JP2024069068A - 加工装置及び保持テーブルの温度調整方法 - Google Patents

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Atsushi Takagi
宏彦 香西
Hirohiko Kozai
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Abstract

Figure 2024069068000001
【課題】加工中の保持テーブルの温度変化を抑制することができること。
【解決手段】加工装置は、保持テーブル10のポーラス板12と吸引源19とを連通させる吸引路18と、保持テーブル10を冷却する冷却水の冷却水源73に連通する冷却水路70と、冷却水路70の一端に形成される供給口71と、冷却水路70の他端に形成される排水口72とを有し、冷却水の温度を測定する測定部75と、冷却水路70の供給口71と冷却水源73とを接続する接続水路74に配設された流量調整弁76とを備える。制御ユニットは、測定部75で測定された冷却水の温度に基づいて流量調整弁76を調整して冷却水の流量を制御する。
【選択図】図4

Description

本発明は、保持テーブルで保持された被加工物を加工具で加工する加工装置および保持テーブルの温度調整方法に関する。
被加工物である半導体ウェーハを研削砥石や研磨ホイール等の加工具が装着されたスピンドル(加工ユニット)で研削や研磨加工する加工装置が知られている。このような加工装置は、保持テーブルの保持面で被加工物を保持し、被加工物の露出面を加工具で加工する。加工する際には加工熱を除熱するために、被加工物や加工具に対して加工液を供給したり高圧エアーを吹き付けて冷却している。
しかし、除熱が不十分の場合は加工熱が被加工物を介して保持テーブルに蓄熱される。その結果、保持テーブルが熱膨張してしまい、被加工物の加工精度に支障をきたす問題がある。そのため、冷却機能を備える保持テーブルが提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
この特許文献1に記載された保持テーブルは、被加工物が載置される吸引板と、吸引板の裏面側の冷却手段とを備えている。冷却手段は、冷却液の供給源に連通する冷却水回路を備えている。被加工物を加工する際には、被加工物を保持テーブルに吸引保持させ、冷却水回路内の冷却水の流れを順方向と逆方向とで切り替えることにより、保持テーブルに蓄熱された加工熱を除熱することができる。
特開2012-121088号公報
しかしながら、特許文献1に記載された保持テーブルは、所定の温度で所定の流量の冷却水を保持テーブルに供給するため、保持テーブルの温度が適切な状態になっているか否かを把握することができない。そのため、保持テーブルの冷却が不十分であるという不具合や、逆に冷却しすぎているという不具合が生じるという問題がある。そのため、保持テーブルを常に適切な温度に保つことができる加工装置を提供すべきという課題がある。
本発明の目的は、加工中の保持テーブルの温度変化を抑制することができる加工装置及び保持テーブルの温度調整方法を提供することである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の加工装置は、被加工物を保持する保持テーブルと、該保持テーブルが保持する該被加工物を加工する加工具を装着した加工ユニットと、少なくとも該保持テーブルと該加工ユニットとを制御する制御ユニットと、を備える加工装置であって、該保持テーブルは、該被加工物を保持する保持面を有するポーラス板と、該ポーラス板の該保持面を露出させるように収容する凹部を有して該ポーラス板を囲繞する枠体と、該枠体の内部に形成され該ポーラス板と吸引源とを連通させる吸引路と、該吸引路に連通せずに該枠体の内部に形成され該保持テーブルを冷却する冷却水の冷却水源に連通する冷却水路と、該冷却水路の一端に形成され該冷却水源に接続される供給口と、該枠体の外表面に開口し該冷却水路の他端に形成される排水口と、を有し、該冷却水路内の該冷却水又は該排水口から排水された該冷却水の温度を測定する測定部と、該冷却水路の該供給口と該冷却水源とを接続する接続水路に配設された流量調整弁と、を備え、該制御ユニットは、該保持テーブルの温度を所定の閾値内に保つように、該測定部で測定された該冷却水の温度が該閾値の上限を上回った際、該流量調整弁を調整して該冷却水の流量を増やし、該測定部で測定された該冷却水の温度が該閾値の下限を下回った際、該流量調整弁を調整して該冷却水の流量を減らすように制御し、該冷却水は、該閾値の下限の温度よりも低い温度で供給されることを特徴とする。
前記加工装置において、該測定部は、該枠体の外部に配置されて、該排水口から排水された該冷却水の温度を測定して良い。
