JP2024044534A - 自動分析装置およびその分析方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】試料希釈液の蒸発による濃度変化を許容範囲内に収めることで、測定精度の低下を抑制した自動分析装置およびその分析方法を提供する。【解決手段】本発明の自動分析装置は、反応容器が配置され、回転する反応ディスクと、試料を吸引いて前記反応容器に吐出する試料分注機構と、試薬または希釈液を吸引して前記反応容器に吐出する試薬分注機構と、を備え、前記試料分注機構および前記試薬分注機構は、前記反応ディスク上の複数の前記反応容器で前記試料を希釈して試料希釈液を調製し、前記反応ディスク上の他の前記反応容器に対して、前記試料分注機構が前記試料希釈液を分注し、前記試薬分注機構が前記試薬を分注する。【選択図】図8

Description

本発明は、自動分析装置およびその分析方法に関する。
自動分析装置は、血清、血球、尿、骨髄等の生体試料を検体とし、検体と試薬を約37度に加温した状態で測定している。血液等の検体の採取は一般に侵襲性を伴うため、非侵襲的な検体採取が望まれている。非侵襲的な検体採取方法の一つに、微小な針での採血等がある。しかし、このような方法で採取できる検体量は、一般の採取方法と比較して微量となることが予想される。
微量な検体(以下、試料という)であっても自動分析装置で測定できるようにするため、試料を希釈することにより、試料量を増やして測定する方法が知られている。ここで、自動分析装置において試料を希釈する方法を開示する例として、特許文献1がある。この特許文献1には、あらかじめ反応容器で試料を希釈してストックしておき、そこから希釈済み試料をサンプルプローブにて吸引して別の反応容器に分取し、それにさらに試薬を添加して測定することが記載されている。
特開2005-156272号公報
しかし、特許文献1に記載の技術では、試料希釈液を調製しても例えば37度に加温した反応容器上に長時間ストックし続けると、試料希釈液の一部が蒸発して濃縮してしまい、測定精度が落ちる可能性があるという問題点があった。
本発明の目的は、試料希釈液の蒸発による濃度変化を許容範囲内に収めることで、測定精度の低下を抑制した自動分析装置およびその分析方法を提供することにある。
前述の課題を解決するために、本発明の自動分析装置は、反応容器が配置され、回転する反応ディスクと、試料を吸引いて前記反応容器に吐出する試料分注機構と、試薬または希釈液を吸引して前記反応容器に吐出する試薬分注機構と、を備え、前記試料分注機構および前記試薬分注機構は、前記反応ディスク上の複数の前記反応容器で前記試料を希釈して試料希釈液を調製し、前記反応ディスク上の他の前記反応容器に対して、前記試料分注機構が前記試料希釈液を分注し、前記試薬分注機構が前記試薬を分注する。
本発明によれば、試料希釈液の反応ディスク上での保持時間が長くなり過ぎないため、試料希釈液の蒸発による濃度変化が許容範囲内に収まり、測定精度の低下を抑制した自動分析装置およびその分析方法の提供が可能となる。
自動分析装置の全体構成の概略図。 実施例1に係る自動分析装置の分析方法を示すフローチャート。 ステップS203に対応する、試料を希釈せずに測定する場合の動作例を示す図。 ステップS205に対応する、1種類の試料希釈液に対して1項目の測定を実施する場合の動作例を示す図。 ステップS207に対応する、試料希釈液の分注に試薬分注機構も使用して測定を実施する場合の動作例を示す図。 ステップS208に対応する、試料希釈液の分注に試薬分注機構を使用せずに測定を実施する場合の動作例を示す図。 実施例2に係る自動分析装置の動作例を示す図。 実施例3に係る自動分析装置の動作例を示す図。 実施例4に係る自動分析装置における動作シーケンスの決定方法を示すフローチャート。 実施例5に係る自動分析装置における動作シーケンスの決定方法を示すフローチャート。
本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
まず、本発明が実施形態に係る自動分析装置の全体構成について説明する。図1は、自動分析装置の全体構成の概略図である。図1に示すように、自動分析装置は、反応ディスク101と、試薬ディスク103と、試薬分注機構(第1試薬分注機構105および第2試薬分注機構106)と、搬送機構109と、試料分注機構110と、を備える。
