JP2024058949A - 鋼材の冷却方法、及び、鋼材の製造方法 - Google Patents

鋼材の冷却方法、及び、鋼材の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】赤さびの発生率を増やすことなく、冷却床での冷却能力を高めることができる鋼材の冷却方法、及び、鋼材の製造方法を提供すること。【解決手段】本発明の鋼材の冷却方法は、熱間圧延された鋼材を冷却床で冷却する鋼材の冷却方法であって、冷却床における鋼材の長手方向の端よりも外側に配置された冷却装置から、鋼材の長手方向に延在する面の長手方向に沿った方向に、空気と霧滴状の冷媒液体とを同時に噴射して鋼材を冷却する。【選択図】図5

Description

本発明は、鋼材の冷却方法、及び、鋼材の製造方法に関する。
鋼材として形鋼、特にH形鋼を例として、その製造プロセスを述べる。
熱間圧延工程を経て、製品断面形状となった鋼材は、熱間鋸断装置で所定の長さに切断されたのちに、鋼材の温度が高温の状態で冷却床に搬送される。鋼材は、この冷却床内で、所定の速度で搬送されつつ、鋼材の温度がほぼ常温となるまで冷却される。冷却床での冷却が終了した鋼材は、この後、矯正機を用いた冷間矯正工程と検査工程とを経て製品となる。鋼材として形鋼であるH形鋼の場合、冷却床ではH形鋼がI姿勢に配置されて冷却されることが多い。このとき、H形鋼の冷却を促進するために、I姿勢に配置されたH形鋼の上下方向から、フランジに向けてスプレーノズルから冷却水を噴射し、スプレー冷却によってフランジの冷却を促進させることがある。フランジをスプレー冷却するのは、ウェブよりもフランジの厚みが厚く、空冷でのフランジの冷却速度がウェブよりも遅いためである。
特許文献1には、I姿勢のH形鋼の上下のフランジ外面とウェブ面とに冷却水を噴射し、H形鋼を冷却する技術が開示されている。特許文献1に開示された技術では、H形鋼をI姿勢で冷却することによって、ウェブ上の水の滞留をなくし、ウェブの不均一冷却を抑制して、強度品質のばらつきを低減することを目的としている。また、特許文献2には、結束された棒鋼を井桁状に配置し、これを下方向からミストファンから噴射した冷却ミストで冷却する技術が開示されている。また、特許文献3には、段積みされた熱延コイルをミストファンから噴射した冷却ミストで冷却する技術が開示されている。
特開平07-185638号公報 特開2020-164984号公報 特開2013-188753号公報
H形鋼の場合には、サイズの拡大が進められており、これに応じて厚みの厚い製品が増えている。特に、ウェブ厚みに対してフランジ厚みを相対的に厚くする傾向が高い。フランジの厚みが厚くなるほど、熱間圧延後の冷却床での冷却時間が長くなってしまい、H形鋼の生産性が低下する。このため、冷却床での冷却能力を高めることが望まれている。冷却床での冷却にはスプレー冷却があるが、スプレー冷却の水量を増やすと、その冷却水の排水処理能力も高める必要があり、大掛かりな設備投資を要する。また、スプレー冷却の水量を増やすと、冷却後の鋼材表面にその冷却水が残り易く、これが鋼材表面に発生する赤さびの原因となるため好ましくない。このため、大きな設備改造なしで、より簡便な方法により、鋼材表面に発生しやすい赤さびの発生率を増やすことなく、冷却床での冷却能力を高めることが望まれている。なお、特許文献2及び3には、ミストファンから冷却ミストを噴射して棒鋼や熱延コイルを冷却する技術が開示されているが、冷却を行う場所が熱間圧延工程を経た鋼材を順にオンラインで冷却する冷却床ではない。したがって、特許文献2及び3に開示された技術をそのまま、鋼材の冷却床での冷却に用いることはできない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、赤さびの発生率を増やすことなく、冷却床での冷却能力を高めることができる鋼材の冷却方法、及び、鋼材の製造方法を提供することである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る鋼材の冷却方法は、熱間圧延された鋼材を冷却床で冷却する鋼材の冷却方法であって、前記冷却床における前記鋼材の長手方向の端よりも外側に配置された冷却装置から、前記鋼材の長手方向に延在する面の長手方向に沿った方向に、空気と霧滴状の冷媒液体とを同時に噴射して前記鋼材を冷却することを特徴とするものである。
