JP2024076922A - 成形型、樹脂成形装置及び樹脂成形品の製造方法 - Google Patents

成形型、樹脂成形装置及び樹脂成形品の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は、枠部材を有しないリードフレームを用いてもリードフレームの変形を抑制できる成形型を提供することを目的とする。【解決手段】 本発明の成形型1000は、リードフレーム300のパッド301の裏面を露出させて樹脂成形するための成形型であって、上型100と下型200とを有し、上型100及び下型200の少なくとも一方が、型締め時におけるリードフレーム300の変形を抑制する変形抑制機構122a、222a又は222axを備え、前記変形抑制機構は、リードフレーム300の端面の少なくとも一部に接触してリードフレーム300の変形を抑制する。【選択図】 図1

Description

本発明は、成形型、樹脂成形装置及び樹脂成形品の製造方法の製造方法に関する。
IC、半導体チップ等の電子素子(以下、単に「チップ」ということがある。)は、樹脂封止(樹脂成形)されて用いられることが多い。より具体的には、例えば、チップを樹脂封止することにより、前記チップが樹脂封止された電子部品(完成品としての電子部品、又はパッケージ等ともいう。以下、単に「電子部品」ということがある。)とすることができる。
電子部品の製造においては、例えば、特許文献1に記載のとおり、チップを搭載したリードフレーム(又は、単にフレームともいう)を樹脂封止(樹脂成形)することが行われている。
特許文献1の図1では、樹脂成形時にリードフレームが熱膨張により歪みが発生し、タイバー(1g)が歪みを吸収するために変形する課題を解決するために、金型においてタイバー外周と隣接する位置に突起部(4b)を設けている。
実開平03-100413号公報
しかしながら、特許文献1のようにタイバー変形抑制のための突起部を金型に設ける方法では、リードフレームのデザインが異なると、突起部の形状、位置、サイズ等の変更、つまり金型の変更が必要となる。具体的には、例えば、リードフレームにおけるリードの本数、リードの間隔(リードピッチ)等が異なると、それに応じて金型の突起部の形状、位置、サイズ等を変更しなければならない。
そこで、本発明は、リードフレームのデザインが異なっても成形型を変更することなくリードフレームの変形を抑制できる成形型、樹脂成形装置及び樹脂成形品の製造方法を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明の成形型は、
リードフレームのパッドの裏面を露出させて樹脂成形するための成形型であって、
上型と下型とを有し、
前記上型及び前記下型の少なくとも一方が、型締め時におけるリードフレームの変形を抑制する変形抑制機構を備え、
前記変形抑制機構は、前記リードフレームの端面の少なくとも一部に接触して前記リードフレームの変形を抑制する。
本発明の樹脂成形装置は、本発明の成形型を含む。
本発明の樹脂成形品の製造方法は、
成形型を用いてリードフレームのパッドの裏面を露出させて樹脂成形する、樹脂成形品の製造方法であって、
前記樹脂成形品の製造方法は、
前記リードフレームを前記下型に載置するリードフレーム載置工程と、
前記変形抑制機構により前記リードフレームの変形を抑制するするリードフレーム変形抑制工程と、を含み、
前記変形抑制機構により前記リードフレームの変形が抑制された状態で、前記上型と前記下型とを型締めし、前記リードフレームを樹脂成形する。
本発明によれば、リードフレームのデザインが異なっても成形型を変更することなくリードフレームの変形を抑制できる成形型、樹脂成形装置及び樹脂成形品の製造方法を提供することができる。
図1(a)~(c)は、本発明の成形型及びそれを用いた本発明の樹脂成形品の製造方法の一例を示す工程断面図である。 図2は、本発明の樹脂成形装置における全体の構成の一例を示す平面図である。 図3(a)~(c)は、本発明の成形型及びそれを用いた本発明の樹脂成形品の製造方法の別の一例を示す工程断面図である。 図4(a)は、本発明の成形型における下型の一例を示す平面図である。図4(b)~(d)は、本発明の成形型における下型の別の一例を示す平面図である。図4(e)は、図4(b)の下型にリードフレームを配置した時の一部拡大図である。 図5(a)は、本発明の成形型における変形抑制機構の一例を示す断面図である。図5(b)は、本発明の成形型における変形抑制機構の別の一例を示す断面図である。図5(c)は、本発明の成形型における変形抑制機構のさらに別の一例を示す断面図である。図5(d)は、本発明の成形型における変形抑制機構のさらに別の一例を示す断面図である。 図6(a)は、本発明の成形型及びそれを用いた本発明の樹脂成形品の製造方法に用いるリードフレームの一例を示す平面図である。図6(b)は、図6(a)のリードフレームの一部の拡大図である。図6(c)は、図6(b)に示す部分の斜視図である。図6(d)は、図6(a)のリードフレームを一般的な成形型の下型に配置したときの断面概略図である。 図7は、図6に示したリードフレームにおけるタイバーの変形の様子を示すイメージ図である。 図8は、本発明の成形型における変形抑制機構が図6に示したリードフレームの端面に接触した状態の一例を示す断面図であり、図3(a)の一部の拡大図である。 図9は、本発明の成形型における変形抑制機構が図6に示したリードフレームの端面に接触した状態の一例を示す断面図である。図9(a)は全体の平面図であり、図9(b)は一部の拡大図であり、図9(c)は一部の拡大斜視図である。 図10は、本発明の成形型における変形抑制機構の一例を示す断面図である。 図11(a)~(c)は、図6に示したリードフレームにおけるタイバーの変形の様子を示す工程断面図である。
本発明において、成形型は、特に限定されないが、例えば、金型であっても良く、又は、セラミック型等であっても良い。
なお、本発明において、リードフレームの変形の「抑制」という場合は、特に断らない限り、リードフレームの変形量を小さく抑える場合に限定されず、リードフレームの変形量をゼロにする場合も含むものとする。本発明において、例えば、リードの変位の「抑制」という場合は、特に断らない限り、リードの変位量を小さく抑える場合に限定されず、リードの変位量をゼロにする場合も含むものとする。
本発明において、「端面の少なくとも一部に接触」は、端面の一部に接触してもよいし全部に接触してもよい。また、端面の一部に接触する場合は、端面と接触する部分は、面であってもよいが、線又は点であってもよい。
本発明において、樹脂成形品は、特に限定されないが、例えば、チップを樹脂封止した電子部品でもよい。なお、一般に、「電子部品」は、樹脂封止する前のチップをいう場合と、チップを樹脂封止した状態をいう場合とがある。ただし、本発明においては、樹脂封止する前のチップを「電子素子」ともいい、樹脂封止されたチップを「電子部品」(完成品としての電子部品)という。つまり、本発明において、「チップ」と「電子素子」とは同義であり、具体的には、例えば、IC、半導体チップ、電力制御用の半導体素子、抵抗素子、キャパシタ素子等のチップが挙げられる。なお、「半導体素子」は、例えば、半導体を素材として作られた回路素子をいう。本発明における「チップ」又は「電子素子」は、樹脂封止する前のチップであれば、特に限定されず、チップ状でなくてもよい。