反応ディスク101は、回転可能となっており、その上面には複数の反応容器102(反応セル)が円周状に配置されている。反応容器102には、主に、血液や尿などの試料と試薬とが分注され、後述の撹拌機構113,114によって混合される。試薬ディスク103の中には、複数の試薬容器104(試薬ボトル)が円周状に載置可能である。試薬分注機構は、反応ディスク101と試薬ディスク103の間に設置され、回転軸を中心に円弧を描きながら回転移動するだけでなく、上下方向にも移動が可能である。第1試薬分注機構105は、第1試薬を試薬容器104から吸引して反応容器102に吐出するものであり、第2試薬分注機構106は、第2試薬を試薬容器104から吸引して反応容器102に吐出するものである。分注される試薬は、測定項目によって異なる。搬送機構109は、反応ディスク101の近くに設置され、試料が収容された試験管などの試料容器107を載せた試料ラック108を移動する。試料分注機構110は、反応ディスク101と搬送機構109の間に設置され、回転軸を中心に円弧を描きながら回転移動するだけでなく、上下方向にも移動が可能である。すなわち、試料分注機構110は、試料を試料容器107から吸引して反応容器102に吐出するものである。
また、自動分析装置は、反応ディスク101の周囲に、洗浄機構111と、洗浄槽115~117と、撹拌機構113,114と、光源(図示せず)と、分光光度計112と、を反応ディスク101の周囲に備え、さらに各部と電気的に接続された制御部を備える。
洗浄機構111は、反応容器102内の廃液の吸引および洗浄を行う。洗浄槽115は、試料分注機構110のノズルを洗浄水で洗浄し、洗浄槽116は、第2試薬分注機構106のノズルを洗浄水で洗浄し、洗浄槽117は、第1試薬分注機構105のノズルを洗浄水で洗浄する。撹拌機構113,114は、反応容器102内に分注された試料と試薬の混合液を撹拌する。光源(図示せず)は、反応容器102内で撹拌された混合液に光を照射する。分光光度計112は、照射された光の透過光や散乱光を受光し、測定された光量のデータを制御部(コンピュータ)に送信する。なお、本実施形態では、分光光度計112が透過光や散乱光の光量を測定することを例に説明するが、測定の対象は、電位や電気抵抗、化学発光、蛍光等の測定でも良い。
制御部は、分光光度計112から受信した光量のデータに基づき、試料に含まれる所定成分の濃度を算出することで、所定測定項目の分析を行う。また、制御部は、試薬分注機構および試料分注機構110を含む各部の動作シーケンスを予め決定し、決定した動作シーケンスにより試薬分注機構および試料分注機構110を含む各部を制御する。なお、制御部は、分析に必要な演算を行う部分と、各部の動作の制御を行う部分と、が別々に設けられても良い。さらに、図示していないが、制御部には、分析結果や各種設定の画面などを表示する出力部や、設定値の入力などを行う入力部や、分析結果や設定値などを記憶する記憶部も接続されている。
実施例1に係る自動分析装置における分析方法について、図2~図6を用いて説明する。本明細書では、反応容器102が回転して停止するまでの期間を1サイクルと定義し、5サイクルごとに、反応ディスク101の1周分に加えて反応容器102の1個分、位置が移動するものとする。
図2は、実施例1に係る自動分析装置の分析方法を示すフローチャートである。
まず、測定依頼があると(ステップS201)、制御部は、測定依頼情報に試料希釈要求フラグが含まれているか否かを判定する(ステップS202)。例えば、測定対象の試料が新生児であって微量であることが試料容器107に付された識別情報により読み取られた場合、制御部は、要求フラグありと判定する。また、試料容器107の底形状などにより試料が微量であることが分かる場合や、測定依頼のあった患者の前回の測定値(前回値)が一定以上の場合に、要求フラグありと判定されても良い。なお、要求フラグなしと判定された場合、制御部は、試料を希釈せずに、図3に示すような、通常通りの測定を実施する(ステップS203)。
図3は、ステップS203に対応する、試料を希釈せずに測定する場合の動作例を示す図である。図3に示すように、試料分注機構110が、0番目のサイクルで試料容器107から試料(原液)を吸引し、1番目のサイクルで反応容器Aへ試料を吐出する。一方、第1試薬分注機構105は、1番目のサイクルで試薬容器104から第1試薬を吸引し、2番目のサイクルで反応容器Aへ第1試薬を吐出する。さらに、第2試薬分注機構106は、(X-1)番目のサイクルで試薬容器104から第2試薬を吸引し、X番目のサイクルで反応容器Aへ第2試薬を吐出する。その後、反応容器A内に分注された試料と第1試薬および第2試薬の混合液が撹拌され、混合液へ光を照射したときの光量が分光光度計112によって測定される。
