JP2024038811A - 車両用灯具システムおよびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】演出点灯の開始にあたって看者の注意を引きつける。【解決手段】車両用灯具システム100は、演出点灯ゾーン150を形成する複数のランプと、複数のランプのうち少なくとも演出点灯ゾーン150の外端にあるランプを点灯する事前点灯を実行し、事前点灯に続いて、複数のランプを所定の様式で点灯する演出点灯を実行するように、複数のランプを制御する灯具ECU(Electronic Control Unit)200と、を備える。灯具ECU200は、事前点灯として、複数のランプのすべてを点灯してもよい。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用灯具システム、例えば自動車などの車両に用いられる車両用灯具システム、およびそうした車両用灯具システムの制御方法に関する。
従来、車両用灯具を使用して視覚的な演出を提供するために、車両走行中には行わない特徴的な点灯を車両用灯具にさせることが提案されている。このような演出点灯の例として、駐車している車両にドライバーを迎え入れる際に、前照灯や各種の標識灯などさまざまな車両用灯具を連係させてこれら灯具の本来の使い方とは異なる特有の点灯を行う、いわゆる「おもてなし点灯」が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2019-202588号公報
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、演出点灯の開始にあたって看者の注意を引きつけることに役立つ技術の提供にある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の車両用灯具システムは、演出点灯ゾーンを形成する複数のランプと、複数のランプのうち少なくとも演出点灯ゾーンの外端にあるランプを点灯する事前点灯を実行し、事前点灯に続いて、複数のランプを所定の様式で点灯する演出点灯を実行するように、複数のランプを制御するコントローラと、を備える。
この態様によると、演出点灯が行われる演出点灯ゾーンへと事前点灯を通じて看者の視線を誘導し、これに続いて演出点灯を開始することができる。とくに、事前点灯では演出点灯ゾーンの外端にあるランプが点灯するので、他の部位(例えばゾーン中央部)のランプが点く場合に比べて、看者は演出点灯ゾーンの全域を自身の視界に捉えやすくなる。このようにして、看者の注意を演出点灯に効果的に引きつけることができる。
演出点灯ゾーンは、複数のランプが列をなすように形成されてもよい。コントローラは、事前点灯として、少なくとも列の一端または両端のランプを点灯してもよい。演出点灯の所定の様式は、車両の充電率が複数のランプによって表現されるようにあらかじめ定められ、車両の満充電を示すために列の一端または両端のランプが点灯されてもよい。
このようにすれば、車両の充電率を表現する演出点灯に適合した事前点灯を提供することができる。この事前点灯と車両の満充電を示す点灯とでは共に、演出点灯ゾーンとして列をなす複数のランプのうち一端または両端のランプが点灯する点で共通している。そのため、事前点灯に続く演出点灯で現在の充電率が表されるとき、看者は、事前点灯と演出点灯との対比から、現在の充電率を視覚的に直感的に把握することができる。
複数のランプは、縦方向に列をなすように配置されていてもよい。このようにすれば、より直感的に充電率を把握することができる。
演出点灯ゾーンは、複数のランプが車幅方向に列をなすように形成され、複数のランプは、車幅方向両端に配置された2つのランプを含んでもよい。コントローラは、事前点灯として、少なくとも車幅方向両端に配置された2つのランプを点灯してもよい。このようにすれば、事前点灯として演出点灯ゾーン両端の2つのランプが点灯するので、看者は演出点灯ゾーンを容易に認識することができる。
演出点灯ゾーンは、複数のランプから縦方向に異なる位置に配置された少なくとも1つのランプをさらに含んでもよい。コントローラは、事前点灯として、少なくとも車幅方向両端に配置された2つのランプおよび少なくとも1つのランプを点灯してもよい。このようにすれば、事前点灯として演出点灯ゾーン両端の2つのランプだけでなくこれらから縦方向に外れた位置にある別のランプも点灯するので、看者は演出点灯ゾーンをいっそう容易に認識することができる。