本発明において、成形前の樹脂材料及び成形後の樹脂としては、特に制限されず、例えば、エポキシ樹脂やシリコーン樹脂などの熱硬化性樹脂であってもよいし、熱可塑性樹脂であってもよい。また、熱硬化性樹脂あるいは熱可塑性樹脂を一部に含んだ複合材料であってもよい。本発明において、成形前の樹脂材料の形態としては、例えば、粉粒体状樹脂(顆粒状樹脂を含む)、液状樹脂、シート状の樹脂、タブレット状の樹脂等が挙げられる。なお、本発明において、液状樹脂とは、常温で液状であってもよいし、加熱により溶融されて液状となる溶融樹脂も含む。前記樹脂の形態は、成形型のキャビティやポット等に供給可能であれば、その他の形態でも構わない。
本発明の樹脂成形品の製造方法において、樹脂成形方法は特に限定されず、例えば、トランスファ成形、射出成型、圧縮成形等であってもよい。
本発明によれば、例えば、前述のとおり、リードフレームにおけるリードの本数、リードの間隔等のデザインが異なっても、リードフレームの変形を抑制できる。また、本発明においては、リードフレームが枠部材を有していてもよいが、後述するようにリードフレームが枠部材を有していなくてもよい。本発明によれば、リードフレームが枠部材を有していなくても、すなわちリードフレームの最外部(最も外側に近い位置)が繋がっていなくても、リードフレームの変形を抑制できるため適切に樹脂成形が可能である。これによれば、リードフレームの最外部の枠部材を切断除去する工程が不要となる。また、枠部材が不要であることにより、リードフレームのコストダウンができる。
以下、本発明の具体的な実施形態を図面に基づいて説明する。各図は、説明の便宜のため、適宜省略、誇張等をして模式的に描いている。
実施形態1
本実施形態では、本発明の成形型の一例、それを用いた本発明の樹脂成形品の製造方法の一例、及び、それらに用いるリードフレームの一例について説明する。
まず、本実施形態に用いるリードフレームの一例について説明する。本実施形態では、リードフレームのパッド(チップ実装板であり、ダイパッドともいう)の裏面(チップが実装されていない側の面)を露出成形する。図6(a)は、後述する本実施形態の成形型及びそれを用いた本発明の樹脂成形品の製造方法に用いるリードフレームの一例を示す平面図である。図6(b)は、図6(a)の左上隅における矩形の枠線で囲った部分の拡大図である。図6(b)では、パッドは一番左側の列のみを示しており、その内側の列のパッドは省略している。図6(c)は、図6(b)に示す部分の斜視図である。図示のとおり、このリードフレーム300は、パッド301とタイバー302と吊りピン303とリード304と、さらに連結部材311とを有する。リードフレーム300全体は矩形であり、長尺の板状の連結部材311が、リードフレーム300の二ヶ所の矩形の長辺部分に配置されている。リード304は、パッド301の両側に、連結部材311と平行に配置されている。タイバー302は棒状であり、複数のタイバー302がリード304と垂直に交差して配置されている。各タイバー302の両端は、それぞれ連結部材311と連結されている。パッド301は矩形であり、複数存在する。複数のパッド301は、隣り合う二本のタイバー302の間に挟まれるように配置されている。また、図6(c)に示すとおり、各パッド301は、吊りピン303によってタイバー302から吊り下げられている。吊りピン303の太さは特に限定されないが、例えば、リード304よりも細い。図示のとおり、このリードフレーム300は、パッド301、タイバー302、リード304及び吊りピン303を含む全体を囲む枠部材を有していない。すなわち、図6(b)の枠線Aで囲んだ部分に示すとおり、リードフレーム300の最も外側に枠部材が存在しない。枠線Aで囲まれた部分には、枠部材でなくリード304が存在する。連結部材311は、パッド301、タイバー302、リード304及び吊りピン303を両側から挟んでいるだけで、リードレーム300の全体を囲っていない。このようなリードフレーム300は、枠部材が存在せず、最も外側のリード304が連結されていないため、枠部材が存在するリードフレームと比較して、軽量化、省資源化、低コスト化等が達成できる。一方、このリードフレーム300は、枠部材が存在するリードフレームと比較して強度が低いために、特にタイバー302等が変形しやすい。また、図6(b)の枠線Bで囲んだ部分に示すとおり、1本のタイバー302は長い棒状であり、複数のパッド301が連結されている。具体的には、図6(a)に示すとおり、各タイバー302は、一方の連結部材311との連結部分から他方の連結部材311との連結部分まで伸びている。このようにタイバー302が長いことも、タイバー302が変形しやすい原因となる。なお、図6のリードフレーム300において、タイバー302は、二つの連結部材311を連結してリードフレーム300の骨格を保持するとともに、吊りピン303を介してパッド301を固定する役割を果たす。さらにタイバー302は、型キャビティからの樹脂漏れ防止の役割も果たす。
図6(d)は、図6(a)のリードフレーム300を、一般的な成形型の下型に載置した状態を示す。図示のとおり、リードフレーム300は、パッド301が下型キャビティ201の底面に接触するように配置され、パッド301から吊りピン303が斜め上方に延び、吊りピン303が接続されたタイバー302と、タイバーに交差して接続されたリード304は、下型200の型面から若干浮いた状態となって配置される。
一般的な成形型を用いて樹脂成形した場合、図7のイメージ図に示すとおり、型締め時の圧力でタイバー302が外側にたわんでしまうおそれがある。図11(a)~(c)の工程断面図を用いて、この現象について、さらに具体的に説明する。同図に示すとおり、成形型1000は、上型100と下型200とを有する。上型100は上型キャビティ101を有する。下型200は下型キャビティ201を有する。上型キャビティ101及び下型キャビティ201は、互いに対向する位置に設けられている。上型100及び下型200を型締めした際に、上型キャビティ101及び下型キャビティ201が合わさって型キャビティが形成され、その型キャビティ内で樹脂成形を行うことができる。
図11の成形型1000及び図6のリードフレーム300を用いて樹脂成形を行おうとすると、例えば、図11(a)~(c)の工程断面図に示すようなことが起こる。なお、図11(a)~(c)において、図の左端がリードフレーム300の最も外側であり、図の右側方向がリードフレーム300の内側方向である。
