JP2024064739A - 半導体受光素子およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】表面リーク電流および経時変化を抑制することが可能な半導体受光素子および製造方法を提供する。【解決手段】面内に配列された複数のメサを有する半導体受光素子であって、1つのメサは第1メサ、第2メサおよび第3メサを含み、半導体受光素子は、光吸収層と、光吸収層の上に設けられた第1電界制御層と、アバランシェ増倍層と、第2電界制御層と、第1半導体層と、絶縁膜と、を具備し、第1電界制御層は第1導電型を有し、第2電界制御層は、第1導電型とは異なる第2導電型を有し、アバランシェ増倍層は第1メサを形成し、第2電界制御層は第2メサを形成し、第1半導体層は第3メサを形成し、第1メサの幅は第2メサの幅より大きく、第2メサの幅は第3メサの幅より大きく、隣り合う2つのメサの間に、メサよりも窪んだ第1凹部が設けられ、絶縁膜は、メサおよび前記第1凹部を覆い、光吸収層は、2つのメサおよび第1凹部の下に位置する。【選択図】図1B

Description

本開示は半導体受光素子およびその製造方法に関するものである。
光通信などに用いられる高速・高感度の半導体受光素子として、アバランシェフォトダイオード(APD)が知られている(例えば特許文献1、非特許文献1)。
特開2006-339413号公報
"Triple-mesa Avalanche Photodiode With Inverted P-Down Structure for Reliability and Stability" Journal of lightwave technology,Volume32,No.8(2014) pp.1543-1548
低容量化のために、半導体受光素子にメサを形成する。メサにおいて、n型の電界制御層、アバランシェ増倍層およびp型の電界制御層が順番に積層されることで、pin(positive-intrinsic-negative)接合が形成される。半導体受光素子の使用時には、逆バイアス電圧を印加する。アバランシェ増倍層に高い電界がかかる。高電界によって加速されたキャリアが流れることで、アバランシェ増倍が起こる。
半導体受光素子の表面および側面を絶縁膜で覆う。半導体層と絶縁膜とが接触することで、界面に準位が発生する。こうした準位に起因して表面リーク電流が発生する恐れがある。逆バイアス電圧を印加した際に、pin接合の側面に強い電界がかかることで、表面リーク電流が増加する恐れがある。半導体受光素子の表面を絶縁膜で覆う。光吸収層が絶縁膜に接触することで、表面に欠陥および汚染などが発生する恐れがある。この結果、特性の経時変化が起こりやすい。そこで、表面リーク電流および経時変化を抑制することが可能な半導体受光素子およびその製造方法を提供することを目的とする。
本開示に係る半導体受光素子は、面内に配列された複数のメサを有する半導体受光素子であって、1つの前記メサは第1メサ、第2メサおよび第3メサを含み、前記半導体受光素子は、光吸収層と、前記光吸収層の上に設けられた第1電界制御層と、前記第1電界制御層の上に設けられたアバランシェ増倍層と、前記アバランシェ増倍層の上に設けられた第2電界制御層と、前記第2電界制御層の上に設けられた第1半導体層と、絶縁膜と、を具備し、前記第1電界制御層は第1導電型を有し、前記第2電界制御層は、前記第1導電型とは異なる第2導電型を有し、前記アバランシェ増倍層は前記第1メサを形成し、前記第2電界制御層は前記第2メサを形成し、前記第1半導体層は前記第3メサを形成し、前記第1メサの幅は前記第2メサの幅より大きく、前記第2メサの幅は前記第3メサの幅より大きく、隣り合う2つの前記メサの間に、前記メサよりも窪んだ第1凹部が設けられ、前記絶縁膜は、前記メサおよび前記第1凹部を覆い、前記光吸収層は、2つの前記メサおよび前記第1凹部の下に位置する。
本開示に係る半導体受光素子の製造方法は、光吸収層、第1電界制御層、アバランシェ増倍層、第2電界制御層、および第1半導体層を、この順番で積層する工程と、前記アバランシェ増倍層から第1メサを形成する工程と、前記第2電界制御層から、前記第1メサの上に位置する第2メサを形成する工程と、前記第1半導体層から、前記第2メサの上に位置する第3メサを形成する工程と、絶縁膜を形成する工程と、を有し、前記第1メサの幅は前記第2メサの幅より大きく、前記第2メサの幅は前記第3メサの幅より大きく、隣り合う2つの前記第1メサの間に、前記第1メサよりも窪んだ凹部が設けられ、前記絶縁膜は、前記第1メサ、前記第2メサ、前記第3メサ、および前記凹部を覆い、前記光吸収層は、2つの前記第1メサおよび前記凹部の下に位置する。
