JP2024067848A - 加工方法、球面加工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワークを高精度に加工可能な加工方法等を提供する。【解決手段】ワークWを研磨または研削する加工方法であって、砥面81を有する加工工具80を振動装置10で保持し、砥面81をワークWの表面に接触させ、加工工具80とワークWが接触する方向を軸方向と定義する際に、振動装置10によって、加工工具80を軸方向回りの周方向に振動させるようにし、砥面81の振動によって、ワークWの表面を研磨または研削する。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、金属やガラスなどの部材の加工方法等に関する。
従来、切削加工工具や研磨加工工具を利用した、金属、ガラス、ダイヤモンド、セラミックス等のワークに対する加工が行われている。
えば、ワークに球面加工を施す場合、円柱状素材に対して粗研削を施して、大凡の球状面を形成し、その後に、球状面に精研削を施す。次いで、研削加工によって得られた球状面には研磨加工を施すことが行われる。
粗研削工程では、いわゆるカーブジェネレータ装置を利用して、高速回転する円筒型のカップ型砥石を、同様に高速回転するワークに接触させて、粗研削加工が行われる。精研削工程では、いわゆる球芯式加工装置を利用して、高速回転する皿形砥石を、同様に高速回転するワークに接触させて精研削加工が行われる(特許文献1参照)。
また、ワークを球体に加工する場合は、いわゆる球体精密加工機が用いされる。この球体精密加工機では、球体ワークを下部から回転自在に支持し、水平方向に回転軸を有する一対のテーパローラで球体ワークを挟み込んで強制回転させる。そして、上方から、鉛直方向に回転軸を有するカップ型砥石を球体ワークに押し付けて、このカップ型砥石を回転させながら、球体加工を行う(特許文献2参照)。
特許第6797876号 特開2015-21981号
従来の加工方法では、砥石を強制回転させながらワークに押し付けることで、ワークを研削または研磨加工を行う構造となるため、加工精度が、砥石を回転させる主軸の精度に依存するという問題がある。
従来の球面加工方法では、ワークを治具で保持して外力によって強制回転させながら、回転する砥石を押圧して、研削または研磨加工を行う構造となるため、ワークの回転軸と、砥石の回転軸とを高精度に位置決めしなければならないという問題がある。
本発明は、斯かる実情に鑑み、ワークを高精度に加工可能な加工方法等を提供しようとするものである。
上記目的を達成する本発明は、前記ワークを研磨または研削する加工方法であって、砥面を有する加工工具を振動装置で保持し、前記砥面を前記ワークの表面に接触させ、前記加工工具と前記ワークが接触する方向を軸方向と定義する際に、前記振動装置によって、前記加工工具を前記軸方向回りの周方向に振動させるようにし、前記砥面の前記振動によって、前記ワークの表面を研磨または研削することを特徴とする、加工方法である。
上記加工方法に関連して、前記振動装置は、前記周方向の振動と同時に、前記加工工具を前記軸方向に振動させることを特徴としてもよい。
上記加工方法に関連して、前記ワークを支持部材により支持し、前記加工工具および前記ワークの少なくとも一方を前記軸方向に退避移動させることにより、前記加工工具と前記ワークの接触圧を緩衝させることで、前記加工工具の前記周方向の振動を維持することを特徴としてもよい。
上記加工方法に関連して、前記ワークまたは前記加工工具が退避移動する際、退避移動する前記ワークまたは前記加工工具を復帰方向に付勢することを特徴としてもよい。
上記加工方法に関連して、前記加工工具を超音波振動させることを特徴としてもよい。
上記目的を達成する本発明は、前記ワークを球面状に研磨または研削する球面加工方法であって、球状の砥面を有する加工工具を振動装置で保持し、前記砥面を前記ワークの表面に接触させ、前記加工工具と前記ワークが接触する方向を軸方向と定義する際に、前記振動装置によって、前記加工工具を前記軸方向回りの周方向に振動させるようにし、前記周方向の振動によって前記ワークを従動回転させながら、前記砥面が前記ワークの表面を研磨または研削することを特徴とする、球面加工方法である。
上記球面加工方法に関連して、前記振動装置は、前記周方向の振動と同時に、前記加工工具を前記軸方向に振動させることを特徴としてもよい。
上記球面加工方法に関連して、前記砥面が鉛直上方を向くことで、前記砥面に対して前記ワークの自重を作用させることを特徴としてもよい。
上記球面加工方法に関連して、前記周方向の振動を超音波振動とすることを特徴としてもよい。
