JP2024068068A - 気体吹き出し装置、加熱装置、乾燥装置、印刷装置、液体を吐出する装置 - Google Patents

気体吹き出し装置、加熱装置、乾燥装置、印刷装置、液体を吐出する装置 Download PDF

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Abstract

【課題】温風吹き出しと常温風吹き出しを簡単に変更できるようにする気体吹き出し装置、加熱装置、乾燥装置、印刷装置、液体を吐出する装置を提供する。【解決手段】気体を吹き出す吹き出し口部401と、吹き出し口部401に通じる送風路402と、送風路402を介して吹き出し口部401に送風する送風源403とを備え、送風路402と送風源403との間には、送風源403から送られる気体を送風路402に導くと共に気体を加熱する加熱手段441を有する流路部材404を選択的に取付け可能である。【選択図】図2

Description

本発明は気体吹き出し装置、加熱装置、乾燥装置、印刷装置、液体を吐出する装置に関する。
シート材などの印刷対象に液体を付与して印刷を行う印刷装置として、液体が付与されたシート材を加熱する加熱手段を備えて、付与された液体の乾燥を促進するものがある。
従来、空気を取り込む吸入手段と、吸入手段によって吸入した空気を加熱する加熱手段とを一体とし、装置本体に着脱可能なヒータユニットを備えて、記録媒体に温風を吹き付けて乾燥するものが知られている(特許文献1)。
特開2012-213962号公報
ところで、加熱装置によって加熱する加熱対象によっては、常温風(加熱していない風)を吹き付けるだけで足りる場合もあれば、温風の吹き付けが求められる場合もある。特許文献1のようにヒータユニットを装置本体に着脱可能としても、吸入手段も一体で取り外されるために、常温風の吹き付けを行うことができないという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、温風吹き出しと常温風吹き出しを簡単に変更できるようにすることを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の請求項1に係る気体吹き出し装置は、
気体を吹き出す吹き出し口部と、
前記吹き出し口部に通じる送風路と、
前記送風路を介して前記吹き出し口部に送風する送風源と、を備え、
前記送風路と前記送風源との間には、前記送風源から送られる前記気体を前記送風路に導くと共に前記気体を加熱する加熱手段を有する流路部材を、選択的に取付け可能である
構成とした。
本発明によれば、温風吹き出しと常温風吹き出しを簡単に変更できる。
本発明の第1実施形態に係る液体を吐出する装置としての印刷装置の説明図である。 同実施形態の加熱装置における流路部材を取り付けた気体吹き出し装置(第1構成のエアーナイフ)を含む加熱装置を搬送方向Yから見た説明図である。 同加熱装置の気体吹き出し装置部分の断面説明図である。 同気体吹き出し装置の流路部材の周りの平断面説明図である。 本発明に係る流路部材を取り付けない気体吹き出し装置(第2構成のエアーナイフ)を含む加熱装置を搬送方向Yから見た説明図である。 本発明の第2実施形態に係る液体を吐出する装置としての印刷装置の説明図である。 同実施形態における加熱装置の説明図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。本発明の第1実施形態に係る液体を吐出する装置としての印刷装置について図1を参照して説明する。図1は同印刷装置の説明図である。
印刷装置1は、シート材供給部10と、印刷部30と、乾燥部40と、シート材回収部90とを備えている。また、印刷装置1は、シート材Sを搬送するための搬送ローラ8及び駆動ローラ対9なども備えている。
シート材供給部10は、連帳紙などの長尺のシート材Sが繰り出される。
印刷部30は、シート材供給部10から繰り出されるシート材Sに液体を付与する液体付与手段を含み、シート材Sに液体を付与して所要の印刷を行う。
