JP2024064122A - 給湯システム - Google Patents

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賢祐 山口
Kensuke Yamaguchi
武司 横山
Takeshi Yokoyama
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Abstract

【課題】給湯システムで異常が生じた場合に異常の内容に関する情報をより容易に且つより正確に外部に伝達する。【解決手段】給湯システム1は、外部からガスの供給を受けて給湯動作を行う給湯器本体1Aと、表示部81B及び操作部81Cを備えた操作装置81と、予め定められた異常の発生を検知する異常検知部と、表示部81Bを制御する制御部81Aと、を有する。制御部81Aは、異常検知部が上記異常を検知した場合に、上記異常の内容に関する情報が記録された二次元コード190を表示部81Bに表示させる。【選択図】図1

Description

本開示は、給湯システムに関する。
特許文献1には、給湯器修理の自動応答用サーバ装置が開示される。この装置は、ユーザからの電話に対して自動応答し、音声認識用の学習データを用いて電話の音声の内容を取得する、自動応答部と、自動応答部が取得した音声の内容に基づき、意図解析用の学習データを用いて、音声の意図を取得し、当該音声の意図に基づいて、ユーザへの応答を生成する応答生成部と、 給湯器のエラーコードと修理の要否の関係を規定するデータベースを記憶する記憶部とを備える。自動応答部は、ユーザへの応答に対応する音声を出力する。応答生成部は、音声の内容が、ユーザの給湯器にエラーコードが表示されていることを表す場合、ユーザへの応答として、給湯器のエラーコードの入力を促す応答を生成し、エラーコードの入力を促す応答に応じて入力されたエラーコードが給湯器の修理を必要とするエラーコードである場合、ユーザへの応答として、修理を実施するか否かの判断結果の入力を促す応答を生成する。
特開2021-103843号公報
特許文献1に開示される給湯器修理の自動応答用サーバ装置は、コールセンターの自動応答中にダイヤルを使用してエラーコードを入力する必要があり、コールセンターへの電話やエラーコードの個別入力が避けられない。
本開示の目的の一つは、給湯システムで異常が生じた場合に異常の内容に関する情報をより容易に且つより正確に外部に伝達し得る技術を提供することである。
本開示の一つである給湯システムは、
外部からガスの供給を受けて給湯動作を行う給湯器本体と、表示部及び操作部を備えた操作装置と、を有する給湯システムであって、
予め定められた異常の発生を検知する異常検知部と、
前記異常検知部が前記異常を検知した場合に、前記異常の内容に関する情報が記録された二次元コードを前記表示部に表示させる制御部と、
を有する。
本開示に係る技術は、給湯システムで異常が生じた場合に異常の内容に関する情報をより容易に且つより正確に外部に伝達することができる。
図1は、第1実施形態に係る給湯システムを含む管理システムを概略的に例示する説明図である。 図2は、第1実施形態に係る給湯システムの給湯器を概略的に示す説明図である。 図3は、図2の給湯器の電気的構成を簡略的に示すブロック図である。 図4は、図2の給湯器の第1リモートコントローラを例示する正面図である。 図5は、図1の管理システムにおける情報端末と管理装置の電気的構成を例示するブロック図である。 図6は、情報端末においてアプリケーションプログラムに従って実行される異常対応制御の流れを例示するフローチャートである。
以下では、本開示の実施形態が列記されて例示される。なお、以下で例示される特徴は、矛盾しない組み合わせでどのように組み合わされてもよい。
〔1〕外部からガスの供給を受けて給湯動作を行う給湯器本体と、表示部及び操作部を備えた操作装置と、を有する給湯システムであって、
予め定められた異常の発生を検知する異常検知部と、
前記異常検知部が前記異常を検知した場合に、前記異常の内容に関する情報が記録された二次元コードを前記表示部に表示させる制御部と、
を有する給湯システム。
