JP2024036216A - 情報処理装置及び方法 - Google Patents

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健一 山田
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Abstract

【課題】貨客混載に関する技術を改善する。【解決手段】制御部43を備える情報処理装置40であって、制御部43は、車両10に載せる物品3に関する情報を取得し、当該情報に基づいて、物品3に影響を与え得る人の特性を取得し、車両10における物品3と当該特性を有するユーザとの同乗の有無を判定する同乗判定を実行する。【選択図】図2

Description

本開示は、情報処理装置及び方法に関する。
従来、貨客混載に関する技術が知られている。例えば、特許文献1には、荷物を載せるための搭載スペースを有する車両の運行を管理する情報処理装置が開示されている。
特開2020-149576号公報
従来は、貨客混載を実施する車両のユーザが、車両に載せられる物品に影響、特に望ましくない影響を与え得る場合があった。例えば、車両に載せられる物品が匂いに敏感な物品(人の肌に触れる物品等)である場合、乗車前に喫煙をしたユーザが物品と車両に同乗すると物品に影響が及び、製品品質の低下を招くおそれがある。このことは、製品の製造業者だけでなく、ユーザにとっても不本意な結果といえる。しかしながら、ユーザがその事実を知り得なければ、対策又は対応が困難である。また、物品を車両に載せて運ぶユーザについても、到着を待つ車両に、物品に望ましくない影響を与え得るユーザが乗車中である場合、その事実を示す情報が提供されなければ、物品を載せる車両を変更する等の対策が困難である。
このように、従来の技術では、貨客混載で物品を輸送する際、乗客から物品への影響については考慮されておらず、改善の余地があった。
かかる点に鑑みてなされた本開示の目的は、貨客混載に関する技術を改善することにある。
本開示の一実施形態に係る情報処理装置は、
制御部を備える情報処理装置であって、
前記制御部は、
車両に載せる物品に関する情報を取得し、
前記情報に基づいて、前記物品に影響を与え得る人の特性を取得し、
前記車両における前記物品と前記特性を有するユーザとの同乗の有無を判定する同乗判定を実行する。
本開示の一実施形態に係る方法は、
情報処理装置が実行する方法であって、
車両に載せる物品に関する情報を取得すること、
前記情報に基づいて、前記物品に影響を与え得る人の特性を取得すること、及び
前記車両における前記物品と前記特性を有するユーザとの同乗の有無を判定する同乗判定を実行すること
を含む。
本開示の一実施形態によれば、貨客混載に関する技術が改善される。
本開示の一実施形態に係るシステムの概略構成を示す図である。 本実施形態に係るシステムのブロック図である。 運行計画の一例を示す図である。 ユーザデータベースの一例を示す図である。 物品データベースの一例を示す図である。 物品輸送情報の一例を示す図である。 本実施形態に係る情報処理装置の動作を示すフローチャートである。 貨客混載に関する所定の通知を提示する処理手順を示すフローチャートである。
以下、本開示の実施形態について説明する。
<実施形態の概要>
図1を参照して、本開示の実施形態に係るシステム1の概要について説明する。システム1は、車両10と、第1端末装置20と、第2端末装置30と、情報処理装置40とを備える。車両10、第1端末装置20、第2端末装置30、及び情報処理装置40は、例えばインターネット及び移動体通信網等を含むネットワーク50と通信可能に接続される。
車両10は、例えば自動車であるが、これに限られず任意の車両であってよい。自動車は、例えばガソリン車、ディーゼル車、水素車、HEV(hybrid electric vehicle)、PHEV(plug-in hybrid electric vehicle)、BEV(battery electric vehicle)、又はFCEV(fuel cell electric vehicle)等の任意の種類の自動車である。車両10は、本実施形態では自動運転車両であるが、運転手によって運転されてもよい。自動運転車両とは、任意のレベルで運転が自動化された車両のことである。自動化のレベルは、例えば、SAE(Society of Automotive Engineers)のレベル分けにおけるレベル1からレベル5の何れかである。車両10は、MaaS(Mobility as a Service)専用車両でもよい。本実施形態において、車両10は、所定の敷地内を走行する。ただし、車両10は、敷地外の任意の場所を走行してもよい。車両10は、各停留所の発着時刻が指定される時刻表(運行ダイヤ)に従って車両基地を出発し、敷地内の所定の経路を巡回しながら貨客混載を実施して、車両基地に帰還する。車両10が巡回する経路は、少なくとも1つの停留所を含んでよく、本実施形態では停留所3A、停留所3B、及び停留所3Cを含む。停留所3A、停留所3B、及び停留所3Cは、それぞれ第1工場F1、第2工場F2、及び第3工場F3の最寄りの停留所であり得る。システム1が備える車両10の数は、任意に定め得る。
第1端末装置20は、車両10のユーザによって所持され、使用される。第1端末装置20は、例えばスマートフォン、タブレット、又はPC(Personal Computer)等の汎用の電子機器である。車両10のユーザは、第1端末装置20を操作することで、情報処理装置40から提示される貨客混載に関する所定の通知を確認し、必要に応じて情報処理装置40に回答を送信し得る。
第2端末装置30は、車両10のユーザのうち、物品3を車両10に載せて運ぶユーザ(以下、「運搬ユーザ」ともいう。)によって所持され、使用される。第2端末装置30は、例えばスマートフォン、タブレット、又はPC等の汎用の電子機器である。
第2端末装置30のユーザである運搬ユーザは、出発地で物品3と一緒に車両10に乗車し、物品3を座席又は荷台に置き、目的地で物品3と一緒に車両10から降車する。運搬ユーザは、第2端末装置30を操作することで、情報処理装置40から提示される貨客混載に関する所定の通知を確認し、必要に応じて情報処理装置40に回答を送信し得る。なお、運搬ユーザは、自身の運ぶ物品との関係では運搬ユーザに相当するが、他の運搬ユーザが運ぶ物品との関係では、車両10のユーザの1人であるので、他のユーザと同様に後述する同乗判定の対象となる。なお、運搬ユーザは、物品3を所定の荷台に置いた後降車し、目的地で受取り担当のユーザが、車両10から物品を降ろして受け取るという形態も可能である。
また、運搬ユーザは、第2端末装置30を操作することで、車両10に物品3を載せたことを報告する通知(以下、「第1報告」ともいう。)を、情報処理装置40に送信し得る。運搬ユーザは、第2端末装置30を操作することで、車両10から物品3を降ろして、届け先に物品3を届けたことを報告する通知(以下、「第2報告」ともいう。)を、情報処理装置40に送信し得る。これにより、物品3の載せ降ろしが実行されたことを、情報処理装置40に把握させることができる。なお、第1報告及び第2報告は、本実施形態では1人の運搬ユーザの第2端末装置30から送信されるが、これに限られない。例えば、少なくとも一方が物品3の管理者のデバイス又は外部サーバから送信されてもよい。また、運搬ユーザが物品3を所定の荷台に置いた後降車し、目的地で受取り担当のユーザが車両10から物品3を降ろして受け取る形態では、第1報告が運搬ユーザにより送信され、第2報告が受取り担当のユーザにより送信されてもよい。また、物品3に取り付けられた位置を発信する装置により、情報処理装置40は物品3の所在を把握してもよい。
また、第2端末装置30から第2報告が受信され、第2端末装置30を所持する運搬ユーザが届け先に物品3を届けた後、運搬ユーザは、別の物品を運搬せずに車両10を利用することがある。この場合、運搬ユーザは、運搬ユーザではなく車両10のユーザ、すなわち第1端末装置20のユーザとして扱われるのが現実に即し妥当である。このため、本実施形態では、情報処理装置40は、第2端末装置30の位置情報及び車両10の位置情報に基づいて、物品3が目的地に到着したと判定された場合、又は、第2報告が受信された場合、運搬ユーザの端末装置の扱いを切り替える。或いは、運搬ユーザが物品3を所定の荷台に置いた後降車し、目的地で受取り担当のユーザが車両10から物品3を降ろして受け取る形態では、第1報告が受信された場合、運搬ユーザの端末装置の扱いを切り替えてもよい。具体的には、制御部43は、ユーザデータベース(後述)において当該運搬ユーザの運搬ユーザ指定を解除する。これにより、制御部43は、運搬ユーザを運搬ユーザではなく車両10のユーザとして扱い、当該ユーザが所持する端末装置を第2端末装置30ではなく第1端末装置20として扱い得る。つまり、情報処理装置40から見て、ユーザの端末装置を第1端末装置20として扱うべきか第2端末装置30として扱うべきかを適時に切り替えることで、所定の通知の送受信を最適化しやすくなる。
このように、本実施形態に係る第2端末装置30は、物品3の配送状況によっては第1端末装置20であり得る。
情報処理装置40は、例えばサーバ等のコンピュータである。情報処理装置40は、ネットワーク50を介して車両10、第1端末装置20、及び第2端末装置30と通信可能である。本実施形態において、情報処理装置40は、車両10の運行、すなわち貨客混載を管理する。また、情報処理装置40は、ネットワーク50を介して第1端末装置20又は第2端末装置30に、貨客混載に関する所定の通知を送信し出力させることで、運搬ユーザを含む車両10のユーザに貨客混載に関する情報を提示し得る。また、情報処理装置40は、第2端末装置30から第1報告又は第2報告を受信することで、物品3の載せ降ろしが実行されたことを把握し、ユーザの端末装置を第1端末装置20として扱うべきか第2端末装置30として扱うべきかを、適時に切り替え得る。
