JP2024039475A - コネクタ及びコネクタ接続構造 - Google Patents

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卓十 和田
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Abstract

【課題】効率よく固定し、電気的且つ物理的に安定した接続状態を確立できるコネクタ及びコネクタ接続構造を提供することを目的とする。【解決手段】機器側コネクタ10と嵌合して、端子同士を接続するハーネス側コネクタ20は、先端にハーネス側端子21が装着された高圧電線201と、金属シェルであるハウジングシェル23とが備えられ、ハウジングシェル23は、ハーネス側端子21を内部に配置するシェル本体232と、高圧電線201を挿入するハーネス挿通筒外部231とを有し、機器筐体100に取り付けられる金属製の取付台座11を有する機器側コネクタ10と嵌合させた嵌合状態において、ハウジングシェル23を取付台座11に螺合固定する金属製の固定ボルト40がシェル本体232に配置され、シェル本体232における固定ボルト40の周辺に、取付台座11に対して嵌合方向に当接する当接リブ382が設けられた。【選択図】図1

Description

この発明は、例えば、ワイヤーハーネス等に装着され、モータなどの機器に接続されるコネクタ及びコネクタ接続構造に関する。
自動車等に装備された電装機器は、被覆電線を束ねたワイヤーハーネスを介して、別の電装機器や電源装置と接続して電気回路を構成している。この際、ワイヤーハーネスと電装機器や電源装置とは、それぞれに装着したコネクタ同士で接続される。
例えば、特許文献1に示すようなハーネス側のコネクタを、モータなどの機器に備えた機器側のコネクタに接続する。
具体的には、ハーネス側のコネクタを、モータなどの機器に備えた機器側のコネクタに嵌合させて固定することで、ハーネス側のコネクタに設けた端子と、機器側のコネクタに設けた端子とを接続し、ハーネス側のコネクタと機器側のコネクタとを導通可能に接続するものである。
なお、上記コネクタは、ハーネス側のコネクタのシェルと機器側のコネクタの筐体とを接地させた状態で、外部ノイズに対するシールド性能を確実に得るため、ハーネス側のコネクタのシェルを機器側のコネクタの筐体に対して3か所でボルト固定していた。これにより、電気的且つ物理的に安定した接続状態を確立していたが、3か所でボルト固定するためには、固定作業に手間がかかるといった問題があった。
特開2021-5462号公報
本発明は、効率よく固定し、電気的且つ物理的に安定した接続状態を確立できるコネクタ及びコネクタ接続構造を提供することを目的とする。
この発明は、相手方コネクタと嵌合して、それぞれに設けた端子同士を接続するコネクタであって、先端に第1端子が装着された電線と、前記第1端子が内部に配置され、金属製の金属シェルであるハウジングとが備えられ、前記ハウジングは、前記第1端子を内部に配置するハウジング本体部と、該ハウジング本体部と連通するとともに、前記電線を挿入する電線挿入部とを有し、所定箇所に取り付けられる金属製の台座部を有する前記相手方コネクタと嵌合させた嵌合状態において、前記金属シェルを前記台座部に螺合固定する金属製の螺合部材が設けられ、前記螺合部材は、前記ハウジング本体部に配置され、前記ハウジング本体部における前記螺合部材の周辺に、前記台座部に対して嵌合方向に当接する当接部が設けられたことを特徴とする。
前記螺合部材は、組付けた前記金属シェルと台座部とを螺合固定するボルトとナット(螺合孔)であり、前記金属シェルと前記台座部とは別体構成したボルトとナットであってもよいし、前記金属シェルと前記台座部の一方に設けたナットや螺合孔に対して、他方からボルトで螺合する構成であってもよいし、前記金属シェルと前記台座部の一方に植設されたボルトを他方に挿通し、別体構成したナットを螺合する構成であってもよい。
この発明により、効率よく固定し、電気的且つ物理的に安定した接続状態を確立することができる。
詳述すると、金属シェルであるハウジングが、前記第1端子を内部に配置するハウジング本体部と、該ハウジング本体部と連通するとともに、前記電線を挿入する電線挿入部とを有し、所定箇所に取り付けられる金属製の台座部を有する前記相手方コネクタと嵌合させた嵌合状態において、前記金属シェルを前記台座部に螺合固定する金属製の螺合部材が、前記ハウジング本体部に配置されている。
そのため、所定箇所に取り付けられる金属製の台座部を有する前記相手方コネクタと嵌合させた嵌合状態で、前記ハウジング本体部に配置された螺合部材を螺合固定することで、効率よく相手方コネクタに対してコネクタを固定することができる。
さらに、前記ハウジング本体部における前記螺合部材の周辺に、前記台座部に対して嵌合方向に当接する当接部が設けられているため、金属シェルにおける前記ハウジング本体部と金属製の前記台座部とを確実に当接した状態で固定することができる。
そのため、金属シェルにおける前記ハウジング本体部と金属製の前記台座部とを確実に当接することで電気的に安定した接続状態となる。
また、前記台座部に対して嵌合方向に当接する当接部が前記ハウジング本体部における前記螺合部材の周辺に設けられているため、螺合部材によって生じる嵌合方向の力に対して、前記台座部に当接する当接部が抗し、嵌合方向の力に対する反力が生じた状態で、物理的に安定した状態で固定することができる。このように、前記ハウジング本体部に配置された螺合部材による螺合固定でありながら、前記ハウジング本体部と前記台座部とを物理的に安定した状態で固定でき、電気的な接続状態も安定することとなる。
なお、上述の電気的に安定した接続とは、導通性が安定した接続状態をいい、物理的に安定した接続とは、接続対象の一方が他方に対してぐらついたり、不用意に動いたりすることのない接続状態であり、機械的、あるいは構造的に安定した接続ともいう。
この発明の態様として、前記螺合部材は、前記ハウジング本体部における前記電線挿入部の側に配置されてもよい。
この発明により、接続状態を安定させることができる。
詳しくは、前記螺合部材を、前記ハウジング本体部における前記電線挿入部の側に配置することで、前記ハウジング本体部に内蔵された第1端子、螺合部材、電線挿入部に挿入された電線がこの順で配置される。また、編組線やシールド外層で覆われた電線、あるいはシールド電線などの電線の端部は電線挿入部より前記ハウジング本体部の近くまで挿入される。
そして、前記ハウジング本体部における前記電線挿入部の側に前記螺合部材が配置されているため、つまり、前記ハウジング本体部における前記電線挿入部の側で金属シェルと前記台座部とが前記螺合部材を介して電気的に確実に接続されることができる。
またこの発明の態様として、前記当接部は、前記ハウジング本体部に設けられてもよい。
この発明により、当接部を電線挿入部に配置する場合に比べて前記ハウジング本体部に配置された螺合部材の近傍に前記当接部を配置できるため、より確実に螺合部材によって生じる嵌合方向の力に対して効率よく抗することができ、より安定した固定状態を確立することができる。
またこの発明の態様として、前記当接部は、前記ハウジング本体部において前記嵌合方向に沿うリブであってもよい。
この発明により、螺合部材によって生じる嵌合方向の力に対して簡単な構造で抗することができ、より安定した固定状態を確立することができる。
なお、上記リブは、嵌合方向から見て、一方向に向かって直線状に延びる形状、曲線状、折れ曲がり状であってもよいし、T字状、L字状、H字状、V字状あるいはW字状などの適宜の形状であってもよい。
