JP2024065347A - 中留、時計用バンド、および時計 - Google Patents

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Abstract

Figure 2024065347000001
【課題】脱落し難く、安定した装着性を備えた中留を提供すること。
【解決手段】中留は、複数の板部材と、前記複数の板部材が折り畳まれた状態でロック可能なロック機構とを有し、第1バンドに連結される中留本体と、第2バンドが挿入される開口を有し、前記中留本体に回動可能に連結される剣先保持部と、を備え、前記剣先保持部は、腕に装着された場合に、前記複数の板部材のうち最も前記腕側に配置される下板に重なる位置に配置される底板と、前記底板から前記下板側に突出し、前記第2バンドの小穴に挿入される係合ピンと、を有する。
【選択図】図6

Description

本発明は、中留、当該中留を備えた時計用バンド、および時計に関する。
12時側の尾錠バンドと、6時側の剣先バンドとを連結するとともに、バンドの長さ調整機能を有する折畳み式の中留が知られている。
例えば、特許文献1には、三つ折れ中留における下板の外端下に剣先バンドを挿し通し、剣先バンドを、下板と支え枠間に通して並設される止孔群中の2個を2本の挿し止めピンに挿し止めて取付ける中留構造が開示されている。当該文献に拠れば、腕へのバンド装着時において、挿し止めピンは、下板における腕側に突出して設けられており、剣先バンドの止孔に挿通されるとしている。なお、挿し止めピンのことを係合ピンともいう。
実用新案登録第3046392号公報
しかしながら、特許文献1の中留では、装着時において剣先バンドが外れてしまう虞があった。詳しくは、当該中留では、下板に係合ピンが設けられており、その係合ピンの挿通長さで剣先バンドを保持する構造となっているため、腕への装着時において、腕と下板との間に隙間が生じた場合、係合ピンから剣先バンドが外れ、脱落してしまう虞があった。つまり、脱落し難く、安定した装着性を備えた中留、バンド、および時計が求められていた。
本願に係る一態様の中留は、複数の板部材と、前記複数の板部材が折り畳まれた状態でロック可能なロック機構とを有し、第1バンドに連結される中留本体と、第2バンドが挿入される開口を有し、前記中留本体に回動可能に連結される剣先保持部と、を備え、前記剣先保持部は、腕に装着された場合に、前記複数の板部材のうち最も前記腕側に配置される下板に重なる位置に配置される底板と、前記底板から前記下板側に突出し、前記第2バンドの小穴に挿入される係合ピンと、を有する。
本願に係る一態様の時計用バンドは、上記の中留と、前記第1バンドと、複数の小穴を有する前記第2バンドと、を備える。
本願に係る一態様の時計は、上記の時計用バンドを備える。
実施形態1に係るバンドの概要を示す斜視図。 時計の正面図。 中留を表面側から観察した展開時の平面図。 中留を裏面側から観察した展開時の平面図。 剣先保持部の斜視図。 中留の折畳み時の側面図。 比較例の時計バンドの斜視図。 変形例の剣先保持部の側面図。
実施形態1
***時計とバンドの概要***
図1は、時計用バンドの概要を示す斜視図である。図2は、時計の正面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1に示すように、時計用バンド100は、第1バンド11と、第2バンド12と、第1バンド11と第2バンド12とを連結する中留50などから構成される。
中留50は、中留本体45と、剣先保持部40とから構成される。中留本体45は、カバー部材20、ロック機構24、中板25、下板28などから構成されており、ロック機構24の両側面に設けられた操作ボタン15を押すことにより、係合ツメ17が解除され、図1に示すように展開して伸びる構成となっている。なお、中板25、下板28を備えた3つ折りの中留構造に限定するものではなく、腕へ装着する時や、腕から取り外す時に展開して広がる中留構造であれば良い。
図2に示すように、第1バンド11の末端は、時計150の12時側のかん5に接続される。同様に、第2バンド12の末端は、時計150の6時側のかん6に接続される。なお、第1バンド11を尾錠バンド、第2バンド12を剣先バンドともいう。また、第1バンド11を時計150の6時側に接続し、第2バンド12を時計150の12時側に接続してもよい。
図2では、時計150は、時針1、分針2、秒針3を備える3針式のアナログ時計としているが、これに限定するものではなく、腕に装着する機器であれば良く、例えば、デジタル時計や、スマートウォッチであっても良い。換言すれば、時計150は、時計用バンド100を備える。