まず、本実施形態の概要について説明し、詳細については後述する。情報処理装置40は、車両10に載せる物品3に関する情報を取得する。情報処理装置40は、当該情報に基づいて、物品3に影響を与え得る人の特性を取得する。情報処理装置40は、車両10における物品3と当該特性を有するユーザとの同乗の有無を判定する同乗判定を実行する。「同乗の有無」とは、物品3と物品3に影響を与え得る人の特性を有するユーザ(以下、「NGユーザ」ともいう。)とが車両10に同乗中であるか否か、物品3とNGユーザとが車両10に同乗することが予想されるか否か、又はその両方を指す。すなわち、本実施形態に係る同乗判定では、同乗状態が実際に生じているか否かだけでなく、同乗状態が将来生じ得るか否かも判定される。
このように、本実施形態によれば、同乗判定により、車両10における物品3と物品3に影響を与え得る人の特性を有するユーザとの同乗の有無が判定される。同乗判定により、運搬ユーザを含む車両10のユーザが車両10に載せられている又は載せされる予定である物品3に影響を与え得る人の特性を有するユーザに該当するか否かが判定される。そのため、例えばユーザが物品3に影響を与え得る人の特性を有するユーザに該当すると判定された場合、その事実を当該ユーザ又は運搬ユーザに提示することで、NGユーザから物品3への影響を低減するための対策又は対応をとりやすくなる。したがって、乗客から物品3への影響を低減しやすくなる点で、貨客混載に関する技術が改善される。
次に、システム1の各構成について詳細に説明する。
<車両の構成>
図2に示すように、車両10は、通信部11と、測位部12と、検知部13と、出力部14と、記憶部15と、制御部16とを備える。
通信部11は、ネットワーク50に接続する1つ以上の通信インタフェースを含む。当該通信インタフェースは、例えば4G(4th Generation)又は5G(5th Generation)等の移動体通信規格に対応するが、これらに限られない。例えば、Bluetooth(登録商標)又はWi-Fi(登録商標)等の近距離無線通信規格に対応したインタフェースを含んでもよい。本実施形態において、車両10は、通信部11及びネットワーク50を介して、情報処理装置40と通信する。車両10は、通信部11及びネットワーク50を介して、第1端末装置20、第2端末装置30、又はその両方と通信してもよい。
測位部12は、車両10の位置情報を取得する1つ以上の装置を含む。具体的には、測位部12は、例えばGPS(Global Positioning System)に対応する受信機を含むが、これに限られず、任意の衛星測位システムに対応する受信機を含んでもよい。
検知部13は、車両10の状態を示す情報を取得可能な任意のセンサモジュールを含む。例えば、センサモジュールは、振動センサ、赤外線センサ、速度センサ、角速度センサ、加速度センサ、地磁気センサ、LiDAR(light detection and ranging)等の距離センサ、臭気センサ、埃センサ、又はこれらの組合せを含む。
出力部14は、情報を出力してユーザに通知する1つ以上の出力装置を含んでもよい。当該出力装置は、これらに限られないが、例えば情報を画像若しくは映像で出力するディスプレイ、又は情報を音声で出力するスピーカ等の装置である。ディスプレイは、例えば、LCD(liquid crystal display)又は有機EL(electro luminescence)ディスプレイである。出力部14は、外部の出力装置を接続するためのインタフェースを含んでもよい。
記憶部15は、1つ以上のメモリを含む。メモリは、例えば半導体メモリ、磁気メモリ、又は光メモリ等であるが、これらに限られない。記憶部15に含まれる各メモリは、例えば主記憶装置、補助記憶装置、又はキャッシュメモリとして機能してもよい。記憶部15は、車両10の動作に用いられる任意の情報を記憶する。例えば、記憶部15は、システムプログラム、アプリケーションプログラム、組み込みソフトウェア、及び地図情報等を記憶してもよい。記憶部15に記憶された情報は、例えば通信部11を介してネットワーク50から取得される情報で更新可能であってもよい。記憶部15は、車両10の動作によって得られる任意の情報を記憶してもよい。
制御部16は、1つ以上のプロセッサ、1つ以上のプログラマブル回路、1つ以上の専用回路、又はこれらの組合せを含む。プロセッサは、例えばCPU(Central Processing Unit)若しくはGPU(Graphics Processing Unit)等の汎用プロセッサ、又は特定の処理に特化した専用プロセッサであるがこれらに限られない。プログラマブル回路は、例えばFPGA(Field-Programmable Gate Array)であるがこれに限られない。専用回路は、例えばASIC(Application Specific Integrated Circuit)であるがこれに限られない。車両10は、制御部16を用いて自律的に又は情報処理装置40から受信される指示に従って、車両10全体の動作を制御する。
制御部16は、測位部12を介して車両10の位置情報を取得する。制御部16は、通信部11及びネットワーク50を介して情報処理装置40に、取得された車両10の位置情報を送信する。制御部16は、所定の時間間隔で、車両10の位置情報を取得し、取得された車両10の位置情報を情報処理装置40に送信してもよい。所定の時間間隔は、任意に定め得るが、例えば車両10の平均速度等に基づいて設定されてもよい。また、制御部16は、検知部13により車両10の車内情報(臭気又は埃等)を取得する。制御部16は、通信部11及びネットワーク50を介して情報処理装置40に、取得された車両10の車内情報を送信してもよい。
<第1端末装置の構成>
図2に示すように、第1端末装置20は、通信部21と、測位部22と、入力部23と、出力部24と、記憶部25と、制御部26とを備える。
通信部21は、ネットワーク50に接続する1つ以上の通信インタフェースを含む。当該通信インタフェースは、例えば4G又は5G等の移動体通信規格に対応するが、これらに限られない。例えば、Bluetooth(登録商標)又はWi-Fi(登録商標)等の近距離無線通信規格に対応したインタフェースを含んでもよい。本実施形態において、第1端末装置20は、通信部21及びネットワーク50を介して、情報処理装置40と通信する。第1端末装置20は、通信部21及びネットワーク50を介して、車両10、第2端末装置30、又はその両方と通信してもよい。
測位部22は、第1端末装置20の位置情報を取得する1つ以上の装置を含む。具体的には、測位部22は、例えばGPSに対応する受信機を含むが、これに限られず、任意の衛星測位システムに対応する受信機を含んでもよい。
入力部23は、少なくとも1つの入力用インタフェースを含む。入力用インタフェースは、例えば、物理キー、静電容量キー、ポインティングデバイス、又はディスプレイと一体的に設けられたタッチスクリーンである。入力部23は、第1端末装置20の動作に用いられるデータを入力する操作を受け付ける。入力部23は、第1端末装置20に備えられる代わりに、外部の入力機器として第1端末装置20に接続されてもよい。接続用インタフェースとしては、例えば、USB(Universal Serial Bus)、HDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)、又はBluetooth(登録商標)等の規格に対応したインタフェースを用いることができる。
出力部24は、情報を出力してユーザに通知する1つ以上の出力装置を含んでもよい。当該出力装置は、これらに限られないが、例えば情報を画像若しくは映像で出力するディスプレイ、又は情報を音声で出力するスピーカ等の装置である。ディスプレイは、例えば、LCD又は有機ELディスプレイである。出力部24は、外部の出力装置を接続するためのインタフェースを含んでもよい。
記憶部25は、1つ以上のメモリを含む。メモリは、例えば半導体メモリ、磁気メモリ、又は光メモリ等であるが、これらに限られない。記憶部25に含まれる各メモリは、例えば主記憶装置、補助記憶装置、又はキャッシュメモリとして機能してもよい。記憶部25は、第1端末装置20の動作に用いられる任意の情報を記憶する。例えば、記憶部25は、システムプログラム、アプリケーションプログラム、組み込みソフトウェア、及び地図情報等を記憶してもよい。記憶部25に記憶された情報は、例えば通信部21を介してネットワーク50から取得される情報で更新可能であってもよい。記憶部25は、第1端末装置20の動作によって得られる任意の情報を記憶してもよい。
制御部26は、1つ以上のプロセッサ、1つ以上のプログラマブル回路、1つ以上の専用回路、又はこれらの組合せを含む。プロセッサは、例えばCPU若しくはGPU等の汎用プロセッサ、又は特定の処理に特化した専用プロセッサであるがこれらに限られない。プログラマブル回路は、例えばFPGAであるがこれに限られない。専用回路は、例えばASICであるがこれに限られない。制御部26は、第1端末装置20全体の動作を制御する。
