JP2024067451A - 運転支援方法及び運転支援装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2024067451000001
【課題】ユーザの意図に応じた好みの運転特性を設定可能な運転支援システムを実現する。
【解決手段】車両C1を所定の運転特性で自動運転させるための処理を実行可能な運転支援方法である。この運転支援方法は、自動運転で実現可能な複数の運転特性のそれぞれに対応する複数の属性をユーザU1に提示する提示処理(ステップS531)と、ユーザの選択操作に基づいて、その提示処理で提示された複数の属性の中から少なくとも1つの属性を選択する選択処理(ステップS532)と、その選択処理で選択された属性に対応する運転特性を自動運転に反映させるための設定を行う設定処理(ステップS533)とを含む。
【選択図】図15

Description

本発明は、自動運転に関する運転特性を車両に設定させることが可能な運転支援方法及び運転支援装置に関する。
従来、車内の状態に応じて自動運転での運転特性を変更する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この技術では、ドライバに対して登録された運転特性、又は、乗員の体調や疲労度に応じた静寂性の高い運転特性等を、自動運転での運転特性として設定する。
特開2018-122750号公報
上述した従来技術では、予め定められた条件に従って自動的に運転特性を変更することが可能である。ここで、自動運転では各種の運転特性を実現することが可能である。そこで、ユーザの思い入れが強い運転特性、例えば、ユーザが憧れる人物の運転特性、ユーザが憧れる仮想のキャラクタの運転特性等を自動運転で実現することも考えられる。しかし、上述した従来技術では、予め定められた条件に従って自動的に運転特性が変更されるため、思い入れが強い運転特性をユーザが体験することが困難である。
本発明は、ユーザの意図に応じた好みの運転特性を設定可能な運転支援システムを実現することを目的とする。
本発明の一態様は、車両を所定の運転特性で自動運転させるための処理を実行可能な運転支援方法である。この運転支援方法は、自動運転で実現可能な複数の運転特性のそれぞれに対応する複数の属性をユーザに提示する提示処理と、ユーザの選択操作に基づいて、提示処理で提示された複数の属性の中から少なくとも1つの属性を選択する選択処理と、選択処理で選択された属性に対応する運転特性を自動運転に反映させるための設定を行う設定処理とを含む。
本発明によれば、ユーザの意図に応じた好みの運転特性を設定可能な運転支援システムを実現することができる。
図1は、車両の車室内の構成例を簡略化して示す図である。 図2は、各属性に関する運転特性を生成する運転特性生成システムのシステム構成の一例を示す図である。 図3は、車両に設置されている運転支援システムのシステム構成の一例を示す図である。 図4は、記憶部に記憶されている運転特性情報DBの格納内容を簡略化して示す図である。 図5は、運転特性情報DBに運転特性情報が格納されている複数の属性に関する選択候補情報をユーザに提示する場合の提示例を示す図である。 図6は、運転特性情報DBに格納されているアクセル情報の一例を示す図である。 図7は、運転特性情報DBに格納されているブレーキ情報の一例を示す図である。 図8は、運転特性情報DBに格納されているステアリング情報の一例を示す図である。 図9は、運転特性情報DBに格納されている走行位置情報の一例を示す図である。 図10は、運転特性生成装置における運転特性生成処理の一例を示すフローチャートである。 図11は、故人、キャラクタ等に関する運転特性を生成する運転特性生成システムのシステム構成の一例を示す図である。 図12は、運転特性生成装置における運転特性生成処理の一例を示すフローチャートである。 図13は、故人、キャラクタ等に関する運転特性を生成する運転特性生成システムのシステム構成の一例を示す図である。 図14は、運転特性生成装置における運転特性生成処理の一例を示すフローチャートである。 図15は、運転支援装置における設定処理の一例を示すフローチャートである。 図16は、記憶部に記憶されている運転特性情報の格納内容を簡略化して示す図である。 図17は、運転特性情報DBに運転特性情報が格納されている属性及び走行経路の組合せに関する情報をユーザに提示する場合の提示例を示す図である。 図18は、車両の走行中における情報の出力例を簡略化して示す図である。 図19は、車両の車室内で電子機器を使用して所望の属性を選択する場合の使用例を簡略化して示す図である。 図20は、電子機器により実現される運転支援システムのシステム構成の一例を示す図である。 図21は、車両の外部に設置されている情報処理装置を使用して所望の属性を選択する場合の使用例を簡略化して示す図である。 図22は、情報処理装置により実現される運転支援システムのシステム構成の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
[運転特性の設定例]
図1は、車両C1の車室内の構成例を簡略化して示す図である。なお、図1では、運転席、助手席(図示省略)よりも前側を、車両C1の後ろ側から見た場合の外観構成例を示す。また、図1では、説明を容易にするため、ダッシュボード2、ステアリングホイル3、フロントウインド4、バックミラー5、UI(User Interface)200以外の図示は省略する。なお、車両C1は、自動運転が可能な自動運転車両である。また、ユーザU1は、運転席に乗車する乗員である。
UI200は、車両C1のダッシュボード2上に設置される機器であり、運転支援装置100(図3参照)からの指示に基づいて各種の動作が制御される。例えば、UI200は、表示部210に各種画像を表示したり、音出力部220(図3参照)から音声出力をしたりする出力機器として機能する。また、UI200は、表示部210の表示画面におけるユーザU1の接触操作、近接操作に応じて各種操作を受け付けたり、ユーザU1が発する音に応じて各種操作を受け付けたりする入力機器として機能する。
UI200として、例えば、車載機器を用いることが可能である。この車載機器は、例えば、カーナビゲーション装置、IVI(In-Vehicle Infotainment)等の車載機器である。このように、UI200は、カーナビゲーション装置、IVI等の車載機器を用いてもよく、これら以外の他の機器として新たに設置してもよい。
図1(A)には、属性A乃至Cに関する運転特性を選択するための選択画面がUI200に表示されている状態を示す。この場合には、属性A乃至Cに関する運転特性を選択することを通知するための音声情報S1がUI200から出力される。
ここで、本実施形態で示す属性は、人物及び仮想キャラクタを含む個人を特定する情報である。例えば、属性A乃至Cは、生存する人物、故人、仮想のキャラクタ等の個人を特性する情報である。また、運転特性は、属性に関する車両の運転操作に関する情報である。すなわち、図1(A)に示す選択画面において、ユーザU1が所望する属性を選択することにより、その選択された属性に関する車両の運転操作を体験することが可能となる。なお、選択画面については、図5を参照して詳細に説明する。
図1(B)には、図1(A)に示す選択画面においてユーザU1により属性Bが選択された場合のUI200の出力例を示す。属性Bが選択された場合には、属性Bに関する運転特性に基づいて車両C1の自動運転の運転特性が設定される。この設定例については、図3、図15を参照して詳細に説明する。また、属性Bの運転特性で自動運転を開始することを通知するための音声情報S2がUI200から出力される。このように、UI200は、属性選択GUI(Graphical User Interface)として機能する。
このように、本実施形態では、車両C1に乗車するユーザU1以外の人物(又は仮想のキャラクタ)に関する運転操作をユーザU1が容易に体験することが可能である。
[運転特性生成装置の構成例]
図2は、各属性に関する運転特性を生成する運転特性生成システム50のシステム構成の一例を示す図である。運転特性生成システム50は、車両C1に設置してもよく、他の車両(例えば、計測車両)に設置してもよい。図2では、運転特性生成システム50が設置されている車両に乗車したドライバの運転データを収集して、そのドライバの運転特性を生成する例を示す。
運転特性生成システム50は、センサ類60と、運転特性生成装置400とを備える。なお、運転特性生成システム50は、運転データの収集が可能な生存する人物に関する運転特性を生成するシステムである。生存する人物は、例えば、ユーザU1の関係者(例えば、家族、親戚、友人)、憧れのアイドル、F1ドライバ、熟練ドライバ等である。なお、運転データの収集が不可能な人物、仮想のキャラクタ等の運転特性を生成する運転特性生成システムについては、図11、図13に示す。
センサ類60は、運転特性を生成するための運転データを取得するための機器であり、各機器により取得された検出情報を運転特性生成装置400に出力する。センサ類60は、運転特性生成システム50が設置されている車両に搭載された各種のセンサを用いることが可能である。例えば、センサ類60は、カメラ(イメージセンサ)、位置情報取得センサ、音入力センサ、LiDAR(Light Detection And Ranging)、RADAR(Radio Detection And Ranging)、Sonar、人感センサ、車速センサ、加速度センサ、着座センサ、シートベルトセンサ、アクセルポジションセンサ、ブレーキセンサ、ステアリングセンサ、方向指示器センサ等である。なお、これらは一例であり、他のセンサを用いてもよい。また、これらのうちの一部のセンサのみを用いてもよい。
カメラは、運転特性生成装置400の制御に基づいて、被写体を撮像して画像(画像データ)を生成するものであり、生成された画像に関する画像情報を運転特性生成装置400に出力する。カメラは、少なくとも、運転特性生成システム50が設置されている車両の外部を撮像範囲とするように設けられ、車両の外部の被写体を撮像して画像(画像データ)を生成する。なお、車両の内部及び外部を撮像範囲とするようにカメラを設けてもよい。また、カメラは、例えば、被写体を撮像することが可能な1又は複数のカメラ機器や画像センサにより構成される。例えば、1つのカメラを車両の前方に設け、車両の前方からの被写体を撮像して画像(画像データ)を生成してもよく、他のカメラを車両の後方に設け、車両からの後方の被写体を撮像して画像(画像データ)を生成してもよい。また、車両C1の全方位に存在する被写体と、車両C1の内部の被写体とを取得可能な1又は複数の機器、例えば、360度カメラを用いてもよい。
また、運転特性の生成対象となるドライバをカメラにより撮像してドライバの画像を生成してもよい。これにより、画像情報132(図4参照)を生成することが可能である。
位置情報取得センサは、運転特性生成システム50が設置されている車両が存在する位置に関する位置情報を取得するものであり、取得された位置情報を運転特性生成装置400に出力する。例えば、GNSS(Global Navigation Satellite System:全球測位衛星システム)を利用して位置情報を取得するGNSS受信機により実現できる。また、その位置情報には、GNSS信号の受信時における緯度、経度、高度等の位置に関する各データが含まれる。また、他の位置情報の取得方法により位置情報を取得してもよい。例えば、周囲に存在するアクセスポイントや基地局からの情報を用いて位置情報を導き出してもよい。また、ビーコンを用いて位置情報を取得してもよい。例えば、位置情報取得センサにより取得された情報に基づいて、車両の状態、例えば、走行中、停止中、後進中を判定可能である。
音入力センサは、運転特性生成システム50が設置されている車両の内部及び外部に設けられ、運転特性生成装置400の制御に基づいて、その車両の内部及び外部の音を取得するものであり、取得された音に関する音情報を運転特性生成装置400に出力する。音入力センサとして、例えば、1又は複数のマイクや音取得センサを用いることができる。
人感センサは、車両の内部に存在する人の有無、人数、位置、状態等を検出するセンサである。着座センサ(又はシートセンサ)は、車両C1の各座席に着座している乗員の有無を検出するセンサである。シートベルトセンサは、車両C1の各座席に着座している乗員がシートベルトを着用しているか否かを検出するセンサである。また、これらにより、運転特性の生成対象となるドライバの存在を検出することが可能である。
運転特性生成装置400は、制御部410と、記憶部420とを備える。運転特性生成装置400は、ドライバ操作に基づいて、その運転操作の量、その運転操作を開始するまでのタイミング等を含む運転特性を生成し、その運転特性をそのドライバの属性とともに保存する機器である。なお、運転特性生成装置400に通信部を設け、有線通信又は無線通信を利用して、他の機器との間で各種情報のやりとりを行ってもよい。
制御部410は、記憶部420に記憶されている各種プログラムに基づいて各部を制御するものである。制御部410は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等の処理装置により実現される。なお、運転特性生成システム50が設置されている車両の車両ECU(Electronic Control Unit)を制御部410としても使用してもよく、車両ECUとは異なる処理装置を制御部410として設けてもよい。
制御部410は、センサ類60から出力された各検出情報に基づいて、運転特性生成システム50が設置されている車両のドライバの運転特性を生成し、その運転特性をそのドライバに関連付けて運転特性情報DB430に格納する制御を実行する。具体的には、制御部410は、運転データ取得部411と、運転データ分析部412と、運転特性生成部413と、記録制御部414とを備える。
運転データ取得部411は、センサ類60から出力された各検出情報(運転データ)を取得するものであり、取得された運転データを運転データ分析部412に出力する。
運転データ分析部412は、運転データ取得部411から出力された運転データを分析するものであり、その分析結果を運転特性生成部413に出力する。
運転特性生成部413は、運転データ分析部412から出力された運転データの分析結果に基づいて、運転特性生成システム50が設置されている車両のドライバの運転特性を生成するものであり、その運転特性を記録制御部414に出力する。なお、運転データの分析方法、運転特性の生成方法については、図6乃至図9等を参照して詳細に説明する。
記録制御部414は、運転特性生成部413から出力された運転特性と、運転特性生成システム50が設置されている車両のドライバ(属性)とを関連付けて運転特性情報DB430に格納するものである。なお、ドライバの属性情報131、画像情報132(図4参照)については、ユーザ操作に基づいて設定してもよく、カメラにより生成されたドライバ画像に基づいて自動で設定してもよい。また、運転特性情報DB430に格納される運転特性情報133(図4参照)については、図4を参照して詳細に説明する。
記憶部430は、各種情報を記憶する記憶媒体である。例えば、記憶部430には制御部410が各種処理を行うために必要となる各種情報(例えば、制御プログラム、運転特性情報DB430)が記憶される。記憶部430として、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、又は、これらの組み合わせを用いることができる。
