JP2024068531A - 成膜装置、成膜方法及び電子デバイスの製造方法 - Google Patents

成膜装置、成膜方法及び電子デバイスの製造方法 Download PDF

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Abstract

Figure 2024068531000001
【課題】基板への成膜材料の飛散を制限するシャッタの小型化が可能となる技術を提供すること
【解決手段】成膜装置は、成膜材料を放出する成膜源を含み、基板の下方を含む成膜領域内に位置する場合に移動方向に移動しながら基板に成膜する成膜ユニットと、成膜領域と移動方向において重ならない待機位置に位置する成膜ユニットに対して、成膜源から基板への成膜材料の入射を規制するシャッタと、を備える。シャッタは、入射を抑制する第1高さと、該第1高さよりも高く、入射を許容する第2高さと、の間で昇降可能に構成される。
【選択図】図2

Description

本発明は、成膜装置、成膜方法及び電子デバイスの製造方法に関する。
有機ELディスプレイ等の製造においては、蒸発源から放出された蒸着物質などの成膜材料が基板に付着することで基板に薄膜が形成される。特許文献1には、移動しながら基板に対して蒸着を行う蒸着源と、蒸着時にマスク及び基板を支持するマスク台と、マスク台に配置された基板への蒸着源からの蒸着材料の入射を開閉により制御するシャッタと、を有する蒸着装置が記載されている。この蒸着装置では、蒸着対象の基板を覆っていたシャッタが開かれた状態で、蒸発源が基板の下方を通過することにより基板に対する蒸着が行われる。
特開2016-196684号公報
ここで、シャッタが成膜対象の基板を覆うことで基板への成膜材料の付着を制限する場合、基板全体を覆うためにシャッタが大型化する。このような場合、シャッタが基板を覆わない場合の退避スペースが必要となるため、成膜装置が大型化してしまうという課題があった。
本発明は、基板への成膜材料の飛散を制限するシャッタの小型化が可能となる技術を提供する。
本発明の一側面によれば、
成膜材料を放出する成膜源を含み、基板の下方を含む成膜領域内に位置する場合に移動方向に移動しながら前記基板に成膜する成膜ユニットと、
前記成膜領域と前記移動方向において重ならない待機位置に位置する前記成膜ユニットに対して、前記成膜源から前記基板への前記成膜材料の入射を規制するシャッタと、
を備える成膜装置であって、
前記シャッタは、前記入射を抑制する第1高さと、該第1高さよりも高く、前記入射を許容する第2高さと、の間で昇降可能に構成される、ことを特徴とする成膜装置が提供される。
本発明によれば、基板への成膜材料の飛散を制限するシャッタの小型化が可能となる技術を提供することができる。
一実施形態に係る成膜装置が設けられる成膜システムの構成を模式的に示す平面図。 成膜装置の構成を模式的に示す正面図。 成膜ユニットと基板シャッタとの位置関係を説明するための図。 成膜装置の成膜処理における動作説明図。 成膜装置の成膜処理における動作説明図。 成膜装置の成膜処理における動作説明図。 (A)は有機EL表示装置の全体図、(B)は1画素の断面構造を示す図。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
<成膜システムの概要>
図1は、一実施形態に係る成膜装置1が設けられる成膜システムSYの構成を模式的に示す平面図である。成膜システムSYは、搬入されてくる基板に対して成膜処理を行い、処理後の基板を搬出するシステムである。例えば、成膜システムSYが複数並んで設けられることで電子デバイスの製造ラインが構成される。電子デバイスとしては、例えばスマートフォン用の有機EL表示装置の表示パネルが挙げられる。成膜システムSYは、成膜装置1の他、搬入室30と、基板搬送室32と、搬出室34と、マスクストック室36と、を含む。なお、成膜装置1の構成については後述する。