また、本発明に係る鋼材の冷却方法は、上記の発明において、前記冷却装置から噴射する空気量は、噴射方向に対して垂直となる水平方向の単位長さあたり200[Nm3/分]以上であり、前記冷却装置から噴射する前記冷媒液体の流量は、噴射方向に対して垂直となる水平方向の単位長さあたり0.2~4.0[L/分]であり、前記冷却装置から噴射された前記冷媒液体の液滴の粒子径(平均液滴径)は、10~200[μm]であることを特徴とするものである。
また、本発明に係る鋼材の製造方法は、鋼材を熱間圧延する熱間圧延工程と、前記熱間圧延工程で熱間圧延した前記鋼材を、上記の発明の鋼材の冷却方法を用いて冷却床で冷却する冷却工程と、を備えることを特徴とするものである。
本発明に係る鋼材の冷却方法、及び、鋼材の製造方法は、赤さびの発生率を増やすことなく、冷却床での冷却能力を高めることができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る鋼材の製造方法で製造するH形鋼の断面形状を示した図である。 図2は、鋼矢板の断面形状を示した図である。 図3は、実施形態に係る鋼材の製造方法の各工程の一例を示した図である。 図4は、実施形態に係る鋼材の製造方法の各工程の他例を示した図である。 図5は、冷却床冷却工程で行われる各工程を模式的に示した平面図である。 図6は、冷却床冷却工程で行われる各工程を模式的に示した正面図である。 図7(a)は、ミスト冷却工程で用いるミスト冷却装置の一例を示した正面図である。図7(b)は、ミスト冷却工程で用いるミスト冷却装置の一例を示した側面図である。 図8(a)は、ミスト冷却工程で用いるミスト冷却装置の他例を示した正面図である。図8(b)は、ミスト冷却工程で用いるミスト冷却装置の他例を示した側面図である。 図9は、冷却床でのミスト冷却装置の設置位置の一例を示した図である。 図10は、スプレー冷却工程で用いられるスプレー冷却装置の一例を示した図である。
以下に、本発明に係る鋼材の冷却方法、及び、鋼材の製造方法の実施形態について説明する。なお、本実施形態により本発明が限定されるものではない。
図1は、実施形態に係る鋼材の製造方法で製造するH形鋼1の断面形状を示した図である。
実施形態に係る鋼材の製造方法は、例えば、鋼材として形鋼である図1に示すようなH形鋼1の製造に用いられる。H形鋼1は、長手方向に直交する断面形状において、一方向に延びるウェブ10と、ウェブ10の延在方向の両端に接続され、前記延在方向に直交する幅方向に延在してそれぞれ設けられる一対のフランジ11とを有する。なお、本実施形態においては、ウェブ10の延在方向が水平方向となり、フランジ11の幅方向が鉛直方向となるH形鋼1の姿勢をH姿勢という。また、本実施形態においては、ウェブ10の延在方向が鉛直方向となり、フランジ11の幅方向が水平方向となるH形鋼1の姿勢をI姿勢という。
なお、実施形態に係る鋼材の製造方法で製造する鋼材としては、H形鋼1に限定されるものではない。すなわち、実施形態に係る製造方法は、図2に示すようなウェブ111とフランジ112と継手部113とを有する鋼矢板101、溝形鋼、及び、山形鋼などのH形鋼1以外の形鋼の製造にも適用が可能である。さらに、実施形態に係る製造方法は、丸棒、鋼管、及び、厚鋼板などの製造にも適用が可能である。
図3は、実施形態に係る鋼材の製造方法の各工程の一例を示した図である。
