JP2024039148A - 光学装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シェーディング補正に必要となるシェーディングデータを取得するために読取部がその都度移動する場合に比べて、シェーディングデータを取得する時間を短縮させる。【解決手段】本実施の形態が適用される発光装置としての画像読取装置1は、レンズ間に配置された遮光部を通過した後にレンズにより集光された光を読み取るイメージセンサを有する密着光学系方式のCIS11と、CIS11に対向する位置に固定された白色部材131とを備え、CIS11は、白色部材131よりも自身に近い位置を通過する原稿に形成された画像に焦点を合わせた読み取りと、白色部材131の白色部分に焦点を合わせた読み取りとを行う。【選択図】図4

Description

本発明は、光学装置に関する。
原稿に形成された画像を読取部に読み取らせる技術が知られている(例えば、特許文献1)。このような技術では、読取部が、原稿を読み取る処理と、レンズの収差や照明ムラを補正するシェーディング補正のためのシェーディングデータを読み取る処理とを行う。このシェーディングデータを読み取る処理は、原稿を読み取る処理を開始する前に行われるだけではなく、読み取りの品質を維持するために、原稿を読み取る処理が開始された後も継続的に行われる。
特開2006-20084号公報
しかしながら、シェーディングデータを読み取る処理は、原稿を読み取る処理が行われる位置とは異なる位置に配置された白色の補正板を読み取ることで行われる。このため、シェーディング補正を行う度に読取部が移動しなければならない。その結果、原稿を読み取る処理の速度を上げたい場合や、短時間で多くの原稿を読み取らせたい場合には、読取部がシェーディングデータを読み取るために移動する時間が障害になることがあった。
本発明の目的は、シェーディング補正に必要となるシェーディングデータを取得するために読取部がその都度移動する場合に比べて、シェーディングデータを取得する時間を短縮させることにある。
請求項1に記載された発明は、レンズ間に配置された遮光部を通過した後に当該レンズにより集光された光を読み取るイメージセンサを有する密着光学系方式の読取部と、前記読取部に対向する位置に固定され、一部または全部に白色部分を有する固定部材と、を備え、前記読取部は、前記固定部材よりも自身に近い位置を通過する原稿に形成された画像に焦点を合わせた読み取りと、当該固定部材の前記白色部分に焦点を合わせた読み取りとを行うことを特徴とする、光学装置である。
請求項2に記載された発明は、前記読取部は、自身と前記固定部材との位置関係を変化させることなく前記白色部分の読み取りを行うことを特徴とする、請求項1に記載の光学装置である。
請求項3に記載された発明は、前記読取部は、予め定められたタイミングで前記白色部分の読み取りを行い、前記読取部による前記白色部分の読み取りにより得られた情報をシェーディングデータとするシェーディング補正を行う補正部をさらに備えることを特徴とする、請求項2に記載の光学装置である。
請求項4に記載された発明は、前記読取部の前記遮光部は、前記光の光軸方向に配置された、当該光を遮る壁で構成されていることを特徴とする、請求項3に記載の光学装置である。
請求項5に記載された発明は、前記予め定められたタイミングのうち、2回目以降のタイミングが、前記読取部が前記原稿を読み取った枚数と、当該読取部が当該原稿の読み取りを行った時間との少なくとも一方により決定されることを特徴とする、請求項3に記載の光学装置である。
請求項6に記載された発明は、前記読取部が前記白色部分の読み取りを行う際、原稿送りの速さを変化させる制御を行う原稿送り制御部をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の光学装置である。
請求項7に記載された発明は、前記原稿送り制御部は、前記原稿送りの速さを変化させる制御として、前記原稿送りの速さを減速させる制御を行うことを特徴とする、請求項6に記載の光学装置である。
請求項1の本発明によれば、シェーディング補正に必要となるシェーディングデータを取得するために読取部がその都度移動する場合に比べて、シェーディングデータを取得する時間を短縮させる光学装置を提供できる。
請求項2の本発明によれば、固定された白色部材と、読取部との位置関係が変化しないので、シェーディング補正を行う度に読取部が移動する場合よりもシェーディング補正に要する時間を短縮できる。
請求項3の本発明によれば、補正板の用途とは異なる用途で配置されている固定部材を利用したシェーディング補正が可能となる。
