JP2023068429A - 遊技システム、遊技用装置及び遊技媒体数表示方法 - Google Patents

遊技システム、遊技用装置及び遊技媒体数表示方法 Download PDF

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Abstract

【課題】遊技客に対して再プレイ可能な遊技媒体数を効率良く提示することを課題とする。【解決手段】会員カードが台間カード処理機10に挿入されたならば、この会員カードに関連付けられた持玉数及び貯玉数を遊技客が希望するレートに換算して、再プレイ可能数を表示する。具体的には、4円レートの持玉数「100玉」、2円レートの持玉数「50玉」、1円レートの持玉数「80玉」、4円レートの貯玉数「1000玉」、2円レートの貯玉数「500玉」、1円レートの貯玉数「1000玉」が会員カードに関連付けられていた場合に、乗入先のレートとして1円パチンコが選択されたならば、持玉数「580玉」、貯玉数「6000玉」、再プレイ可能数「5580玉」を表示する。貯玉使用上限が5000玉のため、この「5000玉」と持玉数との合計数である「5580玉」を再プレイ可能数として表示する。【選択図】図1

Description

この発明は、遊技客に対して再プレイ可能な遊技媒体数を効率良く提示することができる遊技システム、遊技用装置及び遊技媒体数表示方法に関する。
従来、遊技店では、例えば4円レート、1円レート等の複数の貸出レート(以下、単に「レート」と言う)で遊技媒体を貸し出している。遊技客は、貸し出された遊技媒体で遊技を行って遊技媒体数を獲得したならば、この獲得遊技媒体数は該当するレートの持遊技媒体数(例えば、持玉数)とされる。また、遊技客が遊技店の会員である場合には、獲得遊技媒体数を該当するレートの貯遊技媒体数(例えば、貯玉数)とすることもできる。
ここで、遊技客が、複数のレートの貯遊技媒体数を有する場合に、あるレートの貯遊技媒体数(例えば、1円レート)を他のレートの貯遊技媒体数(例えば、4円レート)に変換して、例えば1円レートの貯遊技媒体数を4円レートの遊技機で再プレイする乗入れと呼ばれる技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。かかる貯遊技媒体数と同様に、持遊技媒体数においても異なるレート間の乗入れも可能である。
特開2016-193128号公報
しかしながら、上記特許文献1によれば、複数レートの貯遊技媒体数間で乗入れを行う場合の複数の再プレイ可能数と、複数レートの持遊技媒体数間での乗入れを行う場合の複数の再プレイ可能数とがそれぞれ台間カード処理機の表示部に表示される。その結果、遊技客としては、どの程度の再プレイ可能数が存在するかを遊技客が頭の中で計算しなければならず、遊技に集中することができないという問題がある。また、遊技客が再プレイ可能数を誤って認識する可能性もある。
本発明は、上記従来技術の課題(問題点)を解決するためになされたものであって、遊技客に対して再プレイ可能な遊技媒体数を効率良く提示することができる遊技システム、遊技用装置及び遊技媒体数表示方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、遊技に使用される第1の遊技媒体数を記憶する封入式の遊技機と、前記遊技機と通信可能に併設され、前記第1の遊技媒体数と相互に移行可能な第2の遊技媒体数を記憶する遊技用装置と、遊技店に預け入れられた第3の遊技媒体数を管理する管理装置とを有する遊技システムであって、前記遊技用装置は、前記遊技店に会員登録された遊技客が所持する記録媒体に関連付けられた複数の遊技媒体種別に係る第2の遊技媒体数及び第3の遊技媒体数を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された複数の遊技媒体種別に係る第2の遊技媒体数及び複数の遊技媒体種別に係る第3の遊技媒体数に基づく再プレイ可能数を算定する算定手段と、前記算定手段により算定された再プレイ可能数を所定の操作表示部に表示制御する表示制御手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記算定手段は、前記複数の遊技媒体種別に係る第2の遊技媒体数をそれぞれ所定の遊技媒体種別に係る第2の遊技媒体数に変換する第1の変換手段と、前記複数の遊技媒体種別に係る第3の遊技媒体数をそれぞれ所定の遊技媒体種別に係る第3の遊技媒体数に変換する第2の変換手段と、前記第1の変換手段により変換された複数の第2の遊技媒体数と、前記第2の変換手段により変換された複数の第3の遊技媒体数とに基づいて前記再プレイ可能数を算定する再プレイ可能数算定手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記遊技用装置は、前記複数の遊技媒体種別に係る第2の遊技媒体数から前記所定の遊技媒体種別に係る第2の遊技媒体数への変換をそれぞれ許可するか否か、前記複数の遊技媒体種別に係る第3の遊技媒体数から前記所定の遊技媒体種別に係る第3の遊技媒体数への変換をそれぞれ許可するか否かを設定する設定手段をさらに備え、前記第1の変換手段は、第1の遊技媒体種別に係る第2の遊技媒体数から所定の遊技媒体種別に係る第2の遊技媒体数への変換が許可されていることを条件として、前記第1の遊技媒体種別に係る第2の遊技媒体数から所定の遊技媒体種別に係る第2の遊技媒体数への変換を行い、前記第2の変換手段は、第1の遊技媒体種別に係る第3の遊技媒体数から所定の遊技媒体種別に係る第2の遊技媒体数への変換が許可されていることを条件として、前記第1の遊技媒体種別に係る第3の遊技媒体数から所定の遊技媒体種別に係る第3の遊技媒体数への変換を行うことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記算定手段は、前記第1の変換手段により変換された複数の第2の遊技媒体数を合算して前記第2の遊技媒体数の総計を算定する第1の算定手段と、前記第2の変換手段により変換された複数の第3の遊技媒体数を合算して前記第3の遊技媒体数の総計を算定する第2の算定手段とをさらに備え、前記再プレイ可能数算定手段は、前記第2の遊技媒体数の総計と前記第3の遊技媒体数の総計とを合算して前記再プレイ可能数を算定することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記再プレイ可能数算定手段は、前記第3の遊技媒体数を再プレイできる再プレイ可能数の上限値が設定されている場合に、前記第2の遊技媒体数の総計が前記再プレイ可能数の上限値よりも大きい場合には、前記再プレイ可能数の上限値と前記第3の遊技媒体数の総計とを合算して前記再プレイ可能数を算定することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記表示制御手段は、前記第2の遊技媒体数の総計、前記第3の遊技媒体数の総計及び前記再プレイ可能数を前記所定の操作表示部に表示制御することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記表示制御手段は、前記第2の遊技媒体数の総計、前記第3の遊技媒体数の総計及び前記第2の遊技媒体数の再プレイ可能数、前記第3の遊技媒体数の再プレイ可能数を前記所定の操作表示部に表示制御することを特徴とする。
また、本発明は、遊技に使用される第1の遊技媒体数を記憶する封入式の遊技機と、遊技店に預け入れられた第3の遊技媒体数を管理する管理装置と通信可能に併設され、前記第1の遊技媒体数と相互に移行可能な第2の遊技媒体数を記憶する遊技用装置であって、前記遊技店に会員登録された遊技客が所持する記録媒体に関連付けられた複数の遊技媒体種別に係る第2の遊技媒体数及び第3の遊技媒体数を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された複数の遊技媒体種別に係る第2の遊技媒体数及び複数の遊技媒体種別に係る第3の遊技媒体数に基づく再プレイ可能数を算定する算定手段と、前記算定手段により算定された再プレイ可能数を所定の操作表示部に表示制御する表示制御手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、遊技に使用される第1の遊技媒体数を記憶する封入式の遊技機と、前記遊技機と通信可能に併設され、前記第1の遊技媒体数と相互に移行可能な第2の遊技媒体数を記憶する遊技用装置と、遊技店に預け入れられた第3の遊技媒体数を管理する管理装置とを有する遊技システムにおける遊技媒体数表示方法であって、前記遊技用装置が、前記遊技店に会員登録された遊技客が所持する記録媒体に関連付けられた複数の遊技媒体種別に係る第2の遊技媒体数及び第3の遊技媒体数を取得する取得工程と、前記遊技用装置が、前記取得工程により取得された複数の遊技媒体種別に係る第2の遊技媒体数及び複数の遊技媒体種別に係る第3の遊技媒体数に基づく再プレイ可能数を算定する算定工程と、前記遊技用装置が、前記算定工程により算定された再プレイ可能数を所定の操作表示部に表示制御する表示制御工程とを含むことを特徴とする。
本発明によれば、遊技客に対して再プレイ可能な遊技媒体数を効率良く提示することができる。
