JP2024051185A - 駐車位置修正システム - Google Patents

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Abstract

【課題】配送先の駐車位置の修正を容易に行うことができるシステムの提供を目的とする。【解決手段】配送先に予め対応付いている駐車予定位置を取得する取得部と、前記駐車予定位置に配送車両が駐車したか否かを判断する判断部と、前記判断部において、前記配送車両が前記駐車予定位置と異なる位置に駐車したと判断された場合に、前記配送車両が駐車した前記異なる位置を前記駐車予定位置として修正する修正部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、駐車位置修正システムに関する。
従来、車両における配送を支援するシステムが知られている。例えば、特許文献1においては、既存ナビ画面またはGPSログデータを連続的につないで再生した区間ルートによって配送先である玄関等の目的地まで経路が案内される構成が開示されている。
特開2015-224958号公報
従来の技術においては、車両の駐車位置(停車位置)が、登録された駐車位置と一致しない場合には、手動で駐車位置を修正する必要がある(特許文献1の段落[0030])。このように、手動で駐車位置を修正すると、当該修正に時間を要するおそれがあり、当該修正を容易に行うことが望まれる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、配送先の駐車位置の修正を容易に行うことができるシステムの提供を目的とする。
上記の目的を達成するため、配送先に予め対応付いている駐車予定位置を取得する取得部と、前記駐車予定位置に配送車両が駐車したか否かを判断する判断部と、前記判断部において、前記配送車両が前記駐車予定位置と異なる位置に駐車したと判断された場合に、前記配送車両が駐車した前記異なる位置を前記駐車予定位置として修正する修正部と、を備える。
すなわち、駐車位置修正システムでは、配送車両が配送先に予め対応付いている駐車予定位置と異なる位置に駐車した場合に、当該異なる位置を駐車予定位置として修正する。これにより、自動的に、駐車位置が修正されることになり、例えば管理者等が手動で駐車位置を修正する場合に比べて時間をかけずにタイムリーに駐車位置の修正が可能である。言い換えれば、駐車位置の修正を容易に行うことができる。
駐車位置修正システムの構成を示すブロック図である。 配送計画情報の一例を示す図である。 経路案内の一例を示す図である。 駐車位置修正処理の一例を示すフローチャートである。 経路案内処理の一例を示すフローチャートである。 駐車予定位置および仮の駐車予定位置の表示の一例を示す図である。
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)システムの構成:
(1-1)管理者端末の構成:
(1-2)運転者端末の構成:
(1-3)駐車位置修正システムの構成:
(2)駐車位置修正処理:
(3)他の実施形態:
(1)システムの構成:
図1は、本発明における駐車位置修正システム10の構成を示すブロック図である。本実施形態においては、複数の車両(例えばトラック等の配送車両)を管理する管理会社に属する管理者が、各配送車両の配送計画を作成し、配送車両に対して作成した配送計画を提示する。本実施形態において、各配送車両は、配送計画を示す配送計画情報に含まれる走行予定経路に従って走行する。利用者(配送車両の運転者)は、出発地において複数の荷物を配送車両に荷積みする。また、利用者は配送車両を運転し、配送計画情報において決められた到達順序で各配送先に行き、配送先において荷主(着荷主)に荷物を配達する。なお、走行予定経路は、予め決められた巡回経路であってもよいし、荷物に応じて決められる経路であってもよい。本実施形態において、車両の運転者である利用者は複数人存在し、配送車両も複数台存在し得るが、以下に説明する例においては、主に、一人の利用者および一台の配送車両に着目して説明を行う。
図1に示すように、本実施形態において駐車位置修正システム10は、通信を介して運転者端末100および管理者端末200と協働する。運転者端末100は、複数の配送車両のそれぞれで使用される端末である。本実施形態において、運転者端末100は、可搬型であってもよいし配送車両に搭載されていてもよく、任意の態様であってよい。本実施形態においては、複数の運転者のそれぞれが運転する配送車両が予め決められ、各配送車両で訪問すべき配送先および訪問順序と、各配送先に配送すべき荷物が予め決められる。管理者端末200は、配送計画を管理する管理者が使用する端末である。管理者は管理者端末200を使用して配送計画を作成し、運転者端末100では当該配送計画に従った配送を行うための案内がなされる。なお、運転者端末100は配送車両の現在位置を駐車位置修正システム10に定期的に送信する。
(1-1)管理者端末の構成:
管理者端末200は、複数の車両の運行管理を行う管理者が使用する端末である。管理者端末200は、CPU,RAM,ROM等を備える制御部210と、他の装置と通信を行うための通信部220を備えている。また、管理者端末200は、管理者に対して各種の情報を提供し、管理者の入力を受け付けるためのユーザI/F部230を備えている。ユーザI/F部230は、管理者の入力を受け付ける他、管理者に各種の情報を提供するための、図示しないタッチパネル等のディスプレイからなる表示部やスイッチ等の入力部、スピーカ等の音声出力部を備えている。
本実施形態において制御部210は、通信部220を介して駐車位置修正システム10と通信を行うことができる。制御部210は、記録媒体240に記録された図示しないプログラムを実行することができる。当該プログラムには、各車両における配送計画を示す配送計画情報を生成するためのプログラムが含まれる。
