JP2024064558A - 仕切りユニット - Google Patents

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芳隆 平木
Yoshitaka Hiraki
真梨 飯塚
Mari Iizuka
崇明 三原
Takaaki Mihara
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Abstract

【課題】施工性に優れた仕切りユニットを提供する。【解決手段】互いに間隔を空けて設けられた複数の支柱と、支柱の上に架け渡される上弦材と、空間を内と外とに仕切る面材、及び、面材の上端に備えられる上枠を有し、支柱の外側に配置される面材ユニットと、を備え、上弦材は、外側の部位に設けられ、上方に突出して上枠と係合する係合部と、係合部の内側に当該係合部と間隔を空けて対面し、係合部より上方に突出する見付け板部と、を有し、上枠は、係合部が挿入され上方に窪む被係合部と、被係合部を形成し係合部と見付け板部との間に配置されて見付け板部と対面する上枠板部と、上枠板部と繋がって被係合部よりも上方に延出された上方延出部と、を有し、上方延出部は、見付け板部と対面して固定されている。【選択図】図4

Description

本発明は、空間を内と外とに仕切る仕切りユニットに関する。
従来から、空間を内と外とに仕切りユニットとして、面材としてのガラスパネルによる手摺りが知られている(例えば、特許文献1参照)。この手摺りは、立設される複数本の支柱と、複数の支柱の上端間に亘って固定されるパネル上支持手段と、複数の支柱の下方位置間に亘ってブラケットを介して固定されるパネル下支持手段と、支柱間に取付けられるパネルユニットと、を備えている。
そして、支柱上端にパネル上支持手段を取付け、支柱に固定されたブラケットにパネル下支持手段を取付けた後に、パネルにパネル上枠及びパネル下枠が取り付けられてなるパネルユニットを、パネル上支持手段及びパネル下支持手段を介して支柱に取り付けている。このとき、パネルユニットのパネル上枠の上係止片及びパネル下枠の下係止片をパネル上支持手段の係止片部及びパネル下支持手段の垂直部に係止している。
特開2017-89171号公報
上記従来の手摺りは、パネルユニットを取り付ける際に、パネル上枠の上係止片をパネル上支持手段の係止片部に、パネル下枠の下係止片をパネル下支持手段の垂直部に係止するために、パネルユニットを持ち上げて位置合わせし、所定の位置に配置しなければならず、パネルユニットがガラスパネルの場合など重量が大きい場合には、容易に所定の位置に配置することが難しい。
また、上係止片部及び下係止片部が設けられているパネル上枠及びパネル下枠はパネルに直接取り付けられているので、上係止片を係止片部に、下係止片を垂直部に係止する際に、誤ってパネルを係止片部又は垂直部に接触させて損傷する虞があり、施工性が悪いという課題があった。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、施工性に優れた仕切りユニットを提供することにある。
かかる目的を達成するための主たる発明は、互いに間隔を空けて設けられた複数の支柱と、前記支柱の上に架け渡される上弦材と、空間を内と外とに仕切る面材、及び、前記面材の上端に備えられる上枠を有し、前記支柱の外側に配置される面材ユニットと、を備え、前記上弦材は、外側の部位に設けられ、上方に突出して前記上枠と係合する係合部と、前記係合部の内側に当該係合部と間隔を空けて対面し、前記係合部より上方に突出する見付け板部と、を有し、前記上枠は、前記係合部が挿入され上方に窪む被係合部と、前記被係合部を形成し前記係合部と前記見付け板部との間に配置されて前記見付け板部と対面する上枠板部と、前記上枠板部と繋がって前記被係合部よりも上方に延出された上方延出部と、を有し、前記上方延出部は、前記見付け板部と対面して固定されていることを特徴とする仕切りユニットである。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、施工性に優れた仕切りユニットを提供することが可能である。