上記〔1〕の給湯システムは、当該給湯システムで異常が発生した場合にその異常の内容に関する情報を記録した形で二次元コードを表示することができる。従って、この二次元コードを見た者は、端末によって二次元コードを読み取ることで異常の内容に関する情報を電子データとして容易に且つ正確に取得することができ、その後の対応に役立てることができる。
〔2〕前記制御部は、前記異常が発生した場合に前記異常の種類と前記給湯器本体に固有に対応付けられた識別情報とを前記二次元コードに記録する
〔1〕に記載の給湯システム。
上記〔2〕の給湯システムは、異常が発生した給湯器本体の個体を特定し、この給湯器本体においてどのような種類の異常が発生したのかを、外部に正確に伝達することができる。
〔3〕撮像部と情報処理部と通信部とを備えた情報端末を有し、
前記撮像部は、前記表示部に表示された前記二次元コードを撮像し、
前記情報処理部は、前記撮像部が撮像した前記二次元コードを読み取り、
前記通信部は、前記情報処理部が前記二次元コードを読み取った場合に、前記二次元コードに記録された情報を管理装置に送信する
〔1〕又は〔2〕に記載の給湯システム。
上記〔3〕の給湯システムは、異常の発生に応じて表示された二次元コードを別途の情報端末によって読み取り、その情報端末から管理装置に送信することができる。従って、管理装置と通信を行う機能が給湯器に備わっていなくても、給湯器で発生した異常に関する情報を、より容易に且つより正確に管理装置に伝達することができる。
〔4〕前記管理装置を備え、
前記管理装置は、前記情報端末から送信された前記情報を受信する受信部と、前記受信部が受信した前記情報に対応する詳細情報を前記情報端末に送信する送信部と、を有し、
前記情報端末は、表示装置と、前記管理装置から前記詳細情報を受信した場合に前記詳細情報に基づく内容を前記表示装置に表示させる表示制御部と、
を有する〔3〕に記載の給湯システム。
上記〔4〕の給湯システムは、給湯器で発生した異常に関する情報が管理装置に伝達された場合に、管理装置は、その異常に関する詳細情報を情報端末に与えることができる。この給湯システムは、発生した異常に関する詳細な情報が給湯器に備わっていなくても、その異常の内容を管理装置に正確に伝達した上で、管理装置において詳細な情報を取得し、情報端末の表示装置に詳細情報を表示させることができる。
〔5〕前記管理装置には複数の異常の種類が登録され、前記複数の異常の種類の各々は、修理を必要とする修理必要種類又は修理を不要としない修理不要種類のいずれかとされており、
前記送信部は、前記受信部が受信した前記情報によって特定される異常が、前記修理不要種類に属する場合には修理を不要とする異常であることを示す説明情報を含んだ前記詳細情報を前記情報端末に送信し、前記修理不要種類に属する場合には修理を不要とする異常であることを示す説明情報を含んだ前記詳細情報を前記情報端末に送信する
〔4〕に記載の給湯システム。
上記〔5〕の給湯システムは、給湯器で異常が発生した場合に、その異常が修理を必要とする異常であるか否かを管理装置において自動的に特定し、その異常を不要とする異常である場合には、その旨の説明情報を情報端末に与えて表示することができる。
〔6〕撮像部と情報処理部と通信部とを備える情報端末に用いられるプログラムを有し、
前記プログラムは、
前記撮像部に前記二次元コードを撮像する動作を行わせるステップと、
前記撮像部が前記二次元コードを撮像した場合に、前記二次元コードを読み取る動作を前記情報処理部に行わせるステップと、
前記情報処理部が前記二次元コードを読み取った場合に、前記二次元コードに記録された情報を管理装置に送信する動作を通信部に行わせるステップと、
を含む〔1〕又は〔2〕に記載の給湯システム。
上記〔6〕の給湯システムは、異常の発生に応じて表示された二次元コードを別途の情報端末によって読み取り、その情報端末から管理装置に送信することができる。従って、管理装置と通信を行う機能が給湯器に備わっていなくても、給湯器で発生した異常に関する情報を、より容易に且つより正確に管理装置に伝達することができる。
<第1実施形態>
1.給湯システム1の概要
以下の説明は、第1実施形態に係る給湯システム1に関する。
