JP2024036775A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2024036775000001
【課題】ユーザビリティを向上させつつ、ユーザによる操作後の画像形成装置の動作を保障すること。
【解決手段】開閉カバー30、係合部51、トグルレバー52、付勢部材53、を備え、係合部51及びトグルレバー52は、1組設けられており、トグルレバー52は、付勢部材53による第1付勢力により付勢される第1領域と、付勢部材53による第2付勢力により付勢される第2領域と、を移動可能であり、第1領域において係合部51と係合し、開閉カバー30の閉状態が維持されるように付勢部材53によって付勢され、開閉カバー30が閉状態から開状態になる動作に連動して第1領域から第2領域に移動し、係合部51との係合が解除される。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像形成装置に関し、例えば、複写機、プリンタなどの電子写真方式の画像形成装置に関する。
画像形成装置は、電子写真方式により記録材に画像を形成する装置であり、電子写真式複写機、電子写真式プリンタなどがある。また、このような画像形成装置のうち、感光ドラム、及び、感光ドラムに作用するプロセス手段を一体的にカートリッジ化し、画像形成装置本体に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されている。プロセスカートリッジ方式では、装置のメンテナンスをサービスマンによらずユーザ自身で行うこともできるため、ユーザビリティを向上させることができる。そのため、プロセスカートリッジ方式は電子写真方式の画像形成装置において広く用いられている。
従来の画像形成装置では、プロセスカートリッジなどのユーザによる交換部品を、カバーを開閉して行う構成が用いられており、カバーのロック機構には、様々な方式が使用されている。例えば、特許文献1には、ユーザがハンドル部を操作してロック爪の位置をロック位置/アンロック位置に切り替える構成が開示されている。また例えば、特許文献2には、ユーザがハンドル操作を行うことなく、カバーの開閉操作に伴って、自動的に引き込み動作とロック/アンロックを行うことが可能なトグル機構も使用されており、複数箇所にトグル機構が配置されている。
特開2004-138775号公報 特開2017-156520号公報
しかしながら、複数箇所にトグル機構を配置した構成においては、「片締り」の対応が必要となる。「片締り」とは、あるトグル機構のトグルレバーが開閉カバーを引き込むロック側に遷移した状態で、他のトグル機構のトグルレバーが中立点を越えるまで回転できず、アンロック側にある状態のことである。片締りの対応を行うには、同じタイミングで複数箇所に配置したトグル機構のトグルレバーをロック側/アンロック側にそれぞれ遷移させるために、開閉カバーをねじれにくくして姿勢を拘束することが必要となる。そのため、開閉カバーの厚さを増すなどの剛性を上げる対応を取る必要が生じ、容積アップやコストアップに繋がるおそれがある。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、ユーザビリティを向上させつつ、ユーザによる操作後の画像形成装置の動作を保障することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は、以下の構成を備える。
(1)筐体と、前記筐体に設けられた開口と、を備える画像形成装置であって、前記開口を閉塞する閉状態、又は、前記開口を開放する開状態になることが可能なカバー部材と、前記閉状態で前記カバー部材における前記開口を閉塞する側の面である第1面に設けられた係合部と、前記閉状態で前記筐体における前記カバー部材の前記第1面に対向する側の面である第2面に設けられ、前記閉状態で前記係合部と係合する被係合部と、前記被係合部に力を加える付勢部材と、を備え、前記係合部及び前記被係合部は、1組設けられており、前記被係合部は、前記付勢部材による第1付勢力により付勢される第1領域と、前記付勢部材による第2付勢力により付勢される第2領域と、を移動可能であり、前記第1領域において前記係合部と係合し、前記カバー部材の前記閉状態が維持されるように前記付勢部材によって付勢され、前記カバー部材が前記閉状態から前記開状態になる動作に連動して前記第1領域から前記第2領域に移動し、前記係合部との係合が解除されることを特徴とする画像形成装置。
(2)筐体と、前記筐体に設けられた開口と、を備える画像形成装置であって、前記開口を閉塞する閉状態、又は、前記開口を開放する開状態になることが可能なカバー部材と、前記閉状態で前記カバー部材における前記開口を閉塞する側の面である第1面に設けられた係合部と、前記閉状態で前記筐体における前記カバー部材の前記第1面に対向する側の面である第2面に設けられ、前記閉状態で前記係合部と係合する被係合部と、前記被係合部に力を加える付勢部材と、前記開口を介して前記筐体に着脱可能であり、記録材に画像形成を行うためのカートリッジと、を備え、前記係合部及び前記被係合部は、1組設けられており、前記被係合部は、前記付勢部材による第1付勢力により付勢される第1領域と、前記付勢部材による第2付勢力により付勢される第2領域と、を移動可能であり、前記第1領域において前記係合部と係合し、前記カバー部材の前記閉状態が維持されるように前記付勢部材によって付勢され、前記カバー部材が前記閉状態から前記開状態になる動作に連動して前記第1領域から前記第2領域に移動し、前記係合部との係合が解除され、前記カバー部材は、前記第1面に設けられ、前記カートリッジの着脱時に前記カートリッジの移動をガイドするガイド部材であって、前記カートリッジが着脱される着脱方向に延びる前記ガイド部材を有し、前記係合部は、前記ガイド部材の前記着脱方向に沿って延長した仮想線上に設けられることを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、ユーザビリティを向上させつつ、ユーザによる操作後の画像形成装置の動作を保障することができる。
