JP2024078228A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】別途の駆動源を必要とすることなく簡単な構造で用紙検出部の清掃を行うことが可能にする。【解決手段】画像形成装置1は、搬送される用紙を検出する用紙検出部30と、用紙検出部30を清掃する清掃部材50とを有し、用紙搬送路に隣接して開放可能に設けられた開閉部材と、清掃部材50との間に、少なくとも前記開閉部材の開放動作を清掃部材50に伝達して清掃部材50を前記用紙検出部30に対して移動させる開閉連動部40が介在されている。清掃部材50は、開閉連動部40により用紙検出部30の方向に移動されて用紙検出部30に接触し、清掃可能とされている。【選択図】図4

Description

本開示は清掃部材を備える画像形成装置に関する。
画像形成装置においては、用紙の有無や用紙の先端を検出するために、反射型または透過型光学センサ等の用紙検出部が複数の場所に設けられたものがある。これらの用紙検出部からの信号によって紙詰まりを検出したり、印刷動作のタイミングを図ったりすることがなされている。
高速機などの画像形成装置では、大量に用紙の搬送が行われることがあり、その際に生じる紙粉が用紙検出部の表面に付着してしまったり、また、搬送の不備によって紙片等が付着したりすることもある。用紙検出部の表面が汚れると誤検知をしてしまい、紙詰まりでないにもかかわらず紙詰まりであると認識して装置が停止したり、用紙の先端を正確に検知できずに形成された画像にズレが生じたりするという問題が生じる。そのため、定期的に用紙検出部を清掃する必要性があった。
例えば特許文献1には、用紙のサイドエッジを検出するため紙粉が比較的堆積しやすいエッジセンサに対して、そのエッジセンサを用紙搬送方向と直交する方向に移動させるセンサ移動機構を設け、エッジセンサをブラシ位置まで移動させて、紙粉の付着したエッジセンサのセンサ面をブラシで清掃する構成の画像形成装置について開示されている。
特開2005-343631号公報
しかしながら、前記特許文献1に開示される構成では、用紙のサイドエッジを精度よく検出することが求められるエッジセンサを移動可能に設けなければならず、取付け位置や配線経路を確保する必要が生じるうえ、エッジセンサを移動させるセンサ移動機構のための駆動源も必要となり、装置構造が複雑になるといった課題がある。
本開示は、前記のような事情にかんがみてなされたものであり、その目的とするところは、駆動源を必要とすることなく簡単な構造で用紙検出部の清掃を行うことが可能な画像形成装置を提供することにある。
前記の目的を達成するための本開示の解決手段は、紙搬送路を備える装置本体と、前記用紙搬送路に設けられ、搬送される用紙を検出する用紙検出部と、前記用紙検出部を清掃する清掃部材とを有する画像形成装置であって、前記装置本体は、前記用紙搬送路に隣接して開放可能に設けられた開閉部材を備え、前記清掃部材は、前記用紙検出部に対して離接可能に設けられ、前記開閉部材と前記清掃部材との間には、少なくとも前記開閉部材の開放動作を前記清掃部材に伝達して前記清掃部材を前記用紙検出部に対して移動させる開閉連動部が介在され、前記清掃部材は前記開閉連動部により移動されて前記用紙検出部に接触することを特徴としている。
前記の構成を有する画像形成装置において、前記開閉連動部は、前記開閉部材の開放動作を前記清掃部材の前記用紙検出部への近接移動に変換して伝達するように構成されてもよい。また、前記開閉連動部は、前記開閉部材の閉止動作を前記清掃部材の前記用紙検出部からの退避移動に変換して伝達してもよい。
また、前記の構成を有する画像形成装置において、前記開閉連動部は、前記清掃部材に接続され前記開閉部材の動作に連動して作動するアーム部を備えることが好ましい。
また、前記の構成を有する画像形成装置において、前記開閉連動部は、前記用紙検出部に対して前記清掃部材が近接する方向に付勢する付勢部材を備えてもよい。
また、前記の構成を有する画像形成装置において、前記開閉連動部は、前記清掃部材に接続され前記開閉部材の動作に連動して作動し、前記清掃部材を前記用紙検出部との離接方向に変位させるリンク機構を備えてもよい。