図1に示される給湯システム100は、給湯器1を含んだシステムである。以下で説明される代表例では、給湯システム100が更に情報端末102及び管理装置120を含んでいる。図1、図2のように、給湯器1には、外部からガスの供給を受けて給湯動作を行う給湯器本体1Aや給湯器本体1Aを遠隔操作するためのリモートコントローラ80などが含まれる。図3のように、リモートコントローラ80としては、表示部81B及び操作部81Cを備えた第1リモートコントローラ81や第2リモートコントローラ82などが設けられる。第1リモートコントローラ81は、操作装置の一例に相当する。
図2のように、給湯器1は、浴槽への給湯機能と浴槽内の水の加熱機能とを備えた風呂・給湯システムとして構成される。給湯器1のうち、給湯器本体1Aは、給湯側回路2と風呂側回路3とを備え、これらの大部分が筐体内に収容された構成をなす。給湯側回路2は、入水管12、出湯管10、熱交換器6(給湯側熱交換器)などを備えており、外部から供給された水道水を加熱し出湯させる経路として機能する。風呂側回路3は、ガスバーナ54(風呂バーナ)、熱交換器56(風呂側熱交換器)、通水管66、循環ポンプ62、サーミスタ64,65などを備えており、風呂の追い炊き等に利用されるものである。
給湯側回路2において、入水管12は、水入口16からの水が流れ込む経路として構成され、出湯管10は、湯出口18へ湯を送り出す経路として構成される。熱交換器6は、ガスバーナ4からの燃焼熱を交換する一次熱交換器7及び二次熱交換器8を備える。給湯側回路2では、二次熱交換器8の入口に、水道水を供給する構成で入水管12が接続されており、この入水管12には、管内の通水を検出する通水センサ34が設けられている。入水管12の下流側には、二次熱交換器8の伝熱管8aが接続され、その下流側には、二次熱交換器8の伝熱管8aと一次熱交換器7の伝熱管7aとを連結する通水管20が接続される。更に、この通水管20に連結された構成で一次熱交換器7の伝熱管7aが接続される。一次熱交換器7の出口には、一次熱交換器7で加熱された湯を出湯する構成で出湯管10が接続される。出湯管10には、管内の水の温度を検出するサーミスタ26が設けられている。
給湯燃焼室90内において、一次熱交換器7はガスバーナ4の燃焼排気経路の上流側に配置され、二次熱交換器8は燃焼排気経路の下流側に配置され、一次熱交換器7によって燃焼排気の顕熱を回収した後、二次熱交換器8によって潜熱を回収するように機能する。一次熱交換器7は、一次熱交換器7内の通水経路となる伝熱管7aを備えており、伝熱管7a内を通る水に対してガスバーナ4で発生した燃焼排気に含まれる燃焼熱を伝熱し、顕熱の熱エネルギーを通水に伝達する形で熱交換する。また、二次熱交換器8は、二次熱交換器8内の通水経路となる伝熱管8aを備えており、伝熱管8a内を通る水に対し、ガスバーナ4で発生した燃焼排気が一次熱交換器7を通過した後の燃焼熱を伝熱し、潜熱の熱エネルギーを通水に伝達するように熱交換する。
入水管12と出湯管10との間をバイパスする通水経路として、熱交換器6とは異なる通水経路として構成されたバイパス路14が設けられている。このバイパス路14には、バイパス路14の通水を遮断した閉塞状態と、この閉塞状態よりも開度を増大させた開放状態とに移行可能なバイパス弁32が設けられている。入水管12において、バイパス路14が連結する分岐位置よりも上流側には、通水量制御弁33が設けられている。通水量制御弁33は、コントローラ22からの指示を受けて駆動軸の回転角度が制御されるモータを備え、入水管12を閉塞状態と全開状態との間で様々な開度に連続的に変更できる構成となっている。ガスバーナ4へのガスの供給を行うガス管40には、上流側からガス元電磁弁42、給湯ガス比例制御弁44、各ガスバーナ4への分岐管ごとの給湯切替電磁弁46,46・・が夫々設けられている。給湯燃焼室90の下方には、燃焼用空気を各ガスバーナ4及びガスバーナ54へ供給するファン48が設けられている。ガスバーナ54に接続されるガス管からの分岐管には、切替電磁弁53が設けられている。
