JP2024004041A - 情報処理装置、情報処理システム、利用者端末、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、利用者端末、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】債権保証契約の保証内容を提案する情報処理装置、情報処理システム、利用者端末、情報処理方法及びプログラムを提供する。【解決手段】情報処理システムにおいて、利用者が用いる利用者端末40とネットワークを介して通信可能な債権保証サーバ30は、債権保証契約の保証内容に関する契約情報を記憶部に記憶する登録部35と、商取引に基づく債権に関する債権情報を取得する取得部33と、契約情報及び債権情報に基づいて、保証内容を提案する提案画面を表示するための画面データを利用者端末に送信する通信部32と、を備える。【選択図】図4

Description

この発明は、情報処理装置、情報処理システム、利用者端末、情報処理方法及びプログラムに関する。
商取引においては、債権者にとって債権が回収不能となるリスクがある。債権が回収不能となるリスクを低減するために、債権の保証を依頼することができる債権保証事業者がある。債権者の債権を債権保証の対象とすること(以下、「債権保証契約」という。)で、債権が回収不能となった際に債権保証事業者から保険金が支払われるため、回収不能となるリスクを低減することができる。
例えば、特許文献1には、商取引におけるリスクを低減するために、代金の支払い者からの仮決済情報により代金支払い先に対して支払能力があることを示すと共に、代金支払い先からの仮決済情報を含む本決済依頼と支払い者の承認による本決済を実行する発明が開示されている。
しかしながら、債権保証契約の保証内容を適切に選択することは困難である、という課題がある。例えば、多くの債権保証事業者が様々な契約プランを提供しているが、債権保証契約の保証内容は複雑であるため、債権者自身又は取引先の取引傾向に適した債権保証事業者又は契約プランを選択することは困難である。
この発明の一実施形態は、上記のような技術的課題に鑑みて、債権保証契約の保証内容を提案することである。
上記の課題を解決するために、この発明の一実施形態である情報処理装置は、利用者が用いる利用者端末とネットワークを介して通信可能な情報処理装置であって、債権保証契約の保証内容に関する契約情報を記憶部に記憶する登録部と、商取引に基づく債権に関する債権情報を取得する取得部と、契約情報及び債権情報に基づいて、保証内容を提案する提案画面を表示するための画面データを利用者端末に送信する通信部と、を備える。
この発明の一実施形態によれば、債権保証契約の保証内容を提案することができる。
一実施形態における各企業の関係を示す概念図である。 一実施形態における情報処理システムの全体構成の一例を示す図である。 一実施形態における情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 一実施形態における情報処理システムの機能構成の一例を示す図である。 一実施形態における取引先情報テーブルの一例を示す図である。 一実施形態における請求書情報テーブルの一例を示す図である。 一実施形態における債権管理情報テーブルの一例を示す図である。 一実施形態における契約情報テーブルの一例を示す図である。 一実施形態における債権保証情報テーブルの一例を示す図である。 一実施形態における履行情報テーブルの一例を示す図である。 一実施形態における情報生成処理の一例を示す図である。 一実施形態における情報収集処理の一例を示す図である。 一実施形態における提案処理の一例を示す図である。 一実施形態における解析処理の一例を示す図である。 一実施形態における提案画面の一例を示す図である。 一実施形態における提案詳細画面(取引先単位)の一例を示す図である。 一実施形態における提案詳細画面(請求書単位)の一例を示す図である。 一実施形態における契約画面(取引先単位)の一例を示す図である。 一実施形態における契約画面(請求書単位)の一例を示す図である。
以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態について、詳細に説明する。なお、図面中において同じ機能を有する構成部には同じ番号を付し、重複説明を省略する。
[実施形態]
〔企業間の関係〕
本実施形態における各企業間の関係を、図1を参照しながら説明する。図1は、本実施形態における各企業の関係を示す概念図である。
図1に示されているように、サービス利用企業Aは、取引先企業Bに対して、商品又はサービスを提供することで、取引先企業Bから対価を受ける企業である。取引先企業Bは、サービス利用企業Aの取引先である。この場合、サービス利用企業Aが債権者となり、取引先企業Bが債務者となる関係が生じる。
サービス提供企業Cは、サービス利用企業Aからの依頼を受けて、取引先企業Bとの取引で行われる一連の手続きを管理するサービスを提供する企業等である。なお、サービス提供企業Cが提供するサービスを利用する主体を「テナント」と表現する場合がある。すなわち、本実施形態においてテナントとは、企業に限らず、事業者、団体又は個人等を含む。
以下、サービス提供企業Cが提供するサービスを「取引管理サービス」と呼ぶ。一連の手続きには、例えば、請求書の発行及び取引先への送付、決済事業者と連携した債権回収、並びに回収不能となった債権に対する債権保証の履行等が含まれる。
決済サービス企業Dは、サービス提供企業Cと連携して、債権回収に必要となる手続きを代行するサービスを提供する企業である。以下、決済サービス企業Dが提供するサービスを「決済サービス」と呼ぶ。本実施形態における決済サービスは、請求書に基づく支払いが可能な決済手段であればどのようなものでもよい。決済手段の一例は、債務者の口座から債権者の口座へ代金の振替を行う口座振替である。決済手段の他の例は、コンビニエンスストアの店頭で振込票を用いて支払いを行うコンビニ決済である。ここでは、決済手段は口座振替であるものとして説明を続ける。
金融機関Eは、サービス利用企業A及び取引先企業Bがそれぞれ所有する口座を管理する企業又は団体等である。金融機関Eは、決済サービス企業Dからの依頼に応じて、取引先企業Bの口座からサービス利用企業Aの口座に代金の振替を行う。なお、サービス利用企業Aの口座を管理する金融機関Eと、取引先企業Bの口座を管理する金融機関Eとは異なる金融機関であってもよい。
債権保証サービス企業Fは、サービス提供企業Cと連携して、回収不能となった債権に対して保険金を支払うサービスを提供する企業である。以下、債権保証サービス企業Fが提供するサービスを「債権保証サービス」と呼ぶ。
ここで、本実施形態における処理の概略を説明する。
まず、サービス利用企業Aは、サービス提供企業Cに対して、取引先企業Bとの商取引に基づく請求書の作成、及び作成した請求書の取引先企業Bへの送付を要求する(S1)。これにより、サービス提供企業Cは、請求書を作成して、取引先企業Bに送付する(S2)。
次に、サービス提供企業Cは、決済サービス企業Dに対して、サービス利用企業Aが発行した請求書に基づく決済情報を送付する(S3)。これにより、決済サービス企業Dに請求書に基づく決済情報が登録される。続いて、取引先企業Bは、決済サービス企業Dに対して、サービス利用企業Aが発行した請求書に基づく決済を依頼する(S4)。なお、決済を口座振替で行う場合、請求書等にかかわらず、特定の企業に対する振替を振替依頼書等で一律に依頼する場合もある。
決済サービス企業Dは、金融機関Eに対して、決済を実行する(S5)。金融機関Eは、取引先企業Bの口座から代金を引き落とし、サービス利用企業Aの口座に入金する。その後、サービス提供企業Cは、決済サービス企業Dから決済結果を取得する(S6)。