図1は、実施形態1に係る遊技システムの概要の説明図である。 図2は、実施形態1に係る遊技システムのシステム構成を示す図である。 図3は、図2に示した台間カード処理機及び遊技機の外観構成を示す図である。 図4は、図2に示した台間カード処理機の構成を示す図である。 図5は、図4に示した自装置状態データ及びカードデータの一例を示す図である。 図6は、図4に示した貯玉使用上限データ、乗入設定データ、表示設定データ及び乗入変換データの一例を示す図である。 図7は、図2に示した遊技機の構成を示す図である。 図8は、図2に示した管理装置の構成を示す図である。 図9は、図7に示したカード管理データ、装置管理データ及び会員管理データの一例を示す図である。 図10は、図7に示した貯玉使用上限データ、乗入設定データ及び表示設定データの一例を示す図である。 図11は、実施形態1に係る台間カード処理機での乗入玉数表示の一例を示す図(その1)である。 図12は、実施形態1に係る台間カード処理機での乗入玉数表示の一例を示す図(その2)である。 図13は、実施形態1に係る台間カード処理機での乗入玉数表示の一例を示す図(その3)である。 図14は、実施形態1に係る台間カード処理機での乗入玉数表示の一例を示す図(その4)である。 図15は、実施形態1に係る台間カード処理機での乗入玉数処理手順を示すフローチャートである。 図16は、実施形態2に係る遊技システムの概要の説明図である。 図17は、実施形態2に係る台間カード処理機での乗入玉数表示の一例を示す図(その1)である。 図18は、実施形態2に係る台間カード処理機での乗入玉数表示の一例を示す図(その2)である。 図19は、実施形態2に係る台間カード処理機での乗入玉数表示の一例を示す図(その3)である。 図20は、実施形態2に係る台間カード処理機での乗入玉数表示の一例を示す図(その4)である。
[実施形態1]
以下に、本実施形態1に係る遊技システム、遊技用装置及び遊技媒体数表示方法について詳細に説明する。図1は、本実施形態1に係る遊技システムの概要の説明図である。
本明細書中において、「持玉」とは遊技客が遊技において獲得した玉を示すデータであって、その当日中(遊技店の閉店時刻より前の時間)にのみ遊技に再度供することができるものをいう。なお、「持玉数」とは、遊技客が遊技により獲得した玉数をいう。また、「貯玉」とは、遊技客が遊技店に預け入れた玉を示すデータであって、翌日以降(遊技店の閉店時刻より後の時間)も遊技に再度供することができるものをいう。なお、「貯玉数」とは、遊技客が遊技店に預け入れた玉数をいう。持玉は、一般遊技客及び会員遊技客の双方が使用可能であり、遊技機を移動した場合などに使用される。貯玉は、原則として会員遊技客のみが使用可能であり、翌日以降も使用できる。また、「遊技球数」とは、遊技客が遊技に使用可能な玉数をいう。
また、「持メダル」とは、回胴式遊技機において遊技客が獲得したメダルを示すデータであって、その当日中(遊技店の閉店時刻より前の時間)にのみ遊技に再度供することができるものをいう。なお、「持メダル数」とは、遊技客が遊技により獲得したメダル数をいう。「貯メダル」とは、遊技客が遊技店に預け入れたメダルを示すデータであって、翌日以降(遊技店の閉店時刻より後の時間)も遊技に再度供することができるものをいう。なお、「貯メダル数」とは、遊技客が遊技店に預け入れたメダル数をいう。持メダルは、一般遊技客及び会員遊技客の双方が使用可能であり、遊技機を移動した場合などに使用される。貯メダルは、原則として会員遊技客のみが使用可能であり、翌日以降も使用できる。
本実施形態1に係る遊技システムでは、異なるレート相互間での持玉数の乗入れが許可されるとともに、異なるレート相互間での貯玉数の乗入れについても許可されているものとする。図1に示すように、遊技店に会員登録した遊技客が所持する会員カードが台間カード処理機10に挿入されたならば、この会員カードに関連付けられた持玉数及び貯玉数が所望のレートに換算処理され、再プレイ可能数として表示される。なお、この時点では、実際の持玉数及び貯玉数の乗入れがされておらず、乗入れが行われた場合における再プレイ可能数が表示されている。
ここでは、4円レートの持玉数が「100玉」であり、2円レートの持玉数が「50玉」であり、1円レートの持玉数が「80玉」であり、4円レートの貯玉数「1000玉」であり、2円レートの貯玉数が「500玉」であり、1円レートの貯玉数が「1000玉」が会員カードに関連付けられているものとする。また、貯玉数の使用上限を示す貯玉使用上限は「5000玉」に設定されているものとする。
かかる状況において、遊技客が、所定のレートとして「1円レート」を選択したならば、持玉数は、「580玉(=100玉×4+50玉×2+80玉)」となり、貯玉数は「6000玉(=1000玉×4+500玉×2+1000玉)」となる。そして、再プレイ可能数は、持玉数と貯玉数を加算して「6580玉(=580玉+6000玉)」となる。
ただし、貯玉の使用できる上限数を示す貯玉使用上限が「5000玉」に設定されている場合には、貯玉数「6000玉」が貯玉使用上限「5000玉」を超えるため、この「5000玉」だけを再プレイ可能数に加算することができる。その結果、貯玉数と持玉数の合計「5580玉(=5000玉+580玉)」が再プレイ可能数として表示される。
なお、かかる再プレイ可能数は、「合算表示」、「個別表示」、「持玉/貯玉別表示」及び「全レート表示」の4つの態様で表示することができる。「合算表示」は、持玉数及び貯玉数を合算した再プレイ可能数を表示する表示態様である。「個別表示」は、持玉の再プレイ可能数と貯玉の再プレイ可能数をそれぞれ個別に表示する表示態様である。「持玉/貯玉別表示」は、持玉及び貯玉の再プレイ可能数をそれぞれ別の画面において表示する表示態様である。「全レート表示」は、持玉及び貯玉のそれぞれのレートごとの再プレイ可能数を表示する表示態様であり、玉数の表示を行うレートの組合せを選択することができる。
このように、本実施形態1に係る遊技システムは、持玉数及び貯玉数において異なるレート相互間での乗入が許可されている場合に、再プレイ可能数を明示して遊技客による暗算を排除し、遊技客を遊技に集中させることができる。
<システム構成>
次に、本実施形態1に係る遊技システムのシステム構成について説明する。図2は、本実施形態1に係る遊技システムのシステム構成を示す図である。図2に示すように、遊技店には、複数の遊技機20と、各遊技機20にそれぞれ対応して設けられた台間カード処理機10とが設置される。
台間カード処理機10は、島コントローラ30を介して店内のネットワークである通信回線と接続される。通信回線には、島コントローラ30、管理装置50、賞品管理装置60及び精算機70が接続される。
遊技機20は、装置内部に封入された遊技玉を遊技盤面に打ち込んで遊技を行う装置である。なお、この遊技玉は遊技に使用される物理的な「玉」であり、遊技機20がデータとして扱う「遊技球」とは異なる。この遊技機20の遊技盤面には、複数の入賞領域(入賞口)が設けられており、当該入賞領域を遊技玉が通過したことに基づいて所定個数の遊技玉を賞玉として付与するようになっている。また、遊技盤面には、所定個数の始動領域(始動口)が設けられており、当該始動領域を遊技玉が通過したことに基づいて所定の抽選を行うこととなっている。当該抽選が大当りとなれば、所定の可動部材等の作動により、前述の入賞領域あるいは他の始動領域への遊技玉の通過確率を向上する等、遊技上有利となる作動が行われる。なお、始動領域と入賞領域を兼ねた領域があってもよい。
上記入賞領域には、当該入賞領域への遊技玉の通過を検出するために入賞センサが設けられており、入賞センサにより入賞領域へ打ち込まれた遊技玉の通過(入賞)を検知するようになっている。また、遊技機20の制御部は、入賞領域ごとに何個の遊技玉を賞玉として付与するかを記憶する賞玉メモリと、遊技球数を示す遊技球数メモリを有している。また、遊技機20の制御部は、遊技球数を定期的に台間カード処理機10に送信する。
台間カード処理機10は、遊技客から入金を受け付けた場合に、入金の金額に対応するプリペイド価値を自装置の内部に収納したカードの識別情報(カードID)に関連付ける。このプリペイド価値は、遊技玉の貸出に使用することができる。また、台間カード処理機10は、プリペイド価値、持玉数、貯玉数等が関連付けられたカードの挿入を受け付けることができる。そして、遊技終了時には、プリペイド価値、持玉数、貯玉数等が関連付けられたカードを排出して遊技客に返却する。また、台間カード処理機10は、入金、カード挿入、カード排出などの動作の履歴を管理装置50に送信する。
遊技機20は、遊技盤面に所定個数の遊技玉が打ち出されたならば、アウトデータを台間カード処理機10に送信する。また、遊技機20は、遊技玉が入賞領域を通過して(いわゆる入賞)所定個数の賞玉が遊技球に加算されたならば、セーフデータを台間カード処理機10に送信する。さらに、遊技により大当りなどの特別の状態が発生したならば、かかる状態の発生を示す特賞データを台間カード処理機10に送信する。
アウトデータは、遊技客が遊技盤面に打ち込んだ玉数である打込玉数に対応する。セーフデータは、入賞により獲得される賞出玉数に対応する。また、特賞データは、大当りなどの遊技機20の状態を示す。各データは、台間カード処理機10を介して管理装置50に送信され、管理装置50は、アウトデータ、セーフデータ及び特賞データを蓄積することで、遊技機20の動作の履歴を得ることができる。
台間カード処理機10は、入金の受け付け、遊技玉の貸し出し、管理装置50との通信並びに遊技機20との通信を行う。台間カード処理機10は、遊技客が投入した紙幣を受け付けたならば、入金額を含む入金通知を管理装置50に送信することで、入金額相当のプリペイド価値を管理装置50が管理するプリペイド価値に加算させる。そして、所定の玉貸操作がなされたならば、玉貸要求を管理装置50に送信し、管理装置50が管理するプリペイド価値を減算させて、減算したプリペイド価値分に対応する数を遊技機20に通知し、遊技球数に加算させる。
また、台間カード処理機10は、カードの挿入を受け付けたならば、管理装置50にカード挿入通知を送信する。また、台間カード処理機10は、管理装置50からプリペイド価値、持玉、貯玉の残高を受信した場合には、該残高を記憶する。そして、持玉の残高を受信し、記憶した場合には、管理装置50に対して持玉減算要求を送信することで、管理装置50が管理する持玉の残高(持玉数)をゼロにクリアする。
また、台間カード処理機10は、管理装置50から貯玉使用上限データ、乗入設定データ及び表示設定データを受信したならば、受信した貯玉使用上限データ、乗入設定データ及び表示設定データを記憶する。表示設定には、「合算表示」、「個別表示」、「持玉/貯玉別表示」及び「全レート表示」の4つの態様がある。
