JP2024039755A - プロジェクターの調整方法、プロジェクターおよびプロジェクションシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】プロジェクターの調整を行う際のユーザーの利便性を向上する。【解決手段】プロジェクターの調整方法は、プロジェクターが備える1つ以上の脚の高さを示す第1の高さ情報を設定する第1の操作を受け付けることと、第1の高さ情報を第1の条件と対応付けることと、第1の条件が満たされた場合に、1つ以上の脚の高さを、第1の高さ情報に基づいて調整することと、を含む。【選択図】図1
Description
本発明は、プロジェクターの調整方法、プロジェクターおよびプロジェクションシステムに関する。
特許文献1には、プロジェクターの筐体の底面に対して進退可能に設けられた可動脚と、可動脚に任意の進退量を与える電動駆動ユニットとを備えるプロジェクターが開示されている。電動駆動ユニットは、ユーザーによるスイッチ操作に応じて、可動脚を筐体の底面から進出させる。つまり、特許文献1の技術によれば、ユーザーは、スイッチ操作によって、プロジェクターの画像投射位置の高さを自由に調整できる。
特許文献1の技術では、ユーザーは、プロジェクターを異なる環境で使用するたびに、スイッチ操作によって可動脚の進出量を環境に適した値に調整する必要がある。また、例えば、ユーザーは、可動脚の進出量を調整した後に、プロジェクターの使用を停止し、プロジェクターを片付ける或いは梱包する場合、スイッチ操作によって可動脚の進出量を初期値に戻す必要がある。このように、特許文献1の技術では、プロジェクターの調整を行う際のユーザーの利便性を損なう場合がある。
本発明の一つの態様のプロジェクターの調整方法は、プロジェクターが備える1つ以上の脚の高さを示す第1の高さ情報を設定する第1の操作を受け付けることと、前記第1の高さ情報を第1の条件と対応付けることと、前記第1の条件が満たされた場合に、前記1つ以上の脚の高さを、前記第1の高さ情報に基づいて調整することと、を含む。
本発明の一つの態様のプロジェクターは、1つ以上の脚と、前記1つ以上の脚を高さ軸に沿って動かす駆動装置と、前記1つ以上の脚の高さを示す第1の高さ情報を設定する第1の操作を受け付けることと、前記第1の高さ情報を第1の条件と対応付けることと、前記第1の条件が満たされた場合に、前記第1の高さ情報に基づいて前記駆動装置を制御することにより、前記1つ以上の脚の高さを調整することと、を実行する、第1の制御装置と、を備える。
本発明の一つの態様のプロジェクションシステムは、1つ以上の脚と、前記1つ以上の脚を高さ軸に沿って動かす駆動装置と、前記1つ以上の脚の高さを示し、第1の条件に対応付けられた第1の高さ情報を受信することと、前記第1の条件が満たされた場合に、前記第1の高さ情報に基づいて前記駆動装置を制御することにより、前記1つ以上の脚の高さを調整することと、を実行する第1の制御装置と、を備えるプロジェクターと、前記第1の高さ情報を設定する第1の操作を受け付けることと、前記第1の高さ情報を前記第1の条件と対応付けることと、前記第1の条件に対応付けられた前記第1の高さ情報を、前記第1の制御装置に送信することと、を実行する第2の制御装置を備え、前記プロジェクターとは異なる電子機器と、を備える。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照して説明する。ここで、以下の各図においては、各部材を認識可能な程度の大きさにするため、各部材の尺度を実際とは異ならせている場合がある。また、以下の各図において、必要に応じて、相互に直交する座標軸としてXYZ軸を付し、各図において、軸に沿った各矢印が指す方向を+方向とし、+方向と反対の方向を-方向とする。
なお、以下の説明において、+X方向を後又は後側と呼称し、-X方向を前又は前側と呼称する場合がある。また、+Y方向を右又は右側と呼称し、-Y方向を左又は左側と呼称する場合がある。さらに、+Z方向を上又は上側と呼称し、-Z方向を下又は下側と呼称する場合があり、+Z方向から見ることを平面視あるいは平面的と呼称する。
図1は、プロジェクター1の概略的な構成を示す平面図である。図1に示すように、プロジェクター1は、筐体10と、光学装置20と、4つの脚41、42、43及び44と、4つの駆動装置51、52、53及び54と、4つの位置センサー61、62、63及び64と、受光器71と、スピーカー72と、電源コネクター73と、外部接続コネクター74と、電源装置80と、第1の制御装置90と、を備える。
筐体10は、光学装置20と、脚41、42、43及び44と、駆動装置51、52、53及び54と、位置センサー61、62、63及び64と、受光器71と、スピーカー72と、電源コネクター73と、外部接続コネクター74と、電源装置80と、第1の制御装置90と、を内部に収容する。筐体10は、例えば樹脂製である。図1では、便宜上、筐体10の内部が透けて見える平面図を示している。なお、受光器71と、スピーカー72と、電源コネクター73と、外部接続コネクター74と、電源装置80と、第1の制御装置90とのそれぞれの配置は、実際の配置と異なる場合がある。
筐体10の前面11には、筐体10の内部と連通する円形の光投射口12が設けられる。光投射口12は、後述の光学装置20によって生成された画像光L5を、筐体10の外部に投射するための開口部である。なお、筐体10の前面11は、筐体10の表面のうち、X軸に直交し、且つ筐体10の前側に位置する平面である。
光学装置20は、光源21と、2つのダイクロイックミラー22及び25と、3つの反射ミラー23、28及び30と、5つのリレーレンズ24、26、27、29及び31と、3つの液晶パネル32R、32G及び32Bと、ダイクロイックプリズム33と、投射光学系34と、を備える。
光源21は、白色光L0をダイクロイックミラー22に出射する。例えば、光源21は、水銀ランプである。光源21は水銀ランプに限定されず、キセノンランプ、LED(Light Emitting Diode)、またはレーザー光源であってもよい。光源21は、第1の制御装置90と電気的に接続される。後述するように、光源21から出射される白色光L0の光量は、第1の制御装置90によって制御される。
ダイクロイックミラー22は、白色光L0を第1色光L1と第2色光L2とに分離する。例えば、第1色光L1は、赤色の光であり、第2色光L2は、緑色と青色との混合色の光である。ダイクロイックミラー22は、第1色光L1を反射ミラー23に出射し、第2色光L2をダイクロイックミラー25に出射する。
ダイクロイックミラー25は、第2色光L2を第3色光L3と第4色光L4とに分離する。例えば、第3色光L3は、緑色の光であり、第4色光L4は、青色の光である。ダイクロイックミラー25は、第3色光L3をリレーレンズ26に出射し、第4色光L4をリレーレンズ27に出射する。
ダイクロイックミラー22から出射される第1色光L1は、反射ミラー23及びリレーレンズ24を経由して液晶パネル32Rに入射する。ダイクロイックミラー25から出射される第3色光L3は、リレーレンズ26を経由して液晶パネル32Gに入射する。ダイクロイックミラー25から出射される第4色光L4は、リレーレンズ27、反射ミラー28、リレーレンズ29、反射ミラー30、及びリレーレンズ31を経由して液晶パネル32Bに入射する。
液晶パネル32R、32G及び32Bは、例えば、画素ごとに画素スイッチング素子としてのTFT(Thin Film Transistor)を備えたアクティブ駆動型の液晶パネルである。各液晶パネル32R、32G及び32Bは、第1の制御装置90と電気的に接続される。後述するように、液晶パネル32R、32G及び32Bの各画素の光透過率は、第1の制御装置90によって制御される。その結果、液晶パネル32R、32G及び32Bは光変調装置として機能する。液晶パネル32Rは、赤色の第1色光L1を変調する。液晶パネル32Gは、緑色の第3色光L3を変調する。液晶パネル32Bは、青色の第4色光L4を変調する。光学装置20が、液晶パネル32R、32G及び32Bを備える構成を例示したが、この構成に限定されない。例えば、光学装置20は、1以上の液晶パネル、または1以上のDMD(Digital Mirror Device)を備える構成としてもよい。
ダイクロイックプリズム33は、液晶パネル32Rによって変調された第1色光L1と、液晶パネル32Gによって変調された第3色光L3と、液晶パネル32Bによって変調された第4色光L4とを混合することにより、カラー画像を表す画像光L5を生成する。ダイクロイックプリズム33は、画像光L5を投射光学系34に出射する。投射光学系34は、レンズ等の複数の光学素子によって構成されており、画像光L5を光投射口12から投射スクリーンSCに拡大投射する。投射スクリーンSCに画像光L5が投射されることにより、投射スクリーンSCにカラー画像が表示される。
筐体10の内部において、ダイクロイックミラー22及び25と、反射ミラー23、28及び30と、リレーレンズ24、26、27、29及び31と、液晶パネル32R、32G及び32Bと、ダイクロイックプリズム33と、投射光学系34とは、樹脂製のケース35に収容される。ケース35は、光源21から出射される白色光L0以外の光がケース35の内部に侵入しないように構成される。
各脚41、42、43及び44は、プロジェクター1を下側から支持する。例えば、各脚41、42、43及び44は、Z軸に沿って延びる円柱状の部材である。脚41は、筐体10において右前の位置に配置される。脚42は、筐体10において左前の位置に配置される。脚43は、筐体10において右後ろの位置に配置される。脚44は、筐体10において左後ろの位置に配置される。以下の説明では、脚41を右前脚41と呼称し、脚42を左前脚42と呼称し、脚43を右後脚43と呼称し、脚44を左後脚44と呼称する場合がある。
以下、図2を参照しながら、脚41、42、43及び44について詳細に説明する。図2は、プロジェクター1の正面図である。言い換えれば、図2は、プロジェクター1を前側から見た図である。図2では、右前脚41及び左前脚42のみが図示されているが、以下の説明は、右前脚41及び左前脚42だけでなく、右後脚43及び左後脚44のそれぞれについても当てはまることに留意されたい。
筐体10の下面13には、脚41、42、43及び44のそれぞれが貫通する不図示の開口部が設けられており、脚41、42、43及び44のそれぞれは、それらの開口部を通って、Z軸に沿って移動可能である。筐体10の下面13は、筐体10の表面のうち、Z軸に直交し、且つ筐体10の下側に位置する平面である。例えば、各脚41、42、43及び44の先端形状は、球面形状である。各脚41、42、43及び44の先端に、ゴム製のキャップを被せてもよい。
図2に示すように、本実施形態では、筐体10の下面13から各脚41、42、43及び44の先端までの高さ軸における長さhを、「脚の高さ」と定義する。本実施形態において、「高さ軸」とは、筐体10の下面13に直交する軸である。筐体10の下面13がXY平面に対して平行な場合、高さ軸はZ軸と一致する。一方、筐体10の下面13がXY平面に対して傾斜する場合、高さ軸はZ軸と一致しない。このように、高さ軸とは、プロジェクター1が有するローカル座標系に含まれる座標軸の一つであり、必ずしもZ軸と一致しない。従って、各脚41、42、43及び44は、高さ軸に沿って延びる円柱状の部材であると言い換えられる。また、各脚41、42、43及び44は、高さ軸に沿って移動可能であると言い換えられる。各脚41、42、43及び44の高さは、後述の駆動装置51、52、53及び54によって、例えば1mm単位で調整可能である。
例えば、図2に示すように、プロジェクター1が、XY平面に対して右下側に傾斜する平らな設置面210に設置される場合、右前脚41の高さを、左前脚42の高さよりも高くすることにより、筐体10の下面13がXY平面に対して平行となる状態で、プロジェクター1を設置面210に設置することができる。なお、この場合、右後脚43の高さは、右前脚41の高さと同じであり、左後脚44の高さは、左前脚42の高さと同じである。また、例えば、プロジェクター1が、段差を有する設置面220に設置される場合についても、上記と同様のことがいえる。このように、設置面210及び220の形状に応じて、各脚41、42、43及び44の高さを調整することにより、筐体10が水平となる状態で、プロジェクター1を設置することができる。
図3は、プロジェクター1の側面図である。言い換えれば、図3は、プロジェクター1を左側から見た図である。例えば、図3に示すように、プロジェクター1が、XY平面に対して平行な平らな設置面230に設置される場合、左前脚42の高さを、左後脚44の高さよりも高くすることにより、筐体10の前部が上側に持ち上げられた状態で、プロジェクター1を設置面230に設置することができる。なお、この場合、右前脚41の高さは、左前脚42の高さと同じであり、右後脚43の高さは、左後脚44の高さと同じである。このように、各脚41、42、43及び44の高さを調整することにより、プロジェクター1から画像光L5が投射される方向を調整することができる。
図2及び図3に示すように、プロジェクター1は、操作パネル75をさらに備える。操作パネル75は、プロジェクター1に対するユーザーの入力操作を受け付ける入力装置の一つである。操作パネル75は、筐体10の上面14に配置された複数の操作キーから構成される。筐体10の上面14は、筐体10の表面のうち、Z軸に直交し、且つ筐体10の上側に位置する平面である。例えば、操作キーは、電源キー、メニュー呼び出しキー、方向キー、決定キー、および音量調整キーなどを含む。
上記のように、操作パネル75は、操作キーとしてハードウェアキーを有する。例えば、プロジェクター1がタッチパネルを操作パネルとして備える場合には、タッチパネルに表示されるソフトウェアキーを操作キーとして使用してもよい。操作パネル75は、第1の制御装置90と電気的に接続される。操作パネル75は、各操作キーがユーザーによって操作されることで生じる電気信号を第1の操作信号として第1の制御装置90に出力する。
以下、図1に戻って説明を続ける。
駆動装置51は、右前脚41を高さ軸に沿って動かす。例えば、駆動装置51は、モーターと、モーターの回転運動を右前脚41の直線運動に変換する変換機構とを備える一軸アクチュエーターである。例えば、変換機構は、ボールネジ、タイミングベルト、またはラックアンドピニオンなどである。なお、駆動装置51の構成はこれに限定されず、例えばソレノイドなどの電気エネルギーを機械的な直線運動に変換する一軸アクチュエーターを駆動装置51として用いてもよい。
駆動装置51は、右前脚41を高さ軸に沿って動かす。例えば、駆動装置51は、モーターと、モーターの回転運動を右前脚41の直線運動に変換する変換機構とを備える一軸アクチュエーターである。例えば、変換機構は、ボールネジ、タイミングベルト、またはラックアンドピニオンなどである。なお、駆動装置51の構成はこれに限定されず、例えばソレノイドなどの電気エネルギーを機械的な直線運動に変換する一軸アクチュエーターを駆動装置51として用いてもよい。
駆動装置52は、左前脚42を高さ軸に沿って動かす。駆動装置53は、右後脚43を高さ軸に沿って動かす。駆動装置54は、左後脚44を高さ軸に沿って動かす。これら駆動装置52、53及び54も、駆動装置51と同様に、モーター及び変換機構を備える一軸アクチュエーターである。各駆動装置51、52、53及び54は、第1の制御装置90と電気的に接続される。後述するように、各駆動装置51、52、53及び54が第1の制御装置90によって制御されることにより、各脚41、42、43及び44の高さが個別に調整される。
位置センサー61は、右前脚41の高さ軸における位置、すなわち右前脚41の高さを検出する。位置センサー61は、右前脚41の高さを示すアナログ信号を出力する。位置センサー62は、左前脚42の高さ軸における位置、すなわち左前脚42の高さを検出する。位置センサー62は、左前脚42の高さを示すアナログ信号を出力する。
位置センサー63は、右後脚43の高さ軸における位置、すなわち右後脚43の高さを検出する。位置センサー63は、右後脚43の高さを示すアナログ信号を出力する。位置センサー64は、左後脚44の高さ軸における位置、すなわち左後脚44の高さを検出する。位置センサー64は、左後脚44の高さを示すアナログ信号を出力する。
各位置センサー61、62、63及び64は、第1の制御装置90と電気的に接続される。各位置センサー61、62、63及び64から出力されるアナログ信号は、高さ検出信号として第1の制御装置90に入力される。例えば、各位置センサー61、62、63及び64として、誘導型位置センサー、或いはモーターの回転軸に取り付けられるエンコーダーなどが挙げられるが、他のタイプの位置センサーを位置センサー61、62、63及び64として用いてもよい。
受光器71は、不図示のリモートコントローラーから送信される赤外光を受光して電気信号に変換する光電変換回路を含む。受光器71は、第1の制御装置90と電気的に接続される。受光器71は、赤外光の光電変換によって得られた電気信号を第2の操作信号として第1の制御装置90に出力する。