2つのランプは、車両解錠時にアンサーバック点灯をするものであり、コントローラは、事前点灯として、アンサーバック点灯とは異なるタイミングで2つのランプを点灯してもよい。このようにすれば、車両解錠時とは別個のタイミングで演出点灯が行われる場合に、事前点灯として演出点灯ゾーン両端の2つのランプをアンサーバック点灯とは異なるタイミングで点灯することができる。これにより、看者は演出点灯ゾーンを容易に認識することができる。
コントローラは、事前点灯として、複数のランプのすべてを点灯してもよい。このようにすれば、事前点灯として演出点灯ゾーンの全体が点灯するので、看者は演出点灯ゾーンを直ちに認識できる。
本発明の別の態様は、車両用灯具システムの制御方法である。この方法は、演出点灯ゾーンを形成する複数のランプのうち少なくとも演出点灯ゾーンの外端にあるランプを点灯する事前点灯を実行することと、事前点灯に続いて、複数のランプを所定の様式で点灯する演出点灯を実行することと、を備える。
本発明によれば、演出点灯の開始にあたって看者の注意を引きつけることができる。
実施の形態に係る車両用灯具システムのブロック図である。 車両用灯具システムが搭載された車両の後部を示す概略図である。 実施の形態に係る車両用灯具システムの制御方法を説明するフローチャートである。 実施の形態に係る例示的な演出点灯を示す概略図である。 実施の形態に係る例示的な事前点灯を示す概略図である。 変形例に係るランプユニットを示す概略図である。 変形例に係る演出点灯ゾーンを示す概略図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図に示す各部の縮尺や形状は、説明を容易にするために便宜的に設定されており、特に言及がない限り限定的に解釈されるものではない。また、本明細書または請求項中に用いられる「第1」、「第2」等の用語は、いかなる順序や重要度を表すものでもなく、ある構成と他の構成とを区別するためのものである。また、各図面において実施の形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
図1は、実施の形態に係る車両用灯具システム100のブロック図である。図2は、車両用灯具システム100が搭載された車両の後部を示す概略図である。
車両用灯具システム100は、少なくとも1つのランプユニット110と、ランプユニット110を制御する灯具ECU(Electronic Control Unit)200とを備える。また、車両には、車両全体またはその一部分を統括的に制御するコントローラとして、車両ECU300が備えられている。車両ECU300は、BCM(Body Control Module)とも称されるコントローラであってもよい。ECUは、CPU(Central Processing Unit)やマイコンなどのプロセッサ(ハードウェア)と、プロセッサ(ハードウェア)が実行するソフトウェアプログラムの組み合わせで実装することができる。
この実施の形態では、車両用灯具システム100は、複数のランプユニット110、より具体的には、対をなす第1ランプユニット110Rおよび第2ランプユニット110Lと、これらランプユニット110R、110L間に配置される第3ランプユニット110Cとを備える。
第1ランプユニット110Rおよび第2ランプユニット110Lは左右のリアコンビネーションランプである。第1ランプユニット110Rは、互いに異なる機能(例えば標識灯機能)を提供する複数のランプ、この例では、テールランプ120a、ストップランプ120b、ターンシグナルランプ120c、バックアップランプ120dを備える。同様に、第2ランプユニット110Lは、互いに異なる機能を提供する複数のランプ120a~120dを備える。第3ランプユニット110Cは、長尺のテールランプである。図2に示されるように、第3ランプユニット110Cは、第1ランプユニット110Rおよび第2ランプユニット110Lのテールランプ120aどうしをつなぐように、車幅方向に細長く延びた長尺の形状をもつ。第3ランプユニット110Cには、長尺のテールランプを形成するように車幅方向に配列された複数の発光素子(例えばLED)を備える。
第1ランプユニット110Rと第2ランプユニット110Lはそれぞれ、自身に属するランプ120a~120dを灯具ECU200の制御下で個別に点灯する点灯回路130を備える。点灯回路130は、各ランプ120a~120dの発光素子(例えばLED)の輝度および点消灯を個別に制御可能な点灯制御IC(Integrated Circuit)(LEDドライバ)を備える。同様に、第3ランプユニット110Cは、自身に属する複数の発光素子を灯具ECU200の制御下で個別に点灯する点灯回路130を備える。