本開示によれば表面リーク電流および経時変化を抑制することが可能である。
図1Aは半導体受光素子を例示する平面図である。 図1Bは半導体受光素子を例示する断面図である。 図2Aはメサを拡大した断面図である。 図2Bはメサを拡大した平面図である。 図3Aは半導体受光素子の製造方法を例示する断面図である。 図3Bは半導体受光素子の製造方法を例示する断面図である。 図4Aは半導体受光素子の製造方法を例示する断面図である。 図4Bは半導体受光素子の製造方法を例示する断面図である。 図5Aは半導体受光素子の製造方法を例示する断面図である。 図5Bは半導体受光素子の製造方法を例示する断面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態の内容を列記して説明する。
本開示の一形態は、(1)面内に配列された複数のメサを有する半導体受光素子であって、1つの前記メサは第1メサ、第2メサおよび第3メサを含み、前記半導体受光素子は、光吸収層と、前記光吸収層の上に設けられた第1電界制御層と、前記第1電界制御層の上に設けられたアバランシェ増倍層と、前記アバランシェ増倍層の上に設けられた第2電界制御層と、前記第2電界制御層の上に設けられた第1半導体層と、絶縁膜と、を具備し、前記第1電界制御層は第1導電型を有し、前記第2電界制御層は、前記第1導電型とは異なる第2導電型を有し、前記アバランシェ増倍層は前記第1メサを形成し、前記第2電界制御層は前記第2メサを形成し、前記第1半導体層は前記第3メサを形成し、前記第1メサの幅は前記第2メサの幅より大きく、前記第2メサの幅は前記第3メサの幅より大きく、隣り合う2つの前記メサの間に、前記メサよりも窪んだ第1凹部が設けられ、前記絶縁膜は、前記メサおよび前記第1凹部を覆い、前記光吸収層は、2つの前記メサおよび前記第1凹部の下に位置する半導体受光素子である。第1電界制御層、アバランシェ増倍層、第2電界制御層はpin接合を形成する。第1半導体層の真下にかかる電界は強く、第1半導体層より外の電界は弱い。pin接合部分の側面にかかる電界が弱くなる。側面にかかる電界を緩和することで、表面リーク電流を抑制することができる。光吸収層がメサおよび第1凹部の下に位置することで、絶縁膜との接触面積が小さくなる。光吸収層の表面の欠陥および汚染が抑制され、表面の電荷の誘起が抑制される。経時変化を抑制することができる。
(2)上記(1)において、前記面内において、前記第1メサの端部は前記第2メサの端部よりも外側に位置し、前記面内において、前記第2メサの端部は前記第3メサの端部よりも外側に位置してもよい。第1メサの側面および第2メサの側面にかかる電界を緩和することで、表面リーク電流を効果的に抑制することができる。
(3)上記(1)または(2)において、前記第2電界制御層と前記第1半導体層との間に設けられた第2半導体層を具備し、前記第2電界制御層および前記第2半導体層は前記第2メサを形成してもよい。第1メサの側面および第2メサの側面にかかる電界を緩和することで、表面リーク電流を効果的に抑制することができる。
(4)上記(1)から(3)のいずれかにおいて、前記第1電界制御層はn型の導電型を有し、前記第1半導体層および前記第2電界制御層はp型の導電型を有してもよい。第1電界制御層、アバランシェ増倍層および第2電界制御層はpin接合を形成する。pin接合の側面にかかる電界を緩和することで、表面リーク電流を効果的に抑制することができる。
(5)上記(1)から(4)のいずれかにおいて、前記アバランシェ増倍層および前記第1電界制御層は前記第1メサを形成し、前記第1電界制御層が前記第1凹部の底面を形成してもよい。光吸収層は第1電界制御層より下に位置しており、第1凹部において絶縁膜と接触しない。光吸収層の表面が電気的に安定する。経時変化を抑制することができる。第1凹部によってメサを分離し、メサ間の干渉を抑制することができる。
