JP2024032508A - 電気接続箱ユニット、端子付き電線の締結構造、及び、端子付き電線 - Google Patents

電気接続箱ユニット、端子付き電線の締結構造、及び、端子付き電線 Download PDF

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Abstract

【課題】視認によってスタッドボルトへの端子付き電線の締結状態を管理可能な電気接続箱ユニット、端子付き電線の締結構造、及び、端子付き電線を提供すること。【解決手段】電気接続箱ユニット100は、スタッドボルトSを有する電気接続箱1と、スタッドボルトSに締結される端子付き電線50と、スタッドボルトSに螺合されるナット60と、を備えて、端子付き電線50のボルト接続部54には、スタッドボルトSへの端子付き電線50の締結前における初期位置から、スタッドボルトSへの端子付き電線50の締結後における締結位置へと変位可能な検知リブ56が設けられる。【選択図】図6

Description

本発明は、電気接続箱ユニット、端子付き電線の締結構造、及び、端子付き電線に関する。
従来から、車両に搭載され、ヒューズ、リレー、及び電子制御ユニット等の種々の電子部品を収容空間の内部に収容する電気接続箱が提案されている。従来の電気接続箱の一つは、例えば、内部に収容された電子部品と電気的に接続されるスタッドボルトを有しており、このスタッドボルトに外部機器と接続された端子付き電線が締結されることで、外部機器と電子部品とが電気的に接続されるように構成されている(例えば、特許文献1を参照)
特開2020-127249号公報
ところで、従来の電気接続箱(電気接続箱ユニット)において、端子付き電線における端子の孔部にスタッドボルトが挿通されて、その後、スタッドボルトにナットが螺合されることで、端子付き電線がスタッドボルトに締結されている。このため、スタッドボルトへの端子付き電線の締結は、スタッドボルトへのナットの締め具合に影響される。換言すると、スタッドボルトへのナットの締めが弱いと、所望のスタッドボルトへの端子付き電線の締結状態が得られないおそれがある。このため、従来は、トルクレンチ等を用いて、スタッドボルトへのナットの螺合を行い、スタッドボルトへの端子付き電線の締結状態を管理していた。しかしながら、作業性の観点から、トルクレンチ等を用いずにスタッドボルトへの端子付き電線の締結状態を管理できることが好ましい。
本発明は、上述した状況を鑑みてなされたものであり、その目的は、視認によってスタッドボルトへの端子付き電線の締結状態を管理可能な電気接続箱ユニット、端子付き電線の締結構造、及び、端子付き電線を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る電気接続箱ユニットは、下記を特徴としている。
電子部品を内部に収容し、前記電子部品と電気的に接続されるスタッドボルトを有する電気接続箱と、
前記スタッドボルトに締結されて、外部機器と前記電気接続箱とを電気的に接続する端子付き電線と、
前記端子付き電線を前記スタッドボルトに締結するように、前記スタッドボルトに螺合されるナットと、
を備えた電気接続箱ユニットであって、
前記端子付き電線は、
前記スタッドボルトに締結且つ接続されるボルト接続部を有し、
前記ボルト接続部には、
前記スタッドボルトへの前記端子付き電線の締結前における初期位置から、前記スタッドボルトへの前記端子付き電線の締結後における締結位置へと変位可能な検知リブが設けられ、
前記検知リブは、
前記初期位置にて、前記ボルト接続部の延在方向と交差する方向に立ち上がるように延び、前記締結位置にて、前記スタッドボルトへの前記ナットの螺合によって前記ナットに押圧されて前記初期位置から倒されて前記延在方向に沿って延びる、
電気接続箱ユニットであること。
前述した目的を達成するために、本発明に係る端子付き電線の締結構造は、下記を特徴としている。
スタッドボルトと、前記スタッドボルトに締結される端子付き電線と、前記スタッドボルトに螺合されるナットと、を備えた前記スタッドボルトへの端子付き電線の締結構造であって、