灯具ECU200は、車両ECU300から車両情報を受信し、受信した車両情報に基づいて各ランプユニット110を制御するように構成される。例えば、灯具ECU200は、受信した車両情報に含まれる点灯指示に応じて第1ランプユニット110Rと第2ランプユニット110Lの複数のランプ120a~120dからいずれかのランプを選択し、選択されたランプを制御するための制御信号を生成しこれらランプユニット110の点灯回路130に与える。
図1では便宜上、機能ブロックをつなぐ破線矢印で通信ラインを示す。灯具ECU200は、車両ECU300と、たとえばCAN(Controller Area Network)やLIN(Local Interconnect Network)などのネットワークプロトコルに準拠する車載ネットワーク、またはその他適宜の通信ネットワークを通じて通信可能である。灯具ECU200は、ランプユニット110と、適宜の通信ネットワークを通じて通信可能である。灯具ECU200と車両ECU300の通信と、灯具ECU200とランプユニット110の通信とは、互いに異なるプロトコルに準拠してもよく、または、同じプロトコルに準拠してもよい。
また、図1では便宜上、機能ブロックをつなぐ実線で給電ラインを示す。灯具ECU200および車両ECU300は、車載バッテリなどの電源310から電力の供給を受ける。灯具ECU200は、ランプユニット110に電力を供給する。灯具ECU200をランプユニット110の電源とみなすこともできる。
車両情報には、例えば、ドライバーのライトスイッチ操作に応じて生成されるテールランプ120aの点灯指示、ドライバーのフットブレーキ操作に応じて生成されるストップランプ120bの点灯指示、ドライバーの方向指示スイッチ操作に応じて生成されるターンシグナルランプ120cの点灯指示、シフトポジションを示すシフト情報(例えば、シフトポジションが後退(R)であるか否か)などが含まれる。
したがって、車両情報にテールランプ120aの点灯指示が含まれるとき、灯具ECU20は、テールランプ120aを所定の明るさで点灯させる。車両情報にストップランプ120bの点灯指示が含まれるとき、灯具ECU20は、ストップランプ120bをテールランプ120aよりも明るく点灯させる。車両情報にターンシグナルランプ120cの点灯指示が含まれるとき、灯具ECU20は、ターンシグナルランプ120cを点滅させる。車両情報にシフトポジションが後退(R)であることを示すシフト情報が含まれるとき、灯具ECU20は、バックアップランプ120dを点灯させる。
また、車両用灯具システム100は、上述のような通常の点灯とは異なる演出点灯を停車中に実行可能とするように構成される。演出点灯とは、前照灯や各種の標識灯など車両に搭載されたさまざまなランプのうち一つ又は複数を、視覚的な演出を提供するための特徴的な点灯態様で点灯させることを指す。典型的には、互いに異なる機能を提供する複数種類のランプが車両走行中には行われない点灯態様で停車中(好ましくは駐車中)に点灯される。例えば、一部または全部のランプが同時に点灯または点滅されたり、順番に点灯または点滅されたりするなど、複数種類のランプが連係して規則的に点灯されてもよい。複数種類のランプにわたるシーケンシャル点灯など、複数種類のランプを利用して、アニメーションのような演出が実行されてもよい。
上述のように各ランプユニット110が少なくとも1つのランプを有しており、車両用灯具システム100は全体として、演出点灯ゾーン150を形成する複数のランプを備える。この実施の形態では、演出点灯ゾーン150は、第1ランプユニット110R、第2ランプユニット110L、および第3ランプユニット110Cを含む。よって、演出点灯ゾーン150は、複数のランプが車幅方向に列をなすように形成されている。これら複数のランプは、車幅方向両端に配置された2つのランプ、この例では、2つのターンシグナルランプ120cを含む。
灯具ECU200は、車両ECU300から車両情報を受信し、受信した車両情報に基づいてランプユニット110の演出点灯を実行するように構成される。より具体的には、灯具ECU200は、受信した車両情報に含まれる演出指示に応じて、第1ランプユニット110Rと第2ランプユニット110Lの各ランプ120a~120d、および第3ランプユニット110Cを制御するための制御信号を生成しこれらランプユニット110の点灯回路130に与える。
