JP2024051669A - 調理器 - Google Patents

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【課題】調理油を貯留する油槽を備えた調理器の使い勝手を向上する。【解決手段】調理器1は、調理油Oを貯留する油槽2を備えている。油槽2は、貯留部21と、貯留部21の上周縁部214の少なくとも一部に外向きに張り出して設けられた張出し収容部22とを備え、熱膨張した調理油Oを張出し収容部22に収容可能に構成している。【選択図】図1

Description

本発明は、油槽を備えた調理器に関する。
フライヤー等の調理器では、油槽に収容した調理油に調理対象となる揚げ物食材を投入して調理する。このような調理器としては、電気式やガス式の加熱源を備えたタイプと、外部の加熱源の上に設置して使用するタイプとがある(例えば特許文献1,2参照)。いずれのタイプにしても、適量の調理油を油槽に入れて使用する。従来の調理器では、油槽に投入する油量の目安となるラインマーカー等が油槽に設けられていることが多い。
特開2012-143274号公報 特開2006-288992号公報
しかしながら、油注ぎ量の目安となるマーカーが油槽の汚れや経年劣化などで目立たなくなったり、場合によっては消えてしまうことがあり、使用勝手がよくないという問題があった。
本発明は、このような現状を改善すべく成されたものである。
本発明は、調理油を貯留する油槽を備えた調理器であって、油槽は、貯留部と、貯留部の上周縁部の少なくとも一部に外向きに張り出して設けられた張出し収容部とを備え、熱膨張した調理油を張出し収容部に収容可能に構成しているものである。
本発明の調理器によれば、油槽は貯留部の上周縁部から外向きに張り出した張出し収容部を備えているので、貯留部の側面部と張出し収容部の底面部とが交差する角部を油槽に投入する調理油の注ぎ量目安として使用できる。この注ぎ量目安となる角部は、外観上目立つとともに、油槽の汚れや経年劣化などで目立たなくなったり消えたりしないので、ユーザーは適量の調理油を迅速かつ的確に投入でき、利便性が向上する。また、油槽に張出し収容部を設けることで油槽の開口部が大きくなるので、油槽への調理油の投入作業が容易になり、ユーザーフレンドリーである。また、熱膨張によって体積が増加した調理油は張出し収容部に収容されるので、油槽からの調理油の溢れ出しを防止できるとともに、調理場の汚れを防止できる。また、張出し収容部の上方空間を調理後の揚げ物食材の油切り箇所として使用できるので、食材揚げスペースと油切りスペースとが一体化したコンパクトな油槽を提供できる。
本発明の調理器において、前記張出し収容部の底面部は前記貯留部に向かって斜め下向きに傾斜しているようにしても構わない。
このような態様によれば、張出し収容部に流れ込んで温度が下がった調理油が貯留部に流れ込みやすくなり、調理油の対流性が向上する。また、調理油の加熱が停止されて調理油の体積が減少する際に、張出し収容部内の調理油は貯留部に向かって自然に流れ込むので、後片付け作業が容易になる。なお、本発明の調理器において、張出し収容部の底面部は、略水平であっても構わないし、貯留部に向かって斜め上向きに傾斜していても構わない。
また、本発明の調理器において、一対の前記張出し収容部が前記貯留部を挟んで設けられているようにしても構わない。
このような態様によれば、油槽の左右バランスが良くなってデザイン性と安定性が向上する。また、調理油を加熱するにあたり貯留部の底面部を加熱源で加熱する構成において、対向する2つの張出し収容部に流れ込んで温度が下がった調理油が貯留部の側面部に沿って下向きに向かう流れが形成される。一方、貯留部の底面部で加熱された調理油は上向きの流れを形成する。貯留部の底面部近くで加熱された比較的温度が高い調理油が貯留部の中央部を上昇する。調理油面近くに到達した調理油の一部は横方向に流れて張出し収容部に流れ込んで温度が下がる。そして、温度の下がった調理油は張出し収容部の底面部に沿って貯留部に向けて流れ、さらに貯留部の側面部に沿って下向きに流れ、底面部近くで加熱される。このように、貯留部を挟んで一対の張出し収容部を設けることで、循環性のよい調理油の対流を形成できる。
なお、本発明の調理器において、張出し収容部の個数は特に限定されず、1つ又は3つ以上であっても構わない。また、張出し収容部の平面視での配置形状は特に限定されない。貯留部の上周縁部の平面視形状にもよるが、例えば貯留部の上周縁部の形状が四角形の場合、張出し収容部の平面視形状は、貯留部の上周縁部の2辺に接する略L字形、3辺を囲うコ字形、4辺を囲うロ字形などであってもよい。また、例えば貯留部の上周縁部の形状が円形の場合、張出し収容部の平面視形状は、貯留部の上周縁部に沿った扇形、半円形、全周を囲う円形(ドーナツ形)などであってもよい。
