JP2024053417A - 債権管理装置、債権管理方法、及び、債権管理プログラム - Google Patents

債権管理装置、債権管理方法、及び、債権管理プログラム Download PDF

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詠斗 森
志文 松本
翔太 牛山
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株式会社オービック
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Abstract

【課題】短いスパンで融資残高に応じた融資利率の見直しを可能とする。【解決手段】検出部が、融資期間に沿った融資利率の更新日である適用日と、適用日における融資残高の上限額である上限残高に応じて設定された融資利率とが関連付けされて記憶された記憶部を、適用日における融資残高に基づいて参照し、融資残高に対応する融資利率を検出する。繰越利息算出部は、適用日において、融資金額に融資日数を乗算処理した値を1年間の日数で除算処理した金額に、検出された融資利率を乗算処理することで繰越利息を算出する。これにより、適用日のタイミング及び融資残高に応じて、融資利率を定期的に見直し可能とすることができ、短いスパンで融資残高に応じた融資利率の見直しを図ることができる。【選択図】図1

Description

本発明は、債権管理装置、債権管理方法、及び、債権管理プログラムに関する。
特許文献1(特開2008-084187号公報)に、ローンを借り入れる顧客の選択自由度及び満足度を高めることができ、ローン商品の多様化を図ることを可能としたローン返済管理システムが開示されている。
このローン返済管理システムは、ローン借入時に株式等の金融商品の価格又は日経平均等のインデックスの値についての各顧客による上昇又は下降の予想を上昇・下降選択情報記憶手段に記憶し、かつ、その時の日経平均等の値を判定の基準値として基準値記憶手段に記憶しておく。そして、ローン返済時に日経平均等の値が基準値に対してどちら側に変動したかにより、記憶手段に記憶された予想の当否に従って各顧客のローン金利を決定する。これにより、ローンを借り入れる顧客の選択自由度及び満足度を高めることができ、ローン商品の多様化を図ることができる。
特開2008-084187号公報
ここで、近年、携帯電話機又はタブレット端末装置等の携帯機器の普及により、個人向けの包括方式のローン商品が多く利用されている。携帯機器を用いることで、借入又は返済を簡単に行うことができることから、融資残高の変動も以前よりも大きくなっている。このため、より短いスパンで融資残高に応じた融資利率の見直しを行う必要がある。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、短いスパンで融資残高に応じた融資利率の見直しを可能とした債権管理装置、債権管理方法、及び、債権管理プログラムの提供を目的とする。
上述の課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る債権管理装置は、融資期間に沿った融資利率の更新日である適用日と、適用日における融資残高の上限額である上限残高に応じて設定された融資利率とが関連付けされて記憶された記憶部を、適用日における融資残高に基づいて参照し、適用日以降の融資残高に対応する融資利率を検出する検出部と、適用日以降に繰越利息を算出する際に、融資金額に融資日数を乗算処理した値を1年間の日数で除算処理した金額に、検出された融資利率を乗算処理することで繰越利息を算出する繰越利息算出部と、を有する。
また、上述の課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る債権権利方法は、検出部が、融資期間に沿った融資利率の更新日である適用日と、適用日における融資残高の上限額である上限残高に応じて設定された融資利率とが関連付けされて記憶された記憶部を、適用日における融資残高に基づいて参照し、適用日以降の融資残高に対応する融資利率を検出する検出ステップと、繰越利息算出部が、適用日以降に繰越利息を算出する際に、融資金額に融資日数を乗算処理した値を1年間の日数で除算処理した金額に、検出された融資利率を乗算処理することで繰越利息を算出する繰越利息算出ステップと、を有する。
また、上述の課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る債権管理プログラムは、コンピュータを、融資期間に沿った融資利率の更新日である適用日と、適用日における融資残高の上限額である上限残高に応じて設定された融資利率とが関連付けされて記憶された記憶部を、適用日における融資残高に基づいて参照し、適用日以降の融資残高に対応する融資利率を検出する検出部と、適用日以降に繰越利息を算出する際に、融資金額に融資日数を乗算処理した値を1年間の日数で除算処理した金額に、検出された融資利率を乗算処理することで繰越利息を算出する繰越利息算出部として機能させる。