債権保証サービス企業Fは、サービス提供企業Cに対して、契約情報を登録する(S7)。契約情報は、債権保証サービスで提供される債権保証契約の保証内容を表す情報である。サービス提供企業Cは、サービス利用企業Aからの依頼に応じて、債権保証契約の保証内容を提案する(S8)。サービス利用企業Aは、債権保証契約の保証内容を決定し、サービス提供企業Cに対して、債権保証契約を依頼する(S9)。サービス提供企業Cは、サービス利用企業Aにより決定された保証内容で、債権保証サービス企業Fに対して債権保証契約を申請する(S10)。
なお、契約情報の登録(S7)は、債権保証契約の提案(S8)よりも前であればどの段階で行ってもよい。例えば、請求書の作成(S1)よりも前に契約情報の登録(S7)を行っておいてもよい。
また、サービス利用企業Aが債権保証契約を依頼するか否か、またどのような保証内容で債権保証契約を依頼するかは、サービス利用企業Aが任意に決定すればよい。サービス利用企業Aは、提案された保証内容と異なる保証内容で債権保証契約を依頼してもよいし、債権保証契約を依頼しなくてもよい。
〔情報処理システムの全体構成〕
本実施形態における情報処理システムの全体構成を、図2を参照しながら説明する。図2は、本実施形態における情報処理システムの全体構成の一例を示すブロック図である。
図2に示されているように、本実施形態における情報処理システム1は、取引管理システム2、決済システム3、債権保証システム4、及び利用者端末40を含む。本実施形態における取引管理システム2は、帳票管理サーバ10、債権管理サーバ20、及び債権保証サーバ30を含む。情報処理システム1に含まれる各システム、サーバ及び端末は、それぞれ通信ネットワークN1に接続している。
通信ネットワークN1は、接続されている各装置が相互に通信可能となるように構成されている。通信ネットワークN1は、例えば、インターネット、LAN(Local Area Network)、又はWAN(Wide Area Network)などの有線通信によるネットワークによって構築されている。通信ネットワークN1は、有線通信だけでなく、例えば、無線LAN、又は近距離無線通信等の無線通信、もしくはWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、LTE(Long Term Evolution)、又は5G(5th Generation)等の移動体通信によるネットワークが含まれていてもよい。
利用者端末40は、サービス利用企業Aに設置されている。取引管理システム2は、サービス提供企業Cに設置されている。決済システム3は、決済サービス企業Dに設置されている。債権保証システム4は、債権保証サービス企業Fに設置されている。
帳票管理サーバ10は、通信ネットワークN1を介して、帳票管理サービスを利用者端末40に提供する。本実施形態における帳票管理サービスは、利用者端末40からの要求に応じて、請求書を作成し、作成した請求書を取引先へ送付するサービスである。
債権管理サーバ20は、通信ネットワークN1を介して、債権管理サービスを利用者端末40に提供する。本実施形態における債権管理サービスは、請求書に基づく債権を管理し、債権保証サーバ30からの要求に応じて、債権に関する情報を提供するサービスである。
債権保証サーバ30は、通信ネットワークN1を介して、債権保証仲介サービスを利用者端末40に提供する。本実施形態における債権保証仲介サービスは、利用者端末40からの要求に応じて、債権保証を契約するための手続き、及び未回収の債権に対して債権保証を履行するための手続きを、債権保証システム4に対して実行するサービスである。
利用者端末40は、利用者が使用する情報処理装置である。利用者は、サービス利用企業Aの従業員等である。利用者端末40は、利用者の操作に応じて、通信ネットワークN1を介して、取引管理システム2に含まれる各サーバが提供する各種サービスを利用する。
帳票管理サーバ10、債権管理サーバ20、債権保証サーバ30及び利用者端末40の一例は、情報処理装置である。なお、帳票管理サーバ10、債権管理サーバ20、債権保証サーバ30及び利用者端末40は、通信機能を備えた装置であれば、情報処理装置に限られない。
帳票管理サーバ10、債権管理サーバ20、債権保証サーバ30及び利用者端末40は、例えば、PJ(Projector:プロジェクタ)、IWB(Interactive White Board:相互通信が可能な電子式の黒板機能を有する白板)、デジタルサイネージ等の出力装置、HUD(Head Up Display)装置、産業機械、撮像装置、集音装置、医療機器、ネットワーク家電、自動車(Connected Car)、ノートPC(Personal Computer)、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、ゲーム機、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ、ウェアラブルPCまたはデスクトップPC等であってもよい。
〔情報処理システムのハードウェア構成〕
本実施形態における情報処理システムのハードウェア構成を、図3を参照しながら説明する。図3は、帳票管理サーバ10、債権管理サーバ20、債権保証サーバ30及び利用者端末40がコンピュータで実現される場合のハードウェア構成の一例を示す図である。
図3に示されているように、本実施形態におけるコンピュータは、CPU(Central Processing Unit)501、ROM(Read Only Memory)502、RAM(Random Access Memory)503、HD(Hard Disk)504、HDD(Hard Disk Drive)コントローラ505、ディスプレイ506、外部機器接続I/F(Interface)508、ネットワークI/F509、バスライン510、キーボード511、ポインティングデバイス512、DVD-RW(Digital Versatile Disk Rewritable)ドライブ514、メディアI/F516を備えている。
これらのうち、CPU501は、コンピュータ全体の動作を制御する。ROM502は、IPL等のCPU501の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM503は、CPU501のワークエリアとして使用される。HD504は、プログラム等の各種データを記憶する。HDDコントローラ505は、CPU501の制御にしたがってHD504に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。
ディスプレイ506は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示する。外部機器接続I/F508は、各種の外部機器を接続するためのインターフェースである。この場合の外部機器は、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリやプリンタ等である。ネットワークI/F509は、通信ネットワークN1を利用してデータ通信をするためのインターフェースである。バスライン510は、図3に示されているCPU501等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
また、キーボード511は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えた入力手段の一種である。ポインティングデバイス512は、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行う入力手段の一種である。DVD-RWドライブ514は、着脱可能な記録媒体の一例としてのDVD-RW513に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。なお、DVD-RWに限らず、DVD-R等であってもよい。メディアI/F516は、フラッシュメモリ等の記録メディア515に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。