本発明の保持テーブルの温度調整方法は、被加工物を保持する保持テーブルと、該保持テーブルが保持する該被加工物を加工する加工具を装着した加工ユニットと、少なくとも該保持テーブルと該加工ユニットとを制御する制御ユニットと、を備える加工装置における保持テーブルの温度調整方法であって、該保持テーブルの保持面で該被加工物を保持する保持ステップと、該保持テーブルが保持する該被加工物を該加工ユニットで加工する加工ステップと、該保持テーブルを冷却するために該保持テーブルの内部に形成された冷却水路内を流れる冷却水又は保持テーブルに形成された排水口から排水された冷却水の温度を測定する測定ステップと、該保持テーブルの温度を所定の閾値内に保つように、該測定ステップで測定された該冷却水の温度が該閾値の上限を上回った際、該冷却水路の供給口と冷却水源とを接続する接続水路に配設された流量調整弁を調整して該冷却水の流量を増やすように調整し、該測定ステップで測定された該冷却水の温度が該閾値の下限を下回った際、該流量調整弁を調整して該閾値の下限の温度よりも低い温度で供給される該冷却水の流量を減らすように調整する調整ステップと、を備えることを特徴とする。
本発明は、加工中の保持テーブルの温度変化を抑制することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態1に係る加工装置の構成例を示す斜視図である。 図2は、図1に示された保持テーブルの外観を示す斜視図である。 図3は、図2に示された保持テーブルを分解して示す斜視図である。 図4は、図2に示された保持テーブルを一部断面で模式的に示す側面図である。 図5は、図2に示された保持テーブルを下方からみた斜視図である。 図6は、図2に示された保持テーブルの冷却水路を模式的に示す平面図である。 図7は、実施形態1に係る保持テーブルの温度調整方法の流れを示すフローチャートである。 図8は、図7に示された保持テーブルの温度調整方法の保持ステップを模式的に示す断面図である。 図9は、図7に示された保持テーブルの温度調整方法の加工ステップを一部断面で模式的に示す側面図である。 図10は、図7に示された保持テーブルの温度調整方法の測定調整ステップの流れを示すフローチャートである。 図11は、実施形態2に係る加工装置の保持テーブルを一部断面で模式的に示す側面図である。 図12は、実施形態1及び実施形態2の変形例1に係る加工装置の保持テーブルを下方からみた斜視図である。 図13は、実施形態1及び実施形態2の変形例2に係る加工装置の保持テーブルの冷却水路を模式的に示す平面図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換または変更を行うことができる。
〔実施形態1〕
本発明の実施形態1に係る加工装置1を図面に基づいて説明する。図1は、実施形態1に係る加工装置の構成例を示す斜視図である。
(被加工物)
実施形態1に係る図1に示す加工装置1は、加工対象である被加工物200を研削加工して、被加工物200を所定の仕上げ厚みまで薄化する研削装置である。図1に示された加工装置1の加工対象である被加工物200は、実施形態1ではシリコン、サファイア、ガリウムヒ素などを基板とする円板状の半導体ウェーハや光デバイスウェーハ等のウェーハである。被加工物200は、基板の表面201の交差(実施形態1では、直交)する複数の分割予定ラインによって区画された複数の領域にそれぞれデバイスが形成されている。
デバイスは、例えば、IC(Integrated Circuit)、あるいやLSI(Large Scale Integration)等の集積回路、CCD(Charge Coupled Device)、あるいはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等のイメージセンサ、またはMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)等である。
被加工物200は、基板の表面201側に表面保護テープ210が貼着され、表面保護テープ210を介して表面201側が加工装置1の保持テーブル10に吸引保持されて、表面201の裏側の裏面202が研削加工される。なお、本発明では、被加工物200は、前述したウェーハに限らず、セラミックス基板又は樹脂基板等の各種板状のものでも良い。次に、加工装置1を説明する。
(加工装置)
加工装置1は、被加工物200の基板の裏面202側を研削加工して、被加工物200を所定の仕上げ厚みまで薄化する研削装置である。実施形態1では、加工装置1は、常温(実施形態1では、20℃)に保たれた室内に設置される。加工装置1は、図1に示すように、装置基台2と、保持テーブル10と、研削ユニット20と、加工送りユニット30と、研削送りユニット40と、制御ユニット100とを備える。
保持テーブル10は、被加工物200の表面201側を表面保護テープ210を介して水平方向に沿って平坦な保持面11で保持して、被加工物200の裏面202を露出させた状態で被加工物200を保持するものである。保持テーブル10は、加工送りユニット30により水平方向と平行なX軸方向に移動される。保持テーブル10は、保持面11に被加工物200が搬入又は保持テーブル10から搬出される搬入出位置と、保持面11に吸引保持した被加工物200が研削ユニット20により研削加工される加工位置とに亘って、加工送りユニット30によりX軸方向に移動される。なお、保持テーブル10の構成は、後ほど説明する。