また、台間カード処理機10は、カードが挿入されたならば、カードに関連付けられた持玉数及び貯玉数を台間カード処理機10に設定された遊技種のレートに変換し、設定された表示設定に基づいて再プレイ可能数を表示する。なお、この段階では、レート間に跨がる乗入れ処理は行われず、再プレイ可能数だけが算定される。遊技客が再プレイ操作を行い、レートに跨がる乗入れが必要な場合に、必要な貯玉数又は持玉数の乗入れ処理が行われる。
また、台間カード処理機10は、表示設定が全レート表示以外の場合に、乗入レート選択によるレートの選択(例えば、1円レート)を受け付けたならば、カードに関連付けられた各レートの持玉数及び貯玉数をこのレート(例えば、1円レート)に変換し、予め設定された表示設定に基づいて再プレイ可能数を表示する。
また、台間カード処理機10は、表示設定が「全レート表示」である場合に、乗入レート選択による組合せ変更を受け付けたならば、表示される持玉数及び貯玉数の組合せを変更して表示する。
台間カード処理機10は、持玉再プレイ操作を受け付けたならば、自装置が管理する持玉数を所定数減算し、減算した持玉数に対応する数を遊技機20に通知し、遊技球数に加算させる。また、台間カード処理機10は、貯玉再プレイ操作を受け付けたならば、管理装置50に対して貯玉再プレイ要求を送信することにより、管理装置50が管理する貯玉数を所定数減算させ、減算させた貯玉数に対応する数を遊技機20に通知し、遊技球数に加算させる。
台間カード処理機10は、カード返却操作を受け付けたならば、持玉数を含む持玉加算要求を管理装置50に送信し、管理装置50に持玉数を加算させた後、カード排出通知を管理装置50に送信し、カードを排出制御する。
また、台間カード処理機10は、遊技機20から遊技機IDを取得し、取得した遊技機IDと、管理装置50から受信した認証鍵とを用いて遊技機20の認証を行なう機能を有する。この認証は、開店処理時等に行なわれ、認証の成功を条件に遊技機20は遊技可能となる。
島コントローラ30は、遊技島に設けられた一群の遊技機20及び台間カード処理機10を束ね、各種情報を管理装置50に対して中継する装置である。
管理装置50は、台間カード処理機10からカード挿入通知を受信したならば、挿入されたカードの識別情報(以下、「カードID」と言う)と台間カード処理機10とを関連づけて管理し、該カードIDに関連づけられたプリペイド価値及び持玉の残高を台間カード処理機10に送信する。また、カード挿入通知に示されたカードIDが会員カードのカードIDである場合には、貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
また、管理装置50は、台間カード処理機10から持玉減算要求を受信した場合には、持玉の残高をゼロにクリアし、台間カード処理機10から持玉加算要求を受信した場合には、持玉加算要求に示された持玉数を持玉の残高に加算する。
また、管理装置50は、台間カード処理機10から玉貸要求を受信した場合には、カードIDに関連付けられたプリペイド価値を所定値減算し、玉貸許可を台間カード処理機10に送信する。そして、貯玉再プレイ要求を受信した場合には、貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
また、管理装置50は、賞品管理装置60からカードIDを受信したならば、このカードIDに関連付けられた持玉数を賞品管理装置60に対して通知する。さらに、精算機70からカードIDを受信したならば、このカードIDに関連付けられたプリペイド価値を精算機70に対して通知する。
また、管理装置50は、台間カード処理機10から遊技機IDを取得し、自店舗に設置された遊技機20を管理する。そして、遊技店外の図示しない認証鍵管理センタから自店舗に設定された遊技機20を認証するための認証鍵を取得し、台間カード処理機10に配信する。
また、管理装置50は、遊技店に会員登録された会員の会員管理データを管理する。具体的には、会員に対して発行した会員カードIDに関連づけて、貯玉数、暗証番号及び氏名等を管理する。
管理装置50は、台間カード処理機10からカード挿入通知を受信したならば、カード挿入通知に示されたカードIDに対応する貯玉数と暗証番号とを含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
また、管理装置50は、台間カード処理機10から貯玉再プレイ要求を受信したならば、貯玉再プレイ要求に示されたカードIDに関連づけられた貯玉の残高を所定数減算し、減算後の貯玉数を含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
例えば、遊技機20において使用される貯玉の遊技種が玉1(4円レート)であり、管理装置50が玉1(4円レート)の貯玉数「200玉」、玉2(2円レート)の貯玉数「300玉」が関連付けられ、1度の貯玉再プレイ要求にて「125玉」が払い出される場合には、1回目の貯玉再プレイ要求により玉1(4円レート)の貯玉数が「75玉(=200玉-125玉)」になる。このため、かかる場合には、レートを跨がる乗入れ処理は行われない。
これに対して、2回目の貯玉再プレイ要求を受け付けたならば、玉1(4円レート)の貯玉数「75玉」だけでは貯玉数が不足するため、例えば玉2(2円レート)の貯玉数「300玉」のうちの「100玉」を玉1(4円レート)の貯玉数「50玉」に変換して玉1(4円レート)の貯玉数に加算され、玉1(4円レート)の貯玉数「125玉」、玉2(2円レート)の貯玉数「200玉」となる。このため、再プレイの許可信号が台間ユニットに通知され、玉1(4円レート)の貯玉数「0玉」、玉2(2円レート)の貯玉数「200玉」となる。以下同様にして、遊技種を跨がる貯玉数の乗入れ再プレイが行われる。なお、持玉の場合には、台間カード処理機10において同様に遊技種を跨がる持玉数の乗入れ再プレイが行われる。
また、管理装置50は、賞品管理装置60から貯玉数の問い合わせを受けたならば、指定されたカードIDに対応する貯玉数を賞品管理装置60に通知する。
賞品管理装置60は、遊技店内の賞品交換カウンタに併設された賞品交換用の端末装置であり、貯玉数及び持玉数の賞品交換処理を行う。この賞品管理装置60には、カードに記録されたカードIDを読み取るカードリーダと、賞品を払い出す賞品払出装置とが接続されている。賞品管理装置60は、一般カードあるいは会員カードからカードIDを読み出した場合には、カードIDを管理装置50に送信して、該カードIDの持玉数を要求する。また、貯玉を賞品交換する場合は、管理装置50に対して貯玉数を要求する。
精算機70は、プリペイド価値が対応付けられたカードが挿入されたならば、このカードのカードIDを管理装置50に送信し、該カードに関連付けられたプリペイド価値を取得し、取得したプリペイド価値に相当する現金の払い出しを行う。
<台間カード処理機10と遊技機20の外観構成>
次に、図2に示した台間カード処理機10及び遊技機20の外観構成について説明する。図3は、図2に示した台間カード処理機10及び遊技機20の外観構成を示す図である。同図には、紙幣のみを受け付ける台間カード処理機10を図示したが、電子マネーを受け付けることができるユニットを設けることもできる。
図3に示すように、台間カード処理機10には、台間カード処理機10の装置の状態を所定色のランプの点灯あるいは点滅で表示する状態表示部11、各種紙幣を受け付ける紙幣挿入口12a、タッチパネルディスプレイ等の表示操作部13、カードIDが関連付けられたカードを受け付けるカード挿入口14a及び固有IDを関連付けるために遊技客の持つ携帯端末を受け付けるかざし部14bが設けられている。また、かざし部14bは、固有IDを関連付けられた携帯端末を受け付けて、固有IDを読み取る。
遊技機20には、遊技盤面、封入された遊技玉を遊技盤面に投出する際に使用するハンドル21及び計数ボタン22が設けられている。
計数ボタン22は、遊技機20の遊技球数を減算し、対応する数を台間カード処理機10の持玉数に加算することにより、投出可能な玉数の管理を遊技機20から台間カード処理機10に移行させる管理移行を行うための操作ボタンである。この管理移行は、入賞により現物の遊技玉が払い出される開放式の遊技機20では、払い出された遊技玉を台間カード処理機10が計数して持玉数に加算する計数処理に対応する。
<台間カード処理機10の構成>
次に、図2に示した台間カード処理機10の構成について説明する。図4は、図2に示した台間カード処理機10の構成を示す図である。図4に示すように、台間カード処理機10は、紙幣搬送部12、表示操作部13、リーダライタ14、通信部15、記憶部16、制御部17及び遊技管理部18を有する。
紙幣搬送部12は、紙幣挿入口12aから挿入された紙幣の金種及び真偽を判別しつつ図示しない紙幣収納部に搬送する搬送部である。表示操作部13は、有価価値等の各種情報の表示と、玉貸操作等の各種操作の受け付けを行なうタッチパネルディスプレイ等の入出力装置である。
リーダライタ14は、カード挿入口14aに挿入されたカードからカードIDを、かざし部14bにかざされた携帯端末から固有IDを読み取る読取部である。なお、カード挿入口14aに挿入されたカードは、このリーダライタ14を経て図示しないカード収納部に収納される。通信部15は、島コントローラ30を介して管理装置50との間のデータ通信を行なうためのインタフェース部である。
記憶部16は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等からなる記憶デバイスである。記憶部16は、自装置状態データ16a、カードデータ16b、貯玉使用上限データ16c、乗入設定データ16d、表示設定データ16e及び乗入変換データ16fを記憶する。
自装置状態データ16aは、台間カード処理機10の状態を示すデータである。この自装置状態データ16aには、台間カード処理機ID、遊技機ID、遊技種等を含む。台間カード処理機IDは、台間カード処理機10を遊技店内で一意に識別するための識別情報である。遊技種は、台間カード処理機10に設定されたレートを示すデータである。遊技店内で複数のレートの遊技玉を扱う場合には、4円レートの遊技玉を「玉1」とし、2円レートの遊技玉を「玉2」とし、1円レートの遊技玉を「玉3」として、レート毎に遊技種名を設定して管理している。台間カード処理機10は、これらの遊技種から遊技に使用するレートを選択して、遊技種として記憶する。遊技種は、台間カード処理機10が設置された区画毎に固定した遊技種を用いることとしてもよいし、遊技客の操作により変更可能としてもよい。