(6)上記(1)から(5)のいずれかにおいて、前記第2電界制御層のドーピング濃度は、前記第1電界制御層のドーピング濃度よりも低くてもよい。第2電界制御層が第1電界制御層よりも早く空乏化する。アバランシェ増倍層に電界がかかりやすくなる。
(7)上記(1)から(6)のいずれかにおいて、前記光吸収層の前記第1電界制御層とは反対に設けられた第3半導体層と、第1電極と、第2電極と、を具備し、前記第1電極は、前記第3メサの上に設けられ、前記第1半導体層に電気的に接続され、前記第3半導体層は前記第1導電型を有し、前記第2電極は前記第3半導体層に電気的に接続されてもよい。第1電極および第2電極を用いて半導体受光素子に逆バイアス電圧を印加することができる。
(8)上記(7)において、前記メサから離間した位置に第2凹部が設けられ、前記第2凹部は前記第1半導体層まで延伸し、前記第2凹部に隣接して、前記第2凹部よりも突出する凸部が設けられ、前記第2電極は前記第2凹部に設けられ、前記凸部に設けられた第3電極と、前記第2電極と前記第3電極とを接続する配線と、を具備してもよい。第1電極および第2電極を用いて半導体受光素子に逆バイアス電圧を印加することができる。
(9)上記(1)から(8)のいずれかにおいて、前記絶縁膜は窒化シリコン、酸化シリコンまたは酸窒化シリコンで形成されてもよい。光吸収層は第1凹部の下に位置している。絶縁膜の成膜工程において、光吸収層の露出面積が小さいため、表面の欠陥などが発生しにくい。経時変化を抑制することができる。
(10)光吸収層、第1電界制御層、アバランシェ増倍層、第2電界制御層、および第1半導体層を、この順番で積層する工程と、前記アバランシェ増倍層から第1メサを形成する工程と、前記第2電界制御層から、前記第1メサの上に位置する第2メサを形成する工程と、前記第1半導体層から、前記第2メサの上に位置する第3メサを形成する工程と、絶縁膜を形成する工程と、を有し、前記第1メサの幅は前記第2メサの幅より大きく、前記第2メサの幅は前記第3メサの幅より大きく、隣り合う2つの前記第1メサの間に、前記第1メサよりも窪んだ凹部が設けられ、前記絶縁膜は、前記第1メサ、前記第2メサ、前記第3メサ、および前記凹部を覆い、前記光吸収層は、2つの前記第1メサおよび前記凹部の下に位置する半導体受光素子の製造方法である。第1電界制御層、アバランシェ増倍層、第2電界制御層はpin接合を形成する。第1半導体層の真下にかかる電界は強く、第1半導体層より外の電界は弱い。pin接合部分の側面にかかる電界が弱くなる。側面にかかる電界を緩和することで、表面リーク電流を抑制することができる。光吸収層が第1メサおよび第1凹部の下に位置することで、絶縁膜との接触面積が小さくなる。光吸収層の表面の欠陥および汚染が抑制され、表面の電荷の誘起が抑制される。経時変化を抑制することができる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の実施形態に係る半導体受光素子およびその製造方法の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
(半導体受光素子)
図1Aは半導体受光素子100を例示する平面図である。半導体受光素子100の平面形状は矩形である。半導体受光素子100の上面は、XY平面に平行である。半導体受光素子100の2つの辺はX軸方向に平行であり、別の2つの辺はY軸方向に平行である。Z軸方向は、半導体受光素子100の厚さ方向であり、半導体層が積層される方向である。X軸方向、Y軸方向、およびZ軸方向は互いに直交する。半導体受光素子100は、裏面から入射される光を吸収し、電気信号を出力する。
半導体受光素子100は、アバランシェフォトダイオード(APD)アレイである。半導体受光素子100は、複数のメサ10、凹部12(第1凹部)、凹部14(第2凹部)、および凸部19を有する。
複数のメサ10は半導体受光素子100のうち中央部13に設けられ、半導体受光素子100の1つの面に2次元アレイ状に配列されている。1つのメサ10が1つのアバランシェフォトダイオードに対応する。隣り合う2つのメサ10の間には凹部12が設けられている。複数のメサ10は凹部12によって分離されている。図1Aではメサ10の個数は9個としている。メサ10の個数は2個以上であり、100個以上でもよい。例えばメサ10のアレイは1×8以上、100×200以下である。