風呂側回路3において、通水管66は、給湯側回路2からの水が入り込む経路として構成され且つ浴槽60からの水を循環させる循環経路の少なくとも一部を構成するものである。通水管66は、浴槽60側からの水を熱交換器56側へと導くための往き配管68と、熱交換器56側からの水を浴槽60側へと導くための戻り配管67と、往き配管68と戻り配管67とに連結されて熱交換器56内を通る中間配管69とを備える。通水管66は、例えば追い炊き動作時に浴槽60から引き込まれる水を往き配管68によって熱交換器56に導き、この熱交換器56を通過した水を戻り配管67によって浴槽60に導くように循環させることが可能な循環経路として機能する。熱交換器56は、風呂一次熱交換器57と風呂二次熱交換器58とを備え、通水管66を通る水に対してガスバーナ54での燃焼によって生じた燃焼熱を伝達するように、循環水を加熱する構成となっている。往き配管68は、浴槽60と風呂一次熱交換器57との間に配置されており、この往き配管68には、往き配管68を通る水の温度を検出するサーミスタ65が設けられている。戻り配管67は、風呂二次熱交換器58と浴槽60との間に配置される。戻り配管67には、循環ポンプ62とサーミスタ64(風呂サーミスタ)とが設けられている。循環ポンプ62は、通水管66内の水を流動させる装置であり、熱交換器56側から水を引き込み、引き込んだ水を熱交換器56とは反対側から浴槽60に向けて排出するように機能する。戻り配管67には、出湯管10から分岐された落とし込み管70が接続され、落とし込み管70には、給湯用電磁弁72及び落とし込み水量センサ74が設けられている。落とし込み管70に設けられた給湯用電磁弁72を開弁させることで、給湯側回路2で加熱された湯を浴槽60へ供給することが可能となっている。
図2、図3のように、給湯システム1には、制御装置としてのコントローラ22が設けられている。図3のように、コントローラ22には、例えば、公知のマイクロコンピュータ等として構成される制御部22Aと、公知の半導体メモリ等として構成されるメモリ22Bと、外部との通信を行うためのインタフェースとして構成される通信部22Cとが設けられている。このコントローラ22は、様々な制御を行い得る。
図3のように、コントローラ22には、複数のリモートコントローラ80がコントローラ22と通信し得る構成で接続されている。これらのリモートコントローラ80はいずれも操作部を備えており、給湯器に関する複数の機能を実行させる操作が可能とされている。図2、図3の例では、複数のリモートコントローラ80として、浴室内に設けられる第1リモートコントローラ81と、浴室とは異なる場所(例えば台所等)に設けられる第2リモートコントローラ82とが設けられている。図3のように、第1リモートコントローラ81は、公知のマイクロコンピュータ等として構成される制御部81Aと、液晶表示装置等として構成される表示部81Bと、押圧ボタン等の公知の個別操作部81Z(図4)が複数設けられる操作部81Cと、第1リモートコントローラ81で生成された信号等をコントローラ22に伝達する機能を有する通信部81Dとを備えている。図3のように、第2リモートコントローラ82は、公知のマイクロコンピュータ等として構成される制御部82Aと、液晶表示装置等として構成される表示部82Bと、押圧ボタン等の公知の個別操作部が複数設けられてなる操作部82Cと、第2リモートコントローラ82で生成された信号等をコントローラ22に伝達する機能を有する通信部82Dとを備えている。
情報端末102は、スマートフォンやタブレット端末などの携帯型情報通信機器として構成される。図5のように、情報端末102は、制御部114、通信部104、表示装置106、記憶部108、操作部110、撮像部112、などを備える。制御部114は、情報処理部の一例に相当し、例えばマイクロコンピュータなどの公知の情報処理装置として構成され、CPUなどの公知の演算装置及び他の周辺回路などを備えてなり、様々な制御や演算を行い得る。通信部104は、通信網(例えばインターネット)を介して管理装置120と通信を行い得る。表示装置106は、例えば公知のタッチパネル式表示装置の一部をなす表示部であり、液晶ディスプレイや有機エレクトロルミネッセンスディスプレイなどの公知の画像表示装置として構成されている。記憶部108は、例えば半導体メモリ装置などの公知の記憶装置によって構成されており、例えばRAM、ROM、その他の不揮発性メモリなどがこれに相当する。操作部110は、例えば、表示装置106の前方を覆うように配置される公知のタッチパネルとして構成され、表示装置106の画像を外部から視認可能な透明性の構成で表示装置106を覆う構成をなす。なお、ここで示す例はあくまで一例であり、表示装置106は、ユーザが視認し得る状態で画像を表示し得る構成であればよい。操作部110は、ユーザの操作によって情報を入力し得る構成であればよく、タッチパネル以外の入力インタフェース(ボタン等)を備えていてもよい。撮像部112は、公知のカメラとして構成され、後述の二次元コードを撮像可能に構成される。
