JP2023106071A - 壁構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】化粧面材の表面状態に関わらず面材ユニットを安定して支持すること。【解決手段】面材ユニット10の縁部に縦枠21が設けられた壁構造体であって、縦枠21は、見込み面に収容溝33を有し、面材ユニット10は、ベース面材11と、ベース面材11の縁部を除く部分の表面を覆うように設けられた化粧面材12とを備え、化粧面材12は、天然石をスライスすることによって構成された石材パネルであり、化粧面材12の縁部が収容溝33に収容された状態でベース面材11を介して縦枠21に支持されている。【選択図】図3

Description

本発明は、面材ユニットの縁部にフレーム材を設けることによって構成される壁構造体に関する。
面材ユニットを適用した門袖等の壁構造体では、支柱や枠体等のフレーム材の見込み面に収容溝を形成し、面材ユニットの縁部を収容溝に収容させることによって面材ユニットを支持するようにしている。収容溝は、面材ユニットの板厚よりも大きな幅を有するように構成されている。面材ユニットと収容溝との間の隙間には、ガスケットやシール材が配設されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009-74274号公報
ところで、面材ユニットとしては、必ずしも単一の面材によって構成されているとは限らず、種々の要求から、複数の面材を貼り合わせることによって構成されるものもある。例えば、特許文献1に記載のものでは、2枚のガラス板を貼り合わせることでその強度を向上させるようにしている。また、意匠性を考慮した面材ユニットとしては、例えば天然石をスライスすることによって構成した石材パネル等の化粧面材を、ベースとなる金属パネルの表面に貼り付けるようにしたものも提供されている。
ここで、2枚のガラス板を貼り合わせた面材ユニットについては、それぞれの表面を平滑に構成することができるため、収容溝を介してフレーム材に支持させることも容易となる。しかしながら、石材パネル等の化粧面材を適用した面材ユニットにあっては、表面に比較的大きな凹凸が設けられていることが、むしろ意匠性を向上させる場合が多い。このため、面材ユニットとしては、板厚が不均一とならざるを得ず、フレーム材との間にガスケットやシール材を介在させたとしても、面材ユニットの表面との間の隙間を埋めることが難しく、面材ユニットの支持状態が不安定となる懸念がある。
本発明は、上記実情に鑑みて、化粧面材の表面状態に関わらず面材ユニットを安定して支持した壁構造体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る壁構造体は、面材ユニットの縁部にフレーム材が設けられた壁構造体であって、前記フレーム材は、見込み面に収容溝を有し、前記面材ユニットは、ベース面材と、前記ベース面材の縁部を除く部分の表面を覆うように設けた化粧面材とを備え、前記化粧面材の縁部が前記収容溝に収容された状態で前記ベース面材を介して前記フレーム材に支持されていることを特徴とする。
本発明によれば、ベース面材を介してフレーム材に面材ユニットを支持させるようにしているため、化粧面材の表面状態に関わらず面材ユニットを安定して支持することができるようになる。しかも、化粧面材については、縁部が収容溝に収容されるため、意匠性が損なわれたり、ベース面材から剥がれる事態を防止することができる。
本発明の実施の形態である壁構造体を適用した門袖を前面側から見た姿図である。 図1に示した門袖の縦断面図である。 図1に示した門袖の横断面図である。 図1に示した門袖の右縦枠を示すもので、(a)は横断面図、(b)は分解横断面図である。 図1に示した門袖の上枠を示すもので、(a)は縦断面図、(b)は分解縦断面図である。 図1に示した門袖の下枠を示すもので、(a)は縦断面図、(b)は分解縦断面図である。 図1に示した門袖の左縦枠を示すもので、(a)は横断面図、(b)は分解横断面図である。 図1に示した門袖の一部を分解した横断面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明に係る壁構造体の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、以下においては便宜上、見込み方向及び見付け方向という用語を用いる場合がある。見込み方向とは、図中の矢印Aで示すように、壁構造体の奥行きに沿った方向である。見込み方向に沿った面については見込み面と称する場合がある。見付け方向とは、横フレーム材等のように水平方向に沿って延在するものの場合、見込み方向に直交した上下に沿う方向である。縦フレーム材等のように上下方向に沿って延在するものの場合には、見込み方向に直交した水平に沿う方向を見付け方向という。見付け方向に沿った面については、見付け面と称する場合がある。