半導体受光素子100の外周部には凸部19が設けられている。メサ10と凸部19との間には凹部14が設けられている。凹部14および凸部19は、中央部13を囲む。
1つのメサ10に1つの電極15(第1電極)が設けられている。凹部14には電極16(第2電極)が設けられている。凸部19には複数の電極17(第3電極)が設けられている。電極16と電極17とは配線18によって接続されている。
図1Bは半導体受光素子100を例示する断面図であり、図1Aの線A-Aに沿った断面を図示している。図1Bに示すように、半導体受光素子100は、基板20、反射防止膜21、バッファ層22、光吸収層24、グレーディッド層25および26、電界制御層28(第1電界制御層)、アバランシェ増倍層30、電界制御層32(第2電界制御層)、電界緩和層34(第2半導体層)、およびコンタクト層36(第1半導体層)を有する。
基板20の下面に反射防止膜21が設けられている。基板20の上面に、バッファ層22、光吸収層24、グレーディッド層25および26、電界制御層28が、この順番で積層されている。凹部12は、2つのメサ10の間に設けられ、電界制御層28の途中まで延伸する。電界制御層28は凹部12の底面を形成する。電界制御層28のうちメサ10に含まれる部分は、電界制御層28のうち凹部12の底面となる部分よりも、図1Bの上方向に突出する。電界制御層28の突出部分の上面にアバランシェ増倍層30が設けられている。アバランシェ増倍層30の上面に電界制御層32が設けられている。電界制御層32の上面に電界緩和層34が設けられている。電界緩和層34の上面にコンタクト層36が設けられている。
メサ10は、電界制御層28、アバランシェ増倍層30、電界制御層32、電界緩和層34、およびコンタクト層36によって形成される。メサ10は三段構造であり、3つのメサを含む。メサ10の上であって、コンタクト層36の上面に電極15が設けられている。
電界制御層28、グレーディッド層25および26、光吸収層24、バッファ層22、基板20は、複数のメサ10および複数の凹部12の下に広がる。
凹部14および凸部19はメサ10から離間している。凹部14はバッファ層22の上面まで延伸する。バッファ層22の上面が凹部14の底面となる。凸部19は、光吸収層24、グレーディッド層25および26、電界制御層28、アバランシェ増倍層30、電界制御層32、電界緩和層34、およびコンタクト層36を有する。
電極16は凹部14の内側に設けられている。電極17は凸部19の上に設けられている。配線18は、凹部14の内側から凸部19の上面まで引き出されており、電極16および電極17に電気的に接続される。
基板20は、例えばn型のインジウムリン(n-InP)または半絶縁性のInPで形成されている。バッファ層22は、例えばn+型InP((n+)-InP)で形成されている。バッファ層22の厚さは例えば1.5μm以上、2.5μm以下である。n型ドーピング濃度は例えば1×1018cm-3以上である。
光吸収層24は例えばノンドープのインジウムガリウム砒素(i-InGaAs)で形成されている。光吸収層24の厚さは例えば1μm以上、5μm以下である。グレーディッド層25および26は、例えばノンドープのインジウムガリウム砒素リン(i-InGaAsP)で形成されている。グレーディッド層25および26それぞれの厚さは例えば25nmである。
電界制御層28は例えば(n+)-InPで形成されている。電界制御層28の厚さは例えば50nm以上、500nm以下である。電界制御層28のドーピング濃度は例えば1×1018cm-3以上、9×1018cm-3以下である。アバランシェ増倍層30は例えばノンドープのInP(i-InP)で形成されている。アバランシェ増倍層30の厚さは例えば50nm以上、500nm以下である。電界制御層32は例えばp+型のInP((p+)-InP)で形成されている。電界制御層32の厚さは例えば50nm以上、500nm以下である。電界制御層32のドーピング濃度は例えば1×1017cm-3以上、9×1017cm-3以下であり、電界制御層28のドーピング濃度より低い。
電界緩和層34は例えばi-InGaAsで形成されている。厚さは例えば50nm以上、500nm以下である。コンタクト層36は例えば(p+)-InGaAsで形成されている。厚さは例えば100nm以上、300nm以下である。ドーピング濃度は例えば1×1019cm-3以上、9×1019cm-3以下である。各半導体層は上記以外の半導体で形成されてもよい。
