JP2024080293A - 誘導加熱調理器及び加熱調理システム - Google Patents

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早紀 内田
潤 文屋
雄一郎 伊藤
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【課題】ユーザが調理レシピを用いて調理を行う場合に、誘導加熱調理器の状態及び被加熱物の種類によらず、調理レシピを自動的に再現することを可能とする誘導加熱調理器及び加熱調理システムを提供する。【解決手段】誘導加熱調理器は、加熱コイルと、インバータ基板と、実投入電力を検出する電力検出装置と、パワー素子に流れる電流を検出する電流検出装置と、制御装置と、を備え、調理レシピは、被加熱物に投入する電力を示す指定電力と、指定電力を被加熱物に投入した場合に加熱調理に要する時間を示す指定加熱時間と、を定め、制御装置は、調理レシピの指定電力を被加熱物に投入するようにインバータ基板を制御し、電流の値が予め設定された閾値以上の場合、実投入電力が指定電力よりも低く制限されるようにインバータ基板を制御し、指定電力と実投入電力との比較結果に基づいて指定加熱時間を変更して、実加熱時間を決定する。【選択図】図5

Description

本開示は、誘導加熱による調理を行う誘導加熱調理器及び加熱調理システムに関する。
従来、自動調理コースによって、所定の電力及び時間での加熱調理を自動で行われる誘導加熱調理器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011-253639号公報
しかし、特許文献1の誘導加熱調理器では、誘導加熱調理器の状態及び調理に用いられる鍋等の被加熱物の種類等によって、実際に被加熱物に投入される電力が異なる。このため、調理レシピに従った電力及び時間で加熱した場合であっても、調理の出来栄えに差が生じる。そして、例えば食材の加熱が不十分である場合には、ユーザの判断で加熱時間が延長されるが、これには手間がかかるほか、加熱時間をどの程度延長するべきかという判断がユーザの調理の熟練度に依存するという問題があった。このように、特許文献1の加熱調理器では、調理レシピの再現が困難であった。
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたもので、ユーザが調理レシピを用いて調理を行う場合に、誘導加熱調理器の状態及び被加熱物の種類によらず、調理レシピを自動的に再現することを可能とする誘導加熱調理器及び加熱調理システムを提供するものである。
本開示に係る誘導加熱調理器は、被加熱物を加熱する加熱コイルと、加熱コイルに高周波電流を供給するインバータ基板と、被加熱物に実際に投入される電力である実投入電力を検出する電力検出装置と、インバータ基板に設けられたパワー素子に流れる電流を検出する電流検出装置と、調理レシピに基づいてインバータ基板を制御する制御装置と、を備え、調理レシピは、被加熱物に投入する電力を示す指定電力と、指定電力を被加熱物に投入した場合に加熱調理に要する時間を示す指定加熱時間と、を定めるものであって、制御装置は、調理レシピの指定電力を被加熱物に投入するようにインバータ基板を制御し、電流検出装置により検出された電流の値が予め設定された閾値以上の場合、実投入電力が指定電力よりも低く制限されるようにインバータ基板を制御し、指定電力と実投入電力との比較結果に基づいて指定加熱時間を変更して、実際に加熱に費やす時間である実加熱時間を決定し、実加熱時間に基づいてインバータ基板を制御する
本開示の誘導加熱調理器及び加熱調理システムは、指定電力と実投入電力との比較結果に基づいて決定した実加熱時間に基づいてインバータ基板を制御する。つまり、誘導加熱調理器及び加熱調理システムは、被加熱物へ実際に投入される電力に応じた制御を行う。したがって、ユーザが調理レシピを用いて調理を行う場合に、誘導加熱調理器の状態及び被加熱物の種類によらず、調理レシピを自動的に再現することができる。
実施の形態1における誘導加熱調理器を示す機能ブロック図である。 実施の形態1における誘導加熱調理器を示す概略構成図である。 実施の形態1に係る制御装置の一構成例を示すハードウェア構成図である。 実施の形態1に係る制御装置の一構成例を示すハードウェア構成図である。 実施の形態1に係る誘導加熱調理器の動作を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る誘導加熱調理器の動作を示すフローチャートである。 実施の形態3における誘導加熱調理器を示す機能ブロック図である。 実施の形態3に係る誘導加熱調理器の動作を示すフローチャートである。 実施の形態4における誘導加熱調理器を示す機能ブロック図である。
以下、本開示に係る誘導加熱調理器の実施の形態を、図面を参照して説明する。本開示は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、本開示の主旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、本開示は、以下の各実施の形態に示す構成のうち、組合せ可能な構成のあらゆる組合せを含むものである。また、図面に示す誘導加熱調理器は、本開示の技術思想が適用される機器の一例を示すものであり、図面に示された態様によって本発明の適用機器が限定されるものではない。また、各図において、同一の符号を付したものは、同一の又はこれに相当するものであり、これは明細書の全文において共通している。なお、各図面では、各構成部材の相対的な寸法関係又は形状等が実際のものとは異なる場合がある。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1における誘導加熱調理器200を示す機能ブロック図である。図1に示すように、加熱調理システム100は、誘導加熱調理器200及びサーバ300からなる。誘導加熱調理器200は、鍋等の被加熱物8を加熱し、被加熱物8に入っている食材の調理を行うための機器である。サーバ300は、インターネット等のネットワーク400に接続されている。サーバ300は、例えば、クラウドコンピューティングサービスを提供するサーバである。
