JP2024054353A - 提案サーバ、通信システム、提供方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】商取引の世界では、取引によって生じた売掛債権を早期に現金化し、資金調達を行う方法であるファクタリングが多く用いられている。しかし、ファクタリング等の資金提供サービス企業(資金調達先)によっては、手数料が異なったり、そもそも個人商店の申し込みは付けつけなかったりと、様々な企業が存在する。そのため、利用者は、自分が想定する条件に合った資金調達先を見つけ出すことが困難であるという課題が生じる。【解決手段】提案サーバ3はサービス利用企業Aが要求する所定条件を満たす資金調達を行う特定の資金調達先を利用者端末1に伝えることで、サービス利用企業Aは自分が想定する条件に合った資金調達先を見つけ出すことが容易となる。【選択図】図1
Description
本開示内容は、提案サーバ、通信システム、提供方法、及びプログラムに関する。
商取引の世界では、取引によって生じた売掛債権を早期に現金化し、資金調達を行う方法であるファクタリングが多く用いられている。例えば、特許文献1は、ファクタリングにより売掛債権を買取る手続をコンピュータシステムで実現することにより、人手による事務負担の削減を図りつつ売掛債権を迅速に買い取る方法が開示されている。
しかしながら、ファクタリング等の資金提供サービス企業(資金調達先)によっては、手数料が異なったり、そもそも個人商店の申し込みは付けつけなかったりと、様々な企業が存在する。そのため、利用者は、自分が想定する条件に合った資金調達先を見つけ出すことが困難であるという課題が生じる。
請求項1に係る発明は、取引先に商品若しくはサービスを提供又は提供予定の利用者の利用者端末に対し、通信ネットワークを介して情報を提供する提案サーバであって、前記利用者端末から、前記利用者が提供する商品又はサービスの帳票を用いた資金調達に関する所定条件を示す条件情報を受信する受信手段と、前記利用者が前記資金調達を行うことが可能な複数の資金調達先のうち、前記所定条件に基づいて定めた特定の資金調達先を示す情報を、前記利用者端末に送信する送信手段と、を有することを特徴とする提案サーバである。
以上説明したように本発明によれば、提案サーバは利用者が要求する所定条件を満たす資金調達を行う特定の資金調達先を利用者端末に伝えることで、利用者は自分が想定する条件に合った資金調達先を見つけ出すことが困難であるという課題を解消することができるという効果を奏する。
〔企業間の関係〕
図1を用いて、各企業間の関係を説明する。図1は、本実施形態に係る各企業の関係図である。
図1を用いて、各企業間の関係を説明する。図1は、本実施形態に係る各企業の関係図である。
図1に示されているように、サービス利用企業Aは、提案企業Cからお薦めの資金調達先の提案を受けるサービスを利用する企業である。取引先企業Bは、サービス利用企業Aの取引先である。ここでは、サービス利用企業Aは債権者、取引先企業Bは債務者の関係が生じ得る。提案企業Cは、サービス利用企業Aに上記サービスを提供する企業である。
また、ファクタリングサービス企業D、売掛金担保融資サービス企業E、POファイナンス企業F、見積書ファイナンスサービス企業Gは、それぞれ名称のサービスを行う企業であり、いずれも資金提供サービス企業である。資金提供サービス企業は、サービス利用企業Aから見ると、資金調達先である。
ファクタリングサービス企業Dは、複数のファクタリングサービス企業D1,D2,・・・Dnの総称である。売掛金担保融資サービス企業Eは、複数の売掛金担保融資サービス企業E1,E2,・・・Enの総称である。POファイナンス企業Fは、複数のPOファイナンス企業F1,F2,・・・Fnの総称である。見積書ファイナンスサービス企業Gは、見積書ファイナンスサービス企業G1,G2,・・・Gnの総称である。
信用情報サービス企業Hは、取引先企業等の企業の経営等の信頼度を示す信頼情報を有し、提案企業Cに信用情報を提供する企業である。なお、信用情報サービス企業Hは、信用情報サービス企業H1,H2,・・・Hnの総称である。
ここで、本実施形態における処理の概略を説明する。
まず、サービス利用企業Aは、取引先企業Bに対して、商品若しくはサービスを提供又は提供予定により、売掛債権等が発生する(S1)。そして、サービス利用企業Aは、複数の資金調達先から自分の条件に合った資金調達先を提案してもらうため、提案企業Cに対して、自分が希望する所定条件(手数料率優先、リスク回避優先)を伝える(S2)。そして、提案企業C、信用情報サービス企業Hから取引先企業Bの信用情報を取得し、この信用情報、帳票の内容、サービス利用企業Aからの所定条件など等を総合的に判断し、サービス利用企業Aに対して、お薦めの特定の資金調達先を提案する(S3)。
これにより、サービス利用企業Aは、提案された特定の資金調達先(資金提供サービス企業)に対して、帳票を送って資金調達の申し込みを行う(S4)。これに対して、特定の資金提供サービス企業は、審査後にサービス利用企業Aに対して資金調達を行う(S5)。更に、特定の資金提供サービス企業は、取引先企業Bに対して、売掛債権等に対応する売掛金の請求を行う(S6)。これにより、取引先企業Bは、特定の資金提供サービス企業に対して、期日通りに売掛金の支払いを行う(S7)。
〔通信システムの概略〕
図2は、本実施形態の通信システムの概略図である。図2は、図1の各企業の端末又はサーバを示した図である。
図2は、本実施形態の通信システムの概略図である。図2は、図1の各企業の端末又はサーバを示した図である。
利用者企業Aには、PC(personal computer)等の利用者端末1が設置されており、利用者A1によって操作される。提案企業Cには、提案サーバ3が設けられている。また、ファクタリングサービス企業D、売掛金担保融資サービス企業E、POファイナンス企業F、見積書ファイナンスサービス企業Gには、それぞれ、資金提供サービスサーバ5d,5e,5f,5gが設けられている。また、信用情報サービス企業Hには、信用情報サーバ7が設けられている。各サーバは、いずれもコンピュータによって構成されている。そして、利用者端末1、資金提供サービスサーバ5d,5e,5f,5g、及び信用情報サーバ7は、インターネット等の通信ネットワーク100を介して通信することができる。なお、以降、資金提供サービスサーバ5d,5e,5f,5gの総称は、「資金提供サービスサーバ5」と示す。
〔通信システムの各ハードウェア構成〕
続いて、図3を用いて、図1に示される通信システムを構築している各端末及びサーバ)のハードウェア構成について説明する。なお、いずれも、同じ構成であるため、利用者端末1のハードウェア構成を説明し、各サーバのハードウェア構成の説明を省略する。
続いて、図3を用いて、図1に示される通信システムを構築している各端末及びサーバ)のハードウェア構成について説明する。なお、いずれも、同じ構成であるため、利用者端末1のハードウェア構成を説明し、各サーバのハードウェア構成の説明を省略する。
図3に示されているように、利用者A1は、コンピュータにより構成されており、CPU101、ROM102、RAM103、HD104、HDD(Hard Disk Drive)コントローラ105、ディスプレイ106、外部機器接続I/F(Interface)108、ネットワークI/F109、バスライン110、キーボード111、ポインティングデバイス112、DVD-RW(Digital Versatile Disk Rewritable)ドライブ114、メディアI/F116を備えている。
これらのうち、CPU101は、コンピュータ全体の動作を制御する。ROM102は、IPL等のCPU101の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM103は、CPU101のワークエリアとして使用される。HD104は、プログラム等の各種データを記憶する。HDDコントローラ105は、CPU101の制御にしたがってHD104に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。ディスプレイ106は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示する。外部機器接続I/F108は、各種の外部機器を接続するためのインターフェースである。この場合の外部機器は、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリやプリンタ等である。ネットワークI/F109は、通信ネットワーク100を利用してデータ通信をするためのインターフェースである。バスライン110は、図3に示されているCPU101等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