演出指示は、車両ECU300によって、例えば、ドライバー(または他の乗員)による車両のドアロックの解錠または施錠に応答して生成されてもよい。このような演出指示の生成は、ドライバーが車外にいて乗車しようとしているシーンやちょうど降車したシーンが想定される。あるいは、ドライバーが車内で操作できるように車室内に演出開始スイッチが設置されていてもよく、演出指示は、車両ECU300によって、ドライバーによる演出開始スイッチの操作に応答して生成されてもよい。車外にいる人へのドライバーからの挨拶や視覚的な印象づけのために演出点灯を利用するシーンが想定される。演出開始スイッチは、操作ボタンなど物理的な操作具であってもよいし、タッチパネルディスプレイなど操作パネル上に設定される仮想的な操作ボタンであってもよい。あるいは、ドライバーが所持する携帯端末をドライバーが操作することによって演出指示が生成され、車両ECU300はこの携帯端末から演出指示を受信してもよい。
図3は、実施の形態に係る車両用灯具システム100の制御方法を説明するフローチャートである。この方法は、灯具ECU200が車両ECU300から演出指示を受けたとき、灯具ECU200によって実行される。この方法は、演出点灯ゾーン150を形成する複数のランプのうち少なくとも演出点灯ゾーン150の外端にあるランプを点灯する事前点灯を実行することと(S10)、事前点灯に続いて、複数のランプを所定の様式で点灯する演出点灯を実行することと(S20)、を備える。
演出点灯に先行して行われる事前点灯は、看者の視線を演出点灯が行われる演出点灯ゾーンへと誘導することができる。事前点灯では演出点灯ゾーン150の外端にあるランプが点灯するので、他の部位(例えばゾーン中央部)のランプが点く場合に比べて、看者は演出点灯ゾーンの全域を自身の視界に捉えやすくなる。このようにして、看者の注意を演出点灯に効果的に引きつけることができる。
上述のように、演出点灯ゾーン150は、複数のランプが車幅方向に列をなすように形成され、複数のランプは、車幅方向両端に配置された2つのランプ(例えば、ターンシグナルランプ120c)を含んでもよい。灯具ECU200は、事前点灯として、車幅方向両端に配置されたこれら2つのランプを少なくとも点灯してもよい。このようにすれば、事前点灯として演出点灯ゾーン150の両端の2つのランプが点灯するので、看者は演出点灯ゾーン150を容易に認識することができる。
車幅方向両端に配置された2つのランプは、車両解錠時にアンサーバック点灯をするものであってもよい。この場合、灯具ECU200は、事前点灯として、アンサーバック点灯とは異なるタイミングでこれら2つのランプを点灯してもよい。このようにすれば、車両解錠時とは別個のタイミングで演出点灯が行われる場合に、事前点灯として演出点灯ゾーン150の両端の2つのランプをアンサーバック点灯とは異なるタイミングで点灯することができる。これにより、アンサーバック点灯が行われないタイミングで演出点灯が実行される場合であっても、看者は事前点灯により演出点灯ゾーン150を容易に認識することができる。
なお、典型的にはターンシグナルランプ120cが事前点灯に利用されうるが、例えばテールランプ120a、バックアップランプ120dなど、車幅方向両端に配置された他のランプが事前点灯に利用されてもよい。
また、灯具ECU200は、事前点灯として、複数のランプのすべてを点灯してもよい。このようにすれば、事前点灯として演出点灯ゾーン150の全体が点灯するので、看者は演出点灯ゾーン150を直ちに認識できる。
図4は、実施の形態に係る例示的な演出点灯を示す概略図である。上述の例と同様に、演出点灯ゾーン150は、第1ランプユニット110R、第2ランプユニット110L、および第3ランプユニット110Cを含む。演出点灯は、車両の充電率を表現するものであってもよく、演出点灯ゾーン150における発光エリアの車幅方向長さによって現在の充電率が表されてもよい。こうした充電率の表示は、充電設備の充電コネクタが車両の充電ポートに接続されたときなど、車両の充電中に行われてもよい。あるいは、充電率の表示がドライバーから要求されたときなど、非充電時に行われてもよい。
図4では理解のために、演出点灯ゾーン150の発光エリアに斜線を付している。一例として、図4の最上欄に示されるように、充電率が十分に小さく、例えば25%未満である場合には、演出点灯ゾーン150のうち中央部(具体的には、第3ランプユニット110Cの中央)のみが光る。このとき、第3ランプユニット110Cの両外側、第1ランプユニット110Rおよび第2ランプユニット110Lは、消灯している。充電率が増すにつれて、光るエリアは両側に延びていく。そして、図4の最下欄に示されるように、充電率が十分に大きく、例えば75%以上である場合には、演出点灯ゾーン150の全体、つまり第3ランプユニット110Cだけでなく両側の第1ランプユニット110Rおよび第2ランプユニット110Lも光る。
