JP2024076207A - 作業機械、作業機械の制御方法および作業機械の制御システム - Google Patents

作業機械、作業機械の制御方法および作業機械の制御システム Download PDF

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Abstract

【課題】旋回軸受の状態について精度の高い判定が可能な作業機械を提供する。【解決手段】作業機械は、旋回軸受と、旋回軸受を駆動する駆動装置と、駆動装置への入力あるいは駆動装置からの出力の少なくともいずれか一方の状態を検出する検出部と、検出部で検出した検出値に基づいて、旋回軸受の状態を判定する判定部とを備える。【選択図】図5

Description

本開示は、作業機械の状態に関し、特に旋回軸受の状態を判定する技術に関する。
一般的に、作業機械における旋回軸受の摩耗量の点検は、作業機械の稼働時間の経過に合わせて定期的に実施しており、旋回軸受の摩耗量が許容値を超えていることを発見すると、旋回軸受の交換時期(点検時期)であると判断する。
この点で旋回軸受の振動、音等をセンサにより計測して、旋回軸受の摩耗量を推定する方式が提案されている(特許文献1参照)。
特開2021-147772号公報
一方で、旋回軸受に設けられたセンサは外乱の影響を受けやすく、旋回軸受の状態について精度の高い判定が困難である。
本開示の目的は、旋回軸受の状態について精度の高い判定が可能な作業機械、作業機械の制御方法および作業機械の制御システムを提供することである。
本開示のある局面に基づく作業機械は、旋回軸受と、旋回軸受を駆動する駆動装置と、駆動装置への入力あるいは駆動装置からの出力の少なくともいずれか一方の状態を検出する検出部と、検出部で検出した検出値に基づいて、旋回軸受の状態を判定する判定部とを備える。
本開示のある局面に基づく作業機械の制御方法は、旋回軸受を駆動するステップと、旋回軸受を駆動する装置への入力あるいは駆動装置からの出力の少なくともいずれか一方の状態を検出するステップと、検出した検出値に基づいて、旋回軸受の状態を判定するステップとを備える。
本開示のある局面に基づく作業機械の制御システムは、旋回軸受と、旋回軸受を駆動する駆動装置と、駆動装置への入力あるいは駆動装置からの出力の少なくともいずれか一方の状態を検出する検出部と、検出部で検出した検出値に基づいて、旋回軸受の状態を判定する判定部とを備える。
本開示の作業機械、作業機械の制御方法および作業機械の制御システムは、旋回軸受の状態について精度の高い判定が可能である。
実施形態1に基づく作業機械の側面図である。 実施形態1に基づく作業機械の平面図である。 実施形態1に基づく旋回装置の要部について説明する図である。 実施形態1に基づくスイングサークル220について説明する図である。 実施形態1に基づく作業機械の旋回システムの構成を示す概要ブロック図について説明する。 実施形態1に基づくコントローラ10の旋回軸受の異常判定について説明するフロー図である。 実施形態1に基づく正常時の旋回軸受における油圧センサ242,244の油圧値であるモータ圧の変化および周波数特性について説明する図である。 実施形態に基づく異常時の旋回軸受における油圧センサ242,244の油圧値である第1および第2のモータ圧の変化および周波数特性について説明する図である。 実施形態1に基づく旋回軸受の異常の比較判定について説明する図である。 実施形態1の変形例に基づく作業機械の旋回システムの構成を示す概要ブロック図について説明する。 実施形態1の変形例に基づくコントローラ10Aの旋回軸受の異常判定について説明するフロー図である。 実施形態1の変形例に基づく第1のモータ圧と摩耗量との関係を示す算出テーブルについて説明する図である。 実施形態2に基づく作業機械の旋回システムの構成を示す概要ブロック図について説明する。 実施形態2に基づくコントローラ10Bの旋回軸受の異常判定について説明するフロー図である。 実施形態2に基づく時刻の変化に従って変化するモータ圧および旋回角度データについて説明する図である。 実施形態2に基づく摩耗位置推定部22による摩耗位置の推定について説明する図である。 実施形態3に基づく作業機械の旋回システムの構成を示す概要ブロック図について説明する。 実施形態3に基づく集計部24が生成したデータテーブルについて説明する図である。 実施形態3に基づく摩耗量の推移を説明する図である。 実施形態3に基づく摩耗範囲の推移を説明する図である。 実施形態3に基づく摩耗位置のマップについて説明する図である。 他の実施形態に基づくスイングサークルについて説明する図である。
以下、実施形態について図面を参照しながら説明する。以下の説明では、同一部品には、同一の符号を付している。それらの名称および機能の同じである。したがって、それらについての詳細な説明については繰り返さない。