カードデータ16bは、遊技客が使用中のカードに係るデータである。カードデータ16bには、カードID、暗証番号、プリペイド価値、持玉数、貯玉数等を含む。カードIDは、リーダライタ14により読み取られたカードIDである。図示しないカード収納部からカード挿入口14aにカードが搬送され、該カードが排出される場合には、この搬送途中でリーダライタ14により読み取られたカードIDによってカードデータ16bが更新される。また、カード挿入口14aから図示しないカード収納部にカードが搬送される場合にも、この搬送途中でリーダライタ14により読み取られたカードIDによってカードデータ16bが更新される。プリペイド価値は、玉貸しに使用可能なプリペイド価値の残高を示し、持玉及び貯玉は、それぞれの残高を示す。
貯玉使用上限データ16cは、貯玉再プレイに使用できる貯玉数の上限を示すデータである。乗入設定データ16dは、持玉数及び貯玉数の遊技種間の乗入れの可否を示すデータである。表示設定データ16eは、持玉及び貯玉の再プレイ可能数を表示する際の表示態様を示すデータである。乗入変換データ16fは、持玉及び貯玉の乗入換算をした玉数及び再プレイ可能数を示すデータである。
遊技管理部18は、認証や遊技機20との通信に係る処理を行なう処理部である。この遊技管理部18は、制御部17と異なる基板上に形成することが望ましい。
遊技管理部18は、認証処理部18a、認証鍵管理部18b及び遊技機状態管理部18cを有する。実際には、これらのプログラムをCPU(Central Processing Unit)にロードして実行することにより、認証処理部18a、認証鍵管理部18b及び遊技機状態管理部18cにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
認証処理部18aは、管理装置50から受信した認証鍵を使用して遊技機20の認証を実施する。認証処理部18aは、認証が成功したならば、遊技機20へ動作許可を送信する。認証処理部18aは、認証が失敗した場合には、遊技機20の使用を禁止する。なお、認証が失敗した場合であっても、最後の認証成功から所定期間内であれば遊技機20への動作許可を送信し、最後の認証成功から所定期間が経過した後は遊技機20への動作許可を送信せず、遊技機20の使用を禁止するよう構成してもよい。
認証鍵管理部18bは、認証鍵の管理を行なう処理部である。認証鍵には使用時間が設定されており、遊技機20の稼働時間の累計が認証鍵の使用時間に達した場合に該認証鍵は使用不能となる。具体的には、認証鍵管理部18bは、遊技管理部18が形成された基板の通電時間を遊技機20の稼働時間として用い、認証鍵の使用時間を管理している。認証鍵が使用不能となった場合には、認証鍵管理部18bは、管理装置50を介して店舗外の認証鍵管理センタから新たな認証鍵を取得し、認証鍵の更新を行なう。
遊技機状態管理部18cは、遊技機20と通信し、遊技機20の状態を管理する処理部である。具体的には、遊技機状態管理部18cは、遊技機20からの遊技機IDの取得、玉貸による遊技球数への加算要求の送信、持玉再プレイによる持玉数から遊技球数への管理移行要求の送信、貯玉再プレイによる遊技球数への加算要求の送信、遊技機20における打込玉数や賞出玉数等の遊技結果の受信、計数による遊技球数から持玉数への管理移行要求の受信を行なう。かかる台間カード処理機10と遊技機20との通信は、所定の暗号方式を用いた暗号通信を用いる。
また、遊技機状態管理部18cは、遊技機20の現在の遊技球数、スタート、大当り、大当り種別、抽選回数などの遊技に設定された状態をさらに取得する。遊技機状態管理部18cが遊技機20の状態を取得する時間間隔は、遊技機20において遊技玉が発射(使用)される間隔よりも短く設定することが望ましい。また、遊技機状態管理部18cは、遊技機20から遊技球数を取得したならば、該遊技球数を制御部17に受け渡す。
なお、遊技機状態管理部18cが遊技機20から新たに遊技機IDを取得するタイミングは、開店前に限定されるものではない。台間カード処理機10の電源オンや電源オフを行なった場合、定期的な通信時、遊技球数に関する処理(玉貸、再プレイ、計数など)を行なった場合、オフライン状態からの復帰時などに遊技機IDの取得や遊技機20の入れ替えの判定を行なうことができる。また、これらのタイミングを組み合わせて用いてもよい。
制御部17は、台間カード処理機10を全体制御する制御部であり、自装置管理部17a、データ管理部17b、遊技設定部17c、表示制御部17d及び乗入変換部17eを有する。実際には、これらのプログラムをCPUにロードして実行することにより、自装置管理部17a、データ管理部17b、遊技設定部17c、表示制御部17d及び乗入変換部17eにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
自装置管理部17aは、自装置状態データ16aを管理する処理部である。自装置管理部17aは、自装置に設定された装置ID及び遊技種を自装置状態データ16aに記憶する。自装置管理部17aは、遊技機20から受信した遊技機IDを自装置状態データ16aに記憶する。
データ管理部17bは、カードが挿入された場合に、カードID及び台間カード処理機IDを含むカード挿入通知を管理装置50に送信する。また、データ管理部17bは、管理装置50から有価価値(プリペイド価値、持玉数及び貯玉数の少なくともいずれか)を含むデータを受信した場合に、受信した有価価値によりカードデータ16bを更新する。
また、データ管理部17bは、紙幣挿入口12aに紙幣が挿入されたならば、挿入された紙幣の金額、カードID及び台間カード処理機IDを含む入金通知を管理装置50に送信する。
また、データ管理部17bは、遊技客により玉貸操作が行なわれた場合に、カードID及び台間カード処理機IDを含む玉貸要求を管理装置50に送信する。この玉貸要求への応答として玉貸許可を受信したならば、データ管理部17bは、カードデータ16bのプリペイド価値を減算し、所定数の玉数を遊技機20の遊技球数に加算させるよう遊技管理部18に指示する。
また、データ管理部17bは、カードデータ16bに示された貯玉数が貯玉再プレイ単位数以上である場合には、表示操作部13に貯玉再プレイボタンを表示し、貯玉再プレイ操作を受け付け可能とする。また、レートを跨がる乗入れにより貯玉数が貯玉再プレイ単位数以上である場合にも、表示操作部13に貯玉再プレイボタンを表示し、貯玉再プレイ操作を受け付け可能とする。
データ管理部17bは、遊技客により貯玉再プレイ操作が行なわれた場合に、カードID及び台間カード処理機IDを含む貯玉再プレイ要求を管理装置50に送信する。この貯玉再プレイ要求への応答として貯玉再プレイデータを受信したならば、カードデータ16bの貯玉数を更新し、貯玉再プレイ単位数に対応する玉数を遊技機20の遊技球数に加算させるよう遊技管理部18に指示する。なお、初回の貯玉再プレイ操作時には、暗証番号の入力を求め、カードデータ16bに示された暗証番号と一致することを、貯玉再プレイ要求を送信するための条件とする。
また、データ管理部17bは、持玉再プレイ操作を受け付けたならば、カードデータ16bの持玉数を減算して更新し、対応する玉数を遊技機20の遊技球数に加算させるよう遊技管理部18に指示する。
遊技設定部17cは、貯玉使用上限データ16c及び乗入設定データ16dを管理する処理部である。遊技設定部17cは、管理装置50から貯玉使用上限データ及び乗入設定データを受信したならば、受信した貯玉使用上限データを貯玉使用上限データ16cとして記憶部16に記憶し、受信した乗入設定データを乗入設定データ16dとして記憶部16に記憶する。
表示制御部17dは、乗入玉数表示の制御及び表示設定データ16eを管理する処理部である。表示制御部17dは、管理装置50から表示設定データを受信したならば、受信した表示設定データを表示設定データ16eとして記憶部16に記憶する。表示設定には、「合算表示」、「個別表示」、「持玉/貯玉別表示」及び「全レート表示」の4つの態様がある。
また、表示制御部17dは、カードが挿入され、データ管理部17bによりカードデータ16bが更新されたならば、自装置状態データ16aの遊技種を乗入変換データ16fの遊技種に記憶し、乗入変換部17eに変換指示を行う。また、表示制御部17dは、表示設定データ16eが「全レート表示」でない場合に、表示操作部13が乗入レート選択による遊技種を受け付けたならば、この遊技種を乗入変換データ16fの遊技種に記憶し、乗入変換部17eに変換指示を行う。
また、表示制御部17dは、乗入変換部17eから変換完了応答を受け取ったならば、表示設定データ16eの表示設定に基づいて乗入変換データ16fを表示操作部13に表示する。
また、表示制御部17dは、表示設定データ16eが「全レート表示」である場合に、表示操作部13が乗入レート選択による組合せ変更を受け付けたならば、乗入変換データ16fの持玉数及び貯玉数の遊技種の中で選択した組合せを変更して表示操作部13に表示する。
乗入変換部17eは、遊技種に跨がる乗入れ処理により再プレイ可能数を算出する処理部である。乗入変換部17eは、表示制御部17dから変換指示を受け取ったならば、カードデータ16bの持玉数及び貯玉数を乗入変換データ16fの遊技種の玉数に変換し、この変換した玉数及びその合計を乗入変換データ16fの持玉数及び貯玉数に記憶する。
また、乗入変換部17eは、乗入変換データ16fの貯玉数の合計の玉数が貯玉使用上限データ16cより大きい場合には、乗入変換データ16fの持玉数の合計の玉数と貯玉使用上限データ16cの和を乗入変換データ16fの再プレイ可能数に記憶する。乗入変換部17eは、乗入変換データ16fの貯玉数の合計の玉数が貯玉使用上限データ16c以下ならば、乗入変換データ16fの持玉数の合計の玉数と乗入変換データ16fの貯玉数の合計の玉数の和を乗入変換データ16fの再プレイ可能数に記憶する。そして、乗入変換部17eは、表示制御部17dに変換完了応答を受け渡す。