さらに、前記貯留部は、上面が開口した略四角箱型の形態を有し、前記一対の張出し収容部は、前記貯留部の対向する2辺の前記上周縁部に設けられており、前記貯留部の底面部に、平面視で前記対向する2辺の上周縁部の間の略真ん中の位置で、前記対向する2辺の上周縁部と略平行に延びる、上向き凸条の底部流れ制御部が突設されているようにしても構わない。
このような態様によれば、上向き凸条の底部流れ制御部によって、比較的温度の低い調理油が対向する2つの張出し収容部から貯留部の対向する2つの側面部それぞれに沿って底面部近くに到達して中央部へ向かう2つの調理油流れが直接合流しないようにできる。これにより、貯留部の底面部近くでの調理油流れの乱れを低減でき、調理油の対流性を向上できる。なお、本発明の調理器において、底部流れ制御部は設けられていなくても構わない。
また、本発明の調理器において、前記貯留部の側面部と前記張出し収容部の底面部とが交差する角部に沿って、前記貯留部と前記張出し収容部との間で調理油を流通しながら揚げカスの流通を制限する揚げカス捕獲部が配設されるようにしても構わない。
このような態様によれば、調理時に、張出し収容部に調理油とともに流れ込んだ揚げカスは、揚げカス捕獲部によって貯留部への移動を制限される。そして、調理油の加熱が停止されて調理油の体積が減少する際、揚げカス捕獲部は、張出し収容部内の調理油を貯留部へ流通させるが、揚げカスの流通を制限する。したがって、調理油の冷却後には、揚げカスが揚げカス捕獲部に溜まった状態になるので、油槽の清掃作業が容易になる。なお、揚げカス捕獲部は、貯留部の側面部と張出し収容部の底面部とが交差する角部の全範囲に沿って設けられてもよいし、上記角部の一部の範囲に沿って設けられても構わない。
さらに、前記揚げカス捕獲部は、前記油槽に着脱可能に設けられているようにしても構わない。
このような態様によれば、調理油の冷却後に揚げカス捕獲部を取り外すことで油槽から揚げカスを除去できるので、油槽の清掃作業性がさらに向上する。また、調理油の冷却後に限らず、調理中に揚げカス捕獲部を適宜取り出して油槽内の揚げカスを除去すれば、調理油の劣化を抑制できる。また、揚げカス捕獲部が網や多孔板などで揚げカスを捕獲する構成の場合、揚げカスを適宜除去することで揚げカス捕獲部の目詰まりを防止でき、調理油の良好な対流を確保できる。なお、本発明の調理器において、揚げカス捕獲部は油槽に取外し不能に固着していても構わない。
例えば、前記揚げカス捕獲部は、揚げ物食材とともに調理油に浸漬されるフライカゴに設けられているようにしても構わない。
このような態様によれば、揚げカス捕獲部付きのフライカゴを使用することで、調理油への揚げ物食材の浸漬作業及び取出し作業の作業性が向上するとともに、揚げ物食材を取り出すときに揚げカス捕獲部に溜まった揚げカスも一緒に取り出せる。そして、揚げカス捕獲部に溜まった揚げカスを適宜除去することで、調理油の劣化を抑制できる。なお、本発明の調理器において、油槽に着脱可能な揚げカス捕獲部は、フライカゴに設けられた構成に限定されず、油槽に着脱可能に設けられている構成であればどのような構成であってもよい。
また、前記揚げカス捕獲部は、前記角部に沿って立設配置されて調理油を横方向に流通させ得る網状、多孔状又は櫛歯状の横方向捕獲部を備えているようにしても構わない。
このような態様によれば、横方向捕獲部の上を越えて張出し収容部に流れ込んだ調理油と揚げカスのうち、調理油は横方向捕獲部を通過して貯留部へ戻る一方、揚げカスは張出し収容部に留まる。これにより、調理時に、調理油の対流性を確保しながら、揚げカスの捕獲の確実性を向上できる。なお、揚げカス捕獲部の構成は、上記横方向捕獲部を備えている構成に限定されず、調理油の流通を許容する一方、揚げカスの流通を制限する構成であればどのような構成であっても構わない。
さらに、前記揚げカス捕獲部は、前記横方向捕獲部と前記角部との間に配設されて調理油を縦方向に流通させ得る網状、多孔状又は櫛歯状の縦方向捕獲部を備えているようにしても構わない。
このような態様によれば、張出し収容部で温度が下がった調理油を、縦方向捕獲部を通じて揚げカスの通過を阻止しながら貯留部に下向きに流れ込ませることができ、対流性が向上する。ここで、上記横方向捕獲部と縦方向捕獲部それぞれの開口率(調理油の流通し易さ)は、同じであってもよいし、異なっていてもよい。例えば、縦方向捕獲部の開口率を横方向捕獲部の開口率よりも大きくすることで、張出し収容部から縦方向捕獲部を通じて貯留部に下向きに流れ込む調理油の流量及び流速を増大させて、対流性をさらに向上させても構わない。また、例えば横方向捕獲部を無孔の板部材で形成し、横方向捕獲部が調理油を流通不能な構成にしても構わない。このような構成によれば、張出し収容部内の調理油の大半もしくは全部が縦方向捕獲部を通じて貯留部に下向きに流れ込むようになるので、調理油の対流性をさらに向上できる。
さらに、前記横方向捕獲部の下部に、前記貯留部の側壁部に対向して整流板が垂下しているようにしても構わない。
