JP2024060717A - 印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成でヘッドユニットの蒸気(結露)の付着を抑制する。【解決手段】印刷装置は、ノズルを備え、前記ノズルから媒体に向けて液体を吐出するヘッドユニットと、前記液体が塗布された前記媒体を加熱する加熱部と、前記ヘッドユニットを移動させるヘッドユニット移動部と、を備え、前記ヘッドユニットは、前記ヘッドユニットの移動によって発生した気流を前記媒体に向けて誘導する気体誘導部を有する。【選択図】図3A

Description

本発明は、印刷装置に関する。
従来、特許文献1に示すように、インクジェットヘッドと、インクジェットヘッドを搭載したキャリッジと、被記録媒体上に漂う空気を強制的に流動させるファンと、を含むキャリッジユニットを備えた記録装置が知られている。当該記録装置では、ファンの駆動により、被記録媒体上に塗布されたインクの蒸気をインクジェットヘッドから引き離すように空気を流動させる。
国際公開第2008/149759号
しかしながら、上記記録装置では、ファンを駆動させるための電力や信号をキャリッジまで送る必要があり、キャリッジユニットの構成が複雑化する、という課題があった。
印刷装置は、ノズルを備え、前記ノズルから媒体に向けて液体を吐出するヘッドユニットと、前記液体が塗布された前記媒体を加熱する加熱部と、前記ヘッドユニットを移動させるヘッドユニット移動部と、を備え、前記ヘッドユニットは、前記ヘッドユニットの移動によって発生した気流を前記媒体に向けて誘導する気体誘導部を有する。
第1実施形態にかかる印刷装置の構成を示す模式図。 第1実施形態にかかる気体誘導部の構成を示す正面図。 第1実施形態にかかる気体誘導部の構成を示す底面図。 第1実施形態にかかる気体誘導部の構成を示す側面図。 第1実施形態にかかる気体誘導部の構成を示す断面図。 第1実施形態にかかる気体誘導部の作用を示す模式図。 第1実施形態にかかる気体誘導部の作用を示す模式図。 第1実施形態にかかる気体誘導部の作用を示す模式図。 第2実施形態にかかる気体誘導部の構成を示す正面図。 第2実施形態にかかる気体誘導部の構成を示す側面図。 第2実施形態にかかる気体誘導部の構成を示す断面図。 第2実施形態にかかる気体誘導部の作用を示す模式図。 第2実施形態にかかる気体誘導部の作用を示す模式図。 第3実施形態にかかる気体誘導部の構成を示す断面図。 第4実施形態にかかる気体誘導部の構成を示す断面図。
1.第1実施形態
まず、印刷装置1の構成について説明する。本実施形態の印刷装置1は、液体としてのインクを吐出して媒体Mに印刷を行うシリアル型のラージフォーマットプリンターである。
以下、各図では、XYZ座標系を用いている。Z軸に沿った方向は、印刷装置1の高さ方向である。X軸に沿った方向は、搬送される媒体Mの幅方向である。X軸に沿った方向を、幅方向または走査方向と称する。Y軸に沿った方向は、印刷装置1の前後方向である。
印刷装置1の正面側は+Y方向であり、印刷装置1の背面側は-Y方向である。Y軸上において、+Y方向と-Y方向とは、それぞれ反対方向を示す。印刷装置1を正面側から見た場合、左側が+X方向であり、右側が-X方向である。X軸上において、+X方向と-X方向とは、それぞれ反対方向を示す。印刷装置1の上側、上方、上部、上面などが+Z方向であり、下側、下方、下部、下面などが-Z方向である。Z軸上において、+Z方向と-Z方向とは、それぞれ反対方向を示す。
媒体Mは、後述する繰出部20から巻取部60に向けて搬送される。媒体Mの搬送される方向を搬送方向Fと称する。媒体Mの搬送方向Fに沿う位置関係を言う場合、繰出部20側を上流側、巻取部60側を下流側という。
図1に示すように、印刷装置1は、フレーム15、繰出部20、搬送ローラー25、支持部30、ヘッドユニット40、加熱部34、ガイド部50、巻取部60、押圧ローラー70、ヒーター80、制御部3などで構成される。フレーム15は、幅方向に延びるベースフレーム16、及びベースフレーム16と一体となって前後方向に延び、印刷装置1の重量を受け幅方向に間隔をおいて形成される一対の脚フレーム17などで構成される。
制御部3は、CPUと、メモリーと、制御回路と、I/F(インターフェイス)と、を有する。CPUは演算処理装置である。メモリーは、各種プログラムを格納する領域または作業領域等を確保する記憶装置であり、RAM、EEPROM等の記憶素子を有する。情報処理端末等からI/Fを介して印刷データ等を取得すると、CPUが各種プログラムに従って演算を実行し、制御回路を介して各駆動部等を制御する。
ヒーター80は、詳細は後述するが、第1ヒーター81、第2ヒーター82、第3ヒーター83を備える。ヒーター80を駆動させ、印刷された媒体Mを加熱することにより、付着したインクを媒体Mに速やかに乾燥定着させ、滲みやぼやけを抑制させる。また、第1ヒーター81、第2ヒーター82は、インクによって膨潤して変形した媒体Mを平坦に矯正することで、コックリングを抑制させる。
