JP2023069313A - 遊技システム、遊技用装置及び不正検知方法 - Google Patents

遊技システム、遊技用装置及び不正検知方法 Download PDF

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Abstract

【課題】管理遊技機の遊技媒体数に関する不正を効率良く検知することを課題とする。【解決手段】台間カード処理機10は、通知されたデータを用いて計数処理を行う。計数球数が0であれば何の処理もせず、計数球数が0でなければ、計数累積球数の値に基づいて次の処理を行う。計数累積球数が前回の計数累積球数と同一であるか、又は、計数累積球数が前回の計数累積球数と同一でなく、遊技球数が計数球数未満であるならば、計数球数を不正と判定して計数球数を破棄し、計数球数を持玉数に加算しない。計数累積球数が前回の計数累積球数と同一でなく、遊技球数が計数球数以上であるならば、計数球数を持玉数に加算する。【選択図】図1

Description

この発明は、管理遊技機の遊技媒体数に関する不正を効率良く検知することができる遊技システム、遊技用装置及び不正検知方法に関する。
従来、パチンコ店などの遊技店では、玉又はメダルからなる遊技媒体を機外に払い出す遊技機が遊技店に配設されてきたが、最近では、かかる遊技媒体を遊技機の機外に払い出さない封入式の管理遊技機が開発されている。
かかる管理遊技機では、「遊技球数」と呼ばれるデータを記憶し、管理遊技機に併設される台間カード処理機では、「持玉数」と呼ばれるデータを記憶する(例えば、特許文献1を参照)。そして、所定の計数操作が行われたならば、遊技球数から計数玉数を減算して該計数玉数を持玉数に加算する処理を行う。
この際、管理遊技機は、計数球数及び計数累積球数を台間カード処理機に通知しており、台間カード処理機は、計数球数及び計数累積球数を含む計数情報を用いて不正の検知を行っている。具体的には、0ではない計数球数が存在し、計数累積球数が前回の値と変化する場合にはこの計数球数が持玉数に加算されるが、0ではない計数球数が存在し、計数累積球数が前回の値と変化しない場合には、不正であると判定される。
特開2021-040875号公報
しかしながら、上記の従来技術では、計数球数及び計数累積球数が正しいことを前提としており、0ではない計数球数が存在し、計数累積球数が前回の値と変化する場合であっても、不正な計数球数に書き換えられている可能性がある。
このため、所定の計数操作により管理遊技機の遊技球数を持玉数にする場合の不正をいかに効率良く検知するかが重要な課題となっている。かかる課題は、遊技球数を持玉数にする場合だけではなく、遊技メダル数を持メダル数にする場合にも同様に生ずる課題である。
本発明は、上記従来技術の課題(問題点)を解決するためになされたものであって、管理遊技機の遊技媒体数に関する不正を効率良く検知することができる遊技システム、遊技用装置及び不正検知方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、遊技に使用される第1の遊技媒体数を記憶するとともに該第1の遊技媒体数を用いた遊技を提供する封入式の管理遊技機と、該管理遊技機に併設され、前記第1の遊技媒体数と相互に移行可能な第2の遊技媒体数の管理を行う遊技用装置とを有する遊技システムであって、前記遊技用装置は、前記第1の遊技媒体数、前記第1の遊技媒体数のうちの前記第2の遊技媒体数に移行する移行遊技媒体数及び所定の期間前記移行遊技媒体数を累積した累積移行遊技媒体数を前記管理遊技機から取得する取得手段と、前記取得手段により取得された前記第1の遊技媒体数、前記移行遊技媒体数及び前記累積移行遊技媒体数に基づいて、前記移行遊技媒体数に係る不正が存在するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により不正が存在しないと判定された場合に、前記移行遊技媒体数を前記第2の遊技媒体数に移行する移行手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記判定手段は、前記第1の遊技媒体数が0ではなく、前記累積移行遊技媒体数が直近の累積移行遊技媒体数と同一ではなく、かつ、前記第1の遊技媒体数が前記移行遊技媒体数未満である場合に、前記移行遊技媒体数に係る不正が存在すると判定することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記判定手段は、前記第1の遊技媒体数が0ではなく、前記累積移行遊技媒体数が直近の累積移行遊技媒体数と同一ではなく、かつ、前記第1の遊技媒体数が前記移行遊技媒体数以上である場合に、前記移行遊技媒体数に係る不正が存在しないと判定することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記判定手段は、前記移行遊技媒体数が0ではなく、前記累積移行遊技媒体数が直近の累積移行遊技媒体数と同一である場合に、前記移行遊技媒体数に係る不正が存在すると判定することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記判定手段は、前記第1の遊技媒体数が0である場合に、前記移行遊技媒体数に係る不正の有無を判定しないことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記移行手段は、前記判定手段により前記移行遊技媒体数に係る不正が存在すると判定された場合に、前記移行遊技媒体数を前記第2の遊技媒体数に加算しないことを特徴とする。
また、本発明は、遊技に使用される第1の遊技媒体数を記憶するとともに該第1の遊技媒体数を用いた遊技を提供する封入式の管理遊技機に併設され、前記第1の遊技媒体数と相互に移行可能な第2の遊技媒体数の管理を行う遊技用装置であって、前記第1の遊技媒体数、前記第1の遊技媒体数のうちの前記第2の遊技媒体数に移行する移行遊技媒体数及び所定の期間前記移行遊技媒体数を累積した累積移行遊技媒体数を前記管理遊技機から取得する取得手段と、前記取得手段により取得された前記第1の遊技媒体数、前記移行遊技媒体数及び前記累積移行遊技媒体数に基づいて、前記移行遊技媒体数に係る不正が存在するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により不正が存在しないと判定された場合に、前記移行遊技媒体数を前記第2の遊技媒体数に移行する移行手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、遊技に使用される第1の遊技媒体数を記憶するとともに該第1の遊技媒体数を用いた遊技を提供する封入式の管理遊技機と、該管理遊技機に併設され、前記第1の遊技媒体数と相互に移行可能な第2の遊技媒体数の管理を行う遊技用装置とを有する遊技システムにおける不正検知方法であって、前記遊技用装置が、前記第1の遊技媒体数、前記第1の遊技媒体数のうちの前記第2の遊技媒体数に移行する移行遊技媒体数及び所定の期間前記移行遊技媒体数を累積した累積移行遊技媒体数を前記管理遊技機から取得する取得工程と、前記遊技用装置が、前記取得工程により取得された前記第1の遊技媒体数、前記移行遊技媒体数及び前記累積移行遊技媒体数に基づいて、前記移行遊技媒体数に係る不正が存在するか否かを判定する判定工程と、前記遊技用装置が、前記判定工程により不正が存在しないと判定された場合に、前記移行遊技媒体数を前記第2の遊技媒体数に移行する移行工程とを含むことを特徴とする。
本発明によれば、管理遊技機の遊技媒体数に関する不正を効率良く検知することができる。