半導体受光素子100の表面は絶縁膜11に覆われている。絶縁膜11はパッシベーション膜であり、半導体受光素子100の表面を保護する。絶縁膜11は、窒化シリコン(SiN)、酸化シリコン(SiO)、酸窒化シリコン(SiON)などの絶縁体で形成されている。絶縁膜11はメサ10の側面および上面、凸部19の側面および上面、凹部12の底面、および凹部14の底面を覆う。
絶縁膜11はメサ10の上に開口部を有する。当該開口部からコンタクト層36の上面が露出する。電極15は、開口部を通じてコンタクト層36の上面に接触する。絶縁膜11は凹部14の底面の上に開口部を有する。電極16は開口部を通じてバッファ層22の上面に接触する。凸部19は絶縁膜11で覆われる。電極17とコンタクト層36との間には絶縁膜11が設けられるため、電極17はコンタクト層36に接続されない。配線18と凸部19との間に絶縁膜11が設けられるため、配線18は凸部19の半導体層には接続されない。
電極15および電極17は、金属層40、アンダーバンプメタル(UBM)42、およびバンプ44を有する。金属層40は、例えばチタン(Ti)層と白金(Pt)層とを含む。Ti層とPt層とはこの順番で積層されている。UBM42は金属層40の上面に設けられている。UBM42は、例えばTi層、ニッケル(Ni)層、金(Au)層を含む。Ti層、Ni層、およびAu層は、金属層40の上にこの順番で積層されている。バンプ44は、UBM42の上面に設けられ、インジウム(In)などの金属で形成されている。
電極16は、金属層40と同様にTi層とPt層とで形成される。配線18は例えばTi層とAu層とを含む。Ti層とAu層とはこの順番で積層されている。電極および配線18は上記以外の金属で形成されてもよい。
図2Aはメサ10を拡大した断面図であり、光吸収層24からコンタクト層36までを図示し、基板20などは省略している。図2Aに示すように、メサ10は3段構造であり、3つのメサ50、52および54を有する。図2Aの下から上に向けて、メサ50(第1メサ)、メサ52(第2メサ)、およびメサ54(第3メサ)がこの順番で並ぶ。メサ50は、電界制御層28およびアバランシェ増倍層30によって形成される。メサ52は、電界制御層32および電界緩和層34によって形成される。メサ54はコンタクト層36で形成される。
図2Bはメサ10を拡大した平面図である。図2Bに示すように、メサ50、52および54の平面形状は矩形である。メサ54の幅W3は例えば30μm以上、90μm以下である。メサ52の幅W2はメサ54の幅W3よりも大きい。メサ50の幅W1は、メサ52の幅W2およびメサ54の幅W3よりも大きい。幅W2と幅W3との差、および幅W1と幅W2との差は、それぞれ10μm以上、20μm以下である。
XY平面内において、メサ54はメサ50の中央部およびメサ52の中央部の上に位置する。メサ52はメサ50の中央部の上に位置する。メサ50の端部は、メサ52の端部よりも外に位置する。メサ52の端部は、メサ54の端部よりも外に位置する。メサ50、52および54の平面形状は矩形でもよいし、多角形でもよいし、円などでもよい。
半導体受光素子100は、基板20の下から入射される光を検知する。半導体受光素子100は、例えば波長が1.5μm以上、1.65μm以下の光に対して感受性を有する。半導体受光素子100が許容できる光の出力は例えば1×10J/m以下である。半導体受光素子100の使用時には逆バイアス電圧を印加する。電極15に負電圧が印加される。電極17に正電圧が印加される。電圧の大きさは例えば10V以上、30V以下である。
電界制御層28、アバランシェ増倍層30および電界制御層32はpin接合を形成する。逆バイアス電圧の印加によって空乏層が形成される。アバランシェ増倍層30にかかる電界は、電界制御層28および32にかかる電界よりも高い。光吸収層24は、半導体受光素子100に入射した光を吸収し、キャリア(電子正孔対)を発生させる。キャリアは、高電界によって加速され、アバランシェ増倍層30に流れ、原子に衝突する。アバランシェ増倍が起き、電流が流れる。半導体受光素子100により光を検知することができる。
(製造方法)