〔情報処理システムの機能構成〕
本実施形態における情報処理システムの機能構成を、図4乃至図10を参照しながら説明する。図4は、本実施形態における情報処理システムの機能構成の一例を示すブロック図である。
<帳票管理サーバの機能構成>
図4に示されているように、本実施形態における帳票管理サーバ10は、帳票管理情報記憶部100、記憶制御部11及び通信部12を備える。
帳票管理情報記憶部100は、帳票管理サービスで用いる取引先情報及び請求書情報を記憶する。帳票管理情報記憶部100は、例えば、図3に示されているHD504を用いて実現される。
記憶制御部11は、帳票管理情報記憶部100に対するデータの書き込み及び読み出しを行う。記憶制御部11は、例えば、図3に示されているHD504からRAM503上に展開されたプログラムがCPU501及びHDDコントローラ505に実行させる処理によって実現される。
通信部12は、通信ネットワークN1を介して他のサーバ、装置、又はシステムと各種データの送受信を行う。通信部12は、例えば、図3に示されているHD504からRAM503上に展開されたプログラムがCPU501及びネットワークI/F509に実行させる処理によって実現される。
(取引先情報テーブル)
図5は、取引先情報を格納する取引先情報テーブルの一例を示す概念図である。帳票管理情報記憶部100には、図5に示されているような取引先情報テーブルによって構成されている取引先情報管理DB1001が構築されている。取引先情報テーブルには、サービス利用企業Aの取引先である取引先企業Bに関する情報が格納されている。
図5に示されているように、取引先情報テーブルでは、テナント毎に、取引先の名称(会社名等)、取引先の住所(所在地)、取引先の連絡先(電話番号及びメールアドレス等)、取引先の担当者名、及び取引先の口座情報(銀行名、支店名、口座種別、口座番号及び口座名義等)等が関連付けて管理されている。
(請求書情報テーブル)
図6は、請求書情報を格納する請求書情報テーブルの一例を示す概念図である。帳票管理情報記憶部100には、図6に示されているような請求書情報テーブルによって構成されている請求書情報管理DB1002が構築されている。請求書情報テーブルには、サービス利用企業Aが発行した請求書に関する情報が格納されている。
図6に示されているように、請求書情報テーブルでは、テナント毎に、請求先の名称(会社名等)、請求金額、請求日、支払い期限日、支払い状態(未払い又は支払い済み)、入金日及び備考等が関連付けて管理されている。支払い状態は、帳票管理サービスにおいて請求書が発行された際に「未払い」に設定され、入金が確認された際に「支払い済み」に設定される。
<債権管理サーバの機能構成>
図4に示されているように、本実施形態における債権管理サーバ20は、債権管理情報記憶部200、記憶制御部21及び通信部22を備える。
債権管理情報記憶部200は、債権管理サービスで用いる債権管理情報を記憶する。債権管理情報記憶部200は、例えば、図3に示されているHD504を用いて実現される。
記憶制御部21は、債権管理情報記憶部200に対するデータの書き込み及び読み出しを行う。記憶制御部21は、例えば、図3に示されているHD504からRAM503上に展開されたプログラムがCPU501及びHDDコントローラ505に実行させる処理によって実現される。
通信部22は、通信ネットワークN1を介して他のサーバ、装置、又はシステムと各種データの送受信を行う。通信部22は、例えば、図3に示されているHD504からRAM503上に展開されたプログラムがCPU501及びネットワークI/F509に実行させる処理によって実現される。
(債権管理情報テーブル)
図7は、債権管理情報を格納する債権管理情報テーブルの一例を示す概念図である。債権管理情報記憶部200には、図7に示されているような債権管理情報テーブルによって構成されている債権管理情報管理DB1101が構築されている。債権管理情報テーブルには、サービス利用企業Aが取引先に発行した請求書に基づく債権に関する情報が格納されている。
図7に示されているように、債権管理情報テーブルでは、テナント毎に、請求先の名称(会社名等)、請求金額、請求日、支払い期限日、支払い状態(未払い又は支払い済み)、入金日及び備考等が関連付けて管理されている。
本実施形態における債権管理情報は、商取引に基づく債権に関する情報を含む債権情報である。債権管理情報によれば、支払い期限日と入金日とを比較することにより、支払い状況(特に、支払い遅延が発生したか否か)を判定することができる。
<債権保証サーバの機能構成>
図4に示されているように、本実施形態における債権保証サーバ30は、債権保証情報記憶部300、画面データ記憶部310、記憶制御部31、通信部32、取得部33、画面作成部34、登録部35及び解析部36を備える。
債権保証情報記憶部300は、債権保証仲介サービスで用いる契約情報、債権保証情報及び履行情報を記憶する。債権保証情報記憶部300は、例えば、図3に示されているHD504を用いて実現される。
画面データ記憶部310は、利用者端末40に提供(送信)する画面を表示させるための画面データを記憶する。画面データ記憶部310は、例えば、図3に示されているHD504を用いて実現される。画面データは、例えば、HTML(HyperText Markup Language)等で記述された画面データであり、JavaScript(登録商標)等で記述されたアプリケーションを含んでもよい。
記憶制御部31は、債権保証情報記憶部300及び画面データ記憶部310に対するデータの書き込み及び読み出しを行う。記憶制御部31は、例えば、図3に示されているHD504からRAM503上に展開されたプログラムがCPU501及びHDDコントローラ505に実行させる処理によって実現される。
通信部32は、通信ネットワークN1を介して他のサーバ、装置、又はシステムと各種データの送受信を行う。通信部32は、例えば、図3に示されているHD504からRAM503上に展開されたプログラムがCPU501及びネットワークI/F509に実行させる処理によって実現される。
取得部33は、通信部32を用いて、取引管理システム2に含まれる各サーバから情報を取得し、記憶制御部31を用いて、債権保証情報記憶部300に記憶する。
画面作成部34は、画面データ記憶部310から読み出した画面データに、債権保証情報記憶部300から読み出した各種の情報を埋め込むことで、利用者端末40に提供する画面データを作成する。
登録部35は、通信部32を用いて、債権保証システム4から契約情報を受信し、記憶制御部31を用いて、債権保証情報記憶部300に記憶する。
解析部36は、利用者端末40からの要求に応じて、債権保証情報記憶部300から読み出した各種の情報を解析し、債権保証契約の保証内容を提案する提案情報を生成する。解析部36により生成された提案情報は、画面作成部34により画面データに埋め込まれ、利用者端末40に送信される。
取得部33、画面作成部34、登録部35及び解析部36は、例えば、図3に示されているHD504からRAM503上に展開されたプログラムがCPU501に実行させる処理によって実現される。
(契約情報テーブル)
図8は、契約情報を格納する契約情報テーブルの一例を示す概念図である。債権保証情報記憶部300には、図8に示されているような契約情報テーブルによって構成されている契約情報管理DB1201が構築されている。契約情報テーブルには、債権保証サービス企業Fが提供する債権保証契約の保証内容(以下、「契約プラン」とも呼ぶ)に関する情報が格納されている。