制御部26は、測位部22を介して第1端末装置20の位置情報を取得する。制御部26は、通信部21及びネットワーク50を介して情報処理装置40に、取得された第1端末装置20の位置情報を、第1端末装置20のユーザのユーザ識別情報(以下、「ユーザID」ともいう。)とともに送信する。ユーザIDは、ユーザを一意に識別可能な任意の情報(例えばユーザアカウント)である。制御部26は、所定の時間間隔で、第1端末装置20の位置情報を取得し、取得された第1端末装置20の位置情報をユーザIDとともに情報処理装置40に送信してもよい。所定の時間間隔は、任意に定め得るが、例えば第1端末装置20が移動する平均速度等に基づいて設定されてもよい。
<第2端末装置の構成>
図2に示すように、第2端末装置30は、通信部31と、測位部32と、入力部33と、出力部34と、記憶部35と、制御部36とを備える。
通信部31は、ネットワーク50に接続する1つ以上の通信インタフェースを含む。当該通信インタフェースは、例えば4G又は5G等の移動体通信規格に対応するが、これらに限られない。例えば、Bluetooth(登録商標)又はWi-Fi(登録商標)等の近距離無線通信規格に対応したインタフェースを含んでもよい。本実施形態において、第2端末装置30は、通信部31及びネットワーク50を介して、情報処理装置40と通信する。第2端末装置30は、通信部31及びネットワーク50を介して、車両10、第1端末装置20、又はその両方と通信してもよい。
測位部32は、第2端末装置30の位置情報を取得する1つ以上の装置を含む。具体的には、測位部32は、例えばGPSに対応する受信機を含むが、これに限られず、任意の衛星測位システムに対応する受信機を含んでもよい。なお、本実施形態では、第2端末装置30を所持する運搬ユーザが物品3と一緒に移動するものとする。この場合、第2端末装置30の位置情報で示される位置を物品3の位置とみなすことができる。
入力部33は、少なくとも1つの入力用インタフェースを含む。入力用インタフェースは、例えば、物理キー、静電容量キー、ポインティングデバイス、又はディスプレイと一体的に設けられたタッチスクリーンである。入力部33は、第2端末装置30の動作に用いられるデータを入力する操作を受け付ける。入力部33は、第2端末装置30に備えられる代わりに、外部の入力機器として第2端末装置30に接続されてもよい。接続用インタフェースとしては、例えば、USB、HDMI(登録商標)、又はBluetooth(登録商標)等の規格に対応したインタフェースを用いることができる。
出力部34は、情報を出力してユーザに通知する1つ以上の出力装置を含んでもよい。当該出力装置は、これらに限られないが、例えば情報を画像若しくは映像で出力するディスプレイ、又は情報を音声で出力するスピーカ等の装置である。ディスプレイは、例えば、LCD又は有機ELディスプレイである。出力部34は、外部の出力装置を接続するためのインタフェースを含んでもよい。
記憶部35は、1つ以上のメモリを含む。メモリは、例えば半導体メモリ、磁気メモリ、又は光メモリ等であるが、これらに限られない。記憶部35に含まれる各メモリは、例えば主記憶装置、補助記憶装置、又はキャッシュメモリとして機能してもよい。記憶部35は、第2端末装置30の動作に用いられる任意の情報を記憶する。例えば、記憶部35は、システムプログラム、アプリケーションプログラム、組み込みソフトウェア、及び地図情報等を記憶してもよい。記憶部35に記憶された情報は、例えば通信部31を介してネットワーク50から取得される情報で更新可能であってもよい。記憶部35は、第2端末装置30の動作によって得られる任意の情報を記憶してもよい。
制御部36は、1つ以上のプロセッサ、1つ以上のプログラマブル回路、1つ以上の専用回路、又はこれらの組合せを含む。プロセッサは、例えばCPU若しくはGPU等の汎用プロセッサ、又は特定の処理に特化した専用プロセッサであるがこれらに限られない。プログラマブル回路は、例えばFPGAであるがこれに限られない。専用回路は、例えばASICであるがこれに限られない。制御部36は、第2端末装置30全体の動作を制御する。
本実施形態において、制御部36は、測位部32を介して第2端末装置30の位置情報を取得する。制御部36は、通信部31及びネットワーク50を介して情報処理装置40に、取得された第2端末装置30の位置情報を、第2端末装置30のユーザのユーザIDとともに送信する。ユーザIDは、ユーザを一意に識別可能な任意の情報(例えばユーザアカウント)である。制御部36は、所定の時間間隔で、第2端末装置30の位置情報を取得し、取得された第2端末装置30の位置情報をユーザIDとともに情報処理装置40に送信してもよい。所定の時間間隔は、任意に定め得るが、例えば第2端末装置30が移動する平均速度等に基づいて設定されてもよい。
本実施形態において、制御部36は、通信部31及びネットワーク50を介して情報処理装置40に、第1報告又は第2報告を送信する。
<情報処理装置の構成>
図2に示すように、情報処理装置40は、通信部41と、記憶部42と、制御部43とを備える。
通信部41は、ネットワーク50に接続する1つ以上の通信インタフェースを含む。当該通信インタフェースは、例えば移動体通信規格、有線LAN(Local Area Network)規格、又は無線LAN規格に対応するが、これらに限られず、任意の通信規格に対応してもよい。本実施形態において、情報処理装置40は、通信部41及びネットワーク50を介して、車両10、第1端末装置20、及び第2端末装置30と通信する。
記憶部42は、1つ以上のメモリを含む。記憶部42に含まれる各メモリは、例えば主記憶装置、補助記憶装置、又はキャッシュメモリとして機能してもよい。記憶部42は、情報処理装置40の動作に用いられる任意の情報を記憶する。例えば、記憶部42は、システムプログラム、アプリケーションプログラム、データベース、及び地図情報等を記憶してもよい。記憶部42に記憶された情報は、例えば通信部41を介してネットワーク50から取得される情報で更新可能であってもよい。記憶部42は、情報処理装置40の動作によって得られる任意の情報を記憶してもよい。
本実施形態において、記憶部42には、図3に示すような運行計画が記憶される。運行計画とは、車両10の運行スケジュールを示す情報のことである。例えば、運行計画は、「車両ID」及び「運行計画詳細」を含み得る。
「車両ID」は、車両10を一意に識別可能な任意の情報である。
「運行計画詳細」は、車両IDで識別される車両10ごとに指定される各停留所の発着時刻を示す時刻表(運行ダイヤ)、走行時間帯、及び当該時間帯における走行経路の情報を含み得る。しかしながら、運行計画に含まれる情報はこれらの例に限られない。例えば、保守又は充電等の理由から車両10を貨客混載に利用できない時間帯の情報、物品3が車両10に載せられる予定のない時間帯の情報、及び、貨客混載に利用されていない期間における車両10の位置情報等が、運行計画に含まれてもよい。
また、記憶部42には、図4に示すような「ユーザデータベース」が記憶される。例えば、ユーザデータベースは、「ユーザID」、「工場ID」、「運搬ユーザ」、及び「喫煙状況」を含み得る。
「ユーザID」は、車両10のユーザ(ここでは敷地内の工場で働く労働者)の各々を一意に識別可能な任意の情報である。
「工場ID」は、「ユーザID」で識別されるユーザの勤務先の工場を一意に識別可能な任意の情報である。
「運搬ユーザ」は、「ユーザID」で識別されるユーザが運搬ユーザとして指定されているか否かを示す任意の情報である。図4に示す例では、運搬ユーザであるか否かは、フラグを用いて示される。例えば、「ON」は、当該ユーザが運搬ユーザとして指定されていることを、「OFF」は、当該ユーザが運搬ユーザとして指定されていないことを示す。ユーザID「003」及び「004」のユーザは、運搬ユーザフラグが「ON」に設定され、運搬ユーザであることが示される。
「喫煙状況」は、各ユーザが喫煙者であるか否かを示す任意の情報である。図4に示す例では、喫煙状況は、フラグを用いて示される。例えば、ユーザID「001」のユーザは、喫煙者フラグが付与されることで喫煙者であることが示される。ユーザID「002」及び「003」のユーザは、非喫煙者フラグが付与されることで非喫煙者であることが示される。各ユーザの喫煙状況の把握には、任意の手法が採用可能である。例えば、各ユーザの喫煙状況は、喫煙アンケートの結果に基づいて把握されもよい。ユーザデータベースには、これの例に限られず、任意のデータが含まれ得る。例えば、ユーザデータベースは、香水使用者であるか否か、又は直前に匂いの強い食事をしたか否か等を示す任意の情報を含んでもよい。香水使用者であるか否かは、これに限られないが、例えばアンケートの結果に基づいて把握されもよい。匂いの強い食事をしたか否かは、これに限られないが、例えば食事の会計情報に基づいて判定されてもよい。
また、記憶部42には、図5に示すような物品データベースが記憶される。「物品データベース」は、例えば「物品」、「NG特性」、及び「具体例」を含み得る。
「物品」は、敷地内の工場で生産される部品を含む各物品を一意に識別する任意の情報である。
「NG特性」は、「物品」で識別される各物品に影響を与え得る人の特性を示す任意の情報である。本実施形態では、かかる特性を「NG特性」ともいう。図5に示す例では、物品「ヘッドレスト」は、人の頭部に密着する部品であるので、対応するNG特性として、「物品に匂いが移る可能性の高い人」が設定される。また、物品「エンジンカバー」は、異物が付着するとピストン動作に悪影響が及び得るので、対応するNG特性として、「物品に異物が付着する可能性の高い人」が設定される。
