JP2024073930A - 収穫機 - Google Patents

収穫機 Download PDF

Info

Publication number
JP2024073930A
JP2024073930A JP2022184921A JP2022184921A JP2024073930A JP 2024073930 A JP2024073930 A JP 2024073930A JP 2022184921 A JP2022184921 A JP 2022184921A JP 2022184921 A JP2022184921 A JP 2022184921A JP 2024073930 A JP2024073930 A JP 2024073930A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support frame
open position
cooling device
open
lock pin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022184921A
Other languages
English (en)
Inventor
学 森
大河 小▲柳▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2022184921A priority Critical patent/JP2024073930A/ja
Priority to PCT/JP2023/022690 priority patent/WO2024105917A1/ja
Publication of JP2024073930A publication Critical patent/JP2024073930A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01DHARVESTING; MOWING
    • A01D41/00Combines, i.e. harvesters or mowers combined with threshing devices
    • A01D41/12Details of combines
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K11/00Arrangement in connection with cooling of propulsion units
    • B60K11/02Arrangement in connection with cooling of propulsion units with liquid cooling
    • B60K11/04Arrangement or mounting of radiators, radiator shutters, or radiator blinds

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Combines (AREA)

Abstract

【課題】ラジエータのメンテナンスを容易に行うことが可能な収穫機が要望されている。【解決手段】収穫機は、ラジエータ20に対して機体左右方向の外側に配置される第一冷却装置21と、第一冷却装置21を支持する第一支持フレーム28と、を備えている。第一支持フレーム28は、第一揺動軸心Z2周りにおいて、第一冷却装置21が使用時の姿勢となる第一閉位置と、第一冷却装置21が機体左右方向の外側に開いた姿勢となる第一開位置とに亘って揺動開閉可能に構成されている。収穫機は、第一支持フレーム28が第一開位置から第一閉位置側に揺動するのを規制する第一ロック状態と、第一支持フレーム28の揺動を規制しない第一解除状態とに切り替え可能な第一ロック機構35を備えている。第一ロック機構35は、第一支持フレーム28が第一開位置に位置すると、第一解除状態から第一ロック状態に切り替わる。【選択図】図5