図5は、実施の形態に係る例示的な事前点灯を示す概略図である。図5には、図4に示す充電率表示に用いられる事前点灯の例を示す。事前点灯では、図5の上部に示されるように、演出点灯ゾーン150の両端、つまり第1ランプユニット110Rおよび第2ランプユニット110Lが点灯される。事前点灯に連続して、図5の下部に示されるように、演出点灯として、現在の充電率(例えば50%)を表すように第3ランプユニット110Cが点灯される。このとき、現在の充電率が満充電に満たない場合、事前点灯で点灯した第1ランプユニット110Rおよび第2ランプユニット110Lは消灯する。
このようにすれば、車両の充電率を表現する演出点灯に適合した事前点灯を提供することができる。この事前点灯と車両の満充電を示す点灯とでは共に、演出点灯ゾーン150として列をなす複数のランプのうち両端のランプが点灯する点で共通している。そのため、事前点灯に続く演出点灯で現在の充電率が表されるとき、看者は、事前点灯と演出点灯との対比から、現在の充電率を視覚的に直感的に把握することができる。
上述の例では、第3ランプユニット110C、つまり長尺のテールランプが車両の充電率を表示するためのいわばステータスバーとして利用されているが、ターンシグナルランプ120c、ハイマウントストップランプなど、他のランプユニットも充電率を表示するステータスバーとして利用可能である。
充電率が増すにつれて、演出点灯ゾーン150の光るエリアが片側にのみ延びてもよい。この場合、事前点灯として、演出点灯ゾーン150のうち満充電を示す一端のランプが点灯されてもよい。このようにしても、事前点灯に続く演出点灯で現在の充電率が表されるとき、看者は、事前点灯と演出点灯との対比から、現在の充電率を視覚的に直感的に把握することができる。
図6は、実施の形態に係る事前点灯および演出点灯に利用可能な他の例示的なランプユニット110を示す概略図である。図示されるように、ランプユニット110は、縦方向(すなわち車両上下方向)に列をなすように配置された複数のランプ122a~122eを備えてもよい。
例えば、充電率が十分に小さい場合、最下部のランプ122aのみが光る。充電率が増すにつれて、ランプ122b、122c、122dと下方から順次点灯し、光るエリアは上方に延びていく。そして、満充電では、すべてのランプ122a~122eが光る。事前点灯では、満充電を示す一端または両端のランプ(ランプ122eのみ、またはランプ122aと122eの両方)が点灯する。あるいは、事前点灯としてすべてのランプ122a~122eが点灯されてもよい。このようにしても、事前点灯に続く演出点灯で現在の充電率が表されるとき、看者は、事前点灯と演出点灯との対比から、現在の充電率を視覚的に直感的に把握することができる。
充電率を良好に表現するうえで、演出点灯ゾーン150は、列をなす少なくとも3つまたは少なくとも5つのランプを含むことが好ましい。あるいは、最小限の構成として、演出点灯ゾーン150は、少なくとも2つのランプを含んでもよい。
図7は、変形例に係る演出点灯ゾーン150を示す概略図である。上述の実施の形態では、演出点灯ゾーン150は、車幅方向に列をなす複数のランプで形成されるが、図7に示されるように、他の構成もとりうる。
演出点灯ゾーン150は、車幅方向に列をなす複数のランプ(第1ランプユニット110R、第2ランプユニット110L、および第3ランプユニット110C)から縦方向に異なる位置に配置された少なくとも1つのランプ、例えば第4ランプユニット110Uをさらに含んでもよい。一例として、第4ランプユニット110Uは、ハイマウントストップランプである。あるいは、演出点灯ゾーン150は、ハイマウントストップランプとともに、またはこれに代えて、第1から第3ランプユニットから縦方向にずれて配置されるライセンスプレートランプまたはその他のランプを含んでもよい。
図7の例では、演出点灯ゾーン150が車両上でより広い範囲にわたる。そのため、演出点灯は、より遠方の看者にとって視認しやすくなる。そこで、このような広域の演出点灯ゾーン150を利用した演出点灯は、例えば、道路上での緊急停車時など何らかの緊急時に自車両の存在を周囲の他車両に報知または警告するために用いられてもよい。
この場合、灯具ECU200は、事前点灯として、少なくとも車幅方向両端に配置された2つのランプ(例えば、ターンシグナルランプ120c)および縦方向に異なる少なくとも1つのランプ(例えば、第4ランプユニット110U)を点灯してもよい。このようにすれば、車幅方向両端のランプが点灯することで、自車両の車幅を遠方の看者が把握しやすい。また、事前点灯として演出点灯ゾーン150の両端の2つのランプだけでなくこれらから縦方向に外れた位置にある別のランプも点灯するので、看者は演出点灯ゾーン150をいっそう容易に認識することができる。