研削ユニット20は、保持テーブル10が保持した被加工物200の裏面202を研削加工する加工具である研削ホイール21をスピンドル22の下端に装着して、被加工物200の裏面202を研削加工(加工に相当)する加工ユニットである。研削ユニット20は、研削送りユニット40を介して装置基台2に立設した立設壁3に支持されている。研削ユニット20は、スピンドル22と、スピンドル22を軸心回りに回転させるモータ23と、スピンドル22の下端に装着された研削ホイール21と、研削ホイール21の研削砥石25に研削水(実施形態1では、純水)を供給する研削水供給路とを有する。なお、研削水とは、加工ユニットが加工具に供給する加工水である。
スピンドル22の軸心は、鉛直方向と平行なZ軸方向に沿って配置されている。研削ホイール21は、円板状に形成されかつスピンドル22の下端に装着されるホイール基台24と、ホイール基台24の下面の外縁部に環状に複数設けられた研削砥石25とを有する。研削砥石25は、金属、セラミックス又は樹脂等により構成される結合材(ボンド材ともいう)に、ダイヤモンド、又はCBN(Cubic Boron Nitride)等の砥粒を混合して一つの塊に形成された一つの所謂セグメント砥石として構成される。なお、実施形態1では、研削ユニット20の研削砥石25に供給される研削水は、加工装置1が設置される室内の温度よりも高い温度(実施形態1では、2℃高い22℃)に保たれている。
加工送りユニット30は、装置基台2上に設置され、保持テーブル10を研削ユニット20に対してX軸方向に相対移動させるものである。加工送りユニット30は、保持テーブル10を研削ユニット20から離間して保持テーブル10に被加工物200が搬入出される搬入出位置と研削ユニット20の下方に位置して研削ユニット20により被加工物200が研削加工される加工位置とに亘って移動させる。なお、実施形態1では、加工送りユニット30は、保持テーブル10の外周に設けられたカバー31と、一端がカバー31のX軸方向の両端に取り付けられかつ他端が装置基台2に固定された伸縮自在な蛇腹32により覆われている。
研削送りユニット40は、装置基台2に立設する立設壁3に取り付けられ、研削ユニット20を保持面11と直交する切り込み送り方向であるZ軸方向に移動させるものである。研削送りユニット40は、研削ユニット20を下降させて研削砥石25を加工位置の保持テーブル10に保持された被加工物200に近付け、研削ユニット20を上昇させて研削砥石25を加工位置の保持テーブル10に保持された被加工物200から遠ざける。
加工送りユニット30及び研削送りユニット40は、軸心回りに回転自在に設けられた周知のボールねじ、ボールねじを軸心回りに回転させる周知のパルスモータ及び保持テーブル10又は研削ユニット20をY軸方向又はZ軸方向に移動自在に支持する周知のガイドレールを備える。
また、加工装置1は、装置基台2にカセット4,5が設置される。加工装置1は、位置合わせユニット7と、カセット4,5から保持テーブル10との間で被加工物200を搬送する搬送手段である搬送ユニット50と、研削加工後の被加工物200を洗浄する洗浄ユニット6とを備える。
カセット4,5は、被加工物200を複数枚収容する収容器であり、装置基台2の搬入出位置側の端部に設置される。カセット4,5は、研削加工前後の被加工物200を収容する。実施形態1では、カセット4,5は、表面保護テープ210が下方に位置し被加工物200の裏面202が上方に位置した状態で、被加工物200を複数枚収容する。位置合わせユニット7は、カセット4,5から取り出された研削加工前の被加工物200が仮置きされて、その中心位置合わせを行うためのテーブルである。
搬送ユニット50は、搬入出ユニット51と、搬入ユニット52と、搬出ユニット53とを備える。搬入出ユニット51は、例えばU字型ハンドを備えるロボットピックであり、U字型ハンドによって被加工物200を吸着保持して搬送する。具体的には、搬入出ユニット51は、研削加工前の被加工物200をカセット4,5から位置合わせユニット7へ搬出するとともに、研削加工後の被加工物200を洗浄ユニット6からカセット4,5へ搬入する。
搬入ユニット52は、カセット4,5から搬出し位置合わせユニット7で位置合わせされた研削加工前の被加工物200を搬入出位置に位置する保持テーブル10上に搬入する。搬出ユニット53は、搬入出位置に位置する保持テーブル10上に保持された研削加工後の被加工物200を保持テーブル10から搬出して洗浄ユニット6に搬入する。
次に、保持テーブル10の構成を図面に基づいて説明する。図2は、図1に示された保持テーブルの外観を示す斜視図である。図3は、図2に示された保持テーブルを分解して示す斜視図である。図4は、図2に示された保持テーブルを一部断面で模式的に示す側面図である。図5は、図2に示された保持テーブルを下方からみた斜視図である。図6は、図2に示された保持テーブルの冷却水路を模式的に示す平面図である。
保持テーブル10は、図2、図3及び図4に示すように、ポーラス板12と、枠体13とを備える。ポーラス板12は、ポーラスセラミックスにより構成され、外径が被加工物200の外径よりも若干小径な円盤状に形成されている。ポーラス板12は、上面が被加工物200を保持する水平方向に沿って平坦な保持面11である。即ち、ポーラス板12は、被加工物200を保持する保持面11を有する。実施形態1では、ポーラス板12は、厚みが一定(実施形態1では、例えば、10mm程度)に形成されている。