Description

本発明は、収穫機に関する。
従来、収穫機として、例えば、特許文献1に記載の収穫機が知られている。特許文献1に記載の収穫機は、水冷式のエンジン(文献では「エンジン〔16〕」)と、エンジンに対して機体左右方向の外側に配置され、エンジン用の冷却水を冷却するラジエータ(文献では「ラジエータ〔17〕」)と、ラジエータに対して機体左右方向の外側に配置される第一冷却装置(文献では「オイルクーラ〔60〕」)と、第一冷却装置を支持する第一支持フレーム(文献では「フレーム〔61〕、〔62〕」)と、を備えている。
特開2021-65150号公報
特許文献1に記載の収穫機では、ラジエータのメンテナンスを行う際に、第一冷却装置を第一支持フレームから取り外さなければならず、ラジエータのメンテナンスを容易に行う点で改善の余地がある。
上記状況に鑑み、ラジエータのメンテナンスを容易に行うことが可能な収穫機が要望されている。
本発明の特徴は、水冷式のエンジンと、前記エンジンに対して機体左右方向の外側に配置され、前記エンジン用の冷却水を冷却するラジエータと、前記ラジエータに対して機体左右方向の外側に配置される第一冷却装置と、前記第一冷却装置を支持する第一支持フレームと、を備えている収穫機であって、前記第一支持フレームは、第一揺動軸心周りにおいて、前記第一冷却装置が使用時の姿勢となる第一閉位置と、前記第一冷却装置が機体左右方向の外側に開いた姿勢となる第一開位置とに亘って揺動開閉可能に構成され、前記第一支持フレームが前記第一開位置から前記第一閉位置側に揺動するのを規制する第一ロック状態と、前記第一支持フレームの揺動を規制しない第一解除状態とに切り替え可能な第一ロック機構を備え、前記第一ロック機構は、前記第一支持フレームが前記第一開位置に位置すると、前記第一解除状態から前記第一ロック状態に切り替わることにある。
本特徴構成によれば、第一支持フレームを第一揺動軸心周りで揺動させて第一開位置に位置変更すると、ラジエータのうち機体左右方向の外側の側面(横外側面)が解放されることになる。これにより、ラジエータのメンテナンスを行う際に、ラジエータの横外側面に対して機体左右方向の外側から容易にアクセスすることができる。すなわち、ラジエータのメンテナンスを容易に行うことが可能な収穫機を実現することができる。
また、第一支持フレームが第一開位置に位置すると、第一ロック機構が、第一解除状態から第一ロック状態に自動的に切り替わることになる。これにより、第一支持フレームが第一開位置に位置している状態において、第一支持フレームが不意に第一閉位置側に揺動することがない。また、第一支持フレームを第一開位置に位置させる操作を行うだけで、第一ロック機構を第一解除状態から第一ロック状態に容易に切り替えることができる。
さらに、本発明において、前記第一ロック機構は、前記第一支持フレームのうち前記第一揺動軸心側に位置する部分に設けられていると好適である。
本特徴構成によれば、第一支持フレームのうち第一揺動軸心側に位置する部分において、第一ロック機構が第一支持フレームの第一開位置から第一閉位置側への揺動を規制することになる。これにより、第一支持フレームの第一開位置から第一閉位置側への揺動を、確実に規制することができる。
さらに、本発明において、前記第一ロック機構は、前記第一揺動軸心に沿う方向に移動可能な第一ロックピンと、前記第一支持フレームに設けられ、前記第一ロックピンの移動を規制する第一規制部と、を有し、前記第一支持フレームの前記第一開位置側への揺動に伴って、前記第一規制部による前記第一ロックピンの移動の規制が解除されることにより、前記第一ロックピンが移動して前記第一支持フレームの前記第一開位置から前記第一閉位置側への揺動を規制すると好適である。
本特徴構成によれば、第一ロックピンと第一規制部とによって、第一ロック機構を簡易に構成することができる。
さらに、本発明において、前記第一冷却装置に対して機体左右方向の外側に配置される第二冷却装置と、前記第二冷却装置を支持する第二支持フレームと、を備え、前記第二支持フレームは、第二揺動軸心周りにおいて、前記第二冷却装置が使用時の姿勢となる第二閉位置と、前記第二冷却装置が機体左右方向の外側に開いた姿勢となる第二開位置とに亘って揺動開閉可能に構成され、前記第二支持フレームが前記第二開位置から前記第二閉位置側に揺動するのを規制する第二ロック状態と、前記第二支持フレームの揺動を規制しない第二解除状態とに切り替え可能な第二ロック機構を備え、前記第二ロック機構は、前記第二支持フレームが前記第二開位置に位置すると、前記第二解除状態から前記第二ロック状態に切り替わると好適である。
本特徴構成によれば、第二支持フレームを第二揺動軸心周りで揺動させて第二開位置に位置変更すると、第一冷却装置のうち機体左右方向の外側の側面(横外側面)が解放されることになる。これにより、第一冷却装置のメンテナンスを行う際に、第一冷却装置の横外側面に対して機体左右方向の外側から容易にアクセスすることができる。
また、第二支持フレームが第二開位置に位置すると、第二ロック機構が、第二解除状態から第二ロック状態に自動的に切り替わることになる。これにより、第二支持フレームが第二開位置に位置している状態において、第二支持フレームが不意に第二閉位置側に揺動することがない。また、第二支持フレームを第二開位置に位置させる操作を行うだけで、第二ロック機構を第二解除状態から第二ロック状態に容易に切り替えることができる。
さらに、本発明において、前記第二ロック機構は、前記第二支持フレームのうち前記第二揺動軸心側に位置する部分に設けられていると好適である。
本特徴構成によれば、第二支持フレームのうち第二揺動軸心側に位置する部分において、第二ロック機構が第二支持フレームの第二開位置から第二閉位置側への揺動を規制することになる。これにより、第二支持フレームの第二開位置から第二閉位置側への揺動を、確実に規制することができる。
さらに、本発明において、前記第二ロック機構は、前記第二揺動軸心に沿う方向に移動可能な第二ロックピンと、前記第二支持フレームに設けられ、前記第二ロックピンの移動を規制する第二規制部と、を有し、前記第二支持フレームの前記第二開位置側への揺動に伴って、前記第二規制部による前記第二ロックピンの移動の規制が解除されることにより、前記第二ロックピンが移動して前記第二支持フレームの前記第二開位置から前記第二閉位置側への揺動を規制すると好適である。
本特徴構成によれば、第二ロックピンと第二規制部とによって、第二ロック機構を簡易に構成することができる。
さらに、本発明において、前記第二冷却装置に対して機体左右方向の外側に配置される第三冷却装置と、前記第三冷却装置を支持する第三支持フレームと、を備え、前記第三支持フレームは、第三揺動軸心周りにおいて、前記第三冷却装置が使用時の姿勢となる第三閉位置と、前記第三冷却装置が機体左右方向の外側に開いた姿勢となる第三開位置とに亘って揺動開閉可能に構成され、前記第三支持フレームが前記第三開位置から前記第三閉位置側に揺動するのを規制する第三ロック状態と、前記第三支持フレームの揺動を規制しない第三解除状態とに切り替え可能な第三ロック機構を備え、前記第三ロック機構は、前記第三支持フレームが前記第三開位置に位置すると、前記第三解除状態から前記第三ロック状態に切り替わると好適である。
本特徴構成によれば、第三支持フレームを第三揺動軸心周りで揺動させて第三開位置に位置変更すると、第二冷却装置のうち機体左右方向の外側の側面(横外側面)が解放されることになる。これにより、第二冷却装置のメンテナンスを行う際に、第二冷却装置の横外側面に対して機体左右方向の外側から容易にアクセスすることができる。
また、第三支持フレームが第三開位置に位置すると、第三ロック機構が、第三解除状態から第三ロック状態に自動的に切り替わることになる。これにより、第三支持フレームが第三開位置に位置している状態において、第三支持フレームが不意に第三閉位置側に揺動することがない。また、第三支持フレームを第三開位置に位置させる操作を行うだけで、第三ロック機構を第三解除状態から第三ロック状態に容易に切り替えることができる。
さらに、本発明において、前記第三ロック機構は、前記第三支持フレームのうち前記第三揺動軸心側に位置する部分に設けられていると好適である。