実施例の画像形成装置を説明する要部断面図 実施例の開閉カバーが閉位置及び開位置の状態を示す要部斜視図 実施例の開閉カバーが開位置の状態を示す要部斜視図 実施例のトグル機構の係合部及びトグルレバーを示す要部斜視図 実施例のトグル機構の動作を示す要部断面図
[ロック機構に用いられるトグル機構]
画像形成装置の開閉カバーの一般的なロック機構としては、ユーザビリティの観点からトグル機構が使用されている。また、複数箇所にトグル機構を配置する構成が広く用いられている。トグル機構は、トグルレバーが回転する軌跡の途中で、付勢力が釣り合う中立点が存在し、トグルレバーが中立点を通過する前後でロック側/アンロック側に切り替わり状態が遷移する。ここで、トグルレバーが回転することが可能な領域において、トグルレバーがロック(施錠)された状態(以下、ロック状態という。)に切り替わっている領域を第1領域という。また、トグルレバーが第1領域内にあるときの姿勢を第1姿勢という。また、トグルレバーが回転することが可能な領域において、トグルレバーがアンロック(施錠解除)された状態(以下、アンロック状態という。)に切り替わっている領域を第2領域という。また、トグルレバーが第2領域内にあるときの姿勢を第2姿勢という。さらに、中立点におけるトグルレバーの姿勢を第3姿勢という。トグル機構であれば、開閉カバーが閉じた状態で、その姿勢を保つように開閉カバーを閉じる側に引き込むような付勢力が作用している。このため、周囲の構成部品に対して所定の相対位置で開閉カバーをロックすることができる。
また、開閉カバーを開く側に開閉カバーに反力が作用する場合においても、トグル機構の付勢力や配置などを調整することで、反力よりも大きい引き込み力を開閉カバーに作用させることで、所定の相対位置で開閉カバーをロックすることができる。例えば、開閉カバーが閉位置か開位置かの状態を検知するため、装置本体に押下式スイッチなどが設けられる場合がある。このような構成では、開閉カバーが閉位置にあるとき、押下式スイッチから加えられる力(押下式スイッチによるの反力)が開閉カバーを開く側へ作用する。トグル機構は、開閉カバーが閉位置にあるときに、開閉カバーを開く側に作用する反力(押下式スイッチによる反力)よりも大きい引き込み力を開閉カバーに作用させるため、一般的には複数箇所にトグル機構を配置する構成が用いられる。
しかしながら、複数箇所にトグル機構を配置した構成においては「片締り」の対応が必要となる。「片締り」とは、複数のトグル機構の中で、一方のトグル機構のトグルレバーが開閉カバーを引き込むロック側に遷移した状態で、他のトグル機構のトグルレバーが中立点を越えるまで回転できず、アンロック側にある状態のことである。すなわち、本来であれば、複数のトグル機構のすべてがロック状態となっているべきところ、一部のトグル機構がアンロック状態となってしまっている状態を「片締り」という。
トグル機構が「片締り」の状態では、開閉カバーを所定の位置まで閉じることができないため、ユーザが操作を行っても想定した状態にならず、画像形成装置が通常動作を行うことができない状態が起こり得る。具体的には、開閉カバーが装置本体側に設けられた押下式スイッチを押し込むことで押下式スイッチを切り替える構成において、次のような課題が生じる。すなわち、ユーザが開閉カバーを閉じる操作を行った際に、一方のトグル機構のみがロック側に遷移し、他方、押下式スイッチに近い側のトグル機構がアンロック側の状態となる場合がある。その場合、押下式スイッチが切り替わらないため、画像形成装置は開閉カバーが閉位置にあることを検知することができないことから、画像形成装置として動作保障ができていない状態となってしまう。開閉カバーが閉位置になったことが検知されないと、画像形成装置は記録材への画像形成動作を開始することができない。
「片締り」の対応を行うには、同じタイミングで複数箇所に配置したトグル機構のトグルレバーをロック側/アンロック側に遷移させる必要がある。このため、例えば、開閉カバーをねじれにくくして姿勢を拘束することが必要となる。そうすると、開閉カバーの厚さを増すなどの剛性を上げる対応を取る必要が生じ、容積アップやコストアップに繋がってしまう。以下の実施例では、これらの課題を解決することを目的とする。
本実施例について、電子写真方式で4連ドラム方式のカラーの画像形成装置を用いて説明する。ここで、画像形成装置は、公知の電子写真技術により、外部から入力された画像情報に基づいてトナー像を形成し、紙などのメディア(記録材)にカラー画像を転写定着する装置である。画像形成装置には、例えば、複写機、レーザビームプリンタ、ファクシミリ装置などが含まれるが、本実施例では、カラーレーザビームプリンタを例に説明する。また、プロセスカートリッジは、プロセス手段として少なくとも現像手段と電子写真の像担持体(感光ドラム)とを一体的にカートリッジ化して画像形成装置本体に着脱可能であるものをいう。以下、図面を参照しながら本実施例について説明する。