図8に示されているように、契約情報テーブルでは、債権保証事業者の会社名(保証会社名)、契約プランの名称(プラン名)、保証料の課金単位(課金タイプ)、1単位あたりの課金額(単位課金額)、1口あたりの固定額、保証単位、対象にできる取引先の最大数(取引先数)、契約期間、保証上限額及びその他の保証条件(制約)等が関連付けて管理されている。
保証単位は、債権保証契約の範囲を規定する単位である。本実施形態における保証単位は、取引先単位又は請求書単位とする。取引先単位では、債権保証契約の対象とする取引先に対して発行したすべての請求書に基づく債権が保証される。請求書単位では、債権保証契約の対象とする請求書に基づく債権のみが保証される。
なお、ある債権について、複数の債権保証契約の対象としてもよい。例えば、ある取引先に対して取引先単位の債権保証を契約しているとき、その取引先に発行した請求書に対して請求書単位の債権保証を契約してもかまわない。
(債権保証情報テーブル)
図9は、債権保証情報を格納する債権保証情報テーブルの一例を示す概念図である。債権保証情報記憶部300には、図9に示されているような債権保証情報テーブルによって構成されている債権保証情報管理DB1202が構築されている。債権保証情報テーブルには、サービス利用企業Aが債権保証契約の対象としている取引先企業Bに関して、債権保証の契約状態及び履行履歴を表す情報が格納されている。
図9に示されているように、債権保証情報テーブルでは、テナント毎に、取引先の名称(会社名等)、保証上限金額、設定上限金額、債権保証を履行した履歴(履行履歴)、保証開始日、保証終了日、及び保証状態(保証中、保証未開始又は保証終了等)等が関連付けて管理されている。
保証上限金額は、債権保証を契約した際に、債権保証システム4において行われる審査により承認された金額である。
設定上限金額は、テナントが取引先に対して設定した請求総額の上限である。設定上限金額は、債権保証契約に基づく保証上限金額及びテナントが許容可能なリスク等を鑑みて、テナントが任意に設定することができる。
履行履歴は、後述する履行情報テーブルに格納されている履行情報に基づいて設定される。履行履歴は、履行情報テーブルに格納されている当該取引先に関する履行履歴を外部参照することで設定されてもよいし、定期的に履行情報テーブルから当該取引先に関する履行履歴を取得することで設定されてもよい。
本実施形態における債権保証情報は、債権保証が履行された債権に関する情報を含む債権情報である。債権保証は、例えば回収が困難と判断された債権に対して履行を請求するため、債権保証の履行履歴が存在する場合、当該債権において取引先の債務不履行(例えば踏み倒し等)、倒産(例えば、破産、銀行取引停止又は私的整理等)、又は支払い遅延が発生していたものと判断することができる。
(履行情報テーブル)
図10は、履行情報を格納する履行情報テーブルの一例を示す概念図である。債権保証情報記憶部300には、図10に示されているような履行情報テーブルによって構成されている履行情報管理DB1203が構築されている。履行情報テーブルには、サービス利用企業Aが債権保証の履行を申請した履歴を表す情報が格納されている。
図10に示されているように、履行情報テーブルでは、テナントの名称、取引先の名称(会社名等)、請求金額、請求日、支払い期限日、履行状態(履行中又は履行済み)、履行実行日、保証上限金額及び保証期限等が関連付けて管理されている。
保証上限金額は、履行を申請した債権保証契約に関して、債権保証システム4において行われる審査により承認された金額である。
<利用者端末の機能構成>
図4に示されているように、本実施形態における利用者端末40は、表示制御部41、通信部42及び受付部43を備える。
表示制御部41は、通信部42を用いて受信した画面データに基づいて画面を表示する。表示制御部41は、例えば、利用者端末40が備えるウェブブラウザ機能である。表示制御部41は、例えば、図3に示されているHD504からRAM503上に展開されたプログラムがCPU501及びディスプレイ506に実行させる処理によって実現される。
通信部42は、通信ネットワークN1を介して他のサーバ、装置、又はシステムと各種データの送受信を行う。通信部42は、例えば、図3に示されているHD504からRAM503上に展開されたプログラムがCPU501及びネットワークI/F509に実行させる処理によって実現される。
受付部43は、利用者による各種の操作を受け付ける。受付部43は、例えば、図3に示されているCPU501からの命令、及びキーボード511又はポインティングデバイス512によって実現される。
〔情報処理システムの処理手順〕
本実施形態における情報処理システムが実行する情報処理方法の処理手順を、図11乃至図19を参照しながら説明する。図11乃至図13は、本実施形態における情報処理方法の処理手順の一例を示すシーケンス図である。本実施形態における情報処理方法は、情報生成処理(図11参照)、情報収集処理(図12参照)及び提案処理(図13参照)を含む。
<情報生成処理>
図11は、本実施形態における情報生成処理の一例を示すシーケンス図である。情報生成処理は、債権保証契約の保証内容を提案するために用いる情報を発生させる処理である。情報生成処理は、図1に示したステップS1からステップS6に相当する。
ステップS11において、利用者端末40が備える受付部43は、利用者による請求書の発行を指示する操作を受け付ける。受付部43は、請求書の発行を指示する操作を受け付ける前に、利用者によって入力されたテナントの識別情報であるテナントID等の認証情報を受け付ける。そして、通信部42は、認証情報を帳票管理サーバ10に送信し、帳票管理サーバ10において所定の認証処理を行う。したがって、利用者が帳票管理サーバ10において認証された場合のみ、受付部43は、利用者による請求書の発行を指示する操作を受け付けることができる。
ステップS12において、利用者端末40が備える通信部42は、請求書の発行を指示する操作に応じて、請求書の発行要求を帳票管理サーバ10に送信する。当該発行要求には、利用者によって入力された請求書情報が含まれる。請求書情報には、例えば、請求先の名称、請求金額及び支払い期限日等、請求書に記載する情報が含まれる。
ステップS13において、帳票管理サーバ10が備える通信部12は、利用者端末40が送信した請求書の発行要求を受信する。次に、記憶制御部11が、受信した請求書情報を請求書情報管理DB1002に記憶する。請求書情報に含まれる請求先が取引先情報管理DB1001に登録されていない場合には、記憶制御部11は、当該取引先に関する情報を取引先情報管理DB1001に登録する。
ステップS14において、帳票管理サーバ10が備える通信部12は、登録した請求書情報に基づいて、請求書を作成し、取引先企業Bに送付する。請求書の送付方法は、例えば、印刷した請求書の郵送、請求書を添付した電子メールの送信、請求書を開くURL(Uniform Resource Locator)リンクの通知等、様々な方法を用いることができる。
ステップS15において、帳票管理サーバ10が備える通信部12は、債権管理情報の登録要求を債権管理サーバ20に送信する。当該登録要求には、請求書情報管理DB1002に登録した請求書情報が含まれる。
ステップS16において、債権管理サーバ20が備える通信部22は、帳票管理サーバ10が送信した債権管理情報の登録要求を受信する。次に、記憶制御部21が、受信した請求書情報に基づいて債権管理情報を債権管理情報管理DB1101に登録する。
ステップS17において、債権管理サーバ20が備える通信部22は、債権管理情報の登録結果を帳票管理サーバ10に送信する。帳票管理サーバ10では、通信部12が、債権管理情報の登録結果を受信する。
ステップS18において、帳票管理サーバ10が備える通信部12は、請求書の発行結果を利用者端末40に送信する。利用者端末40では、通信部42が、請求書の発行結果を受信する。次に、表示制御部41が、請求書の発行結果をディスプレイ506に表示する。