管理装置120は、例えば情報蓄積機能を備えたサーバである。管理装置120は、制御部122、通信部124、表示装置126、記憶部128、操作部130などを備える。制御部122は、例えばマイクロコンピュータなどの公知の情報処理装置として構成され、CPUなどの公知の演算装置及び他の周辺回路などを備えてなり、様々な制御や演算を行い得る。通信部124は、通信網(例えばインターネット)を介して情報端末102等と通信を行い得る。表示装置126は、ユーザが視認し得る状態で画像を表示し得る構成であればよく、公知の表示装置が採用可能である。記憶部128は、公知の記憶装置によって構成されており、例えばRAM、ROM、不揮発性メモリなどの半導体メモリ、HDD、SSDなどがこれに相当する。操作部130は、ユーザの操作によって情報を入力し得る構成であればよく、公知の操作装置を採用可能である。
2.異常対応動作
給湯器1Aは、当該給湯器1Aにおいて異常(エラー)が発生した場合に、公知の方法で異常を検出し得る。異常としては、公知の様々な種類の異常(エラー)を採用することができ、いずれかセンサの値が当該センサにおいて定められた異常範囲になったことであってもよく、給湯動作を行う際に点火不良が生じたことであってもよく、給湯動作中に失火状態が発生したことであってもよく、感震器が作動したことであってもよく、長時間連続使用が生じたことであってもよく、その他の異常であってもよい。異常検知部の一例に相当するコントローラ22は、予め定められた複数の異常について、各異常の発生の有無を、異常毎に定められた時期に検出する。
制御部81Aは、異常検知部(コントローラ22)が異常を検知した場合に、異常の内容に関する情報が記録された二次元コード190を生成し、図4のように、表示部81Bに表示させる。二次元コード190は、QRコード(登録商標)であってもよく、その他の種類の情報コードであってもよい。具体的には、制御部81Aは、いずれかの異常が発生した場合にその異常の種類と、給湯器本体1Aに固有に対応付けられた識別情報とを含む情報を二次元コード190に記録する。より具体的には、二次元コード190に、異常が発生した給湯器本体の機種名、型式、ガス種、器具の個別ID、給湯器本体に搭載されたソフトウェアのバージョン、ガス種情報バージョン、現在発生している又は直近に発生した異常の種類、異常情報の送信先のアドレス、発生日時、異常時の燃焼時間、異常時の燃焼回数、異常時の通電時間、異常時のセンサ情報(サーミスタ等)、異常時の負荷の状態(ファンの回転数等)、異常時のシーケンス番号、異常の発生した端末、エラー発生時のインプットなどの情報を記録することができる。なお、制御部81Aは、図4のように、二次元コード190の表示とともに、異常を特定する情報を表示部81Bに表示してもよい。図4の例では、この情報として異常の内容を特定するエラーコード92が表示されている。
一方、給湯システム1を利用する利用者は、表示部81Bに二次元コード190が表示された場合に、情報端末102を操作し、表示部81Bに表示された二次元コード190を撮像部112によって撮像するように情報端末102を動作させることができる。情報端末102には、例えば、図6のような流れで処理を行うアプリケーションプログラムが記憶されており、情報端末102において開始条件が成立した場合(例えば、操作部110に対して所定の開始操作が行われた場合)に、制御部114が上記アプリケーションプログラムを実行し、図6に示される異常対応制御を行う。
制御部114は、上記アプリケーションプログラムに従って図6の異常対応制御を開始した場合、まず、ステップS1の処理を行う。具体的には、制御部11は、ステップS1の処理を行う場合、撮像部112に撮像動作を継続的に行わせつつ、撮像部112によって二次元コード190が撮像されたか否かを繰り返し判定し、撮像部112によって二次元コード190が撮像されるまでの間は、ステップS1においてNoの判定を繰り返し、二次元コード190の撮像を繰り返し試みる。上記プログラムにおけるステップS1の処理は、「撮像部に二次元コードを撮像する動作を行わせるステップ」の一例に相当する。