サーバ300は、記憶装置310及び制御装置320を有する。記憶装置310は複数の調理レシピを記憶する。制御装置320は、誘導加熱調理器200から調理レシピを提供するように要求を受けると、記憶装置310から読み出して誘導加熱調理器320に送信する。それぞれの調理レシピには、少なくとも、識別情報、及び加熱条件を示す情報が含まれている。識別情報は、例えば名称又は番号等の調理レシピを区別するためのユニークな情報である。加熱条件は、誘導加熱調理器200による加熱調理において被加熱物8に投入する電力値を示す指定電力、及び指定電力を被加熱物8に投入した場合に加熱調理に要する時間を示す指定加熱時間を示す情報を含んでいる。
誘導加熱調理器200とサーバ300とは、インターネット回線400を介して通信可能に接続されている。誘導加熱調理器200は、サーバ300に保存されている複数の調理レシピを、インターネット回線400を介してダウンロードすることができる。
図2は、実施の形態1における誘導加熱調理器200を示す概略構成図である。図2に示すように、誘導加熱調理器200は、天板1、加熱コイル2、インバータ基板3、操作装置6、及び制御装置5を有する。
天板1は、耐熱性ガラス又はセラミック等の非金属材料で構成される。天板1には、被加熱物8が載置される。天板1には、被加熱物8が載置される領域が加熱口8aとして示されている。加熱口8aは、加熱コイル2に対応する位置に設けられている。図2では、円形の3つの加熱口が設けられた例を示しているが、加熱口8aの形状及び数は、図示の例に限定されない。
加熱コイル2は、誘導加熱調理器200の内部に格納されている。加熱コイル2は、電流によって発生する磁力線によって、天板1を介して加熱コイル2の上側に載置される鍋又はフライパン等の被加熱物8に渦電流を生じさせ、被加熱物8自体を発熱させて加熱する。
インバータ基板3は、誘導加熱調理器200の内部に格納されている。インバータ基板3のインバータ基板3は、商用電源201(図1参照)から流れる交流を直流に変換する整流回路を含み、直流から高周波電流を生成して加熱コイル2に供給する。インバータ回路方式はハーフブリッジインバータ、フルブリッジインバータ、又は一石電圧共振インバータ等のような公知の方式である。インバータ基板3は、IGBT及びMOSFET等のスイッチング素子で構成される。スイッチング素子は、高耐圧特性又は高電流特性を有するパワースイッチング素子であってもよい。
操作装置6は、加熱開始又は停止等の動作指示、及び調理レシピの候補から調理に用いる調理レシピの選択入力を受け付ける装置である。ユーザは、例えば、表示装置7に表示されている候補となる複数の調理レシピの識別情報から、1つの調理レシピの識別情報を入力あるいは選択する。これにより、調理に用いる調理レシピが決定される。図2では、誘導加熱調理器200の上面に設けられたタッチパネル式の操作装置6を備えているが、操作装置6は物理キーであってもよく、また操作装置6の配置及び構造も図示の例に限定されない。
表示装置7は、加熱調理に関する情報を表示する。具体的に、表示装置7は、加熱口での加熱の有無、サーバ300から取得した候補となる調理レシピの識別情報、加熱を開始してから経過した時間等を示すタイマー、及びユーザに対する注意情報等を表示する。表示装置7は、液晶ディスプレイ、LED(Light Emitting Diode)又はこれらの組み合わせにより構成される。図2では、誘導加熱調理器200の上面に表示装置7が設けられた例を示すが、上面に加えてあるいは上面に代えて、前面に表示装置7が設けられていてもよい。
誘導加熱調理器200は、電力検出装置4及び電流検出装置11を備える。電力検出装置4は、被加熱物8に実際に投入される電力を示す実投入電力を検出する。電力検出装置4は、インバータ基板3の入力段の入力電圧と入力電流とを検知し、これらを積算することで被加熱物8への実投入電力を検出する。電力検出装置4は、検出した実投入電力の値を制御装置5に送信する。実投入電力は、後述する電力制限の要否が判定された後に検出される。
電流検出装置11は、インバータ基板3に具備されたスイッチング素子を流れる電流を検出する。電流検出装置11は、検出した電流の値を制御装置5に送信する。
また、誘導加熱調理器200は、通信モジュール9を有する。通信モジュール9は、サーバ300との通信を行うために、インターネット回線400に接続するための機器である。
制御装置5は、加熱コイル2による加熱及び加熱の停止の制御、及び加熱を開始してから経過した時間の計測を行う。また、制御装置5は、ユーザによって選択された調理レシピが示す指定電力及び指定加熱時間の情報に従いインバータ基板3のインバータ回路を制御することで、加熱コイル2による加熱を制御する。
