JP2024040562A - 閉塞部材 - Google Patents

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宏明 古澤
Hiroaki Furusawa
啓太 山本
Keita Yamamoto
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Abstract

【課題】締め代を確保しつつも挿入性を向上し得る閉塞部材を提供する。【解決手段】弾性材料から形成され、円筒2の軸方向一端側の開口3から該円筒内に挿入され該円筒内を閉塞する閉塞部材1であって、一方端側部位10の外周に設けられ、前記円筒の内周面4に弾性的に接触する第1環状突部11を備え、該第1環状突部の一方端側には、当該閉塞部材が前記円筒内に挿入される際に前記第1環状突部を含む部位の縮径を容易化する第1環状凹部12が設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、円筒内に挿入され円筒内を閉塞する閉塞部材に関する。
従来より、円筒の軸方向一端側の開口から円筒内に挿入され円筒内を閉塞する閉塞部材が知られている。
例えば、下記特許文献1及び下記特許文献2には、軸継手としての等速ジョイントによってディファレンシャルに連結される筒状の中空シャフトに挿入されて中空シャフト内部を閉塞する中空シャフト用プラグが開示されている。この中空シャフト用プラグは、プラグ本体外周の前端部分及び後端部分に一体に形成され、中空シャフトの内壁に圧接可能とされた円環状のリップを備えている。
特開平6-281010号公報 特開2007-92854号公報
しかしながら、上記特許文献1及び上記特許文献2に記載されたような中空シャフト用プラグにおいては、リップの締め代を大きくすれば、圧入治具や手指等でプラグをシャフト内に押し込む際に、挿入方向末端側のリップを含む部位が中空シャフトの開口周縁部外にはみ出し易くなり、このはみ出した部位が圧入治具や手指等と中空シャフトの開口周縁部との間に噛み込まれ易くなる懸念がある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、締め代を確保しつつも挿入性を向上し得る閉塞部材を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明に係る閉塞部材は、弾性材料から形成され、円筒の軸方向一端側の開口から該円筒内に挿入され該円筒内を閉塞する閉塞部材であって、一方端側部位の外周に設けられ、前記円筒の内周面に弾性的に接触する第1環状突部を備え、該第1環状突部の一方端側には、当該閉塞部材が前記円筒内に挿入される際に前記第1環状突部を含む部位の縮径を容易化する第1環状凹部が設けられていることを特徴とする。
本発明に係る閉塞部材は、上述のような構成としたことで、締め代を確保しつつも挿入性を向上させることができる。
(a)~(c)は、本発明の一実施形態に係る閉塞部材の一例を模式的に示し、(a)は、概略斜視図、(b)、(c)は、一部破断概略縦断面図である。 (a)~(d)は、同閉塞部材の一部破断概略縦断面図である。 (a)~(c)は、同閉塞部材を円筒内に挿入する際に用いられる治具の一変形例をそれぞれ模式的に示し、図1(b)に対応させた一部破断概略縦断面図である。 同閉塞部材の一変形例を模式的に示す一部破断概略縦断面図である。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1~図4は、本実施形態に係る閉塞部材の一例及び変形例を模式的に示す図である。
本実施形態に係る閉塞部材1は、図1(a)~(c)に示すように、弾性材料から形成され、円筒2の軸方向一端側の開口3から円筒2内に挿入され円筒2内を閉塞する。
円筒2は、例えば、等速ジョイント等の軸継手によって互いに連結される駆動軸及び従動軸のうちの一方でもよい。この場合、この円筒2の開口3が設けられた軸方向一端部は、グリース等の潤滑剤が封入された軸継手内に配置されてもよい。この場合、閉塞部材1は、円筒2内への潤滑剤の浸入を防止するために円筒2内に挿入されてもよい。
この円筒2には、軸方向に貫通する中空部が設けられている。この円筒2の内径は、軸方向の全体に亘って同一でもよい。図例では、開口3の周縁部にR面状の面取部が設けられた例を示している。閉塞部材1によって中空部が閉塞される円筒2としては、その他、種々の円筒2でもよい。