運転特性情報DB430は、運転特性生成装置400により生成された運転特性に関する情報が格納されるデータベースである。なお、運転特性情報DB430は、図3、図4に示す運転特性情報DB130に対応する。例えば、運転特性生成システム50を車両C1に設置する場合には、記憶部430を記憶部130(図3参照)と同一視することが可能である。この場合には、運転特性情報DB430と運転特性情報DB130とを同一視することが可能である。一方、運転特性生成システム50を車両C1以外の車両に設置する場合には、運転特性情報DB430の各情報を、運転支援装置100の記憶部130(図3参照)に転送する必要がある。この場合には、例えば、インターネットを介して運転特性情報DB430の各情報を運転支援装置100に転送してもよく、記録媒体(例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、メモリカード、HDD、SSD)を利用して運転特性情報DB430の各情報を運転支援装置100に転送してもよい。
なお、図2では、運転特性生成装置400を1つの機器として構成する例を示すが、運転特性生成装置400により実行される各処理を複数の機器で実行してもよい。例えば、運転データの収集は、車両内に設置された機器に実行させ、その後の処理(例えば、運転データ分析、運転特性生成、運転特性保存)については、他の機器(例えば、パーソナルコンピュータ)に実行させることが可能である。
なお、運転特性情報については、他の公知の生成技術を用いてもよい。例えば、人工知能(AI:Artificial Intelligent)を利用して、運転特性情報を生成してもよい。例えば、ドライバの種別(例えば、年齢、性別、身長、体重、性格)と、運転データとの関係を予め学習しておき、この学習データを運転特性情報の生成に用いることが可能である。
[運転支援システムの構成例]
図3は、車両C1に設置されている運転支援システム10のシステム構成の一例を示す図である。
運転支援システム10は、運転支援装置100と、UI200と、自動運転制御コントローラ20とを備える。なお、運転支援装置100、UI200及び自動運転制御コントローラ20のそれぞれは、有線通信又は無線通信を利用した通信方式によって接続される。また、運転支援装置100、UI200及び自動運転制御コントローラ20のうちの少なくとも1つは、無線通信を利用した通信方式によって所定のネットワークに接続されてもよい。この所定のネットワークは、公衆回線網、インターネット等のネットワークである。なお、図3では、運転支援装置100、UI200及び自動運転制御コントローラ20のそれぞれを別体として構成する例を示すが、これらのうちの一部を一体の機器として構成してもよく、これらの全部を一体の機器として構成してもよい。
運転支援装置100は、制御部110と、記憶部120とを備える。
制御部110は、記憶部120に記憶されている各種プログラムに基づいて各部を制御するものである。制御部110は、例えば、CPU等の処理装置により実現される。なお、車両C1の車両ECUを制御部110としても使用してもよく、車両ECUとは異なる処理装置を制御部110として設けてもよい。
制御部110は、運転特性情報DB130に格納されている運転特性情報133(図4参照)を用いて、自動運転制御コントローラ20に実行させる自動運転の運転特性を設定するものである。具体的には、制御部110は、提示部111と、選択部112と、設定部113とを備える。
提示部111は、車両C1に乗車するユーザU1が所望する属性を選択するための選択候補情報をUI200から出力させる制御を実行するものである。具体的には、提示部111は、運転特性情報DB130に格納されている各情報(属性情報131、画像情報132、運転特性情報133(図4参照))を取得し、その各情報に基づいて選択候補情報をUI200から出力させる。また、提示部111は、その各情報を選択部112に出力する。なお、選択候補情報の出力方法については、図5を参照して詳細に説明する。
また、提示部111は、設定部113により自動運転の運転特性が設定された後において、必要に応じて各情報をUI200から出力させる。この出力例については、図18に示す。
選択部112は、提示部111から出力された各情報と、UI200から出力された選択情報とに基づいて、ユーザU1により選択された属性を特定するものであり、その選択結果を設定部113に出力する。
設定部113は、選択部112から出力された選択結果と、運転特性情報DB130に格納されている各情報(運転特性情報133(図4参照))とに基づいて、自動運転の運転特性に関する反映情報を自動運転制御コントローラ20に出力するものである。この反映情報は、ユーザU1により選択された属性に対応する運転特性を、車両C1の自動運転に反映させるための情報である。このように、設定部113は、ユーザU1によって選択された属性に対応する運転特性を自動運転モードの運転操作に反映させる反映部として機能する。また、設定部113は、ユーザU1によって選択された属性に対応する運転特性を自動運転モードの運転操作に反映させるための反映情報を自動運転制御コントローラ20に出力する反映情報出力部として機能する。
記憶部120は、各種情報を記憶する記憶媒体である。例えば、記憶部120には制御部110が各種処理を行うために必要となる各種情報(例えば、制御プログラム、運転特性情報DB130)が記憶される。記憶部120として、例えば、ROM、RAM、SRAM、HDD、SSD、又は、これらの組み合わせを用いることができる。なお、運転特性情報DB130は、図2に示す運転特性情報DB430に対応する。
UI200は、表示部210と、音出力部220と、操作受付部230と、音入力部240とを備える。なお、UI200と運転支援装置100とを別体で構成する場合には、表示部210、音出力部220、操作受付部230及び音入力部240のそれぞれは、UI200が備える制御部(図示省略)に基づいて制御される。
表示部210は、運転支援装置100からの指示に基づいて、各種画像を表示する表示部である。なお、表示部210として、例えば、有機EL(Electro Luminescence)パネル、LCD(Liquid Crystal Display)パネル等の表示パネルを用いることができる。
音出力部220は、運転支援装置100からの指示に基づいて、各種音声を出力するものである。音出力部220として、例えば、1又は複数のスピーカを用いることができる。
操作受付部230は、車両C1に乗車するユーザU1からの各種操作を受け付けるものであり、その受け付けられた操作内容を運転支援装置100に出力する。なお、表示部210及び操作受付部230については、ユーザU1がその指を表示面に接触又は近接することにより操作入力を行うことが可能なタッチパネルとして構成してもよく、別体のユーザインタフェースとして構成してもよい。別体のユーザインタフェースとして構成する場合には、ボタン、キーボード等の各種操作部材を操作受付部230として用いることが可能である。
音入力部240は、車両C1の内部の音(例えば、車両C1に乗車するユーザU1からの音)を取得するものであり、取得された音に関する音情報を運転支援装置100に出力する。音入力部240として、例えば、1又は複数のマイクや音取得センサを用いることができる。なお、表示部210、音出力部220、操作受付部230及び音入力部240は、ユーザインタフェースの一例であり、これらのうちの一部を省略してもよく、他のユーザインタフェースを用いてもよい。
自動運転制御コントローラ20は、車両C1の自動運転を実現するための制御を実行するコントローラである。例えば、設定部113から反映情報が主力された場合には、自動運転制御コントローラ20は、その反映情報に基づいて、自動運転の運転特性の各パラメータが設定される。例えば、アクセル操作の遅延時間を50msとする反映情報が設定部113から出力された場合には、自動運転制御コントローラ20は、その反映情報に基づいて、車両C1の走行モータ(又はエンジン)を駆動させるタイミングを、その遅延時間(50ms)とするように制御を実行する。例えば、自動運転の運転モードを設定する設定方法については、公知の設定技術を用いることが可能である。この運転モードとして、例えば、寝ているから揺れないようにゆっくり走行する運転モードを設定することが可能である。
[運転特性情報DBの格納内容例]
図4は、記憶部120に記憶されている運転特性情報DB130の格納内容を簡略化して示す図である。
運転特性情報DB130は、車両C1の自動運転において設定可能な運転特性に関する各種情報を管理するためのデータベースである。また、運転特性情報DB130は、図2で示したように、運転特性生成装置400等により生成される。具体的には、画像情報132と、運転特性情報133とが属性情報131に関連付けて運転特性情報DB130に格納される。
属性情報131は、運転特性情報DB130に運転特性情報133が格納されている属性に関する情報である。なお、本実施形態では、生存中の人物と、故人と、仮想のキャラクタとのうちの少なくとも1つを属性とする例を示す。生存中の人物は、例えば、ユーザU1の知り合いの人物(例えば、家族、親戚、友人)、ユーザU1が憧れる人物(例えば、アイドル、レーサー、スポーツ選手、科学者)等である。また、故人は、過去に生存していた人物を意味する。例えば、故人は、ユーザU1の知り合いだった人物(例えば、家族、親戚、友人)、ユーザU1が憧れていた人物(例えば、アイドル、レーサー、スポーツ選手、科学者)等である。また、仮想のキャラクタは、実在しない仮想のキャラクタを意味する。例えば、仮想のキャラクタは、漫画のキャラクタである。なお、図5に示すように、属性情報131に格納されている各属性は、UI200の表示部210に表示される。
画像情報132は、属性情報131に格納されている属性を識別するための画像に関する情報である。属性情報131に格納されている属性が、生存中の人物、又は、故人の場合には、その人物の顔を含む画像に関する画像情報が画像情報132に格納される。また、属性情報131に格納されている属性が、仮想のキャラクタの場合には、そのキャラクタの顔を含む画像に関する画像情報が画像情報132に格納される。なお、図5に示すように、画像情報132に格納されている各画像は、UI200の表示部210に表示される。
運転特性情報133は、属性情報131に格納されている属性の運転操作に関する運転特性を示す情報である。すなわち、運転特性は、属性固有の特徴的な運転操作情報とも言える。なお、本実施形態では、運転特性として、5つの情報(アクセル情報、ブレーキ情報、ステアリング情報、方向指示器情報、走行位置情報)を用いる例を示す。また、図6で示すように、アクセル操作の遅延時間と、アクセル開度の形状との2つのパラメータでアクセル情報を構成する例を示す。また、図7で示すように、ブレーキ操作の遅延時間と、ブレーキ踏込み量の形状との2つのパラメータでブレーキ情報を構成する例を示す。また、図8で示すように、ステアリング操作の遅延時間をパラメータとするステアリング情報の例を示す。また、方向指示器操作の遅延時間をパラメータとする方向指示器情報の例を示す。また、図9で示すように、走行位置ズレと、車間距離との2つのパラメータで走行位置情報を構成する例を示す。なお、これらの各パラメータについては、生存する人物については、実際の運転データを収集して生成される。なお、生存しない人物については、その人物の運転操作等を含む動画から実際の運転データを収集して生成してもよく(図11、図12参照)、その人物の運転操作等を推定して生成してもよい(図13、図14参照)。
なお、本実施形態では、運転特性情報133として、アクセル情報、ブレーキ情報、ステアリング情報、方向指示器情報、走行位置情報を例示するが、これらに限定されず、他の情報を格納してもよく、これらのうちの一部を省略してもよい。また、これらの各情報を構成する各パラメータについては、十分に安全な範囲内で特性化し、適宜調整することが好ましい。例えば、車両C1の乗り心地、燃費又は電費、目的地の到達時間等を総合的に評価し、各パラメータを適宜調整することが好ましい。また、自動運転の設定時に、車両C1に応じて反映情報に対応する各パラメータを適宜調整してもよい。なお、これらの各情報については、図6乃至図9等を参照して詳細に説明する。
[運転特性を実現可能な複数の属性の提示例]
図5は、運転特性情報DB130に運転特性情報133が格納されている複数の属性に関する選択候補情報をユーザU1に提示する場合の提示例を示す図である。図5では、複数の属性に関する選択画面を表示部210に表示するとともに、複数の属性に関する選択候補情報を音出力部220から出力させる例を示す。
図5では、運転特性情報DB130に格納されている3つの属性に関する選択候補情報を、3つの表示領域300、310、320に表示する例を示す。この場合には、3つの表示領域300、310、320のうちから、ユーザU1が所望する属性に対応する表示領域を押下する押下操作を行うことにより、ユーザU1が所望する属性に対応する運転特性を選択することが可能である。この押下操作は、表示部210の表示面における所定位置(所望する属性に対応する表示領域)をユーザU1が指で接触又は近接する動作(例えば、その所定位置をユーザU1が指で押すしぐさ)により実現される。なお、他の属性については、矢印ボタン330を押下する押下操作により表示することが可能である。
表示領域300、310、320には、属性情報301、311、321と、画像情報302、312、322と、運転特性情報303、313、323とが表示される。なお、属性情報301、311、321は、運転特性情報DB130の属性情報131に対応する情報である。また、画像情報302、312、322は、運転特性情報DB130の画像情報132に対応する情報である。また、運転特性情報303、313、323は、運転特性情報DB130の運転特性情報133に対応する情報である。例えば、運転特性情報133の各パラメータの大きさを示すグラフを、運転特性情報303、313、323として表示することが可能である。
このように、運転特性情報DB130に格納されている各属性に関する選択候補情報を表示部210に一覧表示することにより、ユーザU1は、好みの運転特性を視覚的に容易に選択することが可能となる。また、図5に示すように、好みの運転特性を選択する旨の音声情報S1を音出力部220から出力させることにより、ユーザU1は、選択操作を行うことを聴覚的に容易に理解することが可能となる。
[アクセル情報のパラメータ例]
図6は、運転特性情報DB130に格納されているアクセル情報(運転特性情報133)の一例を示す図である。本実施形態では、アクセル情報として、アクセル開度の形状、アクセル操作の遅延時間を用いる例を示す。なお、アクセル操作の運転特性としては、強く踏み込んでから足を一度離す人物の特性、前の信号機が赤でも速度を出してからブレーキ操作をする人物の特性等が想定される。
