JP2024067762A - 熱交換形換気装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】屋内のすべての各居室、つまり全館に対して、除湿のみでなく冷房及び/または暖房までも可能な熱交換形換気装置を提供することを目的とする。【解決手段】複数の運転モードを有する熱交換形換気装置であって、第一熱交換器と、排気風路と、給気風路と、分岐ダンパと、第二熱交換器と、第一温度調節部と、第二温度調節部と、室外機と、制御装置と、を備え、制御装置は、設定された運転モードに基づいて、分岐ダンパと、冷凍サイクルに属する第一温度調節部における加熱または冷却と、第二温度調節部における加熱または冷却と、をそれぞれ独立して制御する。【選択図】図1
Description
本発明は、熱交換形換気装置に関するものである。
従来、換気の際に給気流と排気流との間で熱交換を行う熱交換形換気装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところで昨今においては全館空調のような屋内すべてを空調する空調システムが注目されている。このような空調システムでは空調装置が設けられた空調室からダクトを介して屋内の各居室へ空調された空気を送る構成が一般的である。
前述の熱交換形換気装置も除湿した給気流を各居室に給気する点で全館空調とよく似た構成であるが、全館を冷房及び/または暖房する能力までは備えていなかった。
そこで本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、屋内のすべての各居室、つまり全館に対して、除湿のみでなく冷房及び/または暖房までも可能な熱交換形換気装置を提供することを目的とする。
そして、この目的を達成するために、本発明に係る熱交換形換気装置は、複数の運転モードを有する熱交換形換気装置であって、排気流と給気流との間で熱交換を行う第一熱交換器と、排気流を搬送する排気風路と、給気流を搬送し第一熱交換器よりも下流側で第一流路と第二流路とに分岐する給気風路と、第一流路の流量と第二流路の流量とを調整する分岐ダンパと、第一流路を流れる第一給気流と第二流路を流れる第二給気流との間で熱交換を行う第二熱交換器と、冷凍サイクルに属し、給気風路における第一熱交換器と第二熱交換器との間に設けられ、第一給気流を冷却または加熱する第一温度調節部と、冷凍サイクルに属し、給気風路における第二熱交換器よりも下流側に設けられ、第一給気流を冷却または加熱する第二温度調節部と、冷凍サイクルに属する室外機と、制御装置と、を備え、制御装置は、設定された運転モードに基づいて、分岐ダンパと、冷凍サイクルに属する第一温度調節部における加熱または冷却と、第二温度調節部における加熱または冷却と、をそれぞれ独立して制御する。これにより所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、全館に対して、除湿のみでなく冷房及び/または暖房までも可能な熱交換形換気装置を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。また、全図面を通して、同一の部位については同一の符号を付して二度目以降の説明を省略または簡略化している。さらに、各図面において、本発明に直接には関係しない各部の詳細については説明を省略または簡略化している。
(実施の形態)
まず、図1と図2とを参照して、本発明の実施の形態に係る熱交換形換気装置1の構造について説明する。図1は熱交換形換気装置1の構造を示す概略図である。図2は図1における室内機10のA-A断面図である。ここで排気流2は屋内から屋外へ排出される空気であり、給気流3は屋外から屋内へ取り込まれる空気である。
まず、図1と図2とを参照して、本発明の実施の形態に係る熱交換形換気装置1の構造について説明する。図1は熱交換形換気装置1の構造を示す概略図である。図2は図1における室内機10のA-A断面図である。ここで排気流2は屋内から屋外へ排出される空気であり、給気流3は屋外から屋内へ取り込まれる空気である。
熱交換形換気装置1は、室外機32と室内機10と、を備える。
室外機32は、冷媒を圧縮及び膨張させる装置である。室外機32は、屋外に設けられる。室外機32は、室内機10との間で冷媒を循環させる冷凍サイクル30を形成する。ここで、冷凍サイクル30には、例えば、冷媒として代替フロン(HFC134a)が利用される。また、冷凍サイクル30を構成する各機器の連結は、例えば銅管を溶接方式で連結させる。室外機32は、圧縮機31と、第一膨張器33aと、室外機温度調節部39と、四方弁41とを備える。
