JP2024085059A - 遊技システム、管理装置及び遊技情報表示方法 - Google Patents

Abstract

【課題】遊技機に係る情報を効率良く提供することを課題とする。
【解決手段】遊技機２０の遊技中にｃ時短が発生した場合に（Ｓ１）、ｃ時短を含む遊技の状況を台ランプ４０に表示することができる（Ｓ２）。例えば、大当りが「５５回」であり、ｃ時短が「１２回」であり、スタートが「１０５回」であることを表示する。また、ｃ時短に関する詳細情報として、ｃ時短継続率が「３３％」であり、前回ｃ時短間スタートが「９５５回」であることを表示する。
【選択図】図１

Description

本発明は、遊技機に係る情報を効率良く提供することができる遊技システム、管理装置及び遊技情報表示方法に関する。

従来、パチンコ機において大当たり（特別電動役物の開放）終了後に、デジタル短縮機能と普通電動役物の開放による始動口（スタートチャッカー）への入賞のサポートを行い、一定回転数まで持ち玉を減らすことなく遊技を可能にする時短機能（以下、「ａ時短」と言う）が知られている。

例えば、特許文献１には、ａ時短を特別状態継続スタート数としてデータ集計を行い、特別状態継続中に大当たりした場合は、継続した大当たりとして出力する遊技機管理装置が開示されている。

特許第４６９３０３１号公報

しかしながら、最近では、突然時短と呼ばれる時短機能（以下、「ｃ時短」と言う）が遊技機に設けられる場合がある。かかるｃ時短は、大当たり後に移行するａ時短とは異なり、低確率状態において大当たり抽選に漏れた外れの一部で突入する時短機能であり、ｃ時短中に新たにｃ時短に当選する場合もある。このため、かかるｃ時短への突入情報は遊技客にとって重要であるものの、上記従来技術では把握することができない。

本発明は、上記従来技術の課題を解決するためになされたものであって、遊技機に係る情報を効率良く提供することができる遊技システム、管理装置及び遊技情報表示方法を提供することを目的とする。

上記課題を解決するため、本発明は、遊技機に併設された各台装置と、該各台装置と通信可能に配設された管理装置とを有する遊技システムであって、前記遊技機の低確率状態中に発生した突然時短に係る情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された突然時短に係る情報に基づいて、所定の装置に表示される項目を含む突然時短表示情報を生成する生成手段と、所定の装置に対して前記突然時短表示情報を出力する出力手段とを備えたことを特徴とする。

また、本発明は、上記発明において、前記出力手段は、前記各台装置、前記遊技機に対応して設けられたデータ表示機、又は、前記遊技店の所定の位置に設置された店内表示装置に対して前記突然時短表示情報を出力することを特徴とする。

また、本発明は、上記発明において、前記生成手段は、少なくとも前記突然時短が発生した場合の時短回数、前記遊技店の営業日における前記遊技機での前記突然時短の発生回数、前記突然時短中に前記突然時短に当選して前記突然時短が継続する継続率、前記突然時短の間の回転数前記突然時短中に大当たりをした大当たり回数、及び／又は、前記突然時短の発生確率を含む前記突然時短表示情報を生成することを特徴とする。

また、本発明は、上記発明において、前記生成手段は、前記突然時短が発生した場合の時短回数の内訳を含む前記突然時短表示情報を生成することを特徴とする。

また、本発明は、上記発明において、前記各台装置、前記データ表示機、又は、前記店内表示装置は、前記突然時短が発生した場合の時短回数をカウントアップ又はカウントダウンで所定の表示部に表示制御することを特徴とする。

また、本発明は、上記発明において、前記出力手段は、利用者が所持する端末装置に対して前記突然時短表示情報を出力することを特徴とする。

また、本発明は、上記発明において、前記生成手段は、少なくとも前記遊技店の営業日における前記遊技機での前記突然時短の発生回数、前記突然時短中に大当たりをした大当たり回数、及び／又は、前記突然時短の発生確率を含む前記突然時短表示情報を生成することを特徴とする。

また、本発明は、遊技機に併設された各台装置と通信可能に配設された管理装置であって、前記遊技機の低確率状態中に発生した突然時短に係る情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された突然時短に係る情報に基づいて、所定の装置に表示される項目を含む突然時短表示情報を生成する生成手段と、所定の装置に対して前記突然時短表示情報を出力する出力手段とを備えたことを特徴とする。

また、本発明は、遊技機に併設された各台装置と、該各台装置と通信可能に配設された管理装置とを有する遊技システムにおける遊技情報表示方法であって、前記管理装置が、前記遊技機の低確率状態中に発生した突然時短に係る情報を取得する取得工程と、前記管理装置が、前記取得手段により取得された突然時短に係る情報に基づいて、所定の装置に表示される項目を含む突然時短表示情報を生成する生成工程と、前記管理装置が、所定の装置に対して前記突然時短表示情報を出力する出力工程と、前記所定の装置が、前記突然時短表示情報を所定の表示部に表示制御する表示制御工程とを含むことを特徴とする。

本発明によれば、遊技機に係る情報を効率良く提供することができる。

図１は、実施形態１に係る遊技システムの概要の説明図である。 図２は、実施形態１に係る遊技システムのシステム構成を示す図である。 図３は、図２に示した台間カード処理機及び遊技機の外観構成を示す図である。 図４は、図２に示した台間カード処理機の構成を示す機能ブロック図である。 図５は、図４に示した自装置状態データ及びカードデータの一例を示す図である。 図６は、図２に示した遊技機の構成を示す機能ブロック図である。 図７は、図２に示した管理装置の構成を示す機能ブロック図である。 図８は、図７に示したカード管理データ、装置管理データ及び会員管理データの一例を示す図である。 図９は、図７に示した稼働データ及び実績データの一例を示す図である。 図１０は、図７に示した大当り間回数データ、c時短発生データ及びc時短内訳データの一例を示す図である。 図１１は、図７に示したc時短間スタートデータ及び出玉データの一例を示す図である。 図１２は、図２に示した台ランプの構成を示す機能ブロック図である。 図１３は、図１２に示した実績データの一例を示す図である。 図１４は、図１２に示した大当り間回数データ、c時短発生データ及びc時短内訳データの一例を示す図である。 図１５は、図１２に示したc時短間スタートデータ及び出玉データの一例を示す図である。 図１６は、実施形態１に係る台ランプにおける表示内容の一例を示す図（その１）である。 図１７は、実施形態１に係る台ランプにおける表示内容の一例を示す図（その２）である。 図１８は、実施形態１に係る台ランプにおける表示内容の一例を示す図（その３）である。 図１９は、実施形態１に係る管理装置における処理手順を示すフローチャートである。 図２０は、変形例に係る遊技システムのシステム構成を示す図である。 図２１は、実施形態２に係る遊技システムの概要の説明図である。 図２２は、実施形態２に係る遊技システムのシステム構成を示す図である。 図２３は、実施形態２に係る利用者端末における表示の一例を示す図である。 図２４は、実施形態３に係る遊技システムの概要の説明図である。 図２５は、実施形態３に係る遊技制限の一例を示す図である。 図２６は、実施形態４に係る遊技システムの概要の説明図である。 図２７は、実施形態４に係るｃ時短の情報表示に関する処理手順を示す図である。 図２８は、実施形態４に係る利用者端末における表示の一例を示す図である。

［実施形態１］
以下に、本実施形態１に係る遊技システム、管理装置及び遊技情報表示方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。

本実施形態１に係る遊技システムでは、遊技機２０の遊技盤面に設けられた複数の入賞領域（入賞口）に遊技玉が通過することにより所定個数の遊技玉を賞玉として付与するようになっている。入賞口の両側面には可動部材が付けられている場合があり、この可動部材が開くことによって遊技玉が入賞口に誘導されるため、入賞する確率が向上する。この可動部材が開いたり閉じたりすることを繰り返す状態を「時短」と呼ぶ。

時短には、ａ時短、ｂ時短及びｃ時短の３種類がある。ａ時短は、大当り終了後に発生する時短であり、ｂ時短は、大当り確率が低確率の状態において、所定回数のスタートが行われた場合に発生する。ｃ時短は、突然時短とも呼ばれ、大当り確率が低確率の状態において、所定の確率に基づいて発生する。

本明細書中において、「持玉」とは遊技客が遊技において獲得した遊技媒体を示すデータであって、その当日中（遊技店の閉店時刻より前の時間）にのみ遊技に再度供することができるものをいう。なお、「持玉数」とは、遊技客が遊技により獲得した遊技媒体数をいう。また、「貯玉」とは、遊技客が遊技店に預け入れた遊技媒体を示すデータであって、翌日以降（遊技店の閉店時刻より後の時間）も遊技に再度供することができるものをいう。なお、「貯玉数」とは、遊技客が遊技店に預け入れた遊技媒体数をいう。持玉は、一般遊技客及び会員遊技客の双方が使用可能であり、遊技機を移動した場合などに使用される。貯玉は、原則として会員遊技客のみが使用可能であり、獲得した遊技媒体を翌日以降、遊技機の遊技に用いる場合に使用される。また、「遊技球数」とは、遊技客が遊技に使用可能な遊技可能数をいう。

＜実施形態１に係る遊技システムの概要＞
まず、本実施形態１に係る遊技システムの概要について説明する。図１は、本実施形態１に係る遊技システムの概要を説明するための説明図である。

図１に示すように、本実施形態１に係る遊技システムでは、遊技機２０の遊技中にｃ時短が発生した場合に（Ｓ１）、ｃ時短を含む遊技の状況を台ランプ４０に表示することができる（Ｓ２）。

例えば、大当りが「５５回」であり、ｃ時短が「１２回」であり、スタートが「１０５回」であることを表示する。また、ｃ時短に関する詳細情報として、ｃ時短継続率が「３３％」であり、前回ｃ時短間スタートが「９５５回」であることを表示する。

このように、本実施形態１に係る遊技システムでは、遊技機においてｃ時短が発生した場合に、ｃ時短を含む遊技の状況を表示するよう構成したので、遊技機に係る情報を効率良く提供することができる。

＜実施形態１に係る遊技システムのシステム構成＞
次に、本実施形態１に係る遊技システムのシステム構成について説明する。図２は、本実施形態１に係る遊技システムのシステム構成を示す図である。図２に示すように、遊技店には、複数の遊技機２０と、各遊技機２０にそれぞれ対応して設けられた台間カード処理機１０とが設置される。

台間カード処理機１０は、島コントローラ３０を介して店内のネットワークである通信回線と接続される。通信回線には、島コントローラ３０、台ランプ４０、管理装置５０、賞品管理装置６０及び精算機７０が接続される。

遊技機２０は、装置内部に封入された遊技玉を遊技盤面に打ち込んで遊技を行う装置である。なお、この遊技玉は遊技に使用される物理的な「玉」であり、遊技機２０がデータとして扱う「遊技球」とは異なる。この遊技機２０の遊技盤面には、複数の入賞領域（入賞口）が設けられており、当該入賞領域を遊技玉が通過したことに基づいて所定個数の遊技玉を賞玉として付与するようになっている。また、遊技盤面には、所定個数の始動領域（始動口）が設けられており、当該始動領域を遊技玉が通過したことに基づいて所定の抽選を行うこととなっている。当該抽選が大当りとなれば、所定の可動部材等の作動により、前述の入賞領域あるいは他の始動領域への遊技玉の通過確率を向上する等、遊技上有利となる作動が行われる。なお、始動領域と入賞領域を兼ねた領域があってもよい。

上記入賞領域には、当該入賞領域への遊技玉の通過を検出するために入賞センサが設けられており、入賞センサにより入賞領域へ打ち込まれた遊技玉の通過（入賞）を検知するようになっている。また、遊技機２０の制御部は、入賞領域ごとに何個の遊技玉を賞玉として付与するかを記憶する賞玉メモリと、遊技球数を示す遊技可能数メモリを有している。また、遊技機２０の制御部は、遊技球数を定期的に台間カード処理機１０に送信する。

台間カード処理機１０は、遊技客から入金を受け付けた場合に、入金の金額に対応するプリペイド価値を自装置の内部に収納したカードの識別情報（カードＩＤ）に関連付ける。このプリペイド価値は、遊技玉の貸出に使用することができる。また、台間カード処理機１０は、プリペイド価値や持玉、貯玉等が関連付けられたカードの挿入を受け付けることができる。そして、遊技終了時には、プリペイド価値や持玉、貯玉等が関連付けられたカードを排出して遊技客に返却する。また、台間カード処理機１０は、入金、カード挿入、カード排出などの動作の履歴を管理装置５０に送信する。

遊技機２０は、遊技盤面に所定個数の遊技玉が打ち出されたならば、アウトデータを台間カード処理機１０に送信する。また、遊技機２０は、遊技玉が入賞領域を通過して（いわゆる入賞）所定個数の賞玉が遊技球に加算されたならば、セーフデータを台間カード処理機１０に送信する。さらに、遊技により大当りなどの特別の状態が発生したならば、かかる状態の発生を示す特賞データを台間カード処理機１０に送信する。