また、前記の構成を有する画像形成装置において、前記用紙検出部は、発光部と受光部とを備えるセンサであることが好ましい。
また、前記の構成を有する画像形成装置において、前記開閉部材は、前記装置本体の側部に設けられて前記用紙搬送路を覆う開閉カバーであってもよく、前記用紙搬送路の始端部に設けられて用紙を収容する給紙カセットであってもよい。
本開示によれば、別途の駆動源を必要とすることなく簡単な構造で用紙検出部の清掃を行うことが可能となる。
本開示の実施形態1に係る画像形成装置の外観を示す斜視図である。 前記画像形成装置に設けられる給紙ユニットの概略構成を模式的に示す説明図である。 前記画像形成装置に設けられる用紙検出部の用紙検出方法を示す説明図である。 前記画像形成装置に設けられる清掃部材の概略構成を模式的に示す正面説明図である。 前記画像形成装置に設けられる清掃部材の概略構成を模式的に示す上面説明図である。 前記清掃部材を前記用紙検出部に対して移動させる様子を示す正面説明図である。 前記清掃部材を前記用紙検出部に対してさらに移動させる様子を示す正面説明図である。 本開示の実施形態2に係る画像形成装置に設けられる清掃部材および開閉連動部の概略構成を模式的に示す正面説明図である。 前記清掃部材および前記開閉連動部の動作を模式的に示す正面説明図である。 本開示の実施形態3に係る画像形成装置に設けられる清掃部材および開閉連動部の概略構成を模式的に示す上面説明図である。 前記開閉連動部の動作を模式的に示す上面説明図である。 前記開閉連動部の動作を模式的に示す上面説明図である。 本開示の実施形態4に係る画像形成装置に設けられる清掃部材および開閉連動部の概略構成を模式的に示す上面説明図である。 前記開閉連動部の動作を模式的に示す上面説明図である。
以下、本開示の実施形態に係る画像形成装置について、図面を参照しつつ説明する。
(実施形態1)
図1は、本開示の実施形態1に係る画像形成装置1の外観を示す斜視図である。図1において、符号Xは前後方向(奥行方向)を示し、符号Yは幅方向(左右方向)を示し、符号Zは上下方向を示している。
画像形成装置1は、装置本体10を備え、装置本体10の上部には画像読取部20が設けられている。画像読取部20の手前側に設けられた操作部11では、ユーザの走査を受け付けるとともに、画像形成装置1の状態や、処理中の印刷ジョブなどの状況が表示可能とされている。操作部11を操作することで、コピー、プリント、スキャンなどの印刷ジョブや読み取りジョブを実行させることができる。
装置本体10では、画像読取部20により読み取った画像データに基づいて用紙に画像形成が行われる。画像読取部20は、走査部21および原稿搬送部22を備え、原稿搬送部22で搬送される原稿を走査部21で読み取るか、原稿台に載置された原稿を走査部21で読み取り、読み取った原稿の画像を画像データとして出力する。
画像形成装置1では、例えばブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像、または単色(例えば、ブラック)を用いたモノクロ画像に応じた画像データが扱われる。装置本体10には、さらに用紙搬送部と、用紙搬送部から送られた用紙に画像形成(印刷)を行う画像形成部12が設けられており、4種類のトナー像を形成するための現像装置、感光体ドラム、ドラムクリーニング装置、および帯電器が4つずつ備えられ、それぞれがブラック、シアン、マゼンタ、およびイエローに対応するように構成されている。トナー像は用紙に転写された後、加熱および加圧されて用紙に定着される。
画像形成に用いられる用紙は、装置本体10の下部に設けられた収容部13に用意されている。収容部13は、多数枚の用紙を収容可能な1つまたは複数の給紙カセット14を、前後方向Xに出し入れ自在に備えている。
図2は、給紙ユニット15の概略構成を模式的に示す説明図である。収容部13に収容されている用紙は、給紙ユニット15により用紙搬送路17に向けて引き出される。また、図1に示すように、装置本体10の側部には開閉可能な手差し給紙トレイ19も設けられており、規定サイズ以外の用紙などは、手差し給紙トレイ19から用紙搬送路17に供給することが可能とされている。