また、制御装置5は、被加熱物8へ投入する電力に上限を設ける電力制限の要否を判定する。具体的に、制御装置5は、電流検出装置11が検出したスイッチング素子を流れる電流の値が予め設定された第1の閾値以上である場合、電力制限を行うようにインバータ基板3を制御する。インバータ基板3が電力制限を行うと、実投入電力が指定電力よりも低く制限される。第1の閾値は、スイッチング素子の破壊を防止することを目的として設定される。第1の閾値は、例えば加熱調理が行われる際に、スイッチング素子を流れる電流の値が第1の閾値未満である場合には、スイッチング素子の破壊が生じないと言える範囲の値である。制御装置5は、電流検出装置11が検出したスイッチング素子を流れる電流の値が予め設定された第1の閾値未満である場合、電力制限を行わない。このとき、実投入電力の値は、指定電力の値と同等になる。また、制御装置5は、スイッチング素子を流れる電流の値に対して複数の閾値を設け、実投入電力を制限する程度を変えるようにしてもよい。
また、実施の形態1の制御装置5は、電力検出装置4で検出した被加熱物8に投入される実投入電力の値と、調理レシピが指定する指定電力の値との比較を行う。比較の結果、実投入電力の値が指定電力の値と異なる場合、制御装置5は、電力値の差に応じて指定加熱時間を変更して、実際に加熱に費やす実加熱時間を決定する。例えば、制御装置5は、調理レシピにおける指定電力の値と指定加熱時間とを積算した指定電力量の値と、実投入電力の値と実加熱時間とを積算した実投入電力量の値とが等しくなるように、実加熱時間を設定する。
また、制御装置5は、表示装置7に表示させる情報を制御する。具体的に、操作装置6から入力された操作内容及び調理の状況に応じて、表示装置7に表示させる内容を変更する。また、制御装置5は、サーバ300から取得した複数の調理レシピの識別情報を表示装置7に表示させる。
制御装置5は、誘導加熱調理器200の内部に格納されている。制御装置5のハードウェア構成の一例を説明する。なお、制御装置5の動作は後述する。図3は、実施の形態1に係る制御装置5の一構成例を示すハードウェア構成図である。制御装置5の各機能がハードウェアで実行される場合、制御装置5は、図3に示すように処理回路51で構成される。処理回路51は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ52、並列プログラム化したプロセッサ52、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又はこれらを組み合わせたものである。処理回路51が実現する各機能のそれぞれを、個別のハードウェアで実現してもよいし、各機能が一つのハードウェアで実現されてもよい。
また、制御装置5の別のハードウェア構成の一例を説明する。図4は、実施の形態1に係る制御装置5の一構成例を示すハードウェア構成図である。制御装置5の各機能がソフトウェアで実行される場合、制御装置5は、図4に示すように、CPU等のプロセッサ52及びメモリ53で構成される。図4は、プロセッサ52及びメモリ53が互いにバス54を介して通信可能に接続されることを示している。制御装置5の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、又はソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェア及びファームウェアは、プログラムとして記述され、メモリ53に格納される。プロセッサ52は、メモリ53に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各手段の機能を実現する。
メモリ53として、例えば、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable and Programmable ROM)及びEEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)等の不揮発性の半導体メモリが用いられる。また、メモリ53として、RAM(Random Access Memory)の揮発性の半導体メモリが用いられてもよい。さらに、メモリ53として、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、CD(Compact Disc)、MD(Mini Disc)及びDVD(Digital Versatile Disc)等の着脱可能な記録媒体が用いられてもよい。なお、処理回路51の機能の一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェア又はファームウェアで実現するようにしてもよい。
次に、図5を参照して、誘導加熱調理器200の動作を説明する。図5は、実施の形態1に係る誘導加熱調理器200の動作を示すフローチャートである。誘導加熱調理器200の電源がオンになっているものとして、図5に基づいて実施の形態1における制御装置5の動作を説明する。
先ず、誘導加熱調理器200のユーザにより調理レシピが選択されると、制御装置5は、選択された調理レシピの加熱条件を読み込む(ステップS1)。制御装置5は、読み込んだ加熱条件が示す指定電力及び指定加熱時間に基づいて、インバータ基板3を制御して加熱コイル2を発熱させ、天板1に載置された被加熱物8の加熱を開始する(ステップS2)。
制御装置5は、被加熱物8に投入される実投入電力の値が、調理レシピの定める指定電力の値と等しいか否かを判定する(ステップS3)。被加熱物8への実投入電力の値と、調理レシピの定める指定電力の値とが等しい場合(ステップS3:YES)、制御装置5は、調理レシピの加熱条件に従って調理が可能であると認識し、ステップS5を実行する。この場合、実加熱時間の設定は行われない。