ステップS202において、要求フラグありと判定された場合、制御部は、同一試料に対して、同じ希釈倍率で行うべき測定項目が複数存在するか否かを判定する(ステップS204)。同じ希釈倍率で行うべき測定項目が複数存在しない場合、制御部は、図4に示すように、1種類の試料希釈液に対して1項目の測定を実施する(ステップS205)。
ここで、希釈倍率は、測定項目ごとに予め定められたものであっても良いし、当該測定項目に使用される試薬の感度に関する情報に基づいて予め定められるものであっても良い。さらに、希釈倍率は、測定依頼のあった患者の前回値などの情報に基づいて、自動的に設定されても良い。
図4は、ステップS205に対応する、1種類の試料希釈液に対して1項目の測定を実施する場合の動作例を示す図である。図4に示すように、試料分注機構110が、0番目のサイクルで試料容器107から試料(原液)を吸引し、1番目のサイクルで反応容器Aへ試料を吐出することで、反応容器Aを希釈用反応容器とする。一方、第1試薬分注機構105は、2番目のサイクルで反応容器Aへ水を吐出することで、希釈用反応容器である反応容器Aに試料希釈液を調製する。なお、本実施例では、試料を希釈するために水が用いられるが、水以外の希釈液が用いられても良い。
その後、試料分注機構110は、6番目のサイクルで反応容器Aから試料希釈液を吸引し、7番目のサイクルで反応容器Bへ試料希釈液を吐出することで、反応容器Bを測定用反応容器とする。一方、第1試薬分注機構105は、7番目のサイクルで試薬容器104から第1試薬を吸引し、8番目のサイクルで反応容器Bへ第1試薬を吐出する。さらに、第2試薬分注機構106は、(X-1)番目のサイクルで試薬容器104から第2試薬を吸引し、X番目のサイクルで反応容器Bへ第2試薬を吐出する。その後、反応容器B内に分注された試料希釈液と第1試薬および第2試薬の混合液が撹拌され、混合液へ光を照射したときの光量が分光光度計112によって測定される。
ここで、同じ希釈倍率で行うべき測定項目が複数存在する場合、試料分注機構110だけでなく試薬分注機構も使用して試料希釈液を分注すれば、試料希釈液を短時間で分注できる。しかし、主に試薬を分注する試薬分注機構は、試料分注機構と比較して、多量の液体の分注が想定されるので、分注可能範囲が一般に高い領域に設定されている。このため、試薬分注機構の分注可能範囲の下限値(分注下限値)が、試料希釈液の分注量より大きい場合には、試料希釈液の分注に試薬分注機構を用いることができない。
したがって、ステップS204において、同じ希釈倍率で行うべき測定項目が複数存在する場合、制御部は、同じ希釈倍率の測定項目のうち、試料希釈液の分注量が最小となる場合の分注量(最小分注量)と、試薬分注機構の分注下限値と、を比較する(ステップS206)。なお、第1試薬分注機構105と第2試薬分注機構106とで分注可能範囲が異なる場合は、下限値の小さい方が比較に用いられる。試料希釈液の最小分注量が試薬分注機構の分注下限値以上の場合、制御部は、図5に示すように、試料希釈液の分注に試薬分注機構も使用して測定を実施する(ステップS207)。
図5は、ステップS207に対応する、試料希釈液の分注に試薬分注機構も使用して測定を実施する場合の動作例を示す図である。0番目のサイクルから8番目のサイクルまでは、図4に示す動作と同じである。図5では、第2試薬分注機構106が、9番目のサイクルで反応容器Aから試料希釈液を吸引し、10番目のサイクルで反応容器Cへ吐出することで、反応容器Cも測定用反応容器とする。次に、第1試薬分注機構105は、13番目のサイクルで試薬容器104から第1試薬を吸引し、14番目のサイクルで反応容器Cへ第1試薬を吐出する。
その後、第2試薬分注機構106は、(X-1)番目のサイクルで試薬容器104から第2試薬を吸引し、X番目のサイクルで反応容器Bへ第2試薬を吐出する。さらに、第2試薬分注機構106は、(X+5)番目のサイクルで試薬容器104から第2試薬を吸引し、(X+6)番目のサイクルで反応容器Cへ第2試薬を吐出する。その後、反応容器Bおよび反応容器C内に分注された試料希釈液と第1試薬および第2試薬の混合液が撹拌され、混合液へ光を照射したときの光量が分光光度計112によって測定される。
このように、図5に示す動作例では、共通の希釈用反応容器から、同じ希釈倍率の項目を測定するための2つの測定用反応容器に対して、試料希釈液の分注を行う際に、試料分注機構110だけでなく、第2試薬分注機構106も用いられる。すなわち、反応容器B(第1測定用反応容器)への試料希釈液の分注は試料分注機構110が行い、反応容器C(第2測定用反応容器)への試料希釈液の分注は第2試薬分注機構106が行う。したがって、試料希釈液の反応ディスク101上での保持時間を短くでき、試料希釈液の蒸発による濃度変化を抑制することが可能となる。