請求項4の本発明によれば、原稿に形成された画像と、固定部材の白色部分との各々に焦点を合わせることができる。
請求項5の本発明によれば、読取部を移動させることなく予め定められたタイミングでシェーディングデータを取得できるので、シェーディング補正に要する時間を短縮させつつ、読み取りの品質の低下を防ぐことができる。
請求項6の本発明によれば、原稿送りの速さを変化させて、シェーディング補正に要する時間との調和を図ることができるので、エラーによる停止等を抑制できる。
請求項7の本発明によれば、原稿送りの速さを減速させることでシェーディング補正に要する時間を確保しながら、エラーによる停止等を抑制できる。
(A)および(B)は、従来の画像読取装置の概略構成、および従来の画像読取装置により行われるシェーディング補正の様子を示す図である。 (A)および(B)は、シェーディング補正の前後における白出力の値を示すグラフである。 (A)は、シェーディング補正が行われる前の出力画像の具体例を示す図である。(B)は、シェーディングデータの具体例を示す図である。(C)は、シェーディング補正が行われた後の出力画像の具体例を示す図である。 本実施の形態が適用される光学装置としての画像読取装置の概略構成、および画像読取装置により行われるシェーディング補正の様子の一例を示す図である。 本実施の形態が適用される画像読取装置を構成するCISの概略構成の一例を示す図である。 原稿台ガラス上にある原稿で反射した反射光が受光基板の受光素子で受光される様子の一例を示す図である。 (A)は、原稿の読み取りを開始する前の予め定められたタイミングで白色補正板から取得されたシェーディングデータの白出力の値を示すグラフである。(B)は、原稿の読み取りを開始した後の予め定められたタイミングで白色部材から取得されたシェーディングデータの白出力の値を示すグラフである。(C)は、原稿の読み取りを開始する前の予め定められたタイミングで白色補正板から取得されたシェーディングデータと、原稿の読み取りを開始した後の予め定められたタイミングで白色部材から取得されたシェーディングデータとの比率を表した図である。(D)は、原稿の読み取りを開始する前の予め定められたタイミングで白色補正板から取得されたシェーディングデータと、原稿の読み取りを開始した後の予め定められたタイミングで白色部材から取得されたシェーディングデータとを合成したシェーディングデータの白出力の値を示すグラフである。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(従来のシェーディング補正)
図1(A)および(B)は、従来の画像読取装置の概略構成、および従来の画像読取装置により行われるシェーディング補正の様子を示す図である。
図2(A)および(B)は、シェーディング補正の前後における白出力の値を示すグラフである。
図1(A)および(B)には、従来の画像読取装置の断面図が示されている。従来の画像読取装置では、ADF(自動原稿送り装置)が原稿台に原稿を送る処理と、原稿台に送られてきた原稿に形成されている画像をCIS(コンタクトイメージセンサ)が読み取る処理とが自動的かつ継続的に行われる。従来の画像読取装置を構成するCISは、光源とレンズと受光素子とが一体化された発光装置であり、画像読取装置を構成する密着光学系方式のイメージセンサとして用いられる。CISによる原稿の読み取りが行われる場合、原稿の読み取りが開始される前の予め定められたタイミングでシェーディング補正が行われる。シェーディング補正は、シェーディングデータの取得を起点に開始される処理である。
CISによる原稿を読み取る処理が開始される前にシェーディング補正が行われると、図2(A)に示すように、CIS画素ごとの白出力の値が高い状態になる。その後、CISによる原稿を読み取る処理が開始されてレンズムラが起きても、そのレンズムラが図2(B)に示すような細かいレンズムラである場合には、原稿を読み取る処理が開始される前に取得されたシェーディングデータを用いた除算により、主走査方向の出力特性の不均一がキャンセルされて均一化される。
しかしながら、CISによる原稿を読み取る処理が進み、光量の低下、温度や吸湿の変化などの影響を受け、主走査方向の出力特性に個体差が生じた場合には、原稿を読み取る処理が開始される前に取得されたシェーディングデータでは主走査方向の出力特性の不均一をキャンセルしきれなくなる。このため、シェーディング補正は、CISを構成するレンズの特性の変化に対応するために予め定められたタイミングで継続的に行われる。具体的には、例えば、10枚の原稿をCISが読み取る度に1回といった間隔でシェーディング補正が行われる。