繰出部20、搬送ローラー25、支持部30、ガイド部50、押圧ローラー70などは、ベースフレーム16に固定される。巻取部60は、脚フレーム17などに固定される。ヘッドユニット40は、ベースフレーム16に固定され幅方向に延在する略直方体形状の筐体10の内部に配置される。制御部3は、筐体10の内部に配置され、印刷装置1の各部の動作を統括的に制御する。
印刷装置1は、各脚フレーム17の下端に、一対のキャスター18と、一対のアジャスター19とを備える。印刷装置1は、キャスター18により設置場所へ移動された後、印刷装置1の高さ調整(水平調整等)が行われ、アジャスター19により、例えば床面に固定される。
繰出部20は、筐体10の背面側下部に設けられる。繰出部20は、芯管21の両端を挟む一対のホルダー22を備える。ホルダー22には、未使用の印刷用の媒体Mが芯管21にロール状に巻き重ねられたロール体R1が保持される。一方のホルダー22には、芯管21に回転力を供給する繰出モーター(図示省略)が備えられる。繰出モーターが駆動して繰り出し方向(図1では、反時計回り方向)に回転すると、芯管21が従動して回転することにより、媒体Mがロール体R1から搬送ローラー25に向けて繰り出される。制御部3は繰出部20(繰出モーター)を制御する。
繰出部20には、媒体Mの幅や巻き数の異なる複数サイズのロール体R1が交換可能に装填される。また、繰出部20には、媒体Mの種類(材質)が異なる複数種のロール体R1が交換可能に装填される。
支持部30は、第1支持部31、プラテン32、及び第2支持部33を備える。第1支持部31はプラテン32の上流側に配置される。第2支持部33はプラテン32の下流側に配置される。第1支持部31は、繰出部20から繰り出される媒体Mを、プラテン32へ案内する。第2支持部33は、ヘッドユニット40で印刷された媒体Mを、ガイド部50、巻取部60へ案内する。
プラテン32は、走査方向を長手方向とする略矩形状の面を備えて形成され、ヘッドユニット40(吐出ヘッド41)と対向する位置に配置される。プラテン32は、ヘッドユニット40で印刷される媒体Mを下方から支持する。詳細には、プラテン32は、プラテン32に付与される負圧によって、プラテン32の上面に媒体Mを吸引支持する。これにより、媒体Mの浮き上がりによる印刷品質の低下を抑制できる。
また、プラテン32を加熱することにより、プラテン32に支持された媒体Mを加熱する加熱部34を備える。加熱部34は、プラテン32の媒体Mを支持する面とは反対側の面(裏面)側に配置される。加熱部34は、例えば、チューブヒーターであり、アルミテープ等を用いて、プラテン32の裏面に貼付される。加熱部34により、熱伝導でプラテン32が加熱され、媒体Mの裏側から媒体Mが加熱される。これにより、媒体Mに塗布されたインクが乾燥し、インクを媒体Mに速やかに乾燥定着させ、滲みやぼやけを防止して、画質を高めることができる。制御部3は、加熱部34を制御する。
なお、第1支持部31及び第2支持部33にも、上記同様の加熱部34(例えば、チューブヒーター)を備えてもよい。
搬送ローラー25は、繰出部20から繰り出された媒体Mを搬送方向Fに搬送する。搬送ローラー25は、駆動ローラー26、従動ローラー27、駆動モーター(図示省略)を備える。駆動ローラー26は、第1支持部31とプラテン32との間に設けられる。駆動ローラー26は、媒体Mの搬送方向Fと交差する方向に延在して構成される。
従動ローラー27は、駆動ローラー26の上側に配置され、駆動ローラー26に対して離間又は圧接するように移動可能に構成される。駆動モーターが駆動され、駆動ローラー26が回転駆動することで、駆動ローラー26と従動ローラー27との間に挟持された媒体Mが搬送方向Fへ搬送される。制御部3は、搬送ローラー25(駆動モーター)の回転を制御する。
ヘッドユニット40は、搬送ローラー25の下流側であり、プラテン32の上方に配置される。ヘッドユニット40は、プラテン32上面に支持された媒体Mに向けて、インクを吐出する吐出ヘッド41を備える。本実施形態のヘッドユニット40は、複数の吐出ヘッド41(例えば、10個)を備える(図2B)。また、ヘッドユニット40は、吐出ヘッド41を支持するキャリッジ42を有する。
さらに、ヘッドユニット40は、気体誘導部100を備える。
吐出ヘッド41は、ノズルプレート47を備える。ノズルプレート47には、複数のノズル48が形成される。ノズル48からインクが吐出される(図2B)。各吐出ヘッド41のノズル48が配列されたノズル列が、走査方向(X軸に沿った方向)に複数並んで構成される。各吐出ヘッド41は、インクの色毎に走査方向に並んで設置される。制御部3は、各吐出ヘッド41の動作を制御する。
ヘッドユニット40は、ヘッドユニット移動部43によって走査方向に移動可能に構成される。ヘッドユニット移動部43は、キャリッジ用フレーム45、キャリッジ軸46、軸受け44やキャリッジモーター(図示省略)等を備える。