制御部114は、ステップS1において撮像部112によって二次元コード190が撮像されたと判定した場合には、ステップS2において、撮像された二次元コード190に記録された内容を解読する。上記プログラムにおけるステップS2の処理は、「撮像部が二次元コードを撮像した場合に、二次元コードを読み取る動作を情報処理部に行わせるステップ」の一例に相当する。制御部114は、情報処理部の一例に相当し、撮像部112が撮像した二次元コードを読み取る機能を有する。
制御部114は、ステップS2の後、ステップS3において、二次元コード190に記録された情報を管理装置120に送信する処理を行う。なお、管理装置120のアドレスは、予め上記アプリケーションプログラムに備えられていてもよく、二次元コード190に記録されていてもよい。本実施形態では、情報処理部に相当する制御部114が二次元コード190を読み取った場合に、通信部104が二次元コード190に記録された情報を管理装置120に送信するように機能する。具体的には、制御部114と通信部104とが協働し、二次元コード190に記録された情報(異常の種類や給湯器本体1Aに固有に対応付けられた識別情報などを含む、異常の内容に関する情報等)を電子データとして管理装置120に送信する。上記プログラムにおけるステップS3の処理は、「情報処理部が二次元コードを読み取った場合に、二次元コードに記録された情報を管理装置に送信する動作を通信部に行わせるステップ」の一例に相当する。
一方、管理装置120にはプログラムが記録されており、このプログラムは、制御部122によって実行され、実行開始後、待機状態のときには、情報端末102から管理装置120に対して二次元コード190に記録された情報が送信されてきたか否かを監視する。この例では、制御部122及び通信部124が受信部の一例に相当し、上述の「二次元コード190に記録された情報」が管理装置120に送信された場合に、この情報を受信する機能を有する。
管理装置120には、複数の異常の種類が登録され、異常の種類ごとに詳細情報が対応付けられて記憶されている。例えば、種類1の異常に対応付けて詳細情報1が記憶されており、種類2の異常に対応付けて詳細情報2が記憶されており、種類3の異常に対応付けて詳細情報3が記憶されている。従って、情報端末102から管理装置120に送信されてきた情報(二次元コード190に記録された情報)に異常の種類が含まれる場合には、この異常の種類に対応付けられた詳細情報を読み出すことができる。また、登録された複数の異常の種類の各々は、修理を必要とする「修理必要種類」又は修理を不要とする「修理不要種類」のいずれかとされている。そして、上記詳細情報は、当該詳細情報が対応付けられた異常の種類が属する分類の情報(「修理必要種類」又は「修理不要種類」のいずれであるかを示す説明情報)を含んでいる。例えば、種類1の異常が「修理必要種類」であれば、種類1に対応付けられた詳細情報1には種類1の異常が「修理必要種類」であることを示す説明情報が含まれる。種類2の異常が「修理不要種類」であれば、種類2に対応付けられた詳細情報2には種類2の異常が「修理不要種類」であることを示す説明情報が含まれる。
制御部122は、情報端末102から送信されてきた情報(二次元コード190に記録された情報)に含まれる異常の種類から、その異常の種類に対応する詳細情報を読み出し、読み出した詳細情報を含む応答情報を送信元の情報端末102に送信する。この例では、制御部122及び通信部124が送信部の一例に相当し、上記受信部が受信した情報(二次元コード190に記録された情報)に対応する詳細情報(具体的には、受信部が受信した情報に含まれる異常種類に対応付けられた詳細情報)を情報端末102に送信するように動作する。具体的には、上記送信部は、上記受信部が受信した情報によって特定される異常が修理不要種類に属する場合には修理を不要とする異常であることを示す説明情報を含んだ詳細情報を情報端末102に送信し、上記受信部が受信した情報によって特定される異常が修理必要種類に属する場合に、修理を必要とする異常であることを示す説明情報を含んだ詳細情報を情報端末102に送信する。