(実施形態1)
<作業機械の全体構成>
図1は、実施形態1に基づく作業機械の側面図である。
図2は、実施形態1に基づく作業機械の平面図である。
図1及び図2に示すように、作業機械としての油圧ショベル200は、下部走行体210、スイングサークル220及び上部旋回体230を備えている。以下では、作業機械が水平面に設置された状態における重力が作用する方向を「上下方向」と称する。また、後述するキャブ231内の運転席の前方を単に「前方」と称し、後方を単に「後方」と称する。
下部走行体210は、左右一対の履帯211,211を有しており、これら履帯211,211が走行用油圧モータ(図示省略)によって駆動されることで油圧ショベル200を走行させる。
旋回軸受は、下部走行体210と上部旋回体230とを旋回可能に接続する部材であって、スイングサークル220及びスイングピニオン223を備えている。
スイングサークル220は、アウターレース221およびインナーレース222を含む。
アウターレース221は上部旋回体230に固定されている。インナーレース222は下部走行体210に支持されており、上下方向に延びる旋回軸線Lを中心とした環状をなしている。アウウターレース221はインナーレース222と同軸をなす環状の部材であって、インナーレース222の外側に配置されている。アウターレース221は、インナーレース222に対して旋回軸線L回りに相対回転可能に支持されている。スイングピニオン223を回転させる旋回モータ239は上部旋回体230に固定されている。スイングピニオン223が回転力をインナーレース222に伝えると、地面に設置されており、摩擦抵抗力の大きい下部走行体に固定されているインナーレース側は停止した状態を維持する。転動体241によって、旋回方向の摩擦抵抗力を小さくしているアウターレース221側に固定されているスイングピニオン223が回転する。具体的には、スイングピニオン223がインナーレース222に対して相対回転し、スイングピニオン223と、上部旋回体230とを介してアウターレース221がインナーレース222に対して相対回転する。
上部旋回体230は、アウターレース221に支持されることで下部走行体210に対して旋回軸線L回りに旋回可能に配置されている。上部旋回体230は、キャブ231、作業機232を備えている。
キャブ231は、上部旋回体230の前方左側に配置されており、作業者の運転席が設けられている。作業機232は上部旋回体230の前方に延びるように設けられており、ブーム233、アーム234及びバケット235を有する。作業機232は、ブーム233、アーム234及びバケット235がそれぞれ各油圧シリンダ(図示省略)により駆動されることで掘削等の各種作業を行う。
油圧ポンプ238は、エンジン236によって駆動される。油圧ポンプ238の駆動により生成される油圧は、旋回モータ239、走行用油圧モータ、各油圧シリンダ等を駆動する。
旋回モータ239の出力は、旋回モータ239の回転軸に締結されたスイングピニオン223に伝達され、スイングピニオン223を回転させる。そして、旋回モータ239の出力は、スイングピニオン223の歯と噛み合う、インナーレース222の内歯を介してインナーレース222に伝達される。これにより上記したように、スイングピニオン223がインナーレース222に対して相対回転し、スイングピニオン223と、上部旋回体230とを介してアウターレース221がインナーレース222に対して相対回転する。
図3は、実施形態1に基づく旋回装置の要部について説明する図である。図3を参照して、旋回装置は、旋回モータ239と、スイングピニオン223と、スイングサークル220とを含む。
図4は、実施形態1に基づくスイングサークル220について説明する図である。
図4(A)には、スイングサークル220の断面拡大図が示されている。
図4(B)には、スイングサークル220の外観図が示されている。
図4(A)および(B)を参照して、スイングサークル220は、インナーレース222と、アウターレース221と、転動体241とを有している。
転動体241は、インナーレース222とアウターレース221の間に転動可能に保持されて配置されている。
スイングピニオン223はインナーレース222の内歯に噛み合うように配置される。スイングピニオン223と上部旋回体230とを介してアウターレース221がインナーレース222に対して相対回転する。
<旋回システムの構成>
図5は、実施形態1に基づく作業機械の旋回システムの構成を示す概要ブロック図について説明する。
図5に示されるように、作業機械の旋回システムは、エンジン236と、油圧ポンプ238と、バルブ240と、旋回モータ239と、スイングピニオン223とを含む。
