JP2024089921A - 車両用空調装置 - Google Patents

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秀明 保田
武史 田中
俊樹 伯方
啓悟 嘉本
忠則 坂倉
正仁 日浦
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Abstract

【課題】後席用空調装置が収容されるセンターコンソールの内部スペースを拡大して後席用空調装置を小型化しなくても済むようにし、高い空調能力が得られるようにする。
【解決手段】車両用空調装置1は、車体フロアの上方において運転席と助手席との間に配設されたセンターコンソールの内部に収容され、後席乗員に空調風を供給するように構成されている。車両用空調装置1は、空気を温度調節するための熱交換器が収容されるとともに温度調節された空気が吹き出す吹出口30dが形成され、車体フロアに取り付けられる空調ケーシング30を備えている。空調ケーシング30には、センターコンソールが取り付けられるコンソール取付部51~56が設けられている。
【選択図】図1

Description

本開示は、例えば自動車等に搭載される車両用空調装置に関する。
例えば特許文献1、2には、後席乗員に空調風を供給する後席用空調装置が開示されている。後席用空調装置は、車両前側に配設された送風ユニットと、送風ユニットの車両後側に配設された空調ユニットとを備えており、送風ユニットから送風された空調用空気が空調ユニット内の熱交換器によって温度調節された後、空調風として主に後席に供給可能に構成されている。
また、車体フロア面に設けられたトンネル部の上方には、運転席と助手席との間にセンターコンソールが配設されている。後席用空調装置は、センターコンソール内に収容された状態でトンネル部の上面に取り付けられている。
特許第6183399号公報 特許第6187522号公報
ところで、センターコンソールは、トンネル部に対してビスによって取り付けられるのが一般的である。センターコンソールをビスによって取り付ける場合には、センターコンソール側にブラケットのようなトンネル部まで延びる大型の取付金具を設け、かつ、トンネル部側(車体フロア側)にもブラケットを受けるための取付金具を設ける必要があり、しかも両取付金具は外部から見えないようにセンターコンソールの内部に収容されるように設けなければならない。さらに、特許文献1、2では、センターコンソールの内部に収容されている後席用空調装置をトンネル部に取り付けるための空調取付用の金具も必要になり、この空調取付用の金具もセンターコンソールの内部に収容されるように設けなければならない。
要するに、センターコンソールのトンネル部への取付構造と、後席用空調装置のトンネル部への取付構造の両方をセンターコンソールの内部に設けるためのスペースを確保しなければならないが、運転席と助手席との間隔は決まっているので、後席用空調装置を小型化して対応する必要があった。後席用空調装置を小型化すると、空調能力が低下してしまい、後席乗員の快適性が損なわれるおそれがある。
本開示は、かかる点に鑑みたものであり、その目的とするところは、後席用空調装置が収容されるセンターコンソールの内部スペースを拡大して後席用空調装置を小型化しなくても済むようにして高い空調能力が得られるようにすることにある。
上記目的を達成するために、本開示の一態様では、車体フロアの上方において運転席と助手席との間に配設されたセンターコンソールの内部に収容され、後席乗員に空調風を供給するように構成された車両用空調装置を前提とすることができる。車両用空調装置は、空気を温度調節するための熱交換器が収容されるとともに温度調節された空気が吹き出す吹出口が形成され、前記車体フロアに取り付けられる空調ケーシングを備えている。前記空調ケーシングには、前記センターコンソールが取り付けられるコンソール取付部が設けられている。
この構成によれば、空調ケーシングがコンソール取付部を有しているので、センターコンソールが空調ケーシングを介して車体フロアに間接的に取り付けられることになる。これにより、センターコンソールを車体フロアに直接取り付けるための大型の取付金具は不要になり、センターコンソールの内部スペースが拡大されるので、内部スペースが拡大された分、空調装置の大型化が可能になり、空調能力が高まる。
また、前記コンソール取付部は、前記空調ケーシングの上面部に設けられた上側コンソール取付部を含んでいてもよい。この場合、前記上側コンソール取付部は、前記熱交換器よりも上に位置付けることができる。これにより、センターコンソールと上側コンソール取付部との距離が短くなるので、ブラケット等が不要になるとともに、センターコンソールの取付剛性を高めることができる。
また、前記上側コンソール取付部は、前記空調ケーシングの車両前後方向中間部に位置付けられていてもよい。これにより、センターコンソールに加わった外部からの荷重を空調ケーシングの車両前後方向中間部で受けることができるので、センターコンソールが安定する。
また、複数の前記上側コンソール取付部が車両前後方向及び車幅方向に互いに間隔をあけて設けられていてもよい。これにより、センターコンソールに加わった外部からの荷重を空調ケーシングの複数箇所に分散させることができるので、センターコンソールや空調ケーシングの破損、変形を抑制できる。
また、前記空調ケーシングの上面部には、前記センターコンソールを前記空調ケーシングに対して位置決めするための位置決め部が設けられていてもよい。この場合、前記位置決め部の車幅方向両側方にそれぞれ前記コンソール取付部を設けることができる。これにより、センターコンソールを空調ケーシングに取り付ける際の作業性が良好になる。
また、前記コンソール取付部は、前記空調ケーシングの側部に設けられた側方コンソール取付部を含んでいてもよい。これにより、センターコンソールの側部が空調ケーシングに固定されることになるので、センターコンソールを安定させることができる。
また、前記側方コンソール取付部は、前記空調ケーシングの側部において車両後側かつ下側に位置付けられていてもよい。すなわち、空調装置の修理やメンテナンス等でセンターコンソールを取り外す際に、運転席や助手席を車両前方へ移動させることで、側方コンソール取付部へのアクセスが可能になり、取り外し時の作業性が良好になる。
また、前記空調ケーシングの車両前方に設けられ、前記空調ケーシングの内部に空調用空気を送風する送風ユニットと、前記送風ユニットの下方に設けられ、前記熱交換器から車両前方に延びる熱交換媒体給排用の配管部材を前記車体フロアに固定する固定部材とを備えていてもよい。この場合、前記送風ユニットは、前記固定部材に取り付けることができる。
また、前記送風ユニットがファンを収容する送風ケーシングを備えている場合には、その送風ケーシングと前記固定部材との間に防振材を介在させることができる。これにより送風ユニットで発生した振動が空調ユニットからセンターコンソールに伝達し難くなり、空調動作時のセンターコンソールの振動が小さくなる。
また、前記送風ケーシングと前記空調ケーシングとは、弾性材からなるシール材を介して接続されていてもよい。このことによっても、送風ユニットで発生した振動が空調ユニットからセンターコンソールに伝達し難くなる。