枠体13は、ステンレス鋼等の金属により構成され、ポーラス板12及び被加工物200の外径よりも大径な厚手の円盤状に形成されている。枠体13は、ポーラス板12の保持面11を露出させるように収容する凹部14を上側の表面15に有している。凹部14は、内径がポーラス板12の外径と等しい円形に形成され、枠体13の表面15と同軸に配置されている。
凹部14は、表面15から凹に形成され、内側にポーラス板12がはめ込まれて、固定される。凹部14が内側にポーラス板12をはめ込むと、枠体13の表面15は、ポーラス板12の保持面11と同一平面上に配置されて、枠体13は、ポーラス板12を囲繞する。枠体13の表面15と、表面15の裏側の底面16とは、それぞれ同径な円形に形成され、互いに同軸でかつ平行に配置されている。枠体13即ち保持テーブル10は、カバー31に設けられた円形の通し孔33(図4に示す)内に配置されて、カバー31とともにX軸方向に移動される。なお、実施形態では、カバー31の通し孔33の内縁に上方に突出した突出片34が設けられ、枠体13の外縁に突出片34を上方から覆うつば部17が設けられて、保持テーブル10は、通し孔33を通ってカバー31内に研削水が浸入することを抑制している。
また、保持テーブル10は、図4に示す回転駆動機構60によりZ軸方向と平行な軸心回りに回転される。回転駆動機構60は、図4に示すように、枠体13の底面16の中央に取り付けられた円柱状の回転軸61と、回転軸61に同軸に取り付けられた第1プーリ62と、Z軸方向と平行な出力軸に第2プーリ63を同軸に取り付けたモータ64と、第1プーリ62と第2プーリ63とにかけ渡された輪状の無端ベルト65とを備える。回転駆動機構60は、モータ64が第2プーリ63を回転し、第2プーリ63及び無端ベルト65の回転により第1プーリ62及び回転軸61を回転することで、保持テーブル10を軸心回りに回転する。実施形態1では、回転駆動機構60は、加工送りユニット30により保持テーブル10とともにX軸方向に移動される。
また、保持テーブル10は、吸引路18と、冷却水路70と、供給口71と、排水口72と、を有している。吸引路18は、枠体13の内部に形成された孔であって、ポーラス板12と吸引源19とを連通させるものである。吸引路18は、枠体13の中心に設けられ、枠体13を厚み方向に貫通して、凹部14の底の中心と、図5に示す底面16の中心に開口している。また、吸引路18は、一部が回転軸61の内部に形成された接続吸引路611を介して吸引源19に接続している。保持テーブル10は、保持面11に被加工物200が表面保護テープ210を介して載置され、吸引源19により接続吸引路611、吸引路18等を介してポーラス板12が吸引されることで、保持面11に被加工物200を吸引保持する。
冷却水路70は、吸引路18と独立して枠体13内に形成された孔であって、吸引路18と連通せずに枠体13の内部に形成されている。冷却水路70は、保持テーブル10を冷却する冷却水(実施形態1では、純水)を供給する冷却水源73に連通している。冷却水路70は、図5に示すように、枠体13の厚み方向に延在した鉛直延在部701と、円状部702と、表面15及び底面16に沿って延在した水平延在部703とを有している。
鉛直延在部701は、枠体13の底面16の吸引路18の外周側に一端が開口し、かつ他端が枠体13の厚み方向の中央に位置しているとともに、一部が回転軸61の内部に形成された接続水路74(図4に示す)等を介して冷却水源73に接続している。円状部702は、枠体13と同軸な円形に形成され、鉛直延在部701の他端に接続している。水平延在部703は、一端が円状部702に接続し、円状部702に接続した一端から枠体13の外周面131に向かって延在して他端が枠体13の外表面である外周面131に開口している。実施形態1では、水平延在部703は、枠体13の周方向に等間隔に複数(実施形態1では、4つ)形成されている。
供給口71は、冷却水路70の鉛直延在部701の一端である。即ち、供給口71は、冷却水路70の一端に形成され、接続水路74を介して冷却水源73に接続している。排水口72は、冷却水路70の水平延在部703の他端である。即ち、排水口72は、枠体13の外周面131に開口し、かつ冷却水路70の他端に形成されている。実施形態1では、排水口72は、外周面131のつば部17の上方に開口している。
冷却水路70は、接続水路74を介して供給口71に冷却水源73から冷却水が供給され、供給された冷却水を鉛直延在部701、円状部702及び水平延在部703に順に通して、排水口72から排水する。冷却水路70は、枠体13の内部に冷却水を流すことで、枠体13即ち保持テーブル10を冷却する。なお、実施形態では、冷却水源73は、加工装置1が設置される室内の温度と同じ温度(実施形態1では、20℃)の冷却水を供給口71を通して冷却水路70に供給する。