図1は、実施形態に係る遊技システムの概要の説明図である。 図2は、実施形態に係る遊技システムのシステム構成を示す図である。 図3は、図2に示した台間カード処理機及び遊技機の外観構成を示す図である。 図4は、図2に示した台間カード処理機の構成を示す図である。 図5は、図4に示した自装置状態データ、カードデータ、遊技球数データ及び計数データの一例を示す図である。 図6は、図2に示した遊技機の構成を示す図である。 図7は、図2に示した管理装置の構成を示す図である。 図8は、図7に示したカード管理データ、装置管理データ及び会員管理データの一例を示す図である。 図9は、台間カード処理機のSC基板に係るシーケンスを示す図である。 図10は、台間カード処理機における計数処理に係る処理パターンの一例を示す図である。 図11は、台間カード処理機の計数処理に係る処理手順を示すフローチャートである。
以下に、本実施形態に係る遊技システム、遊技用装置及び不正検知方法について詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る遊技システムの概要の説明図である。
本明細書中において、「持玉」とは遊技客が遊技において獲得した遊技媒体を示すデータであって、その当日中(遊技店の閉店時刻より前の時間)にのみ遊技に再度供することができるものをいう。なお、「持玉数」とは、遊技客が遊技により獲得した遊技媒体数をいう。また、「貯玉」とは、遊技客が遊技店に預け入れた遊技媒体を示すデータであって、翌日以降(遊技店の閉店時刻より後の時間)も遊技に再度供することができるものをいう。なお、「貯玉数」とは、遊技客が遊技店に預け入れた遊技媒体数をいう。持玉は、一般遊技客及び会員遊技客の双方が使用可能であり、遊技機を移動した場合などに使用される。貯玉は、原則として会員遊技客のみが使用可能であり、獲得した遊技媒体を翌日以降、遊技機の遊技に用いる場合に使用される。また、「遊技球数」とは、遊技客が遊技に使用可能な遊技球数をいう。また、「計数球数」とは、遊技球数のうちの持玉数に加算する球数であり、「計数累積球数」とは、所定の期間計数球数が累積加算された球数である。
図1に示すように、本実施形態に係る遊技システムでは、封入式の管理遊技機(以下、単に「遊技機」と言う)20の状態を示すデータが、遊技機20のSC基板から台間カード処理機10のSC基板に対して通知される。通知されるデータは、図1(a)に示すように2種類があり、一つは遊技球数を含む遊技機情報(遊技機データ)であり、他方は計数球数及び計数累積球数を含む計数情報(計数データ)である。それぞれのデータは、所定の短い間隔(例えば300m秒間隔)で連続して通知される。
図1(b)に示すように、台間カード処理機10は、通知された遊技球数、計数球数及び計数累積球数を用いて不正の判定処理及び持玉数への加算処理を行う。具体的には、計数球数が「0」であるならば、不正の判定処理及び持玉数への加算処理を行わない。そもそも計数操作がされていないからである。これに対して、計数球数が「0」でない場合には、計数累積球数の値に基づいて次の処理を行う。
計数累積球数が前回通知された計数累積球数と同一である場合には、計数球数が不正であると判定し計数球数を破棄する。このため、計数球数は持玉数に加算されない。また、計数累積球数が前回通知された計数累積球数と同一ではなく、遊技球数が計数球数未満である場合には、計数球数が不正であると判定し計数球数を破棄する。このため、計数球数は持玉数に加算されない。
これに対して、計数累積球数が前回通知された計数累積球数と同一ではなく、遊技球数が計数球数以上である場合には、計数球数が不正ではないと判定する。このため、計数球数は持玉数に加算される。
このように、本実施形態に係る遊技システムは、遊技機から通知される遊技球数、計数球数及び計数累積球数に基づいて、計数球数に係る不正の有無を判定し、該計数球数に係る不正があると判定された場合には計数球数を破棄し、計数球数に係る不正が無いと判定された場合には計数球数を持玉数に加算するよう構成している。
<システム構成>
次に、本実施形態に係る遊技システムのシステム構成について説明する。図2は、本実施形態に係る遊技システムのシステム構成を示す図である。図2に示すように、遊技店には、複数の遊技機20と、各遊技機20にそれぞれ対応して設けられた台間カード処理機10とが設置される。
台間カード処理機10は、島コントローラ30を介して店内のネットワークである通信回線と接続される。通信回線には、島コントローラ30、管理装置50、賞品管理装置60及び精算機70が接続される。
遊技機20は、装置内部に封入された遊技玉を遊技盤面に打ち込んで遊技を行う装置である。なお、この遊技玉は遊技に使用される物理的な「玉」であり、遊技機20がデータとして扱う「遊技球」とは異なる。この遊技機20の遊技盤面には、複数の入賞領域(入賞口)が設けられており、当該入賞領域を遊技玉が通過したことに基づいて所定個数の遊技玉を賞玉として付与するようになっている。また、遊技盤面には、所定個数の始動領域(始動口)が設けられており、当該始動領域を遊技玉が通過したことに基づいて所定の抽選を行うこととなっている。当該抽選が大当りとなれば、所定の可動部材等の作動により、前述の入賞領域あるいは他の始動領域への遊技玉の通過確率を向上する等、遊技上有利となる作動が行われる。なお、始動領域と入賞領域を兼ねた領域があってもよい。
上記入賞領域には、当該入賞領域への遊技玉の通過を検出するために入賞センサが設けられており、入賞センサにより入賞領域へ打ち込まれた遊技玉の通過(入賞)を検知するようになっている。また、遊技機20の制御部は、入賞領域ごとに何個の遊技玉を賞玉として付与するかを記憶する賞玉メモリと、遊技球数を示す遊技球数メモリを有している。また、遊技機20の制御部は、遊技球数を定期的に台間カード処理機10に送信する。
台間カード処理機10は、遊技客から入金を受け付けた場合に、入金の金額に対応するプリペイド価値を自装置の内部に収納したカードの識別情報(カードID)に関連付ける。このプリペイド価値は、遊技玉の貸出に使用することができる。また、台間カード処理機10は、プリペイド価値や持玉、貯玉等が関連付けられたカードの挿入を受け付けることができる。そして、遊技終了時には、プリペイド価値や持玉、貯玉等が関連付けられたカードを排出して遊技客に返却する。また、台間カード処理機10は、入金、カード挿入、カード排出などの動作の履歴を管理装置50に送信する。
遊技機20は、遊技盤面に所定個数の遊技玉が打ち出されたならば、アウトデータを台間カード処理機10に送信する。また、遊技機20は、遊技玉が入賞領域を通過して(いわゆる入賞)所定個数の賞玉が遊技球に加算されたならば、セーフデータを台間カード処理機10に送信する。さらに、遊技により大当りなどの特別の状態が発生したならば、かかる状態の発生を示す特賞データを台間カード処理機10に送信する。
アウトデータは、遊技客が遊技盤面に打ち込んだ玉数である打込玉数に対応する。セーフデータは、入賞により獲得される賞出玉数に対応する。また、特賞データは、大当りなどの遊技機20の状態を示す。各データは、台間カード処理機10を介して管理装置50に送信され、管理装置50は、アウトデータ、セーフデータ及び特賞データを蓄積することで、遊技機20の動作の履歴を得ることができる。
遊技機20は、遊技球数を含む遊技機データと計数球数及び計数累積球数を含む計数データを所定の短い間隔(例えば300ms間隔)で、台間カード処理機10に通知する。この遊技機情報及び計数情報を通知する処理部は、他の処理を行う処理部とは別の遊技機20内の基板(以下、「SC基板」という)に形成される。また、台間カード処理機10において、この遊技機情報及び計数情報を受信する処理部についても、同様に台間カード処理機10内のSC基板上に形成される。
台間カード処理機10は、入金の受け付け、遊技玉の貸し出し、管理装置50との通信並びに遊技機20との通信を行う。台間カード処理機10は、遊技客が投入した紙幣を受け付けたならば、入金額を含む入金通知を管理装置50に送信することで、入金額相当のプリペイド価値を管理装置50が管理するプリペイド価値に加算させる。そして、所定の玉貸操作がなされたならば、玉貸要求を管理装置50に送信し、管理装置50が管理するプリペイド価値を減算させて、減算したプリペイド価値分に対応する数を遊技機20に通知し、遊技球数に加算させる。
