JP2024071230A - 車両の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】モーメンタリ式のシフト装置で、駆動力抜けの発生を確実に抑制して、適切に、シフトレンジの切り替えを行う。【解決手段】モーメンタリ式のシフト装置4のシフトレバー4aが移動されたシフトポジションに対応する自動変速機3のシフトレンジを設定する車両の制御装置において、シフト装置4のシフトパターン4bは、Dレンジに対応するDポジションの配置位置と、Bレンジに対応するBポジションの配置位置との間に、Nレンジに対応するNポジション、および、初期位置4cが配置されており、シフトレバー4aがNポジションに移動された際に、シフトレバー4aがニュートラル保持状態のまま、Nポジションの選択操作を判定するニュートラル操作判定時間Taが経過し、かつ、Nポジションの選択を確定するニュートラル操作確定動作があった場合に、Nレンジを設定する(ステップS9)。【選択図】図4

Description

この発明は、車両に搭載される自動変速機のシフトレンジを手動操作で切り替えるためのシフト装置を備えた車両の制御装置に関し、特に、シフトレバーあるいはセレクターレバー等の操作部を手動操作している間だけON状態になり、操作部から手を離すと初期位置(または、中立位置)に復帰する、モーメンタリ式のシフト装置を備えた車両の制御装置に関するものである。
特許文献1には、シフトレンジを移行する際の操作性を容易に向上させることを目的とした車両のシフト装置が記載されている。この特許文献1に記載された車両のシフト装置は、非操作時に、中立位置(初期位置)に保持される、もしくは、中立位置に復帰するモーメンタリ式のシフトレバー、および、中立位置とDポジション(前進駆動ポジション)またはRポジション(後進駆動ポジション)との間にNポジション(ニュートラルポジション)を割り当てたシフトレバーの移動経路(シフトパターン)を備えている。そして、特許文献1に記載された車両のシフト装置は、シフトレバーが移動される操作位置(シフトポジション)に応じたシフトレンジを目標シフトレンジに設定するように構成されている。具体的には、特許文献1に記載された車両のシフト装置では、シフトレバーが中立位置からNポジションに移動されることにより、Nレンジ信号の生成が開始され、そのNレンジ信号の生成開始から所定の第1時間が経過した後に、Nレンジ要求信号の生成が開始される。そして、Nレンジ要求信号の生成開始から所定の第2時間が経過した後に、目標シフトレンジとして、Nポジションに応じたシフトレンジ、すなわち、Nレンジが設定される。
特開2013-154700号公報
上記のように、特許文献1に記載された車両のシフト装置では、Nポジションへ向けたシフトレバーの操作、ならびに、Nレンジ信号およびNレンジ要求信号の出力開始をそれぞれ判定する第1時間および第2時間に基づいて、Nレンジが設定される。この場合の第1時間および第2時間は、運転者の操作性が向上するように予め実験的な測定などを基に予め定められる。例えば、第1時間を短くすることにより、Nレンジを設定するためにシフトレバーをNポジションに保持する時間を短縮できる。また、第2時間を短くすることにより、Nレンジが設定されるまでに要する時間を短縮できる。一方で、それら第1時間および第2時間(すなわち、Nレンジの設定開始を判断する判定時間)が短い場合は、Nレンジが設定されやすくなる。そのため、運転者の意図に反してNレンジが設定され、動力伝達が遮断されてしまう可能性がある。そのような意図しないNレンジが設定されてしまうと、本来なら車両の駆動力が必要な状態であるにも関わらず、一時的に駆動力が失われてしまう、いわゆる駆動力抜けが生じてしまう。
例えば、上記の特許文献1の“図3”に示されているようなシフトパターンを有するシフト装置の場合、DポジションとBポジション(減速駆動ポジション)との間でシフトレバーが切り替え操作される際には、その切り替え操作の途中で、シフトレバーは必ずNポジションを通過する。そのため、上記のようなNレンジの判定時間が短いと、シフトレバーがNポジションを通過する際に、一旦、Nレンジが設定されてしまう場合がある。特に、車両の走行中にシフトレバーの切り替え操作が行われ、その切り替え操作の途中でNレンジが設定されてしまうと、上記のような駆動力抜けが生じてしまう。その結果、駆動輪に対する動力伝達が一旦途切れてしまい、運転者に違和感を与えてしまうおそれがある。
この発明は上記の技術的課題に着目して考え出されたものであり、自動変速機のシフトレンジを手動操作するモーメンタリ式のシフト装置を備えた車両を制御対象にして、前進走行中に、ニュートラルポジションを経由してシフトレンジが切り替えられる場合であっても、駆動力抜けの発生を確実に抑制して、適切に、シフトレンジの切り替えを行うことが可能な車両の制御装置を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、この発明は、車両に搭載され、少なくとも、標準的な変速比で前記車両を前進走行させる前進駆動レンジ、前記前進駆動レンジよりも相対的に大きい変速比(減速比)で前記車両を前進走行させる減速駆動レンジ、および、動力伝達を遮断するニュートラルレンジの複数のシフトレンジを設定可能な自動変速機と、運転者によって手動操作され、既定の移動径路に沿って移動する操作部を有し、前記操作部が前記移動径路の初期位置から前記シフトレンジのいずれかに対応する所定のシフトポジションへ移動された間だけON状態になり、前記手動操作のないときには、前記操作部が前記初期位置に復帰して、または、前記操作部が前記初期位置に保持されて、OFF状態になるモーメンタリ式のシフト装置と、を備え、前記手動操作によって前記操作部が移動された前記シフトポジションに対応する前記シフトレンジを設定する車両の制御装置であって、前記移動径路は、前記前進駆動レンジに対応する前進駆動ポジションの配置位置と、前記減速駆動レンジに対応する減速駆動ポジションの配置位置との間に、前記ニュートラルレンジに対応するニュートラルポジション、および、前記初期位置が配置されており、前記シフト装置の動作と連動して前記自動変速機を制御するコントローラを備え、前記コントローラは、前記操作部が前記ニュートラルポジションに移動された際に、前記操作部の前記ニュートラルポジションへの移動後に、前記操作部が前記ニュートラルポジションに保持されたニュートラル保持状態のまま、前記ニュートラルポジションの選択操作の有無を判定するための所定のニュートラル操作判定時間が経過し、かつ、前記ニュートラルポジションの選択(または、選択意図)を確定するための所定のニュートラル操作確定動作があった場合に、前記シフトレンジを前記ニュートラルレンジに設定することを特徴とするものである。