図3に示した実施形態に係る鋼材の製造方法は、加熱工程S1、熱間圧延工程S2、熱間鋸断工程S3、冷却床冷却工程S4、冷間矯正工程S5、及び、検査工程S6を有している。加熱工程S1は、H形鋼1などの鋼材を加熱炉で加熱する工程である。熱間圧延工程S2は、加熱された鋼材を圧延機で熱間圧延する工程である。熱間鋸断工程S3は、圧延された鋼材を所定長さに熱間鋸断する工程である。冷却床冷却工程S4は、熱間鋸断された鋼材を常温まで冷却する工程である。冷間矯正工程S5は、冷却床で冷却された鋼材の歪みなどを矯正機によって冷間矯正する工程である。検査工程S6は、冷間矯正された鋼材の寸法の測定や外観などを検査する工程である。また、検査工程S6を経た鋼材は、製品として出荷工程に搬送される。
図4は、実施形態に係る鋼材の製造方法の各工程の他例を示した図である。
図4に示した実施形態に係る鋼材の製造方法は、加熱工程S11、熱間圧延工程S12、冷却床冷却工程S13、冷間矯正工程S14、冷間鋸断工程15、及び、検査工程S16を有している。加熱工程S11は、H形鋼1などの鋼材を加熱炉で加熱する工程である。熱間圧延工程S12は、加熱された鋼材を圧延機で熱間圧延する工程である。冷却床冷却工程S13は、熱間圧延された鋼材を常温まで冷却する工程である。冷間矯正工程S14は、冷却床で冷却された鋼材の歪みなどを矯正機によって冷間矯正する工程である。冷間鋸断工程S15は、冷間矯正された鋼材を所定長さに冷間鋸断する工程である。検査工程S16は、冷間鋸断された鋼材の寸法の測定や外観などを検査する工程である。また、検査工程S16を経た鋼材は、製品として出荷工程に搬送される。
次に、実施形態に係る鋼材の製造方法において、鋼材としてH形鋼1の冷却を冷却床3で行う冷却床冷却工程について説明する。図5は、冷却床冷却工程で行われる各工程を模式的に示した平面図である。図6は、冷却床冷却工程で行われる各工程を模式的に示した正面図である。なお、ここでは、熱間圧延後に長手方向の長さが種々の長さ(10~30[m])で熱間鋸断されたH形鋼1を、冷却床3で冷却する場合を例に挙げて説明する。
実施形態に係る冷却床冷却工程は、(1)取り込み工程、(2)第1空冷工程、(3)ミスト冷却工程、(4)第2空冷工程、(5)スプレー冷却工程、及び、(6)払い出し工程を有している。実施形態に係る冷却床冷却工程では、冷却床3内での搬送中にH形鋼1が常温(例えば、約50[℃])まで冷却される。冷却床3内でのH形鋼1の滞留時間(冷却時間)は、例えば、1~3時間程度である。
図5及び図6に示すように、熱間圧延後に熱間鋸断されたH形鋼1は、冷却床3の入口側まではH姿勢でテーブルローラ2上をH形鋼1の長手方向と同方向であるY方向に搬送される。そして、テーブルローラ2から冷却床3にH形鋼を取り出す取り出し工程では、H形鋼1の長手方向と直交する方向にH形鋼1を90[°]転回されてI姿勢にして、冷却床3に設けられた複数のスキッドレール31上にH形鋼1を載置する。スキッドレール31上に載置されたH形鋼1は、例えば、移動機構によるスキッドレール31の移動や、移動チェーンまたはワイヤに取り付けられたドッグ(一般的には三角形状の押し爪)による押圧などによって、H形鋼1の長手方向(図5中のY方向)と直交する方向であるX方向へ搬送される。
冷却床3に取り出されたH形鋼1は、スキッドレール31上を連続的または間欠的に搬送されつつ、第1空冷工程で空冷が行われる。第1空冷工程で空冷が行われたH形鋼1は、スキッドレール31上を連続的または間欠的に搬送されつつ、複数のミスト冷却装置4によるミスト冷却が行われる。ミスト冷却工程では、冷却対象のH形鋼1の長手方向の端よりも外側に配置されたミスト冷却装置4から、H形鋼1の長手方向に延在する面(この例では、フランジ11の内面及び外面)の長手方向に沿った方向に、空気と霧滴状の冷媒液体(冷却ミスト)とを同時に噴射してH形鋼1を冷却する。なお、ミスト冷却工程の前に空冷工程は必須ではないが、空冷の際にH形鋼1の曲がり反り形状や疵の有無などの確認を行うことができるため、ミスト冷却工程の前に空冷工程を設けることが好ましい。
