JP2024074488A - 樹脂成形装置、及び、樹脂成形品の製造方法 - Google Patents

樹脂成形装置、及び、樹脂成形品の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】液状樹脂を用いることによって樹脂成形品を製造すると共に樹脂成形品の1個当たりの製造に要する時間を抑制可能な樹脂成形装置、及び、樹脂成形品の製造方法を提供する。【解決手段】樹脂成形装置は、第1モジュールと、第2モジュールと、第3モジュールと、搬送機構とを備える。第1モジュールは、離型フィルムを供給する。第2モジュールは、離型フィルムに液状樹脂を載せる。第3モジュールは、液状樹脂が載っている離型フィルムが成形型に配置された状態で成形型の型締めを行なうことによって樹脂成形を行なう。第2モジュールは、第1及び第2ステージを含む。搬送機構は、少なくとも一旦第1ステージに配置された離型フィルムに液状樹脂が供給されている最中に第1モジュールから第2ステージへの離型フィルムの搬送を開始する。【選択図】図1

Description

本発明は、樹脂成形装置、及び、樹脂成形品の製造方法に関する。
特開2022-61238号公報(特許文献1)は、樹脂封止装置を開示する。この樹脂封止装置においては、フィルムに樹脂が供給され、樹脂が載っているフィルムが金型へ搬送される。樹脂が載っているフィルムがセットされた金型を用いることによって、ワークの一面が樹脂封止される(特許文献1参照)。
特開2022-61238号公報
一般的に、離型フィルムに液状樹脂を供給することによって離型フィルムに液状樹脂を載せる工程には長時間を要する。したがって、液状樹脂を用いて樹脂成形を行なう場合には、樹脂成形品の1個当たりの製造に要する時間が長くなる傾向がある。上記特許文献1には、このような問題を解決する手段が開示されていない。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであって、その目的は、液状樹脂を用いることによって樹脂成形品を製造すると共に樹脂成形品の1個当たりの製造に要する時間を抑制することが可能な樹脂成形装置、及び、樹脂成形品の製造方法を提供することである。
本発明のある局面に従う樹脂成形装置は、第1モジュールと、第2モジュールと、第3モジュールと、搬送機構とを備える。第1モジュールは、離型フィルムを供給する。第2モジュールは、離型フィルムに液状樹脂を供給することによって、離型フィルムに液状樹脂を載せる。第3モジュールは、成形型を含み、液状樹脂が載っている離型フィルムが成形型に配置された状態で成形型の型締めを行なうことによって樹脂成形を行なう。第2モジュールは、第1及び第2ステージを含む。第1及び第2ステージの各々には、離型フィルムを配置することが可能である。搬送機構は、少なくとも一旦第1ステージに配置された離型フィルムに液状樹脂が供給されている最中に第1モジュールから第2ステージへの離型フィルムの搬送を開始する。
本発明の他の局面に従う樹脂成形品の製造方法は、上記樹脂成形装置を用いた樹脂成形品の製造方法である。この樹脂成形品の製造方法は、離型フィルムを供給するステップと、離型フィルムに液状樹脂を供給することによって、離型フィルムに液状樹脂を載せるステップと、液状樹脂が載っている離型フィルムが成形型に配置された状態で成形型の型締めを行なうステップと、少なくとも一旦第1ステージに配置された離型フィルムに液状樹脂が供給されている最中に第1モジュールから第2ステージへの離型フィルムの搬送を開始するステップとを含む。
本発明によれば、液状樹脂を用いることによって樹脂成形品を製造すると共に樹脂成形品の1個当たりの製造に要する時間を抑制することが可能な樹脂成形装置、及び、樹脂成形品の製造方法を提供することができる。
実施の形態1に従う樹脂成形装置を模式的に示す平面図である。 第1搬送機構の一部を側方から模式的に示す部分断面図である。 離型フィルム配置部の正面を模式的に示す図である。 離型フィルム配置部の平面を模式的に示す図である。 ディスペンサと保持機構とを模式的に示す図である。 型締め前の樹脂成形部の断面を模式的に示す図である。 型締め中の樹脂成形部の断面を模式的に示す図である。 樹脂成形装置における離型フィルムの搬送手順の前半部分を示すフローチャートである。 樹脂成形装置における離型フィルムの搬送手順の後半部分を示すフローチャートである。 第2モジュールにおける離型フィルムへの液状樹脂の供給手順を示すフローチャートである。 離型フィルムが配置されていないステージへの離型フィルムの配置について説明するための図である。 液状樹脂が載っている離型フィルムの保持について説明するための図である。 ステージの位置の入替えについて説明するための図である。 離型フィルムに液状樹脂が吐出される時の各ステージの状態を模式的に示す図である。 液状樹脂が載っている離型フィルムが配置されたステージが上昇した状態を模式的に示す図である。 樹脂成形品の製造のサイクルタイムが離型フィルムの搬送タイミングによってどのように変化するかを説明するための図である。 実施の形態2に従う樹脂成形装置を模式的に示す平面図である。 実施の形態2における第1搬送機構の一部を側方から模式的に示す部分断面図である。 実施の形態2における、型締め前の樹脂成形部の断面を模式的に示す図である 実施の形態2における、型締め中の樹脂成形部の断面を模式的に示す図である。 一方の離型フィルム配置部のステージに一方の保持部に保持された離型フィルムが配置される場合の各部の位置関係を模式的に示す図である。 他方の離型フィルム配置部のステージに他方の保持部に保持された離型フィルムが配置される場合の各部の位置関係を模式的に示す図である。
以下、本発明の一側面に係る実施の形態(以下、「本実施の形態」とも称する。)について、図面を用いて詳細に説明する。なお、図中同一又は相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。また、各図面は、理解の容易のために、適宜対象を省略又は誇張して模式的に描かれている。また、以下の説明においては、水平面上において互いに直交する2方向が前後方向及び左右方向と定義され、鉛直方向が上下方向と定義される。また、本明細書において、液状樹脂における「液状」という用語は、常温において液状であって流動性を有することを意味する。
[1.実施の形態1]
<1-1.樹脂成形装置の構成>
図1は、本実施の形態1に従う樹脂成形装置1を模式的に示す平面図である。樹脂成形装置1は、半導体チップ等の電子部品が搭載された基板に樹脂封止を施し、樹脂成形品を製造するように構成されている。樹脂成形装置1においては、基板のうち電子部品が搭載された部品搭載面が樹脂封止される。
基板の一例としては、シリコンウェーハ等の半導体基板、リードフレーム、プリント配線基板、金属製基板、樹脂製基板、ガラス製基板及びセラミック製基板が挙げられる。基板は、FOWLP(Fan Out Wafer Level Packaging)、FOPLP(Fan Out Panel Level Packaging)に用いられるキャリアであってもよい。基板においては、配線が既に施されていてもよいし、配線が施されていなくてもよい。
図1に示されるように、樹脂成形装置1は、第1モジュール10と、第2モジュール20と、第3モジュール30と、第4モジュール40と、制御部70とを含んでいる。制御部70は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)等を含む。制御部70は、例えば、制御プログラムに従って、第1モジュール10、第2モジュール20、第3モジュール30及び第4モジュール40の各々を制御するように構成されている。
第1モジュール10、第2モジュール20、第3モジュール30及び第4モジュール40の各々は、他のモジュールに着脱可能かつ交換可能である。また、樹脂成形装置1において、第1モジュール10、第2モジュール20、第3モジュール30及び第4モジュール40の各々は増減可能である。
第1モジュール10は、離型フィルム供給部100と、第1搬送機構50とを含んでいる。第1モジュール10は、離型フィルムを供給するように構成されている。離型フィルムの材料としては、耐熱性、離型性、柔軟性、伸展性等の特性を有する樹脂材料が用いられ、例えば、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、ETFE(エチレン・四フッ化エチレン共重合体)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、FEP(四フッ化エチレン・六フッ化プロピレン共重合体)、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニリデン等が用いられる。
離型フィルム供給部100は、例えば、ロール状離型フィルム、フィルム載置台、フィルムグリッパ及びカッター(いずれも不図示)を含んでいる。フィルムグリッパによってロール状離型フィルムから長尺の離型フィルムが引き出され、引き出された離型フィルムがフィルム載置台に配置される。フィルム載置台に配置された離型フィルムがカッターによって所望の形状(例えば、矩形又は円形)に切断されることにより、樹脂成形に用いられる離型フィルムF1(図2等)が準備される。準備された離型フィルムF1上には、トレイカバーTC1(後述)が配置される。離型フィルム供給部100において準備された離型フィルムF1及びトレイカバーTC1は、第1搬送機構50によって第2モジュール20へ搬送される。