また、第2試薬分注機構106は、試料希釈液の分注後に洗浄槽116で洗浄されるため、その後の試薬分注時に試料が試薬容器104に混入することはない。ただし、自動分析装置のユーザが希望する場合には、ステップS206の判定を省略して、後述のステップS208のように、試料希釈液の分注に第2試薬分注機構106を使用せずに測定を実施しても良い。すなわち、試薬分注機構による試料希釈液の分注を行う設定と、試薬分注機構による試料希釈液の分注を行わない設定と、が選択可能にしても良い。
ステップS206において、試料希釈液の最小分注量が試薬分注機構の分注下限値より小さい場合、制御部は、図6に示すように、試料希釈液の分注に試薬分注機構を使用せずに測定を実施する(ステップS208)。
図6は、ステップS208に対応する、試料希釈液の分注に試薬分注機構を使用せずに測定を実施する場合の動作例を示す図である。図6に示すように、試料分注機構110が、0番目のサイクルで試料容器107から試料(原液)を吸引し、1番目のサイクルで反応容器Aへ試料を吐出することで、反応容器Aを希釈用反応容器とする。一方、第1試薬分注機構105は、2番目のサイクルで反応容器Aへ水を吐出することで、希釈用反応容器である反応容器Aに試料希釈液を調製する。
その後、試料分注機構110は、6番目のサイクルで反応容器Aから試料希釈液を吸引し、7番目のサイクルで反応容器Bへ試料希釈液を吐出することで、反応容器Bを第1測定用反応容器とする。一方、第1試薬分注機構105は、7番目のサイクルで試薬容器104から第1試薬を吸引し、8番目のサイクルで反応容器Bへ第1試薬を吐出する。
さらに、試料分注機構110は、11番目のサイクルで反応容器Aから試料希釈液を吸引し、12番目のサイクルで反応容器Cへ試料希釈液を吐出することで、反応容器Cを第2測定用反応容器とする。一方、第1試薬分注機構105は、12番目のサイクルで試薬容器104から第1試薬を吸引し、13番目のサイクルで反応容器Cへ第1試薬を吐出する。
その後、第2試薬分注機構106は、(X-1)番目のサイクルで試薬容器104から第2試薬を吸引し、X番目のサイクルで反応容器Bへ第2試薬を吐出する。さらに、第2試薬分注機構106は、(X+1)番目のサイクルで試薬容器104から第2試薬を吸引し、(X+2)番目のサイクルで反応容器Cへ第2試薬を吸引する。その後、反応容器Bおよび反応容器C内に分注された試料希釈液と第1試薬および第2試薬の混合液が撹拌され、混合液へ光を照射したときの光量が分光光度計112によって測定される。
このように、図6に示す動作例では、共通の希釈用反応容器から、同じ希釈倍率の項目を測定するための2つの測定用反応容器に対して、試料希釈液の分注を行う際に、試料分注機構110だけが用いられる。すなわち、反応容器B(第1測定用反応容器)への試料希釈液の分注も、反応容器C(第2測定用反応容器)への試料希釈液の分注も、試料分注機構110が行う。したがって、試料希釈液の反応ディスク101上での保持時間が、図5に示す動作例と比べて長くなる。ここで、保持時間とは、試料希釈液の調製のために試料が希釈用反応容器(反応容器A)に分注された後、希釈用反応容器内の試料希釈液のうち測定に用いられる全ての試料希釈液が測定用反応容器(反応容器Bおよび反応容器C)に分注されるまでの時間とする。例えば、図5に示す動作例における保持時間は、反応容器Aへ試料の吐出が行われる1番目のサイクルから、反応容器Cへ試料の吐出が行われる10番目のサイクルまで、すなわち9サイクル分である。一方、図6に示す動作例における保持時間は、反応容器Aへ試料の吐出が行われる1番目のサイクルから、反応容器Cへ試料の吐出が行われる12番目のサイクルまで、すなわち11サイクル分である。
図6を用いて前述したように、試料希釈液の分注に試薬分注機構を用いない場合、試料希釈液の反応ディスク101上での保持時間が長くなる可能性がある。そこで、実施例2は、反応ディスク101上の複数の反応容器で試料を希釈して試料希釈液を調製することにより、試料希釈液の保持時間を短くするものである。実施例2に係る自動分析装置における分析方法について、図7を用いて説明する。
図7は、実施例2に係る自動分析装置の動作例を示す図である。図7に示すように、試料分注機構110が、0番目のサイクルで試料容器107から試料(原液)を吸引し、1番目のサイクルで反応容器Aへ試料を吐出することで、反応容器Aを第1希釈用反応容器とする。さらに、試料分注機構110は、2番目のサイクルで試料容器107から試料(原液)を吸引し、3番目のサイクルで反応容器Bへ試料を吐出することで、反応容器Bを第2希釈用反応容器とする。一方、第1試薬分注機構105は、2番目のサイクルで反応容器Aへ水を吐出することで第1希釈用反応容器である反応容器Aに試料希釈液を調製し、4番目のサイクルで反応容器Bへ水を吐出することで第2希釈用反応容器である反応容器Bに試料希釈液を調製する。