ここで、運転特性生成システム50(図2参照)が設置されている車両(計測車両)を用いてアクセル情報を生成する生成方法について説明する。この場合には、赤信号で信号待ちをしている計測車両が発信するタイミングでのドライバのアクセル操作に関する実データに基づいて、アクセル開度、遅延時間の各情報を生成することが可能である。なお、アクセル開度は、アクセルペダルの踏込み具合を意味する。また、生成対象となる遅延時間は、車両C1での自動運転の実行時において、自動運転制御コントローラ20から加速指令(目標値=アクセル開度)が出力された指令時を基準として、この指令時から加速を開始するまでの遅延時間を意味する。なお、コンピュータの場合には、信号機が赤から青になった場合には遅延時間「0」で加速をすることも可能である。しかし、ユーザU1により選択された属性に応じて遅延時間を設定することにより、ユーザU1の思い入れに応じた好みの運転特性を設定することが可能となる。
具体的には、計測車両の前方を撮像範囲とするカメラを用いて、計測車両の前方の信号機が赤から青に変化したことを検出可能である。また、アクセル開度は、アクセルポジションセンサにより検出可能である。そこで、運転データ分析部412は、カメラ及びアクセルポジションセンサから取得された各情報を用いて、計測車両の前方の信号機が赤から青に変化したときを基準として、この変化時からドライバがアクセルペダルを踏むまでの時間をアクセル操作の遅延時間として計測する。また、運転データ分析部412は、計測車両の前方の信号機が赤から青に変化したときを基準として、この変化時からのドライバのアクセルペダルの踏込み量の遷移に基づいてアクセル開度の遷移を計測する。
このように、運転データ分析部412は、信号機でのドライバのアクセル操作を検出して、実データ(アクセル操作の遅延時間及び遷移)を順次計測する。そして、運転特性生成部413は、運転データ分析部412により計測された実データ(複数のアクセル操作の遅延時間)に基づいて、ドライバのアクセル操作の遅延時間を算出する。例えば、運転特性生成部413は、運転データ分析部412により計測された実データ(複数のアクセル操作の遅延時間)の平均値を算出し、その平均値を、ドライバのアクセル操作の遅延時間として算出することが可能である。なお、ドライバのアクセル操作の遅延時間は、ドライバがアクセル操作に反応するまでの遅延時間として把握することが可能である。
なお、ドライバの運転時の状況に応じた遅延時間を順次計測し、その状況毎に遅延時間を算出してもよい。例えば、ドライバの運転時の状況として、前方の車両との車間距離、子供が飛び出した場合、赤信号での待ち位置(例えば、1番前、2番目)、走行時の天候(晴れ、雨)等が考えられる。そして、運転特性を生成する場合には、ドライバの運転時の状況毎に遅延時間の平均値を算出し、ドライバの運転時の状況毎の遅延時間のマップ(遅延時間マップ)を生成する。この場合には、車両C1の自動運転の実行時において、車両C1の走行時の状況に応じた遅延時間を、遅延時間マップから抽出して使用する。このように、車両C1の自動運転時の周囲の状況に応じて、遅延時間を適宜変更してもよい。
また、運転特性生成部413は、運転データ分析部412により計測された実データ(複数のアクセル開度の遷移)に基づいて、ドライバのアクセル開度の形状を算出する。この形状により、ドライバの加速時の癖を表現することが可能である。例えば、急加速を好むドライバの場合には、目標値のアクセル開度まで一気に上昇する形状となる。また、緩やかな加速を好むドライバの場合には、目標値のアクセル開度まで緩やかに上昇する形状となる。また、段階的な加速を好むドライバの場合には、目標値のアクセル開度まで段階的に上昇する形状となる。
ここで、実データ(複数のアクセル開度の遷移)の平均値を算出し、この平均値に基づいてドライバのアクセル開度の形状を特定することも考えられる。しかし、実データ(複数のアクセル開度の遷移)の平均値を用いると、アクセル開度の形状の特徴が薄れてしまう懸念がある。そこで、本実施形態では、特徴的なアクセル開度の形状のパターンを予め複数用意しておき、実データ(複数のアクセル開度の遷移)が最も近いパターンを選択して、その最も近いパターンを、ドライバのアクセル開度の形状として求めるようにする。ここで、例えば、急加速を好むドライバであっても、車両の周囲の状況、ドライバの状態等によっては、緩やかな加速となることもある。一方、緩やかな加速を好むドライバであっても、車両の周囲の状況、ドライバの状態等によっては、急加速となることもある。このようなドライバについて、多数の実データが取得されている場合には、実データ(複数のアクセル開度の遷移)のパターンがばらけることも想定される。このように、実データ(複数のアクセル開度の遷移)のパターンがばらけているような場合には、そのばらけを、ドライバのアクセル開度の形状として求めてもよい。すなわち、特徴的なアクセル開度の形状の複数のパターンのうちから、実データ(複数のアクセル開度の遷移)が近い2以上のパターンを選択し、その2以上のパターンを、ドライバのアクセル開度の形状として求めるようにしてもよい。このように、ドライバのアクセル開度の形状として2以上のパターンが選択された場合には、自動運転の実行時に2以上のパターンの何れかを任意に使用してもよく、ランダムに使用してもよい。すなわち、1つの属性について複数の運転特性が設定された場合には、車両C1の位置と車両C1が走行する日時とのうちの少なくとも1つに基づいて、その複数の運転特性を変化させてもよい。例えば、所定の時刻になったタイミングでパラメータを入れ替えたり、所定の位置を通過したタイミングでパラメータを入れ替えたりすることが可能である。
このように、運転特性生成部413は、実データ(複数のアクセル開度の遷移)に基づいて、特徴的な複数のパターン(アクセル開度の形状のパターン)のうちから選択された1又は複数のパターンを、アクセル開度の形状として求めることが可能である。
図6(A)乃至(C)には、運転特性生成部413(図2参照)により生成されたドライバのアクセル操作の遅延時間と、アクセル開度の形状との関係例を示す。図6(A)乃至(C)に示すグラフにおいて、縦軸はアクセル開度を示し、横軸は経過時間を示す。また、図6(A)乃至(C)の縦軸において、ドライバのアクセル開度の目標値SP1乃至SP3を示す。また、図6(A)乃至(C)に示すグラフにおいて、ドライバのアクセル開度の遷移を実線CL1乃至CL3で示す。実線CL1乃至CL3のうち、ドライバのアクセル開度の形状に相当する部分を点線の矩形FC1乃至FC3で囲んで示す。
図6(A)には、アクセル操作の遅延時間が比較的長く、中程度の加速を好むのドライバのアクセル操作の遅延時間と、アクセル開度の形状との関係例を示す。図6(B)には、アクセル操作の遅延時間が比較的短く、穏やかな加速を好むのドライバのアクセル操作の遅延時間と、アクセル開度の形状との関係例を示す。図6(C)には、アクセル操作の遅延時間がほとんどなく、急な加速を好むドライバのアクセル操作の遅延時間と、アクセル開度の形状との関係例を示す。
なお、図6では、アクセルペダルを踏込む際におけるドライバのアクセル操作の遅延時間と、アクセル開度の形状とを求める例を示すが、これに限定されない。例えば、アクセルペダルを離す際におけるドライバのアクセル操作の遅延時間と、アクセル開度の形状とを求め、この遅延時間及び形状を運転特性として求め、この遅延時間及び形状に基づいて、自動運転を再現してもよい。例えば、自動運転時において、車両C1が登り車線を走行している場合における加速については、アクセルペダルを踏込む際におけるドライバのアクセル操作の遅延時間と、アクセル開度の形状とを使用することが可能である。一方、自動運転時において、車両C1が下り車線を走行している場合における減速については、アクセルペダルを離す際におけるドライバのアクセル操作の遅延時間と、アクセル開度の形状とを使用することが可能である。
[ブレーキ情報のパラメータ例]
図7は、運転特性情報DB130に格納されているブレーキ情報(運転特性情報133)の一例を示す図である。本実施形態では、ブレーキ情報として、ブレーキ踏込み量、ブレーキ操作の遅延時間を用いる例を示す。なお、ブレーキ操作の運転特性としては、エンジンブレーキを利用する人物の特性、ポンピングブレーキを心がける人物の特性等が想定される。
ここで、運転特性生成システム50(図2参照)が設置されている車両(計測車両)を用いてブレーキ情報を生成する生成方法について説明する。この場合には、計測車両においてブレーキ操作が必要になったタイミングでのドライバのブレーキ操作に関する実データに基づいて、ブレーキ踏込み量、ブレーキ操作の遅延時間を生成することが可能である。
具体的には、計測車両の前方を撮像範囲とするカメラを用いて、計測車両の前方の状況を検出可能である。また、LiDAR、RADAR、Sonar等を用いて、計測車両の周囲の状況を検出可能である。例えば、計測車両の前方に障害物が検出された場合には、ブレーキ操作が必要になったと判定可能である。また、例えば、計測車両の前方の信号機が赤になった場合には、ブレーキ操作が必要になったと判定可能である。また、ブレーキ踏込み量は、ブレーキセンサにより検出可能である。そこで、運転データ分析部412は、各センサ(カメラ等)及びブレーキセンサから取得された各情報を用いて、ブレーキ操作が必要になったときを基準として、この時からドライバがブレーキペダルを踏むまでの時間を遅延時間として計測する。また、運転データ分析部412は、ブレーキ操作が必要になったときを基準として、この時からのドライバのブレーキペダルの踏込み量の遷移を計測する。
このように、運転データ分析部412は、ブレーキ操作が必要になった状態でのドライバのブレーキ操作を検出して、実データ(ブレーキ操作の遅延時間、ブレーキ踏込み量の遷移)を順次計測する。そして、運転特性生成部413は、運転データ分析部412により計測された実データ(複数のブレーキ操作の遅延時間)に基づいて、ドライバのブレーキ操作の遅延時間を算出する。例えば、運転特性生成部413は、運転データ分析部412により計測された実データ(複数のブレーキ操作の遅延時間)の平均値を算出し、その平均値を、ドライバのブレーキ操作の遅延時間として算出することが可能である。なお、ドライバのブレーキ操作の遅延時間は、ドライバがブレーキ操作に反応するまでの遅延時間として把握することが可能である。
また、運転特性生成部413は、運転データ分析部412により計測された実データ(複数のブレーキ踏込み量の遷移)に基づいて、ドライバのブレーキ踏込み量の形状を算出する。この形状により、ドライバのブレーキ操作の癖を表現することが可能である。
ここで、実データ(複数のブレーキ踏込み量の遷移)の平均値を算出し、この平均値に基づいてドライバのブレーキ踏込み量の形状を特定することも考えられる。しかし、実データ(複数のブレーキ踏込み量の遷移)の平均値を用いると、ブレーキ踏込み量の形状の特徴が薄れてしまう懸念がある。そこで、本実施形態では、アクセル情報と同様に、特徴的なブレーキ踏込み量の形状のパターンを予め複数用意しておき、実データ(複数のブレーキ踏込み量の遷移)が最も近いパターンを選択して、その最も近いパターンを、ドライバのブレーキ踏込み量の形状として求めるようにする。また、アクセル情報と同様に、ドライバによっては、実データ(複数のブレーキ踏込み量の遷移)のパターンがばらけることも想定される。このように、実データ(複数のブレーキ踏込み量の遷移)のパターンがばらけているような場合には、そのばらけを、ドライバのブレーキ踏込み量の形状として求めてもよい。すなわち、特徴的なブレーキ踏込み量の形状の複数のパターンのうちから、実データ(複数のブレーキ踏込み量の遷移)が近い2以上のパターンを選択し、その2以上のパターンを、ドライバのブレーキ踏込み量の形状として求めるようにしてもよい。このように、ドライバのブレーキ踏込み量の形状として2以上のパターンが選択された場合には、2以上のパターンの何れかを任意に使用してもよく、ランダムに使用してもよい。すなわち、1つの属性について複数の運転特性が設定された場合には、車両C1の位置と車両C1が走行する日時とのうちの少なくとも1つに基づいて、その複数の運転特性を変化させてもよい。例えば、所定の時刻になったタイミングでパラメータを入れ替えたり、所定の位置を通過したタイミングでパラメータを入れ替えたりすることが可能である。
このように、運転特性生成部413は、実データ(複数のブレーキ踏込み量の遷移)に基づいて、特徴的なブレーキ踏込み量の形状の複数のパターンのうちから選択された1又は複数のパターンを、ドライバのブレーキ踏込み量の形状として求めることが可能である。
図7(A)乃至(C)には、運転特性生成部413により生成されたドライバのブレーキ操作の遅延時間と、ブレーキ踏込み量の形状との関係例を示す。図7(A)乃至(C)に示すグラフにおいて、縦軸はブレーキ踏込み量を示し、横軸は経過時間を示す。また、図7(A)乃至(C)の縦軸において、ドライバのブレーキ踏込み量の目標値SP11乃至SP13を示す。また、図7(A)乃至(C)に示すグラフにおいて、ドライバのブレーキ踏込み量の遷移を実線CL11乃至CL13で示す。実線CL11乃至CL13のうち、ドライバのブレーキ踏込み量の形状に相当する部分を点線のFC11乃至FC13で囲んで示す。また、実線CL11乃至CL13の最初の急激な上昇はブレーキペダルの踏み始めを意味し、実線CL11乃至CL13が0付近まで下降する後半部分はブレーキペダルの踏み終わりを意味する。
図7(A)には、ブレーキ操作の遅延時間が比較的長く、ブレーキペダルを離すタイミングが中程度のドライバのブレーキ操作の遅延時間と、ブレーキ踏込み量の形状との関係例を示す。図7(B)には、ブレーキ操作の遅延時間が比較的短く、ブレーキペダルを離すタイミングが穏やかなドライバのブレーキ操作の遅延時間と、ブレーキ踏込み量の形状との関係例を示す。図7(C)には、ブレーキ操作の遅延時間がほとんどなく、ブレーキペダルを離すタイミングが早いドライバのブレーキ操作の遅延時間と、ブレーキ踏込み量の形状との関係例を示す。
なお、図7では、ブレーキペダルを踏込む際におけるドライバのブレーキ操作の遅延時間と、ブレーキ踏込み量の形状との一例を示すが、これに限定されない。例えば、ドライバによっては、ポンピングブレーキ、エンジンブレーキ等をすることも想定される。これらの各ブレーキについても、ブレーキペダルを踏込む際におけるドライバのブレーキ操作の遅延時間と、ブレーキ踏込み量の形状と同様に生成が可能である。なお、ポンピングブレーキの形状については、縦軸方向に振動するような波の形状となることが多い。また、アクセル情報と同様に、ドライバの運転時の状況に応じた遅延時間を順次計測し、その状況毎に遅延時間を算出してもよい。そして、運転特性を生成する場合には、ドライバの運転時の状況毎に遅延時間の平均値を算出し、ドライバの運転時の状況毎の遅延時間のマップ(遅延時間マップ)を生成してもよい。この場合には、車両C1の自動運転の実行時において、車両C1の走行時の状況に応じた遅延時間を、遅延時間マップから抽出して使用する。このように、車両C1の自動運転時の周囲の状況に応じて、ブレーキ操作の遅延時間を適宜変更してもよい。
[ステアリング情報のパラメータ例]
図8は、運転特性情報DB130に格納されているステアリング情報(運転特性情報133)の一例を示す図である。本実施形態では、ステアリング情報として、ステアリング操作の遅延時間を用いる例を示す。なお、ステアリング操作の運転特性としては、早めにステアリングを切る人物の特性、遅めにステアリングを切る人物の特性等が想定される。
