JP2024039698A - マイクロエマルション - Google Patents

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美香 駒田
利江 畑野
友希 猪狩
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Abstract

【課題】皮膚外用剤として使い心地のよい水中油型のマイクロエマルションを提供することを課題とする。【解決手段】以下の(A)、(B)及び(C)を含む、水中油型のマイクロエマルション。(A)エチレンオキサイドの付加モル数が20~100であり、かつ、分子内に硬化ヒマシ油骨格を含有するノニオン性界面活性剤(B)糖脂質(C)常温で液状の炭素数10~20の高級アルコール【選択図】なし

Description

本発明は、水中油型のマイクロエマルションに関する。
マイクロエマルションは、微細なミセルの分散系であり、熱力学的に準安定であり、親水系・親油系のいずれの成分にも高い相溶性を示すなど特徴的な性質を有することが知られている。従来、その性質を生かして化粧品や医薬品などの分野で、マイクロエマルション製剤が用いられている。
特許文献1には、特定の界面活性剤と油剤とバイオサーファクタントとを用いてマイクロエマルションを形成することにより、安定性と保湿持続性とを向上させることができることが開示されている。かかるバイオサーファクタントとしてはマンノシルエリスリトールリピッドが記載されており、これは保湿能に優れ、化粧品などの成分として適することが知られている(特許文献2)。
特開2018-002622号公報 特開2011-026277号公報
本発明は、皮膚外用剤として使い心地のよい水中油型のマイクロエマルションを提供することを課題とする。
本発明者らは上記課題を解決するために鋭意研究を行った結果、特定のノニオン性界面活性剤、糖脂質、及び特定の高級アルコールを組み合わせることにより、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は以下の通りである。
[1]以下の(A)、(B)及び(C)を含む、水中油型のマイクロエマルション。
(A)エチレンオキサイドの付加モル数が20~100であり、かつ、分子内に硬化ヒマシ油骨格を含有するノニオン性界面活性剤
(B)糖脂質
(C)常温で液状の炭素数10~20の高級アルコール
[2]さらに(D)ジフェニルシロキシフェニルトリメチコンを含む、[1]に記載のマイクロエマルション。
[3]前記(B)がマンノシルエリスリトールリピッドである、[1]又は[2]に記載のマイクロエマルション。
[4](A)及び(B)の合計量に対する油性成分の合計量の重量比が、0.6~9.0である、[1]~[3]のいずれかに記載のマイクロエマルション。
[5]油滴の平均粒子径が150nm以下である、[1]~[4]のいずれかに記載のマイクロエマルション。
[6][1]~[5]のいずれかに記載のマイクロエマルションを含有する、皮膚外用剤。
本発明により、経時・経温安定性に優れ、使用感に優れる微細なマイクロエマルションが提供される。かかる使用感は、具体的には、なめらかさと柔軟性のある触り心地である。また、肌に塗布すると、塗布初期から終わりまで感触が均質で、抑揚が生じない。また、肌に塗布した後に表面にふたがされたような閉塞感があり、それにより保湿性が高まる。
そのため、本発明のマイクロエマルションは、使い心地の良い皮膚外用剤への適用が期待される。
本発明のマイクロエマルションは、成分(A)、(B)及び(C)を必須に含む。以下に各成分について説明する。
成分(A)は、エチレンオキサイド(POE又はPEGとも記す)が付加し、かつ、分子内に硬化ヒマシ油骨格を含有するノニオン性界面活性剤である。
エチレンオキサイドの付加モル数は、20~100であり、好ましくは30~90、より好ましくは40~70である。
また、ヒマシ油に対する「硬化」は「水素添加」、「水添」と同じ意味であってよい。
成分(A)としては、例えば、PEG-50水添ヒマシ油、PEG-60水添ヒマシ油などのPOE硬化ヒマシ油;POE硬化ヒマシ油モノイソステアレート、POE硬化ヒマシ油トリイソステアレートなどのPOE硬化ヒマシ油脂肪酸エステル;POE硬化ヒマシ油モノピログルタミン酸モノイソステアリン酸ジエステルなどのPOE硬化ヒマシ油アミノ酸脂肪酸エステル;POE硬化ヒマシ油マレイン酸などのPOE硬化ヒマシ油カルボン酸エステル;が挙げられ、これらの任意の一種又は二種以上を用いることができる。
本発明のマイクロエマルションにおける成分(A)の含有量は、マイクロエマルション全体に対して好ましくは0.1~10重量%、より好ましくは0.2~8重量%、さらに好ましくは0.3~6重量%である。
かかる範囲で用いることにより、安定で微細なマイクロエマルションが形成され、所望の使用感触が得られやすくなる。