ミスト冷却工程でミスト冷却が行われたH形鋼1は、スキッドレール31上を連続的または間欠的に搬送されつつ、第2空冷工程で空冷が行われる。第2空冷工程で空冷が行われたH形鋼1は、スプレー冷却工程で複数のスプレー冷却装置5によるスプレー冷却が行われる。なお、ここでは、スプレー冷却工程の前にミスト冷却工程を設けているが、ミスト冷却工程とスプレー冷却工程との順番は特に制約はなく、スプレー冷却工程の後にミスト冷却工程を設けても良い。また、ミスト冷却工程とスプレー冷却工程との間に空冷期間(第2空冷工程)を設けずに、ミスト冷却工程とスプレー冷却工程とを連続して行っても構わない。さらには、スプレー冷却工程を設けることも必須ではない。
スプレー冷却工程でスプレー冷却が行われたH形鋼1は、払い出し工程で冷却床3のスキッドレール31上からテーブルローラ6に払い出される。この払い出し工程では、H形鋼1の長手方向と直交する方向にH形鋼1を90[°]転回させてH姿勢にして、テーブルローラ6上にH形鋼1を載置する。払い出し工程でテーブルローラ6に払い出されたH形鋼1は、テーブルローラ6によって冷却床3の出口側からH形鋼1の長手方向に搬送されて、次工程(例えば、冷間矯正工程)に送られる。
図7(a)は、ミスト冷却工程で用いるミスト冷却装置4の一例を示した正面図である。図7(b)は、ミスト冷却工程で用いるミスト冷却装置4の一例を示した側面図である。
図7(a)及び図7(b)に示したミスト冷却装置4は、回転軸40を中心に回転するファン41を内包する円筒胴42を備えている。円筒胴42は、上下方向に回動可能なように、軸部45を介して台座46に支持されている。円筒胴42の送風口の周りには、円環状の配管44が配置されている。配管44には、円筒胴42の送風口を囲むように、送風方向に向けて複数のミストノズル43が周方向に所定間隔をあけて接続されている。複数のミストノズル43は、図7(a)及び図7(b)に示すようにファン41よりも前方に配置されている。配管44内には冷媒液体が流れており、配管44に接続された複数のミストノズル43から霧滴状の冷媒液体である冷却ミストMが噴射される。なお、冷却液体としては、例えば、水(冷却水)を用いることができる。複数のミストノズル43から噴射された冷却ミストMは、ファン41によって発生させた気流に乗ってH形鋼1まで運ばれて、H形鋼1の冷却がなされる。また、図7(a)及び図7(b)に示したミスト冷却装置4においては、ファン41で発生させた気流(空気の流れ)自体にもH形鋼1の対流冷却を促進させる効果があるため、冷却能力を向上させることができる。
ミスト冷却装置4としては、図8(a)及び図8(b)に示すように複数のミストノズル43をファン41よりも後方に配置した構成であってもよい。図8(a)及び図8(b)に示したミスト冷却装置4では、ファン41の後方で複数のミストノズル43から噴射された冷却ミストMが、ファン41によって発生させた気流によって円筒胴42内に吸引され、円筒胴42の送風口から空気とともに噴射される。
ここで、ミスト冷却装置4としては、冷却床3で冷却を行うH形鋼1の長さにもよるが、一般に、冷却ミストMをH形鋼1の長手方向に10[m]以上の先まで飛ばして、10[m]以上の長さのH形鋼1を冷却できることが望まれる。このため、ミスト冷却装置4から噴射する空気量は、冷却床3内でH形鋼1が搬送される搬送方向の1[m]あたり(噴射方向に対して垂直となる水平方向の単位長さあたり)に対して、200[Nm3/分]以上であることが好ましい。ミスト冷却装置4から噴射する空気量が200[Nm3/分]より少ないと、気流に乗せて冷却ミストMを遠方に飛ばすことができず、H形鋼1の長手方向の一部分に対して、冷却能力が不足するおそれがある。なお、ミスト冷却装置4から噴射する空気量の上限は特に限定されるものではないが、あまりにも噴射する空気量が多いと、ミスト冷却装置4が大掛かりになって設備費が増大する懸念はある。
なお、ここでいうミスト冷却装置4から噴射する空気量は、冷却を行うH形鋼1の長手方向の一端側の被冷却面上におけるミスト冷却装置4に最も近い位置で測定する値である。通常は、H形鋼1の長手方向でミスト冷却装置4からH形鋼1の被冷却面上におけるミスト冷却装置4に最も近い位置までの距離は、1~3[m]程度に設定される。