被加熱物8に投入される実投入電力の値が、調理レシピの定める指定電力の値と異なる場合(ステップS3:NO)、制御装置5は、調理レシピの加熱条件に従った調理が不可能であり加熱時間の変更が必要であると認識する。そこで、制御装置5は、調理レシピにおける指定電力の値と指定加熱時間とを積算した指定電力量の値と、実投入電力の値と実加熱時間とを積算した実投入電力量の値とが等しくなるように、実加熱時間を設定する(ステップS4)。
制御装置5は、加熱を開始してから経過した時間が、所定時間以上であるか否かを判定する(ステップS5)。所定時間は、実加熱時間を設定した場合は実加熱時間であって、実加熱時間を設定していない場合は指定加熱時間である。加熱開始からの経過時間が、所定時間以上である場合(ステップS5:YES)、制御装置5は、所定時間が経過したと判定し、インバータ基板3を制御して、加熱を停止する(ステップS6)。
加熱開始からの経過時間が、設定された所定時間未満である場合(ステップS5:NO)、所定時間が経過していないと判定し、ステップS5の条件が満たされるまで、加熱を継続する。
以上のように、実施の形態1によれば、指定電力と実投入電力との比較結果に基づいて指定加熱時間を変更して決定した実加熱時間に基づいてインバータ基板3を制御する。つまり、誘導加熱調理器200は、被加熱物8へ実際に投入される電力に応じた制御を行う。したがって、ユーザが調理レシピを用いて調理を行う場合に、誘導加熱調理器200の状態及び被加熱物8の種類によらず、調理レシピを自動的に再現することができる。
実施の形態2.
実施の形態2は、所定の条件を満たした場合に、推奨される被加熱物8の種類の報知を行う点で実施の形態1と相違する。実施の形態2では、実施の形態1と同一の部分は同一の符合を付して説明を省略し、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
誘導加熱調理器200のユーザにより、操作装置6を介して加熱調理を行う調理レシピが選択されると、調理レシピが示す指定電力の値及び指定加熱時間が制御装置5に読み込まれる。
制御装置5は、選択された調理レシピの指定電力の値に基づいて、調理に推奨される被加熱物8の材質を判定する。具体的に、制御装置5は、指定電力が予め設定された第2の閾値以上であるか否かを判定する。第2の閾値は、次の条件を満たすように実施の形態1で説明した電力制限の観点から決定される。即ち、非磁性材料からなる被加熱物8を調理に用いた場合であって、指定電力の値が第2の閾値以上であるとき、実施の形態1で説明したように、インバータ基板3のスイッチング素子に流れる電流を小さくするため、電力制限がかかる。特に、被加熱物8の材質がアルミ、銅、又はSUS304等の非磁性材料であるとき、等価インピーダンスが小さいことから、インバータ基板3のスイッチング素子に大電流が流れるため、電力制限がかかりやすい。電力制限がかかると、高い電力を入力することができないため、必要な調理時間が過分に延びてしまうことがある。制御装置5は、これを回避するため、指定電力が第2の閾値以上であれば、材質が鉄、ホーロー、又はSUS430等の磁性材料である被加熱物8が調理に推奨されると判定する。また、制御装置5は、指定電力が第2の閾値未満であれば、被加熱物8の材質が限定されないと判定する。
制御装置5は、調理に推奨される被加熱物8の材質の判定結果に応じて表示装置7に表示する内容を制御する。制御装置5は、指定電力の値が第2の閾値以上である場合、磁性材料で構成される被加熱物8が調理に推奨される旨を表示装置7に表示させて、ユーザに報知する。このとき、表示装置7には、推奨される被加熱物8の材質を表示させてもよいし、例えば「磁石がつく鍋を使用してください」といった推奨される被加熱物8の特徴を表示させてもよい。また、推奨される被加熱物8の商品名又は写真等を表示させてもよい。商品名及び写真等は、予め誘導加熱調理器200に記憶されていてもよいし、インターネット回線400を介してサーバ300又はメーカのウェブサイト等から取得してもよい。このように、制御装置5は、調理に推奨される被加熱物8の種類を表示する。
また、制御装置5は、指定電力の値が第2の閾値未満である場合、被加熱物8の種類が限定されない旨を表示装置7に表示させて、ユーザに報知する。なお、この場合、表示装置7への表示を省略するようにしてもよい。
図6は、実施の形態2に係る誘導加熱調理器200の動作を示すフローチャートである。誘導加熱調理器200の電源がオンになっているものとして、図6に基づいて実施の形態2における制御装置5の動作を説明する。なお、ステップS1の処理は、実施の形態1で示したものと同様である。ステップS11~S13の処理は、実施の形態1で説明したステップS2が実行される前に実行される。
先ず、誘導加熱調理器200のユーザにより調理レシピが選択されると、制御装置5は、選択された調理レシピの加熱条件を読み込む(ステップS1)。次に、制御装置5は、指定電力が予め設定された第2の閾値以上であるか否かを判定する(ステップS11)。指定電力の値が第2の閾値以上である場合(ステップS11:YES)、制御装置5は、電力制限が発生する可能性があるために磁性材料で構成される被加熱物8が調理に推奨されると判定し、推奨される被加熱物8の種類を表示装置7に表示させる(ステップS12)。
指定電力の値が第1の閾値未満である場合(ステップS11:NO)、制御装置5は、被加熱物8の材質は限定されないと判定し、この旨を表示装置7に表示させる(ステップS13)。
実施の形態2によれば、調理レシピの加熱条件に基づいて調理に推奨される被加熱物8の種類がユーザに報知される。これにより、ユーザは、電力制限による加熱時間の過分な延長を回避して調理レシピを再現することができる。また、調理時間の短縮が可能になり、誘導加熱調理器200の使い勝手が向上する。
実施の形態3.
