JP2024033744A - 制御方法、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】オブジェクトを回転させることによる視認性の低下を防ぐ。【解決手段】被印刷媒体(2)に印刷させる印刷イメージ(4)を作成するコンピュータ(3)が、表示装置(305)に表示され、操作の対象に選択されたオブジェクトの種類を判定し(S1)、選択されたオブジェクトが回転操作を無効化する種類のオブジェクトであると判定した場合に、オブジェクトが選択されていることを示す情報に含まれる回転操作と関連付けられる情報を、回転操作が無効化されていることを示す情報に変更して表示する(S4)処理を実行する制御方法である。【選択図】図6

Description

本発明は、制御方法、及びプログラムに関する。
テープ状の被印刷媒体に印刷を行う印刷装置には、パーソナルコンピュータやスマートフォン等の外部装置から取得した印刷データに基づいて印刷を行うものがある。印刷データは、編集用のアプリケーションを実行している外部装置に対してオブジェクト(テキストボックス、QRコード(登録商標)、及びその他の図形等)の挿入、文字等の入力、フォントの設定等の編集操作を行うことで作成される。外部装置は、編集操作に応じて、印刷イメージを作成し表示装置に表示する。
上述した編集用のアプリケーションでは、入力された文字の並びを横書きと縦書きのどちらにするかを選択すること、及び入力された文字のフォント等の書式を設定することができる。
上述した印刷イメージの表示に関連する技術として、引用文献1には、縦書き及び横書き表示時にそれぞれで書式を設定可能にし、縦書きや横書きの表示方向の変換に応じて書式も同時に変換する文書表示装置が記載されている。
特開2005-157659号公報
編集用のアプリケーションを実行している外部装置に対する編集操作の1つに、オブジェクトを回転させる操作がある。文字列を含むオブジェクトを回転させる操作が行われると、そのオブジェクトは、文字の並び(横書き又は縦書き)及びオブジェクト内での位置を維持したまま表示面内で時計方向又は反時計方向に操作に応じた角度だけ回転させた表示に変換される。
しかしながら、文字列を含むオブジェクトの種類によっては、文字の並び(横書き又は縦書き)及びオブジェクト内での位置を維持したまま回転させることにより、視認性が低下することがある。
本発明の一側面に係る目的は、オブジェクトを回転させることによる視認性の低下を防ぐことが可能な技術を提供することである。
本発明の一態様に係る制御方法は、被印刷媒体に印刷させる印刷イメージを作成するコンピュータが、表示装置に表示され、操作の対象に選択されたオブジェクトの種類を判定し、選択された前記オブジェクトが回転操作を無効化する種類のオブジェクトであると判定した場合に、オブジェクトが選択されていることを示す情報に含まれる回転操作と関連付けられる情報を、回転操作が無効化されていることを示す情報に変更して表示する処理を実行する。
上記の態様によれば、オブジェクトを回転させることによる視認性の低下を防ぐことができる。
情報処理装置を利用したラベルの作成方法の概要を説明する図である。 情報処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 ラベル作成アプリケーションを実行中の情報処理装置における画面遷移の例を示す図である。 一実施形態に係るラベル作成アプリケーションを実行する情報処理装置において単一オブジェクトをアクティブ化したときの処理の例を説明する図である。 一実施形態に係るラベル作成アプリケーションを実行する情報処理装置において複合オブジェクトをアクティブ化したときの処理の例を説明する図である。 一実施形態に係るラベル作成アプリケーションを実行する情報処理装置が行うオブジェクト操作制御処理の例を説明するフローチャートである。 一実施形態に係るラベル作成アプリケーションを実行する情報処理装置において回転操作が無効化される複合オブジェクトの別の例を説明する図(その1)である。 一実施形態に係るラベル作成アプリケーションを実行する情報処理装置において回転操作が無効化される複合オブジェクトの別の例を説明する図(その2)である。 複合オブジェクトに含まれるコード表示部とテキスト部との位置関係の別の例を説明する図である。 回転操作が無効であることを示す方法の別の例を説明する図である。 オブジェクトの回転操作に関する設定画面の例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
図1は、情報処理装置を利用したラベルの作成方法の概要を説明する図である。
図1に示した印刷装置1は、印刷データに基づいてテープ状の被印刷媒体2に印刷を行ってラベルを作成することが可能なものである。より具体的には、印刷装置1は、情報処理装置3と無線又は有線での通信が可能であり、情報処理装置3から伝送された(情報処理装置3から取得した)印刷データに基づいて被印刷媒体2への印刷を行うことが可能なものである。情報処理装置3は、印刷装置1と関連付けられるラベル作成アプリケーションを実行可能であり、かつ印刷装置1と無線又は有線で通信可能な装置である。情報処理装置3は、例えば、スマートフォンやパーソナルコンピュータ等であり得る。印刷装置1の構成、機能、及び動作、並びに利用可能な被印刷媒体2の種類等は周知である。印刷装置1は、被印刷媒体2に印刷を行う機能に加え、被印刷媒体2を切断する機能を有してもよい。本発明と組み合わせて利用することが可能な印刷装置1における構成、機能、及び動作、並びに利用可能な被印刷媒体2の種類等の組み合わせは、特定の組み合わせに限定されない。そのため、本明細書では、印刷装置1についての詳細な説明を省略する。
図1に例示した情報処理装置3は、表示装置の表示領域上に入力装置としての位置検出装置(例えば、デジタイザ)が配置されたタッチパネルディスプレイ300を有する。ラベル作成アプリケーションを実行している情報処理装置3は、オブジェクト(テキストボックス、QRコード、及びその他の図形等)の挿入、文字等の入力、フォントの設定等の編集操作に応じて、印刷イメージ4を作成してタッチパネルディスプレイ300に表示することができる。情報処理装置3に対して印刷(ラベルの作成)を実行するための操作が行われると、情報処理装置3は、印刷イメージ4と対応した画像データを含む印刷データを作成して印刷装置1に向けて送信する。