また、加工装置1は、測定部75と、流量調整弁76とを更に備える。実施形態1において、測定部75は、枠体13の外部に配置されて、排水口72から排水された冷却水の温度を測定し、測定結果を制御ユニット100に出力するものである。実施形態1では、測定部75は、カバー31の表面上でかつつば部17の外周側で排水口72と保持テーブル10の径方向に並ぶとともに排水口72の近傍に配置されて、排水口72から排水される冷却水がつば部17を介してかけられる位置に配置されている。
流量調整弁76は、冷却水路70の供給口71と冷却水源73とを接続する接続水路74に配設されている。流量調整弁76は、接続水路74と冷却水源73とを接続する接続水路74に配設されて、冷却水源73が供給口71を介して冷却水路70に供給する冷却水の流量を変更する。実施形態1では、流量調整弁76は、冷却水源73が供給口71を介して冷却水路70に供給する冷却水の流量を所定の範囲(0.1L/min以上でかつ5.0L/min以下)内で変更可能である。
また、実施形態1では、保持テーブル10の枠体13は、凹部14が設けられかつ凹部14に固定されたポーラス板12の保持面11に被加工物200を吸引保持する保持部132と、保持部132の下方に重ねられかつ内部に冷却水路70が形成された冷却部133とに厚み方向に分割されている。即ち、実施形態1では、枠体13は、円盤状の保持部132と冷却部133とにより構成されている。
制御ユニット100は、加工装置1を構成する上述した各構成要素をそれぞれ制御するものである。即ち、制御ユニット100は、少なくとも保持テーブル10と研削ユニット20とを制御して、被加工物200に対する加工動作を加工装置1に実行させるものである。制御ユニット100は、CPU(central processing unit)のようなマイクロプロセッサを有する演算処理装置と、ROM(read only memory)又はRAM(random access memory)のようなメモリを有する記憶装置と、入出力インタフェース装置とを有し、コンピュータプログラムを実行可能なコンピュータである。
制御ユニット100の演算処理装置は、ROMに記憶されているコンピュータプログラムをRAM上で実行して、加工装置1を制御するための制御信号を生成する。制御ユニット100の演算処理装置は、生成した制御信号を入出力インタフェース装置を介して加工装置1の各構成要素に出力する。
また、制御ユニット100は、加工動作の状態や画像などを表示する液晶表示装置などにより構成される表示ユニットと、オペレータが加工条件を登録する際に用いる入力ユニットと接続されている。実施形態1では、入力ユニットは、表示ユニットに設けられたタッチパネルを含んでいる。
(保持テーブルの温度調整方法)
次に、実施形態1に係る保持テーブルの温度調整方法を図面に基づいて説明する。図7は、実施形態1に係る保持テーブルの温度調整方法の流れを示すフローチャートである。実施形態1に係る保持テーブルの温度調整方法は、前述した構成の加工装置1における保持テーブル10の温度を調整する温度調整方法である。また、実施形態1に係る保持テーブルの温度調整方法は、前述した加工装置1の被加工物200を研削加工する加工動作でもある。
前述した構成の加工装置1は、オペレータ等により研削加工前の被加工物200を収容したカセット4,5が装置基台2に設置され、オペレータ等により入力された加工条件を制御ユニット100が受け付ける。加工装置1は、オペレータが入力した加工動作の開始指示を制御ユニット100が受け付けると、加工動作を開始し、モータ23を駆動してスピンドル22及び研削ホイール21の軸心回りの回転、及び研削水の研削砥石25への供給、保持テーブルの温度調整方法を開始する。実施形態1に係る保持テーブルの温度調整方法は、図7に示すように、保持ステップ301と、加工ステップ302と、測定調整ステップ303とを備える。
(保持ステップ)
図8は、図7に示された保持テーブルの温度調整方法の保持ステップを模式的に示す断面図である。保持ステップ301は、保持テーブル10の保持面11で被加工物200を保持するステップである。
実施形態1において、保持ステップ301では、加工装置1は、制御ユニット100が搬入出ユニット51を制御してカセット4,5から被加工物200を1枚取り出させ、位置合わせユニット7へ搬出させる。実施形態1において、保持ステップ301では、加工装置1は、制御ユニット100が位置合わせユニット7を制御して被加工物200の中心位置合わせを行わせ、搬入ユニット52を制御して位置合わせユニット7により位置合わせされた被加工物200を搬入出位置に位置する保持テーブル10の保持面11上に搬入させる。
保持ステップ301では、加工装置1は、図8に示すように、制御ユニット100が吸引源19を制御して、吸引路18を吸引させて、保持テーブル10の保持面11に被加工物200の表面201側を表面保護テープ210を介して吸引保持させて、被加工物200の裏面202を上方に露出させる。
(加工ステップ)
図9は、図7に示された保持テーブルの温度調整方法の加工ステップを一部断面で模式的に示す側面図である。加工ステップ302は、保持テーブル10が保持する被加工物200を研削ユニット20で研削加工するステップである。