また、台間カード処理機10は、カードの挿入を受け付けたならば、管理装置50にカード挿入通知を送信する。また、台間カード処理機10は、管理装置50からプリペイド価値、持玉、貯玉の残高を受信した場合には、該残高を記憶する。そして、持玉の残高を受信し、記憶した場合には、管理装置50に対して持玉減算要求を送信することで、管理装置50が管理する持玉の残高(持玉数)をゼロにクリアする。
台間カード処理機10は、持玉再プレイ操作を受け付けると、自装置が管理する持玉数を所定数減算し、減算した持玉数に対応する数を遊技機20に通知し、遊技球数に加算させる。また、台間カード処理機10は、貯玉再プレイ操作を受け付けると、管理装置50に対して貯玉再プレイ要求を送信することで、管理装置50が管理する貯玉数を所定数減算させ、減算させた貯玉数に対応する数を遊技機20に通知し、遊技球数に加算させる。
台間カード処理機10は、遊技機20から受信した遊技球数、計数球数及び計数累積球数を用いて、計数球数の不正の有無を判定する。台間カード処理機10は、遊技機20から受信した計数球数に不正があると判定したならば、計数球数を破棄し、計数球数を持玉数に加算しない。台間カード処理機10は、遊技機20から受信した計数球数に不正がないと判定したならば、計数球数を持玉数に加算する。
台間カード処理機10は、カード返却操作を受け付けたならば、持玉数を含む持玉加算要求を管理装置50に送信し、管理装置50に持玉数を加算させた後、カード排出通知を管理装置50に送信し、カードを排出制御する。
また、台間カード処理機10は、遊技機20から遊技機IDを取得し、取得した遊技機IDと、管理装置50から受信した認証鍵とを用いて遊技機20の認証を行なう機能を有する。この認証は、開店処理時等に行なわれ、認証の成功を条件に遊技機20は遊技可能となる。
島コントローラ30は、遊技島に設けられた一群の遊技機20及び台間カード処理機10を束ね、各種情報を管理装置50に対して中継する装置である。
管理装置50は、台間カード処理機10からカード挿入通知を受信したならば、挿入されたカードの識別情報(以下、「カードID」と言う)と台間カード処理機10とを関連づけて管理し、該カードIDに関連づけられたプリペイド価値及び持玉の残高を台間カード処理機10に送信する。また、カード挿入通知に示されたカードIDが会員カードのカードIDである場合には、貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
また、管理装置50は、台間カード処理機10から持玉減算要求を受信した場合には、持玉の残高をゼロにクリアし、台間カード処理機10から持玉加算要求を受信した場合には、持玉加算要求に示された持玉数を持玉の残高に加算する。
また、管理装置50は、台間カード処理機10から玉貸要求を受信した場合には、カードIDに関連付けられたプリペイド価値を所定値減算し、玉貸許可を台間カード処理機10に送信する。そして、貯玉再プレイ要求を受信した場合には、貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
また、管理装置50は、賞品管理装置60からカードIDを受信したならば、このカードIDに関連付けられた持玉数を賞品管理装置60に対して通知する。さらに、精算機70からカードIDを受信したならば、このカードIDに関連付けられたプリペイド価値を精算機70に対して通知する。
また、管理装置50は、台間カード処理機10から遊技機IDを取得し、自店舗に設置された遊技機20を管理する。そして、遊技店外の図示しない認証鍵管理センタから自店舗に設定された遊技機20を認証するための認証鍵を取得し、台間カード処理機10に配信する。
また、管理装置50は、遊技店に会員登録された会員の会員管理データを管理する。具体的には、会員に対して発行した会員カードIDに関連づけて、貯玉数、暗証番号及び氏名等を管理する。
管理装置50は、台間カード処理機10からカード挿入通知を受信したならば、カード挿入通知に示されたカードIDに対応する貯玉の残高と暗証番号とを含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。また、管理装置50は、台間カード処理機10から貯玉再プレイ要求を受信したならば、貯玉再プレイ要求に示されたカードIDに関連づけられた貯玉の残高を所定数減算し、減算後の貯玉の残高を含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
また、管理装置50は、賞品管理装置60から貯玉数の問い合わせを受けたならば、指定されたカードIDに対応する貯玉の残高を賞品管理装置60に通知する。
賞品管理装置60は、遊技店内の賞品交換カウンタに併設された賞品交換用の端末装置であり、獲得玉、貯玉及び持玉の賞品交換処理を行う。この賞品管理装置60には、カードのカードIDを読み取るカードリーダ及び賞品を払い出す賞品払出装置が接続されている。賞品管理装置60は、一般カードあるいは会員カードからカードIDを読み出した場合には、カードIDを管理装置50に送信して、該カードIDの持玉の残高を要求する。また、貯玉を賞品交換する場合は、管理装置50に対して貯玉の残高を要求する。
精算機70は、プリペイド価値が対応付けられたカードが挿入されると、このカードのカードIDを管理装置50に送信し、該カードに関連付けられたプリペイド価値を取得し、取得したプリペイド価値に相当する現金の払出を行う。
<台間カード処理機10と遊技機20の外観構成>
次に、図2に示した台間カード処理機10及び遊技機20の外観構成について説明する。図3は、図2に示した台間カード処理機10及び遊技機20の外観構成を示す図である。同図には、紙幣のみを受け付ける台間カード処理機10を図示したが、電子マネーを受け付けることができるユニットを設けることもできる。
図3に示すように、台間カード処理機10には、台間カード処理機10の装置の状態を所定色のランプの点灯あるいは点滅で表示する状態表示部11、各種紙幣を受け付ける紙幣挿入口12a、タッチパネルディスプレイ等の表示操作部13、カードIDが関連付けられたカードを受け付けるカード挿入口14a及び固有IDを関連付けるために遊技客の持つ携帯端末を受け付けるかざし部14bが設けられている。また、かざし部14bは、固有IDを関連付けられた携帯端末を受け付けて、固有IDを読み取る。
遊技機20には、遊技盤面、封入された遊技玉を遊技盤面に投出する際に使用するハンドル21及び計数ボタン22が設けられている。
計数ボタン22は、遊技機20の遊技球数を減算し、対応する数を台間カード処理機10の持玉に加算することで、投出可能な玉数の管理を遊技機20から台間カード処理機10に移行させるための操作ボタンである。
<台間カード処理機10の構成>
次に、図2に示した台間カード処理機10の構成について説明する。図4は、図2に示した台間カード処理機10の構成を示す図である。図4に示すように、台間カード処理機10は、紙幣搬送部12、表示操作部13、リーダライタ14、通信部15、記憶部16、制御部17及び遊技管理部18を有する。
紙幣搬送部12は、紙幣挿入口12aから挿入された紙幣の金種及び真偽を判別しつつ図示しない紙幣収納部に搬送する搬送部である。表示操作部13は、有価価値等の各種情報の表示と、玉貸操作等の各種操作の受け付けを行なうタッチパネルディスプレイ等の入出力装置である。
リーダライタ14は、カード挿入口14aに挿入されたカードからカードIDを、かざし部14bにかざされた携帯端末から固有IDを読み取る読取部である。なお、カード挿入口14aに挿入されたカードは、このリーダライタ14を経て図示しないカード収納部に収納される。通信部15は、島コントローラ30を介して管理装置50との間のデータ通信を行なうためのインタフェース部である。