図2は、情報処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図2に例示した情報処理装置3は、プロセッサ301、メモリ302、補助記憶装置303、入力装置304、表示装置305、通信装置306、及び入出力インタフェース307を含む。情報処理装置3におけるこれらのハードウェア構成要素301~307は、バス308により相互に接続されている。なお、図2に例示した情報処理装置3において1つのブロックで示されるハードウェア構成要素は、単一のハードウェアに限らず、2つ以上の別個のハードウェアを含んでもよい。
プロセッサ301は、OS(Operating System)のプログラム、後述するラベル作成アプリケーション310等のアプリケーションプログラムを実行し、種々の機能を提供する。プロセッサ301は、例えば、CPU(Central Processing Unit)であり得る。プロセッサ301は、例えば、CPUに加え、DSP(Digital Signal Processor)又はGPU(Graphic Processing Unit)のいずれか一方、又は両方を含んでもよい。
メモリ302及び補助記憶装置303は、プロセッサ301が実行するプログラム、プロセッサ301がプログラムを実行する際に必要となるデータ、プロセッサ301が生成したデータ等を記憶する。メモリ302は、主記憶装置、メインメモリ、一次記憶装置、内部記憶装置等と呼ばれることがあり、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を含む。補助記憶装置303は、二次記憶装置、外部記憶装置等と呼ばれることがあり、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)等であり得る。
図2に例示した補助記憶装置303内のラベル作成アプリケーション310は、プロセッサ301により実行されたときに、印刷データを作成して印刷装置1に送信するための各種の処理を情報処理装置3に実施させるプログラムである。情報処理装置3においてラベル作成アプリケーション310を実行する場合、ラベル作成アプリケーション310に含まれるプログラムの一部または全部が補助記憶装置303からメモリ302にロードされる。メモリ302及び補助記憶装置303は、ラベル作成アプリケーション310を格納する非一時的なコンピュータ可読記録媒体の例であり得る。
入力装置304は、情報処理装置3に対する入力操作を受け付ける。入力装置304は、上述したタッチパネルディスプレイ300の位置検出装置を含むことができる。入力装置304は、位置検出装置とは別の1つ以上のハードウェア(例えば、ボタンスイッチ、スライドスイッチ、キーボード、マウス等)を含むことができる。表示装置305は、各種情報を可視化して表示する。表示装置305は、例えば、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等のフラットパネルディスプレイであり得る。
通信装置306は、無線又は有線での印刷装置1との通信を行う。例えば、通信装置306は、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、及びBluetooth Low Energy(登録商標)等の近距離無線通信規格のうちの少なくとも1つに従って、印刷装置1と無線通信を行う装置であり得る。通信装置306は、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等の伝送ケーブルを介して印刷装置1と通信を行うことが可能であってもよい。通信装置306は、印刷装置1と通信する機能に加え、例えば、インターネット等の通信ネットワークを介して外部装置と通信する機能を有するものであってもよい。通信ネットワークを介して外部装置と通信可能な情報処理装置3は、例えば、通信ネットワークを介して、外部装置(例えば、サーバ装置)からラベル作成アプリケーション310をダウンロードすることができる。
入出力インタフェース307は、情報処理装置3に周辺機器を接続するハードウェアインタフェースである。入出力インタフェース307は、例えば、USBポートを含む。情報処理装置3は、例えば、一端が入出力インタフェース307のUSBポートに接続され、他端が印刷装置1のUSBポートに接続されたUSBケーブルにより印刷装置1と通信可能に接続されてもよい。
なお、情報処理装置3は、図2を参照して上述したハードウェア構成要素とは別のハードウェア構成要素を含んでもよい。例えば、情報処理装置3は、カード型記憶装置(メモリカードと呼ばれることもある)の記憶領域にアクセスして情報の読み出し、書き込み等を行うためのスロット(媒体アクセス装置)を含んでもよい。また、情報処理装置3は、例えば、入出力インタフェース307、又は通信装置306のいずれか一方が省略されたものであってもよい。更に、図2に例示した情報処理装置3において2つ以上のブロックで示している複数のハードウェア構成要素は、単一のハードウェアに統合されていてもよい。例えば、情報処理装置3の複数のハードウェア構成要素は、FPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、SoC(System on Chip)等により提供されてもよい。
図3は、ラベル作成アプリケーションを実行中の情報処理装置における画面遷移の例を示す図である。
図3の(a)には、ラベル領域設定画面410の例を示している。ラベル領域設定画面410は、ラベルイメージ表示領域411と、ラベル方向設定領域413と、余白設定領域414と、切替領域415とを含む。
ラベルイメージ表示領域411は、作成するラベルにおける被印刷媒体の外形を示すラベル領域412と、後述するオブジェクト等が表示される。ラベルイメージ表示領域411内の「幅方向」は、印刷装置1に印刷を行わせる被印刷媒体2(図1参照)の幅方向であり、印刷時の被印刷媒体2の搬送方向と直交する方向である。「幅方向」という文字列及び幅方向を示す矢印は、ラベルイメージ表示領域411内に表示されていてもよいし、非表示であってもよい。
ラベル方向設定領域413は、上述した「幅方向」と関連付けられるラベルの方向を設定する領域である。ラベルの方向は、上述した「幅方向」と直交する方向であり、印刷装置1により被印刷媒体2への印刷を行うときの被印刷媒体2の搬送方向であり得る。ラベルの方向を「横」に設定すると、ラベルイメージ表示領域411内に例示したように、幅方向が縦方向(画面上下方向)となり、印刷時の被印刷媒体2の搬送方向が横方向(画面左右方向)になる向きでラベル領域412が表示される。ラベルの方向を「縦」に設定すると、例えば、図9を参照して後述するように、幅方向が横方向(画面左右方向)となり、印刷時の被印刷媒体2の搬送方向が縦方向(画面上下方向)になる向きでラベル領域412が設定される。
