JP2024077893A - プレス装置、プレス装置の異常検知方法及び異常検知プログラム - Google Patents

プレス装置、プレス装置の異常検知方法及び異常検知プログラム Download PDF

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Abstract

Figure 2024077893000001
【課題】クラッチ又はブレーキの異常を好適に検知する。
【解決手段】プレス装置1は、回転に伴ってスライド18をプレス方向に進退させるエキセン軸16と、エキセン軸16を回転駆動又は制動するクラッチブレーキ13と、クラッチブレーキ13の作動油の圧力を検出する圧力計453と、スライド18が進退するときの正常圧力データである異常判定用データ522を予め記憶する記憶部52と、圧力計453が検出した圧力の実測値と、記憶部52に記憶された正常圧力データとに基づいて、クラッチブレーキ13の異常判定を行う制御部53と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、プレス装置、プレス装置の異常検知方法及び異常検知プログラムに関する。
従来、プレス装置として、エキセン軸の回転駆動及び制動を行う湿式のクラッチブレーキを備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
湿式のクラッチブレーキは、一般にサーボバルブを用いた油圧シリンダ動作のため、油温等の種々の動作条件によりシリンダの応答性が変動し、プレス動作に影響を及ぼす。このように、クラッチブレーキの健全な動作は装置全体の機械安全上においても重要であるため、クラッチブレーキのシリンダ動作に異常が見られた場合、速やかにこの異常を検知する必要がある。そこで、従来では、クラッチブレーキの作動油の圧力指令値に対して設定時間内に圧力実測値が到達しなかった場合に異常発生と判定していた。
特開2018-114525号公報
しかしながら、上記従来の異常検知手法では、圧力指令値に対する応答の遅れ時間によって異常を検知しているため、異常検知の際には少なくとも遅れ時間分のタイムラグが必然的に生じる。そのため、異常を検知した時点で、既に過大なオーバーランやクラッチの滑り等、プレス動作に悪影響を及ぼし得る状況に至っているおそれがある。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたもので、クラッチ又はブレーキの異常を好適に検知することを目的とする。
本発明に係るプレス装置は、
回転に伴ってスライドをプレス方向に進退させる回転軸と、
前記回転軸を回転駆動又は制動するクラッチ又はブレーキと、
前記クラッチ又はブレーキの作動液の圧力に関するパラメータを検出する検出部と、
前記スライドが進退するときの前記パラメータの正常データを予め記憶する記憶部と、
前記検出部が検出した前記パラメータの実測値と、前記記憶部に記憶された前記正常データとに基づいて、前記クラッチ又はブレーキの異常判定を行う判定部と、
を備える。
本発明に係るプレス装置の異常検知方法は、
回転に伴ってスライドをプレス方向に進退させる回転軸と、
前記回転軸を回転駆動又は制動するクラッチ又はブレーキと、
前記クラッチ又はブレーキの作動液の圧力に関するパラメータを検出する検出部と、
前記スライドが進退するときの前記パラメータの正常データを予め記憶する記憶部と、
を備えるプレス装置の異常検知方法であって、
前記プレス装置の制御部が、前記検出部が検出した前記パラメータの実測値と、前記記憶部に記憶された前記正常データとに基づいて、前記クラッチ又はブレーキの異常判定を行う判定工程を実行する。
本発明に係るプレス装置の異常検知プログラムは、
回転に伴ってスライドをプレス方向に進退させる回転軸と、
前記回転軸を回転駆動又は制動するクラッチ又はブレーキと、
前記クラッチ又はブレーキの作動液の圧力に関するパラメータを検出する検出部と、
前記スライドが進退するときの前記パラメータの正常データを予め記憶する記憶部と、
を備えるプレス装置の異常検知プログラムであって、
前記プレス装置の制御部を、前記検出部が検出した前記パラメータの実測値と、前記記憶部に記憶された前記正常データとに基づいて、前記クラッチ又はブレーキの異常判定を行う判定部として機能させる。
本発明によれば、クラッチ又はブレーキの異常を好適に検知することができる。