プロジェクター1のリモートコントローラーには、操作パネル75と同様に複数の操作キーが設けられている。リモートコントローラーは、リモートコントローラーに設けられた各操作キーがユーザーによって操作されることで生じる電気信号を赤外光に変換してプロジェクター1に送信する。つまり、受光器71から出力される第2の操作信号は、リモートコントローラーの各操作キーがユーザーによって操作されることで生じる電気信号と実質的に同じである。このような受光器71は、プロジェクター1に対するユーザーの入力操作を受け付ける入力装置の一つである。なお、リモートコントローラーが、Bluetooth(登録商標)などの近距離無線通信規格に従って電波信号を送信する場合には、受光器71の代わりに、電波信号を受信する電波受信器を設けてもよい。
スピーカー72は、音声を出力する。スピーカー72は、第1の制御装置90と電気的に接続される。スピーカー72から出力される音声の音量及び内容は、第1の制御装置90によって制御される。
電源コネクター73は、不図示の電源ケーブルを介して、不図示の電源コンセントと電気的に接続されるコネクターである。電源コネクター73は、その一部が筐体10の後面15から露出するように、筐体10の内部に配置される。電源コネクター73は、電源装置80と電気的に接続される。なお、筐体10の後面15は、筐体10の表面のうち、X軸に直交し、且つ筐体10の後側に位置する面である。
外部接続コネクター74は、不図示の信号ケーブルを介して、不図示の外部装置、すなわちプロジェクター1とは異なる電子機器と電気的に接続されるコネクターである。例えば、外部接続コネクター74は、HDMI(High-Definition Multimedia Interface:登録商標)コネクター、LAN(Local Area Network)コネクター、USB(Universal Serial Bus)コネクター、及びRS(Recommended Standard)-232Cコネクターなどを含む。外部接続コネクター74は、その一部が筐体10の後面15から露出するように、筐体10の内部に配置される。外部接続コネクター74は、第1の制御装置90と電気的に接続される。
電源装置80は、電源コネクター73及び第1の制御装置90と電気的に接続される。電源装置80は、電源コネクター73を介して電源コンセントから供給される100Vの商用交流電圧を、所定の電圧値を有する直流電圧に変換する。電源装置80は、商用交流電圧から得られた直流電圧を第1の制御装置90に出力する。電源装置80から出力される直流電圧は、第1の制御装置90の電源電圧として使用される。
第1の制御装置90は、第1のメモリー91を含む。第1の制御装置90は、第1のメモリー91に予め記憶されたプログラムに従って、プロジェクター1の全体動作を制御するプロセッサーである。例えば、第1の制御装置90は、単数または複数のCPU(Central Processing Unit)によって構成される。第1の制御装置90の機能の一部または全部は、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、及びFPGA(Field Programmable Gate Array)等の回路によって構成されてもよい。第1の制御装置90は、各種の処理を並列的または逐次的に実行する。
第1のメモリー91は、第1の制御装置90に各種処理を実行させるのに必要なプログラム及び各種設定データなどを記憶する不揮発性メモリーと、第1の制御装置90が各種処理を実行する際にデータの一時保存先として使用される揮発性メモリーとを含む。例えば、不揮発性メモリーは、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、ROM(Read Only Memory)又はフラッシュメモリーなどである。揮発性メモリーは、例えばRAM(Random Access Memory)などである。なお、第1のメモリー91は、第1の制御装置90の外部に配置されてもよい。
図示は省略するが、第1の制御装置90は、各位置センサー61、62、63及び64から入力される高さ検出信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路と、外部接続コネクター74を介して外部装置と通信する通信インターフェース回路と、を含む。必要に応じて、第1の制御装置90の内部又は外部に、各駆動装置51、52、53及び54のモーターに駆動信号を供給するモーター駆動回路を設けてもよい。
第1の制御装置90は、操作パネル75から入力される第1の操作信号と、受光器71から入力される第2の操作信号と、外部接続コネクター74を介して外部装置から入力される信号と、各位置センサー61、62、63及び64から入力される高さ検出信号とに基づいて、プロジェクター1の全体動作を制御する。以下の説明では、外部装置から入力される信号を外部入力信号と呼称する場合がある。外部入力信号は、映像信号及びコマンドなどを含む。
例えば、第1の制御装置90は、光源21から出射される白色光L0の光量を制御する。また、第1の制御装置90は、映像信号に含まれる画像データに基づいて、液晶パネル32R、32G及び32Bの各画素の光透過率を制御するとともに、映像信号に含まれる音声データに基づいて、スピーカー72を制御する。その結果、画像データに基づく画像を示す画像光L5が光学装置20から投射されるとともに、音声データに基づく音声がスピーカー72から出力される。
また、第1の制御装置90は、各位置センサー61、62、63及び64から入力される高さ検出信号に基づいて、各脚41、42、43及び44の高さを監視しながら、各駆動装置51、52、53及び54を制御することにより、各脚41、42、43及び44の高さを個別に調整する。
次に、上記のように構成されたプロジェクター1の動作について説明する。
図4は、第1の制御装置90が実行する処理を示すフローチャートである。第1の制御装置90は、プロジェクター1の電源をオンにする操作を受け付けると、第1のメモリー91からプログラムを読み出して実行することにより、図4で示される処理を実行する。
図4は、第1の制御装置90が実行する処理を示すフローチャートである。第1の制御装置90は、プロジェクター1の電源をオンにする操作を受け付けると、第1のメモリー91からプログラムを読み出して実行することにより、図4で示される処理を実行する。
例えば、プロジェクター1の電源をオンにする操作とは、プロジェクター1が電源オフ状態にある期間に、ユーザーが、操作パネル75又はリモートコントローラーの電源キーを押下することである。なお、本実施形態の説明において、「第1の制御装置90が操作を受け付ける」とは、操作パネル75又はリモートコントローラーの操作キーが操作されることによって生じる第1の操作信号又は第2の操作信号を、第1の制御装置90が受信することである。
図4に示すように、第1の制御装置90は、起動後に、まず、第1のメモリー91から高さ設定データを読み出す(ステップS1)。詳細は後述するが、第1のメモリー91には、各脚41、42、43及び44の高さを示す高さ情報と、高さ情報に対応付けられた保存番号と、保存番号に対応付けられた高さ調整イベントと、高さ調整イベントに対応付けられた有効フラグと、を含む高さ設定データが保存される。
高さ調整イベントとは、各脚41、42、43及び44の高さが第1の制御装置90によって調整されるイベントである。一例として、高さ調整イベントは、電源オンイベント、電源オフイベント、時間経過イベント、及びコマンド受信イベントなどを含む。
電源オンイベントとは、プロジェクター1の電源をオンにする操作を受け付けることである。以下の説明では、プロジェクター1の電源をオンにする操作を、電源オン操作と呼称する場合がある。電源オフイベントとは、プロジェクター1の電源をオフにする操作を受け付けることである。以下の説明では、プロジェクター1の電源をオフにする操作を、電源オフ操作と呼称する場合がある。電源オフ操作とは、プロジェクター1が電源オン状態にある期間に、ユーザーが、操作パネル75又はリモートコントローラーの電源キーを押下することである。
時間経過イベントとは、予め設定された第1の時間が経過することである。コマンド受信イベントとは、第1のコマンドを受信することである。一例として、第1のコマンドは、AVミュート機能をオンにすることを指示するコマンドである。ユーザーが、操作パネル75又はリモートコントローラーのAVミュートキーを押下することにより、AVミュート機能をオンにすることを指示する第1のコマンドが発生する。AVミュート機能とは、プロジェクター1が電源オン状態にあるまま、映像を非表示にする機能である。なお、第1のコマンドは、外部装置から受信した外部入力信号に含まれるコマンドでもよい。
有効フラグとは、高さ調整イベントが有効であるか否かを示すフラグである。第1の制御装置90は、高さ設定データに含まれる高さ調整イベントのうち、有効フラグが「1」にセットされた高さ調整イベントを、有効な高さ調整イベントとして判定する。
第1の制御装置90は、高さ設定データに基づいて有効な高さ調整イベントを判定した後、イベントの発生を待ち受けるイベント待ち受け状態に移行する(ステップS2)。第1の制御装置90は、イベント待ち受け状態にある期間中にイベントが発生したことを検知すると、何のイベントが発生したかを判定する(ステップS3)。
例えば、第1の制御装置90は、イベント待ち受け状態にある期間中に、操作パネル75又はリモートコントローラーのメニュー呼び出しキーを押下する操作を受け付けると、OSD(On Screen Display)メニューイベントが発生したと判定する。第1の制御装置90は、OSDメニューイベントが発生したと判定した場合(ステップS3:OSDメニューイベント)、OSDメニュー処理を実行する(ステップS4)。OSDメニュー処理の詳細については、後で説明する。
第1の制御装置90は、イベント待ち受け状態にある期間中に、有効な高さ調整イベントが発生したと判定した場合(ステップS3:高さ調整イベント)、各脚41、42、43及び44の高さを調整する高さ調整処理を実行する(ステップS5)。例えば、高さ設定データに含まれる高さ調整イベントのうち、時間経過イベントに対応付けられた有効フラグが「1」にセットされている場合、第1の制御装置90は、電源オン操作を受け付けてから第1の時間が経過したことを検知すると、有効な高さ調整イベントとして時間経過イベントが発生したと判定する。高さ調整処理の詳細については、後で説明する。
第1の制御装置90は、イベント待ち受け状態にある期間中に、その他のイベントが発生したと判定した場合(ステップS3:その他のイベント)、その他のイベント処理を実行する(ステップS6)。その他のイベントとは、OSDメニューイベント及び有効な高さ調整イベント以外のイベントである。一例として、その他のイベントは、音量調整イベント及び入力切換イベントなどを含む。
例えば、第1の制御装置90は、イベント待ち受け状態にある期間中に、操作パネル75又はリモートコントローラーの音量調整キーを押下する操作を受け付けると、その他のイベントとして音量調整イベントが発生したと判定する。この場合、第1の制御装置90は、音量調整キーを押下する操作に応じて、スピーカー72の音量を調整する処理を、その他のイベント処理として実行する。
また、例えば、第1の制御装置90は、イベント待ち受け状態にある期間中に、操作パネル75又はリモートコントローラーの入力切換キーを押下する操作を受け付けると、その他のイベントとして入力切換イベントが発生したと判定する。この場合、第1の制御装置90は、入力切換キーを押下する操作に応じて、外部入力信号を切り換える処理を、その他のイベント処理として実行する。外部入力信号を切り換える処理とは、例えば、外部入力信号として受信する信号を、HDMIコネクターを介して入力される信号から、LANコネクターを介して入力される信号に切り換えることである。
その他のイベントは、上記の音量調整イベント及び入力切換イベント以外にも複数存在するが、それらのイベント及びイベント処理は、一般的によく知られるものであるため、その他のイベント処理についての詳細な説明は省略する。
第1の制御装置90は、OSDメニュー処理、高さ調整処理、及びその他のイベント処理のいずれか一つを実行した後、ステップS2に移行してイベント待ち受け状態に戻る。第1の制御装置90は、イベント待ち受け状態にある期間中に電源オフ操作を受け付けると、図4に示される処理を終了して、シャットダウン状態、すなわち電源オフ状態に移行する。
なお、後述するように、高さ設定データに含まれる高さ調整イベントのうち、電源オフイベントに対応付けられた有効フラグが「1」にセットされている場合、第1の制御装置90は、イベント待ち受け状態にある期間中に電源オフ操作を受け付けると、ステップS5の高さ調整処理を実行した後に、図4に示される処理を終了して、電源オフ状態に移行する。
以下、OSDメニュー処理について詳細に説明する。
第1の制御装置90は、OSDメニュー処理を開始すると、まず、第1のメモリー91に記憶されている第1のメニュー画像データに基づいて、液晶パネル32R、32G及び32Bを制御することにより、OSDメニュー画像300を示す画像光L5を光学装置20から投射する。その結果、ユーザーによって視認可能なOSDメニュー画像300が、投射スクリーンSCに表示される。
第1の制御装置90は、OSDメニュー処理を開始すると、まず、第1のメモリー91に記憶されている第1のメニュー画像データに基づいて、液晶パネル32R、32G及び32Bを制御することにより、OSDメニュー画像300を示す画像光L5を光学装置20から投射する。その結果、ユーザーによって視認可能なOSDメニュー画像300が、投射スクリーンSCに表示される。
図5は、OSDメニュー画像300の一例を示す図である。図5に示すように、OSDメニュー画像300は、メインメニュー画像310と、サブメニュー画像320と、第1のインフォメーション画像330と、を含む。メインメニュー画像310は、複数のメインメニューの名称を示す文字列を含む第1のメニューリスト画像311と、第1のカーソル画像312と、を含む。一例として、メインメニューは、高さ管理メニュー、表示メニュー、画像メニュー、及び電源管理メニューなどを含む。
第1の制御装置90は、操作パネル75又はリモートコントローラーの上方向キーを押下する操作を受け付けると、第1のカーソル画像312を上方向に動かす。第1の制御装置90は、操作パネル75又はリモートコントローラーの下方向キーを押下する操作を受け付けると、第1のカーソル画像312を下方向に動かす。つまり、ユーザーは、上方向キー又は下方向キーを操作することにより、第1のカーソル画像312を上方向又は下方向に動かすことができる。
サブメニュー画像320は、選択されたメインメニューに対応付けられた複数のサブメニューの名称を示す文字列を含む第2のメニューリスト画像321と、第2のカーソル画像322と、第2のインフォメーション画像323と、を含む。第1の制御装置90は、メインメニューのうち高さ管理メニューを選択する操作を受け付けると、第2のメニューリスト画像321に含まれる文字列を、高さ管理メニューに対応付けられた複数のサブメニューの名称を示す文字列に変換する。
図5に示すように、例えば、高さ管理メニューを選択する操作とは、ユーザーが、上方向キーまたは下方向キーを押下することにより、第1のカーソル画像312を高さ管理メニューの文字列の左隣りに移動させることである。高さ管理メニューに対応付けられたサブメニューは、高さ調整メニュー及び詳細設定メニューを含む。
第1の制御装置90は、操作パネル75又はリモートコントローラーの左方向キーを押下する操作を受け付けると、第2のカーソル画像322を左方向に動かす。第1の制御装置90は、操作パネル75又はリモートコントローラーの右方向キーを押下する操作を受け付けると、第2のカーソル画像322を右方向に動かす。つまり、ユーザーは、左方向キー又は右方向キーを操作することにより、第2のカーソル画像322を左方向又は右方向に動かすことができる。
第1の制御装置90は、サブメニューのうち高さ調整メニューを選択する操作を受け付けると、第1のメモリー91に記憶されている第2のメニュー画像データに基づいて、液晶パネル32R、32G及び32Bを制御することにより、後述の高さ調整メニュー画像400を示す画像光L5を光学装置20から投射する。その結果、高さ調整メニュー画像400が投射スクリーンSCに表示される。
図5に示すように、例えば、高さ調整メニューを選択する操作とは、ユーザーが、左方向キーまたは右方向キーを押下することにより、第2のカーソル画像322を高さ調整メニューの文字列の左隣りに移動させた後、決定キーを押下することである。第2のインフォメーション画像323は、サブメニューを選択する場合には決定キーを押下する必要があることをユーザーに知らせる画像である。
一方、第1の制御装置90は、サブメニューのうち詳細設定メニューを選択する操作を受け付けると、第1のメモリー91に記憶されている第3のメニュー画像データに基づいて、液晶パネル32R、32G及び32Bを制御することにより、後述の詳細設定メニュー画像500を示す画像光L5を光学装置20から投射する。その結果、詳細設定メニュー画像500が投射スクリーンSCに表示される。
例えば、詳細設定メニューを選択する操作とは、ユーザーが、左方向キーまたは右方向キーを押下することにより、第2のカーソル画像322を詳細設定メニューの文字列の左隣りに移動させた後、決定キーを押下することである。