上記球面加工方法に関連して、前記ワークが前記従動回転可能な支持力で、支持装置によって前記ワークを支持することを特徴としてもよい。
本発明の加工方法等によれば、ワークを高精度に加工できるという優れた効果を奏し得る。
第一実施形態のワーク加工装置の全体構成を示す正面図である。 同ワーク加工装置のねじり振動(周方向振動)の伝播状況をシミュレーションした模式図である。 同ワーク加工装置の超音波振動子の共振周波数を示すグラフ図である。 同ワーク加工装置のワーク近傍を拡大して示す部分拡大正面図である。 (A)は第二実施形態のワーク加工装置のワーク近傍を拡大して示す部分拡大正面図であり、(B)は(A)のB-B矢視断面図である。 第二実施形態の変形例にかかるワーク加工装置のワーク近傍を拡大して示す部分拡大正面図である。 第二実施形態の変形例にかかるワーク加工装置のワーク近傍を拡大して示す部分拡大正面図である。 第三実施形態にかかるワーク加工装置のワーク近傍を拡大して示す部分拡大正面図である。 第四実施形態にかかるワーク加工装置のワーク近傍を拡大して示す部分拡大正面図である。 第五実施形態のワーク加工装置の振動装置の全体構成を示す正面図である。 同ワーク加工装置の全体構成を示す概要図であり、(A)は(B)のA-A矢視部分断面正面図、(B)支持装置の正面図、(C)支持装置の平面図である。 同ワーク加工装置に係る加工方法を説明する側面概要図である。 第一実施形態のワーク加工装置の変形例を示す正面図である。 第一実施形態のワーク加工装置の変形例を示す正面図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。
<第一実施形態>
図1は、第一実施形態のワーク加工装置1の全体構成を示す。ワーク加工装置1は、振動装置10と、振動装置10に設置される加工工具80を有しており、加工工具80によってワークWを切削または研磨加工する。
(振動装置)
振動装置10は、柱状形状となる振動子部20、柱状形状となるブースター部30、柱状形状となるホーン部40を備えており、これらが、この順にボルトBによって軸方向Jに連結される。なお、振動装置10は、フランジ支持機構90によって、加工工具80が設けられるホーン部40の先端が上方を向くように、鉛直方向に設けられる。
振動子部20は、超音波振動子22を備える。超音波振動子22は、磁歪型振動子や電歪型振動子を採用できるが、ここでは電歪型振動子を採用している。電歪型振動子は、例えばランジュバン型振動子(BLT素子)構造を採用できる。BLT素子構造の場合、圧電セラミックス素子を複数枚重ね合わせた一対の振動素子22Aに対して、交互に電極板22Bを挟み込み、これらを、円柱金属となる前面金属部材22Cと後面金属部材22Dで挟み込んで、ボルト等で締結する構造となる。電極板22B,22Bに、特に図示しない高周波電力を供給することで、超音波振動子22が振動する。特に本実施形態では、超音波振動子22は軸方向J(縦方向)の振動(以下、軸方向振動Jnと称する)を行う縦振動素子を採用している。
図3に示すように、超音波振動子22には、インピーダンスが最小となる共振周波数frと、インピーダンスが最大となる反共振周波数faが存在する。共振周波数frよりも反共振周波数faの方が大きい。高周波電力の周波数fは、共振周波数fr、反共振周波数faのいずれか、またはこれらの近傍に設定することが好ましい。本実施形態では、ホーン部40の先端にねじり振動(軸方向J回りの周方向Sの振動を同義であり、以下、周方向振動Sn称する)を作用させるために、高周波電力の周波数fとして、反共振周波数faまたはその近傍の周波数を選択する。
なお、超音波とは、一般的には「聞くことを目的としない音波である」と定義されるが、本実施形態では、例えば2kHz以上が好ましく、更に好ましくは10kHz以上、望ましくは14kHz以上、より望ましくは20kHz以上、一層に望ましくは30kHz以上の音波となる。
ブースター部30は、円柱金属形状となっており、超音波振動子22の振動振幅を増幅または減衰させる役割を担う。本実施形態では、ブースター部30の直径が、振動子部20の前面金属部材22Cの直径よりも大きく設定することで、振動振幅を増幅している。ブースター部30の軸方向の途中には、拡径するフランジ32が設けられる。フランジ32をフランジ支持機構90に固定することで、振動装置10全体が鉛直方向に保持される。
ホーン部40は、軸方向Jの先端に向かって縮径する形状となっており、その直径が、ブースター部30の直径以下に設定されている。ホーン部40の先端には、加工工具80が回転不能に固定されている。
(振動装置の振動モード)