本実施形態に係るプレス装置の装置本体を示す図である。 図1の装置本体が備えるクラッチブレーキの断面図である。 本実施形態に係るプレス装置の概略の制御構成を示すブロック図である。 本実施形態における異常検知処理の流れを示すフローチャートである。 スライドモーション全体に対応するクラッチブレーキの作動油の圧力変化の一例を示すグラフである。 スライドモーション全体での、k近傍法による異常判定における作動油の圧力の実測値と正常圧力データとの一例を示すグラフであって、(a)が正常の場合の波形例、(b)が異常の場合の波形例である。 スライドモーション全体のうちの第1領域での、k近傍法による異常判定における作動油の圧力の実測値と正常圧力データの一例を示すグラフであって、(a)が正常の場合の波形例、(b)が異常の場合の波形例である。 スライドモーション全体のうちの第2領域での、k近傍法による異常判定における作動油の圧力の実測値と正常圧力データの一例を示すグラフであって、(a)が正常の場合の波形例、(b)が異常に近い場合の波形例である。 スライドモーション全体のうちの第3領域での、k近傍法による異常判定における作動油の圧力の実測値と正常圧力データの一例を示すグラフであって、(a)が正常の場合の波形例、(b)が異常に近い場合の波形例である。 二乗和誤差法による異常判定における作動油の圧力の実測値と正常圧力データの一例を示すグラフであって、(a)が正常の場合の波形例、(b)が異常の場合の波形例である。 ガウス過程回帰による異常判定における回帰線と正常範囲の一例を示すグラフである。 パラメータがサーボバルブの開度の場合の実測値と正常データの一例を示すグラフであって、(a)が正常の場合の波形例、(b)が異常の場合の波形例である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[プレス装置の構成]
図1は、本実施形態に係るプレス装置1の装置本体100を示す図であり、図2は、装置本体100が備えるクラッチブレーキ13の断面図である。
図1に示すように、本実施形態に係るプレス装置1は、鍛造成形を行う鍛造プレス装置であり、装置本体100を備える。装置本体100は、ベッド23、アップライト22、クラウン21、ボルスタ24、スライド18、回転量計測器35、駆動部10を備える。
ベッド23、アップライト22及びクラウン21は、プレス装置1のフレーム部を構成する。これらベッド23、アップライト22及びクラウン21は、その内部にタイロッド25aが挿入され、タイロッドナット25bにより締め付けられることで、互いに締結される。
ボルスタ24は、ベッド23上に固定され、その上部には複数の下金型32が固定される。
スライド18は、アップライト22に設けられたガイド19により、上下方向に進退可能に支持される。スライド18の下部には複数の上金型31が固定される。複数の上金型31と複数の下金型32とは、互いに対応して組をなすととともに、それぞれ装置の左右方向に沿って配列されており、それぞれ組をなすものと上下に対向している。スライド18が下降することで、上金型31と下金型32とが近接し、これらの間で被成形物が鍛造成形される。なお、スライド18が進退する方向は特に制限されないが、本実施形態では、上下方向に進退するものとして説明する。
上金型31と下金型32の近傍には搬送機器40が設けられている。この搬送機器40は、上金型31と下金型32とが離間したときに、一列に配列された複数組の上金型31と下金型32に対して、被成形物を順次搬送する。
回転量計測器35は、スライド18を進退させるエキセン軸16の回転量(回転角度)を計測して、計測したエキセン軸16の回転量を後述の制御装置50に出力する(図3参照)。
駆動部10は、スライド18を進退させるための構成であり、モータ11、フライホイール12、クラッチブレーキ13、伝動軸14、減速機15、エキセン軸16及びコネクティングロッド(コンロッド)17を備えて構成される。このうち、伝動軸14及びエキセン軸16が、本発明に係る回転軸の一例に相当する。
モータ11は、クラウン21などのフレーム部に固定される。モータ11の動力はベルト11aを介してフライホイール12に伝達され、フライホイール12を回転させる。
フライホイール12は、回転可能に支持され、回転エネルギーを蓄積する。
伝動軸14は、フライホイール12の回転運動を減速機15に伝達する。
減速機15は、伝動軸14の回転運動を減速してエキセン軸16に伝達する。
エキセン軸16は、主軸部16aが軸受け41を介してクラウン21又はアップライト22などのフレーム部に回転可能に支持される。エキセン軸16は、回転中心軸に沿って貫通する中空部を有しており、この中空部内に伝動軸14がエキセン軸16と相対回転可能に配置される。
コンロッド17は、エキセン軸16とスライド18とを連結し、エキセン軸16の回転運動を直線運動に変換してスライド18に伝達する。
クラッチブレーキ13は、伝動軸14の軸方向の一方に配置され、伝動軸14(すなわちエキセン軸16)の回転駆動と制動とを行う。