搬入室30には、成膜装置1による成膜を行う基板6が搬入される。基板搬送室32には、基板6を搬送する搬送ロボット320が設けられる。搬送ロボット320は、搬入室30に搬入された基板6を成膜装置1に搬送する。また、搬送ロボット320は、成膜装置1において成膜処理が終了した基板6を搬出室34に搬送する。搬送ロボット320により搬出室34に搬送された基板6は、搬出室34から成膜システムSYの外部に搬出される。なお、成膜システムSYが複数並んで設けられる場合には、上流側の成膜システムSYの搬出室34が下流側の成膜システムSYの基板搬送室32を兼ねていてもよい。また、マスクストック室36には、成膜装置1での成膜に用いられるマスク7がストックされる。マスクストック室36にストックされるマスク7は、搬送ロボット320により成膜装置1に搬送される。
成膜システムSYを構成する成膜装置1及び各室の内部は、真空ポンプ等の排気機構により真空状態に維持される。なお、本実施形態において「真空」とは、大気圧より低い圧力の気体で満たされた状態、換言すれば減圧状態をいう。
<成膜装置>
図2は、成膜装置1の構成を模式的に示す正面図である。成膜装置1は、基板6に対して成膜源140を移動させながら成膜を行う成膜装置である。本実施形態では蒸着により基板6に成膜が行われる。成膜装置1で蒸着が行われる基板の材質としては、ガラス、樹脂、金属等を適宜選択可能であり、ガラス上にポリイミド等の樹脂層が形成されたものが好適に用いられる。成膜材料としては、有機材料、無機材料(金属、金属酸化物など)などが用いられる。成膜装置1は、例えば表示装置(フラットパネルディスプレイなど)や薄膜太陽電池、有機光電変換素子(有機薄膜撮像素子)等の電子デバイスや、光学部材等を製造する製造装置に適用可能であり、特に、有機ELパネルを製造する製造装置に適用可能である。また、成膜装置1が成膜を行う基板のサイズとしては例えばG8Hサイズの基板(1100mm×2500mm、1250mm×2200mm)が挙げられるが、成膜装置1が成膜を行う基板のサイズは適宜設定可能である。
成膜装置1は、チャンバ10と、成膜ステージ12A、12Bと、成膜ユニット14と、基板シャッタ18A、18Bと、制御部20を含む。
チャンバ10は、その内部空間101に成膜ユニット14と、基板シャッタ18A、18Bと、及び成膜ステージ12A、12Bを収容する。チャンバ10の内部空間101は、不図示の真空ポンプ等の排気機構により真空に維持可能である。例えば、チャンバ10には、基板6の搬入及び搬出のための開口(不図示)が設けられ、この開口を介して基板搬送室32との間で基板6の移動が行われる。
成膜ステージ12A,12Bは、基板6に対して成膜が行われるステージである。本実施形態では、成膜ステージ12Aと成膜ステージ12Bとが基板シャッタ18A、18Bを挟んで隣接して設けられている。以下の説明では、成膜ステージ12Aにおいて基板6Aに対して成膜が行われ、成膜ステージ12Bにおいて基板6Bに対して成膜が行われるものとする。
成膜ステージ12Aは、基板支持部120Aと、マスク台122Aと、支柱124Aと、アライメント機構126Aとを含む。
基板支持部120Aは、基板6Aを支持する。本実施形態では、基板支持部120Aは、基板6Aの短辺がX方向、基板6Aの長辺がY方向に延びるように基板6Aを支持する。また、基板支持部120Aは、基板6Aの縁を基板6Aの下側から支持する。しかしながら、基板支持部120Aは、基板6Aの縁を挟持することで基板を支持してもよいし、静電チャック又は粘着チャック等によって基板6Aを吸着することで基板6Aを支持してもよい。例えば、基板支持部120Aは、基板搬送室32の搬送ロボット320から基板6Aを受け取ることができる。また、基板支持部120Aは、不図示の昇降機構により昇降可能であり、搬送ロボット320から受け取った基板6Aをマスク台122Aに支持されたマスク7Aの上に重ね合わせることができる。昇降機構には、ボールねじ機構等の公知の技術を用いることができる。
マスク台122Aは、マスク7Aを支持する。マスク台122Aには、不図示の開口が設けられ、この開口を介してマスク7Aと重ね合わされた基板6Aの成膜面に対して成膜材料が飛散する。また、マスク台122Aは、支柱124Aによってチャンバ10に支持される。
アライメント機構126Aは、基板6Aとマスク7Aとのアライメントを行う。アライメント機構126Aは、基板支持部120Aとマスク台122Aの水平方向の相対位置を調整することで、基板支持部120Aに支持された基板6Aとマスク台122Aに支持されたマスク7Aとのアライメントを行う。基板6Aとマスク7Aのアライメントについては公知の技術を用いることができるため、詳細な説明は省略する。一例として、アライメント機構126Aは、不図示のカメラにより基板6A及びマスク7Aに形成されたアライメント用のマークを検知する。そして、アライメント機構126Aは、基板6Aに形成されたマークにより算出される基板6Aの位置と、マスク7Aに形成されたマークにより算出されるマスク7Aの位置の関係が所定の条件を満たすように、基板6A及びマスク7Aの位置関係を調整する。