本発明は、短いスパンで融資残高に応じた融資利率の見直しを可能とすることができる。
図1は、実施の形態の債権管理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 図2は、残高連動融資利率マスタ11の一例を示す図である。 図3は、新規融資登録時における申込データ及び債権契約データを示す図である。 図4は、包括契約締結時における債権取引データ、及び、債権契約データの一例を示す図である。 図5は、極度内融資実行時における債権取引データ、及び、債権契約データの一例を示す図である。 図6は、追加融資時における債権取引データ、及び、債権契約データを示す図である。 図7は、適用日における融資利率の算出動作を説明するための債権取引データ、及び、債権契約データを示す図である。 図8は、入金直前の適用日における債権取引データ、及び、債権契約データを示す図である。 図9は、入金後における債権取引データ、及び、債権契約データを示す図である。 図10は、遅延発生時における債権取引データ、及び、債権契約データを示す図である。 図11は、遅延発生後の適用日における融資残高を示す債権取引データ、及び、債権契約データを示す図である。 図12は、遅延発生後の入金による債権取引データ、及び、債権契約データを示す図である。
以下、本発明を適用した実施の形態となる債権管理装置を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、このような実施の形態に本発明が限定されるものではない。
(ハードウェア構成)
図1は、実施の形態の債権管理装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。この図1に示す債権管理装置1は、記憶部2、制御部3、通信インターフェース部4及び入出力インターフェース部5を備えている。入出力インターフェース部5には、入力装置6及び出力装置7が接続されている。出力装置7としては、モニタ装置(家庭用テレビを含む)等の表示部を用いることができる。入力装置6としては、キーボード装置、マウス装置及びマイクロホン装置等の他、マウス装置と協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタ装置等を用いることができる。
通信インターフェース部4は、例えばインターネット等の広域網又はLAN(Local Area Network)等のプライベート網であるネットワーク30を介して、債務者の携帯端末装置40の無線基地局45、及び、債務者の預金口座を管理している銀行等の預金管理装置50に接続される。債務者の携帯端末装置40としては、携帯電話機、タブレット端末装置、ノート型のパーソナルコンピュータ装置等を用いることができる。なお、債務者の携帯端末装置40の代わりに、パーソナルコンピュータ装置を用いてもよい。
記憶部2としては、例えばROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)等の記憶装置を用いることができる。記憶部2には、融資期間及び融資残高に応じた融資利率の定期的な見直しを図ることを可能とした債権管理プログラムが記憶されている。また、記憶部2には、ローン契約の申込データ、債権契約データ及び債権取引データが記憶される。
図2は、残高連動融資利率マスタ11の一例を示す模式図である。この図2に示すように残高連動融資利率マスタ11は、適用日、上限残高、及び、融資利率を含んで構成されている。一例ではあるが、「適用日」は、「毎月の末日」となっている。この他、例えば毎月15日を適用日とし、又は、毎月1日を適用日とする等のように、任意の日付を適用日としてもよい。ただ、適用日は定期的であることが好ましい。なお、6月は6月3日を適用日とし、7月は7月20日を適用日とする等のように、適用日を変動的に設定してもよい。
上限残高は、適用日における融資残高の上限額を示している。図2の例の場合、6月30日の上限残高に対して「100万円」、「1千万円」及び「9千万円」の3種類の上限残高が設定されている。また、図2の例の場合、7月31日の上限残高に対して「100万円」、「1千万円」及び「9千万円」の3種類の上限残高が設定されている。例えば、適用日における融資残高が「50万円」の場合、「100万円」の上限残高未満と判断され、適用日における融資残高が「150万円」の場合、「1千万円」の上限残高未満と判断される。
融資利率は、各適用日の上限残高に対する融資利率を示している。図2から分かるように、この融資利率は、融資期間に応じて変動するように設定されている。具体的には、6月30日の適用日における「100万円以下」の融資残高に対する融資利率は「3.000%」であるが、7月31日の適用日となると、この「100万円以下」の融資残高に対する融資利率は「5.000%」に変動する。同様に、6月30日の適用日における「9千万円以下」の融資残高に対する融資利率は「1.000%」であるが、7月31日の適用日となると、この「9千万円以下」の融資残高に対する融資利率は「2.500%」に変動する。