また、前記センターコンソールは、前記送風ユニットよりも車両前方まで延びており、前記送風ユニットに対して非固定とされていてもよい。すなわち、センターコンソールが送風ユニットに固定されていないので、送風ユニットで発生した振動がセンターコンソールに伝達し難くなる。
以上説明したように、熱交換器が収容される空調ケーシングに、センターコンソールが取り付けられるコンソール取付部が設けられているので、センターコンソールの内部スペースを拡大することができ、その分、空調装置を大型化して空調能力を高めることができる。
本発明の実施形態に係る車両用空調装置の斜視図である。 車両用空調装置が搭載された自動車の内部を示す図である。 車両用空調装置の左側面図である。 車両用空調装置の車両前後方向に沿った縦断面図である。 センターコンソール及びその近傍の斜視図である。 車両用空調装置の平面図である。 送風ユニットを組み付ける前の状態を示し、空調ユニットを前方から見た斜視図である。 送風ユニットを組み付ける前の状態を示し、空調ユニットを上方から見た斜視図である。 アームレストを取り外した状態のセンターコンソールの平面図である。 センターコンソールの箱部の底板部の拡大斜視図である。 図10のXI-XI線断面図である。 空調ケーシングの上面部の拡大斜視図である。 位置決め部及び箱部の底板部の断面図である。 センターコンソールの後側部材を取り外した状態を左側から見た側面図である。 センターコンソールの箱部の底板部の拡大斜視図である。 図15のXVI-XVI線断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1~図4は、本発明の実施形態に係る車両用空調装置1を示すものである。この車両用空調装置1は、図2に一部を示す自動車100の車室R内に配設され、車室R内を空調する装置である。この実施形態の説明では、車両前側を単に前といい、車両後側を単に後といい、車両左側を単に左といい、車両右側を単に右というものとし、車幅方向は左右方向である。この方向の定義は説明に便宜を図るための定義であり、本発明を限定するものではない。また、車両用空調装置1の左右方向は幅方向に相当する。
図2に示すように、自動車100の車室R内の車両前部には、車幅方向(左右方向)に離間した運転席及び助手席からなる前席シート101が配設されている。自動車100の車室R内における前席シート(1列目シート)101の後方には、2列目シート102が配設され、さらに2列目シート102の後方には3列目シート103が配設されている。つまり、この自動車100は、前席シート101、2列目シート102及び3列目シート103を備えた車両である。車室Rには、荷室の一部または全部が含まれていてもよい。
自動車100の車室R内には、前席シート101の前方にインストルメントパネルPが配設されている。このインストルメントパネルPの内部には、上記車両用空調装置1とは別の前席用空調装置200が配設されている。前席用空調装置200は、主に前席シート101の乗員へ供給する空調風及びフロントウインドガラスGの内面に供給する空調風を生成する。図示しないが、前席用空調装置200は、冷却器や加熱器、エアミックスダンパ、吹出方向切替ダンパ等を有している。尚、図2ではダクト類を省略している。
前席シート101、2列目シート102及び3列目シート103は、車体フロア110の上面に取り付けられている。前席シート101の下部には、スライドレール101aが配設されており、このスライドレール101aにより前席シート101を前後方向に移動させて任意の位置に固定することが可能になっている。
車体フロア110の車幅方向中間部には、上方へ膨出して前後方向に延びるトンネル部110aが形成されている。トンネル部110aの内部には、例えば排気管やプロペラシャフト(図示せず)等が配置される。トンネル部110aは、前席シート101を構成している運転席と助手席との間に位置しており、トンネル部110aを左右両側から挟むように運転席と助手席とが配置されている。
トンネル部110aの上方(車体フロア110の上方)には、運転席と助手席との間にセンターコンソール130が配設されている。センターコンソール130は、下方に開放し、トンネル部110aの上面との間に車両用空調装置1を収容可能な空間を形成する部材である。具体的には、図5に示すように、センターコンソール130は、コンソール本体部131と、コンソール本体部131とは別部材で構成され、当該コンソール本体部131の後部に取り付けられる後側部材132とを備えている。コンソール本体部131は、前後方向に長い形状とされており、前後方向及び左右方向に延びる上壁部131aと、上壁部131aの左端部から下方へ延びる左側壁部131bと、上壁部131aの右端部から下方へ延びる右側壁部131cとを有している。上壁部131aには、アームレスト133、物品収容部134等が設けられており、外部からの荷重が作用しやすくなっている。図示しないが、シフトレバー等が上壁部131aを貫通して上方へ突出するように配設されていてもよい。また、後側部材132には、空調口132aが後方に向けて開口するように形成されている。
車両用空調装置1は、2列目及び3列目シート102、103の乗員へ空調風を供給する後席用空調装置であり、前席用空調装置200から後方に離れた場所に配設される。車両用空調装置1は、センターコンソール130の内部に収容され、後席乗員に空調風を供給するように構成されている。
図1、図2等に示すように、車両用空調装置1は、送風ユニット(送風機)2と空調ユニット3とを備えている。送風ユニット2と空調ユニット3とは、別体であってもよいし、一体であってもよいが、本実施形態では、別体である場合について説明する。また、送風ユニット2と空調ユニット3とは、前後方向に並ぶように配置されていてもよいし、上下方向に並ぶように配置されていてもよいが、本実施形態では前後方向に並ぶように配置されている例について説明する。
(空調ユニットの構成)
図3及び図4にも示すように、空調ユニット3は送風ユニット2の後方に配置されており、送風ユニット2から送風された空調用空気が導入される空調ケーシング30を備えている。空調ケーシング30は、後述するエバポレータ(冷却用熱交換器)40及びヒータコア(加熱用熱交換器)41を収容する部材であり、車体フロア110に取り付けられる。エバポレータ40及びヒータコア41は、空気を温度調節するための熱交換器である。
図1、図3、図4等に示すように、空調ケーシング30は、複数の空調ケーシング構成部材31~33を組み合わせて構成されている。空調ケーシング30の前部に送風ケーシング20の後部が接続されて一体化されている。本実施形態の空調ケーシング30は、空調ケーシング30の左側部分を構成する左側空調ケーシング構成部材31と、空調ケーシング30の右側部分を構成する右側空調ケーシング構成部材32と、空調ケーシング30の底壁を構成する底部空調ケーシング構成部材33とで構成されている。左側空調ケーシング構成部材31、右側空調ケーシング構成部材32及び底部空調ケーシング構成部材33は、例えば樹脂材を射出成形してなるものである。空調ケーシング30を構成する空調ケーシング構成部材の数は、3つに限られるものではなく、2つであってもよいし、4つ以上であってもよい。