図2は、第1搬送機構50の一部を側方から模式的に示す部分断面図である。図2に示されるように、第1搬送機構50は、移動部500と、支持部510と、保持部511とを含んでいる。移動部500は、例えば、上下方向に延びる柱形状を有している。移動部500は、第1モジュール10、第2モジュール20及び第3モジュール30に跨がって敷設されたレールに沿って移動するように構成されている。また、移動部500は、第2モジュール20において、前後方向に移動するように構成されている。移動部500の移動は、例えば、不図示のサーボモータによって実現される。
支持部510は、例えば、板形状を有している。支持部510は、移動部500に取り付けられており、移動部500から前方向に延びている。支持部510は、例えば、移動部500に対して上下方向に移動するように構成されている。支持部510の上下方向の移動は、例えば、不図示のエアシリンダ又はサーボモータによって実現される。
保持部511は、支持部510の前端下方に固定されており、トレイカバーTC1及び離型フィルムF1を下端に保持するように構成されている。保持部511は、不図示のトレイカバー用チャックによってトレイカバーTC1を機械的に保持する。また、保持部511は、不図示の真空ポンプを用いることによってトレイカバーTC1を介して離型フィルムF1を吸着すると共に不図示の離型フィルム用チャックによって機械的に離型フィルムF1を下方から上方へ押圧することにより離型フィルムF1を保持する。例えば、第2モジュール20において移動部500が前後方向に移動することに伴い、保持部511は前後方向に移動する。なお、トレイカバーTC1は枠状の部材であり、離型フィルムF1の大きさはトレイカバーTC1の枠によって囲まれる空間の大きさよりも大きい。当該空間の平面視における形状は、例えば、矩形状である。
再び図1を参照して、第2モジュール20は、離型フィルム配置部200と、ディスペンサ250と、保持機構260とを含んでいる。第2モジュール20は、離型フィルムF1に液状樹脂を供給することによって、離型フィルムF1に液状樹脂を載せるように構成されている。
図3は、離型フィルム配置部200の正面を模式的に示す図である。図4は、離型フィルム配置部200の平面を模式的に示す図である。図3及び図4に示されるように、離型フィルム配置部200は、計量器230と、入替え機構210,220と、ステージ212,222と、プレート213,223と、レール215,225とを含んでいる。計量器230は、離型フィルムF1上に載せられた液状樹脂の重さを計るように構成されている。
入替え機構210は、移動部214と支持部211とを含んでいる。移動部214は、例えば、平面視矩形状のブロック状部材である。移動部214は、前後方向に延びるレール215上に配置され、レール215上を移動可能である。移動部214の移動は、例えば、エアシリンダによって実現される。支持部211は、移動部214から上方へ延びる板状部材である。支持部211は、移動部214の移動に従って移動部214と共に移動する。
ステージ212は、平面視矩形状の板状部材である。ステージ212は、支持部211に取り付けられており、支持部211から右方向へ延びている。ステージ212は、支持部211に対して上下方向に移動可能である。ステージ212の移動は、例えば、サーボモータによって実現される。ステージ212には、上下方向に貫通した貫通孔H1が形成されている。貫通孔H1の平面視における形状は、例えば、矩形状である。貫通孔H1は、平面視矩形状のプレート213によって覆われている。すなわち、プレート213の各辺の長さは、貫通孔H1の各辺の長さよりも長い。プレート213には、離型フィルムF1及びトレイカバーTC1が配置される。なお、プレート213は、ステージ212に載っているだけであり、ステージ212に固定されていない。
ステージ212が計量器230の上方に移動し、ステージ212が下降することによって、計量器230が貫通孔H1内を通る。これにより、プレート213が計量器230によって支持され、プレート213がステージ212から浮き上がる。プレート213が計量器230によって支持された状態で、プレート213上の離型フィルムF1にディスペンサ250によって液状樹脂が供給される。計量器230によって離型フィルムF1に載せられた液状樹脂の重さが計られ、離型フィルムF1に適切な量の液状樹脂が供給される。
入替え機構220は、移動部224と、支持部221とを含んでいる。移動部224は、例えば、平面視矩形状のブロック状部材である。移動部224は、前後方向に延びるレール225上に配置され、レール225上を移動可能である。移動部224の移動は、例えば、エアシリンダによって実現される。支持部221は、移動部224から上方へ延びる板状部材である。支持部221は、移動部224の移動に従って移動部224と共に移動する。
ステージ222は、平面視矩形状の板状部材である。ステージ222は、支持部221に取り付けられており、支持部221から左方向へ延びている。ステージ222は、支持部221に対して上下方向に移動可能である。ステージ222の移動は、例えば、サーボモータによって実現される。ステージ222には、上下方向に貫通した貫通孔H2が形成されている。貫通孔H2の平面視における形状は、例えば、矩形状である。貫通孔H2は、平面視矩形状のプレート223によって覆われている。すなわち、プレート223の各辺の長さは、貫通孔H2の各辺の長さよりも長い。プレート223には、離型フィルムF1及びトレイカバーTC1が配置される。なお、プレート223は、ステージ222に載っているだけであり、ステージ222に固定されていない。
ステージ222が計量器230の上方に移動し、ステージ222が下降することによって、計量器230が貫通孔H2内を通る。これにより、プレート223が計量器230によって支持され、プレート223がステージ222から浮き上がる。プレート223が計量器230によって支持された状態で、プレート223上の離型フィルムF1にディスペンサ250によって液状樹脂が供給される。計量器230によって離型フィルムF1に載せられた液状樹脂の重さが計られ、離型フィルムF1に適切な量の液状樹脂が供給される。
このように、離型フィルム配置部200においては、入替え機構210,220の制御が行なわれることによって、計量器230に配置されるプレート(プレート213又はプレート223)が変更される。これにより、プレート213に配置された離型フィルムF1、及び、プレート223に配置された離型フィルムF1の各々に順次液状樹脂を供給することができる。
図5は、ディスペンサ250と保持機構260とを模式的に示す図である。図5に示されるように、ディスペンサ250は、ディスペンサ本体251と、カートリッジC1とを含んでいる。カートリッジC1は、液状樹脂を貯留している。ディスペンサ本体251は、不図示のプランジャを含んでいる。カートリッジC1に貯留された液状樹脂がプランジャによって上側から押されることにより、カートリッジC1のノズルN1から液状樹脂が吐出される。ディスペンサ250において、カートリッジC1は、カートリッジC1の長手方向が上下方向に沿うようにディスペンサ本体251に交換可能に取り付けられている。
保持機構260は、使用済みのカートリッジC1と、未使用のカートリッジC1とを保持するように構成されている。この例においては、貫通孔H3において未使用のカートリッジC1が保持されている。例えば、ディスペンサ250に含まれる使用済みのカートリッジC1は、貫通孔H4に挿入され、保持機構260に保持される。そして、使用済みのカートリッジC1は、ディスペンサ本体251から自動的に取り外される。その後、例えば、貫通孔H3において保持されている未使用のカートリッジC1がディスペンサ本体251に自動的に接続される。これにより、カートリッジC1の交換が自動的に行なわれる。第2モジュール20によれば、保持機構260によって使用済みのカートリッジC1と未使用のカートリッジC1とが保持されるため、ディスペンサ250におけるカートリッジC1の交換を容易に行なうことができる。
再び図1を参照して、第4モジュール40は、基板供給部410と、基板収納部420と、基板載置部430と、第2搬送機構60とを含んでいる。基板供給部410は、樹脂封止前の基板を基板載置部430に供給するように構成されている。基板収納部420は、樹脂封止済の基板(樹脂成形品)を収納するように構成されている。基板載置部430は、基板供給部410に対応する位置と基板収納部420に対応する位置との間で前後方向に移動するように構成されている。第2搬送機構60は、第4モジュール40及び第3モジュール30において、左右方向及び前後方向に移動するように構成されている。第2搬送機構60は、例えば、基板載置部430に配置された樹脂封止前の基板を保持し第3モジュール30へ搬送し、樹脂封止済の基板を第3モジュール30から第4モジュール40へ搬送する。