このように、残高連動融資利率マスタ11の融資利率は、融資期間及び融資残高に応じて変動するように設定されている。
(債権管理装置の機能構成)
次に、制御部3は、記憶部2に記憶されている債権管理プログラムを実行することで、図1に示すように、検出部21、繰越利息算出部22、繰越遅延金算出部23、表示制御部24、データ生成部25、出力制御部26、通信制御部27、及び、融資残高算出部28、請求遅延金算出部29として機能する。
検出部21は、融資期間に沿った融資利率の更新日である適用日(例えば、毎月末日)と、この適用日における融資残高の上限額である上限残高に応じて設定された融資利率とが関連付けされて記憶された記憶部(残高連動融資利率マスタ11)を、適用日における融資残高に基づいて参照し、適用日以降の融資残高に対応する融資利率を検出する。
繰越利息算出部22は、適用日以降に繰越利息を算出する際に、融資金額に融資日数を乗算処理した値を1年間の日数で除算処理した金額に、検出された融資利率を乗算処理することで繰越利息を算出する。
また、検出部21は、初回の融資時には、初回の融資金額に対応する融資利率を残高連動融資利率マスタ11から検出し、繰越利息算出部23は、適用日に繰越利息を算出する際に、検出された初回の融資金額に対応する融資利率に基づいて繰越利息を算出する。
また、適用日前に追加融資が行われた場合、検出部21は、追加融資時の融資残高に融資日数を乗算処理した値を1年間の日数で除算処理した金額に、検出された初回の融資金額に対応する融資利率を乗算処理することで、追加融資時の融資残高に対する繰越利息を算出する。
また、検出部21は、追加融資後における適用日、及び、追加融資額を元の融資残高に加算処理した加算融資残高に対応する融資利率を残高連動融資利率マスタ11から検出する。繰越利息算出部23は、追加融資が行われた翌日から追加融資後の適用日までの日数を加算融資残高に乗算処理すると共に、初回の融資金額に対応する融資利率を乗算処理した金額に、追加融資時の融資残高に基づいて算出された繰越利息を加算処理することで、追加融資後の適用日における繰越利息を算出する。
また、繰越利息算出部22は、追加融資後に債務者から融資残高の一部の金額の返済が行われた場合、追加融資後の適用日の翌日から返済日までの日数に、返済前の融資残高を乗算処理すると共に、追加融資後の適用日に検出された融資利率を乗算処理して1年間の日数で除算処理し、追加融資後の適用日における繰越利息を加算処理することで、追加融資後における適用日の翌日から返済日までの間の請求利息を算出する。
融資残高算出部28は、追加融資後に債務者から融資残高の一部の金額の返済が行われた際に、追加融資後における適用日の翌日から返済日までの間の請求利息を返済金額から減算処理した金額を、返済直前の融資残高から減算処理することで融資残高を算出する。
また、繰越遅延金算出部23は、返済の遅延が発生した場合、所定の違約利率から追加融資前に検出された初回の融資金額に対応する融資利率を減算処理した利率を、適用日における融資残高に乗算処理すると共に、追加融資の翌日から適用日までの日数を乗算処理して1年間の日数で除算処理することで、適用日における繰越遅延金を算出する。
また、返済の遅延が発生した後に、債務者から融資残高の一部の金額の返済が行われた場合、繰越利息算出部23は、この返済日の直前の適用日に検出された融資利率を、返済直前の融資残高に乗算処理すると共に、返済日直前の適用日の翌日から返済日までの日数を乗算処理して1年間の日数で除算処理し、返済日直前の適用日の繰越利息と加算処理することで、返済日までの間の請求利息を算出する。
これと共に、請求遅延金算出部29は、所定の違約利率から返済日の直前の適用日に検出された融資利率を減算処理した利率を、返済直前の融資残高に乗算処理し、返済日直前の適用日の翌日から返済日までの日数を乗算処理して1年間の日数で除算処理し、適用日に算出された繰越遅延金と加算処理することで、返済日の直前の前記適用日の翌日から前記返済日までの間の請求遅延金を算出する。
出力制御部26は、申込データ、債権契約データ及び債権取引データ等を表示するメイン画面を、表示部の一例である出力装置7に出力して表示する。
通信制御部27は、通信インターフェース部4を介して、債務者の携帯端末装置40、及び、債務者の預金口座を管理する預金管理装置50との間の通信を制御する。
融資残高算出部28は、繰越利息及び繰越遅延金を含めた融資残高を算出する。
(適用日の融資残高に応じた融資利率に基づく繰越利息の算出動作)
このような実施の形態の債権管理装置1は、適用日(=基準日(月末日))時点の融資残高に応じた利率管理を行い。融資利率は、図2に示したように、残高連動融資利率マスタ11に残高連動基準融資利率登録で登録したデータを参照して、以下のステップの処理で取得されたレコードの融資利率を適用する。下記に説明する各ステップの処理は、制御部3が記憶部2に記憶されている債権管理プログラムに基づいて実行する。