このような態様によれば、張出し収容部から縦方向捕獲部を通じて貯留部に下向きに流れ込む比較的温度が低い調理油が、貯留部の側壁部に沿って下方へ向かう流れを形成でき、対流性がさらに向上する。なお、上記整流板は、無孔のものであってもよいし、網状、多孔状又は櫛歯状のものであっても構わない。
また、本発明の調理器において、前記油槽は前記貯留部の側面部に外向きに張り出した膨出部を備え、前記膨出部の底面部は前記貯留部の底面部と同じ高さ位置に設けられているようにしても構わない。
このような態様によれば、油槽の底面部の面積を増大でき、油槽を載置する電気式コンロやガス式コンロなどの外部加熱源の熱を効率よく利用できる。また、油槽の底面部の面積を増大することで安定性が向上する。なお、本発明の調理器は、外部の加熱源を使用するものに限定されず、油槽を加熱する加熱源を備えていても構わない。
本発明の調理器は、貯留部の側面部と張出し収容部の底面部とが交差する角部を調理油の注ぎ量目安として使用できるので、使い勝手がよい。
調理器の一実施形態を斜め上から見た分離斜視図である。 同実施形態の油槽を示す平面図である。 同油槽の正面図である。 同油槽の底面図である。 同油槽の右側面図である。 同油槽をフライカゴとともに示す、図2のA-A位置での縦断面図である。 同実施形態の使用状態における調理油の流れを説明するための縦断面図である。 同実施形態の使用例を説明するための縦断面図である。 調理器の他の実施形態を斜め上から見た分離斜視図である。 同実施形態の油槽を示す平面図である。 同油槽の正面図である。 同油槽の底面図である。 同油槽の右側面図である。 同実施形態の使用状態における調理油の流れを説明するための、図10のB-B位置での縦断面図である。 調理器のさらに他の実施形態を斜め上から見た分離斜視図である。 同実施形態の油槽を示す平面図である。 同油槽の正面図である。 同油槽の底面図である。 同油槽の右側面図である。 調理器のさらに他の実施形態を示す概略的な縦断面図である。 調理器のさらに他の実施形態の油槽を示す概略斜視図である。 調理器のさらに他の実施形態の油槽を示す概略斜視図である。 調理器のさらに他の実施形態を示す概略的な縦断面図である。
以下に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1~図8は、調理器の一実施形態を示す概略図である。以下の説明では、方向を特定するために「前後」「左右」等の文言を使用するが、張出し収容部が張り出している方向を左右方向とし、左右方向及び鉛直方向に直交する方向を前後方向と定義している。これらの文言は説明の便宜上用いており、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
本実施形態の調理器1は、いわゆるフライ鍋の部類のものであり、IHコンロやガスコンロ等の加熱源の上に載置し、底部を加熱して使用するものである。調理器1は、油槽2とフライカゴ3とを備えている。
油槽2は、調理油Oを収容するものであり、貯留部21と左右一対の張出し収容部22とを備えている。貯留部21は金属製であり、上面が開口した略四角箱型の形態を有する。本実施形態では、貯留部21は左右対称の形態を有するとともに、左右方向幅が前後方向長さよりも短く形成され、深さは左右方向幅よりも大きく形成されている。
例えば、貯留部21は、コロッケやメンチカツ、トンカツなどの小判型の揚げ物食材F(図7,8参照)を起立姿勢で揚げる(縦揚げとも呼ばれる)のに適している。ここでは、貯留部21は、コロッケであれば前後方向に3個を並べて、トンカツであれば1個を起立姿勢で浸漬可能な大きさに設けられている。揚げ物食材Fを起立姿勢で揚げることで、貯留部21の平面積を抑制できるとともに、調理油Oの量を低減できる。なお、貯留部21の大きさや材質は適宜変更可能であり、本実施形態に限定されるものではない。また、揚げ物食材Fは、コロッケやトンカツなどの小判型のものに限定されず、唐揚げや串カツ、俵型のコロッケなど、特に限定されない。もちろん、本発明の調理器は縦揚げ以外の用途で使用することも可能である。
図1~3等に示すように、貯留部21の左右側面部211は下側に向かって内側に傾斜している。一方、貯留部21の前後側面部212は略鉛直方向に沿って設けられている。すなわち、本実施形態では、貯留部21は底面部213が幅狭で前後方向に長い略四角錐台の形態を有している。
図1~6等に示すように、左右一対の張出し収容部22は、対向する2辺の上周縁部214それぞれに外向きに張り出して設けられている。張出し収容部22は上面及び貯留部21側の側面が開口した略四角箱型の形態を有している。張出し収容部22の外側面部221と前後側面部222は底面部223の周縁部に立設している。