具体的には、図2に示すように、クラッチブレーキ13は、個別に動作するクラッチ131とブレーキ132とを備えるセパレートタイプのものである。
クラッチ131は、伝動軸14に固定された入力軸133とフライホイール12との連結を断続でき、フライホイール12から伝動軸14(エキセン軸16)への動力の接続と切断とを切り替える機能を有する。
このクラッチ131は、いわゆる湿式クラッチであり、フライホイール12に連結されて連動回転するアウターハブ131aと、入力軸133に固定されて連動回転するインナーハブ131bと、アウターハブ131aに連動するクラッチディスクDc1とインナーハブ131bに連動するクラッチディスクDc2とが交互に複数枚重ねて配置されたディスク群131cと、ピストン131dとを備えている。
インナーハブ131bには、入力軸133を介して、ピストン131d側とディスク群131c側とに作動油(作動液)を供給する油圧経路が形成されている。
入力軸133の先端部には、クラッチ131及びブレーキ132に作動油を流通させるためのロータリジョイント134が設けられている。ロータリジョイント134は、入力軸133の先端部において回転可能に支持されるとともに、油圧装置45(図3参照)の作動油の配管と接続されている。そして、ロータリジョイント134に対して入力軸133が回転を行っている状態でも、油圧装置45の配管と入力軸133に設けられた油圧経路との間で、相互の作動油の流通が可能となっている。
ピストン131dは、通常時は、バネによりディスク群131cから離隔する方向に加圧されている。そして、インナーハブ131bを通じてピストン131d側に作動油が供給されると、バネ圧に抗してディスク群131cを圧縮する方向に移動する。ディスク群131cは、ピストン131dによって圧縮されると各クラッチディスクDc1、Dc2が相互に摩擦接触状態となり、アウターハブ131aとインナーハブ131bとが連結されて、フライホイール12から入力軸133(伝動軸14)への動力伝達が可能な接続状態となる。この接続状態になると、フライホイール12の回転運動が伝動軸14、減速機15、エキセン軸16の順に伝達された後に、コンロッド17を介してスライド18の並進運動に変換されて、スライド18が上下方向に進退する(図1参照)。
また、ピストン131dの受圧側油を解放すると、バネによりピストン131dが押し戻されて、各クラッチディスクDc1、Dc2が相互に離隔状態となる。そして、アウターハブ131aとインナーハブ131bの連結状態が解かれて、フライホイール12から入力軸133への動力伝達が切断状態となる。
ブレーキ132は、伝動軸14(エキセン軸16)の回転を制動する機能を有する。
このブレーキ132は、いわゆる湿式ブレーキであり、ユニットカバー135に固定されたアウターハブ132aと、入力軸133に固定されて連動回転するインナーハブ132bと、アウターハブ132aに連動するブレーキディスクDb1とインナーハブ132bに連動するブレーキディスクDb2とが交互に複数枚重ねて配置されたディスク群132cと、ピストン132dとを備えている。
インナーハブ132bには、入力軸133を介して、ピストン132d側に作動油を供給する油圧経路が形成されている。
ピストン132dは、通常時は、図示しないバネによりディスク群132c側に圧接する方向に加圧されている。これにより、ディスク群132cは、ピストン132dによって圧縮されて各ブレーキディスクDb1、Db2が相互に摩擦接触状態となり、アウターハブ132aとインナーハブ132bとが連結状態となって、入力軸133の制動状態となる。
そして、インナーハブ132bを通じてピストン132dに作動油が供給されると、バネ圧に抗してディスク群132cから離隔する方向に移動する。これにより、ピストン132dが押し戻されて、各ブレーキディスクDb1、Db2が相互に離隔状態となる。そして、アウターハブ132aとインナーハブ132bの連結状態が解かれて、入力軸133は制動状態が解除される。
クラッチ131及びブレーキ132として、湿式の構成が適用されることにより、ディスク群の高い冷却性能が得られる。高い冷却性能により、同等の大きさの乾式の構成と比較して、クラッチ機能及びブレーキ機能のいずれにおいても高いトルク容量が得られる。したがって、湿式の構成により、必要なトルク容量を実現しつつ、クラッチ131及びブレーキ132の小型化及び軽量化を図ることができる。さらに、湿式の構成により、クラッチ131及びブレーキ132が密閉化された空間内に配置されるため、鍛造により発生する粉塵などの影響を受けず、高いクリーン性能が得られ、加えて、振動及び騒音の低減を図ることができる。
図3は、プレス装置1の概略の制御構成を示すブロック図である。
この図に示すように、プレス装置1は、装置本体100のほか、油圧装置45と制御装置50を備える。