ステップS1→検出部21が、残高連動融資利率登録で登録した図2に例示する残高連動融資利率マスタ11において、「残高連動融資利率マスタ11の適用日≦メイン画面の融資利率取得基準日」で最大の適用日を取得する。
ステップS2→検出部21が、ステップS1で取得した最大の適用日のデータを残高連動融資利率マスタ11から取得する。
ステップS3→検出部21が、ステップS2で取得したデータにおいて、「対象債権の最新残高(口座取引データの融資残高)≦ステップS2の上限残高」の条件を満たすレコードを抽出し、最新残高に最も近いレコードを検出する。
ステップS4→検出部21が、ステップS3で検出したレコードの融資利率を採用する。
詳しくは後述するが、このような実施の形態の債権管理装置1は、旧利率の適用期間分の利息及び遅延金を繰越管理することも可能であり、次回請求時に新利率分と合算請求することもできる。
なお、ステップS1~ステップS4の処理は、適用日における融資残高に対応する融資利率を決定する例であるが、適用日前の最初の融資時には、検出部21は、下記のステップS11~ステップS14の処理で、この最初の融資時の融資利率を決定する。
ステップS11→検出部21が、残高連動融資利率マスタ11を参照し、「残高連動基準融資利率マスタ11の適用日≦メイン画面の融資実行日」で最大の適用日を検出する。
ステップS12→検出部21が、残高連動融資利率マスタ11を参照し、「適用日=ステップS11で検出した最大の適用日」のデータを検出する。
ステップS13→検出部21が、ステップS12で取得した「極度額≦上限残高」を満たすレコードのうち、上限残高が極度額に最も近いレコードを検出する。
ステップS14→検出部21が、ステップS13で取得したレコードの融資利率を、適用日前の最初の融資時における融資利率として決定する。
(繰越利息の算出動作の具体例)
以下、このような実施の形態の債権管理装置1の繰越利息の算出動作を具体的に説明する。
(申込登録)
まず、債務者となるユーザにより、図1に示す携帯端末装置40を介して融資の申込が行われると、業務オペレータは、出力制御部26により出力装置7に表示されるメイン画面図3を介して、図3(a)に示す申込データ、及び、図3(b)に示す債権契約データの入力を行う。
図3(a)に示す申込データに対しては、業務オペレータにより申込日、極度額、及び、融資残高が入力される。顧客番号及び枝番は、自動採番されて自動入力される。極度額は、債務者に対して設定される融資の上限額である。債務者は、この極度額内であれば、何度でも借入及び返済を繰り返すことが可能となっている。図3(a)の例は、2022年6月25日付で、極度額とし「7千万円」が設定された例である。
なお、極度額は設定しなくてもよい。この場合でも、後述する効果と同じ効果を得ることができる。
図3(b)に示す債権契約データに対しては、上述のように自動採番された顧客番号及び枝番が入力されると共に、業務オペレータにより、融資利率、及び、返済日に返済が行われない場合に遅延延滞金を算出するための、例えば「14.000%」等の違約利率が入力される。なお、この申込の段階では、まだ融資は行われていないため、融資利率は「0.0000%」となる。
(包括契約の締結)
次に、融資の実行に際し、包括契約の締結が行われる。この包括契約の締結により、データ生成部25は、図4(a)に示す債権取引データを生成する。この債権取引データは、出力制御部26により、メイン画面に表示される。この債権取引データは、取引日、顧客番号、枝番、極度額、融資残高、利息精算日、繰越利息、繰越遅延金、及び、完済区分を含んで構成される。取引日としては、包括契約の締結日が制御部3により自動入力される。また、顧客番号及び枝番は、上述の申込時に自動採番された顧客番号及び枝番が制御部3により入力される。極度額も、上述の申込時に決定された極度額が制御部3により自動的に入力される。
また、包括契約の締結の時点では、融資残高、繰越利息及び繰越遅延金は発生していないため、それぞれ「0円」となる。また、利息の精算も行われていないため、利息精算日も空白となる。また、包括契約の締結の時点では、融資の申込中であるため、完済区分の欄には、業務オペレータにより「0:申込中」の完済区分が入力される。なお、この包括契約の締結の時点では、債権契約データの内容は、図4(b)に示すように、上述の申込登録時と同じである(変更なし)。
(極度内融資実行)
次に、債務者となるユーザに対して、包括契約の極度額内での融資が実行される。融資が実行されると、図1に示す通信制御部27は、債務者の預金管理装置50と通信を行い、債務者の預金口座に50万円の入金を行う。これにより、債務者に対する融資が実行される。