空調ケーシング30は前後方向の寸法が上下方向の寸法よりも長く設定されており、全体として送風ケーシング20よりも前後方向に長い形状を有している。これにより、空調ケーシング30を運転席及び助手席の間に配設してセンターコンソール130の内部に収容することが可能になっている。
図4及び図7に示すように、空調ケーシング30の前壁部の上下方向中間部には、空調用空気を当該空調ケーシング30の内部に導入するための空気導入口30cが形成されている。空気導入口30cは左右方向に長い形状とされている。空気導入口30cには、送風ケーシング20の空気吐出部20b(後述する)が接続されており、送風ユニット2から送風された空調用空気は、空調ケーシング30の前側から導入されて後側へ向かう流れを形成する。したがって、空調ケーシング30内を流れる空調用空気の主流は、前側から後側へ流れることになる。尚、空調ケーシング30の内部は複雑な形状であることから、部位によっては空気が上方や下方に流れることもある。
図4に示すように、空調ユニット3は、送風ユニット2により導入された空調用空気を冷却して冷風を生成するエバポレータ40と、エバポレータ40によって冷却された空調用空気を加熱して温風を生成するヒータコア41とを備えている。エバポレータ40及びヒータコア41は、空調ケーシング30に収容されており、ヒータコア41はエバポレータ40の空気流れ方向下流側に配置されている。エバポレータ40は、当該エバポレータ40の上側部分が下側部分よりも空気流れ方向上流側に位置するように傾斜配置されている。また、ヒータコア41も、当該ヒータコア41の上側部分が下側部分よりも空気流れ方向上流側に位置するように傾斜配置されている。
エバポレータ40は、上側ヘッダタンク40a及び下側ヘッダタンク40bと、コア40cとを有している。上側ヘッダタンク40aは、エバポレータ40の上部を構成する部材であり、空調ケーシング30の左側壁から右側壁に亘って延びていて、左右方向に長い形状を持っている。下側ヘッダタンク40bは、エバポレータ40の下部を構成する部材であり、空調ケーシング30の左側壁から右側壁に亘って延びていて、左右方向に長い形状を持っている。コア40cは、上側ヘッダタンク40aと下側ヘッダタンク40bとの間に設けられており、上下方向に長い複数のチューブとフィン(共に図示せず)を左右方向に交互に積層して一体化したものである。チューブ間を空調用空気が通過するようになっている。チューブの上部は上側ヘッダタンク40aに接続され、チューブの下部は下側ヘッダタンク40bに接続されている。
自動車100には、冷媒を圧縮するコンプレッサ(図示せず)、凝縮器(図示せず)、膨張弁42等が搭載されている。これら機器により冷凍サイクルが構成されている。膨張弁42は、底部空調ケーシング構成部材33に固定されている。
エバポレータ40には、膨張弁42によって減圧された冷媒が流入するようになっている。冷媒が上側ヘッダタンク40aや下側ヘッダタンク40bに流入した後、コア40cのチューブ内を流通することで空調用空気と熱交換し、これにより空調用空気が冷却される。空調用空気が冷却されると、チューブの表面やフィンの表面には凝縮水が生成される。生成された凝縮水は、重力の作用により、チューブやフィンを伝いながらエバポレータ40の下側部分へ流れて空調ケーシング30の底壁に滴下する。また、凝縮水の生成量が多い場合には、凝縮水がエバポレータ40の上下方向中間部からも空調ケーシング30の底壁に滴下することがある。
ヒータコア41は、上側ヘッダタンク41a及び下側ヘッダタンク41bと、コア41cとを有している。上側ヘッダタンク41aは、ヒータコア41の上部を構成する部材であり、空調ケーシング30の左側壁から右側壁に亘って延びていて、左右方向に長い形状を持っている。下側ヘッダタンク41bは、ヒータコア41の下部を構成する部材であり、空調ケーシング30の左側壁から右側壁に亘って延びていて、左右方向に長い形状を持っている。コア41cは、上側ヘッダタンク41aと下側ヘッダタンク41bとの間に設けられており、上下方向に長い複数のチューブとフィン(共に図示せず)を左右方向に交互に積層して一体化したものである。チューブ間を空調用空気が通過するようになっている。チューブの上部は上側ヘッダタンク41aに接続され、チューブの下部は下側ヘッダタンク41bに接続されている。
自動車100における発熱源であるエンジンやモータ、インバータ等を冷却するための冷却水(熱交換媒体)がヒータコア41に流入するようになっている。また、ヒータコア41の代わりに、例えば上記凝縮器等が搭載されていてもよいし、通電によって発熱する電気式ヒータ等が搭載されていてもよい。
ヒータコア41の上下方向の寸法は、エバポレータ40の上下方向の寸法よりも短く設定されている。また、ヒータコア41の空気通過方向の寸法は、エバポレータ40の空気通過方向の寸法よりも短く設定されている。さらに、ヒータコア41の上部は、エバポレータ40の上部よりも下に位置付けられている。
ヒータコア41の上側ヘッダタンク41aと下側ヘッダタンク41bには、熱交換媒体を給排するための熱交換媒体給排用の配管部材45が接続されている。図8にも示すように、配管部材45は、下側ヘッダタンク41bに接続され、熱交換媒体を下側ヘッダタンク41bに供給する供給パイプ45aと、上側ヘッダタンク41aに接続され、熱交換媒体を上側ヘッダタンク41aから排出させる排出パイプ45bと、ブロック部材45cをとを備えている。供給パイプ45a及び排出パイプ45bは、ヒータコア41から前方へ延びるように形成されている。ブロック部材45cは空調ケーシング30から前方に離れて配置されており、このブロック部材45cには、供給パイプ45aの先端部(前端部)と排出パイプ45bの先端部(前端部)とが接続されている。ブロック部材45cを介して、供給パイプ45a及び排出パイプ45bが外部の配管と接続されている。尚、配管部材は、エバポレータ40に冷媒を給排する部材であってもよい。
空調ケーシング30には、配管部材45を車体フロア110に固定するための固定部材39が設けられている。固定部材39は、空調ケーシング30の前側の下部に取り付けられており、この取付部分から前方へ向かってトンネル部101aの上面に沿って延びるように構成された金属製の板材で構成されている。送風ユニット2の下方に、固定部材39の前側部分が位置付けられている。固定部材39には、ブロック部材45cを上方から覆うブロックカバー39aが取り付けられている。尚、固定部材39は樹脂製であってもよいし、空調ケーシング30と一体成形されていてもよい。
また、例えば左側空調ケーシング構成部材31を右側空調ケーシング構成部材32に対して左側方から組み付けることで、左側空調ケーシング構成部材31と右側空調ケーシング構成部材32とを一体化することができる。左側空調ケーシング構成部材31と右側空調ケーシング構成部材32の外周部の嵌合部Cは、図1、図3等に示すように、空調ケーシング30の周囲に設けられている。