本実施形態に係る仕切りユニットの斜視図である。 本実施形態に係る仕切りユニットにおいて手摺り笠木を外した状態を示す平面図である。 本実施形態に係る仕切りユニットの縦断面図である。 図3におけるB部の拡大図である。 図3におけるC部の拡大図である。 支柱の下部に取り付ける載置部材を説明する斜視図である。 図2におけるA部の拡大図である。 面材ユニットを取り付ける際の下部側の状態を示す図である。 面材ユニットを取り付ける際の上部側の状態を示す図である。
以下、本発明の一実施形態に係る仕切りユニットについて図面を参照して説明する。
本実施形態に係る仕切りユニット1の一例として、例えば、建物の外壁より外側のバルコニーなどに設けられ、外部との仕切りとなる面材を備え、手摺りをも兼ねる仕切りユニット1である。
以下の説明においては、図2、図3に示すように、仕切りユニット1が設けられている建物10の外壁10aを直交し外壁10aから張り出す方向を見込み方向、外壁10aに沿う方向を左右方向として方向を特定して説明する。
バルコニーに設けられる仕切りユニット1は、バルコニーを建物10とともに囲むように、平面視にてL字状やコ字状など様々な形状をなすものが存在するが、以下では、仕切りユニット1において左右方向に沿う直線状をなす部分について説明し、左右方向に沿う仕切りユニット1においてバルコニーの外側を屋外側、内側を建物側として示す。
仕切りユニット1は、図1~図3に示すように、バルコニーの床などの躯体2に、互いに間隔を空けて立設された複数の支柱3と、複数の支柱3に架け渡された上弦材4と、面材としての合わせガラス5aを備えた面材ユニット5と、支柱3に固定されて面材ユニット5が載置される載置部材6と、上弦材4の上に取り付けられる手摺り笠木7と、を有している。図2においては、手摺り笠木7を外した状態を示している。
支柱3は、上下方向に貫通する中空部を有する角筒状のアルミニウム製の押出成形部材であり、躯体2に固定されて立設された支柱補強部材8が中空部内に挿入されるように、支柱3が上方から被せるように配置されて支柱補強部材8に固定されている。支柱3は、出隅部を除き、各面材ユニット5の左右方向における両端部に配置され、隣り合う2つの面材ユニット5の隣接する端部同士が1本の支柱3に固定されている。出隅部においては、支柱3が面材ユニット5の端に配置されないため、1本の支柱3に1枚の面材ユニット5が固定されている。
本実施形態の仕切りユニット1の出隅部においては、図2に示すように、左右方向に沿う面材ユニット5が仕切りユニット1の左右の端部まで配置されており、見込み方向に沿う面材ユニット5は、左右方向に沿う面材ユニット5の左または右の端部の見込み方向における内側に配置されるように構成されている。なお、出隅部の面材ユニット5の配置は、左右方向に沿う面材ユニット5が、見込み方向に沿う面材ユニット5の屋外側の端部の左または右側に配置されていても構わない。
上弦材4は、左右方向を押し出し方向とする押出成形材であり、複数の支柱3の上端部に亘って設けられる。上弦材4は、図4に示すように、支柱3の上端部を覆う平板状をなす上弦材平板部4aと、上弦材平板部4aの建物側の端から上方に突出され手摺り笠木7が係止される内笠木係止部4bと、上弦材平板部4aの屋外側に端から上方に突出され、面材ユニット5が係合される係合部4cと、係合部4cの建物側に間隔を空けて上方に突出し、見付け面を形成する板状の見付け板部4dと、を有している。