また、この発明における前記コントローラは、前記操作部が前記前進駆動ポジションまたは前記減速駆動ポジションから前記ニュートラルポジションに移動された際に、前記ニュートラル保持状態のままで前記ニュートラル操作判定時間が経過し、かつ、前記ニュートラル操作確定動作があった場合に、前記シフトレンジを前記ニュートラルレンジに設定するように構成してもよい。
一方、この発明における前記コントローラは、前記ニュートラル操作確定動作として、前記操作部が前記ニュートラルポジションから前記初期位置に移動された場合に、前記ニュートラルレンジを設定するように構成してもよい。
また、この発明における前記コントローラは、前記ニュートラル操作確定動作として、前記ニュートラルポジションの選択を確定するための所定のディレイ判定時間が経過するまで前記ニュートラル保持状態が維持された場合に、前記ニュートラルレンジを設定するように構成してもよい。
そして、この発明における前記コントローラは、前記ニュートラル操作確定動作として、前記ディレイ判定時間が経過する前に、前記操作部が前記ニュートラルポジションから前記初期位置に移動された場合、もしくは、前記操作部が前記ニュートラルポジションから前記前進駆動ポジションおよび前記減速駆動ポジションのいずれでもない他の前記シフトポジションに移動された場合は、前記ディレイ判定時間よりも短い遅延時間だけ前記ニュートラル保持状態を維持して、前記ニュートラルポジションを設定するように構成してもよい。
この発明で制御対象にする車両は、少なくとも、前進駆動レンジ、減速駆動レンジ、および、ニュートラルレンジの複数のシフトレンジを切り替えて設定することが可能な自動変速機、ならびに、自動変速機のシフトレンジを手動操作で切り替えるためのシフト装置を備えている。シフト装置は、モーメンタリ式あるいは自己復帰型のスイッチ機構を用いて構成されており、手動操作がない場合、操作部が初期位置に復帰してOFF状態になる。また、シフト装置における操作部の移動経路は、初期位置、および、ニュートラルポジションを挟んで、前進駆動ポジション、および、減速駆動ポジションが配置されている。したがって、前進駆動レンジと減速駆動レンジとの間でシフトレンジを切り替える際には、操作部は、必然的に、ニュートラルポジションの配置位置を通過する。このような構成のシフト装置を用いた場合、ニュートラルポジションへの操作を判定し、ニュートラルレンジへの切り替えを確定するための判定時間や判定条件の設定の仕方によっては、ニュートラルレンジへの切り替えに必要以上に時間を要してしまったり、反対に、運転者の意図に反してニュートラルレンジに切り替わってしまい、いわゆる走行中の駆動力抜けが生じてしまったりする課題があった。そこで、この発明の車両の制御装置では、運転者の手動操作により、シフト装置の操作部がニュートラルポジションに移動された場合は、操作部がニュートラル保持状態のままでニュートラル操作判定時間が経過したこと、および、ニュートラル操作確定動作があったことを判定条件にして、自動変速機のシフトレンジをニュートラルレンジに切り替えるニュートラルレンジ切り替え制御(Nレンジ切り替え制御)が実行され、ニュートラルレンジが設定される。
特に、この発明の車両の制御装置では、シフト装置の操作部が、前進駆動ポジションまたは減速駆動ポジションからニュートラルポジションに移動された場合に、上記のようなニュートラル操作判定時間およびニュートラル操作確定動作を判定条件とするニュートラルレンジ切り替え制御が実行される。例えば、車両が前進走行している際に、シフトポジションが、前進駆動ポジションからニュートラルポジションを経由して減速駆動ポジションに切り替えられる場合、あるいは、シフトポジションが、減速駆動ポジションからニュートラルポジションを経由して前進駆動ポジションに切り替えられる場合に、ニュートラルレンジ切り替え制御が実行される。そのため、自動変速機のシフトレンジをニュートラルレンジに切り替えるタイミングや状態を適切に判断することができる。その結果、走行中の駆動力抜けの発生や、運転者に違和感を与えてしまう事態を、適切に抑制することができる。
また、この発明の車両の制御装置では、ニュートラル操作確定動作として、シフト装置の操作部をニュートラルポジションから初期位置に移動する動作があった場合に、上記のようなニュートラルレンジ切り替え制御が実行される。例えば、ニュートラル操作判定時間が経過した後に、ニュートラル操作確定動作として、運転者が操作部から手を離す動作があり、その動作によって操作部がニュートラルポジションから初期位置に戻った場合に、ニュートラルレンジ切り替え制御が実行される。逆の言い方をすれば、操作部が、ニュートラルポジションおよび初期位置のいずれでもない他のシフトポジションに移動された場合は、ニュートラル操作判定時間の経過後であっても、ニュートラルポジションを設定することなく、ニュートラルポジション以外の他のシフトポジションが設定される。そのため、ニュートラル操作判定時間を短くしてニュートラルレンジを設定しやすくすること、および、走行中の駆動力抜けを防止することを両立させることができる。
また、この発明の車両の制御装置では、ニュートラル操作確定動作として、ニュートラル操作判定時間が経過した後に、そのニュートラル操作判定時間とは別の所定のディレイ判定時間が経過するまでニュートラル保持状態を維持する動作があった場合に、上記のようなニュートラルレンジ切り替え制御が実行される。すなわち、シフト装置の操作部がニュートラルポジションに移動され、その後、ニュートラル保持状態でニュートラル操作判定時間が経過した場合に、ディレイ判定時間の間、待機させた後に、ニュートラルレンジが設定される。そのため、ニュートラルレンジの切り替えを判定する時間を短くしてニュートラルレンジを設定しやすくすることと、走行中の駆動力抜けを防止することとを両立させることができる。
更に、この発明の車両の制御装置では、ニュートラル操作確定動作として、上記のような待機時間が経過する前に、シフト装置の操作部がニュートラルポジションから、初期位置、もしくは、前進駆動ポジションおよび減速駆動ポジション以外の他のシフトポジションに移動された場合に、上記のようなニュートラルレンジ切り替え制御が実行される。例えば、操作部がニュートラルポジションから、リバースポジション等の他のシフトポジションに移動された場合は、ディレイ判定時間が経過するのを待つことなく、ニュートラルレンジが設定される。そのため、より短い待機時間でニュートラル保持状態を維持して、ニュートラルポジションを設定することができる。
したがって、この発明の車両の制御装置によれば、モーメンタリ式のシフト装置のシフトポジションが、ニュートラルポジションを経由して切り替えられる場合であっても、走行中の駆動力抜けの発生を確実に抑制して、適切に、自動変速機のシフトレンジを設定することができる。