図4に示すように、エバポレータ40の下部は、支持部43によって支持されている。すなわち、空調ケーシング30の底壁には、当該底壁から上方へ突出し、エバポレータ40の下部を下方から支持する2つの支持部43が空気流れ方向と交差する方向である左右方向に互いに間隔をあけて設けられている。
空調ケーシング30の底壁におけるエバポレータ40よりも空気流れ方向下流側には、凝縮水を排水するためのドレン部44が設けられている。ドレン部44は、底部空調ケーシング構成部材33の後部において左右方向中間部に位置している。空調ケーシング30の底壁は、ドレン部44が設けられている部位が最も下に位置するように傾斜している。ドレン部44は、空調ケーシング30の底壁の上面に開口して下方へ延びる筒状部または管状部等で構成されており、車体のフロアパネル(図示せず)に形成された開口部を介して車室外と連通している。従って、ドレン部44に流入した凝縮水は当該ドレン部44によって車室外へ排水される。本実施形態では、ドレン部44がヒータコア41の真下に位置付けられている。
空調ユニット3の内部には、冷風生成通路R1と、温風生成通路R2と、バイパス通路R3と、エアミックス空間R4とが形成されている。冷風生成通路R1は、空調ユニット3の内部において前側部分に形成されている。冷風生成通路R1の上流端は、空気導入口30cに接続されている。冷風生成通路R1は、空気導入口30cへの接続部分から後方へ向けて延びている。冷風生成通路R1の上下方向の寸法は、後側へ行くほど長くなっており、冷風生成通路R1の断面積が後側に向かって次第に拡大している。
冷風生成通路R1における空気導入口30cへの接続部分から後方に離れた部分には、エバポレータ40が配置されている。エバポレータ40は、空調用空気が通過する空気通過面が上側へ行くほど前側に位置するように傾斜配置されている。冷風生成通路R1を流通する空調用空気は、エバポレータ40の前方から当該エバポレータ40を通過して後方へ流れる。
温風生成通路R2は、空調ユニット3の内部において冷風生成通路R1の後方に形成されている。温風生成通路R2の上流端は、冷風生成通路R1の下流端の下側部分に連通している。したがって、温風生成通路R2には、冷風生成通路R1を流通した空調用空気が流入する。温風生成通路R2は後側へ向けて延びており、温風生成通路R2の前後方向の長さは、冷風生成通路R1の前後方向の長さよりも短く設定されている。温風生成通路R2の上下方向の寸法は、冷風生成通路R1の上下方向の寸法よりも短く設定されている。
温風生成通路R2には、ヒータコア41が配置されている。ヒータコア41は、空気通過面が上側へ行くほど前側に位置するように傾斜配置されている。温風生成通路R2を流通する空調用空気は、ヒータコア41の前方から当該ヒータコア41を通過して後方へ流れ、ヒータコア41を通過する間に冷却水等と熱交換することによって加熱される。
ヒータコア41は、後述する2列目シート用ベント吹出口30dよりも後下方、且つ3列目シート用ベント吹出口30e及びヒート吹出口30fよりも上方を指向する方向に傾斜して設けられる。これにより、3列目シート用ベント吹出口30e及びヒート吹出口30fへの流通抵抗を低減することができるとともに、2列目シート用ベント吹出口30dを前方に配置することによって空調ケーシング30を小型化できる。2列目シート用ベント吹出口30d、3列目シート用ベント吹出口30e及びヒート吹出口30fは、空調ケーシング30内で温度調節された空気が吹き出す吹出口である。
バイパス通路R3は、空調ユニット3の内部において冷風生成通路R1の後方に形成され、温風生成通路R2の上方に位置している。バイパス通路R3の上流端は、冷風生成通路R1の下流端の上側部分に連通している。したがって、バイパス通路R3には、冷風生成通路R1を流通した空調用空気が流入する。バイパス通路R3はヒータコア41の上方を後側へ向けて延びている。バイパス通路R3の前後方向の長さは、冷風生成通路R1の前後方向の長さよりも短く設定されている。また、バイパス通路R3の上下方向の寸法は、温風生成通路R2の上下方向の寸法よりも短く設定されている。
エアミックス空間R4は、エバポレータ40によって生成された冷風と、ヒータコア41によって生成された温風とを混合するための空間であり、空調ユニット3の内部において後側かつ上部に形成されている。バイパス通路R3の下流端は、エアミックス空間R4に対して前側から接続されており、バイパス通路R3を流通した空調用空気は温風生成通路R2をバイパスし、エアミックス空間R4の前方から当該エアミックス空間R4に後方へ向けて流入する。したがって、空調ケーシング30の内部には、冷風がヒータコア41の上方を後側へ流れてエアミックス空間R4に流入するようにバイパス通路(空気通路)R3が形成されている。
このエアミックス空間R4は、温風生成通路R2の上方に位置しているので、温風生成通路R2の下流端は、エアミックス空間R4に対して下側から接続されている。したがって、温風生成通路R2を流通した空調用空気はエアミックス空間R4の下方から当該エアミックス空間R4に上方へ向けて流入する。
エアミックス空間R4に流入した冷風の流れと温風の流れとを衝突させて混合することで所望温度の空調風が生成される。空調風の温度は、エアミックス空間R4における冷風と温風との混合割合によって調整できる。エアミックス空間R4に流入した冷風の割合が増えれば、空調風の温度が低下し、一方、エアミックス空間R4に流入した温風の割合が増えれば、空調風の温度が上昇する。
空調ユニット3は、冷風と温風とのエアミックス空間R4における混合割合を変更するためのエアミックスダンパ29を備えている。エアミックスダンパ29は、空調ケーシング30に収容されている。エアミックスダンパ29として使用可能なダンパは、どのような形式であってもよく、例えばバタフライタイプ、ロータリタイプ、ルーバタイプ等を挙げることができるが、本実施形態では、スライドダンパを使用している。
すなわち、エアミックスダンパ29は、冷風生成通路R1の下流端の上側部分(バイパス通路R3に連通する部分)と、冷風生成通路R1の下流端の下側部分(温風生成通路R2に連通する部分)との開度を変更可能に構成されている。より具体的には、エアミックスダンパ29は、上下方向にスライド可能に、空調ケーシング30の内面に支持されている。駆動装置34によってエアミックスダンパ29が上下方向に駆動される。
エアミックスダンパ29は、例えば板状をなしており、その一部に開口が形成されている。エアミックスダンパ29の動作は特に限定されるものではないが、エアミックスダンパ29を上方へスライドさせると、冷風生成通路R1の下流端の上側部分の開口面積が小さくなる一方、冷風生成通路R1の下流端の下側部分の開口面積が大きくなるように動作させることができる。反対に、エアミックスダンパ29を下方へスライドさせると、冷風生成通路R1の下流端の上側部分の開口面積が大きくなる一方、冷風生成通路R1の下流端の下側部分の開口面積が小さくなる。この場合、エアミックスダンパ29を上端位置までスライドさせると、冷風生成通路R1の下流端の上側部分が全閉になる一方、冷風生成通路R1の下流端の下側部分が全開になり、また、エアミックスダンパ29を下端位置までスライドさせると、冷風生成通路R1の下流端の上側部分が全開になる一方、冷風生成通路R1の下流端の下側部分が全閉になる。つまり、エアミックスダンパ29の動作により、エアミックス空間R4に流入する冷風の量及び温風の量を変更できる。