第3モジュール30は、樹脂成形部300を含んでいる。樹脂成形部300においては、液状樹脂が載っている離型フィルムF1を用いることによって、基板の部品搭載面の樹脂封止(樹脂成形)が行なわれる。
図6は、型締め前の樹脂成形部300の断面を模式的に示す図である。図7は、型締め中の樹脂成形部300の断面を模式的に示す図である。図6及び図7に示されるように、樹脂成形部300は、外枠部材301と、固定プラテン310と、可動プラテン330と、成形型305とを含んでいる。成形型305の一例としては、金型が挙げられる。
外枠部材301は、タイバー(柱体)又はホールドフレーム(板部材)で構成される。外枠部材301がタイバーで構成される場合には、四隅に配置された4本のタイバーによって外枠部材301が構成される。4本のタイバーの各々は上下方向に延びている。外枠部材301がホールドフレームによって構成される場合には、左右に配置された2枚のホールドフレームによって外枠部材301が構成される。2枚のホールドフレームの一方の幅広面は、2枚のホールドフレームの他方の幅広面と左右方向において対向している。
固定プラテン310は、平面視矩形状の板状部材である。固定プラテン310は、外枠部材301の上部に固定されている。可動プラテン330は、外枠部材301の内側において固定プラテン310よりも下方に配置されている。可動プラテン330は、上下方向に移動するように構成されている。可動プラテン330の移動は、例えば、不図示の型締め機構によって実現される。型締め機構は、例えば、サーボモータ及びボールねじの組合せ、油圧シリンダ及びリンク機構の組合せ等によって実現される。
成形型305は、上型320と、下型340とを含んでいる。成形型305は、外枠部材301の内側において、固定プラテン310と可動プラテン330との間に配置されている。より具体的には、上型320が固定プラテン310の下面に固定されており、下型340が可動プラテン330の上面に固定されている。可動プラテン330が上下方向に移動することによって、下型340も可動プラテン330と共に上下方向に移動する。可動プラテン330が上昇することによって、成形型305の型締めが行なわれる。
下型340は、ベースプレート344と、底面部材341と、バネ343と、側面部材342とを含んでいる。ベースプレート344は、平面視矩形状の板状部材である。ベースプレート344は、可動プラテン330の上面に固定されている。底面部材341は、平面視矩形状のブロック状部材である。底面部材341は、ベースプレート344の上面に固定されており、ベースプレート344の略中央部分に位置している。側面部材342は、底面部材341の周囲を囲む枠状部材である。側面部材342は、複数のバネ343を介して底面部材341に固定されている。
側面部材342の上面は底面部材341の上面よりも上方に位置しており、下型340の上面には凹部(キャビティ)が形成されている。この凹部には、液状樹脂R1が載っている離型フィルムF1が配置される。上型320の下面には、基板P1が配置される。下型340の凹部に液状樹脂R1が載っている離型フィルムF1が配置され、かつ、上型320の下面に基板P1が配置された状態で成形型305の型締めが行なわれることによって、基板の部品搭載面が樹脂封止される。
<1-2.離型フィルムの搬送動作、及び、液状樹脂の供給動作>
図8Aは、樹脂成形装置1における離型フィルムF1の搬送手順の前半部分を示すフローチャートである。図8Bは、樹脂成形装置1における離型フィルムF1の搬送手順の後半部分を示すフローチャートである。図8A及び図8Bのフローチャートに示される処理は、樹脂成形装置1の作動中に制御部70によって繰り返し実行される。なお、このフローチャートに示される処理の1サイクルは、樹脂成形品の成形サイクルに対応する。また、図8A及び図8Bの各々において、「MD」はモジュールを意味する。
図8Aを参照して、制御部70は、第1モジュール10において離型フィルムF1の準備が完了したか否かを判定する(ステップS100)。すなわち、制御部70は、ロール状離型フィルムの一部を切断することによって離型フィルムF1が準備され、かつ、離型フィルムF1上へのトレイカバーTC1の配置が完了しているか否かを判定する。離型フィルムF1の準備が完了していないと判定されると(ステップS100においてNO)、制御部70は、離型フィルムF1の準備が完了するまで待機する。
一方、離型フィルムF1の準備が完了していると判定されると(ステップS100においてYES)、制御部70は、第1モジュール10において準備された離型フィルムF1及びトレイカバーTC1を保持するように第1搬送機構50を制御する(ステップS110)。制御部70は、第1モジュール10から第2モジュール20への離型フィルムF1及びトレイカバーTC1の搬送を開始するように第1搬送機構50を制御する(ステップS120)。すなわち、第1搬送機構50に含まれる保持部511の移動が開始される。
詳細については後述するが、本実施の形態1においては、例えば、2個目以降の樹脂成形品の成形サイクルにおける第1モジュール10から第2モジュール20への離型フィルムF1の搬送が、1個前の樹脂成形品の成形サイクルにおける離型フィルムF1への液状樹脂R1の供給中に開始される。これにより、1個前の樹脂成形品の成形サイクルにおける離型フィルムへの液状樹脂R1の供給が完了した後に第1モジュール10から第2モジュール20への新たな離型フィルムF1の搬送が開始される場合と比較して、樹脂成形品の1個当たりの製造に要する時間を短縮することができる。
その後、制御部70は、ステージ212,222のうち離型フィルムF1が配置されていないステージの上方への保持部511の移動が完了し、かつ、他方のステージに離型フィルムF1が配置されている場合には当該離型フィルムF1への液状樹脂R1の供給が完了したか否かを判定する(ステップS130)。ステップS130における条件が満たされていないと判定されると、制御部70は、ステップS130における条件が満たされるまで待機する。
一方、ステップS130における条件が満たされたと判定されると、制御部70は、第1搬送機構50(保持部511)の下方に位置するステージ(ステージ212又はステージ222)に離型フィルムF1を配置する(ステップS140)。より具体的には、第1搬送機構50の保持部511が下降し、離型フィルムF1がステージ上のプレート(ステージ212又はプレート213)に接触した状態で、離型フィルムF1の吸着及び機械的保持が解除されることによって、離型フィルムF1がプレート上に配置される。また、トレイカバーTC1が離型フィルムF1上に配置される。
図8Bを参照して、離型フィルムF1がステージに配置されると、制御部70は、現在の成形サイクルが2個目以降の樹脂成形品の成形サイクルであるか否かを判定する(ステップS150)。1個目の樹脂成形品の成形サイクルであると判定されると(ステップS150においてNO)、再びステップS100の処理が実行される。
一方、2個目以降の樹脂成形品の成形サイクルであると判定されると(ステップS150においてYES)、制御部70は、ステージ212,222のうちステップS140において離型フィルムF1を配置したステージとは異なるステージの上方への移動を開始するように第1搬送機構50を制御する(ステップS155)。すなわち、第1搬送機構50に含まれる保持部511の移動が開始される。
制御部70は、ステージ212,222のうちステップS140において離型フィルムF1を配置したステージとは異なるステージの上方への保持部511の移動が完了したか否かを判定する(ステップS160)。保持部511の移動が完了していないと判定されると(ステップS160においてNO)、制御部70は、保持部511の移動が完了するまで待機する。
一方、保持部511の移動が完了したと判定されると(ステップS160においてYES)、制御部70は、第3モジュール30の樹脂成形部300が樹脂成形中であるか否かを判定する(ステップS170)。樹脂成形部300が樹脂成形中であると判定されると(ステップS170においてYES)、制御部70は、樹脂成形部300における樹脂成形が完了するまで待機する。
一方、樹脂成形部300において樹脂成形が行なわれていないと判定されると(ステップS170においてNO)、制御部70は、ステージ212,222のうちステップS140において離型フィルムF1を配置したステージとは異なるステージに配置されている離型フィルムF1を保持するように第1搬送機構50を制御する(ステップS180)。なお、ステップS180において第1搬送機構50によって保持される離型フィルムF1には、液状樹脂R1が載っている。
制御部70は、第2モジュール20から第3モジュール30へ離型フィルムF1を搬送するように第1搬送機構50を制御する(ステップS190)。第2モジュール20から第3モジュール30へ搬送された離型フィルムF1は、樹脂成形部300の下型340に配置される。
図9は、第2モジュール20における離型フィルムF1への液状樹脂R1の供給手順を示すフローチャートである。このフローチャートに示される処理は、樹脂成形装置1の作動中に制御部70によって繰り返し実行される。
