JP2024060171A - 切断自在な両面テープ、切断自在な両面テープの製造方法ならびに切断自在な両面テープの貼付装置 - Google Patents

切断自在な両面テープ、切断自在な両面テープの製造方法ならびに切断自在な両面テープの貼付装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 繰り出して貼付対象物に貼付した状態として引っ張れば任意の箇所で自在に切断可能な両面テープ、その切断自在な両面テープの製造方法を提供する。【解決手段】 基材層110とその両面に塗布された粘着剤層120、130と、片面を被覆する剥離ライナー140を備えた両面テープ100である。基材層110の長さ方向と幅方向において、幅方向全体を切断していない未切断領域が残された状態の切断箇所が長さ方向において多数設けられている。接着剤層120、130が、基材層110の切断箇所111が設けられた後の基材層110の両面に対して塗布されたものであり、接着剤層120において切断箇所が設けられていない両面テープ100となっている。両面テープ100は貼付状態で未貼付の領域を引っ張れば、基材層110の切断箇所111を契機として任意に切断できる。【選択図】 図1

Description

本発明は、切断自在な両面テープ、切断自在な両面テープの製造方法ならびに切断自在な両面テープの貼付装置に関する。
一般の両面テープは基材とその両面に設けられた粘着層が帯状に一体になったテープが長さ方向に切れ目なく連続したものであり、貼付使用前は表面が剥離紙により支持された状態であるところ、「切断自在な両面テープ」とは、両面テープを繰り出して貼付対象に適宜貼付した任意の状態で自在に切断可能な両面テープをいう。
従来技術における一般の両面テープは、基材層の両面に粘着層が設けられたものであり、貼付使用前は片面が剥離紙テープにより支持された状態でロール状に巻かれた状態となっている。剥離紙の両面に剥離剤が塗布されたものであれば剥離紙は1枚で良く、内側からロール状に順に巻いてゆけば良い。一般の市場ではそのようなロール状に巻かれた状態で提供されている。
両面テープは、貼付対象箇所と貼付対象物との間に介在することにより両者を貼り合わせるが、両面テープの貼付使用時は、貼り合わせに必要な長さ分、両面テープを繰り出して切断し、剥離紙テープで覆われていない側の粘着剤層から貼付対象箇所に貼付して位置決めした後に、剥離紙テープを剥離して表面側に現れた粘着剤層に対して、貼付対象物を貼付ける。
ここで、両面テープの工業利用を考えた場合、上記の一般的な両面テープは長さ方向に連続一体となっており、切断工程と、剥離紙テープの剥離工程が必要となり、機械的に制御することが難しい。
そこで、従来技術において特殊な両面テープとして、「ハーフカット済両面テープ」が知られている(例えば、特開2016-008262号公報)。ハーフカット済両面テープは、両面テープが適宜カットされた短冊状となっており、貼付使用前は表面が剥離紙より支持された状態となったものである。つまり、両面テープ部分がその幅方向に多数に切断して短冊状となっており、貼付使用前には剥離紙テープ面に保持された両面テープである。ハーフカット済両面テープであれば、最初から適宜の長さの短冊状に切断済であるので、剥離紙テープから剥離紙しつつ貼付対象箇所または貼付対象物に直接貼りつければそのまま貼付でき、切断する必要がなくなるため、両面テープを用いた自動化には便利である。また、ハーフカット済両面テープであれば、貼付対象箇所または貼付対象物への両面テープの貼付け作業と同時に、剥離紙テープの剥離作業が行われるので、剥離紙テープの回収作業もやりやすい。
このような特性から、ハーフカット済両面テープは、特に工業用途に適しており、今後普及が期待される。
図15は、従来技術における特開2016-008262号公報に開示されたハーフカット済両面テープの製造方法の工程を簡単に示した図である。
図15(a)に示すように、貼付けテープ1100と呼ばれるロール状に巻かれた資材が第1送りリール1310から第1巻取りリール1320に送られる。貼付けテープ1100は、両面テープである粘着テープ1120とその片面を支持する製造用テープ1110とからなるものである。貼付けテープ1100は繰り出された途中で多数の刃が設けられているダイカットロール1340というカッターと支持台1330の間を通過することによりハーフカットの処理が行われる。このハーフカット処理により、図15(b)に示すように、貼付けテープ1100のうち粘着テープのみが適宜の長さで短冊形に切断され、多数の粘着テープ片となる。つまり、先に両面テープである粘着テープ1120のハーフカット処理が行われている。
ここで、図15(b)に示すように、貼付けテープ1100の繰り出しに同期して、剥離テープ1200と呼ばれる第2送りリール1410から第2巻取りリール1420に送られている。ダイカットロール1340を通過したハーフカット処理済の貼付けテープ1100と、剥離テープ1200が当接し合う。粘着テープ片1120は、製造用テープ1110から離脱して剥離テープ1200側に付着する。つまり図15(c)に示すように、ハーフカット処理された粘着テープ片1120が製造用テープ1110側から剥離テープ1200側に転着する。
剥離テープ1200は第2巻取りリール1420に巻き取られてゆくが、この第2巻取りリール1420において、ハーフカット処理済両面テープが得られるものであった。
特開2016-008262号公報 特許7064672号公報 特許7052961号公報
しかしながら、従来技術における特開2016-008262号公報に開示されたハーフカット済両面テープの製造方法には問題があった。
第1の問題点は、ハーフカット処理時にダイカットロールの刃が粘着剤に直接触れてしまい、粘着剤の粘着力が強い場合などにおいてハーフカット処理に不具合が起こり得る問題である。
特開2016-008262号公報のハーフカット済両面テープの製造方法では、第1送りリール1310から第1巻取りリール1320に向けて繰り出された貼付けテープ1100に対して、粘着剤の剥きだした状態の粘着面に対してダイカットロール1340の刃を直接当ててハーフカット処理するため、図15(b)に示すように、ダイカットロール1340の刃が粘着剤に直接触れてしまう。粘着剤の粘着性が比較的弱いものであっても長時間の繰り返しの使用により、ダイカットロール1340の刃に粘着剤が纏わりついて固まってシャープなカットができなかったり、既にダイカットロール1340の刃に付着していた粘着剤の一部がハーフカット時に粘着テープ片1120側に転着したりして、不具合が起こる可能性がある。特に、工業用途などで粘着性の大きな粘着テープ片1120を取り扱う場合、その不具合が起こる可能性が大きくなる。
第2の問題点は、第2送りリール1410から繰り出される剥離テープ1200(転着用の剥離テープ)への転着がうまく行かないケースである。特開2016-008262号公報に開示されたハーフカット済両面テープの製造方法では、最後に図15(c)に示すように、ハーフカット処理された粘着テープ片1120が製造用テープ1110(本来の元の剥離テープ)側から剥離テープ1200(転着用の剥離テープ)側に転着させなければならないが、この転着は、粘着剤の粘着性、ハーフカット処理の精度、製造用テープ1110(本来の元の剥離テープ)と剥離テープ1200(転着用の剥離テープ)との表面の状態などに影響され得る。すべてのハーフカット処理された粘着テープ片が転着されるとは限らず、一部の粘着テープ片が製造用テープ1110(本来の元の剥離テープ)側に残こる場合も起こり得る。