冷却ミストMの液滴の大きさについては、液滴のザウター平均粒子径(以下、平均径と表記)で10~200[μm]が好適である。液滴の平均径が10[μm]よりも小さくなると、H形鋼1に対する冷却能力が不足するおそれがある。一方、液滴の平均径が200[μm]よりも大きくなると、冷却ミストMを気流に乗せて遠方に飛ばすことが難しくなりやすく、H形鋼1の長手方向の一部分に対して、冷却能力が不足するおそれがある。
冷却ミストM(冷却水)の噴霧水量(流量)については、冷却床3内でH形鋼1が搬送される搬送方向の1[m]あたり(噴射方向に対して垂直となる水平方向の単位長さあたり)に対して、0.2~4.0[L/分]が好適である。噴霧水量が0.2[L/分]よりも少なくなると、H形鋼1に対する冷却能力が不足するおそれがある。一方、噴霧水量が4.0[L/分]よりも多くなると、冷却ミストMを気流に乗せて遠方に飛ばすことが難しくなり、H形鋼1の長手方向の一部分に対して、冷却能力が不足するおそれがある。また、適量範囲内の噴霧水量であれば、冷却ミストMがH形鋼1の上に載った後、そのまま蒸発するため特に排水処理を考える必要はない。一方、噴霧水量が多過ぎると、冷却ミストMがH形鋼1の上に載った後、蒸発しないでH形鋼1上に残る冷却水の量が多くなり、排水処理を考える必要が生じる場合がある。また、噴霧水量が多過ぎると、H形鋼1に付着した冷却水の一部がすぐには蒸発せずにH形鋼1上に残り、その冷却水が残った部分で赤さびが発生し、H形鋼1の外観を損ねるおそれがある。
なお、ここでいう、冷却ミストM(冷却水)の噴霧水量と、冷却ミストMの液滴の大きさとは、H形鋼1の長手方向の一端側に設置しているミスト冷却装置4の出口側で測定した値である。また、ミストノズル43から噴射する冷却ミストM(冷却水)の元圧力は、ミストノズル43のスペックにもよるが、0.2[MPa]以上が好適である。また、ミストノズル43の個数は、ミストノズル43のスペックや噴霧水量にもよるが、ミスト冷却装置4の1台あたり10~30個が好適である。
図9は、冷却床3でのミスト冷却装置4の設置位置の一例を示した図である。
冷却床3においてミスト冷却装置4は、H形鋼1の長手方向の端部よりも外側となる位置に配置されている。図9では、先行側のH形鋼1Aに対して、先行側のH形鋼1Aの長手方向の先端よりもさらに前方側であって、H形鋼1Aのウェブ10Aの延在方向で上下にミスト冷却装置4AUとミスト冷却装置4ALとを配置している。ミスト冷却装置4AUは、先行側のH形鋼1Aの上フランジ11AUに向けて、上フランジ11AUの内面及び外面の長手方向に沿った方向に冷却ミストMを噴射する。ミスト冷却装置4ALは、先行側のH形鋼1Aの下フランジ11ALに向けて、下フランジ11ALの内面及び外面の長手方向に沿った方向に冷却ミストMを噴射する。また、図9では、後行側のH形鋼1Bに対して、後行側のH形鋼1Bの長手方向の後端よりもさらに後方側であって、H形鋼1Bのウェブ10Bの延在方向で上下にミスト冷却装置4BUとミスト冷却装置4BLとを配置している。ミスト冷却装置4BUは、後行側のH形鋼1Bの上フランジ11BUに向けて、上フランジ11BUの内面及び外面の長手方向に沿った方向に冷却ミストMを噴射する。ミスト冷却装置4BLは、後行側のH形鋼1Bの下フランジ11BLに向けて、下フランジ11BLの内面及び外面の長手方向に沿った方向に冷却ミストMを噴射する。
また、ミスト冷却工程で用いられるミスト冷却装置4は、冷却床3内でH形鋼1が搬送される方向に沿って複数台設置することができる。ミスト冷却装置4の設置台数は、必要な冷却能力に合わせて決定すればよい。
図10は、スプレー冷却工程で用いられるスプレー冷却装置5の一例を示した図である。
スプレー冷却装置5は、複数の上スプレーノズル51Uを有する上ヘッダ52Uと、複数の下スプレーノズル51Lを有する下ヘッダ52Lとを備えている。上ヘッダ52Uは、冷却床3内で搬送されるH形鋼1の上方に配置されている。下ヘッダ52Lは、冷却床3内で搬送されるH形鋼1の下方に配置されている。上ヘッダ52Uでは、先行側のH形鋼1Aにおける上フランジ11AUの上面(外面)と、後行側のH形鋼1Bにおける上フランジ11BUの上面(外面)とに向けて、複数の上スプレーノズル51Uから冷却水Wを噴射する。下ヘッダ52Lでは、先行側のH形鋼1Aにおける下フランジ11ALの下面(外面)と、後行側のH形鋼1Bにおける下フランジ11BLの下面(外面)とに向けて、複数の下スプレーノズル51Lから冷却水Wを噴射する。このようにして、スプレー冷却装置5は、先行側のH形鋼1Aと後行側のH形鋼1Bとの冷却を行う。スプレー冷却装置5での冷却能力は、例えば、冷却水Wの水量やH形鋼1の搬送速度などによって定まる。