実施形態1において、加工ステップ302では、加工装置1は、制御ユニット100が加工送りユニット30を制御して被加工物200を吸引保持した保持テーブル10を加工位置に搬送する。加工ステップ302では、加工装置1が、制御ユニット100が回転駆動機構60のモータ64を駆動して、加工位置で保持テーブル10を軸心回りに回転するとともに、研削送りユニット40を制御して研削ユニット20を下降させる。
実施形態1において、加工ステップ302では、加工装置1は、制御ユニット100が研削送りユニット40を制御して、図9に示すように、研削水を供給しながら研削ホイール21の研削砥石25を被加工物200の裏面202に当接させて研削送りユニット40で研削ユニット20を保持テーブル10に所定の研削送り速度で近づける。実施形態1において、加工ステップ302では、加工装置1は、制御ユニット100が研削送りユニット40を制御して、研削砥石25により保持テーブル10の保持面11に吸引保持された被加工物200の裏面202を研削して、被加工物200を仕上げ厚みまで薄化する。
実施形態1において、加工ステップ302では、加工装置1は、被加工物200を仕上げ厚みまで薄化すると、制御ユニット100が研削送りユニット40を制御して研削ユニット20を上昇させる。実施形態1において、加工ステップ302では、加工装置1は、制御ユニット100が加工送りユニット30を制御して研削加工を施した被加工物200を吸引保持した保持テーブル10を搬入出位置まで搬送させる。
実施形態1において、加工ステップ302では、加工装置1は、制御ユニット100が搬入出位置において吸引源19を制御して、保持テーブル10の吸引保持を停止させる。加工ステップ302では、加工装置1は、制御ユニット100が搬出ユニット53を制御して洗浄ユニット6に搬送させ、洗浄ユニット6に洗浄させ、洗浄ユニット6に被加工物200を洗浄させた後、搬入出ユニット51を制御して被加工物200をカセット4,5に収容させる。
その後、加工装置1は、制御ユニット100が加工動作が終了したか否かを判定する(ステップ304)。実施形態では、加工装置1は、制御ユニット100が加工条件で定められた枚数の被加工物200の研削加工を行ったと判定すると、加工動作が終了したと判定(ステップ304:Yes)して、加工動作即ち保持テーブルの温度調整方法を終了する。実施形態では、加工装置1は、制御ユニット100が加工条件で定められた枚数の被加工物200の研削加工を行っていないと判定すると、加工動作が終了していないと判定(ステップ304:No)して、保持ステップ301に戻り、次の被加工物200を研削加工する。
また、実施形態1において、加工装置1は、加工動作を開始すると、図7に示すように、保持ステップ301及び加工ステップ302と並行して、測定調整ステップ303を実施する。
(測定調整ステップ)
図10は、図7に示された保持テーブルの温度調整方法の測定調整ステップの流れを示すフローチャートである。測定調整ステップ303は、冷却水路70内を流れて保持テーブル10に形成された排水 72から排水された冷却水の温度を測定するとともに、冷却水の温度の測定結果に基づいて、冷却水源73が供給口71に供給する冷却水の流量を制御するステップである。測定調整ステップ303は、図10に示すように、測定ステップ305と、調整ステップ306とを備える。
(測定ステップ)
測定ステップ305は、保持テーブル10を冷却するために保持テーブル10の内部に形成された冷却水路70内を流れて保持テーブル10に形成された排水口72から排水された冷却水の温度を測定するステップである。実施形態1において、測定ステップ305では、加工装置1は、制御ユニット100が測定部75が測定した冷却水の温度を取得する。
(調整ステップ)
調整ステップ306は、保持テーブル10の温度を所定の閾値内に保つように、測定ステップ305で測定された冷却水の温度が閾値の上限の温度を上回った際、冷却水路70の供給口71と冷却水源73とを接続する接続水路74に配設された流量調整弁76を調整して冷却水の流量を増やすように調整するステップである。また、調整ステップ306は、測定ステップ305で測定された冷却水の温度が閾値の下限の温度を下回った際、流量調整弁76を調整して閾値の下限の温度よりも低い温度で供給される冷却水の流量を減らすように調整するステップである。
実施形態1において、調整ステップ306では、加工装置1は、制御ユニット100が測定部75が測定した冷却水の温度が上限の温度を上回ったか否かを判定する(ステップ3061)。なお、上限の温度は、冷却水源73が供給口71に供給する冷却水の温度(実施形態1では、20℃)と、研削ユニット20の研削水供給路を通して研削砥石25に供給する研削水の温度(実施形態1では、22℃)との双方よりも高い温度であり、実施形態1では、例えば、22.5℃である。実施形態1において、調整ステップ306では、加工装置1は、制御ユニット100が測定部75が測定した冷却水の温度が上限の温度を上回ったと判定する(ステップ3061:Yes)と、流量調整弁76を制御して冷却水源73が供給する冷却水の流量を所定値増加させて(ステップ3062)、測定ステップ305に戻る。