また、融資が実行されると、データ生成部25により、図5(a)に示すように、債権取引データに、融資日に対応する新たなレコードが追加される。この図5(a)の例は、上述の「50万円」の最初の融資が、「2022年7月5日」に行われた例である。業務オペレータは、債権取引データの新たなレコードの融資残高の入力欄に「50万円」の融資残高を入力する。また、業務オペレータは、利息精算日として、最初の融資が行われた日である「2022年7月5日」を入力する。また、業務オペレータは、融資が行われることで取引が開始されたため、完済区分の入力欄に「100:取引中」の完済区分を入力する。
また、検出部21は、上述のステップS11~ステップS14の処理により、適用日前の最初の融資時の融資利率を決定する。すなわち、最初の融資時の融資利率の決定時となると、検出部21は、図5(a)に示す債権取引データの新たなレコードの直前のレコードの完済区分を参照する。この場合、債権取引データの新たなレコードの直前のレコードの完済区分は、「0:申込中」である。これは、この「0:申込中」のレコードの次に、新たに生成された現在のレコードは、最初の融資実行により生成されたレコードであることを意味する。
このため、検出部21は、最初の融資実行に対して予め設定されている例えば「1.000%」の融資利率を残高連動融資利率マスタ11から検出する。データ生成部25は、図5(b)に示すように、検出部21により決定された、適用日前の最初の融資時の融資利率を入力した債権契約データを生成する。
(追加融資の実行)
次に、図6(a)に示すように、2022年7月5日に最初の融資として「50万円」の融資が行われた後に、2022年7月20日に「70万円」の追加融資が行われたとする。業務オペレータは、図6(a)に示すように2022年7月20日付で追加される新たな債権取引データのレコードに対して、「120万円」の融資残高を入力する。
また、追加融資が行われた時点で、繰越利息算出部22は、「追加融資時の融資残高×経過日数/1年間の日数×最初の融資実行の融資利率」の演算を行うことで、「50万円×15日(7月6日~7月20日)/365日×0.01=205円」との、追加融資が行われた時点での繰越利息を算出する。なお、「1年間の日数」は、閏年の場合「366日」が用いられる。データ生成部25は、算出された「205円」の繰越利息額を、2022年7月20日に対応するレコードの繰越利息の入力欄に入力した債権取引データを生成する。
また、データ生成部25は、図6(b)に示すように、追加融資が行われた時点の融資利率を入力したレコードを、債権契約データに追加する。なお、追加融資等により、融資残高の変動があっても、融資利率の変更は行われない。
(適用日における繰越利息の算出動作)
次に、このように追加融資が行われた状態で「2022年7月31」の適用日となったとする。検出部21は、適用日における融資残高及び適用日で示される融資期間に対応する融資利率を、図2に示した残高連動融資利率マスタ11から検出する。このような融資利率の検出は、適用日毎に実行される。この例の場合、「2022年7月31」の時点で融資残高は「120万円」であるため、図2に示すように残高連動融資利率マスタ11の下から2列目のレコードの「4.000%」の融資利率が検出部21により検出される。データ生成部25は、図7(b)に示すように、検出された「4.000%」の融資利率の新たなレコードを生成して債権契約データに追加する。
繰越利息算出部22は、この「2022年7月31日」の適用日において、「追加融資時の繰越利息+(融資残高×経過日数/365日×融資利率)」の演算を行うことで、「205円+(120万円×11日(7月21日~7月31日)/365日×0.01)=566円」の繰越利息を算出する。データ生成部23は、図7(a)に示すように、2022年7月31日付で追加される新たな債権取引データのレコードに対して、「566円」の繰越利息を入力する。
(入金処理)
次に、「2022年7月31日」の時点において、図8(a)の債権取引データに示すように、融資残高が「120万円」で、繰越利息が「566円」であり、図8(b)の債権契約データに示すように、融資利率が「4.000%」となっていたとする。この状態で、「2022年8月10日」付けで、債務者から「10万円」の返済があったとする。
図1に示す通信制御部27は、債務者の預金管理装置50に対して、債務者の預金口座から返済分の「10万円」の引き落しを行うように依頼すると共に、引き落した「10万円」を、債務管理装置1の債務管理会社の預金口座に入金するように依頼する。これにより、債務者からの返済が実行される。
この場合、繰越利息算出部22は、「返済直前の適用日における繰越利息+(融資残高×返済直前の適用日に検出された融資利率×返済直前の適用日の翌日から返済日までの間の日数÷365」の演算を行うことで、「566円+120万円×0.04%×10日(8月1日~8月10日)÷365日=1881円」の請求利息を算出する。