「具体例」は、「NG特性」の具体例を示す任意の情報である。図5に示す例では、ヘッドレストのNG特性の具体例として、「喫煙者」、「香水使用者」、及び「直前に匂いの強い食事をした人」が設定される。何れかの具体例に該当するユーザが対応する物品(ヘッドレスト)と車両10に同乗すると、物品との距離が近い程、ユーザの匂いが物品に移って製品の品質が低下する可能性が高くなる。また、エンジンカバーのNG特性の具体例として、「勤務先の工場が粉じん発生施設である」ことが設定される。粉じん発生施設とは、溶接、切削加工、又は破砕等の作業に伴って発生する粉じんが作業者又は滞在者の被服又は皮膚に埃として付着しやすい環境下にある施設のことである。このような施設の滞在時間が長いほど、作業者又は滞在者であるユーザの被服又は皮膚に埃が付着する可能性が高くなる。この具体例に該当するユーザが物品(エンジンカバー)と車両10に同乗すると、物品との距離が近い程、ユーザの被服又は皮膚に付着した埃が異物として物品に付着して製品の品質が低下する可能性が高くなる。したがって、本実施形態では、このようなユーザを、物品に影響を与え得る特性を有するユーザ(NGユーザ)として特定し得る。
また、記憶部42には、図6に示すような物品輸送情報が記憶される。「物品輸送情報」とは、物品の輸送計画を示す情報のことである。物品の輸送計画を示す情報は、通信部41及びネットワーク50を介して運搬ユーザの第2端末装置30、物品の管理者のデバイス、又は外部サーバから、要求データを受信することで取得され得る。要求データは、物品を車両10に載せて運ぶことを要求するデータである。例えば、要求データは、「輸送物品」、「個数」、「車両ID」、「運搬ユーザID」、「出発地」、「発車時刻」、「目的地」、及び「到着時刻」を含み得る。物品輸送情報は、現時点の情報のみならず過去の履歴情報を含んでもよい。
「輸送物品」は、後述する「車両ID」で識別される車両10に載せて輸送される物品を一意に識別可能な任意の情報である。図6に示す例では、物品輸送情報の「輸送物品」は、図5で説明した物品データベースの「物品」と共通であるが、これに限られない。
「個数」は、「輸送物品」で識別される物品の個数を示す。
「車両ID」は、物品を載せる車両10を一意に識別可能な任意の情報である。図6に示す例では、物品輸送情報の「車両ID」は、図3で説明した運行計画の「車両ID」と共通であるが、これに限られない。
「運搬ユーザID」は、運搬ユーザを一意に識別可能な任意の情報である。図6に示す例では、物品輸送情報の「運搬ユーザID」は、図4で説明したユーザデータベースの「ユーザID」と共通であるが、これに限られない。
「出発地」は、「輸送物品」で識別される物品が「車両ID」で識別される車両10に載せられる場所を一意に識別可能な任意の情報である。図6に示す例では、施設内に含まれる停留所3Cが「出発地」として設定される。
「発車時刻」は、物品輸送情報の「車両ID」で識別される車両10が「出発地」で識別される場所を発車する時刻を示す任意の情報である。
「目的地」は、「輸送物品」で識別される物品が「車両ID」で識別される車両10から降ろされる場所を一意に識別可能な任意の情報である。図6に示す例では、施設内に含まれる停留所3B又は停留所3Aが「目的地」として設定される。
「到着時刻」は、物品輸送情報の「車両ID」で識別される車両10が「目的地」で識別される場所に到着する時刻を示す任意の情報である。
上述した各データベースは、本実施形態では記憶部42に構築されるが、外部のストレージに構築され、情報処理装置40に接続されてもよい。
制御部43は、1つ以上のプロセッサ、1つ以上のプログラマブル回路、1つ以上の専用回路、又はこれらの組合せを含む。制御部43は、情報処理装置40全体の動作を制御する。
本実施形態において、制御部43は、記憶部42に記憶された運行計画を参照することで、車両10の運行を管理し得る。
本実施形態において、制御部43は、記憶部42に記憶された物品輸送情報を参照することで、いつどこで誰(運搬ユーザ)がどの車両10にどのような物品の載せ降ろしを行うかを特定し得る。つまり、制御部43は、物品輸送情報を参照して物品の輸送状況を把握し得る。
本実施形態において、制御部43は、物品を検索キーとして、記憶部42に記憶された特性データベースを検索することで、物品ごとのNG特性を取得し得る。
本実施形態において、制御部43は、通信部41及びネットワーク50を介して第2端末装置30から、第1報告又は第2報告を受信する。制御部43は、通信部41を介して受信された第1報告又は第2報告を、記憶部42に記憶してよい。
情報処理装置40の機能は、本実施形態に係る処理プログラムを、制御部43に相当するプロセッサで実行することにより実現される。つまり、情報処理装置40の機能は、ソフトウェアにより実現される。処理プログラムは、情報処理装置40の動作をコンピュータに実行させることにより、コンピュータを情報処理装置40として機能させる。つまり、コンピュータは、処理プログラムに従って情報処理装置40の動作を実行することにより、情報処理装置40として機能する。
情報処理装置40の一部又は全ての機能が、制御部43に相当する専用回路により実現されてもよい。つまり、情報処理装置40の一部又は全ての機能が、ハードウェアにより実現されてもよい。
制御部43は、通信部41及びネットワーク50を介して車両10から、車両10の位置情報を受信し得る。制御部43は、受信された車両10の位置情報を、受信時刻と対応付けて、記憶部42に記憶させてよい。また、制御部43は、ネットワーク50を介して第1端末装置20から、第1端末装置20の位置情報及び第1端末装置20のユーザの識別情報を受信し得る。制御部43は、受信された第1端末装置20の位置情報及び第1端末装置20のユーザの識別情報を、受信時刻と対応付けて、記憶部42に記憶させてよい。また、制御部43は、ネットワーク50を介して第2端末装置30から、第2端末装置30の位置情報及び第2端末装置30のユーザ(すなわち運搬ユーザ)の識別情報を受信し得る。制御部43は、受信された第2端末装置30の位置情報及び第2端末装置30のユーザの識別情報(すなわち運搬ユーザの識別情報)を、受信時刻と対応付けて、記憶部42に記憶させてよい。
<情報処理装置の動作フロー>
図7を参照して、本実施形態に係る情報処理装置40の動作について説明する。図7の動作は、本実施形態に係る方法に相当する。図7の動作は、例えば所定の周期で、繰り返し実行される。所定の周期は、任意に定め得る。例えば、図7の動作は、情報処理装置40が第2端末装置30から要求データを受信する度に実行されてもよい。
まず、図7の動作の前提条件を例示する。
本実施形態において、車両10は、所定の敷地内を走行する周回バスである。ただし、車両10は、敷地外の任意の場所を走行してもよい。車両10は、指定された運行ダイヤに従って車両基地を出発し、敷地内の所定の経路を巡回しながら貨客混載を実施して、車両基地に帰還する。車両10が巡回する経路は、図1に示すような停留所3A、停留所3B、及び停留所3Cを含む。車両基地を出発した車両10(以下、「1号車の車両10」ともいう。)に続いて、別の車両10(以下、「2号車の車両10」ともいう。)が所定間隔をあけて車両基地を出発する。2号車の車両10は、本実施形態の後続車両に相当する。所定間隔は、任意に定め得るが、ここでは10分とする。この場合、敷地内の各停留所では10分に1回、車両10が発着する。2号車の車両10は、指定された運行ダイヤに従って、1号車の車両10と同経路を巡回しながら貨客混載を実施して、車両基地に帰還する。
車両10に乗降するユーザは、図1に示すような敷地内の工場(例えば、自動車製造工場)で働く労働者である。ユーザは、停留所で車両10に乗降する。ユーザは、車両10を利用して、例えば鉄道駅と敷地内の工場との間又は工場間を移動し得る。ユーザには、物品3を車両10に載せて運ぶユーザ、すなわち運搬ユーザも含まれる。
物品3は、工場で生産される部品(例えば、自動車のシート材又は外装部品等)であるが、これに限られず任意の物品(例えば、工具)であり得る。
敷地内には少なくとも1つの工場が存在し得る。本実施形態では、製造ラインの上流から下流の順に、図1に示すような第1工場F1、第2工場F2、及び第3工場F3が存在する。このうち第2工場F2は、粉じん発生施設であるものとする。図1に示すように、第1工場F1、第2工場F2、及び第3工場F3の最寄りの停留所は、それぞれ停留所3A、停留所3B、及び停留所3Cである。本実施形態では、車両10は、停留所3C→停留所3B→停留所3Aの順で巡回するものとする。
このような条件下では、典型例として、第3工場F3に届けられた部品の何れかに不備が発見され、当該物品を車両10に載せて運び、上流の工場(例えば第2工場F2)に戻して手直しを依頼する、という状況が発生し得る。この場合、不備が発見された物品は、本実施形態に係る物品に相当する。工場間の短距離輸送の現場では、物品は、梱包を省略して車両10内の座席又は荷台に載せて運ばれることが多い。つまり、物品は、外気に触れる状態で輸送され得る。かかる条件下では、人(ここでは車両10のユーザ)から物品に望ましくない影響が及ぶおそれがある。本実施形態では、このような状況で図7の動作を実行することで、人から物品への影響を低減しやすくする。
以下、図7の動作の処理手順について説明する。
ステップS100:情報処理装置40の制御部43は、車両10に載せる物品3に関する情報を取得する。
具体的には、制御部43は、物品輸送情報を参照して、物品の輸送計画を把握する。図6に示す例では、制御部43は、物品輸送情報を参照することで、13:00に停留所3Cで、運搬ユーザID「003」の運搬ユーザ(以下、「運搬ユーザX」ともいう)により、物品3としての2つのヘッドレストが、車両ID「V11」の車両10(1号車の車両10)に載せられることを特定する。また、制御部43は、物品輸送情報を参照して、13:04以降(例えば発車時刻13:05迄)に停留所3Bで1号車の車両10から物品3としての2つのヘッドレストが降ろされることを特定する。