図3Aから図5Bは半導体受光素子100の製造方法を例示する断面図である。図3Aに示すように、有機金属気相成長法(MOVPE:Metal-organic Vapor Phase Epitaxy)により、基板20の上に、バッファ層22、光吸収層24、グレーディッド層25および26、電界制御層28、アバランシェ増倍層30、電界制御層32、電界緩和層34、およびコンタクト層36をこの順番にエピタキシャル成長する。図3Bに示すように、例えばドライエッチングによってコンタクト層36の一部を除去し、メサ54を形成する。コンタクト層36の外では電界緩和層34が露出する。
図4Aに示すように、例えばドライエッチングによって電界緩和層34および電界制御層32の一部を除去し、メサ52および凸部19が形成される。メサ52および凸部19から外れた位置ではアバランシェ増倍層30が露出する。
図4Bに示すように、例えばドライエッチングによって、アバランシェ増倍層30の一部および電界制御層28の一部を除去し、メサ50を形成する。ドライエッチングは電界制御層28の途中で停止する。複数のメサ10および凹部12が形成される。
図5Aに示すように、例えばドライエッチングにより、メサ10と凸部19との間において、電界制御層28、グレーディッド層25および26、光吸収層24のそれぞれの一部を除去し、凹部14を形成する。凹部14は凸部19に隣接する。ドライエッチングの範囲は不図示のマスクによって調整する。工程の順番は変えてもよい。例えば最初に凹部14および凸部19を形成し、さらにメサ50、メサ52およびメサ54の順番で形成してもよい。
図5Bに示すように、プラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)法などにより絶縁膜11を形成する。絶縁膜11のうちメサ10の上に開口部を形成し、凹部14の上にも開口部を形成する。真空蒸着およびリフトオフにより、図2Aなどに示した金属層40およびUBM42、電極16、および配線18が形成される。リフロー処理によりバンプ44が形成される。基板20の下面には反射防止膜21を形成する。以上の工程によって半導体受光素子100が形成される。
本実施形態によれば、図1Bに示すように、n+型の電界制御層28、アバランシェ増倍層30、p+型の電界制御層32が順番に積層され、pin接合を形成する。電界制御層32の上にコンタクト層36が設けられている。電界制御層28からコンタクト層36までの層によってメサ10が形成される。絶縁膜11はメサ10および凹部12を覆う。絶縁膜11と半導体層との界面に準位が発生する。界面に発生した準位をキャリアが伝導すると、表面リーク電流が増加する。アバランシェフォトダイオードでは高い電圧が用いられる。このため表面リーク電流が増加しやすい。実施形態によれば、側面にかかる電界を緩和することで、キャリアの伝導に起因する表面リーク電流を抑制することができる。
図2Aに示すように、メサ10は3つのメサ50、52および54を含む。電界制御層28およびアバランシェ増倍層30はメサ50を形成する。電界制御層32はメサ52を形成する。コンタクト層36はメサ54を形成する。メサ50の幅W1はメサ52の幅W2およびメサ54の幅W3より大きい。メサ52の幅W2はメサ54の幅W3より大きい。逆バイアス電圧を印加すると、コンタクト層36の真下に高い電界がかかる。コンタクト層36の真下の電界に比べて、コンタクト層36より外の電界は弱い。メサ52のうちメサ54より外側の電界は弱くなる。メサ50のうちメサ52より外側の電界はさらに弱くなる。電界制御層32の側面はメサ52の側面を形成する。電界制御層28およびアバランシェ増倍層30の側面はメサ50の側面を形成する。pin接合部分の側面にかかる電界は、コンタクト層36の真下の電界に比べて弱い。側面にかかる電界を緩和することで、界面準位を介した表面リーク電流を抑制することができる。
図1Bに示すように、光吸収層24は、メサ10および凹部12の下に位置している。光吸収層24のうち凹部14に露出する部分は絶縁膜11に接触する。一方、光吸収層24のうちメサ10および凹部12の下の部分は絶縁膜11に接触しない。光吸収層24と絶縁膜11との接触面積が小さくなる。絶縁膜11を成膜する際に、光吸収層24の欠陥および汚染などが発生しにくい。絶縁膜11中の電荷などにより、光吸収層24に表面反転層が形成されにくい。電気的に不安定な現象が抑制される。半導体受光素子100の経時変化が抑制される。