実施の形態3は、所定の条件を満たした場合に、電力制限を一時的に解除する点で実施の形態1と相違する。実施の形態3では、実施の形態1と同一の部分は同一の符合を付して説明を省略し、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
図7は、実施の形態3における誘導加熱調理器200Aを示す機能ブロック図である。実施の形態3の加熱調理システム100Aの誘導加熱調理器200Aは、温度センサ10を有する。温度センサ10は、インバータ基板3に具備されたスイッチング素子の温度を検出する。温度センサ10は、赤外線センサ等の非接触式センサ、サーミスタ若しくは熱電対等の接触式センサ、又はこれらの組み合わせである。温度センサ10は、スイッチング素子の温度の検出結果を制御装置5に送信する。
実施の形態3の制御装置5は、電力制限がかけられて調理レシピが指定する指定電力を被加熱物8に投入することができない場合であっても、所定の条件を満たしたときに、電力制限を一時的に解除する。具体的に、制御装置5は、調理レシピが指定する指定加熱時間が第3の閾値以下であり、かつ、スイッチング素子の温度が第4の閾値以下である場合に電力制限を解除する。このとき、制御装置5は、電力制限がかかっている場合よりも被加熱物8に投入する実投入電力を増加させて加熱コイル2による加熱を行うことができる。なお、指定加熱時間に対する第3の閾値は、投入する電力ごとに設定され、例えば電力制限を解除して加熱調理が行われた時間が第3の閾値以下である場合には、スイッチング素子の破壊が生じないと言える範囲の値である。換言すると、第3の閾値超の時間、電力制限を解除して指定電力を入力し続けると、スイッチング素子が破壊される可能性がある。同様に、スイッチング素子の温度に対する第4の閾値も、加熱調理中のスイッチング素子の温度が第4の閾値以下である場合には、スイッチング素子の破壊が生じないと言える範囲の値である。換言すると、スイッチング素子の温度が第4の閾値超の場合、電力制限を解除して加熱調理を続けると、スイッチング素子が破壊される可能性がある。
図8は、実施の形態3に係る誘導加熱調理器200Aの動作を示すフローチャートである。誘導加熱調理器200Aの電源がオンになっているものとして、図8に基づいて実施の形態3における制御装置5の動作を説明する。なお、ステップS1、S2、S5及びS6の処理は、実施の形態1で示したものと同様である。ステップ21~S25の処理は、実施の形態1で説明したステップS3及びS4が実行された後に実行される。
先ず、誘導加熱調理器200Aのユーザにより調理レシピが選択されると、制御装置5は、選択された調理レシピの加熱条件を読み込む(ステップS1)。制御装置5は、読み込んだ加熱条件が示す指定電力及び指定加熱時間に基づいて、インバータ基板3を制御して加熱コイル2を発熱させ、天板1に載置された被加熱物8の加熱を開始する(ステップS2)。
制御装置5は、電力制限をしているか否かを判定する(ステップS21)。なお、制御装置5は、インバータ基板3のスイッチング素子に流れる電流が第1の閾値以上である場合、電力制限がかけられていると判断し、スイッチング素子に流れる電流が第1の閾値未満である場合、電力制限がかけられていないと判断する。制御装置5は、電力制限がされていない場合(ステップS21:NO)、ステップS5の処理を行う。
電力制限がされている場合(ステップS21:YES)、制御装置5は、指定加熱時間が第3の閾値以下であるか否かを判定する(ステップS22)。指定加熱時間が第3の閾値超の場合(ステップS22:NO)、制御装置5は、電力制限の解除によりスイッチング素子が破壊される可能性があるとして、電力制限を継続する(ステップS23)。指定加熱時間が第3の閾値以下の場合(ステップS22:YES)、制御装置5は、スイッチング素子の温度が第4の閾値以下であるか否かを判定する(ステップS24)。
スイッチング素子の温度が第4の閾値超である場合(ステップS24:NO)、制御装置5は、電力制限の解除によりスイッチング素子が破壊される可能性があるとして、電力制限を継続する(ステップS23)。スイッチング素子の温度が第4の閾値以下である場合(ステップS24:YES)、電力制限の解除によってもスイッチング素子が破壊される可能性がないとして、電力制限を解除する(ステップS25)。
制御装置5は、加熱を開始してから経過した時間が、所定時間以上であるか否かを判定する(ステップS5)。所定時間は、実加熱時間を設定した場合は実加熱時間であって、実加熱時間を設定していない場合は指定加熱時間である。加熱開始からの経過時間が、所定時間以上である場合(ステップS5:YES)、制御装置5は、所定時間が経過したと判定し、インバータ基板3を制御して、加熱を停止する(ステップS6)。