[画像形成装置の概略構成]
図1は、本実施例の画像形成装置100を正面側から見た場合の概略構成を示す断面図である。図1は、4つのプロセスカートリッジ7a、7b、7c、7dが直線上に並んだタンデム方式のカラー画像形成装置である。ここで、プロセスカートリッジ7a、7b、7c、7dの符号の添え字a、b、c、dはトナーの色イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)に対応している。以下の説明において、その他の部材について、a、b、c、dがY、M、C、Bkに対応して付されている場合には、特定の色についての部材の説明をする場合を除き、符号の添え字a~dを省略する場合もある。なお、例えば、後述する定着フィルムの符号14a等の「a」は色に対応して付されている添え字ではないので省略しない。
(1)トナー像の形成プロセス
トナー像の形成は、感光ドラム1、帯電手段である帯電部2、露光手段である露光部3、現像手段である現像ローラ24を有する現像ユニット4により行われる。画像形成装置100は、例えば4個の感光ドラム1a、1b、1c、1dを備えている。それぞれの感光ドラム1の周囲には、その回転方向に従って、順に、感光ドラム1表面を均一に帯電する帯電部2、画像情報に基づいてレーザを照射し感光ドラム1上に静電潜像を形成する露光部3が配設されている。また、静電潜像にトナーを付着させトナー像として顕像化する現像ユニット4、感光ドラム1上のトナー像を中間転写ベルト12eに転写する転写手段である1次転写ローラ12がある。さらに、転写後の感光ドラム1表面に残ったトナーを除去するクリーニング手段であるクリーニング部8が配設されている。
感光ドラム1、帯電部2、現像ユニット4及びクリーニング部8は、各々一体的にカートリッジ化して、プロセスカートリッジ7としている。プロセスカートリッジ7は、各々画像形成装置100に対して着脱可能に設けられている。本実施例においては、画像形成装置100の正面側に着脱することができる構成となっている(図2参照)。すなわち、図1において、ユーザは、プロセスカートリッジ7を紙面の手前側に引き出すことでプロセスカートリッジ7を画像形成装置100本体から取り外すことができる。また、ユーザは、プロセスカートリッジ7を紙面の奥側に挿入することでプロセスカートリッジ7を画像形成装置100本体に装着することができる。これら4個のプロセスカートリッジ7a、7b、7c、7dは同一構造であるが、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)のトナーにより、異なる色の画像を形成する点で相違している。
感光ドラム1は、例えば、アルミニウム製シリンダの外周面に、有機光導伝体層(OPC)を塗布して構成したものであり、その両端部を軸受(不図示)などによって回転自在に支持されている。感光ドラム1の一方の端部に駆動モータ(不図示)から駆動力を伝達することにより、感光ドラム1は、例えば、図1に示す時計回り方向に回転駆動される。
帯電部2は、ローラ状に形成された導電性ローラで、このローラを感光ドラム1表面に当接させるとともに、電源(不図示)によって帯電電圧を印加して感光ドラム1表面を一様に帯電させる。露光部3は、プロセスカートリッジ7の鉛直下方(上下方向における下側)に配置され、図1では、プロセスカートリッジ7の下方に配置されている。露光部3は、画像信号に基づく露光を感光ドラム1a、1b、1c、1dに対して行う。なお、図1では、1つの露光部3が4つの感光ドラム1a、1b、1c、1dにレーザ光を照射する構成であるが、これに限定されず、例えば1つのプロセスカートリッジ7に1つの露光部が対応する等、複数の露光部を備える構成であってもよい。
トナー容器25a、25b、25c、25dには、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の各色のトナーが収納されている。現像ローラ24は、感光ドラム1表面に隣接して配置されており、それぞれ対応する感光ドラム1に対して当接状態、離間状態に遷移する。現像ローラ24は、当接状態において、駆動部(不図示)により回転駆動されるとともに、電圧を印加することにより、感光ドラム1表面にトナーを供給し、静電潜像がトナーによって現像される。
以上の構成により、感光ドラム1a、1b、1c、1d表面に、Y、M、C、Bkのトナー像が形成される。感光ドラム1a、1b、1c、1d表面に形成された各色のトナー像は、順次、中間転写ベルト12e表面へ重畳して転写される(1次転写プロセス)。その後、感光ドラム1表面に残ったトナーは、クリーニング部8によって除去され、クリーニングユニット5内の残トナー容器26に回収される。
(2)シート材への転写プロセス、定着プロセス
記録材であるシート材Sへのトナー像の転写は、給紙装置13によってシート材Sが2次転写部15に搬送され、2次転写部15にて行われる。中間転写ユニット12は、1次転写プロセスにより形成されたトナー像を担持し、トナー像を2次転写部15まで搬送する。定着装置14は、シート材Sの搬送方向において2次転写部15の下流側に位置し、シート材S上に転写された未定着のトナー像を定着する。