その後、試料分注機構110は、6番目のサイクルで反応容器Aから試料希釈液を吸引し、7番目のサイクルで反応容器Cへ試料希釈液を吐出することで、反応容器Cを第1測定用反応容器とする。さらに、試料分注機構110は、8番目のサイクルで反応容器Bから試料希釈液を吸引し、9番目のサイクルで反応容器Dへ試料希釈液を吐出することで、反応容器Dを第2測定用反応容器とする。一方、第1試薬分注機構105は、7番目のサイクルで試薬容器104から第1試薬を吸引し、8番目のサイクルで第1測定用反応容器である反応容器Cに第1試薬を吐出する。さらに、第1試薬分注機構105は、9番目のサイクルで試薬容器104から第1試薬を吸引し、10番目のサイクルで第2測定用反応容器である反応容器Dに第1試薬を吐出する。
その後、第2試薬分注機構106は、(X-1)番目のサイクルで試薬容器104から第2試薬を吸引し、X番目のサイクルで反応容器Cへ第2試薬を吐出する。さらに、第2試薬分注機構106は、(X+1)番目のサイクルで試薬容器104から第2試薬を吸引し、(X+2)番目のサイクルで反応容器Dへ第2試薬を吸引する。その後、反応容器Cおよび反応容器D内に分注された試料希釈液と第1試薬および第2試薬の混合液が撹拌され、混合液へ光を照射したときの光量が分光光度計112によって測定される。
このように、実施例2では、反応容器Aと反応容器Bに共通の試料を分注することで第1希釈用反応容器および第2希釈用反応容器とし、各希釈用反応容器から反応容器Cと反応容器Cにそれぞれ試料希釈液を分注する。したがって、試料希釈液の反応ディスク101上での保持時間が、実施例1の図6に示す動作例と比べて短くなる。例えば、実施例2の図7に示す動作例における保持時間は、反応容器Aへ試料の吐出が行われる1番目のサイクルから、反応容器Cへ試料の吐出が行われる7番目のサイクルまで、すなわち6サイクル分である。なお、反応容器Bへ試料の吐出が行われる3番目のサイクルから、反応容器Dへ試料の吐出が行われる9番目のサイクルまで、も同様に6サイクル分である。その結果、実施例2の図7に示す動作例における保持時間である6サイクルは、実施例1の図6に示す動作例の保持時間である11サイクル分よりも、短いことが分かる。
なお、本実施例では、実施例1の図6に示す動作例との比較のため、第1希釈用反応容器である反応容器Aにおける試料希釈液の希釈倍率と、第2希釈用反応容器である反応容器Bにおける試料希釈液の希釈倍率と、が同じであることを前提とした。しかし、第1希釈用反応容器と第2希釈用反応容器とでは、試料希釈液の希釈倍率が異なっていても良い。
実施例3は、第1希釈用反応容器と第2希釈用反応容器とで試料希釈液の希釈倍率が異なり、しかも、それぞれの希釈容器から複数の測定用反応容器に試料希釈液が分注される例である。実施例3に係る自動分析装置における分析方法について、図8を用いて説明する。
図8は、実施例3に係る自動分析装置の動作例を示す図である。図8に示すように、実施例3の動作も、0番目のサイクルから10番目のサイクルまでは、図7に示す実施例2の動作と同じである。
しかし、実施例3では、試料分注機構110が、11番目のサイクルで反応容器Aから試料希釈液を吸引し、12番目のサイクルで反応容器Eへ試料希釈液を吐出することで、反応容器Eを第3測定用反応容器とする。さらに、試料分注機構110は、13番目のサイクルで反応容器Bから試料希釈液を吸引し、14番目のサイクルで反応容器Fへ試料希釈液を吐出することで、反応容器Fを第4測定用反応容器とする。一方、第1試薬分注機構105は、12番目のサイクルで試薬容器104から第1試薬を吸引し、13番目のサイクルで第3測定用反応容器である反応容器Eに第1試薬を吐出する。さらに、第1試薬分注機構105は、14番目のサイクルで試薬容器104から第1試薬を吸引し、15番目のサイクルで第4測定用反応容器である反応容器Fに第1試薬を吐出する。
その後、第2試薬分注機構106は、(X-1)番目のサイクルで試薬容器104から第2試薬を吸引し、X番目のサイクルで反応容器Cへ第2試薬を吐出する。さらに、第2試薬分注機構106は、(X+1)番目のサイクルで試薬容器104から第2試薬を吸引し、(X+2)番目のサイクルで反応容器Dへ第2試薬を吸引する。また、第2試薬分注機構106は、(X+4)番目のサイクルで試薬容器104から第2試薬を吸引し、(X+5)番目のサイクルで反応容器Eへ第2試薬を吐出する。さらに、第2試薬分注機構106は、(X+6)番目のサイクルで試薬容器104から第2試薬を吸引し、(X+7)番目のサイクルで反応容器Fへ第2試薬を吸引する。その後、反応容器C~反応容器F内に分注された試料希釈液と第1試薬および第2試薬の混合液が撹拌され、混合液へ光を照射したときの光量が分光光度計112によって測定される。