また、キーボード111は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えた入力手段の一種である。ポインティングデバイス112は、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行う入力手段の一種である。DVD-RWドライブ114は、着脱可能な記録媒体の一例としてのDVD-RW113に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。なお、DVD-RWに限らず、DVD-RやBlu-ray Disc(ブルーレイディスク)等であってもよい。メディアI/F116は、フラッシュメモリ等の記録メディア115に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。
また、外部機器接続I/Fには、集音装置の一例としてのマイク、音出力装置の一例としてのスピーカ、及び撮像装置の一例としてのカメラ等を接続することができる。
〔通信システムの各機能構成〕
次に、図3乃至図16を用いて、本実施形態の通信システムの各機能構成について説明する。図4は、本実施形態に係る通信システムの各機能ブロック図である。なお、資金提供サービスサーバ5及び信用情報サーバ7は、本実施形態の通信処理において、新規な機能を有していないため、説明を省略する。
次に、図3乃至図16を用いて、本実施形態の通信システムの各機能構成について説明する。図4は、本実施形態に係る通信システムの各機能ブロック図である。なお、資金提供サービスサーバ5及び信用情報サーバ7は、本実施形態の通信処理において、新規な機能を有していないため、説明を省略する。
<利用者端末の機能構成>
まず、図3及び図4を用いて、利用者端末1の機能構成について説明する。図4に示されているように、利用者端末1は、送受信部11、受付部12、表示制御部14、判断部15、及び記憶・読出処理部19を有している。これら各部は、図3に示されている各構成要素のいずれかが、HD104からRAM103上に展開されたプログラムに従ったCPU101からの命令によって動作することで実現される機能、又は機能する手段である。また、利用者端末1は、図3に示されているRAM103及びHD104によって構築される記憶部1000を有している。
まず、図3及び図4を用いて、利用者端末1の機能構成について説明する。図4に示されているように、利用者端末1は、送受信部11、受付部12、表示制御部14、判断部15、及び記憶・読出処理部19を有している。これら各部は、図3に示されている各構成要素のいずれかが、HD104からRAM103上に展開されたプログラムに従ったCPU101からの命令によって動作することで実現される機能、又は機能する手段である。また、利用者端末1は、図3に示されているRAM103及びHD104によって構築される記憶部1000を有している。
(利用者端末の各機能構成)
次に、利用者端末1の各構成要素について説明する。送受信部11は、図3に示されているCPU101からの命令、並びに外部機器接続I/F108及びネットワークI/F109によって実現され、通信ネットワーク100を介して他の端末、装置又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。
次に、利用者端末1の各構成要素について説明する。送受信部11は、図3に示されているCPU101からの命令、並びに外部機器接続I/F108及びネットワークI/F109によって実現され、通信ネットワーク100を介して他の端末、装置又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。
受付部12は、主に、図3に示されているCPU101からの命令、並びにキーボード111及びポインティングデバイス112、操作ボタン及電源スイッチによって実現され、利用者による各種入力を受け付ける。
表示制御部14は、主に、図3に示されているCPU101からの命令によって実現され、ディスプレイ106又は外部機器接続I/Fに接続された外付けのディスプレイに対して画像データを出力することで、画像を表示させる。表示制御部14は、Webブラウザ機能を有している。
判断部15は、主に、図3に示されているCPU101からの命令によって実現され、各種判断を行う。
記憶・読出処理部19は、主に、図3に示されているCPU101からの命令及びHDDコントローラ105によって実行され、記憶部1000に各種データを記憶したり、記憶部1000に記憶された各種データを読み出したりする処理を行う。
<提案サーバの機能構成>
続いて、図3乃至図16を用いて、提案サーバ3の機能構成について説明する。図4に示されているように、提案サーバ3は、送受信部31、算出部33、判断部35、作成部36、及び記憶・読出処理部39を有している。これら各部は、図3に示されている各構成要素のいずれかが、HD104からRAM103上に展開されたプログラムに従ったCPU101からの命令によって動作することで実現される機能又は機能する手段である。また、提案サーバ3は、図3に示されているRAM103及びHD104によって構築される記憶部3000を有している。
続いて、図3乃至図16を用いて、提案サーバ3の機能構成について説明する。図4に示されているように、提案サーバ3は、送受信部31、算出部33、判断部35、作成部36、及び記憶・読出処理部39を有している。これら各部は、図3に示されている各構成要素のいずれかが、HD104からRAM103上に展開されたプログラムに従ったCPU101からの命令によって動作することで実現される機能又は機能する手段である。また、提案サーバ3は、図3に示されているRAM103及びHD104によって構築される記憶部3000を有している。
(テナント定期経費履歴管理テーブル)
図5は、テナント定期経費履歴管理テーブルを示す概念図である。記憶部3000には、図5に示されているようなテナント定期経費履歴管理テーブルによって構成されているテナント定期経費管理DB3001が構築されている。このテーブルでは、提案企業Cからのサービスを受けるサービス利用企業等(テナント)を識別するためのテナントID毎に、定期的な支払いが発生した過去の支出種類、支出月、及び金額が関連付けて管理されている。このテーブルに基づいて、将来の定期的な支払いが予測される。
図5は、テナント定期経費履歴管理テーブルを示す概念図である。記憶部3000には、図5に示されているようなテナント定期経費履歴管理テーブルによって構成されているテナント定期経費管理DB3001が構築されている。このテーブルでは、提案企業Cからのサービスを受けるサービス利用企業等(テナント)を識別するためのテナントID毎に、定期的な支払いが発生した過去の支出種類、支出月、及び金額が関連付けて管理されている。このテーブルに基づいて、将来の定期的な支払いが予測される。
(テナント個別支払い管理テーブル)
図6は、テナント個別支払い管理テーブルを示す概念図である。記憶部3000には、図6に示されているようなテナント定期経費履歴管理テーブルによって構成されているテナント定期経費管理DB3001が構築されている。このテーブルでは、テナントの支払い情報として、テナントID毎に、ID、請求元、支払期限、金額、及び支払い状態の各情報が関連付けて管理されている。
図6は、テナント個別支払い管理テーブルを示す概念図である。記憶部3000には、図6に示されているようなテナント定期経費履歴管理テーブルによって構成されているテナント定期経費管理DB3001が構築されている。このテーブルでは、テナントの支払い情報として、テナントID毎に、ID、請求元、支払期限、金額、及び支払い状態の各情報が関連付けて管理されている。
(資金調達情報管理テーブル)
図7は、資金調達情報管理テーブルを示す概念図である。記憶部3000には、図7に示されているような資金調達情報管理テーブルによって構成されている資金調達情報管理DB3003が構築されている。このテーブルには、資金調達に用いられる帳票の内容が示されている。そのため、このテーブルでは、テナントID毎に、ID、取引先、資金調達対象種類、支払期限、金額、及び支払い状態の各情報、並びに、PDF等に電子化された帳票画像の保存先が関連付けて管理されている。なお、資金調達対象種類は、請求書、注文書、及び見積書がある。
図7は、資金調達情報管理テーブルを示す概念図である。記憶部3000には、図7に示されているような資金調達情報管理テーブルによって構成されている資金調達情報管理DB3003が構築されている。このテーブルには、資金調達に用いられる帳票の内容が示されている。そのため、このテーブルでは、テナントID毎に、ID、取引先、資金調達対象種類、支払期限、金額、及び支払い状態の各情報、並びに、PDF等に電子化された帳票画像の保存先が関連付けて管理されている。なお、資金調達対象種類は、請求書、注文書、及び見積書がある。