図3(A)乃至(C)には、シェーディング補正により主走査方向の出力特性の不均一がキャンセルされて均一化された出力画像の具体例が示されている。
図3(A)は、シェーディング補正が行われる前の出力画像の具体例を示す図である。図3(B)は、シェーディングデータの具体例を示す図である。図3(C)は、シェーディング補正が行われた後の出力画像の具体例を示す図である。
図3(A)に示すように、シェーディング補正が行われる前の出力画像は、主走査方向の出力特性が不均一であり、白出力の値が低いため、全体的に暗い画像となっている。シェーディング補正では、出力画像を均一にするために、全面均一な白色補正板を読み取られ、その主走査方向の出力特性が、図3(B)に示すようなシェーディングデータとして記憶される。その後、原稿が読み取られる際、ラインごとにシェーディングデータの出力特性で除算した均一な出力画像が、図3(C)に示すようなシェーディング補正が行われた後の出力画像として出力される。シェーディング補正は、出力画像の特性そのものを変化させないことを前提とした処理であり、「シェーディング補正前の出力画像」÷「出力特性(シェーディングデータ)」×定数=「シェーディング補正後の出力画像」の式で表現される処理である。
原稿の読み取りが開始された後に行われる従来のシェーディング補正では、CISが、原稿の読み取りを行う位置(例えば、上述の図1(A)に示す位置)から白色補正板が配置された位置(例えば、上述の図1(B)に示す位置)まで移動し、白色補正板を読み取ることでシェーディングデータを取得する。白色補正板は、インク等による汚れが生じない位置に配置されている。そして、シェーディング補正が終わると、原稿の読み取りを行う元の位置までCISが戻り、原稿の読み取りが再開される。このように、従来のシェーディング補正では、CISの移動を伴うため、上述の図1(B)に示すように、シェーディング補正が行われるタイミングでADFによる原稿の送りが一時的に停止(STOP)される。
(本実施の形態にかかる画像読取装置)
次に、図4乃至図8を参照して、本実施の形態が適用される光学装置としての画像読取装置1、および画像読取装置1により行われるシェーディング補正ついて説明をする。
図4は、本実施の形態が適用される光学装置としての画像読取装置1の概略構成、および画像読取装置1により行われるシェーディング補正の様子の一例を示す図である。
図4に示すように、画像読取装置1は、CIS11と、原稿台ガラス12と、ADF13と、白色補正板14とを含むように構成されている。
CIS11は、レンズ(例えば、図6を参照して後述するマイクロレンズ114a)間に配置された遮光部(例えば、図6を参照して後述する遮光部115b)を通過した後にレンズにより集光された光を読み取るイメージセンサを有する密着光学系方式のコンタクトイメージセンサである。CIS11は、後述する白色部材131よりも自身に近い位置を通過する原稿に形成された画像に焦点を合わせた読み取りを行う。具体的には、CIS11は、上述の図1(A)に示す従来の画像読取装置と同様に、後述する原稿台ガラス12上の読み取り位置に送られてきた原稿の画像の読み取りを行う。
また、CIS11は、シェーディング補正を行う補正部としても機能する。CIS11は、シェーディング補正のためのシェーディングデータの読み取りを行う。具体的には、CIS11は、白色部材131の白色部分に焦点を合わせた読み取りを行う。なお、CIS11の構成の詳細については、図5および図6を参照して後述する。
原稿台ガラス12は、CIS11による読み取りの対象となる原稿を上面で支持する原稿台である。
ADF13は、原稿台ガラス12上の読み取り位置に原稿を送る自動原稿送り装置である。ADF13は、一部または全部に白色部分を有する樹脂等で構成された固定部材としての白色部材131を有する。白色部材131は、上述の図1(A)に示す従来の画像読取装置の白色部材と同様に、CIS11に対向する位置に固定される。ADF13により送られた原稿が白色部材131とCIS11とを結ぶ直線上を通過する際、CIS11が原稿を読み取る。その際、白色部材131は、原稿の外縁の外側が黒色に印刷されないようにするための白色部材として機能する。
また、ADF13は、CIS11が白色部材131の読み取りを行う際、原稿送りの速さを変化させる制御を行う原稿送り制御部としても機能する。具体的には、例えば、ADF13は、原稿送りの速さを変化させる制御として、原稿送りの速さを減速させる制御を行う。
白色補正板14は、原稿の読み取りを開始する前に行われるシェーディング補正の際、CISがシェーディングデータを取得するための白色の部材である。
(本実施の形態にかかる画像読取装置のシェーディング補正)