図1~図3は、本発明の実施の形態である壁構造体を示すものである。ここで例示する壁構造体は、門袖と称される屋外構造物に適用されるもので、面材ユニット10及び枠体20を備えている。面材ユニット10は、両側表面がそれぞれ平坦となった長方形の板状を成すベース面材11と、ベース面材11の両側表面にそれぞれ両面テープ等の粘着剤によって貼り付けた化粧面材12とを備えて構成したものである。化粧面材12は、ベース面材11よりも小さい長方形状を成すもので、ベース面材11の四周の縁部表面がそれぞれ外部に露出する状態で、ベース面材11の中央部分に配設してある。図には明示していないが、ベース面材11としては、樹脂製の平板の両側表面にそれぞれアルミニウム合金の薄板を積層して構成したものを適用している。化粧面材12は、それぞれ天然石をスライスすることによって構成された石材パネルの一方の表面にFRP等の補強樹脂材を積層して構成したもので、石材パネルが表面に露出する状態でベース面材11に貼り付けてある。
枠体20は、左右の縦枠(フレーム材)21,22の間に上枠(フレーム材)23及び下枠(フレーム材)24を備え、互いの間に化粧面材12よりも小さい長方形の開口25を構成するように四周枠組みしたものである。本実施の形態では、面材ユニット10の上下に沿った寸法よりも大きな長さを有した縦枠21,22を適用し、縦枠21,22において地面Eに埋設する位置よりも上方となる部分に下枠24を設けるようにしている。また、左右の縦枠21,22は、上枠23よりも上方に突出するように寸法が設定してあり、互いの上端面間が笠木26によって連結してある。
前面側から見て右側となる縦枠(以下、右縦枠21という)は、図4に示すように、右縦枠本体(フレーム本体)31及び右縦枠カバー部材32を備えて構成してある。右縦枠本体31及び右縦枠カバー部材32は、アルミニウム合金等の金属によって成形した押し出し形材であり、それぞれが長手に沿って一様の断面形状を有するように構成してある。
右縦枠本体31は、断面が略長方形の筒状を成すもので、内周側となる見込み面31aに右カバー装着凹部31b及び溝構成凹部31cを有している。右カバー装着凹部31bは、後述する右縦枠カバー部材32を着脱可能に装着するためのものである。右カバー装着凹部31bにおいて前面側となる縁部及び後面側となる縁部には、それぞれ係合受部31dが設けてある。溝構成凹部31cは、右縦枠本体31の見込み面31aにおいて右カバー装着凹部31bよりも前面側となる部分に形成してあり、右カバー装着凹部31bに右縦枠カバー部材32を装着した場合に、右縦枠本体31との間に内周側に開口する収容溝33を構成するものである。溝構成凹部31cには、ビード装着部31e及びビード係合部31fが設けてある。ビード装着部31eは、溝構成凹部31cの前面側において見付け方向に延在する部分に左右一対設けてあり、互いの間にビード(挟持部材)40を装着することが可能である。ビード係合部31fは、ビード装着部31eに対向する位置に設けたもので、内周側から挿入したビード(挟持部材)41を保持することが可能である。図からも明らかなように、ビード装着部31e及びビード係合部31fは、右縦枠本体31の内周側となる見込み面31aから外周側に離隔した位置にビード40,41が配置されるように、収容溝33のほぼ中間となる位置に設けてある。