給紙ユニット15は、画像形成部12の下方に設けられ、さらに給紙ユニット15の下方には給紙カセット14が設けられている。給紙ユニット15では、給紙カセット14内に積載されている用紙のうち最上位の用紙がピックアップローラ151によって1枚ずつピックアップされ、給紙ローラ152を介して給紙カセット14から引き出される。引き出された用紙は用紙搬送路17へと供給され、画像形成部12へ搬送されて画像形成処理がなされる。画像形成処理が完了すると、用紙は、図1に示される装置本体10の用紙排出部18に排出される。
用紙搬送路17には、用紙を一旦停止させて用紙の先端を揃えた後、トナー像の転写タイミングに合わせて用紙の搬送を開始する用紙レジストローラや用紙の搬送を促す搬送ローラ等の図示しないローラ対が配置されている。また、用紙搬送路17には、搬送される用紙を検出する用紙検出部30が設けられている。
図3は、用紙検出部30による用紙検出方法を示す説明図である。用紙検出部30は、用紙が通過する用紙搬送路17を含む空間に向けて、所定の光を出射することで、通過する用紙によって反射された反射光を検出するように構成されている。例えば、用紙検出部30は、光を出射する発光部31と、用紙によって反射された光を受光する受光部32とを備えている。出射される光としては、検出感度が高いため赤外線を用いることが好ましく、その他に、可視光、レーザ光、または超音波などを用いてもよい。
図3において、用紙Pは、用紙搬送方向P1に搬送されるものとする。用紙Pが、用紙搬送方向P1に沿って、用紙検出部30の発光部31からの出射光の光路上に搬送されてくると、発光部31からの出射光が光路上にある用紙Pに当たって反射され、少なくともその一部は用紙検出部30の方へ戻り、受光部32に入射する。用紙Pが搬送されていない場合は、発光部31からの出射光は反射されることなく進行することになる。
発光部31からの出射光が受光部32に入射すると、その受光強度に対応した電気信号が出力される。用紙検出部30としては、発光部31には、従来から用いられる赤外線発光素子を用いることが可能であり、受光部32には、赤外線を検出する赤外線受光素子を用いることが可能である。このような用紙検出部30は、用紙搬送路17上の多様な箇所に設けられて用紙Pの給紙状態を検出するために用いることができ、また画像読取部20に設けられて原稿の搬送状態を検出するように構成されてもよい。
図2に戻って、給紙ユニット15には、用紙搬送路17に隣接して開放可能に設けられた開閉部材としての開閉カバー16が備えられている。開閉カバー16は、用紙搬送路17に隣接して用紙搬送路17を覆うように設けられており、例えば図1に示す装置本体10の側部において手差し給紙トレイ19とともに、矢符A1方向に開閉可能に備えられている。
画像形成装置1は、画像形成中に用紙ジャム(紙詰まり)が発生すると、その用紙ジャムを検出して、用紙の搬送を停止させる。操作部11には用紙搬送路17で用紙ジャムが発生したことをユーザに通知する表示がなされ、ユーザは装置本体10の側部に設けられた開閉カバー16を開けて用紙搬送路17を確認したり、詰まった用紙を除去したりすることとなる。開閉カバー16を開放することで用紙搬送路17は露出され、用紙を除去等する作業が可能となる。
ここで、画像形成装置1においては、前記のとおり用紙の搬送が大量に行われることがあり、その際に生じる紙粉や搬送の不備による紙粉等が用紙検出部30(特に受光部32の表面)に付着してしまうことがある。用紙検出部30での誤検知を防止するためには、定期的に用紙検出部30を清掃することが好ましく、サービスマンによるメンテナンスに頼る部分が大きい実情があった。
これに対して、本実施形態に係る画像形成装置1においては、用紙検出部30を清掃する清掃部材50を備えさせている。図4および図5には、本開示の実施形態1に係る画像形成装置1の清掃部材50の概略構成を模式的に示しており、図4は正面説明図、図5は上面説明図である。