上記課題に鑑み、本発明は、繰り出して貼付対象物に貼付した状態として引っ張れば任意の箇所で自在に切断可能な両面テープ、その切断自在な両面テープの製造方法、ならびにその切断自在な両面テープの貼付装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の構成を備える。なお、以下に記載の構成要素は、可能な限り任意の組み合わせで採用可能である。また、本発明の態様乃至は技術的特徴は、以下に記載のものに限定されることなく、明細書全体および図面に記載され、或いはそれらの記載から当業者が把握することの出来る発明思想に基づいて認識されるものであることが理解されるべきである。
本発明者は、上記第1の問題点と第2の問題点を解決する手段として、切断自在な両面テープがあれば良いと考えた。
本発明の切断自在な両面テープは、基材層とその両面に塗布された粘着剤層を備えた両面テープと、前記両面テープの片面の前記粘着剤層を被覆する剥離ライナーを備えた剥離ライナー付き両面テープであって、前記基材層の巻き取り及び繰り出しの長さ方向と前記長さ方向に直交する幅方向において、多数の孔が穿設されている、または、多数の孔がある多孔質のものであり、前記基材層において、前記孔同士の間に前記幅方向全体を切断していない未切断領域が残された状態で切断箇所が設けられ、当該切断箇所が前記長さ方向において多数設けられた構造を備え、前記接着剤層が、前記基材層の前記切断箇所が設けられた後の前記基材層の両面に対して塗布されたものであり、前記接着剤層において切断箇所が設けられていないことを特徴とするものである。
上記構成により、基材層の切断箇所が、長さ方向に所定以上のテンションが掛かることにより基材層が切断される契機となる箇所であれば、そのまま繰り出して貼付対象物に貼付した状態として適度なテンションを掛ければ基材層が破れ、それに伴い接着層も破れる結果、任意の箇所で自在に切断可能となる。
なお、基材層はフィルム層または不織布層とすることが好ましい。
基材層における切断箇所の形状としては多様なものが可能である。
例えば、基材層における切断箇所の切断方向が長さ方向に対して直交または所定角度で設けられていることが好ましい。
例えば、基材層における切断箇所の形状が破線であって、破線が長さ方向に対して直交または所定角度で設けられているものがある。
また、例えば、切断箇所の形状が短線または短線が屈曲して連続した屈曲線であって、短線または屈曲線が幅方向に対して1個または複数個設けられている例がある。
例えば、切断箇所の形状が多角形孔であって、多角形孔が幅方向に対して1個または複数個設けられているものがある。
切断箇所の切断方向が長さ方向に対して直交または所定角度で設けられているので、「切り取り線」のように働き得る。つまり、長さ方向に適度なテンションが掛かるといずれかの破線の切片から切れ目が幅方向に拡がってゆき、次々と破線間がつながって切れ目が拡がってゆくこととなり、いずれ基材層が幅方向に切断されることとなる。
次に、他の孔形状としては、切断箇所が幅方向に多数並行に設けられているものも好ましい。
多数並行に並べられていると、幅方向において、基材層のつながっている領域(面積)が小さくなり、孔形状により基材層の切断されている領域(面積)が大きくなり、テンションが掛かると基材層のつながっている領域(面積)が切れていき、孔形状間がつながって切れ目が拡がってゆくこととなり、いずれ基材層が幅方向に切断されることとなる。
例えば、切断箇所の形状が円形孔または楕円形孔であって、円形孔または楕円形孔が幅方向に対して1個または複数個設けられている例がある。
例えば、切断箇所の形状が多角形孔であって、多角形孔が幅方向に対して1個または複数個設けられているものがある。
次に、基材層が多孔質素材である場合、数ミクロンから数ミリの孔が多数開いた多孔質であることが好ましい。この場合、適度なテンションがかかると基材層が破れるものとなる。
なお、これら切断箇所を設けるピッチ、つまり、長さ方向における繰り返しであるが、限定はされないが例えば、数ミリメートル単位または数センチメートル単位とすることができる。もっと長い数十センチメートル単位とすることも可能である。
次に、本発明にかかる剥離ライナー付き切断自在な両面テープの製造方法は、基材層とその両面に塗布された粘着剤層を備えた両面テープと、前記両面テープの片面の前記粘着剤層を被覆する剥離ライナーを備えた剥離ライナー付き切断自在な両面テープの製造方法であって、以下の「基材層シート穿設加工工程」、「接着剤塗布加工工程」、「剥離ライナー被覆加工工程」、「巻き取り工程」、「テープカット加工工程」の各工程が含まれている。
なお、当初から完品の両面テープの帯状の幅のものから加工を始めることも可能ではあるが、工業的には幅広のシート状のもので加工し、最後に完品の両面テープの帯状の幅のものに切り分ける手順が多いので、ここでは、幅広のシート状のもので加工してゆき、最後に完品の両面テープの帯状の幅のものに切り分ける手順の例で説明する。
「基材層シート穿設加工工程」は、基材層の素材となるシート状の幅広の基材層シートに対して、前記切断箇所を多数設ける工程である。
当該工程によって中心的基材となる基材層の素材となる基材層シートにおいて切断自在の契機となる多数の切断箇所が設けられ、適度なテンションが掛かると後述する完品における基材層が破断する契機となる。
「接着剤塗布加工工程」は、基材層シート穿設加工工程を終えた加工済みの前記幅広の基材層シートの表面およびその裏面に対して両面同時または一面ずつ順番に前記接着剤層を形成するための接着剤を塗布して加工済み両面加工シートを得る工程である。
当該工程によって、両面テープとして必須の構成である両面ともに接着層が設けられることとなる。なお、この接着層には完品の両面テープとしてはカット工程を施されないので、一様で切れ目のない接着層が形成されることとなる。
「剥離ライナー被覆加工工程」は、接着剤塗布加工工程を終えた加工済み両面加工シートのうちいずれか一面に対して前記剥離ライナーを被覆してゆく工程である。
「巻き取り工程」は、剥剥離ライナー被覆加工工程を終えた加工済みの前記剥離ライナー付き両面加工シートをロール状に巻き取る工程である。この段階では幅方向に長い円筒状のものとなる。
「テープカット加工工程」は、巻き取り工程を終えた前記剥離ライナー付き両面加工シートを、所定の幅の帯状に切り揃える工程である。この「テープカット加工工程」により完品の切断自在な両面テープの幅になり、製造工程が終了する。
次に、本発明にかかる剥離ライナー付き切断自在な両面テープを貼付する貼付装置は以下の構成となっている。