左右の張出し収容部22の前後側面部222同士は、左右方向に延びる起立姿勢の連結側面部23を介して連結している。連結側面部23の下方には貯留部21の前後側面部212が連結している。これらの側面部212,222,23は鉛直姿勢で面一に設けられ、正面視で略T字形の形状を有している。
張出し収容部22の外側面部221は下側に向かって内側に傾斜している。張出し収容部22の側面部221,222と連結側面部23の上端部は同じ高さ位置に設けられている。それらの側面部221,222,23の上端部で形成される開口は略四角形に設けられている。
油槽2は貯留部21の左右側面部211の上端部(貯留部21の上周縁部214の一部)から外向きに張り出した一対の張出し収容部22を備えている。このように構成することで、貯留部21の左右側面部211と張出し収容部22の底面部223とが交差する角部24を油槽2に投入する調理油Oの注ぎ量目安として使用できる。調理油Oを加熱すると熱膨張で調理油Oの体積が増加する。油槽2は、熱膨張した調理油Oを張出し収容部22に収容可能に構成している。
つまり、本実施形態の調理器1は、油槽2は貯留部21の上周縁部214から外向きに張り出した張出し収容部22を備えているので、貯留部21の左右側面部211と張出し収容部22の底面部223とが交差する角部24を油槽2に投入する調理油Oの注ぎ量目安として使用できる。この角部24は、外観上目立つとともに、油槽2の汚れや経年劣化などで目立たなくなったり消えたりしないので、ユーザーは適量の調理油Oを迅速かつ的確に投入でき、利便性が向上する。
また、油槽2に張出し収容部22を設けることで油槽2の開口部が大きくなるので、油槽2への調理油Oの投入作業が容易になり、ユーザーフレンドリーである。さらに、熱膨張によって体積が増加した調理油Oは張出し収容部22に収容されるので、油槽2からの調理油Oの溢れ出しを防止できるとともに、調理場の汚れを防止できる。また、張出し収容部22の上方空間を調理後の揚げ物食材Fの油切り箇所とし使用できるので、食材揚げスペースと油切りスペースとが一体化したコンパクトな油槽2を提供できる。
図3及び図6等から分かるように、張出し収容部22の底面部223は貯留部21に向かって斜め下向きに傾斜している。これにより、張出し収容部22に流れ込んで温度が下がった調理油Oが貯留部21に流れ込みやすくなり、加熱調理時の調理油Oの対流性が向上する。
また、調理油Oの加熱が停止されて調理油Oの体積が減少する際に、張出し収容部22内の調理油Oは貯留部21に向かって自然に流れ込むので、後片付け作業が容易になる。なお、張出し収容部22の底面部223は、略水平であっても構わないし、貯留部21に向かって斜め下向きに傾斜していても構わない。
図1~6等から分かるように、調理器1では、左右一対の張出し収容部22が貯留部21を挟んで設けられている。これにより、油槽2の左右バランスが良くなってデザイン性と安定性が向上する。
図7は、調理油Oを加熱するにあたり貯留部21の底面部213を加熱源Hで加熱したときの調理油Oの流れを矢印で模式的に示す断面図である。貯留部21の底面部213で加熱された調理油Oは上向きの流れを形成する。一方、調理油面近くに到達して対向する2つの張出し収容部22に流れ込んで温度が下がった調理油Oは、貯留部21の左右側面部211に沿って下向きに向かう流れを形成する。
具体的には、貯留部21の底面部213近くで加熱された比較的温度が高い調理油Oが貯留部21の中央部を上昇する。調理油面近くに到達した調理油Oの一部は横方向に流れて張出し収容部22に流れ込んで温度が下がる。そして、温度の下がった調理油Oは張出し収容部22の底面部223に沿って貯留部21に向けて流れ、さらに貯留部21の左右側面部211に沿って下向きに流れ、底面部213近くで加熱される。
このように、貯留部21を挟んで一対の張出し収容部22を設けることで、循環性のよい調理油の対流を形成できる。なお、図7では、後述するフライカゴ3を油槽2に浸漬した状態を示しているが、フライカゴ3が浸漬されていない状態でも油槽2内での調理油Oの上記対流が形成される。また、図7での図示は省略するが、油槽2の転倒を防止する支持部材を加熱源Hの周囲に配設しても構わない。
図2、図6及び図7等から分かるように、貯留部21の底面部213上面の左右方向略真ん中の位置に、前後方向に延びる上向き凸条の底部流れ制御部215が突設されている。本実施形態では、底部流れ制御部215は、金属製の板状リブで形成され、貯留部21の底面部213上面に溶着されている。底部流れ制御部215の高さは、例えば貯留部21の深さの1/10程度に設けられている。
上述のように、左右の張出し収容部22で温度が下がった比較的温度の低い調理油Oは、貯留部21の左右側面部211に沿って底面部213近くに到達し、左右外側から底面部213の中央部へ向かう2つの調理油Oの流れを形成する。底部流れ制御部215は、これらの2つの調理油Oの流れが直接ぶつかり合わないようにする。これにより、貯留部21の底面部213近くでの調理油Oの流れの乱れを低減でき、調理油Oの対流性を向上できる。