本実施の形態にかかる画像読取装置1は、上述の従来の画像読取装置と同様にレンズムラが生じるため、予め定められたタイミングでシェーディング補正を行う。具体的には、原稿の読み取りが開始される前の予め定められたタイミングと、原稿の読み取りが開始された後の予め定められたタイミングでシェーディング補正が行われる。
画像読取装置1で行われるシェーディング補正のうち、原稿の読み取りが開始される前の予め定められたタイミングで行われるシェーディング補正では、上述の図1(B)に示す従来の画像読取装置と同様に、CISが原稿の読み取りを行う位置から白色補正板が配置された位置まで移動し、白色補正板14を読み取ることでシェーディングデータを取得する。
これに対して、画像読取装置1で行われるシェーディング補正のうち、原稿の読み取りが開始された後の予め定められたタイミングで行われるシェーディング補正では、従来の画像読取装置の場合とは異なり、CIS11の移動を伴わない。すなわち、図4に示すように、画像読取装置1は、白色部材131を利用することで、原稿の読み取りを行う位置からCIS11を移動させずにシェーディング補正を行う。
従来の画像読取装置を構成するCISは、上述の図1(A)に示すように、読み取り位置を通過する原稿に焦点を合わせて読み取りを行うが、焦点深度が浅いため、通過する原稿の奥側に配置されている白色部材に焦点Pを合わせることができない。このため、ADFに固定された白色部材をシェーディング補正に利用することができず、白色補正板までCISを移動させる必要があった。これに対して、本実施の形態が適用される画像読取装置1を構成するCIS11は、図5および図6を参照して後述するように焦点深度が深いため、ADF13に固定された白色部材131に焦点Pを合わせてシェーディングデータを取得することができる。
図5は、本実施の形態が適用される画像読取装置1を構成するCIS11の概略構成の一例を示す図である。なお、図5の主走査方向は、原稿の紙面と直交する方向であるものとする。
図5に示すように、CIS11は、画像読取装置1の原稿台ガラス12(図4参照)の下部に配置され、光源111の光を原稿に導く導光体112と、原稿で反射した反射光を受ける受光素子113aを有する受光基板113とを備えている。光源111および導光体112は、原稿に対し一方向から光を発すると共に他方向からも原稿に対して光を発するように配置されている。受光基板113は、原稿台ガラス12に対し導光体112よりも遠くに配置されている。受光基板113において、受光素子113aは、主走査方向に間隔を隔てて列状に並べられている。
また、CIS11は、レンズとしてのマイクロレンズアレイ114と、マイクロレンズアレイ114に入るべき反射光を遮る遮光部としての遮光壁115とを備えている。また、CIS11は、導光体112、受光基板113、マイクロレンズアレイ114、および遮光壁115を保持するハウジング116を備えている。ハウジング116は、原稿台ガラス12に対し、受光基板113、マイクロレンズアレイ114、および遮光壁115の位置決めを行う。
図6は、原稿台ガラス12上にある原稿で反射した反射光が受光基板113の受光素子113aで受光される様子の一例を示す図である。なお、図6は、図5の紙面垂直方向の断面を示したものであり、図6には、主走査方向Lが示されている。
図6に示すように、マイクロレンズアレイ114は、微細なマイクロレンズ114aを複数備える。マイクロレンズアレイ114では、マイクロレンズ114aの各々の光軸が互いに沿うように主走査方向に長くなるように並べられている。マイクロレンズアレイ114としては、例えば、位置ずれの倍率変動が少ない正立等倍結像の2枚レンズアレイを採用することができる。
遮光壁115は、光が透過する透過部115aと、光の光軸方向に配置された、光を遮るための壁である遮光部115bとが主走査方向Lに交互に連続するように形成されている。透過部115aは、例えば、透明ガラスや透明樹脂などで構成されている。遮光部115bは、例えば、遮光フィルムや黒い接着剤などで構成されている。遮光壁115は、長焦点深度のために、原稿台ガラス12と、マイクロレンズアレイ114との間に配置される。
遮光壁115は、マイクロレンズ114aに対する光の進入側に配置されているため、光の遮りによりマイクロレンズ114aの各々に進入する光を制限する。具体的には、遮光壁115は、マイクロレンズ114aに入射する光の入射角を緩やかにする。光の入射角が緩やかになると、マイクロレンズ114aの屈折による進路の変更も緩やかになる。その結果、焦点付近での光の広がりが小さくなるため長焦点深度になる。