アウトデータは、遊技客が遊技盤面に打ち込んだ玉数である打込玉数に対応する。セーフデータは、入賞により獲得される賞出玉数に対応する。また、特賞データは、大当りなどの遊技機２０の状態を示す。各データは、台間カード処理機１０を介して管理装置５０に送信され、管理装置５０は、アウトデータ、セーフデータ及び特賞データを蓄積することで、遊技機２０の動作の履歴を得ることができる。

遊技機２０は、時短発生などの時短に関する状態が発生したならば、時短データを台間カード処理機１０に送信する。この時短データは、発生した時短がａ時短、ｂ時短又はｃ時短のいずれかであることと、時短の発生又は終了のいずれかであることを含む。

台間カード処理機１０は、入金の受け付け、遊技玉の貸し出し、管理装置５０との通信並びに遊技機２０との通信を行う。台間カード処理機１０は、遊技客が投入した紙幣を受け付けたならば、入金額を含む入金通知を管理装置５０に送信することで、入金額相当のプリペイド価値を管理装置５０が管理するプリペイド価値に加算させる。そして、所定の玉貸操作がなされたならば、玉貸要求を管理装置５０に送信し、管理装置５０が管理するプリペイド価値を減算させて、減算したプリペイド価値分に対応する数を遊技機２０に通知し、遊技球数に加算させる。

台間カード処理機１０は、カードの挿入を受け付けたならば、管理装置５０にカード挿入通知を送信する。また、台間カード処理機１０は、管理装置５０からプリペイド価値、持玉又は貯玉の残高を受信した場合には、該残高を記憶する。そして、持玉の残高を受信し、記憶した場合には、管理装置５０に対して持玉減算要求を送信することで、管理装置５０が管理する持玉の残高（持玉数）をゼロにクリアする。

台間カード処理機１０は、持玉再プレイ操作を受け付けると、自装置が管理する持玉数を所定数減算し、減算した持玉数に対応する数を遊技機２０に通知し、遊技球数に加算させる。また、台間カード処理機１０は、貯玉再プレイ操作を受け付けると、管理装置５０に対して貯玉再プレイ要求を送信することで、管理装置５０が管理する貯玉数を所定数減算させ、減算させた貯玉数に対応する数を遊技機２０に通知し、遊技球数に加算させる。

台間カード処理機１０は、カード返却操作を受け付けたならば、持玉数を含む持玉加算要求を管理装置５０に送信し、管理装置５０に持玉数を加算させた後、カード排出通知を管理装置５０に送信し、カードを排出制御する。なお、カード返却操作の前に、遊技機２０から計数操作を受け付けた場合には、遊技球数を持玉数に加算する。

台間カード処理機１０は、遊技機２０から遊技機ＩＤを取得し、取得した遊技機ＩＤと、管理装置５０から受信した認証鍵とを用いて遊技機２０の認証を行なう機能を有する。この認証は、開店処理時等に行なわれ、認証の成功を条件に遊技機２０は遊技可能となる。

台間カード処理機１０は、遊技機２０から時短データを受信したならば、この時短データを管理装置５０に送信する。

島コントローラ３０は、遊技島に設けられた一群の遊技機２０及び台間カード処理機１０を束ね、各種情報を管理装置５０に対して中継する装置である。

管理装置５０は、台間カード処理機１０からカード挿入通知を受信したならば、挿入されたカードの識別情報（以下、「カードＩＤ」と言う）と台間カード処理機１０とを関連づけて管理し、該カードＩＤに関連づけられたプリペイド価値及び持玉の残高を台間カード処理機１０に送信する。また、カード挿入通知に示されたカードＩＤが会員カードのカードＩＤである場合には、貯玉再プレイデータを台間カード処理機１０に送信する。

また、管理装置５０は、台間カード処理機１０から持玉減算要求を受信した場合には、持玉の残高をゼロにクリアし、台間カード処理機１０から持玉加算要求を受信した場合には、持玉加算要求に示された持玉数を持玉の残高に加算する。

また、管理装置５０は、台間カード処理機１０から玉貸要求を受信した場合には、カードＩＤに関連付けられたプリペイド価値を所定値減算し、玉貸許可を台間カード処理機１０に送信する。そして、貯玉再プレイ要求を受信した場合には、貯玉再プレイデータを台間カード処理機１０に送信する。

また、管理装置５０は、賞品管理装置６０からカードＩＤを受信したならば、このカードＩＤに関連付けられた持玉数を賞品管理装置６０に対して通知する。さらに、精算機７０からカードＩＤを受信したならば、このカードＩＤに関連付けられたプリペイド価値を精算機７０に対して通知する。

また、管理装置５０は、台間カード処理機１０から遊技機ＩＤを取得し、自店舗に設置された遊技機２０を管理する。そして、遊技店外の図示しない認証鍵管理センタから自店舗に設定された遊技機２０を認証するための認証鍵を取得し、台間カード処理機１０に配信する。

また、管理装置５０は、遊技店に会員登録された会員の会員管理データを管理する。具体的には、会員に対して発行した会員カードＩＤに関連づけて、貯玉数、ポイント、暗証番号及び氏名等を管理する。

管理装置５０は、台間カード処理機１０からカード挿入通知を受信したならば、カード挿入通知に示されたカードＩＤに対応する貯玉の残高と暗証番号とを含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機１０に送信する。また、管理装置５０は、台間カード処理機１０から貯玉再プレイ要求を受信したならば、貯玉再プレイ要求に示されたカードＩＤに関連づけられた貯玉の残高を所定数減算し、減算後の貯玉の残高を含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機１０に送信する。

また、管理装置５０は、賞品管理装置６０から貯玉数の問い合わせを受けたならば、指定されたカードＩＤに対応する貯玉の残高を賞品管理装置６０に通知する。

また、管理装置５０は、遊技機ＩＤに関連付けられたアウトデータ、セーフデータ、特賞データ、時短データなどのデータを台間カード処理機１０から受信したならば、この受信したデータを稼働データに記憶する。

また、管理装置５０は、稼働データが更新されたならば、稼働データの中で更新された部分のデータを抽出する。そして、この抽出したデータのデータ種別が大当り、確変開始又はｃ時短開始であれば、実績データの月日が当日における大当り回数、確変回数又はｃ時短回数の項目に１を加算する。この際、大当りについては、大当りの総数、大当り（超）及び大当り（小）に区分して、それぞれの項目に１を加算するとともに、ｃ時短開始からｃ時短終了の間における大当りについても、ｃ時短経由の項目に１を加算して実績データを更新する。

また、管理装置５０は、確変開始から確変終了までの間での大当り数を累積し、この累積値が実績データの最大継続の値を超過したならば、この累積値を実績データの最大継続に記憶する。

また、管理装置５０は、稼働データの更新されたデータのデータ種別がスタートであるならば、実績データの総スタート及び大当り後スタートにそれぞれ１を加算する。なお、ｃ時短開始からｃ時短終了の間におけるスタートの場合には、加算処理を行わない。

また、管理装置５０は、稼働データの更新されたデータのデータ種別が大当りであるならば、実績データの大当り後スタートの値をゼロにクリアする。管理装置５０は、開店処理が開始されたならば、実績データの遊技機ＩＤ毎に当日分のデータ領域を生成するとともに、直近過去の月日における大当り後スタートの値を当日分のデータ領域の最終スタートに記憶する。

また、管理装置５０は、稼働データの更新されたデータのデータ種別が大当りであるならば、実績データの大当り回数を実績データの総スタートで除した値を実績データの大当り確率に記憶する。稼働データの更新されたデータのデータ種別が大当りであるならば、実績データの通常時大当りを実績データの総スタートで除した値を実績データの初当り確率に記憶する。

また、管理装置５０は、稼働データの更新されたデータのデータ種別がｃ時短発生であるならば、実績データのｃ時短回数を実績データの総スタートで除した値を実績データのｃ時短確率に記憶する。管理装置５０は、出玉データが記憶する最小値と最大値が更新されたならば、この差を算出して実績データの最大出玉に記憶する。

また、管理装置５０は、稼働データが更新されたならば、更新された大当り、スタート又はｃ時短開始のデータ種別を用いて、大当り発生後から次の大当り発生までの間のスタート数及びｃ時短回数を累積し、遊技機ＩＤに対応付けて大当り間回数データに記憶する。

また、管理装置５０は、稼働データで更新されたデータ種別がｃ時短発生ならば、日時及び遊技機ＩＤに対応付けてｃ時短区分をｃ時短発生データに記憶する。管理装置５０は、稼働データで更新されたデータ種別がｃ時短発生ならば、ｃ時短区分毎にｃ時短発生回数を累積し、１日毎に遊技機ＩＤに対応付けてｃ時短内訳データに記憶する。

また、管理装置５０は、稼働データで更新されたデータ種別がｃ時短発生ならば、ｃ時短発生後から次のｃ時短発生までの間のスタート数を累積し、遊技機ＩＤに対応付けてｃ時短間スタートデータに記憶する。

また、管理装置５０は、稼働データで更新されたデータ種別が出玉に関するデータならば、このデータを用いて出玉を算出して累積し、所定時間毎（例えば、１０分毎）に遊技機ＩＤに対応付けて出玉データに記憶する。

また、管理装置５０は、実績データ、大当り間回数データ、ｃ時短発生データ、ｃ時短内訳データ、ｃ時短間スタートデータ又は出玉データが更新されたならば、更新された部分のデータを遊技機ＩＤ毎に抽出し、この遊技機ＩＤに対応する装置管理データの台ランプＩＤに該当する台ランプ４０に対して、更新された部分のデータを送信する。

台ランプ４０は、管理装置５０から受信した遊技や遊技機に関する情報を表示する装置である。台ランプ４０は、管理装置５０から実績データ、大当り間回数データ、ｃ時短発生データ、ｃ時短内訳データ、ｃ時短間スタートデータ又は出玉データを受信したならば、それぞれのデータを記憶する。

また、台ランプ４０は、実績データが更新されたならば、大当り回数、ｃ時短回数及び総スタート数を表示する。台ランプ４０は、表示選択操作を受け付けたならば、受け付けた選択に応じた表示内容を表示する。

賞品管理装置６０は、遊技店内の賞品交換カウンタに併設された賞品交換用の端末装置であり、獲得玉、貯玉及び持玉の賞品交換処理を行う。この賞品管理装置６０には、カードのカードＩＤを読み取るカードリーダ及び賞品を払い出す賞品払出装置が接続されている。賞品管理装置６０は、一般カードあるいは会員カードからカードＩＤを読み出した場合には、カードＩＤを管理装置５０に送信して、該カードＩＤの持玉の残高を要求する。また、貯玉を賞品交換する場合は、管理装置５０に対して貯玉の残高を要求する。

精算機７０は、プリペイド価値が対応付けられたカードが挿入されると、このカードのカードＩＤを管理装置５０に送信し、該カードに関連付けられたプリペイド価値を取得し、取得したプリペイド価値に相当する現金の払出を行う。

次に、本実施形態１に係る遊技システムにおける玉貸処理について説明する。遊技客が台間カード処理機１０に対して玉貸操作を行うと、台間カード処理機１０は、管理装置５０のローカルアドレスを宛先とした電文を送信する。この電文は、台間カード処理機１０に挿入されているカードのカードＩＤと、送信元である台間カード処理機１０を特定するアドレス若しくは任意の識別情報と、玉貸要求とを含む。

管理装置５０は、玉貸要求を含む電文を受信したならば、該電文内のカードＩＤに関連付けられたプリペイド価値を所定値（例えば、１度数が１円である場合の５００円分を示す５００度数）を減算してカード管理データを更新し、玉貸許可を送信元の台間カード処理機１０に送信する。玉貸許可を受信した台間カード処理機１０は、減算したプリペイド価値に対応する数（例えば「１２５」）の遊技球数への加算を要求する加算信号を遊技機２０に送信する。

加算信号を受信した遊技機２０は、遊技球数を加算し、加算後の遊技球数を台間カード処理機１０に送信する。台間カード処理機１０は、加算前の遊技球数と玉貸しを行った数との和を加算後の遊技球数と比較して、遊技球数の加算が適切に行われたか否かを判定する。

次に、本実施形態１に係る遊技システムにおける持玉再プレイ処理について説明する。台間カード処理機１０は、一般カードあるいは会員カードの挿入を受け付けた場合に、管理装置５０のローカルアドレスを宛先とした電文を送信する。この電文は、台間カード処理機１０に挿入されているカードのカードＩＤと、送信元である台間カード処理機１０を特定するアドレス若しくは任意の識別情報と、台間カード処理機１０のレートを特定するための情報と、カード挿入通知とを含む。

管理装置５０は、台間カード処理機１０からカード挿入通知を受信したならば、該電文内のカードＩＤに関連付けられた持玉のうち、該電文により特定されたレートの持玉の残高を台間カード処理機１０に通知する。