図2Bに示すように、メサ50の端部はメサ52の端部よりも外側に位置する。メサ52の端部はメサ54の端部よりも外側に位置する。メサ50の外周の全体がメサ52より外に位置してもよい。メサ52の外周の全体がメサ54より外に位置してもよい。電界はメサ54の真下で強く、メサ54から離れるほど弱くなる。メサ50およびメサ52のうちメサ54より外の部分にかかる電界が弱くなる。メサ50の側面およびメサ52の側面にかかる電界が弱くなることで、表面リーク電流を効果的に抑制することができる。
電界制御層32とコンタクト層36との間に電界緩和層34が設けられている。電界制御層32と電界緩和層34とはメサ52を形成する。電界緩和層34を設けることで、メサ52の側面にかかる電界を緩和することができる。メサ50の側面はメサ52の側面より外に位置し、電界がさらに弱くなる。メサのエッジにかかる電界を緩和することで、表面リーク電流を効果的に抑制することができる。
電界制御層28は(n+)-InPで形成されている。電界制御層32は(p+)-InPで形成されている。アバランシェ増倍層30はアンドープのInPで形成されている。電界制御層28、アバランシェ増倍層30、電界制御層32はpin接合を形成する。pin接合の側面にかかる電界が緩和されることで、表面リーク電流を効果的に抑制することができる。
一例として、バッファ層22および電界制御層28がn型の導電型を有する。電界制御層32およびコンタクト層36がp型の導電型を有する。バッファ層22および電界制御層28がp型の導電型を有し、電界制御層32およびコンタクト層36がn型の導電型を有してもよい。
図4Bに示すように、電界制御層28は厚さの途中までドライエッチングされる。電界制御層28とアバランシェ増倍層30とはメサ50を形成する。電界制御層28は凹部12の底面を形成する。図1Bに示すように、絶縁膜11は電界制御層28を覆う。光吸収層24は、電界制御層28の下に設けられており、凹部12の下においては絶縁膜11に接触しない。光吸収層24の表面の欠陥および汚染、表面での電極の誘起などが抑制される。光吸収層24の表面が電気的に安定になり、経時変化が抑制される。凹部12は電界制御層32およびアバランシェ増倍層30を貫通し、電界制御層28の途中まで延伸する。凹部12によって、複数のメサ10間を電気的に分離することができる。画素間の干渉を効果的に抑制することができる。
絶縁膜11は、SiN、SiO、SiONなどの絶縁体で形成される。絶縁膜11は例えばプラズマCVD法で形成される。成膜の工程において、半導体層が高温の状態に置かれ、原料ガスのプラズマに曝露される。光吸収層24は凹部12の下に位置し、凹部12の側面および底面を形成しない。光吸収層24の露出面積が小さいため、成膜の工程における表面の欠陥などが発生しにくい。
電界制御層32のドーピング濃度は、電界制御層28のドーピング濃度よりも低く、例えば1/10程度である。逆バイアス電荷を印加した際に、電界制御層32が電界制御層28よりも早く空乏化する。アバランシェ増倍層30に高電界がかかりやすくなり、アバランシェ増倍が効果的に発生する。
電極16はn型のバッファ層22に接続されている。電極15はメサ54の上に設けられ、p+型のコンタクト層36に接続されている。電極15および16を用いて半導体受光素子100に逆バイアス電圧を印加することができる。
電極16は凹部14に設けられている。電極17は凸部19の上に設けられ、配線18を通じて電極16に接続される。電極15および電極17が同じ高さに位置する。電極15および電極17はバンプ44を有する。バンプ44を用いて、半導体受光素子100を外部の機器に接続し、逆バイアス電圧の印加および電気信号の出力を行うことができる。
以上、本開示の実施形態について詳述したが、本開示は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本開示の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10、50、52、54 メサ
11 絶縁膜
12、14 凹部
13 中央部
15、16、17 電極
18 配線
19 凸部
20 基板
22 バッファ層
24 光吸収層
28、32 電界制御層
30 アバランシェ増倍層
36 コンタクト層
40 金属層
42 UBM