図示しないが、エアミックスダンパがバタフライタイプやルーバタイプのものであれば、エアミックスダンパの回動角度によってエアミックス空間R4に流入する冷風の量及び温風の量を変更できる。エアミックスダンパがロータリタイプのものであれば、エアミックスダンパの回動角度によってエアミックス空間R4に流入する冷風の量及び温風の量を変更できる。
空調ケーシング30の後側の上部には、2列目シート102の乗員の上半身へ供給される空調風が吹き出す2列目シート用ベント吹出口30dが形成されている。2列目シート用ベント吹出口30dは上方に向けて開口している。2列目シート用ベント吹出口30dの形状は、左右方向に長い形状となっている。エアミックス空間R4の上部に2列目シート用ベント吹出口30dが連通しており、エアミックス空間R4の空気が2列目シート用ベント吹出口30dへ向けて流通可能になっている。2列目シート用ベント吹出口30dには、図示しないダクトが接続されており、このダクトにより2列目シート用ベント吹出口30dが、センターコンソール130の空調口132aに接続されている。
2列目シート用ベント吹出口30dの下方には、ヒータコア41が位置している。このヒータコア41と2列目シート用ベント吹出口30dとは、上下方向に離れている。
空調ケーシング30の後側の下部には、3列目シート103の乗員の上半身へ供給される空調風が吹き出す3列目シート用ベント吹出口30eが形成されている。また、空調ケーシング30の後側の下部には、2列目シート102の乗員及び3列目シート103の乗員の足下へ供給される空調風が吹き出すヒート吹出口30fが形成されている。また、空調ケーシング30の後側には、後方へ向けて膨出する膨出部30Aが形成されている。膨出部30Aの内部における上側には、エアミックス空間R4の下側部分が形成されている。したがって、膨出部30Aの内部における上側において冷風と温風との混合が可能になっている。
膨出部30Aの内部における下側には、3列目シート用ベント通路R5と、後席用ヒート通路R6とが形成されるとともに、3列目シート用ベント通路R5及び後席用ヒート通路R6を仕切るための仕切部38が形成されている。3列目シート用ベント通路R5は、膨出部30Aの内部の後側を上下方向に延びており、3列目シート用ベント通路R5の上端部(上流端)は、エアミックス空間R4の下部に連通している。後席用ヒート通路R6は、膨出部30Aの内部の前側を上下方向に延びており、後席用ヒート通路R6の上端部(上流端)は、エアミックス空間R4の下部において3列目シート用ベント通路R5よりも前側部分に連通している。
3列目シート用ベント通路R5の下端部(下流端)に3列目シート用ベント吹出口30eが連通している。また、後席用ヒート通路R6の下端部(下流端)にヒート吹出口30fが連通している。ヒート吹出口30fと3列目シート用ベント吹出口30eとは前後方向に並んでおり、具体的には、ヒート吹出口30fが3列目シート用ベント吹出口30eよりも前側に位置している。
3列目シート用ベント吹出口30eの位置は、ヒータコア41の下部よりも後方とされている。ヒート吹出口30f及び3列目シート用ベント吹出口30eは下方に向けて開口している。ヒート吹出口30f及び3列目シート用ベント吹出口30eの形状は、左右方向に長い形状となっている。3列目シート用ベント吹出口30eは、ヒート吹出口30fよりも高い位置に開口しており、この3列目シート用ベント吹出口30eには3列目シート103の近傍まで延びるダクト(図示せず)が接続されている。また、ヒート吹出口30fには、2列目シート102の乗員の足下近傍及び3列目シート103の乗員の足下近傍まで延びる足下ダクト(図示せず)が接続されている。
空調ケーシング30の内部には、ヒータコア41から後方に離れた箇所に縦板部35が設けられている。縦板部35は、空調ケーシング30の底壁から上方へ延びており、ヒータコア41の後側の面と対向するように配置される。ヒータコア41を通過した空調用空気は、縦板部35によって上方、即ちエアミックス空間R4へ向けて案内される。
縦板部35がヒータコア41の後側の面と対向するように配置されているので、ベントモード時に冷風を縦板部35によって上方へ案内してヒータコア41からの受熱を極力避けることができる。これにより、2列目シート用ベント吹出口30dから吹き出す空調風の温度上昇を抑制できる。ベントモードでは、空調風が2列目シート用ベント吹出口30d及び3列目シート用ベント吹出口30eから吹き出す。
空調ユニット3は、上側ダンパ36と下側ダンパ37とを備えている。上側ダンパ36と下側ダンパ37とは、空調風の吹出方向を切り替えるための吹出方向切替用ダンパである。上側ダンパ36は、空調ケーシング30の内部において後側かつ上部に収容され、また、下側ダンパ37は、空調ケーシング30の内部において後側かつ下部に収容されている。上側ダンパ36及び下側ダンパ37は、図示しない駆動機構によって駆動される。上側ダンパ36と下側ダンパ37を連動させてもよいし、別々に駆動してもよい。上側ダンパ36及び下側ダンパ37の駆動制御は、従来から周知の手法を用いることができ、乗員の操作によって乗員が所望する吹出モードとなるように上側ダンパ36及び下側ダンパ37を駆動してもよいし、オートエアコン制御のロジックに従って上側ダンパ36及び下側ダンパ37を駆動してもよい。
上側ダンパ36は、2列目シート用ベント吹出口30dを開閉するためのダンパであり、2列目シート用ベントダンパである。すなわち、上側ダンパ36は、左右方向に延びる回動軸36aと、当該回動軸36aから径方向へ延びる2枚の閉塞板部36bとを備えたバタフライタイプのダンパである。回動軸36aは空調ケーシング30の左右両側壁部に対して回動可能に支持されている。図4に示す状態では、上側ダンパ36が2列目シート用ベント吹出口30dを開放している。バイレベルモードでは、ベントモードに比べて上側ダンパ36による2列目シート用ベント吹出口30dの開度が小さくなる。図示しないが、上側ダンパ36を後へ向けて回動させることで、2列目シート用ベント吹出口30dを全閉状態にすることもできる。バイレベルモードでは、空調風が2列目シート用ベント吹出口30d、3列目シート用ベント吹出口30e及びヒート吹出口30fから吹き出す。
下側ダンパ37は、3列目シート用ベント吹出口30e及びヒート吹出口30fを開閉するためのダンパであり、3列目シート用ダンパである。下側ダンパ37の配設位置は、膨出部30Aの内部であり、3列目シート用ベント通路R5の上流端を開閉することにより、間接的に、3列目シート用ベント吹出口30eを開閉することができ、また、後席用ヒート通路R6の上流端を開閉することにより、間接的に、ヒート吹出口30fを開閉することができる。
