JP2024049796A - クレーンの浮上防止機構および浮上防止方法 - Google Patents

クレーンの浮上防止機構および浮上防止方法 Download PDF

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【課題】クレーンに設置されている免震装置の性能を低下させることなくクレーンの浮き上がりを防止できる浮上防止機構および浮上防止方法を提供する。【解決手段】走行方向yに延設されるガイド部材13がレールの敷設面12に予め固定されていて、ガイド部材13の上端が免震装置10の下端よりも低い位置となる状態にガイド部材13は構成されていて、上面をガイド部材13に接触可能に構成される接触部材14がクレーン2に予め設置されていて、クレーン2が上方に浮き上がろうとしたときに接触部材14の上面をガイド部材13に接触させて、クレーン2の浮き上がりを防止する。【選択図】図1

Description

本発明は、クレーンの車輪の浮き上がりを防止する浮上防止機構および浮上防止方法に関するものであり、詳しくはクレーンに設置されている免震装置の性能を低下させることなくクレーンの浮き上がりを防止できる浮上防止機構および浮上防止方法に関するものである。
免震装置を備えていて、レールの上を走行するクレーンが種々提案されている(例えば特許文献1参照)。特許文献1に記載のクレーンは、車輪を有する走行装置と脚構造体との間に配置される免震装置を備えている。大規模な地震の際にクレーンの車輪がレールから浮き上がり、レールの外に車輪が着地することがある。車輪がレールの上から外れる脱輪が発生すると、免震装置により揺動するクレーンの脚構造体が想定外の範囲まで移動する可能性がある。クレーンの周辺に位置しているシャシや係留中の船舶にクレーンが衝突して、地震による被害が増大する可能性がある。
日本国特開2019-142642号公報
本発明は上記の問題を鑑みてなされたものであり、その目的はクレーンに設置されている免震装置の性能を低下させることなくクレーンの浮き上がりを防止できる浮上防止機構および浮上防止方法を提供することである。
上記の目的を達成するためのクレーンの浮上防止機構は、走行方向に敷設されるレールの上面に接触する踏面と前記レールの側面と接触可能に構成されるフランジとを有する複数の車輪および走行方向を直角に横断する横行方向を軸方向として前記車輪を支持する車軸を有する複数の走行装置と、横行方向に変位可能に構成される免震装置とを有するクレーンの浮上防止機構において、前記レールの敷設面に固定されるとともに走行方向に延設されるガイド部材と、前記クレーンに設置されていて上面を前記ガイド部材に接触可能に構成される接触部材とを備えていて、上下方向において前記ガイド部材が前記免震装置より低い位置に設置されることを特徴とする。
上記の目的を達成するためのクレーンの浮上防止方法は、走行方向に敷設されるレールの上面に接触する踏面と前記レールの側面と接触可能に構成されるフランジとを有する複数の車輪および走行方向を直角に横断する横行方向を軸方向として前記車輪を支持する車軸を有する複数の走行装置と、横行方向に変位可能に構成される免震装置とを有するクレーンの浮上防止方法において、走行方向に延設されるガイド部材が前記レールの敷設面に予め固定されていて、前記ガイド部材の上端が前記免震装置の下端よりも低い位置となる状態に前記ガイド部材は構成されていて、上面を前記ガイド部材に接触可能に構成される接触部材が前記クレーンに予め設置されていて、前記クレーンが上方に浮き上がろうとしたときに前記接触部材の上面を前記ガイド部材に接触させて、前記クレーンの浮き上がりを防止することを特徴とする。
本発明によれば、クレーンが浮き上がろうとしたときガイド部材が接触部材を上方から押さえる状態となるため、クレーンの浮き上がりを抑制できる。またガイド部材が免震装置よりも低い位置に設置されるため、免震装置の作動によりクレーンが変位したとしても、この変位が浮上防止機構に妨げられない。免震装置の性能を維持するには有利である。
クレーンの走行装置の概略を例示する説明図である。 図1のAA端面を例示する説明図である。 図1のBB端面を例示する説明図である。 クレーンが浮き上がった際の浮上防止機構の状態を例示する説明図である。 岸壁クレーンの概略を例示する説明図である。 浮上防止機構の変形例を例示する説明図である。 浮上防止機構の変形例を例示する説明図である。 図1の変形例を例示する説明図である。 図3の変形例を例示する説明図である。