なお、第1の制御装置90は、サブメニューを選択する操作を受け付ける前に、メニュー呼び出しキーを押下する操作を受け付けた場合、OSDメニュー処理を終了して、図4に示されるステップS2に移行することにより、イベント待ち受け状態に戻る。この場合、第1の制御装置90は、OSDメニュー画像300の表示も終了する。第1のインフォメーション画像330は、OSDメニューを終了する場合にはメニュー呼び出しキーを押下する必要があることをユーザーに知らせる画像である。
メインメニューに含まれる表示メニュー、画像メニュー、及び電源管理メニューは、OSDメニューとして一般的によく知られている。そのため、本実施形態では、これらのメインメニューに対応付けられたサブメニューと、選択されたサブメニューに応じて第1の制御装置90が実行する処理とについての詳細な説明は省略する。簡単に説明すると、表示メニューは、アスペクト比、ズーム量、及びレンズシフト量などを設定するために使用される。画像メニューは、輝度、コントラスト、及び色温度などを設定するために使用される。電源管理メニューは、自動電源オフタイマー、及びスリープタイマーなどを設定するために使用される。
図6は、高さ調整メニュー画像400の一例を示す図である。図6に示すように、高さ調整メニュー画像400は、カレント高さ表示画像410と、第1の操作画像420と、第2の操作画像430と、保存高さ表示画像440と、第3のインフォメーション画像450と、を含む。
カレント高さ表示画像410は、各脚41、42、43及び44の現在の高さを示す文字列を含む。第1の制御装置90は、各位置センサー61、62、63及び64から入力される高さ検出信号に基づいて、各脚41、42、43及び44の現在の高さを算出し、その算出結果をカレント高さ表示画像410に反映させる。高さ調整メニュー画像400が表示されているとき、ユーザーは、カレント高さ表示画像410を見ることにより、各脚41、42、43及び44の現在の高さを確認することができる。
第1の操作画像420は、右前脚操作画像421と、左前脚操作画像422と、右後脚操作画像423と、左後脚操作画像424と、プロジェクター1を簡易的に示すプロジェクター画像425と、第3のカーソル画像426と、を含む。
第1の制御装置90は、右方向キーを押下する操作を受け付けるたびに、第3のカーソル画像426を、左前脚操作画像422の左隣り、右前脚操作画像421の右隣り、左後脚操作画像424の左隣り、右後脚操作画像423の右隣り、の順序で移動させる。第1の制御装置90は、左方向キーを押下する操作を受け付けるたびに、第3のカーソル画像426を、上記とは逆の順序で移動させる。
第1の制御装置90は、右前脚操作画像421を選択する操作を受け付けた場合、上方向キーを押下する操作を受け付けるたびに、位置センサー61から入力される高さ検出信号に基づいて、右前脚41の高さを監視しながら駆動装置51を制御することにより、右前脚41の高さを1mm高くする。また、この場合、第1の制御装置90は、下方向キーを押下する操作を受け付けるたびに、右前脚41の高さを1mm低くする。
例えば、右前脚操作画像421を選択する操作とは、ユーザーが、右方向キー又は左方向キーを操作することにより、第3のカーソル画像426を右前脚操作画像421の右隣りに移動させることである。第1の制御装置90は、上記のように右前脚41の高さを1mmずつ調整するたびに、カレント高さ表示画像410に含まれる右前脚41の現在の高さの値を更新する。
第1の制御装置90は、左前脚操作画像422を選択する操作を受け付けた場合、上方向キーを押下する操作を受け付けるたびに、位置センサー62から入力される高さ検出信号に基づいて、左前脚42の高さを監視しながら駆動装置52を制御することにより、左前脚42の高さを1mm高くする。また、この場合、第1の制御装置90は、下方向キーを押下する操作を受け付けるたびに、左前脚42の高さを1mm低くする。
例えば、左前脚操作画像422を選択する操作とは、ユーザーが、右方向キー又は左方向キーを操作することにより、第3のカーソル画像426を左前脚操作画像422の左隣りに移動させることである。第1の制御装置90は、上記のように左前脚42の高さを1mmずつ調整するたびに、カレント高さ表示画像410に含まれる左前脚42の現在の高さの値を更新する。
第1の制御装置90は、右後脚操作画像423を選択する操作を受け付けた場合、上方向キーを押下する操作を受け付けるたびに、位置センサー63から入力される高さ検出信号に基づいて、右後脚43の高さを監視しながら駆動装置53を制御することにより、右後脚43の高さを1mm高くする。また、この場合、第1の制御装置90は、下方向キーを押下する操作を受け付けるたびに、右後脚43の高さを1mm低くする。
例えば、右後脚操作画像423を選択する操作とは、ユーザーが、右方向キー又は左方向キーを操作することにより、第3のカーソル画像426を右後脚操作画像423の右隣りに移動させることである。第1の制御装置90は、上記のように右後脚43の高さを1mmずつ調整するたびに、カレント高さ表示画像410に含まれる右後脚43の現在の高さの値を更新する。
第1の制御装置90は、左後脚操作画像424を選択する操作を受け付けた場合、上方向キーを押下する操作を受け付けるたびに、位置センサー64から入力される高さ検出信号に基づいて、左後脚44の高さを監視しながら駆動装置54を制御することにより、左後脚44の高さを1mm高くする。また、この場合、第1の制御装置90は、下方向キーを押下する操作を受け付けるたびに、左後脚44の高さを1mm低くする。
例えば、左後脚操作画像424を選択する操作とは、ユーザーが、右方向キー又は左方向キーを操作することにより、第3のカーソル画像426を左後脚操作画像424の左隣りに移動させることである。第1の制御装置90は、上記のように左後脚44の高さを1mmずつ調整するたびに、カレント高さ表示画像410に含まれる左後脚44の現在の高さの値を更新する。
上記のように、ユーザーは、高さ調整メニュー画像400が表示された状態で、方向キーを操作することにより、各脚41、42、43及び44の高さを個別に調整することができる。
第2の操作画像430は、保存番号を入力するための番号入力ボックス431と、第4のインフォメーション画像432と、を含む。保存高さ表示画像440は、高さ設定データに含まれる高さ情報のうち、番号入力ボックス431に入力された保存番号に対応付けられた高さ情報を示す文字列を含む。
第1の制御装置90は、番号入力ボックス431を選択する操作を受け付けた場合、上方向キーを押下する操作を受け付けるたびに、番号入力ボックス431に入力される保存番号に1を加算する。また、この場合、第1の制御装置90は、下方向キーを押下する操作を受け付けるたびに、番号入力ボックス431に入力される保存番号から1を減算する。第1の制御装置90は、番号入力ボックス431に入力される保存番号が変化するたびに、その保存番号に対応付けられた高さ情報を示す文字列が表示されるように、保存高さ表示画像440を更新する。
第1の制御装置90は、番号入力ボックス431に保存番号が入力された状態で、決定キーを押下する操作を受け付けると、入力された保存番号に対応付けられた高さ情報に基づいて、各駆動装置51、52、53及び54を制御することにより、各脚41、42、43及び44の高さを調整する。第4のインフォメーション画像432は、番号入力ボックス431に入力された保存番号で高さ調整を行う場合には決定キーを押下する必要があることをユーザーに知らせる画像である。
第1の制御装置90は、上記のように高さ調整を行った後、番号入力ボックス431に入力された保存番号に対応付けられた高さ情報に基づいて、カレント高さ表示画像410に含まれる各脚41、42、43及び44の現在の高さの値を更新する。
例えば、図6に示すように、番号入力ボックス431に保存番号として1番が入力され、1番の保存番号に対応付けられた高さ情報が、右前脚41及び左前脚42の高さが10mmであり、右後脚43及び左後脚44の高さが5mmであることを示す場合を仮定する。この場合、第1の制御装置90は、番号入力ボックス431に1番の保存番号が入力された状態で、決定キーを押下する操作を受け付けると、右前脚41及び左前脚42の高さが10mmとなるように駆動装置51及び52を制御するとともに、右後脚43及び左後脚44の高さが5mmとなるように駆動装置53及び54を制御する。
上記のように、ユーザーは、高さ調整メニュー画像400の番号入力ボックス431に保存番号を入力することにより、各脚41、42、43及び44の高さを、保存番号に対応付けられた高さ情報によって示される高さに調整することができる。
なお、第1の制御装置90は、高さ調整メニュー画像400が表示された状態で、リターンキーを押下する操作を受け付けた場合、高さ調整メニュー画像400の表示を終了して、OSDメニュー画像300の表示に戻る。第3のインフォメーション画像450は、高さ調整メニュー画像400からOSDメニュー画像300に戻る場合にはリターンキーを押下する必要があることをユーザーに知らせる画像である。
例えば、第1の制御装置90は、高さ調整メニュー画像400が表示された状態で、メニュー呼び出しキーを押下する操作を受け付けた場合、OSDメニュー処理を終了して、図4に示されるステップS2に移行することにより、イベント待ち受け状態に戻ってもよい。この場合、第1の制御装置90は、OSDメニュー画像300及び高さ調整メニュー画像400の表示を終了する。
図7は、詳細設定メニュー画像500の一例を示す図である。図7に示すように、詳細設定メニュー画像500は、カレント高さ表示画像510と、保存設定画像520と、第1のイベント設定画像530と、第2のイベント設定画像540と、第3のイベント設定画像550と、第4のイベント設定画像560と、第1の保存高さ表示画像570と、第2の保存高さ表示画像580と、第5のインフォメーション画像590と、を含む。
第1の制御装置90が、光学装置20、とくに液晶パネル30R、30G及び30Bを制御することにより、詳細設定メニュー画像500を表示することは、「設定画像を表示すること」に相当する。このように、本実施形態のプロジェクター1の調整方法は、設定画像、すなわち詳細設定メニュー画像500を表示すること、を含む。
カレント高さ表示画像510は、各脚41、42、43及び44の現在の高さを示す文字列を含む。第1の制御装置90は、各位置センサー61、62、63及び64から入力される高さ検出信号に基づいて、各脚41、42、43及び44の現在の高さを算出し、その算出結果をカレント高さ表示画像510に反映させる。詳細設定メニュー画像500が表示されているとき、ユーザーは、カレント高さ表示画像510を見ることにより、各脚41、42、43及び44の現在の高さを確認することができる。
保存設定画像520は、「保存」という文字列と、保存番号を入力するための第1の入力ボックス521と、を含む。第1の制御装置90は、第1の入力ボックス521を選択する操作を受け付けた場合、上方向キーを押下する操作を受け付けるたびに、第1の入力ボックス521に入力される保存番号に1を加算する。また、この場合、第1の制御装置90は、下方向キーを押下する操作を受け付けるたびに、第1の入力ボックス521に入力される保存番号から1を減算する。
第1の制御装置90は、第1の入力ボックス521に保存番号が入力された状態で、決定キーを押下する操作を受け付けると、カレント高さ表示画像510に表示されている各脚41、42、43及び44の高さを示す高さ情報を、第1の入力ボックス521に入力された保存番号と対応付けて第1のメモリー91に保存する。
例えば、第1の制御装置90は、第1の入力ボックス521に1番の保存番号が入力された状態で、決定キーを押下する操作を受け付けると、カレント高さ表示画像510に表示されている各脚41、42、43及び44の高さを示す第1の高さ情報を、1番の保存番号と対応付けて第1のメモリー91に保存する。
また、第1の制御装置90は、第1の入力ボックス521に2番の保存番号が入力された状態で、決定キーを押下する操作を受け付けると、カレント高さ表示画像510に表示されている各脚41、42、43及び44の高さを示す第2の高さ情報を、2番の保存番号と対応付けて第1のメモリー91に保存する。第2の高さ情報は、第1の高さ情報と同じでもよいし、異なってもよい。説明は省略するが、第1の入力ボックス521に2番より大きい保存番号が入力された場合にも、第1の制御装置90は上記と同様の処理を行う。
第1の制御装置90が、第1の入力ボックス521に1番の保存番号が入力された状態で、決定キーを押下する操作を受け付けることは、「プロジェクターが備える1つ以上の脚の高さを示す第1の高さ情報を設定する第1の操作を受け付けること」に相当する。「第1の高さ情報を設定する」ことは、第1の制御装置90が、第1の高さ情報を第1の保存番号と対応付けて第1のメモリー91に保存することである。このように、本実施形態のプロジェクター1の調整方法は、プロジェクター1が備える4つの脚41、42、43及び44の高さを示す第1の高さ情報を設定する第1の操作を受け付けること、を含む。
第1の制御装置90が、第1の入力ボックス521に2番の保存番号が入力された状態で、決定キーを押下する操作を受け付けることは、「プロジェクターが備える1つ以上の脚の高さを示す第2の高さ情報を設定する第2の操作を受け付けること」に相当する。「第2の高さ情報を設定する」ことは、第1の制御装置90が、第2の高さ情報を第2の保存番号と対応付けて第1のメモリー91に保存することである。このように、本実施形態のプロジェクター1の調整方法は、プロジェクター1が備える4つの脚41、42、43及び44の高さを示す第2の高さ情報を設定する第2の操作を受け付けること、を含む。
第1の制御装置90が、第1の入力ボックス521に3番の保存番号が入力された状態で、決定キーを押下する操作を受け付けることは、「プロジェクターが備える1つ以上の脚の高さを示す第3の高さ情報を設定する第6の操作を受け付けること」に相当する。「第3の高さ情報を設定する」ことは、第1の制御装置90が、第3の高さ情報を第3の保存番号と対応付けて第1のメモリー91に保存することである。このように、本実施形態のプロジェクター1の調整方法は、プロジェクター1が備える4つの脚41、42、43及び44の高さを示す第3の高さ情報を設定する第6の操作を受け付けること、を含む。
第1の制御装置90が、第1の入力ボックス521に4番の保存番号が入力された状態で、決定キーを押下する操作を受け付けることは、「プロジェクターが備える1つ以上の脚の高さを示す第4の高さ情報を設定する第7の操作を受け付けること」に相当する。「第4の高さ情報を設定する」ことは、第1の制御装置90が、第4の高さ情報を第4の保存番号と対応付けて第1のメモリー91に保存することである。このように、本実施形態のプロジェクター1の調整方法は、プロジェクター1が備える4つの脚41、42、43及び44の高さを示す第4の高さ情報を設定する第7の操作を受け付けること、を含む。
第1の保存高さ表示画像570は、第1のメモリー91に保存された高さ情報のうち、1番の保存番号、すなわち第1の保存番号に対応付けられた第1の高さ情報を示す文字列を含む。第1の保存高さ表示画像570は、「第1の高さ情報を示す第1の項目画像」に相当する。第2の保存高さ表示画像580は、第1のメモリー91に保存された高さ情報のうち、2番の保存番号、すなわち第2の保存番号に対応付けられた第2の高さ情報を示す文字列を含む。第2の保存高さ表示画像580は、「第2の高さ情報を示す第2の項目画像」に相当する。このように、本実施形態のプロジェクター1の調整方法において、詳細設定メニュー画像500は、第1の項目画像に相当する第1の保存高さ表示画像570と、第2の項目画像に相当する第2の保存高さ表示画像580と、を含む。
なお、第1の制御装置90は、例えばスクロール操作などの特定の操作を受け付けた場合に、第1の保存高さ表示画像570及び第2の保存高さ表示画像580に代えて、3番の保存番号に対応付けられた第3の高さ情報を示す第3の保存高さ表示画像と、4番の保存番号に対応付けられた第4の高さ情報を示す第4の保存高さ表示画像とを、詳細設定メニュー画像500内に出現させてもよい。また、詳細設定メニュー画像500は、第1の保存高さ表示画像570と、第2の保存高さ表示画像580と、第3の保存高さ表示画像と、第4の保存高さ表示画像と、を含む画像とし、第1の制御装置90は、これらの保存高さ表示画像が同時に表示されるよう制御してもよい。
第1のイベント設定画像530は、「電源オンイベント」という文字列と、保存番号を入力するための第2の入力ボックス531と、有効フラグを「1」にセットするための第1のチェックボックス532と、を含む。第2の入力ボックス531への保存番号の入力方法は、第1の入力ボックス521への保存番号の入力方法と同じである。
第1の制御装置90は、第2の入力ボックス531に保存番号が入力された状態で、決定キーを押下する操作を受け付けると、第1のメモリー91に保存されている高さ設定データに含まれる高さ調整イベントのうち、電源オンイベントを第2の入力ボックス531に入力された保存番号と対応付ける。例えば、図7に示すように、第1の制御装置90は、第2の入力ボックス531に1番の保存番号が入力された状態で、決定キーを押下する操作を受け付けると、高さ設定データに含まれる電源オンイベントを、1番の保存番号と対応付ける。