ステップS19において、帳票管理サーバ10が備える通信部12は、請求書情報の登録要求を決済システム3に送信する。当該登録要求には、決済システム3において決済に必要な情報が含まれる。決済に必要な情報は、決済システム3が用いる決済手段によって異なるが、請求書情報管理DB1002に登録された請求書情報に基づいて生成される。
ステップS20において、決済システム3は、帳票管理サーバ10から請求書情報の登録要求を受信する。次に、決済システム3は、受信した登録要求に基づいて決済情報を登録する。その後、決済システム3は、取引先企業Bからの依頼に応じて、金融機関Eに対して決済の実行を要求する。金融機関Eは、決済の実行要求に応じて、決済を実行する。これにより、サービス利用企業Aの口座に請求金額が入金される。
ステップS21において、帳票管理サーバ10が備える通信部12は、決済結果の取得要求を決済システム3に送信する。当該取得要求には、決済結果の取得対象とする請求書を識別する情報が含まれる。取得対象とする請求書は、請求書情報を決済システム3に登録し、決済結果を受信していない請求書である。
決済システム3は、帳票管理サーバ10から決済結果の取得要求を受信する。決済システム3は、決済結果の取得要求に応じて、当該取得要求において取得対象とされた請求書に関する決済結果を送信する。決済結果に含まれる情報は、決済システム3が用いる決済手段によって異なるが、少なくとも決済の成否、及び決済が成功した場合の入金日が含まれる。
ステップS22において、帳票管理サーバ10が備える通信部12は、決済結果を決済システム3から受信する。次に、記憶制御部11が、決済結果を請求書情報管理DB1002に登録する。具体的には、記憶制御部11は、決済結果が決済完了を示す請求書について、請求書情報テーブルの支払い状態を「支払い済み」に更新し、請求書情報テーブルの入金日に決済結果に含まれる入金日を設定する。
<情報収集処理>
図12は、本実施形態における情報収集処理の一例を示すシーケンス図である。情報収集処理は、債権保証契約の保証内容を提案するために用いる情報を収集する処理である。情報収集処理は、図1に示したステップS7に相当する処理を含む。
ステップS31において、債権保証サーバ30が備える通信部32は、契約情報の取得要求を債権保証システム4に送信する。債権保証システム4は、債権保証サーバ30から受信した契約情報の取得要求に応じて、債権保証サービスで提供している契約プランを表す契約情報を、債権保証サーバ30に返信する。
債権保証サーバ30は、所定の時間間隔で定期的に契約情報を債権保証システム4に要求してもよい。所定の時間間隔は、例えば、1日ごとである。この場合、債権保証システム4は、前回送信した契約情報との差分のみを送信してもよい。差分は、例えば、新たに追加された契約プランを表す契約情報、削除された契約プランを表す契約情報、又は一部の保証内容が変更された契約プランを表す契約情報を含む。
債権保証システム4は、債権保証サービス企業Fの従業員等の操作により契約プランが登録、変更又は削除されたときに、当該契約プランを表す契約情報を即時に債権保証サーバ30に送信してもよい。
債権保証サーバ30では、通信部32が、契約情報を債権保証システム4から受信する。次に、記憶制御部31が、債権保証システム4から受信した契約情報を契約情報管理DB1201に登録する。
ステップS32において、債権保証サーバ30が備える取得部33は、通信部32を用いて取引情報の取得を帳票管理サーバ10に要求する。当該取得要求には、利用者のテナントIDが含まれる。
ステップS33において、帳票管理サーバ10が備える通信部12は、債権保証サーバ30が送信した取引情報の取得要求を受信する。次に、記憶制御部11が、当該テナントの取引先を取引先情報管理DB1001から読み出す。続いて、記憶制御部11は、各取引先の請求書情報を請求書情報管理DB1002から読み出す。
この際、記憶制御部11は、当該テナントの請求書情報テーブルに加えて、他のテナントの請求書情報テーブルからも、当該取引先に関する請求書情報を読み出す。以下、読み出した請求書情報の集合を「取引情報」と呼ぶ。すなわち、取引情報には、各取引先について、当該テナントを取引相手とする取引に関する請求書情報と、他のテナントを取引相手とする取引に関する請求書情報とが含まれる。
ステップS34において、帳票管理サーバ10が備える通信部12は、請求書情報管理DB1002から読み出した取引情報を債権保証サーバ30に送信する。
ステップS35において、債権保証サーバ30が備える通信部32は、帳票管理サーバ10が送信した取引情報を受信する。次に、記憶制御部31が、受信した取引情報を債権保証情報記憶部300に記憶する。
<提案処理>
図13は、本実施形態における提案処理の一例を示すシーケンス図である。提案処理は、債権保証契約の保証内容を提案する処理である。提案処理は、図1に示したステップS8からステップS10に相当する。
ステップS41において、利用者端末40が備える受付部43は、利用者による提案画面の表示を指示する操作を受け付ける。提案画面の表示を指示する操作は、例えば、債権保証サーバ30が提供するメインメニュー画面が有するボタンを押下する操作等である。
ステップS42において、利用者端末40が備える通信部42は、提案画面の表示を指示する操作に応じて、提案画面を表示させるための画面データの送付要求を債権保証サーバ30に送信する。当該送付要求には、利用者のテナントIDが含まれる。
ステップS43において、債権保証サーバ30が備える通信部32は、利用者端末40が送信した画面データの送付要求を受信する。次に、解析部36が、記憶制御部31を用いて、債権保証情報記憶部300から契約情報、取引情報及び履行情報を読み出す。以下、取引情報及び履行情報を「債権情報」と総称する。
解析部36は、読み出した各情報に対して所定の解析処理を実行することで、利用者に提案する契約プランを表す提案情報を生成する。解析部36は、生成した提案情報を画面作成部34に送る。
≪解析処理≫
ここで、本実施形態における解析処理(図13のステップS43)について、図14を参照しながら説明する。図14は、本実施形態における解析処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS43-1において、解析部36は、テナントに関する請求書情報から当該テナントの取引傾向を解析する。取引傾向は、請求書に関する統計情報である。取引傾向は、例えば、請求書の件数、請求金額及び支払サイト等の平均及び分布等である。取引傾向は、具体的には、1か月あたりの取引先数の平均、1社あたりの請求金額の平均、又は1つの請求書が総売上に占める割合の平均等である。取引傾向は、これらに限定されず、請求書情報から算出可能な項目であれば任意の項目を解析することができる。
ステップS43-2において、解析部36は、ステップS43-1で解析された取引傾向及びテナントに関する債権情報に基づいて、テナントが発行した各請求書のリスクを評価し、債権者にとって債権が回収不能となるリスクが高い請求書(以下、「高リスク請求書」とも呼ぶ)を抽出する。高リスク請求書は、所定の規則に従って抽出してもよいし、予め学習済みの機械学習モデルを用いて抽出してもよい。
高リスク請求書を抽出するための規則は、例えば、テナントの取引傾向に合致しない請求書であること、過去に取引がない又は所定の期間内に取引を開始した取引先に発行した請求書であること、又は過去に債権保証契約を履行した請求書と請求金額、取引規模又は取引期間が類似していること等である。取引傾向に合致しない請求書は、例えば、請求金額の分布の2σ区間を超える請求額である請求書等である。