エンジン236により油圧ポンプ238は駆動される。
油圧ポンプ238からバルブ240を介して旋回モータ239に油圧が供給される。旋回モータ239の出力がスイングピニオン223を介してインナーレース222に伝達される。そして、上部旋回体230が回転する。
本例においては、旋回モータ239に作動油を供給する入口(IN)側の油圧を計測する油圧センサ242と、旋回モータ239から作動油を排出する出口(OUT)側の油圧を計測する油圧センサ244とが設けられている。
油圧センサ242,244で計測したセンサ値(油圧値)は、コントローラ10に出力される。
コントローラ10は、油圧センサ242,244の少なくとも一方で計測した油圧値に基づいて旋回軸受の状態を判定する。
具体的には、コントローラ10は、摩耗判定部12と、取得部14と、報知部16と、解析部18とを含む。
取得部14は、油圧センサ242,244の少なくとも一方で計測した油圧値を取得する。
解析部18は、取得部で取得した油圧値を解析する。本例においては、一例として、解析部18は、FFT(fast Fourier transform)処理を実行する。これにより計測した油圧値の周波数特性を取得することが可能である。
摩耗判定部12は、解析部18で解析した油圧値の周波数特性に基づいて摩耗度合いを判定する。
報知部16は、摩耗判定部12の判定結果に基づいて報知処理を実行する。
図6は、実施形態1に基づくコントローラ10の旋回軸受の異常判定について説明するフロー図である。
図6を参照して、取得部14は、油圧センサ242,244から油圧値のデータを取得する(ステップS2)。
解析部18は、取得部14で取得した油圧センサ242,244からの油圧値のデータを解析する(ステップS3)。本例においては、解析部18は、一例としてFFT処理を実行する。これにより油圧値の周波数特性を取得することが可能である。
次に、摩耗判定部12は、解析部18で解析した油圧値の周波数特性を正常データと比較する(ステップS4)。
次に、摩耗判定部12は、比較結果に基づいて旋回軸受に異常があるか否かを判断する(ステップS6)。
ステップS6において、摩耗判定部12は、旋回軸受に異常が無いと判断した場合(ステップS6においてNO)には、ステップS2に戻り、上記処理を繰り返す。
一方、ステップS6において、摩耗判定部12は、旋回軸受に異常が有ると判断した場合(ステップS6においてYES)には、ステップS8に進み、摩耗判定部12は、報知部16に異常が有る旨を通知する。
ステップS8において、報知部16は、摩耗判定部12からの判定結果に基づいて報知処理を実行する。報知処理として交換を促すメッセージを発報しても良いし、交換を促すランプを点灯させるようにしてもよく、作業者に判定結果を伝達することが可能であればどのような手段を用いてもよい。
そして、異常判定の処理を終了する(エンド)。
図7は、実施形態1に基づく正常時の旋回軸受における油圧センサ242,244の油圧値であるモータ圧の変化および周波数特性について説明する図である。
一例として、旋回モータ239に作動油を供給する入口(IN)側の油圧を第1のモータ圧、旋回モータ239から作動油を排出する出口(OUT)側の油圧を第2のモータ圧とする。
図7(A)を参照して、上側が旋回モータ239の入力側に設けられた油圧センサ242の第1のモータ圧の状態を示す図である。
下側が旋回モータ239の出力側に設けられた油圧センサ244の第2のモータ圧の状態を示す図である。当該図に示されるように所定のモータ圧が周期的に入力側および出力側で交互に計測される。
図7(B)を参照して、ここでは、上側の旋回モータ239の入力側に設けられた油圧センサ242の第1のモータ圧に対する周波数特性が示されている。周波数特性として周波数Qの付近で第1のモータ圧の高い状態が検知されているがその他の周波数では第1のモータ圧は低い状態である。
本例においては、上側の旋回モータ239の入力側に設けられた油圧センサ242の第1のモータ圧に対する周波数特性について説明したが下側の旋回モータ239の出力側に設けられた油圧センサ244の第2のモータ圧の周波数特性についても基本的に同様である。
図8は、実施形態に基づく異常時の旋回軸受における油圧センサ242,244の油圧値である第1および第2のモータ圧の変化および周波数特性について説明する図である。
図8(A)を参照して、上側が旋回モータ239の入力側に設けられた油圧センサ242の第1のモータ圧の状態を示す図である。
下側が旋回モータ239の出力側に設けられた油圧センサ244の第2のモータ圧の状態を示す図である。