第1の制御装置90が、高さ設定データに含まれる電源オンイベントを、1番の保存番号、すなわち第1の保存番号と対応付けることは、「第1の高さ情報を第1の条件と対応付けること」に相当する。第1の高さ情報は、第1の保存番号に対応付けられた高さ情報である。第1の条件は、「プロジェクターの電源をオンにする第3の操作を受け付けること」である。このように、本実施形態のプロジェクター1の調整方法は、第1の高さ情報を第1の条件、すなわち電源オンイベントと対応付けること、を含む。第1の条件は、電源オンイベントに限らず、後述の電源オフイベント、時間経過イベント、及びコマンド受信イベントのいずれか一つでもよい。
第1の制御装置90は、第1のチェックボックス532を選択する操作を受け付けた後に、決定キーを押下する操作を受け付けると、図7に示すように、第1のチェックボックス532にチェックマークを出現させるとともに、第1のチェックボックス532の右隣りに「有効」という文字列を出現させる。そして、第1の制御装置90は、高さ設定データに含まれる有効フラグのうち、電源オンイベントに対応付けられた有効フラグを「1」にセットする。
なお、第1の制御装置90が、第1のチェックボックス532に関する上記の操作を受け付けるまで、第1のチェックボックス532は空の状態に保持され、第1のチェックボックス532の右隣りには「無効」という文字列が表示される。すなわち、第1の制御装置90が、第1のチェックボックス532に関する上記の操作を受け付けるまで、電源オンイベントに対応付けられた有効フラグは「0」にセットされたままである。
第2のイベント設定画像540は、「電源オフイベント」という文字列と、保存番号を入力するための第3の入力ボックス541と、有効フラグを「1」にセットするための第2のチェックボックス542と、を含む。第3の入力ボックス541への保存番号の入力方法は、第1の入力ボックス521への保存番号の入力方法と同じである。
第1の制御装置90は、第3の入力ボックス541に保存番号が入力された状態で、決定キーを押下する操作を受け付けると、第1のメモリー91に保存されている高さ設定データに含まれる高さ調整イベントのうち、電源オフイベントを第3の入力ボックス541に入力された保存番号と対応付ける。例えば、図7に示すように、第1の制御装置90は、第3の入力ボックス541に2番の保存番号が入力された状態で、決定キーを押下する操作を受け付けると、高さ設定データに含まれる電源オフイベントを、2番の保存番号と対応付ける。
第1の制御装置90が、高さ設定データに含まれる電源オフイベントを、2番の保存番号、すなわち第2の保存番号と対応付けることは、「第2の高さ情報を、第1の条件とは異なる第2の条件と対応付けること」に相当する。第2の高さ情報は、第2の保存番号に対応付けられた高さ情報である。第2の条件は、「プロジェクターの電源をオフにする第4の操作を受け付けること」である。このように、本実施形態のプロジェクター1の調整方法は、第2の高さ情報を、第1の条件とは異なる第2の条件、すなわち電源オフイベントと対応付けること、を含む。第2の条件は、電源オフイベントに限らず、電源オンイベント、時間経過イベント、及びコマンド受信イベントのうち、第1の条件と異なるイベントであってもよい。
第1のイベント設定画像530は、「第1の高さ情報を第1の条件と対応付けることを示す第3の項目画像」に相当する。第2のイベント設定画像540は、「第2の高さ情報を第2の条件と対応付けることを示す第4の項目画像」に相当する。このように、本実施形態のプロジェクター1の調整方法において、詳細設定メニュー画像500は、第3の項目画像に相当する第1のイベント設定画像530と、第4の項目画像に相当する第2のイベント設定画像540と、を含む。
第1の制御装置90は、第2のチェックボックス542を選択する操作を受け付けた後に、決定キーを押下する操作を受け付けると、図7に示すように、第2のチェックボックス542にチェックマークを出現させるとともに、第2のチェックボックス542の右隣りに「有効」という文字列を出現させる。そして、第1の制御装置90は、高さ設定データに含まれる有効フラグのうち、電源オフイベントに対応付けられた有効フラグを「1」にセットする。
なお、第1の制御装置90が、第2のチェックボックス542に関する上記の操作を受け付けるまで、第2のチェックボックス542は空の状態に保持され、第2のチェックボックス542の右隣りには「無効」という文字列が表示される。すなわち、第1の制御装置90が、第2のチェックボックス542に関する上記の操作を受け付けるまで、電源オフイベントに対応付けられた有効フラグは「0」にセットされたままである。
第3のイベント設定画像550は、「時間経過イベント」という文字列と、保存番号を入力するための第4の入力ボックス551と、第1の時間を入力するための第5の入力ボックス552と、有効フラグを「1」にセットするための第3のチェックボックス553と、を含む。第4の入力ボックス551への保存番号の入力方法は、第1の入力ボックス521への保存番号の入力方法と同じである。
第1の制御装置90は、第4の入力ボックス551に保存番号が入力された状態で、決定キーを押下する操作を受け付けると、第1のメモリー91に保存されている高さ設定データに含まれる高さ調整イベントのうち、時間経過イベントを第4の入力ボックス551に入力された保存番号と対応付ける。例えば、図7に示すように、第1の制御装置90は、第4の入力ボックス551に3番の保存番号が入力された状態で、決定キーを押下する操作を受け付けると、高さ設定データに含まれる時間経過イベントを、3番の保存番号と対応付ける。
第1の制御装置90が、高さ設定データに含まれる時間経過イベントを、3番の保存番号、すなわち第3の保存番号と対応付けることは、「第3の高さ情報を、第1の条件及び第2の条件とは異なる第3の条件と対応付けること」に相当する。第3の高さ情報は、第3の保存番号に対応付けられた高さ情報である。第3の条件は、「第1の時間が経過すること」である。このように、本実施形態のプロジェクター1の調整方法は、第3の高さ情報を、第1の条件及び第2の条件とは異なる第3の条件、すなわち時間経過イベントと対応付けること、を含む。第3の条件は、時間経過イベントに限らず、電源オンイベント、電源オフイベント、及びコマンド受信イベントのうち、第1の条件及び第2の条件と異なるイベントであってもよい。第3のイベント設定画像550は、「第3の高さ情報を第3の条件と対応付けることを示す第5の項目画像」に相当する。
例えば、第1の制御装置90は、第5の入力ボックス552を選択する操作を受け付けた場合、上方向キーを押下する操作を受け付けるたびに、第5の入力ボックス552に入力される第1の時間に10分を加算する。また、この場合、第1の制御装置90は、下方向キーを押下する操作を受け付けるたびに、第5の入力ボックス552に入力される第1の時間から10分を減算する。
第1の制御装置90は、第5の入力ボックス552に第1の時間が入力された状態で、決定キーを押下する操作を受け付けると、高さ設定データに含まれる時間経過イベントに対応付けられた第1の時間を、第5の入力ボックス552に入力された第1の時間に設定する。例えば、図7に示すように、第1の制御装置90は、第5の入力ボックス552に第1の時間として60分が入力された状態で、決定キーを押下する操作を受け付けると、高さ設定データに含まれる時間経過イベントに対応付けられた第1の時間を、60分に設定する。
第1の制御装置90が、第5の入力ボックス552に第1の時間が入力された状態で、決定キーを押下する操作を受け付けることは、「第1の時間を設定する第5の操作を受け付けること」に相当する。このように、本実施形態のプロジェクター1の調整方法は、第1の時間を設定する第5の操作を受け付けること、を含む。
第1の制御装置90は、第3のチェックボックス553を選択する操作を受け付けた後に、決定キーを押下する操作を受け付けると、図7に示すように、第3のチェックボックス553にチェックマークを出現させるとともに、第3のチェックボックス553の右隣りに「有効」という文字列を出現させる。そして、第1の制御装置90は、高さ設定データに含まれる有効フラグのうち、時間経過イベントに対応付けられた有効フラグを「1」にセットする。
なお、第1の制御装置90が、第3のチェックボックス553に関する上記の操作を受け付けるまで、第3のチェックボックス553は空の状態に保持され、第3のチェックボックス553の右隣りには「無効」という文字列が表示される。すなわち、第1の制御装置90が、第3のチェックボックス553に関する上記の操作を受け付けるまで、時間経過イベントに対応付けられた有効フラグは「0」にセットされたままである。
第4のイベント設定画像560は、「コマンド受信イベント」という文字列と、保存番号を入力するための第6の入力ボックス561と、有効フラグを「1」にセットするための第4のチェックボックス562と、を含む。第6の入力ボックス561への保存番号の入力方法は、第1の入力ボックス521への保存番号の入力方法と同じである。
第1の制御装置90は、第6の入力ボックス561に保存番号が入力された状態で、決定キーを押下する操作を受け付けると、第1のメモリー91に保存されている高さ設定データに含まれる高さ調整イベントのうち、コマンド受信イベントを第6の入力ボックス561に入力された保存番号と対応付ける。例えば、図7に示すように、第1の制御装置90は、第6の入力ボックス561に4番の保存番号が入力された状態で、決定キーを押下する操作を受け付けると、高さ設定データに含まれるコマンド受信イベントを、4番の保存番号と対応付ける。
第1の制御装置90が、高さ設定データに含まれるコマンド受信イベントを、4番の保存番号、すなわち第4の保存番号と対応付けることは、「第4の高さ情報を、第1の条件から第3の条件とは異なる第4の条件と対応付けること」に相当する。第4の高さ情報は、第4の保存番号に対応付けられた高さ情報である。第4の条件は、「第1のコマンドを受信すること」である。このように、本実施形態のプロジェクター1の調整方法は、第4の高さ情報を、第1の条件から第3の条件とは異なる第4の条件、すなわちコマンド受信イベントと対応付けること、を含む。第4の条件は、コマンド受信イベントに限らず、電源オンイベント、電源オフイベント、及び時間経過イベントのうち、第1の条件から第3の条件と異なるイベントであってもよい。第4のイベント設定画像560は、「第4の高さ情報を第4の条件と対応付けることを示す第6の項目画像」に相当する。
一例として、第1のコマンドは、AVミュート機能をオンにすることを指示するコマンドである。ユーザーが、操作パネル75又はリモートコントローラーのAVミュートキーを押下することにより、AVミュート機能をオンにすることを指示する第1のコマンドが発生する。なお、第1のコマンドは、外部装置から受信した外部入力信号に含まれるコマンドでもよい。
ユーザーが操作パネル75又はリモートコントローラーを操作することにより、第1のコマンドの種類を指定できるように、詳細設定メニュー画像500を構成してもよい。この場合、第1の制御装置90は、第1のコマンドの種類を指定する操作を受け付けた場合に、指定された第1のコマンドの種類を、高さ設定データに含まれるコマンド受信イベントに対応付ける。
第1の制御装置90は、第4のチェックボックス562を選択する操作を受け付けた後に、決定キーを押下する操作を受け付けると、第4のチェックボックス562にチェックマークを出現させるとともに、第4のチェックボックス562の右隣りに「有効」という文字列を出現させる。そして、第1の制御装置90は、高さ設定データに含まれる有効フラグのうち、コマンド受信イベントに対応付けられた有効フラグを「1」にセットする。
なお、図7に示すように、第1の制御装置90が、第4のチェックボックス562に関する上記の操作を受け付けるまで、第4のチェックボックス562は空の状態に保持され、第4のチェックボックス562の右隣りには「無効」という文字列が表示される。すなわち、第1の制御装置90が、第4のチェックボックス562に関する上記の操作を受け付けるまで、コマンド受信イベントに対応付けられた有効フラグは「0」にセットされたままである。
上記のように、ユーザーは、詳細設定メニュー画像500が表示された状態で、上記の各種の操作を行うことにより、第1のメモリー91に保存される高さ設定データの内容を書き換えることができる。
なお、第1の制御装置90は、詳細設定メニュー画像500が表示された状態で、リターンキーを押下する操作を受け付けた場合、詳細設定メニュー画像500の表示を終了して、OSDメニュー画像300の表示に戻る。第5のインフォメーション画像590は、詳細設定メニュー画像500からOSDメニュー画像300に戻る場合にはリターンキーを押下する必要があることをユーザーに知らせる画像である。
例えば、第1の制御装置90は、詳細設定メニュー画像500が表示された状態で、メニュー呼び出しキーを押下する操作を受け付けた場合、OSDメニュー処理を終了して、図4に示されるステップS2に移行することにより、イベント待ち受け状態に戻ってもよい。この場合、第1の制御装置90は、OSDメニュー画像300及び詳細設定メニュー画像500の表示を終了する。
以上が、OSDメニュー処理についての説明である。以下では、図4に示されるステップS5の高さ調整処理について詳細に説明する。
既に述べたように、第1の制御装置90は、イベント待ち受け状態にある期間中に、有効な高さ調整イベントが発生したと判定した場合(ステップS3:高さ調整イベント)、高さ調整処理を実行する(ステップS5)。
既に述べたように、第1の制御装置90は、イベント待ち受け状態にある期間中に、有効な高さ調整イベントが発生したと判定した場合(ステップS3:高さ調整イベント)、高さ調整処理を実行する(ステップS5)。
例えば、高さ設定データに含まれる高さ調整イベントのうち、電源オンイベントに対応付けられた有効フラグが「1」にセットされており、電源オンイベントに対応付けられた保存番号が1番である場合を仮定する。
上述したように、電源オンイベントとは、プロジェクター1の電源をオンにする第3の操作、すなわち電源オン操作を受け付けることである。従って、この場合、第1の制御装置90は、イベント待ち受け状態に移行した直後に、電源オンイベントが発生したと判定する。第1の制御装置90は、電源オンイベントが発生したと判定した場合、高さ設定データに含まれる高さ情報のうち、電源オンイベントに対応付けられた1番の保存番号、すなわち第1の保存番号に対応付けられた第1の高さ情報に基づいて、各駆動装置51、52、53及び54を制御することにより、各脚41、42、43及び44の高さを調整する。
第1の制御装置90が、電源オンイベントが発生したと判定した場合に、第1の高さ情報に基づいて、各駆動装置51、52、53及び54を制御することにより、各脚41、42、43及び44の高さを調整することは、「第1の条件が満たされた場合に、1つ以上の脚の高さを、第1の高さ情報に基づいて調整すること」に相当する。このように、本実施形態のプロジェクター1の調整方法は、第1の条件が満たされた場合に、4つの脚41、42、43及び44の高さを、第1の高さ情報に基づいて調整すること、を含む。
例えば、高さ設定データに含まれる高さ調整イベントのうち、電源オフイベントに対応付けられた有効フラグが「1」にセットされており、電源オフイベントに対応付けられた保存番号が2番である場合を仮定する。
上述したように、電源オフイベントとは、プロジェクター1の電源をオフにする第4の操作、すなわち電源オフ操作を受け付けることである。従って、この場合、第1の制御装置90は、イベント待ち受け状態にある期間に、電源オフ操作を受け付けたことを検知すると、電源オフイベントが発生したと判定する。第1の制御装置90は、電源オフイベントが発生したと判定した場合、高さ設定データに含まれる高さ情報のうち、電源オフイベントに対応付けられた2番の保存番号、すなわち第2の保存番号に対応付けられた第2の高さ情報に基づいて、各駆動装置51、52、53及び54を制御することにより、各脚41、42、43及び44の高さを調整する。
なお、第1の制御装置90は、イベント待ち受け状態にある期間中に電源オフ操作を受け付けると、上記のように第2の高さ情報に基づいて高さ調整処理を実行した後に、図4に示される処理を終了して、電源オフ状態に移行する。
第1の制御装置90が、電源オフイベントが発生したと判定した場合に、第2の高さ情報に基づいて、各駆動装置51、52、53及び54を制御することにより、各脚41、42、43及び44の高さを調整することは、「第2の条件が満たされた場合に、1つ以上の脚の高さを、第2の高さ情報に基づいて調整すること」に相当する。このように、本実施形態のプロジェクター1の調整方法は、第2の条件が満たされた場合に、4つの脚41、42、43及び44の高さを、第2の高さ情報に基づいて調整すること、を含む。
例えば、高さ設定データに含まれる高さ調整イベントのうち、時間経過イベントに対応付けられた有効フラグが「1」にセットされており、時間経過イベントに対応付けられた保存番号が3番であり、時間経過イベントに対応付けられた第1の時間が60分である場合を仮定する。