清掃部材50は、給紙ユニット15において、用紙検出部30に対して離接可能に設けられている。この清掃部材50と開閉カバー16との間には、開閉カバー16の開放動作を清掃部材50に伝達する開閉連動部40が設けられている。開閉連動部40は、清掃部材50に接続されたアーム部41と、アーム部41を清掃部材50に向けて付勢する付勢部材43とを備えている。
図4に示すように、開閉連動部40としてのアーム部41は、円弧状の曲げ形状に形成された第1アーム411を備え、第1アーム411の先端部に清掃部材50が取り付けられている。清掃部材50は、少なくとも用紙検出部30に接触する面に、例えばシリコンスポンジやウレタンなどの多孔質弾性材を備えて構成されてもよいし、細い繊維を植毛したブラシ状部材を備えて構成されてもよい。
第1アーム411は、同様の曲げ形状に形成された支持レール42に内装されており、先端部に清掃部材50が接続され、後端部には支持レール42内で付勢部材43が接続されている。第1アーム411は支持レール42に沿って移動可能であり、第1アーム411の移動によって清掃部材50は用紙検出部30に近接し、また用紙検出部30から退避するよう、離接可能に設けられている。
図5に示すように、先端部に清掃部材50が接続された第1アーム411は、給紙ユニット15の前後方向に離間して設けられた第2アーム412および第3アーム413とともに接続部414により一体に支持されている。第2アーム412および第3アーム413も、第1アーム411と同様、それぞれ支持レール42に沿って移動可能に設けられている。また、第2アーム412の先端部および第3アーム413の先端部は、それぞれが閉止状態の開閉カバー16の内壁面に当接して配設されている。
付勢部材43は、例えばコイルスプリング等の弾性部材であり、第1アーム411の後端部と支持レール42の内壁との間に設けられている。図4に示す状態では、第2アーム412および第3アーム413が開閉カバー16の内壁面に当接していることで、第1アーム411が支持レール42に収納されている。第1アーム411の後端部の付勢部材43は収縮され、第1アーム411を用紙検出部30に向けて付勢している。
図6および図7は、清掃部材50を用紙検出部30に対して移動させる様子を示す正面説明図である。図6に示すように、開閉カバー16が開放されると、第2アーム412の先端部および第3アーム413の先端部が開閉カバー16の内壁面から離れる。その動作に連動して第1アーム411は付勢部材43の付勢力により、支持レール42に沿って用紙検出部30の方向に移動する。この移動により、図7に示すように、第1アーム411の先端部の清掃部材50は用紙検出部30に接触するので、用紙検出部30の表面に付着した紙粉等を除去することが可能となる。
このように、開閉連動部40は、装置本体10の側部に設けられた開閉カバー16の開放動作を、清掃部材50が用紙検出部30に近接する移動に変換されるように伝達する。また、開放動作とは反対に、開閉カバー16が再び閉じられる際には、開閉カバー16に第2アーム412および第3アーム413が当接することで、その開閉カバー16の閉止動作が第1アーム411および清掃部材50に伝達され、用紙検出部30から退避する方向に移動される。これにより、開閉カバー16の開閉動作だけで、清掃部材50を用紙検出部30に接触させて清掃することが可能となる。そのため、サービスマンに依らずとも容易に用紙検出部30の清掃を行うことが可能となり、随時清掃して用紙検出部30の誤検知を防止することができる。また、このような用紙検出部30の清掃には別途の駆動源が必要とされず、極めて簡単な構成で用紙検出部30の清掃が可能となる。
(実施形態2)
図8および図9は、本開示の実施形態2に係る画像形成装置1の清掃部材50および開閉連動部40の概略構成を模式的に示す正面説明図である。なお、以下に説明する各実施形態に係る画像形成装置1は基本構成において実施形態1と共通することから、共通する構成には同じ参照符号を付して示している。