余白設定領域414は、ラベル領域412の外周部に設ける余白の寸法を設定する領域であり、図3の(a)に例示した余白設定領域414では「小」、「中」、「大」の3通りのうちのいずれかに設定することができる。余白設定領域414は、例えば、ラベル領域412の端辺からの余白の寸法を具体的な数値で設定するようになっていてもよい。
ラベルイメージ表示領域411内において、ラベル領域412の左方に位置する「18mm」と記載されたマス、及びラベル領域412の上方に位置する「40mm」と記載されたマスは、それぞれ、印刷装置1により作成されるラベル(被印刷媒体2)の縦方向の寸法、及び横方向の寸法を示している。これらのマスは、印刷装置1により作成されるラベル(被印刷媒体2)の縦方向の寸法、及び横方向の寸法を設定するための操作ボタンであり得る。幅方向が縦方向である場合、縦方向の寸法は、印刷装置1による印刷に利用可能な被印刷媒体2の幅の中から選択して設定することができ、横方向の寸法は、印刷装置1により被印刷媒体2に印刷を行う際の最小寸法以上の長さに設定することができる。
切替領域415は、ラベルイメージ表示領域411を、編集可能な状態と、編集不可の状態との切り替えを行う領域である。切替領域415で「編集」を指定すると、上述したラベル領域の縦方向の寸法及び横方向の寸法を設定する操作、ラベルの方向を設定する操作、余白を設定する操作等を行うことができる。また、切替領域415で「編集」を指定すると、例えば、ラベルイメージ表示領域411内にオブジェクトを挿入する操作、文字を入力する操作、フォントを変更する操作等の編集操作を行うことができる。切替領域415で「プレビュー」を指定すると、上述した操作を行うことができなくなる。
ラベル領域設定画面410の切替領域415で「編集」が指定されているときに、ラベルイメージ表示領域411内にテキストボックスを挿入するための操作を行うと、図3の(b)に示したような編集画面420に遷移する。テキストボックスは、文字や絵文字等のテキストを入力可能なオブジェクトである。例示した編集画面420は、ラベルイメージ表示領域411と、ソフトウェアキーボード423と、入力候補表示領域424とを含む。
編集画面420のラベルイメージ表示領域411において、アクティブな状態(すなわち編集可能な状態)であるテキストボックスは、アクティブであることを示すアクティブ情報421が付加された表示になる。アクティブ情報421は、テキストボックスの外形を示す情報、カーソル位置を示す情報、テキストボックスの寸法の変更を受け付ける情報(例えば、外周に配置された「○」)、及びテキストボックスを回転させる操作を受け付ける情報(回転アイコン422)を含む。
ソフトウェアキーボード423は、文字や絵文字等の入力操作を受け付ける。ソフトウェアキーボード423により入力された文字や絵文字は入力候補表示領域424に表示される。入力候補表示領域424に表示された入力候補のいずれかを選択する操作が行われると、選択された入力候補がアクティブなテキストボックスに入力される。例えば、図3の(b)の編集画面420において、入力候補表示領域424の「新」を選択する操作が行われると、(c)の編集画面420のようにアクティブ情報421が付加されたアクティブなテキストボックス内に「新」が入力される。その後、ソフトウェアキーボード423を操作して「せいひん」と入力し、図3の(c)に例示した入力候補表示領域424の「製品」を選択する操作を行うと、アクティブなテキストボックス内に「製品」が追加で入力される。編集画面420の確定ボタン425を押すと、アクティブなテキストボックスは非アクティブな状態(編集不可の状態)に変更され、アクティブ情報421が非表示になる。
なお、図3を参照して上述した画面遷移及び編集操作は、ラベル作成アプリケーション310を実行する情報処理装置3における画面遷移及び編集操作の一例に過ぎない。ラベル作成アプリケーション310を実行する情報処理装置3で表示される画面、情報処理装置3に対する操作方法等は、特定の画面、特定の操作方法等に限定されない。例えば、ソフトウェアキーボード423のレイアウトは、図3の(b)及び(c)に例示したレイアウトに限定されない。また、情報処理装置3がハードウェアキーボードを備える場合、ソフトウェアキーボード423は省略されてもよい。また、入力候補表示領域424が省略され、入力した文字等がアクティブなテキストボックス内に直接表示されてもよい。
図4は、一実施形態に係るラベル作成アプリケーションを実行する情報処理装置において単一オブジェクトをアクティブ化したときの処理の例を説明する図である。図4の(A1)及び(A2)には、それぞれ、図3の(b)及び(c)を参照して上述した編集画面420におけるラベルイメージ表示領域411のうちのラベル領域412及びその周囲を含む部分領域を、簡略化して示している。本明細書における「単一オブジェクト」は、1つのオブジェクトとして挿入され、アクティブ化する際にオブジェクト全体を1つのオブジェクトとしてアクティブ化することのみが可能なオブジェクトであり得る。単一オブジェクトは、選択されてアクティブ化したときに回転操作を行うことが可能なオブジェクトである。
図4の(A1)及び(A2)には、単一オブジェクトの例として、単一の入力領域に「2022年8月」という文字列が横書きで入力されたテキストボックス(以下「単一テキストボックス」と記載する)を示している。
図4の(A1)には、単一テキストボックスを選択してアクティブ化したときにラベルイメージ表示領域411に表示されるアクティブ情報421を例示している。(A1)に例示した単一テキストボックスは、横書きで入力された文字列「2022年8月」の各文字が、ラベル領域412内に幅方向と直交する方向に並ぶ向きで配置されている。単一テキストボックスを選択する操作は、特定の操作に限定されない。単一テキストボックスを選択する操作は、例えば、テキストボックスの外形に基づいて表示画面内に設定される選択可能領域内をタップする操作、又はその選択可能領域を含む範囲を選択する操作等であり得る。
単一テキストボックスをアクティブ化したときに表示されるアクティブ情報421は、単一テキストボックスを回転させる操作を受け付ける回転アイコン422を含む。このため、情報処理装置3の利用者が、例えば、回転アイコン422に対するドラッグ等の操作を行うと、図4の(A2)に例示したように、アクティブな単一テキストボックスをアクティブ情報421とともに回転させることができる。(A2)に例示した単一テキストボックスは、横書きで入力された文字列「2022年8月」が横書きのまま反時計方向に90度回転しており、各文字がラベル領域412内に幅方向に並ぶ向きで配置されている。