アライメント機構126Aによるアライメントが終了すると、基板支持部120Aは支持している基板6Aをマスク7Aの上に重ね合わせる。基板6A及びマスク7Aが重ね合わせられた状態で、成膜ユニット14による基板6Aへの成膜が行われる。
成膜ステージ12Bについては、成膜ステージ12Aと同様の構成を有し得る。すなわち、成膜ステージ12Bは、基板支持部120B、マスク台122B、支柱124B及びアライメント機構126Bを有し、これらは基板支持部120A、マスク台122A、支柱124A及びアライメント機構126Aにそれぞれ対応する。
成膜ユニット14は、移動しながら成膜材料を放出して基板6に成膜を行う。本実施形態では、成膜ユニット14は、成膜源140と、移動部142とを含む。
成膜源140は、成膜材料を放出する。図3に示すように、成膜源140は、成膜材料を収容する複数の収容部1401a~1401rと、複数の収容部1401a~1401rにそれぞれ設けられる。成膜源140は、蒸発した成膜材料を放出するための複数の放出部1402a~1402rと、成膜材料の放出範囲を画定する画定部1403と、を含む。
収容部1401a~1401rに収容された成膜材料は、不図示のヒータにより加熱されて蒸発し、放出部1402a~1402rからチャンバ10の内部空間101へと放出される。本実施形態では、複数の収容部1401a、1401g、1401mは、成膜ユニット14の移動方向(X方向)に並んで設けられている。また、本実施形態では、複数の収容部1401a~1401f、1401g~1401l、および1401m~1401rは成膜ユニット14の移動方向と交差する方向(Y方向)に並んで設けられている。例えば、複数の収容部1401a~1401f、1401g~1401l、および1401m~1401rは、Y方向の列ごとに異なる成膜材料を収容してもよい。これにより、基板6に対して複数の成膜材料を蒸着させる共蒸着を行うことができる。なお、収容部1401a~1401cに収容された成膜材料を加熱するヒータとしては、例えば電熱線を用いたシーズヒータを用いることができる。また、本実施形態ではX方向に三列の収容部が並ぶが、列の数は適宜変更可能である。例えば、列の数は、一つ又は二つであってもよいし、四つ以上であってもよい。また、Y方向に並べられた収容部1401a~1401fの数も、六つであるものとして図示しているが、五つ以下であってもよいし、七つ以上であってもよい。
放出部1402a~1402rは、収容部1401a~1401r内で蒸発した成膜材料が通過可能な筒状の部材である。放出部1402a~1402rは、収容部1401a~1401rの上面に形成された開口等であってもよい。
画定部1403は、放出部1402a~1402rから放出される成膜材料の放出範囲を画定する。画定部1403は、X方向正側から負側に向かって並ぶ複数の板状部材1403a~1403dを含む。板状部材1403aは、放出部1402aよりもX方向正側に設けられる。板状部材1403bは、X方向において放出部1402aと1402gとの間に設けられる。板状部材1403cは、X方向において放出部1402gと1402mとの間に設けられる。板状部材1403dは、放出部1402mよりもX方向負側に設けられる。
移動部142は、成膜源140を移動する。本実施形態では、移動部142は、成膜源140を複数の成膜ステージ12A、12Bが並ぶ方向(X方向)に往復移動する。移動部142には公知の技術を用いることができる。本実施形態では、移動部142は、成膜源140が載置される移動体1421と、移動体1421に回転可能に支持された転動体1422と、不図示の駆動部とを含むリニアガイドである。すなわち、移動体1421は、ボールねじ機構等の不図示の駆動部により駆動されると、転動体1422を介してチャンバ10の床に設けられたレール102に沿って移動する。このような構成により、成膜源140の移動機構が1軸で成り立つため、チャンバ10内の機構を簡素化することができる。