また、リブは、一つを配置してもよし、複数配置してもよい。また、リブは螺合部材に対して片方向に配置されてもよいし、螺合部材を挟むように配置してもよい。
またこの発明の態様として、前記螺合部材は、前記台座部における主面から突出する突出部に設けられた螺合孔に螺合するボルトであり、前記当接部は、前記ハウジング本体部に設けられ、前記主面における前記突出部の周囲に当接してもよい。
この発明により、突出部に螺合孔が設けられているため、主面に設けた螺合孔に螺合するボルトに比べ、ボルト長さを短くでき、より安定した螺合状態を実現することができる。
しかしながら、突出部に対して当接部が当接すると、螺合部材によって生じる嵌合方向の力が前記台座部より突出する突出部に集中的に作用し、固定状態が安定しないおそれがある。これに対して、前記当接部は、前記ハウジング本体部に設けられ、前記主面における前記突出部の周囲に当接するため、より安定した固定状態を確立することができる。
またこの発明の態様として、前記当接部は、嵌合状態において、前記突出部が端部より内部に挿入する、嵌合方向に延出された筒状であってもよい。
この発明により、螺合部材の近傍に当接部を当接させて、より安定した固定状態を確立することができる。
またこの発明は、第1コネクタと第2コネクタとを嵌合させて、それぞれに設けた端子同士を接続するコネクタ接続構造であって、前記第1コネクタは、先端に第1端子が装着された電線と、前記第1端子が内部に配置され、金属製の金属シェルであるハウジングとが備えられ、前記ハウジングは、前記第1端子を内部に配置するハウジング本体部と、該ハウジング本体部と連通するとともに、前記電線を挿入する電線挿入部とを有し、前記第2コネクタは、所定箇所に取り付けられる金属製の台座部を有し、前記第1コネクタと前記第2コネクタとを嵌合させた嵌合状態において、前記金属シェルと前記台座部とを螺合固定する金属製の螺合部材が設けられ、前記螺合部材は、前記ハウジング本体部に配置され、前記金属シェル及び前記台座部のうち少なくとも一方に、前記螺合部材による螺合箇所の周辺において、前記金属シェル及び前記台座部のうち他方に対して前記第1コネクタと前記第2コネクタとの嵌合方向に当接する当接部が設けられたことを特徴とする。
この発明により、効率よく固定し、電気的且つ物理的に安定した接続状態を確立することができる。
詳述すると、金属シェルであるハウジングが、前記第1端子を内部に配置するハウジング本体部と、該ハウジング本体部と連通するとともに、前記電線を挿入する電線挿入部とを有し、所定箇所に取り付けられる金属製の台座部を有する前記第2コネクタと嵌合させた嵌合状態において、前記金属シェルを前記台座部に螺合固定する金属製の螺合部材が、前記ハウジング本体部に配置されている。
そのため、所定箇所に取り付けられる金属製の台座部を有する前記第2コネクタと、前記第1コネクタとを嵌合させた嵌合状態で、前記ハウジング本体部に配置された螺合部材を螺合固定することで、効率よく第2コネクタに対して第1コネクタを固定することができる。
また、前記金属シェル及び前記台座部のうち少なくとも一方の前記螺合部材の周辺に、前記金属シェル及び前記台座部のうち少なくとも他方に対して嵌合方向に当接する当接部が設けられているため、金属シェルにおける前記ハウジング本体部と金属製の前記台座部とを確実に当接した状態で固定することができる。
そのため、金属シェルにおける前記ハウジング本体部と金属製の前記台座部とを確実に当接することで電気的に安定した接続状態となる。
また、前記金属シェル及び前記台座部のうち少なくとも他方に対して嵌合方向に当接する当接部が前記金属シェル及び前記台座部のうち少なくとも一方における前記螺合部材の周辺に設けられているため、螺合部材によって生じる嵌合方向の力に対して当接部が抗し、嵌合方向の力に対する反力が生じた状態で、物理的に安定した状態で固定することができる。前記ハウジング本体部と前記台座部とを物理的に安定した状態で固定でき、電気的な接続状態も安定することとなる。
上記当接部は、前記ハウジング本体部における前記螺合部材の周辺に設けてもよいし、台座部における螺合箇所の周辺に設けてもよいし、互いに干渉しないように配置し、前記ハウジング本体部と台座部に両方に設けてもよい。
またこの発明の態様として、前記螺合部材は、前記台座部に設けられた螺合孔に螺合するボルトであり、前記台座部において前記第1コネクタと対向する主面に、前記第1コネクタに向かって突出する突出部に設けられ、前記螺合孔は前記突出部に配置され、前記当接部は、前記ハウジング本体部に設けられ、前記主面における前記突出部の周囲に当接してもよい。
この発明により、突出部に螺合孔が設けられているため、主面に設けた螺合孔に螺合するボルトに比べ、ボルト長さを短くでき、より安定した螺合状態を実現することができる。
しかしながら、突出部に対して当接部が当接すると、上述したように固定状態が安定しないおそれがあるが、前記当接部は、前記ハウジング本体部に設けられ、前記主面における前記突出部の周囲に当接するため、より安定した固定状態を確立することができる。
またこの発明の態様として、前記当接部は、嵌合状態において、前記突出部が端部より内部に挿入する、嵌合方向に延出された筒状であってもよい。
この発明により、螺合部材の近傍に当接部を当接させて、より安定した固定状態を確立することができる。
またこの発明の態様として、前記第2コネクタは、第2端子を保持する第2端子保持部と、前記第2端子保持部を前記台座部に螺合固定する第2螺合部材とが備えられ、嵌合状態において、前記第2端子保持部は、前記金属シェルの内部に配置されるとともに、前記第2螺合部材は、前記第2端子保持部を挟んで前記螺合部材と対向する位置に配置されてもよい。
この発明により、電気的且つ物理的にさらに安定した接続状態を確立することができる。
詳述すると、第2螺合部材で前記台座部に固定された第2端子保持部が、第1コネクタと第2コネクタとの嵌合状態で、第1コネクタの金属シェルの内部に配置される。そのため、第2端子保持部を介して金属シェルと台座部とを第2螺合部材で固定することができる。
そして、第2端子保持部を台座部に螺合固定する第2螺合部材が、当接部が周囲で当接して金属シェルと台座部を螺合固定する螺合部材と、第2端子保持部を挟んで対向する位置に配置されている。つまり、当接部が周囲で当接して金属シェルと台座部を螺合固定する螺合部材と、第2端子保持部と、第2端子保持部を台座部に螺合固定する第2螺合部材とが、金属シェル内でこの順に配置されることとなる。そのため、金属シェル内部において第2端子保持部を挟んだ螺合部材と第2螺合部材とが協働して、金属シェルと台座部とをより確実に固定し、電気的且つ物理的にさらに安定した接続状態を確立することができる。
この発明によれば、効率よく固定し、電気的且つ物理的に安定した接続状態を確立できるコネクタ及びコネクタ接続構造を提供することができる。
コネクタ接続構造の説明図。 分離状態のコネクタ接続構造の斜視図。 分離状態のコネクタ接続構造の斜視図。 分離状態のコネクタ接続構造の説明図。 機器側コネクタの分解斜視図。 ハーネス側コネクタの斜視図。 ハーネス側コネクタの分解斜視図。 ハーネス側コネクタの分解斜視図。 コネクタ接続構造の斜視図。 コネクタ接続構造の接続についての説明図。 コネクタ接続構造の接続についての説明図。 ハーネス側コネクタにおける当接部についての説明図。
この発明の一実施形態を以下図面とともに詳述する。