前記端子付き電線は、
前記スタッドボルトに締結且つ接続されるボルト接続部を有し、
前記ボルト接続部には、
前記スタッドボルトへの前記端子付き電線の締結前における初期位置から、前記スタッドボルトへの前記端子付き電線の締結後における締結位置へと変位可能な検知リブが設けられ、
前記検知リブは、
前記初期位置にて、前記ボルト接続部の延在方向と交差する方向に立ち上がるように延び、前記締結位置にて、前記スタッドボルトへの前記ナットの螺合によって前記ナットに押圧されて前記初期位置から倒されて前記延在方向に沿って延びる、
端子付き電線の締結構造であること。
前述した目的を達成するために、本発明に係る端子付き電線は、下記を特徴としている。
スタッドボルトに締結される端子付き電線であって、
前記スタッドボルトに締結且つ接続されるボルト接続部を有し、
前記ボルト接続部には、
前記スタッドボルトへの前記端子付き電線の締結前における初期位置から、前記スタッドボルトへの前記端子付き電線の締結後における締結位置へと変位可能な検知リブが設けられ、
前記検知リブは、
前記初期位置にて、前記ボルト接続部の延在方向と交差する方向に立ち上がるように延び、前記締結位置にて、前記スタッドボルトへのナットの螺合によって前記ナットに押圧されて前記初期位置から倒されて前記延在方向に沿って延びる、ように構成される、
端子付き電線であること。
本発明に係る電気接続箱ユニット、端子付き電線の締結構造、及び、端子付き電線について以下に述べる。
本発明によれば、端子付き電線のボルト接続部に検知リブが設けられ、検知リブは、スタッドボルトへの端子付き電線の締結前における初期位置から、締結後における締結位置へと変位可能に構成される。具体的には、初期位置にて、ボルト接続部の延在方向と交差する方向に立ち上がるように延び、締結位置にて、スタッドボルトへのナットの螺合によってナットに押圧されて初期位置から倒されて延在方向に沿って延びる、ように構成される。つまり、検知リブの態様(締結位置にあるか否か)を視認することで、スタッドボルトへの端子付き電線の締結状態を確認できる。これにより、トルクレンチ等を用いることなく、視認によってスタッドボルトへの端子付き電線の締結状態を管理できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の実施形態に係る電気接続箱ユニットの斜視図である。 図2は、図1の要部分解斜視図である。 図3は、本発明の実施形態に係る端子付き電線の締結構造において、端子付き電線とスタッドボルトの締結前の態様を示す要部拡大斜視図である。 図4は、本発明の実施形態に係る端子付き電線の斜視図である。 図5は、端子付き電線の締結構造を説明するための第1図であって、図1のA-A断面図である。 図6は、端子付き電線の締結構造を説明するための第2図であって、図1のA-A断面図である。
<実施形態>
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。電気接続箱ユニット100は、内部空間にスタッドボルトSが設けられた電気接続箱1と、スタッドボルトSに締結される端子付き電線50と、スタッドボルトに螺合されるナット60と、により構成される。
電気接続箱1は、典型的には、車両に搭載され、リレー等の電子部品やその他の部品である電子部品(図示省略)を収容する内部空間を有するリレーボックスである。本例では、端子付き電線50は、電気接続箱1と、電気接続箱1が搭載される車両のバッテリ等の外部機器(図示省略)と、を電気的に接続する。
以下、説明の便宜上、図1~図6に示すように、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」及び「下」を定義する。「前後方向」、「左右方向」及び「上下方向」は、互いに直交している。
<電気接続箱1>
