JP2024073198A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫 Download PDF

Info

Publication number
JP2024073198A
JP2024073198A JP2022184287A JP2022184287A JP2024073198A JP 2024073198 A JP2024073198 A JP 2024073198A JP 2022184287 A JP2022184287 A JP 2022184287A JP 2022184287 A JP2022184287 A JP 2022184287A JP 2024073198 A JP2024073198 A JP 2024073198A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerator
plate material
display device
insulated door
disposed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022184287A
Other languages
English (en)
Inventor
栄生 岩上
貴志 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aqua Co Ltd
Original Assignee
Aqua Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aqua Co Ltd filed Critical Aqua Co Ltd
Priority to JP2022184287A priority Critical patent/JP2024073198A/ja
Publication of JP2024073198A publication Critical patent/JP2024073198A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Refrigerator Housings (AREA)

Abstract

【課題】従来の冷蔵庫では、操作パネルが断熱扉の意匠面に配設され、デザイン性を向上し難く、省エネルギー運転を実現し難いという課題がある。【解決手段】本発明の冷蔵庫10は、断熱箱体11と、断熱箱体11の前面開口部を開閉自在に塞ぐ第1の断熱扉14及び第2の断熱扉15と、冷蔵庫10の設定条件を操作する操作表示装置41と、を備える。そして、操作表示装置41は、固定部材51を介して第2の断熱扉15の内面板材32の突出部37に配設される。この構造により、第1の断熱扉14及び第2の断熱扉15の全閉状態では、操作表示装置41は、冷蔵室12の庫内側に位置し、冷蔵庫10の意匠面を構成しない構造となる。その結果、冷蔵庫10のデザイン性が向上される。また、第2の断熱扉15には、所望量の断熱材が充填されることで、省エネルギー運転が実現される。【選択図】図2

Description

本発明は、冷蔵庫に関し、特に、操作表示装置が断熱扉の庫内側の側方に配置される冷蔵庫に関する。
特許文献1には、従来の冷蔵庫が開示されている。冷蔵庫は、貯蔵室として用いられる断熱箱体と、断熱箱体の前面開口部を塞ぐ断熱扉と、を備える。そして、断熱扉の正面部には、操作パネルが配設される。
操作パネルは、各貯蔵室の保冷温度等を設定する操作スイッチと、各貯蔵室の温度等を表示する液晶表示部と、を備える。利用者は、操作パネルを操作することで、断熱扉を開閉することなく、各貯蔵室の温度等の再設定等を行うことが出来る。
特開2021-139556号公報
上述したように、従来の冷蔵庫では、操作パネルが断熱扉の正面部に配設される。そのため、操作パネルが断熱扉の正面側に突出し、断熱扉に段差部が形成される。また、冷蔵庫の前面側の意匠面の略中心に配置される。この構造により、冷蔵庫の外観デザインがスタイリッシュでないという課題がある。
また、操作パネルが断熱扉の正面部に配設されることで、断熱扉の断熱材が削られてしまう。この構造により、冷蔵庫の断熱効果が薄れ、冷蔵庫の省エネルギー運転に課題がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、操作表示装置が断熱扉の庫内側の側方に配設されることで、冷蔵庫の外観デザイン性を向上させる冷蔵庫を提供することにある。