ここで、運転特性生成システム50(図2参照)が設置されている車両(計測車両)を用いてステアリング情報を生成する生成方法について説明する。この場合には、計測車両においてステアリング操作が必要になったタイミングでのドライバのステアリング操作に関する実データに基づいて、ステアリング操作の遅延時間を生成することが可能である。
具体的には、計測車両の前方を撮像範囲とするカメラを用いて、計測車両の前方の状況を検出可能である。また、LiDAR、RADAR、Sonar等を用いて、計測車両の周囲の状況を検出可能である。例えば、片側2車線の道路を走行中の計測車両が前方の車両を追い越すため車線変更が必要になった場合には、ステアリング操作が必要になったと判定可能である。また、ステアリング操作は、ステアリングセンサにより検出可能である。そこで、運転データ分析部412は、各センサ(カメラ等)及びステアリングセンサから取得された各情報を用いて、ステアリング操作が必要になったときを基準として、この時からドライバがステアリング操作をするまでの時間を遅延時間として計測する。
このように、運転データ分析部412は、ステアリング操作が必要になった状態でのドライバのステアリング操作を検出して、実データ(ステアリング操作の遅延時間)を順次計測する。そして、運転特性生成部413は、運転データ分析部412により計測された実データ(複数のステアリング操作の遅延時間)に基づいて、ドライバのステアリング操作の遅延時間を算出する。例えば、運転特性生成部413は、運転データ分析部412により計測された実データ(複数のステアリング操作の遅延時間)の平均値を算出し、その平均値を、ドライバのステアリング操作の遅延時間として算出することが可能である。なお、ドライバのステアリング操作の遅延時間は、ドライバがステアリング操作に反応するまでの遅延時間として把握することが可能である。
ここで、ステアリング操作については、ドライバの特徴が出にくい操作であると考えられる。このため、ドライバ毎に特徴としてステアリング操作の形状を抽出することが困難であると想定される。そこで、ステアリング情報としては、ステアリング操作の遅延時間のみを運転特性として生成する。なお、ステアリング操作の形状については、通常の自動運転の設定内容を用いることが可能である。
図8には、運転特性生成部413により生成されたドライバのステアリング操作の遅延時間及び形状の関係例を示す。図8に示すグラフにおいて、縦軸はステアリングホイルの回転角度を示し、横軸は経過時間を示す。なお、縦軸の+は、ステアリングホイルの一方の回転方向を示し、縦軸の-は、ステアリングホイルの他方の回転方向を示す。また、図8の縦軸において、ドライバのステアリングホイルの回転角度の目標値SP21を示す。また、図8に示すグラフにおいて、ドライバのステアリング操作の遷移を実線CL21で示す。また、実線CL21の最初の上昇はステアリング操作の開始を意味する。
図8には、ステアリング操作の遅延時間が比較的長いドライバのステアリング操作の遅延時間及び形状の関係例を示す。
[方向指示器情報のパラメータ例]
本実施形態では、方向指示器情報として、方向指示器操作の遅延時間を用いる例を示す。なお、方向指示器操作の運転特性としては、早めに方向指示器を出す人物の特性、少し遅めに方向指示器を出す人物の特性等が想定される。
ここで、運転特性生成システム50(図2参照)が設置されている車両(計測車両)を用いて方向指示器情報を生成する生成方法について説明する。この場合には、計測車両において方向指示器操作が必要になったタイミングでのドライバの方向指示器操作に関する実データに基づいて、方向指示器操作の遅延時間を生成することが可能である。
具体的には、計測車両の前方を撮像範囲とするカメラを用いて、計測車両の前方の状況を検出可能である。また、LiDAR、RADAR、Sonar等を用いて、計測車両の周囲の状況を検出可能である。例えば、片側2車線の道路を走行中の計測車両が前方の車両を追い越すため車線変更が必要になった場合には、方向指示器操作が必要になったと判定可能である。また、方向指示器操作は、方向指示器センサにより検出可能である。そこで、運転データ分析部412は、各センサ(カメラ等)及び方向指示器センサから取得された各情報を用いて、方向指示器操作が必要になったときを基準として、この時からドライバが方向指示器操作をするまでの時間を遅延時間として計測する。
このように、運転データ分析部412は、方向指示器操作が必要になった状態でのドライバの方向指示器操作を検出して、実データ(方向指示器操作の遅延時間)を順次計測する。そして、運転特性生成部413は、運転データ分析部412により計測された実データ(複数の方向指示器操作の遅延時間)に基づいて、ドライバの方向指示器操作の遅延時間を算出する。例えば、運転特性生成部413は、運転データ分析部412により計測された実データ(複数の方向指示器操作の遅延時間)の平均値を算出し、その平均値を、ドライバの方向指示器操作の遅延時間として算出することが可能である。なお、ドライバの方向指示器操作の遅延時間は、ドライバが方向指示器操作に反応するまでの遅延時間として把握することが可能である。
[走行位置情報のパラメータ例]
図9は、運転特性情報DB130に格納されている走行位置情報(運転特性情報133)の一例を示す図である。本実施形態では、走行位置情報として、車間距離、走行位置ズレを用いる例を示す。なお、走行位置の運転特性としては、道路の右寄りを走行する人物の特性、道路の左寄りを走行する人物の特性、道路の中央を走行する人物の特性、前方の車両との車間距離を短くする人物の特性、前方の車両との車間距離を長くする人物の特性等が想定される。
ここで、運転特性生成システム50(図2参照)が設置されている車両(計測車両)を用いて走行位置情報を生成する生成方法について説明する。この場合には、走行中の計測車両に関する実データに基づいて、車間距離、走行位置ズレを生成することが可能である。図9(A)には、片側1車線の道路R1を走行する計測車両C11を示す。
具体的には、計測車両C11の前方を撮像範囲とするカメラを用いて、計測車両C11の周囲の状況を検出可能である。また、LiDAR、RADAR、Sonar等を用いて、計測車両C11の周囲の状況を検出可能である。また、位置情報取得センサを用いて計測車両C11の現在地を検出可能である。
例えば、カメラを用いて、計測車両C11が走行している道路R1の白線W1と、道路R1の左端部R11とを検出可能である。そこで、道路R1の白線W1と、道路R1の左端部R11との関係に基づいて、計測車両C11が走行する道路中央RC1を算出可能である。また、計測車両C11の車両中央CC1については、予め設定しておくことが可能である。
また、例えば、位置情報取得センサを用いて、計測車両C11が走行している道路R1の位置と、計測車両C11の車両中央CC1とを検出可能である。また、地図情報を用いて、計測車両C11が走行している道路R1の白線W1と、左端部R11と、道路中央RC1とを検出可能である。
このように、道路中央RC1と車両中央CC1とが検出された場合には、その距離を走行位置ズレDM1として算出することが可能である。走行位置ズレDM1として、例えば、右寄りにX1mm、又は、左寄りにX2mmとして算出が可能である。一般に、常に右寄りを走行するドライバと、常に左寄りを走行するドライバとが存在すると考えられる。そこで、本実施形態では、計測車両C11を用いて実データを取得し、実データを用いてドライバの走行位置ズレDM1を算出する。例えば、実データの平均値に基づいて、走行位置ズレDM1を算出することが可能である。
また、計測車両の前方を撮像範囲とするカメラを用いて、計測車両C11の前方を走行する車両C12を検出可能である。この場合には、撮像画像に含まれる被写体を用いた公知の距離推定技術を用いて、計測車両C11の先端位置VP1と、車両R12の後端位置VP2との距離(車間距離DB1)を算出することが可能である。また、LiDAR、RADAR、Sonar等を用いて、車両R12の後端位置VP2までの距離(車間距離DB1)を算出することも可能である。
ここで、計測車両C11が高速で走行している場合(例えば、高速道路を通常走行している場合)には、車間距離DB1が長くなることが多い。これに対して、計測車両C11が低速で走行している場合(例えば、渋滞の場合)には、車間距離DB1が短くなることが多い。このように、計測車両C11の速度が速い場合には、車間距離DB1が長くなり、計測車両C11の速度が遅い場合には、車間距離DB1が短くなることが多い。すなわち、計測車両C11の速度に応じて車間距離DB1の長さが変化すると考えられる。そこで、本実施形態では、車速と車間距離との関係で求められる形状を車間距離情報として用いる。図9(B)には、車間距離情報として用いる形状の一例を示す。
図9(B)には、運転特性生成部413により生成された車間距離情報の車間距離及び速度の関係例を示す。図9(B)に示すグラフにおいて、縦軸は車間距離を示し、横軸は速度を示す。また、図9(B)に示すグラフにおいて、車間距離の遷移を実線CL31で示す。実線CL31のうち、車間距離及び速度の形状に相当する部分を点線の矩形FC31で囲んで示す。
このように、運転データ分析部412は、計測車両C11の速度と、計測車両C11と前方の車両との車間距離とを検出して、実データ(速度、車間距離)を順次計測する。そして、運転特性生成部413は、運転データ分析部412により計測された実データ(速度、車間距離)に基づいて、車間距離及び速度の関係を算出する。例えば、運転特性生成部413は、運転データ分析部412により計測された実データ(速度、車間距離)の平均値を算出し、その平均値を、車間距離及び速度の関係として算出することが可能である。なお、車間距離及び速度の関係は、アクセル操作、ブレーキ操作と比較して個人差が少なく、特徴が出にくいと考えられる。そこで、実データの平均値に基づいて、車間距離及び速度の関係を算出することが可能である。また、車間距離及び速度の形状に基づいて、ドライバの車間の取り方(例えば、渋滞等で車間距離を短くするドライバ)等が表現される。
[運転特性生成装置の動作例]
図10は、運転特性生成装置400における運転特性生成処理の一例を示すフローチャートである。また、この運転特性生成処理は、記憶部420(図2参照)に記憶されているプログラムに基づいて制御部410(図2参照)により実行される。また、この運転特性生成処理は、運転特性生成装置400が設置されている計測車両がオン状態である場合に制御周期毎に常時実行される。また、この運転特性生成処理では、図1乃至図9を適宜参照して説明する。
ステップS501において、運転データ取得部411は、センサ類60を構成する各センサ機器により取得された各情報(運転データ)を収集する。これらの運転データは、運転特性が生成されるまでの間、記憶部420に保持される。
ステップS502において、運転データ分析部412は、運転データ取得部411により収集された運転データを分析して運転特性に関する各実データを生成する。
ステップS503において、運転特性生成部413は、運転データ分析部412により分析された分析結果に基づいて、運転特性を構成する各パラメータを生成する。例えば、図6乃至図9等に示す各パラメータが生成される。
ステップS504において、記録制御部414は、運転特性生成部413により生成された運転特性と、運転特性生成装置400が設置されている計測車両のドライバに関する属性情報とを関連付けて運転特性情報DB430に保存する。なお、ドライバに関する属性情報131については、そのドライバ又は他のオペレータによる何らかの操作に基づいて設定が可能である。また、ドライバに関する画像情報132については、運転時にカメラにより生成されたドライバの画像に基づいて設定が可能である。
[動画から運転特性を生成する例]
以上では、運転特性生成装置400が設置されている計測車両を用いて、その計測車両のドライバに関する運転特性を生成する例を示した。ここで、故人、アニメーションのキャラクタ等については、計測車両を用いて運転特性を生成することができない。そこで、故人、アニメーションのキャラクタ等に関する運転特性を生成する場合には、その故人、アニメーションのキャラクタ等が含まれる動画を用いて、その故人、キャラクタ等に関する運転特性を生成することが考えられる。
[運転特性生成装置の構成例]
図11は、故人、キャラクタ等に関する運転特性を生成する運転特性生成システム70のシステム構成の一例を示す図である。運転特性生成システム70は、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置により実現される。
運転特性生成システム70は、運転特性生成装置400aを備える。運転特性生成装置400aは、図2に示す運転特性生成装置400の一部を変形したものであるため、運転特性生成装置400と共通する部分には、共通の符号を付して一部の説明を省略する。なお、運転特性生成システム70は、車両に乗車してデータ収集をすることが不可能な人物に関する運転特性を生成するシステムである。そのデータ収集が不可能な人物は、例えば、故人となった人物(例えば、伝説のレーサ、家族)である。
運転特性生成装置400aは、故人、アニメーションのキャラクタ等が含まれる動画75(動画コンテンツ)を入力することが可能な情報処理装置である。例えば、インターネットを介して動画75を取得してもよく、記録媒体(例えば、CD、DVD、メモリカード、HDD、SSD)に格納されている動画75を取得してもよい。また、動画75については、記憶部420に格納しておき、必要に応じて記憶部420から読み出して使用することが可能である。
ここで、運転特性生成装置400aで用いられる動画75は、運転特性の生成処理で必要となる部分を含む動画を用いることが好ましい。例えば、上述したように、アクセル情報の運転特性を生成する場合には、車両の前方方向(例えば、車両の前方の信号機)を含む動画と、ドライバのアクセルペダルの操作を含む動画とが必要となる。また、例えば、上述したように、ブレーキ情報の運転特性を生成する場合には、車両の前方方向(例えば、車両の前方の障害物)を含む動画と、ドライバのブレーキペダルの操作を含む動画とが必要となる。また、例えば、上述したように、ステアリング情報、方向指示器情報の運転特性を生成する場合には、車両の周囲(例えば、車両の周囲の状況)を含む動画と、ドライバのステアリング操作、方向指示器操作を含む動画とが必要となる。また、例えば、上述したように、走行位置情報の運転特性を生成する場合には、車両の周囲(例えば、車両の周囲の道路、前方の車両)を含む動画と、車両の車速を検出可能な部分(例えば、車速メータ)を含む動画とが必要となる。これらの必要部分については、1つの動画に含まれていてもよく、複数の動画に含まれていてもよい。ただし、これらの必要部分が複数の動画に含まれている場合には、各動画における時刻を同期させて使用することが好ましい。
例えば、伝説のレーサの運転特性を生成する場合には、伝説のレーサのレースを撮影したレース動画を用いることが可能である。
運転特性生成装置400aは、制御部410と、記憶部420とを備える。また、制御部410は、動画取得部411aと、動画分析部412aと、運転特性生成部413と、記録制御部414とを備える。
制御部410は、運転特性の生成対象となるドライバに関する部分が含まれる動画75に基づいて、そのドライバの運転特性を生成し、その運転特性をそのドライバに関連付けて運転特性情報DB430に格納する制御を実行する。