以下、電気接続箱1の概要について説明する。図1及び図2に示すように、電気接続箱1は、フレーム10と、フレーム10の下端開口を塞ぐようにフレーム10の下方に組み付けられるロアカバー20と、フレーム10の上端開口を塞ぐようにフレーム10の上方に組み付けられるアッパカバー30と、フレーム10の切欠部14を塞ぐように側壁部11に組み付けられるサイドカバー40と、により構成される。電気接続箱1を構成する上記4つの部品は全て、樹脂成形体である。
電気接続箱1における内部空間の前端部には、スタッドボルトSが設けられている。スタッドボルトSは、内部空間において電気接続箱1に搭載される電子部品等とバスバB(図3及び図5~図6参照)を介して接続され、バッテリ等の外部機器(図示省略)と接続された端子付き電線50が締結されることで、電子部品等と外部機器とを電気的に接続可能としている。以下、電気接続箱1を構成するフレーム10、ロアカバー20、アッパカバー30、及びサイドカバー40について順に説明する。
まず、フレーム10について説明する。図2に示すように、フレーム10は、上下方向に延びる略矩形筒状の側壁部11を備える。側壁部11は、電気接続箱1の側面の外観の大部分を構成する。
側壁部11の下端部における周方向の複数箇所(本例では、3箇所)の外面には、それぞれ、上下方向に延びる貫通孔を含む被係止部12が一体に設けられている。被係止部12は、ロアカバー20をフレーム10に組み付ける機能を有する。
側壁部11の上端部における周方向の複数箇所(本例では、2箇所)の外面には、それぞれ、被係止部13が一体に設けられている。被係止部13は、アッパカバー30をフレーム10に組み付ける機能を有する。
側壁部11における右方前部のスタッドボルトSに対応する箇所には、側壁部11の一部が内方に切り欠かれた切欠部14が形成されている。切欠部14には、スタッドボルトSに締結される端子付き電線50が配置されるとともに、被係止部(図示省略)が設けられる。被係止部は、サイドカバー40をフレーム10に組み付ける機能を有する。
次いで、ロアカバー20について説明する。図2に示すように、ロアカバー20は、電気接続箱1の下側側面の外観の大部分を構成する環状の側壁部21と、側壁部21の環状の下端開口を塞ぐとともに電気接続箱1の底面の外観の大部分を構成する底壁部22と、を一体に備える。側壁部21の環状の上端縁部は、フレーム10の側壁部11の環状の下端縁部に対応する形状を有し、側壁部11の環状の下端縁部と嵌合可能となっている。
側壁部21の上端部における周方向の複数箇所(本例では、8箇所)の外面には、それぞれ、フレーム10の複数の被係止部12に対応して、上方に延びる係止片23が一体に設けられている。
次いで、アッパカバー30について説明する。図2に示すように、アッパカバー30は、電気接続箱1の上側側面の外観の大部分を構成する環状の側壁部31と、側壁部31の環状の上端開口を塞ぐとともに電気接続箱1の上面の外観の大部分を構成する上壁部32と、を一体に備える。側壁部31の環状の下端縁部は、フレーム10の側壁部11の環状の上端縁部に対応する形状を有し、側壁部11の環状の上端縁部と嵌合可能となっている。
側壁部31の下端部における周方向の複数箇所(本例では、2箇所)の外面には、それぞれ、フレーム10の複数の被係止部13に対応して、前後方向に貫通する係止孔を含む下方に延びる係止片33が一体に設けられている。
次いで、サイドカバー40について説明する。図2に示すように、サイドカバー40は、フレーム10の切欠部14に対応するように、上下方向に延びる上面視略矩形U字状の側壁部41を備える。側壁部41(特に、右方の側壁部41)は、電気接続箱1の側面の外観の一部分を構成する。側壁部41には、下方に延びて端子付き電線50の電線52をガイドするガイド壁42が一体に設けられている。
前方の側壁部41及び後方の側壁部41の外面には、それぞれ、フレーム10の被係止部(図示省略)に対応して、それぞれ外方に短く突出する係止突起43が一体に設けられている。
以上、電気接続箱1を構成するフレーム10、ロアカバー20、アッパカバー30、及びサイドカバー40について説明した。フレーム10、ロアカバー20、アッパカバー30、及びサイドカバー40からなる電気接続箱1を得るためには、フレーム10に、ロアカバー20、アッパカバー30、及びサイドカバー40を、それぞれ組み付ける必要がある。