なお、図1はコネクタ接続構造1の説明図であり、図2乃至図4は分離状態のコネクタ接続構造1の説明図である。詳述すると、図1(a)は正面、右側面及び底面から視たコネクタ接続構造1の斜視図を示し、図1(b)は正面、左側面及び平面から視たコネクタ接続構造1の斜視図を示している。
図2は正面、左側面及び平面から視た分離状態のコネクタ接続構造1の斜視図を示し、図3は背面、右側面及び底面から視た分離状態のコネクタ接続構造1の斜視図を示している。図4(a)は分離状態のコネクタ接続構造1におけるハーネス側コネクタ20の背面図を示し、図4(b)は分離状態のコネクタ接続構造1における機器側コネクタ10の正面図を示し、図4(c)は図4(a)のa部の拡大図を示している。
図5は正面、右側面及び底面から視た機器側コネクタ10の分解斜視図を示している。
図6は正面、左側面及び平面から視たハーネス側コネクタ20の斜視図であり、アッパーシェル31を透過状態で図示している。図7は、背面、右側面及び底面から視たハーネス側コネクタ20の分解斜視図を示しており、図8は、背面、左側面及び平面から視たハーネス側コネクタ20の分解斜視図を示している。
図9は正面、左側面及び平面から視たコネクタ接続構造1の斜視図であり、アッパーシェル31を透過状態で示している。
図10は図9におけるA-A矢視断面図によるコネクタ接続構造1の接続について説明する説明図であり、図11は図9におけるB-B矢視断面図によるコネクタ接続構造1の接続について説明する説明図である。詳しくは、図10(a)は組付け前のコネクタ接続構造1のA-A断面図を示し、図10(b)は組付けられたコネクタ接続構造1のA-A断面図を示している。図11(a)は組付け前のコネクタ接続構造1のB-B断面図を示し、図11(b)は組付けられたコネクタ接続構造1のB-B断面図を示している。
なお、図1(a)における上下方向を高さ方向Hとし、左下と右上とを結ぶ方向を幅方向Wとし、右下と左上とを結ぶ方向を奥行き方向Dとしている。さらには、上下方向の高さ方向Hにおける上側を上方側Huとし、下側を下方側Hdとしている。また、右下と左上とを結ぶ奥行き方向Dにおける右下側を奥側Dbとし、左上側を手前側Dfとしている。
また、上述の方向は、コネクタ接続構造1の構成の説明において便宜的に、機器側コネクタ10とハーネス側コネクタ20との脱着方向を奥行き方向Dとしている。また、機器側コネクタ10に対してハーネス側コネクタ20を取付ける方向を奥側Db、機器側コネクタ10からハーネス側コネクタ20を取り外す方向を手前側Dfとしている。さらに、奥行き方向Dに対して直交する方向を幅方向W及び高さ方向Hに設定している。しかしながら、機器側コネクタ10、ハーネス側コネクタ20及びコネクタ接続構造1の構成に関して方向を規定するものではない。
本発明のコネクタ接続構造1は、ハーネス側コネクタ20と機器側コネクタ10とを嵌合させて、それぞれに設けた端子同士(機器側端子12,ハーネス側端子21)を接続する接続構造である。
ハーネス側コネクタ20は、先端にハーネス側端子21が装着された高圧電線201と、金属製の金属シェルであるハウジングシェル23とが備えられている。
ハウジングシェル23は、ハーネス側端子21を内部に配置するシェル本体232と、シェル本体232と連通するとともに、高圧電線201を挿入するハーネス挿通筒外部231とを有している。
機器側コネクタ10は、所定箇所に取り付けられる金属製の取付台座11を有する。
コネクタ接続構造1は、ハーネス側コネクタ20と機器側コネクタ10とを嵌合させた嵌合状態において、金属シェルであるシェル本体232と取付台座11とを螺合固定する金属製の固定ボルト40が設けられている。固定ボルト40は、金属シェルであるハウジングシェル23のシェル本体232にのみ配置されている。固定ボルト40による螺合箇所の周辺において、取付台座11に対して奥行き方向Dに当接する当接リブ382がシェル本体232に設けられている。
詳述すると、コネクタ接続構造1は、図1に示すように、例えば、自動車等に装備されたモータなどの電装機器や電源機器などの機器に設けられた機器側コネクタ10と、高圧電線201を束ねたワイヤーハーネス200に装着したハーネス側コネクタ20とを接続し、固定ボルト40で接続状態を固定し、電気的且つ物理的に安定した接続状態を確立できる接続構造である。
機器側コネクタ10は、図1乃至図3に示すように、電装機器の機器筐体100に取付けられている。
機器側コネクタ10は、図5に示すように、取付台座11、機器側端子12、規制リング13、機器側シール14、オス型ハウジング15及び固定ボルト16を備えている。
取付台座11は、破線で示す機器筐体100に取付けられ、後述するオス型ハウジング15やハーネス側コネクタ20を固定する台座である。
取付台座11は、正面視中央に奥行き方向Dに貫通する貫通孔111を有する幅方向Wより高さ方向Hに長い縦長の長方形状であり、奥行き方向Dに所定の厚みを有している。
また、取付台座11における正面側の主面を、取付けられるハーネス側コネクタ20を固定するための固定主面112とし、固定主面112における貫通孔111より下方側Hdには、手前側Dfに向かって突出する円柱状の固定凸部113が設けられ、固定凸部113の頂部に、ハーネス側コネクタ20をボルト固定するための固定ボルト40が螺合する螺合孔114を設けている。
貫通孔111より上方側Huの固定主面112には、オス型ハウジング15を固定ボルト16で固定する螺合孔115を幅方向中央に設けている。
このように構成された取付台座11は、後述するハーネス側コネクタ20が取付けられた状態で導電可能に接続され、電磁シールド機能を奏するように、金属製で構成している。
なお、オス型ハウジング15を螺合固定する固定ボルト16が螺合する螺合孔115は、ハーネス側コネクタ20を取付台座11に対して螺合する固定凸部113に設けた螺合孔114とは、取付台座11において、機器側端子12を装着する貫通孔111を挟んで対向する位置に設けられている。
そして、オス型ハウジング15を螺合固定する固定ボルト16が螺合する螺合孔115、機器側端子12を装着する貫通孔111、及びハーネス側コネクタ20を取付台座11に対して螺合する固定凸部113に設けた螺合孔114は、取付台座11において、幅方向Wの中央に配置され、高さ方向Hに沿って、互いに所定間隔を隔てて、この順で一直線上に配置されている。
機器側端子12は、機器筐体100の内部に配置された電装機器本体と電気的に接続され、ハーネス側コネクタ20の内部に配置されるハーネス側端子21と接続されるものであり、幅方向Wに所定間隔を隔てて2つ備えている。
規制リング13は、後述するオス型ハウジング15の挿入筒部153に装着する機器側シール14の奥行き方向Dの位置を規制するものであり、挿入筒部153に外嵌する円筒状に形成している。
機器側シール14は、後述するオス型ハウジング15の挿入筒部153に装着し、オス型ハウジング15の挿入筒部153と取付台座11との間を封止するシール部材であり、リング状のゴム製である。
オス型ハウジング15は、取付台座11に機器側端子12を保持するためのものであり、機器側端子12を保持する保持部分151と、保持部分151の周囲を囲繞するフード部152と、取付台座11の貫通孔111に挿入する円筒状の挿入筒部153と、オス型ハウジング15を固定ボルト16で取付台座11に固定する固定凸部154とを備えている。
保持部分151は、幅方向Wに所定間隔を隔てて配置した機器側端子12のそれぞれを絶縁した状態で保持できる構成である。
フード部152は、手前側Dfが開口され、手前側Dfに向かって突出する周壁状に形成されている。