キャリッジ42は、キャリッジ用フレーム45に設置される幅方向に延びる2つのキャリッジ軸46に往復移動自在に支持される。本実施形態のキャリッジ42とキャリッジ軸46とは、キャリッジ42に固定される2つの軸受け44を介して係合される。そして、キャリッジ42は、キャリッジモーターによりキャリッジ軸46に沿って移動する。軸受け44は、いわゆるボール軸受けとして構成される。制御部3は、ヘッドユニット移動部43(キャリッジモーター)の動作を制御する。
本実施形態の印刷装置1では、吐出ヘッド41を走査方向に移動させながら吐出ヘッド41からインクをインク滴として吐出させる吐出動作と、搬送ローラー25が媒体Mを搬送方向Fに所定量だけ搬送させる搬送動作とを交互に繰り返すことにより、媒体Mにドットを形成し、媒体Mに所定の画像を印刷する。
巻取部60は、後述するガイド部50の下流側に配置される。巻取部60は、芯管61の両端を挟む一対のホルダー62を備える。ホルダー62には、ヘッドユニット40で印刷された媒体Mが芯管61に巻き取られて構成されるロール体R2が保持される。一方のホルダー62には、芯管61に回転力を供給する巻取モーター(図示省略)が備えられる。巻取モーターが駆動して巻き取り方向(図1では、反時計回り方向)に回転すると、芯管61が従動して回転することにより、ガイド部50を経由した媒体Mが、芯管61に巻き取られて、ロール体R2が形成される。
なお、本実施形態の巻取部60は、制御部3の制御により、搬送ローラー25の搬送動作に同期して媒体Mを巻き取る。また、媒体Mが送り出される速度や巻取部60のイナーシャ(慣性モーメント)、および媒体Mの種類、印刷時の印刷条件、環境条件などに応じて、ロール体R2のトルクが最適化され、媒体Mの張力が調整される。
ガイド部50は、第2支持部33の下流側で、巻取部60の上流側に配置され、印刷された媒体Mを巻取部60に向けて案内する。ガイド部50は、中空の円筒状で、媒体Mの幅方向の長さより長く形成される円筒部51と、円筒部51の内側に設置される第1ヒーター81とで構成される。ガイド部50は、保持部(図示省略)により、円筒部51の両端部が支持固定されて、ベースフレーム16に設置される。
本実施形態のガイド部50は回転しない。そして、ガイド部50は、円筒部51の前側の外周面であるガイド面が媒体Mに当接し、巻取部60の駆動によって、搬送方向Fに搬送される印刷後の媒体Mに対して、適正な張力を付与する。従って、印刷後の媒体Mは、ガイド部50において、円筒部51の前側の外周面に所定の張力を付与されながら摺動して搬送される。なお、ガイド部50の円筒部51は、印刷後の媒体Mの印刷された面とは反対の面に当接する。
ガイド部50が媒体Mに付与する張力は、巻取部60の巻取モーターが芯管61に供給する巻取力(回転力)により発生させている。言い換えると、制御部3は、巻取部60の巻取力を制御(詳細には、巻取モーターを制御)することにより、ガイド部50が媒体Mに付与する張力を調整する。
円筒部51の材質は、例えば、金属部材の熱伝導性が良好なアルミニウムを用いることができる。そのため、円筒部51の内側に設置される第1ヒーター81による発熱を、効率的に媒体Mに伝えることができる。また、アルミニウムの外周面は、強度や耐食性を向上させると共に、耐摩耗性や平滑性を向上させるために、アルマイト処理などの表面処理が施される。
第1ヒーター81は、例えば、赤外線や遠赤外線によって加熱する赤外線ヒーターである。第1ヒーター81としては、赤外線ヒーターの他に、例えば内部に発熱体(ニクロム線)を有するシーズヒーターや、セラミックスを発熱体とするセラミックヒーターを使用することができる。第1ヒーター81は、ガイド部50の外側に配置される加熱駆動部(図示省略)に接続される。そして、加熱駆動部の駆動により、第1ヒーター81が加熱され、円筒部51の内側から円筒部51を加熱して、円筒部51の外周面に接する媒体Mを加熱することができる。制御部3は、加熱駆動部を制御することにより、第1ヒーター81の加熱温度を調整する。
押圧ローラー70は、巻取部60のロール体R2の上部に設置され、巻取部60の回転に従動して回転する。押圧ローラー70は、円筒状で、媒体Mの幅方向の長さより長く形成されるローラー部71と、ローラー部71を回転させる回転軸72と、ローラー部71の内側に設置される第2ヒーター82とで構成される。
また、押圧ローラー70は押圧機構(図示省略)を備える。押圧機構は、押圧ローラー70の回転軸72を回動可能に保持すると共に、ローラー部71の両端部を回転可能に支持し、ローラー部71をロール体R2に当接させ、巻き取られた媒体Mを押圧する。制御部3は、押圧機構を制御することにより、ロール体R2に付与する押圧力を調整することができる。
押圧ローラー70は、詳細には、巻取部60に巻き取られた媒体Mの外周面を押圧する。また、押圧ローラー70は、第2ヒーター82により、媒体Mの外周面を加熱する。本実施形態では、加熱する媒体Mの外周面は、ガイド部50で加熱された面とは反対の面である。このように、押圧ローラー70は、巻取部60に巻き取られた媒体Mの外周面を加熱しながら押圧する。なお、押圧ローラー70において、ローラー部71は、巻取部60の回転に従動して回転する。