なお、アクティブな単一テキストボックスを回転させる操作は、特定の操作に限定されない。単一テキストボックスを回転させる操作は、任意の回転方向に任意の角度で回転させる操作であってもよい。また、図を参照した説明は省略するが、単一オブジェクトは、単一テキストボックスに限らず、図形等のオブジェクトであってもよい。
図5は、一実施形態に係るラベル作成アプリケーションを実行する情報処理装置において複合オブジェクトをアクティブ化したときの処理の例を説明する図である。図5の(B1)~(B3)には、それぞれ、図3の(b)及び(c)を参照して上述した編集画面420におけるラベルイメージ表示領域411のうちのラベル領域412及びその周囲を含む部分領域を、簡略化して示している。本明細書における「複合オブジェクト」は、各々を別個に選択してアクティブ化させることが可能な複数の部分オブジェクトを含む1つのオブジェクトとして、編集操作によりラベルイメージ表示領域411に挿入されるオブジェクトであり得る。本明細書の「複合オブジェクト」は、各々が1つのオブジェクトとして編集操作により挿入された複数のオブジェクトを一体化(グループ化)したオブジェクト(例えば、複数の単一テキストボックスをグループ化したオブジェクト)を含まない。複合オブジェクトは、選択されてアクティブ化したときに回転操作を無効にするオブジェクトの例である。
図5の(B1)~(B3)には、複合オブジェクトの例として、個別に選択してアクティブ化させることが可能な第1の入力領域451及び第2の入力領域452を含むテキストボックス450(以下「複合テキストボックス450」と記載する)を示している。複合テキストボックス450は、2段テキストのテキストボックスと呼ばれることもある。第1の入力領域451には「2022年秋冬モデル」という文字列が横書きで入力されており、第2の入力領域452には「新機能搭載」という文字列が横書きで入力されている。複合テキストボックス450は、複合テキストボックス450の全体をアクティブ化すること、第1の入力領域451のみをアクティブ化すること、及び第2の入力領域452のみをアクティブ化することが可能である。図5の(B1)~(B3)における、複合テキストボックス450の全体を示す破線、第1の入力領域451を示す破線、及び第2の入力領域452を示す破線は、ラベルイメージ表示領域411に表示されていてもよいし、非表示であってもよい。
図5の(B2)には、複合テキストボックス450の全体をアクティブ化したときにラベルイメージ表示領域411に表示されるアクティブ情報460を例示している。アクティブ情報460は、複合テキストボックス450の全体を示す情報、複合テキストボックス450の寸法の変更を受け付ける情報(例えば、外周に配置された「○」)、及び複合テキストボックス450を回転させる操作と関連付けられる情報(回転アイコン461)を含む。なお、複合テキストボックス450に対するアクティブ情報460における回転アイコン461は、図4を参照して上述したアクティブ情報421の回転アイコン422とは異なり、複合テキストボックス450に対する回転操作が無効であることを示す情報として表示される。図4の(A1)及び(A2)の回転アイコン422が黒色で示されているのに対し、図5の(B2)の回転アイコン461は、回転アイコン422よりも薄い色である灰色で示されている。なお、回転アイコン461は、回転操作が有効であるオブジェクトに対するアクティブ情報421の回転アイコン422との差異が視覚的に識別可能であればよく、回転アイコン461の表示方法は特定の方法に限定されない。
図5の(B3)には、複合テキストボックス450における第2の入力領域452をアクティブ化したときにラベルイメージ表示領域411に表示されるアクティブ情報462を例示している。アクティブ情報462は、第2の入力領域452を示す情報、第2の入力領域452の寸法の変更を受け付ける情報(例えば、外周に配置された「○」)、及び第2の入力領域452を回転させる操作と関連付けられる情報(回転アイコン463)を含む。
第2の入力領域452に対するアクティブ情報462における回転アイコン463は、複合テキストボックス450に対するアクティブ情報460の回転アイコン461と同様、第2の入力領域452に対する回転操作が無効であることを示す情報として表示される。なお、回転アイコン463は、回転操作が有効であるオブジェクトに対するアクティブ情報421の回転アイコン422との差異が視覚的に識別可能であればよく、回転アイコン463の表示方法は特定の方法に限定されない。
また、図を参照した説明は省略するが、複合テキストボックス450における第1の入力領域451を選択してアクティブ化した場合も、(B2)及び(B3)と同様、ラベルイメージ表示領域411に表示されるアクティブ情報における回転アイコンは、回転操作が無効であることを示す情報として表示される。
このように、本実施形態に係るラベル作成アプリケーションを実行する情報処理装置3では、図5を参照して上述した複合テキストボックス450のような、各々を別個に選択してアクティブ化させることが可能な複数の部分オブジェクトを含む1つのオブジェクトとして、編集操作によりラベルイメージ表示領域411に挿入されるオブジェクトに対する回転操作を無効にする。また、アクティブ化させるオブジェクトの回転操作を無効にした場合に、そのオブジェクトに対するアクティブ情報に含まれるオブジェクトの回転に関する情報(回転アイコン)の色を、回転操作が有効である場合とは異なる色にする。このため、複数の部分オブジェクトのうちの1つの部分オブジェクト又は複合オブジェクト全体がアクティブ化された場合に、アクティブ化された部分オブジェクト又はオブジェクト全体が回転してオブジェクト内に表示された情報の視認性が低下することを防げる。なお、回転操作が無効である場合の回転アイコンの色は、回転操作が有効である場合の色と識別可能であり、回転操作が無効であると認識可能であればよく、上述した灰色に限定されない。
複合テキストボックス450における第1の入力領域451に入力する文字列と第2の入力領域452に入力する文字列とは、特定の組み合わせに限定されない。複合テキストボックス450は、例えば、第2の入力領域452に入力された文字列の読み方を、平仮名、カタカナ、ローマ字等で第1の入力領域451に入力するようなテキストボックスであってもよい。
図6は、一実施形態に係るラベル作成アプリケーションを実行する情報処理装置が行うオブジェクト操作制御処理の例を説明するフローチャートである。本実施形態に係るラベル作成アプリケーション310を実行する情報処理装置3は、ラベルイメージ表示領域411内のオブジェクトをアクティブ化してアクティブ情報を表示することと関連付けられた操作が行われた場合に、図6に例示したようなオブジェクト操作制御処理を行う。アクティブ情報を表示することと関連付けられた操作は、ラベルイメージ表示領域411内にオブジェクトを挿入する操作、及びラベルイメージ表示領域411内のオブジェクトを選択する操作を含む。