乾燥部40は、印刷部30で液体が付与されたシート材Sを加熱等して乾燥する本発明に係る乾燥装置でもある加熱装置400を有する。加熱装置400は、シート材Sを加熱しながら搬送することにより液体を乾燥させる加熱回転体である加熱ローラ41と、シート材Sに対して気体である空気を吹き付ける本発明に係る気体吹き出し装置であるエアーナイフ44と、搬送回転体としての案内ローラ43とを備えている。加熱ローラ41は、搬送される加熱対象であり、乾燥対象でもあるシート材Sを加熱する手段である。
シート回収部90は、乾燥部40で加熱乾燥されたシート材Sを巻き取る。
次に、加熱装置400の詳細について図2ないし図5も参照して説明する。図2は本発明に係る流路部材を取り付けた気体吹き出し装置(第1構成のエアーナイフ)を含む加熱装置を搬送方向Yから見た説明図、図3は同加熱装置の気体吹き出し装置部分の断面説明図、図4は同気体吹き出し装置の流路部材の周りの平断面説明図である。図5は本発明に係る流路部材を取り付けない気体吹き出し装置(第2構成のエアーナイフ)を含む加熱装置を搬送方向Yから見た説明図である。
加熱装置400の側板47(47A、47B)には、フランジ48を介して加熱ローラ41を支持し、ガイドレール49を介して気体吹き出し装置であるエアーナイフ44の気体吹き出し口部401を支持している。
先ず、温風を吹き出す第1構成のエアーナイフ44は、図2及び図3に示すように、気体吹き出し口部401と、気体吹き出し口部401に通じる送風路402と、送風源403と、送風路402と送風源403との間に選択的に配置される流路部材404とを備えている。
ここで、「選択的に」とは、例えば、送風路402と送風源403との間に、加熱手段441を持つ流路部材404が、着脱可能になっていると言うこともできる。なお、流路部材404の設置又は除去のいずれかが可能であってもよい。また、複数のエアーナイフのうち任意のエアーナイフのみに流路部材404を着脱、あるいは、設置又は除去が可能であってもよい。
気体吹き出し口部401は、気体を吹き出すスリット形状のノズル部411と、ノズル部411が通じるチャンバ部412とを有している。気体吹き出し部401のチャンバ部412の内部空間は、側板47Bの外側に配置された送風路402に通じている。
送風源403は、外部から気体である空気を吸入して流路部材404側に送り出す。送風源403は、固定板金406を介して流路部材404に取り付けられている。
流路部材404は、送風源403から送られる空気を送風路402に導く流路を形成する筐体440内に、当該空気を加熱する例えばシーズヒータ等の加熱手段441を備えている。また、流路部材404は、加熱手段441が異常発熱したときに、加熱手段441への給電を遮断する安全装置442を備えている。
この流路部材404内は、図4に示すように、筐体440を横断する加熱手段441の両端部444をナット445によって筐体440に固定保持している。このとき、筐体440内側ではナット445と筐体440との間にガスケット446を介在させて、隙間から空気が漏れるのを防止している。加熱手段441の両端部444には給電用のハーネス447が接続されている。
また、筐体440内には、安全装置442が配置されて、安全装置442のハーネス448が空気の漏れを防止するパッキン449を介して筐体440外に引き出されている。
そして、筐体440の外側には、加熱手段441の両端部444などの露出を防止するためのカバー450が設けられている。このカバー450は、後述するガイドレール408に沿わせられる形状としている。
送風路402内には、通過する空気の温度を検出する温度検出センサ421が設けられている。流路部材404を取り付けたときには、温度検出センサ421の検出結果に基づいて流路部材404の加熱手段441に対する給電を制御して目標温度の温風を生成できるようにする。