本特徴構成によれば、第三支持フレームのうち第三揺動軸心側に位置する部分において、第三ロック機構が第三支持フレームの第三開位置から第三閉位置側への揺動を規制することになる。これにより、第三支持フレームの第三開位置から第三閉位置側への揺動を、確実に規制することができる。
さらに、本発明において、前記第三ロック機構は、前記第三揺動軸心に沿う方向に移動可能な第三ロックピンと、前記第三支持フレームに設けられ、前記第三ロックピンの移動を規制する第三規制部と、を有し、前記第三支持フレームの前記第三開位置側への揺動に伴って、前記第三規制部による前記第三ロックピンの移動の規制が解除されることにより、前記第三ロックピンが移動して前記第三支持フレームの前記第三開位置から前記第三閉位置側への揺動を規制すると好適である。
本特徴構成によれば、第三ロックピンと第三規制部とによって、第三ロック機構を簡易に構成することができる。
さらに、本発明において、前記第一冷却装置、前記第二冷却装置及び前記第三冷却装置は、側面視で互いに重複して配置され、前記第三支持フレームを前記第三開位置に位置変更することにより、前記第二支持フレームを前記第二開位置に位置変更可能であり、かつ、前記第二支持フレームを前記第二開位置に位置変更することにより、前記第一支持フレームを前記第一開位置に位置変更可能に構成されていると好適である。
本特徴構成によれば、第一冷却装置、第二冷却装置及び第三冷却装置をコンパクトに配置することができる。また、第三支持フレームを第三開位置に位置変更することにより、第二冷却装置が第三冷却装置と干渉することなく、第二支持フレームを第二開位置に位置変更することができると共に、第二支持フレームを第二開位置に位置変更することにより、第一冷却装置が第二冷却装置と干渉することなく、第一支持フレームを第一開位置に位置変更することができる。
さらに、本発明において、前記第二支持フレーム及び前記第三支持フレームは、互いに異なる方向に揺動して開閉するように構成され、前記第一支持フレームは、前記第三支持フレームと同じ方向に揺動して開閉するように構成されていると好適である。
本特徴構成によれば、第一支持フレーム、第二支持フレーム及び第三支持フレームにおいて、機体左右方向で隣り合うものが互いに異なる方向に揺動して開閉することになる。これにより、第一支持フレーム、第二支持フレーム及び第三支持フレームを揺動開閉する際に、これらが互いに干渉しないようにすることができる。
さらに、本発明において、前記第一支持フレームと前記第三支持フレームとの間隔を所定の間隔に維持する間隔維持部材を備えていると好適である。
本特徴構成によれば、第一支持フレームと第三支持フレームとの間隔が、間隔維持部材によって所定の間隔に維持されることになる。これにより、第一冷却装置と第三冷却装置とが接触するのを防止することができる。
コンバインを示す右側面図である。 コンバインを示す平面図である。 防塵カバーを開いた状態における、エンジンルーム及びエアクリーナルームの内部を示す右側面図である。 原動部を示す平面図である。 冷却系ユニットを示す右側面図である。 第一オイルクーラが第一支持フレームに支持されている状態を示す右側面図である。 コンデンサ及び燃料クーラが第二支持フレームに支持されている状態を示す右側面図である。 第二オイルクーラが第三支持フレームに支持されている状態を示す右側面図である。 第三支持フレームを開位置に位置変更した状態を示す平面図である。 第二支持フレーム及び第三支持フレームを開位置に位置変更した状態を示す平面図である。 第一支持フレーム、第二支持フレーム及び第三支持フレームを開位置に位置変更した状態を示す平面図である。 別実施形態であって、間隔維持部材を示す平面図である。
本発明を実施するための形態について、図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、矢印Fの方向を「機体前側」、矢印Bの方向を「機体後側」、矢印Lの方向を「機体左側」、矢印Rの方向を「機体右側」とする。
〔コンバインの全体構成〕
図1及び図2には、自脱型コンバイン(本発明に係る「収穫機」に相当)を示している。本コンバインは、走行機体1と、刈取部2と、脱穀装置3と、穀粒貯留タンク4と、穀粒排出装置5と、運転キャビン6と、原動部7と、変速部8と、を備えている。
走行機体1は、左右のクローラ走行装置9と、機体フレーム10と、を備えている。機体フレーム10は、左右のクローラ走行装置9に支持されている。機体フレーム10の後部には、燃料タンク(図示省略)が設けられている。刈取部2は、走行機体1の前方に配置されている。刈取部2は、植立穀稈を刈り取るように構成されている。
脱穀装置3は、刈取穀稈を脱穀するように構成されている。穀粒貯留タンク4は、脱穀装置3と横並び(本実施形態では、右隣り)に配置されている。穀粒貯留タンク4は、穀粒を貯留するように構成されている。穀粒排出装置5は、穀粒貯留タンク4内の穀粒を排出するように構成されている。
運転キャビン6は、走行機体1における左右一方側(本実施形態では、右側)に偏倚した位置に配置されている。運転キャビン6は、運転者が搭乗する運転部11と、運転部11を覆うキャビン部12と、を備えている。運転部11は、運転座席13を備えている。運転キャビン6内を空調するエアコンユニット(図示省略)が設けられている。前記エアコンユニットは、例えば、キャビン部12のルーフ部に収容されている。
運転座席13の下方には、エンジンルーム14が形成されている。エンジンルーム14には、原動部7が収容されている。運転座席13の後方には、エアクリーナルーム15が形成されている。エアクリーナルーム15には、エンジンE用のエアクリーナ16が収容されている。
エンジンルーム14及びエアクリーナルーム15を機体左右方向の外側(本実施形態では、右側となる。以下同じ。)から覆う防塵カバー17が設けられている。防塵カバー17は、通気を許容し、かつ、塵埃の通過を阻止する状態で、エンジンルーム14及びエアクリーナルーム15を機体左右方向の外側から覆うように構成されている。防塵カバー17は、上下方向に沿って延びる揺動軸心Z1周りで揺動開閉可能に構成されている。
原動部7は、水冷式のエンジンEと、排気浄化装置18と、冷却系ユニットUと、冷却ファン19と、を備えている。排気浄化装置18は、エンジンEの排気をDPF(Diesel Particulate Filter、ディーゼルパティキュレートフィルタ)によって浄化するように構成されている。冷却系ユニットUは、エンジンEに対して機体左右方向の外側に配置されている。冷却系ユニットUは、ラジエータ20と、第一オイルクーラ21(本発明に係る「第一冷却装置」に相当)と、コンデンサ22(本発明に係る「第二冷却装置」に相当)と、第二オイルクーラ23(本発明に係る「第三冷却装置」に相当)と、燃料クーラ24と、を備えている。
冷却ファン19は、機体左右方向でエンジンEとラジエータ20との間に配置されている。冷却ファン19は、冷却系ユニットUに冷却風を供給するように構成されている。冷却ファン19は、機外の空気が防塵カバー17を介してエンジンルーム14内に流入する正転状態と、エンジンルーム14内の空気が防塵カバー17を介して機外に流出する逆転状態とに切り替え可能に構成されている。
変速部8は、左側のクローラ走行装置9の前部と右側のクローラ走行装置9の前部との間に配置されている。変速部8は、エンジンEからの動力を変速して左右のクローラ走行装置9や刈取部2に伝達するように構成されている。変速部8には、主変速装置としてのHST(Hydro Static Transmission、静油圧式無段変速装置)と、副変速装置としてのギヤ式変速機構と、前記ギヤ式変速機構を収容するトランスミッションケースと、が備えられている。刈取部2は、前記HSTによる変速後の動力が伝達されるように構成されている。左右のクローラ走行装置9は、前記HST及び前記ギヤ式変速機構による変速後の動力が伝達されるように構成されている。
〔冷却系ユニット〕