図2は、本実施形態における配送計画情報の一例を示す図である。配送計画情報は、複数の配送車両毎の配送計画を示す情報であり、例えば、管理者が、管理者端末200を使用して配送計画を生成する。図2においては、複数の配送車両のうち車両ID(T001)についての配送計画情報を示している。車両IDは、配送車両の識別情報であって、車両ID(例えば「T001」)は、配送計画の便ID(例えば「1001」)と対応付けられている。
本実施形態においては、出発地点Sと最終目的地Gが同一であり、これらの地点は車両に荷物を積み込む拠点である。図2に示す例において、車両で配送を行う利用者は、出発地点Sから配送先G1,G2,G3,G4、さらに最終目的地Gという順で車両を移動させる。すなわち、配送先の到達順序は、早い順にG1,G2,G3,G4である。
配送先のそれぞれには、配送先の識別情報(本実施形態においては地点名)が対応付けられている。また、配送先のそれぞれには、荷卸すべき荷物の識別情報(D1等)が対応付けられている。さらに、配送先のそれぞれには、各配送先に到着する予定の時刻である到着時刻と、各配送先から出発する予定の時刻である出発時刻が対応付けられている。
また、配送計画情報には、駐車位置を示す駐車予定位置が含まれている。駐車予定位置は、荷役のために車両を駐車させる位置を示す情報であり、各配送先について予め定義され、各配送先に対応付けられる。なお、駐車予定位置は、少なくとも一カ所の配送先に一カ所以上の駐車予定位置が対応付けられる。複数の駐車予定位置が配送先に対応付けられる場合、配送先に対応付けられた複数の駐車予定位置の中から最優先の駐車予定位置が決められてもよい。図2においては、駐車予定位置が各配送先についてPmnとして示されている(mは配送先を示す自然数、nは自然数)。
また、配送計画情報には、仮の駐車予定位置が含まれている。仮の駐車予定位置は、上述の駐車予定位置と同様に、荷役のために車両を駐車させる位置を示す情報であるが、上述の駐車予定位置とは異なる位置に存在する。この仮の駐車予定位置は、例えば、天候や工事等の何らかの理由により上述の駐車予定位置に駐車できない場合に、車両を駐車させる位置であって、所定の配送先について定義され、当該所定の配送先に対応付けられる。図2においては、配送先G1,G4に仮の駐車予定位置が定義され、配送先G1,G4にそれぞれ対応付いている。なお、仮の駐車予定位置は、各配送先において予め定められた位置であってもよいし、運転者の判断により停めた位置が、仮の駐車予定位置と定義されてもよい。
さらに、配送計画情報には、走行予定経路が含まれている。走行予定経路は、管理者端末200において、図示しない地図情報に基づいて各配送先に対応付けられた駐車位置を目的地とした経路が探索されることによって得られた経路である。図2においては、走行予定経路がノードの順列である例が示されている(ノードはNx(xはノードを示す数値))。むろん、走行予定経路の定義は種々の定義であってよく、リンクの順列等であってもよい。なお、到着時刻は、走行予定経路に基づいて決定されてよい。
本実施形態においては、管理者が管理者端末200において配送先と、各配送先の到達順序と、各配送先における荷役対象の荷物とを指定する。当該指定が行われると、管理者端末200は、図示しない地図情報に基づいて走行予定経路を探索し、到達時刻を取得することで配送計画情報を生成する。本実施形態において配送計画情報は、管理者端末200によって各車両について生成され、当該生成された配送計画情報は駐車位置修正システム10に送信される。このような配送計画情報の生成は一例であり、例えば、図2の少なくとも一部の情報が管理者端末200で生成され、残りの情報が駐車位置修正システム10で生成されてもよい。また、配送計画情報の生成は、例えば、各種のアルゴリズムによって配送計画問題を解くことによって配送順序が特定され、当該配送順序に従って配送先に行く際の走行予定経路が特定されて配送計画情報が生成されてもよい。
(1-2)運転者端末の構成:
運転者端末100は、利用者のそれぞれが使用する端末であり、本実施形態においては車両に搭載されている。運転者端末100は、CPU,RAM,ROM等を備える制御部110、記録媒体120、通信部130、GNSS受信部140、ユーザI/F部150を備えている。ユーザI/F部150は、利用者(運転者)の指示を入力し、また利用者に各種の情報を提供するためのインタフェース部であり、図示しないタッチパネルディスプレイからなる表示部やスイッチ等の入力部、スピーカ等の音声出力部を備えている。
GNSS受信部140は、Global Navigation Satellite Systemの信号を受信する装置であり、航法衛星からの電波を受信し、図示しないインタフェースを介して車両の現在位置を算出するための信号を出力する。制御部110は、この信号を取得して車両の現在位置を取得する。なお、車両の現在位置を取得するための構成は、GNSS受信部41に限定されず、他にも種々の構成を採用可能である。例えば車両の現在位置は、GNSS受信部140からの信号に加え、図示しない車速センサやジャイロセンサからの信号に基づいて特定されてもよい。車速センサおよびジャイロセンサは、車両の走行軌跡を特定するために利用され、車両の出発位置と走行軌跡とに基づいて現在位置が特定され、当該出発位置と走行軌跡とに基づいて特定された車両の現在位置がGNSS受信部140の出力信号に基づいて補正される。
通信部130は、他の装置と通信を行うための装置である。本実施形態において制御部110は、通信部130を介して駐車位置修正システム10と通信を行うことができる。制御部110は、図示しないプログラムを実行することができる。本実施形態においては、駐車位置修正システム10から送信された配送計画を示す情報をユーザI/F部150のディスプレイに表示させる。表示される画面の内容の詳細については後述する。