本発明の冷蔵庫では、貯蔵室が形成される断熱箱体と、前記断熱箱体に取り付けられ、前記貯蔵室の前面開口部を開閉自在に塞ぐ断熱扉と、を備え、前記断熱扉は、意匠面を形成する外面板材と、前記外面板材に対して庫内側に配設される内面板材と、前記外面板材と前記内面板材との間の空間に充填される断熱材と、を有し、前記断熱扉は、前記断熱箱体の横幅方向の第1の側面側にて前記断熱箱体に対して回転自在に軸支され、前記断熱扉の前記第1の側面と反対側に位置する第2の側面側の前記内面板材には、操作表示装置が配設されることを特徴とする。
また、本発明の冷蔵庫では、前記内面板材には、前記断熱扉に配設されるガスケットの内周側に前記庫内側へと突出する突出部が形成され、前記操作表示装置は、前記突出部の前記ガスケット側に配設されることを特徴とする。
また、本発明の冷蔵庫では、前記操作表示装置を前記空間の内部にて支持する固定部材とを有し、前記固定部材は、前記内面板材の前記空間の内部へ配設され、前記固定部材には、前記固定部材と前記内面板材と固定するための接着部材と、前記接着部材よりも厚いシール部材とが配設されることを特徴とする。
また、本発明の冷蔵庫では、前記操作表示装置は、操作パネル部と、前記操作パネル部の背面側に配設される表示部と、を有し、前記内面板材には、前記表示部を前記空間の内部へと挿入するための開口部が形成され、前記操作パネル部の一部は、前記開口部の周囲にて前記内面板材に対して当接状態となることを特徴とする。
また、本発明の冷蔵庫では、前記固定部材は、基部と、前記基部に形成され、前記表示部を位置固定する収納凹部と、前記収納凹部の周囲に形成される平坦面と、を有し、前記平坦面には、前記接着部材が前記収納凹部の周囲に1周に渡り配設されると共に、前記シール部材が前記接着部材の周囲に1周に渡り配設されることを特徴とする。
本発明の冷蔵庫は、断熱箱体の前面開口部を開閉自在に塞ぐ断熱扉を有する。そして、操作表示装置は、断熱扉を構成する内面板材に配設される。この構造により、断熱扉の全閉状態では、操作表示装置は、冷蔵庫の庫内に位置し、冷蔵庫の外観に露出しない構造となる。そして、操作表示装置が、冷蔵庫の意匠面に現れないことで、デザイン性が向上されると共に、利用者の快適性が向上される。
また、本発明の冷蔵庫では、操作表示装置が、断熱扉の内面板材の突出部のガスケット側に配設される。この構造により、冷蔵庫の利用者は、冷蔵庫の稼働条件等を設定する際には、断熱扉を少し開けることで、操作表示装置を操作することが出来る。その結果、冷蔵庫の庫内の冷気の流出量が低減され、冷蔵庫の省エネルギー運転が実現される。
また、本発明の冷蔵庫では、操作表示装置は、断熱扉の内面板材の内部に配設される固定部材を介して断熱扉に固定される。そして、固定部材には、内面板材と接着固定するための接着部材及び接着部材よりも厚いシール部材が配設される。この構造により、作業者が固定部材を内面板材に組み付ける際の作業性が、大幅に向上される。
また、本発明の冷蔵庫では、操作表示装置は、操作パネル部と、操作パネル部の背面側に配設される表示部と、を有する。そして、操作パネル部が、内面板材の開口部を塞ぐように内面板材の表面と当接状態に固定される。この構造により、操作表示装置の配置により、断熱扉のドアポケットの収納量が低減されることなく、庫内の冷気漏れも防止される。
また、本発明の冷蔵庫では、シール部材が、固定部材の平坦面にて接着部材の外周側に1周に渡り配設される。この構造により、断熱扉の断熱材の発泡作業の際に、断熱材が固定部材の内部に侵入することが防止される。
本発明の実施形態に係る冷蔵庫を説明する斜視図である。 本発明の実施形態に係る冷蔵庫を説明する正面図である。 本発明の実施形態に係る冷蔵庫を説明する側方断面図である。 本発明の実施形態に係る冷蔵庫の断熱扉を説明する分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る冷蔵庫の断熱扉を説明する斜視図である。 本発明の実施形態に係る冷蔵庫の操作表示装置の固定部材を説明する斜視図である。 本発明の実施形態に係る冷蔵庫の操作表示装置の固定部材を説明する平面図である。 本発明の実施形態に係る冷蔵庫の操作表示装置の固定部材を説明する斜視図である。 本発明の実施形態に係る冷蔵庫の操作表示装置の固定部材を説明する断面図である。 本発明の実施形態に係る冷蔵庫の操作表示装置の組み付け方法を説明する斜視図である。 本発明の実施形態に係る冷蔵庫の操作表示装置の組み付け方法を説明する断面図である。