台間カード処理機１０は、管理装置５０から受信した持玉の残高を記憶する。そして、カードＩＤ及びレートを特定する情報と、持玉減算要求とを含む電文を管理装置５０に送信する。管理装置５０は、持玉減算要求を受信したならば、カードＩＤ及びレートにより特定される持玉の残高をゼロにクリアする。また、台間カード処理機１０は、持玉再プレイ操作を受け付けたならば、持玉の残高を一定数ずつ減算し、対応する数を遊技機２０に通知し、遊技球数に加算させる。

台間カード処理機１０は、遊技機２０の遊技球数を台間カード処理機１０の持玉とすることでその管理を移行させる管理移行要求を遊技機２０から受信したならば、管理移行要求に示された遊技球数を自装置の持玉に加算する。その後、カード返却操作を受け付けたならば、管理装置５０に対して持玉加算要求を含む電文を送信する。この電文は、排出するカードのカードＩＤと、送信元である台間カード処理機１０を特定するアドレス若しくは任意の識別情報と、台間カード処理機１０のレートを特定するための情報と、持玉の残高と、持玉加算要求とを含む。

管理装置５０は、持玉加算要求を受け付けたならば、該電文内のカードＩＤに関連付けられた持玉のうち、該電文により特定されたレートの持玉の残高（持玉数）を受信した値に更新する。その後、台間カード処理機１０は、管理装置５０にカード排出通知を送信し、カードを排出制御する。

次に、本実施形態１に係る遊技システムにおける貯玉再プレイ処理について説明する。台間カード処理機１０は、会員カードを受け付けた場合に、管理装置５０のローカルアドレスを宛先とした電文を送信する。この電文は、台間カード処理機１０に挿入されているカードのカードＩＤと、送信元である台間カード処理機１０を特定するアドレス若しくは任意の識別情報と、台間カード処理機１０のレートを特定するための情報と、カード挿入通知とを含む。

管理装置５０は、該電文内のカードＩＤに関連付けられた暗証番号と、貯玉のうち、該電文により特定されたレートの貯玉の残高とを含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機１０に送信する。

台間カード処理機１０は、受信した貯玉再プレイデータを記憶し、貯玉再プレイデータに示された貯玉の残高が貯玉再プレイにおける遊技玉の払出単位数（貯玉再プレイ単位数。例えば「１２５玉」）以上である場合には貯玉再プレイ操作を受付可能とする。

台間カード処理機１０は、貯玉再プレイデータの記憶後、最初に貯玉再プレイ操作を受け付けた場合に、遊技客に対して暗証番号の入力を求め、入力された暗証番号が貯玉再プレイデータに示された暗証番号と一致するかを確認する。

台間カード処理機１０は、暗証番号が一致した場合に、管理装置５０のローカルアドレスを宛先とした電文を送信する。この電文は、台間カード処理機１０に挿入されているカードのカードＩＤと、送信元である台間カード処理機１０を特定するアドレス若しくは任意の識別情報と、台間カード処理機１０のレートを特定するための情報と、貯玉再プレイ要求とを含む。

管理装置５０は、該電文内のカードＩＤに関連付けられた貯玉のうち、該電文により特定されたレートの貯玉の残高を所定値減算し、減算後の残高を含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機１０に送信する。

台間カード処理機１０は、貯玉再プレイデータを受信して貯玉の残高を更新し、貯玉再プレイ単位数に対応する数を遊技機２０に通知して遊技球数に加算させる。また、更新後の貯玉の残高が貯玉再プレイ単位数未満となったかを判定する。更新後の貯玉データの残高が貯玉再プレイ単位数以上であれば、再度貯玉再プレイ操作を受け付け可能であり、貯玉再プレイ操作を受け付けたならば貯玉再プレイ要求を送信する。２回目以降の貯玉再プレイ操作では、暗証番号の確認は不要である。更新後の貯玉データの残高が貯玉再プレイ単位数未満となったならば、貯玉再プレイ操作を受け付け不能とする。

次に、閉店処理における持玉からの貯玉への移行について説明する。管理装置５０は、閉店処理時にカード管理データの持玉の残高を確認し、持玉の残高が「０」より大きい持玉が存在する場合には、該持玉の残高を貯玉の残高に加算して更新する。その後、管理装置５０は、該持玉の残高をゼロにクリアする。

＜台間カード処理機１０と遊技機２０の外観構成＞
次に、図２に示した台間カード処理機１０及び遊技機２０の外観構成について説明する。図３は、図２に示した台間カード処理機１０及び遊技機２０の外観構成を示す図である。同図には、紙幣のみを受け付ける台間カード処理機１０を図示したが、電子マネーを受け付けることができるユニットを設けることもできる。

図３に示すように、台間カード処理機１０には、台間カード処理機１０の装置の状態を所定色のランプの点灯あるいは点滅で表示する状態表示部１１、各種紙幣を受け付ける紙幣挿入口１２ａ、タッチパネルディスプレイ等の表示操作部１３、カードＩＤが関連付けられたカードを受け付けるカード挿入口１４ａ及び固有ＩＤを関連付けるために遊技客の持つ携帯端末を受け付けるかざし部１４ｂが設けられている。また、かざし部１４ｂは、固有ＩＤを関連付けられた携帯端末を受け付けて、固有ＩＤを読み取る。

遊技機２０には、遊技盤面、封入された遊技玉を遊技盤面に投出する際に使用するハンドル２１及び計数ボタン２２が設けられている。

計数ボタン２２は、遊技機２０の遊技球数を減算し、対応する数を台間カード処理機１０の持玉に加算することで、投出可能な玉数の管理を遊技機２０から台間カード処理機１０に移行させる管理移行を行うための操作ボタンである。この管理移行は、入賞により現物の遊技玉が払い出される開放式の遊技機２０では、払い出された遊技玉を台間カード処理機１０が計数して持玉に加算する計数処理に対応する。

＜台間カード処理機１０の構成＞
次に、図２に示した台間カード処理機１０の構成について説明する。図４は、図２に示した台間カード処理機１０の構成を示す機能ブロック図である。図４に示すように、台間カード処理機１０は、紙幣搬送部１２、表示操作部１３、リーダライタ１４、通信部１５、記憶部１６、制御部１７及び遊技管理部１８を有する。

紙幣搬送部１２は、紙幣挿入口１２ａから挿入された紙幣の金種及び真偽を判別しつつ図示しない紙幣収納部に搬送する搬送部である。表示操作部１３は、有価価値等の各種情報の表示と、玉貸操作等の各種操作の受け付けを行なうタッチパネルディスプレイ等の入出力装置である。

リーダライタ１４は、カード挿入口１４ａに挿入されたカードからカードＩＤを、かざし部１４ｂにかざされた携帯端末から固有ＩＤを読み取る読取部である。なお、カード挿入口１４ａに挿入されたカードは、このリーダライタ１４を経て図示しないカード収納部に収納される。通信部１５は、島コントローラ３０を介して管理装置５０との間のデータ通信を行なうためのインタフェース部である。

記憶部１６は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等からなる記憶デバイスである。記憶部１６は、自装置状態データ１６ａ及びカードデータ１６ｂを記憶する。

自装置状態データ１６ａは、台間カード処理機１０の状態を示すデータである。この自装置状態データ１６ａには、台間カード処理機ＩＤ、遊技機ＩＤ、遊技種等を含む。台間カード処理機ＩＤは、台間カード処理機１０を遊技店内で一意に識別するための識別情報である。遊技種は、台間カード処理機１０に設定されたレートを示すデータである。遊技店内で複数のレートの遊技玉を扱う場合には、４円レートの遊技玉に「玉１」、２円レートの遊技玉に「玉２」、１円レートの遊技玉に「玉３」のように、レート毎に遊技種名を設定して管理している。台間カード処理機１０は、これらの遊技種から遊技に使用するレートを選択して、遊技種として記憶する。遊技種は、台間カード処理機１０が設置された区画毎に固定した遊技種を用いることとしてもよいし、遊技客の操作により変更可能としてもよい。

カードデータ１６ｂは、遊技客が使用中のカードに係るデータである。カードデータ１６ｂには、カードＩＤ、暗証番号、プリペイド価値、持玉、貯玉等を含む。カードＩＤは、リーダライタ１４により読み取られたカードＩＤである。図示しないカード収納部からカード挿入口１４ａにカードが搬送され、該カードが排出される場合には、この搬送途中でリーダライタ１４により読み取られたカードＩＤによってカードデータ１６ｂが更新される。また、カード挿入口１４ａから図示しないカード収納部にカードが搬送される場合にも、この搬送途中でリーダライタ１４により読み取られたカードＩＤによってカードデータ１６ｂが更新される。プリペイド価値は、玉貸しに使用可能なプリペイド価値の残高を示し、持玉及び貯玉は、それぞれの残高を示す。

遊技管理部１８は、認証や遊技機２０との通信に係る処理を行なう処理部である。この遊技管理部１８は、制御部１７と異なる基板上に形成することが望ましい。遊技管理部１８は、認証処理部１８ａ、認証鍵管理部１８ｂ及び遊技機状態管理部１８ｃを有する。実際には、これらのプログラムをＣＰＵ（Central Processing Unit）にロードして実行することにより、認証処理部１８ａ、認証鍵管理部１８ｂ及び遊技機状態管理部１８ｃにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。

認証処理部１８ａは、管理装置５０から受信した認証鍵を使用して遊技機２０の認証を実施する。認証処理部１８ａは、認証が成功したならば、遊技機２０へ動作許可を送信する。認証処理部１８ａは、認証が失敗した場合には、遊技機２０の使用を禁止する。なお、認証が失敗した場合であっても、最後の認証成功から所定期間内であれば遊技機２０への動作許可を送信し、最後の認証成功から所定期間が経過した後は遊技機２０への動作許可を送信せず、遊技機２０の使用を禁止するよう構成してもよい。

認証鍵管理部１８ｂは、認証鍵の管理を行なう処理部である。認証鍵には使用時間が設定されており、遊技機２０の稼働時間の累計が認証鍵の使用時間に達した場合に該認証鍵は使用不能となる。具体的には、認証鍵管理部１８ｂは、遊技管理部１８が形成された基板の通電時間を遊技機２０の稼働時間として用い、認証鍵の使用時間を管理している。認証鍵が使用不能となった場合には、認証鍵管理部１８ｂは、管理装置５０を介して店舗外の認証鍵管理センタから新たな認証鍵を取得し、認証鍵の更新を行なう。

遊技機状態管理部１８ｃは、遊技機２０と通信し、遊技機２０の状態を管理する処理部である。具体的には、遊技機状態管理部１８ｃは、遊技機２０からの遊技機ＩＤの取得、玉貸による遊技球数への加算要求の送信、持玉再プレイによる持玉から遊技球数への管理移行要求の送信、貯玉再プレイによる遊技球数への加算要求の送信、遊技機２０における打込玉数や賞出玉数等の遊技結果の受信、計数による遊技球数から持玉への管理移行要求の受信を行なう。かかる台間カード処理機１０と遊技機２０との通信は、所定の暗号方式を用いた暗号通信を用いる。

また、遊技機状態管理部１８ｃは、遊技機２０の現在の遊技球数、スタート、大当り、大当り種別、抽選回数などの遊技に設定された状態をさらに取得する。遊技機状態管理部１８ｃが遊技機２０の状態を取得する時間間隔は、遊技機２０において遊技玉が発射（使用）される間隔よりも短く設定することが望ましい。また、遊技機状態管理部１８ｃは、遊技機２０から遊技球数を取得したならば、該遊技球数を制御部１７に受け渡す。

なお、遊技機状態管理部１８ｃが遊技機２０から新たに遊技機ＩＤを取得するタイミングは、開店前に限定されるものではない。台間カード処理機１０の電源オンや電源オフを行なった場合、定期的な通信時、遊技球数に関する処理（玉貸、再プレイ、計数など）を行なった場合、オフライン状態からの復帰時などに遊技機ＩＤの取得や遊技機２０の入れ替えの判定を行なうことができる。また、これらのタイミングを組み合わせて用いてもよい。

制御部１７は、台間カード処理機１０を全体制御する制御部であり、データ管理部１７ａ及び稼働データ通知部１７ｂを有する。実際には、これらのプログラムをＣＰＵにロードして実行することにより、データ管理部１７ａ及び稼働データ通知部１７ｂにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。

データ管理部１７ａは、カードが挿入された場合に、カードＩＤ及び台間カード処理機ＩＤを含むカード挿入通知を管理装置５０に送信する。また、データ管理部１７ａは、管理装置５０から有価価値（プリペイド価値、持玉及び貯玉の少なくともいずれか）を含むデータを受信した場合に、受信した有価価値によりカードデータ１６ｂを更新する。

また、データ管理部１７ａは、紙幣挿入口１２ａに紙幣が挿入されると、挿入された紙幣の金額、カードＩＤ及び台間カード処理機ＩＤを含む入金通知を管理装置５０に送信する。