図1に戻る。
第1バンド11、第2バンド12は、好適例では、革バンドとしている。なお、革バンドに限定するものではなく、ウレタン、シリコン、ナイロンなどの樹脂材料を用いたバンドであっても良いし、織物を用いたバンドであっても良い。
カバー部材20の一端には、バネ棒21により、第1バンド11が回動可能に連結されている。カバー部材20の他端には、連結ピン22により、中板25が回動可能に連結されている。カバー部材20は、バックルである。中板25の一端には、ロック機構24が設けられている。ロック機構24の両脇には、一対の操作ボタン15が設けられている。中留本体45が閉じた状態では、ロック機構24はカバー部材20に覆われており、カバー部材20の両脇に、操作ボタン15が露出する構成(図3)となっている。
中板25の他端には、連結ピン27により、下板28が回動可能に連結されている。下板28は、離間して配置された2本のアーチ部材18a,18bを備えている。アーチ部材18a,18bは、装着時に腕の形状に適合するように湾曲している。中板25は、1本のアーチ状部材から構成されており、中留本体45が閉じた状態では、下板28の2本のアーチ部材18a,18bの間隙部分に収まるように構成されている。
下板28の他端には、連結ピン31により、剣先保持部40が回動可能に連結されている。剣先保持部40の開口部37には、第2バンド12が挿通されている。なお、詳しくは後述するが、剣先保持部40に挿通された第2バンド12は、剣先保持部40の係合ピン34(図6)により固定される。また、第2バンド12には、長さ調整用の複数の小穴8が設けられている。
このような構成の中留本体45は、カバー部材20、中板25、下板28をZ字状に折り畳んだ折畳み状態と、これらを展開して伸ばした展開状態とを切替え可能に構成されている。なお、中留本体45を構成する各部位、および、剣先保持部40は、好適例において、ステンレスで構成される。なお、ステンレスに限定するものではなく、美観、または、質感に優れた金属であれば良く、例えば、チタンや、合金を用いても良いし、貴金属を用いても良い。
換言すれば、中留50は、複数の板部材と、複数の板部材が折り畳まれた状態でロック可能なロック機構24とを有し、第1バンド11に連結される中留本体45と、第2バンド12が挿入される開口としての開口部37を有し、中留本体45に回動可能に連結される剣先保持部40と、を備える。
***中留と剣先保持部の構成***
図3は、中留を表面側から観察した展開時の平面図である。図4は、中留を裏面側から観察した展開時の平面図である。図5は、剣先保持部の斜視図である。図6は、中留の折畳み時の側面図である。
ここでは、中留本体45、剣先保持部40の詳細な構成について説明する。
図3は、カバー部材20を閉じた状態、すなわち、カバー部材20を中板25に重ねた状態で、カバー部材20の表面側から観察した際の中留50の展開状態の平面図である。図3に示すように、ロック機構24はカバー部材20に覆われており、カバー部材20の両脇に操作ボタン15が露出している。この一対の操作ボタン15を一緒に操作することにより、ロックと開錠とを行うことができる。
図4は、カバー部材20を閉じた状態で、カバー部材20の裏面側から観察した際の中留50の展開状態の平面図である。図4に示すように、ロック機構24の中央には、腕側に突出する凸部16が設けられている。凸部16は、平面的に略正方形状をなしており、凸部16の両脇には、係合ツメ17が設けられている。操作ボタン15を操作しない状態では、係合ツメ17は、凸部16から突出した突出状態となっている。操作ボタン15が押下げられると、係合ツメ17は、凸部16内に収納されて格納状態となる。また、凸部16の中央には、凸部16からさらに突出したトラック形状の長円部16bが設けられている。
操作ボタン15を押下げた状態で中留本体45を折畳むと、下板28の2本のアーチ部材18a,18bの間隙に中板25が収まる。この状態で、操作ボタン15を開放すると、一対の係合ツメ17が突出状態となり、下板28のアーチ部材18a,18bの内側に設けられた一対の係合溝29(図3)と係合し、ロックされる。なお、ロックの際には、カバー部材20を表面側から押し下げることでも、係合ツメ17が自動的に格納状態となりロックできるため、操作ボタン15の操作は必須ではない。開錠時には、操作ボタン15を押下げて係合ツメ17を格納状態とすることにより、中板25が展開可能となる。換言すれば、操作ボタン15は、ロック機構24を操作するボタンである。