以下、本実施形態の冷蔵庫10を図面に基づき詳細に説明する。尚、以下の説明では、上下方向は冷蔵庫10の高さ方向を示し、左右方向は冷蔵庫10を前方から見た横幅方向を示し、前後方向は冷蔵庫10の奥行方向を示している。また、本実施形態の説明の際には、同一の部材には原則として同一の符番を用い、繰り返しの説明は省略する。
図1は、本実施形態の冷蔵庫10の前方側から見た外観構造を説明する斜視図である。図2は、本実施形態の冷蔵庫10を前方側から見た内部構造を説明する正面図である。図3は、本実施形態の冷蔵庫10の構造を説明する側方断面図である。図4は、本実施形態の冷蔵庫10の第2の断熱扉15を説明する分解斜視図である。図5は、本実施形態の冷蔵庫10の第2の断熱扉15及び第2の断熱扉15に配設される操作表示装置41を説明する斜視図である。
図1及び図2に示すように、冷蔵庫10は、断熱箱体11と、断熱箱体11の内部に形成された貯蔵室と、を備える。また、貯蔵室としては、上方側から、1つの冷蔵室12と2つの冷凍室13が形成される。尚、図1では、説明の都合上、各貯蔵室の付番を示している。
冷蔵室12は、断熱箱体11の中央より上方側であり、庫内の内部空間の略半分程度を用いて形成される。冷蔵室12の前面開口部は、観音式の第1の断熱扉14及び第2の断熱扉15にて開閉自在に塞がれる。第1の断熱扉14及び第2の断熱扉15は回転式の扉であり、それぞれ第1の断熱扉14及び第2の断熱扉15の紙面左右方向の端部側が、断熱箱体11に回転自在に軸支される。そして、第1の断熱扉14の中央側の端部であり、第1の断熱扉14の庫内側には、センターピラー16が配設される。尚、冷蔵室12は、例えば、仕切り板部材(図示せず)により紙面上下方向に複数段に仕切られる。また、詳細は後述するが、第2の断熱扉15は、第1の側面15A側にて断熱箱体11に軸支される。一方、第2の断熱扉15の第2の側面15B側には、操作表示装置41が配設される。
冷凍室13は、断熱箱体11の中央より下方側であり、庫内の内部空間の略半分程度を用いて形成される。冷凍室13は、断熱箱体11の一部である区画壁17により紙面左右方向に区画して形成される。そして、第3の断熱扉18及び第4の断熱扉19は回転式の扉であり、それぞれ第3の断熱扉18及び第4の断熱扉19の紙面左右方向の端部側が、断熱箱体11に回転自在に軸支される。冷凍室13が、第3の断熱扉18及び第4の断熱扉19により全閉状態となる場合には、第3の断熱扉18及び第4の断熱扉19は、区画壁17に対して当接し磁着した状態となる。尚、冷凍室13は、例えば、引き出し式の収納ケース部材(図示せず)により、それぞれ紙面上下方向に複数段に仕切られる。
図3に示すように、断熱箱体11は、主に、冷蔵庫10の外形を形成する鋼板から成る外箱21と、外箱21の内側に形成された箱形の合成樹脂板から成る内箱22と、外箱21と内箱22との間に配設された断熱材23と、を有する。断熱材23としては、例えば、発泡ウレタンが採用される。
冷凍室13の後方には、冷却室24が区画形成される。冷却室24には冷却器25が配設される。また、断熱箱体11の最下部後方には、機械室26が区画形成され、機械室26には圧縮機27等が配設される。冷却器25及び圧縮機27は、図示しない膨張手段および凝縮器と冷媒配管を経由して接続され、蒸気圧縮冷凍サイクルを形成する。尚、蒸気圧縮冷凍サイクルの各構成機器は、ここでは図示しない冷媒配管を経由して相互に接続される。
上記冷凍サイクルが運転することで、冷却器25により冷却室24の内部の空気が冷却される。冷却室24には、冷却器25の上方側に送風機28が配設される。送風機28は、例えば、軸流送風機または遠心送風機であり、冷却室24の内部の冷気を、冷蔵室12および冷凍室13に向けて送風する。そして、上記冷気が、各種風路29を経由して各貯蔵室に送風されることで、冷蔵室12は冷蔵温度帯域となり、冷凍室13は冷凍温度帯域となる。
冷却室24の冷却器25の下方には、除霜ヒータ20が配置される。上記冷凍サイクルの運転に伴い、冷却器25の表面に厚い着霜が生じる。このようになると、制御部(図示せず)は、圧縮機27を停止して除霜ヒータ20を通電して加熱する除霜運転を行い、上記霜を溶融除去する。尚、除霜ヒータ20としては、電気抵抗加熱式のヒータ、シーズヒータやホットガスデフロスト等が採用される。