(テナント銀行口座テーブル)
図8は、テナント銀行口座管理テーブルを示す概念図である。記憶部3000には、図8に示されているようなテナント銀行口座管理テーブルによって構成されているテナント銀行口座管理DB3004が構築されている。このテーブルには、利用者が予め提案サーバ3に登録しておいた自己の銀行口座に関する内容が示されている。そのため、このテーブルでは、テナントID毎に、銀行名、支店名、口座番号、利用者名、及びパスワードが関連付けて管理されている。
図8は、テナント銀行口座管理テーブルを示す概念図である。記憶部3000には、図8に示されているようなテナント銀行口座管理テーブルによって構成されているテナント銀行口座管理DB3004が構築されている。このテーブルには、利用者が予め提案サーバ3に登録しておいた自己の銀行口座に関する内容が示されている。そのため、このテーブルでは、テナントID毎に、銀行名、支店名、口座番号、利用者名、及びパスワードが関連付けて管理されている。
(テナントクレジットカード情報管理テーブル)
図9は、テナントクレジットカード情報管理テーブルを示す概念図である。記憶部3000には、図9に示されているようなテナントクレジットカード情報管理テーブルによって構成されているテナントクレジットカード管理DB3005が構築されている。このテーブルには、利用者が予め提案サーバ3に登録しておいた自己のクレジットカードに関する内容が示されている。そのため、このテーブルでは、テナントID毎に、カード名(カード番号)、利用者名、及びパスワードが関連付けて管理されている。この情報によって借り入れができる金額は、後ほど、キャッシュ残高に使われる。
図9は、テナントクレジットカード情報管理テーブルを示す概念図である。記憶部3000には、図9に示されているようなテナントクレジットカード情報管理テーブルによって構成されているテナントクレジットカード管理DB3005が構築されている。このテーブルには、利用者が予め提案サーバ3に登録しておいた自己のクレジットカードに関する内容が示されている。そのため、このテーブルでは、テナントID毎に、カード名(カード番号)、利用者名、及びパスワードが関連付けて管理されている。この情報によって借り入れができる金額は、後ほど、キャッシュ残高に使われる。
(テナント管理テーブル)
図10は、テナント管理テーブルを示す概念図である。記憶部3000には、図10に示されているようなテナント管理テーブルによって構成されているテナント管理DB3006が構築されている。このテーブルには、テナントの企業情報に関する内容が示されている。そのため、このテーブルでは、テナントID、テナントの名称、テナントの住所(所在地)、テナントの業種、及びテナントの事業種類が関連付けて管理されている。この情報は、例えば、テナントが建設業の場合、特に建設業に対して資金提供を行わない資金提供サービス企業が選択の対象から外されるときに用いられる。
図10は、テナント管理テーブルを示す概念図である。記憶部3000には、図10に示されているようなテナント管理テーブルによって構成されているテナント管理DB3006が構築されている。このテーブルには、テナントの企業情報に関する内容が示されている。そのため、このテーブルでは、テナントID、テナントの名称、テナントの住所(所在地)、テナントの業種、及びテナントの事業種類が関連付けて管理されている。この情報は、例えば、テナントが建設業の場合、特に建設業に対して資金提供を行わない資金提供サービス企業が選択の対象から外されるときに用いられる。
(資金提供サービス種類管理テーブル)
図11は、資金提供サービス種類管理テーブルを示す概念図である。記憶部3000には、図11に示されているような資金提供サービス種類管理テーブルによって構成されている資金提供サービス種類管理DB3007が構築されている。このテーブルでは、資金調達対象種類と資金提供サービス種類(調達種類)が関連付けて管理されている。
図11は、資金提供サービス種類管理テーブルを示す概念図である。記憶部3000には、図11に示されているような資金提供サービス種類管理テーブルによって構成されている資金提供サービス種類管理DB3007が構築されている。このテーブルでは、資金調達対象種類と資金提供サービス種類(調達種類)が関連付けて管理されている。
(資金提供サービス管理テーブル)
図12は、資金提供サービス管理テーブルを示す概念図である。記憶部3000には、図12に示されているような資金提供サービス管理テーブルによって構成されている資金提供サービス管理DB3008が構築されている。このテーブルでは、資金提供サービス種類、資金提供サービス名(社名)、資金提供の非対応業種、資金提供の対応地域、資金提供の個人事業対応、資金提供の対応金額条件、当該資金提供サービス企業の資金提供サービスサーバ5への接続URL(宛先情報)が関連付けて管理されている。なお、資金提供の個人事業対応が「false」の場合、当該資金提供サービス企業は、企業へは資金提供を行うが、個人には資金提供を行わない企業である。
図12は、資金提供サービス管理テーブルを示す概念図である。記憶部3000には、図12に示されているような資金提供サービス管理テーブルによって構成されている資金提供サービス管理DB3008が構築されている。このテーブルでは、資金提供サービス種類、資金提供サービス名(社名)、資金提供の非対応業種、資金提供の対応地域、資金提供の個人事業対応、資金提供の対応金額条件、当該資金提供サービス企業の資金提供サービスサーバ5への接続URL(宛先情報)が関連付けて管理されている。なお、資金提供の個人事業対応が「false」の場合、当該資金提供サービス企業は、企業へは資金提供を行うが、個人には資金提供を行わない企業である。
(宛先情報管理テーブル)
図13は、宛先情報管理テーブルを示す概念図である。記憶部3000には、図13に示されているような宛先情報管理テーブルによって構成されている宛先情報管理DB3009が構築されている。このテーブルでは、情報の種類毎に、情報を取得するための宛先名(社名)、及び接続URL(宛先情報)が関連付けて管理されている。
図13は、宛先情報管理テーブルを示す概念図である。記憶部3000には、図13に示されているような宛先情報管理テーブルによって構成されている宛先情報管理DB3009が構築されている。このテーブルでは、情報の種類毎に、情報を取得するための宛先名(社名)、及び接続URL(宛先情報)が関連付けて管理されている。
(信用情報調整管理テーブル)
図14は、信用情報調整管理テーブルを示す概念図である。記憶部3000には、図14に示されているような信用情報調整管理テーブルによって構成されている信用情報調整管理DB3010が構築されている。このテーブルでは、信用度毎に、各信用情報サービス企業が提供する信用度が関連付けて管理されている。各信用情報サービス企業が設定する信用度のレベルが異なるため、これらを調整して統一するために用いられる。
図14は、信用情報調整管理テーブルを示す概念図である。記憶部3000には、図14に示されているような信用情報調整管理テーブルによって構成されている信用情報調整管理DB3010が構築されている。このテーブルでは、信用度毎に、各信用情報サービス企業が提供する信用度が関連付けて管理されている。各信用情報サービス企業が設定する信用度のレベルが異なるため、これらを調整して統一するために用いられる。
(信用情報管理テーブル)
図15は、信用情報管理テーブルを示す概念図である。記憶部3000には、図15に示されているような信用情報管理テーブルによって構成されている信用情報管理DB3011が構築されている。このテーブルでは、図15の信用情報管理テーブルで調整された信用度が取引先毎に関連付けて管理されている。
図15は、信用情報管理テーブルを示す概念図である。記憶部3000には、図15に示されているような信用情報管理テーブルによって構成されている信用情報管理DB3011が構築されている。このテーブルでは、図15の信用情報管理テーブルで調整された信用度が取引先毎に関連付けて管理されている。
(推奨候補情報管理テーブル)
図16は、推奨候補情報管理テーブルを示す概念図である。記憶部3000には、図16に示されているような推奨候補情報管理テーブルによって構成されている推奨候補情報管理DB3012が構築されている。このテーブルには、資金調達に用いられる帳票の内容を含めた推奨候補情報が示されている。そのため、このテーブルでは、取引先、取引先の信用度、帳票で示された取引金額、資金調達対象種類、資金提供サービス種類(調達種類)、資金提供サービス名(会社名)、資金提供の際の手数料率、及び資金提供する場合にサービス利用企業に入金する入金日が関連付けて管理されている。なお、これらの推奨候補情報の中から、サービス利用企業に最終的に提案される推奨情報が抽出される。