なお、ロック機構は、一対の係合ツメ17を用いた構成に限定するものではなく、中留本体の施錠と開錠とが可能なロック機構であれば良い。例えば、下板におけるロック機構に重なる部分に、頭部に返し形状を有する1本のキノコ状のラッチピンを有し、ロック機構には、当該ラッチピンと係合し、施錠と開錠とが可能な機構を備えることでも良い。
図3に示すように、中板25と下板28との間は、連結ピン27により回動可能に連結されている。好適例において、連結ピン27は、段付きピンとCリングとを用いる。なお、割りピンを用いても良い。カバー部材20と中板25とを連結する連結ピン22、および、下板28と剣先保持部40とを連結する連結ピン31も、同様である。
図5に示すように、剣先保持部40は、底板32、側板33、係合ピン34などから構成されている。
底板32は、腕に装着された場合、下板28に重なる位置に配置されており、第2バンド12を保持する板状の部位である。底板32は、平面的に略長方形状をなしており、その長辺方向が、第2バンド12の幅方向と一致している。
底板32の両短辺からは、それぞれ側板33が立設している。側板33は、底板32の側壁であり、第2バンド12の幅方向をガイドする。換言すれば、剣先保持部40は、側板33を備える。
底板32の一方の長辺に沿った中ほどには、1本の係合ピン34が立設している。係合ピン34は、頭部に返し形状を有する、つまり、軸部に対して径が大きな頭部を備えるキノコ状のピンであり、第2バンド12の小穴8に挿入される。
側板33の他方の端部には、側板33から突出したフランジ部33bが設けられている。フランジ部33bには、連結ピン31が挿入される穴35が設けられている。2つの側板33とも、同様の構成である。
2つのフランジ部33bの間に、下板28がセットされ、連結ピン31により連結された際に、底板32と下板28との間に生じる隙間が、開口としての開口部37となる。
換言すれば、剣先保持部40は、腕に装着された場合に、複数の板部材のうち最も腕側に配置される下板28に重なる位置に配置される底板32と、底板32から下板28側に突出し、第2バンド12の小穴8に挿入される係合ピン34と、を有する。そして、剣先保持部40は、係合ピン34を1つ備える。
図6は、中留50の折畳み状態における側面図であり、当該図に示すように、剣先保持部40は、底板32を下にしてL字状をなしている。
図6に示すように、中留50の折畳み状態において、剣先保持部40の側板33は、操作ボタン15とは当接しない設定となっている。これは、係合ピン34の頂部が、ロック機構24の凸部16と当接する構成としているからである。具体的には、剣先保持部40が連結ピン31を中心として回動する際に、係合ピン34と、凸部16とが最初に当接する設定としている。好適例では、係合ピン34の高さを、側板33の高さよりも少し低く設定している。なお、この設定に限定するものではなく、側板33が操作ボタン15に当接しない度当り設定であれば良い。
そして、剣先保持部40の開口部37から第2バンド12が挿通され、第2バンド12に設けられた複数の小穴8のうちの1つの小穴8に係合ピン34が挿入される。これにより、長さが調整された状態で、第2バンド12が剣先保持部40に固定される。
第2バンド12の剣先側は、図6に示すように、下板28の曲面に沿って湾曲し、下板28と一体化するため、腕190に装着した際に違和感は生じない。
換言すれば、中留50において、操作ボタン15と、側板33とは当接しない。また、中留本体45のロック機構24は、剣先保持部40側に突出する凸部16を備え、係合ピン34は、凸部16に当接可能な位置に設けられる。
使用者は、例えば、第2バンド12の複数の小穴8の中から自身の手首の大きさに合わせて一つの小穴を選択して係合ピン34に挿入し、中留本体45を折りたたんでロックすることで、バンドの長さを自身の手首に合わせて調節した状態で時計を着用することができる。剣先保持部40は中留本体45に対して自由に回動可能な構造であるが、使用者が時計を腕に装着して中留本体45をロックした状態では、剣先保持部40は腕と中留本体45との間に挟まれ、且つ、回動せずに固定された状態を維持できる。また、腕から時計を外す際に中留50のロックを解除すると、剣先保持部40は連結ピン31中心として中留本体45から離れる方向に回動するので、使用者が第2バンド12を剣先保持部40の係合ピン34から取り外すことも容易である。
***比較例との対比***
図7は、比較例の時計バンドの斜視図である。