まず、図11(a)に示すとおり、下型200の上にリードフレーム300を載置する。図示のとおり、リードフレーム300は、パッド301が下型キャビティ201の底面に接するように載置されている。前述のとおり、パッド301は、吊りピン303によってタイバー302から吊り下げられている。パッド301の裏面を露出成形するために、パッド301が確実に下型キャビティ201の底面に接するように、又はパッド301をキャビティ底面に押さえつけることができるように、吊りピン303の高さは下型キャビティ201の深さよりも若干高く設計されている。したがって、リード304は、図示のとおり、下型200から若干浮いた状態になる。なお、タイバー302は、図11(a)~(c)では図示していないが、図6に示したとおりリード304と垂直に交差して配置されている。したがって、図11(a)では、タイバー302も、リード304と同様に下型200から若干浮いた状態になる。
つぎに、図11(b)の矢印X31に示すとおり、下型200を上昇させる。これにより、図示のとおりリード304が上型100に接触し、このときタイバー302も上型に接触する。
さらに下型200をさらに上昇させ、図11(c)の矢印X32に示すとおり、上型100と下型200とを型締めする。これにより、上型キャビティ101及び下型キャビティ201が合わさって型キャビティが形成され、その型キャビティ内で樹脂成形を行うことができるようになる。このとき、吊りピン303が型締めの圧力により押され横方向に広がろうとするが、上型100と下型200がリードフレーム300と隙間なく接触し、型締めが行われる。枠部材を有するリードフレームであれば、タイバー302と枠部材が吊りピン303の横に広がろうとする変位によるリードフレームの変形を抑制しようとする。しかし、枠部材を有さない本実施形態のリードフレーム300の場合、タイバー302が吊りピン303の横に広がろうとする変位を抑制しようとするが大きく変形する(たわむ)。このタイバー302の変形は、リードフレーム300の外側に近い位置にあるものほど大きくなり、最外部(最も外側に近い位置)のタイバー302の変形量が最も大きくなる(図7参照)。
本発明者らは、このリードフレームの変形を抑制するために検討を重ね、本発明に到達した。
図1(a)~(c)の工程断面図に、本実施形態の成形型及びそれを用いた本実施形態の樹脂成形品の製造方法の工程の一部を示す。図示のとおり、本実施形態の成形型1000は、上型100がリードフレーム押さえ機構120を有することと、リードフレーム押さえ機構120が後述する変形抑制部122aを有すること以外は、図11の成形型1000と同じである。変形抑制部122aは、本発明の成形型における「変形抑制機構」に該当する。
リードフレーム押さえ機構120は、弾性部材121と押さえ部材122とを含む。本実施形態の押さえ部材122は、リードフレーム300の最外部(最も外側に近い位置)のリード304全体を押えることができる大きさの平面視矩形形状であり(後述する図4(b)の押さえ部材222と同じ形状で、図4(b)とは異なり上型100に設けられている)、リードフレーム300の両端にある最外部のリード304を押さえることができる位置に設けられている。押さえ部材122は、弾性部材121を介して上型100の本体に取り付けられており、上型100の型面より突出して設けられている(図1(a)参照)。押さえ部材122は、弾性部材121の伸縮によって上下動可能である。押さえ部材122の下端において、変形抑制部122aが設けられていない部分は、型締めにより上型100の型面と面一となる。
押さえ部材122の下端の一部には、変形抑制部122aが設けられている。変形抑制部122aは、押さえ部材122の下端の、リード304から見て外側の部分に設けられている。押さえ部材122の下端において、変形抑制部122aが設けられている部分は、変形抑制部122aが設けられていない部分よりも下方に突出している。押さえ部材122は、変形抑制部122aが設けられていない部分でリード304を押さえることができる。また、変形抑制部122aは、後述するように、リード304の端面(すなわちリードフレーム300の端面)の少なくとも一部に接触してリード304の変位を抑制することにより、リードフレーム300の変形を抑制することができる。なお、図1では、図示の明瞭のために、押さえ部材122は、変形抑制部122aとそれ以外の部分とを分けて図示している。しかし、これに限定されず、押さえ部材122は、変形抑制部122aとそれ以外の部分とが一体に形成されていてもよい。
図1の成形型1000を用いた樹脂成形品の製造方法は、例えば、以下のようにして行うことができる。なお、図1(a)~(c)に示すリードフレーム300は、図6に示したリードフレーム300と同一である。
まず、図1(a)に示すとおり、下型200の上にリードフレーム300を載置する(リードフレーム載置工程)。このとき、図示のとおり、リードフレーム300は、パッド301が下型キャビティ201の底面に接するように載置される。前述のとおり、パッド301は、吊りピン303によってタイバー302から吊り下げられている。図11と同様に、吊りピン303の高さは下型キャビティ201の深さよりも若干高く設計されている。したがって、タイバー302及びリード304は、図示のとおり、下型200の型面から若干浮いた状態になる。
つぎに、図1(b)の矢印X11に示すとおり、下型200を上昇させる。これにより、図示のとおり、最外部のリード304が、押さえ部材122の変形抑制部122aが設けられていない部分により下方に押される。このとき、押さえ部材122に設けられた変形抑制部122aが、リード304の端面(側面)の少なくとも一部に接触する。(図4(e)参照)。これにより、リード304の変位が抑制される。さらに、リード304の変位が抑制されることで、リードフレーム300全体の変形が抑制される。ただし、この状態では、変形抑制部122aとリード304の端面とが接触せずに若干の隙間があってもよい。その場合は、後述する図1(c)の工程でリード304が変位して変形抑制部122aとリード304の端面とが接触し、リード304の変位が抑制され、リードフレーム300全体の変形が抑制されることになる。具体的には、例えば、後述する実施形態2及び図10での説明と同様である。
つぎに、図1(c)の矢印X12に示すとおり、下型200をさらに上昇させ、上型100と下型200とを型締めする。このとき、弾性部材121が縮んで押さえ部材122が上昇する。この型締めにより、上型キャビティ101及び下型キャビティ201が合わさって型キャビティが形成され、その型キャビティ内で樹脂成形を行うことができるようになる。このとき、図11(c)と同様に、タイバー302が型締めの圧力により押され、主に吊りピン303が変形して、上型100とリードフレーム300(リードフレーム300のリード304)と下型200とが隙間なく接触し、型締めが行われる。本実施形態では、このとき、前述のとおり、変形抑制部122aによりリード304の変形が抑制されることで、タイバー302を含むリードフレーム300全体の変形が抑制される。