加熱開始からの経過時間が、設定された所定時間未満である場合(ステップS5:NO)、所定時間が経過していないと判定し、ステップS5の条件が満たされるまで、加熱を継続する。
実施の形態3によれば、調理レシピが指定する加熱時間が短時間であり、かつスイッチング素子の温度が低温の場合に、加熱コイル2の電力制限が解除される。これにより、ユーザは、電力制限による加熱時間の過分な延長を回避して調理レシピを再現することができる。また、調理時間の短縮が可能になり、誘導加熱調理器200Aの使い勝手が向上する。
実施の形態4.
実施の形態4は、実際に動作した加熱調理の内容をサーバ300に記憶する点で実施の形態1と相違する。実施の形態4では、実施の形態1と同一の部分は同一の符合を付して説明を省略し、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
図9は、実施の形態4における誘導加熱調理器200Bを示す機能ブロック図である。実施の形態4の加熱調理システム100Bの誘導加熱調理器200Bは記憶装置12を有する。記憶装置12は、誘導加熱調理器200Bで行われた加熱調理に関する情報を記憶する。加熱調理に関する情報は、選択した調理レシピの識別情報、並びに選択した調理レシピに基づいて調理を行った場合の実加熱時間及び実投入電力の値である。また、加熱調理に関する情報としては、食材の分量又は被加熱物8の種類等を示すが追加されてもよい。食材の分量又は被加熱物8の種類等を示す情報は、例えば、ユーザが操作装置6を介して入力する。
制御装置5は、記憶装置12に記憶された加熱調理に関する情報を、通信モジュール9を介してサーバ300にアップロードする。また、ユーザは、サーバ300にアクセス可能なPC端末又はスマートフォン等を用いて、アップロードされた加熱調理に関する情報を修正してもよいし、選択した調理レシピを用いて調理された料理の写真等が追加されてもよい。なお、サーバ300に加熱調理に関する情報をアップロードして、記憶させる場合、サーバ300も本開示の「記憶装置」に相当する。
また、制御装置5は、サーバ300にアップロードされた加熱調理に関する情報を、通信モジュール9を介して記憶装置12にダウンロードする。制御装置5は、サーバ300からダウンロードした情報に含まれる実加熱時間及び実投入電力に基づいて、インバータ基板3を制御して、加熱調理を行う。
実施の形態4によれば、誘導加熱調理器200Bで調理をした際の加熱条件が保存されるため、後日同様の調理が行われる際に保存された情報を参照することが可能になり、調理の再現性、延いては使い勝手を向上させることができる。また、サーバ300にアクセス可能な他のユーザも、アップロードされた加熱調理に関する情報に対応する調理レシピを用いて調理を行う場合に、誘導加熱調理器200Bの状態及び被加熱物8の種類によらず、調理レシピを自動的に再現することができる。
以上が実施の形態の説明であるが、本開示は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、本開示の主旨を逸脱しない範囲で種々に変形又は組み合わせることが可能である。例えば、実施の形態2~4の構成を相互に組み合わせるようにしてもよい。
また、各実施の形態において、調理レシピは、サーバ300から取得されるものとして説明を行ったが、誘導加熱調理器200に予め保存されていてもよい。また、誘導加熱調理器200は、誘導加熱調理器200との通信が可能なPC端末又はスマートフォン等の端末装置から直接調理レシピを取得するようにしてもよい。この場合、端末装置には、表示装置7と同様に、サーバ300から取得した候補となる調理レシピの識別情報が表示される。ユーザは、端末装置に表示された調理レシピの候補から調理に用いる調理レシピの識別情報を選択又は入力する。端末装置は、ユーザによって選択された調理レシピの識別情報及び加熱条件を加熱調理器200に送信する。そして、加熱調理器200は、受信した調理レシピの加熱条件に基づいてインバータ基板3を制御する。もっとも、この場合も、端末装置に調理レシピが予め保存されていてもよい。また、誘導加熱調理器200の操作装置6及び表示装置7の有する機能のみを、端末装置に代替させてもよい。つまり、ユーザによって端末装置が操作されて調理レシピが選択されると、選択された調理レシピの識別情報のみが送信され、加熱調理器200は、調理レシピの識別情報に対応する加熱条件を自身あるいはサーバ300から検索して、調理に用いるようにしてもよい。