CIS11において上記の構成が採用されることにより、原稿台ガラス12上にある原稿で反射した反射光のうち、遮光壁115の透過部115aを通る反射光が、マイクロレンズアレイ114により受光素子113aに受光される。また、遮光壁115により、開口角が小さくなる狭開口化が実現されるとともに、斜め入射する光を制限し隣接のマイクロレンズ114aに迷光(破線で図示)が入らないようにする迷光入射防止が実現され、レンズの光学性能が向上する。
図7(A)は、原稿の読み取りを開始する前の予め定められたタイミングで白色補正板14から取得されたシェーディングデータの白出力の値を示すグラフである。
原稿の読み取りを開始する前の予め定められたタイミングでCIS11が白色補正板14から取得するシェーディングデータW1は、図7(A)に示すようにフラットなデータとなる。
図7(B)は、原稿の読み取りを開始した後の予め定められたタイミングで白色部材131から取得されたシェーディングデータの白出力の値を示すグラフである。
例えば、CIS11が10枚の原稿を読み取る度に白色部材131から取得するシェーディングデータW2は、図7(B)の破線で示すような汚れが検出される場合がある。このため、シェーディング補正では、予め取得し保存しておいたシェーディングデータW1を利用して、シェーディングデータW2において汚れとして検出されたデータを置換する処理が行われる。
具体的には、シェーディングデータW1とシェーディングデータW2との比率を表した図7(C)のグラフにおける異常値を示すデータを置換する処理が行われる。この置換の処理が行われると、図7(D)に示すような、シェーディングデータW1とシェーディングデータW2とを合成したシェーディングデータW3が生成される。そして、次のシェーディング補正ではシェーディングデータW3が置換に利用される。
(他の実施の形態)
以上、本実施の形態について説明したが、本発明は上述した本実施の形態に限るものではない。また、本発明による効果も、上述した本実施の形態に記載されたものに限定されない。例えば、図4、図5、および図6の各々に示す、画像読取装置1およびCIS11の各々の構成は、いずれも本発明の目的を達成するための例示に過ぎず、特に限定されない。上述した機能が、画像読取装置1およびCIS11に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような構成を用いるかは上述の例に限定されない。
例えば、上述の実施の形態では、原稿の読み取りが開始された後の予め定められたタイミングで行われるシェーディング補正は、10枚の原稿をCIS11が読み取る度に1回といった間隔で行われることが例示されているが、これに限定されない。例えば、CIS11が原稿の読み取りを行った時間を計測し、予め定められた時間が経過するとシェーディング補正が行われるようにしてもよい。また、例えば、CIS11が出力画像の汚れを検知したことをトリガとして、自動的にシェーディング補正が行われるようにしてもよい。
また、図6に例示するCIS11の遮光壁115は、光が透過する透過部115aと、光を遮る遮光部115bとが主走査方向Lに交互に連続するように形成されているが、これに限定されない。例えば、遮光壁115は、光の光軸方向に伸びた筒形状の壁であってもよい。
また、上述の実施の形態では、原稿の読み取りが開始される前に行われたシェーディング補正の際に取得されるシェーディングデータW1は、CIS11が、白色補正板14の配置位置まで移動して取得する構成となっているが、これに限定されない。例えば、原稿の読み取りが開始される前に行われるシェーディング補正の際に取得されるシェーディングデータW1、および原稿の読み取りが開始された後に行われるシェーディング補正の際に取得されるシェーディングデータW2が、いずれも白色部材131から取得されるようにしてもよい。この場合、シェーディング補正におけるCIS11の移動が不要となる。
(付記)
(((1)))
レンズ間に配置された遮光部を通過した後に当該レンズにより集光された光を読み取るイメージセンサを有する密着光学系方式の読取部と、
前記読取部に対向する位置に固定され、一部または全部に白色部分を有する固定部材と、
を備え、
前記読取部は、前記固定部材よりも自身に近い位置を通過する原稿に形成された画像に焦点を合わせた読み取りと、当該固定部材の前記白色部分に焦点を合わせた読み取りとを行うことを特徴とする、
光学装置。
(((2)))
前記読取部は、自身と前記固定部材との位置関係を変化させることなく前記白色部分の読み取りを行うことを特徴とする、
(((1)))に記載の光学装置。
(((3)))
前記読取部は、予め定められたタイミングで前記白色部分の読み取りを行い、