なお、H形鋼1A,1Bの上フランジ11AU,11BUの冷却に対しては、例えば、H形鋼1A,1Bの長手方向の長さ以上となる上ヘッダ52Uを設けて、この上ヘッダ52Uに複数の上スプレーノズル51Uを設ける必要がある。さらには、複数の上スプレーノズル51Uに冷却水Wを供給するための配管も設置することが必要になる。したがって、一旦、上ヘッダ52Uの設備設計や設置を行った後は、容易に上ヘッダ52Uの設備増強が行えない。下ヘッダ52Lについても、スキッドレール31の移動機構や移動チェーンなどとの干渉を考慮して配置箇所などを設計する必要があり、容易に下ヘッダ52Lの設備増強が行えない。また、スプレー冷却では、冷却に使用する冷却水Wの水量が比較的多くなるため、排水処理を考慮する必要もある。
実施形態に係る鋼材の製造方法においては、冷却床冷却工程のミスト冷却装置4を用いたミスト冷却工程で冷却に使用する冷却水の量が少なく、冷却水の多くがH形鋼1の冷却によって蒸発する。そのため、ミスト冷却工程のために冷却水の排出設備を別途で設けなくても良い場合が多い。よって、実施形態に係る鋼材の製造方法では、冷却床3でH形鋼1の冷却を行う冷却床冷却工程にミスト冷却装置4を用いたミスト冷却工程を設けることによって、オンライン上でH形鋼1を冷却するための設備増強を容易に行うことができる。
本実施例では、実施形態に係る鋼材の製造方法で用いる冷却床3において、後述する実施例1及び2のように冷却条件を設定して鋼材であるH形鋼1の冷却を行った。なお、本実施例で用いるH形鋼1のサイズは、ウェブ高さが1000[mm]、フランジ幅が400[mm]、ウェブ厚さが19[mm]、及び、フランジ厚さが40[mm]であり、冷却床3での長手方向の長さが15[m]である。
本実施例における冷却床3の大きさは、H形鋼1の長手方向(図5中のY方向)に対応する長さが34[m]であり、冷却床3内でのH形鋼1の搬送方向(図5中のX方向)に対応する長さが45[m]である。また、本実施例では、図7に示したミスト冷却装置4を、冷却床3の入口から前記搬送方向で7.5[m]~15[m]となる区間に所定間隔で5か所に配置している。そして、前記搬送方向の1か所ごとにミスト冷却装置4は、図9に示すようにH形鋼1の長手方向の両側にそれぞれ上下合わせて2台ずつ設置されている。すなわち、本実施例では、冷却床3にミスト冷却装置4を20台設置している。
本実施例の場合、一つの素材から長手方向の長さが15[m]となるH形鋼1を2本ずつ採取している。この2本のH形鋼1を図5などに示すように、先行側のH形鋼1は冷却床3内を先行詰めに配置し、後行側のH形鋼1は後ろ詰めに配置して冷却床3に装入した。
(実施例1)
実施例1では、適合例1~3のH形鋼1に対してミスト冷却工程とスプレー冷却工程とを行い、比較例1~3のH形鋼1に対してミスト冷却工程を行わずにスプレー冷却工程のみを行う。具体的に、適合例1~3では、冷却床冷却工程での各工程を、取り込み工程、第1空冷工程、ミスト冷却工程、第2空冷工程、スプレー冷却工程、及び、払い出し工程とした。また、比較例1~3では、冷却床冷却工程での各工程を、取り込み工程、空冷工程、スプレー冷却工程、及び、払い出し工程とした。
実施例1では、冷却床3内でのH形鋼1の送り速度を0.5[m/分]としている。冷却床3の搬送方向(前記X方向)の長さは45[m]であるため、H形鋼1が冷却床3を通過する総所要時間は90分となる。適合例1~3では、冷却床3へのH形鋼1の取り込み(装入)からの経過時間15~30分の間でミスト冷却工程を行い、ミスト冷却装置4を用いたミスト冷却をH形鋼1の長手方向の両端側から行った。また、スプレー冷却工程については、冷却床3へのH形鋼1の取り込み(装入)からの経過時間70~85分の間で行った。スプレー冷却装置5の前記搬送方向(前記X方向)における設置長さは、ミスト冷却装置4と同じ7.5[m]である。