油圧装置45は、上述のとおり、クラッチブレーキ13に作動油を供給するためのものである。油圧装置45は、作動油に圧力を加える油圧ポンプ451と、油圧ポンプ451及びクラッチブレーキ13の間の液路に配置されて作動油の供給を制御する少なくとも1つのサーボバルブ(制御弁)452と、圧力計453とを備える。
油圧装置45は、油圧ポンプ451とサーボバルブ452の駆動により、クラッチブレーキ13に高圧の作動油を供給したり、クラッチブレーキ13から作動油を排出したりする。油圧装置45とクラッチブレーキ13とを接続する油圧配管には、作動油を供給する液路と排出する液路とが含まれる。
圧力計453は、クラッチブレーキ13に供給される作動油の圧力を検出(計測)し、制御装置50に出力する。なお、圧力計453は、装置本体100の内部に配置されてもよい。
制御装置50は、警報部51、記憶部52、制御部53を備える。
このうち、警報部51は、装置本体100の異常を報知する警報出力を行うものである。その警報態様は特に限定されず、例えば、図示しないディスプレイに警報表示を出力させたり、図示しないスピーカーから警報音声を出力させたりしてもよい。
記憶部52は、例えばRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等により構成されるメモリであり、各種のプログラムやデータを記憶するとともに、制御部53の作業領域としても機能する。本実施形態の記憶部52は、異常検知プログラム521と異常判定用データ522を予め記憶している。
異常検知プログラム521は、後述の異常検知処理(図4参照)を実行するためのプログラムである。
異常判定用データ522は、クラッチブレーキ13に供給される作動油の圧力に関するデータであって、当該圧力の実測値を異常判定(異常か否かを判定)するためのデータである。この異常判定用データ522は、スライド18が進退するときの作動油の圧力のデータであってクラッチブレーキ13が正常に動作する場合のデータ(以下、「正常圧力データ(正常データ)」という。)であってもよいし、当該正常圧力データを用いて機械学習等により異常判定を行うアルゴリズムを含んでもよい。あるいは、異常判定用データ522は、例えば過去に実測された正常圧力データ等を学習データとして機械学習により構築された学習モデルであってもよい。異常判定用データ522に利用可能な学習技術は、例えば、サポートベクター回帰、ガウス過程回帰、k近傍法、二乗和誤差法、ニューラルネットワーク等を含む。
異常判定用データ522を用いた異常判定の具体内容については後述する。
制御部53は、例えばCPU(Central Processing Unit)等により構成され、プレス装置1の各部を統合制御する。具体的に、制御部53は、モータ11や搬送機器40の動作を制御したり、油圧装置45を駆動してクラッチブレーキ13を動作させたり、圧力計453からの出力等に基づいて装置本体100の異常を検知したりする。
[異常検知処理]
続いて、クラッチブレーキ13の異常判定を行ってその異常を検知する異常検知処理について説明する。
図4は、異常検知処理の流れを示すフローチャートであり、図5は、スライドモーション全体に対応するクラッチブレーキ13の作動油の圧力変化の一例を示すグラフである。図6~図9は、後述のk近傍法による異常判定における作動油の圧力の実測値と正常圧力データとの一例を示すグラフであって、このうち図6がスライドモーション全体のもの、図7~図9が全体のうち後述の第1領域R1~第3領域R3のものである。図10は、後述の二乗和誤差法による異常判定における作動油の圧力の実測値と正常圧力データの一例を示すグラフである。図11は、後述のガウス過程回帰による異常判定における回帰線と正常範囲の一例を示すグラフである。なお、図6~図10の各図では、(a)に正常の場合の波形例を示し、(b)に異常(又はそれに近い)の場合の波形例を示している。
異常検知処理は、装置本体100の動作時におけるクラッチブレーキ13の異常を検知する処理である。この異常検知処理は、例えばプレス装置1の運転開始に伴って、制御部53が記憶部52から異常検知プログラム521を読み出して展開することで実行される。
図4に示すように、まず制御部53は、装置本体100の運転を開始する(ステップS1)。
具体的に、この運転では、制御部53は、プレス加工処理の前、クラッチブレーキ13によりフライホイール12と減速機15とが切断された状態で、フライホイール12を回転駆動する。この状態で、プレス加工処理が開始されると、制御部53は、予め設定されたスライドモーションが実現されるように、スライド18の位置に応じてクラッチブレーキ13を駆動する。スライド18が所定のスライドモーションで一往復すると、上金型31と下金型32との間で素材がプレス加工された後に、スライド18が上昇して上金型31と下金型32とが離型し、一回のプレス加工処理が終了する。