バイレベルモードでは、3列目シート用ベント吹出口30e及びヒート吹出口30fの両方を開く回動位置となるまで、下側ダンパ37が回動する。一方、ベントモードでは、ヒート吹出口30fを全閉にし、3列目シート用ベント吹出口30eを全開にする回動位置となるまで、下側ダンパ37が回動する。図示しないが、ヒート吹出口30fを全開にし、3列目シート用ベント吹出口30eを全閉にする回動位置となるまで、下側ダンパ37を回動させることもできる。このようにして、空調風を車室の各部に供給することができる。
図1及び図6に示すように、空調ケーシング30の後部の左右両側には、それぞれ車体フロア110に取り付けられる後側取付板部(空調側取付部)30hが後方へ延出するように設けられている。後側取付板部30hの前方に3列目シート用ベント通路R5と、後席用ヒート通路R6が位置している。また、下側ダンパ37の後方に後側取付板部30hが位置している。
後側取付板部30hは、車体フロア110のトンネル部110aの上面に配置され、図示しないボルト等の締結部材によってトンネル部110aに締結される。後側取付板部30hの数は2つに限られるものではなく、任意の数に設定できる。
図8に示すように、固定部材39には、前側取付板部(空調側取付部)39bが左右両側へ延出するように設けられている。前側取付板部39bは、車体フロア110のトンネル部110aの上面に配置され、図示しないボルト等の締結部材によってトンネル部110aに締結される。前側取付板部39bの数は2つに限られるものではなく、任意の数に設定できる。つまり、空調ケーシング30は、互いに前後方向に離れた複数箇所、及び互いに左右方向に離れた複数箇所が車体フロア110に締結されている。
図1や図6に示すように、空調ケーシング30の上面部には、センターコンソール130が取り付けられる第1~第4上側コンソール取付部51~54が設けられている。第1~第4上側コンソール取付部51~54は、ヒータコア41よりも上に位置付けられている。また、第1~第4上側コンソール取付部51~54は、エバポレータ40よりも上に位置付けられていてもよい。
第1上側コンソール取付部51は、左側空調ケーシング構成部材31の前側部分に設けられており、エバポレータ40の上部よりも前方に位置付けられるとともに、左右方向及び前後方向に延びる板状の取付座で構成されている。第2上側コンソール取付部52は、右側空調ケーシング構成部材32の前側部分に設けられており、エバポレータ40の上部よりも前方に位置付けられるとともに、左右方向及び前後方向に延びる板状の取付座で構成されている。第3上側コンソール取付部53は、左側空調ケーシング構成部材31の前後方向中間部に設けられており、エバポレータ40の上部よりも後方かつヒータコア41の上部よりも前方に位置付けられるとともに、左右方向及び前後方向に延びる板状の取付座で構成されている。第4上側コンソール取付部54は、右側空調ケーシング構成部材32の前後方向中間部に設けられており、エバポレータ40の上部よりも後方かつヒータコア41の上部よりも前方に位置付けられるとともに、左右方向及び前後方向に延びる板状の取付座で構成されている。つまり、第1~第4上側コンソール取付部51~54は、前後方向及び左右方向に互いに間隔をあけて設けられている。また、第3、第4上側コンソール取付部53、54は、空調ケーシング30の前後方向中間部に位置付けられることになる。尚、コンソール取付部の数は4つに限られるものではなく、3つ以下であってもよいし、5つ以上であってもよい。
図9は、アームレスト133を取り外した状態のセンターコンソール130の一部を示す平面図である。アームレスト133の下方には、物品の収容が可能な箱部136が設けられている。箱部136の底板部137には、第1~第4凹部141~144が形成されている。第1凹部141は第1上側コンソール取付部51の真上に配置され、また第2凹部142は第2上側コンソール取付部52の真上に配置され、また第3凹部143は第3上側コンソール取付部53の真上に配置され、また第4凹部144は第4上側コンソール取付部54の真上に配置されている。つまり、第1~第4凹部141~144は、第1~第4上側コンソール取付部51~54に対応するように配置されている。
図10は、第2凹部142近傍を拡大した斜視図である。図11に示すように、第2凹部142の底部には上下方向に貫通する貫通孔142aが形成されている。第2上側コンソール取付部52には、貫通孔142aの真下に位置するように、ナット部材52aが設けられている。センターコンソール130を空調ケーシング30に取り付ける際には、ボルト145等の締結部材を第2凹部142の上方から貫通孔142aに挿通させた後、ナット部材52aに螺合させ、締め込む。第1凹部141、第3凹部142及び第4凹部144も第2凹部142と同様に構成されている。したがって、センターコンソール130における第1~第4凹部141~144が形成された部分が、空調ケーシング30に第1~第4上側コンソール取付部51~54に対して締結固定される。アームレスト133は、乗員からの荷重を受ける部分なので、このアームレスト133近傍をコンソール取付部51~54に固定しておくことで、乗員からの荷重が作用した際にしっかりと受けることができる。
図12に示すように、空調ケーシング30の上面部には、センターコンソール130を空調ケーシング30に対して位置決めするための位置決め部146が設けられている。図3に示すように、位置決め部146は、左側空調ケーシング構成部材31または右側空調ケーシング構成部材32の上部から上方へ突出しており、位置決め部146の上端部は第1~第4上側コンソール取付部51~54の上面よりも上方に位置している。位置決め部146の左右両側方に、それぞれ第3コンソール取付部53及び第4コンソール取付部54が設けられている。また、位置決め部146は、エバポレータ40の真上に位置している。
図12に示すように、位置決め部146は、左板部146aと、右板部146bと、中間板部146cとを有しており、左板部146a、右板部146b及び中間板部146cは樹脂材によって一体成形されている。左板部146aは、位置決め部146の左側部を構成する部分であり、前後方向及び上下方向に延びている。右板部146bは、位置決め部146の右側部を構成する部分であり、左板部146aから右方向に離れた部位において前後方向及び上下方向に延びている。中間板部146cは、左板部146aから右板部146bまで延びており、中間板部146cにより左板部146aと右板部146bとが連結されている。左板部146a及び右板部146bは、上端部に近づくにつれて前後方向に寸法が短くなるように形成されている。
一方、図13に示すように、センターコンソール130の箱部136の底板部137の下面には、位置決め部146の上端部が差し込まれる環状部138が下方へ突出するように形成されている。センターコンソール130の取り付け時には、位置決め部146の上端部が環状部138に差し込まれることで両者が係合した状態になり、センターコンソール130の空調ケーシング30に対する前後方向及び左右方向の相対的な移動が阻止される。