図2に、ねじり振動(周方向振動)の振幅レベルを、A(大)~J(小)の10段階の濃淡及び径方向幅変動で示す。なお、本実施形態の振動装置10では、高周波電力の周波数f(反共振周波数fa)に基づく波長λを基準とした場合に、超音波振動子22の全軸長が(3/2)λを超えるように設定し、望ましくは(4/2)λ以上に設定する。また、超音波振動子22の全軸長が(7/2)λ以下に設定し、(6/2)λ以下に設定することが望ましい。本実施形態では、超音波振動子22の全軸長を(9/4)λ~(11/4)λの範囲に設定している。
なお、本実施形態では、振動子部20の軸長は約(3/4)λ、ブースター部30の軸長は約(3/4)λ、ホーン部40の軸長は、約(7/8)λ~(8/8)λの範囲に設定している。
フランジ32を、超音波振動子22の振幅が0(ゼロ)になるノーダルポイント(波長の節)に設定すると、フランジ32よりも上流側(振動子部20)の周方向振動は小さくなり、フランジ32よりも下流側で、大きな周方向振動が発生する。また、ホーン部40の先端の周方向振動が最大となるように設計される。
なお、ここでは特に図示しないが、超音波振動子22の縦方向振動(軸方向振動)もホーン部40の先端まで到達する。つまり、ホーン部40の先端は、周方向振動と縦方向振動の複合振動となる。高周波電力の周波数fを調整したり、振動装置10の全長や直径等を変更したりすることで、ホーン部40の先端における周方向振動と縦方向振動の複合比率を変更できる。
以上の結果、ホーン部40の先端に設けられる加工工具80は、主として周方向振動、副次的に縦方向振動を内在する複合振動を行う。
(加工工具)
図4に拡大して示すように、ホーン部40の前端に一体的に設けられる加工工具80は、いわゆる皿型砥石となっている。球面形状となる皿型の砥面81は、軸方向Jに対向するようになっており、ダイヤモンド等の砥粒が固着される。砥面81は、鉛直上方に向いており、球状のワークWを下方から保持する。結果、砥面81には、ワークWの自重が作用する。すでに述べたように、加工工具80は、非回転状態となっており、振動装置10によって、超音波の周方向振動と、超音波の軸方向振動が複合された複合振動を行う。特に、複合振動の中でも、周方向振動のエネルギー比率が最大となるように設定されている。なお、ここでは、砥面81に砥粒が固着された構造を例示したが、ワークWと砥面81の間に研磨剤を介在させる構造であってもよい。
(研削または研磨加工方法)
図4の通り、本ワーク加工装置1は、加工工具80の砥面81を、少なくとも周方向振動Snさせることで、ワークWの表面を球面状に精密研削する。この際、ワークWは砥面81に支持されているのみであることから、砥面81の周方向振動Snによって、ワークWの表面が周方向Sに研削されると同時に、その研削抵抗によって、ワークWが、軸方向J回りの成分を含む方向に従動回転する(以下、これを主軸周り回転Jmと称する)。この際、砥面81とワークWの研削抵抗は、砥面81の全域において不均一となることから、その不均一性に起因して、ワークWが、軸方向Jに直交する直交軸T回り成分を含む方向にも従動回転する(以下、これを主軸直交周り回転Tmと称する)。結果として、球体となるワークWの全表面が、経時的に、砥面81によって研削または研磨されることになる。
また、本ワーク加工装置1は、加工工具80の砥面81を軸方向振動Jnさせているので、砥面81とワークWの表面が、接触・離反を繰り返す。その衝突時のエネルギーによって、切削または研磨速度を向上させることができる。更に、この軸方向振動Jnのタイミング(位相)と、周方向振動Snのタイミング(位相)を適宜変更することで、ワークWを、積極的に、主軸直交周り回転Tmさせることが可能となる。また。この軸方向振動Jnによって、研削屑を、効率的に外部に排出できる。
本ワーク加工装置1による加工方法よれば、加工工具80を強制回転させることがなく、更に、ワークWも外力(加工工具80以外の外力を意味する)で強制回転させない状態で、その表面を研削または研磨加工する。結果、加工工具80の位置決め精度の影響や、ワークWを保持する治具の位置決め精度の影響等を極力排除し、ワークWの自律的な従動回転によって球面加工できるので、簡易な構成で、加工精度を高めることができる。
<第二実施形態>
図5に、第二実施形態にかかるワーク加工装置1を示す。振動装置10と加工工具80は第一実施形態と同様であり、これに加えて、ワークWが加工工具80の超音波振動で従動回転可能な状態のまま、ワークWを支持する支持装置60を備えている。この支持装置60は、ワークWを回転自在に支持する回転支持機構60Aと、ワークWを、軸方向Jと直交する平面方向に移動自在に支持するスライド支持機構60Bを備える。