オブジェクト操作制御処理を開始した情報処理装置3は、まず、アクティブ化するオブジェクトが、別個にアクティブ化可能な複数の部分オブジェクトを含むオブジェクト(複合オブジェクト)の一部又は全部であるか否かを判定する(ステップS1)。アクティブ化するオブジェクトが、別個にアクティブ化可能な複数の部分オブジェクトを含む1つのオブジェクト全体、及び部分オブジェクトのいずれでもない場合(ステップS1;NO)、情報処理装置3は、オブジェクトをアクティブ化し、そのオブジェクトに対する回転操作が有効であることを示す回転アイコンを含むアクティブ情報を表示装置305に表示する(ステップS2)。
一方、アクティブ化するオブジェクトが、別個にアクティブ化可能な複数の部分オブジェクトを含む1つのオブジェクト全体、又は部分オブジェクトである場合(ステップS1;YES)、情報処理装置3は、アクティブ化するオブジェクトに対する回転操作を無効化する(ステップS3)。その後、情報処理装置3は、オブジェクトをアクティブ化し、そのオブジェクトに対する回転操作が無効であることを示す回転アイコンを含むアクティブ情報を表示装置305に表示する(ステップS4)。ステップS4において、情報処理装置3は、例えば、図5を参照して上述したように回転アイコンの色を回転操作が有効である場合の色よりも薄くして表示する。
ステップS2又はステップS4によりオブジェクトをアクティブ化してアクティブ情報を表示した後、情報処理装置3は、アクティブ化されたオブジェクトに対する編集操作に応じた処理を実施する(ステップS5)。ステップS5において、情報処理装置3は、例えば、入力装置304により入力された文字をテキストボックスのオブジェクト内に表示する処理、オブジェクトの寸法を変更する処理等を実施する。なお、ステップS2の処理が行われ、アクティブ化されたオブジェクトに対する回転操作が有効である場合、ステップS5において、情報処理装置3は、アクティブ化されたオブジェクトに対する回転操作を受け付けてオブジェクトを回転させる。一方、ステップS3及びS4の処理が行われ、アクティブ化されたオブジェクトに対する回転操作が無効である場合、情報処理装置3は、アクティブ化されたオブジェクトに対する回転操作を行わない。
ステップS5の後、情報処理装置3は、アクティブ状態のオブジェクトを非アクティブ状態に変更する操作が行われたか否かを判定する(ステップS6)。ステップS6において、情報処理装置3は、例えば、ラベルイメージ表示領域411内のうちのアクティブ状態のオブジェクトの外形に基づいて設定される選択可能領域の外側をタップする操作、別のオブジェクトをアクティブ化させるための操作、編集を終了させる操作等であり得る。オブジェクトを非アクティブ状態に変更する操作が行われていない場合(ステップS6;NO)、情報処理装置3は、ステップS5の処理、及びステップS6の判定を繰り返す。オブジェクトを非アクティブ状態に変更する操作が行われると(ステップS6;YES)、情報処理装置3は、アクティブ化していたオブジェクトを非アクティブ状態に変更するとともに、そのオブジェクトと関連付けられたアクティブ情報を非表示にし(ステップS7)、オブジェクト操作制御処理を終了する。ステップS6において、アクティブ状態のオブジェクトとは別のオブジェクトを選択する操作が行われたと判定した場合、情報処理装置3は、ステップS7の処理の後、選択された別のオブジェクトに対してステップS1以降の処理を行う。
図6を参照して上述したオブジェクト操作制御処理は、ラベル作成アプリケーション310を実行する情報処理装置3において行われるラベルの作成に関する複数の処理のうちの1つの処理に過ぎない。情報処理装置3が行う他の処理は、周知の処理であればよいため、本明細書では、情報処理装置3が行う他の処理に関する説明を省略する。
このように、本実施形態に係るオブジェクト操作制御処理は、アクティブ化するオブジェクトが上述した複合オブジェクトのように回転操作を無効化するオブジェクトである場合、アクティブ化したオブジェクトに対する回転操作が無効であることを示す情報を含むアクティブ情報を表示する。このため、情報処理装置3の利用者は、表示されたアクティブ情報に基づいて、アクティブ化されたオブジェクトに対する回転操作が有効であるか否かを、容易に識別することができる。また、回転操作が無効化されている場合、情報処理装置3は、オブジェクトを回転させる操作を受け付けないので、意図しない回転操作によるオブジェクトの回転を防ぐことができる。したがって、上述した複合テキストボックス450等の複合オブジェクトが回転することによる視認性の低下を防ぐことができる。
なお、上述したオブジェクト操作制御処理において回転操作を無効化するオブジェクトは、図5を参照して上述した複合テキストボックス450に限定されない。回転操作を無効化するオブジェクトは、各々を別個に選択してアクティブ化させることが可能な複数の部分オブジェクトを含む1つのオブジェクトとして、編集操作によりラベルイメージ表示領域411に挿入される他のオブジェクトを含むことができる。
図7は、一実施形態に係るラベル作成アプリケーションを実行する情報処理装置において回転操作が無効化される複合オブジェクトの別の例を説明する図(その1)である。図8は、一実施形態に係るラベル作成アプリケーションを実行する情報処理装置において回転操作が無効化される複合オブジェクトの別の例を説明する図(その2)である。図7の(C1)~(C3)、及び図8の(C4)~(C6)には、それぞれ、図3の(b)及び(c)を参照して上述した編集画面420におけるラベルイメージ表示領域411のうちのラベル領域412及びその周囲を含む部分領域を、簡略化して示している。図7の(C1)~(C3)、及び図8の(C4)~(C6)には、それぞれ、複合オブジェクトの別の例として、QRコード等の符号化(図形化)された情報が挿入される1つのコード表示部454と、1つのテキスト部455とを含む複合オブジェクト453を示している。例示した複合オブジェクト453のテキスト部455は、コード表示部454に挿入された情報と関連付けられるテキスト(文字列)を入力して表示させることができる。この種の複合オブジェクト453におけるテキスト部455には、例えば、コード表示部454に挿入された情報がどのような情報であるかを示す情報や、URL(Uniform Resource Locator)等のアドレス情報を入力することができる。また、図7の(C1)~(C3)、及び図8の(C4)~(C6)には、それぞれ、複合オブジェクト453のコード表示部454と対応する単一オブジェクト456と、単一オブジェクト(単一テキストボックス457)を示している。