フレーム10にロアカバー20を組み付けるためには、ロアカバー20の複数の係止片23(図2参照)を、下方からフレーム10の被係止部12(図2参照)の複数の貫通孔にそれぞれ挿入し、この状態から、ロアカバー20の側壁部21の環状の上端縁部をフレーム10の側壁部11の環状の下端縁部に嵌合させ、且つ、複数の係止片23を複数の被係止部12に係止させる。これにより、フレーム10へのロアカバー20の組み付けが完了する。
フレーム10にアッパカバー30を組み付けるためには、アッパカバー30の複数の係止片33(図2参照)の係止孔に、フレーム10の被係止部13(図2参照)をそれぞれ挿入し、この状態から、アッパカバー30の側壁部31の環状の下端縁部をフレーム10の側壁部11の環状の上端縁部に嵌合させ、且つ、複数の係止片33を複数の被係止部13に係止させる。これにより、フレーム10へのアッパカバー30の組み付けが完了する。
フレーム10にサイドカバー40を組み付けるためには、フレーム10の切欠部14を塞ぐようにサイドカバー40の前方の側壁部41及び後方の側壁部41を切欠部14に挿入し、且つ、サイドカバー40の複数の係止突起43(図2参照)を、フレーム10における切欠部14の被係止部(図示省略)にそれぞれ係止させる。これにより、フレーム10へのサイドカバー40の組み付けが完了する。なお、サイドカバー40は、スタッドボルトS7に端子付き電線50が締結された後に、フレーム10に組み付けられる。
このようにして、フレーム10に、ロアカバー20、アッパカバー30、及びサイドカバー40を、それぞれ組み付けることで、電気接続箱1が完成される。なお、フレーム10へのロアカバー20の組み付け工程、フレーム10へのアッパカバー30の組み付け工程、及びフレーム10へのサイドカバー40の組み付け工程の順番の前後は問わない。
電気接続箱1の組付完了状態では、複数の係止片23と複数の被係止部12との係止により、ロアカバー20がフレーム10から下方へ分離することが防止される。更に、複数の係止片33と複数の被係止部13との係止により、アッパカバー30がフレーム10から上方へ分離することが防止される。更に、複数の係止突起43と切欠部14における複数の被係止部との係止により、サイドカバー40がフレーム10から右方へ分離することが防止される。
<端子付き電線50>
以下、端子付き電線50について説明する。図3及び図4に示すように、端子付き電線50は、略L字状の端子51と、端末に端子51が接続される電線52と、により構成される。端子付き電線50は、一端がスタッドボルトSと接続(締結)され、他端が外部機器と接続される。
図4に示すように、端子51は、上下方向に延びて、電線52と接続される電線接続部53と、電線接続部53の上端部から後方に延びて、スタッドボルトSに締結されるボルト接続部54と、が一体に構成される。ボルト接続部54には、上下方向に貫通し、スタッドボルトSが挿通される孔部55が設けられている。ボルト接続部54には、右端縁から左右方向略中央領域まで切り欠かれた空隙57が画成されている。
ボルト接続部54における左端部及び空隙57を画成する枠部分の左端部に、それぞれ、検知リブ56が一体に設けられている。換言すると、左方の検知リブ56はボルト接続部54における左端部に設けられ、右方の検知リブ56はボルト接続部54における空隙57を画成する縁部分の左端部に設けられる。これら一対の検知リブ56は、孔部55を左右方向に挟むようにして配置されている。
検知リブ56は、スタッドボルトSへの端子付き電線50の締結前における初期位置から、スタッドボルトSへの端子付き電線50の締結後における締結位置へと変位可能に構成される。具体的には、検知リブ56は、初期位置にて、左右方向と交差する方向に立ち上がるように(より具体的には、左方の検知リブ56は斜め左上に、右方の検知リブ56は斜め右上に)延び(図4及び図5参照)、締結位置にて、スタッドボルトSへのナット60の螺合によってナット60に押圧されて初期位置から下方に倒されて左右方向に沿って延びる(図6参照)、ように構成される。検知リブ56は、スタッドボルトSへの端子付き電線50の検知状態を検知する機能を有する。