固定凸部154は、フード部152の上方側Huにおいて、幅方向Wの中央から上方側Huに突出し、オス型ハウジング15を取付台座11の螺合孔115に螺合固定する固定ボルト16を装着する装着孔を設けている。
このように各要素を構成した機器側コネクタ10は、オス型ハウジング15の保持部分151に機器側端子12を組付けるとともに、挿入筒部153に機器側シール14と規制リング13とを外嵌して組み付ける。
そして、機器側端子12、規制リング13及び機器側シール14を組み付けたオス型ハウジング15の挿入筒部153を取付台座11の貫通孔111に挿入し、固定凸部154に装着した固定ボルト16を螺合孔115に螺合して、取付台座11とオス型ハウジング15とを固定して機器側コネクタ10の組み付けは完了する。
なお、機器側コネクタ10において、オス型ハウジング15は、挿入筒部153が貫通孔111に挿入され、固定ボルト16により固定凸部154で取付台座11に固定されているため、取付台座11に対して確実に安定した状態で固定される。
ハーネス側コネクタ20は、上述の機器側コネクタ10に取付けてコネクタ接続構造1を構成し、内部に配置したハーネス側端子21に機器側コネクタ10の機器側端子12を接続するコネクタである。
ハーネス側コネクタ20は、ワイヤーハーネス200、ワイヤーハーネス200を構成する高圧電線201の先端に取り付けたハーネス側端子21、内部ハウジング22、ハウジングシェル23、ハウジングシール24、ハウジングシールカバー25、ワイヤーシール26、シェルシール27及び電線保持部28を備えている。
ハーネス側端子21は、絶縁被覆203で電線導体202を被覆した高圧電線201の先端から露出した電線導体202に装着した高圧用端子である。なお、2本の高圧電線201で構成したワイヤーハーネス200の場合、各高圧電線201にハーネス側端子21を装着しており、ハーネス側コネクタ20には2つのハーネス側端子21を備えている。また、ワイヤーハーネス200は図示省略す編組線で覆われている。
内部ハウジング22は、2つのハーネス側端子21をハーネス側コネクタ20の内部における所定の位置に保持するものであり、ワイヤーハーネス200を挿通するハーネス挿通筒部221と、ハーネス挿通筒部221に挿通されたワイヤーハーネス200の先端に設けたハーネス側端子21を保持する保持部本体222とを備えている。なお、内部ハウジング22は樹脂製である。
ハーネス挿通筒部221は、下方側Hdの端部(下端部)が開口された底面視長円状(小判型)の筒状体であり、上方側Huの端部(上端部)は保持部本体222の内部と連通している。
ハーネス挿通筒部221における上方側Hu且つ幅方向Wの中央には、後述する固定ボルト40が奥行き方向Dに貫通できる貫通孔223を設けている。
保持部本体222は、ハーネス挿通筒部221の上方側Huの端部に配置され、奥側Dbが開放された略直方体状であり、内部にハーネス側端子21を保持するように構成している。
保持部本体222は、外壁222aと内壁222bとの2重壁で構成され、内壁222bの内部にハーネス側端子21を保持するように構成している。
外壁222aと内壁222bとの間は、機器側コネクタ10とハーネス側コネクタ20とを組み付けた状態において、機器側コネクタ10のオス型ハウジング15のフード部152が挿入される空間であり、ハウジングシール24が装着される。
ハウジングシェル23は、内部ハウジング22の外側を覆うとともに、ハーネス側コネクタ20の外形を形成するものである。
ハウジングシェル23は、内部ハウジング22よりひとまわり大きく、ハーネス挿通筒外部231と、シェル本体232とを備えている。
詳しくは、ハーネス挿通筒外部231は、ワイヤーハーネス200を挿通するハーネス挿通筒部221を内部に配置するように、ハーネス挿通筒部221よりひとまわり大きく、下方側Hdの端部が開口された底面視長円状の筒状体であり、上方側Huの端部はシェル本体232の内部と連通している。
なお、ハーネス挿通筒外部231の下方側Hdの側は、底面視長円状の筒状体における奥側Dbの下方側Hdの一部を開放した開口部236が設けられている。また、ハーネス挿通筒外部231の下方側Hdの端部には、後述する電線保持部28を備えている。
シェル本体232は、ハーネス挿通筒外部231の上方側Huの端部に配置されるとともに、内部に配置する保持部本体222よりひとまわり大きな、奥側Dbが開放された略直方体形状である。
なお、奥側Dbが開放された略直方体状に形成されたシェル本体232において、ハーネス側端子21が奥側Dbに露出する嵌合開口235としている。また、シェル本体232における下方側Hdには、後述する当接機構38を備え、シェル本体232の上方側Huにカバー部233を備えている。
カバー部233は、シェル本体232より上方側Huに突出する正面視三角錐台状であり、機器側コネクタ10において取付台座11にオス型ハウジング15を固定する固定凸部154及び固定ボルト16を囲繞するように形成している。
また、内部ハウジング22を内包するハウジングシェル23は、後述する固定ボルト40の螺合固定によって、金属製の取付台座11に取付けられて、電気的且つ物理的に接続され、電磁シールドを奏するように金属製である。
また、金属製のハウジングシェル23におけるシェル本体232には、シェル本体232の嵌合開口235から奥側Dbに向かって露出する当接機構38を備えている。なお、当接機構38については後述する。
このように構成されたハウジングシェル23は、シェル本体232を高さ方向Hに分割した分割シェル31,32を組み付けて構成している。
分割シェル31,32の詳細な構造についても後述する。
ハウジングシール24は、保持部本体222における内壁222bの背面視形状と一致する平面視四角形状のリング状であり、ゴム製である。
ハウジングシール24は、内部ハウジング22における内壁222bに対して外嵌し、機器側コネクタ10とハーネス側コネクタ20との組付け状態において、機器側コネクタ10のオス型ハウジング15とハーネス側コネクタ20の内部ハウジング22との間を封止するシール材である。
ハウジングシールカバー25は、内部ハウジング22の内壁222bに奥行き方向Dの奥側Dbから取付けて、内部ハウジング22の保持部本体222に配置したハーネス側端子21を固定するものである。
ワイヤーシール26は、2本の高圧電線201を挿通する挿通孔261を有し、ハーネス挿通筒部221に挿通した高圧電線201とハーネス挿通筒部221の内面との間を封止するシール部材である。そのため、ワイヤーシール26はハーネス挿通筒部221の内部に配置できる長円状に形成している。
シェルシール27は、内部ハウジング22のハーネス挿通筒部221に外嵌し、ハーネス挿通筒部221とハーネス挿通筒外部231との間を封止するシール部材である。シェルシール27はハーネス挿通筒部221に外嵌できる長円状に形成している。
ハーネス挿通筒外部231の下方側Hdの端部に備えた電線保持部28は、ハーネス挿通筒部221に挿通した高圧電線201をハーネス挿通筒外部231に保持するものであり、高圧電線201を挿通する電線挿通孔281を有している。
電線挿通孔281は、ワイヤーハーネス200を構成する2本の高圧電線201に対応して、幅方向Wに所定間隔を隔てて2つ設けており、電線挿通孔281は挿通する高圧電線201の外径と同じあるいはわずかに小径に形成している。
また、電線保持部28は、ハーネス挿通筒外部231の下方側Hdにおいて、挿通された高圧電線201を保持する電線挿通孔281を有し、ハーネス挿通筒外部231の下方側Hdにおいて、ハーネス挿通筒外部231と一体で構成された固定側保持部282と、固定側保持部282に対して装着される装着保持部283とが設けられている。