本発明は、上述した実施の形態及び変形例に限定されるものではなく、実施の形態及び変形例を組み合わせたり、当業者の知識に基づいて各種の設計変更などのさらなる変形を加えることも可能であり、そのように組み合わせられ、もしくはさらなる変形が加えられた実施の形態や変形例も本発明の範囲に含まれる。上述した実施の形態や変形例、及び上述した実施の形態や変形例と以下の変形との組合せによって生じる新たな実施の形態は、組み合わされる実施の形態、変形例及びさらなる変形それぞれの効果をあわせもつ。
上述の実施の形態では、演出点灯ゾーン150が車両後部のランプユニット110を含む場合を例として説明しているが、本発明はこれに限られない。ある実施の形態では、演出点灯ゾーン150は、車両前部に設けられる複数のランプユニットを含んでもよい。車両前部のランプユニットとしては、例えば、左右一組の前照灯ユニット、これら前照灯ユニット間のセンターランプなどが挙げられる。また、演出点灯ゾーン150は、装飾用に車両に設置されるアクセサリランプ、または、運転支援または自動運転に関連する情報を車両の周囲(歩行者、他の車両など)に知らせるために光を発するコミュニケーションランプを含んでもよい。
実施の形態にもとづき、具体的な語句を用いて本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用の一側面を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が認められる。
100 車両用灯具システム、 110R 第1ランプユニット、 110L 第2ランプユニット、 110C 第3ランプユニット、 150 演出点灯ゾーン、 200 灯具ECU。

Claims (8)

  1. 演出点灯ゾーンを形成する複数のランプと、
    前記複数のランプのうち少なくとも前記演出点灯ゾーンの外端にあるランプを点灯する事前点灯を実行し、前記事前点灯に続いて、前記複数のランプを所定の様式で点灯する演出点灯を実行するように、前記複数のランプを制御するコントローラと、を備えることを特徴とする車両用灯具システム。
  2. 前記演出点灯ゾーンは、前記複数のランプが列をなすように形成され、
    前記コントローラは、前記事前点灯として、少なくとも前記列の一端または両端のランプを点灯し、
    前記演出点灯の前記所定の様式は、車両の充電率が前記複数のランプによって表現されるようにあらかじめ定められ、前記車両の満充電を示すために前記列の一端または両端の前記ランプが点灯されることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具システム。
  3. 前記複数のランプは、縦方向に列をなすように配置されていることを特徴とする請求項2に記載の車両用灯具システム。
  4. 前記演出点灯ゾーンは、前記複数のランプが車幅方向に列をなすように形成され、前記複数のランプは、車幅方向両端に配置された2つのランプを含み、
    前記コントローラは、前記事前点灯として、少なくとも前記車幅方向両端に配置された前記2つのランプを点灯することを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具システム。
  5. 前記演出点灯ゾーンは、前記複数のランプから縦方向に異なる位置に配置された少なくとも1つのランプをさらに含み、
    前記コントローラは、前記事前点灯として、少なくとも前記車幅方向両端に配置された前記2つのランプおよび前記少なくとも1つのランプを点灯することを特徴とする請求項4に記載の車両用灯具システム。
  6. 前記2つのランプは、車両解錠時にアンサーバック点灯をするものであり、
    前記コントローラは、前記事前点灯として、前記アンサーバック点灯とは異なるタイミングで前記2つのランプを点灯することを特徴とする請求項4に記載の車両用灯具システム。
  7. 前記コントローラは、前記事前点灯として、前記複数のランプのすべてを点灯することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の車両用灯具システム。
  8. 演出点灯ゾーンを形成する複数のランプのうち少なくとも前記演出点灯ゾーンの外端にあるランプを点灯する事前点灯を実行することと、
    前記事前点灯に続いて、前記複数のランプを所定の様式で点灯する演出点灯を実行することと、を備えることを特徴とする車両用灯具システムの制御方法。
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