図16は、推奨候補情報管理テーブルを示す概念図である。記憶部3000には、図16に示されているような推奨候補情報管理テーブルによって構成されている推奨候補情報管理DB3012が構築されている。このテーブルには、資金調達に用いられる帳票の内容を含めた推奨候補情報が示されている。そのため、このテーブルでは、取引先、取引先の信用度、帳票で示された取引金額、資金調達対象種類、資金提供サービス種類(調達種類)、資金提供サービス名(会社名)、資金提供の際の手数料率、及び資金提供する場合にサービス利用企業に入金する入金日が関連付けて管理されている。なお、これらの推奨候補情報の中から、サービス利用企業に最終的に提案される推奨情報が抽出される。
(提案サーバの各機能構成)
次に、提案サーバ3の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、提案サーバ3の各機能構成を説明するにあたって、図3に示されている各構成要素のうち、提案サーバ3の各機能構成を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
次に、提案サーバ3の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、提案サーバ3の各機能構成を説明するにあたって、図3に示されている各構成要素のうち、提案サーバ3の各機能構成を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
図4に示されている提案サーバ3の送受信部31は、図3に示されているCPU101からの命令及びネットワークI/F109によって実現され、通信ネットワーク100を介して他の端末、装置、又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。
算出部33は、図3に示されているCPU101からの命令によって実現され、所定の算出を行う。算出内容は後述する。
判断部35は、図3に示されているCPU101からの命令によって実現され、所定の判断を行う。判断内容は後述する。
作成部36は、図3に示されているCPU101からの命令によって実現され、資金繰り画面の作成等を行う。
記憶・読出処理部39は、図3に示されているCPU101からの命令及びHDDコントローラ105によって実現され、記憶部3000に各種データを記憶したり、記憶部3000に記憶された各種データを読み出したりする処理を行う。
〔実施形態の処理又は動作〕
続いて、図17乃至図27を用いて、本実施形態の処理又は動作について説明する。
続いて、図17乃至図27を用いて、本実施形態の処理又は動作について説明する。
<資金繰り画面の表示処理>
まず、図17を用いて、資金繰り画面を表示する処理を説明する。図17は、資金繰り画面を表示する処理を示すシーケンス図である。
まず、図17を用いて、資金繰り画面を表示する処理を説明する。図17は、資金繰り画面を表示する処理を示すシーケンス図である。
利用者A1が利用者端末1から提案サーバ3にログイン要求を行う(S21)。このログイン要求には、テナントの一例であるサービス利用企業Aを特定するためのテナントID及びパスワードが含まれている。これにより、提案サーバ3の送受信部31は、ログイン要求を受信する。そして、提案サーバ3の判断部35は、サービス利用企業Aが当該サービスを受ける正当なテナントであるか否かを判断することで認証を行う(S22)。
次に、送受信部31は、利用者端末1に応答を送信する(S23)。これにより、利用者端末1の送受信部11は、応答を受信する。ここで、サービス利用企業Aが正当なテナントである場合について続けて説明する。
利用者A1が、利用者端末1を操作することで、受付部12が資金繰り画面の表示要求を受け付ける(S24)。そして、送受信部11が、提案サーバ3に対して、資金繰り画面データの要求を送信する(S25)。これにより、提案サーバ3の送受信部31は、資金繰り画面データの要求を受信する。
次に、提案サーバ3は、資金繰り画面の作成処理を行う(S26)。ここで、図18を用いて、資金繰り画面の作成処理について詳細に説明する。図18は、資金繰り画面の作成処理を示すフローチャートである。
(資金繰り画面の作成処理)
図18に示されているように、記憶・読出処理部39は、認証時に利用したテナントIDを検索キーとしてテナント定期経費管理DB3001(図5参照)を検索することにより、対応するテナント定期経費履歴情報を読み出す(S101)。また、記憶・読出処理部39は、同じくテナントIDを検索キーとしてテナント個別支払い管理DB3002(図6参照)を検索することにより、対応するテナント個別支払い情報を読み出す(S102)。そして、算出部33は、テナント定期経費履歴情報及びテナント個別支払い情報に基づいて、対応期間(ここでは1ヶ月間)毎の支出情報を算出する(S103)。
図18に示されているように、記憶・読出処理部39は、認証時に利用したテナントIDを検索キーとしてテナント定期経費管理DB3001(図5参照)を検索することにより、対応するテナント定期経費履歴情報を読み出す(S101)。また、記憶・読出処理部39は、同じくテナントIDを検索キーとしてテナント個別支払い管理DB3002(図6参照)を検索することにより、対応するテナント個別支払い情報を読み出す(S102)。そして、算出部33は、テナント定期経費履歴情報及びテナント個別支払い情報に基づいて、対応期間(ここでは1ヶ月間)毎の支出情報を算出する(S103)。
次に、記憶・読出処理部39は、同じくテナントIDを検索キーとして資金調達情報管理DB3003(図7参照)を検索することにより、対応する資金調達情報を読み出す(S104)。そして、算出部33は、対象期間毎の収入情報を算出する(S105)。
次に、記憶・読出処理部39は、同じくテナントIDを検索キーとしてテナント銀行口座管理DB3004(図8参照)を検索することにより、対応するテナント銀行口座情報を読み出す(S106)。また、記憶・読出処理部39は、同じくテナントIDを検索キーとしてテナントクレジットカード管理DB3005(図9参照)を検索することにより、対応するテナントクレジットカード情報を読み出す(S107)。そして、算出部33は、対象期間毎のキャッシュ残高を算出する(S108)。
次に、作成部36は、上記ステップS103,S105,S108で算出された算出結果を用いて、図19に示されているような資金繰り画面を作成する(S109)。図19は、資金繰り画面の表示例を示した図である。以上により、資金繰り画面の作成処理が終了する。
続いて、図17に戻り、利用者端末1の表示制御部14は、Webブラウザ機能により、利用者端末1のディスプレイ106上に、図19に示されているような最初の資金繰り画面を表示させる(S27)。
(最初の資金繰り画面)
ここで、図19を用いて、最初の資金繰り画面210について説明する。図19は、資金繰り画面の表示例を示す図である。
ここで、図19を用いて、最初の資金繰り画面210について説明する。図19は、資金繰り画面の表示例を示す図である。
図19に示されているように、資金繰り画面210には、テナントIDの表示欄211、操作日表示欄212、過去の収支実績表示欄213、将来の収支予測表示欄214が含まれている。
これらのうち、操作日表示欄212には、この資金繰り画面に対して操作する日(表示した日)が表されている。過去の収支実績表示欄213には、操作日よりも過去の月別の収支実績(支出、収入、キャッシュ残高)が表されている。この収支実績は、月末の値である。例えば、2020年8月では、収入が100万円、キャッシュ残高が120万円、支出が70万円である。これらのうち、キャッシュ残高は、前月である7月の「収入+キャッシュ残高-支出」の値である。
また、将来の収支予測表示欄214には、操作日よりも将来の月別実績(支出、収入、キャッシュ残高)が表されている。収支予測は、月末の値であるため、操作日が9月15日の場合には、当該9月末の収支は、収支予測表示欄214の方に表示される。ここでは、10月末に200万円不足する旨の情報2141が表示されている。10月の支出は260万円である。この260万円に対して、支払日までに確実に存在するキャッシュ残高の60万円のみが穴埋めに使われる。これにより、10月に200万円不足する旨の不足情報2141が表示される。なお、10月の予測収入50万円分は、260万円の支払日までに間に合わない可能性があるため、260万円の支出の穴埋めには使われない。これにより、利用者は、2020年10月末に、200万円が不足してしまうことを視覚的に容易に理解することができる。