右縦枠カバー部材32は、平板状を成す見込み壁部32aの両側にそれぞれ同一方向に延在する係合壁部32bを有したものである。係合壁部32bの延在縁部には、それぞれ係合爪32cが設けてある。この右縦枠カバー部材32は、係合爪32cを係合受部31dに係合させることにより、右縦枠本体31に着脱可能に装着することが可能である。右縦枠カバー部材32を右縦枠本体31に装着した状態においては、見込み壁部32aの表面が右縦枠本体31の見込み面31aに対してほぼ同一の平面上に位置した状態となる。また、右縦枠本体31の溝構成凹部31cと右縦枠カバー部材32との間には、面材ユニット10のベース面材11及びベース面材11の両側表面に設けた化粧面材12をそれぞれ収容することのできる開口幅の収容溝33が構成されることになる。
上枠23は、図5に示すように、上枠本体(フレーム本体)51及び上枠カバー部材52を備えて構成してあり、下枠24は、図6に示すように、下枠本体(フレーム本体)61及び下枠カバー部材62を備えて構成してある。上枠本体51、上枠カバー部材52、下枠本体61、下枠カバー部材62は、アルミニウム合金等の金属によって成形した押し出し形材であり、それぞれが長手に沿って一様の断面形状を有するように構成してある。
図5に示すように、上枠本体51は、断面が略長方形の筒状を成す上枠中空部51aの前面側となる部分に溝形成壁部51bを一体に設けたものである。上枠中空部51aは、見込み方向に沿った寸法が、後述する上枠カバー部材52とほぼ同じとなるように形成したもので、内周側となる見込み面に係合受部51cを有している。溝形成壁部51bは、上枠中空部51aにおいて外周側の出隅部から前面側に向けて見込み方向に延在した後、内周側に向けてほぼ直角に屈曲した薄板状を成すもので、上枠中空部51aとの間に内周側に開口する溝構成凹部51dを構成している。溝形成壁部51bにおいて内周側に向けて延在した部分は、上枠中空部51aの内周側となる見込み面よりも突出している。溝構成凹部51dには、ビード装着部51e及びビード係合部51fが設けてある。ビード装着部51eは、溝形成壁部51bにおいて内周側に延在する部分に設けた上下一対のもので、互いの間にビード40を装着することが可能である。ビード係合部51fは、ビード装着部51eに対向する位置に設けたもので、内周側から挿入したビード41を保持することが可能である。図からも明らかなように、ビード装着部51e及びビード係合部51fは、溝形成壁部51bの延在縁部から外周側に離隔した位置にビード40,41が配置されるように、溝形成壁部51bの内周側に延在する部分のほぼ中間となる位置に設けてある。
上枠カバー部材52は、右縦枠カバー部材32と同一の断面形状となるように、平板状を成す見込み壁部52aの両側にそれぞれ同一方向に延在する係合壁部52bを有したもので、係合壁部52bの係合爪52cを係合受部51cに係合させることにより、上枠本体51に着脱可能に装着することが可能である。上枠カバー部材52を上枠本体51に装着した状態においては、見込み壁部52aの表面が溝形成壁部51bの延在縁部とほぼ同一の平面上に位置し、上枠23の内周側となる見込み面23aを構成した状態となる。また、上枠本体51の溝形成壁部51bと上枠カバー部材52との間には、右縦枠21に設けた収容溝33に連続するように同一の寸法を有した収容溝53が構成されることになる。
図6に示すように、下枠本体61は、断面が略長方形の筒状を成す下枠中空部61aの前面側となる部分に溝形成壁部61bを一体に設けたものである。下枠中空部61aは、見込み方向に沿った寸法が上枠本体51とほぼ同じとなるように形成したもので、内周側となる見込み面に係合受部61cを有している。溝形成壁部61bは、下枠中空部61aにおいて内周側の出隅部から内周側に向けて延在した第1壁体61b1と、第1壁体61b1の後面において高さ方向のほぼ中間となる部分から後面側に向けてほぼ水平に延在した第2壁体61b2とを有するとともに、第1壁体61b1において第2壁体61b2よりも内周側となる部分にビード装着部61dを有したものである。ビード装着部61dは、第1壁体61b1に設けた上下一対のもので、互いの間にビード40を装着することが可能である。図からも明らかなように、ビード装着部61dは、第1壁体61b1の延在縁部から外周側に離隔した位置にビード40が配置されるように、第1壁体61b1の延在縁部と第2壁体61b2との間のほぼ中間となる位置に設けてある。