また、実施の形態2において、推奨される被加熱物の種類の報知を加熱調理の終了後に次回同じレシピを調理する際に報知するようにしてもよい。
また、実施の形態3において、実加熱時間を用いずに、指定加熱時間及びスイッチング素子の温度を用いて、電力制限を解除するか否かを判断するようにしてもよい。
また、実施の形態4において、加熱調理に関する情報をサーバ300上にアップロードを行わなくてもよい。この場合も、誘導加熱調理器200は、記憶装置12に記憶された情報を活用することで、後日同様の調理が行われる際に、調理の再現性、延いては使い勝手を向上させることができる。
以下、本開示の諸態様を付記としてまとめて記載する。
(付記1)
被加熱物を加熱する加熱コイルと、
前記加熱コイルに高周波電流を供給するインバータ基板と、
前記被加熱物に実際に投入される電力である実投入電力を検出する電力検出装置と、
前記インバータ基板に設けられたパワー素子に流れる電流を検出する電流検出装置と、
調理レシピに基づいて前記インバータ基板を制御する制御装置と、を備え、
前記調理レシピは、
前記被加熱物に投入する電力を示す指定電力と、
前記指定電力を前記被加熱物に投入した場合に加熱調理に要する時間を示す指定加熱時間と、を定めるものであって、
前記制御装置は、
前記調理レシピの前記指定電力を前記被加熱物に投入するように前記インバータ基板を制御し、
前記電流検出装置により検出された電流の値が予め設定された閾値以上の場合、前記実投入電力が前記指定電力よりも低く制限されるように前記インバータ基板を制御し、
前記指定電力と前記実投入電力との比較結果に基づいて前記指定加熱時間を変更して、実際に加熱に費やす時間である実加熱時間を決定し、
前記実加熱時間に基づいて前記インバータ基板を制御する
誘導加熱調理器。
(付記2)
前記制御装置は、選択された前記調理レシピに対応する電力量と等しくなるように、前記実投入電力に応じて、前記指定加熱時間を変更する
付記1に記載の誘導加熱調理器。
(付記3)
加熱調理に関する情報を表示する表示装置を更に備え、
前記被加熱物は被調理物が入る容器であり、
前記制御装置は、前記調理レシピの加熱条件に適した前記被加熱物の種類を前記表示装置に表示させる
付記1又は2に記載の誘導加熱調理器。
(付記4)
前記パワー素子の温度を検出する温度センサを備え、
前記制御装置は、前記温度センサにより検出された前記パワー素子の温度が予め設定された閾値以下であり、かつ前記指定加熱時間が予め設定された閾値以下である場合に、前記被加熱物に投入する電力の制限を解除する
付記1~3の何れか1つに記載の誘導加熱調理器。
(付記5)
前記実投入電力及び前記実加熱時間を記憶する記憶装置と、
前記実投入電力及び前記実加熱時間が記憶されるサーバに接続するための通信モジュールと、を更に備え、
前記制御装置は、前記通信モジュールを介して、前記記憶装置に記憶された前記実投入電力及び前記実加熱時間を前記サーバにアップロードする
付記1~4の何れか1つに記載の誘導加熱調理器。
(付記6)
前記制御装置は、前記通信モジュールを介して、前記実投入電力及び前記実加熱時間をダウンロードし、ダウンロードした前記実投入電力及び前記実加熱時間に基づいて前記インバータ基板を制御する
付記5に記載の誘導加熱調理器。
(付記7)
誘導加熱調理器と、
記憶装置と、を備え、
前記誘導加熱調理器は、
被加熱物を加熱する加熱コイルと、
前記加熱コイルに高周波電流を供給するインバータ基板と、
前記被加熱物に実際に投入される電力である実投入電力を検出する電力検出装置と、
前記インバータ基板に設けられたパワー素子に流れる電流を検出する電流検出装置と、
調理レシピに基づいて前記インバータ基板を制御する制御装置と、を備え、
前記調理レシピは、
前記被加熱物に投入する電力を示す指定電力と、
前記指定電力を前記被加熱物に投入した場合に加熱調理に要する時間を示す指定加熱時間と、を定めるものであって、
前記制御装置は、
前記調理レシピの前記指定電力を前記被加熱物に投入するように前記インバータ基板を制御し、
前記電流検出装置により検出された電流の値が予め設定された閾値以上の場合、前記実投入電力が前記指定電力よりも低く制限されるように前記インバータ基板を制御し、
前記指定電力と前記実投入電力との比較結果に基づいて前記指定加熱時間を変更して、実際に加熱に費やす時間である実加熱時間を決定し、
前記実加熱時間に基づいて前記インバータ基板を制御し、
前記記憶装置に、前記実投入電力及び前記実加熱時間を記憶させる
加熱調理システム。