なお、底部流れ制御部215は、板状リブで形成されたものに限定されず、例えば縦断面形状が略三角形であるなど、左右外側から底面部213の中央部へ向かう2つの調理油Oの流れが直接合流しないようにできる構成であればどのような構成であってもよい。また、油槽2は、底部流れ制御部215が設けられていない構成であっても、上述のように良好な調理油Oの対流が得られることは言うまでもない。
次に、図1及び図6~図8を参照しながらフライカゴ3について説明する。フライカゴ3は、揚げ物食材Fを収容する網状のカゴ部31と、カゴ部31の左右上縁部に取り付く左右一対の揚げカス捕獲部32とを備えている。本実施形態では、フライカゴ3は左右対称の形態を有している。
カゴ部31は、収容した揚げ物食材Fとともに油槽2内の調理油Oに浸漬可能に構成されるとともに、調理中に加熱した調理油Oが自由に通油可能な構造となっている。本実施形態では、カゴ部31は、上向き開口で正面視略U字形の多数の支持枠体311が前後方向に等間隔に配置されている。それらの支持枠体311の左右の上端部は、前後方向に延びる左右一対の上部枠体312に固着している。支持枠体311及び上部枠体312は、例えば金属製丸棒材で形成されている。
図1、図6及び図7に示すように、カゴ部31は貯留部21に上方から挿入される。本実施形態では、カゴ部31は貯留部21に挿入される支持枠体311を上向き開口の略U字形の丸棒材で形成し、上部枠体312を除いて前後の支持枠体311を連結する横軸を備えていないので、調理油Oの貯留部21内での上下方向移動の制限が少なく、良好な調理油Oの対流を確保できる。
なお、カゴ部31は、貯留部21に挿入したときに調理油Oが自由に通油可能な構造であればよい。例えば、カゴ部31は、前後の支持枠体311を連結する横軸を設けた構成であっても構わないし、また、縦軸と横軸とを有する金属製格子状枠体や金属製網体などであっても構わない。
図1及び図6~図8に示すように、揚げカス捕獲部32は、カゴ部31の上部の左右外側部位に、左右方向に延出するように固着している。揚げカス捕獲部32は、金属製であり、前後方向に長い上向き開口の桶状の形態を有している。揚げカス捕獲部32は、平面視略四角形の底面部323の周縁部に立設した外側面部321と前後一対の前後側面部322とを備えている。底面部323及び前後側面部322のカゴ部31側の端部がカゴ部31の上部の左右外側部位に例えば溶接等で固着している。なお、本実施形態では、桶状の揚げカス捕獲部32において、カゴ部31側の側面部は立設されていない。
左右の揚げカス捕獲部32は、カゴ部31とともに油槽2内に収容可能な大きさに設けられている。フライカゴ3において、左右の揚げカス捕獲部32の左右方向での外側面部321同士の間隔は、油槽2の左右の外側面部221同士の間隔よりも少し小さくなっている。また、カゴ部31の前後方向長さ及び揚げカス捕獲部32の前後の前後側面部322同士の間隔は、油槽2の前後の前後側面部222同士の間隔よりも少し小さく設けられている。揚げカス捕獲部32の底面部323は、張出し収容部22の底面部223に沿うように、カゴ部31側に向かって斜め下向きに傾斜している。
図7からわかるように、揚げカス捕獲部32の底面部323の左右方向幅は、油槽2の張出し収容部22の底面部223の左右方向幅よりも大きく設けられている。フライカゴ3を油槽2内に挿入したときに、底面部323のカゴ部31寄りの部位が張出し収容部22の底面部223よりも左右方向中央側へ突出して配置されるようになっている。そして、フライカゴ3は、油槽2内に挿入されたときに、左右の揚げカス捕獲部32の間に設けられたカゴ部31の略U字形の支持枠体311が、貯留部21の左右側面部211との間に隙間を形成するように構成している。
フライカゴ3の全体の平面サイズは、上述のように、油槽2の平面サイズよりも少し小さく設けられいるので、フライカゴ3を油槽2に挿入したときに、貯留部21内でのカゴ部31位置が自動的に位置合わせできるようになっている。
揚げカス捕獲部32のカゴ部31寄りの部位に、貯留部21と張出し収容部22との間で調理油Oを流通しながら揚げカスD(図7等参照)の流通を制限する横方向捕獲部324と縦方向捕獲部325とを備えている。フライカゴ3が油槽2に装着された状態で、横方向捕獲部324と縦方向捕獲部325は、貯留部21の左右側面部211と張出し収容部22の底面部223とが交差する角部24に沿って配設される。
横方向捕獲部324は、カゴ部31の左右の上縁部寄り部位に起立姿勢で固着した金属製の網で形成されている。横方向捕獲部324は、フライカゴ3が油槽2に装着された状態で、油槽2の貯留部21の左右側面部211と張出し収容部22の底面部223とが交差する角部24に沿って立設配置される。横方向捕獲部324は調理油Oを左右方向に流通可能に形成されている。