閉塞部材1は、図1(c)に示すように、一方端側部位10の外周に設けられ、円筒2の内周面4に弾性的に接触する第1環状突部11を備えている。この第1環状突部11の一方端側には、図2(a)~(d)に示すように、当該閉塞部材1が円筒2内に挿入される際に第1環状突部11を含む部位の縮径を容易化する第1環状凹部12が設けられている。このような構成とすれば、当該閉塞部材1を円筒2内に挿入する際に、第1環状突部11を含む部位が縮径するが、その縮径分の部位が第1環状凹部12の領域に変形し易くなる。これにより、第1環状突部11の締め代を大きくした場合にも、当該閉塞部材1を円筒2内に挿入する際に第1環状突部11を含む部位が円筒2の開口3の周縁部外にはみ出すことを抑制でき、円滑に挿入することができる。
本実施形態では、第1環状凹部12は、軸方向外側に向く第1段底面12aと径方向外側に向く第1段壁面12bとによって区画された凹段部形状である。このような構成とすれば、第1環状凹部12が凹段部形状であるので、凹湾曲面形状と比べて、第1環状突部11を含む部位が縮径し易くなる。これにより、第1環状突部11の締め代を確保しつつも挿入性をより向上させることができる。
本実施形態では、閉塞部材1は、一方端側とは反対側の他方端側部位15の外周に設けられ、円筒2の内周面4に弾性的に接触する第2環状突部16と、第1環状突部11と第2環状突部16との間を接続し、第1環状突部11及び第2環状突部16よりも小径状に形成された縮径部9と、を備えている。このような構成とすれば、閉塞機能を向上させることができる。また、第1環状突部11と第2環状突部16との間は、第1環状突部11及び第2環状突部16よりも小径状に形成された縮径部9であるので、両側の環状突部間に更にリップが設けられた構成と比べて、挿入性を向上させることができる。換言すれば、第1環状凹部12を設けて第1環状突部11の変形を容易としつつ第1環状突部11において締め代が確保されているので、第1環状突部11と第2環状突部16との間に更にリップを設ける必要がない。
本実施形態では、第2環状突部16の他方端側には、第2環状突部16を含む部位の縮径を容易化する第2環状凹部17が設けられている。このような構成とすれば、一方端側及び他方端側のいずれにも凹部が設けられることになるので、いずれの端部側を挿入方向先端側とした場合にも挿入方向末端側部位における第1環状突部11または第2環状突部16を含む部位の開口3の周縁部外へのはみ出しを抑制することができ、当該閉塞部材1を円筒2内に円滑に挿入することができる。
本実施形態では、一方端側部位10には、一方端面13において開口し、第1環状凹部12よりも軸方向に凹んだ第1凹部14が設けられ、他方端側部位15には、他方端面18において開口し、第2環状凹部17よりも軸方向に凹んだ第2凹部19が設けられている。このような構成とすれば、第1環状突部11を含む部位及び第2環状突部16を含む部位が縮径し易くなる。これにより、第1環状突部11の締め代及び第2環状突部16の締め代を確保しつつも挿入性をより向上させることができる。
具体的には、閉塞部材1は、略円柱状に形成され、その軸方向一方側が一方端側部位10を構成し、軸方向他方側が他方端側部位15を構成する。この閉塞部材1は、ゴム等の弾性材料から一体的に形成されている。この閉塞部材1に用いられるゴムの材質は特に限定されないが、例えば、NBR、H-NBR、EPDM、ACM、AEM、FKM、シリコーンゴム等が挙げられる。
本実施形態では、閉塞部材1は、軸方向中央を境として軸方向両側が同一形状とされている。
縮径部9は、一方端側部位10と他方端側部位15との間を接続するように設けられている。この縮径部9は、閉塞部材1の軸方向中央部が最も小径となるように、軸方向両側から軸方向中央部に向かうに従い縮径するように形成されている。図例では、縮径部9の外周面が縦断面(軸心を含む部位を軸心に沿って切断した断面)視において凹湾曲面状に形成された例を示しているが、このような形状に限られない。この縮径部9の径は、円筒2の内径よりも小さく形成されている。つまり、縮径部9は、図1(c)に示すように、閉塞部材1が円筒2内に挿入された状態で、円筒2の内周面4に対して非接触となり、円筒2の内周面4との間に隙間が形成される。