なお、図1(b)及び(c)において、押さえ部材122によりリード304を押さえてタイバー302の変形を抑制する工程、及び、変形抑制部122aをリード304の端面の少なくとも一部に接触させてリード304の変位を抑制する工程は、それぞれ、本発明の樹脂成形品の製造方法における「リードフレーム変形抑制工程」の一部であるということができる。ただし、本発明の「リードフレーム変形抑制工程」は、後述するとおり、これに限定されない。例えば、図1(b)及び(c)において、変形抑制部122aをリード304の端面の少なくとも一部に接触させてリード304の変位を抑制する工程のみを、本発明の樹脂成形品の製造方法における「リードフレーム変形抑制工程」としてもよい。
本実施形態において、樹脂成形方法は特に限定されず、例えば、一般的な樹脂成形方法と同様又はそれに準じてもよい。本実施形態における樹脂成形方法は、例えば、前述のとおり、トランスファ成形、射出成型、圧縮成形等であってもよい。より具体的には、例えば、図1(a)の工程後、図1(b)の工程に先立ち、固体状の樹脂材料(図示せず)を下型キャビティ201内に供給し、それを成形型1000の熱により溶融させて樹脂成形してもよい。この樹脂材料の形態も、前述のとおり特に限定されず、粉粒体状樹脂(顆粒状樹脂を含む)、シート状の樹脂、タブレット状の樹脂等であってもよい。また、例えば、図1(c)のとおり型締めした後に、液状樹脂(図示せず)を、上型キャビティ101及び下型キャビティ201が合わさった型キャビティ内に注入し、それを固化(硬化)させて樹脂成形してもよい。この液状樹脂も特に限定されず、例えば、前述のとおり、常温で液状の樹脂であってもよいし、加熱により溶融されて液状となった溶融樹脂であってもよい。
また、本発明において用いることができるリードフレームは、図6及び7の形態に限定されず任意であり、どのようなリードフレームでもよい。本発明によれば、前述のとおり、枠部材を有しないリードフレームを用いてもリードフレームの変形を抑制できる。このため、本発明においては、枠部材を有しないリードフレームを用いることが好ましい。枠部材を有しないリードフレームを用いれば、例えば、前述のとおり、リードフレームの軽量化、省資源化、低コスト化等が可能である。例えば、リードフレームが枠部材を有しないことで、樹脂成形後にリードフレームの枠部材を切断除去する工程が不要となり、その分低コスト化も可能となる。なお、本発明において、リードフレームが「枠部材を有しない(有していない)」とは、リードフレーム全体(例えば、パッド、リード、タイバー及び吊りピンを含む全体)を囲む枠部材を有しないことをいう。例えば、図6のリードフレーム300において、二つの連結部材311は、リードフレーム300の矩形の長辺部分に配置されているが、リードフレーム300の矩形の短片部分には存在しない。すなわち、前述のとおり、連結部材311は、パッド301、リード304、タイバー302及び吊りピン303を両側から挟んでいるだけで、全体を囲っていない。したがって、連結部材311は「枠部材」ではない。本発明において、枠部材を有しないリードフレームは、例えば、リードフレームの周縁部の少なくとも一部が連結部材を有しないリードフレームであってもよい。図6のリードフレーム300は、周縁部の二辺が連結部材を有し、他の二辺が連結部材を有していない。しかし、本発明において、枠部材を有しないリードフレームは、これに限定されない。例えば、枠部材を有しないリードフレームは、周縁部の三辺が連結部材を有し他の一辺が連結部材を有しないリードフレームでもよいし、周縁部の一辺が連結部材を有し他の三辺が連結部材を有しないリードフレームでもよい。また、枠部材を有しないリードフレームは、例えば、周縁部の長さの10%以上、20%以上、30%以上、40%以上又は50%以上が連結部材を有しないリードフレームであってもよい。また、本発明において、枠部材を有しないリードフレームは、例えば、リードフレームの周縁部の少なくとも一部にリード、タイバー、吊りピン又はパッドが配置されているリードフレームであってもよい。枠部材を有するリードフレームは、リードフレームの周縁部の全体に枠部材が配置されているが、枠部材を有しないリードフレームは、周縁部の少なくとも一部に、枠部材ではない部材が配置されている。この枠部材ではない部材は、例えば、前述のとおり、リード、タイバー、吊りピン又はパッドであってもよい。例えば、図6のリードフレーム300は、前述のとおり、周縁部の二辺にリード304が配置されている。本発明において、枠部材を有しないリードフレームは、例えば、周縁部の四辺のうち一辺、二辺、三辺又は四辺にリード、タイバー、吊りピン又はパッドが配置されているリードフレームであってもよい。また、本発明において、枠部材を有しないリードフレームは、例えば、周縁部の長さの10%以上、20%以上、30%以上、40%以上又は50%以上にリード、タイバー、吊りピン又はパッドが配置されているリードフレームであってもよい。ただし、本発明において用いることができるリードフレームは、前述のとおり特に限定されず任意である。
なお、本発明の樹脂成形装置は、前述のとおり、本発明の成形型を含む樹脂成形装置である。本発明の樹脂成形装置の構成は特に限定されず、例えば、本発明の成形型を含むこと以外は、一般的な樹脂成形装置と同様又はそれに準じてもよい。本実施形態における樹脂成形装置の全体の構成も特に限定されないが、例えば、図2に示すとおりであってもよい。以下、図2について説明する。
図2の平面図に、本発明の樹脂成形装置における全体の構成の一例を示す。図示のとおり、この樹脂成形装置1は、樹脂封止(樹脂成形)前のリードフレーム300及び樹脂タブレットTを供給する供給モジュール2と、樹脂成形する例えば2つの樹脂成形モジュール1000A、1000Bと、樹脂成形品を搬出するための搬出モジュール4とを、それぞれ構成要素として備えている。なお、構成要素である供給モジュール2と、樹脂成形モジュール1000A、1000Bと、搬出モジュール4とは、それぞれ他の構成要素に対して互いに着脱されることができ、かつ、交換されることができる。
また、樹脂成形装置1は、供給モジュール2により供給されるリードフレーム300及び樹脂タブレットTを樹脂成形モジュール1000A、1000Bに搬送する搬送機構5(以下、「ローダ5」という。)と、樹脂成形モジュール1000A、1000Bにより樹脂成形された樹脂成形品を搬出モジュール4に搬送する搬送機構6(以下、「アンローダ6」という。)とを備えている。なお、樹脂タブレットTは、溶融することにより、溶融樹脂となることができる。また、その溶融樹脂は、固化(硬化)することにより、リードフレーム300を樹脂封止する封止樹脂となることができる。
本実施形態の供給モジュール2は、基板供給モジュール7及び樹脂供給モジュール8を一体化したものである。
基板供給モジュール7は、基板送出部71と、基板供給部72を有している。基板送出部71は、マガジン内のリードフレーム300を基板整列部に送り出すものである。基板供給部72は、基板送出部71からリードフレーム300を受け取り、受け取ったリードフレーム300を所定方向に整列させて、ローダ5に受け渡すものである。