図1にも示すように、空調ケーシング30の左側部及び右側部には、それぞれ、左側方コンソール取付部55及び右側方コンソール取付部56が設けられている。左側方コンソール取付部55は、空調ケーシング30の左側部において後側かつ下側に位置付けられており、上下方向及び前後方向に延びる板状の取付座で構成されている。右側方コンソール取付部56は、空調ケーシング30の右側部において後側かつ下側に位置付けられており、上下方向及び前後方向に延びる板状の取付座で構成されている。したがって、本実施形態では、コンソール取付部が、上側コンソール取付部51~54と、側方コンソール取付部55、56とを含んでいる。
図14は、センターコンソール130の後側部材132を取り外した状態を左側から見た側面図である。この図に示すように、コンソール本体部131の左側壁部131bの後側には、後方へ延出するとともに、左側方コンソール取付部55の左側方に配置される延出板部131dが形成されている。延出板部131dの下部には、左側方コンソール取付部55に対応する部分に右へ窪むように形成された側方凹部135が形成されている。図15は、側方凹部135近傍を拡大した斜視図である。図16に示すように、側方凹部135の底部には上下方向に貫通する貫通孔135aが形成されている。左側方コンソール取付部55には、貫通孔135aの右側方に位置するように、ナット部材55aが設けられている。センターコンソール130を空調ケーシング30に取り付ける際には、ボルト145等の締結部材を側方凹部135の左側方から貫通孔135aに挿通させた後、ナット部材55aに螺合させ、締め込む。右側にも左側と同様な凹部(図示せず)が形成されており、左側と同様にして右側方コンソール取付部56に固定することができるようになっている。
(送風ユニットの構成)
図1に示すように、送風ユニット2は、空調用空気を空調ユニット3へ送風するためのユニットである。この送風ユニット2もセンターコンソール130の内部に収容されるようになっている。すなわち、センターコンソール130は、送風ユニット2よりも前方まで延びている。このセンターコンソール130は、送風ユニット2に対して非固定とされている。非固定とは、センターコンソール130と送風ユニット2とを締結部材で締結していないということである。
図4に示すように、送風ユニット2は、送風ケーシング20と、送風用ファン21と、送風用ファン21を回転駆動するためのモータ22(図8に示す)とを備えている。図8等に示すように、送風ケーシング20は、送風ケーシング20の左側部分を構成する左側送風ケーシング構成部材20Aと、送風ケーシング20の右側部分を構成する右側送風ケーシング構成部材20Bとで構成されている。左側送風ケーシング構成部材20A及び右側送風ケーシング構成部材20Bは、例えば樹脂材を射出成形してなるものである。左側送風ケーシング構成部材20Aと右側送風ケーシング構成部材20Bとの嵌合構造は、空調ケーシング30と同様に構成されている。送風ケーシング20を構成する送風ケーシング構成部材の数は、2つに限られるものではなく、3以上であってもよい。
図3に示すように、送風ケーシング20は、空調ケーシング30の底壁部よりも上に配置された状態で車体に固定されており、スクロールケーシングを構成する部材である。送風用ファン21は、送風ケーシング20の内部に収容された遠心式ファン(シロッコファン)で構成されている。送風用ファン21の回転軸300は左右方向に延びており、空気の吸入側が左側となっている。本実施形態の説明では、回転軸300方向一端側を左側とし、回転軸300方向他端側を右側とするが、これに限られるものではなく、左右反転した構造であってもよい。
左側送風ケーシング構成部材20Aの左端壁部には、空調用空気を吸い込む吸込口20aが形成されている。吸込口20aは車室内に開口しており、車室内の空気(内気)を吸い込むものである。
一方、図4に示すように、送風ケーシング20の後部には、空気吐出部20bが設けられている。空気吐出部20bは、送風ケーシング20の上下方向中央部よりも下側部分に形成されており、後方へ向けて突出した筒状をなしている。空気吐出部20bの後端面には、送風ケーシング20内の空気を吐出する吐出口20cが形成されている。吐出口20cは左右方向に長い形状とされており、空調ケーシング30の空気導入口30cと連通可能になっている。
送風ケーシング20と空調ケーシング30とは、弾性材からなるシール材160を介して接続されている。すなわち、吐出口20cは後方に向けて開口する一方、空気導入口30cは前方に向けて開口しており、吐出口20cと空気導入口30cとは前後方向に対向する位置関係となっている。送風ケーシング20における吐出口20cの周縁部、または空調ケーシング30における空気導入口30cの周縁部には、環状のシール材160が取り付けられている。空調ケーシング30を先に車体フロア110に取り付けておき、その後、送風ケーシング20を取り付ける際に、送風ケーシング20と空調ケーシング30とを接続すると、シール材160が吐出口20cの周縁部と空気導入口30cの周縁部とで前後方向に圧縮された状態で保持される。これにより、吐出口20cの周縁部と空気導入口30cの周縁部との間がシールされて気密状態になる。シール材160は、例えば発泡ウレタンや、ゴム、熱可塑性エラストマー等で構成することができる。
送風ユニット2は、固定部材39に取り付けられている。すなわち、固定部材39は、送風ユニット2の下方まで延びており、固定部材39には、図8に示すように、送風ユニット2が取り付けられる複数の送風ユニット取付板部39cが設けられている。この実施形態では、3つの送風ユニット取付板部39cが設けられており、そのうちの2つは、互いに前後方向に離れた部分から左側へ延出しており、残りの1つは、右側へ延出している。各送風ユニット取付板部39cには上方へ突出するネジ軸(スタッドボルト)39dが設けられている。
一方、送風ケーシング20の左側の下部には左側へ延出する左側下板部26が前後方向に延びるように形成されている。左側下板部26の前側部分は、前側の送風ユニット取付板部39cの真上に配置され、左側下板部26の後側部分は、後側の送風ユニット取付板部39cの真上に配置されるようになっている。左側下板部26の前側部分及び後側部分には、それぞれ切欠部26aが形成されている。切欠部26aには、筒状の防振材27が嵌め込まれている。防振材27は、振動の伝達を抑制する防振ゴム等で構成されている。防振材27には、ネジ軸39dが挿通可能であり、防振材27に挿通されたネジ軸39dにナット28を螺合させることにより、左側下板部26の前側部分及び後側部分がそれぞれ前後の送風ユニット取付板部39cに締結固定される。これにより、送風ケーシング20と固定部材39との間に防振材27を介在させることができる。
送風ケーシング20の右側の下部には右側へ延出する右側下板部29が前後方向に延びるように形成されている。右側下板部29は、右側の送風ユニット取付板部39cの真上に配置されるようになっている。右側下板部29には、切欠部29aが形成されている。切欠部29aには、左側と同様な防振材27が嵌め込まれており、防振材27に挿通されたネジ軸39dにナット28を螺合させることにより、右側下板部29が右側の送風ユニット取付板部39cに締結固定される。
(実施形態の作用効果)