具体的に支持装置60は、円盤状のリテーナ62と、リテーナ62の周方向に等間隔で配置され且つリテーナ62に回転自在に保持される複数の支持球64と、このリテーナ62を面方向に移動自在に保持する支持ベース66を有する。なお、ここでは支持ベース66とリテーナ62の間に、ボール状となる複数の転動体を介在させることで、リテーナ62を面方向に移動自在とする。
支持装置60は、支持ベース66を支持する緩衝機構120を介して、特に図示しない筐体等によって振動装置10の上方に保持される。リテーナ62及び支持球64は、回転支持機構60Aに相当し、リテーナ62及び支持ベース66が、スライド支持機構60Bに相当する。緩衝機構120は、退避移動機構121と付勢機構123を有する。退避移動機構121は、加工工具80とワークWの間の面圧が減少するように、加工工具80またはワークWの一方(ここではワークW)を退避移動させる機構である。また、付勢機構123は、退避移動機構121によりワークWまたは加工工具80が退避移動する際、退避移動する加工工具80またはワークW(ここではワークW)を復帰移動方向に付勢する機構である。
ここでは、リテーナ62の軸方向を鉛直方向に設定しつつ、3つの支持球64を、ワークWの上方側から当接させる。この際、支持球64からワークWに作用する軸方向Jの外力を、振動装置10による加工工具80の超音波振動(特に周方向振動Sn)を停止させない程度に調整する。具体的には、緩衝機構120における退避移動機構121を利用して、支持装置60を当接方向と反対方向(つまり鉛直上方向)に退避させる動作を実施し、支持球64からワークWに作用する軸方向Jの外力が過剰とならないように緩衝(吸収)する。緩衝機構120の詳細構造は、第五実施形態で後述する。なお、緩衝機構120は、フランジ支持機構90(図1参照)側に設けるようにしてもよい。
支持装置60では、支持球64が回転自在となっているので、ワークWが、加工工具80の周方向振動Snに基づいて従動回転する際に、その従動回転を阻害しないようになっている。更に、支持ベース66が、リテーナ62に平面方向(ここでは軸方向Jに直交する平面方向)に移動自在に保持しているので、振動装置10の中心軸と、リテーナ62の中心軸を自動的にセンタリングできる。この第二実施形態にかかるワーク加工装置1においても、ワークWを高精度に球面研削または球面研磨可能となっている。
なお、第二実施形態では、ワークWに対して支持装置60が鉛直上方に配置され、ワークWの下方に振動装置10が配置される場合を示したが、図6に示すように、これらの上下を反転させてもよい。この場合においても、緩衝機構120によって、振動装置10と支持装置60に挟持されるワークWに作用する力が、振動装置10による加工工具80の超音波振動(特に周方向振動Sn)を停止させない程度に調整される。なお、特に図示しないが、振動装置10の軸方向Jを、水平方向の他の方向に設定することもできる。
更に第二実施形態では、リテーナ62の軸方向と、振動装置10の軸方向が平行となる場合を示したが、図7に示すように、リテーナ62の軸方向J2と、振動装置10の軸方向Jが角度を有するようにしてもよい。このようにすると、振動装置10(加工工具80)の中心軸に対して、リテーナ62からワークWに作用する外力がオフセットするので、ワークWを様々な方向に従動回転させることできる。また、ここでは支持装置60が、支持球64によってワークWを支持する場合を例示したが、複数のローラ(テーパローラを含む)でワークWを回転自在に支持してもよい。
<第三実施形態>
図8に、第三実施形態にかかるワーク加工装置1を示す。振動装置10と加工工具80は第一実施形態と同様であり、異なる点は、ワークW自体が軸部WJを有すると共に、その軸部WJが、支持装置60における回転チャック68によって自由回転自在に支持されることである。回転チャック68は、支持ベース66によって、軸部WJと直交する平面方向に移動自在に保持される。なお、支持装置60は、支持ベース66及び緩衝機構120を介して、特に図示しない筐体等によって振動装置10の上方に保持されている。ここでは、二点鎖線に示すように、ワークWの球体中心を変位させない状態で、回転チャック68を揺動させる。リテーナ62及び回転チャック68が、回転支持機構60Aに相当し、リテーナ62及び支持ベース66が、スライド支持機構60Bに相当する。
本実施形態においても、支持装置60からワークWに作用する軸方向Jの外力は、振動装置10による加工工具80の超音波振動(特に周方向振動Sn)を停止させない程度に調整する。回転チャック68は、ワークWを自由回転自在に保持しているので、ワークWが、加工工具80の周方向振動Snに基づいて従動回転する際に、その従動回転を阻害しない。更に、支持ベース66が、回転チャック68を平面方向に移動自在に保持しているので、振動装置10の軸方向Jと、ワークWの軸部WJの軸方向J2が、自動的に交差する(センタリングする)。結果、ワーク加工装置1は、ワークWを高精度に球面研削または球面研磨可能となっている。