上述したように、時間経過イベントとは、予め設定された第1の時間が経過することである。従って、この場合、第1の制御装置90は、イベント待ち受け状態にある期間に、電源オン操作を受け付けてから60分が経過したことを検知すると、時間経過イベントが発生したと判定する。第1の制御装置90は、時間経過イベントが発生したと判定した場合、高さ設定データに含まれる高さ情報のうち、時間経過イベントに対応付けられた3番の保存番号、すなわち第3の保存番号に対応付けられた第3の高さ情報に基づいて、各駆動装置51、52、53及び54を制御することにより、各脚41、42、43及び44の高さを調整する。
第1の制御装置90が、時間経過イベントが発生したと判定した場合に、第3の高さ情報に基づいて、各駆動装置51、52、53及び54を制御することにより、各脚41、42、43及び44の高さを調整することは、「第3の条件が満たされた場合に、1つ以上の脚の高さを、第3の高さ情報に基づいて調整すること」に相当する。このように、本実施形態のプロジェクター1の調整方法は、第3の条件が満たされた場合に、4つの脚41、42、43及び44の高さを、第3の高さ情報に基づいて調整すること、を含む。
例えば、高さ設定データに含まれる高さ調整イベントのうち、コマンド受信イベントに対応付けられた有効フラグが「1」にセットされており、コマンド受信イベントに対応付けられた保存番号が4番である場合を仮定する。
上述したように、コマンド受信イベントとは、第1のコマンドを受信することである。従って、この場合、第1の制御装置90は、イベント待ち受け状態にある期間に、第1のコマンドを受信したことを検知すると、コマンド受信イベントが発生したと判定する。第1の制御装置90は、コマンド受信イベントが発生したと判定した場合、高さ設定データに含まれる高さ情報のうち、コマンド受信イベントに対応付けられた4番の保存番号、すなわち第4の保存番号に対応付けられた第4の高さ情報に基づいて、各駆動装置51、52、53及び54を制御することにより、各脚41、42、43及び44の高さを調整する。
第1の制御装置90が、コマンド受信イベントが発生したと判定した場合に、第4の高さ情報に基づいて、各駆動装置51、52、53及び54を制御することにより、各脚41、42、43及び44の高さを調整することは、「第4の条件が満たされた場合に、1つ以上の脚の高さを、第4の高さ情報に基づいて調整すること」に相当する。このように、本実施形態のプロジェクター1の調整方法は、第4の条件が満たされた場合に、4つの脚41、42、43及び44の高さを、第4の高さ情報に基づいて調整すること、を含む。
以上が、プロジェクター1の動作についての説明である。
上記の説明から理解されるように、プロジェクター1の第1の制御装置90は、少なくとも、4つの脚41、42、43及び44の高さを示す第1の高さ情報を設定する第1の操作を受け付けることと、第1の高さ情報を第1の条件と対応付けることと、第1の条件が満たされた場合に、第1の高さ情報に基づいて駆動装置51、52、53及び54を制御することにより、4つの脚41、42、43及び44の高さを調整することと、を実行する。
上記の説明から理解されるように、プロジェクター1の第1の制御装置90は、少なくとも、4つの脚41、42、43及び44の高さを示す第1の高さ情報を設定する第1の操作を受け付けることと、第1の高さ情報を第1の条件と対応付けることと、第1の条件が満たされた場合に、第1の高さ情報に基づいて駆動装置51、52、53及び54を制御することにより、4つの脚41、42、43及び44の高さを調整することと、を実行する。
例えば、ユーザーは、高さ調整メニュー画像400及び詳細設定メニュー画像500などのGUI(Graphical User Interface)を利用することで、電源オンイベントに対応付けられる第1の高さ情報として、プロジェクター1が設置される環境に適した高さ情報を予め設定できる。これにより、第1の制御装置90は、電源オン操作を受け付けると、電源オンイベントに対応付けられた第1の高さ情報に基づいて、各脚41、42、43及び44の高さを設置環境に適した高さに調整する。
つまり、ユーザーは、一度、第1の高さ情報を設定する操作を行いさえすれば、以降は電源オン操作を行うだけで、プロジェクター1の各脚41、42、43及び44の高さを設置環境に適した高さに自動的に調整できる。また、ユーザーが、電源オンイベントに対応付けられた有効フラグを「1」にセットする操作を行わなければ、第1の制御装置90は、電源オン操作を受け付けたとしても、第1の高さ情報に基づく高さ調整を行わない。そのため、ユーザーは、プロジェクター1の使用状況に応じて、第1の高さ情報に基づく高さ調整を自動的に行うかどうかを選択できる。
また、例えば、ユーザーは、高さ調整メニュー画像400及び詳細設定メニュー画像500を利用することで、電源オフイベントに対応付けられる第2の高さ情報として、各脚41、42、43及び44の高さが最小値であることを示す高さ情報を予め設定できる。これにより、第1の制御装置90は、電源オフ操作を受け付けると、電源オフイベントに対応付けられた第2の高さ情報に基づいて、各脚41、42、43及び44の高さを最小値に調整した後に電源オフ状態に移行する。
つまり、ユーザーは、一度、第2の高さ情報を設定する操作を行いさえすれば、以降は電源オフ操作を行うだけで、プロジェクター1の各脚41、42、43及び44の高さを最小値に自動的に調整できる。従って、例えば、電源オン操作によって各脚41、42、43及び44の高さが設置環境に適した高さに調整された後、プロジェクター1の使用を停止し、プロジェクター1を片付ける或いは梱包する場合、ユーザーは、電源オフ操作を行うだけで、各脚41、42、43及び44の高さを最小値に調整できる。これにより、プロジェクター1を片付ける或いは梱包することが容易となる。また、ユーザーが、電源オフイベントに対応付けられた有効フラグを「1」にセットする操作を行わなければ、第1の制御装置90は、電源オフ操作を受け付けたとしても、第2の高さ情報に基づく高さ調整を行わずに電源オフ状態に移行する。そのため、ユーザーは、プロジェクター1の使用状況に応じて、第2の高さ情報に基づく高さ調整を自動的に行うかどうかを選択できる。
また、例えば、ユーザーは、高さ調整メニュー画像400及び詳細設定メニュー画像500を利用することで、時間経過イベントに対応付けられる第3の高さ情報として、各脚41、42、43及び44の高さが所定の高さであることを示す高さ情報を予め設定できるとともに、第1の時間を所定の時間に設定できる。これにより、第1の制御装置90は、電源オン操作を受け付けてから第1の時間が経過したときに、時間経過イベントに対応付けられた第3の高さ情報に基づいて、各脚41、42、43及び44の高さを所定の高さに調整する。
つまり、ユーザーは、一度、第3の高さ情報及び第1の時間を設定する操作を行いさえすれば、以降は電源オン操作が行われてから第1の時間が経過したタイミングで、プロジェクター1の各脚41、42、43及び44の高さが、所定の高さに自動的に調整される。これにより、例えば、設置面に設けられた窪みにプロジェクター1を設置しておき、所望のタイミング、すなわち第1の時間が経過したタイミングで、プロジェクター1を窪みから出現させるなどの演出を行うことができ、視聴者の注目度をアップさせることができる。また、ユーザーが、時間経過イベントに対応付けられた有効フラグを「1」にセットする操作を行わなければ、第1の制御装置90は、第1の時間が経過したとしても、第3の高さ情報に基づく高さ調整を行わない。そのため、ユーザーは、プロジェクター1の使用状況に応じて、第3の高さ情報に基づく高さ調整を自動的に行うかどうかを選択できる。
さらに、例えば、ユーザーは、高さ調整メニュー画像400及び詳細設定メニュー画像500を利用することで、コマンド受信イベントに対応付けられる第4の高さ情報として、各脚41、42、43及び44の高さが所定の高さであることを示す高さ情報を予め設定できる。これにより、第1の制御装置90は、第1のコマンドを受信したときに、コマンド受信イベントに対応付けられた第4の高さ情報に基づいて、各脚41、42、43及び44の高さを所定の高さに調整する。
つまり、ユーザーは、一度、第4の高さ情報を設定する操作を行いさえすれば、以降は第1のコマンドを発生させる操作を行うだけで、プロジェクター1の各脚41、42、43及び44の高さを所定の高さに自動的に調整できる。これにより、例えば、設置面に設けられた窪みにプロジェクター1を設置しておき、所望のタイミング、すなわち第1のコマンドを発生させたタイミングで、プロジェクター1を窪みから出現させるなどの演出を行うことができ、視聴者の注目度をアップさせることができる。また、ユーザーが、コマンド受信イベントに対応付けられた有効フラグを「1」にセットする操作を行わなければ、第1の制御装置90は、第1のコマンドを受信したとしても、第4の高さ情報に基づく高さ調整を行わない。そのため、ユーザーは、プロジェクター1の使用状況に応じて、第4の高さ情報に基づく高さ調整を自動的に行うかどうかを選択できる。
なお、第1のコマンドが、AVミュート機能をオンにすることを指示するコマンドである場合、ユーザーは、高さ調整メニュー画像400及び詳細設定メニュー画像500を利用することで、コマンド受信イベントに対応付けられる第4の高さ情報として、各脚41、42、43及び44の高さが最小値であることを示す高さ情報を予め設定する。これにより、第1の制御装置90は、第1のコマンドを受信したときに、コマンド受信イベントに対応付けられた第4の高さ情報に基づいて、各脚41、42、43及び44の高さを最小値に調整する。
既に述べたように、AVミュート機能とは、プロジェクター1が電源オン状態にあるまま、映像を非表示にする機能である。従って、例えば、設置面の窪みからプロジェクター1を出現させた状態で映像を表示しているときに、AVミュート機能をオンにすることを指示するコマンドを発生させれば、プロジェクター1を窪みの中に戻して映像を非表示にするなどの演出も行うことができる。
以上のように、本実施形態によれば、プロジェクター1の調整を行う際のユーザーの利便性を向上させることができる。
次に、本実施形態におけるプロジェクションシステム800について説明する。
図8は、プロジェクションシステム800の概略的な構成を示す図である。図8に示すように、プロジェクションシステム800は、プロジェクター1と、プロジェクター1とは異なる電子機器100と、を備える。
図8は、プロジェクションシステム800の概略的な構成を示す図である。図8に示すように、プロジェクションシステム800は、プロジェクター1と、プロジェクター1とは異なる電子機器100と、を備える。
プロジェクター1の構成は、上記で説明した構成と同じである。従って、プロジェクター1の構成についての説明は省略するが、簡単に説明すると、プロジェクター1は、少なくとも、4つの脚41、42、43及び44と、4つの脚を高さ軸に沿って動かす駆動装置51、52、53及び54と、駆動装置51、52、53及び54を制御する第1の制御装置90と、を備える。
電子機器100は、入力装置110と、表示装置120と、第2の制御装置130と、を備える。電子機器100は、例えば、パーソナルコンピューター、スマートフォン、又はタブレットなどである。電子機器100は、不図示の通信ケーブルを介して、プロジェクター1の外部接続コネクター74と電気的に接続される。電子機器100は、通信ケーブルを介してプロジェクター1と通信する不図示の通信インターフェース回路を備える。
また、電子機器100とプロジェクター1とは、所定の通信プロトコルに従う無線通信によって接続されてもよい。この場合、電子機器100およびプロジェクター1は、不図示の無線通信用のアンテナを備えていてもよい。
また、電子機器100とプロジェクター1とは、所定の通信プロトコルに従う無線通信によって接続されてもよい。この場合、電子機器100およびプロジェクター1は、不図示の無線通信用のアンテナを備えていてもよい。
入力装置110は、電子機器100に対するユーザーの入力操作を受け付ける装置である。例えば、電子機器100がパーソナルコンピューターである場合、入力装置110は、キーボード及びマウスなどを含む。また、例えば、電子機器100がスマートフォン又はタブレットである場合、入力装置110は、タッチパネルである。入力装置110は、ユーザーによって操作されることで生じる電気信号を第3の操作信号として第2の制御装置130に出力する。
表示装置120は、第2の制御装置130から制御されることにより、画像を表示する。表示装置120は、例えば、液晶パネル又は有機EL(Electro Luminescence)パネルなどである。例えば、電子機器100がスマートフォン又はタブレットである場合、表示装置120は、入力装置110と一体的に構成されたタッチパネルである。
第2の制御装置130は、第2のメモリー131を含む。第2の制御装置130は、第2のメモリー131に予め記憶されたプログラムに従って、電子機器100の全体動作を制御するプロセッサーである。例えば、第2の制御装置130は、単数または複数のCPUによって構成される。第2の制御装置130の機能の一部または全部は、DSP、ASIC、PLD、及びFPGA等の回路によって構成されてもよい。第2の制御装置130は、各種の処理を並列的または逐次的に実行する。
第2のメモリー131は、第2の制御装置130に各種処理を実行させるのに必要なプログラム及び各種設定データなどを記憶する不揮発性メモリーと、第2の制御装置130が各種処理を実行する際にデータの一時保存先として使用される揮発性メモリーとを含む。第1のメモリー91と同様に、第2のメモリー131には、高さ設定データが保存される。なお、第2のメモリー131は、第2の制御装置130の外部に配置されてもよい。
第2の制御装置130は、入力装置110から入力される第3の操作信号に基づいて、電子機器100の全体動作を制御する。例えば、第2の制御装置130は、プロジェクター1の第1の制御装置90と通信する。また、第2の制御装置130は、表示装置120を制御することにより、表示装置120に画像を表示させる。
以下では、上記のように構成されたプロジェクションシステム800の動作について説明する。
第2の制御装置130は、高さ調整アプリケーションを起動する操作を受け付けると、第2のメモリー131から高さ調整アプリケーションのプログラムを読み出して実行することにより、以下で説明する処理を実行する。高さ調整アプリケーションを起動する操作とは、例えば、ユーザーが、入力装置110を使って、表示装置120の画面に表示されている高さ調整アプリケーションの起動用アイコンをクリック又はダブルクリックすることである。
第2の制御装置130は、高さ調整アプリケーションを起動する操作を受け付けると、第2のメモリー131から高さ調整アプリケーションのプログラムを読み出して実行することにより、以下で説明する処理を実行する。高さ調整アプリケーションを起動する操作とは、例えば、ユーザーが、入力装置110を使って、表示装置120の画面に表示されている高さ調整アプリケーションの起動用アイコンをクリック又はダブルクリックすることである。
なお、本実施形態の説明において、「第2の制御装置130が操作を受け付ける」とは、入力装置110が操作されることによって生じる第3の操作信号を、第2の制御装置130が受信することである。
第2の制御装置130は、高さ調整アプリケーションを起動する操作を受け付けると、高さ調整メニュー画像400及び詳細設定メニュー画像500を含むアプリケーションウインドウをGUIとして表示装置120に表示させる。表示装置120に表示される高さ調整メニュー画像400及び詳細設定メニュー画像500の構成は、プロジェクター1によって表示される高さ調整メニュー画像400及び詳細設定メニュー画像500の構成と異なってもよい。
すなわち、電子機器100の入力装置110の種類に応じて、ユーザーに適切なGUIが提供されるように、高さ調整メニュー画像400及び詳細設定メニュー画像500の構成を変更してもよい。ただし、高さ調整メニュー画像400及び詳細設定メニュー画像500の機能そのものを改変することは許容されない。また、アプリケーションウインドウ内に、高さ調整メニュー画像400及び詳細設定メニュー画像500を同時に表示できない場合には、ユーザーによる操作に応じて、高さ調整メニュー画像400及び詳細設定メニュー画像500のいずれか一方を選択的に表示するように、高さ調整アプリケーションのプログラムを構成してもよい。
以下、図6を参照しながら、第2の制御装置130及び第1の制御装置90が実行する処理について説明する。
第2の制御装置130は、高さ調整メニュー画像400における右前脚操作画像421を選択する操作を受け付けた場合、入力装置110の上方向キーを押下する操作を受け付けるたびに、右前脚41の高さを1mm高くすることを指示する第1の指示信号を第1の制御装置90に送信する。第1の制御装置90は、第2の制御装置130から第1の指示信号を受信するたびに、位置センサー61から入力される高さ検出信号に基づいて、右前脚41の高さを監視しながら駆動装置51を制御することにより、右前脚41の高さを1mm高くする。
第2の制御装置130は、高さ調整メニュー画像400における右前脚操作画像421を選択する操作を受け付けた場合、入力装置110の上方向キーを押下する操作を受け付けるたびに、右前脚41の高さを1mm高くすることを指示する第1の指示信号を第1の制御装置90に送信する。第1の制御装置90は、第2の制御装置130から第1の指示信号を受信するたびに、位置センサー61から入力される高さ検出信号に基づいて、右前脚41の高さを監視しながら駆動装置51を制御することにより、右前脚41の高さを1mm高くする。