また、データ管理部１７ａは、遊技客により玉貸操作が行なわれた場合に、カードＩＤ及び台間カード処理機ＩＤを含む玉貸要求を管理装置５０に送信する。この玉貸要求への応答として玉貸許可を受信したならば、データ管理部１７ａは、カードデータ１６ｂのプリペイド価値を減算し、所定数の玉数を遊技機２０の遊技球数に加算させるよう遊技管理部１８に指示する。

また、データ管理部１７ａは、持玉再プレイ操作を受け付けたならば、カードデータ１６ｂの持玉を減算して更新し、対応する玉数を遊技機２０の遊技球数に加算させるよう遊技管理部１８に指示する。

また、データ管理部１７ａは、カードデータ１６ｂに示された貯玉の残高が貯玉再プレイ単位数以上である場合には、表示操作部１３に貯玉再プレイボタンを表示し、貯玉再プレイ操作を受け付け可能とする。データ管理部１７ａは、遊技客により貯玉再プレイ操作が行なわれた場合に、カードＩＤ及び台間カード処理機ＩＤを含む貯玉再プレイ要求を管理装置５０に送信する。この貯玉再プレイ要求への応答として貯玉再プレイデータを受信したならば、カードデータ１６ｂの貯玉の残高を更新し、貯玉再プレイ単位数に対応する玉数を遊技機２０の遊技球数に加算させるよう遊技管理部１８に指示する。なお、初回の貯玉再プレイ操作時には、暗証番号の入力を求め、カードデータ１６ｂに示された暗証番号と一致することを、貯玉再プレイ要求を送信するための条件とする。

また、データ管理部１７ａは、遊技管理部１８が遊技機２０から遊技玉の移行要求を受け付けた場合には、遊技管理部１８に指示された玉数をカードデータ１６ｂの持玉に加算して更新する。

また、データ管理部１７ａは、カード返却操作を受け付けた場合には、カードＩＤ、台間カード処理機ＩＤ、持玉の残高を含む持玉加算要求を管理装置５０に送信する。そして、カードデータ１６ｂをクリアした後、カード排出通知を管理装置５０に送信し、カードを排出する。

稼働データ通知部１７ｂは、遊技機２０から受信した稼働データを管理装置５０に送信する処理部である。稼働データ通知部１７ｂは、アウトデータ、セーフデータ、特賞データ、時短データなどの稼働データを遊技機２０から受信したならば、受信した遊技機の遊技機ＩＤに関連付けて、この稼働データを管理装置５０に送信する。

次に、図４に示した台間カード処理機１０の記憶部１６が記憶するデータの一例について説明する。図５は、図４に示した自装置状態データ１６ａ及びカードデータ１６ｂの一例を示す図である。

図５（ａ）に示す自装置状態データ１６ａは、台間カード処理機１０のＩＤが「Ａ１０１」であり、接続されている遊技機２０の遊技機ＩＤが「Ｂ２０１」、台間カード処理機１０の遊技種として「玉１」が設定された状態を示している。

図５（ｂ）に示すカードデータ１６ｂは、台間カード処理機１０に挿入されたカードのＩＤが「２００５」であることを示している。ここでは、カードＩＤの上１桁がカードの種別を示しており、上１桁が「１」のカードが一般カード、上１桁が「２」のカードが会員カードであるものとする。また、カードデータ１６ｂは、貯玉再プレイ用の暗証番号が「１２３４」であり、プリペイド価値が「３０００」度数である状態を示している。

また、カードデータ１６ｂは、玉１の持玉の残高が「１１５０」玉であり、玉２の持玉の残高が「０」玉であり、玉３の持玉の残高が「０」玉である。また、玉１の貯玉の残高が「４０００」玉であり、玉２の貯玉の残高が「０」玉であり、玉３の貯玉の残高が「０」玉である状態を示している。

＜遊技機２０の構成＞
次に、図２に示した遊技機２０の構成について説明する。図６は、図２に示した遊技機２０の構成を示す機能ブロック図である。図６に示すように、遊技機２０は、通信制御部２３、演出制御部２４、遊技制御部２５及び遊技玉制御部２６を有する。通信制御部２３は、台間カード処理機１０との間のデータ通信を制御するための制御部である。台間カード処理機１０との通信は、所定の暗号方式を用いた暗号通信を用いる。

通信制御部２３は、遊技機２０の起動時に、遊技制御部２５及び／又は遊技玉制御部２６に設けられる制御ＣＰＵから識別情報を読み出し、識別情報が適切かどうかを確認し、適切であれば、台間カード処理機１０との通信を確立して待機状態となる。待機状態において、台間カード処理機１０から動作許可を受信したならば、演出制御部２４、遊技制御部２５及び遊技玉制御部２６を起動し、遊技可能な状態とする。

遊技制御部２５は、遊技機２０による遊技を制御する制御部である。実際には、遊技制御部２５に対応するプログラムをＣＰＵにロードして実行することにより、プロセスを実行させることになる。

具体的には、遊技制御部２５は、ハンドル操作検出による遊技玉の遊技盤面への発射制御、遊技盤面における入賞口に入った遊技玉の検出、始動口に入った遊技玉による乱数（０～６５５３５の乱数値の中で、所定の範囲ごとに大当り、小当り、はずれの数値が割り当てられているもの）の取得及び抽選（特別図柄及び普通図柄）、遊技盤面に設けられる可動部材（チューリップ等）の制御、遊技盤面に設けられる特別図柄表示装置の表示制御、不正の虞がある異常（前枠が開いている、振動を検知した等）の検出及び上位装置への通知等を行う。

遊技盤面には多数の障害釘が植設されており、ハンドル操作によって遊技盤面に発射された遊技玉は、障害釘の間を落下していき、入賞口、始動口に入賞するか、入賞せずに遊技盤面のアウト口から遊技盤面外に排出される。遊技玉が始動口に入賞したことにより抽選が行われ、大当りとなると、遊技盤面上の所定の入賞口を複数回開放状態に制御する大当り遊技が行われ、この入賞口への遊技玉の入賞が容易になることにより、遊技客に賞玉を付与する。

また、大当りには、大当り遊技終了後、遊技客に所定の特典遊技を付与する特典付大当り遊技がある。特典付き大当り遊技には、確率変動大当りと時短大当りが含まれる。確率変動大当りと時短大当りは、それぞれ大当り後に特典遊技として確率変動遊技と時短遊技を付与するものである。この時短遊技はａ時短と呼ばれ、普通図柄抽選（上記する可動部材の開閉抽選）及び／又は特別図柄抽選（上記する遊技玉の入賞による大当り抽選）の変動時間（抽選処理を開始してから結果を表示するまでの時間）を短縮することにより、単位時間あたりの抽選回数を増大させ、単位時間あたりに大当りに当選する確率を高める特典遊技である。この特典遊技には、普通図柄の当選確率を高くする普通図柄確率変動を含んでいても良い。時短大当りによる時短遊技は、特別図柄抽選の抽選回数が大当り後所定の回数行われた場合に終了する。時短遊技には、このａ時短の他、ｂ時短及びｃ時短があり、それぞれの発生及び終了時には、その旨を示すデータを台間カード処理機１０に送信する。なお、ｃ時短では、時短の継続する所定のスタート数が複数規定されており（例えば、１０回、１００回、１５０回）、ｃ時短開始データにはこのスタート数を含める。なお、確率変動遊技については後述する。

遊技制御部２５は、確率変動機能を有する。確率変動機能とは、抽選結果が大当りのうち、特に定められた乱数範囲になった場合に、次回抽選に用いる大当りの乱数範囲を変更する（一般的には１０倍程度にする）制御を行う機能である。確率変動遊技は、この変更された後の確率を用いて特別図柄抽選を行うものである。確率変動遊技は、次回大当り当選まで継続される。また、確率変動遊技と時短遊技を同時に付与してもよい。ただし、不測の遊技店の損害を予防するため、確率変動遊技あるいは時短遊技開始後、一定の遊技媒体を遊技客が獲得した場合は、打ち止め（一旦カードを排出し、賞品交換あるいは台移動を要求する）処理としてもよい。この場合、確率変動遊技状態になった後の遊技媒体数を遊技機２０にて計数し、この計数値が所定値になった場合に遊技玉の発射を停止する等の遊技停止制御を行うことで実現できる。

演出制御部２４は、遊技中の演出を制御する制御部であり、演出図柄抽選部２４ａ及び演出抽選部２４ｂを有する。実際には、これらのプログラムをＣＰＵにロードして実行することにより、演出図柄抽選部２４ａ及び演出抽選部２４ｂにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。

演出図柄抽選部２４ａは、遊技制御部２５での特別図柄抽選に基づく、演出図柄（遊技盤面内の表示装置等の演出図柄表示装置で表示する図柄）の抽選（具体的には表示を最終的に７，７，７で止めるかどうかなど）を行う。

演出抽選部２４ｂは、演出図柄による抽選結果を表示するまでに行う演出の種類の抽選（キャラクタが出てきてリーチ演出をするなど）を行う。かかる演出は、メインの抽選結果に対して選択される演出が異なるように設定される。

演出制御部２４は、各演出の演出データを記憶する。さらに、演出制御部２４は、演出図柄表示装置の表示を制御し、演出実行時には、背景図柄データに演出データを重ねて演出表示を行う。また、確率変動時には、通常状態と異なる背景色データを設定する。

遊技玉制御部２６は、遊技球数を制御する制御部である。実際には、遊技玉制御部２６に対応するプログラムをＣＰＵにロードして実行することにより、プロセスを実行させることになる。遊技可能数管理部２６ａは、遊技可能数すなわち遊技球数を管理する管理部である。

具体的には、遊技玉制御部２６は、遊技球数を遊技可能数メモリに記憶させ、遊技玉を発射する度に遊技球数を「１」減算し、入賞により獲得される賞出玉数を遊技球数に加算する。また、台間カード処理機１０より玉数を通知された場合には、通知された玉数を遊技球数に加算して、台間カード処理機１０に対して遊技球数に加算した旨を示す確認信号を送信する。また、遊技玉制御部２６は、遊技機２０に封入された遊技玉（循環玉）のクリーニング制御を行うこともできる。

また、遊技玉制御部２６は、遊技可能数メモリに記憶された遊技球数を定期的に台間カード処理機１０に送信する。この場合には、遊技玉制御部２６は、遊技可能数メモリの内容をゼロクリアすることなく、遊技状態によって遊技球数の更新を継続しつつ、台間カード処理機１０へデータ取得時点での遊技球数の送信を行う。

また、遊技機２０には、計数ボタン２２が設けられており、この計数ボタン２２が押下されたことを示す信号が遊技玉制御部２６に入力される。遊技玉制御部２６は、計数ボタン２２の押下操作を検出し、検出信号の立ち上がりから立ち下がりまでが一定時間未満あると、一定数ずつ（例えば１回の操作あたり１００玉）の遊技球数のデータとともに、台間カード処理機１０に管理移行要求を送信する。そして、台間カード処理機１０の管理に移行した分の玉数を遊技球数から減算（無効化）する。また、計数ボタン２２の押下操作を検出し、検出信号が立ち上がってから所定時間以上立ち下がりが検出されない場合には、検出信号が立ち上がった状態が一定時間続くごとに一定数ずつ（例えば５秒あたり２００玉）の遊技球数のデータとともに、台間カード処理機１０に管理移行要求を送信する。そして、台間カード処理機１０の管理に移行した分の玉数を遊技球数から減算（無効化）する。遊技球数からの減算にあたっては、メモリに記憶した１の値から減算対象の値をディクリメントする方法や、メモリに記憶した値を減算後の値で更新し、減算前の値を削除あるいは論理削除して無効化する方法等が考えられるが、減算後の値が特定可能な状態であれば特に限定はされない。

遊技制御部２５と遊技玉制御部２６とは、それぞれ個別の基板上に構成される。遊技制御部２５が構成された遊技制御基板と遊技玉制御部２６が構成された遊技玉制御基板は、それぞれ固有のＩＤを有する。遊技機２０は、遊技制御基板のＩＤと遊技玉制御基板のＩＤとを組合せ、遊技機ＩＤとして使用する。

＜管理装置５０の構成＞
次に、図２に示した管理装置５０の構成について説明する。図７は、図２に示した管理装置５０の構成を示す機能ブロック図である。図７に示すように、管理装置５０は、表示部５１及び入力部５２と接続され、外部ネットワーク通信部５３、店舗ネットワーク通信部５４、記憶部５５及び制御部５６を有する。

表示部５１は、液晶パネルやディスプレイ装置等の表示デバイスである。入力部５２は、キーボードやマウス等の入力デバイスである。外部ネットワーク通信部５３は、外部ネットワークを介して図示しない認証鍵管理センタとデータ通信するためのインタフェース部である。店舗ネットワーク通信部５４は、遊技店内において通信回線を介して島コントローラ３０、台ランプ４０、賞品管理装置６０及び精算機７０とデータ通信するためのインタフェース部である。