図3及び図5~図6に示すように、電線52は、導体芯線58と、導体芯線58に外装される絶縁被覆59と、により構成される。導体芯線58は、単線であってもよいし、複数の導体が撚り合わされた撚り線であってもよい。
<ナット60>
以下、ナット60について説明する。図3及び図5~図6に示すように、ナット60は、本体部61と、本体部61の下端縁に配置されるフランジ部62と、が一体に構成される。フランジ部62は、本体部61の周方向の全域に亘って本体部61の径方向外側に張り出されている。ナット60は、公知のナットであって、本発明を実現できるものであれば、上記に限定されるものではない。
<端子付き電線50の締結構造>
以下、端子付き電線50の締結構造について説明する。図5及び図6に示すように、端子付き電線50の孔部55に電気接続箱1のスタッドボルトSを挿通させ、ボルト接続部54とバスバBを上下方向に隣接接触させる。
そして、スタッドボルトSへのナット60の螺合を開始する。スタッドボルトSへのナット60の螺合途中段階にて、ナット60のフランジ部62が端子付き電線50の検知リブ56に接触する(図5参照)。この状態で、スタッドボルトSへのナット60の螺合を続けると、検知リブ56はナット60(フランジ部62)に押圧されて左右方向に延在するように下方へと倒れ出す。更に、スタッドボルトSへのナット60の螺合を続けると、検知リブ56が左右方向に延在するように完全に倒れる(図6参照)。これにより、スタッドボルトSに端子付き電線50が締結される。
スタッドボルトSへの端子付き電線50の締結完了状態では、右方の検知リブ56は、空隙57内に配置されて、右方の検知リブの上面とボルト接続部54の上面とが略面一となる(図6参照)。同様に、左方の検知リブ56の上面もボルト接続部54の上面と略面一となる(図6参照)。このように、端子付き電線50がスタッドボルトSに十分に締結されると、検知リブ56がボルト接続部54に対して立ち上がっていない(即ち、倒れた)態様となる。つまり、検知リブ56の態様を視認することで、スタッドボルトSへの端子付き電線50の締結状態を確認できる。これにより、トルクレンチ等を用いることなく、視認によってスタッドボルトへの端子付き電線の締結状態を管理できる。
また、検知リブ56が、締結位置にてボルト接続部54に画成された空隙57に配置されることで、端子付き電線50の大型化、ひいては電気接続箱ユニット100の大型化を抑制できる。
<他の形態>
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、端子付き電線50がスタッドボルトSに十分に締結されていない状態でアッパカバー30がフレーム10に組み付けられた場合に、検知リブ56がアッパカバー30に干渉するように構成されてもよい。これにより、スタッドボルトSへの端子付き電線50の締結状態が不十分な状態で電気接続箱ユニット100が完成されることを抑止できる。
ここで、上述した本発明に係る電気接続箱ユニット、端子付き電線の締結構造、及び、端子付き電線の実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]~[5]に簡潔に纏めて列記する。
[1]
電子部品を内部に収容し、前記電子部品と電気的に接続されるスタッドボルト(S)を有する電気接続箱(1)と、
前記スタッドボルト(S)に締結されて、外部機器と前記電気接続箱(1)とを電気的に接続する端子付き電線(50)と、
前記端子付き電線(50)を前記スタッドボルト(S)に締結するように、前記スタッドボルト(S)に螺合されるナット(60)と、
を備えた電気接続箱ユニット(100)であって、
前記端子付き電線(50)は、
前記スタッドボルト(S)に締結且つ接続されるボルト接続部(54)を有し、
前記ボルト接続部(54)には、
前記スタッドボルト(S)への前記端子付き電線(50)の締結前における初期位置から、前記スタッドボルト(S)への前記端子付き電線(50)の締結後における締結位置へと変位可能な検知リブ(56)が設けられ、