まず、貼付に供する剥離ライナー付き切断自在な両面テープは上記した両面テープ、つまり、基材層とその両面に塗布された粘着剤層を備えた両面テープと、前記両面テープの片面の前記粘着剤層を被覆する剥離ライナーを備えた剥離ライナー付き両面テープであって、前記基材層の巻き取り及び繰り出しの長さ方向と前記長さ方向に直交する幅方向において、前記幅方向全体を切断していない未切断領域が残された状態の切断箇所が前記長さ方向において多数設けられており、前記接着剤層が、前記基材層の前記切断箇所が設けられた後の前記基材層の両面に対して塗布されたものであり、前記接着剤層において切断箇所が設けられていない、剥離ライナー付き切断自在な両面テープである。
この剥離ライナー付き切断自在な両面テープを貼付する貼付装置は、ロール状の剥離ライナー付き切断自在な両面テープを回転可能に支持するロール体取付け部と、繰り出された前記剥離ライナー付き切断自在な両面テープが通過してゆく回転貼付転圧部と、前記剥離ライナーが回収されてゆく剥離ライナー回収部を備え、前記回転貼付転圧部が、回転体と前記回転体を回動可能に支持する支持機構を備え、前記支持機構が、前記回転体の回転を制御する回転制御機構と、前記回転体を支持する高さを制御する高さ制御機構を備えた構成となっている。
なお、上記構成において、回転制御機構が、回転オン状態と回転オフ状態の状態制御を実行し、前記回転オン状態で前記回転体を回転させ、前記回転オフ状態で前記回転体の回転を完全に制止するストッパー機構、または、前記回転オフ状態で前記回転体の回転に摩擦力を与えて前記回転体の回転が妨害されるものであることが好ましい。
さらに、上記構成において、高さ制御機構が、回転体の高さを、剥離ライナー付き切断自在な両面テープが、回転貼付転圧部が貼付対象箇所に当接する当接高さと、回転貼付転圧部が貼付対象箇所から離隔する離隔高さに切り替える制御を行うものであることが好ましい。
上記構成とすることにより、ロール体取付け部により剥離ライナー付き切断自在な両面テープを回転可能に支持しつつ自在に繰り出すことができ、回転貼付転圧部により剥離ライナー付き切断自在な両面テープが貼付対象に貼付状態を確実にすることができ、剥離ライナー回収部により不要になった剥離ライナーを回収することができる。
ここで、高さ制御機構による貼付制御において、「当接高さ」から「離隔高さ」への変化にはバリエーションがあり得る。
一つは、垂直上方向への移動である。もっともシンプルであるが、貼付箇所からそのまま切断自在な両面テープ貼付装置を上方へ引き上げる動作である。
他には、貼付済の切断自在な両面テープの前方斜め上方向への移動である。いわば順方向への引き上げ動作である。剥離ライナー付き切断自在な両面テープは、もともと小片ごとに切断されているので、その貼付箇所に貼付済の小片の剥離ライナー付き切断自在な両面テープを残したまま、前方斜め上に引き上げる。貼付箇所の境目にある小片の剥離ライナー付き切断自在な両面テープの端部は前方斜め上に追随しようとするが、剥離紙との間の摩擦は極めて小さく、剥離紙から剥離して貼付箇所に留まる。
他には、貼付済の切断自在な両面テープの後方斜め上方向への移動である。いわば逆方向への引き上げ動作である。剥離ライナー付き切断自在な両面テープは、もともと小片ごとに切断されているので、その貼付箇所に貼付済の小片の剥離ライナー付き切断自在な両面テープを残したまま、戻るように後方斜め上に引き上げる。貼付箇所の境目にある小片の剥離ライナー付き切断自在な両面テープの端部は後方斜め上に追随しようとするが、剥離紙との間の摩擦は極めて小さく、剥離紙から剥離して貼付箇所に留まる。
なお、上記した本発明の剥離ライナー付き切断自在な両面テープを貼付する貼付装置をロボットアームに組み込んでロボットアームによって貼付処理を自動化することができる。
ロボットアームのアームの一部にロール体取付け部が組み込まれており、ロール体取付け部が高さ制御機構と回転制止機構を自動制御する自動回転制御機構を備えた構成とし、剥離ライナー付き切断自在な両面テープの貼付ストロークごとに、貼付ストロークの始期において、ロール体取付け部の自動回転制御機構により回転体の回転オン状態への移行と、高さ制御機構の貼付制御により離隔高さから当接高さへの移行の動きが連動し、貼付ストロークの終期において、ロール体取付け部の自動回転制御機構により回転体の回転オフ状態への移行と、高さ制御機構の貼付制御により当接高さから離隔高さへの移行が連動するものである。
上記構成により、ロボットアームを用いて、貼付対象の貼付箇所にロボットアームをアクセスしてロール体取付け部を貼付箇所にあてがって、両面テープを貼付することができ、かつ、所定長の両面テープを貼付すれば任意の箇所で切断することができる。
例えば、貼付ストロークの始期において、ロール体取付け部の回転制御によりその回転の始動と、回転貼付転圧部の高さ制御機構の貼付制御における回転体の「離隔高さ」から「当接高さ」への移行の動きが連動する。さらに、貼付ストロークの終期において、ロール体取付け部の回転制御によりその回転が停止する動きと、回転貼付転圧部の高さ制御機構の貼付制御により「当接高さ」から「離隔高さ」への移行の動きが連動するものとすることができる。
このように、ロール体取付け部の回転制御が能動的に行われることにより貼付ストロークの終期において、剥離ライナー付き切断自在な両面テープがロール体取付け部の回転モーメントにより余分に繰り出されてしまって緩んだり撓んだりすることがなく良好な繰り出し状態を維持できる。また、回転貼付転圧部の高さ制御機構による回転体の高さ制御が連動しているので、回転体の高さの変動による剥離ライナー付き切断自在な両面テープの緩みや撓みが発生せず良好な繰り出し状態を維持できる。
上記のように、回転貼付転圧部の高さ制御機構における回転体の高さ制御による能動的な「当接高さ」と「離隔高さ」の切り替え制御のみならず、「当接高さ」での被貼付体の凹凸への従動的な追随制御もある。つまり、被貼付体の凹凸に追従し得る「サスペンション運動機構」である。回転貼付転圧部の支持機構における高さ制御機構が「サスペンション運動機構」を備えることにより、被貼付体が常に平面であるような限定はされず、立体物に対する貼付も可能となる。
なお、サスペンション運動機構としては、回転体が備えた弾性(例えば、回転体が弾力の大きなゴム素材、シリコーン素材、スポンジ素材)とすることも可能である。
また、サスペンション運動機構として、支持機構が備えた上下に揺動する揺動機構(例えば、車両のタイヤに対するサスペンション機構のようなもの)であることも可能である。
さらに、回転体の水平面内での角度を変える「ステアリング運動機構」を備えたものも可能である。
「ステアリング運動機構」としては、回転貼付転圧部の支持機構において回転体の水平面内での角度を変え得る回動機構を組み込んだものがある。また、切断自在な両面テープ貼付装置全体を支持するロボットアーム内に水平面内での角度を変え得る回動機構が組み込まれて切断自在な両面テープ貼付装置全体を水平面内で角度を変化させるものがある。
ここで、回転貼付転圧部の回転体としては、単一の回転体、または、左右一対の2つの回転体とすることもできる。
本発明の切断自在な両面テープは、基材層の切断箇所において長さ方向に所定以上のテンションが掛かることにより基材層が切断される契機となる箇所が設けられており、完品状態のまま繰り出して貼付対象物に貼付した状態として適度なテンションを掛ければ任意の箇所で自在に切断可能となる。