画像形成装置1で用紙ジャムが発生した場合、例えばユーザは、図8に示される開閉カバー16の開閉レバー161に手をかけて矢符B1方向に回動させ、開閉カバー16を開いて給紙ユニット15内の状態を確認することができる。画像形成装置1においては、ユーザによるこのような操作を利用して、用紙検出部30を清掃部材50によって清掃するように構成されてもよい。
図8に示すように、開閉カバー16の開閉レバー161は開閉シャフト162に取り付けられており、開閉シャフト162を中心にして開閉レバー161が矢符B1方向に回動可能に設けられている。清掃部材50は、開閉連動部40のアーム部44の一端部に設けられており、アーム部44の他端部は開閉シャフト162に取り付けられている。
この場合、アーム部44は、清掃部材50の離接方向に変位させるリンク機構45を備え、第1リンク451および第2リンク452を含むものとされている。第1リンク451は、一端部が開閉シャフト162に結合されて、他端部が第2リンク452の一端部を回動可能に連結した接合部444となされている。第2リンク452の他端部には清掃部材50が備えられており、第2リンク452の長さ方向の途中部に回転中心443が設けられている。
開閉レバー161に手をかけて矢符B1方向に回動させると、開閉シャフト162が回動するのに連動してリンク機構45により清掃部材50が矢符B2方向に移動する。すなわち、図9に示すように、開閉シャフト162に連動して第1リンク451の一端部が回動し、接合部444が引き上げられるので、回転中心443を中心に第2リンク452が回動して清掃部材50を用紙検出部30の方向へ移動させることができる。これにより、清掃部材50は、給紙ユニット15において、用紙検出部30に対して離接可能とされ、清掃部材50と開閉カバー16との間に設けられた開閉連動部40は、開閉カバー16の開放動作を清掃部材50に伝達する作用をなす。
この形態においても、開閉連動部40は、開閉レバー161の操作による開閉カバー16の開放動作を、清掃部材50が用紙検出部30に近接する移動に変換されるように伝達するものとなる。また、開閉カバー16が再び閉じられる際には、開閉カバー16の閉止動作を清掃部材50が用紙検出部30から退避する移動に変換させるように伝達することができる。したがって、開閉レバー161の操作に伴う開閉カバー16の開閉動作で、清掃部材50を用紙検出部30に接触させて清掃することが可能となる。
(実施形態3)
図10~図12は、本開示の実施形態3に係る画像形成装置1の清掃部材50および開閉連動部40の概略構成を模式的に示す上面説明図である。
本開示の画像形成装置1において、清掃部材50は、前記のように開閉カバー16の開閉動作に連動させて用紙検出部30に接触するように構成されるに限らず、より頻繁に開閉操作される給紙カセット14の開閉動作に連動させるように構成されてもよい。
図10に示すように、給紙カセット14は、用紙搬送路17に隣接して矢符A2方向に開閉可能に設けられており、図2に示される用紙搬送路17の始端側に位置する開閉部材である。給紙ユニット15には、給紙カセット14内に積載された用紙のうち最上位の用紙をピックアップするピックアップローラ151と、その用紙を用紙搬送路17へ引き出す給紙ローラ152が設けられている。清掃部材50は、先端側に設けられて用紙検出部30に接触するクリーニング部51と、クリーニング部51を支持する支持アーム52とを備え、支持アーム52には給紙カセット14の開放動作および閉止動作を伝達する開閉連動部40が接続されている。
開閉連動部40は、給紙カセット14の開閉動作の際に、清掃部材50を用紙検出部30に対して当接または離間するように連動させる。例示の形態では、開閉連動部40は、一端部が給紙カセット14の手前側X1に当接されて他端部が給紙ユニット15内に延びる第1リンク461、および第1リンク461と清掃部材50の支持アーム52とを連結する第2リンク462とを含むリンク機構46を備えている。第2リンク462は、一端部が第1リンク461に回動可能に連結され、他端部が清掃部材50の支持アーム52に回動可能に連結されており、長さ方向の途中部に設けられた回転中心463を中心とした回転部材とされている。