当該図に示されるように所定のモータ圧は、ほぼ一定値として平坦な状態ではなく、微小な揺れが生じている。これは、スイングサークル220にフレ―キング(剥離)が生じていることが要因となっている。例えば、アウターレース221もしくはインナーレース222の転送面の少なくともいずれか一方が、転動体241との当接によって摩耗し、転送面にフレ―キング(剥離)が生じていることが要因となっている。
図8(B)を参照して、ここでは、上側の旋回モータ239の入力側に設けられた油圧センサ242の第1のモータ圧に対する周波数特性が示されている。周波数特性として周波数Qの付近以外に、それよりも低い周波数で第1のモータ圧の高い状態が検知されている。
本例においては、上側の旋回モータ239の入力側に設けられた油圧センサ242の第1のモータ圧に対する周波数特性について説明したが下側の油圧センサ244の第2のモータ圧の周波数特性についても基本的に同様である。
図9は、実施形態1に基づく旋回軸受の異常の比較判定について説明する図である。
図9(A)は、正常時の旋回軸受を駆動する旋回モータ239に供給する第1のモータ圧の周波数特性を模式化したものである。
図9(B)は、異常時の旋回軸受を駆動する旋回モータ239に供給する第1のモータ圧の周波数特性を模式化したものである。
異常時の周波数特性は、正常時の周波数特性と比較して所定の周波数Qよりも低い周波数帯域で高い第1のモータ圧が検知される。一例として高い第1のモータ圧としてモータ圧pを検出した場合が示されている。
具体的には、摩耗判定部12は、所定の閾値prよりも高い第1のモータ圧が検出されるか否かに基づいて旋回軸受の摩耗状態を判定することが可能である。
実施形態1に基づく方式は、旋回モータ239に供給あるいは旋回モータ239から排出する第1あるいは第2のモータ圧の周波数特性を解析して、旋回軸受の摩耗状態を判定することが可能である。
旋回軸受等に直接センサを設けて、当該センサのセンサ値を計測して判定する方式は、外乱の影響を受けやすく精度の高い状態の判定が困難であるが、実施形態1に基づく方式は駆動装置である旋回モータ239の入力側あるいは出力側のモータ圧を計測して旋回軸受の異常を判定する方式である。したがって、外乱の影響を受けにくく、旋回軸受の状態について精度の高い判定が可能である。
(実施形態1の変形例)
実施形態1の変形例においては、旋回軸受の摩耗量を算出して、旋回軸受の状態を判定する方式について説明する。
図10は、実施形態1の変形例に基づく作業機械の旋回システムの構成を示す概要ブロック図について説明する。
図10を参照して、図5の作業機械の旋回システムと比較してコントローラ10をコントローラ10Aに変更した点が異なる。コントローラ10Aは、コントローラ10と比較して摩耗量算出部20をさらに追加した点が異なる。
摩耗量算出部20は、油圧センサ242,244の第1および第2のモータ圧(油圧値)のデータに基づいて旋回軸受の摩耗量を算出する。
摩耗量算出部20は、所定の周波数Qよりも低い周波数帯域で高い第1および第2のモータ圧が検知された場合に当該第1および第2のモータ圧に対する旋回軸受の摩耗量を算出する。
図11は、実施形態1の変形例に基づくコントローラ10Aの旋回軸受の異常判定について説明するフロー図である。
図11を参照して、取得部14は、油圧センサ242,244から油圧値のデータを取得する(ステップS2)。
解析部18は、取得部14で取得した油圧センサ242,244からの油圧値のデータを解析する(ステップS3)。本例においては、解析部18は、一例としてFFT処理を実行する。これにより油圧値の周波数特性を取得することが可能である。
次に、摩耗量算出部は、旋回軸受の摩耗量を算出する(ステップS3A)。
図12は、実施形態1の変形例に基づく第1のモータ圧と摩耗量との関係を示す算出テーブルについて説明する図である。
図12を参照して、当該算出テーブルとして第1のモータ圧に比例して摩耗量が線形に増加する場合が示されている。
摩耗量算出部20は、当該算出テーブルを用いて、一例として、第1のモータ圧pに対して摩耗量αを算出する。
再び図11を参照して、摩耗判定部12は、摩耗レベルが所定の値に到達したか否かを判定する(ステップS4A)。
次に、摩耗判定部12は、判定結果に基づいて旋回軸受に異常があるか否かを判断する(ステップS6A)。
具体的には、摩耗量が所定の値に到達した場合に旋回軸受に異常があると判断する。当該所定の値は適宜変更することが可能である。
ステップS6Aにおいて、摩耗判定部12は、旋回軸受に異常が無いと判断した場合(ステップS6AにおいてNO)には、ステップS2に戻り、上記処理を繰り返す。
一方、ステップS6Aにおいて、摩耗判定部12は、旋回軸受に異常が有ると判断した場合(ステップS6AにおいてYES)には、ステップS8に進み、摩耗判定部12は、報知部16に異常が有る旨を通知する。
ステップS8において、報知部16は、摩耗判定部12からの判定結果に基づいて報知処理を実行する。