この発明の車両の制御装置で制御対象にする車両を説明するための図であって、その車両の構成および制御系統の一例を模式的に示す図である。 この発明の車両の制御装置で制御対象にする車両に搭載されるシフト装置におけるシフトパターン(操作部の移動経路)の一例を示す図である。 従来技術の課題を説明するための図であって、DレンジとBレンジとの間でシフトレンジを切り替える際に、駆動力抜けが発生してしまうケースを示すタイムチャートである。 この発明の車両の制御装置で実行される制御の一例を説明するためのフローチャートである。 この発明の車両の制御装置によって実行される制御の作用効果を説明するための図であって、(a)は、BレンジからNレンジにシフトレンジを切り替える際の、通常のディレイ判定時間を示すタイムチャートであり、(b)は、BレンジからNレンジにシフトレンジを切り替える際の、通常のディレイ判定時間よりも短い遅延時間を示すタイムチャートであり、(c)は、BレンジからDレンジにシフトレンジを切り替える際に、駆動力抜けの発生を回避できる例を示すタイムチャートである。 この発明の車両の制御装置によって実行される制御の作用効果を説明するための図であって、(a)は、BレンジからNレンジにシフトレンジを切り替える際の、ニュートラル操作確定動作の例を示すタイムチャートであり、(b)は、BレンジからDレンジにシフトレンジを切り替える際に、駆動力抜けの発生を回避できる例を示すを示すタイムチャートである。
この発明の実施形態を、図を参照して説明する。なお、以下に示す実施形態は、この発明を具体化した場合の一例に過ぎず、この発明を限定するものではない。
図1に、この発明の実施形態で制御対象にする車両Veの駆動系統の一例を示してある。図1に示す車両Veは、駆動力源として、エンジン(ENG)1、および、モータ(MG)2を備えたハイブリッド車両である。また、車両Veは、自動変速機(AT)3、シフト装置4、検出部5、および、コントローラ(ECU)6を備えており、運転者がシフト装置4を手動で操作することにより、自動変速機3の“シフトレンジ(変速段、動力伝達状態)を選択して切り替えることが可能なように構成されている。
エンジン1は、例えば、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどの内燃機関であり、出力の調整、ならびに、始動および停止などの作動状態が電気的に制御するように構成されている。
モータ2は、電気エネルギを機械的エネルギ(または回転エネルギ)に変換する、もしくは、機械的エネルギ(または回転エネルギ)を電気エネルギに変換する。例えば、永久磁石式の同期モータ、あるいは、誘導モータなどによって構成されている。モータ2は、原動機としての機能と発電機としての機能とを兼ね備えた、いわゆるモータ・ジェネレータであってもよい。
なお、この発明の実施形態で制御対象にする車両Veは、上記のようなハイブリッド車両に限定されない。例えば、車両Veは、駆動力源として“エンジン”だけ搭載するいわゆるエンジン車両(図示せず)であってもよい。あるいは、車両Veは、駆動力源のモータ2と自動変速機3とを組み合わせた電気自動車(図示せず)であってもよい。
また、この発明の実施形態で制御対象にする車両Veは、図1に示す実施形態のように、駆動トルクを駆動軸7および前輪(駆動輪)8に伝達し、前輪8で駆動力を発生させる前輪駆動車であってもよい。あるいは、車両Veは、例えばプロペラシャフト(図示せず)等を介して駆動トルクを“後輪”に伝達し、“後輪”で駆動力を発生させる後輪駆動車(図示せず)であってもよい。あるいは、車両Veは、“前輪”および“後輪”の両方で駆動力を発生させる四輪駆動車(図示せず)であってもよい。
自動変速機3は、駆動力源と駆動輪との間に設けられており、駆動力源の出力トルクを駆動輪伝達する。それとともに、駆動力源の出力軸(図示せず)の回転数を変化させる。図1に示す例では、自動変速機3は、エンジン1およびモータ2の出力側に連結されおり、エンジン1およびモータ2と前輪8との間で、エンジン1およびモータ2の出力トルクを前輪8に伝達する。そして、自動変速機3は、入力軸(図示せず)の回転数に対する出力軸(図示せず)の回転数の比率、すなわち、変速比を適宜に変更できる動力伝達装置であって、変速比(変速段)を変更する制御、すなわち、変速制御を自動制御する。この発明の実施形態では、自動変速機3で設定する変速比の異なる複数の変速段、ならびに、ニュートラルや後進段などの各動力伝達状態を自動変速機3のシフトレンジとする。自動変速機3は、少なくとも、ドライブレンジ(Dレンジ)、ブレーキレンジ(Bレンジ)、および、ニュートラルレンジ(Nレンジ)の複数のシフトレンジを設定することが可能である。ドライブレンジ(Dレンジ)は、標準的な変速比で車両Veを前進走行させる“前進駆動レンジ”である。ブレーキレンジ(Bレンジ)は、ドライブレンジよりも相対的に大きい変速比(減速比)で車両Veを前進走行させる、すなわち、いわゆるエンジンブレーキ状態で車両Veを前進走行させる“減速駆動レンジ”である。ニュートラルレンジは、自動変速機3における入力軸と出力軸との間の動力伝達を遮断する。なお、自動変速機3は、上記のDレンジ、Bレンジ、および、Nレンジの他に、車両Veを後進走行させるリバースレンジ(Rレンジ)を選択して設定することが可能である。自動変速機3の各シフトレンジは、後述するシフト装置4の操作部(シフトレバー4a)で選択される各シフトポジションに対応して設定される。
シフト装置4は、自動変速機3で設定するいずれかのシフトレンジを選択する。図2に示すように、シフト装置4は、シフトレバー4a、および、シフトパターン4bを有している。シフトレバー4aは、シフト装置4の“操作部”であり、運転者によって手動操作される。シフトパターン4bは、シフト装置4における“既定の移動経路”であり、このシフトパターン4bの溝形状に沿って、手動操作されたシフトレバー4aが移動する。図2に示す例では、シフト装置4は、いわゆる“h”字形のシフトパターン4bが形成されており、そのシフトパターン4bの“h”字形の溝の先端部(終点)に、それぞれ、ドライブポジション(Dポジション)、ブレーキポジション(Bポジション)、および、リバースポジション(Rポジション)が配置されている。また、DポジションとBポジションおよびRポジションとの間に、ニュートラルポジション(Nポジション)が配置されている。
また、シフト装置4は、モーメンタリ式のスイッチ構造になっており、シフトレバー4aがシフトパターン4bの初期位置(または、中立位置)4cから所定のシフトポジションへ手動操作で移動された間だけON状態になり、手動操作のないときにはシフトレバー4aが初期位置4cに復帰してOFF状態になる。もしくは、手動操作のないときにはシフトレバー4aが初期位置4cに保持される。初期位置4cは、シフトパターン4bの中央部分に配置されており、この初期位置4cを起点にして、シフトレバー4aがいずれかのシフトポジションに移動される。図2に示す例では、“h”字形のシフトパターン4bにおける中央の(図2の左右方向に延びる)溝4dの左端部分が、初期位置4cになっている。溝4dの右端部分には、Nポジションが配置されている。また、Nポジションの配置位置を中心にして図2の上下方向に延びる溝4eの上端部分に、Rポジションが配置され、溝4eの下端部分に、Dポジションが配置されている。そして、初期位置4cを上端にして図2の下方向に延びる溝4fの下端部分に、Bポジションが配置されている。
