JP2024074629A - 放射線撮影装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2024074629000001
【課題】 複数人分の患者の撮影を行う回診において、撮影対象の患者を間違えてしまう、もしくは患者識別情報を取得し忘れてしまうことを抑制し得る放射線撮像装置を提供する。
【解決手段】 検査対象を透過した放射線を受けて該検査対象の画像を取得する画像取得手段と、検査対象に関する情報を保持する保持手段と、検査対象に付与された識別情報を読み取る読み取り手段と、保持手段に保持されている検査対象に関する情報と、読み取り手段により読み取られた識別情報とを照合する照合手段と、照合結果に関する情報を報知する報知手段と照合結果に基づいて画像と識別情報とを関連つけて保存する保存手段とを備える。
【選択図】 図4

Description

本発明は、放射線撮影装置に関する。
近年、放射線撮像装置は据え置き型の撮影システムに組み込まれたものや、可搬型のフラットパネルディテクタ(以下FPDと称する場合あり。尚、FPDは放射線撮影装置を意味する)などが知られている。放射線撮影装置(FPD)は可搬性を活かし放射線撮影室内で患者の近くに配置しての撮影や、放射線撮影室外で移動が困難な患者のもとへ回診しての撮影などに活用されている。回診の際には放射線撮影装置(FPD)と放射線撮影装置の制御装置、制御装置を介して放射線撮影装置と同期して放射線を照射する放射線発生装置がセットになっており、このセットが一体となった回診用放射線撮影装置がある。
回診用放射線撮影装置は放射線撮影装置と放射線発生装置との制御装置で構成される。前記の制御装置は入出力手段、撮影画像記憶手段、回診時の患者ごとの検査情報の記憶手段などを備えているのが一般的である。回診を行う際には、事前に検査情報を記憶手段に登録し、患者のところへ移動した後に入出力手段で検査情報を確認して撮影を開始する。ただし回診用放射線撮影装置は大きく、重いため、移動させるのに労力がかかり、移動ルートや撮影できる場所が制限されてしまうという課題があった。
その課題に対しては、放射線が照射されたことを自動で検知する放射線撮影装置を用いて、放射線撮影装置と放射線発生装置だけで回診する方法がある。この回診方法では制御装置がなくなることにより移動する際の持ち物が減り、回診用放射線撮影装置に比べ大きさも小さく、移動が容易になり、撮影に必要なスペースも小さくできる。ただし、検査情報の記憶手段がなく、撮影画像は放射線撮影装置内に記憶することから、撮影画像と検査情報を別で管理することになり、画像と患者の取違えが発生するという課題があった。画像と患者の取違えに対する対処手段として、特許文献1は放射線撮影装置に患者識別情報を読み込む手段としてバーコードリーダーなどを有している。そして撮影前に患者情報を読み取り、その後撮影した画像に患者識別情報を付加することで、画像と患者の取違えに対処している。
特表2018-525072
しかしながら、例えば、複数人分の患者の撮影を行う回診において、撮影対象の患者を間違えてしまう、もしくは、患者識別情報を取得し忘れてしまった場合があり得る。この場合、前述の特許文献1のバーコードリーダーを使用した放射線撮影装置では、撮影対象の患者の取違いを防ぐことができない。
上記課題を鑑み、放射線撮影装置と放射線発生装置を用いた回診において、放射線撮影装置内にその回診における患者検査情報を保持し、読み取った患者識別情報と放射線撮影装置内の患者検査情報を照合する。そして照合した結果に応じて、放射線撮影装置から操作者へ向けてアラートを報知することで、撮影対象の患者の取違いの発生防止が可能な回診用放射線撮影装置を提供することを目的とする。
本発明の放射線撮影装置は、検査対象を透過した放射線を受けて該検査対象の画像を取得する画像取得手段と、検査対象に関する情報を保持する保持手段と、
検査対象に付与された識別情報を読み取る読み取り手段と、前記保持対象に保持されている前記検査対象に関する情報と、前記読み取り手段により読み取られた前記識別情報とを照合する照合手段と、前記照合手段の照合結果に関する情報を報知する報知手段と、前記照合結果に基づいて前記画像取得手段で取得された画像と前記読み取り手段により読み取られた前記識別情報とを関連つけて保存する保存手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、放射線撮影装置にて患者識別情報と患者検査情報の照合を行うことで、撮影対象の患者の間違え、もしくは、患者識別情報の取得忘れ、などによる患者の取違いの発生防止が可能となる。