上記のプレス加工処理において、制御部53は、油圧装置45のサーボバルブ452を適宜切り替えることで、クラッチブレーキ13を4段階に分けて駆動する。4段階の駆動には、図5に示すように、実行される順に、ソフトクラッチ、フルクラッチ、ソフトブレーキ及びフルブレーキの各駆動が含まれる。
フルクラッチの駆動は、クラッチブレーキ13のピストン131d、132dの圧力(すなわち作動油の圧力)が最も高い第1値となる駆動である。フルクラッチの駆動により、フライホイール12から減速機15に大きなトルクが伝達可能となり、スライド18に装置本体100の最大荷重を作用させることができる。
ソフトクラッチの駆動は、クラッチブレーキ13の作動油の圧力が第1値よりも低い第2値となる駆動であり、スライド18に大きな荷重が加わらないときにスライド18を加速することができる。
ソフトブレーキの駆動は、クラッチブレーキ13の作動油の圧力がバネ力よりも小さい第3値となる駆動であり、スライド18を少ない衝撃で減速することができる。
フルブレーキの駆動は、クラッチブレーキ13の作動油の圧力を開放した駆動であり、スライド18に最大の制動力を作用できる。
このとき、制御部53は、各駆動状態に対応した4段階の圧力指令値を油圧装置45の駆動回路へ出力することにより、駆動回路が作動油の実測値に基づくフィードバック制御又はフィードフォワード制御を行ってサーボバルブ452を駆動する。これにより、クラッチブレーキ13の4段階の駆動が実現される。ただし、圧力指令値の変化と作動油の圧力(実測値)変化とは完全には一致せず、所定のタイムラグ又は所定の圧力変化を伴って作動油の圧力が圧力指令値に追従する。
次に、図4に示すように、制御部53は、運転開始に伴って、油圧装置45からクラッチブレーキ13に供給される作動油の圧力を計測(検出)する(ステップS2)。
具体的に、制御部53は、油圧装置45の圧力計453から出力される実測値を取得し、記憶部52に記憶させる。この実測値は、上述のとおり、サーボバルブ452の駆動(開度制御)にも用いられる。
なお、以下の説明において、作動油の圧力の「実測値」とは、特に断りのない限り、当該ステップS2で計測された圧力値をいい、正常圧力データの作成時に用いられる実測データ又は正常圧力データ自体である実測データを含まない。
次に、制御部53は、ステップS2で検出した圧力の実測値と、記憶部52に記憶された異常判定用データ522とに基づいて、クラッチブレーキ13(実測値)の異常判定を行う(ステップS3)。
本実施形態では、例えば、異常判定用データ522として正常圧力データを用い、k近傍法による異常判定を行う。具体的に、k近傍法では、まず以下の式(1)により距離dを算出する。
Figure 2024077893000002
ただし、ti、tjは時間、(X1, X2, …Xn)はn回計測した正常圧力データ、(x1, x2, …xn)はこれに対応する実測値である。
本実施形態のk近傍法では、正常圧力データと1サイクル毎のクラッチブレーキ13の圧力波形の実測値との最短距離を算出することにより、実測値が正常圧力データに対してどの程度異なっているかを数値化している。ここでは、k近傍法のk値を1としている。
そして、制御部53は、算出した距離dと、予め設定された閾値とを対比することにより、実測値の異常判定を行う(図7、図8参照)。距離dが閾値よりも小さい場合には実測値が正常と判定され、距離dが閾値以上の場合には実測値が異常と判定される。
また、圧力指令値に応じた複数の領域(時間区間)の各々において、当該領域に対応する実測値と正常圧力データとを対比して、クラッチブレーキ13の異常判定を行ってもよい。この場合、正常圧力データは複数の領域に対応付けて設定されている。具体的には、例えば図6(a)、(b)に示すように、クラッチブレーキ13の駆動開始からフルクラッチの開始までの第1領域R1と、フルクラッチの開始からソフトブレーキの開始までの第2領域R2と、ソフトブレーキの開始からフルブレーキの開始後の所定時間経過までの第3領域R3との3つの領域を設定してもよい。そして、図7~図9に示すように、第1領域R1、第2領域R2及び第3領域R3の各々において、式(1)により距離dを算出し、当該距離dを閾値と対比して実測値の異常判定を行ってもよい。各領域R1~R3の時間幅が変動した場合(圧力指令値の変化タイミングが変わった場合)、例えば正常圧力データを当該時間幅の変動に合わせて延長又は短縮すればよい。