なお、この発明の実施形態におけるシフト装置4は、上記のような“h”字形のシフトパターン4bに限定されない。例えば、前述した特許文献1の“図8”に示されているような、いわゆる“I”字形、または、トグルスイッチタイプのシフトパターンであってもよい。あるいは、特許文献1の“図9”に示されているような、ダイヤルスイッチタイプのシフトパターンであってもよい。あるいは、特許文献1の“図10”に示されているような、いわゆる“H”字形、または、変速機能(“+ポジション”および“-ポジション”のシフター)を有するシフトパターンであってもよい。いずれのタイプのシフトパターンであっても、DポジションとBポジションとの間に、Nポジションが配置されている。したがって、DレンジとBレンジとの間で自動変速機3のシフトレンジを切り替える際には、シフト装置4の“操作部”は、必然的に、Nポジションの配置位置を通過する。
上記の自動変速機3とシフト装置4とは、いわゆるシフト・バイ・ワイヤ方式で電気的に接続されており、シフトレバー4aが手動操作されてシフト装置4がON状態になることにより、シフト装置4のON信号が自動変速機3に伝送される。例えば、手動操作によってシフトレバー4aがDポジションに移動させられると、シフト装置4のDポジションに対応する電気接点(図示せず)がONになり、そのON信号が、後述するコントローラ6を介して、自動変速機3に伝送される。自動変速機3では、コントローラ6に伝送されたON信号に基づいてアクチュエータ等(図示せず)が制御され、DポジションのON信号に対応するシフトレンジ、すなわち、Dレンジが設定される。
検出部5は、車両Veを制御する際に必要な各種のデータや情報を取得するための機器あるいは装置であり、例えば、電源部、マイクロコンピュータ、センサー、および、入出力インターフェース等を含んでいる。特に、この発明の実施形態における検出部5は、自動変速機3の変速制御を実行するとともに、上述したようにシフト・バイ・ワイヤ方式で自動変速機3のシフトレンジを設定するための各種のデータを検出する。例えば、検出部5は、シフト装置4で選択されたシフトポジション、すなわち、シフトレバー4aの移動位置を検出するシフトポジションセンサー5a、自動変速機3で設定されたシフトレンジを検出するシフトレンジセンサー5b、シフトレバー4aの操作時間や待機時間等を検出するタイマー5cを有している。加えて、検出部5は、車速を検出する車速センサー5d、車両Veの加速度を検出する加速度センサー5e、アクセルペダル(図示せず)の操作状態(操作量、操作速度等)を検出するアクセルペダルセンサー5f、ブレーキペダル(図示せず)の操作状態(操作量、操作速度等)を検出するブレーキペダルセンサー5g、エンジン1およびモータ2の回転数をそれぞれ検出する回転数センサー5hなどの各種センサ・機器等を有している。そして、検出部5は、後述するコントローラ6と電気的に接続されており、上記のような各種センサや機器・装置等の検出値または算出値に応じた電気信号等を検出データとしてコントローラ6に出力する。
コントローラ6は、例えば、マイクロコンピュータを主体にして構成される電子制御装置であり、この発明の実施形態におけるコントローラ6は、車両Veを制御するとともに、特に、シフト・バイ・ワイヤ方式で、シフト装置4の操作状態に応じて自動変速機3のシフトレンジを設定する。コントローラ6には、上記の検出部5で検出または算出された各種データ等が入力される。コントローラ6は、入力された各種データおよび予め記憶させられているデータや計算式等を使用して演算を行う。そして、コントローラ6は、その演算結果を制御指令信号として出力し、上記のように車両Veを制御するように構成されている。なお、図1では一つのコントローラ6が設けられた例を示しているが、コントローラ6は、制御する装置や機器毎に、あるいは、制御内容毎に、複数設けられていてもよい。
前述したように、この発明の実施形態におけるシフト装置4のシフトパターン4bでは、初期位置4c、および、Nポジションを挟んで、Dポジション、および、Bポジションが配置されている。したがって、シフトレバー4aが手動操作され、DレンジとBレンジとの間で自動変速機3のシフトレンジを切り替える際には、シフトレバー4aは、必然的に、Nポジションの配置位置を通過する。そのため、Nポジションへの操作の判定時間や、Nレンジへの切り替え開始を判断する時間の設定が適切でない場合に、Nレンジへの切り替えに必要以上に時間を要してしまったり、いわゆる走行中の駆動力抜けが生じてしまったりするおそれがあった。例えば、図3のタイムチャートに示すように、BレンジからDレンジにシフトレンジを切り替える際に、Nポジションへの操作を判定してNレンジの切り替えの開始を判断する時間(期間T1)が短い場合は、時刻t1から時刻t2の間でシフトレンジがNレンジとなり、走行中の駆動力抜けが発生してしまう。なお、図3のタイムチャートにおける期間T2は、シフトレバー4aがNポジションを通過した後のDポジションへの操作を判定するために設定された時間であり、その期間T2が経過して、自動変速機3のシフトレンジをDレンジに切り替える制御を開始する時刻が、時刻t2である。
このようなNレンジの切り替え遅れや駆動力抜けの発生を回避するために、この発明の実施形態における車両Veのコントローラ6は、例えば、次の図4のフローチャートに示す制御を実行するように構成されている。
図4のフローチャートに示す制御は、シフト装置4のシフトレバー4aが、DポジションまたはBポジションからNポジションに移動された場合のシフトレンジの切り替え制御を対象にしている。例えば、車両Veが前進走行している際に、シフトポジションが、DポジションからNポジションを経由してBポジションに切り替えられる場合、あるいは、シフトポジションが、BポジションからNポジションを経由してDポジションに切り替えられる場合に、後述するニュートラル操作判定時間およびニュートラル操作確定動作を判定条件とするニュートラルレンジ切り替え制御が実行される。それにより、特に、走行中の駆動力抜けによって運転者に違和感を与えてしまう、といった従来の課題に対処することができる。但し、この発明の実施形態における車両の制御装置で実行する制御は、上記のような場合に限定されるものではない。例えば、シフトポジションが、DポジションおよびBポジションのいずれでもない他のシフトポジション(例えば、Rポジション)からNポジションに移動された場合、あるいは、初期位置4cからNポジションに移動された場合のシフトレンジの切り替え制御を対象にしてもよい。