記憶部16は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等からなる記憶デバイスである。記憶部16は、自装置状態データ16a、カードデータ16b、遊技球数データ16c及び計数データ16dを記憶する。
自装置状態データ16aは、台間カード処理機10の状態を示すデータである。この自装置状態データ16aには、台間カード処理機ID、遊技機ID、遊技種等を含む。台間カード処理機IDは、台間カード処理機10を遊技店内で一意に識別するための識別情報である。遊技種は、台間カード処理機10に設定されたレートを示すデータである。遊技店内で複数のレートの遊技玉を扱う場合には、4円レートの遊技玉に「玉1」、2円レートの遊技玉に「玉2」、1円レートの遊技玉に「玉3」のように、レート毎に遊技種名を設定して管理している。台間カード処理機10は、これらの遊技種から遊技に使用するレートを選択して、遊技種として記憶する。遊技種は、台間カード処理機10が設置された区画毎に固定した遊技種を用いることとしてもよいし、遊技客の操作により変更可能としてもよい。
カードデータ16bは、遊技客が使用中のカードに係るデータである。カードデータ16bには、カードID、暗証番号、プリペイド価値、持玉、貯玉等を含む。カードIDは、リーダライタ14により読み取られたカードIDである。図示しないカード収納部からカード挿入口14aにカードが搬送され、該カードが排出される場合には、この搬送途中でリーダライタ14により読み取られたカードIDによってカードデータ16bが更新される。また、カード挿入口14aから図示しないカード収納部にカードが搬送される場合にも、この搬送途中でリーダライタ14により読み取られたカードIDによってカードデータ16bが更新される。プリペイド価値は、玉貸しに使用可能なプリペイド価値の残高を示し、持玉及び貯玉は、それぞれの残高を示す。
遊技球数データ16cは、遊技機20から通知された遊技球数を示すデータである。遊技球数データ16cには、遊技機20から受け取った遊技球数を記憶する。計数データ16dは、計数に関する情報を示すデータである。計数データ16dには、計数球数及び計数累積球数が含まれる。なお、新たに計数累積球数を受け取り、計数球数の不正の判定を終えたならば、この計数累積球数により前回計数累積球数が更新される。このため、前回計数累積球数には、前回受信した計数データに含まれる計数累積球数が格納されていることになる。
遊技管理部18は、認証や遊技機20との通信に係る処理を行なう処理部である。この遊技管理部18は、制御部17と異なる基板上に形成することが望ましい。例えば、制御部17から独立したSC基板上に形成される。
遊技管理部18は、認証処理部18a、認証鍵管理部18b及び遊技機状態管理部18cを有する。実際には、これらのプログラムをCPU(Central Processing Unit)にロードして実行することにより、認証処理部18a、認証鍵管理部18b及び遊技機状態管理部18cにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
認証処理部18aは、管理装置50から受信した認証鍵を使用して遊技機20の認証を実施する。認証処理部18aは、認証が成功したならば、遊技機20へ動作許可を送信する。認証処理部18aは、認証が失敗した場合には、遊技機20の使用を禁止する。なお、認証が失敗した場合であっても、最後の認証成功から所定期間内であれば遊技機20への動作許可を送信し、最後の認証成功から所定期間が経過した後は遊技機20への動作許可を送信せず、遊技機20の使用を禁止するよう構成してもよい。
認証鍵管理部18bは、認証鍵の管理を行なう処理部である。認証鍵には使用時間が設定されており、遊技機20の稼働時間の累計が認証鍵の使用時間に達した場合に該認証鍵は使用不能となる。具体的には、認証鍵管理部18bは、遊技管理部18が形成された基板の通電時間を遊技機20の稼働時間として用い、認証鍵の使用時間を管理している。認証鍵が使用不能となった場合には、認証鍵管理部18bは、管理装置50を介して店舗外の認証鍵管理センタから新たな認証鍵を取得し、認証鍵の更新を行なう。
遊技機状態管理部18cは、遊技機20と通信し、遊技機20の状態を管理する管理部である。具体的には、遊技機状態管理部18cは、遊技機20からの遊技機IDの取得、遊技機20における打込玉数や賞出玉数等の遊技結果の受信を行う。また、遊技機状態管理部18cは、玉貸による遊技球数への加算要求、持玉再プレイによる持玉から遊技球数への計数通知及び貯玉再プレイによる遊技球数への加算要求(以下、「貸出通知」という)の送信、並びに、遊技機20の計数による遊技玉から持玉への計数通知の受信を行なう。この計数通知には、通番、計数球数及び計数累積球数が含まれる。かかる台間カード処理機10と遊技機20との通信のうち、接続確認を行うSC基板認証を行う場合には、所定の暗号方式を用いた暗号通信を用いる場合がある。なお、遊技機20とカード処理機10との通信のうち、遊技機20の情報の授受を行う場合には暗号化はされない。また、遊技機状態管理部18cは、遊技機20から計数通知を受信したならば、この計数通知を制御部17に受け渡す。
また、遊技機状態管理部18cは、遊技機20の現在の遊技球数、スタート、大当り、大当り種別、抽選回数などの遊技に設定された状態をさらに取得する。遊技機状態管理部18cが遊技機20の状態を取得する時間間隔は、遊技機20において遊技玉が発射(使用)される間隔よりも短く設定することが望ましい。また、遊技機状態管理部18cは、遊技機20から遊技球数を取得したならば、この遊技球数を制御部17に受け渡す。
また、遊技機状態管理部18cは、制御部17から遊技機情報受領応答又は計数情報受領応答を受け取ったならば、この遊技機情報受領応答又は計数情報受領応答を遊技機20に通知する。
なお、遊技機状態管理部18cが遊技機20から新たに遊技機IDを取得するタイミングは、開店前に限定されるものではない。台間カード処理機10の電源オンや電源オフを行なった場合、定期的な通信時、遊技球数に関する処理(玉貸、再プレイ、計数など)を行なった場合、オフライン状態からの復帰時などに遊技機IDの取得や遊技機20の入れ替えの判定を行なうことができる。また、これらのタイミングを組み合わせて用いてもよい。
制御部17は、台間カード処理機10を全体制御する制御部であり、自装置管理部17a、カードデータ管理部17b、遊技機データ管理部17c及び判定部17dを有する。実際には、これらのプログラムをCPUにロードして実行することにより、自装置管理部17a、カードデータ管理部17b、遊技機データ管理部17c及び判定部17dにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
自装置管理部17aは、自装置状態データ16aを管理する処理部である。自装置管理部17aは、自装置に設定された装置ID及び遊技種を自装置状態データ16aに記憶する。自装置管理部17aは、遊技機20から受信した遊技機IDを自装置状態データ16aに記憶する。
カードデータ管理部17bは、カードが挿入された場合に、カードID及び台間カード処理機IDを含むカード挿入通知を管理装置50に送信する。また、カードデータ管理部17bは、管理装置50から有価価値(プリペイド価値、持玉及び貯玉の少なくともいずれか)を含むデータを受信した場合に、受信した有価価値によりカードデータ16bを更新する。
また、カードデータ管理部17bは、紙幣挿入口12aに紙幣が挿入されると、挿入された紙幣の金額、カードID及び台間カード処理機IDを含む入金通知を管理装置50に送信する。
また、カードデータ管理部17bは、遊技客により玉貸操作が行なわれた場合に、カードID及び台間カード処理機IDを含む玉貸要求を管理装置50に送信する。この玉貸要求への応答として玉貸許可を受信したならば、カードデータ管理部17bは、カードデータ16bのプリペイド価値を減算し、所定数の玉数を遊技機20の遊技球数に加算させるよう遊技管理部18に指示する。