成膜源シャッタ16A~16C(以下、区別せずに成膜源シャッタ16と呼ぶ場合がある)は、成膜源140に設けられ、成膜材料の基板6への飛散を抑制する。また、成膜源シャッタ16は、移動方向に交差する交差方向(Y方向)を軸方向として遮蔽部材1601を回動させる回動部1602を備える。詳細には、各成膜源シャッタ16は、放出部1402a~1402rから放出される成膜材料の基板6への飛散を抑制する抑制位置(図4のST1参照)、及び成膜材料の基板6への飛散を許容する許容位置(図4のST2参照)の間で変位可能に設けられている。例えば、成膜源シャッタ16Aは、遮蔽部材1601aが放出部1402a~1402fから放出される成膜材料の基板への飛散を抑制する抑制位置、及び放出部1402a~1402fから放出される成膜材料の基板への飛散を許容する許容位置の間で回動部1602aによって変位可能に設けられている。同様に、遮蔽部材1601b、1601cが放出部1402g~1402l、1402m~1402rから放出される成膜材料の基板への飛散を抑制する抑制位置、及び放出部1402g~1402l、1402m~1402rから放出される成膜材料の基板への飛散を許容する許容位置の間で回動部1602b、1602cによって変位可能に設けられている。
基板シャッタ18A、18B(以下、区別せずに基板シャッタ18と呼ぶ場合がある)は、成膜ユニット14が待機位置POS1(図4のST1参照)に位置する場合に、成膜ユニット14から基板6への成膜材料の飛散を抑制する。詳細には、基板シャッタ18Aは、遮蔽部材1801a、支持部材1802a、および昇降部1803aを備え、基板シャッタ18Bは、遮蔽部材1801b、支持部材1802b、および昇降部1803bを備える。基板シャッタ18Aは、基板6Aへの成膜材料の入射を制御するシャッタの一例であり、基板シャッタ18Bは、基板6Bへの成膜材料の入射を制御するシャッタの一例である。
支持部材1802a、1802bは、それぞれ遮蔽部材1801a、1801bをZ方向上方から支える支柱を備え、昇降部1803a、1803bによってZ方向で上下に昇降可能に構成される。このように基板シャッタ18A、18Bが上下方向に昇降するよう構成し、成膜源140が基板シャッタ18A、18Bによって覆われるよう構成することで、基板全体を覆う必要がなくなり、シャッタの小型化が実現される。
遮蔽部材1801a、1801bは、抑制位置POS10(図4のST1参照)と許容位置POS20(図4のST3参照)との間で移動可能である。抑制位置POS10は、遮蔽部材1801a、1801bが位置する場合に、成膜ユニット14から基板6A、6Bへの成膜材料の飛散を抑制する遮蔽部材1801a、1801bの位置の一例(第1高さ)である。また、許容位置POS20は、遮蔽部材1801a、1801bが位置する場合に、成膜ユニット14から基板6A、6Bへの成膜材料の飛散を許容する位置であって、抑制位置より高い位置の一例(第2高さ)である。また、遮蔽部材1801aは抑制位置POS10に位置する場合に、遮蔽部材1801bが抑制位置POS10に位置する場合でも許容位置POS20に位置する場合であっても基板6Aへの成膜材料の飛散を抑制するように、Z方向で上下に伸びる部分を有する。
また、遮蔽部材1801a、1801bは、成膜ユニット14の移動方向(X方向)において基板6A、6Bと重ならない位置に配置される。これによって、基板シャッタ18A、18Bが許容位置に位置する場合に、遮蔽部材1801a、1801bによって成膜源140から放出された成膜材料が遮蔽されることを防ぐことができる。
制御部20は、成膜装置1の各構成要素の動作を制御する。例えば、制御部20は、CPUに代表されるプロセッサ、RAM、ROM等のメモリ及び各種インタフェースを含んで構成され得る。例えば、制御部20は、ROMに記憶されたプログラムをRAMに読み出して実行することで、成膜装置1による各種の処理を実現する。例えば、制御部20は、成膜システムSYを統括的に制御するホストコンピュータから受け付けた指示に基づいて、成膜処理等の各種の処理を実行する。なお、例えば成膜システムSYを統括的に制御するホストコンピュータ等が、成膜装置1の各構成要素の動作を直接制御する態様も採用可能である。また、制御部20は、図4~図6を参照して説明する基板シャッタ18A、18Bの昇降動作の制御を行う。
<動作例>