縦方向捕獲部325は、底面部323のカゴ部31寄り部位に前後方向に延びて形成された長孔325aとそれを塞ぐ金属製の網325bとで形成されている。縦方向捕獲部325は、フライカゴ3が油槽2に装着された状態で、横方向捕獲部324と角部24との間に配置されている。縦方向捕獲部325は、張出し収容部22の底面部223とは重ならない位置に設けられ、調理油Oを上下方向に流通可能に形成されている。
本実施形態では、横方向捕獲部324及び縦方向捕獲部325は網状であり、例えば横方向捕獲部324及び縦方向捕獲部325の形成領域に跨って固着しするようにL字形に折り曲げた金網で形成できる。ただし、横方向捕獲部324及び縦方向捕獲部325は、調理油を流通させ得る一方で揚げカスDの流通を制限する構成であればどのような構成であっても構わない。例えば、横方向捕獲部324及び縦方向捕獲部325は、多孔状の金属板で形成されてもよいし、櫛歯状の金属製スリットで形成されても構わない。
図7に示すように、調理時には、調理油面近くに到達した調理油O及び揚げカスDは左右の張出し収容部22に流れ込む。張出し収容部22に流れ込んだ調理油Oは縦方向捕獲部325を通過して貯留部21の左右側面部211寄りの空間に戻る一方、揚げカスDは横方向捕獲部324及び縦方向捕獲部325によって貯留部21側への移動が制限される。
本実施形態では、揚げカス捕獲部32は、揚げ物食材Fとともに調理油Oに浸漬されるフライカゴ3に設けられている。すなわち、揚げカス捕獲部32は油槽2に着脱可能に設けられている。
揚げ物食材Fを調理するにあたり、揚げカス捕獲部32付きのフライカゴ3を使用することで、調理油Oへの揚げ物食材Fの浸漬作業及び取出し作業の作業性が向上する。さらに、図8に示すように、揚げ物食材Fを取り出すときに揚げカス捕獲部32に溜まった揚げカスDも一緒に取り出せる。そして、揚げカス捕獲部32に溜まった揚げカスDを適宜除去することで、調理油Oの劣化を抑制できる。
上述のように、揚げカス捕獲部32の底面部323はカゴ部31側に向かって斜め下向きに傾斜している。これにより、フライカゴ3を油槽2から取り出したときに、揚げカス捕獲部32内の調理油Oが横方向捕獲部324及び縦方向捕獲部325から排出されやすくなっている。
また、揚げ物食材Fの揚げ作業の終了後、揚げ物食材Fを収容しないでフライカゴ3を油槽2に装着し、調理油Oの冷却後に揚げカス捕獲部32付きのフライカゴ3を取り外すことで油槽2から揚げカスDを除去できる。これにより、油槽2の清掃作業が容易になる。
また、上述のように、調理油Oの冷却後に限らず、調理中に揚げカス捕獲部32付きのフライカゴ3を適宜取り出して油槽2内の揚げカスDを除去できるので、調理油Oの劣化を抑制できる。そして、揚げカスDを適宜除去できることで、揚げカス捕獲部32の目詰まりを防止しながら調理油Oの良好な対流を確保できる。
なお、フライカゴ3の揚げカス捕獲部32は、外側面部321及び前後側面部322のうちの一方又は両方が設けられていない構成であっても構わない。また、揚げカス受けとして機能する揚げカス捕獲部32の底面部323は、左右外側端部が張出し収容部22の外側面部221の近傍に配置される構成に限定されない。底面部323の左右外側端部の配置位置は、外側面部221と角部24との間であれば、例えば角部24寄りの位置など、どのような位置であっても構わない。
図1及び図6~図8に示すように、フライカゴ3に設けた揚げカス捕獲部32には、貯留部21の左右側面部211に対向して配設される整流板33が横方向捕獲部324の下部に垂下して設けられている。換言すると、整流板33は、縦方向捕獲部325よりも貯留部21の内側で左右側面部211との間に隙間をあけて配設され、縦方向捕獲部325から流出する調理油Oを下向きに案内する。
整流板33は起立姿勢で前後方向に延びる金属板で形成されている。整流板33の上端部は揚げカス捕獲部32の底面部323のカゴ部31側端部に固着している。整流板33のカゴ部31に対峙する左右内向き側面に、カゴ部31の支持枠体311の上半部が例えば溶接で固着している。
例えば、整流板33と揚げカス捕獲部32は、一枚の金属板が折り曲げ加工されて一体に形成されたものである。ただし、整流板33は、揚げカス捕獲部32とは別途形成されたものであっても構わない。
図7に示すように、整流板33を配設することで、調理時において張出し収容部22から縦方向捕獲部325を通じて貯留部21に下向きに流れ込む比較的温度が低い調理油Oが、貯留部21の左右側面部211に沿って下方へ向かう流れを確実に形成できる。これにより、調理時における調理油Oの対流性をさらに向上できる。
なお、本実施形態では、整流板33は、無孔の金属板で形成されているが、縦方向捕獲部325から流出する調理油Oを下向きに誘導できる構成であればよい。例えば、整流板33は、金属製金網や金属製多孔板などであっても構わない。