図4のフローチャートにおいて、先ず、ステップS1では、シフトレバー4aがNポジションにあるか否かが判断される。モーメンタリ式のシフト装置4では、シフトレバー4aは、通常、初期位置4cに復帰して保持されている。したがって、運転者の手動操作により、シフトレバー4aが初期位置4cからNポジションに移動された場合、あるいは、シフトレバー4aが初期位置4cからNポジションを経由して、Dポジション、または、Bポジション、もしくは、Rポジションに移動された場合に、このステップS1で肯定的に判断される。具体的には、シフトレバー4aが、Bポジションから、初期位置4cおよびNポジションを経由して、DポジションまたはRポジションに移動された場合、もしくは、DポジションまたはRポジションから、初期位置4cおよびNポジションを経由して、Bポジションに移動された場合に、このステップS1で肯定的に判断される。
シフトレバー4aがNポジションにないことにより、このステップS1で否定的に判断された場合は、ステップS2へ進む。
ステップS2では、自動変速機3のシフトレンジをNレンジに切り替えない制御、すなわち、現在、自動変速機3で設定されているシフトレンジを維持する制御が実行される。この図4のフローチャートに示す制御の開始当初から自動変速機3で既にNレンジが設定されていた場合は、そのNレンジの設定が維持される。このステップS2で、シフトレンジをNレンジに切り替えない制御、あるいは、現在のシフトレンジの設定を維持する制御が実行されると、この図4のフローチャートで示すルーチンを一旦終了する。
これに対して、シフトレバー4aがNポジションにあることにより、ステップS1で肯定的に判断された場合は、ステップS3へ進む。
ステップS3では、Nポジション操作判定タイマーのカウントアップが開始される。Nポジション操作判定タイマーは、シフトレバー4aがNポジションに保持された状態(ニュートラル保持状態)のままで、ニュートラル操作判定時間が経過したことを判定するためのタイマー5cである。このNポジション操作判定タイマーのカウント値(計測時間)がニュートラル操作判定時間以上になった場合に、Nポジションの選択操作が有ったと判定される。ニュートラル操作判定時間は、Nポジションの選択操作の有無を判定するための経過時間に対する閾値であり、後述のニュートラル操作確定動作におけるディレイ判定時間と共に、実機による走行実験やシミュレーション等の結果を基に予め定められている。
続いて、ステップS4では、Nポジション操作判定タイマーのカウント値が、ニュートラル操作判定時間以上になったか否かが判断される。
Nポジション操作判定タイマーのカウント値が、未だ、ニュートラル操作判定時間未満であることにより、このステップS4で否定的に判断された場合は、ステップS5へ進む。
ステップS5では、シフトレバー4aがNポジションにあるか否かが判断される。すなわち、Nポジション操作判定タイマーによるカウントアップを開始した後に、ニュートラル保持状態が維持されているか否かが判断される。
シフトレバー4aがNポジションにないこと、すなわち、シフトレバー4aがNポジション以外の他のシフトポジションに移動されたこと、または、シフトレバー4aが初期位置4cに復帰したことにより、このステップS5で否定的に判断された場合は、前述のステップS2へ進み、従前と同様の制御が実行される。
これに対して、シフトレバー4aがNポジションにあること、すなわち、Nポジション操作判定タイマーによるカウントアップを開始した後に、ニュートラル保持状態が維持されていることにより、ステップS5で肯定的に判断された場合には、前述のステップS3に戻り、従前と同様の制御が実行される。そのため、ニュートラル保持状態が維持されている場合は、ニュートラル操作判定時間が経過するまで、上記のステップS3,S4,S5の制御が繰り返される。
したがって、Nポジション操作判定タイマーのカウント値が、ニュートラル操作判定時間以上になったことにより、上記のステップS4で肯定的に判断された場合には、ステップS6へ進む。
ステップS6では、Nレンジ切替ディレイタイマーのカウントアップが開始される。Nレンジ切替ディレイタイマーは、シフトレバー4aがニュートラル保持状態のまま、上記のニュートラル操作判定時間が経過した後の、別の経過時間を計測するタイマー5cである。このNレンジ切替ディレイタイマーのカウント値(計測時間)が、ディレイ判定時間以上になった場合に、ニュートラル操作確定動作が有ったと判定される。ニュートラル操作確定動作は、運転者によるニュートラルポジションの選択操作(あるいは、運転者の選択意図)の有無を判定するための判定条件を定めたものである。この図4のフローチャートに示す制御例では、ニュートラル操作確定動作として、運転者が、シフトレバー4aをニュートラル保持状態で維持する動作、あるいは、ニュートラル保持状態のままで待機する行為の有無を判定条件としている。そのため、上記のようなニュートラル保持状態の維持動作、あるいは、待機行為が、ディレイ判定時間以上継続された場合に、ニュートラル操作確定動作が有ったと判定される。したがって、ディレイ判定時間は、ニュートラル操作確定動作の有無を判定するための経過時間に対する閾値であり、前述のニュートラル操作判定時間と共に、実機による走行実験やシミュレーション等の結果を基に予め定められている。
続いて、ステップS7では、Nレンジ切替ディレイタイマーのカウント値が、ディレイ判定時間以上になったか否かが判断される。
Nレンジ切替ディレイタイマーのカウント値が、未だ、ディレイ判定時間未満であることにより、このステップS4で否定的に判断された場合は、ステップS8へ進む。
ステップS8では、シフトレバー4aがNポジションにあるか否かが判断される。すなわち、Nレンジ切替ディレイタイマーによるカウントアップを開始した後に、ニュートラル保持状態が維持されているか否かが判断される。
シフトレバー4aがNポジションにあること、すなわち、Nレンジ切替ディレイタイマーによるカウントアップを開始した後に、ニュートラル保持状態が維持されていることにより、このステップS8で肯定的に判断された場合は、前述のステップS6に戻り、従前と同様の制御が実行される。そのため、ニュートラル保持状態が維持されている場合は、ディレイ判定時間が経過するまで、上記のステップS6,S7,S8の制御が繰り返される。
したがって、Nレンジ切替ディレイタイマーのカウント値が、ディレイ判定時間以上になったことにより、上記のステップS7で肯定的に判断された場合は、ステップS9へ進む。
ステップS9では、自動変速機3のシフトレンジをNレンジに切り替える制御(Nレンジ切り替え制御)が実行される。要するに、この場合は、シフトレバー4aがNポジションに移動された(または、Nポジションに移動されて通過する)際に、シフトレバー4aのニュートラル保持状態がニュートラル操作判定時間以上維持され、かつ、そのニュートラル操作判定時間の経過後に、ニュートラル操作確定動作があったため、シフトレンジがNレンジに設定される。