下枠カバー部材62は、断面が台形状を成す下カバー中空部62aの外周側出隅部にそれぞれ係合爪片62bを有したもので、係合爪片62bを係合受部61cに係合させることにより、下枠本体61に着脱可能に装着することが可能である。下枠カバー部材62を下枠本体61に装着した状態においては、下カバー中空部62aの内周側となる平面が下枠24の見込み面24aとなり、下枠本体61に設けた溝形成壁部61bの延在縁部とほぼ同一の平面上に位置した状態となる。下カバー中空部62aの前面側となる平面は、溝形成壁部61bに対してほぼ平行で互いの間に間隔を確保して位置することにより、溝形成壁部61bとの間に収容溝63を構成する。収容溝63は、右縦枠21に設けた収容溝33と同一の寸法を有し、かつ収容溝33に連続する位置に設けてある。下カバー中空部62aにおいて下枠本体61のビード装着部61dに対向する部分には、互いに同一の構成となるビード装着部62cが設けてあり、ビード40を装着することが可能である。
一方、前面側から見て左側となる縦枠(以下、左縦枠22という)は、図7に示すように、左縦枠本体(フレーム本体)71及び左縦枠カバー部材72を備えるとともに、補助縦枠本体73、前面プレート74、後面プレート75を備えて構成してある。左縦枠本体71、左縦枠カバー部材72、補助縦枠本体73、前面プレート74、後面プレート75は、アルミニウム合金等の金属によって成形した押し出し形材であり、それぞれが長手に沿って一様の断面形状を有するように構成してある。
左縦枠本体71は、断面が異形筒状を成す左縦枠中空部71aの前面側となる部分に溝形成壁部71bを一体に設けたものである。左縦枠中空部71aの断面形状について詳述すると、外周側となる外見込み壁部71a1と、外見込み壁部71a1の前縁から内周に向けて延在する前壁部71a2と、外見込み壁部71a1の後縁から内周に向けて延在する後壁部71a3と、後壁部71a3の内周縁から前面側に向けて延在する内見込み壁部71a4とを有したものである。前壁部71a2は後壁部71a3よりも長さが短く、かつ内見込み壁部71a4は外見込み壁部71a1よりも短い。前壁部71a2の内周縁には、後面側に向けて中間見込み壁部71a5が設けてあり、内見込み壁部71a4の前縁には、外周に向けて延在することにより中間見込み壁部71a5の延在縁部に連結する中間見付け壁部71a6が設けてある。すなわち、前壁部71a2と内見込み壁部71a4との間に中間見込み壁部71a5及び中間見付け壁部71a6を設けることにより、左縦枠本体71に左カバー装着凹部71cを構成している。左カバー装着凹部71cは、後述する左縦枠カバー部材72を着脱可能に装着するためのものである。左カバー装着凹部71cにおいて前面側となる縁部及び後面側となる縁部には、それぞれ係合受部71dが設けてある。
溝形成壁部71bは、左縦枠中空部71aにおいて外周側の出隅部から前面側に向けて見込み方向に延在した後、内周側に向けてほぼ直角に屈曲した薄板状を成すもので、左縦枠中空部71aとの間に内周側に開口する溝構成凹部71eを構成している。溝形成壁部71bにおいて内周側に向けて延在した部分は、左縦枠中空部71aの中間見込み壁部71a5よりも内周側に突出し、内見込み壁部71a4の見込み面に対して後述する前面プレート74の板厚分だけ外周側に位置するように構成してある。溝構成凹部71eには、ビード装着部71f及びビード係合部71gが設けてある。ビード装着部71fは、溝形成壁部71bにおいて内周側に延在する部分に設けた左右一対のもので、互いの間にビード40を装着することが可能である。ビード係合部71gは、ビード装着部71fに対向する位置に設けたもので、内周側から挿入したビード41を保持することが可能である。図からも明らかなように、ビード装着部71f及びビード係合部71gは、溝形成壁部71bの延在縁部から外周側に離隔した位置にビード40,41が配置されるように、溝形成壁部71bの内周側に延在する部分のほぼ中間となる位置に設けてある。
左縦枠カバー部材72は、右縦枠カバー部材32と同一の断面形状となるように、平板状を成す見込み壁部72aの両側にそれぞれ同一方向に延在する係合壁部72bを有したもので、係合壁部72bの係合爪72cを係合受部71dに係合させることにより、左縦枠本体71に着脱可能に装着することが可能である。左縦枠カバー部材72を左縦枠本体71に装着した状態においては、見込み壁部72aの表面が内見込み壁部71a4の見込み面とほぼ同一の平面上に位置し、それぞれが左縦枠22の内周側となる見込み面22aを構成した状態となる。また、左縦枠本体71の溝構成凹部71eと左縦枠カバー部材72との間には、右縦枠21及び下枠24に設けた収容溝33,63に対してそれぞれに連続するように同一の寸法を有した収容溝76が構成されることになる。