記憶部５５は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等の記憶デバイスであり、カード管理データ５５ａ、装置管理データ５５ｂ、会員管理データ５５ｃ、稼働データ５５ｄ、実績データ５５ｅ、大当り間回数データ５５ｆ、ｃ時短発生データ５５ｇ、ｃ時短内訳データ５５ｈ、ｃ時短間スタートデータ５５ｉ及び出玉データ５５ｊを記憶する。

カード管理データ５５ａは、カードＩＤにプリペイド価値の残高や持玉の残高等を関連付けたデータである。装置管理データ５５ｂは、遊技店に設置された装置に関するデータである。この装置管理データ５５ｂは、台間カード処理機ＩＤ、設置場所、遊技台番号、遊技機ＩＤ、遊技機２０の機種データ等を含む。会員管理データ５５ｃは、会員に対して発行した会員カードのカードＩＤに対して、会員の氏名、貯玉の情報等を関連付けたデータである。

稼働データ５５ｄは、遊技機２０の稼働状況を時系列に示すデータである。実績データ５５ｅは、遊技機２０における日毎の稼働実績を示すデータである。実績データ５５ｅは、月日、遊技機ＩＤ、大当り回数、確変回数、ｃ時短回数等を含む。

大当り間回数データ５５ｆは、大当り発生後、次の大当りが発生するまでの間のスタート数及びｃ時短回数を示すデータである。ｃ時短発生データ５５ｇは、ｃ時短が発生した際のｃ時短区分を示すデータである。ｃ時短区分には、「１０回時短」、「１００回時短」及び「１５０回時短」がある。

ｃ時短内訳データ５５ｈは、ｃ時短区分に基づいて、１日毎のｃ時短発生回数の内訳を示すデータである。ｃ時短間スタートデータ５５ｉは、ｃ時短発生後、次のｃ時短が発生するまでの間のスタート数を示すデータである。出玉データ５５ｊは、所定時間毎（例えば、１０分毎）の出玉数を示すデータである。

制御部５６は、管理装置５０の全体制御を行う制御部であり、カード管理部５６ａ、装置管理部５６ｂ、会員管理部５６ｃ、稼働データ管理部５６ｄ、実績データ管理部５６ｅ、ｃ時短データ管理部５６ｆ、出玉データ管理部５６ｇ及びデータ通知部５６ｈを有する。実際には、これらのプログラムをＣＰＵにロードして実行することにより、カード管理部５６ａ、装置管理部５６ｂ、会員管理部５６ｃ、稼働データ管理部５６ｄ、実績データ管理部５６ｅ、ｃ時短データ管理部５６ｆ、出玉データ管理部５６ｇ及びデータ通知部５６ｈにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。

カード管理部５６ａは、カード管理データ５５ａの管理を行う処理部である。カード管理部５６ａは、台間カード処理機１０、賞品管理装置６０及び精算機７０と通信して、カードＩＤに対応付けられたプリペイド価値及び持玉の残高を更新する。また、カード管理部５６ａは、台間カード処理機１０からカード挿入通知を受信した場合には、該カードに関連づけられた有価価値及び持玉の残高を通知する。

装置管理部５６ｂは、装置管理データ５５ｂの管理を行う処理部である。装置管理部５６ｂは、台間カード処理機１０から取得した台間カード処理機ＩＤ、設置場所及び遊技機ＩＤ、並びに、台ランプ４０から受信した台ランプＩＤに基づいて、装置管理データ５５ｂを生成及び更新する。

会員管理部５６ｃは、会員管理データ５５ｃの管理を行う処理部である。会員管理部５６ｃは、賞品管理装置６０と通信して、カードＩＤに関連付けられた貯玉の残高を更新する。

ここで、会員管理部５６ｃによる貯玉再プレイ処理について説明する。会員管理部５６ｃは、台間カード処理機１０から貯玉再プレイ要求データを受信したならば、該貯玉再プレイ要求データ内のカードＩＤに関連付けられた貯玉のうち、払出先のレートの貯玉の残高を払出単位数だけ引落し、貯玉再プレイの可能数を再計算する。そして、減算後の残高と貯玉再プレイの可能数とを含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機１０に送信する。

稼働データ管理部５６ｄは、稼働データ５５ｄを管理する処理部である。稼働データ管理部５６ｄは、遊技機ＩＤに関連付けられたアウトデータ、セーフデータ、特賞データ、時短データなどの稼働データを台間カード処理機１０から受信したならば、この受信した稼働データを稼働データ５５ｄに記憶する。

実績データ管理部５６ｅは、実績データ５５ｅを管理する処理部である。実績データ管理部５６ｅは、稼働データ５５ｄが更新されたならば、稼働データ５５ｄの中で更新された部分のデータを抽出する。そして、この抽出したデータのデータ種別が大当り、確変開始又はｃ時短開始であれば、実績データ５５ｅの月日が当日における大当り回数、確変回数又はｃ時短回数の項目に１を加算する。この際、大当りについては、大当りの総数、大当り（超）及び大当り（小）に区分して、それぞれの項目に１を加算するとともに、ｃ時短開始からｃ時短終了の間における大当りについても、ｃ時短経由の項目に１を加算して実績データ５５ｅを更新する。

また、実績データ管理部５６ｅは、確変開始から確変終了までの間での大当り数を累積し、この累積値が実績データ５５ｅの最大継続の値を超過したならば、この累積値を実績データ５５ｅの最大継続に記憶する。

また、実績データ管理部５６ｅは、稼働データ５５ｄの更新されたデータのデータ種別がスタートであるならば、実績データ５５ｅの総スタート及び大当り後スタートにそれぞれ１を加算する。なお、ｃ時短開始からｃ時短終了の間におけるスタートの場合には、加算処理を行わない。

また、実績データ管理部５６ｅは、稼働データ５５ｄの更新されたデータのデータ種別が大当りであるならば、実績データ５５ｅの大当り後スタートの値をゼロにクリアする。

また、実績データ管理部５６ｅは、開店処理が開始されたならば、実績データ５５ｅの遊技機ＩＤ毎に当日分のデータ領域を生成するとともに、直近過去の月日における大当り後スタートの値を当日分のデータ領域の最終スタートに記憶する。

また、実績データ管理部５６ｅは、稼働データ５５ｄの更新されたデータのデータ種別が大当りであるならば、実績データ５５ｅの大当り回数を実績データ５５ｅの総スタートで除した値を実績データ５５ｅの大当り確率に記憶する。

また、実績データ管理部５６ｅは、稼働データ５５ｄの更新されたデータのデータ種別が大当りであるならば、実績データ５５ｅの通常時大当りを実績データ５５ｅの総スタートで除した値を実績データ５５ｅの初当り確率に記憶する。

また、実績データ管理部５６ｅは、稼働データ５５ｄの更新されたデータのデータ種別がｃ時短発生であるならば、実績データ５５ｅのｃ時短回数を実績データ５５ｅの総スタートで除した値を実績データ５５ｅのｃ時短確率に記憶する。

また、実績データ管理部５６ｅは、出玉データ５５ｊが記憶する最小値と最大値が更新されたならば、この差を算出して実績データ５５ｅの最大出玉に記憶する。

ｃ時短データ管理部５６ｆは、大当り間回数データ５５ｆ、ｃ時短発生データ５５ｇ、ｃ時短内訳データ５５ｈ及びｃ時短間スタートデータ５５ｉを管理する処理部である。ｃ時短データ管理部５６ｆは、稼働データ５５ｄが更新されたならば、更新された大当り、スタート又はｃ時短開始のデータ種別を用いて、大当り発生後から次の大当り発生までの間のスタート数及びｃ時短回数を累積し、遊技機ＩＤに対応付けて大当り間回数データ５５ｆに記憶する。

また、ｃ時短データ管理部５６ｆは、稼働データ５５ｄで更新されたデータ種別がｃ時短発生ならば、日時及び遊技機ＩＤに対応付けてｃ時短区分をｃ時短発生データ５５ｇに記憶する。

また、ｃ時短データ管理部５６ｆは、稼働データ５５ｄで更新されたデータ種別がｃ時短発生ならば、ｃ時短区分毎にｃ時短発生回数を累積し、１日毎に遊技機ＩＤに対応付けてｃ時短内訳データ５５ｈに記憶する。

また、ｃ時短データ管理部５６ｆは、稼働データ５５ｄで更新されたデータ種別がｃ時短発生ならば、ｃ時短発生後から次のｃ時短発生までの間のスタート数を累積し、遊技機ＩＤに対応付けてｃ時短間スタートデータ５５ｉに記憶する。

出玉データ管理部５６ｇは、出玉データ５５ｊを管理する処理部である。出玉データ管理部５６ｇは、稼働データ５５ｄで更新されたデータ種別が出玉に関するデータならば、このデータを用いて出玉を算出して累積し、所定時間毎（例えば、１０分毎）に遊技機ＩＤに対応付けて出玉データ５５ｊに記憶する。

データ通知部５６ｈは、実績データ５５ｅ、大当り間回数データ５５ｆ、ｃ時短発生データ５５ｇ、ｃ時短内訳データ５５ｈ、ｃ時短間スタートデータ５５ｉ及び出玉データ５５ｊを台ランプ４０に通知する処理部である。

データ通知部５６ｈは、実績データ５５ｅ、大当り間回数データ５５ｆ、ｃ時短発生データ５５ｇ、ｃ時短内訳データ５５ｈ、ｃ時短間スタートデータ５５ｉ又は出玉データ５５ｊが更新されたならば、更新された部分のデータを遊技機ＩＤ毎に抽出し、この遊技機ＩＤに対応する装置管理データ５５ｂの台ランプＩＤに該当する台ランプ４０に対して、更新された部分のデータを送信する。

次に、図７に示した管理装置５０の記憶部５５が記憶するデータの一例について説明する。図８～図１１は、図７に示したカード管理データ５５ａ、装置管理データ５５ｂ、会員管理データ５５ｃ、稼働データ５５ｄ、実績データ５５ｅ、大当り間回数データ５５ｆ、ｃ時短発生データ５５ｇ、ｃ時短内訳データ５５ｈ、ｃ時短間スタートデータ５５ｉ及び出玉データ５５ｊの一例を示す図である。

図８（ａ）に示すカード管理データ５５ａでは、カードＩＤ「１００１」に対して、プリペイド価値が「０」度数であり、各レートの持玉の残高が「０」玉であり、使用先ＩＤが「Ａ１０１」である状態が対応付けられている。すなわち、カードＩＤ「１００１」のカードは、装置ＩＤ「Ａ１０１」の台間カード処理機１０に挿入されており、持玉については台間カード処理機１０に管理が移っている。このため、各レートの持玉の残高はゼロである。

また、カード管理データ５５ａでは、カードＩＤ「２００１」に対して、プリペイド価値が「３０００」度数であり、持玉として、玉１の持玉の残高が「１００」玉であり、玉２の持玉の残高が「５０」玉であり、玉３の持玉の残高が「８０」玉である状態と対応付けられているが、使用先ＩＤの対応付けはされていない。すなわち、カードＩＤ「２００１」のカードは、台間カード処理機１０に挿入されておらず、持玉の管理が管理装置５０により行われている。

図８（ｂ）に示す装置管理データ５５ｂは、ＩＤ「Ａ１０１」の台間カード処理機１０に対して、その設置場所が「島１－１」であり、遊技台番号が「１１」であり、接続された遊技機２０のＩＤが「Ｂ２０１」であり、遊技種が「玉１」であり、遊技機２０の機種が「ＥＶ０１」であり、製造番号が「ａ」であり、台ランプＩＤが「Ｄ３０１」である状態を示している。また、この遊技機２０が使用中の状態にあることも示している。

また、装置管理データ５５ｂは、ＩＤ「Ａ２０１」の台間カード処理機１０に対して、その設置場所が「島２－１」であり、遊技台番号が「２１」であり、接続された遊技機２０のＩＤが「Ｂ５０６」であり、遊技種が「玉３」であり、遊技機２０の機種が「ＤＸ０３」であり、製造番号が「ｇ」であり、台ランプＩＤが「Ｄ３０２」である状態を示している。また、この遊技機２０が使用中の状態にあることも示している。

図８（ｃ）に示す会員管理データ５５ｃは、カードＩＤ「２００５」に対して、氏名が「特許太郎」であり、「玉１」の貯玉の残高が「４０００」玉であり、「玉２」の貯玉の残高が「０」玉であり、「玉３」の貯玉の残高が「０」玉である状態を示している。

図９（ａ）に示す稼働データ５５ｄは、時刻「２０２２／１２／０１ １１：１０：１４」に対して、遊技機ＩＤが「Ｂ５０６」であり、データ種別が「アウト」である状態を対応付け、時刻「２０２２／１２／０１ １１：１０：１６」に対して、遊技機ＩＤが「Ｂ２０１」であり、データ種別が「ｃ時短（１０）開始」である状態を対応付け、時刻「２０２２／１２／０１ １１：１２：０５」に対して、遊技機ＩＤが「Ｂ２０１」であり、データ種別が「大当り（小）」である状態を対応付けている。