そして、異常判定の処理を終了する(エンド)。
実施形態1の変形例に基づく方式は、旋回モータ239に供給あるいは旋回モータ239から排出する第1あるいは第2のモータ圧の周波数特性を解析し、摩耗量を算出して旋回軸受の摩耗状態を判定することが可能である。
旋回軸受等に直接センサを設けて、当該センサのセンサ値を計測して判定する方式は、外乱の影響を受けやすく精度の高い状態の判定が困難であるが、実施形態1の変形例に基づく方式は駆動装置である旋回モータ239の入力側あるいは出力側のモータ圧を計測して摩耗量を算出して異常を判定する方式である。ユーザーは、管理値としたい摩耗量を閾値として設定することが可能であり、摩耗状態について直感的に判定することが可能である。
(実施形態2)
図13は、実施形態2に基づく作業機械の旋回システムの構成を示す概要ブロック図について説明する。
図13を参照して、図5の作業機械の旋回システムと比較してコントローラ10をコントローラ10Bに変更した点が異なる。コントローラ10Bは、コントローラ10と比較して摩耗位置推定部22をさらに追加した点が異なる。さらに上部旋回体230の旋回角度を検出する旋回角度検出センサ246が設けられる。コントローラ10Bの取得部14は、油圧値のデータとともに上部旋回体230の旋回角度データを取得する。
摩耗位置推定部22は、時刻および油圧センサ242,244の第1および第2のモータ圧(油圧値)のデータ、および時刻および旋回角度検出センサ246の旋回角度データに基づいて旋回軸受の摩耗位置を推定する。
図14は、実施形態2に基づくコントローラ10Bの旋回軸受の異常判定について説明するフロー図である。
図14を参照して、取得部14は、時刻および油圧センサ242,244から油圧値のデータを取得する(ステップS2A)。
取得部14は、時刻および旋回角度検出センサ246から上部旋回体230の旋回角度データを取得する(ステップS2B)。
解析部18は、取得部14で取得した時刻および油圧センサ242,244からの油圧値のデータを解析する(ステップS3)。本例においては、解析部18は、一例としてFFT処理を実行する。これにより油圧値の周波数特性を取得することが可能である。
次に、摩耗判定部12は、解析部18で解析した油圧値の周波数特性を正常データと比較する(ステップS4)。
次に、摩耗判定部12は、比較結果に基づいて旋回軸受に異常があるか否かを判断する(ステップS6)。
ステップS6において、摩耗判定部12は、旋回軸受に異常が無いと判断した場合(ステップS6においてNO)には、ステップS2に戻り、上記処理を繰り返す。
一方、ステップS6において、摩耗判定部12は、旋回軸受に異常が有ると判断した場合(ステップS6においてYES)には、ステップS7に進む。
ステップS7において、摩耗位置推定部22は、旋回軸受に異常があった位置を推定する。次に、報知部16に当該推定した摩耗位置を通知する。
ステップS8において、報知部16は、摩耗位置推定部22で推定した摩耗位置とともに異常がある旨の報知処理を実行する。
そして、異常判定の処理を終了する(エンド)。
図15は、実施形態2に基づく時刻の変化に従って変化するモータ圧および旋回角度データについて説明する図である。
図15(A)を参照して、時刻t1~tnの時刻の変化にしたがってモータ圧p1,p2,p3,・・・pnと変化する場合が示されている。
図15(B)を参照して、時刻t1~tnの時刻の変化にしたがって旋回角度θ1、θ2,・・・θnと変化する場合が示されている。
時刻に関連付けられたモータ圧と旋回角度との関係から摩耗位置を推定することが可能である。
図16は、実施形態2に基づく摩耗位置推定部22による摩耗位置の推定について説明する図である。
図16(A)を参照して、油圧センサ242の第1のモータ圧(油圧値)の変化が示されている。具体的には、旋回軸受に摩耗が生じている場合に正常時と比べて振幅の変動が生じる。摩耗判定部12は、実施形態1で説明したように所定の閾値prよりも高いモータ圧の検出により旋回軸受の摩耗状態を判定する。具体的には、摩耗判定部12は、振幅の変動が大きい区間、旋回軸受の摩耗状態を判定する。
図16(B)を参照して、作業機械の上部旋回体230の旋回角度の変化が示されている。摩耗位置推定部22は、摩耗判定部12により摩耗状態と判定した最初の時刻と摩耗状態と判定した最後の時刻とに対応する旋回角度を抽出する。
一例として摩耗位置推定部22は、摩耗状態と判定した最初の時刻t1に対応する旋回角度θ1と、摩耗状態と判定した最後の時刻t2に対応する旋回角度θ2とを抽出する。当該旋回角度θ1-θ2の間が摩耗範囲となる。
一例として、摩耗範囲としてθ1(10°)~θ2(20°)が示されている。