また、カードデータ管理部17bは、カードデータ16bに示された貯玉の残高が貯玉再プレイ単位数以上である場合には、表示操作部13に貯玉再プレイボタンを表示し、貯玉再プレイ操作を受け付け可能とする。カードデータ管理部17bは、遊技客により貯玉再プレイ操作が行なわれた場合に、カードID及び台間カード処理機IDを含む貯玉再プレイ要求を管理装置50に送信する。この貯玉再プレイ要求への応答として貯玉再プレイデータを受信したならば、カードデータ16bの貯玉の残高を更新し、貯玉再プレイ単位数に対応する玉数を遊技機20の遊技球数に加算させるよう遊技管理部18に指示する。なお、初回の貯玉再プレイ操作時には、暗証番号の入力を求め、カードデータ16bに示された暗証番号と一致することを、貯玉再プレイ要求を送信するための条件とする。
また、カードデータ管理部17bは、持玉再プレイ操作を受け付けたならば、カードデータ16bの持玉を減算して更新し、対応する玉数を遊技機20の遊技球数に加算させるよう遊技管理部18に指示する。
また、カードデータ管理部17bは、判定部17dから持玉加算要求を受け取ったならば、計数データ16dの計数球数をカードデータ16bの持玉に加算して更新するとともに、計数情報受領応答を遊技管理部18に受け渡す。この計数情報受領応答には、計数データ16dの計数球数が含まれる。
遊技機データ管理部17cは、遊技球数データ16c及び計数データ16dの管理を行う処理部である。遊技機データ管理部17cは、遊技管理部18が遊技機20から遊技球数を受け付けた場合には、この遊技球数を遊技球数データ16cに記憶する。
また、遊技機データ管理部17cは、遊技管理部18が遊技機20から計数通知を受け付けた場合には、新たな計数データ16dを受け取る前に、計数データ16dの計数累積球数を前回計数累積球数に記憶するとともに、新たな計数データ16dを受け取ったならば、記憶部16に記憶した計数データ16dの計数球数及び計数累積球数を更新する。そして、遊技機データ管理部17cは、判定部17dに対して判定要求を受け渡す。
判定部17dは、遊技機20から受け付けた計数球数が不正であるか否かを判定する処理部である。判定部17dは、遊技機データ管理部17cから判定要求を受け取ったならば、計数データ16dの計数球数が0ではなく、計数累積球数が前回計数累積球数と同一であるならば、計数球数が不正である判定し、計数データ16dの計数球数をクリアする。
また、判定部17dは、計数データ16dの計数球数が0ではなく、計数累積球数が前回計数累積球数と同一でなく、遊技球数データ16cが計数データ16dの計数球数未満であるならば、計数球数が不正であると判定し、計数データ16dの計数球数をクリアする。
また、判定部17dは、計数データ16dの計数球数が0ではなく、計数累積球数が前回計数累積球数と同一ではなく、遊技球数データ16cが計数データ16dの計数球数以上であるならば、計数球数が不正ではないと判定し、持玉加算要求をカードデータ管理部17bに受け渡す。
次に、図4に示した台間カード処理機10の記憶部16が記憶するデータの一例について説明する。図5は、図4に示した自装置状態データ16a、カードデータ16b、遊技球数データ16c及び計数データ16dの一例を示す図である。
図5(a)に示す自装置状態データ16aは、台間カード処理機10のIDが「A101」であり、接続されている遊技機20の遊技機IDが「B201」、台間カード処理機10の遊技種として「玉1」が設定された状態を示している。
図5(b)に示すカードデータ16bは、台間カード処理機10に挿入されたカードのIDが「2001」であることを示している。なお、ここでは、カードIDの上1桁がカードの種別を示しており、上1桁が「1」のカードが一般カード、上1桁が「2」のカードが会員カードである。また、カードデータ16bは、貯玉再プレイ用の暗証番号が「1234」であり、プリペイド価値が「3000」度数である状態を示している。なお、ここではプリペイド価値の度数とは1度数が1円相当である。
また、カードデータ16bは、持玉として、玉1の持玉の残高が「1500」玉、玉2の持玉の残高が「2500」玉、玉3の持玉の残高が「0」玉であり、貯玉として、玉1の貯玉の残高が「500」玉、玉2の貯玉の残高が「0」玉、玉3の貯玉の残高が「0」玉である状態を示している。
図5(c)に示す遊技球数データ16cは、遊技球数が「300」玉である状態を示している。図5(d)に示す計数データ16dは、計数球数が「30」玉、計数累積球数が「530」玉、前回計数累積球数が「500」玉である状態を示している。
<遊技機20の構成>
次に、図2に示した遊技機20の構成について説明する。図6は、図2に示した遊技機20の構成を示す図である。図6に示すように、遊技機20は、通信制御部23、演出制御部24、遊技制御部25、遊技玉制御部26及び遊技管理部27を有する。通信制御部23は、台間カード処理機10との間のデータ通信を制御するための制御部である。台間カード処理機10との通信のうち、接続確認を行うSC基板認証を行う場合には、所定の暗号方式を用いた暗号通信を用いる場合がある。なお、カード処理機10との通信のうち、遊技機20の情報の授受を行う場合には暗号化はされない。
通信制御部23は、遊技機20の起動時に、遊技制御部25及び/又は遊技玉制御部26に設けられる制御CPUから識別情報を読み出し、識別情報が適切かどうかを確認し、適切であれば、台間カード処理機10との通信を確立して待機状態となる。待機状態において、台間カード処理機10から動作許可を受信したならば、演出制御部24、遊技制御部25及び遊技玉制御部26を起動し、遊技可能な状態とする。
遊技制御部25は、遊技機20による遊技を制御する制御部である。実際には、遊技制御部25に対応するプログラムをCPUにロードして実行することにより、プロセスを実行させることになる。
具体的には、遊技制御部25は、ハンドル操作検出による遊技玉の遊技盤面への発射制御、遊技盤面における入賞口に入った遊技玉の検出、始動口に入った遊技玉による乱数(0~65535の乱数値の中で、所定の範囲ごとに大当り、小当り、はずれの数値が割り当てられているもの)の取得及び抽選(特別図柄及び普通図柄)、遊技盤面に設けられる可動部材(チューリップ等)の制御、遊技盤面に設けられる特別図柄表示装置の表示制御、不正の虞がある異常(前枠が開いている、振動を検知した等)の検出及び上位装置への通知等を行う。
遊技盤面には多数の障害釘が植設されており、ハンドル操作によって遊技盤面に発射された遊技玉は、障害釘の間を落下していき、入賞口、始動口に入賞するか、入賞せずに遊技盤面のアウト口から遊技盤面外に排出される。遊技玉が始動口に入賞したことにより抽選が行われ、大当りとなると、遊技盤面上の所定の入賞口を複数回開放状態に制御する大当り遊技が行われ、この入賞口への遊技玉の入賞が容易になることにより、遊技客に賞玉を付与する。
また、大当りには、大当り遊技終了後、遊技客に所定の特典遊技を付与する特典付大当り遊技がある。特典付き大当り遊技には、確率変動大当りと時短大当りが含まれる。確率変動大当りと時短大当りは、それぞれ大当り後に特典遊技として確率変動遊技と時短遊技を付与するものである。時短遊技は、普通図柄抽選(上記する可動部材の開閉抽選)及び/又は特別図柄抽選(上記する遊技玉の入賞による大当り抽選)の変動時間(抽選処理を開始してから結果を表示するまでの時間)を短縮することにより、単位時間あたりの抽選回数を増大させ、単位時間あたりに大当りに当選する確率を高める特典遊技である。この特典遊技には、普通図柄の当選確率を高くする普通図柄確率変動を含んでいても良い。時短大当りによる時短遊技は、特別図柄抽選の抽選回数が大当り後所定の回数行われた場合に終了する。確率変動遊技については後述する。
