JP2024058861A - 管用タップ - Google Patents

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cutting edges
pipe tap
chamfer
tip side
cutting edge
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JP2022166239A
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祐希 栗田
Yuki Kurita
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Nachi Fujikoshi Corp
Original Assignee
Nachi Fujikoshi Corp
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Abstract

【課題】テーパ部のめねじ形状の精度を変えることなく、食い付き部で生成する切りくずの本数を低減し、切りくずの巻き付きを抑制する管用タップを提供することを課題とする。【解決手段】少なくとも、先端側からシャンク側に向けてらせん状に形成された複数の切れ刃およびこれらの切れ刃に隣接して形成された6条のねじれ溝41~46を有する管用タップ100において、これらの切れ刃は先端側に形成された食い付き部10の切れ刃31A,33A,35Aおよびこの食い付き部10に連続して形成される完全山部の切れ刃31B~36Bから構成し、食い付き部10の切れ刃31A,33A,35Aを食い付き部10の中心軸Oに直角な断面視において管用タップ100の回転方向RTに沿って1つ置きに設ける。【選択図】図4

Description

本発明は、主に配管などに対してネジ加工を行う管用タップに関する。
一般的な管用タップは、ねじ部の全域にあたり1/16の割合でテーパがついている。そのため、徐々にねじ山が大きくなる「フォーム上がり」の形態にてねじ山が切削されて成形される。めねじの形状精度は、タップの切れ刃が多い程、すなわち溝数が多いほど向上する。また、加工面性状(ストップマークやむしれ)も溝数が多い程良好になる結果を得ている(特許文献1および2参照)。
特許第6589045号公報 特許第6672332号公報
しかしながら、溝数を増やすとめねじの精度は向上するが、タップ加工時に生成される切りくずの本数が増加する。切りくずの本数が増加することで、加工中に切りくず同士が接触して、切りくず巻付きの原因となる。特に、一般構造用鋼や炭素鋼では、食付き部で生成するコイル状の切りくずにて巻付きが発生する。切りくずの巻き付きが発生した状態で加工を継続すると、切りくず噛み込みによりめねじやタップに欠損が発生するため、設備を停止(チョコ停)し、切りくずを除去する必要があった。
そこで、本発明はテーパ部のめねじ形状の精度を変えることなく、食い付き部で生成する切りくずの本数を低減し、切りくずの巻き付きを抑制する管用タップを提供することを課題とする。
前述した課題を解決するために、本発明の管用タップは、少なくとも、先端側からシャンク側に向けてらせん状に形成される複数の切れ刃、これらの切れ刃に隣接して形成される4条のねじれ溝、を有する管用タップにおいて、複数の切れ刃が先端側に形成する食い付き部およびこの食い付き部に連続して形成する完全山部から構成する。この食い付き部の切れ刃を管用タップの中心軸に直角な断面視において管用タップの回転方向に沿って1つ置きに設ける。
また、少なくとも先端側からシャンク側に向けてらせん状に形成する複数の切れ刃、これらの切れ刃に隣接して形成する6条のねじれ溝を有する管用タップにおいて、これらの切れ刃を先端側に形成する食い付き部およびこの食い付き部に連続して形成する完全山部から構成する。食い付き部の切れ刃は、管用タップの中心軸に直角な断面視において管用タップの回転方向に沿って1つ置き、または2つ置きに設ける。
本発明の管用タップは、めねじ形状の精度を変えることなく、食い付き部で生成する切りくずの本数を低減し、切りくずの巻き付きを抑制するという効果を奏する。
本発明の一実施形態である管用タップ100の正面図である。 本発明の一実施形態である管用タップ100の左側面図である。 本発明の一実施形態である管用タップ100の斜視図である。 図1に示す管用タップ100のX-X線断面図である。 図1に示す管用タップ100のY-Y線断面図である。
本発明の管用タップの一実施形態について図面を用いて説明する。本発明の一実施形態である管用タップ100の正面図を図1、左側面図を図2、斜視図を図3にそれぞれ示す。また、図1に示す管用タップ100のX-X線断面図を図4、Y-Y線断面図を図5にそれぞれ示す。
本発明の実施形態である管用タップ100は、図1および図3に示す様に中心軸Oに沿って直径が増大する食い付き部10、この食い付き部10に連続して形成される完全山部20および工作機械に取り付け際の把持部となるシャンク50から形成される。また、管用タップ100には図1ないし図3に示す様に先端側からシャンク50側に向けて、管用タップ100の回転方向RTおよび中心軸Oに沿ってらせん状に形成された複数の切れ刃と、これらの切れ刃に隣接して形成された6条のねじれ溝41~46を有している。
これらの切れ刃は、図1および図2に示す様に食い付き部10の区間に形成された食い付き部10の切れ刃31A,33A,35Aと完全山部20の区間に形成された完全山部20の切れ刃31B~36Bに大別される。完全山部20の切れ刃31B~36Bは、図5に示す様に完全山部20の中心軸Oに直角な断面視(管用タップ100の断面における仮想外接円C0)において管用タップ100の回転方向RTに沿って6刃全てに設けられている。
一方、食い付き部10の切れ刃31A,33A,35Aは、図4に示す様に食い付き部10の中心軸Oに直角な断面視(管用タップ100の断面における仮想外接円C0)において管用タップ100の回転方向RTに沿って1つ置きに設けれており、図1および図3に示す様に完全山部20の切れ刃31B,33B,35Bと連続的につながっている。言い換えると、食い付き部10の切れ刃31A,33A,35Aは完全山部20の切れ刃31B~36Bの様に6刃すべてを設けているのではなく、6刃の半分である3刃を管用タップ100の回転方向RTに沿って交互に設けている。
なお、本実施の形態では図1ないし図5に示す様に食い付き部の切れ刃を食い付き部の中心軸に直角な断面視において管用タップの回転方向に沿って1つ置きに設けているが、2つ置きに設けることで食い付き部の全切れ刃数を2枚としても構わない。また、管用タップのねじれ溝が4条の場合には、食い付き部の切れ刃を食い付き部の中心軸に直角な断面視において管用タップの回転方向に沿って1つ置きに設けることもできる。
10 食い付き部
20 完全山部
31A,33A,35A 食い付き部の切れ刃
31B~36B 完全山部の切れ刃
41~46 ねじれ溝
100 管用タップ
C0 管用タップの断面における仮想外接円
O 中心軸


Claims (2)

  1. 少なくとも、先端側からシャンク側に向けてらせん状に形成された複数の切れ刃と、前記切れ刃に隣接して形成された4条のねじれ溝と、を有する管用タップであって、前記切れ刃は、前記先端側に形成された食い付き部の切れ刃と、前記食い付き部の切れ刃に連続して形成される完全山部の切れ刃と、から構成されており、前記食い付き部の切れ刃は、前記食い付き部の中心軸に直角な断面視において前記管用タップの回転方向に沿って1つ置きに設けられていることを特徴とする管用タップ。
  2. 少なくとも、先端側からシャンク側に向けてらせん状に形成された複数の切れ刃と、前記切れ刃に隣接して形成された6条のねじれ溝と、を有する管用タップであって、前記切れ刃は、前記先端側に形成された食い付き部の切れ刃と、前記食い付き部の切れ刃に連続して形成される完全山部の切れ刃と、から構成されており、前記食い付き部の切れ刃は、前記食い付き部の中心軸に直角な断面視において前記管用タップの回転方向に沿って1つ置き、または2つ置きに設けられていることを特徴とする管用タップ。
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