図4~図6は、成膜装置1の成膜処理における動作説明図である。本実施形態では、成膜ユニット14は、成膜ステージ12A及び成膜ステージ12Bの下方をX方向に往復移動しながら基板に成膜を行う。また、成膜ユニット14は、各基板の下方をX方向に一往復することで、各基板に対する成膜を行う。換言すれば、成膜ユニット14は、各基板に対して、X方向正側に移動しながらの成膜を一回、X方向負側に移動しながらの成膜を一回の計二回、移動しながらの成膜を行う。以下、各基板に対する一回目の成膜を往方向の成膜と、二回目の成膜を復方向の成膜と、それぞれ表記する場合がある。なお、本実施形態では、後述するように基板6Aに対する往方向の成膜と、基板6Bに対する往方向の成膜とは、成膜ユニット14の移動する方向が逆となっている。復方向についても同様である。
図4~図6では、成膜ユニット14がX方向負側の端部の位置POS1から正側端部の位置POS2に移動し、そこで折り返して再度位置POS2まで移動する。そして、その間に、成膜ユニット14は、一枚目の基板6Bに対する復方向の成膜、基板6Aに対する往方向の成膜、基板6Aに対する復方向の成膜、二枚目の基板6Bに対する往方向の成膜を順次行う。
状態ST1は、成膜ユニット14が待機位置POS1において加熱を開始し、成膜準備を行う状態である。ここで、成膜源140からの成膜材料の放出量が安定するまで、成膜源シャッタ16A~16Cおよび基板シャッタ18A、18Bが抑制位置に配置される。これによって、成膜ユニット14から放出された成膜材料が基板6に付着することを防ぐことができる。また、状態ST1において、基板またはマスクの搬入動作や、基板とマスクとのアライメント動作が行われる。なお、成膜ユニット14が移動可能な位置のうち、基板6Aへの成膜を行うために移動する領域を成膜領域AR1と呼ぶ、基板6Bへの成膜を行うために移動する領域を成膜領域AR2と呼ぶ場合がある。また、待機位置POS1を含む、成膜を行わない場合に成膜ユニット14が位置する領域を非成膜領域AR3と呼ぶ場合がある。
状態ST2は、成膜ユニット14が成膜を開始する状態である。成膜源の加熱が行われ、成膜材料の放出が可能になった場合には、制御部20は遮蔽部材1601a~1601cを抑制位置から許容位置に移動するよう回動部1602を回動させる。なお、状態ST2においては、成膜ユニット14から放出された成膜材料は抑制位置POS10に位置する基板シャッタ18A、18Bによって抑制されるため、基板6A、6Bへの成膜は行われない。
状態ST3は、基板6Aへの成膜を開始する状態である。基板シャッタ18Aが抑制位置POS10から許容位置POS20に移動することで、基板6A側に成膜材料の飛散が許容される状態となる。続いて、状態ST4に示すように、成膜ユニット14がX方向正側に移動しながら成膜材料を放出することで、基板6Aへの成膜材料の付着が可能となる。ここで、基板シャッタ18Bは抑制位置POS10に位置したままであるため、基板6Bへの成膜は行われない。
成膜ユニット14は、折り返し位置POS2に到達すると、状態ST5に示すように、成膜ユニット14の移動方向をX方向負側に切り替えて折り返し動作を行う。そして、折り返し位置POS2から待機位置POS1まで、成膜材料の放出を行いながらX方向負側に移動する。
状態ST6は、成膜ユニット14が折り返し位置POS2から待機位置POS1に移動が完了した状態である。言い換えると、状態ST6は成膜ユニット14による基板6Aへの一往復の成膜処理が完了した状態を示している。状態ST6では、基板シャッタ18Aが許容位置POS20から抑制位置POS10に移動する。
状態ST7は、状態ST6の後、基板シャッタ18Aが許容位置POS20から抑制位置POS10に移動が完了した状態である。続いて、成膜ユニット14は、基板6Bへの成膜を行うために、制御部20は基板シャッタ18Bを抑制位置POS10から許容位置POS20に移動させることで、基板6B側に成膜材料の飛散が許容される状態となる。続いて、状態ST8に示すように、成膜ユニット14がX方向負側に移動しながら成膜材料を放出することで、基板6Bへの成膜材料の付着が可能となる。ここで、基板シャッタ18Aは抑制位置POS10に位置したままであるため、基板6Aへの成膜は行われない。
状態ST9は、成膜ユニット14が状態ST7の後、折り返し位置POS3で折り返してX方向正側に移動する状態である。成膜ユニット14が待機位置POS1に到達すると、基板シャッタ18Bが許容位置POS20から抑制位置POS10に移動する。これによって、状態ST2に示す状態に戻る。