また、送風路402内には、通過する空気を撹拌するための撹拌手段としての渦生成器422が設けられている。この渦生成器422により、流路部材404を通過して温められた空気を撹拌し、送風路402内、チャンバ412内の空気温度を均一化する。これにより、エアーナイフ44のノズル部411から吹き出す空気の温度分布を均一化し、シート材Sの幅方向に関して同等の乾燥性が得られるようにできる。
ここで、エアーナイフ44の送風路402、流路部材404、送風源403は、側板47Bを挟んでチャンバ部412と反対側に配置する。このとき、送風路402側には、流路部材404又は送風源403の固定板金406を送風路402に取り付けるときの位置決めに使用する位置決めピン407と、流路部材404の重さを支えるガイドレール408を設けている。これにより、送風路402に対して流路部材404を容易に着脱することができる。
このように温風を吹き出す第1構成のエアーナイフ44は、加熱手段441を備える流路部材404を送風路402と送風源403との間に配置している。これにより、送風源403から送られる空気が加熱手段441によって加熱されて送風路402を介して気体吹き出し口部401のチャンバ部412に送られ、ノズル部411から温風が吹き出されてシート材Sに吹き付けられる。
次に、常温風を吹き出す第2構成のエアーナイフ44は、図5に示すように、送風路402と送風源403との間に流路部材404を配置しないで、送風源403を、固定板金406を介して、送風路402に取り付けている。固定板金406には、位置決めピン407に対応する位置決め決め穴が設けられ、これにより位置が決まる構造となっている。
このように常温風を吹き出す構成のエアーナイフ44は、加熱手段441を備える流路部材404を送風路402と送風源403との間に配置していない。これにより、送風源403から送られる空気は送風路402を介して気体吹き出し口部401のチャンバ部412に送られ、ノズル部411から常温風が吹き出されてシート材Sに吹き付けられる。
以上のように、本実施形態に係る気体吹き出し装置であるエアーナイフ44は、気体を吹き出す吹き出し口部401と、吹き出し口部401に通じる送風路402と、外部から気体を吸入する送風源403とを備えている。そして、送風路402と送風源403との間には、送風源403から送られる気体を送風路402に導くと共に気体を加熱する加熱手段441を有する流路部材404を、選択的に取付け可能である。
言い換えれば、本実施形態に係る気体吹き出し装置であるエアーナイフ44は、気体を吹き出す吹き出し口部401と、吹き出し口部401に通じる送風路402と、外部から気体を吸入する送風源403とを備えている。そして、送風源403は、送風路402、又は、送風源403から送られる気体を送風路402に導くと共に気体を加熱する加熱手段441を有する流路部材404に対して取り付け可能である。
また、別に言い換えれば、本実施形態に係る気体吹き出し装置であるエアーナイフ44は、気体を吹き出す吹き出し口部401と、吹き出し口部401に通じる送風路402と、外部から気体を吸入する送風源403とを備えている。そして、送風路402には、送風路402を介して吹き出し口部401に送風する送風源403、又は、送風源403が取り付けられ、送風源403から送られる気体を送風路402に導くと共に気体を加熱する加熱手段441を有する流路部材404に対して取り付け可能である。
これにより、本実施形態に係る気体吹き出し装置、及び、気体吹き出し装置を含む加熱装置、あるいは、乾燥装置は、いずれも、温風吹き出しと常温風吹き出しとを容易に変更することができる。
次に、本発明の第2実施形態に係る液体を吐出する装置としての印刷装置について図6を参照して説明する。図6は同印刷装置の説明図である。
印刷装置1は、シート材供給部10と、前処理部20と、2つの印刷部30(30A、30B)と、2つの乾燥部40(40A、40B)と、2つの冷却部50(50A、50B)と、表裏反転部60と、シート材回収部90とを備えている。
シート材供給部10は、連帳紙などの長尺のシート材Sがロール状に巻回された供給ローラ11を有している。供給ローラ11が矢印方向に回転することにより、シート材Sが繰り出される。繰り出されたシート材Sは、前処理部20へ供給される。