図7に示す、比較例の時計バンド98は、従来の時計バンドの一例である。時計バンド98は、時計の12時側に接続される第1バンド91と、時計の6時側に接続される第2バンド92とを備えている。第1バンド91は尾錠バンドであり、第2バンド92は剣先バンドである。第1バンド91の一端には、美錠93が回動可能に連結されている。美錠93は、つく棒94を備えている。
図7に示すように、比較例の時計バンド98では、腕への装着時において、第2バンド92を美錠93に挿通し、第2バンド92に設けられた複数の小穴8のうちの1つの小穴8につく棒94が挿入される。第2バンド92の剣先側は、第1バンド91の外側に延在する。この際、第2バンド92の剣先側が外側に飛び出てしまうため、第1バンド91の曲面に沿わせるために、リング状の定革96、遊革97とで、剣先側を第1バンド91に括り付けていた。つまり、比較例の時計バンド98では、定革96、遊革97が必要であった。定革96、遊革97は、時計バンド98のデザイン性を損ねてしまい、さらに、着脱時において、定革96、遊革97に、第2バンド92を挿脱する必要があり、煩わしかった。
これに対して、本実施形態の時計バンド100によれば、第2バンド12を、第1バンド11の内側に入れ込む構成としているため、第2バンド92の剣先側の飛び出しは生じず、定革96、遊革97を設ける必要がない。さらに、定革96、遊革97が不要なため、デザイン性に優れている。また、操作ボタン15を操作するだけで、容易に着脱可能なため、着脱性に優れている。
さらに、本実施形態の時計バンド100は、中留本体45と、中留本体45に連結される剣先保持部40とから構成されているが、中留本体45は既知の構成部位であるため、既存の中留本体を活用することが可能である。よって、中留本体45を新たに製造するためのイニシャル費用が低減でき、部品コストも抑制することができる。
***変形例***
図8は、変形例の剣先保持部の側面図である。
図8では、上段に標準的な剣先保持部40を図示し、下段に変形例の剣先保持部41を図示している。
第1バンド11、第2バンド12として、例えば、ウレタン製の樹脂バンドを用いた場合、革バンドよりもバンドが厚くなることがあり得る。この場合、変形例の剣先保持部41によれば、厚いバンドにも適用することが可能である。
具体的には、変形例の剣先保持部41では、側板33の高さh2を、剣先保持部40の側板33の高さh1よりも高くしている。また、剣先保持部41の係合ピン34の高さも、側板33の高さh2に合せて高くしている。これにより、剣先保持部41の開口部37の高さh4は、剣先保持部40の開口部37の高さh3よりも高くなり、厚いバンドでも適用することができる。
なお、上記では、バンドが厚い場合について説明したが、バンドが薄い場合でも、同様に適合させることができる。具体的には、変形例の剣先保持部41の側板33の高さh2を、剣先保持部40の側板33の高さh1よりも低くし、係合ピン34の高さも、側板33の高さh2に合せて低くすれば良い。つまり、変形例の剣先保持部41によれば、バンドの厚さに応じて、開口部37の高さh4を最適化することができる。
上記の実施形態では、係合ピン34を一つとしたが、剣先保持部40をバンドの長手方向に長くして、係合ピン34を複数配置してもよい。
また、上記の実施形態に追加して、剣先保持部40を下板28側に付勢する付勢部材や、剣先保持部40を中留本体45の下板28側に回動した状態で固定する固定部材を設けてもよい。これらによれば、中留本体45を展開しても、剣先保持部40が中留本体45に対して自由に回動しないので、中留本体45を展開して腕から時計を取り外しても、第2バンド12の小穴8と係合ピン34とが外れず、使用者の手首に合わせた大きさを維持することができる。なお、付勢部材や固定部材は、使用者が指で解除して剣先保持部50を中留本体45から離れる方向に回動可能な程度の付勢力や固定力を有していればよい。
以上、述べた通り、本実施形態の中留50、時計用バンド100、時計150によれば、以下の効果を得ることができる。
中留50は、複数の板部材と、複数の板部材が折り畳まれた状態でロック可能なロック機構24とを有し、第1バンド11に連結される中留本体45と、第2バンド12が挿入される開口としての開口部37を有し、中留本体45に回動可能に連結される剣先保持部40と、を備え、剣先保持部40は、腕に装着された場合に、複数の板部材のうち最も腕側に配置される下板28に重なる位置に配置される底板32と、底板32から下板28側に突出し、第2バンド12の小穴8に挿入される係合ピン34と、を有する。