図9を参照して、制御部70は、ステージ212,222のうち離型フィルムF1が配置されていないステージへの離型フィルムF1の配置が完了し、かつ、他方のステージに離型フィルムF1が配置されている場合には当該離型フィルムF1の第1搬送機構50による保持が完了したか否かを判定する(ステップS200)。ステップS200における条件が満たされていないと判定されると、制御部70は、ステップS200における条件が満たされるまで待機する。
図10は、離型フィルムF1が配置されていないステージへの離型フィルムF1の配置について説明するための図である。この例においては、ステージ222に離型フィルムF1が配置されておらず、ステージ212に離型フィルムF1が配置されている。なお、支持部510の前後方向の長さは、ステージ222の後端部分からステージ212の前端部分までの長さよりも長い。移動部500(図2)が前後方向に移動することによって、保持部511がステージ222の上方とステージ212の上方との間を移動する。
図10を参照して、液状樹脂R1が載っていない離型フィルムF1を保持する第1搬送機構50の保持部511が、ステージ222の上方に移動する。この状態で、保持部511が下降することによって、離型フィルムF1及びトレイカバーTC1がプレート223を介してステージ222に配置される。これにより、図9のステップS200において、離型フィルムF1が配置されていないステージへの離型フィルムF1の配置が完了したと判定される。
図11は、液状樹脂R1が載っている離型フィルムF1の保持について説明するための図である。図11を参照して、ステージ222に離型フィルムF1及びトレイカバーTC1を配置した後に、第1搬送機構50の保持部511は、ステージ212の上方に移動する。この状態で、保持部511は、下降し、ステージ212に配置されている離型フィルムF1及びトレイカバーTC1を保持する。その後、保持部511は上昇する。これにより、図9のステップS200において、離型フィルムF1の第1搬送機構50による保持が完了したと判定される。なお、保持部511によって保持された離型フィルムF1は、第2モジュール20から第3モジュール30へ搬送される。
第2モジュール20においては、液状樹脂R1が載っていない離型フィルムF1の一方のステージへの配置と、液状樹脂R1が載っている離型フィルムF1の他方のステージから第3モジュール30への搬送とが一連の動作で行なわれる。これにより、樹脂成形品の1個当たりの製造に要する時間を短縮することができる。
再び図9を参照して、ステップS200における条件が満たされたと判定されると、制御部70は、ステージ222の位置とステージ212の位置とを入れ替えるように入替え機構210,220の各々を制御する(ステップS210)。
図12は、ステージの位置の入替えについて説明するための図である。図12を参照して、この例においては、ステージ212に配置されていた離型フィルムF1は既に第3モジュール30へ搬送されている。搬送直後において、ステージ212は計量器230の上方に位置している。入替え機構210,220によってステージの位置の入替えが行なわれると、ステージ222が計量器230の上方に位置する。すなわち、液状樹脂R1が載っていない離型フィルムF1が配置されたステージ222が計量器230の上方に位置する。第2モジュール20においては、各ステージの位置が入替え機構によって入れ替えられるため、ディスペンサ250の可動範囲が大きくなかったとしても離型フィルムF1に液状樹脂R1を供給することができる。
再び図9を参照して、制御部70は、ステージ212,222のうち、液状樹脂R1が載っていない離型フィルムF1が配置されており、計量器230の上方に位置するステージが下降するように入替え機構210又は入替え機構220を制御する(ステップS220)。これにより、下降したステージに配置されたプレート(プレート223又はプレート213)が計量器230によって支持される。プレートが計量器230によって支持された状態で、制御部70は、計量器230によって支持されたプレートに配置された離型フィルムF1の上方に移動するようにディスペンサ250を制御すると共に、液状樹脂R1を離型フィルムF1へ吐出するようにディスペンサ250を制御する(ステップS230)。
図13は、離型フィルムF1に液状樹脂R1が吐出される時の各ステージの状態を模式的に示す図である。図13に示されるように、ステージ212に配置された離型フィルムF1に液状樹脂R1が吐出される場合には、ステージ212が下降し、計量器230がステージ212の貫通孔H1内を通り、ステージ212に配置されていたプレート213が計量器230によって支持される。この状態で、ディスペンサ250によって離型フィルムF1に液状樹脂R1が供給される。計量器230によって支持されたプレートに配置された離型フィルムF1に液状樹脂R1が供給され、計量器230によって計測される重量がステージ212の動作の影響を受けないため、離型フィルムF1に供給された液状樹脂R1の重量が比較的正確に計測される。
再び図9を参照して、離型フィルムF1への液状樹脂R1の供給が完了すると、制御部70は、液状樹脂R1が載っている離型フィルムF1が配置されたステージが上昇するように入替え機構210又は入替え機構220を制御する(ステップS240)。
図14は、液状樹脂R1が載っている離型フィルムF1が配置されたステージが上昇した状態を模式的に示す図である。図14に示されるように、液状樹脂R1が載っている離型フィルムF1が配置されたステージ212が上昇し、プレート213が再びステージ212に配置されている。
このように、本実施の形態1に従う樹脂成形装置1において、第2モジュール20は、ステージ212,222を含んでいる。仮に第2モジュール20が1つのステージしか有していない場合には、ステージに配置された離型フィルムF1に液状樹脂R1が供給されている最中に第1モジュール10から第2モジュール20への新たな離型フィルムF1の搬送を開始することができない。これは、新たな離型フィルムF1を保持する第1搬送機構50が、ステージに配置された離型フィルムF1を保持することができず、また、新たな離型フィルムF1をステージに配置することもできないためである。
本実施の形態1に従う樹脂成形装置1においては、第2モジュール20がステージ212,222を含むため、例えば、ステージ212,222のうち一方のステージに配置された離型フィルムF1に液状樹脂R1が供給されている最中に第1モジュール10から第2モジュール20への新たな離型フィルムF1の搬送を開始することが可能である。その結果、樹脂成形装置1によれば、ステージに配置された離型フィルムへの液状樹脂の供給が完了した後に第1モジュール10から第2モジュール20への離型フィルムF1の搬送が開始される場合と比較して、樹脂成形品の1個当たりの製造に要する時間を短縮することができる。
<1-3.樹脂成形品の製造におけるサイクルタイム>
図15は、樹脂成形品の製造のサイクルタイムが離型フィルムF1の搬送タイミングによってどのように変化するかを説明するための図である。なお、サイクルタイムとは、製品1個当たりの製造に要するおおよその時間のことをいう。図15を参照して、横軸は時間を示す。図中(1)-(7)の各々は以下の工程に要する時間を示す。
(1)ロール状離型フィルムを切断することによる離型フィルムF1の準備
(2)離型フィルムF1上へのトレイカバーTC1の配置
(3)第1モジュール10から第2モジュール20への離型フィルムF1の搬送
(4)第2モジュール20における離型フィルムF1への液状樹脂R1の吐出
(5)液状樹脂R1が載っている離型フィルムF1の下型340へのセット
(6)樹脂成形(モールド)
(7)樹脂成形された基板の成形型305からの取出し及び樹脂成形前の基板の上型320へのセット
なお、この例においては、(4)に要する時間は、(6)に要する時間よりも長い。また、(5)(6)(7)の各々に要する時間の合計は、(4)に要する時間よりも長い。また、(5)(6)(7)の各々に要する時間の合計は、(3)(4)(5)の各々に要する時間の合計よりも短い。
図15において、1行目は、1個目の樹脂成形品の成形サイクルを示す。1行目は、仮の形態(後述)及び本実施の形態1の両方において共通である。
2行目は、仮の形態における2回目の樹脂成形品の成形サイクルを示す。仮の形態においては、一方のステージに配置された離型フィルムF1に液状樹脂R1が供給されている最中に第1モジュール10から第2モジュール20への新たな離型フィルムF1の搬送が開始されない。仮の形態においては、一方のステージに配置された離型フィルムF1への液状樹脂R1の供給完了後に、第1モジュール10から第2モジュール20への新たな離型フィルムF1の搬送が開始される。したがって、仮の形態においては、時刻t3において1回目の成形サイクルにおける(5)が終了した後に、2回目の成形サイクルにおける(3)が行なわれる。この場合には、樹脂成形品の製造のサイクルタイムは、(3)(4)(5)の各々に要する時間の合計となる。