次に、図4に示した台間カード処理機10の記憶部16に記憶されるデータの一例について説明する。図5及び図6は、図4に示した自装置状態データ16a、カードデータ16b、貯玉使用上限データ16c、乗入設定データ16d、表示設定データ16e及び乗入変換データ16fの一例を示す図である。
図5(a)に示す自装置状態データ16aは、台間カード処理機10のIDが「A101」であり、接続されている遊技機20の遊技機IDが「B201」であり、台間カード処理機10の遊技種が「玉3」である状態を示している。
図5(b)に示すカードデータ16bは、台間カード処理機10に挿入されたカードのIDが「2001」であることを示している。ここでは、カードIDの上1桁がカードの種別を示しており、上1桁が「1」のカードが一般カードであり、上1桁が「2」のカードが会員カードである。また、カードデータ16bは、貯玉再プレイ用の暗証番号が「1234」であり、プリペイド価値が「3000度数」である状態を示している。なお、ここではプリペイド価値の度数とは1度数が1円相当である。
また、カードデータ16bは、玉1の持玉数が「100玉」であり、玉2の持玉数が「50玉」であり、玉3の持玉数が「80玉」であり、玉1の貯玉数が「1000玉」であり、玉2の貯玉数が「500玉」であり、玉3の貯玉数が「1000玉」である状態を示している。
図6(a)に示す貯玉使用上限データ16cは、貯玉使用上限が「5000玉」である状態を示している。図6(b)に示す乗入設定データ16dは、持玉乗入が「許可」、貯玉乗入が「許可」である状態を示している。図6(c)に示す表示設定データ16eは、表示態様が「全レート表示」である状態を示している。
図6(d)に示す乗入変換データ16fは、遊技種が「玉3」、玉1の持玉数が「400玉」であり、玉2の持玉数が「100玉」であり、玉3の持玉数が「80玉」であり、合計が「580玉」であり、玉1の貯玉数が「4000玉」であり、玉2の貯玉数が「1000玉」であり、玉3の貯玉数が「1000玉」であり、貯玉数合計が「6000玉」であり、再プレイ可能数が「5580玉」である状態を示している。
<遊技機20の構成>
次に、図2に示した遊技機20の構成について説明する。図7は、図2に示した遊技機20の構成を示す図である。図7に示すように、遊技機20は、通信制御部23、演出制御部24、遊技制御部25及び遊技玉制御部26を有する。通信制御部23は、台間カード処理機10との間のデータ通信を制御するための制御部である。台間カード処理機10との通信は、所定の暗号方式を用いた暗号通信を用いる。
通信制御部23は、遊技機20の起動時に、遊技制御部25及び/又は遊技玉制御部26に設けられる制御CPUから識別情報を読み出し、識別情報が適切かどうかを確認し、適切であれば、台間カード処理機10との通信を確立して待機状態となる。待機状態において、台間カード処理機10から動作許可を受信したならば、演出制御部24、遊技制御部25及び遊技玉制御部26を起動し、遊技可能な状態とする。
遊技制御部25は、遊技機20による遊技を制御する制御部である。実際には、遊技制御部25に対応するプログラムをCPUにロードして実行することにより、プロセスを実行させることになる。
具体的には、遊技制御部25は、ハンドル操作検出による遊技玉の遊技盤面への発射制御、遊技盤面における入賞口に入った遊技玉の検出、始動口に入った遊技玉による乱数(0~65535の乱数値の中で、所定の範囲ごとに大当り、小当り、はずれの数値が割り当てられているもの)の取得及び抽選(特別図柄及び普通図柄)、遊技盤面に設けられる可動部材(チューリップ等)の制御、遊技盤面に設けられる特別図柄表示装置の表示制御、不正の虞がある異常(前枠が開いている、振動を検知した等)の検出及び上位装置への通知等を行う。
遊技盤面には多数の障害釘が植設されており、ハンドル操作によって遊技盤面に発射された遊技玉は、障害釘の間を落下していき、入賞口、始動口に入賞するか、入賞せずに遊技盤面のアウト口から遊技盤面外に排出される。遊技玉が始動口に入賞したことにより抽選が行われ、大当りとなると、遊技盤面上の所定の入賞口を複数回開放状態に制御する大当り遊技が行われ、この入賞口への遊技玉の入賞が容易になることにより、遊技客に賞玉を付与する。
また、大当りには、大当り遊技終了後、遊技客に所定の特典遊技を付与する特典付大当り遊技がある。特典付き大当り遊技には、確率変動大当りと時短大当りが含まれる。確率変動大当りと時短大当りは、それぞれ大当り後に特典遊技として確率変動遊技と時短遊技を付与するものである。時短遊技は、普通図柄抽選(上記する可動部材の開閉抽選)及び/又は特別図柄抽選(上記する遊技玉の入賞による大当り抽選)の変動時間(抽選処理を開始してから結果を表示するまでの時間)を短縮することにより、単位時間あたりの抽選回数を増大させ、単位時間あたりに大当りに当選する確率を高める特典遊技である。この特典遊技には、普通図柄の当選確率を高くする普通図柄確率変動を含んでいても良い。時短大当りによる時短遊技は、特別図柄抽選の抽選回数が大当り後所定の回数行われた場合に終了する。確率変動遊技については後述する。
遊技制御部25は、確率変動機能を有する。確率変動機能とは、抽選結果が大当りのうち、特に定められた乱数範囲になった場合に、次回抽選に用いる大当りの乱数範囲を変更する(一般的には10倍程度にする)制御を行う機能である。確率変動遊技は、この変更された後の確率を用いて特別図柄抽選を行うものである。確率変動遊技は、次回大当り当選まで継続される。また、確率変動遊技と時短遊技を同時に付与してもよい。ただし、不測の遊技店の損害を予防するため、確率変動遊技あるいは時短遊技開始後、一定の遊技媒体数を遊技客が獲得した場合は、打ち止め(一旦カードを排出し、賞品交換あるいは台移動を要求する)処理としてもよい。この場合、確率変動遊技状態になった後の遊技媒体数を遊技機20にて計数し、この計数値が所定値になった場合に遊技玉の発射を停止する等の遊技停止制御を行うことで実現できる。
演出制御部24は、遊技中の演出を制御する制御部であり、演出図柄抽選部24a及び演出抽選部24bを有する。実際には、これらのプログラムをCPUにロードして実行することにより、演出図柄抽選部24a及び演出抽選部24bにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
演出図柄抽選部24aは、遊技制御部25での特別図柄抽選に基づく、演出図柄(遊技盤面内の表示装置等の演出図柄表示装置で表示する図柄)の抽選(具体的には表示を最終的に7,7,7で止めるかどうかなど)を行う。
演出抽選部24bは、演出図柄による抽選結果を表示するまでに行う演出の種類の抽選(キャラクタが出てきてリーチ演出をするなど)を行う。かかる演出は、メインの抽選結果に対して選択される演出が異なるように設定される。
演出制御部24は、各演出の演出データを記憶する。さらに、演出制御部24は、演出図柄表示装置の表示を制御し、演出実行時には、背景図柄データに演出データを重ねて演出表示を行う。また、確率変動時には、通常状態と異なる背景色データを設定する。
遊技玉制御部26は、遊技球数を制御する制御部である。実際には、遊技玉制御部26に対応するプログラムをCPUにロードして実行することにより、プロセスを実行させることになる。遊技可能数管理部26aは、遊技可能数すなわち遊技球数を管理する管理部である。
具体的には、遊技玉制御部26は、遊技球数を遊技可能数メモリに記憶させ、遊技玉を発射する度に遊技球数を「1」減算し、入賞により獲得される賞出玉数を遊技球数に加算する。また、台間カード処理機10より玉数を通知された場合には、通知された玉数を遊技球数に加算して、台間カード処理機10に対して遊技球数に加算した旨を示す確認信号を送信する。また、遊技玉制御部26は、遊技機20に封入された遊技玉(循環玉)のクリーニング制御を行うこともできる。
また、遊技玉制御部26は、遊技可能数メモリに記憶された遊技球数を定期的に台間カード処理機10に送信する。この場合には、遊技玉制御部26は、遊技可能数メモリの内容をゼロクリアすることなく、遊技状態によって遊技球数の更新を継続しつつ、台間カード処理機10へデータ取得時点での遊技球数の送信を行う。
また、遊技機20には、計数ボタン22が設けられており、この計数ボタン22が押下されたことを示す信号が遊技玉制御部26に入力される。遊技玉制御部26は、計数ボタン22の押下操作を検出し、検出信号の立ち上がりから立ち下がりまでが一定時間未満あると、一定数ずつ(例えば1回の操作あたり100玉)の遊技球数のデータとともに、台間カード処理機10に管理移行要求を送信する。そして、台間カード処理機10の管理に移行した分の玉数を遊技球数から減算(無効化)する。また、計数ボタン22の押下操作を検出し、検出信号が立ち上がってから所定時間以上立ち下がりが検出されない場合には、検出信号が立ち上がった状態が一定時間続くごとに一定数ずつ(例えば5秒あたり200玉)の遊技球数のデータとともに、台間カード処理機10に管理移行要求を送信する。そして、台間カード処理機10の管理に移行した分の玉数を遊技球数から減算(無効化)する。遊技球数からの減算にあたっては、メモリに記憶した1の値から減算対象の値をディクリメントする方法や、メモリに記憶した値を減算後の値で更新し、減算前の値を削除あるいは論理削除して無効化する方法等が考えられるが、減算後の値が特定可能な状態であれば特に限定はされない。
遊技制御部25と遊技玉制御部26とは、それぞれ個別の基板上に構成される。遊技制御部25が構成された遊技制御基板と遊技玉制御部26が構成された遊技玉制御基板は、それぞれ固有のIDを有する。遊技機20は、遊技制御基板のIDと遊技玉制御基板のIDとを組合せ、遊技機IDとして使用する。
<管理装置50の構成>
次に、図2に示した管理装置50の構成について説明する。図8は、図2に示した管理装置50の構成を示す図である。図8に示すように、管理装置50は、表示部51及び入力部52と接続され、外部ネットワーク通信部53、店舗ネットワーク通信部54、記憶部55及び制御部56を有する。