以下、クレーンの浮上防止機構および浮上防止方法を図に示した実施形態に基づいて説明する。図中ではクレーンの走行方向を矢印y、この走行方向yを直角に横断する横行方向を矢印x、上下方向を矢印zで示している。
図1に例示するように浮上防止機構1は、例えば岸壁に配置されてコンテナの荷役を行う岸壁クレーンに適用される。浮上防止機構1が適用されるクレーン2は岸壁クレーンに限らず、レールに沿って走行するクレーン2であればよい。浮上防止機構1が適用されるクレーン2は、例えば石炭等のバラ荷の荷役を行うアンローダや、ヤード内を走行してコンテナの荷役を行う門型クレーンや、天井クレーンであってもよい。
クレーン2は複数の走行装置3を有している。クレーン2が岸壁クレーンで構成される場合は、例えば海側に二つの走行装置3が配置されて、陸側に二つの走行装置3が配置される。この実施形態では走行装置3は、イコライザ4と、イコライザ4の下方に配置される二つの中間イコライザ5と、中間イコライザ5の下方に配置される四つのボギー6とを有している。イコライザ4と中間イコライザ5とは横行方向xを軸方向とする支軸7で連結されている。同様に中間イコライザ5とボギー6とも支軸7で連結されている。中間イコライザ5およびボギー6は支軸7を中心に傾動可能に連結されている。
ボギー6には二つずつ車輪8が設置されている。そのため走行装置3は八つの車輪8を有することになる。複数の車輪8のうち一部の車輪8には、車輪8に動力を付加する駆動機構9が設置されている。駆動機構9は、例えば減速機9aとモータ9bとで構成される。
走行装置3の構成は上記に限定されない。中間イコライザ5やボギー6の形状や数、車輪8の全体の数や一つのボギー6に設置される車輪8の数は適宜変更することができる。
クレーン2は免震装置10を有している。図1に例示するクレーン2は、走行装置3と脚構造体11との間に配置される免震装置10を有している。免震装置10は、例えば積層ゴムで構成されている。免震装置10はその下面に対して上面を横行方向xに変位可能に構成されている。免震装置10が走行方向yにも変位可能に構成されてもよい。免震装置10は走行装置3に対して脚構造体11を横行方向xに変位させることができる。
免震装置10の構成は上記に限らず、スライド機構など少なくとも横行方向xに変位可能な構成を有していればよい。また免震装置10が設置される位置は上記に限らず、走行装置3の内部に組み込まれたり、脚構造体11に組み込まれたりしてもよい。
浮上防止機構1は、レールが敷設される敷設面12に固定されるガイド部材13を備えている。ガイド部材13は走行方向yに延設されている。図1に例示するようにこのガイド部材13は、上下方向zにおいて免震装置10より低い位置に設置されている。ガイド部材13の上端が免震装置10の下端よりも低い位置となる状態にガイド部材13は構成されている。また浮上防止機構1は、クレーン2に設置されていて上面をガイド部材13に接触可能に構成される接触部材14を備えている。
図2に例示するようにガイド部材13は、走行方向yに延設される水平部13aと、下端を敷設面12に固定されて上端を水平部13aに固定される支柱部13bとを有している。この実施形態では水平部13aは、平板状の部材で構成されている。水平部13aの構成は上記に限定されない。浮き上がろうとするクレーン2を下向きに押さえる構成を有していればよい。例えば円柱形状や角柱形状であってもよい。また水平部13aは、走行方向yにおいてレール15が敷設されている範囲で途切れることなく連続する状態であることが望ましい。水平部13aが走行方向yにおいて途中で途切れている部分を有していてもよい。
この実施形態では支柱部13bは、棒状の部材で構成されている。支柱部13bの構成は上記に限定されない。水平部13aを敷設面12に固定する構成を有していればよい。例えば敷設面12に立設されて走行方向yに延設される壁状の部材で構成されてもよい。水平部13aおよび支柱部13bは、浮き上がろうとするクレーン2を下向きに押さえることができる程度の強度を有している。
この実施形態では横行方向xにおいて、レール15の両側にそれぞれガイド部材13が配置されている。レール15の一方側にのみガイド部材13が配置される構成であってもよい。