このように管理装置120が動作することを前提とし、制御部114は、ステップS3において二次元コード190に記録された情報を管理装置120に送信した後、ステップS4において管理装置120から詳細情報の応答があったか否かを判定し、例えば、ステップS3での送信から一定時間内に詳細情報の応答がなかった場合にはステップS6において所定情報の表示(例えば「詳細情報を取得できません」等のエラー表示)を表示装置106に行わせ、ステップS3での送信から一定時間内に詳細情報の応答があった場合には、ステップS5において詳細情報に基づく内容を表示装置106に表示させる。制御部114は、表示制御部の一例に相当し、管理装置120から詳細情報を受信した場合に詳細情報に基づく内容を表示装置106に表示させる機能を有する。詳細情報に基づく内容は、詳細情報の全部であってもよく、詳細情報の一部であってもよく、詳細情報を分かりやすい内容に変換した説明情報であってもよい。制御部114は、ステップS5又はステップS6の後、プログラムの終了条件が成立しているか否かを判定し、終了条件が成立していない場合には処理をステップS1に戻し、成立している場合にはプログラムを終了(図6の制御を終了)する。終了条件の成立は、所定の終了操作がなされたことであってもよく、二次元コードが撮像されないまま一定時間が経過したことであってもよく、情報端末102がスリープ状態や電源オフになったことであってもよく、その他の条件が成立したことであってもよい。
制御部114は、ステップS3の処理の後、情報端末102が「修理を必要とする異常であることを示す説明情報を含んだ詳細情報」を受信した場合、ステップS5では、給湯システム1において修理が必要な異常が発生している旨の説明、給湯システム1で発生している異常の具体的内容、修理を行う会社の連絡先(電話番号、メールアドレス等)、修理までの給湯システム1の扱い方、オペレータの連絡先(電話番号、メールアドレス等)などを表示装置106に表示させるとよい。制御部114は、ステップS3の処理の後、情報端末102が「修理を不要とする異常であることを示す説明情報を含んだ詳細情報」を受信した場合、ステップS5では、給湯システム1において修理が不要な異常が発生している旨の説明、給湯システム1で発生している異常の具体的内容、給湯システム1の扱い方(異常解除方法)、オペレータの連絡先(電話番号、メールアドレス等)などを表示装置106に表示させるとよい。
3.効果の例
給湯システム1は、当該給湯システム1で異常が発生した場合にその異常の内容に関する情報を記録した形で二次元コード190を表示することができる。従って、この二次元コード190を見た者は、例えば情報端末102によって二次元コード190を読み取ることで異常の内容に関する情報を電子データとして容易に且つ正確に取得することができ、その後の対応に役立てることができる。
給湯システム1は、二次元コード190に異常の種類と給湯器本体1Aに固有に対応付けられた識別情報とを記録するため、異常が発生した給湯器本体1Aの個体を特定し、この給湯器本体1Aにおいてどのような種類の異常が発生したのかを、外部に正確に伝達することができる。
給湯システム1は、異常の発生に応じて表示された二次元コード190を別途の情報端末102によって読み取り、その情報端末102から管理装置120に送信することができる。従って、管理装置120と通信を行う機能が給湯器1に備わっていなくても、給湯器1で発生した異常に関する情報を、より容易に且つより正確に管理装置120に伝達することができる。
給湯システム1は、給湯器1で発生した異常に関する情報が管理装置120に伝達された場合に、管理装置120は、その異常に関する詳細情報を情報端末102に与えることができる。この給湯システム1は、発生した異常に関する詳細な情報が給湯器1に備わっていなくても、その異常の内容を管理装置120に正確に伝達した上で、管理装置120において詳細な情報を取得し、情報端末102の表示装置106に詳細情報を表示させることができる。
給湯システム1は、給湯器1で異常が発生した場合に、その異常が修理を必要とする異常であるか否かを管理装置120において自動的に特定し、その異常を不要とする異常である場合には、その旨の説明情報を情報端末102に与えて表示することができる。