図7の(C1)には、3つのオブジェクト453、456、457が全て非アクティブ状態である場合の表示例を示している。複合オブジェクト453の全体を示す破線、コード表示部454を示す破線、及びテキスト部455を示す破線は、ラベルイメージ表示領域411に表示されていてもよいし、非表示であってもよい。同様に、コード表示部454と対応する単一オブジェクト456を示す破線、及び単一テキストボックス457を示す破線は、ラベルイメージ表示領域411に表示されていてもよいし、非表示であってもよい。
図7の(C2)には、単一テキストボックス457をアクティブ化したときにラベルイメージ表示領域411に表示されるアクティブ情報464を例示している。アクティブ情報464は、単一テキストボックス457の全体を示す情報、単一テキストボックス457の寸法の変更を受け付ける情報(例えば、外周に配置された「○」)、及び単一テキストボックス457を回転させる操作と関連付けられる情報(回転アイコン465)を含む。単一テキストボックス457をアクティブ化した場合、上述のように、アクティブ化した単一テキストボックス457に対する回転操作は有効である。このため、単一テキストボックス457のアクティブ情報464における回転アイコン465は、回転操作が有効であることを示すように(例えば、黒色で)表示される。
図7の(C3)には、QRコードを表す単一オブジェクト456をアクティブ化したときにラベルイメージ表示領域411に表示されるアクティブ情報466を例示している。アクティブ情報466は、単一オブジェクト456の全体を示す情報、単一オブジェクト456の寸法の変更を受け付ける情報(例えば、外周に配置された「○」)、及び単一オブジェクト456を回転させる操作と関連付けられる情報(回転アイコン467)を含む。この場合も、単一オブジェクト456のアクティブ情報466における回転アイコン467は、回転操作が有効であることを示すように(例えば、黒色で)表示される。
これに対し、図8の(C4)~(C6)には、複合オブジェクト453をアクティブ化したときにラベルイメージ表示領域411に表示されるアクティブ情報468、470、472を例示している。(C4)には、複合オブジェクト453の全体をアクティブ化したときのアクティブ情報468を例示しており、(C5)には、複合オブジェクト453のコード表示部454をアクティブ化したときのアクティブ情報470を例示しており、(C6)には、複合オブジェクト453のテキスト部455をアクティブ化したときのアクティブ情報472を例示している。
図8の(C4)に例示したアクティブ情報468は、複合オブジェクト453の全体を示す情報、複合オブジェクト453の寸法の変更を受け付ける情報(例えば、外周に配置された「○」)、及び複合オブジェクト453を回転させる操作と関連付けられる情報(回転アイコン469)を含む。複合オブジェクト453をアクティブ化する場合、図6を参照して上述したように、情報処理装置3はアクティブ化する複合オブジェクト453に対する回転操作を無効化する。このため、複合オブジェクト453のアクティブ情報468における回転アイコン469は、回転操作が無効であることを示すように(例えば、灰色で)表示される。
図8の(C5)に例示したアクティブ情報470は、複合オブジェクト453のコード表示部454を示す情報、コード表示部454の寸法の変更を受け付ける情報(例えば、外周に配置された「○」)、及びコード表示部454を回転させる操作と関連付けられる情報(回転アイコン471)を含む。コード表示部454は複合オブジェクト453に含まれるので、図6を参照して上述したように、情報処理装置3はコード表示部454に対する回転操作を無効化する。このため、コード表示部454のアクティブ情報470における回転アイコン471は、回転操作が無効であることを示すように(例えば、灰色で)表示される。
図8の(C6)に例示したアクティブ情報472は、複合オブジェクト453のテキスト部455を示す情報、テキスト部455の寸法の変更を受け付ける情報(例えば、外周に配置された「○」)、及びテキスト部455を回転させる操作と関連付けられる情報(回転アイコン473)を含む。テキスト部455は複合オブジェクト453に含まれるので、図6を参照して上述したように、情報処理装置3はテキスト部455に対する回転操作を無効化する。このため、テキスト部455のアクティブ情報472における回転アイコン473は、回転操作が無効であることを示すように(例えば、灰色で)表示される。
アクティブ化したときに回転操作を無効化する複合オブジェクトは、上述した2種類に限定されない。例えば、複合オブジェクトは、図7及び図8を参照して上述した複合オブジェクト453におけるコード表示部454の代わりに、QRコード等の図形化されたコード情報とは異なる図形が挿入されるオブジェクトであってもよい。挿入される図形は、文字列を符号化(図形化)したものに限定されない。また、1つの複合オブジェクトに含まれる部分オブジェクトの数は、2つに限らず、3つ以上であってもよい。更に、1つの複合オブジェクトに含まれる複数の部分オブジェクトの位置関係は、特定の位置関係に限定されない。
図9は、複合オブジェクトに含まれるコード表示部とテキスト部との位置関係の別の例を説明する図である。図9には、図3の(b)及び(c)を参照して上述した編集画面420におけるラベルイメージ表示領域411のうちのラベル領域412及びその周囲を含む部分領域を、簡略化して示している。なお、図9のラベルイメージ表示領域411におけるラベル領域412は、ラベルの方向が「縦」に設定されており、被印刷媒体2の幅方向が横方向(画面左右方向)になっている。
図9に例示した複合オブジェクト453は、QRコードが挿入されるコード表示部454の右方に、テキスト(文字列)が縦書きで入力されるテキスト部455が配置されている。このような複合オブジェクト453におけるテキスト部455を選択する操作が行われた場合、情報処理装置3は、テキスト部455をアクティブ化し、テキスト部455に対するアクティブ情報474を表示する。このとき表示されるアクティブ情報474における回転アイコン475は、図8を参照して上述した例と同様、回転操作が無効であることを示すように(例えば、灰色で)表示される。