ステップS101:制御部43は、ステップS100で取得された情報に基づいて、物品3に影響を与え得る人の特性を取得する。
具体的には、制御部43は、ステップS100で特定された車両10に載せられる物品3を検索キーとして物品データベースを検索することで、物品3に影響を与え得る人の特性(NG特性)を特定する。図6に示す例において、制御部43は、1号車の車両10に載せられる物品3としての「ヘッドレスト」を検索キーとして、図5に示すような物品データベースを検索する。この場合、ヘッドレストのNG特性が「物品に匂いが移る可能性の高い人」であり、具体例が「喫煙者」等であることが特定される。このようにして、制御部43は、ステップS100で取得された情報に基づいて、物品3に影響を与え得る人の特性を取得し得る。
ステップS102:制御部43は、同乗判定を実行する。同乗判定では、車両10における物品3と、ステップS101で取得された特性(NG特性)を有するユーザ(NGユーザ)との同乗の有無が判定される。その後、プロセスは終了する。
具体的には、制御部43は、時刻T1に、物品輸送情報を参照して、物品3が載せられている又は載せられる予定である車両10を特定する。図6に示す例では、時刻T1が13:00よりも後の場合、時刻T1で、運搬ユーザXは、物品3と一緒に車両10(1号車の車両10)に乗車中である。すなわち、物品3は、1号車の車両10に既に載せられている。この場合、制御部43は、1号車の車両10を、物品3が載せられている車両10として特定する。一方、時刻T1が13:00よりも前の場合、時刻T1で、運搬ユーザXは、1号車の車両10の前方の停留所3Cで待機中である。すなわち、物品3は、1号車の車両10にまだ載せられていない。この場合、制御部43は、1号車の車両10を、物品3が載せられる予定である車両10として特定する。以下では、この処理を「車両特定」ともいう。
制御部43は、車両特定により特定された車両10から受信される当該車両10の位置情報、第1端末装置20から受信される第1端末装置20の位置情報、及び第2端末装置30から受信される第2端末装置30の位置情報を参照する。なお、第1端末装置20の位置情報で示される位置は、第1端末装置20を所持するユーザの位置、第2端末装置30の位置情報で示される位置は、第2端末装置30を所持する運搬ユーザの位置とみなす。制御部43は、各位置情報に基づいて、車両10に乗車中又は車両10の前方の停留所で待機中のユーザを抽出する。制御部43は、物品データベースを参照して、抽出されたユーザの中に、車両10に載せられている又は載せられる予定である物品3との関係で、NGユーザに該当する(例えば「具体例」に該当する)ユーザを特定する。図6に示す例では、制御部43は、1号車の車両10に載せられるヘッドレストとの関係で、NGユーザに該当するユーザ(例えば喫煙者)を特定する。例えば、ユーザデータベースで喫煙者であることが示されるユーザID「001」のユーザ(以下、「喫煙ユーザY」)を、NGユーザに該当するユーザとして特定する。以下では、この処理を「NGユーザ特定」ともいう。
NGユーザ特定により、NGユーザに該当するユーザが特定された場合、制御部43は、車両10における物品3とNGユーザとの同乗があると判定する。一方、NGユーザに該当するユーザが特定されない場合、制御部43は、車両10における物品3とNGユーザとの同乗がないと判定する。このようにして、制御部43は、車両10における物品3とNGユーザとの同乗の有無を判定する同乗判定を実行する。
上述したとおり、本実施形態に係る同乗判定では、同乗状態が実際に生じているか否かだけでなく、同乗状態が将来生じ得るか否かも判定される。したがって、「同乗がある」とは、同乗状態が実際に生じている場合だけでなく、同乗状態が将来生じ得ると予想される場合も指す。このようにして、制御部43は、同乗判定を実行することで、車両10における物品3とNGユーザとの同乗の有無を判定する。
なお、運搬ユーザについて、制御部43は、運搬ユーザの第2端末装置30の位置情報及び車両10の位置情報に基づいて、物品3が目的地に到着したと判定された場合、又は、第2報告が受信された場合、運搬ユーザの第2端末装置30を、運搬ユーザではなく車両10のユーザの1人の第1端末装置20とみなして、同乗判定を実行する。これにより、物品3が目的地に到着した後、もはや運搬ユーザではないユーザが(運搬ユーザへの通知を想定した)荷積み便変更依頼通知を受信する煩わしさを低減し、所定の通知の送受信を最適化しやすくなる。
本実施形態に係る同乗判定により、運搬ユーザを含む車両10のユーザがNGユーザに該当するか否かを判定し、該当する場合、物品3とNGユーザとの同乗の有無を判定し得る。そのため、例えばその事実をユーザに伝えることで、NGユーザから物品3への影響を低減するための対策又は対応をとりやすくなる。
さらに、制御部43は、同乗判定の結果に応じて、車両10のユーザに貨客混載に関する所定の通知(後述)を提示することで、人(NGユーザ)から物品3への影響を低減するための対策又は対応を更にとりやすくなる。以下では図8を参照して、貨客混載に関する所定の通知を提示する処理手順について説明する。
ステップS200:情報処理装置40の制御部43は、物品3が車両10に載せられているか否かを判定する。物品3が車両10に載せられていると判定された場合(ステップS200-Yes)、プロセスは、ステップS201に進む。一方、物品3が車両10に載せられていないと判定された場合(ステップS200-No)、プロセスは、ステップS204に進む。
具体的には、制御部43は、物品輸送情報を参照して、輸送物品で示される各物品の運搬ユーザを特定する。制御部43は、特定された運搬ユーザが所持する第2端末装置30の位置情報及び車両10の位置情報に基づいて、物品3が車両10に載せられているか否かを判定する。例えば、第2端末装置30と車両10とが一緒に移動していると判定された場合、制御部43は、物品3が車両10に載せられていると判定し得る。或いは、制御部43は、特定された運搬ユーザが所持する第2端末装置30から物品3に関する第1報告が受信されていると判定された場合、物品3が車両10に載せられていると判定してもよい。
図6に示す例では、制御部43は、例えば物品3としての輸送物品「ヘッドレスト」の運搬ユーザ(運搬ユーザX)を特定する。制御部43は、運搬ユーザXが所持する第2端末装置30の位置情報及び1号車の車両10の位置情報に基づいて、2つのヘッドレストが車両10に載せられているか否かを判定する。或いは、運搬ユーザXが所持する第2端末装置30から、2つのヘッドレストに関する第1報告が受信されていると判定された場合、制御部43は、2つのヘッドレストが1号車の車両10に載せられていると判定してもよい。一方、第1報告が受信されていないと判定された場合、制御部43は、2つのヘッドレストが車両10に載せられていないと判定し得る。また、制御部43は、運搬ユーザXが所持する第2端末装置30から、2つのヘッドレストに関する第2報告が受信されているか否かを判定してもよい。第2報告が受信されていると判定された場合、物品3は車両10から既に降ろされている。したがって、制御部43は、この場合も物品3が車両10に載せられていないと判定し得る。第1報告及び第2報告に基づいて貨客混載の最新状況を把握することで、例えば車両10の故障による遅延等、物品輸送情報で示される輸送計画からずれたときのイレギュラーな状態にも対応しやすくなる。
ステップ201:物品3が車両10に載せられていると判定された場合(ステップS200-Yes)、制御部43は、NGユーザが車両10に乗車中であるか否かを判定する。NGユーザが車両10に乗車中であると判定された場合(ステップS201-Yes)、プロセスは、ステップS202に進む。一方、NGユーザが車両10に乗車中でないと判定された場合(ステップS201-No)、プロセスは、ステップS203に進む。
具体的には、制御部43は、ステップS102で上述したNGユーザ特定を実行することで、物品3との関係でNGユーザに該当するユーザを特定する。制御部43は、NGユーザとして特定されたユーザが車両10に乗車中であるか否かを判定する。
図6に示す例では、ユーザID「001」のユーザ(喫煙ユーザY)が、物品3としてのヘッドレストとの関係でNGユーザとして特定される。そして、喫煙ユーザYが車両10(1号車の車両10)に乗車中であると判定された場合、制御部43は、NGユーザが車両10に乗車中であると判定する。
NGユーザが車両10に乗車中であるか否かは、本実施形態では車両10の位置情報及びNGユーザが所持する第1端末装置20の位置情報に基づいて判定される。しかしながら、NGユーザが車両10に乗車中であるか否かの判定には、任意の手法が採用可能である。例えば、制御部43は、車両10の乗降口に設けられたセンサ(精算機等)の情報を取得して乗降状況を監視することで、NGユーザが車両10に乗車中であるか否かを判定してもよい。
ステップS202:車両10にNGユーザが乗車中であると判定された場合(ステップS201-Yes)、制御部43は、車両10に乗車中のNGユーザの第1端末装置20に、事後乗り換え依頼通知を送信する。制御部43は、当該第1端末装置20に事後乗り換え依頼通知を出力させることで、NGユーザに事後乗り換え依頼通知を提示し得る。その後、プロセスは終了する。「事後乗り換え依頼通知」とは、車両10に物品3と同乗中であるNG特性を有する1人以上のユーザに、車両10から降車し、車両10の後続車両(別の車両10)に乗り換えることを依頼する通知のことである。