図3から図5に示すように、ラジエータ20は、エンジンE用の冷却水を冷却するように構成されている。ラジエータ20は、エンジンEに対して機体左右方向の外側に配置されている。ラジエータ20の左側部には、冷却ファン19を覆うシュラウド25が支持されている。ラジエータ20は、ラジエータフレーム26に支持されている。ラジエータフレーム26の右側部には、冷却ファン19によって流れる空気の通路となるラジエータダクト27が支持されている。
第一オイルクーラ21は、前記HST用の油(作動油)を冷却するように構成されている。第一オイルクーラ21は、ラジエータ20に対して機体左右方向の外側に配置されている。具体的には、第一オイルクーラ21は、ラジエータ20の右隣りに配置されている。第一オイルクーラ21は、ラジエータダクト27の内部に配置されている。第一オイルクーラ21は、第一支持フレーム28に支持されている。
第一オイルクーラ21には、第一オイルクーラ21に前記作動油を導入する管状の第一導入部材29Aと、第一オイルクーラ21から前記作動油を導出する管状の第一導出部材29Bと、が接続されている。第一導入部材29A及び第一導出部材29Bは、可撓性を有する管状部材によって構成されている。第一導入部材29Aは、第一オイルクーラ21の前縁部の下部に接続されている。第一導出部材29Bは、第一オイルクーラ21の前縁部の上部に接続されている。
コンデンサ22は、前記エアコンユニット用の冷媒を冷却するように構成されている。コンデンサ22は、ラジエータ20に対して機体左右方向の外側に配置されている。具体的には、コンデンサ22は、第一オイルクーラ21の右隣りに配置されている。コンデンサ22は、ラジエータダクト27の内部に配置されている。コンデンサ22は、第二支持フレーム30に支持されている。
コンデンサ22には、コンデンサ22に前記冷媒を導入する管状の第二導入部材31Aと、コンデンサ22から前記冷媒を導出する管状の第二導出部材31Bと、が接続されている。第二導入部材31A及び第二導出部材31Bは、可撓性を有する管状部材によって構成されている。第二導入部材31Aは、コンデンサ22の後縁部の下部に接続されている。第二導出部材31Bは、コンデンサ22の後縁部の上部に接続されている。
第二オイルクーラ23は、前記トランスミッションケース用の油(潤滑油)を冷却するように構成されている。第二オイルクーラ23は、ラジエータ20に対して機体左右方向の外側に配置されている。具体的には、第二オイルクーラ23は、コンデンサ22の右隣りに配置されている。第二オイルクーラ23は、ラジエータダクト27の外部に配置されている。第二オイルクーラ23は、第三支持フレーム32に支持されている。
第二オイルクーラ23には、第二オイルクーラ23に前記潤滑油を導入する管状の第三導入部材33Aと、第二オイルクーラ23から前記潤滑油を導出する管状の第三導出部材33Bと、が接続されている。第三導入部材33A及び第三導出部材33Bは、可撓性を有する管状部材によって構成されている。第三導入部材33Aは、第二オイルクーラ23の前縁部の下部に接続されている。第三導出部材33Bは、第二オイルクーラ23の前縁部の上部に接続されている。
燃料クーラ24は、燃料を冷却するように構成されている。燃料クーラ24は、ラジエータ20に対して機体左右方向の外側に配置されている。具体的には、燃料クーラ24は、コンデンサ22よりも右側であって、コンデンサ22よりも下側に配置されている。言い換えると、燃料クーラ24は、第二オイルクーラ23の下方において、平面視で第二オイルクーラ23と重複する状態で配置されている。燃料クーラ24は、ラジエータダクト27の外部に配置されている。燃料クーラ24は、第二支持フレーム30に支持されている。
燃料クーラ24には、燃料クーラ24に燃料を導入する管状の第四導入部材34Aと、燃料クーラ24から燃料を導出する管状の第四導出部材34Bと、が接続されている。第四導入部材34A及び第四導出部材34Bは、可撓性を有する管状部材によって構成されている。第四導入部材34Aは、燃料クーラ24の上縁部の後部に接続されている。第四導出部材34Bは、燃料クーラ24の上縁部の前部に接続されている。
第一オイルクーラ21、コンデンサ22及び第二オイルクーラ23は、側面視で互いに重複するように、機体左右方向の外側に向かってこの順で配置されている。第一オイルクーラ21及びコンデンサ22は、コンデンサ22が第一オイルクーラ21に対して機体左右方向の外側に位置し、かつ、側面視で互いに重複する状態で配置されている。コンデンサ22及び第二オイルクーラ23は、第二オイルクーラ23がコンデンサ22に対して機体左右方向の外側に位置し、かつ、側面視で互いに重複する状態で配置されている。第一オイルクーラ21及び燃料クーラ24は、燃料クーラ24が第一オイルクーラ21に対して機体左右方向の外側に位置し、かつ、側面視で互いに重複する状態で配置されている。
〔冷却系ユニット用の支持構造〕
図6に示すように、ラジエータフレーム26は、枠状のフレーム本体26Aと、前縦フレーム26Bと、中縦フレーム26Cと、後縦フレーム26Dと、を備えている。前縦フレーム26B、中縦フレーム26C及び後縦フレーム26Dは、それぞれ、フレーム本体26Aにおける上部と下部とに亘って設けられている。
第一支持フレーム28は、上下方向に沿って延びる第一揺動軸心Z2周りで揺動可能なように、上下の第一ヒンジ28aを介してラジエータフレーム26(前縦フレーム26B)に支持されている。第一支持フレーム28は、第一揺動軸心Z2周りにおいて、第一オイルクーラ21が使用時の姿勢となる閉位置(図6参照)と、第一オイルクーラ21が機体左右方向の外側に開いた姿勢となる開位置(図11参照)とに亘って揺動開閉可能に構成されている。詳しくは後述するが、第一支持フレーム28が開位置から閉位置側に揺動するのを規制するロック状態と、第一支持フレーム28の揺動を規制しない解除状態とに切り替え可能な第一ロック機構35が設けられている。
第一オイルクーラ21は、第一支持フレーム28及び中縦フレーム26CにボルトB1によって着脱可能に固定されている。すなわち、第一支持フレーム28は、閉位置に位置する状態において、着脱可能なボルトB1(具体的には、第一オイルクーラ21を中縦フレーム26Cに固定しているボルトB1)によって固定されている。第一オイルクーラ21の前縁部には、第一支持フレーム28にボルトB1によって固定される上下の固定部21aが設けられている。第一オイルクーラ21の後縁部には、中縦フレーム26CにボルトB1によって固定される上下の固定部21aが設けられている。
上下の第一ヒンジ28aは、第一オイルクーラ21を第一支持フレーム28を介して第一揺動軸心Z2周りで揺動可能に支持している。第一ヒンジ28aは、前縦フレーム26Bにボルト固定されている。第一導出部材29Bは、第一オイルクーラ21に対して第一ヒンジ28aが位置する側(本実施形態では、前側)において、第一揺動軸心Z2に沿って延びている。
図7に示すように、第二支持フレーム30は、上下方向に沿って延びる第二揺動軸心Z3周りで揺動可能なように、上下の第二ヒンジ30aを介してラジエータフレーム26(後縦フレーム26D)に支持されている。第二支持フレーム30は、第二揺動軸心Z3周りにおいて、コンデンサ22及び燃料クーラ24が使用時の姿勢となる閉位置(図7参照)と、コンデンサ22及び燃料クーラ24が機体左右方向の外側に開いた姿勢となる開位置(図10参照)とに亘って揺動開閉可能に構成されている。詳しくは後述するが、第二支持フレーム30が開位置から閉位置側に揺動するのを規制するロック状態と、第二支持フレーム30の揺動を規制しない解除状態とに切り替え可能な第二ロック機構36が設けられている。
コンデンサ22は、第二支持フレーム30にボルトB2によって着脱可能に固定されている。燃料クーラ24は、第二支持フレーム30にボルトB3によって着脱可能に固定されている。コンデンサ22の前縁部には、第二支持フレーム30にボルトB2によって固定される上下の固定部22aが設けられている。コンデンサ22の後縁部には、第二支持フレーム30にボルトB2によって固定される上下の固定部22aが設けられている。燃料クーラ24の上縁部には、第二支持フレーム30にボルトB3によって固定される前後の固定部24aが設けられている。燃料クーラ24の下縁部には、第二支持フレーム30にボルトB3によって固定される前後の固定部24aが設けられている。