圧縮機31は、冷凍サイクル30に属し、冷媒を加圧して冷媒の温度を上昇させる装置である。圧縮機31は、冷媒を加圧することで冷凍サイクル30、つまり冷媒を循環させる。
第一膨張器33aは、冷凍サイクル30に属し、冷媒を減圧して冷媒の温度を下降させる装置である。第一膨張器33aは、冷媒を減圧して膨張させる膨張状態と、冷媒を減圧することなく通過させる開放状態とを切替できる。
室外機温度調節部39は、通過する冷媒を外気によって冷却または加熱する。室外機温度調節部39は、室外機32の内部流路内であって冷凍サイクルにおいて第一膨張器33aと後述の四方弁41との間に設けられる。室外機温度調節部39は、膨張された冷媒を導入された場合には蒸発器として機能し、冷気を室外(外気)に放出することで室外機温度調節部39は加熱される。また、室外機温度調節部39は、凝縮された冷媒を導入された場合には凝縮器として機能し、熱を室外に放出することで室外機温度調節部39は冷却される。
四方弁41は、冷凍サイクル30に属し、圧縮機31から送り出された冷媒の流路を切り替える部材である。四方弁41は、圧縮された冷媒を後述する第一温度調節部34へ流す流路と、室外機温度調節部39へ流す流路とを切替できる。第一温度調節部34へ圧縮された冷媒を流す場合において、四方弁41は、室外機温度調節部39から四方弁41に流入した冷媒を圧縮機31へ導くとともに、圧縮機31から四方弁41に流入した冷媒を第一温度調節部34へ導く。また、室外機温度調節部39へ圧縮された冷媒を流す場合において、四方弁41は、第一温度調節部34から四方弁41に流入した冷媒を圧縮機31へ導くとともに、圧縮機31から四方弁41に流入した冷媒を室外機温度調節部39へ導く。
室内機10は、屋外への排気を行うとともに屋内への給気を行う。室内機10は、本体ケース11と、内気口14と、排気口15と、排気風路6と、排気ファン13と、外気口17と、給気口18と、給気風路7と、給気ファン16と、第一熱交換器12と、第二熱交換器35と、第一温度調節部34と、第二温度調節部38とを備える。
本体ケース11は、室内機10の外枠である。本体ケース11は、例えば中空の箱形状に形成される。本体ケース11は、傾斜底面9と、水受け部19とを備える。
傾斜底面9は、本体ケース11における底面の一部であり、室内機10の内部に発生した水分を本体ケース11における一側面8側に流れるように傾斜が設けられる。傾斜底面9は、後述する第二熱交換器35、第一温度調節部34及び第二温度調節部38の鉛直下方に設けられる。
水受け部19は、傾斜底面9によって一側面8側に導かれた水分を集める部材である。水受け部19は、本体ケース11における一側面8側に設けられる。水受け部19は、例えばドレンホースに接続することで集めた水分を屋外へ排出できる。
内気口14は、排気流2を屋内から室内機10に吸い込む吸込口である。内気口14は、例えば円形状に設けられダクトが接続される。
排気口15は、排気流2を室内機10から屋外へ吹き出す吹出口である。排気口15は、例えば円形状に設けられダクトが接続される。
排気風路6は、内気口14と排気口15とを連通する送風路である。
排気ファン13は、内気口14から吸い込まれた排気流2を排気口15へ導く送風機である。排気ファン13は、例えばシロッコファンで構成される。
外気口17は、給気流3を屋外から室内機10に吸い込む吸込口である。外気口17は、例えば円形状に設けられダクトが接続される。
給気口18は、給気流3を室内機10から屋内の各居室へ吹き出す吹出口である。給気口18は、例えば円形状に設けられダクトが接続される。
給気風路7は、外気口17と給気口18とを連通する送風路である。給気風路7は、分岐ダンパ40と、第一流路36と、第二流路37と、を備える。
分岐ダンパ40は、給気流3を第一流路36に流れる気流と第二流路37に流れる気流とに分割する。言い換えると、分岐ダンパ40は、第一流路36の流量と第二流路37の流量とを調整する。分岐ダンパ40は、給気風路7において第一熱交換器12の下流側に設けられる。なお、分岐ダンパ40を全閉状態にした場合には、第一流路36にのみ給気流3を搬送することができる。