また、資金繰り画面210の下部には、利用者から選択又は入力を受け付けるための3つの受付欄215~217が含まれている。なお、利用者から見ると、資金提供サービス企業は、資金調達先である。
これらのうち、「推奨の優先条件」受付欄215には、「手数料率優先(条件)」ラジオボタン2151、及び「リスク回避優先(条件)」ラジオボタン2152が表示されている。
「手数料率優先」は、複数の資金調達先(資金提供サービス企業)の中から、複数の資金調達先のぞれぞれと複数の帳票の内容によって定められた各資金調達の手数料率の低さを優先して、特定の資金調達先を定めるため所定条件の一例である。利用者が「手数料率優先」ラジオボタン2151を押下することで、提案サーバ3が手数料率を優先した後述の推奨情報を提案する。
また、「リスク回避優先」は、複数の資金調達先(資金提供サービス企業)の中から、取引先の信頼度の低さを優先して、特定の資金調達先を定めるための所定条件の一例である。利用者が「リスク回避優先」ラジオボタン2152を押下することで、提案サーバ3が取引先の信頼度の低さを優先して、特定の資金調達先を定めるため所定条件の一例である。利用者が「リスク回避優先」ラジオボタン2152を押下することで、提案サーバ3がリスク回避を優先した後述の推奨情報を提案する。例えば、取引先企業としての債務者から売掛金を回収できない可能性が高い場合には、このような企業への売掛債権を優先して資金調達する。
また、「資金調達対象の支払い期限」受付欄216には、所定期間(ここでは、1ヶ月間)単位の入力を行うための期間入力欄2161が表示されている。図19では、所定期間は、操作日を含む月(ここでは、2020年9月)から6カ月後(2021年2月)までが入力されている。これにより、後述の推奨情報は、支払いが2021年2月までの収入から引かれる帳票を含む情報に限定される。
更に、「資金調達対象の種類」受付欄217には、資金調達対象の具体例として、「請求書」、「注文書」、及び「見積書」の各チェックボックス2171,2172,2173が表示されている。チェックボックス2171~2173のうち、利用者によってチェックが入れられた種類の書類(電子データを含む)が資金調達の対象となる。図19に示されているように、本実施形態では、資金調達対象の種類には、取引(売買)が成立する前の「見積書」も含まれる。即ち、利用者が所望の調達対象の種類を選択(指定)することで、利用する資金調達先(資金提供サービス企業)の候補を絞り込むことができる。
次に、「推奨要求」ボタン219は、利用者が、各入力欄215,216,217で所望の選択及び入力を行った後、提案企業Cの提案サーバ3から、利用者の希望に最適な資金調達先(資金提供サービス企業)を推奨してもらう場合に、利用者が押下するためのボタンである。
<推奨画面の表示処理>
続いて、図19乃至図27を用いて、推奨画面の表示処理について説明する。図20は、推奨画面の表示処理を示したシーケンス図である。
続いて、図19乃至図27を用いて、推奨画面の表示処理について説明する。図20は、推奨画面の表示処理を示したシーケンス図である。
まず、図19において、利用者A1が、各受付欄215~217に所望の選択及び入力を行うと、受付部12が、選択及び入力を受け付ける(S41)。更に、利用者A1が、「推奨要求」ボタン219を押すと、受付部12は、推奨画面の要求を受け付ける(S42)。そして、送受信部11が、提案サーバ3に対して、推奨画面データの要求を送信する(S43)。
次に、提案サーバ3は、推奨情報の絞り込み処理を行う(S44)。ここで、図21乃至図27を用いて、推奨情報の絞り込み処理について詳細に説明する。
(推奨画面の作成処理)
図21は、推奨情報の絞り込み処理をしたフローチャートである。図21に示されているように、提案サーバ3は、推奨画面を作成するにあたって、複数の資金提供サービス企業(資金調達先)の中から実際に手数料率の問い合わせを行う資金提供サービス企業を特定する処理としての事前準備の処理を行う(S121)。
図21は、推奨情報の絞り込み処理をしたフローチャートである。図21に示されているように、提案サーバ3は、推奨画面を作成するにあたって、複数の資金提供サービス企業(資金調達先)の中から実際に手数料率の問い合わせを行う資金提供サービス企業を特定する処理としての事前準備の処理を行う(S121)。
((事前準備))
ここで、更に、図22を用いて、事前準備の処理について詳細に説明する。図22は、事前準備の処理を示したフローチャートである。
ここで、更に、図22を用いて、事前準備の処理について詳細に説明する。図22は、事前準備の処理を示したフローチャートである。
まず、記憶・読出処理部39は、ステップS22の認証に用いたテナントIDを検索キーとして、テナント管理DB3006(図10参照)を検索することにより、テナントの住所、業種、事業種類等の各情報を読み出す(S141)。
次に、記憶・読出処理部39は、資金調達情報管理DB3003(図7参照)から、図19で入力された「資金調達対象の支払い期限」内に支払期限が含まれる資金調達情報(各レコード)を読み出す(S142)。
次に、記憶・読出処理部39は、資金提供サービス種類管理DB3007(図11参照)を参照し、図19で選択された「資金調達対象の種類」に対応する資金提供サービスの種類(調達種類)を特定する(S143)。
次に、記憶・読出処理部39は、ステップS143で特定した資金提供サービスの種類の情報を検索キーとして、資金提供サービス管理DB3008(図12参照)を検索し、対応する資金提供サービス名を含むレコードの情報(資金提供サービス情報)を特定する(S144)。
続いて、提案サーバ3は、資金提供サービス情報毎に、ステップS145,S151の間のステップS146~S150の処理を繰り返して実行する。
まず、記憶・読出処理部39は、ステップS145で特定した所定の資金提供サービス情報のうち、資金提供サービスの「非対応業種」、「対応地域」、「個人事業対応」を読み出す(S146)。
次に、判断部35は、「非対応業種」情報に基づいて、利用者A1のテナント業種は非対応か否かを判断する(S147)。非対応でない場合には(S147;NO)、判断部35は、利用者A1のテナント住所は対応地域以外か否かを判断する(S148)。対応地域以外でない場合には(S148;NO)、判断部35は、利用者A1のテナントの事業種類が個人事業対応に該当するか否かを判断する(S149)。対応する場合には(S149;YES)、判断部35は、実際に手数料率の問い合わせを行う資金提供サービス(企業)と特定する(S150)。そして、ステップS145に戻り、提案サーバ3は、次の所定の資金提供サービス情報に対して、同様の処理を進める。一方、上記ステップS147でYES、ステップS148でYES、又は、ステップS149でNOの場合には、提案サーバ3は、ステップS150の処理を実行せず、ステップS145に戻り、次の所定の資金提供サービス情報に対して、同様の処理を進めることで、図22の処理が終了する。
以上のようにして、提案サーバ3は、ステップS144で特定した全ての資金提供サービスのうち、手数料率の問い合わせ対象となる特定の資金提供サービスを絞り込むことができる(1次絞り込み)。
続いて、図21に戻り、提案サーバ3は、利用者A1に提供する推奨情報の候補となる推奨候補情報を作成する(S122)。
((推奨候補情報の作成))
ここで、図23を用いて、推奨候補情報の作成処理を説明する。図23は、推奨候補情報の作成処理を示したフローチャートである。
ここで、図23を用いて、推奨候補情報の作成処理を説明する。図23は、推奨候補情報の作成処理を示したフローチャートである。
図23に示されているように、記憶・読出処理部39は、資金調達情報管理DB3003(図7参照)から、図19で入力された「資金調達対象の支払期限」内に支払期限が含まれる資金調達情報(各レコード)を読み出す(S161)。続いて、提案サーバ3は、ステップS161で読み出した資金調達情報毎に、ステップS162,S172の間のステップS163~S171の処理を繰り返して実行する。
まず、記憶・読出処理部39は、資金提供サービス種類管理DB3007(図11参照)を参照し、図19で選択された「資金調達対象の種類」に対応する資金提供サービスの種類を特定する(S163)。
次に、送受信部31は、手数料率の問い合わせ対象となる特定の資金提供サービス(企業)のうち、特定された種類の資金提供サービス毎に問い合わせ情報を作成し、当該特定の資金提供サービスを管理している資金提供サービスサーバ5から手数料率を取得する(S164)。なお、送受信部31は、宛先情報管理DB3009(図12参照)で管理されている各資金提供サービスサーバ5の宛先情報を参考に手数料率の問い合わせを行う。ここで、ステップS164の処理としては、図20において、提案サーバ3の送受信部31が、各資金提供サービスサーバ5に対して、手数料率の問い合わせ情報を送信し(S164-1)、資金提供サービスサーバ5が送信した最新の手数料率の情報を受信する(S164-2)。