前記検知リブ(56)は、
前記初期位置にて、前記ボルト接続部(54)の延在方向と交差する方向に立ち上がるように延び、前記締結位置にて、前記スタッドボルト(S)への前記ナット(60)の螺合によって前記ナット(60)に押圧されて前記初期位置から倒されて前記延在方向に沿って延びる、
電気接続箱ユニット(100)。
上記[1]の構成の電気接続箱ユニットによれば、端子付き電線のボルト接続部に検知リブが設けられ、検知リブは、スタッドボルトへの端子付き電線の締結前における初期位置から、締結後における締結位置へと変位可能に構成される。具体的には、初期位置にて、ボルト接続部の延在方向と交差する方向に立ち上がるように延び、締結位置にて、スタッドボルトへのナットの螺合によってナットに押圧されて初期位置から倒されて延在方向に沿って延びる、ように構成される。つまり、検知リブの態様(締結位置にあるか否か)を視認することで、スタッドボルトへの端子付き電線の締結状態を確認できる。これにより、トルクレンチ等を用いることなく、視認によってスタッドボルトへの端子付き電線の締結状態を管理できる。
[2]
上記[1]に記載の電気接続箱ユニット(100)において、
前記端子付き電線は(50)、
電線(52)と、前記電線(52)に接続される電線接続部(53)及び前記ボルト接続部(54)からなるL字状の端子(51)と、を有する、
電気接続箱ユニット(100)。
上記[2]の構成の電気接続箱ユニットによれば、電気接続箱と外部機器との接続に用いられるL字状端子においても、本発明を実現できる。
[3]
上記[1]又は上記[2]に記載の電気接続箱ユニット(100)において、
前記ボルト接続部(54)には、当該ボルト接続部(54)の一部が切り欠かれて空隙(57)が画成され、
前記検知リブ(56)は、前記締結位置にて前記空隙(57)に配置される、
電気接続箱ユニット(100)。
上記[3]の構成の電気接続箱ユニットによれば、検知リブが、締結位置にてボルト接続部に画成された空隙に配置されることで、端子付き電線の大型化、ひいては電気接続箱ユニットの大型化を抑制できる。
[4]
スタッドボルト(S)と、前記スタッドボルト(S)に締結される端子付き電線(50)と、前記スタッドボルト(S)に螺合されるナット(60)と、を備えた前記スタッドボルトへの端子付き電線の締結構造であって、
前記端子付き電線(50)は、
前記スタッドボルト(S)に締結且つ接続されるボルト接続部(54)を有し、
前記ボルト接続部(54)には、
前記スタッドボルト(S)への前記端子付き電線(50)の締結前における初期位置から、前記スタッドボルト(S)への前記端子付き電線(50)の締結後における締結位置へと変位可能な検知リブ(56)が設けられ、
前記検知リブ(56)は、
前記初期位置にて、前記ボルト接続部(54)の延在方向と交差する方向に立ち上がるように延び、前記締結位置にて、前記スタッドボルト(S)への前記ナット(60)の螺合によって前記ナット(60)に押圧されて前記初期位置から倒されて前記延在方向に沿って延びる、
端子付き電線の締結構造。
上記[4]の構成の端子付き電線の締結構造によれば、検知リブの態様(締結位置にあるか否か)を視認することで、トルクレンチ等を用いることなく、スタッドボルトへの端子付き電線の締結状態を管理できる。
[5]
スタッドボルト(S)に締結される端子付き電線(50)であって、
前記スタッドボルト(S)に締結且つ接続されるボルト接続部(54)を有し、
前記ボルト接続部(54)には、
前記スタッドボルト(S)への前記端子付き電線(50)の締結前における初期位置から、前記スタッドボルト(S)への前記端子付き電線(50)の締結後における締結位置へと変位可能な検知リブ(56)が設けられ、
前記検知リブ(56)は、
前記初期位置にて、前記ボルト接続部(54)の延在方向と交差する方向に立ち上がるように延び、前記締結位置にて、前記スタッドボルト(S)へのナット(60)の螺合によって前記ナット(60)に押圧されて前記初期位置から倒されて前記延在方向に沿って延びる、ように構成される、