上弦材4は、支柱3の上に配置される部位に貫通孔(不図示)が設けられており、各貫通孔に上方から挿通されるビス40が、各支柱3に上下方向に沿って形成されている複数のビス螺合部(不図示)に、螺合されて取り付けられている。
上弦材4が支柱3に取り付けられた状態では、内笠木係止部4bは、平面視矩形状をなす支柱3の建物側の見付け面をなす建物側壁部3aよりも僅かに建物側に位置しており、係合部4cは、支柱3の屋外側の見付け面をなす屋外側壁部3bの上に位置している。このため、係合部4cに係合されて係合部4cに作用する面材ユニット5の重量の一部を支柱3により支持している。
見付け板部4dは、係合部4cよりも高く突出されており、上端部は、面材ユニット5が取り付けられた後に上方から被せられる手摺り笠木7の内面7aに当接または近接する高さに設定されている。これにより、手摺り笠木7に上方から外力が作用しても手摺り笠木7が凹まないように剛性を高めている。また、見付け板部4dには、係合部4cよりも高い位置に、後述する上枠51を固定するビス41が挿通される挿通孔(不図示)が設けられている。
載置部材6は、図5、図6に示すように、各支柱3の屋外側壁部3bの下部に固定され、面材ユニット5が載置される。載置部材6は、支柱3に固定される支柱固定部6aと、支柱固定部6aと繋がって屋外側に延出されて面材ユニット5が載置される載置部6bと、載置部6bよりも建物側に位置し上方に延出され、面材ユニット5において後述する下枠が固定される下枠固定部6cと、を有している。
支柱固定部6aは、支柱3の左右方向の幅とほぼ同じ幅を有する板状の部位であり、皿ビス60により屋外側から支柱3に固定されている。支柱固定部6aの下端からは、屋外側に向かってほぼ水平に延出されて載置部6bが設けられている。すなわち、支柱固定部6aと載置部6bとは、縦断面がL字状をなしている。載置部6bは、支柱3の左右方向の幅よりも広く形成されており、支柱3から屋外側に僅かに離れた位置で、左右方向の両側に広がった拡幅部6dを有している。
拡幅部6dの建物側の端から上方に延出されて下枠固定部6cが形成されている。
面材ユニット5は、空間の内と外(ここではバルコニーの内と外)とを仕切る合わせガラス(以下、ガラスという)5aと、ガラス5aの四方を囲む四方枠50と、を有している。四方枠50は、ガラス5aの上端に備えられる上枠51と、ガラス5aの下端に備えられる下枠52と、ガラス5aの左右の端に備えられる左右の縦枠53と、を有しており、ガラス5aの左右の端部において上枠51と下枠52との間に配置された縦枠53に、上枠51及び下枠52に挿通されたビス54が螺合されて矩形状の接合されている。
上枠51、下枠52及び左右の縦枠53は、矩形状に接合された状態で、全周に亘って繋がり外周側に窪み、ガラス5aの周端部が収容されるガラス収容凹部51a、52a、53aがそれぞれ設けられている。ガラス5aの周端部は、各ガラス収容凹部51a、52a、53aに収容された状態で、接着剤により接着されている。
上枠51は、図4に示すように、上方に窪むガラス収容凹部51aの建物側の壁部をなす上内壁部51bと、上内壁部51bの下端からほぼ水平に建物側に延出された上内延出部51cと、上内延出部51cの建物側の端に設けられ上方に窪む凹部でなり上弦材4の係合部4cと係合する被係合部51dと、被係合部51dの建物側の壁部をなす上枠板部51eと、上枠板部51eと繋がって被係合部51dよりも上方に延出された上方延出部51fと、を有している。
上枠51は、被係合部51dが係合部4cに係合した状態で、上枠板部51eの下端が、上弦材4の係合部4cと見付け板部4dとの間の上弦材平板部4a上に当接し、上枠板部51e及び上方延出部51fと見付け板部4dとが対面して当接可能に形成されている。そして、上枠板部51e及び上方延出部51fと見付け板部4dとが対面して当接した状態では、見付け板部4dに設けられている挿通孔に建物側から挿通されたビス41が螺合される螺合孔が、挿通孔と重なる位置に設けられている。また、被係合部51dが係合部4cに係合した状態では、上内延出部51cの下面と、上弦材4の上弦材平板部4aの下面とが、ほぼ同面になるように構成されている。