記録媒体120には、各種の情報を記録することができる。本実施形態においては、配送計画情報120aと地図情報120bとが記録される。配送計画情報120aは、上述の管理者端末200が生成した配送計画情報の一部である。すなわち、管理者端末200で生成された配送計画情報は、駐車位置修正システム10に送信されて保存される。駐車位置修正システム10は、保存された配送計画情報から車両毎の情報を抽出し、各車両に送信する。記録媒体120に保存された配送計画情報120aは、当該記録媒体120を備える運転者端末100が搭載された車両についての配送計画である。つまり、配送計画情報120aは、各配送車両における配送計画を示していればよく、他の配送車両の配送計画は含まれなくてもよい。
なお、配送計画情報120aは、車両の出発前に作業日の配送計画情報120aが一括して駐車位置修正システム10から取得されてもよいし、必要になった段階で必要な情報が駐車位置修正システム10から順次、送信されてもよい。
地図情報120bは、経路の探索や車両の位置の特定に利用される情報であり、車両が走行する道路上に設定されたノードの位置を示すノードデータ、ノード間の道路の形状を特定するための形状補間点の位置を示す形状補間点データ、ノード同士の連結を示すリンクデータ、道路やその周辺に存在する地物の位置や属性等を示す地物データ等を含んでいる。これらの地物には配送先となり得る施設が含まれる。本実施形態において、地図情報120bには、各施設データが示す施設やリンクデータが示す道路区間、ノードデータが示す道路を描画するための情報も含まれている。駐車位置は施設データが示す施設内の地点(駐車場等)であってもよいし、道路上の地点(路上駐車可能な地点等)であってもよい。なお、本実施形態において、施設データには、施設の形状を示すポリゴン情報が含まれている。
制御部110は、記録媒体120に記録された図示しないプログラムを実行することにより、各種の機能を実現することができる。本実施形態において、制御部110は、図示しないプログラムにより、配送車両の現在位置の取得と経路案内とを行う。制御部110は、GNSS受信部140の出力に基づいて配送車両の現在位置を定期的に取得し、取得した現在位置の情報を、通信部130を介して駐車位置修正システム10に送信する。そして、制御部20は、駐車位置修正システム10から駐車位置、走行予定経路が重畳された地図を取得し、当該取得した地図をユーザI/F部150の表示部に表示させることで経路案内を行う。
(1-3)駐車位置修正システムの構成:
駐車位置修正システム10は、CPU,RAM,ROM等を備える制御部20、記録媒体30、通信部40を備えている。通信部40は、運転者端末100や管理者端末200と情報の授受を行う回路を備えている。制御部20は、通信部40を介して運転者端末100や管理者端末200と通信を行うことができる。
記録媒体30には、配送計画情報30aと地図情報30bが記録される。配送計画情報30aは、上述の管理者端末200によって生成された配送計画情報であって、管理者端末200から駐車位置修正システム10に対して送信されることにより、当該記録媒体30に記録される。なお、地図情報30bは、地図情報120bと同様の構成である。
制御部20は、記録媒体30やROMに記憶されたプログラムを実行することができる。本実施形態においては、このプログラムとして、図示しない経路案内プログラム(ナビゲーションプログラム)と、駐車位置修正プログラム21と、を実行可能である。経路案内プログラムは、配送車両の利用者に対して配送先への走行予定経路を案内する機能を有している。すなわち、制御部20は、経路案内プログラムが実行されると、運転者端末100から利用者の現在位置を定期的に取得する。また、制御部20は、地図情報30bに基づいて、利用者の現在位置を含む地図を描画し、当該地図をユーザI/F部150の表示部に表示させる。さらに、制御部20は、配送計画情報30aおよび地図情報30bに基づいて、利用者の現在位置の次の目的地である配送先までの走行予定経路、および、駐車予定位置を特定し、表示部に表示された地図に重畳表示させる。
図3は、経路案内プログラムの機能によって制御部20がユーザI/F部150の表示部に表示させる地図の例を示している。図3におけるG1は、図2に示す店舗aを示しており、符号Cは配送車両の利用者の現在位置を示している。道路は細い直線で示されており、道路に重畳された太い直線は走行予定経路である。このように、配送車両の利用者は、次の目的地である配送先に行くための走行予定経路と利用者の現在の位置とを把握することができる。
一方、このような経路案内の機能(すなわちナビゲーション機能)において、配送先の周辺に車両が到着すると、表示部には、当該配送先の周辺地図が表示されるとともに、配送先おける駐車予定位置が表示されるが、この駐車予定位置は修正される場合がある。例えば天候不良や工事等により記録媒体30に記録された駐車予定位置に配送車両を駐車できない場合には、駐車予定位置が修正される。この修正の作業は、例えば管理者が行うことが想定されるが、管理する配送先が多い場合には、当該管理者は、駐車予定位置をタイムリーに修正できないおそれがある。このような場合、経路案内の機能を利用しても利用者は正確な駐車予定位置を把握できないことになる。
そこで、本実施形態においては、駐車予定位置の情報をタイムリーに修正できるように、ならびに、正確な駐車予定位置を表示部に表示するように構成されている。駐車位置修正プログラム21は、当該駐車予定位置を修正するためのプログラムである。駐車位置修正プログラム21が実行されると、制御部20は、取得部21a、判断部21b、修正部21c、表示制御部21dとして機能する。なお、以下において、取得部21a、判断部21b、修正部21c、および、表示制御部21dが行うものとして記載する処理は、制御部20により実現される処理である。