樹脂供給モジュール8は、樹脂送出部81と、樹脂供給部82とを有している。樹脂送出部81は、ストッカ(図示せず)から樹脂タブレットTを受け取り、樹脂供給部82に樹脂タブレットTを送り出すものである。樹脂供給部82は、樹脂送出部81から樹脂タブレットTを受け取り、受け取った樹脂タブレットTを所定方向に整列させて、ローダ5に受け渡すものである。
樹脂成形モジュール1000A、1000Bは、それぞれ成形型1000を有している。各成形型1000は、図1に示したように、下型200と、上型100とを有している。
その他、上型100と下型200とには、それぞれヒータ等の加熱部(図示せず)が埋め込まれていてもよい。この加熱部により、上型100と下型200とを加熱できる。
図2の樹脂成形装置1の動作は、例えば、以下のとおりである。まず、基板送出部71は、マガジン内のリードフレーム300を基板供給部72に送り出す。基板供給部72は、受け取ったリードフレーム300を所定の方向へ整列させて、ローダ5に引き渡す。これと並行して、樹脂送出部81は、ストッカ(図示せず)から受け取った樹脂タブレットTを樹脂供給部82に送り出す。樹脂供給部82は、受け取った樹脂タブレットTのうち必要な個数(図2では4個)をローダ5に引き渡す。
次に、ローダ5が、受け取った2枚のリードフレーム300と4個の樹脂タブレットTとを、成形型1000へ同時に搬送する。ローダ5は、リードフレーム300を下型200の装着部に、樹脂タブレットTを下型200に形成されたポットの内部に、それぞれ供給する。
その後、上型100と下型200とを型締めする。そして、ポットブロック(図示せず)内の樹脂タブレットTを加熱して溶融させた溶融樹脂をプランジャ(図示せず)によって押圧する。これにより、溶融樹脂は、ランナ(樹脂通路)及びゲートを通して上型100及び下型200に形成された型キャビティ(図1(a)~(c)参照)の内部に注入される。引き続き、硬化に必要な所要時間だけ溶融樹脂を加熱することによって、溶融樹脂を硬化させて硬化樹脂を形成する。これにより、型キャビティ内のパッド301は、型キャビティの形状に対応して成形された硬化樹脂(封止樹脂)内に封止される。
次に、硬化に必要な所要時間の経過後において、上型100と下型200とを型開きして、樹脂成形品(図示なし)を離型する。その後、アンローダ6を使用して、成形型1000により樹脂封止された樹脂成形品を、搬出モジュール4の基板収容部401に収容する。
上記の一連の動作を含む樹脂成形装置1全体の動作は、制御部9により制御される。この制御部9は、図1においては、供給モジュール2に設けているが他のモジュールに設けてもよい。なお、制御部9は、例えば、CPU、内部メモリ、AD変換器、入出力インバータ等を有する専用又は汎用のコンピュータから構成される。
実施形態2
つぎに、本発明の別の実施形態について説明する。
本実施形態では、本発明の成形型の別の一例、及び、それを用いた本発明の樹脂成形品の製造方法の一例について説明する。なお、本実施形態において用いるリードフレームは、実施形態1で用いたリードフレームと同じである。
図3(a)~(c)の工程断面図に、本実施形態の成形型及びそれを用いた本実施形態の樹脂成形品の製造方法の工程の一部を示す。図示のとおり、本実施形態の成形型1000は、下型200がリードフレーム押さえ機構220を有することと、リードフレーム押さえ機構220が後述する変形抑制部222aを有すること以外は、図11の成形型1000と同じである。変形抑制部222aは、本発明の成形型における「変形抑制機構」に該当する。
本実施形態の成形型1000は、上型100がリードフレーム押さえ機構120を有さず、これに代えて下型200がリードフレーム押さえ機構220を有する。リードフレーム押さえ機構220は、弾性部材221と押さえ部材222とを含む。本実施形態の押さえ部材222は、リードフレーム300の最外部(最も外側に近い位置)のリード304全体を押えることができる大きさの平面視矩形形状(後述する図4(b)の押さえ部材222と同じ形状)であり、リードフレーム300の両端にある最外部のリード304を押さえることができる位置に設けられている。押さえ部材222は、弾性部材221を介して下型200の本体に取り付けられており、下型200の型面より突出して設けられている(図3(a)参照)。本実施形態では、この押さえ部材222の突出は、下型200に載置されるリードフレーム300の下型の型面から浮いたリード304及びタイバー302の部分を支えることができる距離であることが好ましい。押さえ部材222は、弾性部材221の伸縮によって上下動可能である。押さえ部材222の上端において、変形抑制部222aが設けられていない部分は、型締めにより下型200の型面と面一となる。
押さえ部材222の上端の一部には、変形抑制部222aが設けられている。変形抑制部222aは、押さえ部材222の上端の、リード304から見て外側の部分に設けられている。押さえ部材222の上端において、変形抑制部222aが設けられている部分は、変形抑制部222aが設けられていない部分よりも上方に突出している。押さえ部材222は、変形抑制部222aが設けられていない部分でリード304を押さえることができる。また、変形抑制部222aは、後述するように、リード304の端面(すなわちリードフレーム300の端面)の少なくとも一部に接触してリード304の変位を抑制することにより、リードフレーム300の変形を抑制することができる。なお、図3では、図示の明瞭のために、押さえ部材222は、変形抑制部222aとそれ以外の部分とを分けて図示している。しかし、これに限定されず、押さえ部材222は、変形抑制部222aとそれ以外の部分とが一体に形成されていてもよい。
図3の成形型1000を用いた樹脂成形品の製造方法は、例えば、以下のようにして行うことができる。なお、図3(a)~(c)に示すリードフレーム300は、前述のとおり、実施形態1で用いたリードフレームすなわち図6に示したリードフレーム300と同一である。
まず、図3(a)に示すとおり、下型200の上にリードフレーム300を載置する(リードフレーム載置工程)。実施形態1と同様に、リードフレーム300は、パッド301が下型キャビティ201の底面に接するように載置される。また、吊りピン303の高さは下型キャビティ201の深さよりも若干高く設計されているため、タイバー302及びリード304は、下型200の型面から若干浮いた状態になる。本実施形態では、前述のように、リードフレーム押さえ機構220の押さえ部材222が、弾性部材221によって、下型200より、この浮いた距離だけ突出して設けられている。したがって、このとき、押さえ部材122が、リードフレーム300の最外部のリード304及びタイバー302を下から支持する。さらに、このとき、変形抑制部222aがリード304の端面の少なくとも一部に接触してリード304の変位を抑制することにより、リードフレーム300全体の変形を抑制する。そのため、最外部のタイバー302の変形も実施形態1の場合より抑制される。ただし、この状態では、変形抑制部222aとリード304の端面とが接触せずに若干の隙間があってもよい。その場合は、後述する図3(b)又は図3(c)の工程でリード304が変位して変形抑制部222aとリード304の端面とが接触し、リード304の変位を抑制し、タイバー302を含むリードフレーム300全体の変形が抑制されることになる。具体的には、例えば、後述する図10のとおりである。