本発明の切断自在な両面テープの製造方法によれば、簡単な工程で、切断自在な両面テープを得ることができる。
本発明の切断自在な両面テープ貼付装置によれば、ロール状の切断自在な両面テープを繰り出して貼付対象箇所に貼付することができ、回転貼付転圧部が描く軌跡が水平面内における曲線、上下における曲線を描けることができ、いわゆる3次元的な軌跡となる。この回転貼付転圧部の3次元的軌跡において貼付対象物に対して切断自在な両面テープが3次元的軌跡上に転着・貼付されてゆくことができる。
本発明の切断自在な両面テープ100の製造方法の工程のうち「基材層シート穿設加工工程」から「テープカット加工工程」までの工程を示す図である。 穿設加工が施された基材層シート(基材層110)の切断箇所111の切断形状を例示する図(その1)である。 穿設加工が施された基材層シート(基材層110)の切断箇所111の切断形状を例示する図(その2)である。 穿設加工が施された基材層シート(基材層110)の切断箇所111の切断形状を例示する図(その3)である。 穿設加工が施された基材層シート(基材層110)の切断箇所111の切断形状を例示する図(その4)である。 穿設加工が施された基材層シート(基材層110)の切断箇所111の切断形状を例示する図(その5)である。 基材層シートが多孔質のフィルムや多孔質の不織布で形成されたものであり、孔形状が細孔である例を示す図である。 「接着剤塗布加工工程」の加工の様子を簡単に示す図である。 「剥離ライナー被覆加工工程」の加工の様子を簡単に示す図である。 「巻き取り工程」の加工の様子および「テープカット加工工程」の加工の様子を簡単に示す図である。 ロール状の剥離ライナー付き切断自在な両面テープ100を貼付する貼付器具300を側面から示した図となっている。 高さ制御機構による貼付制御の第2のパターンを示す図である。 剥離ライナー付き切断自在な両面テープ100の改良型貼付器具400の一部を縦断面および横断面においてごく簡単に示した図である。 「ステアリング運動機構」が、切断自在な両面テープ貼付装置400全体を支持するロボットアーム内に組み込まれている構成を簡単に示す図である。 従来技術における特開2016-008262号公報に開示された切断自在な両面テープの製造方法の工程を簡単に示した図である。
以下、図面を参照しつつ、実施例1として、本発明にかかる切断自在な両面テープ、切断自在な両面テープの製造方法を説明する。次に、実施例2として、本発明にかかる切断自在な両面テープの貼付装置を説明する。ただし、本発明の範囲は以下の実施例に示したものに限定されるものではないことは言うまでもない。
本発明の実施例1にかかる切断自在な両面テープの製造方法と、その製造方法により製造された切断自在な両面テープの構造について説明する。
なお、以下の説明において、両面テープの繰り出し方向や巻き取り方向を『長さ方向』とし、長さ方向に直交する方向を『幅方向』として説明する。
図1は、実施例1にかかる切断自在な両面テープの製造方法100の製造工程である「基材層シート穿設加工工程」、「接着剤塗布加工工程」、「剥離ライナー被覆加工工程」、「巻き取り工程」、「テープカット加工工程」までの工程を示す図である。図1の下側には製造工程の流れを簡単に側面から見た様子を簡単に示した図、図1の上側には製造工程の流れを簡単に上面から見た様子を簡単に示した図となっている。なお、実際の製造では、シートの幅方向の長さは、後で切り出すテープカットの幅に比べて相当大きく、完品の幅に比べて数十本分の両面テープの幅であることが想定されるが、この上面から見た様子においては、図示の関係から完品の切断自在な両面テープ100の3本程度の幅で図示してうる。
まず、「基材層シート穿設加工工程」について説明する。
本発明で用いる資材としては、基材層シート110がメインの資材である。この基材層シート110は、いわゆる両面テープ用のフィルム資材として一般市場で手に入るものでも良い。なお、基材層シート110の素材は、後述する粘着剤層120、130の選択などで特別なものになる場合もあり得るが、特に限定がなければ透明な樹脂製フィルムであることが一般的である。この例では、ロール状になっている基材層シート110を送りリール210に取り付けて、送りリール210から巻き取りリール250に対して繰り出されている。
「基材層シート穿設加工工程」では、この基材層シート110に対して基材層シート穿設加工機220のより面的に穿設加工を施す。この切断工程を経た加工済み基材層シート110が得られる。その意味において、穿設加工前の基材層シート110は「穿設加工前の基材層シート110」として区別して呼んでも良い。
なお、この穿設加工は、基材層シート110の幅方向において、後述する完品の切断自在な両面テープの幅方向全体を切断していない未切断領域が残された状態の穿設加工とする。
この切断箇所111が、長さ方向に所定以上のテンションが掛かることにより基材層110が切断される契機となる箇所となる。
この条件を満たす穿設加工の切断形状は、様々なものがあり得る。
図2から図7は、そのうちのごく一例であるが、穿設加工が施された基材層シート(基材層110)の切断箇所111の切断形状を例示する図である。
なお、図2~図7において、説明の便宜上、切断箇所111付近のみを取り出して図示しており、切断箇所111における基材層シート(基材層110)の切れ目の拡大する様子は、切断箇所111を拡大して示している。
図2(a)は、基材層シート(基材層110)に設けられた切断形状が、直線状の破線であって、破線が長さ方向に対して直交または所定角度で設けられている例となっている。つまり一種の「切り取り線」のように設けられている。
ここで、切断箇所111の切断方向が長さ方向に対して直交または所定角度で設けられているので、「切り取り線」のように働き得る。つまり、長さ方向に適度なテンションが掛かるといずれかの破線の切片から切れ目が幅方向に拡がってゆき、次々と破線間がつながって切れ目が直線状に拡がってゆくこととなり、やがて切断箇所111において幅方向に切断されることとなる。
図2(b)は、図2(a)の状態からテンションが掛かった場合における、切断箇所111に生じ得る幅方向への切断の様子を示す図である。
図2(b)に示すように、切断箇所111の左上側の領域は、後述するように両面テープの接着剤が設けられている領域で貼付対象に貼付されて固定されており、切断箇所111の右下側の領域は、貼付対象に貼付されておらず空中を長さ方向に引っ張られてテンションが掛かる。切断形状の一方(左上側)が固定され、他方(右下側)にのみテンションが掛かるため、切れ目が幅方向に拡がってゆき、次々と破線間がつながって切れ目が直線状に拡がってゆくこととなり、図2(c)に示すように、切断箇所111を契機として幅方向に切断されることとなる。
図3(a)は、切断形状が、曲線状の破線であって、破線が長さ方向に対して直交または所定角度で設けられている例となっている。破線がこのような曲線の例でも、切断箇所111の切断方向が長さ方向に対して直交または所定角度を形成する箇所があるので、「切り取り線」のように働き得る。つまり、図2に示したものと同様の原理にて、いずれかの破線の切片から切れ目が幅方向に拡がってゆき、次々と破線間がつながって切れ目が曲線状に拡がってゆくこととなり、やがて切断箇所111において幅方向に切断されることとなる。