下枠52は、下方に窪むガラス収容凹部52aの建物側の壁部をなす下内壁部52bと、下内壁部52bの上端からほぼ水平に建物側に延出された下内延出部52cと、下内延出部52cの建物側の端に設けられ下方に延出された下枠延出部52dと、を有している。
下枠52は、図5に示すように、下枠52の下端が、支柱3に固定された載置部材6の載置部6bに載置された状態で、下枠延出部52dが、支柱固定部6aと、下枠固定部6cとの間に挿入可能である。また、下枠延出部52dの厚みtは、支柱固定部6aと下枠固定部6cとの間隔Wよりも薄く形成されており、下枠52を載置部6bに載置した状態で、面材ユニット5を、上部が下部よりも支柱3との間隔が広くなるように傾けることが可能である。
下枠52が載置部6bに載置され、上枠51の被係合部51dが上弦材4の係合部4cに係合した状態で、下枠延出部52dは、載置部材6の下枠固定部6cと見込み方向に対面して当接可能であり、下枠延出部52dを建物側から挿通したビス61が下枠固定部6cに螺合されて下枠52が載置部材6に固定される。
縦枠53は、図7に示すように、上枠51及び下枠52よりも見込み幅が狭く形成されており、矩形状に接合された状態で、上枠51の被係合部51d、上枠板部51e、上方延出部51f及び下枠52の下枠延出部52dは、縦枠53より建物側に突出している。
手摺り笠木7は、図4に示すように、左右方向を押し出し方向とする押出成形材であり、面材ユニット5が取り付けられた状態で、上弦材4の建物側の端から、上枠51の屋外側の端までを覆う大きさを有している。手摺り笠木7の建物側の端には、上弦材4の内笠木係止部4bに係止される笠木内係止部7bが設けられ、屋外側の端には、上枠51のガラス収容凹部52aに係止される笠木外係止部7cが設けられている。また、手摺り笠木7を取り付けたときに、上弦材4の内笠木係止部4bと見付け板部4dとのほぼ中央に上弦材平板部4aの上面に当接される笠木固定部7dが設けられている。
本実施形態の仕切りユニット1の出隅部においては、図1、図2に示すように、上弦材4及び手摺り笠木7は、左右方向に沿う上弦材4または手摺り笠木7と、見込み方向に沿う上弦材4または手摺り笠木7とが、各々の端部が長手方向に対して45度の角度に切断されており、互いの端部を突き合わせて配置されている。
仕切りユニット1の取り付け方法は、予め支柱3を適宜位置に立設し、図9(a)に示すように、支柱3の上に上弦材4を架け渡して固定し、各支柱3の下部には、それぞれ載置部材6を固定しておく。
次に、予め工場等により組み立てられた面材ユニット5の下枠52を、図8(a)に示すように、載置部材6の載置部6bに載置する。このとき、面材ユニット5は、図9(a)に示すように、上部と支柱3との間隔が、下部と支柱3との間隔よりも広くなるように傾け、上方から載置部材6の支柱固定部6aと下枠固定部6cとを視認しつつ、下枠延出部52dを支柱固定部6aと下枠固定部6cの間に挿入して載置部6b上に載置する。
次に、図9(b)に示すように、面材ユニット5の上部を支柱3側に近付くように面材ユニット5を回転させる。このとき、下枠52が載置部6bに載置された状態で面材ユニット5を回転させると、上枠51の上枠板部51eが上弦材4の係合部4cに当接する。
次に、図9(c)に示すように、面材ユニット5を持ち上げて、上枠板部51eの下端を係合部4cの上端の上を通過させて被係合部51dと係合部4cとを係合させて、面材ユニット5を支柱3側に仮支持させる。