上述した実施形態は、発明の理解を容易にするための例示に過ぎない。すなわち、本発明に係る制御方法、及びプログラムは、上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載を逸脱しない範囲において、様々な変形、変更が可能である。
例えば、オブジェクトをアクティブ化したときに表示されるアクティブ情報における回転操作が有効であるか否かを示す情報(回転アイコン)は、図4及び図5等に例示した円弧状の矢印に限らず、他の形状のアイコンであってもよい。また、表示装置に表示させる回転操作が無効であることを示す情報は、回転操作が有効であることを示す情報(回転アイコン)の表示態様とは異なる表示態様であればよく、上述したような色を変更することに限定されない。表示装置に表示させる回転操作が無効であることを示す情報は、例えば、回転操作を受け付けるアイコン部分に無効であることを示すオブジェクトを重ねたものであってもよい。
図10は、回転操作が無効であることを示す方法の別の例を説明する図である。図10には、図5を参照して上述した第1の入力領域451と第2の入力領域452とを含む複合テキストボックス450の全体をアクティブ化したときに表示されるアクティブ情報460の変形例を示している。例えば、図5の(B2)では、アクティブ情報460における回転アイコン461が灰色で表示されることにより、アクティブ化された複合テキストボックス450に対する回転操作が無効であることを示している。これに対し、図10に例示したアクティブ情報460では、回転操作が無効であることを示すアイコン476として、回転操作を受け付けるアイコンである円弧状の矢印を含む図形の前面に、無効であることを示す「×(バツ印)」のオブジェクトを重ねたアイコン476を表示している。このような表示をすることにより、例えば、情報処理装置3の表示装置305の表示設定(明るさ、コントラスト等)によらず、回転操作が無効であることを視覚的に認識することができる。なお、無効であることを示すオブジェクトは「×(バツ印)」に限定されない。また、無効であることを示すオブジェクトは、回転操作を受け付けるアイコンに対する操作が無効であることを利用者が視覚的に認識することが可能なように表示されればよい。そのため、無効であることを示すオブジェクトを付加する位置は、回転操作を受け付けるアイコンの前面に限定されない。
また、回転操作を無効にする複合オブジェクトをアクティブ化したときに表示されるアクティブ情報は、例えば、回転操作を受け付けるアイコン部分を非表示にしてもよい。
また、回転操作を無効にする複合オブジェクトは、上述したような各々を別個に選択可能な複数の部分オブジェクトを含む1つのオブジェクトに限定されない。例えば、回転操作を無効にする複合オブジェクトは、アクティブ状態に選択することが可能な範囲が複数通りである1つのオブジェクトであってもよい。より具体的には、例えば、図5を参照して上述した複合テキストボックス450は、複合テキストボックス450全体をアクティブ化することと、第2の入力領域452をアクティブ化することができ、第1の入力領域451はアクティブ化することができないようになっていてもよい。この種の複合テキストボックス450は、例えば、第2の入力領域452に入力したテキスト(文字列)の読みが、平仮名、片仮名、又はローマ字等で第1の入力領域451に自動的に入力されるものであり得る。
更に、上述した実施形態では、複合オブジェクトの回転操作を無効にし、単一オブジェクトの回転操作は有効のままにしている。しかしながら、回転操作を無効にするオブジェクトの種類や、アクティブ情報における回転操作を受け付ける部分(回転アイコン)の表示形式は、例えば、情報処理装置3の利用者によって選択可能であってもよい。
図11は、オブジェクトの回転操作に関する設定画面の例を示す図である。図11に例示した設定画面480は、第1の設定部481と、第2の設定部482とを含む。第1の設定部481は、回転操作を無効化するオブジェクトに対するアクティブ情報の回転アイコンを、グレーアウト(灰色で表示すること)と非表示のどちらにするかを設定することができる。回転操作を無効化するオブジェクトに対する回転アイコンを非表示にすることにより、そのオブジェクトに対する回転操作ができないことを利用者により明確に報知することができる。第2の設定部482は、複合オブジェクトの種類毎に回転操作を無効にするか有効にするかを設定することができる。第2の設定部482に例示した「複数テキスト」及び「コード+テキスト」は、それぞれ、図5を参照して上述した複合テキストボックス450、及び図7~図9を参照して上述したコード表示部454とテキスト部455とを含む複合オブジェクト453を表す。
図11に例示した第2の設定部482により回転操作を無効化するオブジェクトを選択可能である場合、図6に例示したオブジェクト操作制御処理におけるステップS1では、第2の設定部482の設定に基づいて、アクティブ化するオブジェクトが回転操作を無効化するオブジェクトであるか否かを判定する。
なお、オブジェクトの回転操作に関する設定画面480は、図11に例示した第1の設定部481及び第2の設定部482のいずれか一方のみを含むものであってもよい。また、第1の設定部481は、グレーアウトの代わりに、又はグレーアウトに加えて、図10を参照して上述したような「×(バツ印)」等の無効であることを示すオブジェクトを重ねたアイコン476を表示する形式を選択することが可能であってもよい。
また、上述した実施形態では、図6を参照して説明したオブジェクト操作制御処理を含む印刷イメージを作成する処理を、印刷装置1と無線又は有線で通信を行う情報処理装置3が行うものとしたが、オブジェクト操作制御処理を含む印刷イメージを作成する処理は、印刷装置1のコンピュータによって行われてもよい。
以下、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
被印刷媒体に印刷させる印刷イメージを作成するコンピュータが、
表示装置に表示され、操作の対象に選択されたオブジェクトの種類を判定し、
選択された前記オブジェクトが回転操作を無効化する種類のオブジェクトであると判定した場合に、オブジェクトが選択されていることを示す情報に含まれる回転操作と関連付けられる情報を、回転操作が無効化されていることを示す情報に変更して表示する
処理を実行することを特徴とする制御方法。
[付記2]
前記コンピュータは、操作の対象に選択することが可能な範囲が複数通りであるオブジェクトにおける1つの範囲が選択された場合に、選択された前記オブジェクトが回転操作を無効にする種類のオブジェクトであると判定する
ことを特徴とする付記1に記載の制御方法。
[付記3]
前記コンピュータは、選択された前記オブジェクトが、個別に選択することが可能な複数の入力領域を含むオブジェクトである場合に、回転操作を無効化する種類のオブジェクトであると判定する