<第四実施形態>
図9に、第四実施形態にかかるワーク加工装置1を示す。このワーク加工装置1は、第一加工工具80Aが先端に固定される第一振動装置10A,及び、第二加工工具80Bが先端に固定される第二振動装置10Bを備えており、双方をワークWに接触させることで二方向から同時研削加工を行う。なお、第一振動装置10A,第二振動装置10B、第一加工工具80A、第二加工工具80Bの構造は、第一実施形態と同様である。このように、超音波振動する第一加工工具80A及び第二加工工具80Bを用いて、ワークWを球面研削することで、ワークWを様々な方向に回転させながら加工できる。第一振動装置10Aの軸方向と第二振動装置10Bの軸方向は、互いに角度を有することが好ましいが、同軸状となる対向位置に調整してもよい。
<第五実施形態>
図10~図12に、第五実施形態にかかるワーク加工装置1を示す。このワーク加工装置1は、振動装置10の先端に固定される加工工具80の砥面81が、軸方向Jと直交する平面形状となる。この砥面81に砥粒が固定される。なお、振動装置10は第一実施形態と同様であり、ここでは鉛直下端に、加工工具80を位置決めする。この砥面81によって、ワークWの平面(上面)が切削または研磨加工される。
図11(A)に示すように、ワーク加工装置1は、送り駆動手段125を有する。送り駆動手段125は、加工工具80とワークWとが互い当接される方向に相対移動させる手段であり、加工工具80を送る手段あるいはワークWを送る手段となる。当接する方向は、この例では、振動装置10の軸方向J、すなわち鉛直方向となる。なお、ワークWは、支持装置60によって支持される。
ワーク加工装置1は、加工工具80を回転させることなく、周方向振動Sn及び軸方向振動Jnを発生させることで、ワークWを軸方向Jに減量する。減量すると、加工工具80とワークWの接触圧が低下し、減量が進行しなくなるので、送り駆動手段125によって、加工工具80とワークWを軸方向Jに相対移動(押圧)し、鉛直方向にワークWの減量を進行させる。
また、ワーク加工装置1は、緩衝機構120を有する。緩衝機構120は、加工工具80がワークWと当接する際に、ワークWにかかる圧力(押圧力)を緩衝させる。緩衝機構120は、加工工具80およびワークWの一方を、送り駆動手段125によって送り方向に移動させる際に、加工工具80およびワークWの他方を、その送り方向と同方向に退避移動させる。緩衝機構120により、加工工具80がワークWと接触する際の砥面81に作用する過剰圧力を吸収して、振動装置10の周方向振動Sn及び/又は軸方向振動Jnを減衰させないようにする。支持装置60及び緩衝機構120は、テーブル103の上面に配置される。
テーブル103は、ワークWを、軸方向Jと直交する水平面(X軸-Y軸平面)内で移動させるX軸-Y軸テーブル(ステージ)である。結果、研削または研磨加工しながら、ワークWを水平方向に移動させることができるので、広範囲の研削または研磨加工を実現できる。
同図(B)、同図(C)を参照して、ワークWを支持する支持装置60及び緩衝機構120の詳細構成を説明する。支持装置60は、ワークWを保持(支持)する治具となる。支持装置60は、基台151と、保持部152と、ガイド153を有する。ここでは一例として、ワークWに穴開け加工を施す場合を示しており、保持部152は、少なくとも加工対象領域WAを除き、その周囲のワークWを保持(例えば把持)可能なように、中央部分が開口した額縁形状となる(同図(B))。なお、同図(A)ではワークWの保持状態を示すために保持部152を同図(B)のA-A線の断面図を概略的に示している。
ガイド153は、基台151に立設される。ガイド153の上端部には、保持部152が設けられる。ガイド153は、保持部152を上下方向に案内可能に構成される。保持部152は平面視において外形が矩形状(正方形状)の額縁形状であり、ガイド153は、保持部152の外周付近の四隅に対応する4箇所に設けられる。なお、保持部152の外形状は、この例に限らず、長辺と短辺を有する長方形状や円形状であってもよい。いずれの場合も保持部152は、ワークWの少なくとも外縁部を全体的に(あるいは選択的に)保持できる形状を有し、その内側(内周側)でワークWを当接保持(支持)する。