44 バンプ
100 半導体受光素子

Claims (10)

  1. 面内に配列された複数のメサを有する半導体受光素子であって、
    1つの前記メサは第1メサ、第2メサおよび第3メサを含み、
    前記半導体受光素子は、光吸収層と、
    前記光吸収層の上に設けられた第1電界制御層と、
    前記第1電界制御層の上に設けられたアバランシェ増倍層と、
    前記アバランシェ増倍層の上に設けられた第2電界制御層と、
    前記第2電界制御層の上に設けられた第1半導体層と、
    絶縁膜と、を具備し、
    前記第1電界制御層は第1導電型を有し、
    前記第2電界制御層は、前記第1導電型とは異なる第2導電型を有し、
    前記アバランシェ増倍層は前記第1メサを形成し、
    前記第2電界制御層は前記第2メサを形成し、
    前記第1半導体層は前記第3メサを形成し、
    前記第1メサの幅は前記第2メサの幅より大きく、前記第2メサの幅は前記第3メサの幅より大きく、
    隣り合う2つの前記メサの間に、前記メサよりも窪んだ第1凹部が設けられ、
    前記絶縁膜は、前記メサおよび前記第1凹部を覆い、
    前記光吸収層は、2つの前記メサおよび前記第1凹部の下に位置する半導体受光素子。
  2. 前記面内において、前記第1メサの端部は前記第2メサの端部よりも外側に位置し、
    前記面内において、前記第2メサの端部は前記第3メサの端部よりも外側に位置する請求項1に記載の半導体受光素子。
  3. 前記第2電界制御層と前記第1半導体層との間に設けられた第2半導体層を具備し、
    前記第2電界制御層および前記第2半導体層は前記第2メサを形成する請求項1または請求項2に記載の半導体受光素子。
  4. 前記第1電界制御層はn型の導電型を有し、
    前記第1半導体層および前記第2電界制御層はp型の導電型を有する請求項1または請求項2に記載の半導体受光素子。
  5. 前記アバランシェ増倍層および前記第1電界制御層は前記第1メサを形成し、
    前記第1電界制御層が前記第1凹部の底面を形成する請求項1または請求項2に記載の半導体受光素子。
  6. 前記第2電界制御層のドーピング濃度は、前記第1電界制御層のドーピング濃度よりも低い請求項1または請求項2に記載の半導体受光素子。
  7. 前記光吸収層の前記第1電界制御層とは反対に設けられた第3半導体層と、
    第1電極と、
    第2電極と、を具備し、
    前記第1電極は、前記第3メサの上に設けられ、前記第1半導体層に電気的に接続され、
    前記第3半導体層は前記第1導電型を有し、
    前記第2電極は前記第3半導体層に電気的に接続される請求項1または請求項2に記載の半導体受光素子。
  8. 前記メサから離間した位置に第2凹部が設けられ、
    前記第2凹部は前記第1半導体層まで延伸し、
    前記第2凹部に隣接して、前記第2凹部よりも突出する凸部が設けられ、
    前記第2電極は前記第2凹部に設けられ、
    前記凸部に設けられた第3電極と、
    前記第2電極と前記第3電極とを接続する配線と、を具備する請求項7に記載の半導体受光素子。
  9. 前記絶縁膜は窒化シリコン、酸化シリコンまたは酸窒化シリコンで形成される請求項1または請求項2に記載の半導体受光素子。
  10. 光吸収層、第1電界制御層、アバランシェ増倍層、第2電界制御層、および第1半導体層を、この順番で積層する工程と、
    前記アバランシェ増倍層から第1メサを形成する工程と、
    前記第2電界制御層から、前記第1メサの上に位置する第2メサを形成する工程と、
    前記第1半導体層から、前記第2メサの上に位置する第3メサを形成する工程と、
    絶縁膜を形成する工程と、を有し、
    前記第1メサの幅は前記第2メサの幅より大きく、前記第2メサの幅は前記第3メサの幅より大きく、
    隣り合う2つの前記第1メサの間に、前記第1メサよりも窪んだ凹部が設けられ、
    前記絶縁膜は、前記第1メサ、前記第2メサ、前記第3メサ、および前記凹部を覆い、
    前記光吸収層は、2つの前記第1メサおよび前記凹部の下に位置する半導体受光素子の製造方法。

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