図1及び図6~図8に示すように、フライカゴ3のカゴ部31の前後一端部の上端部位に、前後外向きに延出する把持部を有する略L字状の取っ手部34が上向きに固着している。ユーザーは取っ手部34を把持してフライカゴ3を移動可能に構成している。
図8に示すように、張出し収容部22は、油切りや二度揚げのために揚げ物食材Fを保持するスペースとして使用することも可能である。フライカゴ3とともに調理油Oに浸漬して加熱した揚げ物食材Fを取り出し、図示しない支持具により、フライカゴ3を張出し収容部22の上方に保持する。このとき、縦方向捕獲部325から滴り落ちる調理油Oが油槽2の外部に滴下しないように、油槽2の上方に縦方向捕獲部325が配置されることが好ましい。
なお、フライカゴ3を移動させるための部材は取っ手部34に限らず、フライカゴ3に着脱可能なフック等や、フライカゴ3をトングで掴む等して、フライカゴ3を移動可能に構成しても構わない。
また、調理器1において、油槽2に着脱可能な揚げカス捕獲部32は、フライカゴ3に設けられた構成に限定されず、油槽2に着脱可能に設けられている構成であればどのような構成であってもよい。
また、揚げカス捕獲部32は油槽2に取外し不能に固着していても構わない。例えば、貯留部21の左右側面部211と張出し収容部22の底面部223とが交差する角部24に、揚げカスDの横方向移動を制限する網状の揚げカス捕獲部を立設しても構わない。
次に、図9~図14を参照しながら調理器1の他の実施形態について説明する。なお、本実施形態の説明において、これまでに説明した上記実施形態と同様の構成要素については同一符号を付しており、その説明を省略する。
本実施形態の調理器1は、油槽2の貯留部21の左右側面部211それぞれに、外向きに張り出した膨出部25を備えている。膨出部25は円錐台を高さ方向に半割した形態を有している。膨出部25の底面部251は貯留部21の底面部213と同じ高さ位置に設けられている。本実施形態では、膨出部25の底面部251と貯留部21の底面部213は面一に設けられている。
図14に示すように、膨出部25を設けることで、油槽2の底面部の面積を増大でき、油槽2を載置する加熱源Hの熱を効率よく利用できる。また、油槽2の底面部の面積を増大することで安定性が向上する。
次に、図15~図19を参照しながら調理器1のさらに他の実施形態について説明する。なお、本実施形態の説明において、これまでに説明した上記実施形態と同様の構成要素については同一符号を付しており、その説明を省略する。
本実施形態の調理器1は、油槽2の貯留部21の左右側面部211それぞれに、複数のフィン部材26を備えている。また、油槽2の底部に、貯留部21の底面部213に沿って延びる板状のフィン支持部材27が固着している。フィン支持部材27は、前後方向中央部が左右方向に張り出したフィン支持部位271を有する。
フィン部材26は、正面視略三角形の板状の形態を有し、左右方向に沿って設けられている。フィン部材26の底辺は、フィン支持部材27のフィン支持部位271の上面に固着している。フィン部材26の内側の斜辺は貯留部21の左右側面部211に固着している。
本実施形態の調理器1は、貯留部21の底面部213に、左右方向に張り出した左右一対のフィン支持部位271を有するフィン支持部材27を固着することで、油槽2の底面部の面積を増大でき、安定性が向上する。また、油槽2を載置する加熱源H(図7参照)の熱をフィン支持部材27及びフィン部材26を介して貯留部21に伝達するので、加熱源Hの熱を効率よく利用できる。
以上、実施形態を説明したが、本発明は、前述の実施形態に限らず、様々な態様に具体化できる。各部の構成は図示の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。例えば、前述した実施形態及び変形例(尚書き等)で説明した各構成を組み合わせてもよく、また、構成の付加、省略、置換、その他の変更が可能である。
例えば、本発明の調理器は、外部の加熱源を使用するものに限定されず、油槽を加熱する加熱源を備えていても構わない。例えば図20に示すように、調理器1は、油槽2を収容する筐体4と、筐体4内に設けられて油槽2の底部を加熱する加熱源Hとを備えていても構わない。
また、図21に示すように、調理器1は、調理時に油槽2外部への調理油の飛散を防止する油飛散防止網5を備えていても構わない。例えば、油飛散防止網5は、張出し収容部22の前後一方の前後側面部222の上端に取り付けられた蝶番部材51を介して、油槽2に開閉可能に取り付けられる。なお、油飛散防止網5は油槽2に着脱可能に設けられても構わない。また、油飛散防止網5を備えた構成は、上記の各実施形態のいずれにも適用可能であることは言うまでもない。