なお、ワークWの加工の態様によっては、保持部152は額縁形状でなくてもよい。例えば、ワークWを厚み方向に貫通させない加工の場合には、保持部152は(開口部を有しない)平板状(テーブル状)であってもよい。また、ガイド153の配置およびその数は、保持部152の形状に応じて、保持部152の両端に対応する2箇所でもよいし、中央に対応する1箇所でもよい。
緩衝機構120は、支持装置60に内蔵されており、退避移動機構121と付勢機構123を有する。退避移動機構121は、送り駆動手段125による実際の送り量に対して、加工工具80とワークWの間の相対的な送り量が減少するように、加工工具80およびワークWの他方を送り方向に退避移動させる機構である。また、付勢機構123は、退避移動機構121によりワークWまたは加工工具80が退避移動する際、退避移動するワークWまたは加工工具80を復帰移動方向に付勢する機構である。
ガイド153は、外筒531と、外筒531の内側で外筒531に対して進退可能に保持される内筒532とを有している。このガイド153は、退避移動機構121を構成しており、加工工具80の実際の送り方向(加工を進行させる場合に送り駆動手段125によって加工工具80が送られる方向、この例では鉛直方向)と同方向に、保持部152を退避移動可能とする。
付勢機構123は例えば、ガイド153の例えば外周に設けられて、上下両端が保持部152と基台151とに固定れた弾性部材533となる。弾性部材533は例えば、外筒531の外周に巻回され、上下両端が保持部152と基台151とに固定されたばね(コイルばね)である。
付勢機構123は、退避移動機構121によりワークWが退避移動する際、退避移動するワークWを復帰移動方向に付勢する。復帰移動方向は、退避移動方向とは逆方向であり、ここでは鉛直上方向である。また、保持部152には、特に図示しないストッパーが設けられる。ストッパーは、付勢機構123(弾性部材533)によって上方へ付勢される保持部152の上方への移動を所定高さ(上限高さ)に規制する。
これにより、保持部152およびこれに保持されるワークWは、加工が行われている間は加工工具80によって押圧され、退避移動機構121によって付勢機構123の付勢力に抗いながら加工工具80の実際の送り方向(鉛直下方)に退避移動する。ワークWと加工工具80による加工が進展するにつれて、退避移動機構121及び付勢機構123によって、退避移動したワークW(保持部152)が加工工具80に押圧されながらも初期の位置に復帰する方向に移動する。
送り駆動手段125は、この例では、ワークWに対して加工工具80を所望の送り方向(鉛直方向)に移動させる手段であり、例えば、振動装置10を支持(保持)しているフランジ支持機構90を駆動する。フランジ支持機構90は一例として、軸方向Jに移動する直動ガイドとなる。
ワーク加工装置1の各部は、制御手段(不図示)によって統括的に制御される。制御手段は、CPU、RAM、及びROMなどから構成され、各種制御を実行する。CPUは、いわゆる中央演算処理装置であり、各種プログラムが実行されて各種機能を実現する。RAMは、CPUの作業領域として使用される。ROMは、CPUで実行される基本OSやプログラムを記憶する。
制御手段は、テーブル103とフランジ支持機構90(送り駆動手段125)と振動装置10を数値制御する不図示の数値制御手段(数値制御装置)を含む。数値制御装置により、ワークWがテーブル103によって水平面内で移動され、フランジ支持機構90によって加工工具80が軸方向Jに移動される。数値制御手段(数値制御装置)は、振動装置10に供給する高周波電力の周波数や出力等を制御する。
第五実施形態のワーク加工装置1は、加工工具80がワークWの被加工部位(上面)に接触する際に、被加工部位にかかる過剰圧力を緩衝させながら加工を進行させて、所望の形状になるまでワークWを減量する。換言すると、加工工具80がワークWの被加工部位を押圧する際の圧力を、加工が進行する所定範囲内に維持しながら、所望の形状になるまでワークWを減量する。
より具体的には、加工工具80またはワークWの一方を進行させる送り方向(ここではフランジ支持機構90による振動装置10の送り方向)と同方向に、加工工具80またはワークWのうち他方を退避させることで、加工工具80が被加工部位を押圧する際に被加工部位にかかる過剰圧力を緩衝させる。これにより加工工具80の超音波振動を常に安定発生させながら、切削加工を行うことができる。
図11(A)に示すように、ワーク加工装置1は計測手段111を備える。計測手段111は例えば、退避移動機構121による退避状態を検出する退避状態検出手段211と、送り駆動手段125による実際の送り状態を検出する検出する送り状態検出手段113と、退避状態と送り状態の相対差から、加工工具80とワークWの相対的な送り量を算出する計算手段115などを有している。