第一流路36は、外気口17、分岐ダンパ40、第一温度調節部34、第二熱交換器35、第二温度調節部38、給気口18の順に給気流3を導く送風路である。以下の説明では第一流路36を流れる給気流3を第一給気流4と称する。
第二流路37は、外気口17、分岐ダンパ40、第二熱交換器35、給気口18の順に給気流3を導く送風路である。言い換えると、第二流路37では第一温度調節部34及び第二温度調節部38を通過しない。以下の説明では第二流路37を流れる給気流3を第二給気流5と称する。
給気ファン16は、外気口17から吸い込まれた給気流3を給気口18へ導く送風機である。給気ファン16は、例えばシロッコファンで構成される。
第一熱交換器12は、排気流2と給気流3との間で熱交換をする。
第二熱交換器35は、第一給気流4と第二給気流5との間で熱交換をする。第二熱交換器35は、複数の伝熱板を積送して構成され、下面が傾斜した立方体状に形成される。第二熱交換器35は、水平方向に流れる第一給気流4と鉛直方向に流れる第二給気流5との間で伝熱板を介して熱交換する。
第一温度調節部34は、第一給気流4の温度を冷却または加熱する。第一温度調節部34は、給気風路7の第一流路36において第一熱交換器12と第二熱交換器35との間に設けられる。第一温度調節部34は、冷凍サイクル30に属し、膨張された冷媒を導入された場合には蒸発器として機能して第一給気流4の温度を冷却する。また、第一温度調節部34は、凝縮された冷媒を導入された場合には凝縮器として機能して第一給気流4の温度を加熱する。
第二温度調節部38は、第一給気流4の温度を冷却または加熱する。第二温度調節部38は、給気風路7の第一流路36において第二熱交換器35よりも下流側に設けられる。第二温度調節部38は、冷凍サイクル30に属し、膨張された冷媒を導入された場合には蒸発器として機能して第一給気流4の温度を冷却する。また、第二温度調節部38は、凝縮された冷媒を導入された場合には凝縮器として機能して第一給気流4の温度を加熱する。
本開示の熱交換形換気装置1は、冷凍サイクル30に属する第一温度調節部34及び第二温度調節部38の制御と、分岐ダンパ40による給気流3の流路の制御とによって複数の運転モードを実現できる。
次に図3と図4と図5とを参照して、各運転モードにおける熱交換形換気装置1について説明する。図3は冷房運転モードの場合の熱交換形換気装置1、図4は暖房運転モードの場合の熱交換形換気装置1、図5は除湿運転モードの場合の熱交換形換気装置1を示す模式図である。
室内機10は、第二膨張器33bと、制御装置20とを備える。
第二膨張器33bは、冷凍サイクル30に属し、冷媒を減圧して冷媒の温度を下降させる装置である。第二膨張器33bは、室内機10の内部流路内であって冷凍サイクル30における第一温度調節部34と第二温度調節部38との間に設けられる。第二膨張器33bは、冷媒を減圧して膨張させる膨張状態と、冷媒を減圧しない開放状態とを切替できる。
制御装置20は、分岐ダンパ40の開度を制御する。また、制御装置20は、圧縮機31と、第一膨張器33aと、第二膨張器33bとをそれぞれ独立して制御する。言い換えると、制御装置20は、冷凍サイクル30に属する第一温度調節部34における加熱または冷却と、前記第二温度調節部38における加熱または冷却と、をそれぞれ独立して制御する。また、制御装置20は、四方弁41を制御して、冷凍サイクル30のおける循環の方向を切替できる。なお本実施の形態において、制御装置20は、室内機10に内蔵されるが室内機10の外部に設けられてもよい。
まず、図3を参照して冷房運転モードの場合の熱交換形換気装置1について説明する。
設定された運転モードが冷房運転モードの場合、冷凍サイクル30において冷媒は圧縮機31、四方弁41、室外機温度調節部39、第一膨張器33a、第二温度調節部38、第二膨張器33b、第一温度調節部34、四方弁41、圧縮機31の順で循環する。冷房運転モードの場合には、第一膨張器33a及び第二膨張器33bは冷媒を減圧させる膨張状態となる。さらに、分岐ダンパ40を全閉して第一給気流4のみを搬送可能とする。
ここで、室外機温度調節部39は圧縮機31によって圧縮された冷媒が導入されることで凝縮器(室外凝縮器39b)として機能する。また、第一温度調節部34は第二膨張器33bによって膨張された冷媒が導入されることで蒸発器(第一蒸発器34a)として機能する。また、第二温度調節部38は第一膨張器33aによって膨張された冷媒が導入されることで蒸発器(第二蒸発器38a)として機能する。