そして、融資残高算出部28が、10万円の返済に対して、「返済直前の融資残高-(返済額-請求利息)」の演算を行うことで、「120万円-(10万円-1881円)=110万1881円」の融資残高を算出する。業務オペレータは、図9(a)に示すように、債権取引データの新たなレコードに対して、「110万1881円」の融資残高を入力すると共に、この融資残高を入力した「2022年8月10日」の利息精算日を入力する。
なお、上述のように融資残高に変更があっても、融資利率は変わらない。このため、返済により、図9(b)に示すように、債権契約データに対して新たなレコードが追加されるが、融資利率は、返済直前の適用日に検出された「4.000%」のままとなる。
(遅延金の算出動作)
次に、図10(a)に示すように「2022年8月20日」に追加融資を受けることで融資残高が「120万円」となり、「411円」の繰越利息が算出された状態で、「2022年8月31日」の適用日において返済遅延(延滞)が発生したとする。この場合、繰越利息算出部22は、「追加融資時の繰越利息+(融資残高×追加融資日の翌日から適用日までの間の日数÷365×最初の融資時の融資利率」の演算を行うことで、「411円+120万円×11日(8月21日~8月31日)÷365日×0.01%=722円」の繰越利息を算出する。業務オペレータは、図10(a)に示すように、2022年8月31日に債権取引データに対して新たに追加されるレコードに「722円」の繰越利息を入力する。
また、繰越遅延金算出部23は、「融資残高×(違約利率-最初の融資時の融資利率)×10日(8月21日~8月31日)÷365日」の演算を行うことで、「120万円×(0.14%-0.01%)×10日÷365=4273円」の繰越遅延金を算出する。業務オペレータは、図10(a)に示すように、2022年8月31日に債権取引データに対して新たに追加されるレコードに「4273円」の繰越遅延金を入力する。
なお、返済遅延が発生した場合でも、図10(b)に示すように、返済契約データの融資利率は変動しない(返済遅延発生直前の4.000%のまま)。
(延滞発生後における入金処理)
次に、延滞により、図11(a)及び図11(b)に示すように「2022年8月31日」の時点で、融資残高が「120万円」、繰越利息が「722円」、及び、繰越遅延金が「4273円」の状態において、「2022年9月10日」に債務者から「10万円」の入金(返済)があったとする。
この場合、繰越利息算出部22は、「返済日直前の適用日における繰越利息+(融資残高×返済日直前の適用日に検出された融資利率×返済日直前の適用日の翌日から返済日までの間の日数÷365」の演算を行うことで、「722円+120万円×0.04%×10日(9月1日~9月10日)÷365日=2087円」の請求利息を算出する。
また、請求遅延金算出部29は、「返済日直前の適用日における繰越遅延金+(融資残高×(違約利率-返済日直前の適用日に検出された融資利率)×返済日直前の適用日の翌日から返済日までの間の日数÷365」の演算を行うことで、「4273円+120万円×(0.14%-0.04%)×10日(9月1日~9月10日)÷365日=7536円」の請求遅延金を算出する。
また、融資残高算出部28は、融資残高-(返済額-請求利息-請求遅延金)の演算を行うことで、「120万円-(10万円-2087円-7560円)=110万9647円」の入金後における融資残高を算出する。
業務オペレータは、図12(a)に示すように、2022年9月10日付けでデータ生成部25により、債権取引データに対して新たに追加されるレコードに、「110万9647円」の融資残高、「0円」の繰越利息、及び、「0円」の繰越遅延金を入力する。
なお、返済により融資残高が変動した場合でも、図12(b)に示すように、返済契約データの融資利率は変動しないことは上述のとおりである(返済直前の適用日に検出された4.000%のまま)。
(実施の形態の効果)
以上の説明から明らかなように、実施の形態の債権管理装置1は、適用日のタイミング及び融資残高に応じて、融資利率を定期的に見直し可能とすることができる。このため、短いスパンで融資残高に応じた融資利率の見直しを図ることができる。
また、例えば極度型のローン商品においては、融資の追加実行又は返済等により、毎月の融資残高が変動するが、この融資残高に応じて融資利率を定期的に見直すことができる。また、この見直しの際に、旧融資利率期間分の利息又は遅延金を計算し、次回請求に新利率期間と合算して請求することができる。
また、債権者は債務者の借入状況に応じて適切な利息金額を請求できる。また、債務者は、融資利率を想定して、資金計画に沿った借入の調整を可能とすることができる。
[国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)への貢献]
本実施形態により、業務効率化や企業の適切な経営判断を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標8及び目標9に貢献することが可能となる。