図3(b)は、図2(a)の状態からテンションが掛かった場合における、切断箇所111に生じ得る幅方向への切断の様子を示す図である。
さらに、図4(a)に示すような、短線状の切断線が、いわゆるジグザグ状に設けられている例もある。なお、これら短線状の切断線が、後工程の「テープカット加工工程」においてカットされる帯状の両面テープの基材層において、エッジ縁にジグザグに設けられるものとなることが好ましい。
なお、図4(a)の右側は、後のテープカット加工工程でカットされる部分である。説明上、仮にカットされた上下2本の帯状のテープ110に切断された様子を示している。
短線である破線が、「テープカット加工工程」後の完品の切断自在な両面テープの基材層においてエッジ縁からジグザグ状に交互に設けられている場合は、切断箇所111の切断方向が長さ方向に対して直交または所定角度を形成する箇所となるので、エッジからの切れ目の契機のように働き得る。つまり、図2に示したものと同様の原理にて、いずれかの破線の切片から切れ目が幅方向に拡がってゆき、切れ目が反対のエッジに向けて拡がってゆくこととなり、やがて切断箇所111において幅方向に切断されることとなる。
図4(b)は、図4(a)の右側に示したテープ状にカットされた1本のみを取り出し、テンションが掛かった場合における、切断箇所111に生じ得る幅方向への切断の様子を示す図である。
図4(b)に示すように、切断箇所111の左上側の領域は、後述するように両面テープの接着剤が設けられている領域で貼付対象に貼付されて固定されており、切断箇所111の右下側の領域は、貼付対象に貼付されておらず空中を長さ方向に引っ張られてテンションが掛かる。エッジの切断形状の一方(左上側)が固定され、他方(右下側)にのみテンションが掛かるため、切れ目が幅方向に拡がってゆき、反対のエッジにつながって切れ目が拡がってゆくこととなり、図4(b)の右側の図に示すように、切断箇所111を契機として幅方向に切断されることとなる。
次に、図5(a)は、切断形状が孔形状であって、孔形状が幅方向に対して1個または複数個設けられている例となっている。
図5(a)の例では孔形状が六角形の孔となっている。
多角形孔であれば、辺のいずれかが長さ方向に対して直交または所定角度を形成する箇所があるので、同様に「切り取り線」のように働き得る。つまり、図2に示したものと同様の原理にて、長さ方向に適度なテンションが掛かると、いずれかの辺から切れ目が幅方向に拡がってゆき、次々と隣接する孔形状間がつながって切れ目が拡がってゆくこととなり、やがて切断箇所111において幅方向に切断されることとなる。
図5(b)は、図5(a)の状態からテンションが掛かった場合における、切断箇所111に生じ得る幅方向への切断の様子を示す図である。
次に、切断箇所が幅方向に対して多数並行に設けられている例について説明する。
切断箇所が幅方向に多数並行に並べられていると、幅方向において、基材層シート(基材層110)のつながっている橋梁領域(面積)が小さくなり、孔形状により基材層シート(基材層110)の切断されている領域(面積)が大きくなっていることとなる。この状態で長さ方向にテンションが掛かると、つながっている橋梁領域(面積)が切れていき、孔形状同士の間がつながって切れ目が拡がってゆくこととなり、やがて切断箇所111において幅方向に切断されることとなる。
例えば、切断箇所の形状が円形孔または楕円形孔であって、円形孔または楕円形孔が幅方向に対して1個または複数個設けられている例がある。
例えば、切断箇所の形状が多角形孔であって、多角形孔が幅方向に対して1個または複数個設けられているものがある。
図6(a)に示す例では、孔形状が幅方向に多数並行に並べられた孔形状が円形の孔となっている。
円形の孔形状自体は、円周の縁でテンションを均等に受けるため、図2に示すような明らかに切れやすい箇所が存在しないが、多数並行に並べられることにより、円形の孔形状間のつなぎ目となる領域が橋梁のように細くなっており(面積が小さくなっており)、テンションが掛かると橋梁部分がテンションに耐えられなくなり、橋梁部分のいずれかが切断され始めると、次々と円形の孔形状の間がつながって切れ目が拡がってゆくこととなり、やがて切断箇所111において幅方向に切断されることとなる。
図6(b)は、図6(a)の状態からテンションが掛かった場合における、切断箇所111に生じ得る幅方向への切断の様子を示す図である。
図6の例は円形孔であったが、楕円などの円弧を持つ孔形状であっても同様である。
図7(a)に示す例では、基材層シートが多孔質のフィルムや多孔質の不織布で形成されたものであり、孔形状が細孔である例となっている。特に、適度なテンションがかかると破れるような引張強度の基材層シートが好ましい。
多孔質の細孔のものは、テンションを均等に受けるため、一部領域が貼付対象物に貼付され、続く他の領域がまだ貼付されていない場合、その境目において大きなテンションがかかることとなり、適度なテンションがかかり、当該境目において引きちぎられた破れるものとなる。境目の一部が切断され始めると、次々と細孔の孔形状の間がつながって切れ目が拡がってゆくこととなり、やがて切断箇所111において幅方向に切断されることとなる。
図7(b)は、図7(a)の状態からテンションが掛かった場合における、切断箇所111に生じ得る幅方向への切断の様子を示す図である。
次に、これら切断箇所111を設けるピッチ、つまり、長さ方向における繰り返しについて述べる。ピッチの長さは限定されないが、例えば、数ミリメートル単位または数センチメートル単位とすることができる。もっと長い数十センチメートル単位とすることも可能である。
工業的に利用されるケースでは、2つのものを貼り合わせるために両面テープが用いられることが想定されるが、その際に許容されるマージン程度が好ましい。ここでは、例えば、2ミリメートルとする。
次に、図1に示した「接着剤塗布加工工程」について述べる。
図8は、「接着剤塗布加工工程」の加工の様子を簡単に示す図である。
図8(a)から図8(c)に示すように、基材層シート穿設加工工程を終えた加工済みの幅広の基材層シートの表面およびその裏面に対して両面同時または一面ずつ順番に接着剤層120、130を形成する。この例では、片面ずつ順番に接着剤塗布加工機230-1により接着剤層120が塗布され、接着剤塗布加工機230-2により接着剤層130が塗布されて、それぞれ接着剤層120および接着剤層130が形成される例となっている。もちろん両面同時に接着剤層120および接着剤層130を形成する手順でも良い。
使用する接着剤は特に限定されないが、完品として得る切断自在な両面テープの適用が予定されている貼り合わせ対象物に適合する接着剤であることが好ましい。
例えば、1つの片面は紙素材の接着に適した接着剤、他の片面はシュリンクフィルムの接着に適した接着剤として、それぞれ異なる接着剤を選択することができる。
公知例または将来的に可能となる接着剤であれば排除されず適用することができる。
次に、図1に示した「剥離ライナー被覆加工工程」について述べる。