本実施例によれば、複数の希釈用反応容器を用意し、それぞれに希釈倍率の異なる試料希釈液を調製することで、希釈倍率の異なる測定項目に対して、試料希釈液を分注することが可能となる。また、同じ希釈倍率の複数の測定項目に対して、共通の希釈用反応容器から試料希釈液を分注できるので、反応ディスク101上で用意すべき希釈用反応容器の数が少なくて済み、効率の良い測定が可能となる。
なお、本実施例では、試料希釈液の分注に試料分注機構110のみが用いられたが、試薬分注機構を用いたものであっても良い。その場合、試料希釈液を分注した試薬分注機構は、試薬を分注する前に、空きサイクルを利用して洗浄されるのが望ましい。また、本実施例では、希釈用反応容器が反応容器Aおよび反応容器Bの2個であったが、希釈用反応容器の個数は3個以上であっても良い。
実施例4は、試料希釈液の反応ディスク101上での保持時間が基準時間以下となるように、制御部が動作シーケンスを予め決定する場合の例である。図9は、実施例4に係る自動分析装置における動作シーケンスの決定方法を示すフローチャートである。
実施例1の図2におけるステップS208において、試料希釈液の分注に試薬分注機構を使用せずに、測定を実施する場合、制御部は、図9に示す方法で、試料分注機構および試薬分注機構を動作させるための動作シーケンスを決定する。まず、希釈用反応容器の個数が初期値である1個に設定される(ステップS901)。次に、制御部は、希釈用反応容器が1個の場合の動作シーケンスにおける、試料希釈液の保持時間が、予め記憶部に記憶された基準時間以下か否かを判定する(ステップS902)。
例えば、希釈用反応容器が1個の場合の動作シーケンスとして、実施例1の図6の動作例を想定すると、試料希釈液の反応ディスク101上での保持時間は、前述のとおり11サイクル分であり、1サイクルが2秒とすれば18秒となる。ここで、基準時間が15秒であったとすると、希釈用反応容器が1個の場合の動作シーケンスでは、保持時間が基準時間より大きくなってしまう。
このように、ステップS902において、保持時間が基準時間以下でないと判定された場合、希釈用反応容器の個数が初期値から1個増えた2個に設定される(ステップS903)。次に、制御部は、ステップS902に戻り、希釈用反応容器が2個の場合の動作シーケンスにおける保持時間が、基準時間以下か否かを判定する。以降、保持時間が基準値以下となるまで、ステップS902およびステップS903が繰り返される。
例えば、希釈用反応容器が2個の場合の動作シーケンスとして、実施例2の図7の動作例を想定すると、試料希釈液の反応ディスク101上での保持時間は、前述のとおり6サイクル分であり、1サイクルが2秒とすれば12秒となる。ここで、基準時間が前述のように15秒であったとすると、希釈用反応容器が2個の場合の動作シーケンスでは、保持時間が基準時間より小さくなる。
ステップS902において、保持時間が基準時間以下と判定された場合、制御部は、そのときの希釈用反応容器の個数に対応した動作シーケンスを選択する(ステップS904)。その後、制御部は、選択された動作シーケンスに基づき、試料分注機構および試薬分注機構を制御する。
本実施例によれば、試料希釈液の反応ディスク101上での保持時間が、常に基準時間以下となるため、試料希釈液の蒸発による濃度変化が許容範囲内に収まり、測定精度の低下を抑制することが可能となる。なお、基準時間は、自動分析装置の出荷時に予め設定された値であっても良いし、自動分析装置のユーザが入力部を用いて設定した値であっても良い。
実施例5は、ある測定項目の測定が可能な希釈倍率の範囲と、別の測定項目の測定が可能な希釈倍率の範囲と、が異なっていても、所定の条件を満たす場合には、共通の試料希釈液を用いて、それぞれの測定を行う例である。図10は、実施例5に係る自動分析装置における動作シーケンスの決定方法を示すフローチャートである。
実施例1の図2におけるステップS208において、試料希釈液の分注に試薬分注機構を使用せずに、測定を実施する場合、制御部は、図10に示す方法で、試料分注機構および試薬分注機構を動作させるための動作シーケンスを決定する。本実施例では、まず、制御部が、複数の測定項目を共通の希釈倍率に纏めることが可能か否かを判定する(ステップS1001)。ここで、ある測定項目と別の測定項目とで、測定が可能な希釈倍率の範囲の一部が重複している場合、制御部は、纏めることが可能と判定し、その重複範囲内の希釈倍率となる共通の試料希釈液を調製する動作シーケンスを選択する(ステップS1002)。