高リスク請求書を抽出するための機械学習モデルは、例えば、請求書情報からリスクを推定する機械学習モデルである。機械学習モデルの学習データは、例えば、過去に発行した請求書情報にリスクを示す正解ラベルを付与したデータである。リスクを示す正解ラベルは、例えば、債権保証契約を履行されたか否か、又は支払い遅延が発生したか否か等を表す真理値である。
ステップS43-3において、解析部36は、ステップS43-1で解析された取引傾向及び他のテナントに関する債権情報に基づいて、テナントが請求書を発行した取引先のリスクを評価し、リスクが高い取引先(以下、「高リスク取引先」とも呼ぶ)を抽出する。高リスク取引先は、所定の規則に従って抽出してもよいし、予め学習済みの機械学習モデルを用いて抽出してもよい。
高リスク取引先を抽出するための規則は、例えば、テナント以外の取引相手に対して支払い遅延の履歴があること、テナント以外の取引相手から債権保証契約を履行された履歴があること、テナントの取引傾向に合致しない取引先であること等である。テナントの取引傾向に合致しない取引先は、例えば、請求書の平均請求金額よりも大幅に大きい請求金額の請求書を発行していること、又は請求書の平均発行件数よりも大幅に多い請求書を発行していること等である。
高リスク取引先を抽出するための機械学習モデルは、例えば、請求書情報の統計情報からリスクを推定する機械学習モデルである。機械学習モデルの学習データは、例えば、取引先ごとに集計した請求書情報の統計情報にリスクを示す正解ラベルを付与したデータである。リスクを示す正解ラベルは、例えば、債権保証契約を履行された履歴がある否か、又は支払い遅延が発生した履歴があるか否か等を表す真理値である。
解析部36は、信用情報サービス企業が提供する信用情報を用いて高リスク取引先を抽出してもよい。信用情報は、様々な企業の経営等に関する信頼度を示す情報である。また、解析部36は、様々な企業の経営等に関する情報を学習した機械学習モデルを用いて算出した与信スコアを用いて高リスク取引先を抽出してもよい。
ステップS43-4において、解析部36は、契約情報及び債権情報に基づいて、提案対象に対して提案する契約プランを抽出する。提案対象は、ステップS43-2で抽出された高リスク請求書、及びステップS43-3で抽出された高リスク取引先である。
解析部36は、高リスク請求書に対しては、保証単位が請求書単位である契約情報のうち、保証上限額が高リスク請求書の請求金額以上、かつ、高リスク請求書の請求金額と保証上限額との差が最も小さい契約情報を、提案する契約プランとして抽出する。解析部36は、高リスク取引先に対しては、保証単位が取引先単位である契約情報のうち、高リスク取引先に発行した請求書の合計請求金額よりも保証上限額が大きく、かつ、高リスク取引先に発行した請求書の合計請求金額と保証上限額との差が最も小さい契約情報を、提案する契約プランとして抽出する。
契約プランの抽出について、図7に示した債権管理情報及び図8に示した契約情報を用いて具体的に説明する。ステップS43-2において、取引先2に発行した500万円の請求書が高リスク請求書として抽出されたものとする。保証単位が請求書単位である契約情報のうち、保証上限額が500万円以上である契約プランは、A社の料率プランのみである。したがって、取引先2に発行した500万円の請求書に対して提案する契約プランとして、A社の料率プランが抽出される。
契約プランの抽出は、請求金額を基準とするもの以外にも、契約期間又は課金額等に重み付けをし、請求書又は取引先との関係を複合的にスコアリングすることで行ってもよい。スコアリングは、予め学習済みの機械学習モデルに基づいて算出してもよい。
ステップS43-5において、解析部36は、提案画面に埋め込むための提案情報を生成する。提案情報は、ステップS43-1で解析された取引傾向を表す情報、及びステップS43-4で抽出された契約プランを表す情報を含む。
図13に戻って説明する。ステップS44において、債権保証サーバ30が備える記憶制御部31は、提案画面を表示させるための画面データを画面データ記憶部310から読み出す。次に、画面作成部34は、解析部36から提案情報を受け取る。続いて、画面作成部34は、記憶制御部31が読み出した画面データに解析部36から受け取った提案情報を埋め込むことで、提案画面の画面データを生成する。
ステップS45において、債権保証サーバ30が備える通信部32は、提案画面を表示させるための画面データを利用者端末40に送信する。
ステップS46において、利用者端末40が備える通信部42は、債権保証サーバ30から提案画面を表示させるための画面データを受信する。次に、表示制御部41は、受信した画面データに基づいて、提案画面をディスプレイ506に表示する。
≪提案画面≫
ここで、本実施形態における提案画面について、図15を参照しながら説明する。図15は、本実施形態における提案画面の一例を示す図である。
図15に示すように、本実施形態における提案画面2000は、提案条件表示領域2010、取引傾向表示領域2020及び提案プラン表示領域2030を有する。提案条件表示領域2010は、解析期間表示欄2011及び解析期間選択欄2012を有する。取引傾向表示領域2020は、統計情報表示欄2021及び分布情報表示欄2022を有する。
解析期間表示欄2011は、取引傾向の解析に用いる債権情報の対象期間を表示する。当該対象期間は、例えば、解析処理において取引傾向の解析に用いる請求書情報及び債権保証情報の期間として用いられる。
解析期間選択欄2012は、債権情報の対象期間を選択可能に表示する。解析期間選択欄2012では、債権情報の対象期間を変更することが可能である。債権情報の対象期間を変更すると、取引傾向表示領域2020及び提案プラン表示領域2030の表示内容が更新される。
統計情報表示欄2021は、テナントの取引傾向を数値で表示する。統計情報表示欄2021には、例えば、当該テナントの平均取引先数、平均請求額及び1つの請求書が総売上に占める平均割合等が表示される。統計情報表示欄2021に表示される項目は、これらに限定されず、請求書情報から算出可能な項目であれば任意の項目を表示することができる。
分布情報表示欄2022は、テナントの取引傾向をグラフで表示する。分布情報表示欄2022には、例えば、各請求書の請求額の分布等が表示される。分布情報表示欄2022には、請求書情報から解析可能な統計情報であれば任意の情報を表示することができる。
提案プラン表示領域2030には、解析処理においてマッチングした1以上の契約プランに対応する契約情報表示欄2031が一覧表示される。各契約情報表示欄2031には、名称表示欄2032、保証料表示欄2033及び詳細ボタン2034が表示される。名称表示欄2032及び保証料表示欄2033には、それぞれ契約情報テーブルのプラン名及び保証料の概算金額が表示される。
提案プラン表示領域2030に表示される契約プランの順番は、提案情報に基づいて判定可能な規則であれば、どのような規則で決定してもよい。例えば、当該契約プランの保証料の昇順でもよいし、当該契約プランで保証される請求金額の降順でもよい。
提案画面2000において、利用者が詳細ボタン2034を押下すると、受付部43が、提案詳細画面を表示する操作を受け付ける。当該操作は、押下された詳細ボタン2034に対応する契約情報を特定して行われる。
図13に戻って説明する。ステップS47において、表示制御部41は、提案詳細画面を表示する操作に応じて、提案画面において特定された契約情報に関する提案詳細画面をディスプレイ506に表示する。
≪提案詳細画面≫
ここで、本実施形態における提案詳細画面について、図16及び図17を参照しながら説明する。図16は、保証単位が取引先単位である契約情報を表示する場合の提案詳細画面の一例を示す図である。図17は、保証単位が請求書単位である契約情報を表示する場合の提案詳細画面の一例を示す図である。
(取引先単位)
図16に示されているように、本実施形態における提案詳細画面2100は、プラン名表示欄2110、保証内容表示欄2120、対象取引先表示欄2130、注意事項表示欄2140、契約ボタン2180及びキャンセルボタン2190を有する。