補助縦枠本体73は、見込み方向の寸法及び見付け方向の寸法が左縦枠本体71とほぼ同じとなるように構成した断面が略長方形状の筒状を成すものである。前面プレート74及び後面プレート75は、左縦枠本体71及び補助縦枠本体73を互いに間隔を確保して左右に並設した状態で、それぞれの前面の間及び後面の間を連結するものである。前面プレート74は、平板状を成すプレート本体74aの両側縁部にそれぞれ後面側に向けて屈曲した薄板状の見込みカバー壁部74bを有したものである。プレート本体74aの後面には、見込みカバー壁部74bから離隔した位置にそれぞれ連結壁部74cが設けてある。この前面プレート74は、内周側の見込みカバー壁部74bが、左縦枠本体71に設けた溝形成壁部71bの内周側に延在する縁部を覆い、かつ外周側の見込みカバー壁部74bが、補助縦枠本体73の外周側となる見込み面とほぼ同一の平面上となる状態で左縦枠本体71及び補助縦枠本体73に取り付けてある。前面プレート74と左縦枠本体71及び補助縦枠本体73との間の連結には、左縦枠本体71及び補助縦枠本体73の互いに対向する部分に断面がL字状を成すブラケット77を取り付けた後、ブラケット77と連結壁部74cとの間及びブラケット77と左縦枠本体71及び補助縦枠本体73との間にそれぞれネジを螺合する方法を適用している。後面プレート75は、ほぼ平板状を成すもので、左縦枠本体71の後面及び補助縦枠本体73の後面に取り付けてある。図中の符号78は、後面プレート75を介して左縦枠本体及び補助縦枠本体73に螺合したネジを覆うための後面カバーである。前面プレート74及び後面プレート75は、門袖において地面Eから上方となる部分にのみ設けてある。
上述の構成を有する左右の縦枠21,22、上枠23及び下枠24は、それぞれのビード装着部31e,51e,61d,62c,71f及びビード係合部31f,51f,71gに予めビード40,41を装着した状態で、個々の収容溝33,53,63,76
を介して面材ユニット10の四周に装着し、上枠23及び下枠24の両端部をそれぞれ縦枠21,22に連結することにより、開口25が面材ユニット10によって閉塞された枠体20、つまり門袖の壁構造体を構成することになる。
ここで、面材ユニット10は、ベース面材11の左右に沿った寸法が左右の縦枠21,22に装着したビード40の相互間隔よりも大きく、ベース面材11の上下に沿った寸法が上枠23及び下枠24に装着したビード40の相互間隔よりも大きく設定してある。これに対して化粧面材12については、左右に沿った寸法が左右の縦枠21,22に装着したビード40の相互間隔よりも小さく、上下に沿った寸法が上枠23及び下枠24に装着したビード40の相互間隔よりも小さく設定してある。また、化粧面材12については、左右に沿った寸法が縦枠21,22の内周側となる見込み面31a,22aの相互間隔よりも大きく、かつ上下に沿った寸法が上枠23及び下枠24の内周側となる見込み面23a,24aの相互間隔よりも大きく設定してある。
これにより、面材ユニット10は、化粧面材12がビード40,41よりも内周側に位置されることになり、それぞれ化粧面材12から突出したベース面材11の縁部がビード40,41の間及びビード40の相互間に挟持された状態となる。従って、化粧面材12として凹凸の大きな石材パネルを適用した場合にも、平坦なベース面材11の表面に対してビード40,41が全面に接触した状態となり、面材ユニット10を安定して支持することが可能となる。しかも、化粧面材12については、四周の縁部が収容溝33,53,63,76に収容され、ベース面材11との境界部分が枠体20の外部に露出することがない。従って、門袖の意匠性が損なわれる事態が招来される懸念がなく、またベース面材11から化粧面材12が剥がれる事態を防止することが可能となる。