本発明の実施例1に記載の放射線撮影システムの構成図 本発明の実施例1に記載の操作者の回診作業フローを表す図 本発明の実施例1に記載の患者検査情報を取得したメモリーのイメージ図 本発明の実施例1に記載の放射線撮影装置(FPD)の動作フローを表す図 本発明の実施例2に記載の操作者の回診作業フローを表す図
[実施例1]
以下に記載の実施形態においては放射線としてX線を適用した場合を例に挙げて説明するが、放射線はX線に限らず電磁波やα線、β線、γ線などであってもよい。以下の実施例では患者の回診を例に説明するが、これに限らず検査対象の巡回検査に応用することも可能であり、その意味で実施例における患者は検査対象と読み替えることが可能である。
図1に本発明を実施するための放射線撮影システムの例を示す。本システムは医療用放射線撮影システムで、固定設置のワークステーション101と放射線撮影装置201と放射線発生装置301で構成される。
放射線発生装置301は被検体や放射線撮影装置201に対してX線を照射する。本実施例の放射線発生装置301は任意の場所へ移動が可能なものである。パラメータ設定手段、照射ボタン、電源を備え、放射線撮像装置などと同期せずX線を照射可能とする。パラメータ設定手段は電圧・電流・照射時間などのパラメータを設定する。照射ボタンはОNにするとパラメータ設定手段によって入力された設定内容をもとにX線を照射する。
放射線撮影装置201は、放射線検出パネル207、パネル駆動制御回路、バッテリー電源、ワークステーションとの通信手段、メモリー203を有する。更に放射線撮影装置制御回路(FPD制御回路)202、患者識別情報読取手段204、報知手段205、外部入力手段、変更手段206で構成される。
放射線撮影装置201内には患者または検査対象を透過した放射線を受けて検査対象の画像を取得する画像取得手段として機能する放射線検出パネル207を有する。放射線検出パネル207とパネル駆動制御回路は、FPD制御回路202からの制御に従い、患者または検査対象を透過した放射線に応じた信号電荷を蓄積したり、信号電荷を読出したりすることができる。また、読み出した信号電荷をアナログ値からデジタルデータへ変換することができる。
FPD制御回路202は、パネル駆動制御回路への動作指示を制御する。また、受け取ったデジタルデータを加工して画像として、または、ワークステーションより取得した患者検査情報をメモリー203へ記録させる。また、バッテリーの管理、ワークステーションとの通信制御、患者識別情報読取手段204の動作制御、など放射線撮影装置201全体の駆動を制御する。また、FPD201内には、患者または検査対象に付与された識別情報を読み取る読み取り手段204を備える。読み取り手段204により読み取った患者識別情報を元に、例えば、メモリーに保存した患者または検査対象に関する情報である検査情報に該当する患者識別情報があるのかの照合を行う。また、撮影枚数は患者検査情報と一致しているのか、といった照合も行う。つまり制御回路202内には保持手段に保持されている検査対象に関する情報と、読み取り手段により読み取られた識別情報とを照合する照合手段208を備え、照合結果に応じて報知手段へ指示を送る。
メモリー203は、保存手段として機能する画像メモリー領域、保持手段として機能する患者検査情報メモリー領域(患者検査情報保持手段)などの領域を持っている。尚、保存手段として機能する画像メモリー領域では、照合結果に基づいて画像取得手段で取得された画像と読み取り手段により読み取られた識別情報とを関連つけて保存する。放射線撮影装置(FPD)制御回路202は、メモリー203の各領域のデータの読出し、書込みを行うことができる。
以上の構成により放射線撮影装置(FPD)201は、放射線発生装置301から照射され被検体を透過した放射線を検出し、被検体に基づく放射線画像を取得する。
ワークステーションとの通信手段は、有線または近距離無線通信とする。なお、放射線撮影装置(FPD)201とワークステーションを有線接続する際は放射線撮影装置(FPD)201とケーブルの接合部がコネクタになっており着脱可能とする。
報知手段205は、FPD制御回路202からの指示に従い、照合手段の照合結果に関する情報を音によって使用者にアラートとして報知する。一例としては、照合手段による照合結果が、識別情報と検査対象に関する情報とで一致する情報が無い場合、照合結果に関する情報をアラートとして報知する。なお報知手段は音の替わりに、表示装置や光や振動を用いてもよいし、報知手段を複数備えてもよい。