ローラー部71の材質は、例えば、金属部材の熱伝導性が良好なアルミニウムを用いることができる。そのため、ローラー部71の内側に設置される第2ヒーター82による発熱を、効率的に媒体Mに伝えることができる。アルミニウムの外周面は、アルマイト処理などの表面処理が施される。
第2ヒーター82は、第1ヒーター81と同様に、例えば、赤外線や遠赤外線によって加熱する赤外線ヒーター等である。第2ヒーター82は、押圧ローラー70の外側に配置される加熱駆動部に接続される。そして、加熱駆動部の駆動により、第2ヒーター82が加熱され、ローラー部71の内側からローラー部71を加熱して、ローラー部71の外周面に接する媒体Mを加熱することができる。制御部3は、第2ヒーター82(加熱駆動部)を制御して加熱温度を調整する。また、制御部3は、押圧機構を制御して押圧力を調整する。
第3ヒーター83は、ヘッドユニット40とガイド部50との間において、印刷後の媒体Mを支持する第2支持部33に対向して配置される。第3ヒーター83は、第2支持部33の媒体Mを支持する支持面33aと、支持面33aに支持された媒体Mを加熱する。第3ヒーター83は、赤外線ヒーター、筐体、ダクト、吸引ファンなどから構成される。
第3ヒーター83は、第2支持部33の支持面33aに支持されて搬送される媒体Mに対向し、媒体Mの印刷面側から加熱することでインクを乾燥させて定着させる。制御部3は、第3ヒーター83を制御する。
次に、気体誘導部100の構成について説明する。
ヘッドユニット40は、気体誘導部100を備える。気体誘導部100は、ヘッドユニット40の移動によって発生した気流を、プラテン32に支持された媒体Mに向けて誘導する。
図2Aに示すように、ヘッドユニット40は2つの気体誘導部100を備える。具体的には、ヘッドユニット40は、キャリッジ42における+X方向(第1方向)の端部に設けられた第1気体誘導部100aと-X方向(第2方向)の端部に設けられた第2気体誘導部100bとを備える。各気体誘導部100a,100bの基本的な構成は同じである。
図2C及び図2Dに示すように、各気体誘導部100a,100bは、気体(例えば、空気)が流れる流路101を備える。流路101の一端には、ヘッドユニット40を移動した際に気体が流入する流入口102が配置される。流路101の他端には、流入口102から流入した気体を流出する流出口103が配置される。流路101は、流入口102から流出口103に向けて気体を誘導する誘導路である。
流入口102は、-X方向に見て矩形を成す(図2C)。流入口102は、例えば、複数個(例えば、3個)に区画される。流出口103は、+Z方向に見て矩形を成す(図2B)。流出口103は、例えば、複数個(例えば、6個)に区画される。
流入口102は、ヘッドユニット40が移動する移動方向に対して開口する。具体的には、第1気体誘導部100aの流入口102は、+X方向に向けて開口する。第2気体誘導部100bの流入口102は、-X方向に向けて開口する。
流出口103は、媒体Mに対して開口する。すなわち、流出口103は、プラテン32側(-Z方向)に向けて開口する。
また、流入口102は、流出口103よりも移動方向の前方に配置される。具体的には、第1気体誘導部100aでは、流入口102は、流出口103よりも+X方向に配置される。一方、第2気体誘導部100bでは、流入口102は、流出口103よりも-X方向に配置される。これにより、気体の流入動作と流出動作を効率よく行うことができる。
本実施形態の流路101は、流入口102から流出口103に向けてX軸に沿った方向からZ軸に沿った方向に屈曲する。従って、流入口102を介してX軸に沿った方向から流入した気体は、流路101を流動し、流出口103から-Z方向に向けて誘導される。
また、流入口102の開口面積は、流出口103の開口面積よりも大きい。本実施形態において、例えば、各気体誘導部100a,100bにおいて、3つの流入口102を合わせた全体開口面積は、6つの流出口103を合わせた全体開口面積よりも大きい。本実施形態の流路101は、流入口102から流出口103までの経路の途中で縛られて狭くなる。すなわち、気流の方向に交差する方向に流路101を切断した場合の断面開口面積は、流出口103に近い位置よりも流入口102に近い位置の方が大きい。例えば、流入口102の全体面積に対する流出口103の全体面積の比率は、10%から30%程度である。これにより、流出口103から流出する気流の速度を高めることができる。
また、各気体誘導部100a,100bは、流入口102の下方に配置され、ヘッドユニット40の移動によって発生した気流の向きを制御する気流制御部110を有する。
図2Bに示すように、気流制御部110は、流入口102と流出口103との間に配置される。気流制御部110は、ヘッドユニット40の移動方向(走査方向)に対して傾斜する傾斜面111を備える。傾斜面111は、ヘッドユニット40が移動した際に発生する気流の向きを制御する制御面として機能する。傾斜面111は、平坦面を成す。本実施形態では、第1気体誘導部100aの傾斜面111は、第1気体誘導部100aの-Y方向端部から+Y方向端部に亘って設けられた面であり、-Y方向端部側よりも+Y方向端部側の方が流出口103に近づくように延在する面である。第2気体誘導部100bの傾斜面111は、第2気体誘導部100bの-Y方向端部から+Y方向端部に亘って設けられた面であり、-Y方向端部側よりも+Y方向端部側の方が流出口103に近づくように延在する面である。