例えば、図5の(a)に示すように、時刻t11でシフトレバー4aがNポジションに移動され、ニュートラル保持状態になると、Nポジション操作判定タイマーのカウントが開始される。その後、時刻t12でニュートラル操作判定時間Taが経過した時点で、ニュートラル操作確定動作を判断するためのNレンジ切替ディレイタイマーのカウントが開始される。そして、時刻t13でディレイ判定時間Tbが経過すること、すなわち、ディレイ判定時間Tbの期間、ニュートラル保持状態の維持動作(あるいは、待機行為)が行われたことにより、ニュートラル操作確定動作の判定条件が成立すると、シフトレンジがNレンジに設定される。
上記のようにして、ステップS9でNレンジ切り替え制御が実行されると、この図4のフローチャートで示すルーチンを一旦終了する。
一方、ディレイ判定時間が経過する前に、シフトレバー4aがNポジションにないこと、すなわち、シフトレバー4aがNポジション以外の他のシフトポジションに移動されたこと、または、シフトレバー4aが初期位置4cに復帰したことにより、上記のステップS8で否定的に判断された場合には、ステップS10へ進む。
ステップS10では、シフトレバー4aがDポジションまたはBポジションにあるか否かが判断される。すなわち、Nレンジ切替ディレイタイマーによるカウントアップを開始した後に、ディレイ判定時間が経過する前に、ニュートラル保持状態が解消されて、シフトレバー4aがDポジションまたはBポジションまで移動されたか否かが判断される。
シフトレバー4aがDポジションまたはBポジションにないこと、すなわち、ディレイ判定時間が経過する前に、シフトレバー4aが、Dポジション、Bポジション、および、Nポジションのいずれでもない他のシフトポジション(すなわち、Rポジション)に移動された、もしくは、初期位置4cに復帰したことにより、このステップS10で否定的に判断された場合は、前述のステップS9へ進み、従前と同様の制御、すなわち、Nレンジ切り替え制御が実行される。要するに、この場合は、シフトレバー4aがNポジションに移動された(または、Nポジションを通過する)際に、ディレイ判定時間が経過する前に、シフトレバー4aが、Rポジションに移動された、または、初期位置4cに復帰したため、直ちに、シフトレンジがNレンジに設定される。
例えば、図5の(b)に示すように、時刻t21でシフトレバー4aがNポジションに移動され、ニュートラル保持状態になると、Nポジション操作判定タイマーのカウントが開始される。その後、時刻t22でニュートラル操作判定時間Taが経過した時点で、ニュートラル操作確定動作を判断するためのNレンジ切替ディレイタイマーのカウントが開始される。そして、時刻t23でシフトレバー4aが初期位置4cに復帰すると、ディレイ判定時間Tbが経過する前に、シフトレンジがNレンジに設定される。この場合は、シフトレバー4aが、ニュートラル保持状態から初期位置4c(または、Rポジション)に移動することにより、その後に、シフトレバー4aがDポジションまたはBポジションに移動される操作の途中ではないと推定できる。そのため、シフトレバー4aが、初期位置4c、または、Rポジションに移動した場合は、ディレイ判定時間Tbが経過していなくとも、ディレイ判定時間Tbよりも短い遅延時間TcだけNレンジの切り替えを遅らせた後に、直ちに、シフトレンジがNレンジに設定される。したがって、この場合は、遅延時間Tcの期間、ニュートラル保持状態の維持動作(あるいは、待機行為)が行われたことをニュートラル操作確定動作の判定条件とし、そのニュートラル操作確定動作の判定条件が成立することにより、シフトレンジがNレンジに設定される。このように、ディレイ判定時間Tbよりも短い遅延時間Tcがニュートラル操作確定動作の判定条件になることにより、Nレンジの設定に要する時間を短縮し、Nレンジ切り替え制御をスムーズに実行することができる。
上記のようにして、ステップS9でNレンジ切り替え制御が実行されると、この図4のフローチャートで示すルーチンを一旦終了する。
これに対して、シフトレバー4aがDポジションまたはBポジションにあること、すなわち、ディレイ判定時間が経過する前に、ニュートラル保持状態が解消されて、シフトレバー4aがDポジションまたはBポジションまで移動されたことにより、ステップS10で肯定的に判断された場合には、ステップS11へ進む。
ステップS11では、Dポジション操作判定タイマーまたはBポジション操作判定タイマーのカウントアップが開始される。Dポジション操作判定タイマーは、シフトレバー4aがDポジションに保持された状態のままで、D操作判定時間が経過したことを判定するためのタイマー5cであり、Bポジション操作判定タイマーは、シフトレバー4aがBポジションに保持された状態のままで、B操作判定時間が経過したことを判定するためのタイマー5cである。このDポジション操作判定タイマーまたはBポジション操作判定タイマーのカウント値(計測時間)がD操作判定時間またはB操作判定時間以上になった場合に、DポジションまたはBポジションの選択操作が有ったと判定される。D操作判定時間およびB操作判定時間は、それぞれ、DポジションまたはBポジションの選択を確定するための“駆動シフト判定時間”であって、DポジションまたはBポジションの選択操作の有無を判定するための経過時間に対する閾値である。D操作判定時間およびB操作判定時間は、それぞれ、実機による走行実験やシミュレーション等の結果を基に予め定められている。
続いて、ステップS12では、Dポジション操作判定タイマーまたはBポジション操作判定タイマーのカウント値が、D操作判定時間またはB操作判定時間以上になったか否かが判断される。
Dポジション操作判定タイマーまたはBポジション操作判定タイマーのカウント値が、未だ、D操作判定時間またはB操作判定時間未満であることにより、このステップS12で否定的に判断された場合は、ステップS13へ進む。
ステップS13では、シフトレバー4aがDポジションまたはBポジションにあるか否かが判断される。すなわち、Dポジション操作判定タイマーまたはBポジション操作判定タイマーによるカウントアップを開始した後に、シフトレバー4aをDポジションまたはBポジションに保持した状態が維持されているか否かが判断される。
シフトレバー4aがDポジションまたはBポジションにあること、すなわち、Dポジション操作判定タイマーまたはBポジション操作判定タイマーによるカウントアップを開始した後に、シフトレバー4aをDポジションまたはBポジションに保持した状態が維持されていることにより、このステップS13で肯定的に判断された場合は、前述のステップS11に戻り、従前と同様の制御が実行される。そのため、シフトレバー4aをDポジションまたはBポジションに保持した状態が維持されている場合は、D操作判定時間またはB操作判定時間が経過するまで、上記のステップS11,S12,S13の制御が繰り返される。
したがって、Dポジション操作判定タイマーまたはBポジション操作判定タイマーのカウント値が、D操作判定時間またはB操作判定時間以上になったことにより、上記のステップS12で肯定的に判断された場合は、ステップS14へ進む。