成分(B)は糖脂質である。糖脂質は、疎水部として各種の中鎖および長鎖脂肪酸(飽和、不飽和、分枝、ヒドロキシ型など)を有し、それが親水部である糖に結合した構造をもつものを指す。糖脂質としては、糖とグリセリンとのエーテル結合を含むグリセロ糖脂質、糖とスフィンゴシンとのグリコシド結合を含むスフィンゴ糖脂質等が挙げられる。
本発明における糖脂質としてはグリセロ糖脂質が好ましく、バイオサーファクタントと呼ばれる微生物が植物油や糖質などの各種バイオマスを原料として生産・分泌する両親媒性脂質がより好ましい。糖型バイオサーファクタントとしては、マンノシルエリスリトールリピッド、ラムノリピッド、ソホロリピッド、トレハロースリピッド、セロビオースリピッド、オリゴ糖リピッドなどを好適に挙げられ、特にマンノシルエリスリトールリピッド(以下、MELとも記す)が好ましい。
マンノシルエリスリトールリピッドは、草花や土壌など身近な環境に広く分布する、シュードザイマ(Pseudozyma)属やウスチラゴ(Ustilago)属などの酵母によって生産することができる。
上述のシュードザイマ・アンタークティカ(Pseudozyma antarctica)に属する微生物
は、MEL-A、-B、-Cを混合物として生産することが知られており、これらはシリカゲルカラムクロマトグラフィーなど、一般的に用いられる分離生成方法によって単離精製することができる。本発明では混合物のまま用いても良いし、単離されたものを用いてもよい。
本発明におけるMELは、通常は一般式(1)又は(2)に示される構造を有する。
なお、一般式(1)及び(2)中、Rは同一でも異なっていてもよい炭素数4~24、好ましくは8~14の、飽和又は不飽和の、直鎖又は分岐鎖の、脂肪族アシル基である。前記Rの炭素数は、MEL生産菌や生産培地、生産条件等によって変わり得るため、通常は複数種類のRを有するMELの混合物である。
また、一般式(1)及び(2)中、Rは水素又はアセチル基であり、Rは水素又はアセチル基であり、Rは水素または炭素数2~24の脂肪族アシル基である。一般に、R及びRがともにアセチル基であるものをMEL-A、Rが水素でRがアセチル基であるものをMEL-B、Rがアセチル基でRが水素であるものをMEL-C、R及びRがともに水素であるものをMEL-Dという。本発明において、MEL-A、B、C、及びDのいずれも用いることができるが、MEL-Bがより好ましい。
Figure 2024039698000001
Figure 2024039698000002
本発明のマイクロエマルションにおける成分(B)の含有量は、マイクロエマルション全体に対して好ましくは0.001~2重量%、より好ましくは0.002~1.5重量
%、さらに好ましくは0.004~1.25重量%である。
かかる範囲で用いることにより、安定で微細なマイクロエマルションが形成され、所望の使用感触が得られやすくなる。
成分(C)は、常温で液状の高級アルコールである。前記高級アルコールの炭素数は、10~20であり、好ましくは12~20であり、より好ましくは14~20であり、さらに好ましくは16~20である。
成分(C)は、分岐及び不飽和結合を有していてもよい。
本発明のマイクロエマルションにおける成分(C)の含有量は、マイクロエマルション全体に対して好ましくは0.01~10重量%、より好ましくは0.02~8重量%、さらに好ましくは0.04~7重量%である。
かかる範囲で用いることにより、安定で微細なマイクロエマルションが形成され、所望の使用感触が得られやすくなる。
本発明のマイクロエマルションは水中油型であり、通常は油性成分を含有する。油性成分は、マイクロエマルションの油相を構成する。
油性成分は、いわゆる油剤や油溶性成分等を指し、具体的には25~65℃の水に懸濁して1時間静置した後に水と相分離する成分を指す。なお、水と相分離しない成分(通常、界面活性剤は含めない)を水性成分とする。
油性成分としては、通常は油剤が用いられ、精油や油性香料も含まれてもよい。
油剤としては、シリコーン油、極性油、天然油、炭化水素油等が挙げられ、任意の一種又は二種以上を組み合わせて用いてよい。
シリコーン油としては、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン、ジメチルポリシロキサン(ジメチコン)、シクロペンタシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、カプリリルメチコン、トリメチルシロキシケイ酸、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、(ジメチコン/フェニルビニルジメチコン)クロスポリマー等が挙げられる。