以上説明したように、エバポレータ40やヒータコア41を収容する空調ケーシング30がコンソール取付部51~56を有しているので、センターコンソール130が空調ケーシング30を介して車体フロア110に間接的に取り付けられることになる。これにより、センターコンソール130を車体フロア110に直接取り付けるための大型の取付金具は不要になり、センターコンソール130の内部スペースを拡大できる。センターコンソール130の内部スペースを拡大できることで、車両用空調装置1の大型化が可能になり、空調能力が高まる。
また、上側コンソール取付部51~54を例えばヒータコア41よりも上に位置付けることで、センターコンソール130と上側コンソール取付部51~54との距離が短くなるので、ブラケット等が不要になるとともに、センターコンソール130の取付剛性を高めることができる。
また、第3、第4上側コンソール取付部53、54を空調ケーシング30の前後方向中間部に位置付けているので、センターコンソール130に加わった外部からの荷重を空調ケーシング30の前後方向中間部で受けることができ、これにより、センターコンソール130が安定する。
また、第1~第4上側コンソール取付部51~54が前後方向及び左右方向に互いに間隔をあけて設けられているので、センターコンソール130に加わった外部からの荷重を空調ケーシング30の複数箇所に分散させることができる。これにより、センターコンソール130や空調ケーシング30の破損、変形を抑制できる。また、空調ケーシング30の上面部に位置決め部146が設けられているので、センターコンソール130を空調ケーシング30に取り付ける際の作業性が良好になる。
また、左側方コンソール取付部55及び右側方コンソール取付部56が空調ケーシング30に設けられているので、センターコンソール130の左側部及び右側部がそれぞれ空調ケーシング30に固定されることになる。これにより、センターコンソール130を安定させることができる。
また、左側方コンソール取付部55及び右側方コンソール取付部56が空調ケーシング30の後側かつ下側に位置付けられているので、車両用空調装置1の修理やメンテナンス等でセンターコンソール130を取り外す際に、運転席や助手席を前方へ移動させることで、左側方コンソール取付部55及び右側方コンソール取付部56へのアクセスが可能になり、取り外し時の作業性が良好になる。
また、送風ユニット2の送風ケーシング20と固定部材39との間に防振材27が介在しているので、送風ユニット20で発生した振動が空調ユニット3からセンターコンソール130に伝達し難くなり、空調動作時のセンターコンソール130の振動が小さくなる。
また、送風ケーシング20と空調ケーシング30とが弾性材からなるシール材160を介して接続されているので、このことによっても送風ユニット20で発生した振動が空調ユニット3からセンターコンソール130に伝達し難くなる。しかも、センターコンソール130が送風ユニット2に固定されていないので、送風ユニット2で発生した振動がセンターコンソール130に伝達し難くなる。
上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
以上説明したように、本発明に係る車両用空調装置は、例えば2列目シートや3列目シートを有する自動車で利用できる。
1 車両用空調装置
2 送風ユニット
3 空調ユニット
20 送風ケーシング
27 防振材
30 空調ケーシング
40 エバポレータ(熱交換器)
41 ヒータコア(熱交換器)
51~54 第1~第4上側コンソール取付部
55 左側方コンソール取付部
110 車体フロア
130 センターコンソール
146 位置決め部
160 シール材

Claims (13)

  1. 車体フロアの上方において運転席と助手席との間に配設されたセンターコンソールの内部に収容され、後席乗員に空調風を供給するように構成された車両用空調装置であって、
    空気を温度調節するための熱交換器が収容されるとともに温度調節された空気が吹き出す吹出口が形成され、前記車体フロアに取り付けられる空調ケーシングを備え、
    前記空調ケーシングには、前記センターコンソールが取り付けられるコンソール取付部が設けられていることを特徴とする車両用空調装置。
  2. 請求項1に記載の車両用空調装置において、
    前記コンソール取付部は、前記空調ケーシングの上面部に設けられた上側コンソール取付部を含んでいることを特徴とする車両用空調装置。
  3. 請求項2に記載の車両用空調装置において、
    前記上側コンソール取付部は、前記熱交換器よりも上に位置付けられていることを特徴とする車両用空調装置。
  4. 請求項2に記載の車両用空調装置において、
    前記上側コンソール取付部は、前記空調ケーシングの車両前後方向中間部に位置付けられていることを特徴とする車両用空調装置。
  5. 請求項2に記載の車両用空調装置において、
    複数の前記上側コンソール取付部が車両前後方向及び車幅方向に互いに間隔をあけて設けられていることを特徴とする車両用空調装置。
  6. 請求項1に記載の車両用空調装置において、
    前記空調ケーシングの上面部には、前記センターコンソールを前記空調ケーシングに対して位置決めするための位置決め部が設けられていることを特徴とする車両用空調装置。
  7. 請求項6に記載の車両用空調装置において、
    前記位置決め部の車幅方向両側方にそれぞれ前記コンソール取付部が設けられていることを特徴とする車両用空調装置。
  8. 請求項1に記載の車両用空調装置において、
    前記コンソール取付部は、前記空調ケーシングの側部に設けられた側方コンソール取付部を含んでいることを特徴とする車両用空調装置。
  9. 請求項8に記載の車両用空調装置において、
    前記側方コンソール取付部は、前記空調ケーシングの側部において車両後側かつ下側に位置付けられていることを特徴とする車両用空調装置。
  10. 請求項1に記載の車両用空調装置において、
    前記空調ケーシングの車両前方に設けられ、前記空調ケーシングの内部に空調用空気を送風する送風ユニットと、
    前記送風ユニットの下方に設けられ、前記熱交換器から車両前方に延びる熱交換媒体給排用の配管部材を前記車体フロアに固定する固定部材とを備え、
    前記送風ユニットは、前記固定部材に取り付けられていることを特徴とする車両用空調装置。
  11. 請求項10に記載の車両用空調装置において、
    前記送風ユニットは、ファンを収容する送風ケーシングを備え、
    前記送風ケーシングと前記固定部材との間には防振材が介在していることを特徴とする車両用空調装置。
  12. 請求項11に記載の車両用空調装置において、
    前記送風ケーシングと前記空調ケーシングとは、弾性材からなるシール材を介して接続されていることを特徴とする車両用空調装置。
  13. 請求項10に記載の車両用空調装置において、
    前記センターコンソールは、前記送風ユニットよりも車両前方まで延びており、前記送風ユニットに対して非固定とされていることを特徴とする車両用空調装置。
JP2022205466A 2022-12-22 車両用空調装置 Pending JP2024089921A (ja)

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