図16(B)のY軸は旋回角度(deg)を示している。ここで、「旋回角度」は、下部走行体210(インナーサークル支持)に対する上部旋回体230(アウターサークル支持)の相対旋回角度を意味する。
図16(C)は、スイングサークルの摩耗位置を概念的に説明する図である。一例として360°を8分割し、旋回位置1~8の領域に分けた場合が示されている。図16(C)に示される旋回位置、摩耗範囲は、下部走行体210と作業機232と双方の前方を揃えた状態(アウターサークルとインナーサークルの相対位置を揃えた状態)で、前方を基準方向した方位角を示している。
本例において、旋回角度θ1-θ2間で摩耗状態を検出した場合に、図16(C)に示されるように下部走行体210と作業機232との相対位置をあわせた際の、同等の方位角位置のアウターサークルおよびインナーサークの少なくともいずれか一方が摩耗していることを示している。
例えば、報知部16は、摩耗範囲、あるいは摩耗範囲の位置する旋回位置(「1(0-45deg)」)を、推定した摩耗位置として報知しても良い。あるいは、図16(C)の図を表示することにより、推定した摩耗位置を報知しても良い。
また、実施形態1の変形例で説明したようにモータ圧に基づいて摩耗量を算出して、旋回軸受の異常を判定する方式を採用するようにしてもよい。また、本例においては、時刻情報を用いて摩耗範囲や摩耗位置を推定する方式について説明したが、これに限られず時刻情報を介さずに、モータ圧および旋回角度を関連付けて取得することにより摩耗位置を推定しても良い。
実施形態2に基づく方式により、摩耗位置を推定することによりメンテナンス位置を容易に特定することが可能である。
(実施形態3)
実施形態2においては時刻に関連付けられたモータ圧pおよび旋回角度θに従って摩耗位置を推定する方式について説明した。
上記データを蓄積することによりデータテーブルを作成することが可能である。
図17は、実施形態3に基づく作業機械の旋回システムの構成を示す概要ブロック図について説明する。
図17を参照して、図5の作業機械の旋回システムと比較してコントローラ10をコントローラ10Cに変更した点が異なる。コントローラ10Cは、コントローラ10と比較して摩耗量算出部20、摩耗位置推定部22および集計部24をさらに追加した点が異なる。
集計部24は、データを集計し、集計結果を提示する。
図18は、実施形態3に基づく集計部24が生成したデータテーブルについて説明する図である。
図18を参照して、一例として360°をn分割の領域に分けた場合が示されている。
n領域に分割した各領域に対応する摩耗量および摩耗範囲が示されている。
具体的には、摩耗量は、摩耗状態を検出した場合のモータ圧に基づいて算出される。
摩耗範囲は、摩耗状態と判定した最初の時刻と摩耗状態と判定した最後の時刻とに対応する旋回角度に従って算出することが可能である。
一例として旋回位置「1」に対応して摩耗量「α1」と摩耗範囲「β1」とが登録されている。旋回位置「2」に対応して摩耗量「α2」と摩耗範囲「β2」とが登録されている。旋回位置「3」に対応して摩耗量「α3」と摩耗範囲「β3」とが登録されている。
集計部24は、リアルタイムの状況として記録済の摩耗量よりも大きな摩耗量が各旋回位置内で測定されるかどうかを随時確認し、測定されたときに、当該位置に対応する摩耗量を上書き更新する。
集計部24は、所定時間毎に上書き更新されたデータテーブルを別途格納するようにしてもよい。一例として、8時間毎、12時間毎、20時間毎、1日毎に上書き更新されたデータテーブルを別途格納してもよい。
また、日付毎にデータテーブルを別途格納するようにしてもよい。例えば、1月1日24時時点の上書き更新されたデータテーブルを1月1日に対応付けたデータテーブルとして格納する。同様に、1月2日24時時点の上書き更新されたデータテーブルを1月2日に対応付けたデータテーブルとして格納する。1月3日24時時点の上書き更新されたデータテーブルを1月3日に対応付けたデータテーブルとして格納する。
図19は、実施形態3に基づく摩耗量の推移を説明する図である。
図19を参照して、本例においては、集計部24により集計したデータテーブルに関して各日の摩耗量の最大値を抽出して時系列データとしてグラフ化したものである。横軸は時間であり、縦軸は摩耗レベルを示している。
本例における摩耗レベルは、摩耗限界αmaxに対する摩耗量αの割合を示している。
図20は、実施形態3に基づく摩耗範囲の推移を説明する図である。
図20を参照して、本例においては、集計部24により集計したデータテーブルに関して各日の摩耗範囲の合計値を抽出して時系列データとしてグラフ化したものである。横軸は時間であり、縦軸は摩耗レベルを示している。
本例における摩耗レベルは、最大摩耗範囲360°に対する合計摩耗範囲βの割合を示している。