変更手段206は、メモリ203内の保持手段である患者検査情報メモリー領域に保持された患者または検査対象に関する情報を変更することが可能である。具体的には、保持手段である患者検査情報メモリー領域に保持された患者または検査対象に関する情報に新たな患者または検査対象を追加可能である。
外部入力手段は、操作者の応答をFPD制御回路202へ伝える。外部入力手段は、ボタンに限らず、タッチパネルなどを用いてもよい。
放射線撮影装置(FPD)201は、患者識別情報読取手段204としてバーコードリーダーを備える。検査対象となる患者は本人の身体またはベッドに名札を備えており、名札にはバーコードが印刷されている。FPD制御回路202は、患者識別情報読取手段204で名札のバーコードを読み取ることができる。
なお、患者識別情報読取手段204はバーコードリーダーに限定されるものではなく、バーコードなどを読み取るカメラであってもよいし、数値や文字情報を読み取るカメラであってもよい。その場合患者識別情報も読取手段に応じたコードや数値や文字に関連付けて管理され、検査対象となる患者に付与される。
本実施例ではバーコードをベッドに備え付けているとしたが、バーコードのついたリストバンドやカードなどを患者に装着させてもよいし、患者の部屋の入口に備え付けてもよく、本実施例に記載の方法に限定されない。
以上の各要素を備えた放射線撮影装置(FPD)201は、バッテリー電源から電力を供給され動作することが可能である。
ワークステーション101は、病院内の放射線科部門に設置される情報機器である。ワークステーション101は検査管理システムと検査結果管理システムを持つ。
検査管理システムは回診で実施する患者検査情報を管理しており、RIS(放射線科部門内情報システム)やHIS(院内システム)に院内ネットワークでアクセスして患者検査情報を取得する。
患者検査情報には検査対象の患者識別情報と実施する撮影情報とが含まれている。患者識別情報には、患者名、患者ID、生年月日、性別、所在などの1つまたは複数が記録されている。実施する撮影情報には、検査日時、撮影手技、撮影枚数、照射線量、複数の患者間または検査対象間での検査の順番などの1つまたは複数が記録されている。本実施例の患者検査情報は患者ID、撮影枚数、などで構成されるが、ほかの情報を含んでもよい。
検査結果管理システムはPACS(画像サーバ)に院内ネットワークでアクセスして画像出力など検査結果の管理を行う。回診後に放射線撮影装置(FPD)201から送信される検査結果を管理する。検査結果は回診で行った検査の放射線画像を取得する際に使用した検査情報を付加した情報である。
次に放射線撮影システムを利用して撮影を実施する様子を、操作者のフローに注目して説明する。
図2は前記放射線撮影装置(FPD)201を用いた回診作業フローである。
操作者は患者のもとに回診に行く前に、まず放射線撮影装置(FPD)201をワークステーション101に接続して患者検査情報の取り込みを行う。その際、患者検査情報は放射線撮影装置(FPD)201内の患者検査情報メモリー領域に記憶される(図3)。患者検査情報の取り込みは複数人分の患者検査情報でもよい。患者検査情報の取り込みを終えた後に、操作者は放射線撮影装置(FPD)201とワークステーションを切り離し、放射線撮影装置(FPD)201と放射線発生装置301を持って患者のところへ移動する。
操作者は患者のところへ到着後、外部入力手段を用いて、放射線撮影装置(FPD)201の患者識別情報読取手段204を有効化し、患者識別情報を読み取る。患者は患者識別情報としてバーコードが関連付けられている。本実施例ではバーコードが検査対象患者のベッドに備え付けられている。それを放射線撮影装置(FPD)201のバーコードリーダーで読み取ることで、放射線撮影装置(FPD)201は撮影対象を認識する。操作者は、このタイミングでアラート1の有無を確認し、アラート1が発生している場合は外部入力手段を用いて、YESまたは、NOなどの応答する。アラート1については、後述する。
次に操作者は、放射線撮影装置(FPD)201を患者の元に設置し、放射線画像の取得を実施する。このタイミングでアラート2の有無を確認し、アラート2が発生している場合は外部入力手段を用いて、YESまたは、NOなどの応答する。アラート2については、後述する。必要枚数の画像取得が終了した際は次の患者へ移動する。