動画取得部411aは、外部から動画75を取得するものであり、取得された動画75を動画分析部412aに出力する。
動画分析部412aは、動画取得部411aから出力された動画75を分析するものであり、その分析結果を運転特性生成部413に出力する。なお、運転データの分析方法、運転特性の生成方法については、図2、図10で示した方法と同様である。また、ドライバに関する属性情報、画像情報については、動画75に含まれるドライバの各情報を、公知の画像認識技術により抽出して用いることが可能である。
なお、1又は複数の動画75に基づいて、運転データを分析したり、運転特性を生成したりする場合には、必要となる動画部分が不足してそれらの処理が困難となることも想定される。このような場合には、所定の推測処理、所定の補間処理を適宜実行して運転データを分析したり、運転特性を生成したりしてもよい。
[運転特性生成装置の動作例]
図12は、運転特性生成装置400aにおける運転特性生成処理の一例を示すフローチャートである。また、この運転特性生成処理は、記憶部420(図11参照)に記憶されているプログラムに基づいて制御部410(図11参照)により実行される。また、この運転特性生成処理は、運転特性生成装置400aにおいて運転特性を生成する指示操作がされた場合に実行される。また、この運転特性生成処理では、図1乃至図11を適宜参照して説明する。
ステップS511において、動画取得部411aは、運転特性の生成対象となるドライバ等が記録されている1又は複数の動画75を取得する。これらの動画75は、運転特性が生成されるまでの間、記憶部420に保持される。
ステップS512において、動画分析部412aは、動画取得部411aにより取得された動画75を分析して運転特性に関する各実データを生成する。
ステップS513において、運転特性生成部413は、動画分析部412aにより分析された分析結果に基づいて、運転特性を構成する各パラメータを生成する。例えば、図6乃至図9等に示す各パラメータが生成される。
ステップS514において、記録制御部414は、運転特性生成部413により生成された運転特性と、動画75に記録されているドライバに関する属性情報とを関連付けて運転特性情報DB430に保存する。なお、ドライバに関する属性情報131については、オペレータによる何らかの操作に基づいて設定が可能である。また、ドライバに関する画像情報132については、動画75に記録されているドライバの画像に基づいて生成が可能である。
[手動操作に基づいて運転特性を生成する例]
図11、図12では、故人、アニメーションのキャラクタ等が含まれる動画を用いて、その故人、キャラクタ等に関する運転特性を生成する例を示した。しかし、故人、アニメーションのキャラクタ等が含まれる適切な動画が存在しない場合には、運転特性を生成することができない。そこで、故人、アニメーションのキャラクタ等に関する運転特性を生成する場合には、その故人の性格、イメージ、アニメーションのキャラクタのイメージ等を参照して、オペレータによる手動操作に基づいて、その故人、キャラクタ等に関する運転特性を生成することが考えられる。これにより、その故人、キャラクタ等のイメージに合わせた最適な各パラメータを生成することが可能である。
[運転特性生成装置の構成例]
図13は、故人、キャラクタ等に関する運転特性を生成する運転特性生成システム80のシステム構成の一例を示す図である。運転特性生成システム80は、UI85を利用することが可能なパーソナルコンピュータ、タブレット端末等の情報処理装置により実現される。
運転特性生成システム80は、運転特性生成装置400bを備える。運転特性生成装置400bは、図2に示す運転特性生成装置400の一部を変形したものであるため、運転特性生成装置400と共通する部分には、共通の符号を付して一部の説明を省略する。なお、運転特性生成システム80は、車両に乗車してデータ収集をすることが不可能な人物に関する運転特性を生成するシステムである。そのデータ収集が不可能な人物は、例えば、架空のキャラクタ等である。すなわち、運転特性生成システム80では、データ収集が不可能な人物の運転特性を想定して運転特性を生成する。
運転特性生成装置400bは、UI85を利用して、故人、アニメーションのキャラクタ等の運転特性を生成することが可能な情報処理装置である。UI85は、出力部86及び入力部87を備える機器である。UI85として、各画像を表示することが可能であり、オペレータO1の接触操作又は近接操作を受け付け可能なタッチパネルを用いることが可能である。なお、図13では、UI85を一体で構成する例を示すが、出力部86及び入力部87を異なる機器としてもよい。この場合には、例えば、出力部86として表示機器、音出力機器(例えば、スピーカ)を用いることができる。また、入力部87として操作機器(例えば、キーボード、マウス)、音入力機器(例えば、マイク)を用いることができる。また、図13では、運転特性生成装置400b及びUI85を別体で構成する例を示すが、運転特性生成装置400b及びUI85を一体で構成してもよい。
ここで、運転特性生成装置400bを用いて、故人、アニメーションのキャラクタ等の運転特性を生成する場合には、運転特性を構成する各パラメータのパターンを予め複数用意しておく。すなわち、運転特性を構成する各パラメータの種類を予め決めておく。そして、運転特性を構成する各パラメータのパターンを出力部86から出力させる。そして、オペレータO1が、出力部86から出力されている複数のパターンのうちから、所望のパターンを選択する。
例えば、アクセル情報の運転特性を生成する場合には、アクセル開度の形状、アクセル操作の遅延時間の各パラメータについて、複数のパターンを用意しておく。そして、故人の性格、イメージ、アニメーションのキャラクタのイメージ等を関係者から聞いたオペレータO1が、その複数のパターンのうちから、最適なパターンを選択する選択操作を実行する。例えば、アニメーションのキャラクタのアクセル開度のパラメータを生成する場合には、そのキャラクタが急発進する性格か、徐々に発進する性格か、緩やかに発進する性格かを、そのキャラクタの著作者に聞き、その著作者の考えに基づいて、最適なパターンを選択する選択操作を実行する。このように、パターン選択によりパラメータを生成してもよく、他の方法によりパラメータを生成してもよい。例えば、数字入力等により各パラメータを生成することが可能である。これにより、キャラクタの著作者の理想のパラメータを手作業で生成することが可能となる。なお、アクセル開度のパラメータ以外の他のパラメータの生成についても同様に手作業で生成することが可能でなる。また、故人のパラメータを生成する場合には、その故人の関係者(例えば、家族、友人)にその故人の性格等を聞き、その関係者の考えに基づいて、最適なパターンを選択する選択操作を実行する。
なお、グラフの形状、数字等を利用して各種情報を入力することで、運転特性を生成することが可能な各種のツールを用いて、運転特性生成装置400bを実現してもよい。
運転特性生成装置400bは、制御部440と、記憶部450とを備える。また、制御部440は、提示部441と、入力情報取得部442と、運転特性生成部413と、記録制御部414とを備える。記憶部450には、運転特性情報DB430と、運転特性生成情報DB460とが格納される。運転特性生成情報DB460には、運転特性を生成するための各情報が格納されている。
制御部440は、運転特性を生成するための各情報をオペレータO1に提供し、オペレータO1の操作入力に基づいて、生成対象となるドライバの運転特性を生成し、その運転特性をそのドライバに関連付けて運転特性情報DB430に格納する制御を実行する。
提示部441は、運転特性を生成するための各情報を運転特性生成情報DB460から取得し、その取得された各情報を出力部86から出力させるための処理を実行するものである。例えば、運転特性を構成する各パラメータの候補を出力部86の表示部に表示させ、オペレータO1による所望のパラメータの選択操作を可能とする。また、運転特性を構成する各パラメータの候補に関する音声情報を出力部86の音出力部から出力させ、オペレータO1による所望のパラメータの選択操作を可能としてもよい。
入力情報取得部442は、入力部87から出力されたオペレータO1の操作入力を取得するものであり、その操作入力を運転特性生成部413に出力する。なお、オペレータO1の操作入力は、手動操作に基づく入力でもよく、音声に基づく入力でもよい。運転特性生成部413は、入力部87から出力されたオペレータO1の操作入力に基づいて、生成対象となるドライバの運転特性を生成する。
[運転特性生成装置の動作例]
図14は、運転特性生成装置400bにおける運転特性生成処理の一例を示すフローチャートである。また、この運転特性生成処理は、記憶部450(図13参照)に記憶されているプログラムに基づいて制御部440(図13参照)により実行される。また、この運転特性生成処理は、運転特性生成装置400bにおいて運転特性を生成する指示操作がされた場合に実行される。また、この運転特性生成処理では、図1乃至図13を適宜参照して説明する。
ステップS521において、提示部441は、属性に関する運転特性を生成するための情報をオペレータO1に提示する。例えば、提示部441は、運転特性生成情報DB460に格納されている各情報(運転特性を構成する各パラメータの候補)を出力部86の表示部に順次表示させる。
ステップS522において、入力情報取得部442は、属性に関する運転特性を特定するための情報を入力する。例えば、入力情報取得部442は、入力部87から出力されたオペレータO1の操作入力を受け付ける。
ステップS523において、運転特性生成部413は、入力情報取得部442により受け付けられたオペレータO1の操作入力に基づいて、運転特性を構成する各パラメータを生成する。例えば、図6乃至図9等に示す各パラメータが生成される。
ステップS514において、記録制御部414は、運転特性生成部413により生成された運転特性と、オペレータO1により入力されたドライバに関する属性情報とを関連付けて運転特性情報DB430に保存する。なお、ドライバに関する属性情報131、画像情報132については、オペレータO1による入力操作に基づいて設定が可能である。
[運転支援装置の動作例]
図15は、運転支援装置100における設定処理の一例を示すフローチャートである。また、この設定処理は、記憶部120(図3参照)に記憶されているプログラムに基づいて制御部110(図3参照)により実行される。また、この設定処理は、運転支援装置100において自動運転の設定指示操作がされた場合に実行される。また、この設定処理では、図1乃至図14を適宜参照して説明する。
ステップS531において、提示部111(図3参照)は、運転特性に関する複数の属性情報を出力する。例えば、提示部111は、運転特性情報DB130に格納されている各情報(属性情報131、画像情報132、運転特性情報133)を表示部210(図3参照)に表示させる。例えば、図5に示すように、各情報(属性情報131、画像情報132、運転特性情報133)が表示部210に表示される。なお、運転特性情報DB130に格納されている各情報(属性情報131、画像情報132、運転特性情報133)を音声情報により出力してもよい。
ステップS532において、選択部112は、属性の選択操作があったか否かを判定する。例えば、図5に示すように、表示部210に表示されている表示領域300、310、320の何れかについてユーザU1により選択操作がされた場合には、選択部112は、属性の選択操作があったと判定する。属性の選択操作があった場合には、ステップS533に進む。一方、属性の選択操作がない場合には、ステップS531に戻る。
ステップS533において、設定部113は、ステップS532での選択操作に基づいて選択された属性に対応する反映情報を設定する。具体的には、設定部113は、ステップS532で選択された属性に関連付けられている運転特性情報133(図4参照)の各パラメータを車両C1の自動運転に反映させるための反映情報を生成する。そして、設定部113は、その反映情報を自動運転制御コントローラ20に出力する。その反映情報を受け付けた自動運転制御コントローラ20は、その反映情報に対応する運転特性の各パラメータを自動運転に反映させる。なお、この例では、自動運転の運転特性を設定する例のみを示すが、車両C1の目的地については、別途設定するものとする。この目的地の設定方法については、公知の設定方法を用いることが可能である。
なお、図15では、ステップS532でユーザU1の選択操作に基づいて複数の属性の中から1つの属性を選択する例を示すが、ユーザU1の選択操作に基づいて複数の属性の中から2以上の属性を選択してもよい。この場合には、ステップS533において、設定部113は、ステップS532で選択された2以上の属性に対応する反映情報を設定する。例えば、選択された2以上の属性に対応する各運転特性を、所定タイミングで順次切り替えるように設定してもよく、選択された2以上の属性に対応する各運転特性を構成する各パラメータを、所定の規則に従って組み合わせるように設定してもよい。
[走行経路と属性とをセットで選択する例]
以上では、ユーザU1が所望する属性を選択することにより、その選択された属性に関する運転特性を自動運転で実現する例を示した。ここで、ユーザU1の思い入れが強い属性の運転特性で、ユーザU1の思い入れが強い走行経路を自動運転で走行することにより、ユーザエクスペリエンスをさらに向上させることができると考えられる。そこで、以下では、ユーザU1が所望する属性及び走行経路を選択することにより、その選択された走行経路をその選択された属性に関する運転特性で走行する自動運転を実現する例を示す。なお、属性と走行経路とをセットで選択することにより実現されるサービスを追体験モードと称することも可能である。
[運転特性情報DBの格納内容例]
図16は、記憶部120(図3参照)に記憶されている運転特性情報DB130の格納内容を簡略化して示す図である。なお、図16に示す運転特性情報DB130は、図4に示す運転特性情報DB130の一部を変形したものであるため、図4に示す運転特性情報DB130と共通する部分には同一の符号を付して一部の説明を省略する。
運転特性情報DB130は、上述したように、運転特性生成装置400、400a、400bの何れかにより生成される。具体的には、画像情報132と、運転特性情報133と、経路情報135と、イベント情報136とが属性情報131に関連付けて運転特性情報DB130に格納される。
経路情報135は、属性情報131に格納されている属性の運転特性で車両C1を走行させる経路を示す情報である。具体的には、出発地と、目的地と、出発地から目的地までの経路とのそれぞれに関する情報が経路情報135に格納されている。出発地及び目的地に関する情報は、例えば、それぞれの緯度及び経度である。また、出発地から目的地までの経路に関する情報は、例えば、地図情報における各径路を特定する情報である。経路情報135に格納されている出発地に関する情報に基づいて、車両C1を出発地まで移動させることが可能である。また、経路情報135に格納されている目的地に関する情報に基づいて、車両C1を出発地から目的地まで移動させることが可能である。また、経路情報135に格納されている、出発地から目的地までの経路に関する情報に基づいて、出発地から目的地まで車両C1を移動させる場合に、特定の経路を移動させることが可能である。