実施形態1において、調整ステップ306では、加工装置1は、制御ユニット100が測定部75が測定した冷却水の温度が上限の温度を上回っていないと判定する(ステップ3061:No)と、測定部75が測定した冷却水の温度が下限の温度を下回ったか否かを判定する(ステップ3063)。なお、下限の温度は、冷却水源73が供給口71に供給する冷却水の温度(実施形態1では、20℃)より高く、上限の温度よりも低い温度であり、実施形態1では、例えば、20.5℃である。
実施形態1において、調整ステップ306では、加工装置1は、制御ユニット100が測定部75が測定した冷却水の温度が下限の温度を下回ったと判定する(ステップ3063:Yes)と、流量調整弁76を制御して冷却水源73が供給する冷却水の流量を所定値減少させて(ステップ3064)、測定ステップ305に戻る。また、実施形態1において、調整ステップ306では、加工装置1は、制御ユニット100が測定部75が測定した冷却水の温度が下限の温度を下回っていないと判定する(ステップ3063:No)と、測定ステップ305に戻る。
こうして、調整ステップ306では、ステップ3061,3062,3063,3064を実施することで、制御ユニット100が、保持テーブル10の温度を下限の温度以上でかつ上限の温度以下の所定の閾値内に保つように、測定部75で測定された冷却水の温度が閾値の上限の温度を上回った際、流量調整弁76を調整して冷却水の流量を増やし、測定部75で測定された冷却水の温度が閾値の下限の温度を下回った際、流量調整弁76を調整して冷却水の流量を減らすように制御する。また、調整ステップ306では、制御ユニット100がステップ3061,3062,3063,3064を実施することで、冷却水は、閾値の下限の温度よりも低い温度で冷却水源73から供給口71に供給される。即ち、調整ステップ306では、制御ユニット100が、測定部75が測定した冷却水の温度に応じて、冷却水源73から供給する冷却水の流量を制御する。
以上説明したように、実施形態1に係る加工装置1及び保持テーブルの温度調整方法は、測定部75で測定された冷却水の温度が閾値の上限の温度を上回った際、流量調整弁76を調整して、閾値の下限の温度よりも低い温度で供給される冷却水の流量を増やし、測定部75で測定された冷却水の温度が閾値の下限の温度を下回った際、流量調整弁76を調整して冷却水の流量を減らす。
その結果、実施形態1に係る加工装置1及び保持テーブルの温度調整方法は、加工中の保持テーブル10の温度変化を抑制することができ、保持テーブル10の冷却が不十分であるという不具合や、逆に冷却しすぎているという不具合を抑制することができるという効果を奏する。
〔実施形態2〕
実施形態2に係る加工装置1及び保持テーブルの温度調整方法を図面に基づいて説明する。図11は、実施形態2に係る加工装置の保持テーブルを一部断面で模式的に示す側面図である。図11は、実施形態1と同一部分に同一符号を付して説明を詳細する。
実施形態2では、加工装置1は、図11に示すように、測定部75が保持テーブル10の枠体13内に設置されて、冷却水路70内の冷却水の温度を測定し、測定結果を制御ユニット100に向けて出力する。実施形態1では、測定部75は、冷却水路70の複数の水平延在部703の内のいずれかの排水口72寄りの端部を流れる冷却水に接触して、冷却水の温度を測定可能な位置に配置されている。
測定部75が保持テーブル10の枠体13内に設置されて、冷却水路70内の冷却水の温度を測定するので、実施形態2に係る保持テーブルの温度調整方法は、測定ステップ305では、測定部75が冷却水路70内を流れる冷却水の温度を測定する。即ち、調整ステップ306では、制御ユニット100が、測定部75が測定した冷却水の温度に応じて、冷却水源73から供給する冷却水の流量を制御する。
実施形態2に係る加工装置1及び保持テーブルの温度調整方法は、実施形態1と同様に、制御ユニット100が、測定部75が測定した冷却水の温度に応じて、冷却水源73から供給する冷却水の流量を制御するので、加工中の保持テーブル10の温度変化を抑制することができるという効果を奏する。
〔変形例1〕
実施形態1及び実施形態2の変形例1に係る加工装置1を図面に基づいて説明する。図12は、実施形態1及び実施形態2の変形例1に係る加工装置の保持テーブルを下方からみた斜視図である。図12は、実施形態1と同一部分に同一符号を付して説明を詳細する。
変形例1に係る加工装置1は、保持テーブル10の枠体13が保持部132と冷却部133とに分割されずに、保持部132と冷却部133とが一体に形成されている事以外、実施形態1と同じである。このように、本発明では、加工装置1は、保持テーブル10の枠体13が保持部132と冷却部133とに分割されてもよく、分割されずに保持部132と冷却部133とが一体に形成されても良い。
変形例1に係る加工装置1及び保持テーブルの温度調整方法は、実施形態1と同様に、制御ユニット100が、測定部75が測定した冷却水の温度に応じて、冷却水源73から供給する冷却水の流量を制御するので、加工中の保持テーブル10の温度変化を抑制することができるという効果を奏する。
〔変形例2〕
実施形態1及び実施形態2の変形例2に係る加工装置1を図面に基づいて説明する。図13は、実施形態1及び実施形態2の変形例2に係る加工装置の保持テーブルの冷却水路を模式的に示す平面図である。図13は、実施形態1と同一部分に同一符号を付して説明を詳細する。