このような開閉連動部40において、第1リンク461および支持アーム52は、前後方向Xに沿って配設された支持レール47に支持され、前後方向Xに移動可能とされている。また、第1リンク461の手前側X1端部には付勢部材43が外装されている。付勢部材43は、給紙カセット14の手前側X1の内面と給紙ユニット15の手前側X1の外面との間に収縮状態で配設されて、清掃部材50が用紙検出部30に対して近接する方向に付勢している。
ユーザが給紙カセット14の取手141に手をかけて手前側X1に引き出すと、図11に示すように付勢部材43が伸張することで相対的に第1リンク461が給紙ユニット15の外方(手前側X1)に引き出される。これに伴って、第2リンク462が回転中心463を中心に回動し、清掃部材50の支持アーム52が背面側X2に移動することで、クリーニング部51が用紙検出部30に近づく。さらに給紙カセット14が引き出されることで、図12に示すように付勢部材43がさらに伸張し、クリーニング部51が用紙検出部30に接触して、用紙検出部30の表面に付着した紙粉等を除去することが可能となる。
このように、開閉連動部40は、給紙カセット14の開放動作を、清掃部材50が用紙検出部30に近接する移動に変換されるように伝達する。また、開放動作とは反対に、給紙カセット14が閉じられる際には、第1リンク461が給紙カセット14の内面に当接して付勢部材43を収縮させ、開閉連動部40が給紙カセット14の閉止動作を清掃部材50の用紙検出部30からの退避移動に変換させる。これにより、給紙カセット14の開閉動作だけで、清掃部材50を用紙検出部30に接触させて清掃することが可能となる。給紙カセット14は用紙の補給等の際に開閉されるので、用紙検出部30の清掃を随時行うことが可能となる。また、この場合にも、用紙検出部30の清掃に別途の駆動源は必要なく、簡単な構成で用紙検出部30の清掃が可能とされる。
(実施形態4)
図13および図14は、本開示の実施形態4に係る画像形成装置1の清掃部材50および開閉連動部40の概略構成を模式的に示す上面説明図である。
給紙カセット14の開閉動作を清掃部材50に伝達する開閉連動部40は、実施形態3に示したように構成されるに限らず、例えば図13に示すように、リンク機構を含まない構成とされてもよい。
この場合、開閉連動部40は、清掃部材50に接続されて給紙カセット14の動作に連動して作動するアーム部48と、アーム部48と給紙ユニット15との間に配設された付勢部材43とを備えている。アーム部48は、給紙カセット14の背面側X2に略矩形状に配設され、一端部が給紙カセット14に係止可能に備えられ、他端部が給紙ユニット15内に延設されて清掃部材50に接続されている。アーム部48は、前後方向Xには支持レール47に沿って移動可能に支持されている。付勢部材43は、アーム部48と給紙ユニット15の背面側X2の外面との間に収縮状態で配設されている。
ユーザが給紙カセット14の取手141に手をかけて手前側X1に引き出すと、図14に示すようにアーム部48の一端部が給紙カセット14の背面側X2に係止した状態で連動して手前側X1に移動するのに伴って、他端部に接続されている清掃部材50が手前側X1に移動し、用紙検出部30に接触する。これにより、付勢部材43が給紙ユニット15とアーム部48との間で収縮される。給紙カセット14が一定量だけ引き出されると、アーム部48の一端部は給紙カセット14との係止が外れ、付勢部材43の付勢力によりアーム部48が背面側X2に引き戻される。清掃部材50は用紙検出部30に接触しながら背面側X2に移動する。これにより、清掃部材50は用紙検出部30の表面に付着した紙粉等を除去することが可能となる。
本実施形態に係る構成においても、開閉連動部40は、給紙カセット14の開放動作を清掃部材50の用紙検出部30への近接移動に変換するように伝達するので、用紙検出部30の清掃に別途の駆動源を必要とすることなく、簡単な構造で用紙検出部30の清掃が可能となる。