極性油としては、合成エステル油として、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、12-ヒドロキシステアリル酸コレステリル、ジ-2-エチルヘキシル酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N-アルキルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ-2-ヘプチルウンデカン酸グリセリル、トリ-2-エチルヘキシル酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ-2-エチルヘキシル酸ペンタンエリスリトール、トリ-2-エチルヘキサン酸グリセリル、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、セチル2-エチルヘキサノエート、2-エチルヘキシルパルミテート、トリミリスチン酸グリセリル、トリ-2-ヘプチルウンデカン酸グリセライド、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、オレイン酸オイル、セトステアリルアルコール、アセトグリセライド、パルミチン酸2-ヘプチルウンデシル、アジピン酸ジイソブチル、N-ラウロイル-L-グルタミン酸-2-オクチルドデシルエステル、アジピン酸ジ-2-ヘプチルウンデシル、エチルラウレート、セバチン酸ジ-2-エチルヘキシル、ミリスチン酸2-ヘキシルデシル、パルミチン酸2-ヘキシルデシル、アジピン酸2-ヘキシルデシル、セバチン酸ジイソプロピル、コハク酸2-エチルヘキシル、イソノナン酸イソノニンル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸アミル、クエン酸トリエチル
、オクチルメトキシシンナメート、パラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシル、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル等が挙げられる。
天然油としては、アボカド油、ツバキ油、タートル油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、ヒマワリ油、トリグリセリン、トリオクタン酸グリセリル、トリイソパルミチン酸グリセリル等が挙げられる。
炭化水素油としては、イソドデカン、イソヘキサデカン、スクワラン、水添ポリ(C6-12)オレフィン、水添ポリイソブテン等が挙げられる。
これらのうち、本発明のマイクロエマルションはシリコーン油を含有することが好ましい。さらに好ましくは、成分(D)ジフェニルシロキシフェニルトリメチコンを含有することが好ましい。
成分(D)のシリコーン鎖は通常化粧料に配合される長さのものであってよい。また、市販品を用いることができ、例えば、シリコーンKF-56A(信越化学工業株式会社製)が挙げられる。
本発明のマイクロエマルションにおける成分(D)の含有量は、マイクロエマルション全体に対して好ましくは0.001~10重量%、より好ましくは0.002~8重量%、さらに好ましくは0.005~6重量%である。
かかる範囲で用いることにより、安定で微細なマイクロエマルションがより形成されやすくなり、所望の使用感触が得られやすくなる。
また、本発明のマイクロエマルションにおける油性成分の含有量は、単独または組み合わせた合計量として、マイクロエマルション全体に対して好ましくは0.01~10重量%、より好ましくは0.05~9重量%、さらに好ましくは0.1~8重量%である。なお、前記油性成分の含有量には、成分(C)も含まれるものとする。
水中油型のマイクロエマルションにおいて経時・経温での安定性を向上させるためには、界面活性剤と油性成分との量のバランスが重要となる。本発明において(A)及び(B)の合計量に対する油性成分の合計量の重量比は、好ましくは0.6~9.0であり、より好ましくは0.7~8.0、さらに好ましくは0.8~7.0ある。
マイクロエマルションの油滴の粒子径は、一般にミセルよりはやや大きく、エマルションよりは小さいことが知られており、数nmから約200nm以下の大きさを有する。本発明のマイクロエマルションは、油滴の平均粒子径が150nm以下であることが、経時・経温での安定性の観点からより好ましい。150nmを超えると、水相と油相の比重の違いの影響を受けやすくなり、油滴の沈降や浮上が生じる場合がある。
ここで、平均粒子径は、動的光散乱装置、例えば動的光散乱式粒度分布測定装置(ELS-Z1、大塚電子株式会社製)を用いて測定し、ヒストグラム解析の一手法であるNNLS(非負拘束最少自乗法)を用いて算出した粒子径分布から求められる、最も大きな散乱強度を有する粒子径値を平均した値である。