取得部21aは、複数の配送先と、配送先への到達順序と、荷役のために配送車両を駐車させる駐車予定位置であって配送先に対応付けられた駐車予定位置と、を取得する機能である。すなわち、制御部20は、取得部21aの機能により、通信部40を介して管理者端末200から配送計画情報を取得する。当該配送計画情報は、複数の配送車両毎の配送計画であり、配送車両の識別情報が対応付けられ、配送計画情報30aとして記録媒体30に記録される。
判断部21bは、配送先に予め対応付いている駐車予定位置に配送車両が駐車したか否かを判断する機能である。本実施形態において制御部20は、判断部21bの機能により、運転者端末100から取得した配送車両の現在位置に基づいて駐車位置を判断するとともに、当該駐車位置が配送先に対応付いた駐車予定位置(すなわち記録媒体30に記録された駐車予定位置)であるか否かの判断を行う。具体的な態様についてはフローチャートにて後述する。
修正部21cは、配送車両が駐車予定位置と異なる位置に駐車したと判断された場合に、当該異なる位置を駐車予定位置として修正する機能である。本実施形態において制御部20は、修正部21cの機能により、所定回数以上、同一の異なる位置に駐車したと判断された場合に、当該異なる位置を駐車予定位置として修正(すなわち更新)し、当該修正した情報を記録媒体30に記録する。具体的な態様についてはフローチャートにて後述する。
表示制御部21dは、駐車予定位置をユーザI/F部150の表示部に表示させる機能である。本実施形態において制御部20は、表示制御部21dの機能により、駐車予定位置と仮の駐車予定位置とを区別して表示に表示させる。すなわち、制御部20は、上述の経路案内の機能により、配送計画情報30aおよび地図情報30bを参照し、配送先の位置と駐車予定位置(および仮の駐車予定位置)とを地図上に重畳させ、かつ周辺領域を描画した情報を運転者端末100に送信し、当該運転者端末100のユーザI/F部150の表示部に駐車予定位置を含む周辺領域の地図を表示させる。運転者端末100が駐車予定位置を含む周辺領域の情報を受信すると、運転者端末100の制御部110は、ユーザI/F部150の表示部に、当該情報を表示させる。具体的な態様についてはフローチャートにて後述する。
この構成によれば、駐車予定位置をタイムリーに修正できる可能性を高めることができる。また、タイムリーに駐車予定位置が修正できることにより、利用者が経路案内の機能により正確な駐車予定位置を把握することができる可能性を高めることができる。
(2)駐車位置修正処理:
つぎに、制御部20が実行する駐車位置修正処理を説明する。荷物の配送が行われる際、制御部20は、図4のフローチャートで示す駐車位置修正処理を実行する。また、駐車位置修正処理が開始されると、制御部20は、経路案内の機能により、経路案内を開始する。図5は、その経路案内の処理を説明するためのフローチャートである。ここで、図5に示す経路案内の処理について説明する。具体的には、先ず、制御部20は、取得部21aの機能により、配送計画情報30aを参照し、当該配送計画情報30aを取得する(ステップS1)。なお、配送計画情報は、上述のように、管理者端末200により生成されるため、前提として、制御部20は、通信部40を介して、配送計画情報を管理者端末200から取得する。そして、制御部20は、取得した当該配送計画情報を記録媒体30に記録する。制御部20は、配送計画情報30aを取得したら処理をステップS2へ進める。
ステップS2において、制御部20は、走行予定経路に沿って経路案内を行う。具体的には、制御部20は、運転者端末100から送信された利用者の現在位置を特定する。さらに、制御部20は、配送計画情報30aを参照し、利用者の現在位置から、次の目的地である配送先を特定する。さらに、制御部20は、配送計画情報30aおよび地図情報30bを参照し、利用者の現在位置と走行予定経路を含む地図を描画する。そして、制御部20は、描画した画像データを運転者端末100に送信し、ユーザI/F部150の表示部に当該地図を表示させる。この結果、例えば、図3のような画面が、ユーザI/F部150の表示部に表示される。
ついで、制御部20は、配送車両が配送先の周辺に到着したか否かを判断する(ステップS3)。具体的には、制御部20は、配送車両の現在位置と駐車予定位置との距離が既定距離以内になったか否か判断する。すなわち、制御部20は、運転者端末100から送信された利用者の現在位置を特定する。また、制御部20は、配送計画情報30aと地図情報30bとに基づいて、駐車予定位置と車両の現在位置との距離を取得する。そして、当該距離が既定距離以内である場合、制御部20は、駐車予定位置までの距離が既定距離以内であると判断し、それにより配送車両が配送先の周辺に到着したと判断する。なお、駐車予定位置に加えて仮の駐車予定位置が存在する場合には、制御部20は、車両の現在位置と仮の駐車予定位置との距離が既定距離以内になったか判断してもよい。制御部20は、このステップS3において、配送車両が配送先の周辺に到着したと判断した場合には、処理をステップS4に進める。なお、配送車両が未だ配送先の周辺に到着していないと判断された場合には、当該ステップS3で肯定的に判断されるまで当該処理を繰り返し実行する。
ステップS4において、制御部20は、配送先周辺の地図を表示させる(ステップS4)。すなわち制御部20は、ステップS3により車両が配送先周辺に到着したと判断したことにより、ユーザI/F部150の表示部に表示される地図の縮尺を駐車予定位置と車両の現在位置とが表示部の画面内に表示されるようにし、配送先周辺の地図を表示部に表示する。つまり、図3で示した経路案内全体を示す地図の表示から配送先周辺を示す地図の表示に変更する。
ついで、制御部20は、配送先の駐車位置として仮の駐車予定位置が存在するか否かを判断する(ステップS5)。具体的には、制御部20は、配送計画情報30aを参照し、目的地である配送先において仮の駐車予定位置が存在するか否かを判断する。例えば配送先が図2で示すG1である場合には、仮の駐車予定位置が存在する。その場合には、このステップS5で肯定的に判断され、制御部20は、処理をステップS6に進める。