なお、画像形成装置1としては図1に示すように複合機を例に挙げて示したが、本開示の画像形成装置はこれに限定されるものではなく、プリンタ装置、ファクシミリ装置、あるいは複写機等の各種の画像形成を行う装置であればどのような装置であってもよい。
本開示は上述した実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。すなわち、本開示の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本開示の技術的範囲に含まれる。
1 画像形成装置
10 装置本体
11 操作部
12 画像形成部
13 収容部
14 給紙カセット(開閉部材)
141 取手
15 給紙ユニット
151 ピックアップローラ
152 給紙ローラ
16 開閉カバー(開閉部材)
161 開閉レバー
162 開閉シャフト
17 用紙搬送路
18 用紙排出部
19 手差し給紙トレイ
20 画像読取部
21 走査部
22 原稿搬送部
30 用紙検出部
31 発光部
32 受光部
40 開閉連動部
41、44、48 アーム部
411 第1アーム
412 第2アーム
413 第3アーム
414 接続部
42、47 支持レール
43 付勢部材
45、46 リンク機構
451、461 第1リンク
452、462 第2リンク
443、463 回転中心
444 接合部
50 清掃部材
51 クリーニング部
52 支持アーム

Claims (9)

  1. 用紙搬送路を備える装置本体と、
    前記用紙搬送路に設けられ、搬送される用紙を検出する用紙検出部と、
    前記用紙検出部を清掃する清掃部材とを有する画像形成装置であって、
    前記装置本体は、前記用紙搬送路に隣接して開放可能に設けられた開閉部材を備え、
    前記清掃部材は、前記用紙検出部に対して離接可能に設けられ、
    前記開閉部材と前記清掃部材との間には、少なくとも前記開閉部材の開放動作を前記清掃部材に伝達して前記清掃部材を前記用紙検出部に対して移動させる開閉連動部が介在され、前記清掃部材は前記開閉連動部により移動されて前記用紙検出部に接触することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記開閉連動部は、前記開閉部材の開放動作を前記清掃部材の前記用紙検出部への近接移動に変換して伝達することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像形成装置において、
    前記開閉連動部は、前記開閉部材の閉止動作を前記清掃部材の前記用紙検出部からの退避移動に変換して伝達することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記開閉連動部は、前記清掃部材に接続され前記開閉部材の動作に連動して作動するアーム部を備えることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記開閉連動部は、前記用紙検出部に対して前記清掃部材が近接する方向に付勢する付勢部材を備えることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記開閉連動部は、前記清掃部材に接続され前記開閉部材の動作に連動して作動し、前記清掃部材を前記用紙検出部との離接方向に変位させるリンク機構を備えることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記用紙検出部は、発光部と受光部とを備えるセンサであることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記開閉部材は、前記装置本体の側部に設けられて前記用紙搬送路を覆う開閉カバーであることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記開閉部材は、前記用紙搬送路の始端部に設けられて用紙を収容する給紙カセットであることを特徴とする画像形成装置。
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