前記読取部による前記白色部分の読み取りにより得られた情報をシェーディングデータとするシェーディング補正を行う補正部をさらに備えることを特徴とする、
(((1)))または(((2)))に記載の光学装置。
(((4)))
前記読取部の前記遮光部は、前記光の光軸方向に配置された、当該光を遮る壁で構成されていることを特徴とする、
(((2)))または(((3)))のうちいずれかに記載の光学装置。
(((5)))
前記予め定められたタイミングのうち、2回目以降のタイミングが、前記読取部が前記原稿を読み取った枚数と、当該読取部が当該原稿の読み取りを行った時間との少なくとも一方により決定されることを特徴とする、
(((3)))に記載の光学装置。
(((6)))
前記読取部が前記白色部分の読み取りを行う際、原稿送りの速さを変化させる制御を行う原稿送り制御部をさらに備えることを特徴とする、
(((1)))に記載の光学装置。
(((7)))
前記原稿送り制御部は、前記原稿送りの速さを変化させる制御として、前記原稿送りの速さを減速させる制御を行うことを特徴とする、
(((6)))に記載の光学装置。
(((1)))の本発明によれば、シェーディング補正に必要となるシェーディングデータを取得するために読取部がその都度移動する場合に比べて、シェーディングデータを取得する時間を短縮させる光学装置を提供できる。
(((2)))の本発明によれば、固定された白色部材と、読取部との位置関係が変化しないので、シェーディング補正を行う度に読取部が移動する場合よりもシェーディング補正に要する時間を短縮できる。
(((3)))の本発明によれば、補正板の用途とは異なる用途で配置されている固定部材を利用したシェーディング補正が可能となる。
(((4)))の本発明によれば、原稿に形成された画像と、固定部材の白色部分との各々に焦点を合わせることができる。
(((5)))の本発明によれば、読取部を移動させることなく予め定められたタイミングでシェーディングデータを取得できるので、シェーディング補正に要する時間を短縮させつつ、読み取りの品質の低下を防ぐことができる。
(((6)))の本発明によれば、原稿送りの速さを変化させて、シェーディング補正に要する時間との調和を図ることができるので、エラーによる停止等を抑制できる。
(((7)))の本発明によれば、原稿送りの速さを減速させることでシェーディング補正に要する時間を確保しながら、エラーによる停止等を抑制できる。
1…画像読取装置、11…CIS、12…原稿台ガラス、13…ADF、14…白色補正板、111…光源、112…導光体、113…受光基板、114…マイクロレンズアレイ、115…遮光壁、116…ハウジング、131…白色部材

Claims (7)

  1. レンズ間に配置された遮光部を通過した後に当該レンズにより集光された光を読み取るイメージセンサを有する密着光学系方式の読取部と、
    前記読取部に対向する位置に固定され、一部または全部に白色部分を有する固定部材と、
    を備え、
    前記読取部は、前記固定部材よりも自身に近い位置を通過する原稿に形成された画像に焦点を合わせた読み取りと、当該固定部材の前記白色部分に焦点を合わせた読み取りとを行うことを特徴とする、
    光学装置。
  2. 前記読取部は、自身と前記固定部材との位置関係を変化させることなく前記白色部分の読み取りを行うことを特徴とする、
    請求項1に記載の光学装置。
  3. 前記読取部は、予め定められたタイミングで前記白色部分の読み取りを行い、
    前記読取部による前記白色部分の読み取りにより得られた情報をシェーディングデータとするシェーディング補正を行う補正部をさらに備えることを特徴とする、
    請求項2に記載の光学装置。
  4. 前記読取部の前記遮光部は、前記光の光軸方向に配置された、当該光を遮る壁で構成されていることを特徴とする、
    請求項3に記載の光学装置。
  5. 前記予め定められたタイミングのうち、2回目以降のタイミングが、前記読取部が前記原稿を読み取った枚数と、当該読取部が当該原稿の読み取りを行った時間との少なくとも一方により決定されることを特徴とする、
    請求項3に記載の光学装置。
  6. 前記読取部が前記白色部分の読み取りを行う際、原稿送りの速さを変化させる制御を行う原稿送り制御部をさらに備えることを特徴とする、
    請求項1に記載の光学装置。
  7. 前記原稿送り制御部は、前記原稿送りの速さを変化させる制御として、前記原稿送りの速さを減速させる制御を行うことを特徴とする、
    請求項6に記載の光学装置。
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