変形例2に係る加工装置1は、図13に示すように、冷却水路70の各水平延在部703に保持テーブル10の周方向に沿って冷却水を流す周方向延在部704を設けている事以外、実施形態1と同じである。なお、図13に示された例では、周方向延在部704は、各水平延在部703に保持テーブル10の径方向に間隔をあけて2つ設けているが、本発明では、各水平延在部703に1つのみ設けても良く、保持テーブル10の径方向に間隔をあけて3つ以上設けても良い。
変形例2に係る加工装置1及び保持テーブルの温度調整方法は、実施形態1と同様に、制御ユニット100が、測定部75が測定した冷却水の温度に応じて、冷却水源73から供給する冷却水の流量を制御するので、加工中の保持テーブル10の温度変化を抑制することができるという効果を奏する。
また、変形例2に係る加工装置1は、冷却水路70の水平延在部703に周方向延在部704を設けているために、保持テーブル10の温度のばらつきも抑制することができるという効果を奏する。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。例えば、本発明では、冷却水源73が供給する冷却水の温度を加工装置1が設置される室内の温度(実施形態1では、20℃)よりも低くしても良い。
また、本発明では、測定部75が測定した冷却水の温度に応じて、冷却水源73が供給する冷却水の温度を制御しても良い。特に、測定部75が測定した冷却水の温度が上限の温度を超えている場合には、冷却水源73が供給する冷却水の温度を超えていない場合よりも低くしても良い。
また、本発明では、加工装置1は、被加工物200の裏面202を研磨加工する研磨装置であっても良い。
1 加工装置
10 保持テーブル
11 保持面
12 ポーラス板
13 枠体
14 凹部
18 吸引路
19 吸引源
20 研削ユニット(加工ユニット)
21 研削ホイール(加工具)
70 冷却水路
71 供給口
72 排水口
73 冷却水源
74 接続水路
75 測定部
76 流量調整弁
100 制御ユニット
131 外周面(外表面)
200 被加工物
301 保持ステップ
302 加工ステップ
305 測定ステップ
306 調整ステップ

Claims (3)

  1. 被加工物を保持する保持テーブルと、該保持テーブルが保持する該被加工物を加工する加工具を装着した加工ユニットと、少なくとも該保持テーブルと該加工ユニットとを制御する制御ユニットと、を備える加工装置であって、
    該保持テーブルは、
    該被加工物を保持する保持面を有するポーラス板と、
    該ポーラス板の該保持面を露出させるように収容する凹部を有して該ポーラス板を囲繞する枠体と、
    該枠体の内部に形成され該ポーラス板と吸引源とを連通させる吸引路と、
    該吸引路に連通せずに該枠体の内部に形成され該保持テーブルを冷却する冷却水の冷却水源に連通する冷却水路と、
    該冷却水路の一端に形成され該冷却水源に接続される供給口と、
    該枠体の外表面に開口し該冷却水路の他端に形成される排水口と、を有し、
    該冷却水路内の該冷却水又は該排水口から排水された該冷却水の温度を測定する測定部と、
    該冷却水路の該供給口と該冷却水源とを接続する接続水路に配設された流量調整弁と、
    を備え、
    該制御ユニットは、該保持テーブルの温度を所定の閾値内に保つように、該測定部で測定された該冷却水の温度が該閾値の上限を上回った際、該流量調整弁を調整して該冷却水の流量を増やし、該測定部で測定された該冷却水の温度が該閾値の下限を下回った際、該流量調整弁を調整して該冷却水の流量を減らすように制御し、
    該冷却水は、該閾値の下限の温度よりも低い温度で供給されることを特徴とする加工装置。
  2. 該測定部は、該枠体の外部に配置されて、該排水口から排水された該冷却水の温度を測定する請求項1に記載の加工装置。
  3. 被加工物を保持する保持テーブルと、該保持テーブルが保持する該被加工物を加工する加工具を装着した加工ユニットと、少なくとも該保持テーブルと該加工ユニットとを制御する制御ユニットと、を備える加工装置における保持テーブルの温度調整方法であって、
    該保持テーブルの保持面で該被加工物を保持する保持ステップと、
    該保持テーブルが保持する該被加工物を該加工ユニットで加工する加工ステップと、
    該保持テーブルを冷却するために該保持テーブルの内部に形成された冷却水路内を流れる冷却水又は保持テーブルに形成された排水口から排水された冷却水の温度を測定する測定ステップと、
    該保持テーブルの温度を所定の閾値内に保つように、該測定ステップで測定された該冷却水の温度が該閾値の上限を上回った際、該冷却水路の供給口と冷却水源とを接続する接続水路に配設された流量調整弁を調整して該冷却水の流量を増やすように調整し、該測定ステップで測定された該冷却水の温度が該閾値の下限を下回った際、該流量調整弁を調整して該閾値の下限の温度よりも低い温度で供給される該冷却水の流量を減らすように調整する調整ステップと、
    を備える保持テーブルの温度調整方法。
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