図21は、実施形態3に基づく摩耗位置のマップについて説明する図である。
図21を参照して、本例においては、360°を8分割し、旋回位置1~8の領域に分けた場合の、それぞれの旋回位置に対応する摩耗量をマッピングしたものである。
集計部24により集計したデータテーブルに関して各旋回位置の摩耗量を抽出してグラフ化したものである。横軸は旋回位置であり、縦軸は摩耗レベルを示している。
本例における摩耗レベルは、摩耗限界αmaxに対する摩耗量αの割合を示している。
当該摩耗位置のマップにより摩耗位置と摩耗レベルを容易に把握することが可能である。
なお、本例においては、モータ圧を摩耗量に変換してデータテーブルを生成する場合について説明したが、モータ圧を用いてデータテーブルを生成するようにしてもよい。
なお、図19においては、複数の旋回位置の摩耗量から、最大値を抽出して、時系列データとしてグラフ化したが、任意で選択した1つの旋回位置について、時系列データとしてグラフ化しても良い。あるいは任意で選択した複数の旋回位置から最大値を抽出して、時系列データとしてグラフ化しても良い。
上記摩耗量の推移に基づいて旋回軸受のメンテナンス計画を立てることも可能である。
例えば、コントローラ10Cは、図19および図20の摩耗レベルの変化に従って旋回軸受が異常となる時期を推定することも可能である。
コントローラ10Cは、当該推定した時期を報知処理として作業者に通知してもよい。
上記の実施形態では、作業機械の一例として油圧ショベルを挙げているが油圧ショベルに限らず、クレーンや、旋回式ダンプなど、旋回軸受を備える他の種類の作業機械にも適用可能である。
なお、本例においては、油圧センサ242,244の両方から油圧値のデータを取得する場合について説明したがいずれか一方の油圧センサから油圧値のデータを取得して、当該一方の油圧値のデータに基づいて旋回軸受の状態について判定するようにしても良い。あるいは、油圧センサ242,244の両方からの油圧値のデータを取得して、油圧値の差分データに基づいて旋回軸受の状態について判定するようにしても良い。
また、上記のコントローラは、算出した摩耗量に基づいて作業機械の制御パラメータを調整するようにしてもよい。具体的には、算出した摩耗量を自動制御システムにフィードバックすることで、より高い精度でのICT(Information and Communication Technology)施工が可能となる。具体的には、算出した摩耗量に基づいてバケット刃先位置を補正するようにしてもよい。
また、上記のコントローラは、図示しないネットワークと接続され、外部装置(例えば、サーバ)との間でのデータ通信処理を実行してもよい。
コントローラにおいて実行される機能の少なくとも一部が、ネットワーク(広域ネットワークおよび/またはローカルネットワーク)によって通信可能な複数の装置によって分散して実行されてもよい。具体的には、コントローラにおいて実行される各種機能の少なくとも一部をサーバに実行させるようにしてもよい。
また、上記の報知部がサーバに設けられる場合、サーバと通信可能に設けられた情報処理装置に対して交換を促すメッセージを発報してもよいし、交換時期に関する情報を通知するようにしてもよい。
また、上記においては、旋回軸受を駆動する駆動装置として油圧式の旋回モータの入出力データ(センシングデータ)に基づいて旋回軸受の異常を判定する方式について説明したが、油圧式に限られず電動式の旋回モータの入出力データに基づいて旋回軸受の異常を判定するようにしてもよい。具体的には、電動式の旋回モータの場合には電流あるいは電圧を検出して当該電流あるいは電圧のデータに基づいて同様の方式に従って旋回軸受の異常を判定するようにしてもよい。
また、上記においては、作業機械として油圧ショベルの旋回軸受であるスイングサークル220の異常を判定する方式について説明したが、スイングサークル220に限られず、他の機構についても同様に適用可能である。例えば、油圧モータとギヤボックスとの構成をとる装置の歯車および当該歯車と組み合わせられる軸受等の機構や旋回モータ239の回転を減速させる減速機等についても同様に適用可能である。
また、スイングサークル220は図4に示したものに限らず、他のスイングサークルについても同様に適用可能である。
図22は、他の実施形態に基づくスイングサークルについて説明する図である。
図22を参照して、大型の作業機械に用いられるスイングサークル220Aについて説明する。スイングサークル220Aは、インナーレース222と、上側アウターレース221Aと、下側アウターレース221Bと、ローラー241#とを有している。ローラー241#は、3つの領域に設けられている。具体的にはアウターレース221が上側アウターレース221Aと、下側アウターレース221Bとに分離されている。