ステップS14では、自動変速機3のシフトレンジをDレンジまたはBレンジに切り替える制御が実行される。要するに、この場合は、シフトレバー4aがNポジションに移動された(または、Nポジションに移動されて通過する)際に、ディレイ判定時間が経過する前に、シフトレバー4aが、DポジションまたはBポジションに移動され、かつ、その状態がD操作判定時間またはB操作判定時間以上維持されたため、シフトレンジがDレンジまたはBレンジに設定される。
例えば、図5の(c)に示すように、時刻t31でシフトレバー4aがNポジションに移動され、ニュートラル保持状態になると、Nポジション操作判定タイマーのカウントが開始される。その後、時刻t32でニュートラル操作判定時間Taが経過した時点で、ニュートラル操作確定動作を判断するためのNレンジ切替ディレイタイマーのカウントが開始される。そして、時刻t33でシフトレバー4aがDポジションに移動されると、ディレイ判定時間Tbが経過するのを待つことなく、Nレンジ切替ディレイタイマーのカウントがキャンセルされる。したがって、Nレンジの切り替えは行われない。替わりに、Dポジション操作判定タイマーのカウントが開始され、その後、時刻t34でD操作判定時間Tdが経過すると、シフトレンジがDレンジに設定される。この場合は、ニュートラル操作確定動作の判定条件となるディレイ判定時間Tbが経過する前に、シフトポジションがDポジションまたはBポジションに切り替えられたため、自動変速機3のシフトレンジは、Nレンジに切り替わることなく、DレンジまたはDレンジに設定される。そのため、シフトレンジの切り替え時における駆動力抜けの発生を適切に防止することができる。
なお、この発明の実施形態における車両の制御装置では、上記のようにDポジションまたはBポジションへの操作の途中であると推定される場合に限り、Nレンジの切り替えを遅らせる“ディレイ判定時間”を設定してもよい。その場合の“ディレイ判定時間”は、シフトレバー4aがNポジションを通過するのに要する通過時間を考慮して、上述のディレイ判定時間Tbよりも短縮できる。すなわち、上述のディレイ判定時間Tbよりも短いNポジションの通過時間(推定時間)を“ディレイ判定時間”に設定することができ、それに伴って、シフトレンジの切り替えに要する時間を短縮することができる。そのため、シフトレンジの切り替え制御をスムーズに実行することができる。
上記のようにして、ステップS14でDレンジまたはBレンジを設定する制御が実行されると、この図4のフローチャートで示すルーチンを一旦終了する。
一方、D操作判定時間またはB操作判定時間が経過する前に、シフトレバー4aがDポジションまたはBポジションにないこと、すなわち、シフトレバー4aがDポジションまたはBポジション以外の他のシフトポジション(RポジションまたはNポジション)に移動されたこと、または、シフトレバー4aが初期位置4cに復帰したことにより、上記のステップS13で否定的に判断された場合には、前述のステップS9へ進み、従前と同様の制御、すなわち、Nレンジ切り替え制御が実行される。要するに、この場合は、シフトレバー4aがDポジションまたはBポジションに移動された際に、D操作判定時間またはB操作判定時間が経過する前に、シフトレバー4aが、RポジションまたはNポジションに移動された、または、初期位置4cに復帰したため、先ず、シフトレンジがNレンジに設定される。この場合は、シフトポジションがRポジションまたはNポジションに切り替わる、または、シフト装置4が初期位置4cに復帰する動作となるので、駆動力抜けの問題を考慮しなくともよい。例えば、シフトポジションをDポジションまたはBポジションからRポジションに切り替える場合は、駆動力の作用方向が反対に切り替わるため、その切り替えの過程で、一旦、動力の伝達を遮断する必要がある。そのため、途中でNレンジが設定されても、駆動力抜けによる弊害は生じない。そのため、上記の場合に、D操作判定時間またはB操作判定時間の経過を持たずに、直ちに、Nレンジに切り替えるように制御することにより、Nレンジの設定、および、シフトレンジの切り替えに要する時間を短縮することができ、シフトレンジの切り替え制御をスムーズに実行することができる。
上記のようにして、ステップS9でNレンジ切り替え制御が実行されると、この図4のフローチャートで示すルーチンを一旦終了する。
また、この発明の実施形態における車両の制御装置では、上記のようなニュートラル操作確定動作として、シフトレバー4aをNポジションから初期位置4cに移動する動作があった場合に、上記のようなニュートラルレンジ切り替え制御を実行してもよい。例えば、ニュートラル操作判定時間が経過した後に、ニュートラル操作確定動作として、運転者がシフトレバー4aから手を離す動作があり、その動作によってシフトレバー4aがNポジションから初期位置4cに戻った場合に、ニュートラルレンジ切り替え制御が実行される。そのため、シフトレバー4aが、Nポジションおよび初期位置4cのいずれでもない他のシフトポジションに移動された場合は、ニュートラル操作判定時間の経過後であっても、Nポジションを設定することなく、Nポジション以外の他のシフトポジションが設定される。
例えば、図6の(a)に示すように、シフトレンジがBレンジに設定されており、シフトポジションが、Bポジションから初期位置4cおよびNポジションを経由して、Dポジションに切り替えられる場合に、時刻t41で、シフトレバー4aが初期位置4cからNポジションに移動され、ニュートラル保持状態になると、Nポジション操作判定タイマーのカウントが開始される。その後、時刻t42でニュートラル操作判定時間Taが経過した場合であっても、時刻t43で、シフトレバー4aが再び初期位置4cに移動するまで、Bレンジの設定が維持される。すなわち、この場合は、ニュートラル操作判定時間Taが経過した後に、ニュートラル操作確定動作があったことにより、シフトレンジがNレンジに切り替えられる。そのため、シフトレンジの切り替え時における駆動力抜けの発生を適切に防止することができる。
また、例えば、図6の(b)に示すように、シフトレンジがBレンジからDレンジに切り替えられる場合に、時刻t51で、シフトレバー4aが初期位置4cからNポジションに移動され、ニュートラル保持状態になると、Nポジション操作判定タイマーのカウントが開始される。その後、時刻t52でニュートラル操作判定時間Taが経過した場合であっても、時刻t53で、シフトレバー4aがDポジションに移動され、時刻t54で、D操作判定時間Teが経過するまで、Bレンジの設定が維持される。そして、D操作判定時間Teが経過したことにより、シフトレンジがDレンジに切り替えられる。すなわち、この場合は、ニュートラル操作判定時間Taが経過した後に、シフトレンジがNレンジに切り替えられることなく、シフトレンジがDレンジに切り替えられる。そのため、ニュートラルレンジの切り替えを判定する時間を短くしてニュートラルレンジを設定しやすくすること、および、走行中の駆動力抜けを防止することを両立させることができる。