前処理部20では、シート材供給部10から供給されたシート材Sの片面又は両面に処理液が塗布される。処理液は、例えば、液体を凝集させる機能を有する液などであり、にじみ防止や浸透補助などの画質向上を目的として、印刷前のシート材Sに塗布される。処理液が塗布されたシート材Sは、上流側の印刷部30Aに供給される。
上流側の印刷部30Aは、所要の色の液体を吐出する液体付与手段としての複数のヘッド31a~31dを備えている。例えば、ヘッド31aはブラック(K)、ヘッド31bはシアン(C)、ヘッド31cはマゼンタ(M)、ヘッド31dはイエロー(Y)等である。
なお、ヘッドの数、吐出する液体の色などの種類等は限定されるものではない。
シート材Sが印刷部30Aに供給されると、各ヘッド31a~31dからシート材Sの表側の面(第1面)へ液体が吐出されて、シート材Sの表側の面に画像が印刷成される。
上流側の乾燥部40Aは、シート材Sを加熱してシート材S上の液体を乾燥させる加熱装置400を有している。シート材Sが印刷部30Aから乾燥部40Aに供給されると、加熱装置400によってシート材Sが加熱され、シート材S上の液体が乾燥される。
冷却部50Aは、複数の冷却ローラ51を有している。シート材Sが乾燥部40Aから冷却部50Aに供給されると、シート材Sが冷却ローラ51に接触することにより、シート材Sが冷却される。
表裏反転部60は、シート材Sの表側と裏側の位置を反転させる公知の装置により構成される。冷却部50Aから供給されたシート材Sが、表裏反転部60を通過すると、シート材Sの表裏が反転されて下流側の印刷部30Bに送られる。例えば、シート材Sの表側の面が上向きの状態で表裏反転部60へ供給されると、表側の面が下向き(裏側の面が上向き)となるように反転されて印刷部30Bに供給される。
印刷部30Bは、印刷部30Aと同様に、液体を吐出する液体付与手段としての複数のヘッド31a~31dを有し、それぞれ所要の色の液体を吐出する。ここでは、印刷部30Aと印刷部30Bは同じ色の液体を吐出する構成としているが、これに限るものではない。
印刷部30Bは、表裏反転部60によって表裏反転されたシート材Sの裏側の面(第2面)に対してヘッド31a~31dによって液体を吐出付与して画像を印刷する。
乾燥部40B及び冷却部50Bは、乾燥部40A及び冷却部50Aと同じように構成されている。したがって、印刷部30Bにおいてシート材Sの裏側の面に画像が印刷された後、シート材Sが乾燥部40Bに供給されると、乾燥部40Bの加熱装置400によってシート材Sが加熱されてシート材S上の液体が乾燥され、続いて、冷却部50Bの冷却ローラ51によってシート材Sが冷却される。
シート回収部90は、シート材Sを巻き取って回収する回収ローラ91を有している。回収ローラ91が矢印方向に回転すると、シート材Sがロール状に巻き取られて回収される。
次に、本実施形態における加熱装置400について図7を参照して説明する。
本実施形態における加熱装置400は、加熱回転体としての複数の加熱ローラ41と、同じく加熱回転体としての1つの加熱ドラム42と、複数の搬送回転体としての案内ローラ43と、複数の気体吹き出し装置であるエアーナイフ44とを備えている。
加熱ドラム42は、加熱ローラ41よりも大径のローラ(円筒状部材)であり、内部に熱源としてのハロゲンヒータ46が配置されている。一方、加熱ローラ41は、加熱ドラム42よりも小径のローラ(円筒状部材)であり、内部に熱源としてのハロゲンヒータ45が配置されている。加熱ローラ41と加熱ドラム42は、加熱対象であるシート材Sに接触して加熱する接触式の加熱手段である。
加熱ドラム42の周囲には、複数の加熱ローラ41と複数の案内ローラ43が渦巻き状に配置されている。なお、案内ローラ43は、加熱ローラ41及び加熱ドラム42とは異なり、内部にハロゲンヒータなどの熱源は有しておらず、シート材Sを案内する案内手段として機能するローラである。シート材Sは、各案内ローラ43のほか、各加熱ローラ41及び加熱ドラム42に掛け渡されており、これらによってシート材Sを案内する案内経路が構成されている。