まず、給紙装置13、中間転写ユニット12、定着装置14の構成について説明する。給紙装置13は、主にシート材Sを収納する給紙カセット11、給紙ローラ9、分離手段である分離ローラ23、シート材Sを挟持搬送するレジストレーション(以下、レジストという。)ローラ対17から構成されている。給紙カセット11は画像形成装置100から引き出すことができ、ユーザは、給紙カセット11を画像形成装置100から引き出した後、給紙カセット11にシート材Sをセットし、画像形成装置100へ装着することで、シート材Sの補給を行うことができる。
中間転写ユニット12は、主に中間転写体である中間転写ベルト12e、駆動ローラ12f、従動ローラ12g、1次転写手段である1次転写ローラ12a、12b、12c、12d、クリーニング装置22から構成されている。中間転写ベルト12eは無端円筒状のベルトで、駆動ローラ12f、従動ローラ12gに張架されている。従動ローラ12gは、付勢手段(不図示)により図1の矢印A方向に付勢され、中間転写ベルト12eに所定の張力を付与している。駆動ローラ12fが、モータ(不図示)などにより回転駆動することで、中間転写ベルト12eは、図1の矢印B方向(反時計回り方向)に所定の速度で回転する。各1次転写ローラ12a、12b、12c、12dは、各感光ドラム1a、1b、1c、1dに対向して中間転写ベルト12eの内側に配設されている。1次転写ローラ12a、12b、12c、12dに電圧が印加されることによって、各感光ドラム1a、1b、1c、1d表面に形成されたトナー像が、中間転写ベルト12e上に1次転写される。
定着装置14は、主に定着フィルム14a、加圧ローラ14b、加熱体14c、排出ローラ対20から構成されている。定着フィルム14aは、無端円筒状のベルトであり、定着フィルム14aの外周面が、シート材S上のトナー像が転写された面側に配してある。加熱体14cは、定着フィルム14aの内側に配置されており、加圧ローラ14bが、定着フィルム14aを介して圧接している。加圧ローラ14bが、駆動手段(不図示)により回転駆動し、それに伴って定着フィルム14aが回転し、加熱体14cにより定着フィルム14aは加熱される。
シート材Sの搬送方向において、定着フィルム14aの下流側には、排出ローラ対20、排出トレイ21が配置されている。排出トレイ21は、水平方向に対して傾斜している傾斜面21aを有している。傾斜面21aは、排出ローラ対20に向かって下がるように傾斜している。
次に、給紙装置13、中間転写ユニット12、定着装置14の動作について説明する。給紙ローラ9は、給紙カセット11に収納されたシート材Sと圧接しており、所定の制御タイミングで回転することでシート材Sを搬送路に送り出し、シート材Sが分離ローラ23により一枚ずつに分離され給紙される。その後、シート材Sは、レジストローラ対17によって2次転写部15へと搬送される。また、4色のトナー像が中間転写ベルト12e上に重ねて転写、担持され、2次転写部15まで搬送される。2次転写部15では、2次転写手段である2次転写ローラ16に2次転写電圧が印加され、中間転写ベルト12e上のトナー像が搬送されてきたシート材S上に転写される(2次転写プロセス)。
2次転写後に、中間転写ベルト12e上に残ったトナーは、クリーニング装置22によって除去され、画像形成装置100内に配設されたトナー回収容器(不図示)へ搬送される。2次転写部15から搬送されたシート材Sが、定着フィルム14aと加圧ローラ14bに挟持搬送され、トナー像はシート材S上に加熱定着する。トナー像が定着したシート材Sは、その後、排出ローラ対20により挟持搬送され、排出トレイ21に排出される。複数枚のシート材Sが排出トレイ21上に積載された状態でも、後続のシート材Sが排出される。排出トレイ21に設けた傾斜面21aに倣い積載されたシート材Sも傾斜しているため、排出されたシート材Sが積載されているシート材Sを押し出すことなく、整列性を保った状態で排出トレイ21上に積載される。
画像形成装置100は、制御手段である制御部500を備えている。制御部500は、例えば、CPU、ROM、RAM等を有しており、CPUがRAMを一時的な作業領域として使用しながら、ROMに予め記憶された各種プログラムを実行することで、上述した各種プロセスが実施される。制御部500は、後述する開閉カバーの開状態又は閉状態の判断も行う。
[開閉カバーの構成とトグル機構]
本実施例の画像形成装置100の正面には、カバー部材である開閉カバー30が配設されている。図2は、本実施例の開閉カバー30の一例を示す図である。図2には上下方向、前後方向も示す。前後方向は、開閉カバー30が設けられている側を前(正面)、その反対を後(背面)とする。さらに、図2には、上下方向及び前後方向に直交する方向である左右方向も示す。図2(a)は開閉カバー30が閉位置の状態(閉状態)、図2(b)は開閉カバー30が開位置の状態(開状態)を示している。
本実施例では、ユーザが開閉カバー30を開状態にする(以下、開放する、ともいう。)と、プロセスカートリッジ7にアクセスすることが可能となり、プロセスカートリッジ7の交換作業などを行うことができる。また、開位置における開閉カバー30は、図3に示すように、交換作業を行う際にはプロセスカートリッジ7のトレイとなり、開閉カバー30に設けられたガイド部30cによって、着脱時にプロセスカートリッジ7は装置本体40へとガイドされる。ここで、装置本体40というとき、画像形成装置100の筐体も含まれるものとする。画像形成装置100の筐体には開口40eが設けられており、プロセスカートリッジ7は開口40eを介して着脱される。開閉カバー30は閉状態となって開口40eを閉塞し、開状態となって開口40eを開放する。