図2に例示するように車輪8は、レール15の上面に接触する踏面8aと、レール15の側面と接触可能に構成されるフランジ8bとを有している。この実施形態では横行方向xにおいて踏面8aの一方側にのみフランジ8bが形成されている。踏面8aの両側にフランジ8bが形成されていてもよい。
車輪8は、横行方向xを軸方向とする車軸16により支持されている。車軸16は図示しないボギー6に支持されている。この実施形態では車軸16は、横行方向xにおいて車輪8から両側に突出している。この車軸16は、図示しないボギー6の壁面を貫通して外側まで延設されている。この実施形態では浮上防止機構1の接触部材14は、この車軸16で構成されている。
車軸16で構成される接触部材14は、上方の少なくとも一部をガイド部材13の水平部13aで覆われる状態となる。通常時には上下方向zにおいて接触部材14とガイド部材13との間に隙間Pが形成されることが望ましい。本明細書において通常時とは車輪8の踏面8aがレール15の上面と接触して、クレーン2が走行可能である状態をいう。浮上防止機構1が隙間Pを備える場合は、車軸16で構成される接触部材14およびガイド部材13の摩耗を抑制できる。またクレーン2の走行に対して、浮上防止機構1が抵抗を与えることを回避できる。
浮上防止機構1が隙間Pを備えない構成であってもよい。通常時に接触部材14である車軸16の上面がガイド部材13に常に接触している状態となる。接触部材14が車軸16で構成される場合は、クレーン2の走行にともない接触部材14が回転するため、接触部材14およびガイド部材13の摩耗は比較的抑制される。またクレーン2の走行に対して、浮上防止機構1が発生させる抵抗は比較的抑制される。
図3に例示するように車輪8に駆動機構9が設置されてもよい。横行方向xにおいて車輪8から両側に突出する車軸16のうち、一方が接触部材14としてガイド部材13に接触可能に構成されていて、他方が駆動機構9に連結される。この実施形態では、車輪8から突出する車軸16の一方が、減速機9aを介してモータ9bに連結されている。このとき駆動機構9の近傍に配置されるガイド部材13は、駆動機構9と接触しない位置に配置される。図3では説明のためボギー6を省略している。
図4に例示するように地震の発生にともないクレーン2の車輪8が浮き上がろうとすると、接触部材14が上方に移動してその上面がガイド部材13の水平部13aの下面に接触する。浮上防止機構1により車輪8は上方への移動を阻止される。車輪8がレール15から外れない範囲に隙間Pは予め設定されていることが望ましい。具体的には車輪8のフランジ8bの高さdより隙間Pが小さく設定されていることが望ましい。フランジ8bの高さdとは、車輪8の半径方向において踏面8aからフランジ8bの端部までの長さをいう。図4では説明のためボギー6を省略している。
隙間Pがフランジ8bの高さdよりも小さく設定されていると、接触部材14がガイド部材13に接触している状態であってもフランジ8bはレール15の側面と接触可能な状態となる。車輪8が横行方向xに移動しようとする力をフランジ8bで支持することができる。クレーン2に発生する横行方向xの力をフランジ8bで支持できる。また横行方向xにおいて車輪8が移動してガイド部材13と接触することを防止できる。車輪8との接触によりガイド部材13が変形や破損する不具合を回避しやすくなる。
ガイド部材13は、横行方向xおよび走行方向yにおいて接触部材14を拘束しない構成を有していることが望ましい。このときガイド部材13は、接触部材14の上方への移動のみを拘束する。ガイド部材13の変形や破損等を回避するには有利である。同様に接触部材14は上面のみをガイド部材13に接触可能に構成されることが望ましい。接触部材14は、クレーン2が浮き上がろうとする際にガイド部材13に接触するのみで、クレーン2が横行方向xおよび走行方向yに移動する際にはガイド部材13に接触しない構成を有することが望ましい。
地震によりクレーン2の車輪8がレール15から浮き上がろうとしたとき、ガイド部材13が接触部材14を上方から押さえる状態となる。浮上防止機構1によりクレーン2の浮き上がりを抑制できる。浮上防止機構1は、車輪8がレール15から浮き上がり脱輪して横行方向xに移動する不具合を回避できる。地震発生時であっても車輪8を有する走行装置3は、レール15の上から横行方向xに外れることがない。図5に例示するように免震装置10の作動にともない揺動するクレーン2の脚構造体11等が、想定外の位置まで到達する不具合を回避できる。クレーン2が船舶17やシャシ18に衝突する事故を回避するには有利である。