上記のように構成した門袖においては、縦枠21,22の収容溝33,76において後面側に位置する開口縁部が縦枠本体31,71に対して着脱可能となる縦枠カバー部材32,72によって構成してあるとともに、下枠24の収容溝63において後面側に位置する開口縁部が下枠本体61に対して着脱可能となる下枠カバー部材62によって構成してある。従って、図8に示すように、縦枠本体31,71から縦枠カバー部材32,72を取り外した後にビード係合部31f,71gに装着したビード41を取り外すことにより、収容溝33,76を開放することができる。同様に、下枠本体61から下枠カバー部材62を取り外せば収容溝63を開放することができる。これにより、面材ユニット10を交換する等のメンテナンスを行う場合には、笠木26及び上枠23を取り外した状態で、上述のように縦枠21,22の収容溝33,76及び下枠24の収容溝63を開放することで、縦枠21,22の下端部が地面に埋設された状態においても、面材ユニット10を上方に引き抜くことができ、そのメンテナンスを容易に実施することが可能となる。
なお、上述した実施の形態では、壁構造体として門袖に設けられるものを例示しているが、面材ユニットの縁部にフレーム材が設けられるものであれば、門袖に限定されない。この場合、必ずしも面材ユニットの四周にフレーム材が設けられている必要はなく、例えば、面材ユニットの上下となる縁部のみや、面材ユニットの左右となる縁部にのみフレーム材があれば良い。また、左縦枠22として補助縦枠本体73や前後面のプレート74,75を備えるものを例示しているが、必ずしも補助縦枠本体73や前後面のプレート74,75を備えている必要はない。さらに、ビード40,41を介して面材ユニット10を支持するようにしているが、必ずしもビード40,41を適用する必要はなく、定形状を成すその他の挟持部材を適用しても良いし、シール材を充填することによって面材ユニットを支持するようにしても良い。
また、上述した実施の形態では、面材ユニット10のベース面材11として、樹脂製の平板の両側表面にそれぞれアルミニウム合金の薄板を積層して構成したものを適用し、化粧面材12として、天然石をスライスすることによって構成された石材パネルの裏面にFRP等の補強樹脂材を積層して構成したものを適用しているが、本発明の面材ユニットはこれらに限定されない。さらに、必ずしもベース面材11の両側表面に化粧面材12を設ける必要はなく、少なくともベース面材の一方の表面に化粧面材があれば良い。なお、ベース面材の両側表面に化粧面材を設ける場合には、互いに異なる化粧面材を適用しても構わない。
またさらに、上述したように、縦枠21,22の収容溝33,76において後面側に位置する開口縁部が縦枠本体31,71に対して着脱可能となる縦枠カバー部材32,72によって構成してあるとともに、下枠24の収容溝63において後面側に位置する開口縁部が下枠本体61に対して着脱可能となる下枠カバー部材62によって構成してあるが、本発明は必ずしもフレーム材21,22,24がカバー部材32,72,62を備えている必要はない。
以上のように、本発明に係る壁構造体は、面材ユニットの縁部にフレーム材が設けられた壁構造体であって、前記フレーム材は、見込み面に収容溝を有し、前記面材ユニットは、ベース面材と、前記ベース面材の縁部を除く部分の表面を覆うように設けた化粧面材とを備え、前記化粧面材の縁部が前記収容溝に収容された状態で前記ベース面材を介して前記フレーム材に支持されていることを特徴としている。
この発明によれば、ベース面材を介してフレーム材に面材ユニットを支持させるようにしているため、化粧面材の表面状態に関わらず面材ユニットを安定して支持することができるようになる。しかも、化粧面材については、縁部が収容溝に収容されるため、意匠性が損なわれたり、ベース面材から剥がれる事態を防止することができる。
また本発明は、上述した壁構造体において、前記フレーム材の収容溝には、互いに対向する部分に挟持部材が設けられ、前記面材ユニットは、前記挟持部材の間に前記ベース面材の縁部が挟持されていることを特徴としている。
この発明によれば、ベース面材とフレーム材との間にシール材を充填する等の作業が不要となるため、フレーム材に対して面材ユニットを支持する際の作業を容易に行うことができる。
また本発明は、上述した壁構造体において、前記挟持部材は、前記収容溝の内部において前記フレーム材の見込み面から外周側に離隔した位置に設けられていることを特徴としている。