つまり、同乗判定の結果、物品3が車両10に載せられており(ステップS200-Yes)、且つ、NG特性を有する1人以上のユーザが車両10に乗車中であると判定された場合(ステップS201-Yes)、制御部43は、通信部41を介して当該1人以上のユーザの第1端末装置20に、事後乗り換え依頼通知を送信する。
ここでいう「NG特性を有する1人以上のユーザ」は、典型的には、本来はNGユーザでないためNGユーザとして抽出されないが、乗車前の所定期間の行動によってNGユーザに該当することになった1人以上のユーザである。これら1人以上のユーザは、物品データベース及びユーザデータベースを参照したマッチングでNGユーザとして抽出されず、望ましくない影響を与え得る物品と予期せず車両10に同乗する可能性がある。以下では、このようなユーザを「グレーユーザ」ともいう。
本実施形態では、ステップ102で上述したNGユーザ特定において、グレーユーザをNGユーザとして特定してもよい。つまり、制御部43は、NG特性を有しないユーザをNG特性を有するユーザとみなして、同乗判定を実行してもよい。NG特性を有しないユーザをNG特性を有するユーザとみなす手法には、任意の手法が採用可能である。例えば、制御部43は、NG特性を有しないユーザが所定区域に所定時間以上滞在したとき、NG特性を有しないユーザをNG特性を有するユーザとみなして、同乗判定を実行してもよい。所定区域は、任意の場所を含み得る。第1例として、所定区域は、敷地内の喫煙所を含む。この場合、例えば非喫煙者のユーザAが乗車直前に停留所付近の喫煙所に所定時間(例えば5分間)滞在した場合、ユーザAは、物品との関係でNGユーザに該当し得る。図4に示す例では、ユーザAは、ユーザID「002」、「003」、又は「004」を有するユーザであり得る。第2例として、所定区域は、敷地内の粉じん発生施設を含む。この場合、例えば第1工場F1又は第3工場F3に勤務するユーザBが乗車前に粉じん発生施設である第2工場F2に所定時間(例えば1時間)滞在した場合、ユーザBは、物品との関係でNGユーザに該当し得る。図4に示す例では、ユーザBは、ユーザID「001」、「003」、又は「004」を有するユーザであり得る。以下では、ユーザA又はユーザBのようなユーザを「グレーユーザ」ともいう。
本ステップ(S202)では、典型的にはグレーユーザが特定され、グレーユーザの第1端末装置20に事後乗り換え依頼通知が送信される。グレーユーザの特定には、任意の手法が採用可能である。例えば、制御部43は、通信部11及びネットワーク50を介して車両10の通信部11から、車両10の天井又は座席等に設置される検知部13を介して取得された、車両10内の臭気の強さ又は埃の量等を示すデータを車内情報として受信し得る。制御部43は、受信される車内情報に基づいて、車両10に乗車中の各ユーザが発する臭気の強さ又は埃の量等を示すデータを観測し得る。制御部43は、観測データに基づいて、物品との関係でNG特性を有するユーザを、グレーユーザとして特定し得る。例えば、所定レベル以上の臭気の発生源として特定されたユーザがグレーユーザとして特定され得る。
図6に示す例では、車両10(ここでは1号車の車両10)に乗車中のグレーユーザの第1端末装置20に、事後乗り換え依頼通知として、1号車の車両10の後続車両である、車両ID「V21」の車両10(以下、「2号車の車両10」ともいう。)に乗り換えることを依頼する通知が送信される。
この際、制御部43は、グレーユーザに対して、1号車の車両10から降車して2号車の車両10に乗り換えた場合に推定される待機時間(以下、「推定待機時間」ともいう。)を提示してもよい。推定待機時間の提示には、任意の手法が採用可能である。例えば、制御部43は、各車両10の平均速度等に基づいて、1号車の車両10及び2号車の車両10の遅延の有無を判定し、各車両10が運行ダイヤどおりに運行されているか否かを判定してもよい。制御部43は、判定結果に基づいて、各車両10の発着予定時刻から1号車の車両10の前方の停留所(ここでは次の停留所)における待機時間を算出してもよい。各車両10に遅延が生じていない場合、推定待機時間は、運行ダイヤどおり10分と算出され得る。制御部43は、ネットワーク50を介してグレーユーザの第1端末装置20に、算出された待機時間を推定待機時間として送信し出力させてもよい。これにより、1号車の車両10から降車して2号車の車両10に乗り換えた場合の推定待機時間をグレーユーザに提示(予告)し得る。その結果、特にNGユーザに該当するグレーユーザに車両10の乗り換えを検討させやすくなる。
換言すると、本実施形態では原則、NGユーザと物品との同乗状態を回避するための事前対策を講じるが、例外として同乗状態が生じたときは、本ステップ(S202)の処理を実行することで、いわば事後対応をとることができる。本ステップによれば、ユーザがNGユーザとして特定された場合に加えて、NGユーザである可能性の高いグレーユーザをNGユーザとみなすことで、NGユーザを漏れなく特定し得る。物品との関係でグレーユーザが実際にNGユーザである場合、物品とNGユーザとの同乗状態が生じる。この場合、本ステップによる事後乗り換え依頼通知を提示することで、グレーユーザに車両10の乗り換えを促すことができる。その結果、物品とNGユーザとの同乗状態を解消しやすくなる。
ステップ203:NGユーザが車両10に乗車中でないと判定された場合(ステップS201-No)、制御部43は、車両10の前方の停留所で待機中のNGユーザが所持する第1端末装置20に、乗車便変更依頼通知を送信する。その後、プロセスは終了する。「乗車便変更依頼通知」とは、車両10への乗車を見送り、車両10の後続車両に乗車することを依頼する通知のことである。ここでいう車両10は、典型的には、NGユーザが待機中の停留所に次に到着する車両10である。
つまり、同乗判定の結果、物品3が車両10に載せられており、且つ、NGユーザが車両10の前方の停留所で待機中であると判定された場合、制御部43は、通信部41を介してNGユーザの第1端末装置20に、乗車便変更依頼通知を送信する。
具体的には、制御部43は、車両10の前方の停留所でNGユーザが待機中であるか否かを判定し、判定結果に応じて、乗車便変更依頼通知を送信するか否かを決定する。車両10の前方の停留所でNGユーザが待機中であると判定された場合、制御部43は、車両10の前方の停留所で待機中のNGユーザが所持する第1端末装置20に、乗車便変更依頼通知を送信すると決定する。
図6に示す例では、車両10(1号車の車両10)の前方の停留所、例えば、停留所3Cと停留所3Bの間の停留所(以下、「停留所3M」ともいう。)でNGユーザが待機中であると判定された場合、制御部43は、停留所3Mで待機中のNGユーザが所持する第1端末装置20に、乗車便変更依頼通知を送信すると決定する。
そして、制御部43は、NGユーザの第1端末装置20に乗車便変更依頼通知を送信し出力させることで、NGユーザに、車両10への乗車を見送り、車両10の後続車両に乗車することを検討させやすくなる。
車両10の前方の停留所でNGユーザが待機中であるか否かの判定には、任意の手法が採用可能である。例えば、制御部43は、NGユーザが所持する第1端末装置20の位置情報に基づいて、NGユーザが車両10の前方の停留所で待機中であるか否かを判定してもよい。
ステップ204:物品3が車両10に載せられていないと判定された場合(ステップS200-No)、制御部43は、NGユーザが車両10に乗車中であるか否かを判定する。NGユーザが車両10に乗車中であると判定された場合(ステップS204-Yes)、プロセスは、ステップS205に進む。一方、NGユーザが車両10に乗車中でないと判定された場合(ステップS204-No)、プロセスは終了する。NGユーザが車両10に乗車中であるか否かの判定手法は、ステップS201で上述したのと同様であるので、説明を省略する。
ステップ205:NGユーザが車両10に乗車中であると判定された場合(ステップS204-Yes)、制御部43は、車両10に乗車中のNGユーザの第1端末装置20に、事前乗り換え依頼通知を送信する。制御部43は、当該第1端末装置20に事前乗り換え依頼通知を出力させることで、NGユーザに事前乗り換え依頼通知を提示し得る。「事前乗り換え依頼通知」とは、車両10に乗車中のNGユーザに、車両10に物品3が載せられる前に車両10から降車し、車両10の後続車両(別の車両10)に乗り換えることを依頼する通知のことである。
つまり、同乗判定の結果、物品3が車両10に載せられる予定であり、且つ、NGユーザが車両10に乗車中であると判定された場合、制御部43は、通信部41を介してNGユーザの第1端末装置20に、事前乗り換え依頼通知を送信する。
図6に示す例では、1号車の車両10に乗車中のグレーユーザの第1端末装置20に、事前乗り換え依頼通知として、2号車の車両10に乗り換えることを依頼する通知が送信される。
この際、制御部43は、ステップS202で上述したのと同様に、NGユーザに対して、1号車の車両10から降車して2号車の車両10に乗り換えた場合の推定待機時間を提示してもよい。その結果、NGユーザに車両10の乗り換えを検討させやすくなる。
ステップ206:第1端末装置20の制御部26は、情報処理装置40に回答データを送信する。
具体的には、車両10に乗車中のNGユーザは、第1端末装置20を操作して、事前乗り換え依頼通知で示される依頼を承諾するか否かの検討結果を入力する。