なお、状態ST7~ST9の間に、成膜処理が完了した基板6Aを搬出し、新たな基板6Aを搬入し、マスク7Aとアライメントを行ってもよい。状態ST9の後に状態ST2に戻った後、状態ST3~ST6を繰り返すことで、成膜処理を連続して実行することができる。同様に、状態ST3~ST6の間に、成膜済みの基板6Bを交換し、マスク7Bとのアライメントを行っておくことで、基板の搬出やアライメントに係る時間を削減して効率的に基板の成膜を行うことができる。
なお、本実施形態では、成膜ユニット14が各基板の下方を一往復することで基板に対する成膜を行うが、往方向の成膜のみ、或いは一往復半以上の成膜も採用可能である。
また、本実施形態では、基板シャッタ18A、18Bの抑制位置POS10から許容位置POS20への移動が完了した後に成膜ユニット14が移動するものとして説明を行った。しかしながら、基板シャッタ18A、18Bの移動中に成膜ユニット14が移動を開始してもよい。例えば、制御部20は、図4の状態ST3において、基板シャッタ18Aが、抑制位置POS10と許容位置POS20との間の所定の位置に到達した場合に成膜ユニット14の移動を開始してもよい。所定の位置は、例えば遮蔽部材1801aの上下方向(Z方向)で下端の高さが成膜ユニット14の上下方向の上端の高さより高くなる位置であってもよい。同様に、基板シャッタ18の許容位置POS20から抑制位置POS10への移動も、成膜ユニット14の移動中に行われてもよい。
<電子デバイスの製造方法>
次に、電子デバイスの製造方法の一例を説明する。以下、電子デバイスの例として有機EL表示装置の構成及び製造方法を例示する。この例の場合、図1に例示した成膜システムSYが製造ライン上に複数設けられる。
まず、製造する有機EL表示装置について説明する。図7(A)は有機EL表示装置700の全体図、図7(B)は1画素の断面構造を示す図である。
図7(A)に示すように、有機EL表示装置700の表示領域701には、発光素子を複数備える画素702がマトリクス状に複数配置されている。詳細は後で説明するが、発光素子のそれぞれは、一対の電極に挟まれた有機層を備えた構造を有している。
なお、ここでいう画素とは、表示領域701において所望の色の表示を可能とする最小単位を指している。カラー有機EL表示装置の場合、互いに異なる発光を示す第1発光素子702R、第2発光素子702G、第3発光素子702Bの複数の副画素の組み合わせにより画素702が構成されている。画素702は、赤色(R)発光素子と緑色(G)発光素子と青色(B)発光素子の3種類の副画素の組み合わせで構成されることが多いが、これに限定はされない。画素702は少なくとも1種類の副画素を含めばよく、2種類以上の副画素を含むことが好ましく、3種類以上の副画素を含むことがより好ましい。画素702を構成する副画素としては、例えば、赤色(R)発光素子と緑色(G)発光素子と青色(B)発光素子と黄色(Y)発光素子の4種類の副画素の組み合わせでもよい。
図7(B)は、図7(A)のA-B線における部分断面模式図である。画素702は、基板703上に、第1の電極(陽極)704と、正孔輸送層705と、赤色層706R・緑色層706G・青色層706Bのいずれかと、電子輸送層707と、第2の電極(陰極)708と、を備える有機EL素子で構成される複数の副画素を有している。これらのうち、正孔輸送層705、赤色層706R、緑色層706G、青色層706B、電子輸送層707が有機層に当たる。赤色層706R、緑色層706G、青色層706Bは、それぞれ赤色、緑色、青色を発する発光素子(有機EL素子と記述する場合もある)に対応するパターンに形成されている。
また、第1の電極704は、発光素子ごとに分離して形成されている。正孔輸送層705と電子輸送層707と第2の電極708は、複数の発光素子702R、702G、702Bにわたって共通で形成されていてもよいし、発光素子ごとに形成されていてもよい。すなわち、図7(B)に示すように正孔輸送層705が複数の副画素領域にわたって共通の層として形成された上に赤色層706R、緑色層706G、青色層706Bが副画素領域ごとに分離して形成され、さらにその上に電子輸送層707と第2の電極708が複数の副画素領域にわたって共通の層として形成されていてもよい。