なお、図8の断面図に、図3(a)の一部の拡大図を示す。図3(a)及び図8に示すとおり、押さえ部材222が、リードフレーム300の最外部のリード304及びタイバー302を下から支持しているとともに、変形抑制部222aがリード304の端面の少なくとも一部に接触している。これにより、前述のとおり、リード304の変位が抑制され、そのことにより、タイバー302を含むリードフレーム300全体の変形が抑制される。
また、図9に、図3(a)の状態の平面図及び斜視図を示す。図9(a)は、リードフレーム300及び変形抑制部222a全体の平面図である。リードフレーム300は、図6のリードフレーム300と同じである。図9(b)及び(c)は、図9(a)において、変形抑制部222aがリード304の端面の少なくとも一部に接触している部分の拡大図である。図9(b)は平面図であり、図9(c)は斜視図である。図9(b)及び(c)に示すとおり、変形抑制部222aがリード304の端面の少なくとも一部に接触している。
さらに、図10の拡大断面図に、図3(a)の状態における変形抑制部222a及びリード304の状態を例示する。図示のとおり、変形抑制部222aとリード304の端面とは接触しておらず、若干の隙間Gが空いている。このように寸法に若干の余裕を持たせることで、下型200の上にリードフレーム300を載置する際に、リード304が変形抑制部222aに引っかかりにくくなる。この場合、後述する後述する図3(b)又は図3(c)の工程でリード304が変位して変形抑制部222aとリード304の端面とが接触する。これにより、リード304は、変形抑制部222aの方向にはそれ以上変位できなくなるので、タイバー302を含むリードフレーム300全体の変形が抑制される。また、図10に示すとおり、変形抑制部222aにおいてリード304の端面と接触する面αは、リード304の端面と完全に平行ではなく、上方に行くほどリード304の端面と離れるように若干傾斜している。これにより、下型200の上にリードフレーム300を載置する際に、リード304が変形抑制部222aに引っかかりにくく、リードフレーム300を載置しやすくなる。また、このように、変形抑制部222aのリード304の端面と接触する面αがリード304の端面と完全に平行ではなく若干傾斜している場合、変形抑制部222aは、例えば、リード304の端面の下端のみでリード304と接触していてもよい。
本発明において、変形抑制機構がリードフレームの端面の少なくとも一部に接触した状態とは、前述のとおり、変形抑制機構がリードフレームの端面に接触する部分が「面」であってもよいが「線」又は「点」であってもよい。例えば、図10の面αは、前述のとおり、リード304の端面の下端のみで(すなわち「線」で)リード304と接触してもよい。
つぎに、図3(b)の矢印X21に示すとおり、下型200を上昇させ、タイバー302及びリード304と上型100とを接触させる。
つぎに、図3(c)の矢印X22に示すとおり、下型200をさらに上昇させ、上型100と下型200とを型締めする。このとき、弾性部材221が縮んで押さえ部材222が下降する。この型締めにより、上型キャビティ101及び下型キャビティ201が合わさって型キャビティが形成され、その型キャビティ内で樹脂成形を行うことができるようになる。このとき、実施形態1の図1(c)と同様に、タイバー302が型締めの圧力により押され、上型100とリードフレーム300(リードフレーム300のリード304)と下型200とが隙間なく接触し、型締めが行われる。このとき、実施形態1の図1(c)と同様に、変形抑制部222aによりリード304の変位が抑制されることで、タイバー302を含むリードフレーム300全体の変形が抑制される。タイバー302の変形が抑制されていることにより、図7のように外側にたわむことがない。
なお、図3(a)~(c)において、押さえ部材222によりリード304を押さえてタイバー302の変形を抑制する工程、及び、変形抑制部222aをリード304の端面に接触させてリード304の変位を抑制する工程は、それぞれ、本発明の樹脂成形品の製造方法における「リードフレーム変形抑制工程」の一部であるということができる。ただし、本発明の「リードフレーム変形抑制工程」は、これに限定されない。例えば、図3(a)~(c)において、変形抑制部122aをリード304の端面に接触させてリード304の変位を抑制する工程のみを、本発明の樹脂成形品の製造方法における「リードフレーム変形抑制工程」としてもよい。
また、本実施形態において、樹脂成形方法は特に限定されず、例えば、一般的な樹脂成形方法と同様又はそれに準じてもよいし、例えば、実施形態1で説明した樹脂成形方法と同様であってもよい。さらに、樹脂成形装置全体の構成及びその動作も特に限定されず、例えば、図2(実施形態1)と同様であってもよい。
実施形態3
さらに、本発明は、実施形態1及び2のみに限定されない。本実施形態では、本発明の成形型の種々の例について説明する。
図4(a)の下型211は、下型押さえ部材222を有しておらず、下型押さえ部材222ではなく下型200の本体に変形抑制部(変形抑制機構)222axが設けられている。変形抑制部222axは、左右の最外部の下型キャビティ201の外側に、それぞれ1個設けられている。下型200の上端において、変形抑制部222axが設けられている部分は、変形抑制部222axが設けられていない部分よりも上方に突出している。変形抑制部222axは、図3及び図8~10で説明した変形抑制部222aと同様に、リード304の端面(すなわちリードフレーム300の端面)の少なくとも一部に接触してリード304の変位を抑制することにより、リードフレーム300の変形を抑制することができる。
図4(b)の下型200は、図3及び図8~10の下型200と同じであり、両端の下型キャビティ201のさらに外側に一つずつ押さえ部材222を有している。押さえ部材222には、前述のとおり変形抑制部222aが設けられている。なお、図4(e)は、図4(b)の下型にリードフレームを配置した時の一部拡大図である。
図4(c)の下型200は、図4(b)の押さえ部材222が複数に分割(ここでは、3つに分割)されて設けられている例である。それぞれの押さえ部材222には、図4(b)と同様に、それぞれ変形抑制部222aが設けられている。この例では、押さえ部材222は、同じ大きさで分割されているが、より大きく変形する中央部分の部材がその他の部材より大きくてもよい。分割の個数や分割された押さえ部材222の大きさは、成形対象のリードフレームの形状に合わせて設計することが望ましい。