固定側保持部282は電線挿通孔281の手前側Dfの半分である固定側円弧溝281aを有し、装着保持部283は、電線挿通孔281の奥側Dbの半分を構成する装着側円弧溝281bを有している。
具体的には、電線保持部28は、ハーネス挿通筒外部231の下方側Hdの端部において一体構成された固定側保持部282と、固定側保持部282と別体構成され、固定側保持部282に組み付けて固定する装着保持部283と、固定側保持部282に組み付けた装着保持部283を固定する固定ボルト284とを備えている。
固定側保持部282は、板状材を下方側Hdから視て断面長円状となる筒状であるハーネス挿通筒外部231の下方側Hdの端部において、断面長円状を奥行き方向Dに分断した手前側Dfの半断面長円状に形成されるととともに、高さ方向Hに所定の厚みを有するように形成されている。そして、手前側Dfの半断面長円状に形成された固定側保持部282における奥側Dbに、幅方向Wの所定間隔を隔てて固定側円弧溝281aを設けている。
なお、固定側保持部282における固定側円弧溝281aの幅方向Wの外側には、固定ボルト284を螺合する螺合孔285を備えている。
装着保持部283は、板状材を下方側Hdから視て断面長円状となる筒状であるハーネス挿通筒外部231の下方側Hdの端部において、断面長円状を奥行き方向Dに分断した手前側Dfの半断面長円状に形成された固定側保持部282に対して組み付けて、電線保持部28を構成するものであり、奥側Dbの半断面長円状に形成されている。なお、装着保持部283は、固定側保持部282と同様に、高さ方向Hに所定の厚みを有するように形成され、手前側Df側の半断面長円状に形成された装着保持部283における奥側Dbに、幅方向Wの所定間隔を隔てて装着側円弧溝281bを設けている。
なお、装着保持部283における装着側円弧溝281bの幅方向Wの外側には、固定ボルト284を挿通する挿通孔286を備えている。
このように構成された装着保持部283を、ハーネス挿通筒外部231の固定側保持部282に組み付けることで、筒状を構成するとともに、電線保持部28が形成される。そして、装着保持部283の挿通孔286に固定ボルト284を挿通し、固定側保持部282の螺合孔285に螺合することで、固定側保持部282に対して装着保持部283を固定することができる。
以下において、ハーネス挿通筒外部231及びシェル本体232を有するハウジングシェル23を構成する分割シェル31,32について詳細に説明する。
ハウジングシェル23は、幅方向W及び奥行き方向Dに沿う接合部33を通る仮想水平面X(図1参照)でシェル本体232を分割し、仮想水平面Xより上方側Huのアッパーシェル31と、仮想水平面Xより下方側Hdのロアシェル32とを高さ方向Hに組み付けて構成している。なお、仮想水平面Xは、ハーネス側コネクタ20を組み付けた状態で、シェル本体232において、ハーネス挿通筒外部231に近い高さ方向Hの下方位置となる。
シェル本体232の仮想水平面Xより上方側Huの部分でアッパーシェル31を構成するとともに、シェル本体232の仮想水平面Xより下方側Hdの部分とハーネス挿通筒外部231とでロアシェル32を構成し、アッパーシェル31とロアシェル32とを接合部33で高さ方向Hに組み付けてハウジングシェル23を構成している。
なお、接合部33を構成するアッパーシェル31における下方側Hdの端部とロアシェル32における上方側Huの端部とは高さ方向Hから視て奥行き方向Dの奥側Dbに向かって開放された角型U字状である。当該角型U字状の縁部のうち幅方向Wの両側に配置された側面部分の縁部に沿って形成した接合凸部34をロアシェル32の上方側Huの端部の内面側に沿わせて組み付けた接合部33で接合している。
詳述すると、接合凸部34は、底面視角型U字状に形成されたアッパーシェル31における幅方向Wの両側に配置された側面部分の下方側Hdの端縁の内面側に沿って下方側Hdに突出するように形成している。なお、接合凸部34の奥側Dbの端面には、アッパーシェル31とロアシェル32とを組み付けて、導通可能に接続する組付ボルト39(図6参照)が螺合する螺合孔35(図7及び図8参照)を設けている。
上述したように、接合凸部34をロアシェル32の上方側Huの端部の内面側に沿わせて、アッパーシェル31とロアシェル32を接合して組付けたシェル本体232の接合部33が形成される。
また、底面視角型U字状に形成したアッパーシェル31の奥側Dbの下方側Hdの端縁の内面側に沿って下方側Hdに突出するよう導電接続片36を設けている。
なお、アッパーシェル31の下方側Hdの端部から突出する幅方向Wの両側の接合凸部34と導電接続片36とは連続し、導電接続片36には固定ボルト40を奥行き方向Dに挿通するボルト孔361を設けている。
このように構成した導電接続片36は、アッパーシェル31とロアシェル32とを組み付けた状態において、平面視角型U字状に形成したロアシェル32の奥側Dbの側面の内面側に配置され、アッパーシェル31とロアシェル32とが導電可能になる導電部37(図1参照)を構成することなる。
導電部37には、嵌合した機器側コネクタ10とハーネス側コネクタ20とを螺合固定する固定ボルト40の通過を許容する、下方側Hdに向かって正面視U字状となる切り欠き371を設けている。
また、ロアシェル32におけるシェル本体232の下方側Hdを構成する部分(以下において下側シェル本体232aという)には、当接機構38を備えている。
当接機構38は、下側シェル本体232aにおける、ハーネス挿通筒外部231より奥側Dbに配置され、シェル本体232の内部において幅方向Wに延出された内側仕切り壁381と、内側仕切り壁381から奥側Dbに向かって高さ方向Hに延びる当接リブ382とで構成している。
内側仕切り壁381の幅方向Wの中央には、嵌合した機器側コネクタ10とハーネス側コネクタ20とを螺合固定する固定ボルト40の奥行き方向Dの通過を許容する、下方側Hdに向かって背面視U字状となる切り欠き383を設けている。
内側仕切り壁381の幅方向Wの両側には、アッパーシェル31とロアシェル32との組付け状態において、接合凸部34の奥側Dbの端面に設けた螺合孔35に対応する位置に、アッパーシェル31とロアシェル32を固定する組付ボルト39が貫通する貫通孔384を設けている。
図4(c)に示すように、当接リブ382は、内側仕切り壁381における切り欠き383の幅方向Wの両側において、それぞれ幅方向Wに所定間隔を隔てて2枚設けられている。
なお、当接リブ382は、手前側Dfが内側仕切り壁381に接続されるとともに、下方側Hdが下側シェル本体232aの周壁部に固定された側面視四角形状の板状に形成している。つまり、側面視略四角形状の当接リブ382は、手前側Dfと下方側Hdとが固定された四角形状の板状である。
なお、当接リブ382の奥側Dbの端部は、下側シェル本体232aの奥側Dbの端縁と面一となるように形成されている。つまり、当接リブ382の奥側Dbの端部は、シェル本体232(232a)の奥側Dbの端縁に対して、奥側Dbに突出しておらず、また手前側Dfに凹んでもいないが、固定ボルト40による螺合圧力によって変形してシェル本体232(232a)の奥側Dbの端縁と面一となる程度に奥側Dbに突出する態様であってもよい。
上述のように構成した各要素は、以下で説明するように組み付けてハーネス側コネクタ20を構成することができる。