図12(B)に示すように、退避状態検出手段211が検出する退避状態は、例えば、加工工具80に押圧されることによる退避移動の量(以下「退避量ΔN」と称する。)である。図12(C)に示すように、送り駆動手段125が検出する実際の送り状態は、例えば、加工を行うための目標となる(加工を行う場合に設定する)実際の(絶対的な)送り量(以下、「絶対的な送り量ΔT1」と称する。)である。
図12(A)に示すように、退避移動機構121は、初期位置となる点線で示す保持部152に対してワークWを載置すると、送り駆動手段125によって加工工具80がワークWを押圧していなくても、ワークWの自重に応じて退避移動方向に移動する(付勢機構123がそのように設定されている)。そこで退避状態検出手段211は、ワークWの自重のみで変位した保持部152の位置を初期位置P0とし、そこから、送り駆動手段125によって加工工具80でワークWを押圧する(送り出す)ことで、ワークWが鉛直下方に退避移動した変化量(加工開始時では保持部152にワークWを載置した状態から更に加工工具80の押圧によって退避移動した変化量)を、退避量ΔNとして検出する。
図12(C)に示すように、計算手段115が算出する相対的な送り量とは、絶対的な送り量ΔT1と退避量ΔNの差(ΔT1-ΔN)であり、以下、「相対的な送り量ΔT2」と称する。加工工具80とワークWの相対的な送り量ΔT2(=ΔT1-ΔN)は、加工の進展量ともいえる。
退避移動機構121は、加工の進行中(加工工具80によって押圧されている間)は、付勢機構123によって付勢されることにより、送り駆動手段125による加工工具80の絶対的な送り量ΔT1に対して、加工工具80とワークWの間の相対的な送り量ΔT2が減少する方向に、ワークWを退避移動させる。なお、本実施形態における「相対的な送り量ΔT2が減少する方向に、ワークWを退避移動する」とは、換言すれば、保持部152を初期位置P0に復帰する方向への移動ではあるが、初期位置P0からは依然として退避しているような移動である。
図12(D)に示すように、ワーク加工装置1は、退避移動機構121による退避量ΔNが(略)ゼロとなる際に、加工(の1ステップ)を終了させるように制御される。
具体的には、例えば、2mmの研削加工を行う場合、送り駆動手段125による加工工具80の絶対的な送り量ΔT1(退避量ΔN)を2mmとし、退避量ΔN(2mm)が(略)ゼロとなる際に加工を終了する。あるいは、例えば、2mmの加工を行う場合、複数ステップの加工を行うようにしても良く、例えば1ステップ目において送り駆動手段125による加工工具80の絶対的な送り量ΔT1(退避量ΔN)を0.2mmとして、退避量ΔN(0.2mm)が(略)ゼロとなる際に加工の1ステップ目を終了し、次のステップ(2ステップ目)に進み、これを繰り返して加工を行うようにしてもよい。この場合10ステップ目が終了した場合に、加工が完了する。
付勢機構123の付勢力(弾性部材533の弾性力)は、退避状態検出手段211が検出した退避量ΔNに連動するように設定され、上記のような退避移動と復帰移動が可能となるような所望量に設定されている。
具体的には、付勢機構123の付勢力は、送り駆動手段125が加工工具80を絶対的な送り量ΔT1で送り出した場合、振動装置10の超音波振動を常に阻害しないレベルであって、かつ、加工が進展した場合に、緩衝機構120(退避移動機構121および付勢機構123)によって、加工工具80とワークWの間の相対的な送り量ΔT2が減少する方向(復帰方向)に移動することが可能となるように設定される。
なお、送り駆動手段125は、ワークW(保持部152)の退避量ΔNが所定の閾値を超えないように、絶対的な送り量ΔT1を制御する。具体的には、退避量ΔNが所定の閾値(例えば、目標とする加工量)を超える状態となった場合は、振動装置10の超音波振動が阻害される可能性があると判定し、加工工具80の絶対的な送り量ΔT1を減少させる。一方、退避量ΔNが所定の閾位置に満たない場合(押し込みが少なく加工工具80が空転状態またはそれに近い状態となる場合)は、加工工具80の絶対的な送り量ΔT1を増加させる制御を行う。また、弾性部材522は、コイルばねに限らず、例えば空気ばねや、スポンジ等であってもよく、また、付勢機構123は、磁力、油圧、空圧などにより付勢する機構(弾性力を有する機構)であってもよい。
更に、緩衝機構120は、上記の構成に限らず、加工工具80およびワークWの一方を送り方向に移動し、加工工具80およびワークWの他方を送り方向と同方向に退避移動させる構成であればよい。あるいは、緩衝機構120は、加工工具80がワークWを押圧する際に当該ワークWにかかる過剰圧力を緩衝させる構成であればよい。