また、第2の制御装置130は、高さ調整メニュー画像400における右前脚操作画像421を選択する操作を受け付けた場合、入力装置110の下方向キーを押下する操作を受け付けるたびに、右前脚41の高さを1mm低くすることを指示する第2の指示信号を第1の制御装置90に送信する。第1の制御装置90は、第2の制御装置130から第2の指示信号を受信するたびに、位置センサー61から入力される高さ検出信号に基づいて、右前脚41の高さを監視しながら駆動装置51を制御することにより、右前脚41の高さを1mm低くする。
第2の制御装置130は、上記のように第1の制御装置90によって右前脚41の高さが1mmずつ調整されるたびに、高さ調整メニュー画像400におけるカレント高さ表示画像410に含まれる右前脚41の現在の高さの値を更新する。
高さ調整メニュー画像400における左前脚操作画像422、右後脚操作画像423及び左後脚操作画像424のいずれか一つを選択する操作が行われた場合にも、上記と同様に、入力装置110に対する操作に応じて、第2の制御装置130と第1の制御装置90とが連携して各処理を実行することにより、左前脚42、右後脚43、及び左後脚44の高さが調整される。
上記のように、ユーザーは、電子機器100の表示装置120に高さ調整メニュー画像400が表示された状態で、電子機器100の入力装置110を操作することにより、プロジェクター1の各脚41、42、43及び44の高さを個別に調整することができる。
第2の制御装置130は、高さ調整メニュー画像400における番号入力ボックス431を選択する操作を受け付けた場合、上方向キーを押下する操作を受け付けるたびに、番号入力ボックス431に入力される保存番号に1を加算する。また、この場合、第2の制御装置130は、下方向キーを押下する操作を受け付けるたびに、番号入力ボックス431に入力される保存番号から1を減算する。第2の制御装置130は、番号入力ボックス431に入力される保存番号が変化するたびに、その保存番号に対応付けられた高さ情報を示す文字列が表示されるように、保存高さ表示画像440を更新する。
第2の制御装置130は、番号入力ボックス431に保存番号が入力された状態で、決定キーを押下する操作を受け付けると、入力された保存番号に対応付けられた高さ情報を、第2のメモリー131から読み出して第1の制御装置90に送信する。第1の制御装置90は、第2の制御装置130から受信した高さ情報に基づいて、各駆動装置51、52、53及び54を制御することにより、各脚41、42、43及び44の高さを調整する。
第2の制御装置130は、上記のように第1の制御装置90によって高さ調整が行われた後、番号入力ボックス431に入力された保存番号に対応付けられた高さ情報に基づいて、カレント高さ表示画像410に含まれる各脚41、42、43及び44の現在の高さの値を更新する。
上記のように、ユーザーは、電子機器100の表示装置120に表示される高さ調整メニュー画像400の番号入力ボックス431に保存番号を入力することにより、プロジェクター1の各脚41、42、43及び44の高さを、保存番号に対応付けられた高さ情報によって示される高さに調整することができる。
以下、図7を参照しながら、第2の制御装置130が実行する処理について説明する。
第2の制御装置130は、詳細設定メニュー画像500における第1の入力ボックス521を選択する操作を受け付けた場合、上方向キーを押下する操作を受け付けるたびに、第1の入力ボックス521に入力される保存番号に1を加算する。また、この場合、第2の制御装置130は、下方向キーを押下する操作を受け付けるたびに、第1の入力ボックス521に入力される保存番号から1を減算する。
第2の制御装置130は、詳細設定メニュー画像500における第1の入力ボックス521を選択する操作を受け付けた場合、上方向キーを押下する操作を受け付けるたびに、第1の入力ボックス521に入力される保存番号に1を加算する。また、この場合、第2の制御装置130は、下方向キーを押下する操作を受け付けるたびに、第1の入力ボックス521に入力される保存番号から1を減算する。
第2の制御装置130は、第1の入力ボックス521に保存番号が入力された状態で、決定キーを押下する操作を受け付けると、カレント高さ表示画像510に表示されている各脚41、42、43及び44の現在の高さを示す高さ情報を、第1の入力ボックス521に入力された保存番号と対応付けて第2のメモリー131に保存する。
第2の制御装置130が、第1の入力ボックス521に1番の保存番号、すなわち第1の保存番号が入力された状態で、決定キーを押下する操作を受け付けることは、「プロジェクターが備える1つ以上の脚の高さを示す第1の高さ情報を設定する第1の操作を受け付けること」に相当する。「第1の高さ情報を設定する」ことは、第2の制御装置130が、第1の高さ情報を第1の保存番号と対応付けて第2のメモリー131に保存することである。このように、本実施形態のプロジェクター1の調整方法は、プロジェクター1が備える4つの脚41、42、43及び44の高さを示す第1の高さ情報を設定する第1の操作を受け付けること、を含む。
第2の制御装置130が、第1の入力ボックス521に2番の保存番号、すなわち第2の保存番号が入力された状態で、決定キーを押下する操作を受け付けることは、「プロジェクターが備える1つ以上の脚の高さを示す第2の高さ情報を設定する第2の操作を受け付けること」に相当する。「第2の高さ情報を設定する」ことは、第2の制御装置130が、第2の高さ情報を第2の保存番号と対応付けて第2のメモリー131に保存することである。このように、本実施形態のプロジェクター1の調整方法は、プロジェクター1が備える4つの脚41、42、43及び44の高さを示す第2の高さ情報を設定する第2の操作を受け付けること、を含む。
第2の制御装置130が、第1の入力ボックス521に3番の保存番号、すなわち第3の保存番号が入力された状態で、決定キーを押下する操作を受け付けることは、「プロジェクターが備える1つ以上の脚の高さを示す第3の高さ情報を設定する第6の操作を受け付けること」に相当する。「第3の高さ情報を設定する」ことは、第2の制御装置130が、第3の高さ情報を第3の保存番号と対応付けて第2のメモリー131に保存することである。このように、本実施形態のプロジェクター1の調整方法は、プロジェクター1が備える4つの脚41、42、43及び44の高さを示す第3の高さ情報を設定する第6の操作を受け付けること、を含む。
第2の制御装置130が、第1の入力ボックス521に4番の保存番号、すなわち第4の保存番号が入力された状態で、決定キーを押下する操作を受け付けることは、「プロジェクターが備える1つ以上の脚の高さを示す第4の高さ情報を設定する第7の操作を受け付けること」に相当する。「第4の高さ情報を設定する」ことは、第2の制御装置130が、第4の高さ情報を第4の保存番号と対応付けて第2のメモリー131に保存することである。このように、本実施形態のプロジェクター1の調整方法は、プロジェクター1が備える4つの脚41、42、43及び44の高さを示す第4の高さ情報を設定する第7の操作を受け付けること、を含む。
第2の制御装置130は、第2の入力ボックス531に保存番号が入力された状態で、決定キーを押下する操作を受け付けると、第2のメモリー131に保存されている高さ設定データに含まれる高さ調整イベントのうち、電源オンイベントを第2の入力ボックス531に入力された保存番号と対応付ける。
第2の制御装置130が、第2のメモリー131に保存されている高さ設定データに含まれる電源オンイベントを第1の保存番号と対応付けることは、「第1の高さ情報を第1の条件と対応付けること」に相当する。このように、本実施形態のプロジェクター1の調整方法は、第1の高さ情報を第1の条件、すなわち電源オンイベントと対応付けること、を含む。
第2の制御装置130は、第1のチェックボックス532を選択する操作を受け付けた後に、決定キーを押下する操作を受け付けると、図7に示すように、第1のチェックボックス532にチェックマークを出現させるとともに、第1のチェックボックス532の右隣りに「有効」という文字列を出現させる。そして、第2の制御装置130は、第2のメモリー131に保存されている高さ設定データに含まれる有効フラグのうち、電源オンイベントに対応付けられた有効フラグを「1」にセットする。
なお、第2の制御装置130が、第1のチェックボックス532に関する上記の操作を受け付けるまで、第1のチェックボックス532は空の状態に保持され、第1のチェックボックス532の右隣りには「無効」という文字列が表示される。すなわち、第2の制御装置130が、第1のチェックボックス532に関する上記の操作を受け付けるまで、電源オンイベントに対応付けられた有効フラグは「0」にセットされたままである。
第2の制御装置130は、第3の入力ボックス541に保存番号が入力された状態で、決定キーを押下する操作を受け付けると、第2のメモリー131に保存されている高さ設定データに含まれる高さ調整イベントのうち、電源オフイベントを第3の入力ボックス541に入力された保存番号と対応付ける。
第2の制御装置130が、第2のメモリー131に保存されている高さ設定データに含まれる電源オフイベントを第2の保存番号と対応付けることは、「第2の高さ情報を、第1の条件とは異なる第2の条件と対応付けること」に相当する。このように、本実施形態のプロジェクター1の調整方法は、第2の高さ情報を、第1の条件とは異なる第2の条件、すなわち電源オフイベントと対応付けること、を含む。
第2の制御装置130は、第2のチェックボックス542を選択する操作を受け付けた後に、決定キーを押下する操作を受け付けると、図7に示すように、第2のチェックボックス542にチェックマークを出現させるとともに、第2のチェックボックス542の右隣りに「有効」という文字列を出現させる。そして、第2の制御装置130は、第2のメモリー131に保存されている高さ設定データに含まれる有効フラグのうち、電源オフイベントに対応付けられた有効フラグを「1」にセットする。
なお、第2の制御装置130が、第2のチェックボックス542に関する上記の操作を受け付けるまで、第2のチェックボックス542は空の状態に保持され、第2のチェックボックス542の右隣りには「無効」という文字列が表示される。すなわち、第2の制御装置130が、第2のチェックボックス542に関する上記の操作を受け付けるまで、電源オフイベントに対応付けられた有効フラグは「0」にセットされたままである。
第2の制御装置130は、第4の入力ボックス551に保存番号が入力された状態で、決定キーを押下する操作を受け付けると、第2のメモリー131に保存されている高さ設定データに含まれる高さ調整イベントのうち、時間経過イベントを第4の入力ボックス551に入力された保存番号と対応付ける。
第2の制御装置130が、第2のメモリー131に保存されている高さ設定データに含まれる時間経過イベントを第3の保存番号と対応付けることは、「第3の高さ情報を、第1の条件及び第2の条件とは異なる第3の条件と対応付けること」に相当する。このように、本実施形態のプロジェクター1の調整方法は、第3の高さ情報を、第1の条件及び第2の条件とは異なる第3の条件、すなわち時間経過イベントと対応付けること、を含む。
例えば、第2の制御装置130は、第5の入力ボックス552を選択する操作を受け付けた場合、上方向キーを押下する操作を受け付けるたびに、第5の入力ボックス552に入力される第1の時間に10分を加算する。また、この場合、第2の制御装置130は、下方向キーを押下する操作を受け付けるたびに、第5の入力ボックス552に入力される第1の時間から10分を減算する。
第2の制御装置130は、第5の入力ボックス552に第1の時間が入力された状態で、決定キーを押下する操作を受け付けると、第2のメモリー131に保存されている高さ設定データに含まれる時間経過イベントに対応付けられた第1の時間を、第5の入力ボックス552に入力された第1の時間に設定する。
第2の制御装置130が、第5の入力ボックス552に第1の時間が入力された状態で、決定キーを押下する操作を受け付けることは、「第1の時間を設定する第5の操作を受け付けること」に相当する。このように、本実施形態のプロジェクター1の調整方法は、第1の時間を設定する第5の操作を受け付けること、を含む。
第2の制御装置130は、第3のチェックボックス553を選択する操作を受け付けた後に、決定キーを押下する操作を受け付けると、図7に示すように、第3のチェックボックス553にチェックマークを出現させるとともに、第3のチェックボックス553の右隣りに「有効」という文字列を出現させる。そして、第2の制御装置130は、第2のメモリー131に保存されている高さ設定データに含まれる有効フラグのうち、時間経過イベントに対応付けられた有効フラグを「1」にセットする。
なお、第2の制御装置130が、第3のチェックボックス553に関する上記の操作を受け付けるまで、第3のチェックボックス553は空の状態に保持され、第3のチェックボックス553の右隣りには「無効」という文字列が表示される。すなわち、第2の制御装置130が、第3のチェックボックス553に関する上記の操作を受け付けるまで、時間経過イベントに対応付けられた有効フラグは「0」にセットされたままである。
第2の制御装置130は、第6の入力ボックス561に保存番号が入力された状態で、決定キーを押下する操作を受け付けると、第2のメモリー131に保存されている高さ設定データに含まれる高さ調整イベントのうち、コマンド受信イベントを第6の入力ボックス561に入力された保存番号と対応付ける。
第2の制御装置130が、第2のメモリー131に保存されている高さ設定データに含まれるコマンド受信イベントを第4の保存番号と対応付けることは、「第4の高さ情報を、第1の条件から第3の条件とは異なる第4の条件と対応付けること」に相当する。このように、本実施形態のプロジェクター1の調整方法は、第4の高さ情報を、第1の条件から第3の条件とは異なる第4の条件、すなわちコマンド受信イベントと対応付けること、を含む。
ユーザーが入力装置110を操作することにより、第1のコマンドの種類を指定できるように、詳細設定メニュー画像500を構成してもよい。この場合、第2の制御装置130は、第1のコマンドの種類を指定する操作を受け付けた場合に、指定された第1のコマンドの種類を、第2のメモリー131に保存されている高さ設定データに含まれるコマンド受信イベントに対応付ける。
第2の制御装置130は、第4のチェックボックス562を選択する操作を受け付けた後に、決定キーを押下する操作を受け付けると、第4のチェックボックス562にチェックマークを出現させるとともに、第4のチェックボックス562の右隣りに「有効」という文字列を出現させる。そして、第2の制御装置130は、第2のメモリー131に保存されている高さ設定データに含まれる有効フラグのうち、コマンド受信イベントに対応付けられた有効フラグを「1」にセットする。
なお、図7に示すように、第2の制御装置130が、第4のチェックボックス562に関する上記の操作を受け付けるまで、第4のチェックボックス562は空の状態に保持され、第4のチェックボックス562の右隣りには「無効」という文字列が表示される。すなわち、第2の制御装置130が、第4のチェックボックス562に関する上記の操作を受け付けるまで、コマンド受信イベントに対応付けられた有効フラグは「0」にセットされたままである。
上記のように、ユーザーは、電子機器100の表示装置120に詳細設定メニュー画像500が表示された状態で、上記の各種の操作を行うことにより、電子機器100の第2のメモリー131に保存される高さ設定データの内容を書き換えることができる。
図示は省略するが、電子機器100の表示装置120に表示される詳細設定メニュー画像500には、第2のメモリー131に保存されている高さ設定データをプロジェクター1に送信することを指示するための送信指示アイコンが表示されている。
第2の制御装置130は、送信指示アイコンを押下する操作を受け付けると、第2のメモリー131から高さ設定データを読み出して第1の制御装置90に送信する。このように、第2の制御装置130が、第2のメモリー131から高さ設定データを読み出して第1の制御装置90に送信することは、「第1の条件に対応付けられた第1の高さ情報を、第1の制御装置に送信すること」に相当する。
第1の制御装置90は、第2の制御装置130から高さ設定データを受信すると、受信した高さ設定データを第1のメモリー91に保存する。このように、第1の制御装置90が、第2の制御装置130から高さ設定データを受信することは、「第2の制御装置から第1の条件に対応付けられた第1の高さ情報を受信すること」に相当する。
第1の制御装置90は、プロジェクター1の電源をオンにする操作を受け付けると、第1のメモリー91からプログラムを読み出して実行することにより、図4で示される処理を実行する。図4で示される処理については既に説明したため、ここでの説明は省略する。
以上が、プロジェクションシステム800の動作についての説明である。