第二支持フレーム30の前縁部の上部には、第一支持フレーム28にボルトB4によって固定される固定部30bが設けられている。すなわち、第二支持フレーム30は、閉位置に位置する状態において、着脱可能なボルトB4によって固定されている。
上下の第二ヒンジ30aは、コンデンサ22及び燃料クーラ24を第二支持フレーム30を介して第二揺動軸心Z3周りで揺動可能に支持している。第二ヒンジ30aは、後縦フレーム26Dにボルト固定されている。第二導入部材31A及び第二導出部材31Bは、コンデンサ22に対して第二ヒンジ30aが位置する側(本実施形態では、後側)において、第二揺動軸心Z3に沿って延びている。第四導入部材34A及び第四導出部材34Bは、燃料クーラ24に対して第二ヒンジ30aが位置する側(本実施形態では、後側)において、第二揺動軸心Z3に沿って延びている。
図8に示すように、第三支持フレーム32は、上下方向に沿って延びる第三揺動軸心Z4周りで揺動可能なように、第三ヒンジ32aを介してラジエータフレーム26(前縦フレーム26B)に支持されている。第三支持フレーム32は、第三揺動軸心Z4周りにおいて、第二オイルクーラ23が使用時の姿勢となる閉位置(図8参照)と、第二オイルクーラ23が機体左右方向の外側に開いた姿勢となる開位置(図9参照)とに亘って揺動開閉可能に構成されている。詳しくは後述するが、第三支持フレーム32が開位置から閉位置側に揺動するのを規制するロック状態と、第三支持フレーム32の揺動を規制しない解除状態とに切り替え可能な第三ロック機構37が設けられている。
第二オイルクーラ23は、第三支持フレーム32及び第二支持フレーム30にボルトB5によって着脱可能に固定されている。すなわち、第三支持フレーム32は、閉位置に位置する状態において、着脱可能なボルトB5(具体的には、第二オイルクーラ23を第二支持フレーム30に固定しているボルトB5)によって固定されている。第二オイルクーラ23の前縁部には、第三支持フレーム32にボルトB5によって固定される固定部23aが設けられている。第二オイルクーラ23の後縁部には、第二支持フレーム30にボルトB5によって固定される固定部23aが設けられている。
第三ヒンジ32aは、第二オイルクーラ23を第三支持フレーム32を介して第三揺動軸心Z4周りで揺動可能に支持している。第三ヒンジ32aは、前縦フレーム26Bのうち上側の第一ヒンジ28aと下側の第一ヒンジ28aとの間に位置する部分にボルト固定されている。第三導入部材33A及び第三導出部材33Bは、第二オイルクーラ23に対して第三ヒンジ32aが位置する側(本実施形態では、前側)において、第三揺動軸心Z4に沿って延びている。
図4に示すように、後側の固定部21aが中縦フレーム26Cに右側から当たることにより、第一支持フレーム28が閉位置に位置決めされている。すなわち、第一支持フレーム28は、ラジエータフレーム26に当たって閉位置に位置決めされるように構成されている。
固定部30bが第一支持フレーム28に右側から当たることにより、第二支持フレーム30が閉位置に位置決めされている。すなわち、第二支持フレーム30は、第一支持フレーム28に当たって閉位置に位置決めされるように構成されている。
後側の固定部23aが第二支持フレーム30に右側から当たることにより、第三支持フレーム32が閉位置に位置決めされている。すなわち、第三支持フレーム32は、第二支持フレーム30に当たって閉位置に位置決めされるように構成されている。
〔第一ロック機構〕
図4及び図6に示すように、第一ロック機構35は、第一支持フレーム28のうち第一揺動軸心Z2側に位置する部分に設けられている。第一ロック機構35は、第一ロックピン38と、第一バネ39と、第一規制部40と、を備えている。
第一ロックピン38は、第一ステー41を介して前縦フレーム26Bに支持されている。第一ロックピン38は、第一揺動軸心Z2に沿う方向に移動可能なように、第一ステー41に支持されている。第一ロックピン38は、第一バネ39によって下側に移動付勢されている。
第一規制部40は、第一ロックピン38の移動を規制するように構成されている。第一規制部40は、第一支持フレーム28のうち第一揺動軸心Z2側に位置する部分の上端部に設けられている。第一支持フレーム28が閉位置に位置している状態では、第一ロックピン38の下端が第一規制部40の上面に上方から当接している。これにより、第一ロックピン38の下側への移動が、第一規制部40によって規制されることになる。すなわち、第一ロック機構35は、解除状態になっている。
〔第二ロック機構〕
図4及び図7に示すように、第二ロック機構36は、第二支持フレーム30のうち第二揺動軸心Z3側に位置する部分に設けられている。第二ロック機構36は、第二ロックピン42と、第二バネ43と、第二規制部44と、を備えている。
第二ロックピン42は、第二ステー45を介して後縦フレーム26Dに支持されている。第二ロックピン42は、第二揺動軸心Z3に沿う方向に移動可能なように、第二ステー45に支持されている。第二ロックピン42は、第二バネ43によって下側に移動付勢されている。
第二規制部44は、第二ロックピン42の移動を規制するように構成されている。第二規制部44は、第二支持フレーム30のうち第二揺動軸心Z3側に位置する部分の上端部に設けられている。第二支持フレーム30が閉位置に位置している状態では、第二ロックピン42の下端が第二規制部44の上面に上方から当接している。これにより、第二ロックピン42の下側への移動が、第二規制部44によって規制されることになる。すなわち、第二ロック機構36は、解除状態になっている。
〔第三ロック機構〕
図4及び図8に示すように、第三ロック機構37は、第三支持フレーム32のうち第三揺動軸心Z4側に位置する部分に設けられている。第三ロック機構37は、第三ロックピン46と、第三バネ47と、第三規制部48と、を備えている。
第三ロックピン46は、第三ステー49を介して前縦フレーム26Bに支持されている。第三ロックピン46は、第三揺動軸心Z4に沿う方向に移動可能なように、第三ステー49に支持されている。第三ロックピン46は、第三バネ47によって下側に移動付勢されている。
第三規制部48は、第三ロックピン46の移動を規制するように構成されている。第三規制部48は、第三支持フレーム32のうち第三揺動軸心Z4側に位置する部分の上端部に設けられている。第三支持フレーム32が閉位置に位置している状態では、第三ロックピン46の下端が第三規制部48の上面に上方から当接している。これにより、第三ロックピン46の下側への移動が、第三規制部48によって規制されることになる。すなわち、第三ロック機構37は、解除状態になっている。
〔第一支持フレーム、第二支持フレーム及び第三支持フレームの開閉方法〕
次に、第一支持フレーム28、第二支持フレーム30及び第三支持フレーム32の開閉方法について、図9から図11に基づいて説明する。
先ず、図9に示すように、第二オイルクーラ23(後側の固定部23a)を第二支持フレーム30に固定しているボルトB5を、第二支持フレーム30から取り外す。これにより、第三支持フレーム32の閉位置への固定が解除されることになる。そして、第三支持フレーム32を第三揺動軸心Z4周りで前側に揺動することにより、第三支持フレーム32を開位置に位置変更することができる。すなわち、第三支持フレーム32は、第三揺動軸心Z4周りで前側に揺動して開位置に位置変更されるように構成されている。
ここで、第三支持フレーム32の開位置側への揺動に伴って、第三規制部48による第三ロックピン46の移動の規制が解除されることになる。すなわち、第三支持フレーム32の開位置側への揺動に伴って、第三規制部48の上面への第三ロックピン46の下端の当接が外れることになる。そして、第三支持フレーム32が開位置に位置すると、第三規制部48による第三ロックピン46の移動の規制が解除されることにより、第三ロックピン46が下側に移動することになる。すなわち、第三ロック機構37は、第三支持フレーム32が開位置に位置すると、解除状態からロック状態に切り替わることになる。これにより、第三支持フレーム32が第三揺動軸心Z4周りで閉位置側に揺動しようとしても、第三支持フレーム32が第三ロックピン46に接触して当該揺動が阻止されることになる。このように、第三支持フレーム32の開位置側への揺動に伴って、第三規制部48による第三ロックピン46の下側への移動の規制が解除されることにより、第三ロックピン46が下側に移動して第三支持フレーム32の開位置から閉位置側への揺動を規制することになる。