ステップS6において、制御部20は、表示制御部21dの機能により、仮の駐車予定位置と駐車予定位置とを区別して表示させる。すなわち制御部20は、配送計画情報30aを参照して、駐車予定位置および仮の駐車予定位置を特定する。そして、制御部20は、表示制御部21dの機能により、地図情報30bを参照し、特定した駐車予定位置と仮の駐車予定位置とを区別可能なように地図上に重畳させ、かつ配送先を含む周辺領域を描画した地図をユーザI/F部150の表示部に表示させる。また、制御部20は、施設データに基づいて、周辺領域に含まれる施設のポリゴン情報を取得し、ユーザI/F部150の表示部にポリゴンを表示させる。制御部20は、このようにして表示された地図に、駐車予定位置および駐車予定位置を表示する。
図6は、図2に示す配送先G1についての駐車予定位置、および、仮の駐車予定位置の表示例を示す図である。図6においては、施設のポリゴンがグレーの矩形で例示されている。図6に示す例においては、配送先G1の施設内の駐車地点を示す駐車予定位置P11を実線の矩形で示し、配送先G1の周辺の道路上に仮の駐車予定位置P12を破線の矩形で示している。つまり、仮の駐車予定位置と駐車予定位置とをそれぞれを区別可能なように異なる矩形で表示している。なお、この表示は、仮の駐車予定位置と駐車予定位置とを区別可能にできればよく、したがって、矩形でなく円形等の形で表示されてもよい。また、図6において、符号Cは配送車両の利用者の現在位置を示し、太線矢印は、配送先G1への経路を示している。
一方、ステップS5において、配送先の駐車位置として仮の駐車予定位置が存在しないと判断した場合、制御部20は、処理をステップS7に進める。例えば、配送先が図2で示すG2であるような場合には、仮の駐車予定位置は存在しないため、制御部20は処理をステップS7に進める。ステップS7において、制御部20は、表示制御部21dの機能により、駐車予定位置を表示させる。すなわち制御部20は、配送計画情報30aを参照して、駐車予定位置を特定する。そして、制御部20は、表示制御部21dの機能により、地図情報30bを参照し、特定した駐車予定位置を地図上に重畳させ、かつ配送先を含む周辺領域を描画した地図をユーザI/F部150の表示部に表示させる。そして、制御部20は、このような表示を行った以後、利用者の現在位置の変化に応じて、地図を更新し、更新後の地図をユーザI/F部150の表示部に表示させる。
制御部20は、以上のような経路案内処理が実行されている状況において、駐車位置修正プログラム21の機能により、図4の処理を行う。すなわち、駐車位置修正処理と並行して経路案内処理も実行され続ける。以後においては、主に図4に示す駐車位置修正処理について説明する。
先ず、制御部20は、判断部21bの機能により、配送車両が駐車位置に到着したか否かを判断する(ステップS10)。具体的には、制御部20は、運転者端末100から現在位置を取得する。なお、配送車両の現在位置の情報は、運転者端末100においてGNSS受信部140の出力信号に基づいて取得され、定期的に運転者端末100から駐車位置修正システム10に送信される。そして、制御部20は、配送計画情報30aと地図情報30bとに基づいて、目的地である配送先に対応付けられた駐車予定位置と、配送車両の現在位置と、の距離が閾値以下となったか否かを判断する。そして、当該距離が閾値以下になったと判断した場合に、配送車両が駐車位置に到着したと判断する。そして、制御部20は、配送車両の当該現在位置を駐車位置と特定する。なお、目的地である配送先に仮の駐車予定位置が対応付いている場合には、制御部20は、配送車両の現在位置と仮の駐車予定位置との距離が閾値以下になったことにより配送車両が駐車位置に到着したと判断してもよい。また、このステップS10における閾値は、上述のステップS3で説明した既定距離より短いものとする。
ステップS10において、配送車両が駐車位置に到着したと判断されない場合、制御部20は、ステップS10で肯定的に判断されるまで当該処理を繰り返し実行する。それとは反対に、ステップS10において、配送車両が駐車位置に到着したと判断された場合、制御部20は、当該駐車位置が記録済みの駐車予定位置と異なる位置であるか否かを判断する(ステップS11)。すなわち、制御部20は、判断部21bの機能により、配送計画情報30aおよび地図情報30bを参照して、配送先に対応付けられた駐車予定位置を特定し、当該駐車予定位置と、ステップS10で特定した配送車両の駐車位置とが異なるか否かを判断する。制御部20は、ステップS10で特定した配送車両の駐車位置が記録済みの駐車予定位置と異なると判断した場合、処理をステップS12に進める。なお、ステップS10で特定した配送車両の駐車位置が駐車予定位置と異なる場合には、このステップS10における駐車位置が本実施形態における「駐車予定位置と異なる位置」に相当する。
ステップS12において、制御部20は、判断部21bの機能により、ステップS10で特定した配送車両の駐車位置を仮の駐車予定位置として記録媒体30に記録する。すなわち、制御部20は、当該特定した駐車位置を、目的地である配送先における仮の駐車予定位置に対応付けて(すなわち仮の駐車予定位置として)記録し、当該配送計画情報30aを更新する。また、制御部20は、当該特定した駐車位置を仮の駐車予定位置として記録する際に、当該仮の駐車予定位置における駐車回数を「1回」と記録する。また、制御部20は、例えば図2における配送先G1のように、既に仮の駐車予定位置が存在する場合には、既に記録されている仮の駐車予定位置と区別可能なように、当該特定の駐車位置を別の仮の駐車予定位置として記録する。一方、制御部20は、既に仮の駐車予定位置が存在する場合であって、ステップS10で特定した配送車両の駐車位置が、既に記録されている仮の駐車予定位置と同じであると判断した場合、当該仮の駐車予定位置への駐車回数をカウントアップ(例えば1回から2回にカウントアップ)して、当該カウントアップした回数と仮の駐車予定位置とを対応付けて記録する。