図4に示すように、第2の断熱扉15は、主に、冷蔵庫10の意匠面を形成する外面板材31と、外面板材31の庫内側に配設される内面板材32と、内面板材32に枠状に取り付けられるガスケット33と、外面板材31及び内面板材32を支持する外枠体34と、を有する。そして、外面板材31、内面板材32及び外枠体34にて囲まれた内部空間には、断熱材(図示せず)が形成される。断熱材としては、例えば、発泡ウレタンが採用される。尚、外面板材31及び外枠体34は、一体構造となる場合でも良い。また、第1の断熱扉14,第3の断熱扉18及び第4の断熱扉19も第2の断熱扉15と同様な構造となる。また、詳細は後述するが、操作表示装置41は、第2の断熱扉15の内面板材32の内部へと配設されることで、断熱扉の断熱材が削られることが防止され、冷蔵庫の省エネルギー運転が実現される。
外面板材31は、例えば、鋼板製の板材である。外面板材31は平板として成形される。内面板材32は、例えば、合成樹脂製の板材であり、成形金型を用いて真空成形により形成される。そして、外枠体34は、例えば、鋼板製の板材から形成され、第2の断熱扉15の外周側面を構成する。外枠体34は、外面板材31及び内面板材32を固定し、第2の断熱扉15の剛性を維持する。詳細は後述するが、内面板材32の庫外側には、操作表示装置41を組み付けるための開口部32Aが形成される。
図5に示すように、内面板材32には、突出部37が庫内側へと膨出して形成される。突出部37は、ガスケット33の内側であり、第2の断熱扉15の外周端部に沿って1周に渡り形成される。言い換えると、突出部37は、第2の断熱扉15に設けられるドアポケットの収納領域を囲むように形成される。
図示したように、第1の断熱扉14及び第2の断熱扉15の全閉状態時における対向面であり、突出部37の側面には、操作表示装置41が配設される。そして、第2の断熱扉15の全閉状態では、突出部37は、冷蔵室12の庫内へと位置するため、操作表示装置41も同様に冷蔵室12の庫内へと位置する。
ここで、操作表示装置41は、操作パネル部42と、表示部43(図8B参照)と、を備える。操作パネル部42は、透光性を有する合成樹脂板やガラス板から形成され、操作表示装置41の前面部に配設される。そして、操作パネル部42の表面には、例えば、タッチパネル機能を備えることで、利用者は、各貯蔵室の保冷温度等を設定することが出来る。一方、操作パネル部42は、利用者の操作による入力信号を冷蔵庫10の制御部(図示せず)へ送信し、制御部は圧縮機27等を制御する。
表示部43は、複数のLED素子や制御基板等により構成され、操作パネル部42の背面側に配設される。表示部43は、上記制御基板等をその内部に配設するボックス構造として形成される。表示部43は、操作パネル部42よりひと回り小さい形状であり、操作パネル部42の外周端部よりも内側に収まる大きさである。そして、表示部43は、上記制御部からの出力信号に基づき、上記LED素子を発光させ、各貯蔵室の保冷温度等の冷蔵庫10の各種情報を操作パネル部42に表示させる。
次に、図6Aから図8Bを用いて、操作表示装置41を第2の断熱扉15に固定する固定部材51及び操作表示装置41の組み付け方法を説明する。
図6Aは、本実施形態の冷蔵庫10の操作表示装置41を第2の断熱扉15に固定する固定部材51を説明する斜視図である。図6Bは、本実施形態の冷蔵庫10の操作表示装置41を第2の断熱扉15に固定する固定部材51を説明する平面図である。図7Aは、本実施形態の冷蔵庫10の固定部材51を説明する斜視図である。図7Bは、本実施形態の冷蔵庫10の固定部材51を説明する断面図であり、図7Aに示すB-B線方向の断面である。図8Aは、本実施形態の冷蔵庫10の操作表示装置41の組み付け方法を説明する斜視図である。図8Bは、本実施形態の冷蔵庫10の操作表示装置41の組み付け方法を説明する断面図であり、図5に示すA-A線方向の断面である。尚、図8Bでは、説明の都合上、接着部材61とシール部材62を省略して図示する。
図6A及び図6Bに示すように、固定部材51は、主に、操作表示装置41を支持する基部52と、基部52の内部へとハーネスを導入するためのハーネス導入部53と、基部52の背面側に形成されるリブ部54と、を有する。そして、固定部材51は、例えば、ABS樹脂により一体成形される。