本発明のマイクロエマルションは、常法により製造することができる。すなわち、混合順序は特に限定されず、含有成分を任意の順番、方法で混合し、可溶化して得ることができる。調製時に、界面活性剤の曇点付近、例えば50~60℃程度に加温して混合するとより好ましい。また、攪拌は機械による高いせん断力を加えてもよいし、手攪拌によって
も十分に微細なマイクロエマルションを形成させることができる。
本発明のマイクロエマルションは、経時・経温安定性に優れる。
また、本発明のマイクロエマルションは、使用感に優れる。具体的には、なめらかさと柔軟性のある触り心地である。また、肌に塗布すると、塗布初期から終わりまで感触が均質で、抑揚が生じない。また、肌に塗布した後に表面にふたがされたような閉塞感があり、それにより保湿性が高まり、また維持される。
そのため、本発明のマイクロエマルションは、皮膚外用剤の態様とすることが好適であり、具体的には化粧料、医薬部外品、医薬品の態様に好適である。
本発明のマイクロエマルションは、本発明の効果を損なわない限りにおいて、他の成分を任意に配合することができる。
かかる任意成分としては、化粧料等の皮膚外用剤に通常用いられるものであればよく、例えば、他のアルコール、エーテル、粉体、保湿剤、他の界面活性剤、金属イオン封鎖剤、パール剤、アミノ酸、有機アミン、pH調整剤、ビタミン類、酸化防止剤、防腐剤、水溶性高分子、各種有効成分等が挙げられる。
他のアルコールとしては、成分(C)以外のものとして、例えば、エタノールなどの一価の低級アルコール;エチレングリコール、1,3-ブチレングリコール、トリメチレングリコール、1,2-ブチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、プロパンジオール、1,2-ペンタンジオール、3-メチル-1,3-ブタンジオール、テトラメチレングリコール、2,3-ブチレングリコール、ペンタメチレングリコール、2-ブテン-1,4-ジオール、ヘキシレングリコール、オクチレングリコール等の2価のアルコール;
エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノ2-メチルヘキシルエーテル、エチレングリコールイソアミルエーテル、エチレングリコールベンジルエーテル、エチレングリコールイソプロピルエーテル等のアルコールアルキルエーテル類;
ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールイソプロピルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールエチルエーテル、ジプロピレングリコールブチルエーテル等のアルコールアルキルエーテル類;
キシルアルコール、セラキルアルコール、バチルアルコール等のグリセリンモノアルキルエーテル類;
ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコール等のアルコール重合体;
グリソリッド;テトラハイドロフルフリルアルコール;POE-テトラハイドロフルフリルアルコール;POP-ブチルエーテル;POP・POE-ブチルエーテル;トリポリオキシプロピレングリセリンエーテル;POP-グリセリンエーテル;POP-グリセリンエーテルリン酸;POP・POE-ペンタンエリスリトールエーテル、等が挙げられる。
エーテルとしては、上記アルコールに該当するものの他、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセ
テート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノフェニルエーテルアセテート、エチレングリコールジアジベート、エチレングリコールジサクシネート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノプロピルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノフェニルエーテルアセテート等が挙げられる。
粉体としては、球状、針状、板状等その形状は特に限定されず、例えば、無機粉末(例えば、タルク、カオリン、雲母、絹雲母(セリサイト)、白雲母、金雲母、合成雲母、紅雲母、黒雲母、パーミキュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、マグネシウム、シリカ、アルミナ、ゼオライト、硫酸バリウム、焼成硫酸カルシウム(焼セッコウ)、リン酸カルシウム、フッ素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セラミックパウダー、窒化ホウ素等);有機粉末(例えば、ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉末)、ポリエチレン粉末、ポリ(メタ)アクリル酸メチル粉末、ポリスチレン粉末、スチレンとアクリル酸の共重合体樹脂粉末、シリコーン樹脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリ四フッ化エチレン粉末、セルロース粉末等);金属石鹸(例えば、ミ