なお、上記第一実施形態では、振動装置10における振動子部20、ブースター部30、ホーン部40の長さは直径の設定により、超音波振動子22の軸方向振動Jnの全部または一部を、周方向振動Snに変換する場合を例示したが、本発明はこれに限定されない。更に図13に示すように、超音波振動子22の軸方向振動Jnをホーン部40に伝達するようにしつつ、そのホーン部40を円筒構造とし、その軸方向振動Jnの振幅が最大となる場所に斜め方向のスリット44(脆弱部)を形成しておくことで、脆弱部の弾性変形作用によって、軸方向振動Jnの一部を周方向振動Snに変換することができる。
例えば、超音波振動子22として、ねじり振動タイプを採用し、そのねじり振動を、ホーン部40の先端に伝達することで、加工工具80を周方向振動Snさせるようにしてもよい。この際、例えば図13に示すように、周方向振動Snが発生するホーン部40の先端近傍において、軸方向に対して斜め方向に傾斜する複数の板部材46を径方向に延びるように放射状(ここでは4方向)に配置してもよい。径方向の板部材46の外端が、周方向振動Snによって揺動すると、板部材46が捩れるので、周方向振動Snの一部を軸方向振動Jnに変換することができる。
上記実施形態では、加工工具の砥面が凸型球面または平面となる場合を例示したが、本発明はこれに限定されず、凹型球面や、他の形状を採用できる。尚、本発明の加工方法等は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
1 ワーク加工装置
10 振動装置
10A 第一振動装置
10B 第二振動装置
20 振動子部
22 超音波振動子
30 ブースター部
32 フランジ
40 ホーン部
60 支持装置
80 加工工具
80A 第一加工工具
80B 第二加工工具
81 砥面
90 フランジ支持機構
103 テーブル
120 緩衝機構
121 退避移動機構
123 付勢機構
125 送り駆動手段
J 軸方向
S 周方向
W ワーク

Claims (10)

  1. 前記ワークを研磨または研削する加工方法であって、
    砥面を有する加工工具を振動装置で保持し、
    前記砥面を前記ワークの表面に接触させ、
    前記加工工具と前記ワークが接触する方向を軸方向と定義する際に、前記振動装置によって、前記加工工具を前記軸方向回りの周方向に振動させるようにし、
    前記砥面の前記振動によって、前記ワークの表面を研磨または研削することを特徴とする、
    加工方法。
  2. 前記振動装置は、前記周方向の振動と同時に、前記加工工具を前記軸方向に振動させることを特徴とする、
    請求項1に記載の加工方法。
  3. 前記ワークを支持部材により支持し、
    前記加工工具および前記ワークの少なくとも一方を前記軸方向に退避移動させることにより、前記加工工具と前記ワークの接触圧を緩衝させることで、前記加工工具の前記周方向の振動を維持することを特徴とする、
    請求項1に記載の加工方法。
  4. 前記ワークまたは前記加工工具が退避移動する際、退避移動する前記ワークまたは前記加工工具を復帰方向に付勢する
    ことを特徴とする、
    請求項3に記載の加工方法。
  5. 前記加工工具を超音波振動させることを特徴とする、
    請求項1に記載の加工方法。
  6. ワークを球面状に研磨または研削する球面加工方法であって、
    球状の砥面を有する加工工具を振動装置で保持し、
    前記砥面を前記ワークの表面に接触させ、
    前記加工工具と前記ワークが接触する方向を軸方向と定義する際に、前記振動装置によって、前記加工工具を前記軸方向回りの周方向に振動させるようにし、
    前記周方向の振動によって前記ワークを従動回転させながら、前記砥面が前記ワークの表面を研磨または研削することを特徴とする、
    球面加工方法。
  7. 前記振動装置は、前記周方向の振動と同時に、前記加工工具を前記軸方向に振動させることを特徴とする、
    請求項6に記載の球面加工方法。
  8. 前記砥面が鉛直上方を向くことで、前記砥面に対して前記ワークの自重を作用させることを特徴とする、
    請求項6に記載の球面加工方法。
  9. 前記周方向の振動を超音波振動とすることを特徴とする、
    請求項6に記載の球面加工方法。
  10. 前記ワークが前記従動回転可能な支持力で、支持装置によって前記ワークを支持することを特徴とする、
    請求項6に記載の球面加工方法。
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