この発明によれば、化粧面材の縁部を幅広く覆うことができ、化粧面材がベース面材から剥がれる事態をより確実に防止することが可能になる等の利点がある。
また本発明は、上述した壁構造体において、前記面材ユニットには、前記ベース面材の両側表面にそれぞれ前記化粧面材が設けられていることを特徴としている。
この発明によれば、面材ユニットの両側表面を意匠面とした壁構造体を構成することができる。
また本発明は、上述した壁構造体において、前記面材ユニットは、四角形状を成し、少なくとも対辺となる2つの縁部に前記フレーム材が設けられていることを特徴としている。
この発明によれば、2つのフレーム材の間に面材フレームを支持することができる。面材ユニットとしては、長方形のものの他、正方形や平行四辺形、台形等々その他の四角形状であっても良い。
また本発明は、上述した壁構造体において、前記フレーム材は、フレーム本体と、前記フレーム本体に対して着脱可能となるカバー部材とを備え、少なくとも前記収容溝の一方の開口縁部が前記カバー部材によって構成されていることを特徴としている。
この発明によれば、フレーム本体からカバー部材を取り外すことによって収容溝が開放されるため、面材ユニットのメンテナンスを行う場合の作業を容易化することができる。
また本発明は、上述した壁構造体において、前記フレーム材の見込み面は、前記収容溝を挟んで両側となる部分が互いに同一の平面上に位置するように設けられていることを特徴としている。
この発明によれば、面材ユニットが透過性を有するものであった場合にも、収容溝の内面が透過して視認されるおそれがない。なお、同一の平面上とは、必ずしも完全に一致している必要はなく、多少のずれがあっても構わない。
10 面材ユニット、11 ベース面材、12 化粧面材、21 右縦枠、22 左縦枠、23 上枠、24 下枠、31 右縦枠本体、32 右縦枠カバー部材、33,53,63,76 収容溝、40,41 ビード、51 上枠本体、52 上枠カバー部材、61 下枠本体、62 下枠カバー部材、71 左縦枠本体、72 左縦枠カバー部材

Claims (7)

  1. 面材ユニットの縁部にフレーム材が設けられた壁構造体であって、
    前記フレーム材は、見込み面に収容溝を有し、
    前記面材ユニットは、ベース面材と、前記ベース面材の縁部を除く部分の表面を覆うように設けた化粧面材とを備え、前記化粧面材の縁部が前記収容溝に収容された状態で前記ベース面材を介して前記フレーム材に支持されていることを特徴とする壁構造体。
  2. 前記フレーム材の収容溝には、互いに対向する部分に挟持部材が設けられ、
    前記面材ユニットは、前記挟持部材の間に前記ベース面材の縁部が挟持されていることを特徴とする請求項1に記載の壁構造体。
  3. 前記挟持部材は、前記収容溝の内部において前記フレーム材の見込み面から外周側に離隔した位置に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の壁構造体。
  4. 前記面材ユニットには、前記ベース面材の両側表面にそれぞれ前記化粧面材が設けられていることを特徴とする請求項1~請求項3のいずれか一つに記載の壁構造体。
  5. 前記面材ユニットは、四角形状を成し、少なくとも対辺となる2つの縁部に前記フレーム材が設けられていることを特徴とする請求項1~請求項4のいずれか一つに記載の壁構造体。
  6. 前記フレーム材は、フレーム本体と、前記フレーム本体に対して着脱可能となるカバー部材とを備え、少なくとも前記収容溝の一方の開口縁部が前記カバー部材によって構成されていることを特徴とする請求項1~請求項5のいずれか一つに記載の壁構造体。
  7. 前記フレーム材の見込み面は、前記収容溝を挟んで両側となる部分が互いに同一の平面上に位置するように設けられていることを特徴とする請求項1~請求項6のいずれか一つに記載の壁構造体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2023105105A (ja) * 2020-05-29 2023-07-28 株式会社三洋物産 遊技機

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