表示部51は、液晶パネルやディスプレイ装置等の表示デバイスである。入力部52は、キーボードやマウス等の入力デバイスである。外部ネットワーク通信部53は、外部ネットワークを介して図示しない認証鍵管理センタとデータ通信するためのインタフェース部である。店舗ネットワーク通信部54は、遊技店内において通信回線を介して島コントローラ30、賞品管理装置60及び精算機70とデータ通信するためのインタフェース部である。
記憶部55は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等の記憶デバイスであり、カード管理データ55a、装置管理データ55b、会員管理データ55c、貯玉使用上限データ55d、乗入設定データ55e及び表示設定データ55fを記憶する。
カード管理データ55aは、カードIDにプリペイド価値の残高や持玉数等を関連付けたデータである。装置管理データ55bは、遊技店に設置された装置に関するデータである。この装置管理データ55bは、台間カード処理機ID、設置場所、遊技台番号、遊技機ID、遊技機20の機種データ等を含む。会員管理データ55cは、会員に対して発行した会員カードのカードIDに対して、貯玉数等を関連付けたデータである。
貯玉使用上限データ55dは、貯玉再プレイに使用できる貯玉数の上限を示すデータである。乗入設定データ55eは、遊技種間の持玉数及び貯玉数の乗入の可否を示すデータである。表示設定データ55fは、持玉及び貯玉の再プレイ可能数を表示する際の表示態様を示すデータである。
制御部56は、管理装置50の全体制御を行う制御部であり、カード管理部56a、装置管理部56b、会員管理部56c、遊技設定部56d及び表示設定部56eを有する。実際には、これらのプログラムをCPUにロードして実行することにより、カード管理部56a、装置管理部56b、会員管理部56c、遊技設定部56d及び表示設定部56eにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
カード管理部56aは、カード管理データ55aの管理を行う処理部である。カード管理部56aは、台間カード処理機10、賞品管理装置60及び精算機70と通信して、カードIDに対応付けられたプリペイド価値及び持玉の残高を更新する。また、カード管理部56aは、台間カード処理機10からカード挿入通知又は賞品管理装置60から保有価値問合せを受信した場合には、カードIDに関連づけられた有価価値及び持玉の残高を通知する。
装置管理部56bは、装置管理データ55bの管理を行う処理部である。装置管理部56bは、台間カード処理機10から取得した台間カード処理機ID、設置場所及び遊技機IDに基づいて、装置管理データ55bを生成及び更新する。
会員管理部56cは、会員管理データ55cの管理を行う処理部である。会員管理部56cは、台間カード処理機10及び賞品管理装置60と通信して、カードIDに関連付けられた貯玉の残高を更新する。
ここで、会員管理部56cによる貯玉再プレイ処理について説明する。会員管理部56cは、台間カード処理機10から貯玉再プレイ要求データを受信したならば、該貯玉再プレイ要求データ内のカードIDに関連付けられた貯玉のうち、払出先のレートの貯玉の残高を払出単位数だけ引落し、貯玉再プレイの可能数を再計算する。そして、減算後の残高と貯玉再プレイの可能数とを含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
遊技設定部56dは、貯玉使用上限データ55d及び乗入設定データ55eを管理する処理部である。遊技設定部56dは、入力部52から貯玉使用上限の設定を受け付けたならば、受け付けた設定値を貯玉使用上限データ55dに記憶するとともに、台間カード処理機10に通知する。遊技設定部56dは、入力部52から持玉乗入及び貯玉乗入の設定を受け付けたならば、受け付けた設定内容を乗入設定データ55eに記憶するとともに、台間カード処理機10に通知する。
表示設定部56eは、表示設定データ55fを管理する処理部である。表示設定部56eは、入力部52から表示態様の設定を受け付けたならば、受け付けた設定内容を表示設定データ55fに記憶するとともに、台間カード処理機10に通知する。表示態様には、「合算表示」、「個別表示」、「持玉/貯玉別表示」及び「全レート表示」の4種類がある。
次に、図8に示した管理装置50の記憶部55が記憶するデータの具体例について説明する。図9及び図10は、図8に示したカード管理データ55a、装置管理データ55b、会員管理データ55c、貯玉使用上限データ55d、乗入設定データ55e及び表示設定データ55fの一例を示す図である。
図9(a)に示すカード管理データ55aでは、カードID「1001」にプリペイド価値「0度数」、各レートの持玉数「0玉」、使用先ID「A101」が対応付けられている。すなわち、カードID「1001」のカードは、装置ID「A101」の台間カード処理機10に挿入されており、持玉数については台間カード処理機10に管理が移っている。このため、各レートの持玉数はゼロである。
また、カード管理データ55aでは、カードID「2001」にプリペイド価値「3000度数」、玉1の持玉数「100玉」、玉2の持玉数「50玉」、玉3の持玉数「80玉」と対応付けられているが、使用先IDの対応付けはされていない。すなわち、カードID「2001」のカードは、台間カード処理機10に挿入されておらず、持玉数の管理が管理装置50により行われている。
図9(b)に示す装置管理データ55bは、ID「A101」の台間カード処理機10に対して、その設置場所が「島1-1」、遊技台番号が「11」、接続された遊技機20のIDが「B201」、遊技種が「玉1」、遊技機20の機種が「EV01」、製造番号が「a」であることを示している。また、この遊技機20が使用中の状態にあることも示している。
また、装置管理データ55bは、ID「A201」の台間カード処理機10に対して、その設置場所が「島2-1」、遊技台番号「21」、接続された遊技機20のIDが「B506」、遊技種が「玉3」、遊技機20の機種が「DX03」、製造番号が「g」であることを示している。また、この遊技機20が使用中の状態にあることも示している。
図9(c)に示す会員管理データ55cは、カードIDに対応付けられた、氏名、貯玉数等を示している。具体的には、会員管理データ55cは、カードID「2001」に対して、氏名「特許太郎」、玉1の貯玉数「1000玉」、玉2の貯玉数「500玉」、玉3の貯玉数「1000玉」である状態を示している。
図10(a)に示す貯玉使用上限データ55dは、貯玉使用上限が「5000玉」である状態を示している。図10(b)に示す乗入設定データ55eは、持玉乗入が「許可」、貯玉乗入が「許可」である状態を示している。図10(c)に示す表示設定データ55fは、表示態様が「全レート表示」である状態を示している。
<実施形態1に係る台間カード処理機10での乗入玉数表示の一例>
次に、本実施形態1に係る台間カード処理機10での乗入玉数表示の一例について説明する。図11~14は、本実施形態1に係る台間カード処理機10での乗入玉数表示の一例を示す図である。表示設定には、「合算表示」、「個別表示」、「持玉/貯玉別表示」及び「全レート表示」の4つの表示態様があるため、それぞれの表示設定を行う場合について説明する。
図11は、「合算表示」を行う場合の表示例を示す図である。図11(a)に示すように、乗入玉数表示の初期画面では、台間カード処理機10に設定されたレートである「1円パチンコ」の玉数が、持玉及び貯玉の再プレイ可能数を合算して表示される。具体的には、持玉数が「580玉」、貯玉数が「6000玉」、再プレイ可能数が「5580玉」と表示される。ここでは、貯玉使用上限を「5000玉」としているため、貯玉の再プレイ可能数は「5000玉」であり、貯玉数を持玉数と合算した再プレイ可能数は「5580玉」となる。
他のレートを表示する場合は、画面下部の矢印を選択する。この操作により、選択されたレートに換算された再プレイ可能数が表示される。具体的には、画面下部の右矢印が操作されたならば、図11(b)に示すように、「2円パチンコ」の玉数表示となり、持玉数が「290玉」、貯玉数が「3000玉」、再プレイ可能数が「3290玉」と表示される。この場合、貯玉数は「3000玉」であり貯玉使用上限の5000玉を超えないため、この3000玉の全てが再プレイ可能数に含まれる。
図12は、「個別表示」を行う場合の表示例を示す図である。図12(a)に示すように、乗入玉数表示の初期画面では、台間カード処理機10に設定されたレートである「1円パチンコ」について、持玉及び貯玉の再プレイ可能数が個別に表示される。具体的には、持玉数が「580玉」、貯玉数が「6000玉」、持玉の再プレイ可能数が「580玉」、貯玉の再プレイ可能数が「5000玉」と表示される。
他のレートを表示する場合は、画面下部の矢印を選択する。具体的には、画面下部の右矢印が操作されたならば、図12(b)に示すように、「2円パチンコ」の玉数表示となり、持玉数が「290玉」、貯玉数が「3000玉」、持玉の再プレイ可能数が「290玉」、貯玉の再プレイ可能数が「3000玉」と表示される。
図13は、「持玉/貯玉別表示」を行う場合の表示例を示す図である。図13(a)に示すように、乗入玉数表示の初期画面では、台間カード処理機10に設定されたレートである「1円パチンコ」について、持玉及び貯玉の再プレイ可能数がそれぞれ別の画面に表示される。具体的には、貯玉に係る画面において、貯玉数が「6000玉」、再プレイ可能数が「5000玉」と表示される。
他のレートを表示する場合は、画面下部の矢印を選択する。具体的には、画面下部の右矢印が操作されたならば、図13(b)に示すように、「2円パチンコ」の玉数表示となり、貯玉数が「3000玉」、再プレイ可能数が「3000玉」と表示される。なお、画面下部の矢印の選択を進めることにより、持玉数の乗入玉数の表示画面を表示することができる。