そして、例えば、ヘッドユニット40を走査方向に移動させた場合、移動方向前方の気体が傾斜面111に衝突し、気流の向きが+Y方向に規制制御される。
なお、傾斜面111の向きが逆向きであってもよい。すなわち、第1気体誘導部100aの傾斜面111は、-Y方向端部側よりも+Y方向端部側の方が流出口103から離れるように延在する面であり、第2気体誘導部100bの傾斜面111は、-Y方向端部側よりも+Y方向端部側の方が流出口103から離れるように延在する面であってもよい。この場合、ヘッドユニット40を走査方向に移動させた場合、移動方向前方の気体が傾斜面111に衝突し、気流の向きが-Y方向に規制制御される。
また、各気体誘導部100a,100bは、ノズル48が形成されたノズルプレート47の一方面であるノズル面47aを保護するガード部120を有する。ノズル面47aは、ノズルプレート47の-Z方向端面である。ガード部120は、キャリッジ42の-Z方向端部から-Z方向に突出したブロック体である。ガード部120は、吐出ヘッド41の-X方向及び+X方向に配置される。すなわち、ガード部120は、キャリッジ42の-X方向端部及び+X方向端部に配置される。
ガード部120は、ノズル面47aとほぼ同じ高さ位置に配置される。すなわち、ノズル面47aの-Z方向端部の位置と、ガード部120の-Z方向端部の位置とがほぼ同じである。なお、ガード部120の-Z方向端部の位置は、ノズル面47aの-Z方向端部の位置よりも僅かに-Z方向に位置することが好ましい。
ヘッドユニット40が走査方向に移動する際、吐出ヘッド41の移動方向の前方(下流側)にガード部120が配置されるため、例えば、異物等があった場合、異物等が先にガード部120に衝突するため、吐出ヘッド41を保護することができる。
なお、本実施形態のガード部120は、各気体誘導部100a,100bと一体成形される。これにより、ヘッドユニット40の構成を簡易化できる。ガード部120は、各気体誘導部100a,100bの-Z方向端部に形成される。また、流出口103を形成する流路101の-Z方向端部の高さ位置は、ガード部120の-Z方向端部の位置と同じである。さらに、気流制御部110の-Z方向端部の高さ位置は、ガード部120の-Z方向端部の位置と同じである。すなわち、流路101の-Z方向端部および気流制御部110の-Z方向端部もガード部120と同様に吐出ヘッド41(ノズル面47a)を保護する機能を備える。
次に、気体誘導部100の作用及び効果について説明する。
制御部3は、情報処理端末等からI/Fを介して印刷データ等を取得すると、各種プログラムに従って各駆動部等を制御する。
具体的には、制御部3は、媒体Mを搬送方向Fに搬送させる。そして、プラテン32に支持された媒体Mに対して、ヘッドユニット40を走査方向に移動させながら、吐出ヘッド41からインクを吐出させる。これにより、媒体Mに画像等の印刷が行われる。また、制御部3は、加熱部34を駆動させ、プラテン32を介して印刷中の媒体Mを加熱し、媒体Mに塗布されたインクを乾燥させる。
ここで、媒体Mに塗布されたインクを乾燥させることで、インクから蒸発した成分の蒸気が媒体Mの上を漂う。吐出ヘッド41は、媒体Mの上を移動することで、相対湿度が高い雰囲気中に晒されることになる。そして、ノズル面47aの温度が低いと、ノズル面47aにインクから蒸発した成分の結露が発生し、ノズル48が目詰まりして、ノズル抜けが発生してしまう場合がある。
そこで、本実施形態のヘッドユニット40(第1気体誘導部100a及び第2気体誘導部100b)では、インクを乾燥させた際に発生する蒸気を吹き飛ばすことでノズル面47aの結露の発生を抑制する。
図3Aに示すように、ヘッドユニット40を+X方向に移動させた場合、第1気体誘導部100aの流入口102から気体が流入し、流路101を通って流出口103から気体が流出する。すなわち、ヘッドユニット40の移動によって発生した気流を媒体Mに向けて誘導する。流出口103から流出した気体は、媒体M上の蒸気に当たり、蒸気は分散移動される。
ヘッドユニット40の走査方向への移動を利用した簡易な構成で、媒体M側に向けて容易に気体を吹き付けることができる。これにより、媒体M上の蒸発成分を移動させることで、媒体Mとヘッドユニット40に挟まれた空間の蒸気の量を減らすことができるため、ノズル面47aの結露の発生を抑制できる。
流入口102は、+X方向に開口しているので、効率的に気体を流入させることができる。流出口103は、-Z方向に開口しているので、インクを乾燥させた際に発生する蒸気に向けて効率的に気体を吹き付けることができる。