図4(d)の下型200は、押さえ部材222が、リードフレーム300の最も外側のリード304の中央部分のみを押さえる長さ及び幅を有しており、最も外側のリード304の中央部分のみ押える位置に設けられている。それ以外は、図4(d)の下型200は、図4(b)の下型200と同じである。部材222には、図4(b)と同様に変形抑制部222aが設けられている。図4(d)の下型200は、例えば、成形対象のリードフレームの形状が、中央部分において大きく変形する場合に適用できる。
なお、本発明の成形型において、押さえ部材の位置は特に限定されないが、リードフレームの変形を抑制するために、リードフレームの強度が低い(弱い)部分を押さえることができる位置が好ましい。押さえ部材を設ける位置は、例えば、タイバーを押さえることができる位置が好ましく、最も外側のタイバーを押さえることができる位置が特に好ましい。前述のとおり、タイバーは強度が低くて変形しやすく、かつ、外側のタイバーほど変形しやすいためである。また、図4(b)~(d)は押さえ部材の一部に変形抑制機構が設けられている例であるが、本発明はこれに限定されず、押さえ部材と変形抑制機構とが別々に形成されていてもよい。例えば、図4(a)のように下型200の本体に変形抑制部(変形抑制機構)222axが設けられている例において、下型200が、変形抑制部222axとは別に押さえ部材を有していてもよい。
図4(a)~(d)は下型200の構成の例であるが、本発明の成形型において、変形抑制機構及び押さえ部材は、前述のとおり、上型に設けてもよい。
本発明の成形型において、押さえ部材は、前述のとおり、タイバーの変形を抑制するために、なるべく外側に設けることが好ましく、最も外側のタイバーの変形を抑制できる位置に出来ることが、より好ましい。前述のとおり、外側のタイバーほど変形量が大きくなりやすいためである。押さえ部材は、例えば、図4(b)のように最も外側のリードを押えるように一つでもよいし、図4(c)又は(d)のようにその他、リードフレームの変形が大きい箇所を押えるように設けても良い。押さえ部材の形状は、図4(b)~(d)に例示した平面視矩形形状に限定されず、例えば、ピン形状、丸形状であってもよい。ただし、押さえ部材の形状は、加工の容易さや力が均一にかかることを考慮すると平面視矩形形状が好ましい。また、押さえ部材が押えるリードフレームの位置は、リードの部分に限定されず、リードとタイバーの両方の部分であっても良いし、タイバーの部分のみであってもよい。さらに、本発明の成形型は、押さえ部材を有していてもよいし、有していてもよい。また、本発明の成形型において、変形抑制機構は、前述のとおり、押さえ部材と一体でもよいし、押さえ部材と別々に形成されていてもよい。また、本発明の成形型が押さえ部材を有する場合、押さえ部材は、上型及び下型の両方に設けられていてもよいし、いずれか一方のみに設けられていてもよい。
また、本発明の成形型は、これらに限定されない。図5(a)~(d)の断面図に、本発明の成形型の一部の例を示す。図5(a)~(d)は、それぞれ、成形型1000における上型100及び下型200の、それぞれ最外部のみを拡大した断面図である。
図5(a)は、上型100及び下型200の両方に押さえ部材が設けられ、さらに、下型200の押さえ部材に変形抑制部(変形抑制機構)が設けられている例である。図5(a)において、上型100は、変形抑制部122aを有しない以外は図1の上型100と同様のリードフレーム押さえ機構120(弾性部材121と押さえ部材122とを含む)を有している。図5(a)において、下型200は、図3の下型200と同様のリードフレーム押さえ機構220(弾性部材221と押さえ部材222とを含む)を有し、押さえ部材222の上端には、図3と同様に変形抑制部222aが設けられている。また、図5(a)の下型200は、図4(b)の下型200と同じである。
図5(b)は、上型100及び下型200のいずれにも押さえ部材が設けられておらず、下型200のみに変形抑制部222axが設けられている例である。図5(b)の下型200は、図4(a)の下型200と同じである。
図5(c)は、上型100に押さえ部材が設けられておらず、下型200には図3及び図5(a)と同様のリードフレーム押さえ機構220(弾性部材221と押さえ部材222とを含む)が設けられている例である。押さえ部材222の上端には、図3及び図5(a)と同様に変形抑制部222aが設けられている。また、図5(c)の下型200は、図4(b)の下型200と同じである。
図5(d)は、下型200には押さえ部材が設けられておらず、上型100には図1と同様のリードフレーム押さえ機構120(弾性部材121と押さえ部材122とを含む)が設けられている例である。押さえ部材122には、図1と同様に変形抑制部122aが設けられている。図5(d)の上型100及び下型200は、図1と同じである。
本発明の成形型は、前述のとおり、押さえ部材が、上型及び下型の両方に設けられていても、いずれか一方のみに設けられていても、設けられていなくてもよい。押さえ部材は、下型のみに設けられ、上型には設けられていないことが特に好ましい。上型に押さえ部材が設けられていなければ、図1(b)のようにタイバー302が上型の押さえ部材122に押されて変形することがないため、リードフレーム300の変形量をより抑えやすいためである。一方、下型に押さえ部材が設けられていると、例えば、図3(b)に示すように、下型の押さえ部材222が、下型キャビティ201からの樹脂漏れを防止するダムの役割をすることもできる。また、本発明の成形型において、変形抑制機構は、前述のとおり、上型及び下型の両方に設けられていても、いずれか一方のみに設けられていても、設けられていなくてもよいが、少なくとも下型に変形抑制機構が設けられていることが好ましい。下型に変形抑制機構が設けられていると、例えば図3(a)に示すとおり、リードフレーム300を下型200に載置すると同時にリードフレーム300の端面を変形抑制部(変形抑制機構)222aに嵌合させて、タイバー302を含むリードフレーム300全体の変形を抑制できるためである。また、下型に押さえ部材が設けられ、その下型の押さえ部材に変形抑制機構が設けられていることが特に好ましい。そのような構成であると、例えば図3(a)~(b)に示すとおり、押さえ部材222に設けられた変形抑制部(変形抑制機構)222aによりタイバー302を含むリードフレーム300全体の変形を抑制しやすいためである。また、そのような構成によれば、前述のとおり、下型の押さえ部材222が、下型キャビティ201からの樹脂漏れを防止するダムの役割をすることもできるからである。
さらに、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、必要に応じて、任意にかつ適宜に組み合わせ、変更し、又は選択して採用できるものである。
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載し得るが、以下には限定されない。