シート材Sが加熱装置400内に搬入されると、まず、加熱ローラ41の外側に掛け渡される。そして、シート材Sは、複数の加熱ローラ41の並びにおける加熱ローラ41の外側に接触しながら搬送され、続いて、加熱ドラム42に巻き付けられる。さらに、シート材Sは、加熱ドラム42から案内ローラ43に掛け渡され、複数の加熱ローラ41の並びにおける加熱ローラ41の内側に接触しながら搬送される。
このように、シート材Sは、加熱ローラ41の外側に接触しながら搬送された後、加熱ドラム42に巻き付けられ、さらに、加熱ローラ41の内側に接触しながら搬送されることにより、シートSが効率良く加熱され、シート材S上の液体の乾燥が促進される。
また、加熱ローラ41と案内ローラ43によってシート材Sが張架される箇所、及び、加熱ドラム42に対向する位置には、気体吹き出し装置としてのエアーナイフ44が配置されている。
エアーナイフ44は、前記第1実施形態で説明したと同様に、気体を吹き出す吹き出し口部401と、吹き出し口部401に通じる送風路402と、外部から気体を吸入する送風源403とを備えている。そして、送風路402と送風源403との間には、送風源403から送られる気体を送風路403に導くと共に気体を加熱する加熱手段441を有する流路部材404を、選択的に取付け可能である。
そして、エアーナイフ44からシート材Sに対して温風又は常温風が吹き付けられることにより、液体の乾燥がより一層促進される。その後、シート材Sは、加熱装置400外へ搬出される。
本実施形態では、シート材Sの搬送路に沿って複数(ここでは5個)のエアーナイフ44が配置されている。そこで、例えば、上流側の3個のエアーナイフ44については流路部材404を配置して温風を吹き出す構成とし、下流側の2個のエアーナイフ44については流路部材404を配置しないで常温風を吹き出す構成とすることができる。
つまり、気体吹き出し口部401を有するエアーナイフ44を複数個搭載する場合、流路部材404が取り付けられた送風路402と、流路部材404が取り付けられていない送風路402とがある構成とすることができる。
なお、本実施形態において、加熱ローラ(ハロゲンヒータランプ)41は、その上流または下流に別方式の乾燥装置を有し、複数の方式の乾燥装置を組み合わせて用いて乾燥を行ってもよい。別方式は、例えば非接触の乾燥装置、光エネルギーを付与して液滴を乾燥させる加熱手段(赤外線照射装置・紫外線照射装置)や、送風による乾燥手段(送風装置)である。
本願において、吐出される液体は、ヘッドから吐出可能な粘度や表面張力を有するものであればよく、特に限定されない。例えば、水や有機溶媒等の溶媒、染料や顔料等の着色剤、重合性化合物、樹脂、界面活性剤等の機能性付与材料、DNA、アミノ酸やたんぱく質、カルシウム等の生体適合材料、天然色素等の可食材料、などを含む溶液、懸濁液、エマルジョンなどであり、これらは例えば、インクジェット用インク、表面処理液、電子素子や発光素子の構成要素や電子回路レジストパターンの形成用液、3次元造形用材料液等の用途で用いることができる。
液体を吐出するエネルギー発生源として、圧電アクチュエータ(積層型圧電素子及び薄膜型圧電素子)、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いるサーマルアクチュエータ、振動板と対向電極からなる静電アクチュエータなどを使用するものが含まれる。
この「液体を吐出する装置」は、液体が付着可能なものの給送、搬送、排紙に係わる手段、その他、前処理装置、後処理装置なども含むことができる。
例えば、「液体を吐出する装置」として、インクを吐出させて用紙に画像を形成する装置である画像形成装置がある。
また、「液体を吐出する装置」は、吐出された液体によって文字、図形等の有意な画像が可視化されるものに限定されるものではない。例えば、それ自体意味を持たないパターン等を形成するもの、三次元像を造形するものも含まれる。