遊技制御部25は、確率変動機能を有する。確率変動機能とは、抽選結果が大当りのうち、特に定められた乱数範囲になった場合に、次回抽選に用いる大当りの乱数範囲を変更する(一般的には10倍程度にする)制御を行う機能である。確率変動遊技は、この変更された後の確率を用いて特別図柄抽選を行うものである。確率変動遊技は、次回大当り当選まで継続される。また、確率変動遊技と時短遊技を同時に付与してもよい。ただし、不測の遊技店の損害を予防するため、確率変動遊技あるいは時短遊技開始後、一定の遊技媒体を遊技客が獲得した場合は、打ち止め(一旦カードを排出し、賞品交換あるいは台移動を要求する)処理としてもよい。この場合、確率変動遊技状態になった後の遊技媒体数を遊技機20にて計数し、この計数値が所定値になった場合に遊技玉の発射を停止する等の遊技停止制御を行うことで実現できる。
演出制御部24は、遊技中の演出を制御する制御部であり、演出図柄抽選部24a及び演出抽選部24bを有する。実際には、これらのプログラムをCPUにロードして実行することにより、演出図柄抽選部24a及び演出抽選部24bにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
演出図柄抽選部24aは、遊技制御部25での特別図柄抽選に基づく、演出図柄(遊技盤面内の表示装置等の演出図柄表示装置で表示する図柄)の抽選(具体的には表示を最終的に7,7,7で止めるかどうかなど)を行う。
演出抽選部24bは、演出図柄による抽選結果を表示するまでに行う演出の種類の抽選(キャラクタが出てきてリーチ演出をするなど)を行う。かかる演出は、メインの抽選結果に対して選択される演出が異なるように設定される。
演出制御部24は、各演出の演出データを記憶する。さらに、演出制御部24は、演出図柄表示装置の表示を制御し、演出実行時には、背景図柄データに演出データを重ねて演出表示を行う。また、確率変動時には、通常状態と異なる背景色データを設定する。
遊技玉制御部26は、遊技球及び計数球数を制御する制御部であり、遊技球数管理部26a及び計数管理部26bを有する。実際には、これらのプログラムをCPUにロードして実行することにより、遊技球数管理部26a及び計数管理部26bにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
遊技球数管理部26aは、遊技球数を管理する処理部である。遊技球数管理部26aは、遊技球数を遊技球数メモリに記憶させ、遊技玉を発射する度に遊技球数を「1」減算し、入賞により獲得される賞出玉数を遊技球数に加算する。遊技球数管理部26aは、台間カード処理機10より貸出通知を受け取ったならば、通知された球数を遊技球数に加算して、台間カード処理機10に対して遊技球数に加算した旨を示す貸出受領結果応答を送信する。
また、遊技球数管理部26aは、遊技球数メモリに記憶された遊技球数を定期的に台間カード処理機10に送信する。この場合には、遊技球数管理部26aは、遊技球数メモリの内容をゼロクリアすることなく、遊技状態によって遊技球数の更新を継続しつつ、台間カード処理機10へデータ取得時点での遊技球数の送信を行う。
計数管理部26bは、計数処理を管理する処理部である。遊技機20には、計数ボタン22が設けられており、この計数ボタン22が押下されたことを示す信号が計数管理部26bに入力される。計数管理部26bは、計数ボタン22の押下操作を検出し、検出信号の立ち上がりから立ち下がりまでが一定時間未満であるならば、一定数ずつ(例えば1回の操作あたり100玉)を台間カード処理機10に計数通知する。この計数通知には、通番、計数球数及び計数累積球数が含まれる。この計数累積球数とは、遊技機20の起動後の計数球数の累積値である。
また、計数管理部26bは、計数ボタン22の押下操作を検出し、検出信号が立ち上がってから所定時間以上立ち下がりが検出されない場合には、検出信号が立ち上がった状態が一定時間続くごとに一定数ずつ(例えば5秒あたり200玉)を台間カード処理機10に計数通知する。
また、計数管理部26bは、台間カード処理機10から計数情報受領応答を受信したならば、この計数情報受領応答に含まれる計数球数を遊技球数から減算(無効化)する。遊技球数からの減算にあたっては、メモリに記憶した1の値から減算対象の値をディクリメントする方法や、メモリに記憶した値を減算後の値で更新し、減算前の値を削除あるいは論理削除して無効化する方法等が考えられるが、減算後の値が特定可能な状態であれば特に限定はされない。
遊技管理部27は、遊技に関するデータの送受の制御を行う処理部であり、通知部27a及び受信部27bを有する。実際には、これらのプログラムをCPUにロードして実行することにより、通知部27a及び受信部27bにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
通知部27aは、遊技に関するデータを台間カード処理機10に送信する処理部である。通知部27aは、遊技玉制御部26から受け取った遊技球数、計数通知、貸出受領結果応答等を台間カード処理機10に送信する。
受信部27bは、遊技に関するデータを台間カード処理機10から受信する処理部である。受信部27bは、台間カード処理機10から送信された遊技機情報受領応答、計数情報受領応答、貸出通知等を受信したならば、遊技玉制御部26に受け渡す。
遊技制御部25、遊技玉制御部26及び遊技管理部27は、それぞれ個別の基板上に構成される。遊技制御部25が構成された遊技制御基板と遊技玉制御部26が構成された遊技玉制御基板は、それぞれ固有のIDを有する。遊技機20は、遊技制御基板のIDと遊技玉制御基板のIDとを組合せ、遊技機IDとして使用する。
<管理装置50の構成>
次に、図2に示した管理装置50の構成について説明する。図7は、図2に示した管理装置50の構成を示す図である。図7に示すように、管理装置50は、表示部51及び入力部52と接続され、外部ネットワーク通信部53、店舗ネットワーク通信部54、記憶部55及び制御部56を有する。
表示部51は、液晶パネルやディスプレイ装置等の表示デバイスである。入力部52は、キーボードやマウス等の入力デバイスである。外部ネットワーク通信部53は、外部ネットワークを介して図示しない認証鍵管理センタとデータ通信するためのインタフェース部である。店舗ネットワーク通信部54は、遊技店内において通信回線を介して島コントローラ30、賞品管理装置60及び精算機70とデータ通信するためのインタフェース部である。
記憶部55は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等の記憶デバイスであり、カード管理データ55a、装置管理データ55b及び会員管理データ55cを記憶する。
カード管理データ55aは、カードIDにプリペイド価値の残高や持玉の残高等を関連付けたデータである。装置管理データ55bは、遊技店に設置された装置に関するデータである。この装置管理データ55bは、台間カード処理機ID、設置場所、遊技台番号、遊技機ID、遊技機20の機種データ等を含む。会員管理データ55cは、会員に対して発行した会員カードのカードIDに対して、貯玉の残高等を関連付けたデータである。
制御部56は、管理装置50の全体制御を行う制御部であり、カード管理部56a、装置管理部56b及び会員管理部56cを有する。実際には、これらのプログラムをCPUにロードして実行することにより、カード管理部56a、装置管理部56b及び会員管理部56cにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
カード管理部56aは、カード管理データ55aの管理を行う処理部である。カード管理部56aは、台間カード処理機10、賞品管理装置60及び精算機70と通信して、カードIDに対応付けられたプリペイド価値及び持玉の残高を更新する。また、カード管理部56aは、台間カード処理機10からカード挿入通知又は賞品管理装置60から保有価値問合せを受信した場合には、カードIDに関連づけられた有価価値及び持玉の残高を通知する。