このような構成によって、圧力損失を抑えつつ第一温度調節部34及び第二温度調節部38によって第一給気流4を冷却できる。なお、本実施の形態では分岐ダンパ40を全閉したが、分岐ダンパ40を開いて第二流路37を利用する構成としてもよい。また、第一膨張器33aによって第一温度調節部34及び第二温度調節部38の両方を蒸発器として機能させられる場合には第二膨張器33bを開放状態としてもよい。
次に、図4を参照して暖房運転モードの場合の熱交換形換気装置1について説明する。
設定された運転モードが暖房運転モードの場合、冷凍サイクル30において冷媒は圧縮機31、四方弁41、第一温度調節部34、第二膨張器33b、第二温度調節部38、第一膨張器33a、室外機温度調節部39、四方弁41、圧縮機31の順で循環する。暖房運転モードの場合には、第一膨張器33aは冷媒を減圧させる膨張状態となり、第二膨張器33bは冷媒を減圧しない開放状態となる。さらに、分岐ダンパ40を全閉して第一給気流4のみを搬送可能とする。
ここで、室外機温度調節部39は第一膨張器33aによって膨張された冷媒が導入されることで蒸発器(室外蒸発器39a)として機能する。また、第一温度調節部34は圧縮機31によって圧縮された冷媒が導入されることで凝縮器(第一凝縮器34b)として機能する。また、第二温度調節部38も圧縮機31によって圧縮された冷媒が導入されることで凝縮器(第二凝縮器38b)として機能する。
このような構成によって、圧力損失を抑えつつ第一温度調節部34及び第二温度調節部38によって第一給気流4を加熱できる。なお、本実施の形態では分岐ダンパ40を全閉したが、分岐ダンパ40を開いて第二流路37を利用する構成としてもよい。
次に、図5を参照して除湿運転モードの場合の熱交換形換気装置1について説明する。
設定された運転モードが除湿運転モードの場合、冷凍サイクル30において冷媒は圧縮機31、四方弁41、室外機温度調節部39、第一膨張器33a、第二温度調節部38、第二膨張器33b、第一温度調節部34、四方弁41、圧縮機31の順で循環する。除湿運転モードの場合には、第一膨張器33aは冷媒を減圧しない開放状態となり、第二膨張器33bは冷媒を減圧させる膨張状態となる。さらに、分岐ダンパ40を開くことで給気流3を第一給気流4と第二給気流5とに分岐させる。
ここで、室外機温度調節部39は圧縮機31によって圧縮された冷媒が導入されることで凝縮器(室外凝縮器39b)として機能する。また、第一温度調節部34は第二膨張器33bによって圧縮された冷媒が導入されることで蒸発器(第一蒸発器34a)として機能する。また、第二温度調節部38は圧縮機31によって圧縮された冷媒が導入されることで凝縮器(第二凝縮器38b)として機能する。
給気流3のうち第一給気流4は、第一温度調節部34によって冷却される。これにより、第一給気流4の温度が露点温度以下となり、第一給気流4が結露するので、第一給気流4の水分が除去される。つまり、第一温度調節部34を流通することによって、第一給気流4に対する除湿がなされる。
さらに第二熱交換器35において、給気流3のうち残りの第二給気流5は、第一温度調節部34で冷却された第一給気流4と熱交換される。これにより、第二流路37の第二給気流5が冷却されて結露するので、第二給気流5の水分が除去される。つまり、第二熱交換器35で顕熱交換することによって、第二給気流5に対する除湿がなされる。
また、第一給気流4は、第二温度調節部38によって加熱されることで除湿による過度の温度低下を抑制できる。
なお、第一温度調節部34及び第二熱交換器35によって室内機10の内部に発生した水分は、水受け部19に集められて屋外へ排出される。
以上のように、本開示に係る熱交換形換気装置1は、室外機温度調節部39に導入される冷媒の状態と、第一温度調節部34に導入される冷媒の状態と、第二温度調節部38に導入される冷媒の状態とをそれぞれ独立して制御できる。したがって第一温度調節部34における加熱または冷却と、第二温度調節部38における加熱または冷却とをそれぞれ独立して制御できる。このような構成によって熱交換形換気装置1は複数の運転モードを実現可能となり、全館に対して、除湿のみでなく冷房及び/または暖房までも可能となる。
なお、本実施の形態において冷凍サイクル30は、圧縮機31と、四方弁41と、室外機温度調節部39と、第一膨張器33aと、第二温度調節部38と、第二膨張器33bと、第一温度調節部34と、で構成されたが特に指定はない。第一温度調節部34における加熱または冷却と、第二温度調節部38における加熱または冷却とをそれぞれ独立して制御可能な構成であればよい。