まず、開閉カバー30とトグル機構50の構成について、図2~図5を参照し説明する。本実施例では、トグル機構50は1組設けられている。開閉カバー30は、主に、第1面であるトレイ30a、ヒンジ部30b、ガイド部材であるガイド部30c、押下部30d、突き当て部54a、から構成されている。
トグル機構50は、主に、係合部51、被係合部であるトグルレバー52、付勢部材53(図5参照)、から構成されている。係合部51は、開閉カバー30、より詳細には開閉カバー30のトレイ30aに設けられ、トグルレバー52、付勢部材53は装置本体40に設けられている。より詳細には、トグルレバー52は、装置本体40の面40d(第2面)に設けられている。
また、装置本体40には、閉位置における開閉カバー30の押下部30dと対向する位置に押下式スイッチ41が、突き当て部54aに対向する位置に突き当て部54bが、各々設けてある。また、トグル機構50は左右方向における中央に配置されているが、押下式スイッチ41は左右方向においてトグル機構50よりも離れた位置、図2では右側に配置されている。押下式スイッチ41は押下部30dに所定の力で押下されるとスイッチが切り替わり、開閉カバー30が閉位置であることが検知される構成になっている。例えば、押下式スイッチ41は次のように構成してよい。押下式スイッチ41が押下部30dにより押下された状態で、制御部500にハイレベルの信号が出力され、押下式スイッチ41が押下部30dにより押下されていない状態で、制御部500にローレベルの信号が出力される。その他、押下式スイッチ41は、公知の構成とすることができる。
制御部500は、押下式スイッチ41が押下部30dにより押下されているとき、開閉カバー30が閉位置にある(閉状態である。)と判断する。一方、制御部500は、押下式スイッチ41が押下部30dに押下されていないとき、開閉カバー30が開位置にある(開状態である。)と判断する。押下式スイッチ41は、開閉カバー30の開状態又は閉状態を検知する検知手段として機能する。また、突き当て部54aは開閉カバー30の左右方向における両端に設けてある。このため、装置本体40の突き当て部54bも左右方向における両端に設けられている。
図2に示すように、開閉カバー30と装置本体40とはヒンジ部30bを介して連結されている。ヒンジ部30bは図中一点鎖線で示す回転軸線(回動軸)を中心に、画像形成装置100に対して開閉カバー30を回動可能に支持しており、開閉カバー30は開位置と閉位置とに遷移することで開閉可能となっている。
ガイド部30cと係合部51は、開閉カバー30が閉位置のときに装置本体40に面する側(第1面であるトレイ30a)に設けてあり、係合部51は、装置本体40のトグルレバー52と対向する位置に配置されている。ガイド部30cは、隣接する2つのプロセスカートリッジ7の間を仕切るように配置してあり、開閉カバー30が開位置の状態では、着脱されるプロセスカートリッジ7を装置本体40へとガイドする。係合部51は、プロセスカートリッジ7の着脱方向(前後方向)において、ガイド部30cと同列に配置されている。例えば、図2(b)では、係合部51は、左右方向の中央に設けられ、左右方向において4つのプロセスカートリッジ7の中央に位置する。係合部51は、4つのガイド部30cのうち図2中左から2番目のガイド部30caの前後方向における仮想延長線Lv上(仮想線上)に設けられている。
(トグル機構50)
図4(b)に示すように、トグルレバー52は回転軸である揺動軸52cを中心に揺動可能に装置本体40側に支持されている。トグルレバー52は、揺動軸52cから揺動軸52cに直交する方向に延びる第1揺動部52eと、第1揺動部52eとは異なる方向に揺動軸52cから揺動軸52cに直交する方向に延びる第2揺動部52fとを有している。第1揺動部52eは、係合部51の当接部51bと当接する当接面52bを有する。第2揺動部52fは、係合部51の突起部51aと接触する接触面52aを有する。
揺動軸52cは、付勢部材53による力が加わるときの支点となる。図5に示すように、付勢部材53は弾性部材、例えば引張コイルバネであり、一方の端部53aは装置本体40の係止部40aに、他方の端部53bはトグルレバー52の係止部52dに取り付けられている。トグルレバー52の係止部52dは、付勢部材53による力が加わるときの力点となる。また、係合部51は、傾斜部51cも有している。
(中立点(第3姿勢))
付勢部材53は、トグルレバー52の揺動に伴い姿勢が変化するため、トグルレバー52に作用させる付勢力の方向も変化する。付勢部材53の付勢力がトグルレバー52の揺動軸52c中心に向かう方向に作用しているときは、付勢部材53による付勢力がトグルレバー52の回転力に変換されないため、中立点の状態となる(図5(a)参照)。このときのトグルレバー52の姿勢は第3姿勢である。第3姿勢は、付勢部材53による力F1によって、所定の回転方向(後述する矢印R1方向)にも逆の回転方向(後述する矢印R2方向)にもトグルレバー52が回転しない姿勢である。
