JP2024047717A - 循環式ブラスト装置及び循環式ブラストシステム - Google Patents

循環式ブラスト装置及び循環式ブラストシステム Download PDF

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Abstract

【課題】使用済みの研削材と粉塵とを効果的に分別してより粉塵を十分に吸引回収することができる循環式ブラスト装置を提供する。【解決手段】循環式ブラスト装置1は、ホッパータンク6からブラストタンク7へ研削材gを供給可能であり、ホッパータンクの下部には供給口6aが設けられており、供給口には開閉弁17が設けられており、ホッパータンクの上部に第1分別空間S1が形成されており、ブラストタンクの上方にはフード43が設けられており、フードの下方には第2分別空間S2が形成されている。供給口を閉じ、回収ホース11を介し研削材を回収するときに、第1分別空間に吸引気流を作用させて第1分別空間で研削材と粉塵とを分別して粉塵を回収するとともに、供給口を開いてホッパータンクからブラストタンクへ研削材を供給するときに、第2分別空間に吸引気流を作用させて第2分別空間で研削材と粉塵とを分別して粉塵を吸引回収する。【選択図】図1

Description

本発明は、循環式ブラスト装置及び循環式ブラストシステムに関し、更に詳しくは、構造物の表面に噴射した研削材を回収して再利用することができる循環式ブラスト装置及びこれを備える循環式ブラストシステムに関する。
従来の循環式ブラスト装置として、ホッパータンクと、ホッパータンクの下方に配置されるブラストタンクと、を備え、ブラストタンクに貯留された研削材をブラストホースを介して構造物の表面に噴射し、該噴射した研削材を回収ホースを介してホッパータンクで回収し、ホッパータンクからブラストタンクへ研削材を供給可能なものが知られている(例えば、特許文献1等を参照)。この特許文献1には、ホッパータンクの上部に研削材と粉塵とを分別するための分別空間を形成し、集塵装置により分別空間に吸引気流を作用させて分別空間で分別された粉塵を吸引回収する技術が開示されている。
特開2017-42854号公報
しかし、特許文献1の技術では、ブラストタンクの上部の分別空間のみで使用済みの研削材と粉塵とを分別して粉塵を吸引回収しているため、分別が十分ではなく、ホッパータンクに研削材とともにある程度の粉塵が混入して回収されてしまう。このように粉塵が混入した研削剤をブラストタンクに供給してブラストホースを介して構造物の表面に噴射すると、機器の損傷や作業効率の低下につながる恐れがある。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、使用済みの研削材と粉塵とを効果的に分別して粉塵を十分に吸引回収することができる循環式ブラスト装置及びこれを備える循環式ブラストシステムを提供することを目的とする。
本発明は以下の通りである。
1.ホッパータンクと、前記ホッパータンクの下方に配置されるブラストタンクと、を備え、前記ブラストタンクに貯留された研削材をブラストホースを介して構造物の表面に噴射し、該噴射した研削材を回収ホースを介してホッパータンクに回収し、前記ホッパータンクから前記ブラストタンクへ研削材を供給可能な循環式ブラスト装置であって、
前記ホッパータンクの下部には、前記ブラストタンクへ研削材を供給するための供給口が設けられており、
前記供給口には、前記供給口を開閉する開閉弁が設けられており、
前記ホッパータンクの上部には、研削材と粉塵とを分別するための第1分別空間が形成されており、
前記ブラストタンクの上方には、前記ブラストタンクの上端開口を覆い且つ前記供給口を囲むフードが設けられており、
前記フードの下方には、研削材と粉塵とを分別するための第2分別空間が形成されており、
前記開閉弁により前記供給口を閉じて前記回収ホースを介して前記ホッパータンクに研削材を回収するときに、前記第1分別空間に吸引気流を作用させて前記第1分別空間で研削材と粉塵とを分別して粉塵を吸引回収するとともに、
前記開閉弁により前記供給口を開いて前記ホッパータンクから前記ブラストタンクへ研削材を供給するときに、前記第2分別空間に吸引気流を作用させて前記第2分別空間で研削材と粉塵とを分別して粉塵を吸引回収することを特徴とする循環式ブラスト装置。
2.前記フードは、複数の分割体からなり、