次に、図10に示すように、第二支持フレーム30(固定部30b)を第一支持フレーム28に固定しているボルトB4を、第一支持フレーム28から取り外す。これにより、第二支持フレーム30の閉位置への固定が解除されることになる。そして、第二支持フレーム30を第二揺動軸心Z3周りで後側に揺動することにより、第二支持フレーム30を開位置に位置変更することができる。すなわち、第二支持フレーム30は、第二揺動軸心Z3周りで後側に揺動して開位置に位置変更されるように構成されている。
このように、第三支持フレーム32を開位置に位置変更することにより、第二支持フレーム30を開位置に位置変更可能に構成されている。第二支持フレーム30及び第三支持フレーム32は、互いに異なる方向に揺動して開閉するように構成されている。
ここで、第二支持フレーム30の開位置側への揺動に伴って、第二規制部44による第二ロックピン42の移動の規制が解除されることになる。すなわち、第二支持フレーム30の開位置側への揺動に伴って、第二規制部44の上面への第二ロックピン42の下端の当接が外れることになる。そして、第二支持フレーム30が開位置に位置すると、第二規制部44による第二ロックピン42の移動の規制が解除されることにより、第二ロックピン42が下側に移動することになる。すなわち、第二ロック機構36は、第二支持フレーム30が開位置に位置すると、解除状態からロック状態に切り替わることになる。これにより、第二支持フレーム30が第二揺動軸心Z3周りで閉位置側に揺動しようとしても、第二規制部44が第二ロックピン42に接触して当該揺動が阻止されることになる。このように、第二支持フレーム30の開位置側への揺動に伴って、第二規制部44による第二ロックピン42の下側への移動の規制が解除されることにより、第二ロックピン42が下側に移動して第二支持フレーム30の開位置から閉位置側への揺動を規制することになる。
次に、図11に示すように、第一オイルクーラ21(後側の上下の固定部21a)を中縦フレーム26Cに固定している二本のボルトB1を、中縦フレーム26Cから取り外す。これにより、第一支持フレーム28の閉位置への固定が解除されることになる。そして、第一支持フレーム28を第一揺動軸心Z2周りで前側に揺動することにより、第一支持フレーム28を開位置に位置変更することができる。すなわち、第一支持フレーム28は、第一揺動軸心Z2周りで前側に揺動して開位置に位置変更されるように構成されている。
このように、第二支持フレーム30を開位置に位置変更することにより、第一支持フレーム28を開位置に位置変更可能に構成されている。第一支持フレーム28は、第三支持フレーム32と同じ方向に揺動して開閉するように構成されている。
ここで、第一支持フレーム28の開位置側への揺動に伴って、第一規制部40による第一ロックピン38の移動の規制が解除されることになる。すなわち、第一支持フレーム28の開位置側への揺動に伴って、第一規制部40の上面への第一ロックピン38の下端の当接が外れることになる。そして、第一支持フレーム28が開位置に位置すると、第一規制部40による第一ロックピン38の移動の規制が解除されることにより、第一ロックピン38が下側に移動することになる。すなわち、第一ロック機構35は、第一支持フレーム28が開位置に位置すると、解除状態からロック状態に切り替わることになる。これにより、第一支持フレーム28が第一揺動軸心Z2周りで閉位置側に揺動しようとしても、第一規制部40が第一ロックピン38に接触して当該揺動が阻止されることになる。このように、第一支持フレーム28の開位置側への揺動に伴って、第一規制部40による第一ロックピン38の下側への移動の規制が解除されることにより、第一ロックピン38が下側に移動して第一支持フレーム28の開位置から閉位置側への揺動を規制することになる。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、本発明に係る「第一冷却装置」は、第一オイルクーラ21である。しかし、本発明に係る「第一冷却装置」は、第一オイルクーラ21に限定されるものではない。すなわち、本発明に係る「第一冷却装置」は、第一オイルクーラ21以外の冷却装置であってもよい。
(2)上記実施形態では、第一ロック機構35は、第一ロックピン38と、第一バネ39と、第一規制部40と、を備えている。しかし、第一ロック機構35は、上記実施形態に係る構成に限定されるものではない。例えば、第一ロック機構35は、第一バネ39を備えていなくてもよい。
(3)上記実施形態では、本発明に係る「第二冷却装置」は、コンデンサ22である。しかし、本発明に係る「第二冷却装置」は、コンデンサ22に限定されるものではない。すなわち、本発明に係る「第二冷却装置」は、コンデンサ22以外の冷却装置であってもよい。
(4)上記実施形態では、第二ロック機構36は、第二ロックピン42と、第二バネ43と、第二規制部44と、を備えている。しかし、第二ロック機構36は、上記実施形態に係る構成に限定されるものではない。例えば、第二ロック機構36は、第二バネ43を備えていなくてもよい。
(5)上記実施形態では、本発明に係る「第三冷却装置」は、第二オイルクーラ23である。しかし、本発明に係る「第三冷却装置」は、第二オイルクーラ23に係る装置に限定されるものではない。すなわち、本発明に係る「第三冷却装置」は、第二オイルクーラ23以外の冷却装置であってもよい。
(6)上記実施形態では、第三ロック機構37は、第三ロックピン46と、第三バネ47と、第三規制部48と、を備えている。しかし、第三ロック機構37は、上記実施形態に係る構成に限定されるものではない。例えば、第三ロック機構37は、第三バネ47を備えていなくてもよい。
(7)上記実施形態では、第一揺動軸心Z2、第二揺動軸心Z3及び第三揺動軸心Z4は、上下方向に沿って延びる軸心である。しかし、第一揺動軸心Z2、第二揺動軸心Z3及び第三揺動軸心Z4は、機体前後方向に沿って延びる軸心であってもよい。
(8)上記実施形態では、第二支持フレーム30及び第三支持フレーム32は、互いに異なる方向に揺動して開閉するように構成されている。しかし、第二支持フレーム30及び第三支持フレーム32は、互いに同じ方向に揺動して開閉するように構成されていてもよい。
(9)上記実施形態では、第一支持フレーム28は、第三支持フレーム32と同じ方向に揺動して開閉するように構成されている。しかし、第一支持フレーム28は、第三支持フレーム32と異なる方向に揺動して開閉するように構成されていてもよい。
(10)図12に示すように、上記実施形態において、第一支持フレーム28と第三支持フレーム32との間隔を所定の間隔に維持する間隔維持部材50が設けられていてもよい。間隔維持部材50は、第一支持フレーム28に設けられている。ただし、間隔維持部材50は、第三支持フレーム32に設けられていてもよい。第一支持フレーム28を閉位置から開位置側に揺動した際に、間隔維持部材50が第三支持フレーム32を押すことにより、第一支持フレーム28と第三支持フレーム32との間隔が所定の間隔に維持されることになる。
本発明は、自脱型コンバインの他、全稈投入型コンバインやトウモロコシ収穫機にも利用可能である。
20 ラジエータ
21 第一オイルクーラ(第一冷却装置)
22 コンデンサ(第二冷却装置)
23 第二オイルクーラ(第三冷却装置)
28 第一支持フレーム
30 第二支持フレーム
32 第三支持フレーム
35 第一ロック機構
36 第二ロック機構
37 第三ロック機構
38 第一ロックピン
40 第一規制部
42 第二ロックピン
44 第二規制部
46 第三ロックピン
48 第三規制部
50 間隔維持部材
E エンジン
Z2 第一揺動軸心
Z3 第二揺動軸心
Z4 第三揺動軸心