上記「液体が付着可能なもの」とは、液体が少なくとも一時的に付着可能なものであって、付着して固着するもの、付着して浸透するものなどを意味する。具体例としては、用紙、記録紙、記録用紙、フィルム、布などの被記録媒体、電子基板、圧電素子などの電子部品、粉体層(粉末層)、臓器モデル、検査用セルなどの媒体であり、特に限定しない限り、液体が付着するすべてのものが含まれる。
上記「液体が付着可能なもの」の材質は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックスなど液体が一時的でも付着可能であればよい。
また、「液体を吐出する装置」は、液体吐出ヘッドと液体が付着可能なものとが相対的に移動する装置があるが、これに限定するものではない。具体例としては、液体吐出ヘッドを移動させるシリアル型装置、液体吐出ヘッドを移動させないライン型装置などが含まれる。
また、「液体を吐出する装置」としては、他にも、用紙の表面を改質するなどの目的で用紙の表面に処理液を塗布するために処理液を用紙に吐出する処理液塗布装置、原材料を溶液中に分散した組成液を、ノズルを介して噴射させて原材料の微粒子を造粒する噴射造粒装置などがある。
本発明の態様は、例えば、次のとおりである。
[1]
気体を吹き出す吹き出し口部と、
前記吹き出し口部に通じる送風路と、
外部から前記気体を吸入する送風源と、を備え、
前記送風路と前記送風源との間には、前記送風源から送られる前記気体を前記送風路に導くと共に前記気体を加熱する加熱手段を有する流路部材を、選択的に取付け可能である
ことを特徴とする気体吹き出し装置。
[2]
前記吹き出し口部を支持する側板を備え、
前記流路部材は、前記側板を挟んで、前記吹き出し口部とは反対側に配置される
ことを特徴とする[1]に記載の気体吹き出し装置。
[3]
前記送風路内に、前記吹き出し口部に送られる気体を攪拌する撹拌手段が配置されている
ことを特徴とする[1]又は[2]に記載の気体吹き出し装置。
[4]
前記吹き出し口部から常温の気体を吹き出すときには、前記流路部材を介さないで、前記送風路に前記送風源が取り付けられている
ことを特徴とする[1]ないし[3]のいずれかにに記載の気体吹き出し装置。
[5]
前記吹き出し口部が複数個搭載され、
前記流路部材が取り付けられた前記送風路と、前記流路部材が取り付けられていない前記送風路とがある
ことを特徴とする[1]ないし[4]のいずれかに記載の気体吹き出し装置。
[6]
気体を吹き出す吹き出し口部と、
前記吹き出し口部に通じる送風路と、
外部から前記気体を吸入する送風源と、を備え、
前記送風源は、前記送風路、又は、前記送風源から送られる前記気体を前記送風路に導くと共に前記気体を加熱する加熱手段を有する流路部材に対して取り付け可能である
ことを特徴とする気体吹き出し装置。
[7]
気体を吹き出す吹き出し口部と、
前記吹き出し口部に通じる送風路と、を備え、
前記送風路には、前記送風路を介して前記吹き出し口部に送風する送風源、又は、送風源が取り付けられ、前記送風源から送られる前記気体を前記送風路に導くと共に前記気体を加熱する加熱手段を有する流路部材を取り付け可能である
ことを特徴とする気体吹き出し装置。
[8]
搬送される加熱対象を加熱しながら搬送する加熱回転体と、
[1]ないし[7]のいずれかに記載の気体吹き出し装置と、を備え、
前記気体吹き出し装置から吹き出す前記気体を前記加熱対象に吹き付ける
ことを特徴とする加熱装置。
[9]
搬送される加熱対象を加熱する手段と、
請求項[1]ないし[7]のいずれかに記載の気体吹き出し装置と、を備え、
前記気体吹き出し装置から吹き出す前記気体を前記加熱対象に吹き付ける
ことを特徴とする乾燥装置。
[10]
シート材に液体を付与する液体付与手段と、
前記シート材を加熱する[1]ないし[7]のいずれかに記載の気体吹き出し装置、[8]に記載の加熱装置、又は、[9]に記載の乾燥装置と、を備えている
ことを特徴とする印刷装置。
[11]
シート材に液体を付与する液体付与手段と、