これによれば、腕側に突出する係合ピンの挿通長さで第2バンドを保持していたため、脱落し易かった従来の中留と異なり、本実施形態の中留50によれば、第2バンド12を剣先保持部40に挿通するとともに、中留本体45側に突出する係合ピン34で固定するため、第2バンド12の脱落を防止することができる。また、剣先保持部40が回動するため、第2バンド12の動きに追従して、剣先保持部40の底板32と下板28との間で第2バンド12をしっかりと挟みこむことができる。特に、腕への装着時において、腕と下板28との間に隙間が生じた場合であっても、第2バンド12と剣先保持部40とが一体で動くため、第2バンド12から係合ピン34が外れ難い。
従って、脱落し難く、安定した装着性を備えた中留50を提供することができる。
また、剣先保持部40は、一対の側板33を備える。
これによれば、第2バンド12の幅方向の振れが抑えられ、第2バンド12を安定して保持できるため、安定した装着性が得られる。
また、係合ピン34は、1つである。
これによれば、係合ピンが複数である場合に比べて第2バンド12の長さ調整幅を広くすることができる。詳しくは、例えば、第2バンド12が小穴8を5つ備えていて、特許文献1のように2本の係合ピンを用いた場合、長さ調整は4段階しかできないが、1本の係合ピン34であれば、5段階の長さ調整ができる。さらに、長期使用した場合、係合ピンが挿入された小穴8は、他の小穴に比べて劣化するが、1本の係合ピン34であれば、劣化するのは1つの小穴で済むため、複数本の係合ピンを用いた場合よりも、劣化度合いを軽減することができる。
また、中留50は、ロック機構24を操作する操作ボタン15を有し、操作ボタン15と、剣先保持部40の側板33とは当接しない。
これによれば、操作ボタン15により中留50の開閉操作を行う際に、剣先保持部40が操作の妨げとなることはなく、安定して操作を行うことができる。
また、中留本体45のロック機構24は、剣先保持部40側に突出する凸部16を備え、係合ピン34は、凸部16に当接可能な位置に設けられる。
これによれば、剣先保持部40が連結ピン31を中心として回動する際に、係合ピン34が凸部16に最初に当接するため、操作ボタン15に剣先保持部40の側板33が当接することを防止できる。
また、時計用バンド100は、中留50と、第1バンド11と、複数の小穴8を有する第2バンド12と、を備える。
これによれば、脱落し難く、安定した装着性を備えた時計用バンド100を提供することができる。
また、時計150は、時計用バンド100を備える。
これによれば、脱落し難く、安定した装着性を備えた時計用バンド100を備えた時計150を提供することができる。
1…時針、2…分針、3…秒針、5,6…かん、8…小穴、11…第1バンド、12…第2バンド、15…操作ボタン、16…凸部、16b…長円部、17…係合ツメ、18a,18b…アーチ部材、20…カバー部材、21…バネ棒、22…連結ピン、24…ロック機構、25…中板、27…連結ピン、28…下板、29…係合溝、31…連結ピン、32…底板、33…側板、33b…フランジ部、34…係合ピン、35…穴、37…開口部、40…剣先保持部、41…変形例の剣先保持部、45…中留本体、50…中留、91…第1バンド、92…第2バンド、93…美錠、94…つく棒、96…定革、97…遊革、98…従来の時計バンド、100…時計用バンド、150…時計、190…腕、h1~h4…高さ。

Claims (7)

  1. 複数の板部材と、前記複数の板部材が折り畳まれた状態でロック可能なロック機構とを有し、第1バンドに連結される中留本体と、
    第2バンドが挿入される開口を有し、前記中留本体に回動可能に連結される剣先保持部と、を備え、
    前記剣先保持部は、腕に装着された場合に、前記複数の板部材のうち最も前記腕側に配置される下板に重なる位置に配置される底板と、前記底板から前記下板側に突出し、前記第2バンドの小穴に挿入される係合ピンと、を有する、
    中留。
  2. 前記剣先保持部は、側板を備える、
    請求項1に記載の中留。
  3. 前記係合ピンは、1つである、
    請求項2に記載の中留。
  4. 前記ロック機構を操作するボタンを有し、
    前記ボタンと、前記側板とは当接しない、
    請求項3に記載の中留。
  5. 前記中留本体は、前記剣先保持部側に突出する凸部を備え、
    前記係合ピンは、前記凸部に当接可能な位置に設けられる、
    請求項3に記載の中留。
  6. 請求項1~5のいずれか一項に記載の中留と、
    前記第1バンドと、
    複数の小穴を有する前記第2バンドと、
    を備える時計用バンド。
  7. 請求項6に記載の時計用バンドを備える、
    時計。
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