Claims (12)

  1. 水冷式のエンジンと、
    前記エンジンに対して機体左右方向の外側に配置され、前記エンジン用の冷却水を冷却するラジエータと、
    前記ラジエータに対して機体左右方向の外側に配置される第一冷却装置と、
    前記第一冷却装置を支持する第一支持フレームと、を備えている収穫機であって、
    前記第一支持フレームは、第一揺動軸心周りにおいて、前記第一冷却装置が使用時の姿勢となる第一閉位置と、前記第一冷却装置が機体左右方向の外側に開いた姿勢となる第一開位置とに亘って揺動開閉可能に構成され、
    前記第一支持フレームが前記第一開位置から前記第一閉位置側に揺動するのを規制する第一ロック状態と、前記第一支持フレームの揺動を規制しない第一解除状態とに切り替え可能な第一ロック機構を備え、
    前記第一ロック機構は、前記第一支持フレームが前記第一開位置に位置すると、前記第一解除状態から前記第一ロック状態に切り替わる収穫機。
  2. 前記第一ロック機構は、前記第一支持フレームのうち前記第一揺動軸心側に位置する部分に設けられている請求項1に記載の収穫機。
  3. 前記第一ロック機構は、前記第一揺動軸心に沿う方向に移動可能な第一ロックピンと、前記第一支持フレームに設けられ、前記第一ロックピンの移動を規制する第一規制部と、を有し、
    前記第一支持フレームの前記第一開位置側への揺動に伴って、前記第一規制部による前記第一ロックピンの移動の規制が解除されることにより、前記第一ロックピンが移動して前記第一支持フレームの前記第一開位置から前記第一閉位置側への揺動を規制する請求項2に記載の収穫機。
  4. 前記第一冷却装置に対して機体左右方向の外側に配置される第二冷却装置と、
    前記第二冷却装置を支持する第二支持フレームと、を備え、
    前記第二支持フレームは、第二揺動軸心周りにおいて、前記第二冷却装置が使用時の姿勢となる第二閉位置と、前記第二冷却装置が機体左右方向の外側に開いた姿勢となる第二開位置とに亘って揺動開閉可能に構成され、
    前記第二支持フレームが前記第二開位置から前記第二閉位置側に揺動するのを規制する第二ロック状態と、前記第二支持フレームの揺動を規制しない第二解除状態とに切り替え可能な第二ロック機構を備え、
    前記第二ロック機構は、前記第二支持フレームが前記第二開位置に位置すると、前記第二解除状態から前記第二ロック状態に切り替わる請求項1から3の何れか一項に記載の収穫機。
  5. 前記第二ロック機構は、前記第二支持フレームのうち前記第二揺動軸心側に位置する部分に設けられている請求項4に記載の収穫機。
  6. 前記第二ロック機構は、前記第二揺動軸心に沿う方向に移動可能な第二ロックピンと、前記第二支持フレームに設けられ、前記第二ロックピンの移動を規制する第二規制部と、を有し、
    前記第二支持フレームの前記第二開位置側への揺動に伴って、前記第二規制部による前記第二ロックピンの移動の規制が解除されることにより、前記第二ロックピンが移動して前記第二支持フレームの前記第二開位置から前記第二閉位置側への揺動を規制する請求項5に記載の収穫機。
  7. 前記第二冷却装置に対して機体左右方向の外側に配置される第三冷却装置と、
    前記第三冷却装置を支持する第三支持フレームと、を備え、
    前記第三支持フレームは、第三揺動軸心周りにおいて、前記第三冷却装置が使用時の姿勢となる第三閉位置と、前記第三冷却装置が機体左右方向の外側に開いた姿勢となる第三開位置とに亘って揺動開閉可能に構成され、
    前記第三支持フレームが前記第三開位置から前記第三閉位置側に揺動するのを規制する第三ロック状態と、前記第三支持フレームの揺動を規制しない第三解除状態とに切り替え可能な第三ロック機構を備え、
    前記第三ロック機構は、前記第三支持フレームが前記第三開位置に位置すると、前記第三解除状態から前記第三ロック状態に切り替わる請求項4に記載の収穫機。
  8. 前記第三ロック機構は、前記第三支持フレームのうち前記第三揺動軸心側に位置する部分に設けられている請求項7に記載の収穫機。
  9. 前記第三ロック機構は、前記第三揺動軸心に沿う方向に移動可能な第三ロックピンと、前記第三支持フレームに設けられ、前記第三ロックピンの移動を規制する第三規制部と、を有し、
    前記第三支持フレームの前記第三開位置側への揺動に伴って、前記第三規制部による前記第三ロックピンの移動の規制が解除されることにより、前記第三ロックピンが移動して前記第三支持フレームの前記第三開位置から前記第三閉位置側への揺動を規制する請求項8に記載の収穫機。
  10. 前記第一冷却装置、前記第二冷却装置及び前記第三冷却装置は、側面視で互いに重複して配置され、
    前記第三支持フレームを前記第三開位置に位置変更することにより、前記第二支持フレームを前記第二開位置に位置変更可能であり、かつ、前記第二支持フレームを前記第二開位置に位置変更することにより、前記第一支持フレームを前記第一開位置に位置変更可能に構成されている請求項7に記載の収穫機。
  11. 前記第二支持フレーム及び前記第三支持フレームは、互いに異なる方向に揺動して開閉するように構成され、
    前記第一支持フレームは、前記第三支持フレームと同じ方向に揺動して開閉するように構成されている請求項10に記載の収穫機。
  12. 前記第一支持フレームと前記第三支持フレームとの間隔を所定の間隔に維持する間隔維持部材を備えている請求項11に記載の収穫機。
JP2022184921A 2022-11-18 2022-11-18 収穫機 Pending JP2024073930A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022184921A JP2024073930A (ja) 2022-11-18 2022-11-18 収穫機
PCT/JP2023/022690 WO2024105917A1 (ja) 2022-11-18 2023-06-20 収穫機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022184921A JP2024073930A (ja) 2022-11-18 2022-11-18 収穫機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024073930A true JP2024073930A (ja) 2024-05-30