複数の前記分割体のうちの少なくとも1つの分割体は、前記ブラストタンクの上端開口を覆う覆い状態と前記ブラストタンクの上端開口を開放する開放状態とに変位可能に設けられている上記1.に記載の循環式ブラスト装置。
3.前記フードの下方には、前記供給口と対向するように異物除去用の網体が設けられている上記1.に記載の循環式ブラスト装置。
4.上記1.乃至3.のいずれか一項に記載の循環式ブラスト装置と、
前記循環式ブラスト装置で分別された粉塵を吸引回収する集塵装置と、を備えることを特徴とする循環式ブラストシステム。
5.前記第1分別空間と前記集塵装置とを連絡する第1状態と、前記第2分別空間と前記集塵装置とを連絡する第2状態と、に切換可能な集塵通路を備える上記4.に記載の循環式ブラストシステム。
本発明によれば、回収ホースを介してホッパータンクに研削材を回収するときに、第1分別空間に吸引気流を作用させて第1分別空間で研削材と粉塵とを分別して粉塵を吸引回収するとともに、ホッパータンクからブラストタンクへ研削材を供給するときに、第2分別空間に吸引気流を作用させて第2分別空間で研削材と粉塵とを分別して粉塵を吸引回収する。これにより、使用済みの研削材と粉塵とを効果的に分別して粉塵を十分に吸引回収することができる。
本発明について、本発明による典型的な実施形態の非限定的な例を挙げ、言及された複数の図面を参照しつつ以下の詳細な記述にて更に説明するが、同様の参照符号は図面のいくつかの図を通して同様の部材を示す。
実施形態に係る循環式ブラストシステムの全体図である。 図1の要部の一部を断面とした拡大図である。 図2のIII-III線断面図である。 循環式ブラストシステムの作用説明図である。 循環式ブラストシステムの作用説明図であり、(a)は第1分別空間での分別状態を示し、(b)は第2分別空間での分別状態を示す。
ここで示される事項は例示的なものおよび本発明の実施形態を例示的に説明するためのものであり、本発明の原理と概念的な特徴とを最も有効に且つ難なく理解できる説明であると思われるものを提供する目的で述べたものである。この点で、本発明の根本的な理解のために必要である程度以上に本発明の構造的な詳細を示すことを意図してはおらず、図面と合わせた説明によって本発明の幾つかの形態が実際にどのように具現化されるかを当業者に明らかにするものである。
以下、図面を用いて実施形態により本発明を具体的に説明する。
本循環式ブラストシステムAは、図1に示すように、循環式ブラスト装置1と、循環式ブラスト装置1で分別された粉塵dを吸引回収する集塵装置2と、を備えている。また、循環式ブラストシステムAは、後述の第1分別空間S1と集塵装置2とを連絡する第1状態と、後述の第2分別空間S2と集塵装置2とを連絡する第2状態と、に切換可能な集塵通路3を備えている。さらに、循環式ブラストシステムAは、図示しないコンプレッサや発電機を備えている。
循環式ブラスト装置1は、ホッパータンク6と、ホッパータンク6の下方に配置されるブラストタンク7と、を備えている。これらホッパータンク6とブラストタンク7は、ホッパータンク6の供給口6aとブラストタンク7の流入口7a(ブラストタンク7の上端開口)とが上下方向に離間するように配置されている。
ホッパータンク6は、小径円筒部8と、小径円筒部8の下端に連なる大径円筒部9と、大径円筒部9の下端に連なり下方に向かって縮径する円錐筒部10と、を有している。また、ホッパータンク6の上部には、使用済みの研削材(グリット)gと粉塵(塗料カス、錆等を含む粉塵)dとを分別するための第1分別空間S1が形成されている。この第1分別空間S1は、上壁41a及び上壁41aの周縁に連なる側壁41bを有する仕切壁41(具体的に小径円筒部8)により形成されている。また、仕切壁41(具体的に側壁41b)には、回収ホース11の一端側が接続される接続管12が取り付けられているとともに、集塵管13の一端側が接続されている。即ち、第1分別空間S1に対して回収ホース11及び集塵管13の各一端側が連絡されている。さらに、第1分別空間S1内には、接続管12の一端開口が対向する位置に衝突板15が設けられている。
ホッパータンク6の下部には、ブラストタンク7内へ研削材gを供給するための供給口6aが設けられている。この供給口6aには、供給口6aを開閉する開閉弁17(具体的に手動バタフライ弁)が設けられている。この開閉弁17の開閉動作によって、ホッパータンク6内に貯留された研削材gが供給口6aからブラストタンク7内に向かって供給及び供給停止される。なお、開閉弁17としては、手動弁の代わりに制御弁を採用してもよい。