<他の実施形態>
本発明は、上記記述及び図面によって説明された実施形態に限定されるものではない。例えば、上述又は後述の実施形態の特徴は、矛盾しない範囲であらゆる組み合わせが可能である。また、上述又は後述の実施形態のいずれの特徴も、必須のものとして明示されていなければ省略することもできる。さらに、上述された実施形態は、次のように変更されてもよい。
上記実施形態では、二次元コード190と共にエラーコード92を表示したが、エラーコード92を表示しなくてもよい。
なお、今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、今回開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示された範囲内又は特許請求の範囲と均等の範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 :給湯器
1A :給湯器本体
22 :コントローラ(異常検知部)
81 :第1リモートコントローラ(操作装置)
81A :制御部
81B :表示部
81C :操作部
81D :通信部
100 :給湯システム
102 :情報端末
104 :通信部
106 :表示装置
112 :撮像部
114 :制御部(情報処理部、表示制御部)
120 :管理装置
124 :通信部(受信部、送信部)

Claims (6)

  1. 外部からガスの供給を受けて給湯動作を行う給湯器本体と、表示部及び操作部を備えた操作装置と、を有する給湯システムであって、
    予め定められた異常の発生を検知する異常検知部と、
    前記異常検知部が前記異常を検知した場合に、前記異常の内容に関する情報が記録された二次元コードを前記表示部に表示させる制御部と、
    を有する給湯システム。
  2. 前記制御部は、前記異常が発生した場合に前記異常の種類と前記給湯器本体に固有に対応付けられた識別情報とを前記二次元コードに記録する
    請求項1に記載の給湯システム。
  3. 撮像部と情報処理部と通信部とを備えた情報端末を有し、
    前記撮像部は、前記表示部に表示された前記二次元コードを撮像し、
    前記情報処理部は、前記撮像部が撮像した前記二次元コードを読み取り、
    前記通信部は、前記情報処理部が前記二次元コードを読み取った場合に、前記二次元コードに記録された情報を管理装置に送信する
    請求項1又は請求項2に記載の給湯システム。
  4. 前記管理装置を備え、
    前記管理装置は、前記情報端末から送信された前記情報を受信する受信部と、前記受信部が受信した前記情報に対応する詳細情報を前記情報端末に送信する送信部と、を有し、
    前記情報端末は、表示装置と、前記管理装置から前記詳細情報を受信した場合に前記詳細情報に基づく内容を前記表示装置に表示させる表示制御部と、
    を有する請求項3に記載の給湯システム。
  5. 前記管理装置には複数の異常の種類が登録され、前記複数の異常の種類の各々は、修理を必要とする修理必要種類又は修理を不要としない修理不要種類のいずれかとされており、
    前記送信部は、前記受信部が受信した前記情報によって特定される異常が、前記修理不要種類に属する場合には修理を不要とする異常であることを示す説明情報を含んだ前記詳細情報を前記情報端末に送信し、前記修理不要種類に属する場合には修理を不要とする異常であることを示す説明情報を含んだ前記詳細情報を前記情報端末に送信する
    請求項4に記載の給湯システム。
  6. 撮像部と情報処理部と通信部とを備える情報端末に用いられるプログラムを有し、
    前記プログラムは、
    前記撮像部に前記二次元コードを撮像する動作を行わせるステップと、
    前記撮像部が前記二次元コードを撮像した場合に、前記二次元コードを読み取る動作を前記情報処理部に行わせるステップと、
    前記情報処理部が前記二次元コードを読み取った場合に、前記二次元コードに記録された情報を管理装置に送信する動作を通信部に行わせるステップと、
    を含む請求項1又は請求項2に記載の給湯システム。
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