上記の説明から理解されるように、電子機器100の第2の制御装置130は、少なくとも、4つの脚41、42、43及び44の高さを示す第1の高さ情報を設定する第1の操作を受け付けることと、第1の高さ情報を第1の条件と対応付けることと、第1の条件に対応付けられた第1の高さ情報を、第1の制御装置90に送信することと、を実行する。一方、プロジェクター1の第1の制御装置90は、少なくとも、第2の制御装置130から第1の条件に対応付けられた第1の高さ情報を受信することと、第1の条件が満たされた場合に、第1の高さ情報に基づいて駆動装置51、52、53及び54を制御することにより、4つの脚41、42、43及び44の高さを調整することと、を実行する。
上記の説明から理解されるように、電子機器100の第2の制御装置130は、少なくとも、4つの脚41、42、43及び44の高さを示す第1の高さ情報を設定する第1の操作を受け付けることと、第1の高さ情報を第1の条件と対応付けることと、第1の条件に対応付けられた第1の高さ情報を、第1の制御装置90に送信することと、を実行する。一方、プロジェクター1の第1の制御装置90は、少なくとも、第2の制御装置130から第1の条件に対応付けられた第1の高さ情報を受信することと、第1の条件が満たされた場合に、第1の高さ情報に基づいて駆動装置51、52、53及び54を制御することにより、4つの脚41、42、43及び44の高さを調整することと、を実行する。
プロジェクションシステム800の動作を、プロジェクター1の単独での動作と比較して理解されるように、プロジェクションシステム800によると、ユーザーは、プロジェクター1の操作パネル75又はリモートコントローラーを操作するだけでなく、電子機器100の入力装置110を操作することによっても、高さ設定データの内容をカスタマイズすることができる。
一般的に、プロジェクター1の操作パネル75又はリモートコントローラーと比較して、パーソナルコンピューター又はスマートフォンなどの電子機器100が備える入力装置110の操作性は高い。従って、本実施形態のプロジェクションシステム800によれば、プロジェクター1の調整を行う際のユーザーの利便性をより向上させることができる。
(本実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態のプロジェクター1の調整方法は、プロジェクター1が備える4つの脚41、42、43及び44の高さを示す第1の高さ情報を設定する第1の操作を受け付けることと、第1の高さ情報を第1の条件と対応付けることと、第1の条件が満たされた場合に、4つの脚41、42、43及び44の高さを、第1の高さ情報に基づいて調整することと、を含む。
本実施形態によれば、ユーザーは、第1の条件に対応付けられる第1の高さ情報として、プロジェクター1が設置される環境に適した高さ情報を予め設定できる。これにより、第1の制御装置90は、第1の条件が満たされた場合に、第1の条件に対応付けられた第1の高さ情報に基づいて、各脚41、42、43及び44の高さを設置環境に適した高さに調整する。
つまり、ユーザーは、一度、第1の高さ情報を設定する操作を行いさえすれば、以降は第1の条件が満たされたタイミングで、プロジェクター1の各脚41、42、43及び44の高さが設置環境に適した高さに自動的に調整される。従って、本実施形態によれば、プロジェクター1の調整を行う際のユーザーの利便性を向上させることができる。
以上説明したように、本実施形態のプロジェクター1の調整方法は、プロジェクター1が備える4つの脚41、42、43及び44の高さを示す第1の高さ情報を設定する第1の操作を受け付けることと、第1の高さ情報を第1の条件と対応付けることと、第1の条件が満たされた場合に、4つの脚41、42、43及び44の高さを、第1の高さ情報に基づいて調整することと、を含む。
本実施形態によれば、ユーザーは、第1の条件に対応付けられる第1の高さ情報として、プロジェクター1が設置される環境に適した高さ情報を予め設定できる。これにより、第1の制御装置90は、第1の条件が満たされた場合に、第1の条件に対応付けられた第1の高さ情報に基づいて、各脚41、42、43及び44の高さを設置環境に適した高さに調整する。
つまり、ユーザーは、一度、第1の高さ情報を設定する操作を行いさえすれば、以降は第1の条件が満たされたタイミングで、プロジェクター1の各脚41、42、43及び44の高さが設置環境に適した高さに自動的に調整される。従って、本実施形態によれば、プロジェクター1の調整を行う際のユーザーの利便性を向上させることができる。
本実施形態のプロジェクター1の調整方法は、4つの脚41、42、43及び44の高さを示す第2の高さ情報を設定する第2の操作を受け付けること、第2の高さ情報を、第1の条件とは異なる第2の条件と対応付けることと、第2の条件が満たされた場合に、4つの脚41、42、43及び44の高さを、第2の高さ情報に基づいて調整することと、をさらに含む。
本実施形態によれば、ユーザーは、第1の条件とは異なる第2の条件に対応付けられる第2の高さ情報を設定できる。これにより、第1の制御装置90は、第2の条件が満たされた場合に、第2の条件に対応付けられた第2の高さ情報に基づいて、各脚41、42、43及び44の高さを調整する。
つまり、ユーザーは、一度、第1の高さ情報及び第2の高さ情報を設定する操作を行いさえすれば、以降は第1の条件が満たされたタイミングと、第2の条件が満たされたタイミングとのそれぞれのタイミングで、プロジェクター1の各脚41、42、43及び44の高さが所望の高さに調整されるため、プロジェクター1の調整を行う際のユーザーの利便性をより向上させることができる。
本実施形態によれば、ユーザーは、第1の条件とは異なる第2の条件に対応付けられる第2の高さ情報を設定できる。これにより、第1の制御装置90は、第2の条件が満たされた場合に、第2の条件に対応付けられた第2の高さ情報に基づいて、各脚41、42、43及び44の高さを調整する。
つまり、ユーザーは、一度、第1の高さ情報及び第2の高さ情報を設定する操作を行いさえすれば、以降は第1の条件が満たされたタイミングと、第2の条件が満たされたタイミングとのそれぞれのタイミングで、プロジェクター1の各脚41、42、43及び44の高さが所望の高さに調整されるため、プロジェクター1の調整を行う際のユーザーの利便性をより向上させることができる。
本実施形態のプロジェクター1の調整方法は、詳細設定メニュー画像500を表示することをさらに含み、詳細設定メニュー画像500は、第1の高さ情報を示す第1の保存高さ表示画像570と、第2の高さ情報を示す第2の保存高さ表示画像580と、を含む。
本実施形態によれば、ユーザーは、詳細設定メニュー画像500に含まれる第1の保存高さ表示画像570及び第2の保存高さ表示画像580を見ることにより、第1の高さ情報及び第2の高さ情報の内容を確認できるため、プロジェクター1の調整を行う際のユーザーの利便性をより向上させることができる。
本実施形態によれば、ユーザーは、詳細設定メニュー画像500に含まれる第1の保存高さ表示画像570及び第2の保存高さ表示画像580を見ることにより、第1の高さ情報及び第2の高さ情報の内容を確認できるため、プロジェクター1の調整を行う際のユーザーの利便性をより向上させることができる。
本実施形態のプロジェクター1の調整方法において、詳細設定メニュー画像500は、第1の高さ情報を第1の条件と対応付けることを示す第1のイベント設定画像530と、第2の高さ情報を第2の条件と対応付けることを示す第2のイベント設定画像540と、をさらに含む。
本実施形態によれば、ユーザーは、詳細設定メニュー画像500に含まれる第1のイベント設定画像530及び第2のイベント設定画像540を見ることにより、第1の条件に対応付けられた第1の高さ情報と、第2の条件に対応付けられた第2の高さ情報とを確認できるため、プロジェクター1の調整を行う際のユーザーの利便性をより向上させることができる。
本実施形態によれば、ユーザーは、詳細設定メニュー画像500に含まれる第1のイベント設定画像530及び第2のイベント設定画像540を見ることにより、第1の条件に対応付けられた第1の高さ情報と、第2の条件に対応付けられた第2の高さ情報とを確認できるため、プロジェクター1の調整を行う際のユーザーの利便性をより向上させることができる。
本実施形態のプロジェクター1の調整方法において、第1の条件は、プロジェクター1の電源をオンにする第3の操作を受け付けることである。
本実施形態によれば、ユーザーは、第1の条件に対応付けられる第1の高さ情報として、プロジェクター1が設置される環境に適した高さ情報を予め設定できる。これにより、第1の制御装置90は、第1の条件が満たされた場合、すなわち第3の操作を受け付けた場合に、第1の条件に対応付けられた第1の高さ情報に基づいて、各脚41、42、43及び44の高さを設置環境に適した高さに調整する。
つまり、ユーザーは、一度、第1の高さ情報を設定する操作を行いさえすれば、以降はプロジェクター1の電源をオンにする第3の操作を行うだけで、プロジェクター1の各脚41、42、43及び44の高さを設置環境に適した高さに自動的に調整できる。従って、プロジェクター1の調整を行う際のユーザーの利便性をより向上させることができる。
本実施形態によれば、ユーザーは、第1の条件に対応付けられる第1の高さ情報として、プロジェクター1が設置される環境に適した高さ情報を予め設定できる。これにより、第1の制御装置90は、第1の条件が満たされた場合、すなわち第3の操作を受け付けた場合に、第1の条件に対応付けられた第1の高さ情報に基づいて、各脚41、42、43及び44の高さを設置環境に適した高さに調整する。
つまり、ユーザーは、一度、第1の高さ情報を設定する操作を行いさえすれば、以降はプロジェクター1の電源をオンにする第3の操作を行うだけで、プロジェクター1の各脚41、42、43及び44の高さを設置環境に適した高さに自動的に調整できる。従って、プロジェクター1の調整を行う際のユーザーの利便性をより向上させることができる。
本実施形態のプロジェクター1の調整方法において、第1の条件は、プロジェクター1の電源をオフにする第4の操作を受け付けることであってもよい。
本実施形態によれば、ユーザーは、第1の条件に対応付けられる第1の高さ情報として、各脚41、42、43及び44の高さが最小値であることを示す高さ情報を予め設定できる。これにより、第1の制御装置90は、第4の操作を受け付けると、第1の条件に対応付けられた第1の高さ情報に基づいて、各脚41、42、43及び44の高さを最小値に調整した後に電源オフ状態に移行する。
つまり、ユーザーは、一度、第1の高さ情報を設定する操作を行いさえすれば、以降はプロジェクター1の電源をオフにする第4の操作を行うだけで、プロジェクター1の各脚41、42、43及び44の高さを最小値に自動的に調整できる。従って、例えば、プロジェクター1の使用を停止し、プロジェクター1を片付ける或いは梱包する場合、ユーザーは、第4の操作を行うだけで、各脚41、42、43及び44の高さを最小値に調整できる。これにより、プロジェクター1を片付ける或いは梱包することが容易となり、プロジェクター1の調整を行う際のユーザーの利便性をより向上させることができる。
本実施形態によれば、ユーザーは、第1の条件に対応付けられる第1の高さ情報として、各脚41、42、43及び44の高さが最小値であることを示す高さ情報を予め設定できる。これにより、第1の制御装置90は、第4の操作を受け付けると、第1の条件に対応付けられた第1の高さ情報に基づいて、各脚41、42、43及び44の高さを最小値に調整した後に電源オフ状態に移行する。
つまり、ユーザーは、一度、第1の高さ情報を設定する操作を行いさえすれば、以降はプロジェクター1の電源をオフにする第4の操作を行うだけで、プロジェクター1の各脚41、42、43及び44の高さを最小値に自動的に調整できる。従って、例えば、プロジェクター1の使用を停止し、プロジェクター1を片付ける或いは梱包する場合、ユーザーは、第4の操作を行うだけで、各脚41、42、43及び44の高さを最小値に調整できる。これにより、プロジェクター1を片付ける或いは梱包することが容易となり、プロジェクター1の調整を行う際のユーザーの利便性をより向上させることができる。
本実施形態のプロジェクター1の調整方法は、第1の時間を設定する第5の操作を受け付けることをさらに含み、第1の条件は、第1の時間が経過することであってもよい。
本実施形態によれば、ユーザーは、第1の条件に対応付けられる第1の高さ情報として、各脚41、42、43及び44の高さが所定の高さであることを示す高さ情報を予め設定できるとともに、第1の時間を所定の時間に設定できる。これにより、第1の制御装置90は、電源オン操作を受け付けてから第1の時間が経過したときに、第1の条件に対応付けられた第1の高さ情報に基づいて、各脚41、42、43及び44の高さを所定の高さに調整する。
つまり、ユーザーは、一度、第1の高さ情報及び第1の時間を設定する操作を行いさえすれば、以降は電源オン操作が行われてから第1の時間が経過したタイミングで、プロジェクター1の各脚41、42、43及び44の高さが、所定の高さに自動的に調整されるため、プロジェクター1の調整を行う際のユーザーの利便性をより向上させることができる。
本実施形態によれば、ユーザーは、第1の条件に対応付けられる第1の高さ情報として、各脚41、42、43及び44の高さが所定の高さであることを示す高さ情報を予め設定できるとともに、第1の時間を所定の時間に設定できる。これにより、第1の制御装置90は、電源オン操作を受け付けてから第1の時間が経過したときに、第1の条件に対応付けられた第1の高さ情報に基づいて、各脚41、42、43及び44の高さを所定の高さに調整する。
つまり、ユーザーは、一度、第1の高さ情報及び第1の時間を設定する操作を行いさえすれば、以降は電源オン操作が行われてから第1の時間が経過したタイミングで、プロジェクター1の各脚41、42、43及び44の高さが、所定の高さに自動的に調整されるため、プロジェクター1の調整を行う際のユーザーの利便性をより向上させることができる。
本実施形態のプロジェクター1の調整方法において、第1の条件は、第1のコマンドを受信することであってもよい。
本実施形態によれば、ユーザーは、第1の条件に対応付けられる第1の高さ情報として、各脚41、42、43及び44の高さが所定の高さであることを示す高さ情報を予め設定できる。これにより、第1の制御装置90は、第1のコマンドを受信したときに、第1の条件に対応付けられた第1の高さ情報に基づいて、各脚41、42、43及び44の高さを所定の高さに調整する。
つまり、ユーザーは、一度、第1の高さ情報を設定する操作を行いさえすれば、以降は第1のコマンドを発生させる操作を行うだけで、プロジェクター1の各脚41、42、43及び44の高さを所定の高さに自動的に調整できるため、プロジェクター1の調整を行う際のユーザーの利便性をより向上させることができる。
本実施形態によれば、ユーザーは、第1の条件に対応付けられる第1の高さ情報として、各脚41、42、43及び44の高さが所定の高さであることを示す高さ情報を予め設定できる。これにより、第1の制御装置90は、第1のコマンドを受信したときに、第1の条件に対応付けられた第1の高さ情報に基づいて、各脚41、42、43及び44の高さを所定の高さに調整する。
つまり、ユーザーは、一度、第1の高さ情報を設定する操作を行いさえすれば、以降は第1のコマンドを発生させる操作を行うだけで、プロジェクター1の各脚41、42、43及び44の高さを所定の高さに自動的に調整できるため、プロジェクター1の調整を行う際のユーザーの利便性をより向上させることができる。
本実施形態のプロジェクター1は、4つの脚41、42、43及び44と、4つの脚41、42、43及び44を高さ軸に沿って動かす駆動装置51、52、53及び54と、4つの脚41、42、43及び44の高さを示す第1の高さ情報を設定する第1の操作を受け付けることと、第1の高さ情報を第1の条件と対応付けることと、第1の条件が満たされた場合に、第1の高さ情報に基づいて駆動装置51、52、53及び54を制御することにより、4つの脚41、42、43及び44の高さを調整することと、を実行する、第1の制御装置90と、を備える。
本実施形態によれば、ユーザーは、一度、第1の高さ情報を設定する操作を行いさえすれば、以降は第1の条件が満たされたタイミングで、プロジェクター1の各脚41、42、43及び44の高さが設置環境に適した高さに自動的に調整される。従って、本実施形態によれば、プロジェクター1の調整を行う際のユーザーの利便性を向上させることができる。
本実施形態によれば、ユーザーは、一度、第1の高さ情報を設定する操作を行いさえすれば、以降は第1の条件が満たされたタイミングで、プロジェクター1の各脚41、42、43及び44の高さが設置環境に適した高さに自動的に調整される。従って、本実施形態によれば、プロジェクター1の調整を行う際のユーザーの利便性を向上させることができる。
本実施形態のプロジェクションシステム800は、4つの脚41、42、43及び44と、4つの脚41、42、43及び44を高さ軸に沿って動かす駆動装置51、52、53及び54と、4つの脚41、42、43及び44の高さを示し、第1の条件に対応付けられた第1の高さ情報を受信することと、第1の条件が満たされた場合に、第1の高さ情報に基づいて駆動装置51、52、53及び54を制御することにより、4つの脚41、42、43及び44の高さを調整することと、を実行する第1の制御装置90と、を備えるプロジェクター1と、第1の高さ情報を設定する第1の操作を受け付けることと、第1の高さ情報を第1の条件と対応付けることと、第1の条件に対応付けられた第1の高さ情報を、第1の制御装置90に送信することと、を実行する第2の制御装置130を備え、プロジェクター1とは異なる電子機器100と、を備える。