図6に示す例では、NGユーザは、第1端末装置20を操作して、1号車の車両10にヘッドレストが載せられる前に、例えば次の停留所(停留所M)で1号車の車両10から降車し、2号車の車両10に乗り換える依頼を承諾するか否かの検討結果を入力する。
検討結果の入力には、任意の手法が採用可能である。例えば、検討結果は、依頼を承諾するか否かを問い合わせるポップアップとともに選択ボタン(例えば承諾ボタン及び拒否ボタン)をNGユーザの第1端末装置20の出力部24としての画面に表示させ、NGユーザがボタンをタップすることで入力されてもよい。
そして、第1端末装置20の制御部26は、通信部21及びネットワーク50を介して情報処理装置40の通信部41に、入力された検討結果を回答データとして送信する。
ステップ207:情報処理装置40の制御部43は、事前乗り換え依頼通知で示される依頼が承諾されたか否かを判定する。依頼が承諾されたと判定された場合、プロセスは、終了する。一方、依頼が拒否されたと判定された場合、プロセスは、ステップS208に進む。
具体的には、制御部43は、NGユーザの第1端末装置20から受信された回答データを参照して、車両10に乗車中のNGユーザにより、事前乗り換え依頼通知で示される依頼が承諾されたか否かを判定する。回答データで示されるNGユーザの検討結果が依頼の承諾を示す場合、制御部43は、依頼が承諾されたと判定する。一方、回答データで示されるNGユーザの検討結果が依頼の拒否を示す場合、制御部43は、依頼が拒否されたと判定する。
ステップ208:制御部43は、物品3を車両10に載せる運搬ユーザの第2端末装置30に、荷積み便変更依頼通知を送信する。制御部43は、当該第2端末装置30に荷積み便変更依頼通知を出力させることで、運搬ユーザに荷積み便変更依頼通知を提示し得る。その後、プロセスは終了する。「荷積み便変更依頼通知」とは、物品3を車両10の後続車両に載せることを依頼する通知のことである。本ステップの処理が発生する典型例は、事前乗り換え依頼通知で示される依頼がNGユーザによって拒否された場合である。
つまり、同乗判定の結果、物品3が車両10に載せられる予定であり、且つ、NGユーザが車両10に乗車中であると判定された場合、制御部43は、通信部41を介して物品3を車両10に載せる運搬ユーザの第2端末装置30に、荷積み便変更依頼通知を送信する。
図6に示す例では、制御部43は、ヘッドレストを1号車の車両10に載せるために停留所3Cで待機中の運搬ユーザXの第2端末装置30に、ヘッドレストに関する荷積み便変更依頼通知を送信し出力させることで、運搬ユーザXに荷積み便変更依頼通知が提示される。これにより、停留所3Cで待機中の運搬ユーザXは、1号車の車両10にヘッドレストを載せる前に、ヘッドレストを1号車の車両10ではなく例えば2号車の車両10に載せるか否かを検討することができる。
これにより、運搬ユーザに荷積み便変更を促し、物品とNGユーザとの同乗状態を回避するための事前対策を講じやすくなる。
ここでは説明の便宜上、ステップS205からS207を実行した後にステップS208を実行するかのように記述しているが、ステップS205からS207とステップS208とが逆順に実行されてもよい。すなわち、運搬ユーザに荷積み変更依頼通知を提示してから、車両10に乗車中のNGユーザに事前乗り換え依頼通知を提示してもよい。
制御部43は、物品輸送情報に含まれる残りの物品(図6の例ではエンジンカバー等)について、上述の処理を繰り返す。これにより、各物品とNGユーザとの同乗状態を回避するための事前対策又は事後対応を促すことで、各物品を適切な車両10に載せて目的地まで運びやすくなる。
以上述べたように、本実施形態に係る情報処理装置40は、車両10に載せる物品3に関する情報を取得する。情報処理装置40は、当該情報に基づいて、物品3に影響を与え得る人の特性(NG特性)を取得する。情報処理装置40は、車両10における物品3とNG特性を有するユーザ(NGユーザ)との同乗の有無を判定する同乗判定を実行する。
かかる構成によれば、同乗判定により、運搬ユーザを含む車両10のユーザが車両10に載せられている又は載せされる予定である物品に影響を与え得る人の特性を有するユーザに該当するか否かが判定される。そのため、例えばその事実をユーザに伝えることで、NGユーザから物品への影響を低減するための対策又は対応をとりやすくなる。したがって、乗客から物品への影響を低減しやすくなる点で、貨客混載に関する技術が改善される。
本開示を諸図面及び実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形及び改変を行ってもよいことに注意されたい。したがって、これらの変形及び改変は本開示の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成部又は各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部又はステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
例えば、上述した実施形態において、情報処理装置40の構成及び動作を、互いに通信可能な複数のコンピュータに分散させた実施形態も可能である。また例えば、情報処理装置40の一部又は全部の構成要素を車両10、第1端末装置20、又は第2端末装置30に設けた実施形態も可能である。
また、例えば汎用のコンピュータを、上述した実施形態に係る情報処理装置40として機能させる実施形態も可能である。具体的には、上述した実施形態に係る情報処理装置40の各機能を実現する処理内容を記述したプログラムを、汎用のコンピュータのメモリに格納し、プロセッサによって当該プログラムを読み出して実行させる。したがって、本開示は、プロセッサが実行可能なプログラム、又は当該プログラムを記憶する非一時的なコンピュータ可読媒体としても実現可能である。
以下に本開示の実施形態の一部について例示する。しかしながら、本開示の実施形態はこれらに限定されない点に留意されたい。
[付記1]
制御部を備える情報処理装置であって、
前記制御部は、
車両に載せる物品に関する情報を取得し、
前記情報に基づいて、前記物品に影響を与え得る人の特性を取得し、
前記車両における前記物品と前記特性を有するユーザとの同乗の有無を判定する同乗判定を実行する、情報処理装置。
[付記2]
付記1に記載の情報処理装置であって、
通信部を更に備え、
前記制御部は、前記同乗判定の結果、前記物品が前記車両に載せられており、且つ、前記ユーザが前記車両の前方の停留所で待機中であると判定された場合、前記通信部を介して前記ユーザの端末装置に、前記車両への乗車を見送り、前記車両の後続車両に乗車することを依頼する乗車便変更依頼通知を送信する、情報処理装置。
[付記3]
付記1又は2に記載の情報処理装置であって、
通信部を更に備え、
前記制御部は、前記同乗判定の結果、前記物品が前記車両に載せられる予定であり、且つ、前記ユーザが前記車両に乗車中であると判定された場合、前記通信部を介して前記ユーザの端末装置に、前記車両から降車し、前記車両の後続車両に乗り換えることを依頼する事前乗り換え依頼通知を送信する、情報処理装置。
[付記4]
付記1又は2に記載の情報処理装置であって、
通信部を更に備え、
前記制御部は、前記同乗判定の結果、前記物品が前記車両に載せられる予定であり、且つ、前記ユーザが前記車両に乗車中であると判定された場合、前記通信部を介して前記物品を前記車両に載せる運搬ユーザの端末装置に、前記物品を前記車両の後続車両に載せることを依頼する荷積み便変更依頼通知を送信する、情報処理装置。
[付記5]
付記4に記載の情報処理装置であって、
前記制御部は、前記運搬ユーザの前記端末装置の位置情報及び前記車両の位置情報に基づいて、前記物品が目的地に到着したと判定された場合、又は、前記運搬ユーザの前記端末装置から届け先に前記物品を届けたことを報告する通知を受信した場合、前記運搬ユーザの前記端末装置を、前記運搬ユーザではなく前記車両のユーザの1人の端末装置とみなして、前記同乗判定を実行する、情報処理装置。
[付記6]
付記1から5の何れか一項に記載の情報処理装置であって、
通信部を更に備え、
前記制御部は、前記同乗判定の結果、前記物品が前記車両に載せられており、且つ、前記特性を有する1人以上のユーザが前記車両に乗車中であると判定された場合、前記通信部を介して前記1人以上のユーザの端末装置に、前記車両から降車し、前記車両の後続車両に乗り換えることを依頼する事後乗り換え依頼通知を送信する、情報処理装置。
[付記7]
付記1から6の何れか一項に記載の情報処理装置であって、
前記車両は、工場を含む敷地内を走行する周回バスである、情報処理装置。
[付記8]
付記7に記載の情報処理装置であって、
前記制御部は、前記特性を有しないユーザが所定区域に所定時間以上滞在したとき、前記特性を有しないユーザを前記特性を有するユーザとみなして、前記同乗判定を実行する、情報処理装置。
[付記9]
付記8に記載の情報処理装置であって、
前記所定区域は、前記敷地内の喫煙所を含む、情報処理装置。
[付記10]
付記8又は9に記載の情報処理装置であって、
前記所定区域は、前記敷地内の粉じん発生施設を含む、情報処理装置。
[付記11]
情報処理装置が実行する方法であって、
車両に載せる物品に関する情報を取得すること、
前記情報に基づいて、前記物品に影響を与え得る人の特性を取得すること、及び
前記車両における前記物品と前記特性を有するユーザとの同乗の有無を判定する同乗判定を実行すること
を含む、方法。
[付記12]
付記11に記載の方法であって、