イベント情報136は、経路情報135に格納されている経路情報に基づいて車両C1を特定経路で走行させる場合に、その特定経路上で発生させるイベントを示す情報である。例えば、キャラクタとの聖地巡礼、故人との思い出のドライブ、特定位置(又は特定日時)での運転特性の変更等をイベントとして設定可能である。なお、図16では、イベントの概要をイベント情報136内に模式的に示す。
例えば、属性情報131の「キャラクタD走屋三郎と行く伊豆ドライブ」に関連付けられている経路情報135の経路におけるX峠で走屋三郎が有名なセリフを発することをイベント情報として格納することが可能である。この場合には、X峠の位置を特定するための位置情報(例えば、緯度及び経度、X峠の名称)と、走屋三郎が発するセリフと、走屋三郎がセリフを発する場合の画像情報とがイベント情報136に格納される。
また、例えば、属性情報131の「伝説のレーサ甲田太郎と行く秩父ドライブ」に関連付けられている経路情報135の経路におけるA地点まで第1運転特性で走行し、A地点から第2運転特性で走行することをイベント情報として格納することが可能である。この場合には、A地点の位置を特定するための位置情報(例えば、緯度及び経度、A地点の名称)と、第1運転特性及び第2運転特性を設定するための設定情報とがイベント情報136に格納される。また、この場合には、運転特性情報133には、複数の運転特性(第1運転特性及び第2運転特性)が格納される。なお、第1運転特性及び第2運転特性のうちの一方を、伝説のレーサ甲田太郎が手を抜いて運転する場合の運転特性とし、他方を、伝説のレーサ甲田太郎が本気で運転する場合の運転特性とすることが可能である。また、第1運転特性及び第2運転特性のうちの一方を、伝説のレーサ甲田太郎に関する運転特性とし、他方を通常の運転特性としてもよい。
また、例えば、属性情報131の「アイドル乙川花子と行くロケ地巡り」に関連付けられている経路情報135の経路におけるB地点で名曲「XYZ川」を乙川花子が熱唱することをイベント情報として格納することが可能である。この場合には、B地点の位置を特定するための位置情報(例えば、緯度及び経度、B地点の名称)と、乙川花子が「XYZ川」を歌う場合の音声情報及び画像情報とがイベント情報136に格納される。
また、例えば、属性情報131の「夫(丙谷次郎)と記念日ドライブ(1997年7月12日)」に関連付けられている経路情報135の経路におけるC地点で7月12日12時にプロポーズをすることをイベント情報として格納することが可能である。この場合には、C地点の位置を特定するための位置情報(例えば、緯度及び経度、C地点の名称)と、日時情報(7月12日12時)と、夫(丙谷次郎)がプロポーズをする場合の音声情報及び画像情報とがイベント情報136に格納される。このプロポーズをする場合の音声情報及び画像情報については、そのプロポーズ時の実際の夫の音声及び動画を格納するようにしてもよく、そのプロポーズを夫又は他の人物で再現した音声及び動画を格納するようにしてもよい。
なお、経路情報135、イベント情報136については、サービス提供者、又は、ユーザU1により予め登録しておくことが可能である。例えば、属性情報131の「夫(丙谷次郎)と記念日ドライブ(1997年7月12日)」に対応する経路情報135、イベント情報136については、ユーザU1が予め登録しておく必要がある。
[属性及び走行経路の組合せの提示例]
図17は、運転特性情報DB130に運転特性情報が格納されている属性及び走行経路の組合せに関する情報をユーザU1に提示する場合の提示例を示す図である。図17では、属性及び走行経路の組合せに関する情報を表示部210に表示するとともに、属性及び走行経路の組合せに関する音声情報S11を音出力部220から出力させる例を示す。
なお、図17に示す提示例は、図5に示す提示例の一部を変形したものである。具体的には、属性情報(例えば、属性情報301)を表示する代わりに、属性及び走行経路の組合せ情報341、351、361を表示し、運転特性情報(例えば、運転特性情報303)を表示する代わりに、経路情報343、353、363を表示する点が異なる。これら以外については、図5に示す提示例と略同様であるため、ここでの説明を省略する。なお、他の属性については、矢印ボタン370を押下する押下操作により表示することが可能である。また、他の情報(例えば、イベント情報136)を属性及び走行経路の組合せに関連付けて表示してもよい。これにより、ユーザU1は、イベント情報を参照して所望の属性及び走行経路の組合せを選択可能となる。
属性及び走行経路の組合せ情報341、351、361は、運転特性情報DB130の属性情報131に対応する情報である。また、経路情報343、353、363は、運転特性情報DB130の経路情報135に対応する情報である。例えば、経路情報135に格納されている地図情報のうち、車両C1を走行させる経路を特徴的な表示(例えば、太線、色の変更)とすることが可能である。なお、属性及び走行経路の組合せの選択方法、選択された組合せに関する自動運転の設定方法については、図15に示す動作例と同様である。ただし、図15に示す設定処理(ステップS533)において、設定部113は、選択処理(ステップS532)で選択された属性及び走行経路に関連付けられている経路情報135及びイベント情報136(図16参照)に対応する内容を設定するための情報を反映情報に含めて、自動運転制御コントローラ20に出力するようにする。すなわち、設定部113は、選択された属性に対応する運転特性及び走行経路を車両C1の自動運転に反映させるとともに、その走行経路における所定のイベントを設定する。
このように、運転特性情報DB130に格納されている属性及び走行経路の組合せに関する情報を表示部210に一覧表示することにより、ユーザU1は、好みの運転特性及び走行経路を視覚的に容易に選択することが可能となる。また、図17に示すように、好みの運転特性及び走行経路を選択する旨の音声情報S11を音出力部220から出力させることにより、ユーザU1は、選択操作を行うことを聴覚的に容易に理解することが可能となる。
[車両の走行中における情報の出力例]
図18は、車両C1の走行中における情報の出力例を簡略化して示す図である。なお、図18では、図17に示す選択画面において、ユーザU1により表示領域360が選択された場合の出力例を示す。なお、車両C1の車室内の構成については、図1に示す例と同様である。
図17に示す選択画面において、ユーザU1により表示領域360が選択された場合には、伊豆半島の経路IR1における出発地D1まで車両C1を自動運転で走行させる設定がされる。例えば、車両C1が埼玉県のD地点に存在する状態で、ユーザU1により表示領域360が選択された場合には、埼玉県のD地点から伊豆半島の出発地D1まで車両C1を自動運転で走行させる設定がされる。この場合には、公知の経路抽出技術により、埼玉県のD地点から伊豆半島の出発地D1までの移動経路が設定される。また、埼玉県のD地点から伊豆半島の出発地D1までの移動経路における運転特性については、表示領域360に対応する運転特性を設定してもよく、他の運転特性を設定してもよい。例えば、表示領域360に対応する伊豆ドライブを満喫するため、埼玉県のD地点から伊豆半島の出発地D1までの移動経路では他の運転特性を設定し、伊豆半島の出発地D1に到着した後に、表示領域360に対応する運転特性を設定してもよい。
図18(A)には、ユーザU1により表示領域360が選択された後に、伊豆半島の経路IR1を車両C1が走行中に表示部210に表示されるドライブ情報画面380の一例を示す。ドライブ情報画面380には、ユーザU1により選択された属性及び走行経路に関する各情報が表示される。例えば、キャラクタDの走屋三郎の画像情報381と、経路IR1を含む伊豆半島の地図情報382とがドライブ情報画面380に表示される。また、地図情報382には、経路IR1を実線で示す経路情報383と、車両C1の現在地を示す現在地情報384(太線の丸)と、経路IR1においてイベントが設定されている位置を示すイベント情報385(ピン図形)とが表示される。
なお、キャラクタDの走屋三郎の画像情報381は、運転特性情報DB130に格納されている画像情報132に基づいて表示される。また、地図情報382、経路情報383は、運転特性情報DB130に格納されている経路情報135に基づいて表示される。また、現在地情報384は、車両C1に設置されている位置情報取得センサにより取得された位置情報に基づいて表示される。また、イベント情報385は、運転特性情報DB130に格納されているイベント情報136に基づいて表示される。すなわち、イベント情報385は、自動運転の設定時における運転の注目場所(例えば、X峠)等を示すものであり、例えば、地図上におけるX峠の位置にピン等を表示することが可能である。
また、図18(A)には、ユーザU1により表示領域360が選択された後に、伊豆半島の経路IR1を車両C1が走行中に音出力部220から出力される音声情報S21、S22の一例を示す。音声情報S21として「キャラクタDの走屋三郎の運転特性で伊豆をドライブ中です。」が出力される。また、音声情報S22として「X峠の場所で走屋三郎に関するイベントがあるよ」が出力される。音声情報S21は、運転特性情報DB130に格納されている属性情報131、経路情報135と、車両C1に設置されている位置情報取得センサにより取得された位置情報とに基づいて出力される。また、音声情報S22は、運転特性情報DB130に格納されているイベント情報136に基づいて出力される。
なお、追体験モードの走行中において、特に重要な位置(例えば、走屋三郎に関するイベントがあるX峠)で運転特性を変化させてもよい。例えば、その位置の付近において、ゆっくりと走行する運転特性に変化させることが可能である。この場合には、その位置の付近において、運転特性が変化することをユーザU1に通知(表示、音声出力)してもよい。また、追体験モードの走行中における運転の注目場所(例えば、走屋三郎に関するイベントがあるX峠)等を設定し、その旨をユーザU1に通知(表示、音声出力)してもよい。
図18(B)には、図18(A)に示すイベント情報385(ピン図形)に対応する位置(X峠)に車両C1が到着した場合の表示部210に表示されるイベント画面390の一例を示す。イベント画面390には、イベント情報136(図16参照)に格納されているイベント情報に基づく画像が表示される。例えば、名セリフを発するキャラクタDの走屋三郎の動画情報391がイベント画面390に表示される。また、図18(B)には、走屋三郎の動画情報391に応じて音出力部220から出力される音声情報S23の一例を示す。音声情報S23として「いい眺めだな。俺はここでレーサになることを誓ったんだ!」が出力される。なお、走屋三郎の動画情報391、音声情報S23は、運転特性情報DB130に格納されているイベント情報136に基づいて出力される。このように、UI200は、属性の運転特性とともに、その属性に関連する走行経路での走行経験を選択することが可能な追体験選択GUIとして機能する。
このように、キャラクタDの走屋三郎がアニメーションの中で、X峠で発した名セリフを、同じX峠で発することにより、キャラクタDの走屋三郎が好きなユーザU1は、キャラクタDの走屋三郎に対する思い入れをさらに深めることが可能となる。なお、図18(B)では、キャラクタDの走屋三郎に関する画像情報及び音声情報の双方を出力する例を示すが、その画像情報及び音声情報のうちの少なくとも1つを出力してもよい。また、キャラクタDの走屋三郎が発したセリフの代わりに、「そのセリフを言ったX峠だよ」等のように、キャラクタDの走屋三郎が発したセリフに関する各種の案内を発したり表示したりしてもよい。また、車両C1の走行中において、キャラクタDの走屋三郎に関連する各種の案内(例えば、このカーブは気持ちよかった)、車両C1の周囲の観光案内(例えば、伊豆半島の観光地案内)等を発したり表示したりしてもよい。
このように、本実施形態では、キャラクタDの走屋三郎が好きなユーザU1が、走屋三郎に関する運転操作を体験するとともに、その走屋三郎に関連が深い場所でその走屋三郎に関連する各種イベントを体験することが可能である。これにより、ユーザU1は、キャラクタDの走屋三郎に対する思い入れをさらに深めることが可能となる。
なお、図16に示すように、属性情報131の「伝説のレーサ甲田太郎と行く秩父ドライブ」には、イベント情報136として「A地点まで第1運転特性で走行し、A地点から第2運転特性で走行」が関連付けられている。このため、属性情報131の「伝説のレーサ甲田太郎と行く秩父ドライブ」が選択された場合には、秩父ドライブの走行経路において、A地点を基準にして運転特性を変更する設定がされる。上述したように、第1運転特性は、甲田太郎が手を抜いて運転する場合の運転特性とし、第2運転特性は、甲田太郎が本気で運転する場合の運転特性とすることが可能である。この場合に、運転特性が変化する要因をユーザU1に通知してもよい。例えば、A地点は甲田太郎の思い出の場所であり、A地点を基準として、甲田太郎が手を抜いたり、本気を出したりすることをユーザU1に通知することが可能である。また、自動運転が開始される前、又は、開始された後において、各種の要因(例えば、甲田太郎及びA地点の関連性、運転特性の変化時)を適宜通知してもよい。このように、イベントが発生すること、運転特性が変化すること等をユーザU1に適宜通知してもよい。この場合に、イベントが発生する場所、日時、運転特性が変化する場所、日時等をユーザU1に適宜通知してもよい。
なお、キャラクタの運転特性及び走行経路(例えば、そのキャラクタに由来するストーリの聖地を巡る経路)が選択された場合には、その走行経路に合わせて運転特性を変更することにより、ユーザU1の思い入れをさらに深めることが可能である。そこで、キャラクタの運転特性及び走行経路が選択されたような場合には、車両C1の位置と、車両C1が走行している日時との少なくとも1つに基づいて、複数の運転特性のうちから所定の運転特性を順次変更してもよい。例えば、聖地Aを通過する前には、第1運転特性を設定し、聖地Aを通過した後には、第2運転特性を設定し、聖地Bを通過した後には、第3運転特性を設定することが可能である。また、例えば、そのキャラクタに由来する日時Aになる前には、第1運転特性を設定し、そのキャラクタに由来する日時Aになった場合には、第2運転特性を設定し、そのキャラクタに由来する日時Bになった場合には、第3運転特性を設定することが可能である。このように、運転特性を変化させる場合には、その変化する要因(例えば、そのキャラクタと聖地A、Bとの関連性)をユーザU1に通知してもよい。また、その変化する日時(例えば、イベント日時)の前に、変化すること、変化する場所等を含む情報をユーザU1に通知してもよい。
[車載機器以外の機器を使用して所望の属性を選択する例]
以上では、車両C1に設置されているUI200を用いてユーザU1が所望する属性を選択する例を示した。ただし、本実施形態は、これに限定されない。例えば、ユーザU1が所持する電子機器(例えば、スマートフォン、タブレット端末)等を用いてユーザU1が所望する属性を選択してもよく、車両C1以外の場所に設置されている情報処理装置(例えば、パーソナルコンピュータ)等を用いてユーザU1が所望する属性を選択してもよい。そこで、以下ではこれらの例について説明する。なお、以下では、属性を選択する場合の例を示すが、属性及び走行経路の組み合わせを選択する場合についても同様である。