1 天板、2 加熱コイル、3 インバータ基板、4 電力検出装置、5 制御装置、6 操作装置、7 表示装置、8 被加熱物、8a 加熱口、9 通信モジュール、10 温度センサ、11 電流検出装置、12 記憶装置、51 処理回路、52 プロセッサ、53 メモリ、54 バス、100、100A、100B 加熱調理システム、200、200A、200B 誘導加熱調理器、201 商用電源、300 サーバ、310 記憶装置、320 制御装置、400 インターネット回線。

Claims (7)

  1. 被加熱物を加熱する加熱コイルと、
    前記加熱コイルに高周波電流を供給するインバータ基板と、
    前記被加熱物に実際に投入される電力である実投入電力を検出する電力検出装置と、
    前記インバータ基板に設けられたパワー素子に流れる電流を検出する電流検出装置と、
    調理レシピに基づいて前記インバータ基板を制御する制御装置と、を備え、
    前記調理レシピは、
    前記被加熱物に投入する電力を示す指定電力と、
    前記指定電力を前記被加熱物に投入した場合に加熱調理に要する時間を示す指定加熱時間と、を定めるものであって、
    前記制御装置は、
    前記調理レシピの前記指定電力を前記被加熱物に投入するように前記インバータ基板を制御し、
    前記電流検出装置により検出された電流の値が予め設定された閾値以上の場合、前記実投入電力が前記指定電力よりも低く制限されるように前記インバータ基板を制御し、
    前記指定電力と前記実投入電力との比較結果に基づいて前記指定加熱時間を変更して、実際に加熱に費やす時間である実加熱時間を決定し、
    前記実加熱時間に基づいて前記インバータ基板を制御する
    誘導加熱調理器。
  2. 前記制御装置は、選択された前記調理レシピに対応する電力量と等しくなるように、前記実投入電力に応じて、前記指定加熱時間を変更する
    請求項1に記載の誘導加熱調理器。
  3. 加熱調理に関する情報を表示する表示装置を更に備え、
    前記被加熱物は被調理物が入る容器であり、
    前記制御装置は、前記調理レシピの加熱条件に適した前記被加熱物の種類を前記表示装置に表示させる
    請求項1又は2に記載の誘導加熱調理器。
  4. 前記パワー素子の温度を検出する温度センサを備え、
    前記制御装置は、前記温度センサにより検出された前記パワー素子の温度が予め設定された閾値以下であり、かつ前記指定加熱時間が予め設定された閾値以下である場合に、前記被加熱物に投入する電力の制限を解除する
    請求項1又は2に記載の誘導加熱調理器。
  5. 前記実投入電力及び前記実加熱時間を記憶する記憶装置と、
    前記実投入電力及び前記実加熱時間が記憶されるサーバに接続するための通信モジュールと、を更に備え、
    前記制御装置は、前記通信モジュールを介して、前記記憶装置に記憶された前記実投入電力及び前記実加熱時間を前記サーバにアップロードする
    請求項1又は2に記載の誘導加熱調理器。
  6. 前記制御装置は、前記通信モジュールを介して、前記実投入電力及び前記実加熱時間をダウンロードし、ダウンロードした前記実投入電力及び前記実加熱時間に基づいて前記インバータ基板を制御する
    請求項5に記載の誘導加熱調理器。
  7. 誘導加熱調理器と、
    記憶装置と、を備え、
    前記誘導加熱調理器は、
    被加熱物を加熱する加熱コイルと、
    前記加熱コイルに高周波電流を供給するインバータ基板と、
    前記被加熱物に実際に投入される電力である実投入電力を検出する電力検出装置と、
    前記インバータ基板に設けられたパワー素子に流れる電流を検出する電流検出装置と、
    調理レシピに基づいて前記インバータ基板を制御する制御装置と、を備え、
    前記調理レシピは、
    前記被加熱物に投入する電力を示す指定電力と、
    前記指定電力を前記被加熱物に投入した場合に加熱調理に要する時間を示す指定加熱時間と、を定めるものであって、
    前記制御装置は、
    前記調理レシピの前記指定電力を前記被加熱物に投入するように前記インバータ基板を制御し、
    前記電流検出装置により検出された電流の値が予め設定された閾値以上の場合、前記実投入電力が前記指定電力よりも低く制限されるように前記インバータ基板を制御し、
    前記指定電力と前記実投入電力との比較結果に基づいて前記指定加熱時間を変更して、実際に加熱に費やす時間である実加熱時間を決定し、
    前記実加熱時間に基づいて前記インバータ基板を制御し、
    前記記憶装置に、前記実投入電力及び前記実加熱時間を記憶させる
    加熱調理システム。
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