図14は、「全レート表示」を行う場合の表示例を示す図である。図14(a)に示すように、乗入玉数表示の初期画面では、台間カード処理機10に設定されたレートである「1円パチンコ」の玉数が、持玉及び貯玉の各レート及び再プレイ可能数に区分して表示される。具体的には、4円レートの持玉数が「400玉」、2円レートの持玉数が「100玉」、1円レートの持玉数が「80玉」、4円レートの貯玉数が「4000玉」、2円レートの貯玉数が「1000玉」、1円レートの貯玉数が「1000玉」、再プレイ可能数が「5580玉」と表示される。
「乗入玉数表示」の初期画面では全てのレートを乗入の対象として変換した玉数が表示されるが、画面下部の矢印を選択すると、乗入の対象とするレートの組合せが変更される。具体的には、画面下部の右矢印が操作されたならば、図14(b)に示すように、4円レートの持玉数が「0玉」、2円レートの持玉数が「100玉」、1円レートの持玉数が「80玉」、4円レートの貯玉数が「0玉」、2円レートの貯玉数が「1000玉」、1円レートの貯玉数が「1000玉」、再プレイ可能数が「2180玉」と表示される。この場合は、2円レート及び1円レートを乗入の対象として表示している。
<実施形態1に係る台間カード処理機10での乗入玉数処理手順>
次に、本実施形態1に係る台間カード処理機10での乗入玉数処理手順について説明する。図15は、本実施形態1に係る台間カード処理機10での乗入玉数処理手順を示すフローチャートである。
台間カード処理機10は、カードが挿入されたならば(ステップS101;Yes)、カードデータを読み取り、カードデータ16bに記憶する(ステップS102)。自装置状態データ16aの遊技種を乗入変換データ16fの遊技種に記憶する(ステップS103)。
乗入設定データ16dの持玉乗入が「許可」であるならば(ステップS104;Yes)、カードデータ16bの各レートの持玉数を乗入変換データ16fの遊技種のレートに変換して乗入変換データ16fの持玉数に記憶する(ステップS105)。
乗入設定データ16dの貯玉乗入が「許可」であるならば(ステップS106;Yes)、カードデータ16bの貯玉の各レートの残高を乗入変換データ16fの遊技種のレートに変換して乗入変換データ16fの貯玉数に記憶する(ステップS107)。
乗入変換データ16fの貯玉数の合計が貯玉使用上限データ16cより大きい場合には(ステップS108;Yes)、乗入変換データ16fの持玉数の合計と貯玉使用上限データ16cとの和を乗入変換データ16fの再プレイ可能数に記憶する(ステップS109)。
乗入変換データ16fの貯玉数の合計が貯玉使用上限データ16c以下である場合には(ステップS108;No)、乗入変換データ16fの持玉数の合計と乗入変換データ16fの貯玉数の合計との和を乗入変換データ16fの再プレイ可能数に記憶する(ステップS110)。
その後、乗入変換データ16fを表示する(ステップS111)。表示する遊技種の選択を受け付けたならば(ステップS112;Yes)、受け付けた遊技種を乗入変換データ16fの遊技種に記憶し(ステップS113)、ステップS104に移行する。表示する遊技種の選択を受け付けていないならば(ステップS112;No)、処理を終了する。
上述してきたように、本実施形態1では、持玉数及び貯玉数において異なるレート相互間での乗入が許可されている場合に、各レートの持玉数及び貯玉数を選択されたレートに変換し、設定された表示態様に基づいて再プレイ可能数を表示するよう構成したので、遊技客に対して再プレイ可能な遊技媒体数を効率良く提示することができる。
なお、上記の実施形態1では、再プレイ可能数の表示態様を管理装置50で設定する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、台間カード処理機10において、遊技客が表示態様を選択できるよう構成することもできる。
また、上記の実施形態1では、再プレイ可能数の合算表示を行う場合に、持玉の再プレイ可能数及び貯玉の再プレイ可能数の合計値を表示する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、持玉の再プレイ可能数の内訳及び貯玉の再プレイ可能数の内訳を合わせて表示することもできる。
また、上記の実施形態1では、持玉及び貯玉の再プレイ可能数を表示する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、再プレイ中に、持玉又は貯玉のいずれを使用しているか表示することもできる。また、持玉使用中から貯玉使用中に移行した場合に、その旨を表示することもできる。
また、上記の実施形態1では、台間カード処理機10において持玉及び貯玉の再プレイ可能数を表示する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、賞品管理装置や再プレイの条件設定を行う再プレイ管理端末等の装置において、持玉及び貯玉の再プレイ可能数を表示することもできる。
[実施形態2]
ところで、上記の実施形態1では、遊技玉を使用する封入式の遊技機を対象とする場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、回胴式遊技機の持メダル及び貯メダルを含めて持玉及び貯玉の再プレイ可能数の表示を行うよう構成することもできる。本実施形態2では、持玉、持メダル及び貯玉の再プレイ可能数の表示を行う場合について説明する。なお、ここでは説明の便宜上省略するが、持玉、持メダル、貯玉及び貯メダルの再プレイ可能数の表示を行うこともできる。
<実施形態2に係る遊技システムの概要>
まず、本実施形態2に係る遊技システムの概要について説明する。図16は、本実施形態2に係る遊技システムの概要を説明するための説明図である。本実施形態2に係る遊技システムでは、持玉、持メダル及び貯玉において、異なるレート相互間及び異なる遊技媒体相互間での乗入が許可されているものとする。
図16に示すように、会員カードが台間カード処理機10に挿入されたならば、この会員カードに関連付けられた持玉数、持メダル数及び貯玉数を遊技客が希望するレートに換算して、再プレイ可能数を表示する。
具体的には、持玉として、4円の持玉の残高が100玉、2円の持玉の残高が50玉、1円の持玉の残高が80玉、持メダルとして、20円の持メダルが100枚、貯玉として、4円の貯玉の残高が1000玉、2円の貯玉の残高が500玉、1円の貯玉の残高が1000玉を会員カードに関連付けられていた場合、乗入レートとして1円パチンコを選択したならば、持玉・メダル数が「2580玉(=100玉×4+50玉×2+80玉+100枚×20)」、貯玉数が「6000玉(=1000玉×4+500玉×2+1000玉)」、再プレイ可能数が「7580玉」として表示される。貯玉数として表示された「6000玉」は、貯玉使用上限「5000玉」を超えるため、この「5000玉」と持玉・メダル数との合計「7580玉」が再プレイ可能数として表示される。
また、再プレイ可能数の表示態様には、「合算表示」、「個別表示」、「持玉・メダル/貯玉別表示」及び「全レート表示」の4種類がある。「合算表示」は、持玉、持メダル及び貯玉の再プレイ可能数を合算して表示する表示態様である。「個別表示」は、持玉、持メダル及び貯玉の再プレイ可能数を個別に表示する表示態様である。「持玉・メダル/貯玉別表示」は、持玉、持メダル及び貯玉の再プレイ可能数をそれぞれ別の画面において表示する表示態様である。「全レート表示」は、持玉、持メダル及び貯玉のそれぞれのレートごとの再プレイ可能数を表示する表示態様であり、玉数の表示を行うレートの組合せを選択することができる。
このように、本実施形態2に係る遊技システムは、持玉、持メダル及び貯玉における異なるレート相互間及び異なる遊技媒体相互間での乗入が許可されている場合に、乗入可能数を示すことができる。
<実施形態2に係る台間カード処理機10での乗入玉数表示の一例>
次に、本実施形態2に係る台間カード処理機10での乗入玉数表示の一例について説明する。図17~20は、本実施形態2に係る台間カード処理機10での乗入玉数表示の一例を示す図である。表示設定には、「合算表示」、「個別表示」、「持玉・メダル/貯玉別表示」及び「全レート表示」の4つの表示態様がある。
図17は、「合算表示」を行う場合の表示例を示す図である。図17(a)に示すように、乗入玉数表示の初期画面では、台間カード処理機10に設定されたレートである「1円パチンコ」の玉数が、持玉、持メダル及び貯玉の再プレイ可能数を合算して表示される。具体的には、持玉・メダル数が「2580玉」、貯玉数が「6000玉」、再プレイ可能数が「7580玉」と表示される。ここでは、貯玉使用上限を「5000玉」としているため、貯玉の再プレイ可能数は「5000玉」であり、持玉・メダル数と合算した再プレイ可能数は「7580玉」となる。
他のレートを表示する場合は、画面下部の矢印を選択する。この操作により、選択されたレートに換算された再プレイ可能数が表示される。具体的には、画面下部の右矢印が操作されたならば、図17(b)に示すように、「2円パチンコ」について、持玉・メダル数が「1290玉」、貯玉数が「3000玉」、再プレイ可能数が「4290玉」と表示される。この場合、貯玉数は「3000玉」で貯玉使用上限の「5000玉」を超えないため、この「3000玉」が再プレイ可能数に含まれる。
図18は、「個別表示」を行う場合の表示例を示す図である。図18(a)に示すように、乗入玉数表示の初期画面では、台間カード処理機10に設定されたレートである「1円パチンコ」について、持玉、持メダル及び貯玉の再プレイ可能数を個別に表示される。具体的には、持玉・メダル数が「2580玉」、貯玉数が「6000玉」、持玉・メダル再プレイ可能数が「2580玉」、貯玉再プレイ可能数が「5000玉」と表示される。
他のレートを表示する場合は、画面下部の矢印を選択する。具体的には、画面下部の右矢印が操作されたならば、図18(b)に示すように、「2円パチンコ」について、持玉・メダル数が「1290玉」、貯玉数が「3000玉」、持玉・メダル再プレイ可能数が「1290玉」、貯玉再プレイ可能数が「3000玉」と表示される。