なお、このステップS12において、仮の駐車予定位置の情報が記録媒体30に記録されることにより、目的地である配送先には、駐車予定位置および仮の駐車予定位置が対応付いた状態となる。そして、この状態において、駐車位置修正処理と並行して実行されている経路案内処理において、経路案内がされると、ステップS6で説明したように、制御部20は、表示制御部21dの機能により、仮の駐車予定位置と駐車予定位置とを区別して、ユーザI/F部150の表示部に表示させる。
ついで、制御部20は、判断部21bの機能により、同一の仮の駐車予定位置への駐車回数が所定回数以上か否かを判断する(ステップS13)。具体的には、制御部20は、ステップS10で配送車両が駐車されたことにより、当該駐車した位置である仮の駐車予定位置が、既に記録されている仮の駐車予定位置と同一であるか判断する。すなわち、制御部20は、配送計画情報30aを参照して、目的地である配送先に対応付いている仮の駐車予定位置と、ステップS10で特定した配送車両の駐車位置と、が同一の仮の駐車予定位置であるか判断する。そして、当該駐車した位置が記録されている同一の仮の駐車予定位置と同じであると判断した場合には、制御部20は、当該同一の仮の駐車予定位置への駐車回数が所定回数以上になったか否かを判断する。ここでいう「所定回数」は、複数回、仮の駐車予定位置に駐車することで当該仮の駐車予定位置を正規の駐車予定位置と見なすことができる回数である。その所定回数は例えば5回程度が想定される。なお、この所定回数は、管理者によって決められ、各配送先で一律に定められてもよいし、配送先毎に定められてもよい。例えば積雪が想定されるような地域の配送先においては、積雪が想定されない地域に比べて、積雪によって駐車位置が変わることが多いことが想定できるため、所定回数を多くするなどの設定を行ってもよい。
また、制御部20は、判断部21bの機能により、所定回数をカウントする際に、同一日における同一の仮の駐車予定位置への複数回の駐車は「1回」としてカウントする。つまり、制御部20は、一日当たりの同一の仮の駐車予定位置への駐車回数は「1回」とする。これは、例えば上述したような積雪が想定されるような地域の配送先においては、積雪により駐車予定位置が使用できない(駐車不能)ような場合には、同一日に当該配送先を訪問する配送車両の多くが駐車予定位置以外の位置に駐車することが想定される。そのような場合、ステップS13で説明した同一の仮の駐車予定位置への駐車回数は、同一日に所定回数以上となる可能性があり、そのような仮の駐車予定位置を正規の駐車予定位置と見なすと、駐車位置の情報として正確な情報とならないおそれがあるためである。言い換えれば、上述のステップS13で説明した、所定回数「5回」は、1日の駐車回数を1回とカウントした場合、「5日」同一の仮の駐車予定位置に駐車した場合に、当該仮の駐車予定位置を正規の駐車予定位置と見なすことができる。このように、制御部20は、同一日に同一の仮の駐車予定位置に複数回駐車があった場合でも、当該仮の駐車予定位置への駐車回数のカウントアップを行わずに、当該駐車回数を「1回」として記録する。
ステップS13において、同一の仮の駐車予定位置への駐車回数が所定回数以上でない(すなわち駐車回数が所定回数未満)と判断された場合、制御部20は、処理をステップS10に戻す。なお、この状態において、駐車位置修正処理と並行して実行されている経路案内処理において、経路案内がされると、記録媒体30には、仮の駐車予定位置と駐車予定位置とが記録されている状態となる。したがって、制御部20は、ステップS6で説明したように、表示制御部21dの機能により、仮の駐車予定位置と駐車予定位置とを区別して、ユーザI/F部150の表示部に表示させる。
それとは反対に、ステップS13において、同一の仮の駐車予定位置への駐車回数が所定回数以上であると判断した場合、制御部20は、処理をステップS14に進める。ステップS14において、制御部20は、修正部21cの機能により、仮の駐車予定位置を駐車予定位置として修正する。すなわち、制御部20は、ステップS13で同一の仮の駐車予定位置への駐車回数が所定回数以上であることにより、当該仮の駐車予定位置を、正規の駐車予定位置と見なすことができる。そのため、制御部20は、駐車回数が所定回数以上となった仮の駐車予定位置を駐車予定位置として修正する。つまり、制御部20は、配送計画情報30aにおいて、現在、配送先に対応付いている駐車予定位置を削除し、当該仮の駐車予定位置を駐車予定位置に修正(すなわち更新)する。例えば図2の例において、配送先G1の仮の駐車予定位置P12への駐車回数が所定回数以上になった場合に、制御部20は、修正部21cの機能により、配送先G1の駐車予定位置として対応付いているP11を削除し、P12を駐車予定位置として修正する。
一方、上述のステップS11において、ステップS10で特定した駐車位置が記録済みの駐車予定位置と同じであると判断した場合、制御部20は、処理をステップS15へ進める。ステップS15において、制御部20は、判断部21bの機能により、目的地である配送先において、仮の駐車予定位置が存在するか否かを判断する。すなわち、制御部20は、配送計画情報30aを参照して、目的地である配送先に仮の駐車予定位置が対応付いているか判断する。例えば図2の例において、配送先がG1である場合には、当該配送先G1には仮の駐車予定位置P12が対応付いているため、制御部20は、仮の駐車予定位置が存在すると判断する。