また、吐出ヘッド41よりも+X方向側に流出口103が配置される。すなわち、ヘッドユニット40の+X方向の移動において、吐出ヘッド41の移動方向の前方に流出口103が配置されるので、吐出ヘッド41が通過しようとしている地点に対して、吐出ヘッド41が通過する前に、第1気体誘導部100aによって蒸気を移動させることができる。
また、流出口103の面積は、流入口102の面積よりも小さく形成される。これにより、流出口103から流出する気流の速度が高まり、吐出ヘッド41周辺の蒸気を効率よく吹き飛ばすことができる。
さらに、図3Bに示すように、ヘッドユニット40が移動した際、媒体M上に漂う蒸気が、気流制御部110によってヘッドユニット40が移動する領域から走査方向と交差する方向に向けて掻き出される。そのため、流入口102から蒸気を含む気体が流入することを抑制できる。また、流入口102付近への蒸気の付着を抑制できる。また、流出口103周辺への蒸気の付着を抑制できる。
気流制御部110によって、搬送方向F側に気流が誘導される。例えば、印刷処理においてヘッドユニット40の複数走査(複数パス)によって画像を形成する場合、搬送方向Fの下流側の方がインクの塗布量が多くなるので、搬送方向Fの下流側により多くの蒸発成分を含む気体が漂い、溜まりやすい。このため、搬送方向Fの下流側に気体の掻き出し方向を規定することで蒸発成分をより効率よく掻き出すことができる。
また、図3Cは、ヘッドユニット40を-X方向に移動させた場合を示す。この場合、第2気体誘導部100bの流入口102から気体が流入し、流路101を通って流出口103から気体が流出する。流出口103から流出した気体は、媒体M上の蒸気に当たり、蒸気は分散移動される。
第2気体誘導部100bも第1気体誘導部100aと同様の作用効果を有する。
ヘッドユニット40を走査方向に移動させることで、第1気体誘導部100aと第2気体誘導部100bとにより媒体M上の蒸気に向けて気体が吹き付けられるので、ノズル面47aへの結露の発生を抑制できる。
また、流出口103から媒体Mに向けて気体が吹き付けられるので、媒体Mに塗布されたインクの乾燥が促進される。
また、本実施形態の第1気体誘導部100a及び第2気体誘導部100bでは、媒体Mに向けて気体を吹き付けるためのファンや、ファンを駆動するためのケーブル等の引き回しが不要となり、気体誘導部100の構成を簡略化できる。
さらに、ファン等の駆動による振動等が無いため、吐出ヘッド41への振動等の影響が無く、インクを正確に吐出することができる。
2.第2実施形態
次に、第2実施形態について説明する。本実施形態では、ヘッドユニット40Aの構成について説明する。なお、第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
図4A、図4B及び図4Cに示すように、ヘッドユニット40Aは、気体誘導部200を備える。気体誘導部200は、ヘッドユニット40Aの移動によって発生した気流を、プラテン32に支持された媒体Mに向けて誘導する。
ヘッドユニット40Aは2つの気体誘導部200を備える。具体的には、ヘッドユニット40Aは、キャリッジ42における+X方向の端部に設けられた第1気体誘導部200aと-X方向の端部に設けられた第2気体誘導部200bとを備える。各気体誘導部200a,200bの基本的な構成は同じである。
各気体誘導部200a,200bは、気体が流れる流路201を備える。流路201の一端には、ヘッドユニット40Aを移動した際に気体を流入する流入口202が配置される。流路201の他端には、流入口202から流入した気体を流出する流出口203が配置される。
流入口202は、-X方向に見て矩形を成す(図4B)。流出口203は、+Z方向に見て矩形を成す。
流入口202は、ヘッドユニット40Aが移動する移動方向に対して開口する。具体的には、第1気体誘導部200aの流入口202は、+X方向に向けて開口する。第2気体誘導部100bの流入口202は、-X方向に向けて開口する。
本実施形態の流入口202は、キャリッジ42のZ軸に沿った方向において中央部、或いは中央部から+Z方向に亘って配置される。すなわち、プラテン32から離れた位置に配置される。
流出口203は、媒体Mに対して開口する。すなわち、流出口203は、プラテン32側(-Z方向)に向けて開口する。
また、流入口202は、流出口203よりも移動方向の前方に配置される。具体的には、第1気体誘導部200aでは、流入口202は、流出口203よりも+X方向に配置される。一方、第2気体誘導部200bでは、流入口202は、流出口203よりも-X方向に配置される。これにより、気体の流入動作と流出動作を効率よく行うことができる。
本実施形態の流路201は、流入口202から流出口203に向けてX軸に沿った方向からZ軸に沿った方向に屈曲する。従って、流入口202を介してX軸に沿った方向から流入した気体は、流路201を流動し、流出口203を介して-Z方向に向けて誘導される。
また、流入口202の開口面積は、流出口203の開口面積とほぼ同じであってもよい。例えば、流入口202の開口面積に対する流出口203の開口面積の比率は、50%から100%である。これにより、流路201を流動する気体の圧力損失が低減され、流出口203から流出する気体の風量を増やすことができる。