リスチン酸亜鉛、パルミチン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム);無機白色顔料
(例えば、二酸化チタン、酸化亜鉛等);無機赤色系顔料(例えば、酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄等);無機褐色系顔料(例えば、γ-酸化鉄等);無機黄色系顔料(例えば、黄酸化鉄、黄土等);無機黒色系顔料(例えば、黒酸化鉄、低次酸化チタン等);無機紫色系顔料(例えば、マンゴバイオレット、コバルトバイオレット等);無機緑色系顔料(例えば、酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等);無機青色系顔料(例えば、群青、紺青等);パール顔料(例えば、酸化チタンコーテッド雲母、酸化チタンコーテッドオキシ塩化ビスマス、酸化チタンコーテッドタルク、着色酸化チタンコーテッド雲母、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等);金属粉末顔料(例えば、アルミニウムパウダー、カッパーパウダー等);ジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料(例えば、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色228号、赤色405号、橙色203号、橙色204号、黄色205号、黄色401号、及び青色404号などの有機顔料、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色227号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、緑色3号及び青色1号等);天然色素(例えば、クロロフィル、β-カロチン等)等が挙げられる。
保湿剤としては、例えば、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、ムコイチン硫酸、カロニン酸、アテロコラーゲン、コレステリル-12-ヒドロキシステアレート、乳酸ナトリウム、dl-ピロリドンカルボン酸塩、短鎖可溶性コラーゲン、ジグリセリン(EO)PO付加物、イザヨイバラ抽出物、セイヨウノコギリソウ抽出物、メリロート抽出物等が挙げられる。
他の界面活性剤としては、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、及び成分(B)、(C)以外の非イオン性界面活性剤が挙げられる。
アニオン性界面活性剤としては、例えば、脂肪酸セッケン(例えば、ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等);高級アルキル硫酸エステル塩(例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム等);アルキルエーテル硫酸エステル塩(例えば、POEラウリル硫酸トリエタノールアミン、POEラウリル硫酸ナトリウム等);N-アシルサルコシン酸(例えば、ラウロイルサルコシンナトリウム等);高級脂肪酸アミドスルホン酸塩(例えば、N-ミリストイル-N-メチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸
メチルタウリッドナトリウム、ラウリルメチルタウリッドナトリウム等);リン酸エステル塩(POEオレイルエーテルリン酸ナトリウム、POEステアリルエーテルリン酸等);スルホコハク酸塩(例えば、ジ-2-エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム、モノラウロイルモノエタノールアミドポリオキシエチレンスルホコハク酸ナトリウム、ラウリルポリプロピレングリコールスルホコハク酸ナトリウム等);アルキルベンゼンスルホン酸塩(例えば、リニアドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、リニアドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン、リニアドデシルベンゼンスルホン酸等);高級脂肪酸エステル硫酸エステル塩(例えば、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム等);N-アシルグルタミン酸塩(例えば、N-ラウロイルグルタミン酸モノナトリウム、N-ステアロイルグルタミン酸ジナトリウム、N-ミリストイル-L-グルタミン酸モノナトリウム等);硫酸化油(例えば、ロート油等);POEアルキルエーテルカルボン酸;POEアルキルアリルエーテルカルボン酸塩;α-オレフィンスルホン酸塩;高級脂肪酸エステルスルホン酸塩;二級アルコール硫酸エステル塩;高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸エステル塩;ラウロイルモノエタノールアミドコハク酸ナトリウム;N-パルミトイルアスパラギン酸ジトリエタノールアミン;カゼインナトリウム等が挙げられる。