図9は、「剥離ライナー被覆加工工程」の加工の様子を簡単に示す図である。
図9(a)から図9(b)に示すように、接着剤塗布加工工程を終えた加工済み両面加工シートのうちいずれか一面に対して剥離ライナー被覆加工機240により剥離ライナー140を被覆してゆく。この例では図9の図示の状態において表面側に剥離ライナー140を被覆した例となっている。
剥離ライナー140は特に限定されないが、紙素材である剥離紙、剥離加工を施したフィルム素材などがある。
次に、図1に示した「巻き取り工程」および「テープカット加工工程」について述べる。
図10は、「巻き取り工程」の加工の様子および「テープカット加工工程」の様子を簡単に示す図である。
図10左側の図に示すように、剥離ライナー被覆加工工程を終えた加工済みの剥離ライナー付き両面加工シートを巻き取りロール250によりロール状に巻き取る。
この例では図10の左側の図の図示の状態において表面側に剥離ライナー140が位置するように巻き取られた例となっている。
一方向にロール状に巻き取って行くと、下層となっている加工済み両面加工シートの表面の剥離ライナー140面の上に、上層として重ねられる加工済み両面加工シートの裏面の接着層130が剥き出しになっている面が重ねられ、この要領で何重にもロール状に重なってゆく。
「巻き取り工程」が終了すると、幅方向に長い円筒状のものとなる。
次に、図1に示した「テープカット加工工程」について述べる。
図10の右側の図は「テープカット加工工程」の加工の様子を簡単に示す図である。
図10の右側の図に示すように、巻き取り工程を終えた加工済みの剥離ライナー付き両面加工シートを、テープカット加工機260により所定の幅の帯状に切り揃える。
この切りそろえる幅は、完品として得る切断自在な両面テープ100の幅と同じ幅である。つまり、幅方向に長い円筒状の状態から、完品として得る切断自在な両面テープ100が切り分けられてゆく。
テープカット加工機は市場で利用可能なものを用いれば良い。
以上の「基材層シート穿設加工工程」、「接着剤塗布加工工程」、「剥離ライナー被覆加工工程」、「巻き取り工程」、「テープカット加工工程」までの工程を経て、実施例1にかかる切断自在な両面テープ100が得られる。
次に、本発明の切断自在な両面テープの製造方法により得られた剥離ライナー付き切断自在な両面テープ100の貼付と、任意の箇所で切断ができる点を説明する。
図11は、ロール状の剥離ライナー付き切断自在な両面テープ100を貼付する貼付器具300を側面から示した図となっている。
図11(a)は、貼付対象箇所に対して、本発明の剥離ライナー付き切断自在な両面テープ100を用いて貼付対象箇所に貼付する様子を示す図である。図11(b)は、貼付対象箇所に切断自在な両面テープ100を貼付した後、貼付器具300を分離する様子を示す図である。
図11(a)に示すように、貼付器具300は、ロール状の剥離ライナー付き切断自在な両面テープ100を回転可能に支持するロール体取付け部310、繰り出された剥離ライナー付き切断自在な両面テープ100が通過してゆく回転貼付転圧部320、剥離ライナー140が回収されてゆく剥離ライナー回収部330を備えたものとなっている。
回転貼付転圧部320は、回転体321と回転体321を回動可能に支持する支持機構322を備えている。これ以外の装置構成も可能である。
なお、支持機構322はごく簡単に示しており、支持機構322の全体のうち回転貼付転圧部320付近にある一部の機構のみを示している。
図11に示すように、剥離ライナー付き切断自在な両面テープ100はロール状となって貼付器具300のロール体取付け部310などに繰り出し可能に搭載されており、貼付対象に貼付する際は一面、例えば、粘着剤層120が剥き出しになった面から貼付対象箇所に対して押着し、回転貼付転圧部320が回動しつつ剥離ライナー140を下方に転圧して切断自在な両面テープ100を貼付対象箇所に貼付してゆく。貼付対象箇所の表面が粘着剤層120と強力に粘着する物性のものであれば、切断自在な両面テープ100が貼付されてゆくと同時に剥離ライナー140から剥離してゆく。剥離ライナー140は、剥離ライナー回収部320などに回収されてゆく。
ここでは、支持機構322に対して、回転体321を支持する高さを制御する高さ制御機構(図示せず)を備えた工夫を施したものとする。
この高さ制御機構は、回転体321の高さを制御する機構である。回転貼付転圧部320において、剥離ライナー付き切断自在な両面テープが貼付対象箇所に当接する高さである「当接高さ」と、剥離ライナー付き切断自在な両面テープが貼付対象箇所から離隔する高さである「離隔高さ」との間で切り替える貼付制御を行う機構である。
貼付器具300は、貼付対象物との間の相対的移動において、剥離ライナー付き切断自在な両面テープ100の貼付を行ってゆく。つまり、貼付器具300が移動し、貼付対象物が静止しているパターンと、貼付器具300が静止し、貼付対象物が移動するパターンがある。いずれのパターンであっても、貼付器具300と貼付対象物との間の相対的移動が発生しており、その相対的移動の間に剥離ライナー付き切断自在な両面テープ100の貼付を行ってゆくストロークを繰り返す。
例えば、貼付対象物の貼付対象箇所が直下にある状態において、回転体321の高さを「当接高さ」にして切断自在な両面テープを貼付する「貼付開始」、所定の長さにわたり貼付対象物との間で相対的移動を行い、その間に切断自在な両面テープ100を貼付する「貼付期間」、所定の長さの貼付が完了すると回転体321の高さを「離隔高さ」となるよう上方へ引き上げて分離する「貼付終了」、次の貼付対象物の走行を待つ「貼付準備」という、「貼付開始」-「貼付期間」-「貼付終了」-「貼付準備」という工程を1ストロークとして貼付ストロークを繰り返す。
この貼付ストロークにおいて、数々の工夫を施すことができる。
まず、ロール体取付け部の剥離ライナー付き切断自在な両面テープの繰り出し動作と、回転貼付転圧部の貼付動作を連動する制御の工夫がある。
ロール体取付け部310および剥離ライナー回収部320が自動回転制御機構を備えておれば、剥離ライナー付き切断自在な両面テープの繰り出し制御を行うことができる。ロール体取付け部が剥離ライナー付き切断自在な両面テープの繰り出しに従動して回転する構成もあり得るが、ここでは、モーターなどの駆動装置を備え、自らの回転を能動的に制御することにより、剥離ライナー付き切断自在な両面テープの繰り出し自体を制御する。
図11(a)に示すように、剥離ライナー付き切断自在な両面テープの貼付ストロークごとに、貼付ストロークの始期(貼付開始)において、ロール体取付け部310および剥離ライナー回収部320の回転制御によりその回転の始動が同期し、高さ制御機構の貼付制御による「離隔高さ」から「当接高さ」への移行の動きが連動していれば、貼付ストロークの貼付期間において、剥離ライナー付き切断自在な両面テープが余分に繰り出されてしまって緩んだり撓んだりすることがなく良好な繰り出し状態を維持できる。剥離ライナー付き切断自在な両面テープの緩みや撓みが発生せず良好な繰り出し状態を維持できる。