本発明に係る熱交換形換気装置は、給気流と排気流との熱交換を可能とする熱交換形換気装置として有用である。
1 熱交換形換気装置
2 排気流
3 給気流
4 第一給気流
5 第二給気流
6 排気風路
7 給気風路
8 一側面
9 傾斜底面
10 室内機
11 本体ケース
12 第一熱交換器
13 排気ファン
14 内気口
15 排気口
16 給気ファン
17 外気口
18 給気口
19 水受け部
20 制御装置
30 冷凍サイクル
31 圧縮機
32 室外機
33 膨張器
33a 第一膨張器
33b 第二膨張器
34 第一温度調節部
34a 第一蒸発器
34b 第一凝縮器
35 第二熱交換器
36 第一流路
37 第二流路
38 第二温度調節部
38a 第二蒸発器
38b 第二凝縮器
39 室外機温度調節部
39a 室外蒸発器
39b 室外凝縮器
40 分岐ダンパ
41 四方弁
2 排気流
3 給気流
4 第一給気流
5 第二給気流
6 排気風路
7 給気風路
8 一側面
9 傾斜底面
10 室内機
11 本体ケース
12 第一熱交換器
13 排気ファン
14 内気口
15 排気口
16 給気ファン
17 外気口
18 給気口
19 水受け部
20 制御装置
30 冷凍サイクル
31 圧縮機
32 室外機
33 膨張器
33a 第一膨張器
33b 第二膨張器
34 第一温度調節部
34a 第一蒸発器
34b 第一凝縮器
35 第二熱交換器
36 第一流路
37 第二流路
38 第二温度調節部
38a 第二蒸発器
38b 第二凝縮器
39 室外機温度調節部
39a 室外蒸発器
39b 室外凝縮器
40 分岐ダンパ
41 四方弁
Claims (4)
- 複数の運転モードを有する熱交換形換気装置であって、
排気流と給気流との間で熱交換を行う第一熱交換器と、
前記排気流を搬送する排気風路と、
前記給気流を搬送し前記第一熱交換器よりも下流側で第一流路と第二流路とに分岐する給気風路と、
前記第一流路の流量と前記第二流路の流量とを調整する分岐ダンパと、
前記第一流路を流れる第一給気流と前記第二流路を流れる第二給気流との間で熱交換を行う第二熱交換器と、
冷凍サイクルに属し、前記給気風路における第一熱交換器と前記第二熱交換器との間に設けられ、前記第一給気流を冷却または加熱する第一温度調節部と、
前記冷凍サイクルに属し、前記給気風路における前記第二熱交換器よりも下流側に設けられ、前記第一給気流を冷却または加熱する第二温度調節部と、
前記冷凍サイクルに属する室外機と、
制御装置と、を備え、
前記制御装置は、
設定された前記運転モードに基づいて、前記分岐ダンパと、前記冷凍サイクルに属する前記第一温度調節部における加熱または冷却と、前記第二温度調節部における加熱または冷却と、をそれぞれ独立して制御する、熱交換形換気装置。 - 前記運転モードとして前記給気流の温度を低下させるための冷房運転モードを備え、
前記制御装置は、
設定された前記運転モードが前記冷房運転モードの場合、前記分岐ダンパによって前記第一給気流のみを搬送可能とし、前記第一温度調節部を前記冷凍サイクルにおける蒸発器として機能させて前記第一給気流を冷却し、前記第二温度調節部を前記蒸発器として機能させて前記第一給気流をさらに冷却する、請求項1に記載の熱交換形換気装置。 - 前記運転モードとして前記給気流の温度を上昇させるための暖房運転モードを備え、
前記制御装置は、
設定された前記運転モードが前記暖房運転モードの場合、前記分岐ダンパによって前記第一給気流のみを搬送可能とし、前記第一温度調節部を前記冷凍サイクルにおける凝縮器として機能させて前記第一給気流を加熱し、前記第二温度調節部を前記凝縮器として機能させて前記第一給気流をさらに加熱する、請求項1に記載の熱交換形換気装置。 - 前記運転モードとして前記給気流を除湿するための除湿運転モードを備え、
設定された前記運転モードが前記除湿運転モードの場合、前記分岐ダンパによって前記給気流を前記第一給気流と前記第二給気流とに分岐させ、前記第一温度調節部を前記冷凍サイクルにおける蒸発器として機能させて前記第一給気流を冷却し、前記第二温度調節部を前記冷凍サイクルにおける凝縮器として機能させて前記第一給気流を加熱する、請求項1に記載の熱交換形換気装置。
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