[電子機器を使用して所望の属性を選択する例]
図19は、車両C1の車室内で電子機器MC1を使用して所望の属性を選択する場合の使用例を簡略化して示す図である。なお、車両C1の車室内の構成については、図1に示す例と同様である。
電子機器MC1は、ユーザU1が所持する電子機器であり、例えば、スマートフォン、タブレット端末、携帯型のパーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。例えば、電子機器MC1は、表示部210に各種画像を表示したり、音出力部220(図20参照)から音声出力をしたりする出力機器として機能する。また、電子機器MC1は、表示部210の表示画面におけるユーザの接触操作、近接操作に応じて各種操作を受け付けたり、ユーザが発する音に応じて各種操作を受け付けたりする入力機器として機能する。
図19には、属性A乃至Cに関する運転特性を選択するための選択画面が電子機器MC1に表示されている状態を示す。この場合には、属性A乃至Cに関する運転特性を選択することを通知するための音声情報S31が電子機器MC1から出力される。なお、ユーザU1が所望する属性を選択する選択操作等については、図1等に示す例と同様であるため、ここでの説明を省略する。
このように、本実施形態では、ユーザU1が所持する電子機器MC1を用いて、ユーザU1が所望する属性に関する運転操作をユーザU1が容易に体験することが可能である。
[運転支援システムの構成例]
図20は、電子機器MC1により実現される運転支援システム600のシステム構成の一例を示す図である。
運転支援システム600は、電子機器MC1と、自動運転制御コントローラ20とを備える。なお、自動運転制御コントローラ20は、車両C1に設置される。また、車両C1には、無線通信を利用して電子機器MC1との間で各種情報のやりとりを行うことが可能な通信部が設置されている。
電子機器MC1及び自動運転制御コントローラ20は、有線通信又は無線通信を利用した通信方式によって接続される。この無線通信として、例えば、無線LAN(Local Area Network)(例えば、Wi-Fi(Wireless Fidelity))、Bluetooth(登録商標)等の各種の無線通信のうちの少なくとも1つを用いることができる。また、電子機器MC1及び自動運転制御コントローラ20は、無線通信を利用した通信方式によってネットワーク30に接続されてもよい。ネットワーク30は、公衆回線網、インターネット等のネットワークである。この無線通信として、例えば、公衆網(例えば、3G(3rd Generation)、4G(4th Generation)、5G(5th Generation)、LTE(Long Term Evolution))を用いることができる。
電子機器MC1は、制御部110と、記憶部120と、通信部140と、UI200とを備える。なお、電子機器MC1が備える各部については、図3に示す運転支援装置100、UI200における各部に対応する。このため、運転支援装置100、UI200と共通する部分には、同一の符号を付してこれらの説明を省略する。
通信部140は、制御部110の制御に基づいて、有線通信又は無線通信を利用して、他の機器との間で各種情報のやりとりを行うものである。例えば、通信部140は、設定部113により設定された反映情報を、無線通信を利用して電子機器MC1に送信する。この場合に、通信部140は、無線通信を利用して電子機器MC1に反映情報を直接送信してもよく、ネットワーク30を経由して電子機器MC1に反映情報を送信してもよい。
[情報処理装置を使用して所望の属性を選択する例]
図21は、車両C1の外部に設置されている情報処理装置PC1を使用して所望の属性を選択する場合の使用例を簡略化して示す図である。
情報処理装置PC1は、ユーザU1の自宅、職場、車両C1の販売店等に設置されている機器であり、例えば、タブレット端末、携帯型のパーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。例えば、情報処理装置PC1は、表示部210に各種画像を表示したり、音出力部220(図22参照)から音声出力をしたりする出力機器として機能する。また、電子機器MC1は、表示部210の表示画面におけるユーザの接触操作、近接操作に応じて各種操作を受け付けたり、ユーザが発する音に応じて各種操作を受け付けたりする入力機器として機能する。
例えば、車両C1の販売店に情報処理装置PC1を設置しておき、この販売店で特別なキャラクタの運転特性を1時間体験できるサービスを実現することが可能である。これにより、家族で自動運転を楽しめる貴重な体験を提供することが可能となる。
図21には、属性A乃至Cに関する運転特性を選択するための選択画面が情報処理装置PC1に表示されている状態を示す。この場合には、属性A乃至Cに関する運転特性を選択することを通知するための音声情報S41が情報処理装置PC1から出力される。なお、ユーザU1が所望する属性を選択する選択操作等については、図1、図19等に示す例と同様であるため、ここでの説明を省略する。
このように、本実施形態では、車両C1の外部に設置されている情報処理装置PC1を用いて、ユーザU1が所望する属性に関する運転操作をユーザU1が容易に体験することが可能である。
[運転支援システムの構成例]
図22は、情報処理装置PC1により実現される運転支援システム700のシステム構成の一例を示す図である。
運転支援システム700は、情報処理装置PC1と、自動運転制御コントローラ20と、ネットワーク30とを備える。なお、自動運転制御コントローラ20、ネットワーク30は、図20に示す自動運転制御コントローラ20、ネットワーク30に対応する。
情報処理装置PC1及び自動運転制御コントローラ20は、無線通信を利用した通信方式によってネットワーク30に接続される。なお、情報処理装置PC1及び自動運転制御コントローラ20は、有線通信又は無線通信を利用した通信方式によって直接接続されてもよい。
情報処理装置PC1は、制御部110と、記憶部120と、通信部140と、UI200とを備える。なお、情報処理装置PC1が備える各部については、図3に示す運転支援装置100、UI200、図20に示す電子機器MC1における各部に対応する。このため、運転支援装置100、UI200、電子機器MC1と共通する部分には、同一の符号を付してこれらの説明を省略する。
[本実施形態の効果例]
このように、本実施形態によれば、ユーザU1の興味がある人物等の運転を再現することが可能な自動運転サービスを実現することが可能である。例えば、熟練ドライバ、F1ドライバー、憧れのアイドル、故人等の各属性の運転の癖を学習して保存しておき、その保存された運転の癖を再現することにより、自動運転サービスを提供することが可能となる。
例えば、ユーザU1が安全運転でストレスの少ない運転を体験したいと考えた場合には、熟練ドライバを選択し、その熟練ドライバの運転を体験することが可能である。また、例えば、ユーザU1がエキサイティングな運転を体験したいと考えた場合には、有名なF1ドライバを選択し、そのF1ドライバの運転を体験することが可能である。
また、例えば、ユーザU1が憧れのアイドルの運転を体験したいと考えた場合には、そのアイドルを選択し、そのアイドルの運転を体験するとともに、そのアイドルと一緒にドライブをしている気分になることも可能である。また、例えば、ユーザU1が故人である夫の運転を体験したいと考えた場合には、その夫を選択し、その夫の運転を体験するとともに、その夫と一緒に記念のドライブをした経験を思い出すことも可能である。
また、本実施形態によれば、属性及び運転特性が一覧表示された選択画面から、ユーザU1が所望する属性及び運転特性を選択することが可能なため、ユーザU1の思い入れが強い属性の運転特性を容易に選択可能である。例えば、妻が夫の属性を選択すると、夫の運転を思い出させる自動運転を体験することが可能となる。これにより、ユーザU1の思い入れを喚起することができ、ユーザU1の意図に応じた好みの運転特性を設定可能な運転支援システムを実現することができる。このように、本実施形態によれば、ユーザU1の思い入れが強い運転特性を容易に体験可能なサービスを提供し、ユーザエクスペリエンスを向上させることができる。
また、本実施形態によれば、属性及び走行経路が一覧表示された選択画面から、ユーザU1が所望する属性及び走行経路を選択することが可能なため、ユーザU1の思い入れが強い属性の運転特性、走行経路を容易に選択可能である。このため、ユーザU1の思い入れが強い経路で、ユーザU1の思い入れが強い属性の運転特性を容易に実現可能である。これにより、ユーザU1の思い入れをさらに喚起することができ、ユーザU1の意図に応じた好みの運転特性を設定可能な運転支援システムを実現することができる。また、ユーザU1の思い入れが強い運転特性で、その思い入れが強い経路を走行する経験を容易に体験可能なサービスを提供することにより、ユーザエクスペリエンスを向上させることができる。
また、運転特性を構成する各パラメータを生成する際には、十分に安全な範囲内で、車両の乗り心地、燃費又は電費、目的地の到達時間等を総合的に評価して運転データに基づく数値を適宜調整して生成することが可能である。なお、車両の乗り心地、燃費又は電費、目的地の到達時間等を総合的に評価しても再現することが困難である、各個人の運転特性を選択対象として追加することで、車内に存在しないドライバの存在感を容易に再現することが可能となる。
[他の機器、他のシステムにおいて処理を実行させる例]
なお、以上では、設定処理等を運転支援装置100(又は運転支援システム10)において実行する例を示したが、それらの各処理の全部又は一部を他の機器において実行してもよい。この場合には、それらの各処理の一部を実行する各機器により運転支援システムが構成される。例えば、車載機器、ユーザが使用可能な機器(例えば、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ、カーナビゲーション装置、IVI)、インターネット等の所定のネットワークを介して接続可能なサーバ等の各種情報処理装置、各種電子機器を用いて各処理の少なくとも一部を実行させることができる。例えば、運転特性情報DB130を格納する記憶装置を運転支援装置100の外部に設置し、必要に応じて、その記憶装置に格納されている運転特性情報DB130の各情報をダウンロードして用いるようにしてもよい。
また、運転支援装置100(又は運転支援システム10)の機能を実行可能な情報処理システムの一部(又は全部)については、インターネット等の所定のネットワークを介して提供可能なアプリケーションにより提供されてもよい。このアプリケーションは、例えばSaaS(Software as a Service)である。
[本実施形態の構成例及びその効果]
本実施形態に係る運転支援方法は、車両C1を所定の運転特性で自動運転させるための処理を実行可能な運転支援方法である。この運転支援方法は、自動運転で実現可能な複数の運転特性のそれぞれに対応する複数の属性をユーザU1に提示する提示処理(ステップS531)と、ユーザU1の選択操作に基づいて、その提示処理で提示された複数の属性の中から少なくとも1つの属性を選択する選択処理(ステップS532)と、その選択処理で選択された属性に対応する運転特性を自動運転に反映させるための設定を行う設定処理(ステップS533)とを含む。例えば、図5に示すように、複数の属性が表示部210に表示され、ユーザU1に提示される。また、ユーザU1の選択操作に基づいて、表示部210に表示されている複数の属性の中から少なくとも1つの属性が選択される。また、本実施形態に係るプログラムは、これらの各処理をコンピュータに実行させるプログラムである。言い換えると、本実施形態に係るプログラムは、運転支援装置100が実行可能な各機能をコンピュータに実現させるプログラムである。
この構成によれば、例えば、属性及び運転特性が一覧表示された選択画面から、ユーザU1が所望する属性及び運転特性を選択することが可能なため、ユーザU1の思い入れが強い属性の運転特性を容易に選択可能である。これにより、ユーザU1の思い入れを喚起することができ、ユーザU1の意図に応じた好みの運転特性を設定可能な運転支援システムを実現することができる。また、ユーザU1の思い入れが強い運転特性を容易に体験可能なサービスを提供することにより、ユーザエクスペリエンスを向上させることができる。
本実施形態に係る運転支援方法において、提示処理(ステップS531)では、属性と、その属性に対応する運転特性で車両C1を走行させる経路との組合せを属性毎にユーザU1に提示し、選択処理(ステップS532)では、ユーザU1の選択操作に基づいて、その提示処理で提示された組合せの中から少なくとも1つの組合せを選択し、設定処理(ステップS533)では、その選択処理で選択された組合せに対応する経路を当該組合せに対応する運転特性で車両C1に走行させるための設定を行う。例えば、図17に示すように、属性及び経路の複数の組合せが表示部210に表示され、ユーザU1に提示される。また、ユーザU1の選択操作に基づいて、表示部210に表示されている複数の組合せの中から少なくとも1つの組合せが選択される。
この構成によれば、例えば、属性及び経路の組合せが一覧表示された選択画面から、ユーザU1が所望する属性及び経路の組合せを選択することが可能なため、ユーザU1の思い入れが強い経路を容易に選択可能である。これにより、ユーザU1の思い入れを喚起することができる。また、ユーザU1の思い入れが強い運転特性で、その思い入れが強い経路を走行する経験を容易に体験可能なサービスを提供することにより、ユーザエクスペリエンスを向上させることができる。
本実施形態に係る運転支援方法において、設定処理(ステップS533)では、選択処理(ステップS532)で選択された組合せに対応する経路において、車両C1の位置と車両C1が走行する日時とのうちの少なくとも1つに基づいて当該組合せに対応する運転特性を変化させるための設定を行う。例えば、図16に示す例において、属性情報131の「伝説のレーサ甲田太郎と行く秩父ドライブ」がユーザU1により選択された場合には、秩父の経路において、A地点まで第1運転特性で走行し、A地点から第2運転特性で走行するための設定が行われる。なお、A地点を基準とする代わりに、秩父の経路におけるA地点付近を通過すると推定される日時(例えば、午後10時)を基準として、第1運転特性から第2運転特性への変化を設定してもよい。また、位置と日時の双方を運転特性を変化させる基準として設定してもよい。
この構成によれば、例えば、ユーザU1の思い入れが強い経路において、運転特性を変化させるという意外性のある演出をユーザU1に提供することが可能である。これにより、ユーザU1の思い入れが強い経路を走行する経験とともに、意外性のある演出体験を容易に体験可能なサービスを提供することが可能であり、ユーザエクスペリエンスをさらに向上させることができる。