なお、この発明の実施形態における車両の制御装置では、車両Veの走行状態を考慮して、ニュートラル操作確定動作の判定条件を変更してもよい。例えば、車両Veが停止している場合、あるいは、極低車速で走行している場合、あるいは、ブレーキペダルが踏み込まれ、車両Veが制動されている場合には、上述したような駆動力抜けによる弊害は生じない。そのため、ニュートラル操作確定動作の判定を簡素化して、もしくは、省略して、速やかに、シフトレンジをNレンジに設定してもよい。それにより、車両Veの走行状態に応じて、適切に、ニュートラルレンジ切り替え制御を実行することができる。
例えば、この発明の実施形態における車両の制御装置は、車両Veが予め定めた一定車速以上で走行している際に、シフトレバー4aがニュートラル保持状態のままでニュートラル操作判定時間が経過し、かつ、ニュートラル操作判定時間の経過後に、上述したようなニュートラル操作確定動作があった場合に、シフトレンジをNレンジに設定するとともに、車両Veが一定車速未満の極低速で走行しているまたは停止している際には、シフトレバー4aがニュートラル保持状態のままでニュートラル操作判定時間が経過した場合に、上述のニュートラル操作確定動作を判定することなく、直ちに、シフトレンジをNレンジに設定するように構成してもよい。
あるいは、この発明の実施形態における車両の制御装置は、車両Veが予め定めた一定車速以上で走行している際に、もしくは、車両Veが制動操作されていない状態で、一定車速未満の極低速で走行しているまたは停止している際に、シフトレバー4aがニュートラル保持状態のままでニュートラル操作判定時間が経過し、かつ、ニュートラル操作判定時間の経過後に、上述したようなニュートラル操作確定動作があった場合は、シフトレンジをNレンジに設定するとともに、車両Veが、制動操作されている状態で、一定車速未満の極低速で走行しているまたは停止している際には、シフトレバー4aがニュートラル保持状態のままでニュートラル操作判定時間が経過した場合は、上述のニュートラル操作確定動作を判定することなく、直ちに、シフトレンジをNレンジに設定するように構成してもよい。
以上のように、この発明の実施形態における車両の制御装置によれば、モーメンタリ式のシフト装置4を手動操作する際に、自動変速機3のNレンジをスムーズに設定することができる。また、シフト装置4のシフトポジションがNポジションを経由して切り替えられる場合であっても、走行中の駆動力抜けの発生を確実に抑制して、適切に、自動変速機3のシフトレンジを設定することができる。
1 エンジン(ENG;駆動力源)
2 モータ(MG;駆動力源)
3 自動変速機(AT)
4 シフト装置
4a (シフト装置の)シフトレバー(操作部)
4b (シフト装置の)シフトパターン(移動経路)
4c (シフト装置の)初期位置
4d,4e,4f (シフトパターンの)溝
5 検出部
5a (検出部の)シフトポジションセンサー
5b (検出部の)シフトレンジセンサー
5c (検出部の)タイマー
5d (検出部の)車速センサー
5e (検出部の)加速度センサー
5f (検出部の)アクセルペダルセンサー
5g (検出部の)ブレーキペダルセンサー
5h (検出部の)回転数センサー
6 コントローラ(ECU)
7 駆動軸
8 前輪(駆動輪)
Ve 車両

Claims (5)

  1. 車両に搭載され、少なくとも、標準的な変速比で前記車両を前進走行させる前進駆動レンジ、前記前進駆動レンジよりも相対的に大きい変速比で前記車両を前進走行させる減速駆動レンジ、および、動力伝達を遮断するニュートラルレンジの複数のシフトレンジを設定可能な自動変速機と、運転者によって手動操作され、既定の移動径路に沿って移動する操作部を有し、前記操作部が前記移動径路の初期位置から前記シフトレンジのいずれかに対応する所定のシフトポジションへ移動された間だけON状態になり、前記手動操作のないときには前記操作部が前記初期位置に復帰してOFF状態になるモーメンタリ式のシフト装置と、を備え、前記手動操作によって前記操作部が移動された前記シフトポジションに対応する前記シフトレンジを設定する車両の制御装置であって、
    前記移動径路は、前記前進駆動レンジに対応する前進駆動ポジションの配置位置と、前記減速駆動レンジに対応する減速駆動ポジションの配置位置との間に、前記ニュートラルレンジに対応するニュートラルポジション、および、前記初期位置が配置されており、
    前記シフト装置の動作と連動して前記自動変速機を制御するコントローラを備え、
    前記コントローラは、
    前記操作部が前記ニュートラルポジションに移動された際に、
    前記操作部が前記ニュートラルポジションに保持されたニュートラル保持状態のまま、前記ニュートラルポジションの選択操作を判定するための所定のニュートラル操作判定時間が経過し、かつ、前記ニュートラルポジションの選択を確定するための所定のニュートラル操作確定動作があった場合に、前記ニュートラルレンジを設定する
    ことを特徴とする車両の制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両の制御装置であって、
    前記コントローラは、
    前記操作部が前記前進駆動ポジションまたは前記減速駆動ポジションから前記ニュートラルポジションに移動された際に、
    前記ニュートラル保持状態のまま、前記ニュートラル操作判定時間が経過し、かつ、前記ニュートラル操作確定動作があった場合に、前記ニュートラルレンジを設定する
    ことを特徴とする車両の制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の車両の制御装置であって、
    前記コントローラは、
    前記ニュートラル操作確定動作として、前記操作部が前記ニュートラルポジションから前記初期位置に移動された場合に、前記ニュートラルレンジを設定する
    ことを特徴とする車両の制御装置。
  4. 請求項1または2に記載の車両の制御装置であって、
    前記コントローラは、
    前記ニュートラル操作確定動作として、前記ニュートラルポジションの選択を確定するための所定のディレイ判定時間が経過するまで前記ニュートラル保持状態が維持された場合に、前記ニュートラルレンジを設定する
    ことを特徴とする車両の制御装置。
  5. 請求項4に記載の車両の制御装置であって、
    前記コントローラは、
    前記ニュートラル操作確定動作として、前記ディレイ判定時間が経過する前に前記操作部が前記ニュートラルポジションから、前記初期位置に移動された場合、もしくは、前記前進駆動ポジションおよび前記減速駆動ポジションのいずれでもない他の前記シフトポジションに移動された場合に、前記ディレイ判定時間よりも短い遅延時間だけ前記ニュートラル保持状態を維持して、前記ニュートラルポジションを設定する
    ことを特徴とする車両の制御装置。
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