(付記1)
リードフレームのパッドの裏面を露出させて樹脂成形するための成形型であって、
上型と下型とを有し、
前記上型及び前記下型の少なくとも一方が、型締め時におけるリードフレームの変形を抑制する変形抑制機構を備え、
前記変形抑制機構は、前記リードフレームの端面の少なくとも一部に接触して前記リードフレームの変形を抑制する成形型。
(付記2)
前記リードフレームが、前記パッドに加え、さらに、リードとタイバーと吊りピンとを有し、
前記パッドは、前記吊りピンによって前記タイバーから吊り下げられており、
前記リードフレームが、前記パッド、前記リード、前記タイバー及び前記吊りピンを含む全体を囲む枠部材を有し、
前記リードフレームの端面は、前記枠部材の端面を含み、
前記変形抑制機構は、前記枠部材の端面の少なくとも一部に接触して前記枠部材の変位を抑制することにより前記リードフレームの変形を抑制する、
付記1記載の成形型。
(付記3)
前記リードフレームが、前記パッドに加え、さらに、リードとタイバーと吊りピンとを有し、
前記パッドは、前記吊りピンによって前記タイバーから吊り下げられており、
前記リードフレームが、前記パッド、前記リード、前記タイバー及び前記吊りピンを含む全体を囲む枠部材を有しておらず、
前記リードフレームの端面は、前記リードの端面を含み、
前記変形抑制機構は、前記リードの端面の少なくとも一部に接触して前記リードの変位を抑制することにより前記リードフレームの変形を抑制する、
付記1記載の成形型。
(付記4)
前記成形型が、前記リードフレームを押さえて前記タイバーの変形を抑制する押さえ部材を含む、付記2又は3記載の成形型。
(付記5)
前記押さえ部材が、前記上型及び前記下型の少なくとも一方に設けられている付記4記載の成形型。
(付記6)
前記押さえ部材に、前記リードフレームの変形を抑制する変形抑制機構が設けられている付記4又は5記載の成形型。
(付記7)
前記押さえ部材が、前記リードフレームの最外部を押さえることができる位置に設けられている付記4から6のいずれかに記載の成形型。
(付記8)
付記1から7のいずれかに記載の成形型を含む樹脂成形装置。
(付記9)
成形型を用いてリードフレームのパッドの裏面を露出させて樹脂成形する、樹脂成形品の製造方法であって、
前記樹脂成形品の製造方法は、
前記リードフレームを前記下型に載置するリードフレーム載置工程と、
前記変形抑制機構により前記リードフレームの変形を抑制するするリードフレーム変形抑制工程と、を含み、
前記変形抑制機構により前記リードフレームの変形が抑制された状態で、前記上型と前記下型とを型締めし、前記リードフレームを樹脂成形する樹脂成形品の製造方法。
1 樹脂成形装置
2 供給モジュール
4 搬出モジュール
5 搬送機構(ローダ)
6 搬送機構(アンローダ)
7 基板供給モジュール
8 樹脂供給モジュール
9 制御部
71 基板送出部
72 基板供給部
81 樹脂送出部
82 樹脂供給部
100 上型
101 上型キャビティ
120 リードフレーム押さえ機構
121 弾性部材
122 押さえ部材
122a 変形抑制部(変形抑制機構)
200 下型
201 下型キャビティ
220 リードフレーム押さえ機構
221 弾性部材
222 押さえ部材
222a 変形抑制部(変形抑制機構)
222ax 変形抑制部(変形抑制機構)
300 リードフレーム
301 パッド
302 タイバー
303 吊りピン
311 連結部材
401 基板収容部
1000 成形型
1000A、1000B 樹脂成形モジュール
A リードフレーム300が枠部材を有しないことを示す枠線
B タイバー302が長いことを示す枠線
T 樹脂タブレット
X11、X12、X21、X22、X31、X32 下型200の上昇方向を示す矢印
Y11、Y12、Y13 タイバー302に平行方向の力が加わることを示す矢印
G 隙間
α 変形抑制部222aの、リード304の端面に接触する面

Claims (9)

  1. リードフレームのパッドの裏面を露出させて樹脂成形するための成形型であって、
    上型と下型とを有し、
    前記上型及び前記下型の少なくとも一方が、型締め時におけるリードフレームの変形を抑制する変形抑制機構を備え、
    前記変形抑制機構は、前記リードフレームの端面の少なくとも一部に接触して前記リードフレームの変形を抑制する成形型。
  2. 前記リードフレームが、前記パッドに加え、さらに、リードとタイバーと吊りピンとを有し、
    前記パッドは、前記吊りピンによって前記タイバーから吊り下げられており、
    前記リードフレームが、前記パッド、前記リード、前記タイバー及び前記吊りピンを含む全体を囲む枠部材を有し、
    前記リードフレームの端面は、前記枠部材の端面を含み、
    前記変形抑制機構は、前記枠部材の端面の少なくとも一部に接触して前記枠部材の変位を抑制することにより前記リードフレームの変形を抑制する、
    請求項1記載の成形型。
  3. 前記リードフレームが、前記パッドに加え、さらに、リードとタイバーと吊りピンとを有し、
    前記パッドは、前記吊りピンによって前記タイバーから吊り下げられており、
    前記リードフレームが、前記パッド、前記リード、前記タイバー及び前記吊りピンを含む全体を囲む枠部材を有しておらず、
    前記リードフレームの端面は、前記リードの端面を含み、
    前記変形抑制機構は、前記リードの端面の少なくとも一部に接触して前記リードの変位を抑制することにより前記リードフレームの変形を抑制する、
    請求項1記載の成形型。
  4. 前記成形型が、前記リードフレームを押さえて前記タイバーの変形を抑制する押さえ部材を含む、請求項2又は3記載の成形型。
  5. 前記押さえ部材が、前記上型及び前記下型の少なくとも一方に設けられている請求項4記載の成形型。
  6. 前記押さえ部材に、前記リードフレームの変形を抑制する変形抑制機構が設けられている請求項4又は5記載の成形型。
  7. 前記押さえ部材が、前記リードフレームの最外部を押さえることができる位置に設けられている請求項4から6のいずれか一項に記載の成形型。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載の成形型を含む樹脂成形装置。
  9. 成形型を用いてリードフレームのパッドの裏面を露出させて樹脂成形する、樹脂成形品の製造方法であって、
    前記樹脂成形品の製造方法は、
    前記リードフレームを前記下型に載置するリードフレーム載置工程と、
    前記変形抑制機構により前記リードフレームの変形を抑制するするリードフレーム変形抑制工程と、を含み、
    前記変形抑制機構により前記リードフレームの変形が抑制された状態で、前記上型と前記下型とを型締めし、前記リードフレームを樹脂成形する樹脂成形品の製造方法。
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