このとき、面材ユニット5が載置部6bに載置された状態で、下枠延出部52dと下枠固定部6cとが見込み方向に対向する部位の高さH1は、被係合部51dが係合部4cに係合された状態で、上枠板部51eと係合部4cとが見込み方向に対向する部位の高さH2より高く形成されている。また、面材ユニット5が載置部6bに載置された状態で、図9(d)に示すように、下枠延出部52dと下枠固定部6cとが見込み方向に対向する部位の高さH1は、見付け板部4dの上方への突出高さH3より低く形成されている。
次に、上枠51の上方延出部51fと上弦材4の見付け板部4dとをビス止めし、図8(b)に示すように、下枠52の下枠延出部52dと載置部材6の下枠固定部6cとをビス止めして面材ユニット5が取り付けられる。
次に、上方から手摺り笠木7を被せる。このとき、手摺り笠木7の建物側の笠木内係止部7bが上弦材4の内笠木係止部4bに係止され、手摺り笠木7の屋外側の笠木外係止部7cが上枠51のガラス収容凹部52aに係止される。最後に、上弦材4の上弦材平板部4a下から手摺り笠木7の笠木固定部7dにビスを螺合して固定する。
本実施形態の仕切りユニット1によれば、面材ユニット5の上枠51が有する上方延出部51fを、上弦材4の見付け板部4dと対面させて固定する際には、上枠51の被係合部51dを上弦材4の係合部4cに係合させるときに、上枠51の上枠板部51eが、上弦材4の係合部4cと見付け板部4dとの間に挿入される。このとき、見付け板部4dは係合部4cよりも上方に突出しているので、見付け板部4dに上枠板部51eを沿わせて面材ユニット5を移動させることにより、容易に被係合部51dを係合部4cに係合させることが可能である。すなわち、面材ユニット5は、上弦材4の見付け板部4dをガイドとして係合部4cに被係合部51dを係合させることができるので容易に係合させることが可能である。このため、施工性に優れた仕切りユニット1を提供することが可能となる。
また、面材ユニット5が載置される載置部材6は、面材ユニット5の下枠52が固定される下枠固定部6cが、支柱3より左右方向に張り出した位置に配置されているので、支柱3に固定される支柱固定部6aと、下枠固定部6cとが見込み方向において重ならない。このため、面材ユニット5を載置して支柱3に支持させるための載置部材6と、載置部材6に下枠52を固定するための部材とに分けることなく単一の部材で形成することが可能となる。このため、部材点数及び取付工数を抑えることが可能となる。
また、面材ユニット5の下枠52に設けられた下枠延出部52dは、面材ユニット5が載置部6bに載置されるときに、下枠固定部6cと支柱固定部6aとの間に挿入された状態で、面材ユニット5の上部が下部よりも支柱3から離れる状態に傾斜可能なので、面材ユニット5を載置部6bに載置する際には、面材ユニット5を上部が下部よりも支柱3から離れる状態に傾斜させることにより、上方から下枠延出部52dと、下枠固定部6cと支柱固定部6aとの間の空間を視認することが可能となる。このため、面材ユニット5を載置する際には、下枠延出部52dと、下枠固定部6cと支柱固定部6aとの間の空間を上方から視認しつつ容易に載置することが可能となる。
上記実施形態においては、載置部材6の支柱固定部6aが載置部6bよりも上方に延出されている例について説明したが、支柱固定部は、載置部6bよりも下方に延出されて、載置部6bよりも下側で支柱3に固定されていても構わない。この場合には、下枠延出部52dは、面材ユニット5が載置部6bに載置されるときに、下枠固定部6cと支柱3との間に挿入された状態で、面材ユニット5の上部が下部よりも支柱3から離れる状態に傾斜可能となる。