ブラストタンク7は、上端を開口した有底円筒状に形成されている。また、ブラストタンク7の下部には、ブラストホース18に研削材gを供給するための供給口7bが設けられている。この供給口7bには、ブラストホース18及び高圧ホース19の各一端側が接続されている。さらに、供給口7bは高圧ホース19を介してコンプレッサ(図示省略)と連絡されている。
ブラストタンク7の上方には、図2及び図3に示すように、ブラストタンク7の上端開口を覆い且つホッパータンク6の供給口6aを囲むドーム状のフード(カバー)43が設けられている。このフード43の下方には、使用済みの研削材gと粉塵dとを分別するための第2分別空間S2が形成されている。さらに、フード43には分岐管14の一端側が接続されている。また、フード43の下端部とブラストタンク7の上端部との間には、外気を第2分別空間S2に導入するための環状の隙間51が形成されている。この隙間51には、粉塵dの通過を規制するフィルタ52が隙間51を塞ぐように設けられている。このフィルタ52は、第2分別空間S2内での吸引気流の作用停止時に粉塵dの外部への排出(逆流)を防止する。なお、フィルタ52は、フード43の下端部に取り付けられていてもよいし、ブラストタンク7の上端部に取り付けられていてもよい。さらに、隙間51にフィルタ52を設けない形態を採用してもよい。
フード43は、複数(図3中で3つ)の分割体43a~43cからなされている。各分割体43a~43cは、平面視でフード43を複数に切り分けた形状を有している。分割体43aは、枠体45(図1参照)に固定されており、分岐管14の一端側が接続されている。また、分割体43b、43cは、ブラストタンク7の上端開口を覆う覆い状態とブラストタンク7の上端開口を開放する開放状態とに変位可能に設けられている。具体的に、分割体43b、43cは、水平方向で互いに近接離間するように枠体45に設けられたレール46上にスライド可能に設けられている。ただし、分割体43b、43cとしては、枠体45に対して着脱することで各状態に変位可能なものを採用してもよい。
フード43の下方には、ホッパータンク6の供給口6aと対向するように異物除去用の網体21が設けられている。この網体21は、研削材gの通過を許容する網目を有している。また、網体21は、ブラストタンク7の上端開口と略同じ平面上に配置されている。ただし、網体21としては、ブラストタンク7の上端開口よりも上方又は下方に配置されるものを採用してもよい。また、網体21は、枠体45に設けられた支持部47上に載置されており、分割体43b、43cを開放状態とすることで支持部47から引き出して清掃作業等を行うことができる。なお、第2分別空間S2は、フード43と網体21とで囲まれた空間である。
集塵装置2は、図1に示すように、集塵機31と、集塵機31に吸引気流を作用させるインバータ制御式の吸引ブロア32と、を有している。集塵機31には、集塵管13の一端側が接続されているとともに、一端側が吸引ブロア32と接続された接続管33の他端側が接続されている。また、集塵機31は、粉塵dを捕捉するフィルタ34と、フィルタ34の下方に配置されてフィルタ34から落下する粉塵dを回収する回収ボックス35と、を備えている。また、吸引ブロア32は、負荷がかかると電圧が上がるよう構成されている。さらに、一定以上の負荷がかかると安全弁から圧力が逃げるように構成されている。ただし、吸引ブロア32としては、電圧を周波数に変えて調整できるものを採用してもよい。
なお、集塵装置2としては、フィルタ式の集塵機31に加えて又は替えて、サイクロン式の集塵機を採用してもよい。さらに、吸引ブロア32の替わりに、コンプレッサや真空ポンプを採用してもよい。
集塵通路3は、第1分別空間S1と集塵装置2とを連絡する集塵管13と、集塵管13の途中から分岐して第2分別空間S2に連なる分岐管14と、を有している。集塵管13において分岐管14との接続部よりも上流側には切換弁37(具体的にエアー式自動バタフライ弁)が設けられている。また、分岐管14には切換弁38(具体的にエアー式自動バタフライ弁)が設けられている。これら切換弁37、38の切換動作によって、集塵通路3は、第1分別空間S1と集塵装置2とを連絡し且つ第2分別空間S2と集塵装置2とを連絡しない第1状態と、第1分別空間S1と集塵装置2とを連絡せず且つ第2分別空間S2と集塵装置2とを連絡する第2状態と、に切り換えられる。なお、図1中の符号39は、分岐管14に設けられた風量調整弁(具体的にバタフライ弁)を示す。