装置管理部56bは、装置管理データ55bの管理を行う処理部である。装置管理部56bは、台間カード処理機10から取得した台間カード処理機ID、設置場所及び遊技機IDに基づいて、装置管理データ55bを生成及び更新する。
会員管理部56cは、会員管理データ55cの管理を行う処理部である。会員管理部56cは、台間カード処理機10及び賞品管理装置60と通信して、カードIDに関連付けられた貯玉の残高を更新する。
ここで、会員管理部56cによる貯玉再プレイ処理について説明する。会員管理部56cは、台間カード処理機10から貯玉再プレイ要求データを受信したならば、該貯玉再プレイ要求データ内のカードIDに関連付けられた貯玉のうち、払出先のレートの貯玉の残高を払出単位数だけ引落し、貯玉再プレイの可能数を再計算する。そして、減算後の残高と貯玉再プレイの可能数とを含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
次に、図7に示した管理装置50の記憶部55が記憶するデータの具体例について説明する。図8は、図7に示したカード管理データ55a、装置管理データ55b及び会員管理データ55cの一例を示す図である。
図8(a)に示すカード管理データ55aでは、カードID「1001」にプリペイド価値「0」度数、各レートの持玉の残高「0」玉、使用先ID「A101」が対応付けられている。すなわち、カードID「1001」のカードは、装置ID「A101」の台間カード処理機10に挿入されており、持玉については台間カード処理機10に管理が移っている。このため、各レートの持玉の残高はゼロである。
また、カード管理データ55aでは、カードID「2001」にプリペイド価値「3000」度数、持玉として、玉1の持玉の残高「1500」玉、玉2の持玉の残高「2500」玉、玉3の持玉の残高「0」玉と対応付けられているが、使用先IDの対応付けはされていない。すなわち、カードID「2001」のカードは、台間カード処理機10に挿入されておらず、持玉の管理が管理装置50により行われている。
図8(b)に示す装置管理データ55bは、ID「A101」の台間カード処理機10に対して、その設置場所が「島1-1」、遊技台番号が「11」、接続された遊技機20のIDが「B201」、遊技種が「玉1」、遊技機20の機種が「EV01」、製造番号が「a」であることを示している。また、この遊技機20が使用中の状態にあることも示している。
また、装置管理データ55bは、ID「A201」の台間カード処理機10に対して、その設置場所が「島2-1」、遊技台番号「21」、接続された遊技機20のIDが「B506」、遊技種が「玉3」、遊技機20の機種が「DX03」、製造番号が「g」であることを示している。また、この遊技機20が使用中の状態にあることも示している。
図8(c)に示す会員管理データ55cは、カードIDに対応付けられた、氏名、貯玉等を示している。具体的には、会員管理データ55cは、カードID「2005」に対して、氏名「特許太郎」、「玉1」の貯玉の残高「1500」玉、「玉2」の貯玉の残高「200」玉、「玉3」の貯玉の残高「0」玉である状態を示している。
<台間カード処理機10のSC基板に係るシーケンス>
次に、台間カード処理機10のSC基板に係るシーケンスについて説明する。図9は、台間カード処理機10のSC基板に係るシーケンスを示す図である。台間カード処理機10の遊技管理部18はSC基板上に構成されており、制御部17との間で遊技機20に係るデータの受け渡しを行っている。
図9に示すように、遊技管理部18から制御部17に対して遊技機情報通知(遊技球数を含む)が行われたならば、制御部17は、遊技機情報通知を受領した旨を示す遊技機情報受領応答を遊技管理部18に通知する。
また、遊技管理部18から制御部17に計数通知がされたならば、制御部17は、所定の計数処理を行った後、持玉に移行された計数球数を含む計数情報受領応答を遊技管理部18に通知する。
また、制御部17から遊技管理部18に貸出通知がされたならば、この貸出通知を遊技機20に送信する。その後、遊技管理部18は、貸出通知に含まれる玉数を遊技球数に加算した旨を示す貸出受領結果応答を遊技機20から受信したならば、この貸出受領結果応答を制御部17に返信する。
遊技機情報通知、計数通知及び貸出通知は、所定の短い間隔(例えば300m秒間隔)で連続して通知される。また、遊技機情報通知及び計数通知には、通知ごとに通番が付与され、通信の不具合等により通知に欠落があった場合には、制御部17においてこの欠落を検知することができる。
<台間カード処理機10における計数処理に係る処理パターン>
次に、台間カード処理機10における計数処理に係る処理パターンについて説明する。図10は、台間カード処理機10における計数処理に係る処理パターンの一例を示す図である。
図10に示すように、計数処理に係る処理パターンには4種類のパターンがある。パターン1は、通知を受け付けても何の処理も行わない場合である。具体的には、最新の通知(通番2)の計数球数が0玉であるため、何の処理も行わない。
パターン2は、受け付けた通知を不正と判定する場合(その1)を示している。具体的には、通番2の計数球数が100玉(0玉ではない)であり、計数累積球数(100玉)が前回(通番1)の値(100玉)と同一であるため、計数球数が不正であると判定して計数球数を破棄し、計数球数を持玉数に加算しない。
パターン3は、受け付けた通知を不正と判定する場合(その2)を示している。具体的には、通番2の計数球数が200玉(0玉ではない)であり、計数累積球数(200玉)が前回(通番1)の値(100玉)と同一ではなく、かつ、遊技球数(100玉)が計数球数(200玉)未満であるため、計数球数が不正であると判定して計数球数を破棄し、計数球数を持玉数に加算しない。
パターン4は、受け付けた通知に基づいて、計数球数を持玉に加算する場合を示している。具体的には、通番2の計数球数が100玉(0玉ではない)であり、計数累積球数(200玉)が前回(通番1)の値(100玉)同一ではなく、かつ、遊技球数(110玉)が計数球数(100玉)以上であるため、計数球数を持玉数に加算する。
<台間カード処理機10の計数処理に係る処理手順>
次に、台間カード処理機10の計数処理に係る処理手順について説明する。図11は、台間カード処理機10の計数処理に係る処理手順を示すフローチャートである。なお、遊技店が閉店中で動作確認する閉店時のテストモードにおいても、同様の処理が行われる。
台間カード処理機10は、遊技機20から遊技球数を受信したならば(ステップS101;Yes)、受信した遊技球数を遊技球数データ16cに記憶する(ステップS102)。
次に、遊技機20から計数球数及び計数累積球数を含む通知を受信しない場合には(ステップS103;No)、ステップS110に移行する。これに対して、遊技機20から計数球数及び計数累積球数を含む通知を受信したならば(ステップS103;Yes)、受信した計数球数及び計数累積球数を計数データ16dに記憶する(ステップS104)。
計数球数が0玉であるならば(ステップS105;Yes)、ステップS110に移行する。計数球数が0玉でなく(ステップS105;No)、計数累積球数が前回の計数累積球数と同一であるならば(ステップS106;Yes)、計数球数に不正があると判定して計数球数をクリアし(ステップS109)、ステップS110に移行する。
計数球数が0玉でなく(ステップS105;No)、計数累積球数が前回計数累積球数と同一でないならば(ステップS106;No)、遊技球数と計数球数を比較する(ステップS107)。
遊技球数が計数球数未満であるならば(ステップS107;No)、計数球数に不正があると判定して遊技球数をクリアし(ステップS109)、ステップS110に移行する。遊技球数が計数球数以上であるならば(ステップS107;Yes)、計数球数を持玉数に加算する(ステップS108)。