プラン名表示欄2110には、特定された契約情報を示すプラン名が表示される。プラン名表示欄2110には、例えば、契約情報テーブルの保証会社名とプラン名とを連結した文字列等が表示される。
保証内容表示欄2120には、特定された契約情報に関する保証内容が表示される。保証内容表示欄2120には、例えば、契約情報テーブルの単位課金額(固定月額)、保証上限額、取引先数(登録社数)、契約期間及び制約(支払サイト)等が表示される。
対象取引先表示欄2130には、特定された契約情報に関する保証内容を提案する取引先に関する情報が一覧表示される。対象取引先表示欄2130には、例えば、請求書情報テーブルの請求先(取引先名)、当該取引先に発行している請求書の件数、当該請求書の請求金額の合計、及び保証料等が表示される。
保証料は、提案する取引先を対象にして債権保証を契約した場合の保証料である。図16に例示した契約プランでは、2万円の固定月額保証料で5社の取引先まで保証されるため、各取引先に対する保証料は表示されず、保証料の合計額のみが表示されている。
注意事項表示欄2140には、特定された契約情報に関する注意事項が表示される。注意事項は、予め定めた規則に従って、契約情報の保証内容に基づいて生成される。
提案詳細画面2100において、利用者が契約ボタン2180を押下すると、受付部43が契約画面を表示する操作を受け付ける。提案詳細画面2100において、利用者がキャンセルボタン2190を押下すると、表示制御部41が提案詳細画面2100を閉じ、提案画面2000を再度表示する。
(請求書単位)
図17に示されているように、本実施形態における提案詳細画面2200は、プラン名表示欄2210、保証内容表示欄2220、対象請求書表示欄2230、注意事項表示欄2240、契約ボタン2280及びキャンセルボタン2290を有する。
プラン名表示欄2210には、特定された契約情報を示すプラン名が表示される。プラン名表示欄2210には、例えば、契約情報テーブルの保証会社名とプラン名とを連結した文字列等が表示される。
保証内容表示欄2220には、特定された契約情報に関する保証内容が表示される。保証内容表示欄2220には、例えば、契約情報テーブルの単位課金額(固定料率)、保証上限額、取引先数(登録社数)、契約期間及び制約(支払サイト)等が表示される。
対象請求書表示欄2230には、特定された契約情報に関する保証内容を提案する請求書に関する情報が一覧表示される。対象請求書表示欄2230には、例えば、請求書情報テーブルの備考(案件名)、請求先(取引先名)、請求金額及び保証料等が表示される。
保証料は、提案する請求書を対象にして債権保証を契約した場合の保証料である。図17に例示した契約プランでは、請求金額に対する料率で保証料が算出されるため、各請求書に対する保証料及びそれらの合計額が表示される。
注意事項表示欄2240には、特定された契約情報に関する注意事項が表示される。注意事項は、予め定めた規則に従って、契約情報の保証内容に基づいて生成される。
提案詳細画面2200において、利用者が契約ボタン2280を押下すると、受付部43が契約画面を表示する操作を受け付ける。提案詳細画面2200において、利用者がキャンセルボタン2290を押下すると、表示制御部41が提案詳細画面2200を閉じ、提案画面2000を再度表示する。
図13に戻って説明する。ステップS48において、表示制御部41は、契約画面を表示する操作に応じて、提案詳細画面に表示されている保証内容で債権保証契約を依頼するための契約画面をディスプレイ506に表示する。
≪契約画面≫
ここで、本実施形態における契約画面について、図18及び図19を参照しながら説明する。図18は、保証単位が取引先単位である債権保証契約を依頼する場合の契約画面の一例を示す図である。図19は、保証単位が請求書単位である債権保証契約を依頼する場合の契約画面の一例を示す図である。
(取引先単位)
図18に示されているように、本実施形態における契約画面2300は、プラン名表示欄2310、保証内容表示欄2320、対象取引先選択欄2330、注意事項表示欄2340、契約口数入力欄2350、依頼ボタン2380及びキャンセルボタン2390を有する。
プラン名表示欄2310、保証内容表示欄2320及び注意事項表示欄2340に表示される内容は、提案詳細画面2100のプラン名表示欄2110、保証内容表示欄2120及び注意事項表示欄2140に表示された内容と同様である。
対象取引先選択欄2330には、特定された契約情報に関する保証内容を提案する取引先に関する情報が選択可能に一覧表示される。対象取引先選択欄2330に表示される内容は、提案詳細画面2100の対象取引先表示欄2130に表示された内容と同様である。利用者は、対象取引先選択欄2330において債権保証契約の対象とする取引先を選択することができる。
契約口数入力欄2350には、債権保証契約の契約口数が入力される。取引先単位の債権保証契約では、1口あたりで保証可能な取引先数が限定されるため、利用者が必要と考える取引先数を保証できるように複数口数で契約依頼を行うことが可能である。
契約画面2300において、利用者が依頼ボタン2380を押下すると、受付部43が契約依頼を要求する操作を受け付ける。契約画面2300において、利用者がキャンセルボタン2390を押下すると、表示制御部41が契約画面2300を閉じ、提案詳細画面2100を再度表示する。
(請求書単位)
図19に示されているように、本実施形態における契約画面2400は、プラン名表示欄2410、保証内容表示欄2420、対象請求書選択欄2430、注意事項表示欄2440、依頼ボタン2480及びキャンセルボタン2490を有する。
プラン名表示欄2410、保証内容表示欄2420及び注意事項表示欄2440に表示される内容は、提案詳細画面2200のプラン名表示欄2210、保証内容表示欄2220及び注意事項表示欄2240に表示された内容と同様である。
対象請求書選択欄2430には、特定された契約情報に関する保証内容を提案する請求書に関する情報が選択可能に一覧表示される。対象請求書選択欄2430に表示される内容は、提案詳細画面2200の対象請求書表示欄2230に表示された内容と同様である。利用者は、対象請求書選択欄2430において債権保証契約の対象とする請求書を選択することができる。
契約画面2400において、利用者が依頼ボタン2480を押下すると、受付部43が債権保証契約を依頼する操作を受け付ける。契約画面2400において、利用者がキャンセルボタン2490を押下すると、表示制御部41が契約画面2400を閉じ、提案詳細画面2200を再度表示する。
図13に戻って説明する。ステップS49において、利用者端末40が備える通信部42は、債権保証契約を依頼する操作に応じて、債権保証契約の依頼要求を債権保証サーバ30に送信する。当該依頼要求には、提案画面2000において特定された保証内容を表す情報(契約プラン名等)及び契約対象を表す情報(取引先情報又は請求書情報等)が含まれる。
ステップS50において、債権保証サーバ30が備える通信部32は、利用者端末40が送信した債権保証契約の依頼要求を受信する。次に、通信部32は、受信した債権保証契約の依頼要求に基づいて、債権保証契約の申請を債権保証システム4に送信する。当該申請には、保証内容を表す情報及び契約対象を表す情報が含まれる。
ステップS51において、債権保証システム4は、債権保証サーバ30から受信した債権保証契約の申請を登録する。その後、債権保証サービス企業Fの従業員等である審査者が、登録されている債権保証契約の申請を審査し、その審査結果を債権保証システム4に登録する。
債権保証サービス企業Fにおける審査は、債権保証システム4が所定の条件に基づき債権保証契約の申請を自動的に審査してもよく、その方式は問わない。債権保証システム4は、審査者により登録された審査結果を、債権保証サーバ30に返信する。