図９（ｂ）に示す実績データ５５ｅは、月日が「２０２２／１２／０１」であり、遊技機ＩＤが「Ｂ２０１」である状態に対して、大当り回数が「９」回であり、確変回数が「６」回であり、ｃ時短回数が「２」回であり、ｃ時短継続が「０」回であり、大当り（超）における回数が「９」回であり、ｃ時短経由が「２」回であり、大当り（小）における回数が「０」回であり、ｃ時短経由が「０」回であり、通常時大当り回数が「３」回であり、大当り最大継続が「６」回であり、大当り確率が「１／２４２」であり、初当り確率が「１／６１３」であり、ｃ時短確率が「１／１０８９」であり、総スタートが「２１７８」回であり、最終スタートが「１１」回であり、大当り後スタートが「３４」回であり、最大出玉が「２６８２０」玉である状態を対応付けている。

また、実績データ５５ｅは、月日が「２０２２／１２／０１」であり、遊技機ＩＤが「Ｂ５０６」である状態に対して、大当り回数が「１１」回であり、確変回数が「７」回であり、ｃ時短回数が「４」回であり、ｃ時短継続が「０」回であり、大当り（超）における回数が「１１」回であり、ｃ時短経由が「３」回であり、大当り（小）における回数が「０」回であり、ｃ時短経由が「０」回であり、通常時大当り回数が「４」回であり、大当り最大継続が「７」回であり、大当り確率が「１／２１４」であり、初当り確率が「１／７１５」であり、ｃ時短確率が「１／７８５」であり、総スタートが「２３５４」回であり、最終スタートが「１４」回であり、大当り後スタートが「２５」回であり、最大出玉が「３１０４５」玉である状態を対応付けている。

また、実績データ５５ｅは、月日が「２０２２／１２／０２」であり、遊技機ＩＤが「Ｂ２０１」である状態に対して、大当り回数が「６」回であり、確変回数が「５」回であり、ｃ時短回数が「５」回であり、ｃ時短継続が「１」回であり、大当り（超）における回数が「６」回であり、ｃ時短経由が「１」回であり、大当り（小）における回数が「０」回であり、ｃ時短経由が「０」回であり、通常時大当り回数が「２」回であり、大当り最大継続が「６」回であり、大当り確率が「１／７１」であり、初当り確率が「１／１８７」であり、ｃ時短確率が「１／８５」であり、総スタートが「４２５」回であり、最終スタートが「３４」回であり、大当り後スタートが「１２」回であり、最大出玉が「７４２０」玉である状態を対応付けている。

図１０（ａ）に示す大当り間回数データ５５ｆは、大当り日時「２０２２／１２／０１ ０９：５６」に対して、遊技機ＩＤが「Ｂ２０１」であり、スタート数が「１５６」回であり、ｃ時短回数が「２」回である状態を対応付け、大当り日時「２０２２／１２／０１ １０：０２」に対して、遊技機ＩＤが「Ｂ５０６」であり、スタート数が「１２２」回であり、ｃ時短回数が「１」回である状態を対応付けている。

図１０（ｂ）に示すｃ時短発生データ５５ｇは、日時「２０２２／１２／０１ １０：２５」に対して、遊技機ＩＤが「Ｂ２０１」であり、ｃ時短区分が「１０回時短」である状態を対応付け、日時「２０２２／１２／０１ １０：３８」に対して、遊技機ＩＤが「Ｂ５０６」であり、ｃ時短区分が「１００回時短」である状態を対応付けている。

図１０（ｃ）に示すｃ時短内訳データ５５ｈは、月日が「２０２２／１２／０１」であり、遊技機ＩＤが「Ｂ２０１」である状態のｃ時短発生回数として、１０回時短が「６」回であり、１００回時短が「２」回であり、１５０回時短が「４」回である状態を対応付け、月日が「２０２２／１２／０１」であり、遊技機ＩＤが「Ｂ５０６」である状態のｃ時短発生回数として、１０回時短が「７」回であり、１００回時短が「３」回であり、１５０回時短が「２」回である状態を対応付けている。

図１１（ａ）に示すｃ時短間スタートデータ５５ｉは、ｃ時短発生日時「２０２２／１２／０１ １０：２５」に対して、遊技機ＩＤが「Ｂ２０１」であり、スタート数が「１３２」回である状態を対応付け、ｃ時短発生日時「２０２２／１２／０１ １０：３８」に対して、遊技機ＩＤが「Ｂ５０６」であり、スタート数が「９５」回である状態を対応付けている。

図１１（ｂ）に示す出玉データ５５ｊは、日時が「２０２２／１２／０１ １１：００」であり、遊技機ＩＤが「Ｂ２０１」である状態に対して、出玉数「５００」玉を対応付け、日時が「２０２２／１２／０１ １１：００」であり、遊技機ＩＤが「Ｂ５０６」である状態に対して、出玉数「８００」玉を対応付け、日時が「２０２２／１２／０１ １１：１０」であり、遊技機ＩＤが「Ｂ２０１」である状態に対して、出玉数「７００」玉を対応付けている。

＜台ランプ４０の構成＞
次に、図２に示した台ランプ４０の構成について説明する。図１２は、図２に示した台ランプ４０の構成を示す機能ブロック図である。図１２に示すように、台ランプ４０は、表示操作部４１、通信部４４、記憶部４５及び制御部４６を有する。

表示操作部４１は、遊技機２０の遊技に関する情報の表示及び表示内容の変更の受け付けを行なうタッチパネルディスプレイ等の入出力装置である。通信部４４は、管理装置５０との間のデータ通信を行なうためのインタフェース部である。

記憶部４５は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等からなる記憶デバイスであり、実績データ４５ａ、大当り間回数データ４５ｂ、ｃ時短発生データ４５ｃ、ｃ時短内訳データ４５ｄ、ｃ時短間スタートデータ４５ｅ及び出玉データ４５ｆを記憶する。

実績データ４５ａは、遊技機２０における日毎の稼働実績を示すデータである。大当り間回数データ４５ｂは、大当り発生後、次の大当りが発生するまでの間のスタート数及びｃ時短回数を示すデータである。ｃ時短発生データ４５ｃは、ｃ時短が発生した際のｃ時短区分を示すデータである。

ｃ時短内訳データ４５ｄは、ｃ時短区分に基づいて、１日毎のｃ時短発生回数の内訳を示すデータである。ｃ時短間スタートデータ４５ｅは、ｃ時短発生後、次のｃ時短が発生するまでの間のスタート数を示すデータである。出玉データ４５ｆは、所定時間毎（例えば、１０分毎）の出玉数を示すデータである。

制御部４６は、台ランプ４０の全体制御を行う制御部であり、データ管理部４６ａ及び表示制御部４６ｂを有する。実際には、これらのプログラムをＣＰＵにロードして実行することにより、データ管理部４６ａ及び表示制御部４６ｂにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。

データ管理部４６ａは、実績データ４５ａ、大当り間回数データ４５ｂ、ｃ時短発生データ４５ｃ、ｃ時短内訳データ４５ｄ、ｃ時短間スタートデータ４５ｅ及び出玉データ４５ｆを管理する処理部である。データ管理部４６ａは、管理装置５０から実績データ、大当り間回数データ、ｃ時短発生データ、ｃ時短内訳データ、ｃ時短間スタートデータ又は出玉データを受信したならば、受信したデータを実績データ４５ａ、大当り間回数データ４５ｂ、ｃ時短発生データ４５ｃ、ｃ時短内訳データ４５ｄ、ｃ時短間スタートデータ４５ｅ又は出玉データ４５ｆに記憶する。

表示制御部４６ｂは、ｃ時短を含む遊技の状況を表示する処理部である。表示制御部４６ｂは、実績データ４５ａが更新されたならば、この実績データ４５ａを用いて、大当り回数、ｃ時短回数及び総スタート数を表示操作部４１に表示する。

表示制御部４６ｂは、表示操作部４１から表示選択操作を受け付けたならば、受け付けた選択に応じた表示内容を表示操作部４１に表示する。表示選択では、「ｃ時短発生中のスタート回数」、「ｃ時短の発生回数、継続率、ｃ時短間のスタート数」、「ｃ時短の発生回数内訳」、「ｃ時短を経由した大当り回数、大当り確率」及び「各大当り間のｃ時短発生回数」の５種類が選択可能である。各表示の内容については、後述する。

次に、図１２に示した台ランプ４０の記憶部４５が記憶するデータの一例について説明する。図１３から図１５は、図１２に示した実績データ４５ａ、大当り間回数データ４５ｂ、ｃ時短発生データ４５ｃ、ｃ時短内訳データ４５ｄ、ｃ時短間スタートデータ４５ｅ及び出玉データ４５ｆの一例を示す図である。

図１３に示す実績データ４５ａは、月日が「２０２２／１２／０１」である状態に対して、大当り回数が「９」回であり、確変回数が「６」回であり、ｃ時短回数が「２」回であり、ｃ時短継続が「０」回であり、大当り（超）における回数が「９」回であり、ｃ時短経由が「２」回であり、大当り（小）における回数が「０」回であり、ｃ時短経由が「０」回であり、通常時大当りが「３」回であり、大当り最大継続が「６」回であり、大当り確率が「１／２４２」であり、初当り確率が「１／６１３」であり、ｃ時短確率が「１／１０８９」であり、総スタートが「２１７８」回であり、最終スタートが「１１」回であり、大当り後スタートが「３４」回であり、最大出玉が「２６８２０」玉である状態を対応付けている。

また、実績データ４５ａは、月日が「２０２２／１２／０２」である状態に対して、大当り回数が「６」回であり、確変回数が「５」回であり、ｃ時短回数が「５」回であり、ｃ時短継続が「１」回であり、大当り（超）における回数が「６」回であり、ｃ時短経由が「１」回であり、大当り（小）における回数が「０」回であり、ｃ時短経由が「０」回であり、通常時大当りが「２」回であり、大当り最大継続が「６」回であり、大当り確率が「１／７１」であり、初当り確率が「１／１８７」であり、ｃ時短確率が「１／８５」であり、総スタートが「４２５」回であり、最終スタートが「３４」回であり、大当り後スタートが「１２」回であり、最大出玉が「７４２０」玉である状態を対応付けている。

図１４（ａ）に示す大当り間回数データ４５ｂは、大当り日時「２０２２／１２／０１ ０９：５６」に対して、スタート数が「１５６」回であり、ｃ時短回数が「２」回である状態を対応付け、大当り日時「２０２２／１２／０１ １０：３５」に対して、スタート数が「５８」回であり、ｃ時短回数が「０」回である状態を対応付けている。

図１４（ｂ）に示すｃ時短発生データ４５ｃは、日時「２０２２／１２／０１ １０：１３」に対して、ｃ時短区分が「１００回時短」である状態を対応付け、日時「２０２２／１２／０１ １０：２５」に対して、ｃ時短区分が「１０回時短」である状態を対応付けている。

図１４（ｃ）に示すｃ時短内訳データ４５ｄは、月日が「２０２２／１２／０１」である状態のｃ時短発生回数として、１０回時短が「６」回であり、１００回時短が「２」回であり、１５０回時短が「４」回である状態を対応付け、月日が「２０２２／１２／０２」である状態のｃ時短発生回数として、１０回時短が「５」回であり、１００回時短が「３」回であり、１５０回時短が「１」回である状態を対応付けている。

図１５（ａ）に示すｃ時短間スタートデータ４５ｅは、ｃ時短発生日時「２０２２／１２／０１ １０：１３」に対して、スタート数が「２５」回である状態を対応付け、ｃ時短発生日時「２０２２／１２／０１ １０：２５」に対して、スタート数が「１３２」回である状態を対応付けている。

図１５（ｂ）に示す出玉データ４５ｆは、日時が「２０２２／１２／０１ １１：００」に対して、出玉数「５００」玉を対応付け、日時が「２０２２／１２／０１ １１：１０」に対して、出玉数「７００」玉を対応付けている。

＜実施形態１に係る台ランプ４０における表示内容の一例＞
次に、本実施形態１に係る台ランプ４０における表示内容の一例について説明する。図１６～図１８は、本実施形態１に係る台ランプ４０における表示内容の一例を示す図である。

台ランプ４０では、「ｃ時短発生中のスタート回数」、「ｃ時短の発生回数、継続率、ｃ時短間のスタート数」、「ｃ時短の発生回数内訳」、「ｃ時短を経由した大当り回数、大当り確率」及び「各大当り間のｃ時短発生回数」の５種類の表示方法があり、それぞれについて説明する。

「ｃ時短発生中のスタート回数」では、図１６（ａ）に示すように、出玉の推移を示すスランプグラフを表示するとともに、ｃ時短発生中におけるスタート回数が「９５回」であることを表示する。また、現在、ｃ時短発生中であれば、「発生中」と表示する。

「ｃ時短の発生回数、継続率、ｃ時短間のスタート数」では、図１６（ｂ）に示すように、ｃ時短の発生回数が「１２回」であり、ｃ時短中にｃ時短が再度発生する確率であるｃ時短継続率が「３３％」であり、前回のｃ時短が発生するまでに、その前のｃ時短終了からのスタート数を示す前回ｃ時短間スタートが「９５５回」であることを表示する。