閉店処理が開始されていなければ(ステップS110;No)、ステップS101に移行する。閉店処理が開始されたならば(ステップS110;Yes)、処理を終了する。
上述してきたように、本実施形態では、遊技機から台間カード処理機に通知される遊技球数、計数球数及び計数累積球数を用いて、計数球数に不正があるか否かを判定し、不正がない場合にのみ計数球数を持玉数に加算するよう構成したので、遊技機の遊技媒体数に関する不正を効率良く検知することができる。
なお、上記の実施形態では、遊技機から通知されるデータに不正があった場合に、台間カード処理機において通知された計数球数を破棄する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、破棄する計数球数を所定の管理装置に通知し、所定の管理装置において不正に係るデータを管理するよう構成することもできる。
また、上記の実施形態では、遊技球数と計数球数との比較によって、遊技機から通知された計数球数の不正の有無を判定する構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、遊技球数に所定の基準値Xとなる玉数(マイナス値を含む)を加えた玉数と計数球数を比較して判定するよう構成することもできる。この場合は、遊技球数と計数球数の差が所定の基準値X未満となる場合(遊技球数-計数球数<基準値X)である場合に、計数球数が不正であると判定することになる。
また、上記の実施形態では、遊技玉を使用する封入式の遊技機を対象とする構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、封入式の回胴式遊技機を対象とするよう構成することもできる。
また、上記の実施形態で図示した各構成は機能概略的なものであり、必ずしも物理的に図示の構成をされていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
本発明に係る遊技システム、遊技用装置及び不正検知方法は、管理遊技機の遊技媒体数に関する不正を効率良く検知する場合に適している。
10 台間カード処理機
11 状態表示部
12 紙幣搬送部
12a 紙幣挿入口
13 表示操作部
14 リーダライタ
14a カード挿入口
14b かざし部
15 通信部
16 記憶部
16a 自装置状態データ
16b カードデータ
16c 遊技球数データ
16d 計数データ
17 制御部
17a 自装置管理部
17b カードデータ管理部
17c 遊技機データ管理部
17d 判定部
18 遊技管理部
18a 認証処理部
18b 認証鍵管理部
18c 遊技機状態管理部
20 遊技機
21 ハンドル
22 計数ボタン
23 通信制御部
24 演出制御部
24a 演出図柄抽選部
24b 演出抽選部
25 遊技制御部
26 遊技玉制御部
26a 遊技球数管理部
26b 計数管理部
27 遊技管理部
27a 通知部
27b 受信部
30 島コントローラ
50 管理装置
51 表示部
52 入力部
53 外部ネットワーク通信部
54 店舗ネットワーク通信部
55 記憶部
55a カード管理データ
55b 装置管理データ
55c 会員管理データ
56 制御部
56a カード管理部
56b 装置管理部
56c 会員管理部
60 賞品管理装置
70 精算機

Claims (8)

  1. 遊技に使用される第1の遊技媒体数を記憶するとともに該第1の遊技媒体数を用いた遊技を提供する封入式の管理遊技機と、該管理遊技機に併設され、前記第1の遊技媒体数と相互に移行可能な第2の遊技媒体数の管理を行う遊技用装置とを有する遊技システムであって、
    前記遊技用装置は、
    前記第1の遊技媒体数、前記第1の遊技媒体数のうちの前記第2の遊技媒体数に移行する移行遊技媒体数及び所定の期間前記移行遊技媒体数を累積した累積移行遊技媒体数を前記管理遊技機から取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記第1の遊技媒体数、前記移行遊技媒体数及び前記累積移行遊技媒体数に基づいて、前記移行遊技媒体数に係る不正が存在するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により不正が存在しないと判定された場合に、前記移行遊技媒体数を前記第2の遊技媒体数に移行する移行手段と
    を備えたことを特徴とする遊技システム。
  2. 前記判定手段は、
    前記第1の遊技媒体数が0ではなく、前記累積移行遊技媒体数が直近の累積移行遊技媒体数と同一ではなく、かつ、前記第1の遊技媒体数が前記移行遊技媒体数未満である場合に、前記移行遊技媒体数に係る不正が存在すると判定することを特徴とする請求項1に記載の遊技システム。
  3. 前記判定手段は、
    前記第1の遊技媒体数が0ではなく、前記累積移行遊技媒体数が直近の累積移行遊技媒体数と同一ではなく、かつ、前記第1の遊技媒体数が前記移行遊技媒体数以上である場合に、前記移行遊技媒体数に係る不正が存在しないと判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技システム。
  4. 前記判定手段は、
    前記移行遊技媒体数が0ではなく、前記累積移行遊技媒体数が直近の累積移行遊技媒体数と同一である場合に、前記移行遊技媒体数に係る不正が存在すると判定することを特徴とする請求項1~3のいずれか一つに記載の遊技システム。
  5. 前記判定手段は、
    前記第1の遊技媒体数が0である場合に、前記移行遊技媒体数に係る不正の有無を判定しないことを特徴とする請求項2に記載の遊技システム。
  6. 前記移行手段は、
    前記判定手段により前記移行遊技媒体数に係る不正が存在すると判定された場合に、前記移行遊技媒体数を前記第2の遊技媒体数に加算しないことを特徴とする請求項2又は4に記載の遊技システム。
  7. 遊技に使用される第1の遊技媒体数を記憶するとともに該第1の遊技媒体数を用いた遊技を提供する封入式の管理遊技機に併設され、前記第1の遊技媒体数と相互に移行可能な第2の遊技媒体数の管理を行う遊技用装置であって、
    前記第1の遊技媒体数、前記第1の遊技媒体数のうちの前記第2の遊技媒体数に移行する移行遊技媒体数及び所定の期間前記移行遊技媒体数を累積した累積移行遊技媒体数を前記管理遊技機から取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記第1の遊技媒体数、前記移行遊技媒体数及び前記累積移行遊技媒体数に基づいて、前記移行遊技媒体数に係る不正が存在するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により不正が存在しないと判定された場合に、前記移行遊技媒体数を前記第2の遊技媒体数に移行する移行手段と
    を備えたことを特徴とする遊技用装置。
  8. 遊技に使用される第1の遊技媒体数を記憶するとともに該第1の遊技媒体数を用いた遊技を提供する封入式の管理遊技機と、該管理遊技機に併設され、前記第1の遊技媒体数と相互に移行可能な第2の遊技媒体数の管理を行う遊技用装置とを有する遊技システムにおける不正検知方法であって、
    前記遊技用装置が、前記第1の遊技媒体数、前記第1の遊技媒体数のうちの前記第2の遊技媒体数に移行する移行遊技媒体数及び所定の期間前記移行遊技媒体数を累積した累積移行遊技媒体数を前記管理遊技機から取得する取得工程と、
    前記遊技用装置が、前記取得工程により取得された前記第1の遊技媒体数、前記移行遊技媒体数及び前記累積移行遊技媒体数に基づいて、前記移行遊技媒体数に係る不正が存在するか否かを判定する判定工程と、
    前記遊技用装置が、前記判定工程により不正が存在しないと判定された場合に、前記移行遊技媒体数を前記第2の遊技媒体数に移行する移行工程と
    を含むことを特徴とする不正検知方法。
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