図5に例示するように上下方向zにおいてガイド部材13は、免震装置10よりも低い位置に設置されている。そのため免震装置10の変位により脚構造体11の位置が横行方向xに移動した場合であっても、免震装置10や脚構造体11がガイド部材13に衝突する不具合が発生しない。免震装置10の性能を維持するには有利である。
図5に例示するように海側走行装置3aと陸側走行装置3bの両方にそれぞれガイド部材13等の浮上防止機構1が配置されることが望ましい。海側走行装置3aのフランジ8bと陸側走行装置3bのフランジ8bとが、横行方向xにおいて踏面8aに対して反対向きに設置されていることが望ましい。この場合、横行方向xにおいて海側に向かって発生する力を一方のフランジ8bが支持して、陸側に向かって発生する力を他方のフランジ8bが支持する。クレーン2は横行方向xにおいて海側にも陸側にも移動しない状態となる。
図1に例示するようにガイド部材13は、走行方向yにおいて途切れることなく連続する形状を有することが望ましい。走行方向yにおけるクレーン2の停止位置にかかわらず、接触部材14の上昇をガイド部材13で阻止できるためである。ガイド部材13のうち接触部材14と接触可能に構成される例えば水平部13aなどが、走行方向yにおいて連続する形状を有していればよい。
ガイド部材13の構成は上記に限らず、走行方向yにおいて途切れる開口部を有していてもよい。一つの走行装置3に複数の接触部材14が設置される場合は、すべての接触部材14がガイド部材13の開口部に位置していない限り、浮上防止機構1はクレーン2の浮き上がりを防止できる。
図6に例示するように駆動機構9を構成するモータ9b等がボギー6の上面に設置されて、車輪8の側方にモータ9b等が配置されないクレーンもある。この場合、横行方向xにおいて車輪8から両側に突出する車軸16の両方を接触部材14としてもよい。この実施形態では横行方向xにおいてレール15の両側に配置される一対のガイド部材13どうしを、横行方向xにおいて比較的接近させて配置できる。
横行方向xにおいて車輪8から一方側にのみ車軸16を突出させて接触部材14としてもよい。この場合、車軸16が突出している側にのみガイド部材13が配置される構成となる。また車輪8の他方側には車軸16が突出せず、ガイド部材13が配置されない。
接触部材14は車軸16で構成される場合に限らない。接触部材14は、クレーン2を構成する部材またはクレーン2に新たに設置される部材であり、その上方にガイド部材13を配置できるものであればよい。例えば図7に例示するようにボギー6の上面を接触部材14として利用してもよい。接触部材14は、クレーン2から横行方向xに突出する部材で構成されることが望ましい。例えば図1に例示する中間イコライザ5やボギー6を連結する支軸7を横行方向xに延長して接触部材14としてもよい。また横行方向xに延設される部材を走行装置3に新たに設置して、これを接触部材14として利用してもよい。
一つの走行装置3に設置される車軸16のうち、少なくとも一つの車軸16が接触部材14として構成されていればクレーン2の浮き上がりを抑制できる。クレーン2が四つの走行装置3を有する場合、一つの走行装置3に少なくとも一つの接触部材14が設置されていれば、車輪8の脱輪を抑制できる。
例えば一つの走行装置3において、駆動機構9が設置されていない車軸16のみを接触部材14として利用してもよい。この場合、駆動機構9が設置されている車軸16は、接触部材14として利用されない。
図8に例示するように中間イコライザ5やボギー6は、横行方向xを軸方向とする支軸7を中心に傾動可能に構成されている。車軸16を接触部材14として利用する場合、接触部材14が設置されていない車輪8がガイド部材13よりも上方に浮き上がる可能性がある。
図8に例示するように一つの走行装置3において、走行方向yの両端に配置される車輪8に接触部材14が設置されていれば、この走行装置3に脱輪が発生することはほとんどない。脱輪の可能性を更に低減させるためには、接触部材14の数を増やすことが望ましい。例えば走行装置3に設置されている車軸16のうち、すべての車軸16で接触部材14が構成されてもよい。接触部材14の数が多いほど、クレーン2が浮き上がろうとする力が複数の接触部材14により支持される。そのためガイド部材13と一つの接触部材14とが接触する部分に発生する力が小さくなる。車軸16が曲がったりして、クレーン2が走行不能となる不具合を回避しやすくなる。またガイド部材13の特定の部分に力が集中して、ガイド部材13が破損する不具合を回避しやすくなる。ガイド部材13を薄くて軽い材料で構成することも可能となる。それぞれの走行装置3に設置される車軸16のうち、すべての車軸16が接触部材14として利用される場合、地震発生後であってもクレーン2の復旧を短時間で行える可能性が高くなる。