「ｃ時短の発生回数内訳」では、図１７（ａ）に示すように、ｃ時短の発生回数が「１２回」であり、その内訳として、１０回時短の発生回数が「６回」であり、１００回時短の発生回数が「２回」であり、１５０回時短の発生回数が「４回」であることを表示する。

また、「ｃ時短の発生回数内訳」では、図１７（ｂ）に示すように、スランプグラフ上で、ｃ時短の発生した時点を表示することもできる。例えば、１０回時短の発生は「〇」で表示し、１００回時短の発生は「△」で表示し、１５０回時短の発生は「●」で表示する。

「ｃ時短を経由した大当り回数、大当り確率」では、図１８（ａ）に示すように、ｃ時短の発生回数が「１２回」であり、ｃ時短中に大当りが発生した回数であるｃ時短経由大当り回数が「５回」であり、ｃ時短中に大当りした確率であるｃ時短大当り確率が「４２％」であることを表示する。

「各大当り間のｃ時短発生回数」では、図１８（ｂ）に示すように、大当りと大当りの間に発生したスタートの回数を示すスタート履歴グラフにおいて、ｃ時短が発生した回数を丸数字で表示する。例えば、１回前の大当りとその前の大当りの間では、ｃ時短が１回発生したことを「Ａ１」で表示し、７回前の大当りとその前の大当りの間では、ｃ時短が３回発生したことを「Ａ３」で表示し、８回前の大当りとその前の大当りの間では、ｃ時短が２回発生したことを「Ａ２」で表示する。

＜実施形態１に係る管理装置５０における処理手順＞
次に、本実施形態１に係る管理装置５０における処理手順について説明する。図１９は、本実施形態１に係る管理装置５０における処理手順を示すフローチャートである。

図１９に示すように、管理装置５０は、台間カード処理機１０から稼働データを受信したならば（ステップＳ１０１：Ｙｅｓ）、受信したデータを稼働データ５５ｄに記憶して更新する（ステップＳ１０２）。

稼働データ５５ｄの更新されたデータを用いて大当り回数、確変回数、ｃ時短回数、大当り確率、ｃ時短確率等を算出し、算出したそれぞれの値を実績データ５５ｅに記憶して更新するとともに、この実績データ５５ｅを用いて、大当り間回数データ５５ｆ、ｃ時短発生データ５５ｇ、ｃ時短内訳データ５５ｈ、ｃ時短間スタートデータ５５ｉ及び出玉データ５５ｊを更新する（ステップＳ１０３）。

実績データ５５ｅ、大当り間回数データ５５ｆ、ｃ時短発生データ５５ｇ、ｃ時短内訳データ５５ｈ、ｃ時短間スタートデータ５５ｉ及び出玉データ５５ｊの各データを遊技機ＩＤ毎に抽出し、この遊技機ＩＤに対応する装置管理データ５５ｂの台ランプＩＤに該当する台ランプ４０に対して、抽出した各データを送信し（ステップＳ１０４）、処理を終了する。

上述してきたように、本実施形態１に係る遊技システムでは、遊技機においてｃ時短が発生した場合に、ｃ時短を含む遊技の状況を表示するよう構成したので、遊技機に係る情報を効率良く提供することができる。

なお、上記の実施形態１では、遊技機から管理装置を経由して、ｃ時短に関する情報を台ランプに表示する構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、遊技機から、ｃ時短に関する情報を直接台ランプに通知して表示するよう構成することもできる。

また、上記の実施形態１では、台ランプの表示操作部において選択操作を受け付けることにより、ｃ時短に関する情報を表示する構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、台ランプがｃ時短に関する情報を受信したならば、自動的にｃ時短に関する情報を表示するよう構成することもできる。

また、上記の実施形態１では、スランプグラフ上にｃ時短の発生した時点を表示する構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ｃ時短が発生したならば、スランプグラフ上に表示色を変更してリアルタイムに表示し、ｃ時短の発生を明示するよう構成することもできる。

また、上記の実施形態１では、ｃ時短に関する情報を台ランプで表示する構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、遊技機毎のｃ時短に関する情報を管理装置において表示するよう構成することもできる。

また、上記の実施形態１では、ｃ時短に関する情報を台ランプで表示する構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、開店から所定の時間までの間におけるｃ時短の発生の有無について明示して表示するよう構成することもできる。

また、上記の実施形態１では、ｃ時短に関する情報を台ランプで表示する構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ｃ時短発生中において再度ｃ時短が発生した場合に得るｃ時短中の総スタート数と、ｃ時短がそれぞれ単独で発生した場合に得ることができたｃ時短中の総スタート数との差を表示するよう構成することもできる。

また、上記の実施形態１では、ｃ時短に関する情報の処理を管理装置において処理する構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ｃ時短に関する情報の処理を台間カード処理機において処理するようよう構成することもできる。

［変形例］
ところで、上記の実施形態１では、ｃ時短に関する情報を台ランプで表示する構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、遊技店内の遊技機等の情報を表示する装置である情報公開装置において表示するよう構成することもできる。本変形例では、ｃ時短に関する情報を情報公開装置において表示する遊技システムについて説明する。

＜変形例に係る遊技システムのシステム構成＞
次に、本変形例に係る遊技システムのシステム構成について説明する。図２０は、本変形例に係る遊技システムのシステム構成を示す図である。図２０に示すように、遊技店には、複数の遊技機２０と、各遊技機２０にそれぞれ対応して設けられた台間カード処理機１０とが設置される。

台間カード処理機１０は、島コントローラ３０を介して店内のネットワークである通信回線と接続される。通信回線には、島コントローラ３０、情報公開装置２００、管理装置１００、賞品管理装置６０及び精算機７０が接続される。

管理装置１００は、実績データ、大当り間回数データ、ｃ時短発生データ、ｃ時短内訳データ、ｃ時短間スタートデータ又は出玉データが更新されたならば、更新された部分のデータを情報公開装置２００に対して送信する。

情報公開装置２００は、遊技店内の遊技機２０等に関する情報を表示する装置である。情報公開装置２００は、管理装置１００から実績データ、大当り間回数データ、ｃ時短発生データ、ｃ時短内訳データ、ｃ時短間スタートデータ又は出玉データを受信したならば、それぞれのデータを記憶する。

また、情報公開装置２００は、実績データが更新されたならば、大当り回数、ｃ時短回数及び総スタート数を表示する。情報公開装置２００は、表示選択操作を受け付けたならば、受け付けた選択に応じた表示内容を表示する。

上述してきたように、本変形例に係る遊技システムでは、遊技機においてｃ時短が発生した場合に、遊技店内の遊技機等の情報を表示する装置である情報公開装置において、ｃ時短を含む遊技の状況を表示するよう構成したので、遊技機に係る情報を効率良く提供することができる。

なお、上記の変形例では、情報公開装置においてｃ時短を含む遊技の状況を表示する構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、デジタルサイネージなどの表示装置においてｃ時短を含む遊技の状況を表示するよう構成することもできる。

［実施形態２］
ところで、上記の実施形態１では、ｃ時短に関する情報を台ランプで表示する構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、遊技情報を提供するサイトにおいて、遊技機のｃ時短に関する情報を提供するよう構成することもできる。本実施形態２では、遊技情報を提供するサイトにおいて、遊技機のｃ時短に関する情報を提供する遊技システムについて説明する。

＜実施形態２に係る遊技システムの概要＞
まず、本実施形態２に係る遊技システムの概要について説明する。図２１は、本実施形態２に係る遊技システムの概要を説明するための説明図である。

図２１（ａ）に示すように、本実施形態２に係る遊技システムでは、ある遊技客の遊技中にｃ時短が発生したならば（Ｓ１１）、このｃ時短に関する情報が遊技情報提供サイトに通知される。

図２１（ｂ）に示すように、利用者端末５００は、遊技情報提供サイトにアクセスしてｃ時短を含む遊技の状況を表示する（Ｓ１２）。

例えば、ｃ時短の発生した遊技機が、店舗名「パーラーＡＢＣ」の遊技店の「１１」番台で、機種が「仮面タロウ」であった場合、遊技情報提供サイトにおいてこの遊技機に関する情報を閲覧すると、利用者端末５００には、大当り回数、確変回数、ｃ時短回数、大当り（超）の回数及びｃ時短経由の回数等が表示される。

＜実施形態２に係る遊技システムのシステム構成＞
次に、本実施形態２に係る遊技システムのシステム構成について説明する。図２２は、本実施形態２に係る遊技システムのシステム構成を示す図である。図２２に示すように、遊技店には、複数の遊技機２０と、各遊技機２０にそれぞれ対応して設けられた台間カード処理機１０とが設置される。

台間カード処理機１０は、島コントローラ３０を介して店内のネットワークである通信回線と接続される。通信回線には、島コントローラ３０、管理装置３００、賞品管理装置６０及び精算機７０が接続される。

また、管理装置３００は、店外のネットワークであるインターネットと接続される。インターネットには、情報管理装置４００及び利用者端末５００が接続される。

管理装置３００は、実績データが更新されたならば、更新された部分のデータを情報管理装置４００に対して送信する。

情報管理装置４００は、各遊技店内の遊技機２０等に関する情報及び遊技情報提供サイトを管理する装置である。情報管理装置４００は、管理装置３００から実績データを受信したならば、受信した実績データを記憶するとともに、この実績データを遊技情報提供サイトに掲載する。

利用者端末５００は、遊技情報提供サイトにアクセスして実績データ等を表示する装置である。

＜実施形態２に係る利用者端末５００おける表示の一例＞
次に、本実施形態２に係る利用者端末５００おける表示の一例について説明する。図２３は、本実施形態２に係る利用者端末５００おける表示の一例を示す図である。

図２３に示すように、利用者端末５００では、表示対象となる店舗名、機種、台番号が表示され、続いて当該遊技機に係る遊技状況が表示される。

具体的には、店舗名が「パーラーＡＢＣ」であり、機種が「仮面タロウ」であり、台番号が「１１」である遊技機を対象とした遊技状況である旨が表示される。

遊技状況としては、月日が「本日」に対して、大当り回数が「６」回であり、確変回数が「５」回であり、ｃ時短回数が「５」回であり、大当り（超）における回数が「６」回であり、ｃ時短経由が「１」回であり、大当り（小）における回数が「０」回であり、ｃ時短経由が「０」回であり、大当り最大継続が「６」回であり、大当り確率が「１／７１」であり、初当り確率が「１／１８７」であり、ｃ時短確率が「１／８５」であり、総スタートが「４２５」回であり、最終スタートが「３４」回であり、最大出玉が「７４２０」玉である状態が対応付けられていることを表示する。

また、月日が「１日前」に対して、大当り回数が「９」回であり、確変回数が「６」回であり、ｃ時短回数が「２」回であり、大当り（超）における回数が「９」回であり、ｃ時短経由が「２」回であり、大当り（小）における回数が「０」回であり、ｃ時短経由が「０」回であり、大当り最大継続が「６」回であり、大当り確率が「１／２４２」であり、初当り確率が「１／６１３」であり、ｃ時短確率が「１／１０８９」であり、総スタートが「２１７８」回であり、最終スタートが「１１」回であり、最大出玉が「２６８２０」玉である状態が対応付けられていることを表示する。

上述してきたように、本実施形態２に係る遊技システムでは、遊技情報を提供するサイトにおいて遊技機のｃ時短に関する情報を提供するよう構成したので、遊技機に係る情報を効率良く提供することができる。

なお、上記の実施形態２では、遊技情報を提供するサイトにおいて遊技機のｃ時短に関する情報を提供する構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、遊技情報提供サイトの会員のみが遊技機のｃ時短に関する情報を閲覧できるよう構成することもできる。

［実施形態３］
ところで、上記の実施形態１では、ｃ時短に関する情報を台ランプで表示する構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ｃ時短未発生の遊技機において、遊技に使用する媒体を制限するよう構成することもできる。本実施形態３では、ｃ時短未発生の遊技機において、遊技に使用する媒体を制限する遊技システムについて説明する。

＜実施形態３に係る遊技システムの概要＞
まず、本実施形態３に係る遊技システムの概要について説明する。図２４は、本実施形態３に係る遊技システムの概要を説明するための説明図である。

図２４に示すように、本実施形態３に係る遊技システムでは、ｃ時短未搭載の遊技機Ａに対する遊技の制限は行わない（Ｓ２１）。また、ｃ時短搭載の遊技機において、ｃ時短が発生済みである遊技機Ｂに対しても遊技の制限は行わない（Ｓ２２）。

一方、ｃ時短搭載の遊技機において、ｃ時短が未発生である遊技機Ｃに対しては、遊技の制限を行う（Ｓ２３）。例えば、貯玉の使用を禁止する。

＜実施形態３に係る遊技制限の一例＞
次に、本実施形態３に係る遊技制限の一例について説明する。図２５は、本実施形態３に係る遊技制限の一例を示す図である。図２５に示すように、遊技制限の制限パターンには、利用可能な媒体の種類によって、パターン１からパターン５までがある。