図19は、「持玉・メダル/貯玉別表示」を行う場合の表示例を示す図である。図19(a)に示すように、乗入玉数表示の初期画面では、台間カード処理機10に設定されたレートである「1円パチンコ」について、持玉、持メダル及び貯玉の再プレイ可能数をそれぞれ別の画面に表示される。具体的には、持玉・メダルに係る画面において、持玉・メダル数が「2580玉」、再プレイ可能数が「2580玉」と表示される。
他のレートを表示する場合は、画面下部の矢印を選択する。具体的には、画面下部の右矢印が操作されたならば、図19(b)に示すように、「2円パチンコ」について、持玉・メダル数が「1290玉」、再プレイ可能数が「1290玉」と表示される。なお、画面下部の矢印の選択を進めることにより、貯玉に係る乗入玉数の表示画面を表示することができる。
図20は、「全レート表示」を行うの場合の表示例を示す図である。図20(a)に示すように、乗入玉数表示の初期画面では、台間カード処理機10に設定されたレートである「1円パチンコ」について、持玉、持メダル及び貯玉の各レート及び再プレイ可能数に区分して表示される。具体的には、持玉・メダル数として、4円レートが「400玉」、2円レートが「100玉」、1円レートが「80玉」、20円レートが「2000玉」、貯玉数として、4円レートが「4000玉」、2円レートが「1000玉」、1円レートが「1000玉」、再プレイ可能数が「7580玉」と表示される。
乗入玉数表示の初期画面では、全てのレートを乗入の対象として変換した玉数が表示されるが、画面下部の矢印を選択すると、乗入の対象とするレートの組合せが変更される。具体的には、画面下部の右矢印が操作されたならば、図20(b)に示すように、持玉・メダル数として、4円レートが「0玉」、2円レートが「100玉」、1円レートが「80玉」、20円レートが「2000玉」、貯玉数として、4円レートが「0玉」、2円レートが「1000玉」、1円レートが「1000玉」、再プレイ可能数が「4180玉」と表示される。この場合は、2円レート、1円レート及び20円レートを乗入の対象として表示している。
上述してきたように、本実施形態2では、持玉、持メダル及び貯玉における異なるレート相互間及び異なる遊技媒体相互間での乗入が許可されている場合に、持玉、持メダル及び貯玉の各レートの残高を選択されたレートに変換し、設定された表示態様に基づいて再プレイ可能数を表示するよう構成したので、乗入可能数を明示して遊技媒体の移行を効率化することができる。
なお、上記の各実施形態で図示した各構成は機能概略的なものであり、必ずしも物理的に図示の構成をされていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
本発明に係る遊技システム、遊技用装置及び遊技媒体数表示方法は、遊技客に対して再プレイ可能な遊技媒体数を効率良く提示する場合に適している。
10 台間カード処理機
11 状態表示部
12 紙幣搬送部
12a 紙幣挿入口
13 表示操作部
14 リーダライタ
14a カード挿入口
14b かざし部
15 通信部
16 記憶部
16a 自装置状態データ
16b カードデータ
16c 貯玉使用上限データ
16d 乗入設定データ
16e 表示設定データ
16f 乗入変換データ
17 制御部
17a 自装置管理部
17b データ管理部
17c 遊技設定部
17d 表示制御部
17e 乗入変換部
18 遊技管理部
18a 認証処理部
18b 認証鍵管理部
18c 遊技機状態管理部
20 遊技機
21 ハンドル
22 計数ボタン
23 通信制御部
24 演出制御部
24a 演出図柄抽選部
24b 演出抽選部
25 遊技制御部
26 遊技玉制御部
26a 遊技球数管理部
30 島コントローラ
50 管理装置
51 表示部
52 入力部
53 外部ネットワーク通信部
54 店舗ネットワーク通信部
55 記憶部
55a カード管理データ
55b 装置管理データ
55c 会員管理データ
55d 貯玉使用上限データ
55e 乗入設定データ
55f 表示設定データ
56 制御部
56a カード管理部
56b 装置管理部
56c 会員管理部
56d 遊技設定部
56e 表示設定部
60 賞品管理装置
70 精算機

Claims (9)

  1. 遊技に使用される第1の遊技媒体数を記憶する封入式の遊技機と、前記遊技機と通信可能に併設され、前記第1の遊技媒体数と相互に移行可能な第2の遊技媒体数を記憶する遊技用装置と、遊技店に預け入れられた第3の遊技媒体数を管理する管理装置とを有する遊技システムであって、
    前記遊技用装置は、
    前記遊技店に会員登録された遊技客が所持する記録媒体に関連付けられた複数の遊技媒体種別に係る第2の遊技媒体数及び第3の遊技媒体数を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された複数の遊技媒体種別に係る第2の遊技媒体数及び複数の遊技媒体種別に係る第3の遊技媒体数に基づく再プレイ可能数を算定する算定手段と、
    前記算定手段により算定された再プレイ可能数を所定の操作表示部に表示制御する表示制御手段と
    を備えたことを特徴とする遊技システム。
  2. 前記算定手段は、
    前記複数の遊技媒体種別に係る第2の遊技媒体数をそれぞれ所定の遊技媒体種別に係る第2の遊技媒体数に変換する第1の変換手段と、
    前記複数の遊技媒体種別に係る第3の遊技媒体数をそれぞれ所定の遊技媒体種別に係る第3の遊技媒体数に変換する第2の変換手段と、
    前記第1の変換手段により変換された複数の第2の遊技媒体数と、前記第2の変換手段により変換された複数の第3の遊技媒体数とに基づいて前記再プレイ可能数を算定する再プレイ可能数算定手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の遊技システム。
  3. 前記遊技用装置は、
    前記複数の遊技媒体種別に係る第2の遊技媒体数から前記所定の遊技媒体種別に係る第2の遊技媒体数への変換をそれぞれ許可するか否か、前記複数の遊技媒体種別に係る第3の遊技媒体数から前記所定の遊技媒体種別に係る第3の遊技媒体数への変換をそれぞれ許可するか否かを設定する設定手段をさらに備え、
    前記第1の変換手段は、
    第1の遊技媒体種別に係る第2の遊技媒体数から所定の遊技媒体種別に係る第2の遊技媒体数への変換が許可されていることを条件として、前記第1の遊技媒体種別に係る第2の遊技媒体数から所定の遊技媒体種別に係る第2の遊技媒体数への変換を行い、
    前記第2の変換手段は、
    第1の遊技媒体種別に係る第3の遊技媒体数から所定の遊技媒体種別に係る第2の遊技媒体数への変換が許可されていることを条件として、前記第1の遊技媒体種別に係る第3の遊技媒体数から所定の遊技媒体種別に係る第3の遊技媒体数への変換を行う
    ことを特徴とする請求項2に記載の遊技システム。
  4. 前記算定手段は、
    前記第1の変換手段により変換された複数の第2の遊技媒体数を合算して前記第2の遊技媒体数の総計を算定する第1の算定手段と、
    前記第2の変換手段により変換された複数の第3の遊技媒体数を合算して前記第3の遊技媒体数の総計を算定する第2の算定手段と
    をさらに備え、
    前記再プレイ可能数算定手段は、
    前記第2の遊技媒体数の総計と前記第3の遊技媒体数の総計とを合算して前記再プレイ可能数を算定することを特徴とする請求項2又は3に記載の遊技システム。
  5. 前記再プレイ可能数算定手段は、
    前記第3の遊技媒体数を再プレイできる再プレイ可能数の上限値が設定されている場合に、前記第2の遊技媒体数の総計が前記再プレイ可能数の上限値よりも大きい場合には、前記再プレイ可能数の上限値と前記第3の遊技媒体数の総計とを合算して前記再プレイ可能数を算定することを特徴とする請求項4に記載の遊技システム。
  6. 前記表示制御手段は、
    前記第2の遊技媒体数の総計、前記第3の遊技媒体数の総計及び前記再プレイ可能数を前記所定の操作表示部に表示制御することを特徴とする請求項4又は5に記載の遊技システム。
  7. 前記表示制御手段は、
    前記第2の遊技媒体数の総計、前記第3の遊技媒体数の総計及び前記第2の遊技媒体数の再プレイ可能数、前記第3の遊技媒体数の再プレイ可能数を前記所定の操作表示部に表示制御することを特徴とする請求項4又は5に記載の遊技システム。
  8. 遊技に使用される第1の遊技媒体数を記憶する封入式の遊技機と、遊技店に預け入れられた第3の遊技媒体数を管理する管理装置と通信可能に併設され、前記第1の遊技媒体数と相互に移行可能な第2の遊技媒体数を記憶する遊技用装置であって、
    前記遊技店に会員登録された遊技客が所持する記録媒体に関連付けられた複数の遊技媒体種別に係る第2の遊技媒体数及び第3の遊技媒体数を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された複数の遊技媒体種別に係る第2の遊技媒体数及び複数の遊技媒体種別に係る第3の遊技媒体数に基づく再プレイ可能数を算定する算定手段と、
    前記算定手段により算定された再プレイ可能数を所定の操作表示部に表示制御する表示制御手段と
    を備えたことを特徴とする遊技用装置。
  9. 遊技に使用される第1の遊技媒体数を記憶する封入式の遊技機と、前記遊技機と通信可能に併設され、前記第1の遊技媒体数と相互に移行可能な第2の遊技媒体数を記憶する遊技用装置と、遊技店に預け入れられた第3の遊技媒体数を管理する管理装置とを有する遊技システムにおける遊技媒体数表示方法であって、
    前記遊技用装置が、前記遊技店に会員登録された遊技客が所持する記録媒体に関連付けられた複数の遊技媒体種別に係る第2の遊技媒体数及び第3の遊技媒体数を取得する取得工程と、
    前記遊技用装置が、前記取得工程により取得された複数の遊技媒体種別に係る第2の遊技媒体数及び複数の遊技媒体種別に係る第3の遊技媒体数に基づく再プレイ可能数を算定する算定工程と、
    前記遊技用装置が、前記算定工程により算定された再プレイ可能数を所定の操作表示部に表示制御する表示制御工程と
    を含むことを特徴とする遊技媒体数表示方法。
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