ことを特徴とする付記2に記載の制御方法。
[付記4]
個別に選択することが可能な複数の入力領域は、テキストを入力する領域である
ことを特徴とする付記3に記載の制御方法。
[付記5]
個別に選択することが可能な複数の入力領域は、図形化された情報を入力する領域と、テキストを入力する領域とを含む
ことを特徴とする付記3に記載の制御方法。
[付記6]
前記コンピュータは、選択された前記オブジェクトが回転操作を無効化する種類のオブジェクトであると判定した場合に、前記回転操作と関連付けられる情報を、前記回転操作が有効である場合の前記情報の表示態様とは異なる表示態様で表示する
ことを特徴とする付記1~5のいずれか1つに記載の制御方法。
[付記7]
前記コンピュータは、回転操作が無効化されていることを示す前記情報として、回転操作と関連付けられる前記情報を、回転操作が有効であることを示す情報の色とは異なる色で表示する
ことを特徴とする付記6に記載の制御方法。
[付記8]
前記コンピュータは、回転操作が無効化されていることを示す前記情報として、回転操作と関連付けられる回転操作が有効であることを示す情報に、無効化されていることを示す情報を付加した情報を表示する
ことを特徴とする付記6に記載の制御方法。
[付記9]
前記コンピュータは、選択された前記オブジェクトが回転操作を無効化する種類のオブジェクトであると判定した場合に、オブジェクトが選択されていることを示す前記情報を、その情報に含まれる回転操作と関連付けられる前記情報を非表示に変更して表示する
ことを特徴とする付記1~5のいずれか1つに記載の制御方法。
[付記10]
被印刷媒体に印刷させる印刷イメージを作成するコンピュータに、
表示装置に表示され、操作の対象に選択されたオブジェクトの種類を判定し、
選択された前記オブジェクトが回転操作を無効化する種類のオブジェクトであると判定した場合に、オブジェクトが選択されていることを示す情報に含まれる回転操作と関連付けられる情報を、回転操作が無効化されていることを示す情報に変更して表示する
処理を実行させることを特徴とするプログラム。
1 印刷装置
2 被印刷媒体
3 情報処理装置
300 タッチパネルディスプレイ
301 プロセッサ
302 メモリ
303 補助記憶装置
304 入力装置
305 表示装置
306 通信装置
307 入出力インタフェース
308 バス
310 ラベル作成アプリケーション
4 印刷イメージ
401 ラベル領域設定画面
411 ラベルイメージ表示領域
412 ラベル領域
420 編集画面
421 アクティブ情報
422 回転アイコン
450、453 複合オブジェクト
451、452 入力領域
454 コード部
455 テキスト部
460、462、464、466、468、470、472、474 アクティブ情報
461、463、465、467、469、471、473、475 回転アイコン
476 アイコン
480 設定画面
481、482 設定部

Claims (10)

  1. 被印刷媒体に印刷させる印刷イメージを作成するコンピュータが、
    表示装置に表示され、操作の対象に選択されたオブジェクトの種類を判定し、
    選択された前記オブジェクトが回転操作を無効化する種類のオブジェクトであると判定した場合に、オブジェクトが選択されていることを示す情報に含まれる回転操作と関連付けられる情報を、回転操作が無効化されていることを示す情報に変更して表示する
    処理を実行することを特徴とする制御方法。
  2. 前記コンピュータは、操作の対象に選択することが可能な範囲が複数通りであるオブジェクトにおける1つの範囲が選択された場合に、選択された前記オブジェクトが回転操作を無効にする種類のオブジェクトであると判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の制御方法。
  3. 前記コンピュータは、選択された前記オブジェクトが、個別に選択することが可能な複数の入力領域を含むオブジェクトである場合に、回転操作を無効化する種類のオブジェクトであると判定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の制御方法。
  4. 個別に選択することが可能な複数の入力領域は、テキストを入力する領域である
    ことを特徴とする請求項3に記載の制御方法。
  5. 個別に選択することが可能な複数の入力領域は、図形化された情報を入力する領域と、テキストを入力する領域とを含む
    ことを特徴とする請求項3に記載の制御方法。
  6. 前記コンピュータは、選択された前記オブジェクトが回転操作を無効化する種類のオブジェクトであると判定した場合に、前記回転操作と関連付けられる情報を、前記回転操作が有効である場合の前記情報の表示態様とは異なる表示態様で表示する
    ことを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の制御方法。
  7. 前記コンピュータは、回転操作が無効化されていることを示す前記情報として、回転操作と関連付けられる前記情報を、回転操作が有効であることを示す情報の色とは異なる色で表示する
    ことを特徴とする請求項6に記載の制御方法。
  8. 前記コンピュータは、回転操作が無効化されていることを示す前記情報として、回転操作と関連付けられる回転操作が有効であることを示す情報に、無効化されていることを示す情報を付加した情報を表示する
    ことを特徴とする請求項6に記載の制御方法。
  9. 前記コンピュータは、選択された前記オブジェクトが回転操作を無効化する種類のオブジェクトであると判定した場合に、オブジェクトが選択されていることを示す前記情報を、その情報に含まれる回転操作と関連付けられる前記情報を非表示に変更して表示する
    ことを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の制御方法。
  10. 被印刷媒体に印刷させる印刷イメージを作成するコンピュータに、
    表示装置に表示され、操作の対象に選択されたオブジェクトの種類を判定し、
    選択された前記オブジェクトが回転操作を無効化する種類のオブジェクトであると判定した場合に、オブジェクトが選択されていることを示す情報に含まれる回転操作と関連付けられる情報を、回転操作が無効化されていることを示す情報に変更して表示する
    処理を実行させることを特徴とするプログラム。
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