端子付き電線(50)。
上記[5]の構成の端子付き電線によれば、検知リブの態様(締結位置にあるか否か)を視認することで、トルクレンチ等を用いることなく、スタッドボルトへの端子付き電線の締結状態を管理できる。
1 電気接続箱
10 フレーム
20 ロアカバー
30 アッパカバー
40 サイドカバー
50 端子付き電線
51 端子
52 電線
53 電線接続部
54 ボルト接続部
55 孔部
56 検知リブ
57 空隙
60 ナット
100 電気接続箱ユニット
B バスバ
S スタッドボルト

Claims (5)

  1. 電子部品を内部に収容し、前記電子部品と電気的に接続されるスタッドボルトを有する電気接続箱と、
    前記スタッドボルトに締結されて、外部機器と前記電気接続箱とを電気的に接続する端子付き電線と、
    前記端子付き電線を前記スタッドボルトに締結するように、前記スタッドボルトに螺合されるナットと、
    を備えた電気接続箱ユニットであって、
    前記端子付き電線は、
    前記スタッドボルトに締結且つ接続されるボルト接続部を有し、
    前記ボルト接続部には、
    前記スタッドボルトへの前記端子付き電線の締結前における初期位置から、前記スタッドボルトへの前記端子付き電線の締結後における締結位置へと変位可能な検知リブが設けられ、
    前記検知リブは、
    前記初期位置にて、前記ボルト接続部の延在方向と交差する方向に立ち上がるように延び、前記締結位置にて、前記スタッドボルトへの前記ナットの螺合によって前記ナットに押圧されて前記初期位置から倒されて前記延在方向に沿って延びる、
    電気接続箱ユニット。
  2. 請求項1に記載の電気接続箱ユニットにおいて、
    前記端子付き電線は、
    電線と、前記電線に接続される電線接続部及び前記ボルト接続部からなるL字状の端子と、を有する、
    電気接続箱ユニット。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の電気接続箱ユニットにおいて、
    前記ボルト接続部には、当該ボルト接続部の一部が切り欠かれて空隙が画成され、
    前記検知リブは、前記締結位置にて前記空隙に配置される、
    電気接続箱ユニット。
  4. スタッドボルトと、前記スタッドボルトに締結される端子付き電線と、前記スタッドボルトに螺合されるナットと、を備えた前記スタッドボルトへの端子付き電線の締結構造であって、
    前記端子付き電線は、
    前記スタッドボルトに締結且つ接続されるボルト接続部を有し、
    前記ボルト接続部には、
    前記スタッドボルトへの前記端子付き電線の締結前における初期位置から、前記スタッドボルトへの前記端子付き電線の締結後における締結位置へと変位可能な検知リブが設けられ、
    前記検知リブは、
    前記初期位置にて、前記ボルト接続部の延在方向と交差する方向に立ち上がるように延び、前記締結位置にて、前記スタッドボルトへの前記ナットの螺合によって前記ナットに押圧されて前記初期位置から倒されて前記延在方向に沿って延びる、
    端子付き電線の締結構造。
  5. スタッドボルトに締結される端子付き電線であって、
    前記スタッドボルトに締結且つ接続されるボルト接続部を有し、
    前記ボルト接続部には、
    前記スタッドボルトへの前記端子付き電線の締結前における初期位置から、前記スタッドボルトへの前記端子付き電線の締結後における締結位置へと変位可能な検知リブが設けられ、
    前記検知リブは、
    前記初期位置にて、前記ボルト接続部の延在方向と交差する方向に立ち上がるように延び、前記締結位置にて、前記スタッドボルトへのナットの螺合によって前記ナットに押圧されて前記初期位置から倒されて前記延在方向に沿って延びる、ように構成される、
    端子付き電線。
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