適合例1~3では、ミスト冷却工程において、以下の条件でH形鋼1の冷却を行った。なお、下記の各条件は、冷却床3内でH形鋼1が搬送される方向1[m]あたりの数値であって、H形鋼1の長手方向の一端側での数値である。
・風量:320[Nm3/分]
・液滴径:20[μm]
・液滴水量:1.0[L/分]
また、適合例1~3では、スプレー冷却工程において、以下の条件でH形鋼1の冷却を行った。なお、下記の条件は、冷却床3を上から見下ろしたときの単位面積あたりの水量密度である。
・水量密度:1.0[L/(m・分)]
これに対して、比較例1~3では、ミスト冷却工程を行わずに、スプレー冷却工程のみを実施し、比較例1~3でのスプレー冷却工程の各条件を適合例1~3と同様とした。
このような各条件でH形鋼1の冷却を行い、冷却床3への取り込み時(装入時)におけるH形鋼1のウェブ10及びフランジ11のそれぞれの温度と、冷却床3からの払い出し時におけるH形鋼1のウェブ10及びフランジ11のそれぞれの温度とを、2次元放射温度計で測定した。なお、冷却床冷却工程の後に行われる次工程が、冷間矯正工程である場合には、フランジ11の温度が50[℃]以下で矯正が可能という制約がある。このため、冷却床3からの払い出し時におけるH形鋼1のフランジ11の温度が50[℃]を超える場合は、払い出し後のテーブルローラ6上でフランジ11の温度が50[℃]以下になるまでH形鋼1を待機させて、その待機時間を記録した。
適合例1~3及び比較例1~3のそれぞれのH形鋼1の冷却結果を表1に示す。なお、表1に示す各温度は、先行側のH形鋼1における長手方向の中央部分の温度である。
Figure 2024058949000002
表1から、適合例1~3では、いずれも冷却床3からの払い出し時における冷却床出側温度として、フランジ11の温度が50[℃]以下となっており、払い出し後のテーブルローラ6上で特に冷却待ちの発生はなかった。これに対して、比較例1~3では、いずれも冷却床3からの払い出し時における冷却床出側温度として、フランジ11の温度が50[℃]を超えており、払い出し後のテーブルローラ6上で5~15分の冷却待ちが必要となった。
(実施例2)
実施例2では、適合例4~6のH形鋼1に対してミスト冷却工程のみを行いスプレー冷却工程を行わず、比較例4~6のH形鋼1に対してミスト冷却工程とスプレー冷却工程との両方を行わない。具体的に、適合例4~6では、冷却床冷却工程での各工程を、取り込み工程、第1空冷工程、ミスト冷却工程、第2空冷工程、及び、払い出し工程とした。比較例4~6では、取り込み工程、空冷工程、及び、払い出し工程とした。すなわち、実施例2では、スプレー冷却工程を行わないことによって、スプレー冷却による水濡れに起因した、H形鋼1の表面の赤さびの発生を抑制し、外観の美麗なH形鋼1を得ようとするものである。
実施例2では、冷却床3内でのH形鋼1の送り速度を0.375[m/分]としている。冷却床3の搬送方向(前記X方向)の長さは45[m]であるため、H形鋼1が冷却床3を通過する総所要時間は120分となる。適合例4~6では、冷却床3へのH形鋼1の取り込み(装入)からの経過時間20~40分の間でミスト冷却工程を行い、ミスト冷却装置4を用いたミスト冷却をH形鋼1の長手方向の両端側から行った。
適合例4~6では、ミスト冷却工程において、以下の条件でH形鋼1の冷却を行った。なお、下記の各条件は、冷却床3内でH形鋼1が搬送される方向1[m]あたりの数値であって、H形鋼1の長手方向の一端側での数値である。
・風量:320[Nm3/分]
・液滴径:20[μm]
・液滴水量:1.0[L/分]