このように、ステップS15において、制御部20は、判断部21bの機能により、仮の駐車予定位置が存在すると判断した場合、処理をステップS16に進める。ステップS16において、制御部20は、修正部21cの機能により、仮の駐車予定位置を削除する。上述のように、ステップS15の判断により仮の駐車予定位置が存在し、したがって、記録媒体30には、仮の駐車予定位置と駐車予定位置とが記録されている状態である。その状態において、配送車両は駐車予定位置に駐車されている(ステップS11でN)。つまり、駐車予定位置に駐車できる状態にも拘わらず仮の駐車予定位置が記録されている。そこで、制御部20は、修正部21cの機能により、記録媒体30(配送計画情報30a)において、配送先に対応付いている仮の駐車予定位置を削除する。そして、当該仮の駐車予定位置における駐車回数のカウント数を「0」にする。つまり、仮の駐車予定位置は少なくとも駐車回数のカウント数が「1」以上として記録されているため、仮の駐車予定位置の削除に伴って、当該仮の駐車予定位置における駐車回数のカウント数を「0」にリセットする。例えば図2の例において、配送先がG1であって、配送車両が駐車予定位置P11に駐車した場合には、当該配送先G1に対応付いている仮の駐車予定位置P12を配送計画情報30aから削除し、さらに当該仮の駐車予定位置P12の駐車回数を「0」にする。
なお、上述のステップS15において、仮の駐車予定位置が存在しないと判断した場合、制御部20は、処理をステップS10に戻す。
つぎに、本実施形態における効果について説明する。上述のように、本実施形態における駐車位置修正システム10では、配送車両が配送先に予め対応付いている駐車予定位置と異なる位置に駐車した場合に、制御部20は、当該異なる位置を駐車予定位置として修正する。つまり、駐車位置修正システム10により、自動的に、駐車位置が修正されることになる。したがって、例えば管理者等が手動で駐車位置を修正する場合に比べて時間をかけずにタイムリーに駐車位置の修正が可能である。言い換えれば、駐車位置の修正を容易に行うことができる。また、このように、タイムリーに駐車位置を修正できることにより、経路案内の機能を利用する利用者(運転者)に対して、正確な経路案内(すなわち駐車位置の案内)が可能となる。
また、上述の実施形態において、制御部20は、配送車両が配送先に予め対応付いている駐車予定位置と異なる位置に駐車した場合に、当該異なる位置を仮の駐車予定位置として記録する。そして、記録した仮の駐車予定位置(すなわち同一の仮の駐車予定位置)に所定回数以上、駐車したと判断した場合に、当該仮の駐車予定位置を駐車予定位置として修正(更新)し、記録媒体30に記録する。なお、この所定回数は、複数回、仮の駐車予定位置に駐車することで当該仮の駐車予定位置を正規の駐車予定位置と見なすことができる回数である。したがって、例えば1回、仮の駐車予定位置に駐車したことにより当該仮の駐車予定位置を駐車予定位置として修正する場合に比べて、駐車位置の情報としての信頼度(または精度)を高くすることができる。
また、上述の実施形態において、制御部20は、所定回数のカウントにおいて、同一日における同一の仮の駐車予定位置への複数回の駐車は「1回」とカウントする。上述のように、例えば積雪が想定されるような地域の配送先においては、積雪があった場合に、駐車予定位置が使用できず、同一日に当該配送先を訪問する配送車両の多くが駐車予定位置以外の位置(すなわち仮の駐車予定位置)に駐車することが想定される。そのような場合、同一の仮の駐車予定位置への駐車回数は、同一日(1日)で所定回数以上に達する可能性がある。このような、同一日における同一の仮の駐車予定位置への複数回の駐車は臨時的な駐車である可能性が高い。そのため、同一日における同一の仮の駐車予定位置への複数回の駐車は「1回」とカウントすることにより、例えば、同一日における同一の仮の駐車予定位置への複数回の駐車は「1回」とカウントしない(すなわち、同一日に5回駐車があったら5回とカウントする)場合に比べて、駐車位置の情報としての信頼度(または精度)を高くすることができる。
また、本実施形態において、上述のように、配送車両が駐車予定位置と異となる同一の仮の駐車予定位置への駐車回数が所定回数以上である場合には、当該仮の駐車予定位置を駐車予定位置として修正する。一方、当該駐車回数が、所定回数未満である場合には、記録媒体30には、仮の駐車予定位置と駐車予定位置とが記録されることになる。そこで、制御部20は、これら駐車位置をユーザI/F部150の表示に表示させる際に、仮の駐車予定位置と駐車予定位置とを区別可能に表示させる。例えば図6で示したように、仮の駐車予定位置を破線の矩形で示し、駐車予定位置を実線の矩形で示す。これにより、経路案内の機能の利用した利用者は、駐車予定位置と仮の駐車予定位置とを区別が容易になる。
また、本実施形態において、制御部20は、仮の駐車予定位置と駐車予定位置とが記録媒体30に記録されている状態において、配送車両が駐車予定位置に駐車した場合には、当該仮の駐車予定位置を記録媒体30から削除するとともに、当該仮の駐車予定位置への駐車回数を「0」にする。これにより、例えば仮の駐車予定位置と駐車予定位置との両方が記録されいる場合に比べて、利用者に対して正確な駐車位置の案内(経路案内)が可能となる。つまり、仮の駐車予定位置と駐車予定位置との両方が記録されている場合には、経路案内の機能を利用した利用者は、仮の駐車予定位置と駐車予定位置とのいずれの位置に駐車すればよいか迷う可能性があるが、このように、所定の条件の下に仮の駐車予定位置を削除することで、利用者に対して正確な駐車位置の案内が可能となる。
また、同様に、本実施形態において、制御部20は、仮の駐車予定位置が駐車予定位置に修正された場合に、予め対応付いている駐車予定位置を削除する。つまり、仮の駐車予定位置が駐車予定位置に修正された場合には、元々配送先に対応付いている駐車予定位置と修正された駐車予定位置とが記録媒体30に記録された状態になる。そのような状態で、利用者が経路案内の機能を利用すると、利用者には、二つの駐車予定位置が案内されることになり、利用者に対して正確な駐車位置を案内できないことがある。一方、本実施形態のように、仮の駐車予定位置が駐車予定位置として修正された場合に、予め対応付いている駐車予定位置を削除することで、利用者に対して正確な駐車位置の案内が可能となる。