次に、記憶・読出処理部39は、記憶部3000に、各資金提供サービスサーバ5から受信した手数料率情報を保持しておく(S165)。
次に、作成部36は、手数料率が最も低い資金提供サービスと資金調達情報とが対応付けられた情報を、後述の比較を行う場合の比較対象として特定する(2次絞り込み)(S166)。例えば、図16において、取引先が株式会社X1で、取引金額が90万円の請求書の場合、サービスA1,A2,B1,B2等が資金調達先候補として挙げられるが、これらの中で手数料率(5%)が最も低い資金提供サービスB2と、資金調達情報(株式会社X1、信用度が5、取引金額90万円の請求書等)が対応付けられた情報を比較対象として特定する。
次に、記憶・読出処理部39は、更に、ステップS161で読み出した資金調達情報から取引先(企業)の信用情報を取得する(S167)。
次に、送受信部31は、各信用情報サーバ7から、取引先企業Bの信用情報を取得する(S168)。この場合、送受信部31は、宛先情報管理DB3009で管理されている各信用情報サーバ7の宛先情報を参照して問い合わせを行う。また、ステップS168の処理としては、図20において、提案サーバ3の送受信部31が、各信用情報サーバ7に対して、信用情報の要求を送信し(S168-1)、信用情報サーバ7が送信した信用情報を受信する(S168-2)。
但し、信用情報の内容は、各信用情報サービス企業によって異なる。例えば、信用情報を3段階の「H,N,L」で管理している企業もあれば、7段階の「7~1」で管理している企業もあるため、調整が必要である。そこで、各信用情報サーバ7から受信した応答情報を統一の信用度に合わせるべく、記憶・読出処理部39は、信用情報調整管理DB3010を参照し、各信用情報サーバ7から受信した応答情報を統一の信用度に置き換える(S169)。そして、記憶・読出処理部39は、信用情報管理DB3011に各取引先(企業)の信用度を管理する(S170)。
そして、記憶・読出処理部39は、ステップS161~S171で取得及び管理した各情報を取引先毎にまとめた各推奨候補情報を推奨候補情報管理DB3012(図16参照)で管理する(S171)。
以上のようにして、提案サーバ3は、推奨候補情報を管理することができる。
((推奨情報への並び替え))
続いて、図21に戻り、推奨候補情報を、図19で選択された優先情報に応じた推薦情報として並び替える(ソートする)処理を説明する。
続いて、図21に戻り、推奨候補情報を、図19で選択された優先情報に応じた推薦情報として並び替える(ソートする)処理を説明する。
図19で推奨の優先条件として手数料率優先が選択されていた場合には(S123;手数料率優先)、記憶・読出処理部39は、推奨候補情報管理DB3012に管理しておいた各推奨候補情報を比較して最終的に利用者からの要求に応じた推奨情報を抽出するために、各推奨候補情報である比較対象を、手数料率の低い順を第1条件とし、信用度の高い順を第2条件として並べ替えて、手数料率優先に最適な各推奨情報を読み出す(S124)。例えば、図16において、株式会社X1に対する取引金額が90万円の請求書で、最も手数料率が低い5%のサービスB2を示す推奨候補情報と、株式会社X2に対する取引金額が50万円の請求書で、最も手数料率が低い6%のサービスB1を示す推奨候補情報と、株式会社X3に対する取引金額が80万円の請求書で、最も手数料率が低い7%のサービスB2を示す推奨候補情報等が、比較対象となる。また、手数料率の低い順(第1条件)で比較対象を並び替えた結果、株式会社X1に対する取引金額が90万円の請求書とサービスB2との組み合わせ(手数料率5%)、株式会社X2に対する取引金額が50万円の請求書とサービスB1との組み合わせ(手数料率6%)、株式会社X3に対する取引金額が80万円の請求書とサービスB2との組み合わせ(手数料率7%)の順番になる。仮に、手数料率が同一の比較対象が複数ある場合に、手数料率が同一の比較対象をさらに信用度の高い順(第2条件)で並び替える。即ち、比較対象を第1の条件で並べ替え、第1の条件が同じ比較対象については、第2の条件で並べ替える。なお、後述する優先条件としてリスク回避優先が選択されていた場合も同様である。
一方、図19で優先条件としてリスク回避優先が選択されていた場合には(S123;リスク回避優先)、記憶・読出処理部39は、推奨候補情報管理DB3012に管理しておいた各推奨候補情報を比較して最終的に利用者からの要求に応じた推奨情報を抽出するために、各推奨候補情報である比較対象を、信用度の低い順を第1条件として、手数料率の低い順を第2条件として並べ替えて、リスク回避優先に最適な各推奨情報を読み出す(S125)。
そして、記憶・読出処理部39は、記憶部3000に記憶されている推奨画面枠のデータを読み出す(S126)。
そして、最終的に、作成部36は、ステップS124で読み出された各推奨情報に基づいて、図24に示されているような推奨画面を作成するか、又は、ステップS125で読み出された各推奨情報に基づいて、図26に示されているような推奨画面を作成する(S126)。なお、この時点では、チェックボックスへのチェックは入っていない。図24は、手数料優先の場合の推奨画面の表示例を示した図である。図26は、リスク回避優先の場合の推奨画面の表示例を示した図である。なお、図25は、手数料優先の場合の表示変更後の推奨画面の表示例を示した図である。
<資金繰り画面の再表示処理>
続いて、図20に戻り、資金繰り画面を再表示する処理を説明する。
続いて、図20に戻り、資金繰り画面を再表示する処理を説明する。
まず、上記ステップS44によって推奨情報の絞り込み処理が終了した後、送受信部31は、利用者端末1に対して、ステップS44で絞り込んだ全ての推奨情報、及びステップS126で読み出された推奨画面枠のデータを送信する(S45)。これにより、利用者端末1の送受信部11は、全ての推奨情報及び推奨画面枠のデータを受信する。
次に、利用者端末1では、表示制御部14が、ステップS45によって受信された推奨画面枠に推奨情報を含めることで、利用者端末1のディスプレイ106上に、図24(又は図26)に示されているような推奨画面を表示する(S46)。
(推奨画面(手数料率優先))
ここで、図24を用いて、推奨画面が手数料率優先を示す場合について説明する。図24は、手数料率優先の場合の推奨画面の表示例を示した図である。
ここで、図24を用いて、推奨画面が手数料率優先を示す場合について説明する。図24は、手数料率優先の場合の推奨画面の表示例を示した図である。
図24に示されているように、推奨画面250には、各推奨情報(資金調達に用いられる帳票に関する情報である取引先、資金調達対象種類、取引金額、支払い予定日、資金調達先に関する情報である調達種類、調達先、手数料率、調整金額、入金日、及び、取引先の信用度)が含まれている。また、各推奨情報の左側には、選択するためのチェックボックスが表されている。なお、取引金額は、利用者が取引先から得る予定の金額である。また、調達金額は、資金提供サービス会社(資金調達先)から得る金額であり手数料が引かれた状態である。また、最初から表示中の全てのチェックボックスにチェックが入った状態で表示されている。
更に、推奨画面250の左下側には、調達合計金額及び不足金額が表されている。調達合計金額は、利用者A1がチェックボックスにチェックを入れた推奨情報の調達金額の合計を示す。最初から、調達合計金額は不足金額を超えるが最も低い合計金額として、表示されている。
また、推奨画面250の右下側には、「確定」ボタン257、及び「他の推奨を見る」ボタン259が表されている。「確定」ボタン257は、図24の表示内容で確定する場合に、利用者A1が押下するためのボタンである。「確定」ボタン257が押下されると、利用者端末1は提案サーバ3に確定した旨の確定情報を送信する。「他の推奨を見る」ボタン258は、推奨情報の中の他の例を表示する場合に、利用者が押下するためのボタンである。
この状態で、利用者A1が「他の推奨を見る」ボタン258を押下すると、表示制御部14は、図25に示されているような推奨画面251に変更する(S47)。ここでは、新たに2つの推奨情報が表示されているが、チェックボックスにチェックは入っていない。即ち、図24で表示された推奨情報は、3次絞り込みを行われている。
また、右下側には、「他の推奨を見る」ボタン258に代えて、「最初の推奨に戻る」ボタン259が表示されている。「最初の推奨に戻る」ボタン259が押下されると、表示制御部14は、図25の推奨画面251から図24の推奨画面250に表示を戻す。