図5(a)に、付勢部材53による力F1(付勢力)も示す。図5(a)に示す中立点において、力F1は、力点と支点とを結ぶ方向に働いており、力点と支点とを結ぶ方向に直交する方向の成分はない。なお、図5の付勢部材53に示す一点鎖線は、付勢部材53に働く力(付勢力)の方向を示している。また、図5に示す力F1、F2、F3は実際に働く力の大きさを示すものではなく、模式的に表現したものである。
(第1姿勢(ロック側))
開閉カバー30が閉じる際は、図5(a)に示す中立点の状態にあるトグルレバー52の接触面52aに係合部51の突起部51aが接触する。そうすると、付勢部材53の付勢力によってトグルレバー52は開閉カバー30が閉じる方向(図5(a)中、矢印R1(所定の回転方向))に回転し、トグルレバー52の当接面52bが係合部51の当接部51bに当接する(図5(b)参照)。
トグルレバー52の回転方向(矢印R1)に作用する力によって開閉カバー30は閉じる側(図5(a)の矢印M1)に引き込まれ、突き当て部54aが突き当て部54bと突き当たることで、最終的に開閉カバー30はロックされる。なお、突き当て部54aと突き当て部54bとが突き当たった状態で、押下式スイッチ41は押下部30dにより押下され、制御部500は開閉カバー30が閉じた(閉状態となった)ことを判断できるものとする。トグルレバー52が図5(a)の状態から図5(b)の状態まで移動する領域が第1領域であり、図5(b)のトグルレバー52の姿勢が第1姿勢である。開閉カバー30が開状態から閉状態となるとき、トグルレバー52は、第3姿勢から第1姿勢に遷移し、このときにトグルレバー52が移動する領域が第1領域である。
また、図5(b)に、付勢部材53による力F2(第1付勢力)も示す。図5(b)に示すトグルレバー52の第1姿勢において、力F2は、力点と支点とを結ぶ方向の成分と、力点と支点とを結ぶ方向に直交する方向の成分とに分解できる(破線矢印)。トグルレバー52は、力点と支点とを結ぶ方向に直交する方向の成分によって、図中、反時計回り方向に回転力を与えられているが、係合部51によって回転が阻止されている。係合部51は、ストッパとして機能している。
(第2姿勢(アンロック側))
開閉カバー30が開く際(図5(b)の矢印M2)は、係合部51の当接部51bがトグルレバー52の当接面52bに作用し、トグルレバー52は開閉カバー30が開く方向に回転する(矢印R2(所定の回転方向とは逆の回転方向))。図5(b)の状態から図5(a)の状態となり、さらに開閉カバー30が矢印M2の方向に移動すると、係合部51の傾斜部51cがトグルレバー52の当接面52bに接触する。傾斜部51cは、係合部51が矢印M2の方向に移動すると当接面52bを上に押し上げていくように傾斜しており、トグルレバー52は中立点の状態を超えることができる。中立点の状態を超えてトグルレバー52が回転する間、係合部51の突起部51aはトグルレバー52の接触面52aによって矢印M2の方向に押されるため、開閉カバー30が閉状態に戻ることはない。やがて、突起部51aが接触面52aから離れると係合部51とトグルレバー52との係合は解除される。このように、トグルレバー52は、中立点を超えてアンロック側に切り替わり(図5(c)参照)、開閉カバー30が閉状態に戻らないよう、開位置へ操作することが可能になる。
開閉カバー30の移動により、突き当て部54aと突き当て部54bとが突き当たった状態も解除され、押下式スイッチ41の押下部30dによる押下状態も解除される。これにより、制御部500は、開閉カバー30が閉状態ではなくなったことを判断できる。トグルレバー52が図5(a)の状態から図5(c)の状態まで移動できる領域が第2領域であり、図5(c)のトグルレバー52の姿勢が第2姿勢である。開閉カバー30が閉状態から開状態となるとき、トグルレバー52は、第1姿勢から第3姿勢を経て第2姿勢に遷移し、このときにトグルレバー52が第3姿勢から第2姿勢に移動する領域が第2領域である。トグルレバー52は、付勢部材53による第1付勢力により付勢される第1領域と、付勢部材53による第2付勢力により付勢される第2領域と、を移動可能であり、開閉カバー30が閉状態から開状態になる動作に連動して第1領域から第2領域に移動する。
また、図5(c)に、付勢部材53による力F3(第2付勢力)も示す。図5(c)に示すトグルレバー52の第2姿勢において、力F3は、力点と支点とを結ぶ方向の成分と、力点と支点とを結ぶ方向に直交する方向の成分とに分解できる(破線矢印)。トグルレバー52は、力点と支点とを結ぶ方向に直交する方向の成分によって、図中、時計回り方向に回転力を与えられている。しかし、例えば、トグルレバー52が装置本体40の部分40bや部分40cに当接することで回転が阻止されてもよい。装置本体40は、ストッパとして機能してよい。また、トグルレバー52が、第2姿勢から図5(a)の中立点の姿勢に戻り、静止して待機するようにトグルレバー52及び付勢部材53を構成してもよい。
[トグル機構の動作]
次に、開閉カバー30とトグル機構50の動作について、ユーザがプロセスカートリッジ7を交換する場合の操作の流れに沿って、図3~図5を参照し説明する。ユーザが開閉カバー30を開く側に操作すると、トグルレバー52がアンロック側に回転し、開閉カバー30が開放される。開閉カバー30が開位置まで開き、装置本体40からプロセスカートリッジ7を取り出すことが可能となる。このとき、押下式スイッチ41が押下部30dにより押下されていないため、制御部500は開閉カバー30が閉位置でないと判断し、開閉カバー30が開いていることを認識する。