第1環状突部11は、径方向外側に向けて突出するように、かつ一方端側部位10の外周部に全周に亘って環状に設けられている。この第1環状突部11は、最も大径となる頂部から軸方向両側に向かうに従い縮径するように形成されている。図例では、第1環状突部11の頂部に、径方向外側に向く円柱側面状の部位が設けられた例を示している。また、第1環状突部11の頂部の一方端側に連なる面が円錐台側面状に形成され、第1環状突部11の頂部の縮径部9側に連なる面が縦断面視において凹湾曲面状に形成された例を示しているが、このような形状に限られない。
第1環状突部11の頂部の径は、円筒2の内径よりも大きく形成されている。この第1環状突部11の頂部の径は、内筒2の閉塞性の観点等から適宜の締め代となるように適宜、設定されてもよい。この第1環状突部11の第1環状凹部12側の縁部の径は、円筒2の内径よりも小さく形成されている。
第1環状凹部12は、軸方向外側及び径方向外側に向けて開口するように、かつ一方端側部位10の外周部に全周に亘って環状に設けられている。第1環状凹部12の第1段底面12aは、図例では、軸方向に直交する面となるように形成された例を示している。第1環状凹部12の第1段壁面12bは、一方端側となる軸方向外側に向かうに従い縮径するように形成されている。図例では、第1段壁面12bは、円錐台側面状に形成されている。
この第1段壁面12bの最も大径となる第1環状突部11側縁部の径は、円筒2の内径よりも小さく形成されている。この第1環状凹部12の第1環状突部11からの径方向の段差寸法や、第1環状凹部12の軸方向の寸法は、閉塞部材1が円筒2内に挿入される際に第1環状突部11を含む部位が縮径し易くなるように適宜、設定されてもよい。
一方端側部位10の一方端面13は、軸方向に直交する面となるように形成されている。
第1凹部14は、軸方向外側に向けて開口するように、かつ一方端面13の軸心部に位置するように形成されている。この第1凹部14は、軸方向外側に向く底面14aから軸方向外側に向かうに従い拡径するように形成されている。この第1凹部14の底面14aは、軸方向において第1環状凹部12の第1段底面12aよりも軸方向中央側に位置するように設けられている。図例では、第1凹部14の底面14aは、軸方向において第1環状突部11の頂部よりも僅かに軸方向中央側に位置するように設けられた例を示している。
この第1凹部14の軸方向の深さ寸法や径方向の寸法は、閉塞部材1が円筒2内に挿入される際に第1環状突部11を含む部位が縮径し易くなるように適宜、設定されてもよい。
第2環状突部16は、径方向外側に向けて突出するように、かつ他方端側部位15の外周部に全周に亘って環状に設けられている。この第2環状突部16は、最も大径となる頂部から軸方向両側に向かうに従い縮径するように形成されている。図例では、第2環状突部16の頂部に、径方向外側に向く円柱側面状の部位が設けられた例を示している。また、第2環状突部16の頂部の他方端側に連なる面が円錐台側面状に形成され、第2環状突部16の頂部の縮径部9側に連なる面が縦断面視において凹湾曲面状に形成された例を示しているが、このような形状に限られない。
この第2環状突部16の頂部の径は、円筒2の内径よりも大きく形成されている。この第2環状突部16の頂部の径は、第1環状突部11の頂部の径と同径に形成されている。この第2環状突部16の第2環状凹部17側の縁部の径は、円筒2の内径よりも小さく形成されている。この第2環状突部16の第2環状凹部17側の縁部の径は、第1環状突部11の第1環状凹部12側の縁部の径と同径に形成されている。
第2環状凹部17は、本実施形態では、軸方向外側に向く第2段底面17aと径方向外側に向く第2段壁面17bとによって区画された凹段部形状である。この第2環状凹部17は、軸方向外側及び径方向外側に向けて開口するように、かつ他方端側部位15の外周部に全周に亘って環状に設けられている。第2環状凹部17の第2段底面17aは、図例では、軸方向に直交する面となるように形成された例を示している。第2環状凹部17の第2段壁面17bは、他方端側となる軸方向外側に向かうに従い縮径するように形成されている。図例では、第2段壁面17bは、円錐台側面状に形成されている。
この第2段壁面17bの最も大径となる第2環状突部16側縁部の径は、円筒2の内径よりも小さく形成されている。この第2段壁面17bの第2環状突部16側縁部及び軸方向外側縁部の径は、第1段壁面12bの第1環状突部11側縁部及び軸方向外側縁部の径とそれぞれ同径に形成されている。この第2環状凹部17の第2環状突部16からの径方向の段差寸法及び第2環状凹部17の軸方向の寸法は、第1環状凹部12の第1環状突部11からの径方向の段差寸法及び第1環状凹部12の軸方向の寸法とそれぞれ同寸法に形成されている。