基部52の前面には、接着部材61(図7A参照)とシール部材62(図7A参照)を配設する平坦面52A及び操作表示装置41の表示部43(図5参照)が嵌合される収納凹部52Bが形成される。収納凹部52Bは、平坦面52Aの内側であり、平坦面52Aに囲まれて形成される。そして、収納凹部52Bは、ハーネス導入部53と連通状態にて形成される。この構造により、断熱箱体11側から第2の断熱扉15へと引き回されたハーネス(図示せず)が、ハーネス導入部53を介して収納凹部52B内へと導入される。そして、ハーネスの先端のコネクタ部(図示せず)が、収納凹部52B内に固定される表示部43のコネクタ部(図示せず)と電気的に接続する。
詳細は後述するが、固定部材51は、第2の断熱扉15を構成する内面板材32(図5参照)の突出部37(図5参照)の内部に収納される。そのため、固定部材51は、断面視略三角形状となるように先端側が縮まるように形成される。複数のリブ部54が、基部52の背面側に形成されることで、固定部材51の剛性が実現される。その結果、固定部材51の周囲には、断熱材23(図3参照)が充填されるが、断熱材23の発泡時に固定部材51の変形が防止される。そして、固定部材51は、操作表示装置41を精度良く位置固定される。
図7Aに示すように、固定部材51の平坦面52Aには、例えば、収納凹部52Bの周囲に1周に渡り接着部材61が配設される。そして、接着部材61の外周側の平坦面52Aには、シール部材62が1周に渡り配設される。
接着部材61は、固定部材51を内面板材32に対して接着固定するための部材である。そして、接着部材61としては、例えば、両面テープが採用される。一方、シール部材62は、固定部材51と内面板材32との間に断熱材23が侵入することを防止するための部材である。そして、シール部材62としては、例えば、ウレタンが採用される。尚、ハーネス導入部53の開口部53Aの周囲にもシール部材62が配設されることで、固定部材51の収納凹部52B内への断熱材23の侵入が防止される。
図7Bに示すように、シール部材62は、接着部材61よりも収納凹部52Bの外側の平坦面52Aに配設される。そして、シール部材62は、接着部材61よりも厚い状態となる。尚、図示したように、シール部材62は、平坦面52Aの外周端部よりも外側まで配設される場合でも良い。
図8Aに示すように、内面板材32が、外枠体34(図4参照)に対して組み付けられる前工程にて、固定部材51は、内面板材32の突出部37の内部の空間37Aに組み付けられる。例えば、最初に、固定部材51は、内面板材32と外面板材31との間の空間であり、突出部37の内側に挿入される。次に、接着部材61が、内面板材32の裏面32B(図8B参照)に対して接着することで、内面板材32の所望の位置に固定される。
ここで、図7A及び図7Bを用いて上述したように、接着部材61及びシール部材62は、固定部材51の平坦面52A上に配設され、シール部材62は、接着部材61よりも厚い状態となる。具体的には、シール部材62は、圧縮されていない状態時には接着部材61よりも厚くなる。一方、シール部材62は、内面板材32への接着固定時に圧縮された状態時には、シール部材62よりも薄くなる厚みに設定される。そして、固定部材51が内面板材32の空間37Aに挿入される際には、作業者は、シール部材62の上端面62A(図7B参照)を内面板材32の裏面32Bに接触させ、滑らせながら、固定部材51を内面板材32の内側に挿入する。
この組み付け方法により、固定部材51は、接着部材61が内面板材32の裏面に貼りつくことなく、突出部37の所望の位置へと誘導される。具体的には、固定部材51の収納凹部52Bが、内面板材32の開口部32Aに対して所望の位置となるように、作業者は、目視にて固定部材51の位置調整を行う。そして、固定部材51の位置合わせが完了した後、作業者は、シール部材62を内面板材32に対して押圧し、シール部材62を圧縮し、その厚みを薄くする。その結果、接着部材61が内面板材32の裏面32Bに対して当接し、固定部材51が内面板材32に対して接着される。
つまり、固定部材51は、内面板材32の開口部32Aの周端部に爪部を引っ掛けることで、内面板材32に対して固定される構造ではない。その結果、固定部材51の一部が、開口部32Aから内面板材32の表面32C側へと突出しない構造が実現される。