また、本実施形態により、廃棄ロス削減や、ペーパレス・電子化を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標12、目標13及び目標15に貢献することが可能となる。
また、本実施形態により、統制、ガバナンス強化に寄与することができるので、SDGsの目標16に貢献することが可能となる。
[他の実施の形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を手動的に行うこともでき、或いは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、債権管理装置1に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも図示の如く物理的に構成されていることを要しない。
例えば、債権管理装置1が備える処理機能、特に制御部3及び制御部3にて行われる各処理機能については、その全部又は任意の一部を、CPU(Central Processing Unit)および当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。なお、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて債権管理装置1に機械的に読み取られる。すなわち、ROM又はHDD等の記憶部等には、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部3を構成する。
また、この債権管理装置1の債権管理プログラムは、債権管理装置1に対して任意のネットワークを介して接続された他のサーバ装置に記憶されていてもよく、必要に応じてその全部又は一部をダウンロードすることも可能である。
また、本実施形態で説明した処理を実行するための債権管理プログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、及び、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコード又はバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施の形態に示した債権管理装置1において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部2は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、及び、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、及び、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、債権管理装置1は、既知のパーソナルコンピュータ装置又はワークステーション等の情報処理装置で構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された情報処理装置で構成してもよい。また、情報処理装置は、本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラム又はデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
さらに、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部又は一部を、各種の付加等に応じて又は機能負荷に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
本発明は、例えばノンバンク、ネットバンク又は銀行等の金融業で利用できる。
1 債権管理装置
2 記憶部
3 制御部
4 通信インターフェース部
5 入出力インターフェース部
6 入力装置
7 出力装置
11 残高連動融資利率マスタ
21 検出部
22 繰越利息算出部
23 繰越遅延金算出部
24 表示制御部
25 データ生成部
26 出力制御部
27 通信制御部
28 融資残高算出部
29 請求遅延金算出部

Claims (11)

  1. 融資期間に沿った融資利率の更新日である適用日と、前記適用日における融資残高の上限額である上限残高に応じて設定された融資利率とが関連付けされて記憶された記憶部を、前記適用日における融資残高に基づいて参照し、前記適用日以降の融資残高に対応する融資利率を検出する検出部と、
    前記適用日以降に繰越利息を算出する際に、融資金額に融資日数を乗算処理した値を1年間の日数で除算処理した金額に、検出された前記融資利率を乗算処理することで繰越利息を算出する繰越利息算出部と、
    を有する債権管理装置。
  2. 前記検出部は、初回の融資時には、初回の融資金額に対応する融資利率を前記記憶部から検出し、
    前記繰越利息算出部は、前記適用日に繰越利息を算出する際に、検出された初回の融資金額に対応する融資利率に基づいて前記繰越利息を算出すること、