前記同乗判定の結果、前記物品が前記車両に載せられており、且つ、前記ユーザが前記車両の前方の停留所で待機中であると判定された場合、前記ユーザの端末装置に、前記車両への乗車を見送り、前記車両の後続車両に乗車することを依頼する乗車便変更依頼通知を送信することを更に含む、方法。
[付記13]
付記11又は12に記載の方法であって、
前記同乗判定の結果、前記物品が前記車両に載せられる予定であり、且つ、前記ユーザが前記車両に乗車中であると判定された場合、前記ユーザの端末装置に、前記車両から降車し、前記車両の後続車両に乗り換えることを依頼する事前乗り換え依頼通知を送信することを更に含む、方法。
[付記14]
付記11又は12に記載の方法であって、
前記同乗判定の結果、前記物品が前記車両に載せられる予定であり、且つ、前記ユーザが前記車両に乗車中であると判定された場合、前記物品を前記車両に載せる運搬ユーザの端末装置に、前記物品を前記車両の後続車両に載せることを依頼する荷積み便変更依頼通知を送信することを更に含む、方法。
[付記15]
付記14に記載の方法であって、
前記運搬ユーザの前記端末装置の位置情報及び前記車両の位置情報に基づいて、前記物品が目的地に到着したと判定された場合、又は、前記運搬ユーザの前記端末装置から届け先に前記物品を届けたことを報告する通知を受信した場合、前記運搬ユーザの前記端末装置を、前記運搬ユーザではなく前記車両のユーザの1人の端末装置とみなして、前記同乗判定を実行することを更に含む、方法。
[付記16]
付記11から15の何れか一項に記載の情報処理装置であって、
前記同乗判定の結果、前記物品が前記車両に載せられており、且つ、前記特性を有する1人以上のユーザが前記車両に乗車中であると判定された場合、前記1人以上のユーザの端末装置に、前記車両から降車し、前記車両の後続車両に乗り換えることを依頼する事後乗り換え依頼通知を送信することを更に含む、方法。
[付記17]
付記11から16の何れか一項に記載の方法であって、
前記車両は、工場を含む敷地内を走行する周回バスである、方法。
[付記18]
付記17に記載の方法であって、
前記特性を有しないユーザが所定区域に所定時間以上滞在したとき、前記特性を有しないユーザを前記特性を有するユーザとみなして、前記同乗判定を実行することを更に含む、方法。
[付記19]
付記18に記載の方法であって、
前記所定区域は、前記敷地内の喫煙所を含む、方法。
[付記20]
付記18又は19に記載の方法であって、
前記所定区域は、前記敷地内の粉じん発生施設を含む、方法。
1 システム
3 物品
3A,3B,3C 停留所
10 車両
11 通信部
12 測位部
13 検知部
14 出力部
15 記憶部
16 制御部
20 第1端末装置
21 通信部
22 測位部
23 入力部
24 出力部
25 記憶部
26 制御部
30 第2端末装置
31 通信部
32 測位部
33 入力部
34 出力部
35 記憶部
36 制御部
40 情報処理装置
41 通信部
42 記憶部
43 制御部
50 ネットワーク

Claims (20)

  1. 制御部を備える情報処理装置であって、
    前記制御部は、
    車両に載せる物品に関する情報を取得し、
    前記情報に基づいて、前記物品に影響を与え得る人の特性を取得し、
    前記車両における前記物品と前記特性を有するユーザとの同乗の有無を判定する同乗判定を実行する、情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    通信部を更に備え、
    前記制御部は、前記同乗判定の結果、前記物品が前記車両に載せられており、且つ、前記ユーザが前記車両の前方の停留所で待機中であると判定された場合、前記通信部を介して前記ユーザの端末装置に、前記車両への乗車を見送り、前記車両の後続車両に乗車することを依頼する乗車便変更依頼通知を送信する、情報処理装置。
  3. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    通信部を更に備え、
    前記制御部は、前記同乗判定の結果、前記物品が前記車両に載せられる予定であり、且つ、前記ユーザが前記車両に乗車中であると判定された場合、前記通信部を介して前記ユーザの端末装置に、前記車両から降車し、前記車両の後続車両に乗り換えることを依頼する事前乗り換え依頼通知を送信する、情報処理装置。
  4. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    通信部を更に備え、
    前記制御部は、前記同乗判定の結果、前記物品が前記車両に載せられる予定であり、且つ、前記ユーザが前記車両に乗車中であると判定された場合、前記通信部を介して前記物品を前記車両に載せる運搬ユーザの端末装置に、前記物品を前記車両の後続車両に載せることを依頼する荷積み便変更依頼通知を送信する、情報処理装置。
  5. 請求項4に記載の情報処理装置であって、
    前記制御部は、前記運搬ユーザの前記端末装置の位置情報及び前記車両の位置情報に基づいて、前記物品が目的地に到着したと判定された場合、又は、前記運搬ユーザの前記端末装置から届け先に前記物品を届けたことを報告する通知を受信した場合、前記運搬ユーザの前記端末装置を、前記運搬ユーザではなく前記車両のユーザの1人の端末装置とみなして、前記同乗判定を実行する、情報処理装置。
  6. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    通信部を更に備え、
    前記制御部は、前記同乗判定の結果、前記物品が前記車両に載せられており、且つ、前記特性を有する1人以上のユーザが前記車両に乗車中であると判定された場合、前記通信部を介して前記1人以上のユーザの端末装置に、前記車両から降車し、前記車両の後続車両に乗り換えることを依頼する事後乗り換え依頼通知を送信する、情報処理装置。
  7. 請求項1から6の何れか一項に記載の情報処理装置であって、
    前記車両は、工場を含む敷地内を走行する周回バスである、情報処理装置。
  8. 請求項7に記載の情報処理装置であって、
    前記制御部は、前記特性を有しないユーザが所定区域に所定時間以上滞在したとき、前記特性を有しないユーザを前記特性を有するユーザとみなして、前記同乗判定を実行する、情報処理装置。
  9. 請求項8に記載の情報処理装置であって、
    前記所定区域は、前記敷地内の喫煙所を含む、情報処理装置。
  10. 請求項8に記載の情報処理装置であって、
    前記所定区域は、前記敷地内の粉じん発生施設を含む、情報処理装置。
  11. 情報処理装置が実行する方法であって、
    車両に載せる物品に関する情報を取得すること、
    前記情報に基づいて、前記物品に影響を与え得る人の特性を取得すること、及び
    前記車両における前記物品と前記特性を有するユーザとの同乗の有無を判定する同乗判定を実行すること
    を含む、方法。
  12. 請求項11に記載の方法であって、
    前記同乗判定の結果、前記物品が前記車両に載せられており、且つ、前記ユーザが前記車両の前方の停留所で待機中であると判定された場合、前記ユーザの端末装置に、前記車両への乗車を見送り、前記車両の後続車両に乗車することを依頼する乗車便変更依頼通知を送信することを更に含む、方法。
  13. 請求項11に記載の方法であって、
    前記同乗判定の結果、前記物品が前記車両に載せられる予定であり、且つ、前記ユーザが前記車両に乗車中であると判定された場合、前記ユーザの端末装置に、前記車両から降車し、前記車両の後続車両に乗り換えることを依頼する事前乗り換え依頼通知を送信することを更に含む、方法。
  14. 請求項11に記載の方法であって、
    前記同乗判定の結果、前記物品が前記車両に載せられる予定であり、且つ、前記ユーザが前記車両に乗車中であると判定された場合、前記物品を前記車両に載せる運搬ユーザの端末装置に、前記物品を前記車両の後続車両に載せることを依頼する荷積み便変更依頼通知を送信することを更に含む、方法。
  15. 請求項14に記載の方法であって、
    前記運搬ユーザの前記端末装置の位置情報及び前記車両の位置情報に基づいて、前記物品が目的地に到着したと判定された場合、又は、前記運搬ユーザの前記端末装置から届け先に前記物品を届けたことを報告する通知を受信した場合、前記運搬ユーザの前記端末装置を、前記運搬ユーザではなく前記車両のユーザの1人の端末装置とみなして、前記同乗判定を実行することを更に含む、方法。
  16. 請求項11に記載の情報処理装置であって、
    前記同乗判定の結果、前記物品が前記車両に載せられており、且つ、前記特性を有する1人以上のユーザが前記車両に乗車中であると判定された場合、前記1人以上のユーザの端末装置に、前記車両から降車し、前記車両の後続車両に乗り換えることを依頼する事後乗り換え依頼通知を送信することを更に含む、方法。
  17. 請求項11から16の何れか一項に記載の方法であって、
    前記車両は、工場を含む敷地内を走行する周回バスである、方法。
  18. 請求項17に記載の方法であって、
    前記特性を有しないユーザが所定区域に所定時間以上滞在したとき、前記特性を有しないユーザを前記特性を有するユーザとみなして、前記同乗判定を実行することを更に含む、方法。
  19. 請求項18に記載の方法であって、
    前記所定区域は、前記敷地内の喫煙所を含む、方法。
  20. 請求項18に記載の方法であって、
    前記所定区域は、前記敷地内の粉じん発生施設を含む、方法。
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