なお、図25の推奨画面には、上述のように資金調達に用いられる帳票に関する情報と、資金調達先に関する情報とを表示されているが、資金調達に用いられる帳票に関する情報のみ表示されるようにしてもよいし、資金調達先に関する情報のみが表示されるようにしてもよい。
(推奨画面(リスク回避優先))
また、図26を用いて、推奨画面がリスク回避優先を示す場合について説明する。図26は、リスク回避優先の場合の推奨画面の表示例を示した図である。
また、図26を用いて、推奨画面がリスク回避優先を示す場合について説明する。図26は、リスク回避優先の場合の推奨画面の表示例を示した図である。
この場合、基本的に手数料率優先の推奨画面と構成は同じである。即ち、図26に示されているように、推奨画面260には、各推奨情報(資金調達に用いられる帳票に関する情報である取引先、資金調達対象種類、取引金額、支払い予定日、資金調達先に関する情報である調達種類、調達先、手数料率、調整金額、入金日、及び、取引先の信用度)が含まれている。また、各推奨情報の左側には、選択するためのチェックボックスが表されている。
更に、推奨画面260の左下側には、調達合計金額及び不足金額が表されている。調達合計金額は、利用者A1がチェックボックスにチェックを入れた推奨情報の調達金額の合成を示す。また、推奨画面260の右下側の「確認」ボタン268、「他の推奨を見る」ボタン269は、それぞれ、図24の推奨画面250の右下側の「確認」ボタン257、「他の推奨を見る」ボタン258と同じである。
ここでは、利用者A1が図24の3つのチェックボックスにチェックが入ったままの状態で、「確定」ボタン257を押下した場合について、続けて説明する。
利用者A1が、「確定」ボタン257を押下すると、図20に示されているように、受付部12がチェックボックスにより選択された推奨情報を受け付ける(S48)。そして、送受信部11は、提案サーバ3に対して、ステップS48で選択された推奨情報を送信する(S49)。これにより、提案サーバ3の送受信部31は、選択された推奨情報を受信する。
次に、提案サーバ3では、作成部36が、ステップS49で受信された推奨情報を反映して、図27に示されているような資金繰り画面を作成する(S50)。
続いて、上記ステップS50によって推奨情報を反映した資金繰り画面の作成処理が終了した後、利用者端末1の表示制御部14は、Webブラウザ機能により、利用者端末1のディスプレイ106上に、ステップS50によって作成された推奨画面を表示させる(S51)。
この場合も、図26に示されているような推奨画面に変更可能であるが、説明を省略する。
なお、図26の推奨画面には、上述のように資金調達に用いられる帳票に関する情報と、資金調達先に関する情報とが表示されているが、資金調達に用いられる帳票に関する情報のみが表示されるようにしてもよいし、資金調達先に関する情報のみが表示されるようにしてもよい。
(推奨情報を反映した資金繰り画面)
ここで、図27を用いて、手数料率優先の場合の推奨情報を反映した資金繰り画面220について説明する。図27は、手数料率優先の場合の推奨情報を反映した資金繰り画面の表示例を示す図である。
ここで、図27を用いて、手数料率優先の場合の推奨情報を反映した資金繰り画面220について説明する。図27は、手数料率優先の場合の推奨情報を反映した資金繰り画面の表示例を示す図である。
図27に示されているように、資金繰り画面220には、図19の資金繰り画面210に対して、新たに、資金提供されると206万9000円が資金調達できる旨の情報2251が表示される。また、206万9000円の資金調達により、2020年10月以降の収入、キャッシュ残高が変更される。特に、利用者A1が2020年10月に調達した資金等は、その後の収入にはならないため、この収入にならない金額を示す情報2261,2262,2263が表示される。
また、資金繰り画面220の右下側には、「確認」ボタン229が含まれている。「確認」ボタン229は、利用者A1が、図27に示された内容を確認して、図27の画面220を閉じる場合に押下するためのボタンである。また、利用者A1が図27の「確認」ボタン228を押下した場合には、図20に示されているように、受付部12が、確認した旨を受け付ける(S50)。そして、送受信部11は、提案サーバ3に対して、ステップS49で表示された内容を確認した旨を示す確認情報を送信する(S53)。これにより、提案サーバ3の送受信部31は、確認情報を受信する。
以上により、資金繰り画面を再表示する処理が終了する。
〔本実施形態の主な効果〕
以上説明したように本実施形態によれば、提案サーバ3は利用者A1が要求する所定条件を満たす資金調達を行う特定の資金調達先を利用者端末1に送信する。即ち、提案サーバ3は、利用者端末1に対して、「どこに」資金調達を申し込めば良いかを示す提案を行うことで、利用者A1は自分が想定する条件に合った資金調達先を見つけ出すことが困難であるという課題を解消することができる。
以上説明したように本実施形態によれば、提案サーバ3は利用者A1が要求する所定条件を満たす資金調達を行う特定の資金調達先を利用者端末1に送信する。即ち、提案サーバ3は、利用者端末1に対して、「どこに」資金調達を申し込めば良いかを示す提案を行うことで、利用者A1は自分が想定する条件に合った資金調達先を見つけ出すことが困難であるという課題を解消することができる。
また、提案サーバ3は、利用者A1が商品又はサービスを提供するにあたって発行された複数の帳票のうち、所定条件に基づいて定めた特定の帳票を示す情報を、利用者端末1に送信する。即ち、提案サーバ3は、利用者端末1に対して、所定の資金調達先に対して「何を」資金調達の対象として申し込めば良いかを示す提案を行うことで、利用者A1は自分が想定する条件に合った資金調達先を見つけ出すことが困難であるという課題を解消することができる。
〔補足〕
なお、図20の上記ステップS53後、提案サーバ3が、利用者A1に代理して、図1のステップSの申し込みを行ってもよい。
なお、図20の上記ステップS53後、提案サーバ3が、利用者A1に代理して、図1のステップSの申し込みを行ってもよい。
なお、利用者端末1は、通信端末の一例である。利用者端末1には、PCだけでなく、スマートウォッチ、ゲーム機、映像通話専用機なども含まれる。説明者端末は、他の通信端末の一例である。
各CPU101等の各構成要素は、単一であってもよく複数であってもよい。
また、上述の実施形態における各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本実施形態における「処理回路」は、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上述した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、SOC(System on a chip)、GPU、及び従来の回路モジュール等のデバイスを含む。
また、上記実施形態に記載された各サーバ3,5,7は、本明細書に開示された実施形態を実施するための複数のコンピューティング環境のうちの1つを示すものにすぎない。例えば、提案サーバ3は、サーバクラスタといった複数のコンピューティングデバイスを含んでもよい。複数のコンピューティングデバイスは、通信ネットワークや共有メモリなどを含む任意のタイプの通信リンクを介して互いに通信するように構成されており、本明細書に開示された処理を実施する。同様に、提案サーバ3は、互いに通信するように構成された複数のコンピューティングデバイスを含むことができる。
さらに、提案サーバ3は、開示された処理ステップを様々な組み合わせで共有するように構成できる。例えば、提案サーバ3によって実行されるプロセスは、他のサーバによって実行され得る。同様に、提案サーバ3の機能は、他のサーバによって実行することができる。また、提案サーバ3と他のサーバの各要素は、1つのサーバにまとめられていても良いし、複数の装置に分けられていても良い。
1 利用者端末
3 提案サーバ
11 送受信部
12 受付部
14 表示制御部
15 判断部
19 記憶・読出処理部
31 送受信部(送信手段の一例、受信手段の一例)
33 算出部
35 判断部
36 作成部
39 記憶・読出処理部
100 通信ネットワーク
3 提案サーバ
11 送受信部
12 受付部
14 表示制御部
15 判断部
19 記憶・読出処理部
31 送受信部(送信手段の一例、受信手段の一例)
33 算出部
35 判断部
36 作成部
39 記憶・読出処理部
100 通信ネットワーク