3行目は、本実施の形態1における2回目の樹脂成形品の成形サイクルを示す。上述のように、本実施の形態1においては、一方のステージに配置された離型フィルムF1に液状樹脂R1が供給されている最中に第1モジュール10から第2モジュール20への新たな離型フィルムF1の搬送が開始される。したがって、時刻t2において1回目の成形サイクルにおける(4)が終了する前に、2回目の成形サイクルにおける(3)が行なわれる。そして、時刻t2において1回目の成形サイクルにおける(4)が終了するのに応じて、2回目の成形サイクルにおける(4)が開始される。この場合には、樹脂成形品の製造のサイクルタイムは、(5)(6)(7)の各々に要する時間の合計となる。なお、この例においては、(6)の開始時点(例えば、時刻t3)から次のサイクルの(6)の開始時点(例えば、時刻t5)までの期間がサイクルタイムである。
このように、本実施の形態1に従う樹脂成形装置1においては、(4)に要する時間が(6)に要する時間よりも長いが、第2モジュール20における離型フィルムF1への液状樹脂R1の供給が時間的なボトルネックにならない。したがって、樹脂成形装置1によれば、離型フィルムF1への液状樹脂R1の供給に多少時間を要したとしても、樹脂成形品の1個当たりの製造に要する時間への影響を抑制することができる。
また、本実施の形態1に従う樹脂成形装置1においては、樹脂成形品の製造のサイクルタイムが(6)に要する時間に依存するため、離型フィルムF1への液状樹脂R1の供給に多少時間を要したとしても、樹脂成形品の1個当たりの製造に要する時間への影響を抑制することができる。
<1-4.特徴>
以上のように、本実施の形態1に従う樹脂成形装置1においては、少なくとも一旦一方のステージに配置された離型フィルムF1に液状樹脂R1が供給されている最中に第1モジュール10から他のステージへの離型フィルムF1の搬送が開始される。したがって、樹脂成形装置1によれば、少なくとも一旦一方のステージに配置された離型フィルムF1への液状樹脂R1の供給が完了した後に第1モジュール10から他のステージへの離型フィルムF1の搬送が開始される場合と比較して、樹脂成形品の1個当たりの製造に要する時間を短縮することができる。
なお、離型フィルムF1は、本発明における「離型フィルム」の一例である。第1モジュール10は、本発明における「第1モジュール」の一例である。液状樹脂R1は、本発明における「液状樹脂」の一例である。第2モジュール20は、本発明における「第2モジュール」の一例である。成形型305は、本発明における「成形型」の一例である。第3モジュール30は、本発明における「第3モジュール」の一例である。ステージ212,222は、それぞれ本発明における「第1ステージ」及び「第2ステージ」の一例である。第1搬送機構50は、本発明における「搬送機構」の一例である。
入替え機構210,220によって実現される構成は、本発明における「入替え機構」の一例である。ディスペンサ250は、本発明における「ディスペンサ」の一例である。カートリッジC1は、本発明における「カートリッジ」の一例である。保持機構260は、本発明における「保持機構」の一例である。計量器230は、本発明における「計量器」の一例である。貫通孔H1,H2の各々は、本発明における「貫通孔」の一例である。プレート213,223の各々は、本発明における「プレート」の一例である。
[2.実施の形態2]
上記実施の形態1においては、1回の成形サイクルにおいて、第1モジュール10で1枚の離型フィルムF1が供給され、第2モジュール20で1枚の離型フィルムF1に液状樹脂R1が供給され、第3モジュール30で1枚の離型フィルムF1を用いた樹脂成形が行なわれた。しかしながら、1回の成形サイクルにおいて、各モジュールで同時に処理される離型フィルムF1の枚数はこれに限定されない。例えば、1回の成形サイクルにおいて、各モジュールで2枚以上の離型フィルムF1が同時に処理されてもよい。
本実施の形態2に従う樹脂成形装置1Aにおいては、各モジュールで2枚の離型フィルムF1が同時に処理される。このような特徴に起因して、上記実施の形態1に従う樹脂成形装置1と本実施の形態2に従う樹脂成形装置1Aとは構成上の違いを有している。しかしながら、このような特徴と関係しない部分において、上記実施の形態1に従う樹脂成形装置1と本実施の形態2に従う樹脂成形装置1Aとは実質的に同一の構成を有している。なお、以下では、上記実施の形態1と異なる部分を中心に説明し、上記実施の形態1と実質的に同一の部分については説明を繰り返さない。
<2-1.樹脂成形装置の構成>
図16は、本実施の形態2に従う樹脂成形装置1Aを模式的に示す平面図である。樹脂成形装置1Aは、半導体チップ等の電子部品が搭載された基板に樹脂封止を施し、樹脂成形品を製造するように構成されている。樹脂成形装置1Aにおいては、基板のうち電子部品が搭載された部品搭載面が樹脂封止される。
図16に示されるように、樹脂成形装置1Aは、第1モジュール10Aと、第2モジュール20Aと、第3モジュール30Aと、第4モジュール40Aと、制御部70Aとを含んでいる。制御部70Aは、例えば、CPU、RAM及びROM等を含む。制御部70Aは、例えば、制御プログラムに従って、第1モジュール10A、第2モジュール20A、第3モジュール30A及び第4モジュール40Aの各々を制御するように構成されている。
第1モジュール10A、第2モジュール20A、第3モジュール30A及び第4モジュール40Aの各々は、他のモジュールに着脱可能かつ交換可能である。また、樹脂成形装置1Aにおいて、第1モジュール10A、第2モジュール20A、第3モジュール30A及び第4モジュール40Aの各々は増減可能である。
第1モジュール10Aは、2つの離型フィルム供給部100Aと、第1搬送機構50Aとを含んでいる。2つの離型フィルム供給部100Aの各々は、上記実施の形態1における離型フィルム供給部100と実質的に同一の構成を有している。2つの離型フィルム供給部100Aは、例えば、上下方向に並ぶように配置されている。2つの離型フィルム供給部100Aによって、2枚の離型フィルムF1が同時に供給される。
図17は、第1搬送機構50Aの一部を側方から模式的に示す部分断面図である。図17に示されるように、第1搬送機構50Aは、移動部500Aと、支持部510A,520Aと、保持部511A,521Aとを含んでいる。移動部500A、支持部510A及び保持部511Aは、それぞれ上記実施の形態1における移動部500、支持部510及び保持部511と実質的に同一の構成を有している。第1搬送機構50Aは、支持部520Aと保持部521Aとを含んでいる点において、上記実施の形態1における第1搬送機構50と異なっている。
支持部520A及び保持部521Aは、それぞれ上記実施の形態1における支持部510及び保持部511と実質的に同一の構成を有している。支持部520Aは、移動部500Aに取り付けられており、支持部510Aよりも下方に位置している。保持部511A,521Aの各々が離型フィルムF1を保持することによって、同時に2枚の離型フィルムF1が搬送される。
再び図16を参照して、第2モジュール20は、離型フィルム配置部200X,200Yと、2つのディスペンサ250と、2つの保持機構260とを含んでいる。離型フィルム配置部200X,200Yの各々は、上記実施の形態1における離型フィルム配置部200と実質的に同一の構成を有している。離型フィルム配置部200X,200Yの各々は、離型フィルムF1に液状樹脂を供給することによって、離型フィルムF1に液状樹脂を載せるように構成されている。
第4モジュール40Aは、基板供給部410Aと、基板収納部420Aと、2つの基板載置部430Aと、第2搬送機構60Aとを含んでいる。基板供給部410Aは、一度に2枚の樹脂封止前の基板を基板載置部430Aに供給するように構成されている。基板収納部420Aは、一度に2枚の樹脂封止済の基板(樹脂成形品)を収納するように構成されている。各基板載置部430Aは、基板供給部410Aに対応する位置と基板収納部420Aに対応する位置との間で前後方向に移動するように構成されている。第2搬送機構60Aは、第4モジュール40A及び第3モジュール30Aにおいて、左右方向及び前後方向に移動するように構成されている。第2搬送機構60Aは、例えば、2つの基板載置部430Aに配置された2枚の樹脂封止前の基板を保持し第3モジュール30Aへ搬送し、2枚の樹脂封止済の基板を第3モジュール30Aから第4モジュール40Aへ搬送する。
第3モジュール30Aは、樹脂成形部300Aを含んでいる。樹脂成形部300Aにおいては、液状樹脂が載っている離型フィルムF1を2枚用いることによって、2枚の基板の各々の部品搭載面の樹脂封止(樹脂成形)が行なわれる。
図18は、型締め前の樹脂成形部300Aの断面を模式的に示す図である。図19は、型締め中の樹脂成形部300Aの断面を模式的に示す図である。図18及び図19に示されるように、樹脂成形部300Aは、外枠部材301Aと、固定プラテン310Aと、可動プラテン330Aと、成形型305A,355Aとを含んでいる。外枠部材301A、固定プラテン310A及び可動プラテン330Aは、それぞれ上記実施の形態1における外枠部材301、固定プラテン310及び可動プラテン330と実質的に同一の構成を有している。