次に、上記構成の循環式ブラストシステムAの作用効果について説明する。先ず、ブラスト作業に先立って、切換弁37、38により集塵通路3を第1分別空間S1と集塵装置2とを連絡する第1状態とするとともに、開閉弁17によりホッパータンク6の供給口6aを閉鎖する。さらに、分割体43b、43cを開放状態としてブラストタンク7内に研削材dを投入し、その後分割体43b、43cを覆い状態に戻しておく。
ブラスト作業では、コンプレッサ(図示省略)の作動によりブラストタンク7の供給口7bに圧縮空気を送ることで、研削材gは、ブラストホース18内を圧送されてブラストホース18の先端開口から構造物の外表面Fに噴射される(図4参照)。この研削材gの噴射により構造物の外表面Fの塗装膜、錆等が研削される。なお、ブラスト作業は、ブラストタンク7内を加圧した状態で行ってもよいし、大気圧で行ってもよい。
回収作業では、吸引ブロア32の作動により集塵管13、第1分別空間S1及び回収ホース11の順に吸引気流を作用させることで、回収ホース11の先端開口から使用済みの研削材g及び粉塵dが吸引回収される(図4参照)。この回収ホース11で吸引回収された研削材gと粉塵dは、図5(a)に示すように、負圧となる第1分別空間S1内に吸い込まれて衝突板15に衝突し、比較的重い研掃材gは落下してホッパータンク6内に回収(貯留)される。一方、比較的軽い粉塵dは第1分別空間S1内で舞い上がり集塵通路3を介して集塵機31に送られて回収される。なお、回収作業は、ブラスト作業の停止中に行われてもよいし、ブラスト作業と同時に行われてもよい。
ブラスト作業中にブラストタンク7内の研削材gの貯留量が減少して補充する必要がある。この場合、切換弁37、38により集塵通路3を第2分別空間S2と集塵装置2とを連絡する第2状態とするとともに、開閉弁17によりホッパータンク6の供給口6aを開放する。そして、吸引ブロア32の作動により集塵管13、分岐管14及び第2分別空間S2の順に吸引気流を作用させる。このとき、隙間51を介して外気が二次空気として第2分別空間S2内に導入される。そして、図5(b)に示すように、ホッパータンク6内に貯留された比較的重い研削材gは供給口6aから落下して網体21に衝突しつつ網体21を通過してブラストタンク7内に回収(貯留)される。一方、比較的軽い粉塵dは負圧となる第2分別空間S2内で舞い上がり集塵通路3を介して集塵機31に送られて回収される。なお、研削材の補充作業は、ブラスト作業の停止中に行われてもよいし、ブラスト作業と同時に行われてもよい。さらに、研削材gの補充作業は、網体21を振動発生器54(図2参照;具体的にエアー式振動発生器)により振動させて行われてもよい。この網体21の振動により研削材gと粉塵dがより効果的に分別される。
以上より、本実施形態の循環式ブラスト装置1によると、ホッパータンク6の下部には、ブラストタンク7へ研削材gを供給するための供給口6aが設けられており、供給口6aには、供給口6aを開閉する開閉弁17が設けられており、ホッパータンク6の上部には、研削材gと粉塵dとを分別するための第1分別空間S1が形成されており、ブラストタンク7の上方には、ブラストタンク7の上端開口を覆い且つ供給口6aを囲むフード43が設けられており、フード43の下方には、研削材gと粉塵dとを分別するための第2分別空間S2が形成されている。そして、開閉弁17により供給口6aを閉じて回収ホース11を介してホッパータンク6に研削材gを回収するときに、第1分別空間S1に吸引気流を作用させて第1分別空間S1で研削材gと粉塵dとを分別して粉塵dを吸引回収するとともに、開閉弁17により供給口6aを開いてホッパータンク6からブラストタンク7へ研削材gを供給するときに、第2分別空間S2に吸引気流を作用させて第2分別空間S2で研削材gと粉塵dとを分別して粉塵dを吸引回収する。これにより、使用済みの研削材gと粉塵dとを効果的に分別して粉塵dを十分に吸引回収することができる。
また、本実施形態では、フード43は、複数の分割体43a~43cからなり、分割体43b、43cは、ブラストタンク7の上端開口を覆う覆い状態とブラストタンク7の上端開口を開放する開放状態とに変位可能に設けられている。これにより、ブラストタンク7への研削材gの投入作業や網体21の清掃作業等を円滑且つ迅速に行うことができる。