請求項1に係る発明は、取引先に商品若しくはサービスを提供又は提供予定の取引の利用者の利用者端末に対し、通信ネットワークを介して情報を提供する提案サーバであって、前記利用者端末から、前記取引に基づく資金調達に関する資金調達情報および所定条件を受信する受信手段と、複数の資金調達先から前記資金調達情報に対応する資金調達先を判断する判断手段と、前記判断手段によって判断された前記資金調達先と前記所定条件に応じた推奨情報に基づき示される提案画面を表示させるための画面情報を、前記利用者端末に送信する送信手段と、を有することを特徴とする提案サーバである。
また、ファクタリングサービス企業D、売掛金担保融資サービス企業E、POファイナンスサービス企業F、見積書ファイナンスサービス企業Gは、それぞれ名称のサービスを行う企業であり、いずれも資金提供サービス企業である。資金提供サービス企業は、サービス利用企業Aから見ると、資金調達先である。
ファクタリングサービス企業Dは、複数のファクタリングサービス企業D1,D2,・・・Dnの総称である。売掛金担保融資サービス企業Eは、複数の売掛金担保融資サービス企業E1,E2,・・・Enの総称である。POファイナンスサービス企業Fは、複数のPOファイナンスサービス企業F1,F2,・・・Fnの総称である。見積書ファイナンスサービス企業Gは、見積書ファイナンスサービス企業G1,G2,・・・Gnの総称である。
利用者企業Aには、PC(Personal Computer)等の利用者端末1が設置されており、利用者A1によって操作される。提案企業Cには、提案サーバ3が設けられている。また、ファクタリングサービス企業D、売掛金担保融資サービス企業E、POファイナンスサービス企業F、見積書ファイナンスサービス企業Gには、それぞれ、資金提供サービスサーバ5d,5e,5f,5gが設けられている。また、信用情報サービス企業Hには、信用情報サーバ7が設けられている。各サーバは、いずれもコンピュータによって構成されている。そして、利用者端末1、資金提供サービスサーバ5d,5e,5f,5g、及び信用情報サーバ7は、インターネット等の通信ネットワーク100を介して通信することができる。なお、以降、資金提供サービスサーバ5d,5e,5f,5gの総称は、「資金提供サービスサーバ5」と示す。
また、キーボード111は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えた入力手段の一種である。ポインティングデバイス112は、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行う入力手段の一種である。DVD-RWドライブ114は、着脱可能な記録媒体の一例としてのDVD-RW113に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。なお、DVD-RWに限らず、DVD-RやBlu-ray(登録商標) Disc(ブルーレイディスク)等であってもよい。メディアI/F116は、フラッシュメモリ等の記録メディア115に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。
次に、判断部35は、「非対応業種」情報に基づいて、利用者A1のテナント業種は非対応か否かを判断する(S147)。非対応でない場合には(S147;NO)、判断部35は、利用者A1のテナント住所は対応地域以外か否かを判断する(S148)。対応地域以外でない場合には(S148;NO)、判断部35は、利用者A1のテナントの事業種類が個人事業対応に該当するか否かを判断する(S149)。該当する場合には(S149;YES)、判断部35は、実際に手数料率の問い合わせを行う資金提供サービス(企業)と特定する(S150)。そして、ステップS145に戻り、提案サーバ3は、次の所定の資金提供サービス情報に対して、同様の処理を進める。一方、上記ステップS147でYES、ステップS148でYES、又は、ステップS149でNOの場合には、提案サーバ3は、ステップS150の処理を実行せず、ステップS145に戻り、次の所定の資金提供サービス情報に対して、同様の処理を進めることで、図22の処理が終了する。
また、推奨画面250の右下側には、「確定」ボタン257、及び「他の推奨を見る」ボタン258が表されている。「確定」ボタン257は、図24の表示内容で確定する場合に、利用者A1が押下するためのボタンである。「確定」ボタン257が押下されると、利用者端末1は提案サーバ3に確定した旨の確定情報を送信する。「他の推奨を見る」ボタン258は、推奨情報の中の他の例を表示する場合に、利用者が押下するためのボタンである。
この状態で、利用者A1が「他の推奨を見る」ボタン258を押下すると、表示制御部14は、図25に示されているような推奨画面251に変更する(S47)。ここでは、新たに2つの推奨情報が表示されているが、チェックボックスにチェックは入っていない。即ち、図24で表示された推奨情報は、3次絞り込みが行われている。
また、上述の実施形態における各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本実施形態における「処理回路」は、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上述した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、SоC(System on a Chip)、GPU、及び従来の回路モジュール等のデバイスを含む。
Claims (10)
- 取引先に商品若しくはサービスを提供又は提供予定の利用者の利用者端末に対し、通信ネットワークを介して情報を提供する提案サーバであって、
前記利用者端末から、前記利用者が提供する商品又はサービスの帳票を用いた資金調達に関する所定条件を示す条件情報を受信する受信手段と、
前記利用者が前記資金調達を行うことが可能な複数の資金調達先のうち、前記所定条件に基づいて定めた特定の資金調達先を示す情報を、前記利用者端末に送信する送信手段と、
を有することを特徴とする提案サーバ。 - 前記送信手段は、前記利用者が前記商品又は前記サービスを提供するにあたって発行された複数の帳票のうち、前記所定条件に基づいて定めた特定の帳票を示す情報を、前記利用者端末に送信することを特徴とする請求項1に記載の提案サーバ。
- 前記所定条件は、前記複数の資金調達先のぞれぞれと前記複数の帳票の内容によって定められた各資金調達の手数料率の低さ優先して、前記特定の資金調達先を定めるための手数料率優先条件であることを特徴とする請求項2に記載の提案サーバ。
- 前記所定条件は、前記取引先の信頼度の低さを優先して、前記特定の資金調達先を定めるためのリスク回避優先条件であることを特徴とする請求項2に記載の提案サーバ。
- 前記受信手段は、前記利用者端末から資金調達対象の支払い期限を示す情報を受信し、
前記送信手段は、前記資金調達対象の支払い期限内で前記所定条件を満たす前記特定の資金調達先を示す情報を、前記利用者端末に送信すること
を特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の提案サーバ。 - 前記受信手段は、前記利用者端末から資金調達対象の種類を示す資金調達対象種類情報を受信し、
前記送信手段は、資金調達対象の種類の範囲内で前記所定条件を満たす前記特定の資金調達先を示す情報を、前記利用者端末に送信すること
を特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の提案サーバ。 - 前記資金調達対象の種類は、請求書、注文書、又は見積書を示すことを特徴とする請求項6に記載の提案サーバ。
- 取引先に商品若しくはサービスを提供又は提供予定の利用者の利用者端末と、当該利用者端末に対し通信ネットワークを介して情報を提供する提案サーバとによって構築された通信システムであって、
前記利用者端末は、前記提案サーバに対して、前記利用者が提供する商品又はサービスの帳票を用いた資金調達に関する所定条件を示す条件情報を送信し、
前記提案サーバは、前記利用者端末に対して、前記利用者が前記資金調達を行うことが可能な複数の資金調達先のうち、前記所定条件に基づいて定めた特定の資金調達先を示す情報を送信すること
を特徴とする通信システム。 - 取引先に商品若しくはサービスを提供又は提供予定の利用者の利用者端末に対し、通信ネットワークを介して情報を提供する提案サーバが実行する提供方法であって、
前記利用者端末から、前記利用者が提供する商品又はサービスの帳票を用いた資金調達に関する所定条件を示す条件情報を受信する受信ステップと、
前記利用者が前記資金調達を行うことが可能な複数の資金調達先のうち、前記所定条件に基づいて定めた特定の資金調達先を示す情報を、前記利用者端末に送信する送信ステップと、
を実行する提供方法。 - コンピュータに、請求項9に記載の方法を実行させるプログラム。
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