本実施形態に係る運転支援方法において、設定処理(ステップS533)では、選択処理(ステップS532)で選択された組合せに対応する運転特性を変化させる場合に、当該運転特性の変化に関する情報(例えば、当該運転特性を変化させる要因に関する情報、当該運転特性を変化させることに関する情報、当該運転特性を変化させる場所及び日時のうちの少なくとも1つに関する情報)をユーザU1に提供するための設定を行う。例えば、図16に示す例において、属性情報131の「伝説のレーサ甲田太郎と行く秩父ドライブ」がユーザU1により選択された場合には、秩父の経路において、A地点まで第1運転特性で走行し、A地点から第2運転特性で走行する旨の画像情報、音声情報等を出力させるための設定が行われる。この場合に、運転特性を変化させる要因に関する情報として、A地点で伝説のレーサ甲田太郎が何らかの思い出がある旨の情報を出力させてもよい。また、運転特性を変化させるA地点の代わりに、A地点付近を通過すると推定される日時に関する情報を出力させてもよい。また、運転特性を変化させる場所及び日時の双方の情報を出力させてもよい。
この構成によれば、例えば、ユーザU1の思い入れが強い経路において、運転特性の変化に関する情報をユーザU1が容易に理解することが可能である。これにより、ユーザU1の思い入れが強い経路を走行する経験とともに、運転特性の変化に関する情報を容易に理解することが可能であり、ユーザエクスペリエンスをさらに向上させることができる。
本実施形態に係る運転支援方法において、設定処理(ステップS533)では、選択処理(ステップS532)で選択された組合せに対応する経路において、車両C1の位置と車両C1が走行する日時とのうちの少なくとも1つに基づいて、当該組合せに対応する属性に関する音声及び画像のうちの少なくとも1つを出力させるための設定を行う。例えば、図18(B)に示すように、X峠でキャラクタDの走屋三郎の画像及び音声を出力させるための設定を行うことが可能である。
この構成によれば、例えば、ユーザU1の思い入れが強い経路において、ユーザU1の思い入れが強い属性に関する音声、画像を出力させるすることが可能である。これにより、ユーザU1の思い入れが強い経路を走行する経験とともに、ユーザU1の思い入れが強い属性に関する音声、画像をユーザU1が体験することが可能であり、ユーザエクスペリエンスをさらに向上させることができる。
本実施形態に係る運転支援方法では、運転特性は、属性毎に予め定められたアクセル操作量の遷移とアクセル操作を開始するまでのタイミングとのうちの少なくとも1つと、属性毎に予め定められたブレーキ操作量の遷移とブレーキ操作を開始するまでのタイミングとのうちの少なくとも1つと、属性毎に予め定められたステアリング操作を開始するまでのタイミングと、属性毎に予め定められた方向指示器操作を開始するまでのタイミングと、属性毎に予め定められた車両(例えば、車両C1、計測車両)の運転時における車間距離と道路の中央に対する車両の左右の寄り具合とを含む当該車両の走行位置と、のうちの少なくとも1つを含む。
この構成によれば、運転特性を構成する各パラメータとして適切なパラメータを設定することが可能である。
本実施形態に係る運転支援方法では、属性は、人物及び仮想キャラクタを含む個人を特定する情報である。
この構成によれば、ユーザU1の思い入れが深い人物、仮想キャラクタ等の運転特性を容易に体験することが可能である。
本実施形態に係る運転支援方法は、所定の計測車両(例えば、車両C1、他の車両)に乗車したドライバによる運転操作に基づいてそのドライバの運転特性を生成し、そのドライバの運転特性とそのドライバの属性とを関連付けた情報を提示処理(ステップS531)で提示される属性に関する情報として保存する運転特性生成処理(ステップS501乃至S504)をさらに含む。
この構成によれば、所定の計測車両を用いて、運転特性を構成する各パラメータとして適切なパラメータを生成して保存することが可能である。
本実施形態に係る運転支援方法において、運転特性生成処理(ステップS501乃至S504)は、ドライバによる運転操作に関するセンサ情報を含む運転データを取得する取得処理(ステップS501)と、その運転データに基づいて、そのドライバによる運転操作の量と、その運転操作の遷移と、その運転操作を開始するまでのタイミングと、その運転操作による計測車両の走行位置とのうちの少なくとも1つをそのドライバの運転特性として生成する生成処理(ステップS502、S503)とを含む。
この構成によれば、所定の計測車両を用いて取得された運転データに基づいて、運転特性を構成する各パラメータを生成して保存することが可能である。
本実施形態に係る運転支援方法は、所定の車両(例えば、車両C1、他の車両)及びその周囲のうちの少なくとも一部を含む動画と、その車両に乗車したドライバのうちの少なくとも一部を含む動画とに基づいてそのドライバの運転操作を推定し、そのドライバの運転特性とそのドライバの属性とを関連付けた情報を提示処理(ステップS531)で提示される属性に関する情報として保存する運転特性生成処理(ステップS511乃至S513)をさらに含む。
この構成によれば、所定の動画を用いて、運転特性を構成する各パラメータとして適切なパラメータを生成して保存することが可能である。
本実施形態に係る運転支援方法は、所定の属性(例えば、故人、アニメーションのキャラクタ)に関する運転特性を特定するための情報を入力する入力操作を受け付け、その入力操作に基づいて、その属性の運転特性とその属性とを関連付けた情報を提示処理(ステップS531)で提示されるその属性に関する情報として保存する運転特性生成処理(ステップS521乃至S523)をさらに含む。
この構成によれば、所定の入力操作を用いて、運転特性を構成する各パラメータとして適切なパラメータを生成して保存することが可能である。
本実施形態に係る運転支援方法において、運転特性生成処理(ステップS501乃至S504、S511乃至S513、S521乃至S523)では、1つの属性について複数の運転特性を設定し、設定処理(ステップS533)では、車両C1の位置と車両C1が走行する日時とのうちの少なくとも1つに基づいて、選択処理(ステップS531)で選択された属性に対応する複数の運転特性を変化させるための設定を行う。
この構成によれば、複数の運転特性が設定されている属性が選択された場合に、自動運転の走行時においてその複数の運転特性を変化させることができる。これにより、例えば、ユーザU1の思い入れが強い属性に関する運転特性を変化させるという意外性のある演出をユーザU1に提供することが可能である。これにより、ユーザU1の思い入れが強い属性に関する意外性のある演出を容易に体験可能なサービスを提供することが可能であり、ユーザエクスペリエンスをさらに向上させることができる。
本実施形態に係る運転支援装置100は、車両C1を所定の運転特性で自動運転させるための処理を実行可能な情報処理装置である。運転支援装置100は、自動運転で実現可能な複数の運転特性のそれぞれに対応する複数の属性をユーザU1に提示する提示部111と、ユーザU1の選択操作に基づいて、提示部111により提示された複数の属性の中から少なくとも1つの属性を選択する選択部112と、選択部112により選択された属性に対応する運転特性を自動運転に反映させるための設定を行う設定部113とを備える。例えば、図5に示すように、複数の属性が表示部210に表示され、ユーザU1に提示される。また、表示部210に表示されている複数の属性の中からユーザU1によって選択された少なくとも1つの属性が選択される。なお、運転支援装置100の代わりに、運転支援装置100により実現される各処理を実行可能な複数の機器により構成される運転支援システムとしてもよい。
この構成によれば、例えば、属性及び運転特性が一覧表示された選択画面から、ユーザU1が所望する属性及び運転特性を選択することが可能なため、ユーザU1の思い入れが強い属性の運転特性を容易に選択可能である。これにより、ユーザU1の思い入れを喚起することができ、ユーザU1の意図に応じた好みの運転特性を設定可能な運転支援システムを実現することができる。また、ユーザU1の思い入れが強い運転特性を容易に体験可能なサービスを提供することにより、ユーザエクスペリエンスを向上させることができる。
なお、本実施形態で示した各処理手順は、本実施形態を実現するための一例を示したものであり、本実施形態を実現可能な範囲で各処理手順の一部の順序を入れ替えてもよく、各処理手順の一部を省略したり他の処理手順を追加したりしてもよい。
なお、本実施形態で示した各処理は、各処理手順をコンピュータに実行させるためのプログラムに基づいて実行されるものである。このため、本実施形態は、それらの各処理を実行する機能を実現するプログラム、そのプログラムを記憶する記録媒体の実施形態としても把握することができる。例えば、運転支援装置に新機能を追加するためのアップデート処理により、そのプログラムを運転支援装置の記憶装置に記憶させることができる。これにより、そのアップデートされた運転支援装置に本実施形態で示した各処理を実施させることが可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
10 運転支援システム、20 自動運転制御コントローラ、30 ネットワーク、85、200 UI、86 出力部、87 入力部、100 運転支援装置、110、440 制御部、111、441 提示部、112 選択部、113 設定部、120、420、450 記憶部、130、430 運転特性情報DB、210 表示部、220 音出力部、230 操作受付部、240 音入力部、50 運転特性生成システム、60 センサ類、400、400a、400b 運転特性生成装置、410、440 制御部、411 運転データ取得部、411a 動画取得部、412 運転データ分析部、412a 動画分析部、413 運転特性生成部、414 記録制御部、442 入力情報取得部、MC1 電子機器、PC1 情報処置装置

Claims (13)

  1. 車両を所定の運転特性で自動運転させるための処理を実行可能な運転支援方法であって、
    前記自動運転で実現可能な複数の運転特性のそれぞれに対応する複数の属性をユーザに提示する提示処理と、
    前記ユーザの選択操作に基づいて、前記提示処理で提示された複数の属性の中から少なくとも1つの属性を選択する選択処理と、
    前記選択処理で選択された属性に対応する運転特性を前記自動運転に反映させるための設定を行う設定処理と、を含む、
    運転支援方法。
  2. 請求項1に記載の運転支援方法であって、
    前記提示処理では、前記属性と、当該属性に対応する運転特性で前記車両を走行させる経路との組合せを属性毎に前記ユーザに提示し、
    前記選択処理では、前記ユーザの選択操作に基づいて、前記提示処理で提示された前記組合せの中から少なくとも1つの組合せを選択し、
    前記設定処理では、前記選択処理で選択された組合せに対応する経路を当該組合せに対応する運転特性で前記車両に走行させるための設定を行う、
    運転支援方法。
  3. 請求項2に記載の運転支援方法であって、
    前記設定処理では、前記選択処理で選択された組合せに対応する経路において、前記車両の位置と前記車両が走行する日時とのうちの少なくとも1つに基づいて当該組合せに対応する運転特性を変化させるための設定を行う、
    運転支援方法。
  4. 請求項3に記載の運転支援方法であって、
    前記設定処理では、前記選択処理で選択された組合せに対応する運転特性を変化させる場合に、当該運転特性の変化に関する情報を前記ユーザに提供するための設定を行う、
    運転支援方法。
  5. 請求項2に記載の運転支援方法であって、
    前記設定処理では、前記選択処理で選択された組合せに対応する経路において、前記車両の位置と前記車両が走行する日時とのうちの少なくとも1つに基づいて、当該組合せに対応する属性に関する音声及び画像のうちの少なくとも1つを出力させるための設定を行う、
    運転支援方法。
  6. 請求項1から5の何れかに記載の運転支援方法であって、
    前記運転特性は、前記属性毎に予め定められたアクセル操作量の遷移と前記アクセル操作を開始するまでのタイミングとのうちの少なくとも1つと、前記属性毎に予め定められたブレーキ操作量の遷移と前記ブレーキ操作を開始するまでのタイミングとのうちの少なくとも1つと、前記属性毎に予め定められたステアリング操作を開始するまでのタイミングと、前記属性毎に予め定められた方向指示器操作を開始するまでのタイミングと、前記属性毎に予め定められた車両の運転時における車間距離と道路の中央に対する車両の左右の寄り具合とを含む当該車両の走行位置と、のうちの少なくとも1つを含む、
    運転支援方法。
  7. 請求項1から5の何れかに記載の運転支援方法であって、
    前記属性は、人物及び仮想キャラクタを含む個人を特定する情報である、
    運転支援方法。
  8. 請求項1に記載の運転支援方法であって、
    所定の計測車両に乗車したドライバによる運転操作に基づいて前記ドライバの運転特性を生成し、前記ドライバの運転特性と前記ドライバの属性とを関連付けた情報を前記提示処理で提示される前記属性に関する情報として保存する運転特性生成処理、をさらに含む、
    運転支援方法。
  9. 請求項8に記載の運転支援方法であって、
    前記運転特性生成処理は、
    前記ドライバによる運転操作に関するセンサ情報を含む運転データを取得する取得処理と、
    前記運転データに基づいて、前記ドライバによる運転操作の量と、当該運転操作の遷移と、当該運転操作を開始するまでのタイミングと、当該運転操作による前記計測車両の走行位置とのうちの少なくとも1つを前記ドライバの運転特性として生成する生成処理と、を含む、
    運転支援方法。
  10. 請求項1に記載の運転支援方法であって、
    所定の車両及びその周囲のうちの少なくとも一部を含む動画と、当該車両に乗車したドライバのうちの少なくとも一部を含む動画とに基づいて前記ドライバの運転操作を推定し、前記ドライバの運転特性と前記ドライバの属性とを関連付けた情報を前記提示処理で提示される前記属性に関する情報として保存する運転特性生成処理、をさらに含む、
    運転支援方法。
  11. 請求項1に記載の運転支援方法であって、
    所定の属性に関する運転特性を特定するための情報を入力する入力操作を受け付け、前記入力操作に基づいて、当該属性の運転特性と当該属性とを関連付けた情報を前記提示処理で提示される当該属性に関する情報として保存する運転特性生成処理、をさらに含む、
    運転支援方法。
  12. 請求項8から11の何れかに記載の運転支援方法であって、
    前記運転特性生成処理では、1つの属性について複数の運転特性を設定し、
    前記設定処理では、前記車両の位置と前記車両が走行する日時とのうちの少なくとも1つに基づいて、前記選択処理で選択された属性に対応する複数の運転特性を変化させるための設定を行う、
    運転支援方法。
  13. 車両を所定の運転特性で自動運転させるための処理を実行可能な運転支援装置であって、
    前記自動運転で実現可能な複数の運転特性のそれぞれに対応する複数の属性をユーザに提示する提示部と、
    前記ユーザの選択操作に基づいて、前記提示部により提示された複数の属性の中から少なくとも1つの属性を選択する選択部と、
    前記選択部により選択された属性に対応する運転特性を前記自動運転に反映させるための設定を行う設定部と、を備える、
    運転支援装置。
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