Family

ID=91084381

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022184921A Pending JP2024073930A (ja) 2022-11-18 2022-11-18 収穫機

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2024073930A (ja)
WO (1) WO2024105917A1 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08301150A (ja) * 1995-05-10 1996-11-19 Hino Motors Ltd 自動車のスペアタイヤ格納装置
JP3517816B2 (ja) * 1997-02-12 2004-04-12 新キャタピラー三菱株式会社 建設機械のクーリングパッケージ
JP2008056076A (ja) * 2006-08-31 2008-03-13 Iseki & Co Ltd 走行車両
JP6351499B2 (ja) * 2014-12-19 2018-07-04 株式会社クボタ 収穫機
JP2018099072A (ja) * 2016-12-20 2018-06-28 株式会社クボタ 農作業車
JP7239442B2 (ja) * 2019-10-23 2023-03-14 株式会社クボタ 作業車

Also Published As

Publication number Publication date
WO2024105917A1 (ja) 2024-05-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2779475C (en) Windrower tractor with parallel heat exchangers for cooling of engine and associated fluids
US9676270B2 (en) Work vehicle
JP2017200469A (ja) 作業車
US11666000B2 (en) Riding-type mower
WO2024105917A1 (ja) 収穫機
JP6758132B2 (ja) 芝刈機
WO2023132091A1 (ja) 収穫機
JP5486451B2 (ja) 作業車
US11092065B2 (en) Engine air precleaner system
JP7004612B2 (ja) コンバイン
JP2023065585A (ja) 作業車
JP6898067B2 (ja) コンバイン
WO2018179584A1 (ja) コンバイン
JP6942084B2 (ja) コンバイン
JP2019116256A (ja) 作業車
JP2016210254A (ja) 作業車
JP6770930B2 (ja) コンバイン
US20240157782A1 (en) Work Machine
CN114206095A (zh) 作业车辆以及联合收割机
JP7055060B2 (ja) コンバイン
JP2023056575A (ja) コンバイン
JP2024082343A (ja) 収穫機
JP7239443B2 (ja) 作業車
WO2019208541A1 (ja) コンバイン
JP7317620B2 (ja) コンバイン