プロセスカートリッジ7を装置本体40へと挿入する際は、トレイ30a上にプロセスカートリッジ7を載せ、装置本体40へと押し込む。ユーザがプロセスカートリッジ7を押し込む際、プロセスカートリッジ7はガイド部30cにガイドされるため、装置本体40の所望の位置へ挿入し易い構成となっている。係合部51は、トレイ30a上に突出しているが、ガイド部30cと同列(仮想延長線Lv上)に配置してある。このため、ユーザがプロセスカートリッジ7を挿入する際の障害にはならず、より挿入方向の手前からプロセスカートリッジ7をガイドすることが可能となる。そのため、プロセスカートリッジ7は着脱方向に沿った姿勢となり、装置本体40の所望の位置へ挿入することができ、ユーザ操作を補助する構成となっている。
ユーザが開閉カバー30を閉じる側に操作すると、やがて係合部51の突起部51aがトグルレバー52の接触面52aと接触し、トグルレバー52がロック側に回転し、開閉カバー30は所定の位置でロックされる。このとき、押下部30dが押下式スイッチ41を押下しスイッチは切り替わり、制御部500は開閉カバー30が閉位置であることを認識する。
ここで、押下式スイッチ41の反力が開閉カバー30に作用しても、トグル機構50は1対(1組)であり開閉カバー30が片締りとなることはないため、ユーザ操作で確実に閉位置となり、不具合が生じる懸念がない。本実施例においては、図3に示すように、開閉カバー30の回動中心であるヒンジ部30bに対して、トグル機構50はL1の距離に、押下式スイッチ41はL2の距離に、それぞれ配置してある。ここで、距離L1は距離L2よりも大きい(L1>L2)。
回動中心(ヒンジ部30bの回転軸)からのモーメントを考えた場合、L1>L2の配置となっていることから、押下式スイッチ41から開閉カバー30が開く側に反力を受けても、確実にトグル機構50で引き込むことが可能である。このため、所定のロック位置で開閉カバー30をロックすることができる。
また、トグル機構50が1対であるため、特に開閉カバー30を閉じる操作をする際に生じるクリック感が1回のみとなるため、ユーザの操作感の向上に繋がる。
また、係合部51はガイド部30cとプロセスカートリッジ7の着脱方向で同列に配置してあるため、着脱されるプロセスカートリッジ7をより手前からガイドし、位置を規制することができる。
したがって、ユーザが所望の操作を確実に、かつ容易に行うことができる構成であるため、ユーザビリティの向上に繋がる画像形成装置を提供することが可能となる。
以上、本実施例によれば、ユーザビリティを向上させつつ、ユーザによる操作後の画像形成装置の動作を保障することができる。
なお、上述した実施例では、開閉カバー30は、プロセスカートリッジ7の着脱を行うために設けられたカバーであるが、これに限定されない。例えば、本発明のトグル機構が用いられるカバーは、他の目的のために設けられてよい。例えば、カバーは、搬送路上で紙詰まりとなったシート材Sをユーザが取り出すために設けられていてもよいし、サービスマンが他の部材、例えば基板の交換等に用いるために設けられてもよい。
また、上述した実施例では、着脱可能な部材として、現像手段と像担持体とを一体的にカートリッジ化したプロセスカートリッジを用いて説明したが、これに限定されず、例えば、トナーを収容したトナーカートリッジであってもよい。すなわち、プロセスカートリッジやトナーカートリッジ等、カートリッジ化されて画像形成装置100本体に着脱可能であるものであればよい。
また、押下式スイッチ41は、ヒンジ部30bからの上下方向における距離についてL1>L2という関係を維持していればよく、左右方向において図2(b)の位置に限定されない。
また、図2において、突き当て部54bは、左右方向において装置本体40の両端部に近い位置に設けられているが、これに限定されない。突き当て部54bは、トグルレバー52の両側に設けられていればよい。また、突き当て部54bは、上下方向において、トグルレバー52と略同じ高さに設けられているが、これに限定されず、トグルレバー52よりも上又は下であってもよい。開閉カバー30に設けられる突き当て部54aは、装置本体40に設けられる突き当て部54bにあわせて設けられてよい。
さらに、付勢部材は、弾性部材であればよく、引張コイルバネに限定されず、例えば板バネ等他のバネや他の弾性部材であってもよい。
30 開閉カバー
40 装置本体
51 係合部
52 トグルレバー
53 付勢部材

Claims (11)

  1. 筐体と、前記筐体に設けられた開口と、を備える画像形成装置であって、
    前記開口を閉塞する閉状態、又は、前記開口を開放する開状態になることが可能なカバー部材と、
    前記閉状態で前記カバー部材における前記開口を閉塞する側の面である第1面に設けられた係合部と、
    前記閉状態で前記筐体における前記カバー部材の前記第1面に対向する側の面である第2面に設けられ、前記閉状態で前記係合部と係合する被係合部と、
    前記被係合部に力を加える付勢部材と、
    を備え、
    前記係合部及び前記被係合部は、1組設けられており、
    前記被係合部は、
    前記付勢部材による第1付勢力により付勢される第1領域と、前記付勢部材による第2付勢力により付勢される第2領域と、を移動可能であり、