図9の例示するように車輪8の側方に駆動機構9の減速機9aが連結されている場合に、減速機9aを貫通する長さまで車軸16を横行方向xに延長して、この車軸16を接触部材14として利用してもよい。
例えば車軸16の交換等により接触部材14をクレーン2に設置するとともに、レール15の敷設面12にガイド部材13を固定することで、浮上防止機構1は既設のクレーンに適用できる。浮上防止機構1は、既設のクレーンに対して比較的簡単な改造により適用できる。
1 浮上防止機構
2 クレーン
3 走行装置
3a 海側走行装置
3b 陸側走行装置
4 イコライザ
5 中間イコライザ
6 ボギー
7 支軸
8 車輪
8a 踏面
8b フランジ
9 駆動機構
9a 減速機
9b モータ
10 免震装置
11 脚構造体
12 敷設面
13 ガイド部材
13a 水平部
13b 支柱部
14 接触部材
15 レール
16 車軸
17 船舶
18 シャシ
x 横行方向
y 走行方向
z 上下方向
P 隙間
d (フランジの)高さ

Claims (8)

  1. 走行方向に敷設されるレールの上面に接触する踏面と前記レールの側面と接触可能に構成されるフランジとを有する複数の車輪および走行方向を直角に横断する横行方向を軸方向として前記車輪を支持する車軸を有する複数の走行装置と、横行方向に変位可能に構成される免震装置とを有するクレーンの浮上防止機構において、
    前記レールの敷設面に固定されるとともに走行方向に延設されるガイド部材と、前記クレーンに設置されていて上面を前記ガイド部材に接触可能に構成される接触部材とを備えていて、上下方向において前記ガイド部材が前記免震装置より低い位置に設置されることを特徴とする浮上防止機構。
  2. 前記レールの上面に前記踏面が接触しているときに、上下方向において前記接触部材と前記ガイド部材との間に形成される隙間を備える請求項1に記載の浮上防止機構。
  3. 上下方向における前記隙間の長さが、前記車輪の半径方向において前記踏面から前記フランジの端部までの長さよりも小さく設定されている請求項2に記載の浮上防止機構。
  4. 前記接触部材が、少なくとも一つの前記車輪から横行方向に突出する前記車軸で構成される請求項1または2に記載の浮上防止機構。
  5. 前記接触部材が、横行方向において前記車輪から両側に突出する前記車軸で構成されていて、
    前記ガイド部材が、横行方向において前記レールの両側にそれぞれ配置される請求項4に記載の浮上防止機構。
  6. 横行方向において前記車輪から両側に突出する前記車軸のうち、一方が前記接触部材として前記ガイド部材に接触可能に構成されていて、他方が前記車輪に駆動力を付加する駆動機構に連結される請求項4に記載の浮上防止機構。
  7. 走行方向に敷設されるレールの上面に接触する踏面と前記レールの側面と接触可能に構成されるフランジとを有する複数の車輪および走行方向を直角に横断する横行方向を軸方向として前記車輪を支持する車軸を有する複数の走行装置と、横行方向に変位可能に構成される免震装置とを有するクレーンの浮上防止方法において、
    走行方向に延設されるガイド部材が前記レールの敷設面に予め固定されていて、前記ガイド部材の上端が前記免震装置の下端よりも低い位置となる状態に前記ガイド部材は構成されていて、上面を前記ガイド部材に接触可能に構成される接触部材が前記クレーンに予め設置されていて、
    前記クレーンが上方に浮き上がろうとしたときに前記接触部材の上面を前記ガイド部材に接触させて、前記クレーンの浮き上がりを防止することを特徴とする浮上防止方法。
  8. 前記接触部材の上面が前記ガイド部材に接触したときに、前記フランジが前記レールの側面に接触することで前記クレーンの横行方向の移動を拘束する請求項7に記載の浮上防止方法。
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