上側に設けられたローラー241#は、インナーレース222と上側アウターレース221Aとの間に転動可能に配置される。側方側に設けられたローラー241#は、インナーレース222と上側アウターレース221Aとの間に転動可能に配置される。下側に設けられたローラー241#は、インナーレース222と下側アウターレース221Bとの間に転動可能に配置される。
当該構成のスイングサークル220Aについても本願構成を同様に適用可能である。
<付記>
上述したような本実施の形態は、以下のような技術思想を含む。
<付記1>
旋回軸受と、
前記旋回軸受を駆動する駆動装置(239)と、
前記駆動装置への入力あるいは前記駆動装置からの出力の少なくともいずれか一方の状態を検出する検出部(242,244)と、
前記検出部で検出した検出値に基づいて、前記旋回軸受の状態を判定する判定部(12)とを備える、作業機械。
<付記2>
前記判定部は、前記検出値と正常時の値との比較結果に基づいて前記旋回軸受の状態を判定する、付記1記載の作業機械。
<付記3>
前記判定部は、前記検出値に基づいて前記旋回軸受の摩耗量を算出する摩耗量算出部(20)を含む、付記1または2記載の作業機械。
<付記4>
前記判定部は、前記摩耗量が閾値以上の場合に報知する報知部(16)をさらに含む、付記3記載の作業機械。
<付記5>
旋回角度を検出する旋回角度検出部(246)をさらに備え、
前記判定部は、前記検出値の検出時点における旋回角度に基づいて前記旋回軸受の摩耗位置を推定する位置推定部(22)を含む、付記1~4のいずれか1項に記載の作業機械。
<付記6>
旋回軸受を駆動するステップと、
前記旋回軸受を駆動する装置への入力あるいは前記駆動装置からの出力の少なくともいずれか一方の状態を検出するステップ(S2)と、
検出した検出値に基づいて、前記旋回軸受の状態を判定するステップ(S3~S6)とを備える、作業機械の制御方法。
<付記7>
旋回軸受と、
前記旋回軸受を駆動する駆動装置(239)と、
前記駆動装置への入力あるいは前記駆動装置からの出力の少なくともいずれか一方の状態を検出する検出部(242,244)と、
前記検出部で検出した検出値に基づいて、前記旋回軸受の状態を判定する判定部(12)とを備える、作業機械の制御システム。
以上、本開示の実施形態について説明したが、今回開示された実施形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
10,10A,10B コントローラ、12 摩耗判定部、14 取得部、16 報知部、18 解析部、20 摩耗量算出部、22 摩耗位置推定部、200 油圧ショベル、210 下部走行体、211 履帯、220 スイングサークル、221 アウターレース、222 インナーレース、223 スイングピニオン、230 上部旋回体、231 キャブ、232 作業機、233 ブーム、234 アーム、235 バケット、236 エンジン、238 油圧ポンプ、239 旋回モータ、240 バルブ、241 転動体、242,244 油圧センサ

Claims (7)

  1. 旋回軸受と、
    前記旋回軸受を駆動する駆動装置と、
    前記駆動装置への入力あるいは前記駆動装置からの出力の少なくともいずれか一方の状態を検出する検出部と、
    前記検出部で検出した検出値に基づいて、前記旋回軸受の状態を判定する判定部とを備える、作業機械。
  2. 前記判定部は、前記検出値と正常時の値との比較結果に基づいて前記旋回軸受の状態を判定する、請求項1記載の作業機械。
  3. 前記判定部は、前記検出値に基づいて前記旋回軸受の摩耗量を算出する摩耗量算出部を含む、請求項1記載の作業機械。
  4. 前記判定部は、前記摩耗量が閾値以上の場合に報知する報知部をさらに含む、請求項3記載の作業機械。
  5. 旋回角度を検出する旋回角度検出部をさらに備え、
    前記判定部は、前記検出値の検出時点における旋回角度に基づいて前記旋回軸受の摩耗位置を推定する位置推定部を含む、請求項1記載の作業機械。
  6. 旋回軸受を駆動するステップと、
    前記旋回軸受を駆動する装置への入力あるいは前記駆動装置からの出力の少なくともいずれか一方の状態を検出するステップと、
    検出した検出値に基づいて、前記旋回軸受の状態を判定するステップとを備える、作業機械の制御方法。
  7. 旋回軸受と、
    前記旋回軸受を駆動する駆動装置と、
    前記駆動装置への入力あるいは前記駆動装置からの出力の少なくともいずれか一方の状態を検出する検出部と、
    前記検出部で検出した検出値に基づいて、前記旋回軸受の状態を判定する判定部とを備える、作業機械の制御システム。
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