    前記第1領域において前記係合部と係合し、前記カバー部材の前記閉状態が維持されるように前記付勢部材によって付勢され、
    前記カバー部材が前記閉状態から前記開状態になる動作に連動して前記第1領域から前記第2領域に移動し、前記係合部との係合が解除されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記被係合部は、回転軸と、前記回転軸から前記回転軸に直交する方向に延びる第1揺動部と、前記第1揺動部とは異なる方向であって前記回転軸から前記回転軸に直交する方向に延びる第2揺動部と、を有し、
    前記第1揺動部は、当接面を有し、
    前記第2揺動部は、接触面を有し、
    前記係合部は、前記カバー部材が前記開状態から前記閉状態へ移動している間に前記接触面と接触する突起部と、前記被係合部と係合している状態で前記当接面に当接する当接部と、を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記付勢部材は、
    前記係合部が前記被係合部と係合している状態で前記第1付勢力により所定の回転方向に前記被係合部を回転させる力を前記被係合部に加え、
    前記カバー部材が前記閉状態から前記開状態へ移動している間に前記第2付勢力により前記所定の回転方向とは逆の回転方向に前記被係合部を回転させる力を前記被係合部に加えることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記被係合部は、前記付勢部材による前記力によって、前記所定の回転方向にも前記逆の回転方向にも回転しない姿勢をとることが可能であることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記第2面に設けられ、前記カバー部材が前記閉状態となったことを検知する検知手段を備え、
    前記カバー部材は、前記筐体に対して前記閉状態から回動して前記開状態となるように、回動軸の回りに回動可能に取り付けられており、
    前記回動軸から上下方向における前記被係合部までの距離は、前記回動軸から前記上下方向における前記検知手段までの距離よりも長いことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記被係合部は、前記回動軸の方向において、前記筐体の前記第2面の中央に設けられていることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記回動軸の方向において、前記被係合部の両側に突き当て部を備えることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記開口を介して前記筐体に着脱可能であり、記録材に画像形成を行うためのカートリッジを備え、
    前記カバー部材は、前記第1面に設けられ、前記カートリッジの着脱時に前記カートリッジの移動をガイドするガイド部材であって、前記カートリッジが着脱される着脱方向に延びる前記ガイド部材を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  9. 複数の前記ガイド部材を有し、
    前記係合部は、複数の前記ガイド部材のうちの1つのガイド部材の前記着脱方向に沿って延長した仮想線上に設けられることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記付勢部材は、引張コイルバネであることを特徴とする請求項1から請求項9のうちのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 筐体と、前記筐体に設けられた開口と、を備える画像形成装置であって、
    前記開口を閉塞する閉状態、又は、前記開口を開放する開状態になることが可能なカバー部材と、
    前記閉状態で前記カバー部材における前記開口を閉塞する側の面である第1面に設けられた係合部と、
    前記閉状態で前記筐体における前記カバー部材の前記第1面に対向する側の面である第2面に設けられ、前記閉状態で前記係合部と係合する被係合部と、
    前記被係合部に力を加える付勢部材と、
    前記開口を介して前記筐体に着脱可能であり、記録材に画像形成を行うためのカートリッジと、
    を備え、
    前記係合部及び前記被係合部は、1組設けられており、
    前記被係合部は、前記付勢部材による第1付勢力により付勢される第1領域と、前記付勢部材による第2付勢力により付勢される第2領域と、を移動可能であり、前記第1領域において前記係合部と係合し、前記カバー部材の前記閉状態が維持されるように前記付勢部材によって付勢され、前記カバー部材が前記閉状態から前記開状態になる動作に連動して前記第1領域から前記第2領域に移動し、前記係合部との係合が解除され、
    前記カバー部材は、前記第1面に設けられ、前記カートリッジの着脱時に前記カートリッジの移動をガイドするガイド部材であって、前記カートリッジが着脱される着脱方向に延びる前記ガイド部材を有し、
    前記係合部は、前記ガイド部材の前記着脱方向に沿って延長した仮想線上に設けられることを特徴とする画像形成装置。
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