カチオン性界面活性剤としては、例えば、アルキルトリメチルアンモニウム塩(例えば、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム等);アルキルピリジニウム塩(例えば、塩化セチルピリジニウム等);塩化ジステアリルジメチルアンモニウムジアルキルジメチルアンモニウム塩;塩化ポリ(N,N’-ジメチル-
3,5-メチレンピペリジニウム);アルキル四級アンモニウム塩;アルキルジメチルベ
ンジルアンモニウム塩;アルキルイソキノリニウム塩;ジアルキルモリホニウム塩;POEアルキルアミン;アルキルアミン塩;ポリアミン脂肪酸誘導体;アミルアルコール脂肪酸誘導体;塩化ベンザルコニウム;塩化ベンゼトニウム等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、例えば、イミダゾリン系両性界面活性剤(例えば、2-ウンデシル-N,N,N-(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)-2-イミダゾリンナトリウム、2-ココイル-2-イミダゾリニウムヒドロキサイド-1-カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等);ベタイン系界面活性剤(例えば、2-ヘプタデシル-N-カルボキシメチル-N-ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)等が挙げられる。
他の非イオン性界面活性剤としては、ポリエーテル変性シリコーン類(例えば、ポリエチレングリコール-10ジメチコン、ポリエチレングリコール-12ジメチコン等);ポリグリセリン変性シリコーン類(例えば、ポリグリセリル-3ジシロキサンジメチコン、ポリグリセリル-3ポリジメチルシロキシエチルジメチコン等);ソルビタン脂肪酸エステル類(例えば、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンセスキオレエート、ソルビタントリオレエート、ペンタ-2-エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ-2-エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン等);グリセリン脂肪酸類(例えば、モノ綿実油脂肪酸グリセリル、モノエルカ酸グリセリル、セスキオレイン酸グリセリル、モノステアリン酸グリセリル、α,α’-オレイン酸ピログルタミン酸グリセリル、(モノステアリン酸/リンゴ酸)グリセリル等);プロピレングリコール脂肪酸エステル類(例えば、モノステアリン酸プロピレングリコール等);POE・POPアルキルエーテル;グリセリンアルキルエーテル等の非親水性非イオン性界面活性剤が挙げられる。また、ポリグリセリン脂肪酸エステル(例えば、モノオレイン酸ポリグリセリル、モノステアリン酸ポリグリセリル等);POEソルビタン脂肪酸エステル類(例えば、POEソルビタンモノオレエート、POEソルビタンモノステアレート、POEソルビタンテトラオレエート等);POEソルビット脂肪酸エステル類(例えば、POEソルビットモノラウレート、POEソルビットモ
ノオレエート、POEソルビットペンタオレエート、POEソルビットモノステアレート等);POEグリセリン脂肪酸エステル類(例えば、POEグリセリンモノステアレート、POEグリセリンモノイソステアレート、POEグリセリントリイソステアレート等のPOEモノオレエート等);POE脂肪酸エステル類(例えば、POEジステアレート、POEモノジオレエート、ジステアリン酸エチレングリコール等);POEアルキルエーテル類(例えば、POEラウリルエーテル、POEオレイルエーテル、POEステアリルエーテル、POE-ベヘニルエーテル、POE-2-オクチルドデシルエーテル、POEコレスタノールエーテル等);POEアルキルフェニルエーテル類(例えば、POEノニルフェニルエーテル等);プルロニック型類(例えば、プルロニック(登録商標)等);テトラ POE・テトラPOPエチレンジアミン縮合物類(例えば、テトロニック等);