前記シート材を加熱する[1]ないし[7]のいずれかに記載の気体吹き出し装置、[8]に記載の加熱装置、又は、[9]に記載の乾燥装置と、を備えている
ことを特徴とする液体を吐出する装置。
1 印刷装置
10 シート材供給部
30A、30B 印刷部
40A、40B 乾燥部
60 表裏反転部
90 シート材回収部
41 加熱ローラ
42 加熱ドラム
43 案内ローラ
44 エアーナイフ(気体吹き出し装置)
400 加熱装置(乾燥装置)
401 気体吹き出し口部
402 送風路
403 送風源
404 流路部材
411 ノズル部
412 チャンバ部
441 加熱手段
422 渦生成器

Claims (11)

  1. 気体を吹き出す吹き出し口部と、
    前記吹き出し口部に通じる送風路と、
    外部から前記気体を吸入する送風源と、を備え、
    前記送風路と前記送風源との間には、前記送風源から送られる前記気体を前記送風路に導くと共に前記気体を加熱する加熱手段を有する流路部材を、選択的に取付け可能である
    ことを特徴とする気体吹き出し装置。
  2. 前記吹き出し口部を支持する側板を備え、
    前記流路部材は、前記側板を挟んで、前記吹き出し口部とは反対側に配置される
    ことを特徴とする請求項1に記載の気体吹き出し装置。
  3. 前記送風路内に、前記吹き出し口部に送られる気体を攪拌する撹拌手段が配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の気体吹き出し装置。
  4. 前記吹き出し口部から常温の気体を吹き出すときには、前記流路部材を介さないで、前記送風路に前記送風源が取り付けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の気体吹き出し装置。
  5. 前記吹き出し口部が複数個搭載され、
    前記流路部材が取り付けられた前記送風路と、前記流路部材が取り付けられていない前記送風路とがある
    ことを特徴とする請求項1に記載の気体吹き出し装置。
  6. 気体を吹き出す吹き出し口部と、
    前記吹き出し口部に通じる送風路と、
    外部から前記気体を吸入する送風源と、を備え、
    前記送風源は、前記送風路、又は、前記送風源から送られる前記気体を前記送風路に導くと共に前記気体を加熱する加熱手段を有する流路部材に対して取り付け可能である
    ことを特徴とする気体吹き出し装置。
  7. 気体を吹き出す吹き出し口部と、
    前記吹き出し口部に通じる送風路と、を備え、
    前記送風路には、前記送風路を介して前記吹き出し口部に送風する送風源、又は、送風源が取り付けられ、前記送風源から送られる前記気体を前記送風路に導くと共に前記気体を加熱する加熱手段を有する流路部材を取り付け可能である
    ことを特徴とする気体吹き出し装置。
  8. 搬送される加熱対象を加熱しながら搬送する加熱回転体と、
    請求項1ないし7のいずれかに記載の気体吹き出し装置と、を備え、
    前記気体吹き出し装置から吹き出す前記気体を前記加熱対象に吹き付ける
    ことを特徴とする加熱装置。
  9. 搬送される乾燥対象を加熱する手段と、
    請求項1ないし7のいずれかに記載の気体吹き出し装置と、を備え、
    前記気体吹き出し装置から吹き出す前記気体を前記加熱対象に吹き付ける
    ことを特徴とする乾燥装置。
  10. シート材に液体を付与する液体付与手段と、
    前記シート材を加熱する請求項1ないし7のいずれかに記載の気体吹き出し装置、請求項8に記載の加熱装置、又は、請求項9に記載の乾燥装置と、を備えている
    ことを特徴とする印刷装置。
  11. シート材に液体を付与する液体付与手段と、
    前記シート材を加熱する請求項1ないし7のいずれかに記載の気体吹き出し装置、請求項8に記載の加熱装置、又は、請求項9に記載の乾燥装置と、を備えている
    ことを特徴とする液体を吐出する装置。
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