(3)他の実施形態:
以上の実施形態は本発明を実施するための一例であり、駐車位置を目的地とした経路案内を行う構成としては、他にも種々の実施形態を採用可能である。例えば、走行予定経路は駐車位置修正システム10や運転者端末100で探索されてもよい。さらに、荷役は荷物の配送に限定されず、集荷が行われる構成であってもよい。さらに、駐車位置修正システム10は、車載装置ではなく携帯端末であってもよい。
また、上述の実施形態を構成する各システムは、機能を共有したより少ない装置で構成されてもよい。このような例としては、図1に示す少なくとも1台のシステムが、他の1台以上のシステムと同一の装置で構成される例が挙げられる。例えば、駐車位置修正システム10と運転者端末100とが一体の装置で構成されていてもよいし、駐車位置修正システム10と管理者端末200とが一体の装置で構成されてもよいし、管理者端末200と運転者端末100とが一体の装置で構成されていてもよい。また、駐車位置修正システム10の一部(取得部21a、判断部21b、修正部21c、表示制御部21dの少なくとも一部)の機能が駐車位置修正システム10で実現されてもよい。さらに、図1に示すシステムがより多数のシステムで構成されてもよい。例えば、駐車位置修正システム10、管理者端末200、運転者端末100の少なくとも一部がクラウドサーバで構成されてもよい。
また、駐車位置修正システム10を構成する各部(取得部21a、判断部21b、修正部21c、表示制御部21d)の少なくとも一部が複数の装置に分かれて存在していてもよい。さらに、上述の実施形態の一部の構成が省略される構成や、処理が変動または省略される構成も想定し得る。
また、上述のように、本実施形態においては、配送先に対応付いた駐車予定位置は1つの例を説明したものの、例えば「第1駐車場」、「第2駐車場」というように、複数の駐車予定位置が対応付いていてもよい。そのような状態で、駐車予定位置と異なる位置に駐車がされた場合には、制御部20は、当該異なる位置を仮の駐車予定位置として記録媒体30に記録する。そして、制御部20は、配送車両が当該仮の駐車予定位置に所定回数以上、駐車したと判断した場合に、第1駐車場と第2駐車場との少なくとも一方を削除し、当該仮の駐車予定位置を駐車予定位置として修正し、記録媒体30に記録する。
さらに、本発明の手法は、プログラムや方法としても適用可能である。また、以上のようなシステム、プログラム、方法は、単独の装置として実現される場合もあれば、車両に備えられる各部と共有の部品を利用して実現される場合もあり、各種の態様を含むものである。また、一部がソフトウェアであり一部がハードウェアであったりするなど、適宜、変更可能である。さらに、システムを制御するプログラムの記録媒体としても発明は成立する。むろん、そのプログラムの記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし半導体メモリであってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考えることができる。
10…駐車位置修正システム、20…制御部、21…駐車位置修正プログラム、21a…取得部、21b…判断部、21c…修正部、21d…表示制御部、30…記録媒体、30a…配送計画情報、30b…地図情報、40…通信部、100…運転者端末、110…制御部、120…記録媒体、120a…配送計画情報、120b…地図情報、130…通信部、140…GNSS受信部、150…ユーザI/F部、200…管理者端末、210…制御部、220…通信部、230…ユーザI/F部、240…記録媒体。

Claims (5)

  1. 配送先に予め対応付いている駐車予定位置を取得する取得部と、
    前記駐車予定位置に配送車両が駐車したか否かを判断する判断部と、
    前記判断部において、前記配送車両が前記駐車予定位置と異なる位置に駐車したと判断された場合に、前記配送車両が駐車した前記異なる位置を前記駐車予定位置として修正する修正部と、を備える、
    駐車位置修正システム。
  2. 前記修正部は、
    前記判断部において、前記配送車両が前記駐車予定位置と異なる位置に駐車し、かつ、所定回数以上、前記異なる位置に駐車したと判断された場合に、前記異なる位置を前記駐車予定位置として修正する、
    請求項1に記載の駐車位置修正システム。
  3. 前記所定回数のカウントにおいて、同一日における前記異なる位置への複数回の駐車は1回とカウントされる、
    請求項2に記載の駐車位置修正システム。
  4. 前記駐車予定位置を表示部に表示させる表示制御部を備え、
    前記修正部は、
    前記判断部において、前記配送車両が前記駐車予定位置と異なる位置に駐車し、かつ、前記異なる位置に駐車した回数が前記所定回数未満と判断された場合に、前記異なる位置を仮の駐車予定位置として記録媒体に記録し、
    前記表示制御部は、前記駐車予定位置と前記仮の駐車予定位置とを区別して、前記表示部に表示させる、
    請求項2に記載の駐車位置修正システム。
  5. 前記修正部は、
    前記仮の駐車予定位置と前記駐車予定位置とが前記記録媒体に記録されている状態で、前記判断部において、前記配送車両が前記駐車予定位置に駐車したと判断された場合に、前記記録した前記仮の駐車予定位置を削除し、前記所定回数のカウント数を「0」にする、
    請求項4に記載の駐車位置修正システム。
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