また、面材ユニット5が載置部6bに載置された状態では、下枠延出部52dと下枠固定部6cとが見込み方向に対向する部位の高さH1が、被係合部51dが係合部4cに係合された状態で、上枠板部51eと係合部4cとが見込み方向に対向する部位の高さH2より高いので、面材ユニット5を傾かせて載置部6bに載置し、そののち上部を支柱3側に近付けて上枠板部51eを係合部4cに当接させ、係合部4cと被係合部51dを係合させるために、上枠板部51eを係合部4cより高い位置まで引き上げたとしても、下枠延出部52dは、下枠固定部6cの上側に外れ難い。このため、係合部4cと被係合部51dとを係合させる際に、面材ユニット5の見込み方向の位置が大幅にずれることはない。このため、係合部4cと被係合部51dとを容易に係合させて、面材ユニット5を支柱3に仮支持させることが可能となる。
また、面材ユニット5が載置部6bに載置された状態で、下枠延出部52dと下枠固定部6cとが見込み方向に対向する部位の高さH1が、見付け板部4dの上方への突出高さH3より低いので、係合部4cと被係合部51dとを係合させるために、上枠板部51eを係合部4cより高い位置まで引き上げる際に、下枠延出部52dが下枠固定部6cの上方に外れたとしても、上枠板部51eが見付け板部4dの外側に位置する状態が維持されやすい。このため、面材ユニット5が内側に移動してしまうことがなく、ガラス5aが係合部4cに近接する、或いは接触することはないので、ガラス5aを損傷し難く、施工性に優れた仕切りユニット1を提供することが可能となる。
また、面材ユニット5は、上枠51および下枠52に加えて左右の縦枠53も備えた四方枠50なので、面材が重量の大きな合わせガラス5aであっても確実に保持することが可能である。また、四方枠50であっても、上枠51の被係合部51d及び下枠52の下枠延出部52dは、縦枠53よりも内側に突出しているので、面材ユニット5を載置部6bに載置する際、係合部4cと被係合部51dとを係合する際に、視認しやすい。このため、より施工性に優れている。
上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
本実施形態には、少なくとも以下の発明が含まれる。
態様1:互いに間隔を空けて設けられた複数の支柱と、前記支柱の上に架け渡される上弦材と、空間を内と外とに仕切る面材、及び、前記面材の上端に備えられる上枠を有し、前記支柱の外側に配置される面材ユニットと、を備え、前記上弦材は、外側の部位に設けられ、上方に突出して前記上枠と係合する係合部と、前記係合部の内側に当該係合部と間隔を空けて対面し、前記係合部より上方に突出する見付け板部と、を有し、前記上枠は、前記係合部が挿入され上方に窪む被係合部と、前記被係合部を形成し前記係合部と前記見付け板部との間に配置されて前記見付け板部と対面する上枠板部と、前記上枠板部と繋がって前記被係合部よりも上方に延出された上方延出部と、を有し、前記上方延出部は、前記見付け板部と対面して固定されていることを特徴とする仕切りユニットである。
態様1の仕切りユニットによれば、面材ユニットの上枠が有する上方延出部を、上弦材の見付け板部と対面させて固定する際には、上枠の被係合部を上弦材の係合部に係合させるときに、上枠の上枠板部が、上弦材の係合部と見付け板部との間に挿入される。このとき、見付け板部は係合部よりも上方に突出しているので、見付け板部に上枠板部を沿わせて面材ユニットを移動させることにより、容易に被係合部を係合部に係合させることが可能である。すなわち、面材ユニットは、上弦材の見付け板部をガイドとして係合部に被係合部を係合させることができるので容易に係合させることが可能となる。このため、施工性に優れた仕切りユニットを提供することが可能となる。
態様2:態様1に記載の仕切りユニットであって、前記支柱の下部に固定され前記面材ユニットが載置される載置部材を有し、前記面材ユニットは、前記面材の下端に備えられる下枠を有し、前記載置部材は、前記支柱に固定される支柱固定部と、前記支柱固定部と繋がって外側に延出され前記面材ユニットが載置される載置部と、前記載置部よりも内側であって前記支柱より側方に位置し上方に延出されて前記下枠が固定される下枠固定部と、を有し、前記下枠は、下方に延出された下枠延出部が、前記下枠固定部に固定されることを特徴とする。
