワークノードが、
    1つもしくは複数の基地局、
    1つもしくは複数のUE、または
    それらの任意の組合せを備える、請求項26に記載の第1のネットワークノード。
  44. 前記1つまたは複数のパラメータが、前記複数の周波数間隔にわたる前記複数のPRSの位相における変化を示す、請求項26に記載の第1のネットワークノード。
  45. 前記1つまたは複数のパラメータが、
    前記複数の周波数間隔のペアのための位相差値、
    前記複数の周波数間隔のための位相差値の範囲、
    前記複数の周波数間隔にわたる位相差を表す分布関数、
    前記複数の周波数間隔のための中間位相差値、
    前記複数の周波数間隔のための平均位相差値、
    前記複数の周波数間隔にわたる位相差分散、または
    それらの任意の組合せを備える、請求項26に記載の第1のネットワークノード。
  46. 前記分布関数が、確率分布関数(PDF)または累積分布関数(CDF)を備える、請求項45に記載の第1のネットワークノード。
  47. 前記複数の周波数間隔が、単一の周波数帯域内であるか、または
    前記複数の周波数間隔が、複数の周波数帯域に広がる、請求項26に記載の第1のネットワークノード。
  48. 前記1つまたは複数のパラメータが、
    第1の周波数帯域における前記複数の周波数間隔のうちのすべての周波数間隔のための第1の位相差値、および
    第2の周波数帯域における前記複数の周波数間隔のうちのすべての周波数間隔のための第2の位相差値を備える、請求項26に記載の第1のネットワークノード。
  49. 前記複数の周波数間隔が、周波数領域において連続する、請求項26に記載の第1のネットワークノード。
  50. 前記複数の周波数間隔が、複数の測位周波数レイヤである、請求項26に記載の第1のネットワークノード。
  51. 第1のネットワークノードであって、
    第2のネットワークノードから送信機位相情報を受信するための手段であって、前記送信機位相情報が、複数の周波数間隔上で少なくとも1つのネットワークノードによって送信される複数の測位基準信号(PRS)の位相を表す1つまたは複数のパラメータを含む、手段と、
    前記複数のPRSの前記位相を表す前記1つまたは複数のパラメータに基づいて、前記少なくとも1つのネットワークノードによって送信される前記複数のPRSの測位測定値を取得して、ユーザ機器(UE)のロケーションが、前記複数のPRSの少なくとも前記測位測定値に基づいて決定されることを可能にするための手段と
    を備える第1のネットワークノード。
  52. コンピュータ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ実行可能命令が、第1のネットワークノードによって実行されたとき、前記第1のネットワークノードに、
    第2のネットワークノードから送信機位相情報を受信することであって、前記送信機位相情報が、複数の周波数間隔上で少なくとも1つのネットワークノードによって送信される複数の測位基準信号(PRS)の位相を表す1つまたは複数のパラメータを含む、こと、および
    前記複数のPRSの前記位相を表す前記1つまたは複数のパラメータに基づいて、前記少なくとも1つのネットワークノードによって送信される前記複数のPRSの測位測定値を取得して、ユーザ機器(UE)のロケーションが、前記複数のPRSの少なくとも前記測位測定値に基づいて決定されることを可能にすること
    を行わせる、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
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