本実施形態によれば、ユーザーは、プロジェクター1の操作パネル75又はリモートコントローラーを操作するだけでなく、電子機器100の入力装置110を操作することによっても、高さ設定データの内容をカスタマイズすることができる。一般的に、プロジェクター1の操作パネル75又はリモートコントローラーと比較して、パーソナルコンピューター又はスマートフォンなどの電子機器100が備える入力装置110の操作性は高い。従って、本実施形態のプロジェクションシステム800によれば、プロジェクター1の調整を行う際のユーザーの利便性をより向上させることができる。
本実施形態によれば、ユーザーは、プロジェクター1の操作パネル75又はリモートコントローラーを操作するだけでなく、電子機器100の入力装置110を操作することによっても、高さ設定データの内容をカスタマイズすることができる。一般的に、プロジェクター1の操作パネル75又はリモートコントローラーと比較して、パーソナルコンピューター又はスマートフォンなどの電子機器100が備える入力装置110の操作性は高い。従って、本実施形態のプロジェクションシステム800によれば、プロジェクター1の調整を行う際のユーザーの利便性をより向上させることができる。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、プロジェクター1が、4つの脚41、42、43及び44を備える形態を例示したが、本開示はこれに限定されず、本開示のプロジェクターは、1つ以上の脚を備えていればよい。上記実施形態では、高さ調整イベントとして、電源オンイベント、電源オフイベント、時間経過イベント、及びコマンド受信イベントを例示したが、高さ調整イベントは、これらに限定されない。プロジェクター1に傾斜センサー又は水平器を設け、これらの出力信号に基づいて、筐体10が水平な状態となるように、各脚41、42、43及び44の高さを調整する構成を採用してもよい。
〔本開示のまとめ〕
以下、本開示のまとめを付記する。
以下、本開示のまとめを付記する。
(付記1)プロジェクターが備える1つ以上の脚の高さを示す第1の高さ情報を設定する第1の操作を受け付けることと、前記第1の高さ情報を第1の条件と対応付けることと、前記第1の条件が満たされた場合に、前記1つ以上の脚の高さを、前記第1の高さ情報に基づいて調整することと、を含む、プロジェクターの調整方法。
付記1に記載のプロジェクターの調整方法によれば、ユーザーは、第1の条件に対応付けられる第1の高さ情報として、1つ以上の脚の高さが所定の高さであることを示す高さ情報を予め設定できる。これにより、第1の条件が満たされた場合に、第1の条件に対応付けられた第1の高さ情報に基づいて、1つ以上の脚の高さが所定の高さに調整される。
つまり、ユーザーは、一度、第1の高さ情報を設定する操作を行いさえすれば、以降は第1の条件が満たされたタイミングで、1つ以上の脚の高さが所定の高さに自動的に調整される。従って、プロジェクターの調整を行う際のユーザーの利便性を向上させることができる。
つまり、ユーザーは、一度、第1の高さ情報を設定する操作を行いさえすれば、以降は第1の条件が満たされたタイミングで、1つ以上の脚の高さが所定の高さに自動的に調整される。従って、プロジェクターの調整を行う際のユーザーの利便性を向上させることができる。
(付記2)前記1つ以上の脚の高さを示す第2の高さ情報を設定する第2の操作を受け付けることと、前記第2の高さ情報を、前記第1の条件とは異なる第2の条件と対応付けることと、前記第2の条件が満たされた場合に、前記1つ以上の脚の高さを、前記第2の高さ情報に基づいて調整することと、をさらに含む、付記1に記載のプロジェクターの調整方法。
付記2に記載のプロジェクターの調整方法によれば、ユーザーは、第1の条件とは異なる第2の条件に対応付けられる第2の高さ情報を設定できる。これにより、第2の条件が満たされた場合に、第2の条件に対応付けられた第2の高さ情報に基づいて、1つ以上の脚の高さが調整される。
つまり、ユーザーは、一度、第1の高さ情報及び第2の高さ情報を設定する操作を行いさえすれば、以降は第1の条件が満たされたタイミングと、第2の条件が満たされたタイミングとのそれぞれのタイミングで、1つ以上の脚の高さが所定の高さに調整されるため、プロジェクターの調整を行う際のユーザーの利便性をより向上させることができる。
つまり、ユーザーは、一度、第1の高さ情報及び第2の高さ情報を設定する操作を行いさえすれば、以降は第1の条件が満たされたタイミングと、第2の条件が満たされたタイミングとのそれぞれのタイミングで、1つ以上の脚の高さが所定の高さに調整されるため、プロジェクターの調整を行う際のユーザーの利便性をより向上させることができる。
(付記3)設定画像を表示すること、をさらに含み、前記設定画像は、前記第1の高さ情報を示す第1の項目画像と、前記第2の高さ情報を示す第2の項目画像と、を含む、付記2に記載のプロジェクターの調整方法。
付記3に記載のプロジェクターの調整方法によれば、ユーザーは、設定画像に含まれる第1の項目画像及び第2の項目画像を見ることにより、第1の高さ情報及び第2の高さ情報の内容を確認できるため、プロジェクターの調整を行う際のユーザーの利便性をより向上させることができる。
(付記4)前記設定画像は、前記第1の高さ情報と前記第1の条件とを対応付けることを示す第3の項目画像と、前記第2の高さ情報と前記第2の条件とを対応付けることを示す第4の項目画像と、をさらに含む、付記3に記載のプロジェクターの調整方法。
付記4に記載のプロジェクターの調整方法によれば、ユーザーは、設定画像に含まれる第3の項目画像及び第4の項目画像を見ることにより、第1の条件に対応付けられた第1の高さ情報と、第2の条件に対応付けられた第2の高さ情報とを確認できるため、プロジェクターの調整を行う際のユーザーの利便性をより向上させることができる。
(付記5)前記第1の条件は、前記プロジェクターの電源をオンにする第3の操作を受け付けることである、付記1から付記4のいずれか一つに記載のプロジェクターの調整方法。
付記5に記載のプロジェクターの調整方法によれば、ユーザーは、プロジェクターの電源をオンにする第3の操作と対応する第1の条件に対応付けられる第1の高さ情報として、1つ以上の脚の高さが所定の高さであることを示す高さ情報を予め設定できる。これにより、第1の条件が満たされた場合、すなわち第3の操作を受け付けた場合に、第1の条件に対応付けられた第1の高さ情報に基づいて、1つ以上の脚の高さが所定の高さに調整される。
つまり、ユーザーは、一度、第1の高さ情報を設定する操作を行いさえすれば、以降はプロジェクターの電源をオンにする第3の操作を行うだけで、1つ以上の脚の高さを、例えば、設置環境に適した高さに自動的に調整できる。従って、プロジェクターの調整を行う際のユーザーの利便性をより向上させることができる。
つまり、ユーザーは、一度、第1の高さ情報を設定する操作を行いさえすれば、以降はプロジェクターの電源をオンにする第3の操作を行うだけで、1つ以上の脚の高さを、例えば、設置環境に適した高さに自動的に調整できる。従って、プロジェクターの調整を行う際のユーザーの利便性をより向上させることができる。
(付記6)前記第1の条件は、前記プロジェクターの電源をオフにする第4の操作を受け付けることである、付記1から付記4のいずれか一つに記載のプロジェクターの調整方法。
付記6に記載のプロジェクターの調整方法によれば、ユーザーは、プロジェクターの電源をオフにする第4の操作と対応する第1の条件に対応付けられる第1の高さ情報として、1つ以上の脚の高さが所定の高さであることを示す高さ情報を予め設定できる。これにより、第1の条件が満たされた場合、第1の条件に対応付けられた第1の高さ情報に基づいて、1つ以上の脚の高さが所定の高さに調整される。
つまり、ユーザーは、一度、第1の高さ情報を設定する操作を行いさえすれば、以降はプロジェクターの電源をオフにする第4の操作を行うだけで、1つ以上の脚の高さを所定の高さに自動的に調整できる。従って、例えば、第1の高さ情報を最小値に設定することで、プロジェクターの使用を停止し、プロジェクターを片付ける或いは梱包する場合、ユーザーは、第4の操作を行うだけで、1つ以上の脚の高さを最小値に調整できる。これにより、プロジェクターを片付ける或いは梱包することが容易となり、プロジェクターの調整を行う際のユーザーの利便性をより向上させることができる。
つまり、ユーザーは、一度、第1の高さ情報を設定する操作を行いさえすれば、以降はプロジェクターの電源をオフにする第4の操作を行うだけで、1つ以上の脚の高さを所定の高さに自動的に調整できる。従って、例えば、第1の高さ情報を最小値に設定することで、プロジェクターの使用を停止し、プロジェクターを片付ける或いは梱包する場合、ユーザーは、第4の操作を行うだけで、1つ以上の脚の高さを最小値に調整できる。これにより、プロジェクターを片付ける或いは梱包することが容易となり、プロジェクターの調整を行う際のユーザーの利便性をより向上させることができる。
(付記7)第1の時間を設定する第5の操作を受け付けること、をさらに含み、前記第1の条件は、前記第1の時間が経過することである、付記1から付記4のいずれか一つに記載のプロジェクターの調整方法。
付記7に記載のプロジェクターの調整方法によれば、ユーザーは、第1の条件に対応付けられる第1の高さ情報として、1つ以上の脚の高さが所定の高さであることを示す高さ情報を予め設定できるとともに、第1の時間を所定の時間に設定できる。これにより、第1の条件が満たされた場合、すなわち第1の時間が経過したときに、第1の条件に対応付けられた第1の高さ情報に基づいて、1つ以上の脚の高さが所定の高さに調整される。
つまり、ユーザーは、一度、第1の高さ情報及び第1の時間を設定する操作を行いさえすれば、以降は第1の時間が経過したタイミングで、1つ以上の脚の高さが、所定の高さに自動的に調整されるため、プロジェクターの調整を行う際のユーザーの利便性をより向上させることができる。
つまり、ユーザーは、一度、第1の高さ情報及び第1の時間を設定する操作を行いさえすれば、以降は第1の時間が経過したタイミングで、1つ以上の脚の高さが、所定の高さに自動的に調整されるため、プロジェクターの調整を行う際のユーザーの利便性をより向上させることができる。
(付記8)前記第1の条件は、第1のコマンドを受信することである、付記1から付記4のいずれか一つに記載のプロジェクターの調整方法。
付記8に記載のプロジェクターの調整方法によれば、ユーザーは、第1の条件に対応付けられる第1の高さ情報として、1つ以上の脚の高さが所定の高さであることを示す高さ情報を予め設定できる。これにより、第1の条件が満たされた場合、すなわち第1のコマンドを受信したときに、第1の条件に対応付けられた第1の高さ情報に基づいて、1つ以上の脚の高さが所定の高さに調整される。
つまり、ユーザーは、一度、第1の高さ情報を設定する操作を行いさえすれば、以降は第1のコマンドを発生させる操作を行うだけで、1つ以上の脚の高さを所定の高さに自動的に調整できるため、プロジェクターの調整を行う際のユーザーの利便性をより向上させることができる。
つまり、ユーザーは、一度、第1の高さ情報を設定する操作を行いさえすれば、以降は第1のコマンドを発生させる操作を行うだけで、1つ以上の脚の高さを所定の高さに自動的に調整できるため、プロジェクターの調整を行う際のユーザーの利便性をより向上させることができる。
(付記9)1つ以上の脚と、前記1つ以上の脚を高さ軸に沿って動かす駆動装置と、前記1つ以上の脚の高さを示す第1の高さ情報を設定する第1の操作を受け付けることと、前記第1の高さ情報を第1の条件と対応付けることと、前記第1の条件が満たされた場合に、前記第1の高さ情報に基づいて前記駆動装置を制御することにより、前記1つ以上の脚の高さを調整することと、を実行する、第1の制御装置と、を備えるプロジェクター。
付記9に記載のプロジェクターによれば、ユーザーは、一度、第1の高さ情報を設定する操作を行いさえすれば、以降は第1の条件が満たされたタイミングで、プロジェクターの1つ以上の脚の高さが所定の高さに自動的に調整されるため、プロジェクターの調整を行う際のユーザーの利便性を向上させることができる。
(付記10)1つ以上の脚と、前記1つ以上の脚を高さ軸に沿って動かす駆動装置と、前記1つ以上の脚の高さを示し、第1の条件に対応付けられた第1の高さ情報を受信することと、前記第1の条件が満たされた場合に、前記第1の高さ情報に基づいて前記駆動装置を制御することにより、前記1つ以上の脚の高さを調整することと、を実行する第1の制御装置と、を備えるプロジェクターと、前記第1の高さ情報を設定する第1の操作を受け付けることと、前記第1の高さ情報を前記第1の条件と対応付けることと、前記第1の条件に対応付けられた前記第1の高さ情報を、前記第1の制御装置に送信することと、を実行する第2の制御装置を備え、前記プロジェクターとは異なる電子機器と、を備えるプロジェクションシステム。
付記10に記載のプロジェクションシステムによれば、ユーザーは、電子機器を操作することによって、第1の高さ情報を設定することと、第1の高さ情報を第1の条件に対応付けることと、を行うことができる。一般的に、電子機器の操作性は、プロジェクターの操作性よりも高い。従って、付記10に記載のプロジェクションシステムによれば、プロジェクターの調整を行う際のユーザーの利便性をより向上させることができる。
1…プロジェクター、10…筐体、20…光学装置、41、42、43、44…脚、51、52、53、54…駆動装置、61、62、63、64…位置センサー、71…受光器、72…スピーカー、75…操作パネル、80…電源装置、90…第1の制御装置、91…第1のメモリー、100…電子機器、110…入力装置、120…表示装置、130…第2の制御装置、131…第2のメモリー、800…プロジェクションシステム
Claims (10)
- プロジェクターが備える1つ以上の脚の高さを示す第1の高さ情報を設定する第1の操作を受け付けることと、
前記第1の高さ情報を第1の条件と対応付けることと、
前記第1の条件が満たされた場合に、前記1つ以上の脚の高さを、前記第1の高さ情報に基づいて調整することと、
を含む、
プロジェクターの調整方法。 - 前記1つ以上の脚の高さを示す第2の高さ情報を設定する第2の操作を受け付けることと、
前記第2の高さ情報を、前記第1の条件とは異なる第2の条件と対応付けることと、
前記第2の条件が満たされた場合に、前記1つ以上の脚の高さを、前記第2の高さ情報に基づいて調整することと、
をさらに含む、
請求項1に記載のプロジェクターの調整方法。 - 設定画像を表示すること、
をさらに含み、
前記設定画像は、
前記第1の高さ情報を示す第1の項目画像と、
前記第2の高さ情報を示す第2の項目画像と、
を含む、
請求項2に記載のプロジェクターの調整方法。 - 前記設定画像は、
前記第1の高さ情報を前記第1の条件と対応付けることを示す第3の項目画像と、
前記第2の高さ情報を前記第2の条件と対応付けることを示す第4の項目画像と、
をさらに含む、
請求項3に記載のプロジェクターの調整方法。 - 前記第1の条件は、前記プロジェクターの電源をオンにする第3の操作を受け付けることである、
請求項1から4のいずれか一項に記載のプロジェクターの調整方法。 - 前記第1の条件は、前記プロジェクターの電源をオフにする第4の操作を受け付けることである、
請求項1から4のいずれか一項に記載のプロジェクターの調整方法。 - 第1の時間を設定する第5の操作を受け付けること、
をさらに含み、
前記第1の条件は、前記第1の時間が経過することである、
請求項1から4のいずれか一項に記載のプロジェクターの調整方法。 - 前記第1の条件は、第1のコマンドを受信することである、
請求項1から4のいずれか一項に記載のプロジェクターの調整方法。 - 1つ以上の脚と、
前記1つ以上の脚を高さ軸に沿って動かす駆動装置と、
前記1つ以上の脚の高さを示す第1の高さ情報を設定する第1の操作を受け付けることと、
前記第1の高さ情報を第1の条件と対応付けることと、
前記第1の条件が満たされた場合に、前記第1の高さ情報に基づいて前記駆動装置を制御することにより、前記1つ以上の脚の高さを調整することと、
を実行する、第1の制御装置と、を備えるプロジェクター。 - 1つ以上の脚と、
前記1つ以上の脚を高さ軸に沿って動かす駆動装置と、
前記1つ以上の脚の高さを示し、第1の条件に対応付けられた第1の高さ情報を受信することと、
前記第1の条件が満たされた場合に、前記第1の高さ情報に基づいて前記駆動装置を制御することにより、前記1つ以上の脚の高さを調整することと、
を実行する第1の制御装置と、
を備えるプロジェクターと、
前記第1の高さ情報を設定する第1の操作を受け付けることと、
前記第1の高さ情報を前記第1の条件と対応付けることと、
前記第1の条件に対応付けられた前記第1の高さ情報を、前記第1の制御装置に送信することと、
を実行する第2の制御装置を備え、前記プロジェクターとは異なる電子機器と、
を備えるプロジェクションシステム。
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