態様2の仕切りユニットによれば、面材ユニットが載置される載置部材は、面材ユニットの下枠が固定される下枠固定部が、支柱より側方に位置しているので、支柱に固定される支柱固定部と、下枠固定部とが見込み方向において重ならない位置に設けられている。このため、支柱に固定されて面材ユニットを載置する載置部材と、載置部材に下枠を固定するための部材を分けることなく単一の部材で形成することが可能となる。このため、部材点数及び取付工数を抑えることが可能となる。
態様3:態様2に記載の仕切りユニットであって、前記面材ユニットは、前記下枠延出部が、前記下枠固定部と前記支柱との間に挿入されて前記載置部に載置され、上部が下部よりも前記支柱から離れる状態に傾斜可能であることを特徴とする。
態様3の仕切りユニットによれば、面材ユニットの下枠に設けられた下枠延出部は、面材ユニットが載置部に載置されるときに、下枠固定部と支柱との間に挿入された状態で、上部が下部よりも支柱から離れる状態に傾斜可能なので、面材ユニットを載置部に載置する際には、面材ユニットを上部が下部よりも支柱から離れる状態に傾斜させることにより、上方から下枠延出部と、下枠固定部と支柱との間の空間を視認することが可能となる。このため、面材ユニットを載置する際には、下枠延出部と、下枠固定部と支柱との間の空間を上方から視認しつつ容易に載置することが可能となる。
態様4:態様3に記載の仕切りユニットであって、前記面材ユニットが前記載置部に載置された状態で、前記下枠延出部と前記下枠固定部とが見込み方向に対向する部位の高さは、前記被係合部が前記係合部に係合された状態で、前記上枠板部と前記係合部とが見込み方向に対向する部位の高さより高いことを特徴とする。
態様4の仕切りユニットによれば、面材ユニットが載置部に載置された状態では、下枠延出部と下枠固定部とが見込み方向に対向する部位の高さが、被係合部が係合部に係合された状態で、上枠板部と係合部とが見込み方向に対向する部位の高さより高いので、面材ユニットを傾かせて載置部に載置し、その後上部を支柱側に近付けて上枠板部を係合部に当接させ、係合部と被係合部を係合させるために、上枠板部を係合部より高い位置まで引き上げたとしても、下枠延出部は、下枠固定部の上側に外れ難い。このため、係合部と被係合部を係合させる際に、面材ユニットの見込み方向の位置が大幅にずれることはなく、容易に係合させることが可能となる。
態様5:態様3または態様4に記載の仕切りユニットであって、前記面材ユニットが前記載置部に載置された状態で、前記下枠延出部と前記下枠固定部とが見込み方向に対向する部位の高さは、前記見付け板部の上方への突出高さより低いことを特徴とする。
態様5の仕切りユニットによれば、面材ユニットが載置部に載置された状態で、下枠延出部と下枠固定部とが見込み方向に対向する部位の高さが、見付け板部の上方への突出高さより低いので、係合部と被係合部を係合させるために、上枠板部を係合部より高い位置まで引き上げる際に、下枠延出部が下枠固定部の上方に外れたとしても、上枠板部が見付け板部の外側に位置している状態が維持されやすい。このため、面材ユニットが内側に移動してしまうことがなく、面材が係合部に近接する、或いは接触することはないので、面材を損傷し難く、施工性に優れた仕切りユニットを提供することが可能となる。
態様6:態様2乃至態様5のいずれかに記載の仕切りユニットであって、前記面材は、複数枚の板ガラスを重ね合わせた合わせガラスであり、前記面材ユニットは、前記合わせガラスの左右の端部に備えられる縦枠を有しており、前記被係合部及び前記下枠延出部は、前記縦枠よりも内側に突出して設けられていることを特徴とする。