ステップS52において、債権保証サーバ30が備える通信部32は、債権保証システム4が送信した審査結果を受信する。次に、記憶制御部31が、受信した審査結果に基づいて、承認された債権保証契約に関する債権保証情報を債権保証情報管理DB1202に登録する。このとき、保証開始日及び保証終了日は審査結果に示された日付が設定される。保証状態は、保証開始日が現在日時より後であれば「保証未開始」、現在日時以前であれば「保証中」に設定される。
〔実施形態の主な効果〕
本実施形態における取引管理システムは、債権保証契約の保証内容に関する契約情報と、商取引に基づく債権に関する債権情報とに基づいて、保証内容を提案する提案画面を利用者に対して表示する。したがって、本実施形態における取引管理システムによれば、債権保証契約の保証内容を提案することができる。
本実施形態における取引管理システムは、保証内容を提案する提案画面において、債権保証契約の保証内容を表す情報と債権保証契約の対象を表す情報とを関連付けて表示する。債権保証契約の対象には、リスクの高い取引先又は債権が含まれる。したがって、本実施形態における取引管理システムによれば、債権保証契約を提案すべき対象の取引先又は債権を特定して債権保証契約の保証内容を提案することができる。
本実施形態における取引管理システムは、取引先と利用者以外の取引相手との商取引に関する情報に基づいて、リスクの高い取引先又は債権を抽出する。利用者が当事者ではない商取引に関する情報は、利用者には知り得ない情報である。したがって、本実施形態における取引管理システムは、より適切に債権保証契約の対象とすべき取引先又は債権を抽出することができる。
本実施形態における取引管理システムは、提案画面から選択された保証内容で債権保証契約を依頼する契約画面を利用者に対して表示する。したがって、本実施形態における取引管理システムによれば、利用者は簡易な操作かつ適切な保証内容で債権保証契約を依頼することができる。
[補足]
上記で説明した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
実施例に記載された装置群は、本明細書に開示された実施形態を実施するための複数のコンピューティング環境のうちの1つを示すものにすぎない。ある実施形態では、帳票管理サーバ10、債権管理サーバ20及び債権保証サーバ30は、サーバクラスタといった複数のコンピューティングデバイスを含む。複数のコンピューティングデバイスは、ネットワークや共有メモリなどを含む任意のタイプの通信リンクを介して互いに通信するように構成されており、本明細書に開示された処理を実施する。
以上、本発明の実施の形態について詳述したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形又は変更が可能である。
1 情報処理システム
2 取引管理システム
3 決済システム
4 債権保証システム
10 帳票管理サーバ
11 記憶制御部
12 通信部
20 債権管理サーバ
21 記憶制御部
22 通信部
30 債権保証サーバ
31 記憶制御部
32 通信部
33 取得部
34 画面作成部
35 登録部
36 解析部
40 利用者端末
41 表示制御部
42 通信部
43 受付部
100 帳票管理情報記憶部
200 債権管理情報記憶部
300 債権保証情報記憶部
310 画面データ記憶部
特開2004-70975号公報

Claims (12)

  1. 利用者が用いる利用者端末とネットワークを介して通信可能な情報処理装置であって、
    債権保証契約の保証内容に関する契約情報を記憶部に記憶する登録部と、
    商取引に基づく債権に関する債権情報を取得する取得部と、
    前記契約情報及び前記債権情報に基づいて、前記保証内容を提案する提案画面を表示するための画面データを前記利用者端末に送信する通信部と、
    を備える情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記提案画面は、前記保証内容を表す情報と前記債権保証契約の対象を表す情報とを含む、
    情報処理装置。
  3. 請求項2に記載の情報処理装置であって、
    前記債権情報に基づいて前記商取引の取引先又は前記債権のリスクを解析する解析部をさらに備え、
    前記提案画面は、前記リスクの高い前記取引先又は前記債権を前記債権保証契約の対象を表す情報に含める、
    情報処理装置。
  4. 請求項3に記載の情報処理装置であって、
    前記解析部は、前記利用者が行った前記商取引に関する前記債権情報に基づいて、前記取引先又は前記債権の前記リスクを解析する、
    情報処理装置。
  5. 請求項4に記載の情報処理装置であって、
    前記解析部は、前記利用者が行った前記商取引の傾向に合致しない前記取引先又は前記債権の前記リスクを高く評価する、
    情報処理装置。
  6. 請求項3に記載の情報処理装置であって、
    前記解析部は、前記取引先が前記利用者を除く取引相手と行った前記商取引に関する前記債権情報に基づいて、前記取引先又は前記債権の前記リスクを解析する、
    情報処理装置。
  7. 請求項6に記載の情報処理装置であって、
    前記解析部は、前記取引相手に対する支払い遅延又は前記取引相手からの債権保証の履行履歴がある前記取引先又は当該取引先に関する前記債権の前記リスクを高く評価する、
    情報処理装置。
  8. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記通信部は、前記提案画面において選択された前記保証内容で前記債権保証契約を依頼する契約画面を表示するための画面データを前記利用者端末に送信する、
    情報処理装置。
  9. 利用者が用いる利用者端末と情報処理装置とがネットワークを介して通信可能な情報処理システムであって、
    前記情報処理装置は、
    債権保証契約の保証内容に関する契約情報を記憶部に記憶する登録部と、
    商取引に基づく債権に関する債権情報を取得する取得部と、
    前記契約情報及び前記債権情報に基づいて、前記保証内容を提案する提案画面を表示するための画面データを前記利用者端末に送信する通信部と、
    を備え、
    前記利用者端末は、
    前記画面データに基づいて前記提案画面を表示する表示制御部を備える、
    情報処理システム。
  10. 情報処理装置とネットワークを介して通信可能な利用者端末であって、
    前記情報処理装置から受信した画面データに基づいて、債権保証契約の保証内容を提案する提案画面を表示する表示制御部を備え、
    前記画面データは、前記保証内容に関する契約情報及び商取引に基づく債権に関する債権情報に基づいて生成される、
    利用者端末。
  11. 利用者が用いる利用者端末とネットワークを介して通信可能なコンピュータが、
    債権保証契約の保証内容に関する契約情報を記憶部に記憶する手順と、
    商取引に基づく債権に関する債権情報を取得する手順と、
    前記契約情報及び前記債権情報に基づいて、前記保証内容を提案する提案画面を表示するための画面データを前記利用者端末に送信する手順と、
    を実行する情報処理方法。
  12. 利用者が用いる利用者端末とネットワークを介して通信可能なコンピュータに、
    債権保証契約の保証内容に関する契約情報を記憶部に記憶する手順と、
    商取引に基づく債権に関する債権情報を取得する手順と、
    前記契約情報及び前記債権情報に基づいて、前記保証内容を提案する提案画面を表示するための画面データを前記利用者端末に送信する手順と、
    を実行させるためのプログラム。
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