また、本実施形態では、フード43の下方には、供給口6aと対向するように異物除去用の網体21が設けられている。これにより、ゴミ等の異物が除去された研削材gをブラストタンク7に供給することができる。さらに、研削材gが網体21に衝突しつつ通過することで第2分別空間S2内で粉塵dが舞い上がり易く、第2分別空間S2で研削材gと粉塵dとをより効果的に分別して粉塵dを吸引回収することができる。
さらに、本実施形態では、第1分別空間S1と集塵装置2とを連絡する第1状態と、第2分別空間S2と集塵装置2とを連絡する第2状態と、に切換可能な集塵通路3を備える。これにより、各分別空間S1、S2に対して吸引気流を効果的に作用させることができる。
尚、本発明においては、実施形態に限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更することができる。すなわち、上記実施形態では、ドーム状のフード43を例示したが、これに限定されず、例えば上壁及び側壁を有する筒状、錐状等のフード43としてもよい。
また、上記実施形態では、3つの分割体43a~43cからなるフード43を例示したが、これに限定されず、例えば2つ又は4つ以上の分割体からなるフード43としてもよい。
さらに、上記実施形態では、衝突板15を備える第1分別空間S1を例示したが、これに限定されず、例えば衝突板15を備えず、接続管12の一端開口からの研削材gを仕切壁41に衝突させる形態としてもよい。
本発明は、上記で詳述した実施形態に限定されず、本発明の請求項に示した範囲で様々な変形または変更が可能である。
本発明は、橋梁などの鋼製の構造物やコンクリート製の構造物等を保全する作業に用いられる技術として広く利用される。
1;循環式ブラスト装置、2;集塵装置、3;集塵通路、6;ホッパータンク、6a;供給口、7;ブラストタンク、11;回収ホース、17;開閉弁、18;ブラストホース、21;網体、43;フード、43a~43c;分割体、A;循環式ブラストシステム、d;粉塵、g;研削材、S1;第1分別空間、S2;第2分別空間。

Claims (5)

  1. ホッパータンクと、前記ホッパータンクの下方に配置されるブラストタンクと、を備え、前記ブラストタンクに貯留された研削材をブラストホースを介して構造物の表面に噴射し、該噴射した研削材を回収ホースを介してホッパータンクに回収し、前記ホッパータンクから前記ブラストタンクへ研削材を供給可能な循環式ブラスト装置であって、
    前記ホッパータンクの下部には、前記ブラストタンクへ研削材を供給するための供給口が設けられており、
    前記供給口には、前記供給口を開閉する開閉弁が設けられており、
    前記ホッパータンクの上部には、研削材と粉塵とを分別するための第1分別空間が形成されており、
    前記ブラストタンクの上方には、前記ブラストタンクの上端開口を覆い且つ前記供給口を囲むフードが設けられており、
    前記フードの下方には、研削材と粉塵とを分別するための第2分別空間が形成されており、
    前記開閉弁により前記供給口を閉じて前記回収ホースを介して前記ホッパータンクに研削材を回収するときに、前記第1分別空間に吸引気流を作用させて前記第1分別空間で研削材と粉塵とを分別して粉塵を吸引回収するとともに、
    前記開閉弁により前記供給口を開いて前記ホッパータンクから前記ブラストタンクへ研削材を供給するときに、前記第2分別空間に吸引気流を作用させて前記第2分別空間で研削材と粉塵とを分別して粉塵を吸引回収することを特徴とする循環式ブラスト装置。
  2. 前記フードは、複数の分割体からなり、
    複数の前記分割体のうちの少なくとも1つの分割体は、前記ブラストタンクの上端開口を覆う覆い状態と前記ブラストタンクの上端開口を開放する開放状態とに変位可能に設けられている請求項1に記載の循環式ブラスト装置。
  3. 前記フードの下方には、前記供給口と対向するように異物除去用の網体が設けられている請求項1に記載の循環式ブラスト装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の循環式ブラスト装置と、
    前記循環式ブラスト装置で分別された粉塵を吸引回収する集塵装置と、を備えることを特徴とする循環式ブラストシステム。
  5. 前記第1分別空間と前記集塵装置とを連絡する第1状態と、前記第2分別空間と前記集塵装置とを連絡する第2状態と、に切換可能な集塵通路を備える請求項4に記載の循環式ブラストシステム。
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