図11(b)に示すように、貼付ストロークの終期(貼付終了)において、ロール体取付け部310および剥離ライナー回収部320の回転制御によりその回転が停止する動きが同期し、高さ制御機構の貼付制御による回転体321の「当接高さ」から「離隔高さ」への移行の動きが連動していれば、貼付ストロークの終期において、剥離ライナー付き切断自在な両面テープがロール体取付け部の回転モーメントにより余分に繰り出されてしまって緩んだり撓んだりすることがなく良好な繰り出し状態を維持できる。また、回転貼付転圧部の高さ制御機構による回転体の高さ制御が連動しているので、回転体の高さの変動による剥離ライナー付き切断自在な両面テープの緩みや撓みが発生せず良好な繰り出し状態を維持できる。
次に、例えば、高さ制御機構による回転体321の高さ制御の動作について述べる。
図11(b)は、「貼付終了」において高さ制御機構により回転体321の高さが「離隔高さ」へ引き上げられる様子を示している。
貼付ストロークにおいて、「貼付開始」-「貼付期間」の間は、高さ制御機構により回転体321の高さが「当接高さ」に維持されているが、「貼付期間」の終了、つまり、「貼付終了」工程において、高さ制御機構により回転体321の高さが「離隔高さ」へ引き上げられる。図11(b)に示すように、高さ制御機構により回転体321の高さが「離隔高さ」へ引き上げられると、まだ剥離紙120の上に載っている剥離ライナー付き切断自在な両面テープ100はそのままであるが、既に貼付対象箇所に貼付済の切断自在な両面テープ100は貼付対象箇所に貼付されたまま残り、両者が分離する。
つまり、この高さ制御において、貼付が済んだ切断自在な両面テープ100の領域は、貼付対象箇所に固定されているが、貼付が済んでいない剥離ライナー付き切断自在な両面テープ100の領域は空中にある状態であり、上方へ移動しようとする。この瞬間に両面テープの長さ方向にテンションが発生する。このテンションに耐えられなくなると、図2(b)、図3(b)、図4(b)、図5(b)、図6(b)などに示したように、3層ある切断自在な両面テープ100のうち中央の基材層110が当該箇所で切断されることとなる。
このように、貼付対象箇所において、所望の長さ分、切断自在な両面テープ100を貼付すれば、そのまま貼付器具300を上に引き上げれば、貼付済の両面テープ片はそのまま貼付対象箇所の表面に残ることとなる。
上記のように、高さ制御機構が回転体321の高さを、貼付対象箇所に当接する「当接高さ」と、貼付対象箇所から離隔する「離隔高さ」に切り替える貼付制御を行うものであるが、ここで、「当接高さ」と「離隔高さ」との切り替えにおいて、高さ制御機構が回転体321を上方へ引き上げるものであるが、基材層110が切れやすいようにテンションが大きく発生する方向に引っ張るものもある。
図12に示したものは、高さ制御機構による貼付制御の第2のパターンであり、「当接高さ」から「離隔高さ」への変化が、貼付済の切断自在な両面テープの前方斜め上方向である。いわば順方向への引き上げ動作である。この方向に引っ張れば、テンションが大きく発生するので、切断自在な両面テープ100が切断されやすくなる。
しかし、回転体321の位置が変わるため、次の貼付ストロークに向けて、初期状態の位置に戻す制御が必要となる。
次に、本発明にかかる切断自在な両面テープ100の改良型貼付器具400について述べる。本発明の改良型貼付器具400は、上記の貼付器具300と同様に、ロール体取付け部410と、回転貼付転圧部420と、剥離ライナー回収部430を備えているが、回転貼付転圧部420において構造上の改良がある。
図13は、剥離ライナー付き切断自在な両面テープ100の改良型貼付器具400の一部を縦断面および横断面においてごく簡単に示した図である。他の構造物は図示を省略して説明に必要な箇所のみを簡単に占めている。
図13(a)は、改良型貼付器具400を側面から示した図である。
図13(a)に示した例では、改良型貼付器具400は、ロール状の剥離ライナー付き切断自在な両面テープ100を回転可能に支持するロール体取付け部410、繰り出された剥離ライナー付き切断自在な両面テープ100が通過してゆく回転貼付転圧部420、剥離ライナー140が回収されてゆく剥離ライナー回収部430を備えたものとなっている。これ以外の装置構成も可能である。
ここで、回転貼付転圧部420が、回転体421と、回転体421の回転軸を支持する支持機構422を備えている点は図12と同様であるが、さらに、回転体421の被貼付物に対する上下動を可能とするサスペンション運動機構と、回転体421の水平面内で角度を変えるステアリング運動機構を備えたものとなっている。
図13(b)は、回転体421と支持機構422とのステアリング機能を分かりやすいように上面方向から模式的に簡単に示した図である。
図13(c)は、回転体421と支持機構422とのサスペンション機能を分かりやすいように側面方向から模式的に簡単に示した図である。
なお、ここで言う回転体421の「サスペンション運動機構」とは、すでに上記した支持機構の高さ制御機構における回転体の「当接高さ」と「離隔高さ」への変化ではなく、貼付ストロークにおける「貼付開始」-「貼付期間」における高さ制御機構における回転体の「当接高さ」での維持において、被貼付体の凹凸に従動的に追随するようなサスペンションを言う。
いわゆる車両タイヤの上下動を可能とするサスペンション運動機構のような機構であれば良い。回転体421を支持する支持機構422において回転軸を上下方向に揺動させるバネなどの弾性体を組み込んだ構成や空気バネを組み込んだ構成なども可能である。
「ステアリング運動機構」は、回転体が水平面内で角度を変えるステアリング運動機構であるが、「ステアリング運動機構」が、支持機構422に組み込まれたものや、切断自在な両面テープ貼付装置400全体を支持するロボットアーム内に組み込まれて切断自在な両面テープ貼付装置400全体の水平面内での角度を変えるものもあり得る。
次に、改良型貼付器具400がロボットアーム内に組み込まれている構成例を示す図である。
図14は、図13(b)に示した「ステアリング運動機構」、図13(c)に示した「サスペンション運動機構」を組み込んだ改良型貼付装置400全体を、ロボットアーム500内に組み込んだ例を示す図である。図14の例では、改良型貼付器具400がロボットアーム500のヘッドにあり、ヘッド全体がステアリング機構により水平面内で回動可能、サスペンション機能により垂直面内で揺動可能となっており、能動的に貼付方向を曲線方向にすることができる仕組みとなっている。
なお、図14では、貼付対象物が流れるベルトコンベア600が図示されており、このベルトコンベア600を貼付対象物が搬送される間にロボットアーム500のヘッドが貼付対象物にアクセスし、切断自在な両面テープ100を貼付する仕組みとなっている。
このように、改良型貼付器具400の回転貼付転圧部420が、図13(b)に示すような水平面内で角度を変える「ステアリング運動」、図13(c)に示すような上下に揺動するいわゆる「サスペンション運動」が搭載された構造となっておれば、回転貼付転圧部420と貼付対象箇所の表面との間にいわゆるカーブや上下動が可能となり、あたかも車両が進むタイヤ痕のごとく、切断自在な両面テープAの貼付跡において、曲線を描いたり、貼付対象箇所が凹凸のある曲面であっても3次元的に追従したりすることができる。