他方端側部位15の他方端面18は、軸方向に直交する面となるように形成されている。
第2凹部19は、軸方向外側に向けて開口するように、かつ他方端面18の軸心部に位置するように形成されている。この第2凹部19は、軸方向外側に向く底面19aから軸方向外側に向かうに従い拡径するように形成されている。この第2凹部19の底面19aは、軸方向において第2環状凹部17の第2段底面17aよりも軸方向中央側に位置するように設けられている。図例では、第2凹部19の底面19aは、軸方向において第2環状突部16の頂部よりも僅かに軸方向中央側に位置するように設けられた例を示している。
この第2凹部19の軸方向の深さ寸法及び径方向の寸法は、第1凹部14の軸方向の深さ寸法及び径方向の寸法とそれぞれ同寸法に形成されている。
上記構成とされた閉塞部材1を円筒2内に挿入する際には、図1(b)及び図2(a)~(d)に示すように、治具5を用いてもよい。この治具5は、円筒2の内径よりも径が小さい円柱状に形成されていてもよい。図例では、この治具5は、閉塞部材1の一方端面13に突き合わせられる端面の径が一方端面13の径と略同径に形成されている例を示している。
閉塞部材1を円筒2内に挿入する際には、図1(b)に示すように、閉塞部材1の軸方向一方側(図例では、他方端側部位15)を挿入方向先側とし、円筒2内に配置する。そして、治具5の端面を閉塞部材1の一方端面に突き合わせ、図2(a)に示すように、閉塞部材1を円筒2内に押し込む。この際、挿入方向先側の第2環状突部16を含む部位が弾性変形を伴って縮径する。
図2(b)~(d)に示すように、閉塞部材1を円筒2内に更に押し込めば、第1環状突部11を含む部位が弾性変形を伴って縮径する。この際、第1環状凹部12が設けられているので、この第1環状凹部12を小さくするように、つまり、第1段底面12aが第1段壁面12bに向けて近接するように第1環状突部11を含む部位が容易に変形する。また、第1凹部14が設けられているので、第1凹部14を小さくするように第1環状突部11を含む部位が容易に変形する。これにより、第1環状突部11を含む部位が円筒2の開口3外にはみ出し難くなる。
そして、図1(c)に示すように、閉塞部材1が円筒2内に納まり、治具5を脱離させれば、第1環状突部11及び第2環状突部16が円筒2の内周面4に弾性的に接触し、円筒2内が閉塞される。
図例では、閉塞部材1の他方端側部位15を挿入方向先側として円筒2内に挿入した例を示しているが、これとは逆に、一方端側部位10を挿入方向先側として円筒2内に挿入してもよい。
第1環状凹部12の第1段底面12aは、傾斜面状とされていてもよい。第1環状凹部12の第1段壁面12bは、円柱側面状に形成されていてもよく、その他の形状でもよい。
第2環状凹部17の第2段底面17aは、傾斜面状とされていてもよい。第2環状凹部17の第2段壁面17bは、円柱側面状に形成されていてもよく、その他の形状でもよい。
次に、閉塞部材を円筒内に挿入する際に用いられる治具の一変形例及び閉塞部材の一変形例について説明する。
以下の各例では、先に説明した例との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。以下の閉塞部材の変形例では、先に説明した例と同様に奏する作用効果についても説明を省略または簡略に説明する。
図3(a)は、第1変形例に係る治具5Aを示している。この例の治具5Aは、閉塞部材1の第1凹部14に挿入され、その先端面が第1凹部14の底面14aに突き合わせられる。この治具5Aは、先端面の径が第1凹部14の底面14aの径と略同径に形成され、先端面に向かうに従い径が漸減する円柱状に形成されている。
図3(b)は、第2変形例に係る治具5Bを示している。この例の治具5Bは、閉塞部材1の第1凹部14に挿入され、その先端面が第1凹部14の底面14aに突き合わせられる。この治具5Bは、その先端部に、第1凹部14の底側部位の形状に応じた円錐台状部位を備えた円柱状に形成されている。
図3(c)は、第3変形例に係る治具5Cを示している。この例の治具5Cは、図1(b)に示した治具5と同様の形状とされた大径柱状部5aと、この大径柱状部5aよりも小径の円柱状に形成され、第1凹部14に挿入される小径柱状部5bと、を備えている。この治具5Cは、大径柱状部5aの端面が閉塞部材1の一方端面13に突き合わせられ、小径柱状部5bの先端面が第1凹部14の底面14aに突き合わせられる。