このように、圧力指令値に対応した領域において実測値の異常判定を行うことにより、装置本体100の動作状態に依らず、好適にクラッチブレーキ13の異常判定を行うことができる。すなわち、各領域R1~R3の時間幅は、例えばスライド18の回転状態に影響する各部の温度といった装置本体100の動作状態に応じて変動し得る。そのため、実測値と正常圧力データを単純に同じ時間位置で対比し続けた場合には、装置本体100の動作状態の変化に応じて実測値と正常圧力データとで乖離(対比する動作状態の違い)が生じ、対比が困難になる。この点、実測値と正常圧力データとの対比に基づく異常判定を圧力指令値に応じた各領域R1~R3に対応付けて行うことで、このような実測値と正常圧力データとの乖離の発生を抑制し、好適にクラッチブレーキ13の異常判定を行うことができる。
なお、上記演算を行う区間は、任意の数量及び時間範囲を設定してもよい。
また、装置本体100の動作状態(例えば作動油の油温等)に応じて、閾値を変化させてもよい。また、実測値が正常圧力データとズレやすいポイント(圧力指令値の変化直後など)では閾値を比較的に大きく設定し、実測値が正常圧力データと一致しやすいポイントでは閾値を比較的に小さく設定するなどしてもよい。
あるいは、異常判定に用いる機械学習アルゴリズムとして、式(1)によるk近傍法に代えて、二乗和誤差法を用いてもよい。
二乗和誤差法では、以下の式(2)により、二乗和誤差φを算出する。
Figure 2024077893000003
ただし、(X1, X2, …Xn)はn回計測した正常圧力データ、(x1, x2, …xn)はこれに対応する実測値である。
そして、制御部53は、算出した二乗和誤差φと、予め設定された閾値とを対比することにより、実測値の異常判定を行う。二乗和誤差φが閾値よりも小さい場合には実測値が正常と判定され、二乗和誤差φが閾値以上の場合には実測値が異常と判定される。
上述したk近傍法を用いた場合、実測値と正常圧力データとは点データでの比較となるため、瞬時的な比較となる。これに対し、二乗和誤差法を用いた場合には、例えば図10(a)、(b)に示すように、面積での比較が可能となる。したがって、任意の区間に分けて二乗和誤差φを算出することにより、正常圧力データとの圧力総和の差異を比較することができる。
なお、本手法においても、k近傍法と同様に、複数の領域に対応付けて実測値と正常圧力データとを対比してもよいし、演算を行う区間を任意の数量及び時間範囲に設定してもよい。また、装置本体100の動作状態(例えば作動油の油温等)などに応じて、閾値を変化させてもよい。
あるいは、異常判定用データ522として、例えばガウス過程回帰によって設定された正常範囲を用いてもよい。
具体的には、例えば図11に示すように、正常圧力データに基づいて回帰式を求め、それに対して正常範囲となるガウス分布を設定すればよい。図11の例では正常範囲として±1.96σの95%信頼区間を示しているが、この範囲は任意に設定できる。そして、実測値が正常範囲内に含まれるか否かにより、クラッチブレーキ13の異常判定を行えばよい。
また、本手法においても、k近傍法と同様に、複数の領域に対応付けて実測値と正常範囲とを対比してもよいし、演算を行う区間を任意の数量及び時間範囲に設定してもよい。
なお、上述した各種の異常判定手法は、PC(パソコン)のように高速演算可能な機器での実行が望ましい。しかし、実際の制御装置50では、PLC(Programmable Logic Controller)のようにPCよりも処理能力の劣る機器での実行となる場合がある。PLCでは、複雑な演算が難しく、機械制御も同時に行うために記憶領域の確保も難しいこと等から、全計測点数での対比(異常判定)は困難である。
そこで、PLCへの適用を実現するために、一般的に検索窓と呼ばれる計算時間を細かく分割する手法が考えられる。また、クラッチブレーキ13の場合、検索窓は区間によって意味合いが異なり、ソフトクラッチ圧までの圧力の立ち上がり区間はクラッチブレーキ13のシリンダのストローク速度の検知に有効となる。ソフトクラッチ圧・フルクラッチ圧に到達後は、クラッチ131の滑り検知に有効である。検索窓の箇所により、どのような異常であるかの検出も可能となる。
また、機械学習アルゴリズムによる演算(ステップS3の処理)だけ、制御装置50から独立したPC等の高速演算可能な機器に行わせてもよい。
次に、図4に示すように、制御部53は、ステップS3の結果に基づいて、圧力の実測値が正常であるか否かを判定し(ステップS4)、正常であると判定した場合(ステップS4;Yes)、制御部53は、上述のステップS2へ処理を移行する。
一方、ステップS4において、圧力の実測値は正常でないと判定した場合(ステップS4;No)、制御部53は、クラッチブレーキ13に異常が発生したと判断し、警報部51を動作させて異常の発生を報知する(ステップS5)。