本実施の形態2における樹脂成形部300Aは、2つの成形型を含む点において、上記実施の形態1における樹脂成形部300と異なっている。成形型305A,355Aは、外枠部材301Aの内側において固定プラテン310Aと可動プラテン330Aとの間に配置されている。成形型305A,355Aの各々は、上記実施の形態1における成形型305と実質的に同一の構成を有する。
より詳細には、成形型305Aは上型320A及び下型340Aを含み、下型340Aは底面部材341A、側面部材342A、バネ343A及びベースプレート344Aを含む。上型320A及び下型340Aは、それぞれ上記実施の形態1における上型320及び下型340と実質的に同一の構成を有している。また、底面部材341A、側面部材342A、バネ343A及びベースプレート344Aは、それぞれ上記実施の形態1における底面部材341、側面部材342、バネ343及びベースプレート344と実質的に同一の構成を有している。
また、成形型355Aは上型360A及び下型370Aを含み、下型370Aは底面部材371A、側面部材372A、バネ373A及びベースプレート374Aを含む。上型360A及び下型370Aは、それぞれ上記実施の形態1における上型320及び下型340と実質的に同一の構成を有している。また、底面部材371A、側面部材372A、バネ373A及びベースプレート374Aは、それぞれ上記実施の形態1における底面部材341、側面部材342、バネ343及びベースプレート344と実質的に同一の構成を有している。
成形型305Aと成形型355Aとの間には、中間プレート350Aが配置されている。中間プレート350Aは、上下方向に移動するように構成されている。中間プレート350Aの移動は、例えば、可動プラテン330Aの移動と連動して行なわれる。可動プラテン330Aが上昇するのに連動して中間プレート350Aも上昇する。中間プレート350Aの上昇速度は、例えば、可動プラテン330Aの上昇速度の1/2である。可動プラテン330Aが上昇するのに伴って中間プレート350Aも上昇し、成形型305A,355Aの各々における型締めが行なわれる。
<2-2.ステージへの離型フィルムの配置動作>
第1搬送機構50Aによって保持された2枚の離型フィルムF1は、例えば、離型フィルム配置部200Xにおいて離型フィルムF1が配置されていないステージと、離型フィルム配置部200Yにおいて離型フィルムF1が配置されていないステージとに1枚ずつ順次配置される。
図20は、一方の離型フィルム配置部200Xのステージ222Xに保持部511Aに保持された離型フィルムF1が配置される場合の各部の位置関係を模式的に示す図である。図20に示されるように、この例において、ステージ222Xは保持部511Aの下方に位置しており、ステージ222Xの位置は保持部511Aの位置に対応している。
図21は、他方の離型フィルム配置部200Yのステージ222Yに保持部521Aに保持された離型フィルムF1が配置される場合の各部の位置関係を模式的に示す図である。図21に示されるように、この例において、ステージ222Yは保持部521Aの下方に位置しており、ステージ222Yの位置は保持部521Aの位置に対応している。
このように、一方の離型フィルム配置部のステージの位置が保持部511Aに対応し、他方の離型フィルム配置部のステージの位置が保持部521Aに対応するため、各ステージと各保持部との間で離型フィルムF1の受け渡しを比較的容易に行なうことができる。
また、第1搬送機構50Aは、離型フィルム配置部200Xにおいて液状樹脂R1の供給が完了した離型フィルムF1と、離型フィルム配置部200Yにおいて液状樹脂R1の供給が完了した離型フィルムF1とを順次保持し、第3モジュール30Aへ搬送する。保持部511Aによって保持された離型フィルムF1は下型340Aに配置され、保持部521Aによって保持された離型フィルムF1は下型370Aに配置される。
<2-3.特徴>
以上のように、本実施の形態2に従う樹脂成形装置1Aによれば、各モジュールにおいて2枚の離型フィルムF1が並行して処理されるため、樹脂成形品の製造効率を向上させることができる。
なお、第1モジュール10Aは、本発明における「第1モジュール」の一例である。離型フィルム供給部100Aは、本発明における「第1ユニット」の一例である。第2モジュール20Aは、本発明における「第2モジュール」の一例である。離型フィルム配置部200X,200Yの各々は、本発明における「第2ユニット」の一例である。第3モジュール30Aは、本発明における「第3モジュール」の一例である。成形型305Aと中間プレート350Aとを含む構成、及び、成形型355Aと可動プラテン330Aとを含む構成の各々は、本発明における「第3ユニット」の一例である。第1搬送機構50Aは、本発明における「搬送機構」の一例である。
保持部511は、本発明における「第1保持部」の一例である。保持部521は、本発明における「第2保持部」の一例である。ステージ222X,222Yの各々は、本発明における「第1ステージ」の一例である。
[3.他の実施の形態]
上記実施の形態の思想は、以上で説明された実施の形態に限定されない。例えば、いずれかの実施の形態の少なくとも一部の構成と、他のいずれかの実施の形態の少なくとも一部の構成とが組み合わされてもよい。以下、上記実施の形態の思想を適用できる他の実施の形態の一例について説明する。
<3-1>
上記実施の形態1,2においては、離型フィルム配置部200,200X,200Yに含まれる各ステージの位置が入替え機構によって入替え可能に構成されていた。しかしながら、各ステージの位置は必ずしも入替え可能である必要はない。例えば、各ステージの位置は固定されていてもよい。この場合には、各ステージの上方までディスペンサ250が移動可能に構成されてもよい。また、この場合には、第1搬送機構50,50Aの支持部510,510A,520Aに、それぞれ前後方向に並ぶ2つの保持部511,511A,521Aが設けられてもよい。これにより、例えば、液状樹脂R1が載っていない離型フィルムF1の配置と、液状樹脂R1が載っている離型フィルムF1の保持とを同時に行なうことが可能となる。
<3-2>
上記実施の形態1,2においては、離型フィルムF1への液状樹脂R1の供給が、離型フィルムF1が計量器230に支持された状態で行なわれた。しかしながら、離型フィルムF1への液状樹脂R1の供給は、必ずしも離型フィルムF1が計量器230に支持された状態で行なわれなくてもよい。例えば、離型フィルムF1が各ステージに配置された状態で、各離型フィルムF1に液状樹脂R1が供給されてもよい。この場合には、例えば、各ステージに貫通孔が形成されていなくてもよく、各ステージにプレートが配置されていなくてもよい。
<3-3>
上記実施の形態1,2においては、離型フィルム配置部200,200X,200Yの各々に含まれる2つのステージが前後方向に並ぶように配置された。しかしながら、2つのステージは、必ずしも前後方向に並ぶ必要はない。例えば、2つのステージは左右方向に並んでいてもよい。
<3-4>
上記実施の形態2において、2つの離型フィルム供給部100A、第1搬送機構50Aにおける保持部511A,521A、及び、樹脂成形部300Aにおける成形型305A,355Aの各々は、上下方向に並ぶように配置された。しかしながら、これらは、必ずしも上下方向に並ぶ必要はなく、例えば、左右方向に並ぶように配置されてもよい。
<3-5>
上記実施の形態1,2においては、樹脂成形装置1,1Aに含まれる各モジュールが制御部70,70Aによって制御された。制御部70,70Aは、複数のコンピュータによって実現されてもよく、各モジュールは別々のコンピュータによって制御されてもよい。
<3-6>
図8Bに示されるフローチャートにおいて、ステップS170の処理とステップS180の処理との実行順序が逆であってもよい。すなわち、樹脂成形部300において樹脂成形中であるか否かに拘わらず、液状樹脂R1が載っている離型フィルムF1が第1搬送機構50によって先に保持されてもよい。
<3-7>
図8Aに示されるフローチャートのステップS130に関し、他方のステージに離型フィルムF1が配置されている場合にその離型フィルムF1への液状樹脂R1の供給が完了する前に、第1搬送機構50が保持している離型フィルムF1が、離型フィルムF1が配置されていないステージに配置されてもよい。
<3-8>
上記実施の形態2においては、1回の成形サイクルで2枚の離型フィルムF1が同時に処理された。しかしながら、1回の成形サイクルで処理される離型フィルムF1の枚数は3枚以上であってもよい。この場合には、例えば、第1モジュール10Aが3つ以上の離型フィルム供給部100Aを含んでもよく、第1搬送機構50Aが離型フィルムF1を保持する保持部を3つ以上含んでもよい。また、第2モジュール20Aが3つ以上の離型フィルム配置部200を含んでもよく、樹脂成形部300が3つ以上の成形型を含んでもよい。また、基板載置部430Aが3枚以上の基板を保持可能な構成とされてもよく、第2搬送機構60Aが3枚以上の基板を保持可能な構成とされてもよい。