パターン１では、現金のみの利用が可能であり、持玉及び貯玉の利用が不可である。パターン２では、現金及び持玉の利用が可能であるが、持玉の利用は５００玉までである。パターン３では、現金及び持玉の利用が可能であり、持玉の利用に制限はない。

パターン４では、現金、持玉及び貯玉の利用が可能であるが、持玉の利用は５００玉までであり、貯玉の利用は３００玉までである。パターン５では、現金、持玉及び貯玉の利用が可能であるが、貯玉の利用は３００玉までである。持玉の利用に制限はない。

なお、上記の各パターンで、持玉又は貯玉の利用可能な玉数を制限する場合において、機種毎に玉数の条件を変更することを可能とする。

上述してきたように、本実施形態３に係る遊技システムでは、ｃ時短未発生の遊技機において、遊技に使用する媒体を制限するよう構成したので、遊技機に係る情報を効率良く提供することができる。

なお、上記の実施形態３では、ｃ時短未発生の遊技機において、遊技に使用する媒体を制限する構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ｃ時短搭載の遊技機での遊技においては、現金投入時の払出単位を変更可能とするよう構成することもできる。例えば、ｃ時短未搭載の場合は５００円単位の払出とし、ｃ時短搭載の場合は１０００円単位の払出とするよう構成することもできる。

また、上記の実施形態３では、ｃ時短未発生の遊技機において、遊技に使用する媒体を制限する構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、大当りが発生していない状況であれば、投入した現金の所定額以上（例えば、１０００円以上）を使用するまでは、他の遊技機でのプリペイド残高の使用を禁止するよう構成することもできる。例えば、ｃ時短未発生の遊技機での遊技に１０００円を投入し、そのうちの５００円を使用したものの、大当りが発生していない場合、他のｃ時短未発生の遊技機での遊技において、プリペイド残高の５００度数の使用を禁止するよう構成することもできる。

また、上記の実施形態３では、ｃ時短未発生の遊技機において、遊技に使用する媒体を制限する構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、所定のスタート数に達してもｃ時短が発生しなかったならば、遊技に使用する媒体の制限を解除するよう構成することもできる。

［実施形態４］
ところで、上記の実施形態１では、ｃ時短に関する情報を台ランプで表示する構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ｃ時短の発生の有無を遊技機毎に表示するよう構成することもできる。本実施形態４では、ｃ時短の発生の有無を遊技機毎に表示する遊技システムについて説明する。

＜実施形態４に係る遊技システムの概要＞
まず、本実施形態４に係る遊技システムの概要について説明する。図２６は、本実施形態４に係る遊技システムの概要を説明するための説明図である。

図２６に示すように、本実施形態４に係る遊技システムでは、ｃ時短の発生の有無を遊技機毎に表示する。例えば、図２６（ａ）に示すように、ｃ時短未搭載の遊技機Ａでは、台間カード処理機の状態表示部が青色に点灯する。ｃ時短搭載の遊技機Ｂにおいて、ｃ時短が発生したならば、台間カード処理機の状態表示部が黄色に点灯する。ｃ時短搭載の遊技機Ｃにおいて、ｃ時短が発生していないならば、台間カード処理機の状態表示部が緑色に点灯する。

また、利用者端末９００は、遊技情報提供サイトにアクセスすることにより、遊技店に設置されている遊技機において、ｃ時短の発生の有無を表示することができる。例えば、図２６（ｂ）に示すように、店舗名が「パーラーＡＢＣ」のパチンコの遊技機において、００１番台（機種は「仮面タロウ」）はｃ時短発生済みであり、００２番台（機種は「仮面タロウ」）はｃ時短未発生であることを表示する。

＜実施形態４に係るｃ時短の情報表示に関する処理手順＞
次に、本実施形態４に係るｃ時短の情報表示に関する処理手順について説明する。図２７は、本実施形態４に係るｃ時短の情報表示に関する処理手順を示す図である。

図２７に示すように、管理装置７００で開店処理を開始したならば（Ｓ３１）、管理装置７００は台間カード処理機６００に開店通知を通知する（Ｓ３２）。

台間カード処理機６００が開店処理を行い、遊技が開始された後（Ｓ３３）、遊技機２０でｃ時短が発生したならば（Ｓ３４）、遊技機２０はｃ時短発生通知を台間カード処理機６００に通知する（Ｓ３５）。

台間カード処理機６００は、ｃ時短発生済みに状態を変更する（Ｓ３６）。具体的には、状態表示部の色を緑色から黄色に変更する。そして、台間カード処理機６００は、ｃ時短発生通知を管理装置７００に通知する（Ｓ３７）。

管理装置７００は、ｃ時短発生通知を情報管理装置８００に通知し（Ｓ３８）、情報管理装置８００は、サイト情報をｃ時短発生済みに更新する（Ｓ３９）。利用者端末９００は、遊技情報提供サイトにアクセスし、ｃ時短発生済みの情報を表示する（Ｓ４０）。

＜実施形態４に係る利用者端末９００における表示の一例＞
次に、本実施形態４に係る利用者端末９００における表示の一例について説明する。図２８は、本実施形態４に係る利用者端末９００における表示の一例を示す図である。

図２８に示すように、遊技情報提供サイトにアクセスした利用者端末９００は、遊技店に設置されている遊技機におけるｃ時短の発生の有無を表示する。具体的には、店舗名が「パーラーＡＢＣ」のパチンコの遊技機において、台番号が「００１」であり、機種が「仮面タロウ」である遊技機は、ｃ時短の搭載が「有」であり、ｃ時短の発生は「済」であることを表示する。

また、台番号が「００２」であり、機種が「仮面タロウ」である遊技機は、ｃ時短の搭載が「有」であり、ｃ時短の発生は「未」であることを表示し、台番号が「００３」であり、機種が「仮面タロウ」である遊技機は、ｃ時短の搭載が「有」であり、ｃ時短の発生は「済」であることを表示する。

また、台番号が「００４」であり、機種が「南斗の刃」である遊技機は、ｃ時短の搭載が「無」であり、ｃ時短の発生は「－」であることを表示し、台番号が「００５」であり、機種が「南斗の刃」である遊技機は、ｃ時短の搭載が「無」であり、ｃ時短の発生は「－」であることを表示する。

また、遊技機の合計が「４５０台」であり、ｃ時短搭載の遊技機の台数が「２４５台」であり、そのうちでｃ時短未発生の遊技機の台数が「３３台」であることを表示する。

上述してきたように、本実施形態４に係る遊技システムでは、ｃ時短の発生の有無を遊技機毎に表示するよう構成したので、遊技機に係る情報を効率良く提供することができる。

なお、上記の実施形態４では、ｃ時短の発生の有無を遊技機毎に表示する構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。ｃ時短発生後の電源ＯＦＦ／ＯＮ等の操作により設定がクリアされた際に、再度ｃ時短の発生を可能とする遊技機において、この設定がクリアされたならば、周辺機器や遊技情報提供サイトにおいても、設定がクリアされた遊技機のｃ時短発生状態を未発生に遷移するよう構成することもできる。

また、上記の各実施形態で図示した各構成は機能概略的なものであり、必ずしも物理的に図示の構成をされていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。

本発明に係る遊技システム、管理装置及び遊技情報表示方法は、遊技機に係る情報を効率良く提供する場合に適している。

１０ 台間カード処理機
１１ 状態表示部
１２ 紙幣搬送部
１２ａ 紙幣挿入口
１３ 表示操作部
１４ リーダライタ
１４ａ カード挿入口
１４ｂ かざし部
１５ 通信部
１６ 記憶部
１６ａ 自装置状態データ
１６ｂ カードデータ
１７ 制御部
１７ａ データ管理部
１７ｂ 稼働データ通知部
１８ 遊技管理部
１８ａ 認証処理部
１８ｂ 認証鍵管理部
１８ｃ 遊技機状態管理部
２０ 遊技機
２１ ハンドル
２２ 計数ボタン
２３ 通信制御部
２４ 演出制御部
２４ａ 演出図柄抽選部
２４ｂ 演出抽選部
２５ 遊技制御部
２６ 遊技玉制御部
２６ａ 遊技可能数管理部
３０ 島コントローラ
４０ 台ランプ
４１ 表示操作部
４４ 通信部
４５ 記憶部
４５ａ 実績データ
４５ｂ 大当り間回数データ
４５ｃ ｃ時短発生データ
４５ｄ ｃ時短内訳データ
４５ｅ ｃ時短間スタートデータ
４５ｆ 出玉データ
４６ 制御部
４６ａ 実績データ管理部
４６ｂ 表示制御部
５０ 管理装置
５１ 表示部
５２ 入力部
５３ 外部ネットワーク通信部
５４ 店舗ネットワーク通信部
５５ 記憶部
５５ａ カード管理データ
５５ｂ 装置管理データ
５５ｃ 会員管理データ
５５ｄ 稼働データ
５５ｅ 実績データ
５５ｆ 大当り間回数データ
５５ｇ ｃ時短発生データ
５５ｈ ｃ時短内訳データ
５５ｉ ｃ時短間スタートデータ
５５ｊ 出玉データ
５６ 制御部
５６ａ カード管理部
５６ｂ 装置管理部
５６ｃ 会員管理部
５６ｄ 稼働データ管理部
５６ｅ 実績データ管理部
５６ｆ ｃ時短データ管理部
５６ｇ 出玉データ管理部
５６ｈ データ通知部
６０ 賞品管理装置
７０ 精算機
１００ 管理装置
２００ 情報公開装置
３００ 管理装置
４００ 情報管理装置
５００ 利用者端末
６００ 台間カード処理機
７００ 管理装置
８００ 情報管理装置
９００ 利用者端末

Claims (9)

1. 遊技機に併設された各台装置と、該各台装置と通信可能に配設された管理装置とを有する遊技システムであって、
   前記遊技機の低確率状態中に発生した突然時短に係る情報を取得する取得手段と、
   前記取得手段により取得された突然時短に係る情報に基づいて、所定の装置に表示される項目を含む突然時短表示情報を生成する生成手段と、
   所定の装置に対して前記突然時短表示情報を出力する出力手段と
   を備えたことを特徴とする遊技システム。
2. 前記出力手段は、
   前記各台装置、前記遊技機に対応して設けられたデータ表示機、又は、前記遊技店の所定の位置に設置された店内表示装置に対して前記突然時短表示情報を出力することを特徴とする請求項１に記載の遊技システム。
3. 前記生成手段は、
   少なくとも前記突然時短が発生した場合の時短回数、前記遊技店の営業日における前記遊技機での前記突然時短の発生回数、前記突然時短中に前記突然時短に当選して前記突然時短が継続する継続率、前記突然時短の間の回転数前記突然時短中に大当たりをした大当たり回数、及び／又は、前記突然時短の発生確率を含む前記突然時短表示情報を生成することを特徴とする請求項２に記載の遊技システム。
4. 前記生成手段は、
   前記突然時短が発生した場合の時短回数の内訳を含む前記突然時短表示情報を生成することを特徴とする請求項３に記載の遊技システム。
5. 前記各台装置、前記データ表示機、又は、前記店内表示装置は、前記突然時短が発生した場合の時短回数をカウントアップ又はカウントダウンで所定の表示部に表示制御することを特徴とする請求項３に記載の遊技システム。
6. 前記出力手段は、
   利用者が所持する端末装置に対して前記突然時短表示情報を出力することを特徴とする請求項１に記載の遊技システム。
7. 前記生成手段は、
   少なくとも前記遊技店の営業日における前記遊技機での前記突然時短の発生回数、前記突然時短中に大当たりをした大当たり回数、及び／又は、前記突然時短の発生確率を含む前記突然時短表示情報を生成することを特徴とする請求項６に記載の遊技システム。
8. 遊技機に併設された各台装置と通信可能に配設された管理装置であって、
   前記遊技機の低確率状態中に発生した突然時短に係る情報を取得する取得手段と、
   前記取得手段により取得された突然時短に係る情報に基づいて、所定の装置に表示される項目を含む突然時短表示情報を生成する生成手段と、
   所定の装置に対して前記突然時短表示情報を出力する出力手段と
   を備えたことを特徴とする管理装置。
9. 遊技機に併設された各台装置と、該各台装置と通信可能に配設された管理装置とを有する遊技システムにおける遊技情報表示方法であって、
   前記管理装置が、前記遊技機の低確率状態中に発生した突然時短に係る情報を取得する取得工程と、
   前記管理装置が、前記取得手段により取得された突然時短に係る情報に基づいて、所定の装置に表示される項目を含む突然時短表示情報を生成する生成工程と、
   前記管理装置が、所定の装置に対して前記突然時短表示情報を出力する出力工程と、
   前記所定の装置が、前記突然時短表示情報を所定の表示部に表示制御する表示制御工程と
   を含むことを特徴とする遊技情報表示方法。

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