このときの報知態様は特に限定されず、例えば、実測値と正常値との乖離の程度に応じて警報の強度を変えるなど、ステップS3の演算結果に応じて報知態様を変えてもよい。また、異常発生の報知と併せて、装置本体100を停止させてもよい。
次に、制御部53は、異常検知処理を終了させるか否かを判定し(ステップS6)、終了させないと判定した場合には(ステップS6;No)、上述のステップS2へ処理を移行し、異常の検知を続行する。
そして、例えば装置本体100の運転終了等により、異常検知処理を終了させると判定した場合には(ステップS6;Yes)、制御部53は、異常検知処理を終了させる。
[本実施形態の技術的効果]
以上のように、本実施形態によれば、クラッチブレーキ13の作動油の圧力に関し、圧力計453が検出した実測値と、記憶部52に記憶された異常判定用データ522(正常圧力データ)とに基づいて、クラッチブレーキ13の異常判定が行われる。
このように、実測値を正常値と対比することで異常判定を行うため、圧力指令値に対する応答の遅れ時間によって異常を検知していた従来と比べ、圧力指令値からの応答遅れを抑制することができる。したがって、異常を速やかに検知することができ、ひいては、油圧装置45を含むクラッチブレーキ13の異常を好適に検知することができる。
また、本実施形態によれば、k近傍法、二乗和誤差法又はガウス過程回帰等の機械学習アルゴリズムを用いてクラッチブレーキ13の異常判定が行われる。
したがって、過去の正常実績である正常圧力データを利用した機械学習アルゴリズムにより、クラッチブレーキ13の異常を好適に検知することができる。
また、本実施形態によれば、正常圧力データ(異常判定用データ522)は、圧力指令値が異なる複数の領域R1~R3に対応付けて設定されており、複数の領域R1~R3の各々において、当該領域に対応する実測値と正常圧力データとを対比して、クラッチブレーキ13の異常判定が行われる。
これにより、装置本体100の動作状態に依らず、好適にクラッチブレーキ13の異常判定を行うことができる。すなわち、各領域R1~R3の時間幅は、装置本体100の動作状態に応じて変動し得るところ、各領域R1~R3に対応付けられた実測値と正常圧力データとを対比することにより、各領域R1~R3の時間幅の変動の影響を抑制できる。
[その他]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限られない。
例えば、上記実施形態では、クラッチブレーキ13の作動油の圧力を検出し、その値に基づいてクラッチブレーキ13の異常判定を行うこととした。しかし、この異常判定に用いるパラメータは、クラッチブレーキ13の作動油の圧力に関するパラメータであればよく、例えば図12(a)、(b)に示すように、サーボバルブ452の開度(サーボ開度)であってもよい。また、作動油の圧力とサーボ開度の双方をパラメータとして利用してもよい。この場合には、例えば、作動油の圧力は正常だがサード開度が異常の場合にはサーボバルブ452の不具合が疑われる等、2つのパラメータの判定結果の違いに応じた判断を行ってもよい。
また、上記実施形態では、実測値と正常値との対比による異常判定手法を用いることとしたが、これに加え、圧力指令値に対する応答の遅れ時間に基づく従来の異常判定手法を併用してもよい。この場合、いずれかの異常判定手法で異常が検知された場合、同様に警報(又はさらに装置停止)を行うこととしてもよいし、上記実施形態の異常判定手法で異常が検知された場合には警報のみとし、従来の異常判定手法で異常が検知された場合にはさらに装置停止を行うこととしてもよい。これは、従来の異常判定手法では、本実施形態の異常判定手法に比べ、指令値に対する応答遅れがあるために、より重度の異常が懸念されるためである。
また、異常検知処理のステップS2で検出された圧力の実測値は、それが正常な値と判定できれば、正常圧力データとして異常判定用データ522に蓄積(追加)してもよい。
また、上記実施形態では、クラッチブレーキ13が、個別に動作するクラッチ131及びブレーキ132を備えるセパレートタイプのものであることとしたが、クラッチとブレーキが互いに連動するコンビネーションタイプのものであってもよい。
また、上記実施形態では、クラッチブレーキ13の異常判定を行うこととしたが、クラッチ及びブレーキのいずれかの異常判定を行うこととしてもよい。さらに言えば、本発明に係るプレス装置は、少なくともクラッチ及びブレーキのいずれか一方を備えていればよい。
その他、上記実施形態で示した細部は、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
1 プレス装置
13 クラッチブレーキ
14 伝動軸(回転軸)
16 エキセン軸(回転軸)
18 スライド
45 油圧装置
50 制御装置
52 記憶部
53 制御部(判定部)
100 装置本体
131 クラッチ
132 ブレーキ