まず、ワイヤーハーネス200に対してロアシェル32を予め挿通し、挿通孔261に高圧電線201を挿通して、ワイヤーシール26を予め挿通する。そして、ワイヤーハーネス200の先端の電線導体202にハーネス側端子21を取り付け、内部ハウジング22のハーネス挿通筒部221にシェルシール27を装着する。
ワイヤーハーネス200に対して、シェルシール27を装着した内部ハウジング22を装着し、ハーネス側端子21が先端に取り付けられた高圧電線201に対して、予め挿通したワイヤーシール26を、ハーネス挿通筒部221の内部の所定位置に配置する。
続いて、装着した内部ハウジング22に対してロアシェル32を所定位置に配置し、内部ハウジング22の内壁222bに対してハウジングシール24及びハウジングシールカバー25を装着する。
所定位置に配置したロアシェル32に対して、接合凸部34及び導電接続片36をロアシェル32の周縁部に沿わせて接合部33で嵌合させてアッパーシェル31を装着し、ロアシェル32における下側シェル本体232aに設けた内側仕切り壁381の貫通孔384をアッパーシェル31における接合凸部34の端面に設けた螺合孔35と対応させ、組付ボルト39で螺合することで、組み付けたアッパーシェル31とロアシェル32とを固定し、ハウジングシェル23を構成する。
アッパーシェル31とロアシェル32とを固定して構成したハウジングシェル23のハーネス挿通筒外部231に対して、電線保持部28を構成する装着保持部283を所定位置に装着して、ハーネス側コネクタ20の組付は完了する。
このように構成されたハーネス側コネクタ20を機器側コネクタ10と嵌合させて接続し、接続状態を固定する固定ボルト40は、取付台座11の固定凸部113に設けた螺合孔114に螺合するネジ軸部41の端部にボルト頭部42が設けられた金属製のボルトである。
なお、ネジ軸部41は、ハーネス側コネクタ20のハウジングシェル23におけるシェル本体232の奥行き方向Dの長さより短く形成されている。
このように組み付けられたハーネス側コネクタ20と、機器側コネクタ10とを嵌合し、上述の固定ボルト40で固定することで接続完了し、電気的且つ物理的に安定した接続状態を確立できるコネクタ接続構造1は完成する。
詳述すると、図10(a)及び図11(a)に示すように、機器筐体100に取り付けられた機器側コネクタ10のオス型ハウジング15の内部に保持された機器側端子12と、ハーネス側コネクタ20のハーネス側端子21におけるシェル本体232の内部に保持されたハーネス側端子21とを接続するように、機器側コネクタ10に対してハーネス側コネクタ20を配置する。
そして、機器筐体100に取り付けられた機器側コネクタ10に対してハーネス側コネクタ20を奥側Dbに移動させて、機器側コネクタ10とハーネス側コネクタ20とを組み付ける。
このとき、シェル本体232の内部に配置された保持部本体222を構成する外壁222aと内壁222bとの間に、機器側コネクタ10のオス型ハウジング15のフード部152が挿入されるとともに、機器側端子12とハーネス側端子21が当接する。
このように機器側コネクタ10に対して組み付けたハーネス側コネクタ20のボルト孔361は、機器側コネクタ10の取付台座11に設けた固定凸部113の螺合孔114と奥行き方向Dに対向する。そして、ハーネス側コネクタ20の手前側Dfより、固定ボルト40をボルト孔361に挿入し、当接機構38の内側仕切り壁381に形成した切り欠き383を通過した固定ボルト40のネジ軸部41を取付台座11の固定凸部113に設けた螺合孔114に螺合させる。これにより、組付けた機器側コネクタ10とハーネス側コネクタ20とを固定ボルト40で螺合固定し、機器側コネクタ10とハーネス側コネクタ20との接続は完了し、コネクタ接続構造1が構成される。
接続が完了したコネクタ接続構造1では、機器側コネクタ10とハーネス側コネクタ20との接続を固定ボルト40で固定しており、シェル本体232の奥側Dbの端縁が取付台座11の固定主面112に当接する。さらに、固定ボルト40の周囲に設けた当接リブ382の奥側Dbの端面が、取付台座11における固定凸部113の周囲の固定主面112にしっかりと当接することとなる。
また、ハーネス側コネクタ20におけるシェル本体232の内部の保持部本体222を構成する外壁222aと内部ハウジング22bとの間にフード部152が挿入されたオス型ハウジング15は、螺合孔114及び貫通孔111と、取付台座11における幅方向Wに中央において一直線状に並んだ螺合孔115に固定ボルト16によって固定されている。
上述したように、機器側コネクタ10と嵌合して、それぞれに設けた端子12,21を接続するハーネス側コネクタ20、及び機器側コネクタ10とハーネス側コネクタ20とを接続するコネクタ接続構造1は、先端にハーネス側端子21が装着された高圧電線201と、ハーネス側端子21が内部に配置され、金属製の金属シェルであるハウジングシェル23とが備えられている。
ハウジングシェル23は、ハーネス側端子21を内部に配置するシェル本体232と、シェル本体232と連通するとともに、高圧電線201を挿入するハーネス挿通筒外部231とを有し、機器筐体100に取り付けられる金属製の取付台座11を有する機器側コネクタ10と嵌合させた嵌合状態において、ハウジングシェル23を取付台座11に螺合固定する金属製の固定ボルト40が設けられている。
固定ボルト40は、シェル本体232にのみ配置され、シェル本体232における固定ボルト40の周辺に、取付台座11に対して奥行き方向Dに当接する当接リブ382が設けられている。
このように構成したハーネス側コネクタ20及びコネクタ接続構造1は、機器側コネクタ10に対してハーネス側コネクタ20を効率よく固定し、電気的且つ物理的に安定した接続状態を確立することができる。
詳述すると、金属シェルであるハウジングシェル23が、ハーネス側端子21を内部に配置するシェル本体232と、シェル本体232と連通するとともに、高圧電線201を挿入するハーネス挿通筒外部231とを有している。そして、機器筐体100に取り付けられる金属製の取付台座11を有する機器側コネクタ10とハーネス側コネクタ20とを嵌合させた嵌合状態において、ハウジングシェル23を取付台座11に螺合固定する金属製の固定ボルト40が、シェル本体232に配置されている。
そのため、機器側コネクタ10とハーネス側コネクタ20とを嵌合させた嵌合状態で、シェル本体232に配置された固定ボルト40を螺合固定することで、効率よく機器側コネクタ10に対してハーネス側コネクタ20を固定することができる。
また、シェル本体232における固定ボルト40の周辺に、取付台座11における固定凸部113の周囲の固定主面112に対して奥行き方向Dに当接する当接リブ382が設けられているため、ハウジングシェル23におけるシェル本体232と金属製の取付台座11とを確実に当接した状態で固定することができる。
そのため、ハウジングシェル23におけるシェル本体232と金属製の取付台座11とを確実に当接することで電気的に安定した接続状態となる。
また、取付台座11に対して奥行き方向Dに当接する当接リブ382がシェル本体232における固定ボルト40の周辺に設けられているため、固定ボルト40によって生じる奥行き方向Dの力に対して、取付台座11に当接する当接リブ382が抗し、嵌合方向の力に対する反力が生じた状態で、物理的に安定した状態で固定することができる。このように、一か所の螺合固定でありながら、シェル本体232と取付台座11とを物理的に安定した状態で固定でき、電気的な接続状態も安定することとなる。