以上、本発明の切断自在な両面テープの製造方法の構成例における好ましい実施例を図示して説明してきたが、本発明の技術的範囲を逸脱することなく種々の変更が可能であることは理解されるであろう。
本発明の切断自在な両面テープの製造方法は、粘着剤層の種類、テープの幅、ロールの径などを問わず、切断自在な両面テープを製造する方法として広く適用することができる。
100 剥離ライナー付き両面テープ
110 基材層シート、基材層
111 幅方向切断領域
120 粘着剤層
130 粘着剤層
120 剥離ライナー
140 加工用剥離紙テープ
210 送りリール
220 巻き取りリール
230 送りリール
240 巻き取りリール
300 貼付器具
310 ロール体取付け部
320 回転貼付転圧部
321 右回転先端部
322 左回転先端部
330 剥離ライナー回収部
400 改良型貼付器具
410 ロール体取付け部
420 回転貼付転圧部
421 回転体
422 支持機構
430 剥離ライナー回収部
500 ロボットアーム

Claims (12)

  1. 基材層とその両面に塗布された粘着剤層を備えた両面テープと、前記両面テープの片面の前記粘着剤層を被覆する剥離ライナーを備えた剥離ライナー付き両面テープであって、
    前記基材層の巻き取り及び繰り出しの長さ方向と前記長さ方向に直交する幅方向において、多数の孔が穿設されている、または、多数の孔がある多孔質のものであり、
    前記基材層において、前記孔同士の間に前記幅方向全体を切断していない未切断領域が残された状態で切断箇所が設けられ、当該切断箇所が前記長さ方向において多数設けられた構造を備え、
    前記接着剤層が、前記基材層の前記切断箇所が設けられた後の前記基材層の両面に対して塗布されたものであり、前記接着剤層において切断箇所が設けられていないことを特徴とする切断自在な両面テープ。
  2. 前記基材層がフィルム層または不織布層であることを特徴とする請求項1に記載の切断自在な両面テープ。
  3. 前記基材層の前記切断箇所が、前記長さ方向に所定以上のテンションが掛かることにより前記基材層が切断される契機となる箇所であり、
    前記基材層における前記切断箇所の切断方向が前記長さ方向に対して直交または所定角度で設けられている、または、前記切断箇所が前記幅方向に多数並行に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の切断自在な両面テープ。
  4. 前記基材層における前記切断箇所の形状が破線であって、前記破線が前記長さ方向に対して直交または所定角度で設けられていることを特徴とする請求項3に記載の切断自在な両面テープ。
  5. 前記基材層における前記切断箇所の形状が、円形孔、楕円形孔、多角形孔、または、非幾何学図形の孔を含む孔形状であって、前記孔形状が前記幅方向に対して1個または複数個設けられていることを特徴とする請求項3に記載の切断自在な両面テープ。
  6. 前記基材層における前記切断箇所の形状が短線または短線が屈曲して連続した屈曲線であって、前記短線または前記屈曲線が前記幅方向に対して1個または複数個設けられていることを特徴とする請求項3に記載の切断自在な両面テープ。
  7. 前記基材層が数ミクロンから数ミリの孔が多数開いた多孔質であることを特徴とする請求項3に記載の切断自在な両面テープ。
  8. 前記基材層における前記切断箇所の前記長さ方向における繰り返しが数ミリメートルまたは数センチメートルである請求項4から7のいずれかに記載の切断自在な両面テープ。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載の切断自在な両面テープの製造方法であって、
    前記基材層の素材となるシート状の幅広の基材層シートに対して、前記切断箇所を多数設ける基材層シート穿設加工工程と、
    前記基材層シート穿設加工工程を終えた加工済みの前記幅広の基材層シートの表面およびその裏面に対して両面同時または一面ずつ順番に前記接着剤層を形成するための接着剤を塗布して加工済み両面加工シートを得る接着剤塗布加工工程と、
    前記接着剤塗布加工工程を終えた加工済み両面加工シートのうちいずれか一面に対して前記剥離ライナーを被覆してゆく剥離ライナー被覆加工工程と、
    前記剥離ライナー被覆加工工程を終えた加工済みの前記剥離ライナー付き両面加工シートをロール状に巻き取る巻き取り工程と、
    前記巻き取り工程を終えた前記剥離ライナー付き両面加工シートを、所定の幅の帯状に切り揃えるテープカット加工工程を備えたことを特徴とする剥離ライナー付き切断自在な両面テープの製造方法。
  10. 請求項1から8のいずれかに記載の切断自在な両面テープを貼付する貼付装置であって、
    ロール状の前記剥離ライナー付き切断自在な両面テープを回転可能に支持するロール体取付け部と、繰り出された前記剥離ライナー付き切断自在な両面テープが通過してゆく回転貼付転圧部と、前記剥離ライナーが回収されてゆく剥離ライナー回収部を備え、
    前記回転貼付転圧部が、回転体と前記回転体を回動可能に支持する支持機構を備え、
    前記支持機構が、前記回転体の回転を制御する回転制御機構と、前記回転体を支持する高さを制御する高さ制御機構を備えたことを特徴とする剥離ライナー付き切断自在な両面テープを貼付する貼付装置。
  11. 前記回転制御機構が、回転オン状態と回転オフ状態の状態制御を実行し、前記回転オン状態で前記回転体を回転させ、前記回転オフ状態で前記回転体の回転を完全に制止するストッパー機構、または、前記回転オフ状態で前記回転体の回転に摩擦力を与えて前記回転体の回転が妨害されるものであり、
    前記高さ制御機構が、前記回転体の高さを、前記剥離ライナー付き切断自在な両面テープが、前記回転貼付転圧部が前記貼付対象箇所に当接する当接高さと、前記回転貼付転圧部が前記貼付対象箇所から離隔する離隔高さに切り替える制御を行うことを特徴とする請求項10に記載の剥離ライナー付き切断自在な両面テープを貼付する貼付装置。
  12. ロボットアームと、
    前記ロボットアームのアームの一部に前記ロール体取付け部が組み込まれており、
    前記ロール体取付け部が、前記高さ制御機構と前記回転制止機構を自動制御する自動回転制御機構を備え、
    前記剥離ライナー付き切断自在な両面テープの貼付ストロークごとに、
    前記貼付ストロークの始期において、前記ロール体取付け部の前記自動回転制御機構により前記回転体の前記回転オン状態への移行と、前記高さ制御機構の貼付制御により前記離隔高さから前記当接高さへの移行の動きが連動し、
    前記貼付ストロークの終期において、前記ロール体取付け部の前記自動回転制御機構により前記回転体の前記回転オフ状態への移行と、前記高さ制御機構の貼付制御により前記当接高さから前記離隔高さへの移行が連動するものであることを特徴とする前記ロボットアームに組み込まれた請求項11に記載の剥離ライナー付き切断自在な両面テープを貼付する貼付装置。
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