放射線撮影装置(FPD)201に登録してある全ての患者検査情報の撮影を実施したら回診終了となり、操作者は放射線科部門に戻る。操作者は放射線撮影装置(FPD)201をワークステーションと接続し、メモリー203に記録された画像と患者検査情報の結合情報である検査結果を検査結果管理システムへ送信する。
次に、放射線撮影システムを利用して撮影を実施する様子を図4の放射線撮影装置(FPD)のフローに注目して説明する。また、放射線撮影装置(FPD)201は、ステータス変数という変数を持つとする。通常時は、「NULL」であるが、患者識別情報の読み取りをきっかけに「撮影中」という状態に変更する。あくまで、ステータス変数、「撮影中」、「NULL」などの表現は一例にすぎず、任意で決めてよい。
まず、図4のフローを実施する前の事前の準備について説明する。放射線撮影装置(FPD)201は回診を始める前には、メモリー203の患者検査情報メモリー領域が空白の状態である。操作者が放射線撮影装置(FPD)201をワークステーション101に接続すると、放射線撮影装置(FPD)201はワークステーションから患者検査情報を受け取り、患者検査情報メモリー領域に格納する。
有効化された患者識別情報読取手段204を患者識別情報のバーコードにかざすと、放射線撮影装置(FPD)201はこれを読み取る。バーコードの読み取りをきっかけにステータス変数を「撮影中」に変更する。放射線撮影装置(FPD)201は、読み取った患者識別情報をもとに、読み取った患者識別情報が患者検査情報メモリー領域にあるか否か、の照合を行う(S401)。該当する患者識別情報がある場合は、そのまま放射線の照射待ちとなるが、該当する患者識別情報がない場合は、報知手段を用いて、操作者へアラート1を通知する。アラート1は、「患者識別情報が登録されていません。新規患者として登録するか」といった内容である。このアラート1に対し操作者からの応答を待ち、Yesの応答がある場合は、患者検査情報変更手段206を用いて新規患者として患者検査情報メモリー領域に新規で登録する。尚、Noの応答がある場合、または、応答がない場合は、撮影を終了する。放射線の照射待ち後、放射線の照射を検知すると、放射線撮影装置(FPD)201はパネル駆動制御回路へ動作指示を行い、放射線画像を取得する。
放射線画像の取得が終了すると、放射線撮影装置(FPD)201はステータス変数を確認する(S402)。ステータス変数が「撮影中」の場合、撮影した放射線画像に対して患者識別情報を付加し、画像メモリー領域に保存する。保存後、放射線撮影装置(FPD)201は読み取った患者識別情報をもとに、現在の撮影枚数が患者検査情報の撮影枚数と一致するか否か、照合を行い(S403)、少ない場合は、つづけて放射線の照射待ちとなり、放射線画像の取得を繰り返す。尚、一致しないまま読み取り手段204で別の患者、または検査対象の識別情報が読み取られた場合、報知手段205で警告を報知してもよい。撮影枚数が患者検査情報の撮影枚数と一致した場合、ステータス変数を「NULL」に変更し、撮影を終了する。撮影枚数を予定より多くしたい場合は、患者検査情報変更手段を用いて患者検査情報の撮影枚数を変更する。
読み取った患者識別情報をもとに、読み取った患者識別情報が患者検査情報メモリー領域にあるか否か、照合することでアラート1の報知を行い、患者の取違いの発生防止が可能となる。
患者識別情報の読み取り忘れが発生した場合、患者識別情報の読み取りがされないため、S400、および、S401はスキップされる。S400がスキップされているため、ステータス変数は「NULL」のままとなる。放射線撮影装置(FPD)201は、ステータス変数が「NULL」のまま、放射線画像の取得、S402へと進む。ステータス変数が「NULL」の場合、取得された放射線画像は患者識別情報なし画像として画像メモリー領域に保存され、放射線撮影装置(FPD)201は、報知手段を用いて操作者へアラート2を通知する。アラート2は、「患者識別情報の読み取りを忘れていないか」といった内容である。このアラート2に対し操作者からのYesの応答がある場合は、正しい患者識別情報の読み取りを操作者へ促し、正しい患者識別情報が入力されると、その患者識別情報を患者識別情報なし画像に対して付加し、画像メモリー領域に保存する。ステータス変数を「撮影中」に変更し、S403へと進む。