また、各気体誘導部200a,200bは、ノズル48が形成されたノズル面47aを保護するガード部120を有する。ガード部120の構成は第1実施形態と同様である。
なお、各気体誘導部200a,200bにおける流入口202より下側の流路201の外面は、YZ平面に沿って平坦である。すなわち、本実施形態の気体誘導部200は、気流制御部110(第1実施形態)を省略した構成である。
次に、第1気体誘導部200a及び第2気体誘導部200bの作用及び効果について説明する。
本実施形態のヘッドユニット40A(第1気体誘導部200a及び第2気体誘導部200b)では、第1実施形態と比較して、流出口203から流出する気体の風量を増やして、媒体Mから離れた空間の比較的蒸気が少ない気体を送り込むことで媒体M上の相対湿度を下げてノズル面47aの結露を抑制する。
図5Aに示すように、ヘッドユニット40Aを+X方向に移動させた場合、第1気体誘導部200aの流入口202から気体が流入し、流路201を通って流出口203から気体が流出する。
流入口202は、媒体MからZ軸に沿った方向において離れた位置に配置される。媒体M付近は蒸気を含むため相対湿度が高いが、媒体Mから+Z方向に向けて相対湿度が低くなる。このため、流入口202は、相対湿度がより低い気体を流入させることができる。従って、流出口203から相対湿度が低い気体が流出する。これにより、媒体Mとヘッドユニット40Aに挟まれた空間の高湿度雰囲気が希釈されるため、ノズル面47aの結露の発生を抑制できる。
また、図5Bは、ヘッドユニット40Aを-X方向に移動させた場合を示す。この場合、第2気体誘導部200bの流入口202から気体が流入し、流路201を通って流出口203から気体が流出され、媒体M付近の湿度が希釈される。
第2気体誘導部200bも第1気体誘導部200aと同様の作用効果を有する。
ヘッドユニット40Aを走査方向に移動させることで、第1気体誘導部200aと第2気体誘導部200bとを介して誘導される気流によって媒体M上の高い湿度雰囲気が希釈され、低湿度雰囲気が形成される。これにより、ノズル面47aへの結露の発生を抑制できる。
その他、本実施形態における他の効果は第1実施形態と同様である。
3.第3実施形態
次に、第3実施形態について説明する。本実施形態では、ヘッドユニット40Bの気体誘導部300の構成について説明する。なお、第2実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
図6に示すように、ヘッドユニット40Bは、気体誘導部300を備える。気体誘導部300は2つ配置される。具体的には、キャリッジ42における+X方向の端部には第1気体誘導部300aが配置され、-X方向の端部には第2気体誘導部300bが配置される。各気体誘導部300a,300bの基本的な構成は同じである。
各気体誘導部300a,300bは、気体が流れる流路301を備える。流路301の一端には、ヘッドユニット40Bを移動した際に気体を流入する流入口302が配置される。流路301の他端には、流入口302から流入した気体を流出する流出口303が配置される。
さらに、各気体誘導部300a,300bの流出口303には、それぞれルーバー311が配置される。
なお、ルーバー311以外の構成は、第2実施形態の構成と同様である。
ルーバー311は、流出口303から流出する気体の向きを規制する。本実施形態のルーバー311は、流出口303から流出する気体の向きを、吐出ヘッド41から離れる方向に規制する。
ルーバー311は、板状部材であり、流出口303のY軸に沿った方向に延在する。第1気体誘導部300aのルーバー311は、-X方向に向けて徐々に+Z方向に延在し、X軸及びZ軸に交差する平面を有する。第2気体誘導部300bのルーバー311は、+X方向に向けて徐々に+Z方向に延在し、X軸及びZ軸に交差する平面を有する。
図6に示すように、ヘッドユニット40Bを+X方向に移動させた場合、第1気体誘導部300aの流入口302から気体が流入し、流路301を通って流出口303から気体が流出する。
流出口303から流出する気体は、ルーバー311に沿って流れる。本実施形態では、流出口303から+X方向に向けて気体が流出する。すなわち、吐出ヘッド41から離れる方向に気体が流れる。これにより、媒体M上の蒸気を効率よく吐出ヘッド41周辺から吹き飛ばすことができ、ノズル面47aの結露を抑制できる。なお、ヘッドユニット40Bを-X方向に移動させた場合にも上記同様の作用効果を得る。
また、ルーバー311を、第1実施形態におけるヘッドユニット40に設けてもよい。
4.第4実施形態
次に、第4実施形態について説明する。本実施形態では、ヘッドユニット40Cの気体誘導部400の構成について説明する。なお、第2実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