POEミツロウ・ラノリン誘導体(例えば、POEソルビットミツロウ等);アルカノールアミド(例えば、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸モノエタノールアミド、脂肪酸イソプロパノールアミド等);POEプロピレングリコール脂肪酸エステル;POEアルキルアミン;POE脂肪酸アミド;ショ糖脂肪酸エステル;アルキルグルコシド;アルキルエトキシジメチルアミンオキシド;トリオレイルリン酸等の親水性非イオン性界面活性剤が挙げられる。
ただし、本発明のマイクロエマルションは、成分(B)、(C)以外の、他の界面活性剤を実質的に含有しないことが好ましい。なお、ここで実質的に含有しないとは、その含有量が化粧料全体の好ましくは3重量%以下、より好ましくは1重量%以下、さらに好ましくは0.5重量%以下であることをいう。
金属イオン封鎖剤としては、例えば、1-ヒドロキシエタン-1,1-ジフォスホン酸、1-ヒドロキシエタン-1,1-ジフォスホン酸四ナトリウム塩、エデト酸二ナトリウム、エデト酸三ナトリウム、エデト酸四ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、コハク酸、エデト酸、エチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸3ナトリウム等が挙げられる。
パール剤としては、例えば、ジステアリン酸グリコール、チタンマイカ等が挙げられる。
アミノ酸としては、例えば、中性アミノ酸(例えば、スレオニン、システイン等);塩基性アミノ酸(例えば、ヒドロキシリジン等)等が挙げられる。また、アミノ酸誘導体として、例えば、アシルサルコシンナトリウム(ラウロイルサルコシンナトリウム) 、アシ
ルグルタミン酸塩、アシルβ-アラニンナトリウム、グルタチオン、ピロリドンカルボン酸等が挙げられる。
有機アミンとしては、例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モルホリン、トリイソプロパノールアミン、2-アミノ-2-メチル-1,3-プロパンジオール、2-アミノ-2-メチル-1-プロパノール等が挙げられる。
pH調整剤としては、例えば、乳酸-乳酸ナトリウム、クエン酸-クエン酸ナトリウム、コハク酸-コハク酸ナトリウム等の緩衝剤等が挙げられる。
ビタミン類としては、例えば、ビタミンA、B1、B2、B6、C、E及びその誘導体
、パントテン酸及びその誘導体、ビオチン等が挙げられる。
酸化防止剤としては、例えば、トコフェロール類、ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ブチルヒドロキシアニソール、ピロ亜硫酸塩、没食子酸エステル、リン酸、クエン
酸、アスコルビン酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、ケファリン、ヘキサメタフォスフェイト、フィチン酸、エチレンジアミン四酢酸等が挙げられる。
防腐剤としては、例えば、パラベン類、フェノキシエタノール等が挙げられる。
水溶性高分子としては、例えば、植物系高分子(例えば、カラギーナン、デンプン(コ
メ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ)、グリチルリチン酸);微生物系高分子(例え
ば、デキストラン、プルラン等);動物系高分子(例えば、コラーゲン、カゼイン、アルブミン、ゼラチン等)等の天然の水溶性高分子、
デンプン系高分子(例えば、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等);セルロース系高分子(ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースステアロキシエーテル、セルロース硫酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、セルロース末等);
ビニル系高分子(例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー等);ポリオキシエチレン系高分子(例えば、ポリエチレングリコール20,000、40,000、60,000等);アクリル系高分子(例えば、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチルアクリレート、ポリアクリルアミド等);ポリエチレンイミン;カチオンポリマー等の合成の水溶性高分子が挙げられる。