451 油圧ポンプ
452 サーボバルブ(制御弁)
453 圧力計(検出部)
521 異常検知プログラム
522 異常判定用データ
d 距離
R1 第1領域
R2 第2領域
R3 第3領域
φ 二乗和誤差

Claims (10)

  1. 回転に伴ってスライドをプレス方向に進退させる回転軸と、
    前記回転軸を回転駆動又は制動するクラッチ又はブレーキと、
    前記クラッチ又はブレーキの作動液の圧力に関するパラメータを検出する検出部と、
    前記スライドが進退するときの前記パラメータの正常データを予め記憶する記憶部と、
    前記検出部が検出した前記パラメータの実測値と、前記記憶部に記憶された前記正常データとに基づいて、前記クラッチ又はブレーキの異常判定を行う判定部と、
    を備える、
    プレス装置。
  2. 前記判定部は、前記実測値と前記正常データとに基づいて、k近傍法、二乗和誤差法又はガウス過程回帰を用いて、前記クラッチ又はブレーキの異常判定を行う、
    請求項1に記載のプレス装置。
  3. 前記判定部は、k近傍法又は二乗和誤差法を用いる場合、k近傍法による距離又は二乗和誤差を算出し、前記距離又は二乗和誤差を予め設定された閾値と対比して前記クラッチ又はブレーキの異常判定を行う、
    請求項2に記載のプレス装置。
  4. ガウス過程回帰を用いる場合、
    前記記憶部は、前記正常データとして、前記パラメータの回帰式と、前記回帰式に対して正常範囲として設定されたガウス分布とを有し、
    前記判定部は、前記実測値が前記正常範囲に含まれるか否かにより、前記クラッチ又はブレーキの異常判定を行う、
    請求項2に記載のプレス装置。
  5. 前記クラッチ又はブレーキの動作を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、前記スライドが進退するときに、互いの値が異なる複数の領域に区間分割された前記パラメータの指令値を出力し、
    前記記憶部は、前記複数の領域に対応付けて設定された前記正常データを有し、
    前記判定部は、前記複数の領域の各々において、当該領域に対応する前記実測値と前記正常データとを対比して、前記クラッチ又はブレーキの異常判定を行う、
    請求項1に記載のプレス装置。
  6. 前記クラッチ又はブレーキは、クラッチ及びブレーキの双方を備えるクラッチブレーキであり、
    前記複数の領域は、前記クラッチブレーキの駆動開始からフルクラッチの開始までの第1領域と、フルクラッチの開始からソフトブレーキの開始までの第2領域と、ソフトブレーキの開始からフルブレーキの開始後の所定時間経過までの第3領域と、の3つの領域を含む、
    請求項5に記載のプレス装置。
  7. 前記パラメータは、前記クラッチ又はブレーキに供給される作動液の圧力と、前記クラッチ又はブレーキへの作動液の供給を制御する制御弁の開度との、少なくとも1つを含む、
    請求項1に記載のプレス装置。
  8. 前記クラッチ又はブレーキは湿式である、
    請求項1に記載のプレス装置。
  9. 回転に伴ってスライドをプレス方向に進退させる回転軸と、
    前記回転軸を回転駆動又は制動するクラッチ又はブレーキと、
    前記クラッチ又はブレーキの作動液の圧力に関するパラメータを検出する検出部と、
    前記スライドが進退するときの前記パラメータの正常データを予め記憶する記憶部と、
    を備えるプレス装置の異常検知方法であって、
    前記プレス装置の制御部が、前記検出部が検出した前記パラメータの実測値と、前記記憶部に記憶された前記正常データとに基づいて、前記クラッチ又はブレーキの異常判定を行う判定工程を実行する、
    プレス装置の異常検知方法。
  10. 回転に伴ってスライドをプレス方向に進退させる回転軸と、
    前記回転軸を回転駆動又は制動するクラッチ又はブレーキと、
    前記クラッチ又はブレーキの作動液の圧力に関するパラメータを検出する検出部と、
    前記スライドが進退するときの前記パラメータの正常データを予め記憶する記憶部と、
    を備えるプレス装置の異常検知プログラムであって、
    前記プレス装置の制御部を、前記検出部が検出した前記パラメータの実測値と、前記記憶部に記憶された前記正常データとに基づいて、前記クラッチ又はブレーキの異常判定を行う判定部として機能させる、
    プレス装置の異常検知プログラム。
JP2022190109A 2022-11-29 プレス装置、プレス装置の異常検知方法及び異常検知プログラム Pending JP2024077893A (ja)

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