なお、近接した第1の電極704の間でのショートを防ぐために、第1の電極704間に絶縁層709が設けられている。さらに、有機EL層は水分や酸素によって劣化するため、水分や酸素から有機EL素子を保護するための保護層710が設けられている。
図7(B)では正孔輸送層705や電子輸送層707が一つの層で示されているが、有機EL表示素子の構造によって、正孔ブロック層や電子ブロック層を有する複数の層で形成されてもよい。また、第1の電極704と正孔輸送層705との間には第1の電極704から正孔輸送層705への正孔の注入が円滑に行われるようにすることのできるエネルギーバンド構造を有する正孔注入層を形成してもよい。同様に、第2の電極708と電子輸送層707の間にも電子注入層を形成してもよい。
赤色層706R、緑色層706G、青色層706Bのそれぞれは、単一の発光層で形成されていてもよいし、複数の層を積層することで形成されていてもよい。例えば、赤色層706Rを2層で構成し、上側の層を赤色の発光層で形成し、下側の層を正孔輸送層又は電子ブロック層で形成してもよい。あるいは、下側の層を赤色の発光層で形成し、上側の層を電子輸送層又は正孔ブロック層で形成してもよい。このように発光層の下側又は上側に層を設けることで、発光層における発光位置を調整し、光路長を調整することによって、発光素子の色純度を向上させる効果がある。
なお、ここでは赤色層706Rの例を示したが、緑色層706Gや青色層706Bでも同様の構造を採用してもよい。また、積層数は2層以上としてもよい。さらに、発光層と電子ブロック層のように異なる材料の層が積層されてもよいし、例えば発光層を2層以上積層するなど、同じ材料の層が積層されてもよい。
次に、有機EL表示装置の製造方法の例について具体的に説明する。ここでは、赤色層706Rが下側層706R1と上側層706R2の2層からなり、緑色層706Gと青色層706Bは単一の発光層からなる場合を想定する。
まず、有機EL表示装置を駆動するための回路(不図示)及び第1の電極704が形成された基板703を準備する。なお、基板703の材質は特に限定はされず、ガラス、プラスチック、金属などで構成することができる。本実施形態においては、基板703として、ガラス基板上にポリイミドのフィルムが積層された基板を用いる。
第1の電極704が形成された基板703の上にアクリル又はポリイミド等の樹脂層をバーコートやスピンコートでコートし、樹脂層をリソグラフィ法により、第1の電極704が形成された部分に開口が形成されるようにパターニングし絶縁層709を形成する。この開口部が、発光素子が実際に発光する発光領域に相当する。なお、本実施形態では、絶縁層709の形成までは大型基板に対して処理が行われ、絶縁層709の形成後に、基板703を分割する分割工程が実行される。
絶縁層709がパターニングされた基板703を第1の成膜装置1に搬入し、正孔輸送層705を、表示領域の第1の電極704の上に共通する層として成膜する。正孔輸送層705は、最終的に1つ1つの有機EL表示装置のパネル部分となる表示領域701ごとに開口が形成されたマスクを用いて成膜される。
次に、正孔輸送層705までが形成された基板703を第2の成膜装置1に搬入する。基板703とマスクとのアライメントを行い、基板をマスクの上に載置し、正孔輸送層705の上の、基板703の赤色を発する素子を配置する部分(赤色の副画素を形成する領域)に、赤色層706Rを成膜する。ここで、第2の成膜室で用いるマスクは、有機EL表示装置の副画素となる基板703上における複数の領域のうち、赤色の副画素となる複数の領域にのみ開口が形成された高精細マスクである。これにより、赤色発光層を含む赤色層706Rは、基板703上の複数の副画素となる領域のうちの赤色の副画素となる領域のみに成膜される。換言すれば、赤色層706Rは、基板703上の複数の副画素となる領域のうちの青色の副画素となる領域や緑色の副画素となる領域には成膜されずに、赤色の副画素となる領域に選択的に成膜される。
赤色層706Rの成膜と同様に、第3の成膜装置1において緑色層706Gを成膜し、さらに第4の成膜装置1において青色層706Bを成膜する。赤色層706R、緑色層706G、青色層706Bの成膜が完了した後、第5の成膜装置1において表示領域701の全体に電子輸送層707を成膜する。電子輸送層707は、3色の層706R、706G、706Bに共通の層として形成される。