このような各条件でH形鋼1の冷却を行い、冷却床3への取り込み時(装入時)におけるH形鋼1のウェブ10及びフランジ11のそれぞれの温度と、冷却床3からの払い出し時におけるH形鋼1のウェブ10及びフランジ11のそれぞれの温度とを、2次元放射温度計で測定した。また、冷却床3からの払い出し時におけるH形鋼1のフランジ11の温度が50[℃]を超える場合は、払い出し後のテーブルローラ6上でフランジ11の温度が50[℃]以下になるまでH形鋼1を待機させて、その待機時間を記録した。
適合例4~6及び比較例4~6のそれぞれのH形鋼1の冷却結果を表2に示す。なお、表2に示す各温度は、先行側のH形鋼1における長手方向の中央部分の温度である。
Figure 2024058949000003
表2から、適合例4~6では、いずれも冷却床3からの払い出し時における冷却床出側温度として、フランジ11の温度が50[℃]以下となっており、払い出し後のテーブルローラ6上で特に冷却待ちの発生はなかった。これに対して、比較例4~6では、いずれも冷却床3からの払い出し時における冷却床出側温度として、フランジ11の温度が50[℃]を超えており、払い出し後のテーブルローラ6上で12~24分の冷却待ちが必要となった。
また、適合例4~6については、ミスト冷却工程の次工程である冷間矯正工程の後に検査工程でH形鋼1の外観検査を実施した。その結果、適合例4~6のいずれのH形鋼1においても赤さびの発生はなく、外観が良好であることを確認した。
以上より、オンライン上の冷却床3でミスト冷却装置4を用いたH形鋼1のミスト冷却を行うことによって、大きな設備改造なしに簡便な方法により、H形鋼1の表面に発生しやすい赤さびの発生率を増やすことなく、冷却床3での冷却能力を高めることができた。この結果、冷却床3からの払出し時におけるH形鋼1のフランジ11の温度を、ミスト冷却装置4を用いずにH形鋼1を冷却する場合よりも低下させることができ、冷却床3からの払い出し後の待機時間がなくなり、H形鋼1の生産性を向上させることができた。
なお、本実施形態では、鋼材として形鋼であるH形鋼を例に挙げて説明したが、他の形鋼や鋼材、例えば、鋼矢板、溝形鋼、及び、山形鋼などの形鋼、並びに、丸棒、鋼管、及び、厚鋼板などでも、H形鋼を用いて説明したのと同様の効果を発揮することができる。例えば、図2に示した鋼矢板101では、ウェブ111やフランジ112、あるいは継手部113の長手方向に沿った方向に、空気と霧滴状の冷媒液体とを同時に噴射して冷却することによって、冷却床3での冷却時間の短縮を図ることができる。
1 H形鋼
2 テーブルローラ
3 冷却床
4 ミスト冷却装置
5 スプレー冷却装置
6 テーブルローラ
10 ウェブ
11 フランジ
31 スキッドレール
40 回転軸
41 ファン
42 円筒胴
43 ミストノズル
44 配管
45 軸部
46 台座
51L 下スプレーノズル
51U 上スプレーノズル
52L 下ヘッダ
52U 上ヘッダ
101 鋼矢板
111 ウェブ
112 フランジ
113 継手部

Claims (3)

  1. 熱間圧延された鋼材を冷却床で冷却する鋼材の冷却方法であって、
    前記冷却床における前記鋼材の長手方向の端よりも外側に配置された冷却装置から、前記鋼材の長手方向に延在する面の長手方向に沿った方向に、空気と霧滴状の冷媒液体とを同時に噴射して前記鋼材を冷却することを特徴とする鋼材の冷却方法。
  2. 前記冷却装置から噴射する空気量は、噴射方向に対して垂直となる水平方向の単位長さあたり200[Nm3/分]以上であり、
    前記冷却装置から噴射する前記冷媒液体の流量は、噴射方向に対して垂直となる水平方向の単位長さあたり0.2~4.0[L/分]であり、
    前記冷却装置から噴射された前記冷媒液体の液滴の粒子径(平均液滴径)は、10~200[μm]であることを特徴とする請求項1に記載の鋼材の冷却方法。
  3. 鋼材を熱間圧延する熱間圧延工程と、
    前記熱間圧延工程で熱間圧延した前記鋼材を、請求項1または2に記載の鋼材の冷却方法を用いて冷却床で冷却する冷却工程と、
    を備えることを特徴とする鋼材の製造方法。
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