さらには、シェル本体232と取付台座11の固定主面112との接触面積が、当接リブ382によって増大するため、コネクタ接続構造1における機器側コネクタ10とワイヤーハーネス200との導通性を向上することができる。
また、固定ボルト40は、シェル本体232におけるハーネス挿通筒外部231の側である下側シェル本体232aに配置されているため、ハーネス側コネクタ20やコネクタ接続構造1における接続状態を安定させることができる。
詳しくは、固定ボルト40を、シェル本体232におけるハーネス挿通筒外部231の側である下側シェル本体232aに配置することで、シェル本体232に内蔵されたハーネス側端子21、固定ボルト40、ハーネス挿通筒外部231に挿入された高圧電線201がこの順で配置される。また、図示省略する編組線で覆われた高圧電線201の端部はハーネス挿通筒外部231よりシェル本体232の近くまで挿入される。
そして、シェル本体232におけるハーネス挿通筒外部231の側である下側シェル本体232aに固定ボルト40が配置されているため、つまり、シェル本体232におけるハーネス挿通筒外部231の側でハウジングシェル23と取付台座11とが固定ボルト40を介して電気的に確実に接続されるとともに、当接リブ382が固定主面112に当接するため、機器側コネクタ10との接続するハーネス側コネクタ20における接続状態を安定させることができる。
また、当接リブ382は、シェル本体232に設けられているため、当接リブ382をハーネス挿通筒外部231に配置する場合に比べて、シェル本体232に配置された固定ボルト40の近傍に当接リブ382を配置でき、より確実に固定ボルト40によって生じる奥行き方向Dの力に対して効率よく抗することができ、より安定した固定状態を確立することができる。
さらに、取付台座11の固定主面112と当接するシェル本体232の奥側Dbの周端縁の内側において、当接リブ382が取付台座11の固定主面112と当接することとなる。そのため、シェル本体232の奥側Dbの周端縁と当接リブ382とが協働して取付台座11の固定主面112と当接し、より安定した固定状態を確立することができる。
また、当接リブ382は、シェル本体232において奥行き方向Dに沿うリブであるため、固定ボルト40によって生じる奥行き方向Dの力に対して簡単な構造で抗することができ、より安定した固定状態を確立することができる。
また、固定ボルト40は、取付台座11においてハーネス側コネクタ20と対向する固定主面112において、ハーネス側コネクタ20に向かって突出する固定凸部113に設けられた螺合孔114に螺合するボルトであり、固定凸部113に螺合孔114が設けられているため、固定主面112に設けた螺合孔114に螺合するボルトに比べ、固定ボルト40のネジ軸部41の長さを短くでき、より安定した螺合状態を実現することができる。
しかしながら、固定凸部113に対して当接リブ382が当接すると、固定ボルト40によって生じる奥行き方向Dの力が取付台座11より突出する固定凸部113に集中的に作用し、固定状態が安定しないおそれがある。これに対して、当接リブ382は、シェル本体232に設けられ、固定凸部113の周囲の固定主面112に当接するため、より安定した固定状態を確立することができる。
また、機器側コネクタ10は、機器側端子12を保持するオス型ハウジング15と、オス型ハウジング15を取付台座11に螺合固定する固定ボルト16とが備えられ、機器側コネクタ10とハーネス側コネクタ20との嵌合状態において、オス型ハウジング15は、ハウジングシェル23のシェル本体232の内部に配置されるとともに、固定ボルト16は、オス型ハウジング15を挟んで固定ボルト40と対向する位置に配置されているため、電気的且つ物理的にさらに安定した接続状態を確立することができる。
詳述すると、固定ボルト16で取付台座11に固定されたオス型ハウジング15が、ハーネス側コネクタ20と機器側コネクタ10との嵌合状態で、ハーネス側コネクタ20のハウジングシェル23のシェル本体232の内部に配置される。そのため、オス型ハウジング15を介してハウジングシェル23のシェル本体232と取付台座11とを固定ボルト16で固定することができる。
そして、オス型ハウジング15を取付台座11に螺合固定する固定ボルト16が、シェル本体232と取付台座11を螺合固定する固定ボルト40と、オス型ハウジング15を挟んで対向する位置に配置されている。つまり、シェル本体232と取付台座11を螺合固定する固定ボルト40と、オス型ハウジング15と、オス型ハウジング15を取付台座11に螺合固定する固定ボルト16とが、ハウジングシェル23のシェル本体232内でこの順に配置されることとなる。
そのため、ハウジングシェル23のシェル本体232の内部においてオス型ハウジング15を挟んだ固定ボルト40と固定ボルト16とが協働して、ハウジングシェル23のシェル本体232と取付台座11とをより確実に固定し、電気的且つ物理的にさらに安定した接続状態を確立することができる。
さらには、シェル本体232と取付台座11の固定主面112との接触面積が当接リブ382によって増大するとともに、当接リブ382が固定ボルト40による奥行き方向Dの力が作用した状態で取付台座11の固定主面112に当接しているため、シェル本体232と取付台座11の固定主面112との当接面に作用する摩擦力が増大し、機器側コネクタ10に接続したハーネス側コネクタ20に対して外力が作用しても、機器側コネクタ10に対してハーネス側コネクタ20が変位することがなく、安定した接続状態を確立することができる。
なお、上述の説明では、ロアシェル32における下側シェル本体232aに当接リブ382を設けたが、手前側Dfから見て、曲線状、折れ曲がり状であってもよいし、図12に示すような適宜の形状で形成してもよい。
なお、図12(a)乃至図12(f)は、様々な形態の当接リブ382が設けられたハーネス側コネクタ20の図4(c)に対応する図を表している。
具体的には、上述の説明では、固定ボルト40に対して、幅方向Wの両側にそれぞれ2枚の当接リブ382を設けたが、図12(a)に示すように、固定ボルト40に対して、幅方向Wの両側にそれぞれ1枚の当接リブ382を設けてもよい。なお、固定ボルト40に対して幅方向Wの一方側に適宜の枚数の当接リブ382を設けてもよい。もちろん3枚以上の当接リブ382を設けてもよい。
また、図12(b)に示すように、幅方向Wに所定間隔を隔てて配置した当接リブ382のうち少なくとも一方を高さ方向Hに対して交差する方向に延びる傾斜当接リブ382aであってもよい。なお、幅方向Wに所定間隔を隔てた2枚の両方を傾斜当接リブ382aで形成してもよい。傾斜当接リブ382aは高さ方向Hに延びる当接リブ382に比べ固定主面112との当接面積をさらに増大することができる。
また、図12(c)に示すように、固定ボルト40に対して、幅方向Wの両側にそれぞれ1枚設けた当接リブ382と幅方向Wに延びる当接リブ382によって連結した、手前側Dfから視て幅方向Wに長いH型となるH型当接リブ382bであってもよい。これにより、固定ボルト40が螺合する固定凸部113の周囲を囲うようにH型当接リブ382bが固定主面112に当接することができる。
また、図12(d)に示すように、固定ボルト40に対して、幅方向Wの両側にそれぞれ1枚設けた当接リブ382と幅方向Wの外側に延びる当接リブ382によって手前側Dfから視て横向きのT型となるT型当接リブ382cであってもよい。これにより、固定ボルト40が螺合する固定凸部113の周囲の固定主面112にT型当接リブ382cが当接することができる。