撮影枚数が患者検査情報と一致しているか否か、照合することでステータス変数は変更される。ステータス変数をもとにアラート2の報知を行い、患者識別情報の取り忘れによる患者の取違いの発生防止が可能となる。ここで、撮影枚数が患者検査情報と一致しているか否かの照合は、メモリ203の保存手段として機能する画像メモリー領域に保存されている、識別情報が関連つけて保存された画像の枚数を照合することで実現できる。つまり照合手段は、撮影枚数を含む検査対象に関する情報と一致する情報を有する識別情報が関連つけて保存された画像の枚数と、検査情報内の撮影枚数情報とを照合可能である。そしてこの照合の結果が一致しない場合、報知手段は照合結果に関する情報をアラートとして報知する。
尚、患者検査情報、つまり検査対象に関する情報として、撮影枚数がブランクである場合は、撮影枚数の情報は1と扱ってもよいし、予め規定された枚数(標準枚数)として扱ってもよい。つまり、検査対象に関する情報である患者識別情報を読み取ることなく撮影を開始した場合、この検査対象と一致する識別情報が対応付けて保存された画像が無いので、撮影枚数の照合の結果は一致せず、アラートが報知されることになる。これによって、識別情報を読み取り忘れた撮影に対して報知手段がアラートを報知するので、識別情報の読み込み忘れを防止した撮影が可能となる。そしてこのアラートが報知された後、読み取り手段によって識別情報が読み取られた場合は、識別情報の読み忘れによって識別情報が対応付けられなかった画像に対して、読み取られた識別情報を関連つけて保存すればよい。
放射線撮影装置(FPD)201は、患者検査情報変更手段を用いて、患者検査情報の撮影枚数などを適宜変更してもよい。
また、回診の順番が決まっている場合、回診の順番も患者検査情報に含み患者検査情報メモリー領域に保存し、予定の順番通りに患者識別情報の読み取りが実施されなければ、アラートを通知してもよい。つまり、複数の患者または検査対象を撮影する場合、検査対象に関する情報が複数の検査対象間での検査の順番を含むことになる。この場合、照合手段は、読み取り手段による識別情報の読み取り順番と複数の検査対象間での検査の順番とを照合可能であり、この照合の結果が一致しない場合、報知手段は照合結果に関する情報を報知するとよい。
本実施例では、放射線撮影装置(FPD)201が患者識別情報読取手段204を有するとしたが、放射線撮影装置(FPD)に限らず、回診用放射線撮影装置の構成に含まれる周辺機器など、例えば、回診車自身、が有してもよい。
検査情報メモリー領域上のすべての撮影を終えると、放射線撮影装置(FPD)201は結果転送待ち状態になる。ワークステーション101と放射線撮影装置(FPD)201が接続されると、放射線撮影装置(FPD)201は画像メモリー領域の内容をワークステーション101上の検査結果管理システムに転送する。これと同時に、放射線撮影装置(FPD)201は検査情報メモリー領域を消去し、新しい検査情報の受け取り待ちに戻る。
本実施例では、図4に示すように、放射線撮影装置(FPD)201において、患者識別情報と患者検査情報の照合を行うことで、撮影対象の患者の間違え、もしくは、患者識別情報の取得忘れ、などによる患者の取違いの発生防止が可能となる。
[実施例2]
本実施例の放射線撮影システムの構成は実施例1に記載の放射線撮影システムと同様であるため、各構成要素について同じ参照符号を用いて説明を省略する。
本実施例の回診作業、準備動作のフローは実施例1に記載の放射線システムと同様であるため、各要素について同じ参照番号を用いて説明を省略する。
図5に、操作者の回診作業フローをさらに詳細にしたフローを記載する。
放射線撮影の前後には、放射線撮影装置(FPD)201を患者の背中に差し込むタイミングと背中から抜き取るタイミングが存在する。つまり、撮影の準備や撮影の完了(終了)のための動作が発生する。このタイミングにおいて、この動作を検知する任意の検知手段を用いて撮影準備動作または撮影完了動作を検知したら、報知手段にアラート2を報知させる。任意の検知手段とは、加速度センサ、衝撃センサ、重力センサ、振動など、どのような方法を用いてもよい。
放射線撮影装置(FPD)201は、「放射線撮影装置(FPD)201が背中に差し込まれたこと」を検知した際に、患者識別情報の読み取りがされていなかった場合(ステータス変数が「NULL」の場合)、報知手段を用いて操作者へアラート2を通知する。操作者からYESの応答があれば、患者識別情報の読み取りを促し、患者識別情報が入力されるのを待つ。患者識別情報入力後、図4のS400へと進み、作業フローを続ける。