また、図22に示すように、串揚げ用のフライカゴ3として、カゴ部31の上部に串移動規制部材35を設けても構わない。本実施形態では、左右の上部枠体312間に横架する複数の串移動規制部材35が前後方向に等間隔に設けられている。串移動規制部材35は例えば金属製丸棒材で形成される。フライカゴ3を使用して、前後の串移動規制部材35の間に串カツ等の串状揚げ物食材を差し込むことで、調理時における串の転倒を防止できるので、ユーザーフレンドリーである。なお、複数の串移動規制部材35を前後方向に延びる部材に固着した付属品をフライカゴ3(図1等参照)に着脱可能に設ける構成であっても構わない。
また、図23に示すように、油槽2の角部24の近傍に横方向捕獲部324を固着した構成であっても構わない。横方向捕獲部324は、例えば、前後に対向する一対の前後側面部222に、前後方向に延びる金属製棒状の網支持部材324aを角部24とは間隔をあけて横架し、網支持部材324aと角部24との間に金属製の網部材324bを張設することで形成される。本実施形態では、揚げ物食材Fの揚げ作業の後に、加熱源Hによる加熱が停止されて温度の下がった調理油Oに含まれる揚げカスDを横方向捕獲部324によって捕獲できる。したがって、調理作業後の油槽2の清掃作業が容易になる。なお、横方向捕獲部324を油槽2に着脱可能に設けても構わない。また、縦方向捕獲部325と同様の構成の捕獲部を油槽2に固着して又は着脱可能に設けても構わない。
また、油槽2の内壁面に遠赤外線放射材層をコーティングしても構わない。これにより、油槽2に収容する調理油Oに遠赤外線を輻射して加熱効率を高めることができる。
1 調理器
2 油槽
3 フライカゴ
4 筐体
5 油飛散防止網
21 貯留部
22 張出し収容部
23 連結側面部
24 角部
25 膨出部
26 フィン部材
27 フィン支持部材
31 カゴ部
32 揚げカス捕獲部
33 整流板
34 取っ手部
35 串移動規制部材
51 蝶番部材
211 貯留部の左右側面部
212 貯留部の前後側面部
213 貯留部の底面部
214 貯留部の上周縁部
215 底部流れ制御部
221 張出し収容部の外側面部
222 張出し収容部の前後側面部
223 張出し収容部の底面部
251 膨出部の底面部
271 フィン支持部材のフィン支持部位
311 支持枠体
312 上部枠体
321 揚げカス捕獲部の外側面部
322 揚げカス捕獲部の前後側面部
323 揚げカス捕獲部の底面部
324 横方向捕獲部
324a 網支持部材
324b 網部材
325 縦方向捕獲部
325a 長孔
325b 網
D 揚げカス
F 揚げ物食材
H 加熱源
O 調理油

Claims (11)

  1. 調理油を貯留する油槽を備えた調理器であって、
    前記油槽は、貯留部と、前記貯留部の上周縁部の少なくとも一部に外向きに張り出して設けられた張出し収容部とを備え、
    熱膨張した調理油を前記張出し収容部に収容可能に構成している、
    調理器。
  2. 前記張出し収容部の底面部は前記貯留部に向かって斜め下向きに傾斜している、
    請求項1に記載の調理器。
  3. 一対の前記張出し収容部が前記貯留部を挟んで設けられている、
    請求項1に記載の調理器。
  4. 前記貯留部は、上面が開口した略四角箱型の形態を有し、
    前記一対の張出し収容部は、前記貯留部の対向する2辺の前記上周縁部に設けられており、
    前記貯留部の底面部に、平面視で前記対向する2辺の上周縁部の間の略真ん中の位置で、前記対向する2辺の上周縁部と略平行に延びる、上向き凸条の底部流れ制御部が突設されている、
    請求項3に記載の調理器。
  5. 前記貯留部の側面部と前記張出し収容部の底面部とが交差する角部に沿って、前記貯留部と前記張出し収容部との間で調理油を流通しながら揚げカスの流通を制限する揚げカス捕獲部が配設される、
    請求項1に記載の調理器。
  6. 前記揚げカス捕獲部は、前記油槽に着脱可能に設けられている、
    請求項5に記載の調理器。
  7. 前記揚げカス捕獲部は、揚げ物食材とともに調理油に浸漬されるフライカゴに設けられている、
    請求項6に記載の調理器。
  8. 前記揚げカス捕獲部は、前記角部に沿って立設配置されて調理油を横方向に流通させ得る網状、多孔状又は櫛歯状の横方向捕獲部を備えている、
    請求項5~7のいずれか一項に記載の調理器。
  9. 前記揚げカス捕獲部は、前記横方向捕獲部と前記角部との間に配設されて調理油を縦方向に流通させ得る網状、多孔状又は櫛歯状の縦方向捕獲部を備えている、
    請求項8に記載の調理器。
  10. 前記横方向捕獲部の下部に、前記貯留部の側壁部に対向して整流板が垂下している、
    請求項9に記載の調理器。
  11. 前記油槽は前記貯留部の側面部に外向きに張り出した膨出部を備え、
    前記膨出部の底面部は前記貯留部の底面部と同じ高さ位置に設けられている、
    請求項1に記載の調理器。
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