図7に示すように、ヘッドユニット40Cは、気体誘導部400を備える。気体誘導部400は2つ配置される。具体的には、キャリッジ42における+X方向の端部には第1気体誘導部400aが配置され、-X方向の端部には第2気体誘導部400bが配置される。各気体誘導部400a,400bの基本的な構成は同じである。
各気体誘導部400a,400bは、気体が流れる流路401を備える。流路401の一端には、ヘッドユニット40Cを移動した際に気体を流入する流入口402が配置される。流路401の他端には、流入口402から流入した気体を流出する流出口403が配置される。
さらに、各気体誘導部400a,400bの流出口403には、それぞれルーバー411が配置される。
なお、ルーバー411以外の構成は、第2実施形態の構成と同様である。
ルーバー411は、流出口403から流出する気体の流動向きを規制する。本実施形態のルーバー411は、流出口403から流出する気体が吐出ヘッド41側に流れる方向に規制する。
ルーバー411は、板状部材であり、流出口403のY軸に沿った方向に延在する。第1気体誘導部400aのルーバー411は、-X方向に向けて徐々に-Z方向に延在し、X軸及びZ軸に交差する平面を有する。第2気体誘導部400bのルーバー411は、+X方向に向けて徐々に-Z方向に延在し、X軸及びZ軸に交差する平面を有する。
図7に示すように、ヘッドユニット40Cを+X方向に移動させた場合、第1気体誘導部400aの流入口402から気体が流入し、流路401を通って流出口403から気体が流出する。
流出口403から流出する気体は、ルーバー411に沿って流れる。本実施形態では、流出口403から-X方向に向けて気体が流出する。すなわち、吐出ヘッド41側に気体が流れる。これにより、媒体M上の相対湿度が低下し、ノズル面47aの結露を抑制できる。なお、ヘッドユニット40Cを-X方向に移動させた場合にも上記同様の作用効果を得る。
また、ルーバー411を、第1実施形態におけるヘッドユニット40に設けてもよい。
1…印刷装置、3…制御部、20…繰出部、30…支持部、31…第1支持部、32…プラテン、33…第2支持部、34…加熱部、40,40A,40B,40C…ヘッドユニット、41…吐出ヘッド、42…キャリッジ、43…ヘッドユニット移動部、44…軸受け、45…キャリッジ用フレーム、46…キャリッジ軸、47…ノズルプレート、47a…ノズル面、48…ノズル、50…ガイド部、60…巻取部、80…ヒーター、100…気体誘導部、100a…第1気体誘導部、100b…第2気体誘導部、101…流路、102…流入口、103…流出口、110…気流制御部、111…傾斜面、120…ガード部、200…気体誘導部、200a…第1気体誘導部、200b…第2気体誘導部、201…流路、202…流入口、203…流出口、300…気体誘導部、300a…第1気体誘導部、300b…第2気体誘導部、301…流路、302…流入口、303…流出口、311…ルーバー、400…気体誘導部、400a…第1気体誘導部、400b…第2気体誘導部、401…流路、402…流入口、403…流出口、411…ルーバー、M…媒体。

Claims (7)

  1. ノズルを備え、前記ノズルから媒体に向けて液体を吐出するヘッドユニットと、
    前記液体が塗布された前記媒体を加熱する加熱部と、
    前記ヘッドユニットを移動させるヘッドユニット移動部と、を備え、
    前記ヘッドユニットは、
    前記ヘッドユニットの移動によって発生した気流を前記媒体に向けて誘導する気体誘導部を有することを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項1に記載の印刷装置であって、
    前記ヘッドユニット移動部は、前記ヘッドユニットを第1方向と前記第1方向とは反対方向である第2方向とに移動可能であり、
    前記気体誘導部は、前記ヘッドユニットにおける前記第1方向の端部と前記第2方向の端部とに配置される、印刷装置。
  3. 請求項2に記載の印刷装置であって、
    各前記気体誘導部は、気体が流入する流入口と、前記流入口から流入した前記気体を流出する流出口と、を有し、
    前記流入口は、前記ヘッドユニットが移動する移動方向に対して開口し、前記流出口は、前記媒体に対して開口する、印刷装置。
  4. 請求項3に記載の印刷装置であって、
    前記流入口の開口面積は、前記流出口の開口面積よりも大きい、印刷装置。
  5. 請求項3に記載の印刷装置であって、
    各前記気体誘導部は、前記流入口の下方に配置され、前記ヘッドユニットの移動によって発生した気流の向きを制御する気流制御部を有する、印刷装置。
  6. 請求項3に記載の印刷装置であって、
    前記流入口は、前記流出口よりも前記移動方向の前方に配置される、印刷装置。
  7. 請求項3に記載の印刷装置であって、
    各前記気体誘導部は、前記ノズルが形成されたノズルプレートのノズル面を保護するガード部を有し、
    前記ガード部は、前記ノズル面と同じ高さ位置に配置される、印刷装置。
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