図4は、第1変形例に係る閉塞部材1Aの一例を模式的に示す図である。
本変形例に係る閉塞部材1Aは、第1環状凹部12A及び第2環状凹部17Aが上記した例とは異なる。
本変形例では、第1環状凹部12Aは、第1環状突部11側の縁部から一方端面13側の縁部に向けて連なるように形成され縦断面視において凹湾曲面状とされた面によって区画されている。この第1環状凹部12Aは、第1環状突部11側との間に段差を形成するように、かつ第1環状突部11よりも一方端側を更に縮径するように形成されている。
第2環状凹部17Aも同様、第2環状突部16側の縁部から他方端面18側の縁部に向けて連なるように形成され縦断面視において凹湾曲面状とされた面によって区画されている。この第2環状凹部17Aは、第2環状突部16側との間に段差を形成するように、かつ第2環状突部16よりも他方端側を更に縮径するように形成されている。
上記のような構成とした場合にも上記同様、閉塞部材1Aを円筒2内に挿入する際には、挿入方向末端側となる第1環状突部11を含む部位(または第2環状突部16を含む部位)が第1環状凹部12A(または第2環状凹部17A)によって容易に変形する。
第1環状突部11の頂部は、上記した各例の形状に限られず、例えば、縦断面視において突湾曲面状とされていてもよい。
第2環状突部16の頂部は、上記した各例の形状に限られず、例えば、縦断面視において突湾曲面状とされていてもよい。
上記した各例において、第1凹部14の底面14aは、軸方向において第1環状突部11の頂部と概ね一致する位置となるように設けられていてもよい。
上記した各例において、第2凹部19の底面19aは、軸方向において第2環状突部16の頂部と概ね一致する位置となるように設けられていてもよい。
上記した各例では、閉塞部材1,1Aに第1凹部14及び第2凹部19が設けられた例を示しているが、これらのうちの一方または両方が設けられていなくてもよい。
上記した各例では、第2環状突部16の他方端側に第2環状凹部17,17Aが設けられた例を示しているが、第2環状凹部17,17Aが設けられていなくてもよい。
上記した各例では、他方端側部位15に第2環状突部16が設けられた例を示しているが、第2環状突部16が設けられていなくてもよい。この場合は、第1環状突部11の他方端側に連なる縮径部9が他方端面18に至るまで設けられていてもよい。
上記した各例において説明した閉塞部材1,1Aの各部の構成は、一例に過ぎず、その他、種々の変形が可能である。
1,1A 閉塞部材
9 縮径部
10 一方端側部位
11 第1環状突部
12,12A 第1環状凹部
12a 第1段底面
12b 第1段壁面
13 一方端面
14 第1凹部
15 他方端側部位
16 第2環状突部
17,17A 第2環状凹部
18 他方端面
19 第2凹部
2 円筒
3 開口
4 内周面

Claims (5)

  1. 弾性材料から形成され、円筒の軸方向一端側の開口から該円筒内に挿入され該円筒内を閉塞する閉塞部材であって、
    一方端側部位の外周に設けられ、前記円筒の内周面に弾性的に接触する第1環状突部を備え、該第1環状突部の一方端側には、当該閉塞部材が前記円筒内に挿入される際に前記第1環状突部を含む部位の縮径を容易化する第1環状凹部が設けられていることを特徴とする閉塞部材。
  2. 請求項1において、
    前記第1環状凹部は、軸方向外側に向く第1段底面と径方向外側に向く第1段壁面とによって区画された凹段部形状であることを特徴とする閉塞部材。
  3. 請求項1または2において、
    一方端側とは反対側の他方端側部位の外周に設けられ、前記円筒の内周面に弾性的に接触する第2環状突部と、前記第1環状突部と前記第2環状突部との間を接続し、前記第1環状突部及び前記第2環状突部よりも小径状に形成された縮径部と、を備えていることを特徴とする閉塞部材。
  4. 請求項3において、
    前記第2環状突部の他方端側には、前記第2環状突部を含む部位の縮径を容易化する第2環状凹部が設けられていることを特徴とする閉塞部材。
  5. 請求項4において、
    前記一方端側部位には、一方端面において開口し、前記第1環状凹部よりも軸方向に凹んだ第1凹部が設けられ、前記他方端側部位には、他方端面において開口し、前記第2環状凹部よりも軸方向に凹んだ第2凹部が設けられていることを特徴とする閉塞部材。
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