上述の当接リブ382、傾斜当接リブ382a、H型当接リブ382b及び、T型当接リブ382cはリブ形状であったが、図12(e)に示すように、固定ボルト40が通過する切り欠き383に沿って、あるいは切り欠き383の径外側に円筒状の当接円筒部382dを設けてもよい。
このように、当接円筒部382dは、嵌合状態において、固定凸部113が端部より内部に挿入する、奥行き方向Dに延出された筒状であるため、固定ボルト40が螺合する固定凸部113を囲うように全周に亘って当接円筒部382dが固定主面112に当接し、より安定した固定状態を確立することができる。
なお、当接円筒部382dは、取付台座11の固定主面112との当接面積が確保できる径や肉厚で形成すればよい。
さらには、図12(f)に示すようにピン状の当接ピン382eを設けてもよい。なお、当接ピン382eは、取付台座11の固定主面112との当接面積が確保できる本数や径で形成すればよい。
この発明の構成と、実施形態との対応において、この発明の相手方コネクタ,第2コネクタは機器側コネクタ10に対応し、
以下同様に、
コネクタ,第1コネクタはハーネス側コネクタ20に対応し、
第1端子はハーネス側端子21に対応し、
電線は高圧電線201に対応し、
ハウジングはハウジングシェル23に対応し、
ハウジング本体部はシェル本体232に対応し、
電線挿入部はハーネス挿通筒外部231に対応し、
所定箇所は機器筐体100に対応し、
台座部は取付台座11に対応し、
螺合部材は固定ボルト40に対応し、
当接部は当接リブ382,傾斜当接リブ382a,H型当接リブ382b,T型当接リブ382c,当接円筒部382dあるいは,当接ピン382eに対応し、
突出部は固定凸部113に対応し、
コネクタ接続構造はコネクタ接続構造1に対応し、
第2端子は機器側端子12に対応し、
第2端子保持部はオス型ハウジング15に対応し、
第2螺合部材は固定ボルト16に対応するも、この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、請求項に示される技術思想に基づいて応用することができ、多くの実施の形態を得ることができる。
例えば、上述の説明では、機器側コネクタ10に対して組み付けたハーネス側コネクタ20を固定する固定ボルト40は、取付台座11の固定凸部113に設けた螺合孔115に螺合するボルトで構成したが、手前側Dfに向かって突出するように植設したスタッドボルトを、ボルト孔361を貫通させてナットで螺合してもよい。
また、上述の説明では、当接リブ382をロアシェル32の下側シェル本体232aに備えたがアッパーシェル31のシェル本体232の下方側Hdに設けてもよい。さらには、当接リブ382を取付台座11の螺合孔114の周囲に固定主面112から手前側Dfに向かって突出するように設けてもよいし、ロアシェル32の下側シェル本体232aと取付台座11の螺合孔114の周囲との両方に、組付け状態で互いに干渉しないように設けてもよい。
1…コネクタ接続構造
10…機器側コネクタ
11…取付台座
12…機器側端子
15…オス型ハウジング
16…固定ボルト
20…ハーネス側コネクタ
21…ハーネス側端子
23…ハウジングシェル
40…固定ボルト
100…機器筐体
113…固定凸部
201…高圧電線
231…ハーネス挿通筒外部
232…シェル本体
382…当接リブ
382a…傾斜当接リブ
382b…H型当接リブ
382c…T型当接リブ
382d…当接円筒部
382e…当接ピン

Claims (10)

  1. 相手方コネクタと嵌合して、それぞれに設けた端子同士を接続するコネクタであって、
    先端に第1端子が装着された電線と、前記第1端子が内部に配置され、金属製の金属シェルであるハウジングとが備えられ、
    前記ハウジングは、前記第1端子を内部に配置するハウジング本体部と、該ハウジング本体部と連通するとともに、前記電線を挿入する電線挿入部とを有し、
    所定箇所に取り付けられる金属製の台座部を有する前記相手方コネクタと嵌合させた嵌合状態において、前記金属シェルを前記台座部に螺合固定する金属製の螺合部材が設けられ、
    前記螺合部材は、前記ハウジング本体部に配置され、
    前記ハウジング本体部における前記螺合部材の周辺に、前記台座部に対して嵌合方向に当接する当接部が設けられた
    コネクタ。
  2. 前記螺合部材は、前記ハウジング本体部における前記電線挿入部の側に配置された
    請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記当接部は、
    前記ハウジング本体部に設けられた
    請求項1に記載のコネクタ。
  4. 前記当接部は、
    前記ハウジング本体部において前記嵌合方向に沿うリブである
    請求項3に記載のコネクタ。
  5. 前記螺合部材は、
    前記台座部における主面から突出する突出部に設けられた螺合孔に螺合するボルトであり、
    前記当接部は、
    前記ハウジング本体部に設けられ、前記主面における前記突出部の周囲に当接する
    請求項1に記載のコネクタ。
  6. 前記当接部は、
    嵌合状態において、前記突出部が端部より内部に挿入する、嵌合方向に延出された筒状である
    請求項5に記載のコネクタ。
  7. 第1コネクタと第2コネクタとを嵌合させて、それぞれに設けた端子同士を接続するコネクタ接続構造であって、
    前記第1コネクタは、先端に第1端子が装着された電線と、前記第1端子が内部に配置され、金属製の金属シェルであるハウジングとが備えられ、
    前記ハウジングは、前記第1端子を内部に配置するハウジング本体部と、該ハウジング本体部と連通するとともに、前記電線を挿入する電線挿入部とを有し、
    前記第2コネクタは、所定箇所に取り付けられる金属製の台座部を有し、
    前記第1コネクタと前記第2コネクタとを嵌合させた嵌合状態において、前記金属シェルと前記台座部とを螺合固定する金属製の螺合部材が設けられ、
    前記螺合部材は、
    前記ハウジング本体部に配置され、
    前記金属シェル及び前記台座部のうち少なくとも一方に、
    前記螺合部材による螺合箇所の周辺において、前記金属シェル及び前記台座部のうち他方に対して前記第1コネクタと前記第2コネクタとの嵌合方向に当接する当接部が設けられた
    コネクタ接続構造。
  8. 前記螺合部材は、
    前記台座部に設けられた螺合孔に螺合するボルトであり、
    前記台座部において前記第1コネクタと対向する主面に、前記第1コネクタに向かって突出する突出部に設けられ、
    前記螺合孔は前記突出部に配置され、
    前記当接部は、
    前記ハウジング本体部に設けられ、前記主面における前記突出部の周囲に当接する
    請求項7に記載のコネクタ接続構造。
  9. 前記当接部は、
    嵌合状態において、前記突出部が端部より内部に挿入する、嵌合方向に延出された筒状である
    請求項8に記載のコネクタ接続構造。
  10. 前記第2コネクタは、第2端子を保持する第2端子保持部と、前記第2端子保持部を前記台座部に螺合固定する第2螺合部材とが備えられ、
    嵌合状態において、
    前記第2端子保持部は、前記金属シェルの内部に配置されるとともに、
    前記第2螺合部材は、前記第2端子保持部を挟んで前記螺合部材と対向する位置に配置された
    請求項7に記載のコネクタ接続構造。
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