電子輸送層707までが形成された基板を第6の成膜装置1に移動し、第2の電極708を成膜する。本実施形態では、第1の成膜装置1~第6の成膜装置1では真空蒸着によって各層の成膜を行う。しかし、本発明はこれに限定はされず、例えば第6の成膜装置1における第2の電極708の成膜はスパッタによって成膜するようにしてもよい。その後、第2の電極708までが形成された基板を封止装置に移動してプラズマCVDによって保護層710を成膜して(封止工程)、有機EL表示装置700が完成する。なお、ここでは保護層710をCVD法によって形成するものとしたが、これに限定はされず、ALD法やインクジェット法によって形成してもよい。
<その他の実施形態>
本実施形態では、2枚の基板6A、6Bに成膜処理を行うものとして、2つの成膜領域と1つの非成膜領域を成膜ユニット14が移動するものとして説明した。しかしながら、成膜装置1内に配置可能な基板の数は1枚であってもよいし、3枚以上であってもよい。この場合、それぞれの1つの成膜領域および非成膜領域が配置されてもよい。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
1:成膜装置、6:基板、7:マスク、14:成膜ユニット、16:成膜源シャッタ、18:基板シャッタ

Claims (8)

  1. 成膜材料を放出する成膜源を含み、基板の下方を含む成膜領域に位置する場合に移動方向に移動しながら前記基板に成膜する成膜ユニットと、
    前記成膜領域と前記移動方向において重ならない待機位置に位置する前記成膜ユニットに対して、前記成膜源から前記基板への前記成膜材料の入射を制御するシャッタと、
    を備える成膜装置であって、
    前記シャッタは、前記入射を抑制する第1高さと、該第1高さよりも高く、前記入射を許容する第2高さと、の間で昇降可能に構成される、ことを特徴とする成膜装置。
  2. 前記シャッタの昇降動作を制御する制御手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記成膜源が前記待機位置から前記成膜領域へ移動することに応じて、前記シャッタを前記第1高さから前記第2高さへ移動させることを特徴とする請求項1に記載の成膜装置。
  3. 前記成膜源は、第1基板に前記成膜源が成膜を行う第1成膜領域と、第2基板に前記成膜源が成膜を行う第2成膜領域と、の間を移動し、
    前記待機位置は、前記第1成膜領域と前記第2成膜領域との間に位置することを特徴とする請求項2記載の成膜装置。
  4. 前記シャッタは、第1シャッタと第2シャッタとを含み、前記第1シャッタは前記待機位置において前記第2シャッタよりも前記第1成膜領域に近い位置に配されており、前記第2シャッタは前記待機位置において前記第1シャッタよりも前記第2成膜領域に近い位置に配されていることを特徴とする請求項3に記載の成膜装置。
  5. 前記制御手段は、前記成膜源が前記待機位置から前記第1成膜領域へ移動することに応じて、前記第1シャッタを前記第1高さから前記第2高さへ移動させることを特徴とする請求項4に記載の成膜装置。
  6. 前記制御手段は、前記成膜源が前記第1成膜領域から前記待機位置へ移動することに応じて、前記第1シャッタを前記第2高さから前記第1高さへ移動させることを特徴とする請求項5に記載の成膜装置。
  7. 成膜材料を放出する成膜源を含み、基板の下方を含む成膜領域に位置する場合に移動方向に移動しながら前記基板に成膜する成膜ユニットと、
    前記成膜領域と前記移動方向において重ならない待機位置に位置する前記成膜ユニットに対して、前記成膜源から前記基板への成膜材料の入射を制御するシャッタと、
    を備える成膜装置によって実行される成膜方法であって、
    前記成膜源が前記待機位置に位置する場合に、前記シャッタを、前記入射を抑制する第1高さに移動することと、
    前記待機位置から前記成膜領域への前記成膜源の移動に応じて、前記シャッタを、該第1高さよりも高く、前記入射を許容する第2高さに移動することと、
    を含むことを特徴とする成膜方法。
  8. 請求項7に記載の成膜方法により基板に成膜を行う成膜工程を含むことを特徴とする電子デバイスの製造方法。
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