    を特徴とする請求項1に記載の債権管理装置。
  3. 前記適用日前に追加融資が行われた場合、前記検出部は、追加融資時の融資残高に融資日数を乗算処理した値を1年間の日数で除算処理した金額に、検出された初回の融資金額に対応する前記融資利率を乗算処理することで、追加融資時の融資残高に対する繰越利息を算出すること、
    を特徴とする請求項2に記載の債権管理装置。
  4. 前記検出部は、前記追加融資後における前記適用日、及び、追加融資額を元の融資残高に加算処理した加算融資残高に対応する融資利率を前記記憶部から検出し、
    前記繰越利息算出部は、前記追加融資が行われた翌日から前記追加融資後の前記適用日までの日数を前記加算融資残高に乗算処理すると共に、初回の融資金額に対応する前記融資利率を乗算処理した金額に、追加融資時の融資残高に基づいて算出された前記繰越利息を加算処理することで、前記追加融資後の前記適用日における繰越利息を算出すること、
    を特徴とする請求項3に記載の債権管理装置。
  5. 前記繰越利息算出部は、前記追加融資後に債務者から融資残高の一部の金額の返済が行われた場合、前記追加融資後の前記適用日の翌日から返済日までの日数に、返済前の融資残高を乗算処理すると共に、前記追加融資後の前記適用日に検出された前記融資利率を乗算処理して1年間の日数で除算処理し、前記追加融資後の前記適用日における繰越利息と加算処理することで、前記追加融資後における前記適用日の翌日から返済日までの間の請求利息を算出すること、
    を特徴とする請求項4に記載の債権管理装置。
  6. 前記追加融資後に債務者から融資残高の一部の金額の返済が行われた際に、前記追加融資後における前記適用日の翌日から返済日までの間の前記請求利息を返済金額から減算処理した金額を、返済直前の融資残高から減算処理することで融資残高を算出する融資残高算出部を、さらに備えること、
    を特徴とする請求項5に記載の債権管理装置。
  7. 返済の遅延が発生した場合、所定の違約利率から前記追加融資前に検出された初回の融資金額に対応する前記融資利率を減算処理した利率を、前記適用日における融資残高に乗算処理すると共に、前記追加融資の翌日から前記適用日までの日数を乗算処理して1年間の日数で除算処理することで、前記適用日における繰越遅延金を算出する繰越遅延金算出部を、さらに備えること、
    を特徴とする請求項6に記載の債権管理装置。
  8. 返済の遅延が発生した後に、債務者から融資残高の一部の金額の返済が行われた場合、
    前記繰越利息算出部は、この返済日の直前の前記適用日に検出された融資利率を、返済直前の融資残高に乗算処理すると共に、返済日直前の前記適用日の翌日から前記返済日までの日数を乗算処理して1年間の日数で除算処理し、前記返済日直前の前記適用日の繰越利息と加算処理することで、前記返済日までの間の請求利息を算出し、
    所定の違約利率から前記返済日の直前の前記適用日に検出された融資利率を減算処理した利率を、返済直前の融資残高に乗算処理し、前記返済日の直前の前記適用日の翌日から前記返済日までの日数を乗算処理して1年間の日数で除算処理し、前記適用日に算出された前記繰越遅延金と加算処理することで、前記返済日の直前の前記適用日の翌日から前記返済日までの間の請求遅延金を算出する請求遅延金算出部を、さらに備えること、
    を特徴とする請求項7に記載の債権管理装置。
  9. 融資可能な金額は、所定の極度額内に設定されていること、
    を特徴とする請求項1から請求項8のうち、いずれか一項に記載の債権管理装置。
  10. 検出部が、融資期間に沿った融資利率の更新日である適用日と、前記適用日における融資残高の上限額である上限残高に応じて設定された融資利率とが関連付けされて記憶された記憶部を、前記適用日における融資残高に基づいて参照し、前記適用日以降の融資残高に対応する融資利率を検出する検出ステップと、
    繰越利息算出部が、前記適用日以降に繰越利息を算出する際に、融資金額に融資日数を乗算処理した値を1年間の日数で除算処理した金額に、検出された前記融資利率を乗算処理することで繰越利息を算出する繰越利息算出ステップと、
    を有する債権管理方法。
  11. コンピュータを、
    融資期間に沿った融資利率の更新日である適用日と、前記適用日における融資残高の上限額である上限残高に応じて設定された融資利率とが関連付けされて記憶された記憶部を、前記適用日における融資残高に基づいて参照し、前記適用日以降の融資残高に対応する融資利率を検出する検出部と、
    前記適用日以降に繰越利息を算出する際に、融資金額に融資日数を乗算処理した値を1年間の日数で除算処理した金額に、検出された前記融資利率を乗算処理することで繰越利息を算出する繰越利息算出部として機能させること、
    を特徴とする債権管理プログラム。
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