例えば、ある測定項目(血糖)が希釈倍率2~5倍まで測定可能であり、別の測定項目(コレステロール)が希釈倍率4~7倍まで測定可能であるとする。その場合、制御部は、重複範囲である希釈倍率4~5倍に含まれる所定の希釈倍率の試料希釈液を、共通の希釈用反応容器で調製し、当該試料希釈液をそれぞれの測定用反応容器に分注するような、動作シーケンスを選択する。
一方、ステップS1002において、纏めることが不可能と判定された場合、制御部は、各測定項目のための試料希釈液を別々の希釈用反応容器で調製するような、動作シーケンスを選択する(ステップS1003)。
なお、複数の測定項目を共通の希釈倍率に纏めることが可能か否かは、別の方法で判定されても良い。例えば、制御部は、測定対象の患者の前回値が極めて高い値であった場合など、高い測定精度が要求されないことが予め分かっている場合、共通の希釈倍率の試料希釈液に纏めることが可能と判定できる。このように可能な限り共通の試料希釈液を用いて測定すれば、緊急性が高い検査においても、迅速に測定結果を得られる。
また、共通の試料希釈液で複数の測定項目を測定する場合、制御部は、測定対象の患者に関する、ある測定項目の過去の測定結果と、別の測定項目の過去の測定結果と、に基づき、両項目に共通する希釈倍率を決定するようにしても良い。用いられる過去の測定結果は、測定対象の患者と同じものに限られず、測定対象の患者と同じ属性の患者ものであっても良い。
なお、前述した実施例1~5は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。さらに、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることも可能であり、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることも可能である。
101…反応ディスク、102…反応容器、103…試薬ディスク、104…試薬容器、105…第1試薬分注機構、106…第2試薬分注機構、107…試料容器、108…試料ラック、109…搬送機構、110…試料分注機構、111…洗浄機構、112…分光光度計、113,114…撹拌機構、115~117…洗浄槽

Claims (12)

  1. 反応容器が配置され、回転する反応ディスクと、
    試料を吸引いて前記反応容器に吐出する試料分注機構と、
    試薬または希釈液を吸引して前記反応容器に吐出する試薬分注機構と、を備え、
    前記試料分注機構および前記試薬分注機構は、前記反応ディスク上の複数の前記反応容器で前記試料を希釈して試料希釈液を調製し、
    前記反応ディスク上の他の前記反応容器に対して、前記試料分注機構が前記試料希釈液を分注し、前記試薬分注機構が前記試薬を分注する、自動分析装置。
  2. 請求項1に記載の自動分析装置において、
    前記試料分注機構は、第1反応容器および第2反応容器に共通の試料を分注することで第1希釈用反応容器および第2希釈用反応容器とし、
    前記試薬分注機構は、前記第1希釈用反応容器および前記第2希釈用反応容器に前記希釈液を分注することで試料希釈液を調製し、
    前記試料分注機構は、前記第1希釈用反応容器から第3反応容器に前記試料希釈液を分注することで第1測定用反応容器とするとともに、前記第2希釈用反応容器から第4反応容器に前記試料希釈液を分注することで第2測定用反応容器とし、
    前記試薬分注機構は、前記第1測定用反応容器および前記第2測定用反応容器に前記試薬を分注する、自動分析装置。
  3. 請求項2に記載の自動分析装置において、
    前記試料分注機構は、前記第1希釈用反応容器から第5反応容器にも前記試料希釈液を分注することで第3測定用反応容器とするとともに、前記第2希釈用反応容器から第6反応容器にも前記試料希釈液を分注することで第4測定用反応容器とし、
    前記試薬分注機構は、前記第3測定用反応容器および前記第4測定用反応容器に前記試薬を分注する、自動分析装置。
  4. 請求項3に記載の自動分析装置において、
    前記試料分注機構および前記試薬分注機構の動作シーケンスを予め決定する制御部をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記試料分注機構が前記第1反応容器に前記試料を分注してから、前記第3反応容器および前記第5反応容器に前記試料希釈液を分注するまでの時間が、基準時間よりも長くなる場合、