図8Bに示すように、操作表示装置41は、内面板材32の表面32C側から組み付けられる。具体的には、操作表示装置41の表示部43が、内面板材32の開口部32A(図8A参照)を介して突出部37の内側の空間37A(図8A参照)へと挿入される。そして、表示部43が、収納凹部52B内にて固定部材51に対して係合することで、操作表示装置41は、固定部材51に対して固定される。
このとき、丸印71にて示すように、操作表示装置41の操作パネル部42は、開口部32Aの全周囲において、内面板材32の表面32Cと当接状態となる。上述したように、固定部材51が、内面板材32の表面側へと突出しない構造となることで、内面板材32の表面32C側では、操作パネル部42と内面板材32との当接状態が実現される。
この構造により、操作表示装置41の操作パネル部42が、内面板材32の表面32C側に必要以上に突出しない構造となる。そして、第2の断熱扉15には、突出部37の外周面側に1周に渡りガスケット33が配設されるが、突出部37とガスケット33との離間距離が、必要最小限の幅として設計可能となる。その結果、上記離間距離を確保するために、突出部37が、第2の断熱扉15の中央側へとシフトして設計されることが防止される。そして、ドアポケットの収納量が、低減することが防止される。
また、第2の断熱扉15の全閉状態では、第2の断熱扉15のガスケット33は、第1の断熱扉14のセンターピラー16(図2参照)に対して磁着する。このとき、突出部37とガスケット33との離間距離が、必要最小限の幅として設計されることで、センターピラー16の配設領域からの冷気漏れを防止し、冷蔵庫10の省エネルギー運転が実現される。
上述したように、操作表示装置41は、第2の断熱扉15の内面板材32の突出部37に配設される。図1に示すように、冷蔵室12の前面開口部の全閉状態では、操作表示装置41の操作パネル部42は、冷蔵庫10の外観上に露出することなく、冷蔵室12内へと隠れた状態となる。この構造により、操作表示装置41が、第2の断熱扉15の前面である意匠面に現れることがなく、冷蔵庫10の外観デザインがスタイリッシュな状態に設計される。
また、冷蔵室12内の保冷温度の変更等を行いたい場合には、利用者は、冷蔵室12の片側の第2の断熱扉15を少し開いた状態にて操作パネル部42を操作することが可能となる。その結果、利用者が操作パネル部42を操作する際に、冷蔵室12の冷気が庫外へと流出する量が低減される。そして、冷蔵室12の急な温度上昇が防止され、冷蔵庫10の省エネルギー運転が実現される。
尚、本実施形態の冷蔵庫10では、冷蔵室12の前面開口部を塞ぐ第1の断熱扉14及び第2の断熱扉15が、観音扉構造からなる場合について説明したが、この場合に限定するものではない。例えば、冷蔵室12の前面開口部が、1枚の第2の断熱扉15にて開閉自在に塞がれる構造の場合でも良い。この場合においても、操作表示装置41は、第2の断熱扉15の内面板材32の突出部37に配設されることで、上述した効果と同様な効果が得られる。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲にて種々の変更が可能である。
10 冷蔵庫
11 断熱箱体
12 冷蔵室
13 冷凍室
14 第1の断熱扉
15 第2の断熱扉
18 第3の断熱扉
19 第4の断熱扉
16 センターピラー
23 断熱材
31 外面板材
32 内面板材
32A 開口部
33 ガスケット
34 外枠体
37 突出部
41 操作表示装置
42 操作パネル部
43 表示部
51 固定部材
52 基部
52A 平坦面
52B 収納凹部
53 ハーネス導入部
54 リブ部
61 接着部材
62 シール部材

Claims (5)

  1. 貯蔵室が形成される断熱箱体と、
    前記断熱箱体に取り付けられ、前記貯蔵室の前面開口部を開閉自在に塞ぐ断熱扉と、を備え、
    前記断熱扉は、意匠面を形成する外面板材と、前記外面板材に対して庫内側に配設される内面板材と、前記外面板材と前記内面板材との間の空間に充填される断熱材と、を有し、
    前記断熱扉は、前記断熱箱体の横幅方向の第1の側面側にて前記断熱箱体に対して回転自在に軸支され、