放射線撮影装置(FPD)201は、「放射線撮影装置(FPD)201が背中から抜き取られたことを検知した際に、患者識別情報の読み取りがされていなかった場合(ステータス変数が「NULL」の場合)、報知手段を用いて操作者へアラート2を通知する。このように、読み取り手段による識別情報の読み取りが完了しない状態で検知手段が撮影準備または撮影完了を検知した場合、報知手段は照合結果を不一致として扱い、照合結果に関する情報を報知するとよい。アラート2通知後は、図4のS404へと進み、作業フローを続ける。
本実施例では、実施例1に対し、アラートするタイミングを増やすことで、より効果的に患者の取違いの発生防止が可能となる。
本明細書の開示は、以下の放射線撮影装置を含む。
(項目1)
検査対象を透過した放射線を受けて該検査対象の画像を取得する画像取得手段と、検査対象に関する情報を保持する保持手段と、検査対象に付与された識別情報を読み取る読み取り手段と、前記保持手段に保持されている前記検査対象に関する情報と、前記読み取り手段により読み取られた前記識別情報とを照合する照合手段と、前記照合手段の照合結果に関する情報を報知する報知手段と前記照合結果に基づいて前記画像取得手段で取得された画像と前記読み取り手段により読み取られた前記識別情報とを関連つけて保存する保存手段とを備えることを特徴とする放射線撮影装置。
(項目2)
前記識別情報は、患者名と患者IDと生年月日と性別と所在とのうちの少なくとも1つであることを特徴とする項目1に記載の放射線撮影装置。
(項目3)
前記検査対象に関する情報は、患者名と患者IDと生年月日と性別と所在とのうちの少なくとも1つと、検査日時と撮影手技と撮影枚数と照射線量と複数の検査対象間での検査の順番のうちの少なくとも1つ、とを含むことを特徴とする項目1または2に記載の放射線撮影装置。
(項目4)
前記報知手段は、前記照合結果に関する情報を音または光で報知することを特徴とする項目1から項目3のいずれか1項目に記載の放射線撮影装置。
(項目5)
前記照合手段による照合結果が、前記識別情報と前記検査対象に関する情報とで一致する情報が無い場合、前記報知手段が前記照合結果に関する情報を報知することを特徴とする項目1から項目4のいずれか1項目に記載の放射線撮影装置。
(項目6)
前記保持手段に保持された前記検査対象に関する情報を変更する変更手段を更に備えることを特徴とする項目1から項目5のいずれか1項目に記載の放射線撮影装置。
(項目7)
前記変更手段は、前記保持手段に保持された前記検査対象に関する情報に検査対象を追加可能であることを特徴とする項目6に記載の放射線撮影装置。
(項目8)
前記検査対象に関する情報が撮影枚数を含み、前記照合手段は前記撮影枚数を含む検査対象に関する情報と一致する情報を有する識別情報が関連つけて保存された画像の枚数と、前記撮影枚数とを照合可能であり、該照合の結果が一致しない場合、前記報知手段は該照合結果に関する情報を報知することを特徴とする項目1から項目7のいずれか1項目に記載の放射線撮影装置。
(項目9)
前記報知手段による報知の後、前記読み取り手段によって識別情報が読み取られた場合、識別情報が関連つけられていない画像に該識別情報を関連つけて前記保存手段に保存することを特徴とする項目8に記載の放射線撮影装置。
(項目10)
撮影準備または撮影完了を検知する検知手段を更に備え、前記読み取り手段による識別情報の読み取りが完了しない状態で前記検知手段が撮影準備または撮影完了を検知した場合、前記報知手段は前記照合結果を不一致として扱い、照合結果に関する情報を報知することを特徴とする項目1から項目9のいずれか1項目に記載の放射線撮影装置。
(項目11)
前記検査対象に関する情報が複数の検査対象間での検査の順番を含み、前記照合手段は、前記読み取り手段による識別情報の読み取り順番と前記複数の検査対象間での検査の順番とを照合可能であり、該照合の結果が一致しない場合、前記報知手段は該照合結果に関する情報を報知することを特徴とする項目1から項目10のいずれか1項目に記載の放射線撮影装置。
(項目12)
前記検査対象に関する情報が撮影枚数を含み、前記照合手段は前記撮影枚数を含む検査対象に関する情報と一致する情報を有する識別情報が関連つけて保存された画像の枚数と、前記撮影枚数とを照合可能であり、該照合の結果が一致しない状態で前記読み取り手段によって新たな識別情報が読みとられた場合、前記報知手段は該照合結果に関する情報を報知することを特徴とする請求項1から項目11のいずれか1項目に記載の放射線撮影装置。
101 ワークステーション