    前記試料分注機構は、第7反応容器にも共通の試料を分注することで第3希釈用反応容器とし、
    前記試薬分注機構は、前記第3希釈用反応容器にも前記希釈液を分注することで試料希釈液を調製し、
    前記試料分注機構は、前記第3希釈用反応容器から前記第5反応容器に前記試料希釈液を分注することで前記第3測定用反応容器とする、
    ように動作シーケンスを決定する、自動分析装置。
  5. 請求項1に記載の自動分析装置において、
    予め決定された動作シーケンスにより前記試料分注機構および前記試薬分注機構を制御する制御部をさらに備え、
    前記制御部は、前記試料の希釈が行われる前記反応容器の数の異なる複数の動作シーケンスの中から所定の動作シーケンスを予め決定することで、
    前記試料希釈液の調製のために前記試料が前記反応容器に分注された後、当該反応容器内の前記試料希釈液のうち測定に用いられる全ての前記試料希釈液が他の前記反応容器に分注されるまでの時間を、基準時間以内とする、自動分析装置。
  6. 請求項3に記載の自動分析装置において、
    前記第1測定用反応容器の測定項目の測定が可能な希釈倍率の範囲と、前記第3測定用反応容器の測定項目の測定が可能な希釈倍率の範囲と、は一部の重複範囲を有し、
    前記第1希釈用反応容器で調製される前記試料希釈液の希釈倍率は、前記重複範囲内にある、自動分析装置。
  7. 請求項3に記載の自動分析装置において、
    予め決定された動作シーケンスにより前記試料分注機構および前記試薬分注機構を制御する制御部をさらに備え、
    前記制御部は、測定対象の試料と同じ属性の試料に関する、前記第1測定用反応容器の測定項目の過去の測定結果と、前記第3測定用反応容器の測定項目の過去の測定結果と、に基づき、前記第1希釈用反応容器における前記試料の希釈倍率を決定する、自動分析装置。
  8. 反応容器が配置され、回転する反応ディスクと、
    試料を吸引いて前記反応容器に吐出する試料分注機構と、
    試薬または希釈液を吸引して前記反応容器に吐出する試薬分注機構と、を備え、
    前記試料分注機構および前記試薬分注機構は、所定の前記反応容器で前記試料を希釈して試料希釈液を調製し、
    他の前記反応容器に対して、前記試料分注機構および前記試薬分注機構が前記試料希釈液を分注し、前記試薬分注機構が前記試薬を分注する、自動分析装置。
  9. 請求項8に記載の自動分析装置において、
    前記試料分注機構は、第1反応容器に前記試料を分注することで希釈用反応容器とし、
    前記試薬分注機構は、前記希釈用反応容器に前記希釈液を分注することで試料希釈液を調製し、
    前記試料分注機構は、前記希釈用反応容器から第2反応容器に前記試料希釈液を分注することで第1測定用反応容器とし、
    前記試薬分注機構は、前記希釈用反応容器から第3反応容器に前記試料希釈液を分注することで第2測定用反応容器とし、
    前記試薬分注機構は、前記第1測定用反応容器および前記第2測定用反応容器に前記試薬を分注する、自動分析装置。
  10. 請求項9に記載の自動分析装置において、
    前記試薬分注機構による前記試料希釈液の分注を行う設定と、前記試薬分注機構による前記試料希釈液の分注を行わない設定と、が選択可能であり、
    前記試薬分注機構による前記試料希釈液の分注を行わない設定が選択された場合、
    前記試料分注機構が、前記希釈用反応容器から前記第3反応容器に前記試料希釈液を分注することで前記第2測定用反応容器とする、自動分析装置。
  11. 請求項9に記載の自動分析装置において、
    前記第3反応容器に分注すべき前記試料希釈液の量が、前記試薬分注機構の分注可能範囲の下限量よりも少ない場合、
    前記試料分注機構が、前記希釈用反応容器から前記第3反応容器に前記試料希釈液を分注することで前記第2測定用反応容器とする、自動分析装置。
  12. 反応容器が配置され、回転する反応ディスクと、試料を吸引いて前記反応容器に吐出する試料分注機構と、試薬または希釈液を吸引して前記反応容器に吐出する試薬分注機構と、を備えた自動分析装置の分析方法であって、
    試料分注機構および試薬分注機構が、反応ディスク上の複数の反応容器で試料を希釈して試料希釈液を調製するステップと、
    前記反応ディスク上の他の前記反応容器に対して、前記試料分注機構が前記試料希釈液を分注し、前記試薬分注機構が前記試薬を分注するステップと、を有する、自動分析装置の分析方法。
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