以上、本発明の実施の形態について例示的に説明した。すなわち、例示的な説明のために、詳細な説明及び添付の図面が開示された。よって、詳細な説明及び添付の図面に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須でない構成要素が含まれることがある。したがって、それらの必須でない構成要素が詳細な説明及び添付の図面に記載されているからといって、それらの必須でない構成要素が必須であると直ちに認定されるべきではない。
また、上記実施の形態は、あらゆる点において本発明の例示にすぎない。上記実施の形態は、本発明の範囲内において、種々の改良や変更が可能である。すなわち、本発明の実施にあたっては、実施の形態に応じて具体的構成を適宜採用することができる。
[4.付記]
本明細書においては、少なくとも以下の技術を含む多様な技術的思想が開示されている。
<技術1>
(構成)
離型フィルムを供給する第1モジュールと、
前記離型フィルムに液状樹脂を供給することによって、前記離型フィルムに前記液状樹脂を載せる第2モジュールと、
成形型を含み、前記液状樹脂が載っている前記離型フィルムが前記成形型に配置された状態で前記成形型の型締めを行なうことによって樹脂成形を行なう第3モジュールとを備え、
前記第2モジュールは、第1及び第2ステージを含み、
前記第1及び第2ステージの各々には、前記離型フィルムを配置することが可能であり、
少なくとも一旦前記第1ステージに配置された前記離型フィルムに前記液状樹脂が供給されている最中に前記第1モジュールから前記第2ステージへの前記離型フィルムの搬送を開始する搬送機構をさらに備える、樹脂成形装置。
(効果等)
この樹脂成形装置においては、少なくとも一旦第1ステージに配置された離型フィルムに液状樹脂が供給されている最中に第1モジュールから第2ステージへの離型フィルムの搬送が開始される。したがって、この樹脂成形装置によれば、少なくとも一旦第1ステージに配置された離型フィルムへの液状樹脂の供給が完了した後に第1モジュールから第2ステージへの離型フィルムの搬送が開始される場合と比較して、樹脂成形品の1個当たりの製造に要する時間を短縮することができる。
<技術2>
(構成)
前記搬送機構は、前記液状樹脂が載っていない前記離型フィルムを前記第2ステージに配置した後に、前記液状樹脂が載っている前記離型フィルムを前記第1ステージから前記第3モジュールへ搬送する、技術1に記載の樹脂成形装置。
(効果等)
この樹脂成形装置によれば、液状樹脂が載っていない離型フィルムの第2ステージへの配置と、液状樹脂が載っている離型フィルムの第1ステージから第3モジュールへの搬送とが一連の動作で行なわれるため、樹脂成形品の1個当たりの製造に要する時間をより短縮することができる。
<技術3>
(構成)
前記第2モジュールにおける前記離型フィルムへの前記液状樹脂の供給に要する供給時間は、前記第3モジュールにおける前記樹脂成形に要する成形時間よりも長く、
前記第1モジュール、前記第2モジュール及び前記第3モジュールの各々における工程を通じた樹脂成形品の製造において、前記第2モジュールにおける前記離型フィルムへの前記液状樹脂の供給は時間的なボトルネックにならない、技術1又は技術2に記載の樹脂成形装置。
(効果等)
この樹脂成形装置においては、供給時間が成形時間よりも長いが、第2モジュールにおける離型フィルムへの液状樹脂の供給が時間的なボトルネックにならない。したがって、この樹脂成形装置によれば、離型フィルムへの液状樹脂の供給に多少時間を要したとしても、樹脂成形品の1個当たりの製造に要する時間への影響を抑制することができる。
<技術4>
(構成)
前記第1モジュール、前記第2モジュール及び前記第3モジュールの各々における工程を通じた前記樹脂成形品の製造のサイクルタイムは、前記第3モジュールにおける前記樹脂成形に要する成形時間に依存する、技術1から技術3のいずれか1つに記載の樹脂成形装置。
(効果等)
この樹脂成形装置によれば、樹脂成形品の製造のサイクルタイムが成形時間に依存するため、離型フィルムへの液状樹脂の供給に多少時間を要したとしても、樹脂成形品の1個当たりの製造に要する時間への影響を抑制することができる。
<技術5>
(構成)
前記第2モジュールは、入替え機構と、ディスペンサとをさらに含み、
前記入替え機構は、前記液状樹脂が載っていない前記離型フィルムが前記第2ステージに配置され、かつ、前記液状樹脂が載っている前記離型フィルムの前記第1ステージから前記第3モジュールへの搬送が開始された後に、前記第1ステージの位置と前記第2ステージの位置とを入れ替え、
前記ディスペンサは、前記入替え機構による入替えが行なわれた後に、前記液状樹脂が載っていない前記離型フィルムへ向けて前記液状樹脂を吐出する、技術1から技術4のいずれか1つに記載の樹脂成形装置。
(効果等)
この樹脂成形装置によれば、第1ステージの位置と第2ステージの位置とが入替え機構によって入れ替えられるため、ディスペンサの可動範囲が大きくなかったとしても離型フィルムに液状樹脂を供給することができる。
<技術6>
(構成)
前記ディスペンサは、前記液状樹脂を貯留するカートリッジを含み、
前記ディスペンサにおいては、前記カートリッジの長手方向が上下方向に沿うように前記カートリッジが交換可能に取り付けられており、
前記第2モジュールは、使用済みの前記カートリッジと未使用の前記カートリッジとの各々を保持する保持機構をさらに含む、技術5に記載の樹脂成形装置。
(効果等)
この樹脂成形装置によれば、保持機構によって使用済みのカートリッジと未使用のカートリッジとが保持されるため、ディスペンサにおけるカートリッジの交換を容易に行なうことができる。
<技術7>
(構成)
前記第2モジュールは、計量器をさらに含み、
前記第1及び第2ステージの各々には、貫通孔が形成されており、
前記第1及び第2ステージの各々の前記貫通孔は、プレートによって覆われており、
前記離型フィルムは、前記プレートに配置され、
前記計量器が前記貫通孔内を通っている状態で、前記計量器は、前記第1及び第2ステージのうち前記計量器が通っている前記貫通孔に対応するステージに配置されたプレートを支持し、
前記計量器によって支持されたプレートに配置された前記離型フィルムに前記液状樹脂が供給される、技術1から技術6のいずれか1つに記載の樹脂成形装置。
(効果等)
この樹脂成形装置においては、第1及び第2ステージのうち計量器が通っている貫通孔に対応するステージに配置されたプレートが計量器によって支持され、計量器によって支持されたプレートに配置された離型フィルムに液状樹脂が供給される。したがって、この樹脂成形装置によれば、計量器によって支持されたプレートに配置された離型フィルムに液状樹脂が供給されるため、離型フィルムに供給された液状樹脂の重量を比較的正確に計ることができる。
<技術8>
(構成)
前記第1モジュールは、各々が前記離型フィルムを供給する2つの第1ユニットを含み、
前記第2モジュールは、各々が、前記離型フィルムに前記液状樹脂を供給することによって、前記離型フィルムに前記液状樹脂を載せる、2つの第2ユニットを含み、
前記2つの第2ユニットの各々は、前記第1及び第2ステージを含み、
前記第3モジュールは、2つの第3ユニットを含み、
前記2つの第3ユニットの各々は、前記成形型を含み、前記液状樹脂が載っている前記離型フィルムが前記成形型に配置された状態で前記成形型の型締めを行なうことによって樹脂成形を行ない、
前記搬送機構は、2つの離型フィルムを保持し、
前記搬送機構は、
前記2つの第1ユニットから取得された前記液状樹脂が載っていない前記2つの離型フィルムの一方を前記2つの第2ユニットの一方の前記第1ステージに配置し、前記2つの第1ユニットから取得された前記液状樹脂が載っていない前記2つの離型フィルムの他方を前記2つの第2ユニットの他方の前記第1ステージに配置し、
前記2つの第2ユニットの前記第1ステージから取得された前記液状樹脂が載っている前記2つの離型フィルムの一方を前記2つの第3ユニットの一方の前記成形型に配置し、前記2つの第2ユニットの前記第1ステージから取得された前記液状樹脂が載っている前記2つの離型フィルムの他方を前記2つの第3ユニットの他方の前記成形型に配置する、技術1から技術7のいずれか1つに記載の樹脂成形装置。
(効果等)
この樹脂成形装置によれば、各モジュールに含まれる2つのユニットが並行して処理を進めるため、樹脂成形品の製造効率をより向上させることができる。
<技術9>
(構成)
前記搬送機構は、各々が前記離型フィルムを保持する第1及び第2保持部を含み、
前記第1保持部によって保持された前記液状樹脂が載っていない前記離型フィルムが前記2つの第2ユニットの一方の前記第1ステージに配置される場合に、前記2つの第2ユニットの一方の前記第1ステージの位置は前記第1保持部の位置に対応し、
前記第2保持部によって保持された前記液状樹脂が載っていない前記離型フィルムが前記2つの第2ユニットの他方の前記第1ステージに配置される場合に、前記2つの第2ユニットの他方の前記第1ステージの位置は前記第2保持部の位置に対応する、技術8に記載の樹脂成形装置。
(効果等)
この樹脂成形装置によれば、2つの第2ユニットの一方のステージの位置が第1保持部の位置に対応し、2つの第2ユニットの他方のステージの位置が第2保持部の位置に対応するため、各ステージと保持部との間で離型フィルムの受け渡しを比較的容易に行なうことができる。
<技術10>
(構成)