201 放射線撮影装置(FPD:フラットパネルディテクタ)
202 放射線撮影装置(FPD)制御回路
203 メモリー(保持手段、保存手段)
204 患者識別情報読取手段
205 報知手段
206 変更手段
207 放射線検出パネル(画像取得手段)
208 照合手段
301 放射線発生装置

Claims (12)

  1. 検査対象を透過した放射線を受けて該検査対象の画像を取得する画像取得手段と、
    検査対象に関する情報を保持する保持手段と、
    検査対象に付与された識別情報を読み取る読み取り手段と、
    前記保持手段に保持されている前記検査対象に関する情報と、前記読み取り手段により読み取られた前記識別情報とを照合する照合手段と、
    前記照合手段の照合結果に関する情報を報知する報知手段と
    前記照合結果に基づいて前記画像取得手段で取得された画像と前記読み取り手段により読み取られた前記識別情報とを関連つけて保存する保存手段と
    を備えることを特徴とする放射線撮影装置。
  2. 前記識別情報は、患者名と患者IDと生年月日と性別と所在とのうちの少なくとも1つであることを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影装置。
  3. 前記検査対象に関する情報は、患者名と患者IDと生年月日と性別と所在とのうちの少なくとも1つと、検査日時と撮影手技と撮影枚数と照射線量と複数の検査対象間での検査の順番のうちの少なくとも1つ、とを含むことを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影装置。
  4. 前記報知手段は、前記照合結果に関する情報を音または光で報知することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影装置。
  5. 前記照合手段による照合結果が、前記識別情報と前記検査対象に関する情報とで一致する情報が無い場合、前記報知手段が前記照合結果に関する情報を報知することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影装置。
  6. 前記保持手段に保持された前記検査対象に関する情報を変更する変更手段を更に備えることを特徴とする請求項5に記載の放射線撮影装置。
  7. 前記変更手段は、前記保持手段に保持された前記検査対象に関する情報に検査対象を追加可能であることを特徴とする請求項6に記載の放射線撮影装置。
  8. 前記検査対象に関する情報が撮影枚数を含み、前記照合手段は前記撮影枚数を含む検査対象に関する情報と一致する情報を有する識別情報が関連つけて保存された画像の枚数と、前記撮影枚数とを照合可能であり、該照合の結果が一致しない場合、前記報知手段は該照合結果に関する情報を報知することを特徴とする請求項3に記載の放射線撮影装置。
  9. 前記報知手段による報知の後、前記読み取り手段によって識別情報が読み取られた場合、識別情報が関連つけられていない画像に該識別情報を関連つけて前記保存手段に保存することを特徴とする請求項8に記載の放射線撮影装置。
  10. 撮影準備または撮影完了を検知する検知手段を更に備え、前記読み取り手段による識別情報の読み取りが完了しない状態で前記検知手段が撮影準備または撮影完了を検知した場合、前記報知手段は前記照合結果を不一致として扱い、照合結果に関する情報を報知することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影装置。
  11. 前記検査対象に関する情報が複数の検査対象間での検査の順番を含み、前記照合手段は、前記読み取り手段による識別情報の読み取り順番と前記複数の検査対象間での検査の順番とを照合可能であり、該照合の結果が一致しない場合、前記報知手段は該照合結果に関する情報を報知することを特徴とする請求項3に記載の放射線撮影装置。
  12. 前記検査対象に関する情報が撮影枚数を含み、前記照合手段は前記撮影枚数を含む検査対象に関する情報と一致する情報を有する識別情報が関連つけて保存された画像の枚数と、前記撮影枚数とを照合可能であり、該照合の結果が一致しない状態で前記読み取り手段によって新たな識別情報が読みとられた場合、前記報知手段は該照合結果に関する情報を報知することを特徴とする請求項3に記載の放射線撮影装置。
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