    前記断熱扉の前記第1の側面と反対側に位置する第2の側面側の前記内面板材には、操作表示装置が配設されることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記内面板材には、前記断熱扉に配設されるガスケットの内周側に前記庫内側へと突出する突出部が形成され、
    前記操作表示装置は、前記突出部の前記ガスケット側に配設されることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記操作表示装置を前記空間の内部にて支持する固定部材とを有し、
    前記固定部材は、前記内面板材の前記空間の内部へ配設され、
    前記固定部材には、前記固定部材と前記内面板材と固定するための接着部材と、前記接着部材よりも厚いシール部材とが配設されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記操作表示装置は、操作パネル部と、前記操作パネル部の背面側に配設される表示部と、を有し、
    前記内面板材には、前記表示部を前記空間の内部へと挿入するための開口部が形成され、
    前記操作パネル部の一部は、前記開口部の周囲にて前記内面板材に対して当接状態となることを特徴とする請求項3に記載の冷蔵庫。
  5. 前記固定部材は、
    基部と、
    前記基部に形成され、前記表示部を位置固定する収納凹部と、
    前記収納凹部の周囲に形成される平坦面と、を有し、
    前記平坦面には、前記接着部材が前記収納凹部の周囲に1周に渡り配設されると共に、前記シール部材が前記接着部材の周囲に1周に渡り配設されることを特徴とする請求項4に記載の冷蔵庫。
JP2022184287A 2022-11-17 2022-11-17 冷蔵庫 Pending JP2024073198A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022184287A JP2024073198A (ja) 2022-11-17 2022-11-17 冷蔵庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022184287A JP2024073198A (ja) 2022-11-17 2022-11-17 冷蔵庫

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024073198A true JP2024073198A (ja) 2024-05-29

Family

ID=91226537

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022184287A Pending JP2024073198A (ja) 2022-11-17 2022-11-17 冷蔵庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2024073198A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20170006542A (ko) 냉장고
KR20140060429A (ko) 냉장고 및 그 내부 도어의 제조 방법
CN102818421A (zh) 隔热箱
JP2005069596A (ja) 冷蔵庫
CN103575035B (zh) 门打开装置及冰箱
JP2024073198A (ja) 冷蔵庫
JP2002364978A (ja) 冷蔵庫
JP2004347238A (ja) 冷蔵庫
JP3338218B2 (ja) 冷凍冷蔵庫
WO2020049630A1 (ja) 冷蔵庫
JP3507670B2 (ja) 冷蔵庫
KR102302389B1 (ko) 냉장고
JP3510770B2 (ja) 冷蔵庫
JP7181578B2 (ja) 冷蔵庫の製造方法
JP2024073199A (ja) 冷蔵庫
KR100286175B1 (ko) 냉장고의 도어
JPH11264648A (ja) 冷蔵庫
JP2013088088A (ja) 冷蔵庫
JP2023082420A (ja) 冷蔵庫及び冷蔵庫の製造方法
JP3823993B2 (ja) 冷蔵庫
KR102435504B1 (ko) 냉장고
JP2599033B2 (ja) 断熱箱体
JPH1194433A (ja) 冷蔵庫
JP3507671B2 (ja) 冷蔵庫
JP6113610B2 (ja) 冷蔵庫