各種有効成分としては、例えば、消炎剤(例えば、グリチルリチン酸誘導体、グリチルレチン酸誘導体、サリチル酸誘導体、ヒノキチオール、酸化亜鉛、アラントイン等);美白剤(例えば、胎盤抽出物、ユキノシタ抽出物、アルブチン等);各種抽出物(例えば、オウバク、オウレン、シコン、シャクヤク、センブリ、バーチ、セージ、ビワ、ニンジン、アロエ、ゼニアオイ、アイリス、ブドウ、ヨクイニン、ヘチマ、ユリ、サフラン、センキュウ、ショウキュウ、オトギリソウ、オノニス、ニンニク、トウガラシ、チンピ、トウキ、海藻等)、賦活剤(例えば、ローヤルゼリー、感光素、コレステロール誘導体等);血行促進剤(例えば、ノニル酸ワレニルアミド、ニコチン酸ベンジルエステル、ニコチン酸β-ブトキシエチルエステル、カプサイシン、ジンゲロン、カンタリスチンキ、イクタモール、タンニン酸、α-ボルネオール、ニコチン酸トコフェロール、イノシトールヘキサニコチネート、シクランデレート、シンナリジン、トラゾリン、アセチルコリン、ベラパミル、セファランチン、γ-オリザノール等);抗脂漏剤(例えば、硫黄、チアントール等);抗炎症剤(例えば、トラネキサム酸、チオタウリン、ヒポタウリン等)等が挙げられる。
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の実施例に限定されるものではない。
表1に基づき水中油型のマイクロエマルション組成物を調製した。具体的には、表1中の成分(イ)及び(ハ)を均一に混合した中に、(ロ)及び(ニ)を均一に混合したものを添加し、攪拌混合したところに、(ホ)を均一に混合したものを加えた。調製時の系の温度は、混合工程全体を通して50~60℃(ただし、実施例6のみ25℃)とし、最後に25℃に冷却した。
得られた各マイクロエマルション組成物について、熟練の評価者が以下の項目について評価した。結果を表1に合わせて示す。
Figure 2024039698000004
<粒子径及び安定性>
組成物を50℃にて1ヶ月保存した後の外観について、目視で確認した。
また、保存前後の組成物について動的光散乱法により粒度分布を測定した。測定にはEL
SZ-2000Z(大塚電子社製)を用い、20℃にて、PP製ディスポセル、積算75回で行い、NNLS法(非負最小二乗法)で解析した。
また、保存前後の組成物について紫外可視分光光度計を用いて500nmの透過度を測定した。測定にはV-750(日本分光社製)を用い、25℃にて、固定波長モード500nmで行った。
保存後の外観、粒度分布の変化、及び透過度の変化を総合的に判断して、以下の基準で評価した。
◎:調製時から変化がない。
〇:調製時からやや油滴の合一が見られる(150nmより大きな粗大な粒子が少量混在し
ている)が、ほとんど変化がない。
△:油滴の合一が発生している(150nm以上の粗大粒子が大量に存在している)
×:明らかな分離が生じている。
<閉塞性>
組成物を手の甲に塗布したとき、塗布1時間後の肌表面にふたがされて肌内部に潤いが閉じ込められたような保湿感があるかについて、以下の基準で評価した。
◎:塗布時と同等の保湿感を感じる
〇:塗布時よりもやや弱いが保湿感を感じる
△:塗布時よりも保湿感が弱い
×:保湿感がない
<なめらかさと柔軟性>
組成物を手の甲に塗布するときの組成物の感触について、なめらかさと柔らかさがあるかについて、6重量%グリセリンと8重量%ブチレングリコールとを含有する単純水溶液を塗布した時の感触を基準として、以下の基準で評価した。
◎:十分になめらかさと柔らかさを感じる。
〇:なめらかさと柔らかさを感じる。
△:なめらかさと柔らかさをあまり感じない
×:ざらつく感触又は硬さを感じる。
<使い始めから終わりまでの感触>
組成物を手の甲に塗布したとき、塗布初期から塗布終わりまでに感触の変化があるかについて、以下の基準で評価した。
◎:塗布初期から塗布終わりまで変化なく均質な感触
〇:塗布初期から塗布終わりまでほとんど変化なくほぼ均質な感触
△:塗布初期よりも塗布終わりにかけて、ややベタツキが増していく感触
×:塗布初期よりも塗布終わりにかけて、ベタツキが増していく感触
本発明により、経時・経温安定性に優れ、使用感に優れる微細なマイクロエマルションが提供される。本発明のマイクロエマルションは、使い心地の良い皮膚外用剤への適用が期待されるため、産業上非常に有用である。

Claims (6)

  1. 以下の(A)、(B)及び(C)を含む、水中油型のマイクロエマルション。
    (A)エチレンオキサイドの付加モル数が20~100であり、かつ、分子内に硬化ヒマシ油骨格を含有するノニオン性界面活性剤
    (B)糖脂質
    (C)常温で液状の炭素数10~20の高級アルコール
  2. さらに(D)ジフェニルシロキシフェニルトリメチコンを含む、請求項1に記載のマイクロエマルション。
  3. 前記(B)がマンノシルエリスリトールリピッドである、請求項1に記載のマイクロエマルション。
  4. (A)及び(B)の合計量に対する油性成分の合計量の重量比が、0.6~9.0である、請求項1又は2に記載のマイクロエマルション。
  5. 油滴の平均粒子径が150nm以下である、請求項1又は2に記載のマイクロエマルション。
  6. 請求項1又は2に記載のマイクロエマルションを含有する、皮膚外用剤。
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