態様6の仕切りユニットによれば、面材ユニットは、上下の枠に加えて左右の縦枠も備えた四方枠なので、面材が重量の大きな合わせガラスであっても確実に保持することが可能である。また、四方枠であっても、上枠の被係合部及び下枠の下枠延出部は、縦枠よりも内側に突出しているので、面材ユニットを載置部に載置する際、係合部と被係合部とを係合する際に、視認しやすいので、より施工性に優れている。
1 仕切りユニット、3 支柱、4 上弦材、4c 係合部、4d 見付け板部、
5 面材ユニット、5a 合わせガラス(面材)、6 載置部材、
6a 支柱固定部、6b 載置部、6c 下枠固定部、
51 上枠、51d 被係合部、51e 上枠板部、51f 上方延出部、
52 下枠、52d 下枠延出部、53 縦枠、
H1 下枠延出部と下枠固定部とが見込み方向に対向する部位の高さ、
H2 上枠板部と係合部とが見込み方向に対向する部位の高さ、
H3 見付け板部の上方への突出高さ

Claims (6)

  1. 互いに間隔を空けて設けられた複数の支柱と、
    前記支柱の上に架け渡される上弦材と、
    空間を内と外とに仕切る面材、及び、前記面材の上端に備えられる上枠を有し、前記支柱の外側に配置される面材ユニットと、
    を備え、
    前記上弦材は、外側の部位に設けられ、上方に突出して前記上枠と係合する係合部と、前記係合部の内側に当該係合部と間隔を空けて対面し、前記係合部より上方に突出する見付け板部と、を有し、
    前記上枠は、前記係合部が挿入され上方に窪む被係合部と、前記被係合部を形成し前記係合部と前記見付け板部との間に配置されて前記見付け板部と対面する上枠板部と、前記上枠板部と繋がって前記被係合部よりも上方に延出された上方延出部と、を有し、
    前記上方延出部は、前記見付け板部と対面して固定されていることを特徴とする仕切りユニット。
  2. 請求項1に記載の仕切りユニットであって、
    前記支柱の下部に固定され前記面材ユニットが載置される載置部材を有し、
    前記面材ユニットは、前記面材の下端に備えられる下枠を有し、
    前記載置部材は、前記支柱に固定される支柱固定部と、前記支柱固定部と繋がって外側に延出され前記面材ユニットが載置される載置部と、前記載置部よりも内側であって前記支柱より側方に位置し上方に延出されて前記下枠が固定される下枠固定部と、を有し、
    前記下枠は、下方に延出された下枠延出部が、前記下枠固定部に固定されることを特徴とする仕切りユニット。
  3. 請求項2に記載の仕切りユニットであって、
    前記面材ユニットは、前記下枠延出部が、前記下枠固定部と前記支柱との間に挿入されて前記載置部に載置され、上部が下部よりも前記支柱から離れる状態に傾斜可能であることを特徴とする仕切りユニット。
  4. 請求項3に記載の仕切りユニットであって、
    前記面材ユニットが前記載置部に載置された状態で、前記下枠延出部と前記下枠固定部とが見込み方向に対向する部位の高さは、前記被係合部が前記係合部に係合された状態で、前記上枠板部と前記係合部とが見込み方向に対向する部位の高さより高いことを特徴とする仕切りユニット。
  5. 請求項3または請求項4に記載の仕切りユニットであって、
    前記面材ユニットが前記載置部に載置された状態で、前記下枠延出部と前記下枠固定部とが見込み方向に対向する部位の高さは、前記見付け板部の上方への突出高さより低いことを特徴とする仕切りユニット。
  6. 請求項2または請求項3に記載の仕切りユニットであって、
    前記面材は、複数枚の板ガラスを重ね合わせた合わせガラスであり、
    前記面材ユニットは、前記合わせガラスの左右の端部に備えられる縦枠を有しており、
    前記被係合部及び前記下枠延出部は、前記縦枠よりも内側に突出して設けられていることを特徴とする仕切りユニット。
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