技術1から技術9のいずれか1つに記載の樹脂成形装置を用いた樹脂成形品の製造方法であって、
前記離型フィルムを供給するステップと、
前記離型フィルムに前記液状樹脂を供給することによって、前記離型フィルムに前記液状樹脂を載せるステップと、
前記液状樹脂が載っている前記離型フィルムが前記成形型に配置された状態で前記成形型の型締めを行なうステップと、
少なくとも一旦前記第1ステージに配置された前記離型フィルムに前記液状樹脂が供給されている最中に前記第1モジュールから前記第2ステージへの前記離型フィルムの搬送を開始するステップとを含む、樹脂成形品の製造方法。
(効果等)
この樹脂成形品の製造方法においては、少なくとも一旦第1ステージに配置された離型フィルムに液状樹脂が供給されている最中に第1モジュールから第2ステージへの離型フィルムの搬送が開始される。したがって、この樹脂成形品の製造方法によれば、少なくとも一旦第1ステージに配置された離型フィルムへの液状樹脂の供給が完了した後に第1モジュールから第2ステージへの離型フィルムの搬送が開始される場合と比較して、樹脂成形品の1個当たりの製造に要する時間を短縮することができる。
1 樹脂成形装置、10 第1モジュール、20 第2モジュール、30 第3モジュール、40 第4モジュール、50 第1搬送機構、60 第2搬送機構、70 制御部、100 離型フィルム供給部、200 離型フィルム配置部、210,220 入替え機構、211,221,510,520A 支持部、212,222 ステージ、213,223 プレート、214,224,500 移動部、215,225 レール、230 計量器、250 ディスペンサ、251 ディスペンサ本体、260 保持機構、300 樹脂成形部、301 外枠部材、305,355A 成形型、310 固定プラテン、320,360A 上型、330 可動プラテン、340,370A 下型、341,371A 底面部材、342,372A 側面部材、343,373A バネ、344,374A ベースプレート、350A 中間プレート、410 基板供給部、420 基板収納部、430 基板載置部、511,521A 保持部、C1 カートリッジ、F1 離型フィルム、H1,H2,H3,H4 貫通孔、N1 ノズル、P1 基板、R1 液状樹脂、TC1 トレイカバー。

Claims (10)

  1. 離型フィルムを供給する第1モジュールと、
    前記離型フィルムに液状樹脂を供給することによって、前記離型フィルムに前記液状樹脂を載せる第2モジュールと、
    成形型を含み、前記液状樹脂が載っている前記離型フィルムが前記成形型に配置された状態で前記成形型の型締めを行なうことによって樹脂成形を行なう第3モジュールとを備え、
    前記第2モジュールは、第1及び第2ステージを含み、
    前記第1及び第2ステージの各々には、前記離型フィルムを配置することが可能であり、
    少なくとも一旦前記第1ステージに配置された前記離型フィルムに前記液状樹脂が供給されている最中に前記第1モジュールから前記第2ステージへの前記離型フィルムの搬送を開始する搬送機構をさらに備える、樹脂成形装置。
  2. 前記搬送機構は、前記液状樹脂が載っていない前記離型フィルムを前記第2ステージに配置した後に、前記液状樹脂が載っている前記離型フィルムを前記第1ステージから前記第3モジュールへ搬送する、請求項1に記載の樹脂成形装置。
  3. 前記第2モジュールにおける前記離型フィルムへの前記液状樹脂の供給に要する供給時間は、前記第3モジュールにおける前記樹脂成形に要する成形時間よりも長く、
    前記第1モジュール、前記第2モジュール及び前記第3モジュールの各々における工程を通じた樹脂成形品の製造において、前記第2モジュールにおける前記離型フィルムへの前記液状樹脂の供給は時間的なボトルネックにならない、請求項1又は請求項2に記載の樹脂成形装置。
  4. 前記第1モジュール、前記第2モジュール及び前記第3モジュールの各々における工程を通じた前記樹脂成形品の製造のサイクルタイムは、前記第3モジュールにおける前記樹脂成形に要する成形時間に依存する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の樹脂成形装置。
  5. 前記第2モジュールは、入替え機構と、ディスペンサとをさらに含み、
    前記入替え機構は、前記液状樹脂が載っていない前記離型フィルムが前記第2ステージに配置され、かつ、前記液状樹脂が載っている前記離型フィルムの前記第1ステージから前記第3モジュールへの搬送が開始された後に、前記第1ステージの位置と前記第2ステージの位置とを入れ替え、
    前記ディスペンサは、前記入替え機構による入替えが行なわれた後に、前記液状樹脂が載っていない前記離型フィルムへ向けて前記液状樹脂を吐出する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の樹脂成形装置。
  6. 前記ディスペンサは、前記液状樹脂を貯留するカートリッジを含み、
    前記ディスペンサにおいては、前記カートリッジの長手方向が上下方向に沿うように前記カートリッジが交換可能に取り付けられており、
    前記第2モジュールは、使用済みの前記カートリッジと未使用の前記カートリッジとの各々を保持する保持機構をさらに含む、請求項5に記載の樹脂成形装置。
  7. 前記第2モジュールは、計量器をさらに含み、
    前記第1及び第2ステージの各々には、貫通孔が形成されており、
    前記第1及び第2ステージの各々の前記貫通孔は、プレートによって覆われており、
    前記離型フィルムは、前記プレートに配置され、
    前記計量器が前記貫通孔内を通っている状態で、前記計量器は、前記第1及び第2ステージのうち前記計量器が通っている前記貫通孔に対応するステージに配置されたプレートを支持し、
    前記計量器によって支持されたプレートに配置された前記離型フィルムに前記液状樹脂が供給される、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の樹脂成形装置。
  8. 前記第1モジュールは、各々が前記離型フィルムを供給する2つの第1ユニットを含み、
    前記第2モジュールは、各々が、前記離型フィルムに前記液状樹脂を供給することによって、前記離型フィルムに前記液状樹脂を載せる、2つの第2ユニットを含み、
    前記2つの第2ユニットの各々は、前記第1及び第2ステージを含み、
    前記第3モジュールは、2つの第3ユニットを含み、
    前記2つの第3ユニットの各々は、前記成形型を含み、前記液状樹脂が載っている前記離型フィルムが前記成形型に配置された状態で前記成形型の型締めを行なうことによって樹脂成形を行ない、
    前記搬送機構は、2つの離型フィルムを保持し、
    前記搬送機構は、
    前記2つの第1ユニットから取得された前記液状樹脂が載っていない前記2つの離型フィルムの一方を前記2つの第2ユニットの一方の前記第1ステージに配置し、前記2つの第1ユニットから取得された前記液状樹脂が載っていない前記2つの離型フィルムの他方を前記2つの第2ユニットの他方の前記第1ステージに配置し、
    前記2つの第2ユニットの前記第1ステージから取得された前記液状樹脂が載っている前記2つの離型フィルムの一方を前記2つの第3ユニットの一方の前記成形型に配置し、前記2つの第2ユニットの前記第1ステージから取得された前記液状樹脂が載っている前記2つの離型フィルムの他方を前記2つの第3ユニットの他方の前記成形型に配置する、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の樹脂成形装置。
  9. 前記搬送機構は、各々が前記離型フィルムを保持する第1及び第2保持部を含み、
    前記第1保持部によって保持された前記液状樹脂が載っていない前記離型フィルムが前記2つの第2ユニットの一方の前記第1ステージに配置される場合に、前記2つの第2ユニットの一方の前記第1ステージの位置は前記第1保持部の位置に対応し、
    前記第2保持部によって保持された前記液状樹脂が載っていない前記離型フィルムが前記2つの第2ユニットの他方の前記第1ステージに配置される場合に、前記2つの第2ユニットの他方の前記第1ステージの位置は前記第2保持部の位置に対応する、請求項8に記載の樹脂成形装置。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の樹脂成形装置を用いた樹脂成形品の製造方法であって、
    前記離型フィルムを供給するステップと、
    前記離型フィルムに前記液状樹脂を供給することによって、前記離型フィルムに前記液状樹脂を載せるステップと、
    前記液状樹脂が載っている前記離型フィルムが前記成形型に配置された状態で前記成形型の型締めを行なうステップと、
    少なくとも一旦前記第1ステージに配置された前記離型フィルムに前記液状樹脂が供給されている最中に前記第1モジュールから前記第2ステージへの前記離型フィルムの搬送を開始するステップとを含む、樹脂成形品の製造方法。

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